放射線法令講義-2016(1)

最 新 放 射 線 安 全 管 理 学 特 論 放 射 線 障 害 防 止 法 を 中 心 とした 法 令 秋 吉 優 史

危 険 なものは 法 令 により 取 扱 が 規 制 さ れている 毒 物 ( 砒 素 水 銀 シアン 化 水 素 など) 劇 物 ( 塩 酸 硫 酸 など) 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 危 険 物 ( 過 よう 素 酸 塩 類 亜 硝 酸 塩 類 など) 消 防 法 火 薬 類 火 薬 類 取 締 法 放 射 線 放 射 線 障 害 防 止 法 原 子 力 施 設 核 燃 料 物 質 核 原 料 物 質 及 び 原 子 炉 の 規 制 に 関 する 法 律 など 2

規 制 の 基 本 構 成 はどの 法 令 も 同 じ 〇 規 制 の 対 象 となる 危 険 なものの 明 確 化 〇 危 険 なものの 危 険 の 程 度 に 応 じた 規 制 所 持 使 用 運 搬 販 売 等 に 係 る 許 可 認 可 届 出 等 の 手 続 き 危 険 なものの 取 扱 に 係 る 管 理 義 務 事 故 があった 場 合 の 通 報 〇 規 制 に 違 反 した 場 合 の 罰 則 などにより 構 成 される 3

放 射 線 同 位 元 素 等 取 扱 事 業 所 数 の 推 移 昭 和 33 年 昭 和 40 年 昭 和 50 年 昭 和 60 年 平 成 5 年 平 成 10 年 平 成 15 年 平 成 20 年 平 成 23 年 平 成 26 年 51 事 業 所 1,353 事 業 所 3,484 事 業 所 4,749 事 業 所 5,121 事 業 所 5,238 事 業 所 4,764 事 業 所 5,684 事 業 所 6,751 事 業 所 7,751 事 業 所 原 子 力 規 制 委 員 会 ホームページ 掲 載 資 料 より 抜 粋 4

事 業 所 内 訳 平 成 26 年 7,751 事 業 所 使 用 事 業 所 7,285 ( 許 可 2,376, 届 出 4,909) 販 売 事 業 所 309 賃 貸 事 業 所 150 廃 棄 事 業 所 7 使 用 事 業 所 の 内 訳 医 療 機 関 1,019 研 究 機 関 459 教 育 機 関 537 民 間 企 業 4,172 その 他 1,098( 公 害 センター 保 健 所 水 道 局 等 ) RI 等 使 用 許 可 届 出 事 業 所 数 の 推 移 7000 6000 5000 その 他 4000 民 間 3000 研 究 2000 教 育 1000 医 療 0 出 典 : 日 本 アイソトープ 協 会 放 射 線 利 用 統 計 2010 原 子 力 規 制 委 員 会 ホームページ 掲 載 資 料 より 抜 粋 5

放 射 線 の 歴 史 1885 年 レントゲンによるX 線 の 発 見 (1901 年 第 一 回 ノーベル 物 理 学 賞 受 賞 ) 1896 年 ベクレルによるウランの 放 射 能 の 発 見 1898 年 キュリー 夫 妻 によるウラン 以 外 の 放 射 能 の 発 見 1898 年 ラザフォードによるα 線 β 線 の 発 見 1900 年 ヴィラールによるγ 線 の 発 見 1932 年 チャドウイックによる 中 性 子 の 発 見 6

原 子 力 開 発 利 用 の 開 始 と 法 整 備 1938 年 ( 昭 和 13 年 ) ハーンによるウランの 核 分 裂 現 象 発 見 1942 年 ( 昭 和 17 年 ) 米 原 爆 計 画 (マンハッタン 計 画 ) 世 界 最 初 の 核 分 裂 連 鎖 反 応 の 制 御 (シカゴ パイルⅠ) 1945 年 ( 昭 和 20 年 ) 世 界 最 初 の 原 爆 実 験 8 月 6 日 広 島 にウラン 型 原 爆 投 下 8 月 9 日 長 崎 にプルトニウム 型 原 爆 投 下 7

原 子 力 開 発 利 用 の 開 始 と 法 整 備 2 1953 年 ( 昭 和 28 年 ) 英 国 及 び 米 国 が 原 子 力 発 電 所 の 建 設 計 画 を 発 表 アイゼンハワー 米 大 統 領 が 国 連 総 会 で 原 子 力 平 和 利 用 の 提 案 (Atoms for Peace)の 演 説 1954 年 ( 昭 和 29 年 ) 2 億 3500 万 円 の 原 子 力 予 算 が 成 立 (S29 年 度 の 一 般 会 計 予 算 約 1 兆 円 H26 年 度 95.9 兆 円 ) 1955 年 ( 昭 和 30 年 ) 原 子 力 3 法 ( 原 子 力 基 本 法 原 子 力 委 員 会 設 置 法 総 理 府 設 置 法 )が 制 定 施 行 1957 年 ( 昭 和 32 年 ) 原 子 炉 等 規 制 法 及 び 放 射 線 障 害 防 止 法 が 制 定 施 行 1959 年 ( 昭 和 34 年 ) 大 阪 府 立 放 射 線 中 央 研 究 所 発 足 1963 年 ( 昭 和 38 年 ) 東 海 村 に 建 設 された 動 力 試 験 炉 であるJPDRが 初 発 電 1966 年 には 東 海 発 電 所 が 営 業 運 転 を 開 始 した 8

法 令 に 係 る 基 礎 知 識 実 際 に 法 令 を 読 むにあたっての 予 備 知 識 法 律 と 判 例 命 令 ( 行 政 立 法 ) 法 律 告 示 省 令 政 令 法 ( 個 別 法 ) 基 本 法 憲 法 判 例 慣 習 法 9

法 令 の 見 分 け 方 法 律 国 会 : ~~に 関 する 法 律 放 射 線 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 政 令 内 閣 : ~~に 関 する 法 律 施 行 令 放 射 線 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 施 行 令 省 令 各 省 庁 : ~~に 関 する 法 律 施 行 規 則 放 射 線 同 位 元 素 等 車 両 運 搬 規 則 告 示 各 省 庁 大 臣 等 : ~~を 定 める 告 示 ~~ 〇 〇 〇 を 定 める 件 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 等 を 定 める 件 通 達 大 臣 長 官 ( 院 長 ) 局 長 等 : ~~について ( 行 政 指 導 ) 10

法 令 は 不 変 ではない( 過 去 問 による 勉 強 は 注 意 が 必 要 ) 〇 規 制 主 管 省 庁 の 変 更 平 成 24 年 9 月 原 子 力 規 制 委 員 会 設 置 法 施 行 放 射 線 障 害 防 止 の 事 務 は 文 部 科 学 大 臣 から 原 子 力 規 制 委 員 会 へ 昭 和 32 年 総 理 府 科 学 技 術 庁 長 官 平 成 13 年 文 部 科 学 大 臣 平 成 24 年 原 子 力 規 制 委 員 会 〇 放 射 性 汚 染 物 の 確 認 制 度 平 成 24 年 4 月 施 行 放 射 性 汚 染 物 の 概 念 と 確 認 制 度 が 導 入 〇 過 去 には 国 際 原 子 力 機 関 (IAEA) 国 際 放 射 線 防 護 委 員 会 (ICRP) の 勧 告 等 を 踏 まえ 基 準 の 改 正 等 が 行 われている 11

法 令 用 語 及 び と 並 びに (and)( 連 結 ) 及 び は 一 番 小 さな 結 合 並 びに は 大 きな 結 合 A 及 びB A B 及 びC (A 及 びB) 並 びにC そのほかのものもともに 連 結 する 場 合 A B C 等 又 は と 若 しくは (or)( 選 択 肢 ) 又 は 一 番 大 きな 結 合 若 しくは は 小 さな 結 合 A 又 はB A B 又 はC http://adminn.fc2web.com/houmu/kisoyougo/kisoyougo.html 条 ( 漢 数 字 ) 本 則 を 構 成 する 基 本 単 位 ( 追 記 時 ) 条 の 二 三 項 (アラビア 数 字 ) 第 1 項 は 条 番 号 の 直 後 に 書 かれ 数 字 を 省 略 される 場 合 が 多 い 号 ( 漢 数 字 ) 列 記 する 場 合 に 用 いる さらに 細 かくはイロハ (1)(2)(3) (i)(ii)(iii) http://houseikyoku.sangiin.go.jp/column/column021.htm 例 : 則 第 二 十 四 条 第 1 項 一 号 ヌ ( 帳 簿 に 記 載 しなければならない 事 項 ) 工 場 又 は 事 業 所 の 外 における 放 射 性 同 位 元 素 等 の 運 搬 の 年 月 日 方 法 及 び 荷 受 人 又 は 荷 送 人 の 氏 名 又 は 名 称 並 びに 運 搬 に 従 事 する 者 の 氏 名 又 は 運 搬 の 委 託 先 の 氏 名 若 しくは 名 称 12

法 令 用 語 (その2) 例 : 則 第 二 十 四 条 第 1 項 一 号 ヌ ( 帳 簿 に 記 載 しなければならない 事 項 ) 工 場 又 は 事 業 所 の 外 における 放 射 性 同 位 元 素 等 の 運 搬 の 年 月 日 方 法 及 び 荷 受 人 又 は 荷 送 人 の 氏 名 又 は 名 称 並 びに 運 搬 に 従 事 する 者 の 氏 名 又 は 運 搬 の 委 託 先 の 氏 名 若 しくは 名 称 ( 工 場 ) 又 は ( 事 業 所 ) の 外 における 放 射 性 同 位 元 素 等 の 運 搬 の 1) 年 月 日 2) 方 法 3) [( 荷 受 人 ) 又 は ( 荷 送 人 )] の [( 氏 名 ) 又 は ( 名 称 )] 4) [ 運 搬 に 従 事 する 者 の 氏 名 ] 又 は [ 運 搬 の 委 託 先 の ( 氏 名 若 しくは 名 称 )] 13

放 射 線 障 害 防 止 法 体 系 14

原 子 力 発 電 所 や 核 燃 料 施 設 などの 場 合 〇 原 子 炉 主 任 技 術 者 核 燃 料 取 扱 主 任 者 試 験 〇 原 子 力 基 本 法 に 基 づく 個 別 法 として 核 燃 料 物 質 核 原 料 物 質 及 び 原 子 炉 の 規 制 に 関 する 法 律 ( 原 子 炉 等 規 制 法 ) 体 系 につき 勉 強 が 必 要 〇 規 則 レベルにおいて 施 設 等 ごとに 規 則 が 定 められている 原 子 炉 施 設 再 処 理 施 設 加 工 施 設 廃 棄 施 設 運 搬 など 〇 原 子 炉 主 任 技 術 者 試 験 は 筆 記 試 験 に 加 え 実 務 経 験 が 必 要 15

I. 原 子 力 基 本 法 ( 目 的 ) 第 1 条 この 法 律 は 原 子 力 の 研 究 関 発 及 び 利 用 を 推 進 することによって 将 来 におけるエネルギー 資 源 を 確 保 し 学 術 の 進 歩 と 産 業 の 振 興 とを 図 り もって 人 類 社 会 の 福 祉 と 国 民 生 活 の 水 準 向 上 とに 寄 与 することを 目 的 と する ( 基 本 方 針 ) 第 2 条 原 子 力 の 研 究 関 発 及 び 利 用 は 平 和 の 目 的 に 限 り 安 全 の 確 保 を 旨 として 民 主 的 な 運 営 の 下 に 自 主 的 にこれを 行 うものとし その 成 果 を 公 関 し 進 んで 国 際 協 力 に 資 するものとする ( 放 射 線 による 障 害 の 防 止 措 置 ) 第 20 条 放 射 線 による 障 害 を 防 止 し 公 共 の 安 全 を 確 保 するため 放 射 性 物 質 及 び 放 射 線 発 生 装 置 に 係 る 製 造 販 売 使 用 測 定 等 に 対 する 規 制 その 他 保 安 及 び 保 健 上 の 措 置 に 関 しては 別 に 法 律 で 定 める 16

原 子 力 基 本 法 放 射 線 等 に 係 る 各 種 法 令 核 原 料 物 質 核 燃 料 物 質 及 び 原 子 炉 の 規 制 に 関 する 法 律 原 子 力 規 制 委 員 会 放 射 性 同 位 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 原 子 力 規 制 委 員 会 放 射 線 対 策 保 障 措 置 課 放 射 線 規 制 室 労 働 基 準 法 労 働 安 全 衛 生 法 作 業 環 境 測 定 法 電 離 放 射 線 障 害 防 止 規 則 厚 生 労 働 省 令 法 律 ( 国 会 ) 政 令 ( 内 閣 ) 規 則 ( 省 ) 告 示 ( 省 ) 17

放 射 線 障 害 防 止 法 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 第 二 条 ) 第 二 章 使 用 の 許 可 及 び 届 出 販 売 及 び 賃 貸 の 業 の 届 出 並 びに 廃 棄 の 業 の 許 可 ( 第 三 条 第 十 二 条 ) 第 二 章 の 二 表 示 付 認 証 機 器 等 ( 第 十 二 条 の 二 第 十 二 条 の 七 ) 第 三 章 許 可 届 出 使 用 者 届 出 販 売 業 者 届 出 賃 貸 業 者 許 可 廃 棄 業 者 等 の 義 務 等 ( 第 十 二 条 の 八 第 三 十 三 条 の 二 ) 第 四 章 放 射 線 取 扱 主 任 者 ( 第 三 十 四 条 第 三 十 八 条 ) 第 五 章 登 録 認 証 機 関 等 ( 第 三 十 九 条 第 四 十 一 条 の 四 十 ) 第 六 章 雑 則 ( 第 四 十 二 条 第 五 十 条 ) 第 七 章 罰 則 ( 第 五 十 一 条 第 六 十 一 条 ) 第 八 章 外 国 船 舶 に 係 る 担 保 金 等 の 提 供 による 釈 放 等 ( 第 六 十 二 条 第 六 十 六 条 ) 附 則 18

放 射 線 の 定 義 原 子 力 基 本 法 第 三 条 五 放 射 線 とは 電 磁 波 又 は 粒 子 線 のうち 直 接 又 は 間 接 に 空 気 を 電 離 する 能 力 をもつもので 政 令 で 定 めるものをいう 放 射 線 障 害 防 止 法 第 二 条 この 法 律 において 放 射 線 とは 原 子 力 基 本 法 第 三 条 第 五 号 に 規 定 する 放 射 線 をいう 核 燃 料 物 質 核 原 料 物 質 原 子 炉 及 び 放 射 線 の 定 義 に 関 する 政 令 第 四 条 原 子 力 基 本 法 第 三 条 第 五 号 の 放 射 線 は 次 に 掲 げる 電 磁 波 又 は 粒 子 線 とする 一 二 三 四 アルフア 線 重 陽 子 線 陽 子 線 その 他 の 重 荷 電 粒 子 線 及 びベータ 線 中 性 子 線 ガンマ 線 及 び 特 性 エックス 線 ( 軌 道 電 子 捕 獲 に 伴 つて 発 生 する 特 性 エックス 線 に 限 る ) 一 メガ 電 子 ボルト 以 上 のエネルギーを 有 する 電 子 線 及 びエックス 線 19

電 子 線 及 びX 線 放 射 線 障 害 防 止 法 においては 1MeV 以 上 の 電 子 線 及 びX 線 を 放 射 線 としている 1MeV 未 満 の 電 子 線 及 びX 線 は 放 射 線 障 害 防 止 法 上 は 放 射 線 ではない ただし 〇 人 の 被 ばくに 関 係 する 事 柄 については 1MeV 未 満 の 電 子 線 及 びX 線 による 被 ばくも 含 めるとされている 電 離 則 20

放 射 性 同 位 元 素 等 に 含 まれる 物 放 射 線 障 害 防 止 法 第 二 条 2 この 法 律 において 放 射 性 同 位 元 素 とは りん 三 十 二 コバルト 六 十 等 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 及 びその 化 合 物 並 びにこれら の 含 有 物 ( 機 器 に 装 備 されているこれらのものを 含 む )で 政 令 で 定 めるものをいう 3 この 法 律 において 放 射 性 同 位 元 素 装 備 機 器 とは 硫 黄 計 その 他 の 放 射 性 同 位 元 素 を 装 備 している 機 器 をいう 4 この 法 律 において 放 射 線 発 生 装 置 とは サイクロトロン シンク ロトロン 等 荷 電 粒 子 を 加 速 することにより 放 射 線 を 発 生 させる 装 置 で 政 令 で 定 めるものをいう 21

放 射 性 同 位 元 素 の 定 義 放 射 線 障 害 防 止 法 第 二 条 2 この 法 律 において 放 射 性 同 位 元 素 とは りん 三 十 二 コバルト 六 十 等 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 及 びその 化 合 物 並 びにこれら の 含 有 物 ( 機 器 に 装 備 されているこれらのものを 含 む )で 政 令 で 定 めるものをいう 放 射 性 同 位 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 施 行 令 第 一 条 ( 前 略 ) 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 及 び 濃 度 がその 種 類 ごとに 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 数 量 ( 以 下 下 限 数 量 という ) 及 び 濃 度 を 超 えるものとする ただし 次 に 掲 げるものを 除 く 核 燃 料 医 薬 品 ( 治 験 中 の 物 も 含 む) PET 等 治 療 診 断 用 薬 物 医 療 機 器 に 装 備 される 物 これらは 違 う 法 律 で 規 制 されている 22

下 限 数 量 下 限 濃 度 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 等 を 定 める 件 第 一 条 密 封 線 源 一 個 あたりの 濃 度 と 数 量 について 判 定 ( 下 限 数 量 以 下 の 密 封 線 源 がいくつあっても 構 わない) 非 密 封 線 源 複 数 の 核 種 がある 場 合 それぞれの 核 種 の 数 量 の 下 限 数 量 に 対 する 割 合 の 和 が1を 超 えるかどうかで 判 定 例 : Sr-90 6kBq ( 下 限 数 量 10kBq) Co-60 70kBq ( 下 限 数 量 100kBq) それぞれ 単 独 では 下 限 数 量 以 下 となるが 共 存 している 場 合 6k / 10k + 70k/100k = 0.6 + 0.7 = 1.3 となり 下 限 数 量 以 上 と 見 なされる( 濃 度 についても 同 様 ) 積 算 する 範 囲 事 業 所 毎 23

例 題 問 次 の 文 章 中 放 射 線 障 害 防 止 法 及 びその 関 係 法 令 に 照 らして 正 しいものには 〇 印 を 誤 っているものには 印 をつけ 誤 っている 場 合 にはその 理 由 を 簡 単 にしるせ この 法 律 でいう 放 射 線 とは 電 磁 波 及 び 粒 子 線 のうち 直 接 に 空 気 を 電 離 する 能 力 をもつもので 政 令 で 定 めるものをいう 直 接 に ではなく 直 接 又 は 間 接 に 24

例 題 問 次 の 文 章 中 放 射 線 障 害 防 止 法 及 びその 関 係 法 令 に 照 らして 正 しいものには 〇 印 を 誤 っているものには 印 をつけ 誤 っている 場 合 にはその 理 由 を 簡 単 にしるせ 1MeV 未 満 のエネルギーを 有 する 中 性 子 線 は この 法 律 の 規 制 を 受 けない 中 性 子 線 はエネルギーの 大 小 にかかわらず 規 制 の 対 象 となる 電 子 線 X 線 については 1MeVのエネルギーを 有 するものが 対 象 25

放 射 性 同 位 元 素 装 備 機 器 表 示 付 認 証 機 器 放 射 性 同 位 元 素 装 備 機 器 のうち 安 全 性 の 高 い 機 器 として 認 証 を 受 けたものは 簡 便 な 届 出 で 使 用 可 ガスクロマトグラフ 用 エレクトロンキ ャプチャディテクタ(ECD) 校 正 用 密 封 線 源 等 表 示 付 特 定 認 証 機 器 さらにより 安 全 性 の 高 い 機 器 として 認 証 を 受 けた ものは その 使 用 に 際 し 届 出 を 要 さない 煙 感 知 器 レーダー 受 信 部 切 替 放 電 管 など 法 12の2 令 11,12 条 則 14の2,3 年 間 1mSv 以 下 10cmで1μSv/h 以 下 ( 特 定 ) などの 基 準 26

放 射 線 発 生 装 置 令 2 条 (1) サイクロトロン (2) シンクロトロン (3) シンクロサイクロトロン (4) 直 線 加 速 装 置 (5) ベータトロン (6) ファン デ グラーフ 型 加 速 装 置 (7) コッククロフト ワルトン 型 加 速 装 置 (8) その 他 荷 電 粒 子 を 加 速 することにより 放 射 線 を 発 生 させる 装 置 で 放 射 線 障 害 の 防 止 のため 必 要 と 認 めて 原 子 力 規 制 委 員 会 が 指 定 するもの 昭 和 三 十 九 年 科 学 技 術 庁 告 示 第 四 号 1 変 圧 器 型 加 速 装 置 2 マイクロトロン 3 プラズマ 発 生 装 置 ( 重 水 素 とトリチウ ムとの 核 反 応 における 臨 界 プラズマ 条 件 を 達 成 する 能 力 を 持 つ 装 置 であって 専 ら 重 水 素 と 重 水 素 との 核 反 応 を 行 うものに 限 る JT60ぐらいしか 該 当 しない) 令 二 条 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 等 を 定 める 件 第 二 条 ただし 表 面 から10cmで600nSv/h 以 下 である 物 を 除 く 27

管 理 区 域 放 射 線 業 務 従 事 者 など 則 第 一 条 この 省 令 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 当 該 各 号 に 定 めるところによる 一 管 理 区 域 外 部 放 射 線 に 係 る 線 量 が 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 線 量 を 超 え 空 気 中 の 放 射 性 同 位 元 素 の 濃 度 が 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 濃 度 を 超 え 又 は 放 射 性 同 位 元 素 によつて 汚 染 される 物 の 表 面 の 放 射 性 同 位 元 素 の 密 度 が 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 密 度 を 超 えるおそれのある 場 所 二 作 業 室 密 封 されていない 放 射 性 同 位 元 素 の 使 用 若 しくは 詰 替 えをし 又 は 放 射 性 同 位 元 素 若 しくは 放 射 線 発 生 装 置 から 発 生 した 放 射 線 により 生 じた 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 によつて 汚 染 された 物 ( 以 下 放 射 性 汚 染 物 という )で 密 封 されていな いものの 詰 替 えをする 室 三 廃 棄 作 業 室 放 射 性 同 位 元 素 又 は 放 射 性 汚 染 物 ( 以 下 放 射 性 同 位 元 素 等 という )を 焼 却 した 後 その 残 渣 を 焼 却 炉 から 搬 出 し 又 はコンクリートその 他 の 固 型 化 材 料 により 固 型 化 ( 固 型 化 するための 処 理 を 含 む 以 下 同 じ )する 作 業 を 行 う 室 四 五 汚 染 検 査 室 人 体 又 は 作 業 衣 履 物 保 護 具 等 人 体 に 着 用 している 物 の 表 面 の 放 射 性 同 位 元 素 による 汚 染 の 検 査 を 行 う 室 排 気 設 備 排 気 浄 化 装 置 排 風 機 排 気 管 排 気 口 等 気 体 状 の 放 射 性 同 位 元 素 等 を 浄 化 し 又 は 排 気 する 設 備 六 排 水 設 備 排 液 処 理 装 置 ( 濃 縮 機 分 離 機 イオン 交 換 装 置 等 の 機 械 又 は 装 置 をいう ) 排 水 浄 化 槽 ( 貯 留 槽 希 釈 槽 沈 殿 槽 ろ 過 槽 等 の 構 築 物 をいう ) 排 水 管 排 水 口 等 液 体 状 の 放 射 性 同 位 元 素 等 を 浄 化 し 又 は 排 水 する 設 備 七 固 型 化 処 理 設 備 粉 砕 装 置 圧 縮 装 置 混 合 装 置 詰 込 装 置 等 放 射 性 同 位 元 素 等 をコンクリートその 他 の 固 型 化 材 料 によ り 固 型 化 する 設 備 八 放 射 線 業 務 従 事 者 放 射 性 同 位 元 素 等 又 は 放 射 線 発 生 装 置 の 取 扱 い 管 理 又 はこれに 付 随 する 業 務 ( 以 下 取 扱 等 業 務 という )に 従 事 する 者 であつて 管 理 区 域 に 立 ち 入 るもの 九 十 十 一 限 度 放 射 線 施 設 使 用 施 設 廃 棄 物 詰 替 施 設 貯 蔵 施 設 廃 棄 物 貯 蔵 施 設 又 は 廃 棄 施 設 実 効 線 量 限 度 放 射 線 業 務 従 事 者 の 実 効 線 量 について 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 一 定 期 間 内 における 線 量 限 度 等 価 線 量 限 度 放 射 線 業 務 従 事 者 の 各 組 織 の 等 価 線 量 について 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 一 定 期 間 内 における 線 量 十 二 空 気 中 濃 度 限 度 放 射 線 施 設 内 の 人 が 常 時 立 ち 入 る 場 所 において 人 が 呼 吸 する 空 気 中 の 放 射 性 同 位 元 素 の 濃 度 につ いて 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 濃 度 限 度 十 三 表 面 密 度 限 度 放 射 線 施 設 内 の 人 が 常 時 立 ち 入 る 場 所 において 人 が 触 れる 物 の 表 面 の 放 射 性 同 位 元 素 の 密 度 につい て 原 子 力 規 制 委 員 会 が 定 める 密 度 限 度 28

放 射 線 業 務 従 事 者 放 射 性 同 位 元 素 等 又 は 放 射 線 発 生 装 置 の 取 扱 い 管 理 又 はそれに 付 随 する 業 務 ( 取 扱 等 業 務 )に 従 事 する 者 であって 管 理 区 域 に 立 入 る 者 健 康 診 断 及 び 教 育 訓 練 を 受 けた 後 に 放 射 線 業 務 従 事 者 として 登 録 を 行 い 1 年 を 超 えない 期 間 ごとに 再 教 育 訓 練 健 康 診 断 を 受 ける 必 要 がある また 各 個 人 に 対 して 被 曝 線 量 の 測 定 を 行 う 必 要 がある 見 学 掃 除 機 器 の 修 理 等 のため 取 扱 等 業 務 を 行 わずに 一 時 的 に 立 入 る 者 は 一 時 的 立 入 者 として 区 別 される 逆 に 放 射 性 物 質 の 帳 簿 上 の 管 理 を 行 うなど 取 扱 等 業 務 を 行 っていても 管 理 区 域 に 立 ち 入 らない 事 務 員 などは 放 射 線 業 務 従 事 者 ではない 29

管 理 区 域 とは 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 等 を 定 める 件 第 四 条 (1) 外 部 線 量 1.3 msv/3 月 以 上 (2) 空 気 中 のRIの3 月 間 平 均 濃 度 が 空 気 中 濃 度 限 度 の10 分 の1 以 上 (3) RIの 表 面 密 度 が 表 面 密 度 限 度 の10 分 の1 を 超 えるおそれのある 場 所 (1) (2)が 複 合 する 場 合 は それぞれの 割 合 の 和 が1を 超 えるおそれの ある 場 所 30

放 射 線 施 設 使 用 施 設 : 許 可 使 用 者 が 放 射 性 同 位 元 素 又 は 放 射 線 発 生 装 置 を 使 用 す る 施 設 作 業 室 ( 非 密 封 RIの 取 扱 ) 汚 染 検 査 室 放 射 化 物 保 管 設 備 を 含 む 主 要 構 造 部 について 耐 火 構 造 又 は 不 燃 材 料 で 造 ること 廃 棄 物 詰 替 施 設 : 許 可 廃 棄 業 者 がRI 及 びRI 汚 染 物 の 詰 め 替 えをする 施 設 で 使 用 施 設 と 同 等 の 基 準 貯 蔵 施 設 : 許 可 届 出 使 用 者 が 放 射 性 同 位 元 素 を 貯 蔵 する 施 設 耐 火 構 造 の 貯 蔵 室 又 は 耐 火 性 の 貯 蔵 箱 で 鍵 等 を 設 ける 廃 棄 物 貯 蔵 施 設 : 許 可 廃 棄 業 者 が 放 射 性 同 位 元 素 等 ( 放 射 性 同 位 元 素 + 放 射 性 汚 染 物 )を 貯 蔵 する 施 設 で 貯 蔵 施 設 同 等 の 基 準 廃 棄 施 設 : 許 可 使 用 者 及 び 許 可 廃 棄 業 者 が 放 射 性 同 位 元 素 等 を 廃 棄 す る 施 設 使 用 施 設 と 同 等 の 基 準 排 気 設 備 排 水 設 備 焼 却 炉 固 形 化 処 理 設 備 廃 棄 作 業 室 保 管 廃 棄 設 備 廃 棄 物 埋 設 地 などが 含 まれる 31

放 射 線 管 理 区 域 標 識 32

線 量 限 度 など 33

表 面 密 度 限 度 人 が 常 時 立 入 る 場 所 における 人 がふれる 物 の 表 面 のRIの 密 度 人 が 常 時 立 ち 入 らない 場 所 はこの 限 りではない (フードやグローブボックス 内 など) α 線 を 放 出 するRI: 4 Bq/cm 2 α 線 を 放 出 しないRI: 40 Bq/cm 2 空 気 中 濃 度 限 度 人 が 常 時 立 入 る 場 所 [ 第 四 欄 ] 排 気 中 ( 排 気 口 ) 若 しくは 空 気 中 ( 加 速 器 照 射 室 ) [ 第 五 欄 ] 又 は 排 液 中 ( 排 水 口 ) 若 しくは 排 水 中 ( 排 水 監 視 設 備 ) [ 第 六 欄 ] の 濃 度 限 度 ( 3 月 間 の 平 均 濃 度 限 度 ) 複 数 核 種 有 る 場 合 はそれぞれの 割 合 の 和 放 射 線 を 放 出 する 同 位 元 素 の 数 量 等 を 定 める 件 34

許 可 施 設 と 届 出 施 設 使 用 者 放 射 性 同 位 元 素 であつてその 種 類 若 しくは 密 封 の 有 無 に 応 じて 政 令 で 定 める 数 量 を 超 えるもの 又 は 放 射 線 発 生 装 置 の 使 用 をしようとする 者 は 原 子 力 規 制 委 員 会 の 許 可 を 受 けなければならない 下 限 数 量 を 超 えて 1000 倍 以 下 の 密 封 線 源 届 出 使 用 者 下 限 数 量 の1000 倍 を 超 える 密 封 線 源 下 限 数 量 を 超 える 非 密 封 線 源 放 射 線 発 生 装 置 許 可 ( 承 認 ) 使 用 者 何 個 有 っても 構 わない 表 示 付 認 証 機 器 は 除 く 35

特 定 許 可 使 用 者 1 1 個 が 10T Bq 以 上 の 密 封 RI 2 非 密 封 RI の 貯 蔵 能 力 が 下 限 数 量 の10 万 倍 以 上 3 放 射 線 発 生 装 置 を 使 用 に 該 当 する 許 可 使 用 者 は 特 定 許 可 使 用 者 と 呼 ばれ 施 設 検 査 ( 許 可 申 請 時 ) 定 期 検 査 定 期 確 認 (1 3 5 年 に1 回 2 3 年 に1 回 ) の 対 象 となる 36

RIの 規 制 ( 密 封 線 源 ) 37

販 売 賃 貸 及 び 廃 棄 の 業 販 売 賃 貸 届 出 廃 棄 許 可 法 第 四 条 の 二 放 射 性 同 位 元 素 又 は 放 射 性 汚 染 物 を 業 として 廃 棄 しようとする 者 は 政 令 で 定 め るところにより 原 子 力 規 制 委 員 会 の 許 可 を 受 け なければならない 38

施 設 基 準 使 用 施 設 の 基 準 ( 則 第 十 四 条 の 七 ) (1) 地 崩 れ 及 び 浸 水 のおそれの 少 ない 場 所 (2) 耐 火 構 造 又 は 不 燃 材 料 造 り (3) 遮 蔽 壁 等 を 設 けること 線 量 限 度 : 1 放 射 線 業 務 従 事 者 : 1 msv/ 週 2 事 業 所 境 界 事 業 所 内 の 人 が 居 住 する 区 域 : 250 msv/3 月 3 病 院 又 は 診 療 所 の 病 室 : 1.3 msv/3 月 (4) 作 業 室 : 壁 床 の 構 造 仕 上 げ 材 染 みこんだりしない 材 質 (5) 汚 染 検 査 室 を 設 けること( 非 密 封 使 用 施 設 ) (6) 自 動 表 示 装 置 : 密 封 線 源 又 は 放 射 線 発 生 装 置 を 使 用 する 室 (7) インターロック: 密 封 線 源 又 は 放 射 線 発 生 装 置 を 使 用 する 室 の 出 入 口 (8) 管 理 区 域 のさく 等 (9) 標 識 廃 棄 物 詰 め 替 え 施 設 の 基 準 使 用 施 設 と 同 様 39

貯 蔵 施 設 の 基 準 ( 則 第 十 四 条 の 九 ) (1) 地 崩 れ 及 び 浸 水 のおそれの 少 ない 場 所 (2) 耐 火 構 造 (3) 遮 蔽 壁 等 (4) 貯 蔵 施 設 に 備 える 容 器 の 基 準 (5) 閉 鎖 のための 設 備 器 具 : 室 の 扉 ふた 等 には 鍵 その 他 (6) 管 理 区 域 のさく 等 (7) 標 識 廃 棄 物 貯 蔵 施 設 貯 蔵 施 設 と 同 様 廃 棄 施 設 の 基 準 ( 則 第 十 四 条 の 十 一 ) 使 用 施 設 の 場 合 と 同 様 排 気 設 備 排 水 設 備 焼 却 炉 固 形 化 処 理 設 備 廃 棄 作 業 室 保 管 廃 棄 設 備 廃 棄 物 埋 設 地 40

使 用 の 基 準 則 第 十 五 条 十 一 使 用 施 設 又 は 管 理 区 域 の 目 につきやすい 場 所 に 放 射 線 障 害 の 防 止 に 必 要 な 注 意 事 項 を 掲 示 すること 十 二 管 理 区 域 には 人 がみだりに 立 ち 入 らないような 措 置 を 講 じ 放 射 線 業 務 従 事 者 以 外 の 者 が 立 ち 入 るときは 放 射 線 業 務 従 事 者 の 指 示 に 従 わせること 十 三 届 出 使 用 者 が 放 射 性 同 位 元 素 の 使 用 をする 場 合 及 び 許 可 使 用 者 が 法 第 十 条 第 六 項 の 規 定 により 使 用 の 場 所 の 変 更 について 原 子 力 規 制 委 員 会 に 届 け 出 て 放 射 性 同 位 元 素 又 は 放 射 線 発 生 装 置 の 使 用 をす る 場 合 における 管 理 区 域 には 別 表 に 定 めるところにより 標 識 を 付 ける こと 十 四 密 封 された 放 射 性 同 位 元 素 を 移 動 させて 使 用 をする 場 合 には 使 用 後 直 ちに その 放 射 性 同 位 元 素 について 紛 失 漏 えい 等 異 常 の 有 無 を 放 射 線 測 定 器 により 点 検 し 異 常 が 判 明 したときは 探 査 その 他 放 射 線 障 害 を 防 止 するために 必 要 な 措 置 を 講 ずること 41

技 術 上 の 基 準 への 適 合 義 務 ( 使 用 施 設 等 の 基 準 適 合 義 務 ) 第 十 三 条 許 可 使 用 者 は その 使 用 施 設 貯 蔵 施 設 及 び 廃 棄 施 設 の 位 置 構 造 及 び 設 備 を 技 術 上 の 基 準 に 適 合 するように 維 持 しなければならな い 原 子 力 規 制 委 員 会 は 基 準 に 適 合 していないと 認 めるときは 施 設 の 移 転 修 理 又 は 改 造 を 命 ず ることができる ( 法 14 条 ) 42