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1. 保 険 業 の 定 義 から 除 かれるもの 関 係 都 道 府 県 県 単 位 のPTA 連 合 会 が 設 立 した 互 助 会 による 共 済 についても 適 用 除 外 とすべき 各 団 体 が 構 成 員 のために 運 営 する 自 主 的 な 共 済 制 度 を 適 用 除 外 とすること 構 成 員 が 真 に 限 定 されているものについては 特 定 の 者 を 相 手 方 とする 共 済 として 従 来 どおり その 運 営 を 専 ら 構 成 員 の 自 治 に 委 ねることで 足 り 同 会 が その 構 成 員 を 相 手 方 とする 共 済 については 規 制 の 対 象 外 とすべき 検 討 の 結 果 保 険 業 の 定 義 から 除 外 することは 困 難 と 考 えます 民 間 の 保 険 会 社 に 相 手 もされず 自 分 達 ではどうすることもできない 知 的 障 害 者 の 入 院 互 助 会 を 本 法 律 で 規 制 することは 知 的 障 害 者 の 自 立 の 手 段 を 社 会 的 弱 者 の 自 立 支 援 を 促 すとうたった 政 府 自 らが 潰 してしまうことになり はしないかと 危 惧 している 保 険 業 法 施 行 令 第 1 条 の3に 知 的 障 害 者 の 入 院 互 助 会 を 加 えてほしい 内 外 の 財 界 からの 要 望 で 構 成 員 の 自 治 により 運 営 してきた 団 体 の 共 済 制 度 を 保 険 業 にすることは 認 められない 外 圧 に 屈 せず 正 しい 判 断 をしてほ しい 保 険 業 法 はその 特 質 から 著 しく 公 共 性 公 益 性 を 要 請 されるものであり 保 険 業 法 の 適 用 除 外 については 限 定 的 に 行 われるべきである この 施 行 令 施 行 規 則 改 正 案 は まじめにやっている 共 済 制 度 と ニセ 共 済 制 度 を 区 別 せずに 規 制 されることになるのではないか 保 険 契 約 者 等 の 保 護 等 の 観 点 からは およそ 保 険 の 引 受 けを 行 う 事 業 につい ては 保 険 業 法 の 規 定 に 則 った 適 切 な 運 営 をしていただくことが 望 ましい と 考 えます 現 在 健 全 財 政 で 続 いている 共 済 は 加 入 者 の 保 護 のため 保 険 業 法 の 適 用 除 外 とすべき 1

金 銭 給 付 ではなく 現 物 給 付 であって 公 共 性 の 高 い 地 縁 的 な 共 済 制 度 につい ては 適 用 除 外 とすべき 保 険 業 法 施 行 令 第 1 条 の3では 保 険 者 と 相 手 方 の 属 性 に 基 づいて 保 険 業 の 定 義 から 除 かれるものを 定 めているが 保 険 者 に 相 当 する 者 が 役 務 ないし 物 の 提 供 のみを 行 い 金 銭 給 付 を 行 わない 類 型 の 契 約 を 引 き 受 ける 事 業 について も 保 険 業 にあたるのか それとも 金 銭 給 付 が 行 われない 類 型 の 契 約 に ついては 保 険 金 の 支 払 が 生 じないことになるため そもそも 保 険 契 約 に あたらず その 引 受 けを 行 う 事 業 についても 保 険 業 にあたらないという 理 解 でよいのか 商 品 の 製 造 販 売 に 付 随 する 補 償 サービスについて 保 険 業 法 の 定 義 から 除 かれるもの として 規 定 はないが この 種 のサービスはそもそも 保 険 に 該 当 しないものとして 引 き 続 き 規 制 の 対 象 とならないと 考 えてよいか 施 行 令 案 第 1 条 の3( 保 険 業 の 定 義 から 除 かれるもの) 第 三 号 は いわゆる 宗 派 と 呼 ばれる 宗 教 法 人 法 上 の 包 括 関 係 にある 宗 教 法 人 や 当 該 宗 教 法 人 に 雇 用 されている 住 職 等 により 構 成 される 団 体 が 当 該 宗 教 法 人 や 住 職 等 を 相 手 方 とするもの すなわち 企 業 内 共 済 に 準 じているもののみを 指 すのであ り 宗 教 法 人 が 広 く 信 者 等 を 相 手 方 として 行 うものは 含 まれないと 考 えてよ いか 本 宗 の 寺 院 には 寺 院 教 会 結 社 のお 寺 の 区 分 があり この 内 所 轄 庁 より 宗 教 法 人 として 認 証 を 受 けているお 寺 は 寺 院 および 教 会 の 名 称 が 付 けられ ているお 寺 のみである お 寺 が 地 域 に 根 付 くにはそれ 相 応 の 期 間 と 布 教 実 績 の 積 み 重 ねが 必 要 であり その 期 間 の 布 教 活 動 を 行 うためにも 本 宗 ( 包 括 法 人 )の 所 属 団 体 である 必 要 が 伴 う そのお 寺 を 結 社 その 責 任 者 を 教 導 というが それらは 包 括 被 包 括 関 係 を 結 んでいる 被 包 括 宗 教 法 人 と 同 様 の 宗 教 法 人 ではないが 構 成 員 として 保 険 業 法 の 適 用 除 外 となると 考 えてよ いか 保 険 にいう 損 害 の 填 補 はその 給 付 が 金 銭 によってなされるものに 限 られ るものではありません なお いわゆる 地 縁 的 な 共 済 のうち 保 険 業 の 定 義 から 除 外 されるもの は 新 保 険 業 法 2 条 1 項 2 号 ヘに 該 当 するものです 個 々のケースにより 判 断 されるものと 考 えますが 一 般 的 には 製 造 者 販 売 者 が その 物 の 製 造 販 売 に 付 随 して 顧 客 に 商 品 故 障 時 の 修 理 を 行 う 等 のサービスについては 保 険 には 該 当 しないものと 考 えます 施 行 令 案 1 条 の3 第 3 号 の 規 定 は 条 文 上 あくまでも1 宗 教 法 人 法 上 の 一 の 包 括 宗 教 法 人 2 当 該 包 括 宗 教 法 人 に 包 括 される 宗 教 法 人 3 1 又 は2の 役 員 使 用 人 とされており したがって お 尋 ねのケースに ついては 1 2 又 は3に 該 当 する 場 合 にのみ 適 用 除 外 となると 考 えられま す 施 行 令 第 1 条 の3 第 1 項 第 3 号 に 関 して その 文 言 からは 包 括 宗 教 法 人 もし くは 宗 教 法 人 がその 信 者 檀 家 などを 対 象 として 行 う 事 業 も 保 険 業 の 定 義 か ら 除 かれると 読 めそうであるが そうであれば その 旨 明 確 に 規 定 すべきで はないか 施 行 令 案 において 宗 教 法 人 を 保 険 業 法 の 適 用 除 外 としたことについての 背 景 理 由 は 何 か また 役 員 若 しくは 使 用 人 が 構 成 する 団 体 がその 構 成 員 又 はその 親 族 を 相 手 方 として という 表 現 からは 一 般 の 構 成 員 ( 例 えば 仏 教 でいう 信 徒 神 道 でいう 氏 子 学 会 の 学 会 員 )が 含 まれないとの 解 釈 は 無 理 があるのではないか 構 成 員 の 定 義 を 限 定 的 にすべきである 施 行 令 案 1 条 の3 第 3 号 の 規 定 中 の 構 成 員 は 条 文 上 あくまでも 1 宗 教 法 人 法 上 の 一 の 包 括 宗 教 法 人 2 当 該 包 括 宗 教 法 人 に 包 括 される 宗 教 法 人 3 1 又 は2の 役 員 使 用 人 とされており( 1 2 又 は3 が 構 成 する 団 体 の 構 成 員 であるから 当 該 構 成 員 は 1 2 又 は 3である ) いわゆる 信 者 檀 家 等 を 相 手 方 とするものは 本 号 には 含 まれ ません 2

団 体 の 構 成 員 の 死 亡 入 院 出 産 結 婚 等 に 際 し 互 いの 弔 意 や 祝 意 を 表 す 目 的 で 常 識 の 範 囲 内 で 低 額 の 金 員 を 支 払 うために その 財 源 となる 金 銭 を 会 費 等 に 含 め 徴 収 している 場 合 があるが これは 保 険 業 法 第 2 条 でいう 保 険 に 該 当 しないと 考 えて 差 し 支 えないか また 上 記 以 外 の 場 合 で も 弔 意 や 祝 意 を 表 す 目 的 で 常 識 の 範 囲 内 で 低 額 の 金 員 を 支 払 う 場 合 も 保 険 に 該 当 しないと 考 えて 差 し 支 えないか 当 該 会 社 の 連 結 子 会 社 等 で 構 成 された 企 業 内 共 済 会 において 連 結 子 会 社 等 の 企 業 の 一 部 が 経 営 改 革 などの 影 響 により 連 結 財 務 諸 表 規 則 で 規 定 されている 連 結 子 会 社 や 持 分 法 が 適 用 される 非 連 結 子 会 社 および 関 連 会 社 の 要 件 を 満 たさなくなった 場 合 には その 時 点 で 当 該 共 済 は 保 険 業 法 の 適 用 を 受 けることになるのか 個 々のケースにより 判 断 されることとなりますが 一 般 論 としていえば 慶 弔 見 舞 金 の 給 付 については その 給 付 を 行 うことが 社 会 慣 行 として 広 く 一 般 に 求 認 められているもので 金 額 としても 社 会 通 念 上 妥 当 な 範 囲 内 のもので あれば 保 険 には 当 たらないものと 考 えられます 政 令 案 第 1 条 の3 第 2 号 の 連 結 子 会 社 等 には 連 結 子 会 社 等 であった 会 社 を 含 む とされており 連 結 子 会 社 等 でなくなった 時 点 ですぐに 保 険 業 法 の 適 用 を 受 けるということにはならない ただし いわゆる 連 結 決 算 グ ループ 内 共 済 を 適 用 除 外 としている 趣 旨 にかんがみれば 連 結 子 会 社 等 でなくなった 者 については 当 該 連 結 決 算 グループ 内 共 済 の 対 象 からは 順 次 外 されていくことが 望 ましいと 思 料 します 会 員 の 福 利 厚 生 の 一 部 として 行 っている 共 済 事 業 のうち 一 部 が 保 険 に 該 当 す る 場 合 他 の 保 険 に 該 当 しない 給 付 金 についてもすべて 保 険 業 法 の 適 用 を 受 けるのか 一 部 でも 保 険 の 引 受 けを 行 っていれば 保 険 会 社 又 は 少 額 短 期 保 険 業 者 になる 必 要 がありますが その 場 合 は 他 に 行 っている 事 業 についても 業 務 の 健 全 かつ 適 切 な 運 営 を 確 保 する 観 点 から 制 限 されることとなります 施 行 令 案 第 1 条 の3( 保 険 業 の 定 義 から 除 かれるもの)のいずれかには 該 当 しないが 本 条 の 複 数 の 号 を 合 わせたもの( 又 は 法 第 二 条 第 一 項 第 二 号 のい ずれか 又 は 複 数 と 本 条 のいずれか 又 は 複 数 の 号 を 合 わせたもの)に 該 当 する ものは 本 条 に 該 当 すると 考 えてよいか 具 体 的 には 以 下 のとおり 1 一 の 事 業 者 がその 使 用 人 を 相 手 方 として 行 うものは 法 第 二 条 第 一 項 第 二 号 ロに 該 当 すると 解 される 一 方 2 一 の 学 校 がその 児 童 を 相 手 方 として 行 うものは 本 条 第 6 号 に 該 当 するも のと 考 えられる また ここで 一 の 私 立 学 校 がその 使 用 人 及 び 児 童 を 相 手 方 として 行 なう もの の 取 扱 いが 問 題 となるが これは12を 併 せ 解 し 保 険 業 の 定 義 には 該 当 しないと 解 すると 考 えてよいか 施 行 令 案 第 1 条 の3( 保 険 業 の 定 義 から 除 外 されるもの)のいずれかには 該 当 しないが 本 条 の 複 数 の 号 を 合 わせたもの( 又 は 法 第 二 条 第 一 項 第 二 号 のいずれか 又 は 複 数 と 本 条 のいずれか 又 は 複 数 の 号 を 合 わせたもの)に 該 当 するもの は 施 行 令 案 第 1 条 の3 各 号 に 掲 げたものには 該 当 せず 保 険 業 の 定 義 から 除 外 されるものとはならない したがって 一 の 私 立 学 校 がそ の 使 用 人 及 び 児 童 を 相 手 方 として 行 なうもの は 保 険 業 の 定 義 から 除 外 されるものとはなりません 3

施 行 令 案 第 1 条 の3( 保 険 業 の 定 義 から 除 かれるもの) 第 二 号 には 一 の 会 社 の 連 結 子 会 社 等 が 当 該 一 の 会 社 又 は 当 該 一 の 会 社 の 他 の 連 結 子 会 社 等 を 相 手 方 として 行 なうものも 含 まれると 考 えてよいか また 本 号 には 一 の 会 社 又 は 当 該 一 の 会 社 の 連 結 子 会 社 等 が これらの 役 員 若 しくは 使 用 人 又 はその 親 族 を 相 手 方 として 行 なうものも 含 まれると 考 え てよいか(ただし 一 の 会 社 の 役 員 若 しくは 使 用 人 又 は 親 族 を 相 手 方 と して 行 うものは 法 第 2 条 第 1 項 第 2 号 ロで 規 定 済 み) また 第 三 号 につ いても 同 様 の 理 解 でよいか( 一 の 包 括 宗 教 法 人 又 は 当 該 一 の 包 括 宗 教 法 人 に 包 括 される 宗 教 法 人 が これらの 役 員 若 しくは 使 用 人 又 はその 親 族 を 相 手 方 として 行 うものも 含 まれる) 企 業 内 共 済 会 や 公 務 員 互 助 会 などでは 構 成 員 の 福 利 厚 生 を 目 的 に 民 間 保 険 会 社 と 任 意 加 入 団 体 定 期 保 険 契 約 を 行 っている 例 などがあるが このように 民 間 保 険 会 社 が 団 体 保 険 契 約 を 行 うことができる 場 合 には 団 体 性 が 特 定 さ れている 組 織 として 保 険 業 法 の 適 用 除 外 となるのか フランチャイズの 加 盟 店 の 役 員 又 は 使 用 人 を 構 成 員 として 福 利 厚 生 を 目 的 に 本 部 の 企 業 が 加 盟 店 を 連 合 体 として 企 業 内 共 済 会 を 設 立 し 慶 弔 災 害 給 付 を 行 っている 場 合 や 一 定 地 域 ( 同 一 都 道 府 県 内 など)の 同 業 種 の 小 規 模 事 業 者 連 合 体 ( 同 業 者 組 合 など)を 構 成 し 職 域 共 済 会 ( 非 営 利 の 相 互 扶 助 組 織 )を 構 築 して 慶 弔 災 害 給 付 を 行 っている 場 合 は 保 険 業 法 の 適 用 除 外 にな るのか 規 則 案 第 1 条 の4 第 2 項 第 1 号 で 規 定 する 相 手 方 というのは 契 約 者 及 び 被 保 険 者 を 指 すという 理 解 でよいか 保 険 業 の 定 義 から 除 外 されるものは 新 保 険 業 法 2 条 1 項 各 号 及 び 施 行 令 案 1 条 の3 各 号 に 該 当 するものです 4

2. 少 額 短 期 保 険 業 者 が 一 の 被 保 険 者 について 引 き 受 けられる 保 険 金 額 の 上 限 関 係 少 額 短 期 保 険 業 は あくまでも 保 険 業 法 の 特 例 として 新 設 されたもので あり 引 受 け 可 能 な 保 険 の 保 険 金 額 の 上 限 は 極 めて 低 水 準 とすることが 適 当 であり 疾 病 障 害 による 入 院 給 付 金 等 の 本 則 上 の 金 額 の80 万 円 は 引 き 下 げるべき 保 険 金 額 の 上 限 について 金 融 審 議 会 報 告 書 において 挙 げられた 見 舞 金 葬 儀 費 用 等 としては 極 めて 高 額 であり 引 き 下 げる 方 向 で 検 討 すべき 政 令 案 1 条 の6 第 6 号 に 係 る 保 険 金 額 に 関 し 現 在 の 市 場 慣 行 においていわゆる 復 元 が 一 般 的 に 行 われている 損 害 保 険 会 社 の 商 品 種 類 に 限 っては 復 元 が 行 われると 考 えて 差 し 支 えないか 新 施 行 令 案 第 1 条 の6および 附 則 案 第 3 条 に 規 定 する 保 険 金 額 の 定 めのう ち 疾 病 傷 害 による 入 院 給 付 金 等 ( 第 2 号 )の 金 額 については 保 険 期 間 (1 年 間 )について 支 払 われる 保 険 金 の 総 額 すなわち 複 数 の 入 院 等 のす べての 入 院 給 付 金 通 院 給 付 金 手 術 給 付 金 等 の 合 計 額 であるとの 理 解 でよ いか 少 額 短 期 保 険 業 者 は 他 の 少 額 短 期 保 険 業 者 と 共 同 で 保 険 を 引 受 けることが できるか その 場 合 の 保 険 金 額 の 上 限 は 参 加 する 少 額 短 期 保 険 業 者 の 有 す る 上 限 の 合 計 となるのか 差 し 支 えありません 政 令 案 第 1 条 の6 各 号 の 保 険 金 額 は それぞれ 妥 当 なものであると 思 料 しま す 少 額 短 期 保 険 業 者 についても 共 同 保 険 の 取 扱 いが 可 能 であると 考 えます また 共 同 保 険 により 引 受 けを 行 っている 場 合 の 保 険 金 額 の 上 限 は 共 同 保 険 は 自 らの 引 受 け 分 以 外 の 部 分 について 連 帯 責 任 を 負 うものではないことか ら 各 参 加 者 の 引 受 可 能 限 度 額 の 合 計 額 になると 考 えます 医 療 保 険 の 上 限 金 額 は 前 回 の 公 表 案 から 引 き 上 げられたといっても 他 の 保 険 の 上 限 金 額 と 比 して 見 劣 りする 状 況 に 変 化 はなく 最 低 でも100 万 円 に 引 き 上 げてほしい 政 令 案 第 1 条 の6 各 号 の 保 険 金 額 は それぞれ 妥 当 なものであると 思 料 しま す 損 害 をてん 補 することを 約 する 保 険 であって 金 銭 によらず 物 品 の 提 供 により 給 付 するものの 保 険 金 額 の 制 限 は 当 該 給 付 の 経 済 的 価 値 を 金 銭 に 見 積 もった 上 で 適 用 されると 考 えてよいか 5

第 1 条 の6( 少 額 短 期 保 険 業 に 係 る 保 険 の 保 険 金 額 ) 第 1 号 は 傷 害 死 亡 保 険 のみを 除 いているものであり 1 傷 害 死 亡 及 び 疾 病 死 亡 を 含 む 普 通 死 亡 保 険 又 は2 疾 病 死 亡 保 険 を 指 しているとの 理 解 でよいか 上 記 とした 場 合 1 号 の 保 険 300 万 円 と5 号 の 保 険 600 万 円 に 加 入 している 者 の 傷 害 で 死 亡 した 場 合 に 給 付 される 保 険 金 額 は 5 号 ( 傷 害 死 亡 保 険 )の 調 整 規 定 に 基 づき 900 万 円 ではなく600 万 円 の 給 付 となるという 理 解 で 良 いか また 5 号 の 保 険 のみ に 加 入 する 場 合 (1 号 の 保 険 には 非 加 入 )の 5 号 の 保 険 の 保 険 金 額 の 上 限 はいくらになるのか 確 認 したい 施 行 令 案 1 条 の6 第 1 号 の 解 釈 及 び 給 付 金 額 については 5 号 の 保 険 については ( 実 際 に1 号 の 保 険 に 加 入 しているかいないかにかかわら ず) 5 号 の 保 険 の 保 険 契 約 約 款 等 において 1 号 に 掲 げる 保 険 と 当 該 5 号 の 保 険 について 減 額 調 整 されることとされているものにあっては 保 険 金 額 の 上 限 は600 万 円 となり 特 段 の 減 額 調 整 規 定 のないものにあっては 300 万 円 と なります 保 険 事 故 が 低 発 生 率 であれば 引 受 保 険 金 額 を2 倍 としているが 低 発 生 率 と 保 険 金 支 払 額 との 関 係 をどう 考 えているのか ここでは 個 人 賠 償 責 任 保 険 のことを 言 っていると 思 われるが 実 際 には 個 人 賠 償 の 損 害 率 は 比 較 的 高 い のが 実 態 であり この 規 定 を 作 成 するに 当 たり 何 を 参 考 にしたのか 現 行 の 商 品 や 事 故 の 発 生 率 等 を 踏 まえて 判 断 したものです 一 の 保 険 契 約 者 に 係 る 保 険 金 額 の 上 限 は 少 額 短 期 保 険 業 者 一 社 ごとに 適 用 されるものであり 同 一 の 少 額 短 期 保 険 持 株 会 社 の 子 会 社 である 少 額 短 期 保 険 業 者 の 全 てを 通 算 して 適 用 されるものではないと 考 えてよいか 海 外 での 事 故 による 治 療 費 等 は 高 額 なものとなり 海 外 旅 行 保 障 の 治 療 実 費 の 担 保 種 目 は 通 常 の 入 院 給 付 金 のような 性 格 とは 異 なることから 疾 病 障 害 による 入 院 給 付 金 等 で 制 限 するのは 実 情 に 合 わないため 損 害 保 険 の 中 に 含 めて 欲 しい ( 発 生 場 所 がどこであるかにかかわらず) 事 故 による 治 療 費 ( 等 ) は 施 行 令 案 1 条 の6 第 2 号 に 掲 げる 保 険 に 該 当 します 更 新 型 の 保 険 においては 一 被 保 険 者 に 対 する 通 算 の 保 険 金 支 払 が 新 施 行 令 案 第 1 条 の6に 定 める 上 限 に 到 達 した 時 点 を 以 って 保 険 が 終 了 する 旨 を 明 記 すべき 一 の 被 保 険 者 について 引 き 受 ける 合 計 額 において 低 発 生 率 保 険 は 特 例 的 に 取 扱 われているが 事 故 頻 度 は 低 いが 損 害 が 高 額 になりうるものほど 通 常 の 保 険 が 機 能 を 発 揮 する 分 野 である 民 間 保 険 会 社 がすでに 提 供 しているも の たとえば 個 人 賠 償 責 任 保 険 や 借 家 人 賠 償 責 任 保 険 を 特 例 的 取 扱 いとする ことは 不 適 当 である 保 険 事 故 の 発 生 率 が 低 いという 理 由 で 一 被 保 険 者 の 限 度 額 (1,000 万 円 )に 上 乗 せする 形 で 低 発 生 率 保 険 を 少 額 短 期 保 険 業 者 に 例 外 的 に 取 扱 わせることは 不 必 要 かつ 不 適 当 であり 契 約 者 保 護 にも 問 題 があ る 施 行 令 案 1 条 の6 各 号 の 金 額 は 一 の 保 険 期 間 の 保 険 金 額 の 上 限 です 低 発 生 率 保 険 は 保 険 事 故 の 発 生 率 が 相 対 的 に 低 いため 一 般 的 にその 保 障 にかかる 保 険 料 が 低 廉 である 一 方 保 険 金 額 が 高 額 となっており 少 額 短 期 保 険 業 者 の 取 扱 える 保 険 金 額 の 上 限 を 考 える 場 合 に こうした 賠 償 保 険 につ いては その 他 の 保 険 と 同 様 に 取 扱 うことが 妥 当 でないと 考 えられたことに よるものです 6

3. 少 額 短 期 保 険 業 者 が 一 の 被 保 険 者 について 引 受 けられる 保 険 金 額 の 上 限 ( 経 過 措 置 ) 関 係 経 過 措 置 期 間 中 の 保 険 金 額 の 上 限 については 5 倍 から3 倍 に 引 き 下 げられ たことで 実 質 的 に 取 り 扱 える 保 険 金 額 が 減 少 することになるが 加 入 者 保 護 事 業 継 続 という 観 点 から 前 回 公 表 案 の5 倍 に 戻 すべき 経 過 措 置 により 施 行 日 から7 年 間 は 保 険 金 額 の 上 限 の5 倍 程 度 ( 疾 病 傷 病 による 入 院 給 付 金 等 については3 倍 )まで 引 受 け 可 能 とされていることに ついては 高 額 であり 引 き 下 げる 方 向 で 検 討 すべき 政 令 案 附 則 3 条 各 号 の 保 険 金 額 は それぞれ 妥 当 なものと 思 料 します 経 過 措 置 について 再 保 険 に 出 すことにより 引 受 けを 行 うことができる 上 限 を 5 倍 程 度 から10 倍 程 度 まで 引 き 上 げること 賃 貸 借 実 務 において 問 題 が 生 じることとなることから 7 年 間 の 経 過 措 置 の 後 も 少 額 短 期 保 険 業 者 が1 千 万 円 を 超 える 部 分 を 再 保 険 に 出 すことによ り 保 険 の 引 受 を 認 めるべきである 疾 病 傷 害 等 による 入 院 給 付 金 等 の 上 乗 せ 部 分 のみが3 倍 に 限 定 されて いる( 他 は5 倍 ) 根 拠 は 何 か 保 険 事 故 の 発 生 率 少 額 短 期 保 険 業 者 の 引 き 受 けるリスク 取 扱 商 品 の 現 状 等 を 踏 まえて 総 合 的 に 判 断 したものです 特 定 保 険 業 者 であった 少 額 短 期 保 険 業 者 は 特 定 保 険 業 として 実 施 していた 保 険 以 外 の 新 しい 保 険 商 品 を 販 売 する 場 合 でも 保 険 金 額 上 乗 せに 関 する 経 過 措 置 が 適 用 になると 考 えてよいか 経 過 措 置 により 施 行 日 から7 年 間 は 保 険 金 額 の 上 限 の5 倍 程 度 ( 疾 病 傷 病 による 入 院 給 付 金 等 については3 倍 )まで 引 受 け 可 能 とされていることに ついては 既 存 契 約 のみに 適 用 されるべきものであり 施 行 日 以 降 の 新 規 の 契 約 については 含 まれないことを 明 記 すべき 改 正 法 附 則 3 条 は 少 額 短 期 保 険 業 者 が 登 録 後 に 引 き 受 ける 契 約 に 係 る 規 定 です 特 定 保 険 業 者 は 施 行 令 案 第 1 条 の6( 保 険 金 額 の 上 限 )の 適 用 を 受 けるの か 施 行 令 案 1 条 の6は 少 額 短 期 保 険 業 者 に 係 る 規 定 であり 特 定 保 険 業 者 に は 適 用 がありません 7

4. 登 録 申 請 関 係 登 録 申 請 書 の 添 付 書 類 である 事 業 計 画 書 において 事 業 開 始 後 ある 一 定 年 数 を 経 過 した 時 点 で 年 間 収 受 保 険 料 が50 億 円 を 超 えることを 記 載 した 場 合 そ の 登 録 は 拒 否 されるものではないと 考 えてよいか 少 額 短 期 保 険 業 者 の 登 録 拒 否 要 件 には 該 当 しないが 仮 に 保 険 会 社 の 免 許 を 取 得 しないまま 年 間 収 受 保 険 料 が50 億 円 を 超 えた 場 合 には 保 険 業 法 3 条 1 項 違 反 となります 登 録 申 請 書 の 添 付 書 類 のうち 少 額 短 期 保 険 業 者 の 業 務 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 従 業 員 の 確 保 の 状 況 を 記 載 した 書 類 とあるが 人 的 構 成 要 件 が 示 されていないが 今 後 監 督 指 針 等 で 示 されると 考 えてよいか 特 定 保 険 業 者 が 保 険 会 社 の 免 許 申 請 を 行 う 場 合 や 保 険 会 社 に 対 して 保 険 契 約 の 包 括 移 転 等 を 行 う 場 合 には 1 保 有 契 約 に 係 る 基 礎 書 類 の 適 正 性 2 健 全 な 保 険 数 理 に 基 づいた 責 任 準 備 金 の 積 立 ての 確 認 3 財 産 の 状 況 4 免 許 取 得 又 は 保 険 契 約 の 移 転 後 の 健 全 性 の 見 通 し 等 を 適 切 に 審 査 するとともに 当 該 審 査 が 可 能 となる 法 令 上 の 手 当 てを 含 め 検 討 すべき 監 督 指 針 において 記 載 することとします 法 令 に 則 り 適 切 に 審 査 をしてまいります また 法 令 上 の 手 当 てについては 新 規 則 附 則 において 特 定 保 険 業 者 が 免 許 申 請 を 行 う 場 合 や 保 険 会 社 に 対 して 保 険 契 約 の 移 転 を 行 う 場 合 等 に 1 責 任 準 備 金 が 保 険 数 理 に 基 づき 合 理 的 かつ 妥 当 な 方 法 により 積 み 立 てられて いることについて 保 険 計 理 人 が 確 認 をした 意 見 書 及 び2 貸 借 対 照 表 に 計 上 された 資 産 の 数 量 及 び 価 額 が 相 当 であることについて 会 計 士 等 が 確 認 し た 書 類 を 申 請 書 に 添 付 することを 求 めることとしました 8

5. 事 業 規 模 関 係 現 在 の 保 険 会 社 において 年 間 収 入 保 険 料 が30 億 円 に 満 たない 会 社 が 複 数 社 あ ることを 踏 まえると 年 間 収 入 保 険 料 で50 億 円 という 基 準 は 過 大 であり 引 き 下 げるべき 政 令 案 第 38 条 に 規 定 する 額 は 妥 当 なものと 思 料 します 年 間 収 受 保 険 料 による 小 規 模 事 業 者 の 制 限 は 少 額 短 期 保 険 業 者 一 社 ごとに 適 用 されるものであり 同 一 の 少 額 短 期 保 険 持 株 会 社 の 子 会 社 である 少 額 短 期 保 険 業 者 の 全 てを 通 算 して 適 用 されるものではないと 考 えてよいか 9

6. 一 の 保 険 契 約 者 に 係 る 保 険 金 額 の 制 限 関 係 施 行 令 案 第 38 条 の9の 低 発 生 率 保 険 に 火 災 保 険 は 含 まれるか 含 まれません 新 規 参 入 する 少 額 短 期 保 険 業 者 にとって 100 人 超 の 大 規 模 な 団 体 契 約 が 行 え ないことは 既 存 の 共 済 事 業 者 ( 特 定 保 険 業 者 )と 競 争 条 件 が 異 なり 公 平 とはいえないことから 施 行 令 案 第 38 条 の9 第 2 項 中 一 の 保 険 契 約 者 に 係 る 被 保 険 者 の 総 数 は 百 人 を 超 えてはならず は 削 除 すべき 一 の 保 険 契 約 者 に 複 数 の 被 保 険 者 がいる 保 険 契 約 の 特 例 的 な 取 扱 いは 一 の 保 険 契 約 者 について 引 き 受 けられる 保 険 金 額 を 制 限 した 趣 旨 を 没 却 させるお それがあるため 認 めるべきではない 仮 に 家 族 での 加 入 の 必 要 性 を 考 慮 し 一 の 保 険 契 約 者 について 複 数 の 被 保 険 者 の 保 険 引 受 けを 認 めるとして も その 被 保 険 者 数 は10 人 以 下 に 限 定 すべき 政 令 案 第 38 条 の9 第 2 項 に 定 める 人 数 は 少 額 短 期 保 険 業 者 が 一 人 の 保 険 契 約 者 について 過 大 な 保 険 の 引 受 けを 行 うことは 妥 当 でないことから 実 態 等 を 踏 まえて 定 めたものです 政 令 案 第 38 条 の9 第 2 項 について 一 の 少 額 短 期 保 険 業 者 における 一 の 保 険 契 約 者 に 関 しては 例 えば 一 の 契 約 者 がそれぞれの 被 保 険 者 数 が20 名 40 名 50 名 の 契 約 を 締 結 した 場 合 には 一 の 契 約 者 の 全 契 約 を 合 算 した 合 計 の 被 保 険 者 数 が100 名 を 超 えるため 当 該 規 定 に 違 反 するという 理 解 でよいか 保 険 業 法 第 272 条 の13は 一 の 保 険 契 約 者 に 係 る 保 険 金 額 等 の 制 限 の 規 定 で あるが 施 行 令 案 第 38 条 の9は 標 題 を 一 の 保 険 契 約 者 に 係 る 保 険 金 額 としていながら 条 文 では 一 の 被 保 険 契 約 者 当 たり の 保 険 金 額 の 上 限 を 規 定 している これは 保 険 金 額 の 上 限 については 保 険 契 約 者 毎 ではなく 被 保 険 者 毎 に 設 定 すると 規 定 が 変 更 されたという 理 解 でよいか 否 一 の 保 険 契 約 者 について の 一 の 被 保 険 者 当 たり の 保 険 金 額 の 上 限 です すなわち 一 の 保 険 契 約 者 が 複 数 の 契 約 を 締 結 していた 場 合 や 一 の 保 険 契 約 者 が 複 数 の 被 保 険 者 に 係 る 契 約 を 締 結 していた 場 合 に 保 険 契 約 者 及 び 被 保 険 者 について それぞれ 名 寄 せをした 結 果 として 当 該 一 の 保 険 契 約 者 についての 一 の 被 保 険 者 に 係 る 保 険 金 額 の 合 計 額 の 上 限 ということに なります 10

7. 供 託 金 関 係 供 託 金 は 内 部 資 金 からの 充 当 が 可 能 か 供 託 金 は 年 間 収 入 保 険 料 - 支 払 給 付 金 となっている その 場 合 は 当 方 で は 共 済 事 業 分 として 会 費 収 入 を 分 割 していないが 年 間 会 費 収 入 を 年 間 収 入 保 険 料 としてみるのか 供 託 は 保 有 する 資 産 の 一 部 を 供 託 所 に 供 託 するものであり 内 部 資 金 が 保 有 資 産 を 意 味 するものであれば 可 能 であると 考 えます 会 費 の 中 に 保 険 料 とそれ 以 外 のものが 入 っているのであれば 保 険 料 を 明 確 に 区 分 ( 契 約 者 に 対 しても 明 示 )する 必 要 があると 考 えます 少 額 短 期 保 険 業 者 責 任 保 険 の 支 払 要 件 について 少 額 短 期 保 険 業 者 が 保 険 金 の 支 払 に 不 足 が 生 じる 場 合 としているが これでは 責 任 保 険 というより 債 務 保 証 的 なものと 解 釈 することもできることから 少 額 短 期 保 険 業 者 責 任 保 険 の 支 払 要 件 について 具 体 的 に 示 してほしい 少 額 短 期 保 険 業 者 責 任 保 険 の 支 払 要 件 は 少 額 短 期 保 険 業 者 が 保 険 金 の 支 払 に 不 足 を 生 ずる 場 合 において その 全 部 又 は 一 部 を 支 払 うもの となりま す( 政 令 案 第 38 条 の8 第 1 項 ) 11

8. 業 務 運 営 に 関 する 措 置 関 係 少 額 短 期 保 険 業 者 の 加 入 促 進 活 動 として 実 施 するコールセンター 業 務 等 につ いて 他 の 事 業 のコールセンター 業 務 等 を 受 託 することは 可 能 か コールセンターで 行 われるのがどういった 業 務 であるか 詳 細 が 不 明 ですが 当 該 コールセンター 業 務 を 行 うのが 少 額 短 期 保 険 業 者 自 身 であるとすると 少 額 短 期 保 険 業 者 が 少 額 短 期 保 険 業 のほかに 行 えるのは 規 則 案 第 211 条 の23 に 規 定 する 業 務 ( 他 の 少 額 短 期 保 険 業 者 又 は 保 険 会 社 の 代 理 代 行 )であるこ とから 他 の 事 業 の 代 理 代 行 等 を 行 うことはできないものと 思 料 しま す ただし 別 に 事 業 を 行 う 独 立 したコールセンターが 少 額 短 期 保 険 業 者 と 他 の 事 業 者 の 両 方 から 委 託 を 受 けて 業 務 を 行 うことができるかということ であれば できるということになろうと 思 われます 施 行 規 則 第 8 条 第 1 項 第 4 号 第 8 号 に 記 載 されている 再 保 険 に 付 した 金 額 を 控 除 した 保 険 金 額 及 び 保 険 期 間 の 制 限 及 び 再 保 険 の 授 受 に 関 する 事 項 に 関 しては 記 載 がないが 少 額 短 期 保 険 業 者 については 必 要 なしとい う 理 解 でよいか なお 施 行 規 則 第 8 条 第 1 項 第 4 号 第 8 号 については 2 月 13 日 付 で 改 正 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 施 行 )されているのでご 確 認 願 います 少 額 短 期 保 険 業 者 がインターネットで 保 険 契 約 の 申 込 みその 他 の 保 険 契 約 の 締 結 の 手 続 を 行 う 場 合 書 面 の 交 付 による 重 要 事 項 の 説 明 及 び 契 約 者 の 署 名 又 は 押 印 による 書 面 受 領 の 確 認 の 手 続 等 を 省 略 することはできるか 保 険 募 集 に 際 して 更 新 型 の 保 険 については 保 険 料 の 見 直 し 等 を 行 う 場 合 が あること セーフティネットの 対 象 外 であること 等 を 書 面 の 交 付 その 他 適 切 な 方 法 により 説 明 を 行 うこと 等 の 措 置 は 契 約 者 保 護 の 観 点 からも 政 省 令 案 で 示 された 内 容 で 法 令 化 すべき 施 行 規 則 案 第 211 条 の29に 保 険 募 集 に 際 して 少 額 短 期 保 険 募 集 人 が 説 明 を 行 うことを 確 保 するための 措 置 をとらなければならない 項 目 が 列 挙 されてい るが 書 面 の 交 付 においては 契 約 者 が 明 確 に 理 解 できるよう 文 字 の 大 きさ に 下 限 を 設 けるなどの 措 置 をとることにより 契 約 者 の 誤 解 を 防 止 し 契 約 者 保 護 の 徹 底 を 図 るべきである 更 新 型 の 保 険 については 保 険 料 の 見 直 し 等 を 行 う 場 合 がある ことを 説 明 するとあるが 少 額 短 期 保 険 業 者 が 引 き 受 ける 更 新 型 の 保 険 にあっては 過 大 な 危 険 の 引 受 け ( 法 第 272 条 の4 第 1 項 第 5 号 ニ)とならないよう 保 険 契 約 者 の 意 思 のみにより 同 一 内 容 の 保 険 契 約 が 更 新 されるいわゆる 完 全 な 自 動 更 新 は 認 められないという 理 解 でよいか 施 行 規 則 第 211 条 の29 第 4 号 に 規 定 する 措 置 については インターネットで 保 険 契 約 の 申 込 みその 他 の 保 険 契 約 の 締 結 の 手 続 きを 行 う 場 合 であっても 省 略 することはできないものと 考 えます 記 載 する 文 字 の 大 きさや 記 載 事 項 の 配 列 等 記 載 する 文 言 の 表 示 について は 顧 客 にとって 理 解 しやすい 記 載 とすること 文 言 の 表 示 ではその 平 明 性 や 明 確 性 が 確 保 されることが 必 要 と 考 えます 12

規 則 第 211 条 の29 第 1 項 第 4 号 に 関 する 措 置 については 新 契 約 の 募 集 時 に 実 施 することを 要 するが 更 新 時 ( 特 に 自 動 更 新 時 )には 適 用 はないと 理 解 し てよいか 施 行 規 則 第 211 条 の29 第 4 号 の 規 定 は 保 険 契 約 の 保 険 募 集 に 際 して 必 要 な 措 置 を 規 定 しているので 保 険 募 集 を 伴 わないときには 本 措 置 は 不 要 と 考 えま す 施 行 規 則 第 211 条 の31を 敢 えて 盛 り 込 む 意 図 は 何 か 社 債 と 保 険 契 約 の 両 者 を 混 同 する 顧 客 が 多 いと 考 えられるためか 消 費 者 にとって 電 子 通 信 手 段 等 を 用 いて 自 由 な 少 額 短 期 保 険 申 込 みの 意 思 決 定 及 び 契 約 タイミングの 選 択 をすることが 不 可 能 になることは 避 けなくて はならないことから 署 名 押 印 の 取 得 を 規 定 する 必 要 はないのではない か 特 定 保 険 業 者 であった 少 額 短 期 保 険 業 者 は 法 附 則 第 16 条 第 4 項 に 基 づき 再 保 険 先 等 を 顧 客 に 明 らかにする 必 要 があるが これは 規 則 第 211 条 の29 第 7 号 において 対 応 することが 必 要 であるとの 理 解 でよいか 社 債 にしても 保 険 契 約 にしても 少 額 短 期 保 険 業 者 が 支 払 責 任 を 負 うもので あり 顧 客 が 混 同 する 可 能 性 があることから 誤 認 防 止 のための 規 定 を 置 い ているものです インターネットなど 書 面 による 契 約 締 結 を 行 わない 販 売 形 態 においても 消 費 者 が 明 確 に 重 要 事 項 を 確 認 するための 措 置 を 講 じることは 必 要 であり 保 険 契 約 者 保 護 の 観 点 から 署 名 押 印 の 取 得 は 必 要 な 規 定 であると 考 えます 13

9. 子 会 社 の 業 務 範 囲 関 係 施 行 規 則 第 211 条 の33 第 1 項 第 7 号 他 の 事 業 者 の 事 務 に 係 る 計 算 を 行 う 業 務 の 意 味 は 何 か 事 務 に 係 る 計 算 例 えば 給 与 計 算 等 が 考 えられます 保 険 の 引 受 け 以 外 の 業 務 ( 保 険 料 収 納 事 務 保 険 契 約 の 査 定 決 定 保 険 給 付 事 務 資 産 運 用 その 他 少 額 短 期 保 険 業 にかかわる 事 務 処 理 )を 少 額 短 期 保 険 業 者 の 子 会 社 に 委 託 することが 可 能 なのか 保 険 業 務 を 遂 行 していくうえで 中 核 的 業 務 以 外 で 子 会 社 の 取 扱 いが 可 能 な 業 務 ( 規 則 第 211 条 の33 第 1 項 に 掲 げる 業 務 )は 委 託 可 能 と 考 えます 14

10. 商 品 審 査 関 係 施 行 規 則 第 211 条 の4 第 1 項 第 4 号 保 険 料 の 増 額 又 は 保 険 金 の 削 減 に 関 する 事 項 及 び 同 項 第 9 号 保 険 契 約 を 更 新 する 場 合 においてその 保 険 料 その 他 の 契 約 内 容 の 見 直 しに 関 する 事 項 とは 具 体 的 にそのような 内 容 を 記 載 する のか 付 加 保 険 料 の 計 算 方 法 の 記 載 は 不 要 であるという 理 解 でよいか また 契 約 者 価 額 の 定 義 がない( 保 険 計 理 人 確 認 事 項 にも 含 まれていない )が 不 要 という 理 解 でよいか 規 則 第 211 条 の4 第 1 項 第 4 号 については 保 険 料 の 増 額 又 は 保 険 金 の 削 減 等 を 行 う 場 合 の 手 続 について 同 項 第 9 号 については 更 新 時 に 保 険 料 その 他 の 契 約 内 容 の 見 直 しを 行 うこと 当 該 商 品 が 不 採 算 となり 更 新 契 約 の 引 受 けが 困 難 となった 場 合 には 契 約 の 更 新 をしないことがあることを 約 款 に 記 載 していただくことを 想 定 しています 事 前 審 査 を 行 う 以 上 事 業 方 法 書 の 内 容 の 適 正 化 を 図 る 必 要 があり 保 険 会 社 における 事 業 方 法 書 の 審 査 基 準 と 同 様 の 基 準 で 審 査 されるべき 少 額 短 期 保 険 業 者 の 商 品 審 査 は 保 険 計 理 人 の 関 与 を 前 提 に 事 業 方 法 書 及 び 普 通 保 険 約 款 についてのみ 事 前 審 査 を 行 い 算 出 方 法 書 については 事 後 確 認 で 足 りるとされているが 保 険 計 理 人 が 意 見 書 の 作 成 にあたり 判 断 すべき 基 準 は 保 険 会 社 の 審 査 基 準 と 同 様 にすべき 少 額 短 期 保 険 業 者 の 事 業 方 法 書 の 審 査 基 準 については 法 第 272 条 の4 第 1 項 第 5 号 に 規 定 されているとおりです 15

11. 保 険 計 理 人 関 係 保 険 計 理 人 の 関 与 事 項 資 格 要 件 についても 保 険 会 社 の 保 険 計 理 人 の 関 与 事 項 資 格 要 件 と 同 様 にする 必 要 がある 保 険 計 理 人 は 他 の 保 険 会 社 または 少 額 短 期 保 険 業 者 の 保 険 計 理 人 を 兼 務 す ることができるのか 少 額 短 期 保 険 業 者 の 保 険 計 理 人 の 関 与 事 項 資 格 要 件 については 短 期 掛 捨 ての 契 約 のみを 取 り 扱 うという 事 業 の 特 性 を 踏 まえて 定 めているものであ り 必 ずしも 保 険 会 社 と 同 様 である 必 要 はないと 考 えます 兼 務 することは 可 能 と 考 えます 法 272 条 の18( 事 業 費 等 の 償 却 等 に 関 する 規 定 の 準 用 )で 少 額 短 期 保 険 業 者 については 法 第 121 条 第 1 項 第 1 号 を 保 険 料 が 保 険 数 理 に 基 づき 合 理 的 か つ 妥 当 な 方 法 により 計 算 されているかどうか 責 任 準 備 金 が 保 険 数 理 に 基 づ き 合 理 的 かつ 妥 当 な 方 法 により と 読 み 替 えになっている 従 って これを 受 けた 規 則 211 条 の50( 保 険 計 理 人 の 確 認 業 務 )においては 特 段 の 定 めがない が 保 険 計 理 人 が 毎 決 算 期 ごとに 保 険 料 が 保 険 数 理 に 基 づき 合 理 的 かつ 妥 当 は 方 法 で 計 算 されているかを 確 認 する 旨 規 定 すべきである 規 則 211 条 の50で 定 めているのは 保 険 計 理 人 が 確 認 業 務 を 行 うに 当 たっての 基 準 であり ご 指 摘 の 内 容 については 同 条 第 1 号 に 定 めている 基 準 によ り 確 認 を 行 うこととなっています 16

12. 支 払 備 金 関 係 施 行 規 則 第 211 条 の45 第 1 項 第 1 号 ロと46とでIBNR 備 金 ( 既 発 生 未 報 告 損 害 ) が 両 方 に 計 上 されるのは 理 論 上 不 適 切 ではないか 両 方 に 計 上 されることとはなっておりません 支 払 備 金 の 積 立 に 係 る 告 示 第 1 項 第 2 号 の 賠 償 責 任 保 険 は 既 存 の 損 害 保 険 会 社 でいう 自 動 車 傷 害 賠 償 責 任 労 災 保 険 が 含 まれているという 理 解 でよいか 17

13. 支 払 余 力 基 準 (ソルベンシー マージン) 関 係 消 費 者 が 契 約 する 保 険 会 社 の 選 別 をする 上 で ソルベンシーマージン 比 率 は 一 定 の 基 準 となっている 中 で 計 算 方 法 が 保 険 会 社 と 少 額 短 期 保 険 業 者 と で 異 なることは 消 費 者 に 無 用 の 混 乱 を 与 えかねないことから 同 一 の 計 算 方 法 とすべき 保 険 会 社 のソルベンシーマージン 規 制 においては 保 険 会 社 間 の 資 本 の 意 図 的 保 有 を 制 限 していますが 保 険 会 社 と 少 額 短 期 保 険 業 者 の 間 でも 同 様 の 制 限 は 必 要 ではないでしょうか 少 額 短 期 保 険 業 者 のソルベンシーマージン 基 準 は 少 額 短 期 保 険 業 者 の 事 業 の 特 性 に 応 じて 定 めており より 的 確 に 保 険 金 等 の 支 払 能 力 の 充 実 の 状 況 を 測 るためには 保 険 会 社 と 全 く 同 一 の 計 算 方 法 である 必 要 はないと 考 えま す 平 成 8 年 大 蔵 省 告 示 第 50 号 ( 保 険 会 社 の 資 本 準 備 金 等 及 び 通 常 の 予 測 を 超 える 危 険 に 相 当 する 額 の 計 算 方 法 等 を 定 める 件 ) 第 1 条 の2 を 改 正 し 保 険 会 社 が 少 額 短 期 保 険 業 者 のソルベンシーマージン 比 率 の 向 上 のため 意 図 的 に 当 該 少 額 短 期 保 険 業 者 の 資 本 調 達 手 段 を 保 有 している 場 合 は 当 該 保 険 会 社 のソルベンシーマージン 比 率 の 算 出 に 当 たり 当 該 資 本 調 達 手 段 の 額 をソルベンシーマージンの 額 から 控 除 することとします 18

14. 早 期 是 正 措 置 関 係 少 額 短 期 保 険 業 者 には 保 険 会 社 と 同 水 準 のソルベンシーマージン 基 準 等 が 適 用 されるが 少 額 短 期 保 険 業 者 には 大 数 の 法 則 が 働 かないことに 加 え 保 護 機 構 も 存 在 せず 契 約 者 が 抱 えるリスクは 保 険 会 社 の 契 約 者 よりも 大 きい こと 契 約 者 保 護 の 観 点 から 早 期 是 正 措 置 の 発 動 基 準 を 民 間 保 険 会 社 より も 厳 格 に 適 用 すべき 少 額 短 期 保 険 業 者 に 対 する 監 督 規 制 の 枠 組 みは 少 額 短 期 保 険 業 者 の 事 業 の 特 性 に 応 じて 定 めているものであり 早 期 是 正 措 置 の 発 動 基 準 についても 保 険 会 社 と 同 様 に 適 切 に 適 用 していく 必 要 があると 考 えます 19

15. 保 険 契 約 の 移 転 関 係 特 定 保 険 業 者 が 少 額 短 期 保 険 業 者 または 保 険 会 社 に 保 険 契 約 を 移 転 する 場 合 には 移 転 対 象 の 保 険 契 約 について 個 別 に 商 品 審 査 が 行 われるのか ま た 仮 に 個 別 に 商 品 審 査 が 行 われるとした 場 合 には 一 部 の 商 品 のみ 移 転 が 認 められ 他 の 商 品 については 認 められないケースも 出 てくるのか さら に 一 部 の 商 品 のみの 移 転 が 認 められた 場 合 商 品 の 移 転 を 受 けた 少 額 短 期 保 険 業 者 は 改 正 保 険 業 法 附 則 第 16 条 ( 保 険 金 額 の 上 乗 せ)の 経 過 措 置 の 適 用 を 受 けることができるのか 特 定 保 険 業 者 は 責 任 準 備 金 の 算 出 の 基 礎 が 同 一 である 保 険 契 約 の 全 部 を 包 括 して 移 転 しなければならない 責 任 準 備 金 の 算 出 の 基 礎 が 同 一 である 保 険 契 約 グループAと 別 の 責 任 準 備 金 の 算 出 の 基 礎 が 同 一 である 保 険 契 約 グルー プBがあった 場 合 に グループAとグループBについての 認 可 の 結 果 が 分 かれ ることはあり 得 ます 改 正 法 附 則 第 16 条 の 規 定 の 適 用 については 貴 見 のと おりです 特 定 保 険 業 者 からの 包 括 移 転 において 移 転 される 保 険 契 約 に 自 動 更 新 条 項 が 付 いている 場 合 には 移 転 先 の 少 額 短 期 保 険 業 者 または 保 険 会 社 におい て 自 動 更 新 を 行 えると 考 えてよいか 少 額 短 期 保 険 業 者 が 取 り 扱 う 更 新 型 契 約 は 更 新 時 の 保 険 料 等 の 見 直 し 条 項 を 約 款 に 盛 り 込 んだ 上 で 保 険 募 集 の 際 に 説 明 を 行 う 必 要 があるので 特 定 保 険 業 者 から 移 転 を 受 けた 自 動 更 新 条 項 の 付 いた 保 険 契 約 をそのまま 継 続 す ることは 認 められないものと 思 料 します 一 方 保 険 会 社 である 場 合 は 自 動 更 新 型 の 保 険 契 約 内 容 に 適 合 したもの で その 内 容 を 保 険 契 約 者 に 説 明 したうえで 行 うことが 可 能 であると 思 料 し ます 20

16. 保 険 募 集 関 係 代 理 店 制 度 をとった 場 合 その 代 理 店 の 募 集 人 資 格 の 登 録 について 1 試 験 は 各 少 額 短 期 保 険 業 者 が 独 自 に 試 験 制 度 を 設 けるのか 2それとも 保 険 業 協 会 等 のような 団 体 機 関 に 任 せるのか 3それとも 代 理 店 に 募 集 人 資 格 者 を 登 録 させる 義 務 が 発 生 しないのか 少 額 短 期 保 険 募 集 人 については 保 険 会 社 の 募 集 人 等 と 同 様 に 保 険 業 法 の 募 集 規 制 が 適 用 となり 関 連 法 令 等 を 十 分 に 理 解 したうえで 募 集 行 為 を 行 う ことが 求 められます 少 額 短 期 保 険 業 者 が 適 切 な 業 務 運 営 を 行 っていくためには 募 集 人 の 能 力 向 上 を 図 るための 措 置 を 講 じる 必 要 がありますが 募 集 人 が 保 険 契 約 者 保 護 の ために 守 るべき 最 低 限 のルールについて 十 分 理 解 しているかにつき 研 修 等 を 行 うのみならず 実 効 性 を 確 保 する 観 点 から その 成 果 が 客 観 的 に 検 証 でき るような 措 置 を 講 じる 必 要 があると 考 えます 保 険 業 法 が 求 める 保 険 募 集 人 の 公 正 な 保 険 募 集 を 行 う 能 力 の 向 上 が 図 ら れたことを 確 認 する 手 段 としては 試 験 は 一 つの 有 効 な 選 択 肢 と 考 えられま す また そのような 試 験 の 実 施 主 体 については 一 定 の 公 共 性 を 有 し か つ 全 国 規 模 で 相 当 程 度 の 人 数 を 有 する 団 体 により 実 施 されることが 試 験 の 客 観 性 公 平 性 を 確 保 するためにも 必 要 であると 考 えます 募 集 人 については 特 定 少 額 短 期 保 険 募 集 人 を 除 き 登 録 が 必 要 となるが その 場 合 には 保 険 会 社 と 同 様 の 代 理 申 請 制 度 の 適 用 が 必 須 となるのか 少 額 短 期 保 険 業 者 は 規 則 第 211 条 の29 及 び 第 211 条 の30に 規 定 す る 措 置 を 図 るなど 少 額 短 期 保 険 募 集 人 の 管 理 に 関 して 的 確 な 事 務 運 営 が 求 められており 少 額 短 期 保 険 募 集 人 の 申 請 等 の 状 況 についても 適 時 的 確 な 管 理 が 必 要 であることから 少 額 短 期 保 険 募 集 人 の 申 請 等 については 原 則 所 属 少 額 短 期 保 険 業 者 による 代 理 申 請 によるものとします 保 険 業 法 施 行 規 則 第 二 百 三 十 四 条 第 二 号 ( 保 険 契 約 の 締 結 又 は 保 険 募 集 に 関 する 禁 止 行 為 )の 規 定 に 基 づき 生 命 保 険 募 集 人 又 は 保 険 仲 立 人 と 密 接 な 関 係 を 有 する 者 として 金 融 庁 長 官 が 定 める 者 等 を 定 める 件 ( 平 成 10 年 6 月 8 日 大 蔵 省 告 示 第 238 号 )についても 改 正 が 必 要 ではないか 平 成 10 年 大 蔵 省 告 示 第 238 号 を 改 正 し 構 成 員 契 約 規 制 の 対 象 となる 保 険 募 集 人 に 少 額 短 期 保 険 募 集 人 を 加 えるともに 同 規 制 から 除 外 さ れる 保 険 として 法 第 3 条 第 5 項 第 1 号 又 は 第 3 号 に 掲 げる 保 険 を 加 えるこ ととします 21

17. 経 過 措 置 ( 保 険 金 額 の 上 限 を 除 く ) 関 係 駆 け 込 みで3 月 末 までに 根 拠 法 のない 共 済 を 設 立 し 営 業 実 績 のない 団 体 でも 特 定 保 険 業 者 としての 届 出 は 可 能 か 施 行 令 施 行 規 則 には 特 定 保 険 業 者 となるための 要 件 について 人 数 に 関 する 規 定 がないため 会 員 数 ( 被 保 険 者 数 )1,000 人 以 下 の 共 済 事 業 であっても 特 定 保 険 業 の 届 出 をなしうると 考 えてよいか 特 定 保 険 業 者 は この 法 律 の 施 行 の 際 現 に 特 定 保 険 業 を 行 っている 者 であり 特 定 保 険 業 は 改 正 後 の 保 険 業 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 保 険 業 であって 改 正 前 の 保 険 業 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 保 険 業 に 該 当 しない もの であることから 1,000 人 以 下 の 者 を 相 手 方 とするもの は 改 正 後 の 保 険 業 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 保 険 業 に 該 当 せず よって 特 定 保 険 業 に 該 当 しません したがって 営 業 実 績 のない 団 体 や 会 員 数 1,000 人 以 下 の 共 済 事 業 は 特 定 保 険 業 の 届 出 をすることはできません 特 定 保 険 業 者 は 事 業 方 法 書 算 出 方 法 書 といった 基 礎 書 類 を 備 える 必 要 はな いと 考 えてよいか 公 益 法 人 等 に 関 する 経 過 措 置 期 間 内 であっても 責 任 準 備 金 を 積 み 立 てなけ ればならないか 特 定 保 険 業 者 については 法 で 規 定 する 事 業 方 法 書 や 算 出 方 法 書 を 作 成 する ことまで 求 めておりませんが 将 来 的 に 少 額 短 期 保 険 業 者 としての 登 録 申 請 や 保 険 契 約 の 移 転 等 の 対 応 のために 何 らかの 整 備 が 行 われることが 望 ましい ものと 考 えます 改 正 法 附 則 5 条 の 経 過 措 置 の 適 用 を 受 ける 者 については 当 分 の 間 は 保 険 業 法 に 基 づく 責 任 準 備 金 の 積 立 が 求 められるものではありませんが 一 般 的 に 契 約 者 保 護 のための 適 切 な 準 備 金 の 積 立 がなされることは 必 要 であると 思 料 します 特 定 保 険 業 者 が 特 定 保 険 業 の 届 出 の 際 に 届 け 出 た 以 外 の 新 しい 保 険 商 品 を 販 売 しようとする 場 合 には どのような 手 続 をとればよいのか 特 段 手 続 は 必 要 ありませんが 特 定 保 険 業 者 の 間 であっても 適 切 な 保 険 募 集 を 行 っていただく 必 要 があるほか 販 売 している 保 険 商 品 に 問 題 があれ ば 保 険 約 款 又 は 保 険 料 の 算 出 方 法 若 しくは 責 任 準 備 金 の 算 出 方 法 として 定 めた 事 項 について 変 更 を 命 ずることがあります 事 業 に 関 する 規 程 の 一 部 に 祝 金 見 舞 金 を 支 給 できる 条 件 を 定 めている が 保 険 約 款 に 比 べれば 簡 単 なものである 特 定 保 険 業 者 の 届 出 の 添 付 書 類 の 一 つとして 約 款 に 相 当 するもの には どのようなレベルのものが 求 められるのか 実 際 に 契 約 者 と 共 済 について 約 定 している 書 類 であればよく 形 式 レベル は 問 いません 22

平 成 18 年 3 月 現 在 長 期 (10 年 ) 生 命 共 済 ( 保 険 期 間 10 年 )の 募 集 をしてい るが 平 成 18 年 8 月 に 特 定 保 険 事 業 者 として 届 出 を 行 い 平 成 19 年 12 月 に 保 険 会 社 の 免 許 申 請 を 前 提 とした 場 合 現 在 の 長 期 生 命 共 済 はいつまで 募 集 活 動 ができるのか いわゆる 無 認 可 共 済 は 特 定 の 者 を 対 象 とした 自 主 共 済 制 度 であっても 適 用 除 外 が 適 用 されない 場 合 新 保 険 業 法 の 施 行 により 保 険 会 社 あるいは. 少 額 短 期 保 険 業 者 を 選 択 しなければならないことから 数 万 人 が 加 入 している 共 済 制 度 を 変 更 するには 準 備 期 間 が 必 要 であり 現 在 の 制 度 を 存 続 させながら2008 年 3 月 までに 決 定 すれば 良 い 猶 予 期 間 があると 考 えてよ いのか 保 険 会 社 の 免 許 申 請 をする 場 合 には 法 令 上 保 険 期 間 の 制 限 はありません 一 方 少 額 短 期 保 険 業 の 登 録 申 請 をする 場 合 には 1 少 額 短 期 保 険 業 の 登 録 を 受 けるまで( 株 式 会 社 たる 特 定 保 険 業 者 である 場 合 ) 又 は2 保 険 会 社 又 は 少 額 短 期 保 険 業 者 に 保 険 契 約 の 移 転 を 行 うための 移 転 契 約 書 を 作 成 した 時 ( 任 意 団 体 たる 特 定 保 険 業 者 である 場 合 )ということになります ただし 長 期 の 保 険 契 約 に 係 る 業 務 及 び 財 産 の 管 理 を 行 う 少 額 短 期 保 険 業 者 は 長 期 の 保 険 契 約 の 管 理 業 務 を 的 確 に 行 える 人 的 構 成 を 有 することが 求 められ ま た 長 期 の 保 険 契 約 に 係 る 責 任 準 備 金 の 積 立 方 法 は 短 期 の 保 険 契 約 に 係 るも のとは 別 に 定 められること 等 に 留 意 してください 23

18.その 他 今 回 の 政 省 令 案 を 策 定 するに 当 たって 各 団 体 からの 照 会 や 相 談 を 除 き 金 融 庁 は 独 自 にどのような 実 態 把 握 や 意 見 聴 取 を 行 ったのか 根 拠 法 のある 共 済 については 各 々の 根 拠 法 による 規 制 が 存 在 するものの 事 業 毎 に 課 せられている 規 制 が 異 なっている 根 拠 法 のある 共 済 も 含 めた 共 通 のルール 法 整 備 監 督 体 制 の 一 元 化 生 保 と 同 様 のセーフティネットの 整 備 等 各 種 共 済 に 関 する 制 度 ルール 整 備 を 進 めるべき 各 省 庁 財 務 局 を 通 じた 調 査 や 改 正 保 険 業 法 説 明 会 政 省 令 説 明 会 を 実 施 し 可 能 な 限 りの 実 態 把 握 に 努 めたところです 所 管 官 庁 のある いわゆる 制 度 共 済 のあり 方 については 基 本 的 には 所 管 官 庁 において 検 討 されるべき 事 項 であると 考 えます 少 額 短 期 保 険 業 者 が 保 険 業 法 で 規 制 されることになる 以 上 保 険 会 社 と 同 様 に 生 命 保 険 と 損 害 保 険 の 兼 営 を 認 めるべきではない 保 険 業 法 において 生 命 保 険 業 と 損 害 保 険 業 の 兼 営 を 禁 止 している 趣 旨 は 長 期 契 約 のリスクと 巨 大 災 害 リスクを 分 離 することにありますが 少 額 短 期 保 険 業 者 は 保 険 金 額 が 少 額 で 保 険 期 間 が 短 期 の 保 険 契 約 のみの 引 受 けを 行 うことから 生 損 保 の 兼 営 を 禁 止 する 必 要 はないと 考 えます 任 意 団 体 であるため 監 督 官 庁 がない 団 体 については 1 規 約 2 総 会 などの 議 決 機 関 の 議 事 録 ( 代 表 者 および 事 業 計 画 )および3 代 表 者 の 住 民 票 および 印 鑑 証 明 の3つの 提 出 をもって 法 人 に 準 ずる 扱 いとすることはできないか できません 民 法 第 34 条 に 基 づく 公 益 法 人 は 新 保 険 業 法 附 則 第 5 条 において 当 分 の 間 特 定 保 険 業 を 行 う とされているが 当 分 の 間 とは 具 体 的 にどの 程 度 の 期 間 なのか 明 確 にするべきである 公 益 法 人 制 度 改 革 の 帰 趨 を 見 極 めたうえで 関 係 省 庁 とも 相 談 のうえ 判 断 す ることとします 少 額 短 期 保 険 業 者 として 登 録 するまでの 間 ( 特 定 保 険 業 者 である 期 間 )に 商 号 名 称 に 保 険 の 文 字 を 入 れることは 可 能 か 保 険 会 社 でない 者 は その 商 号 又 は 名 称 中 に 保 険 会 社 であると 誤 認 されるお それのある 文 字 を 用 いることが 禁 止 されています( 法 第 7 条 2 項 ) 施 行 規 則 第 211 条 の55の 題 名 がなぜ 少 額 短 期 保 険 業 者 ではなく 保 険 会 社 なのか ご 指 摘 を 踏 まえ 修 正 します 法 113 条 は 新 設 会 社 に 係 る 規 定 であるから 特 定 保 険 業 者 自 身 が 少 額 短 期 保 保 険 業 法 第 113 条 の 繰 越 資 産 に 関 する 規 定 の 適 用 関 係 について 改 正 保 険 業 法 険 業 者 になった 場 合 は 新 設 会 社 でなく したがって そもそも113 条 の 適 用 附 則 第 16 条 第 17 項 に 規 定 があるが これによると 特 定 保 険 業 者 から 保 険 契 約 がありません (なお 任 意 団 体 たる 特 定 保 険 業 者 は 自 分 自 身 がそのまま の 移 転 を 受 け 又 はこれを 承 継 した 少 額 短 期 保 険 業 者 には 第 113 条 の 規 定 が 適 では 少 額 短 期 保 険 業 者 となることはできず ( 法 律 上 は 別 人 格 である) 株 式 用 されないこととなっている ただ24 日 の 説 明 会 では 特 定 保 険 業 であった 会 社 又 は 相 互 会 社 たる 少 額 短 期 保 険 業 者 を 設 立 し 当 該 少 額 短 期 保 険 業 者 に 者 自 身 が 少 額 短 期 保 険 業 者 となった 場 合 にも 第 113 条 は 適 用 されないとの 説 契 約 を 移 転 承 継 することにより 実 質 上 の 事 業 継 続 をする 必 要 があること 明 であったが この 点 について 明 確 に 説 明 してほしい に 留 意 してください ) 24

事 業 規 模 資 本 金 や 責 任 準 備 金 の 積 立 てなど 財 務 状 況 についてはとくに 厳 格 に 行 われるべきである また 重 要 事 項 の 説 明 義 務 については 保 険 業 法 上 の 義 務 であり 少 額 短 期 保 険 業 者 についても 厳 格 に 適 用 されるべき 貴 重 なご 意 見 として 承 ります また ご 意 見 を 踏 まえ 適 切 に 対 処 して 参 ります 根 拠 法 のない 共 済 はこれまで 保 険 会 社 が 対 象 としてこなかった 分 野 をカ バーしてきた 経 緯 があることから 過 剰 な 規 制 をかけることは 契 約 者 保 護 の 観 点 から 考 えても 適 切 ではない 少 額 短 期 保 険 業 制 度 は 特 定 の 者 を 相 手 方 として 保 険 の 引 受 けを 行 う 共 済 事 業 と 不 特 定 の 者 を 相 手 方 として 保 険 の 引 受 けを 行 う 保 険 業 との 区 別 が 容 易 で なくなりつつあった 状 況 等 を 踏 まえ 保 険 業 法 を 改 正 し 保 険 業 法 の 適 用 範 囲 について 契 約 の 相 手 方 が 特 定 か 不 特 定 か 営 利 か 非 営 利 か といったこと にかかわらず およそ 保 険 の 引 受 けを 行 う 者 については その 契 約 者 を 保 護 し 健 全 な 運 営 を 確 保 するために 必 要 な 規 制 の 対 象 とするものです 今 回 の 法 改 正 によって 昭 和 43 年 の 保 険 審 議 会 共 済 保 険 問 題 に 関 する 意 見 ( 昭 和 43 年 3 月 27 日 )における 共 済 と 保 険 の 定 義 は 無 効 となっ たという 理 解 でよいか 保 険 業 法 における 保 険 業 は 新 保 険 業 法 2 条 1 項 に 規 定 されたものであ り それは 一 般 的 に 保 険 と 呼 ばれるものと 共 済 と 呼 ばれるものと を 区 別 するものではありません 保 険 業 少 額 短 期 保 険 業 という 同 種 のサービスを 提 供 する 二 つのグループに 対 し 異 なる 規 制 システムを 構 築 することは 一 方 のグループに 不 当 に 有 利 な 待 遇 を 与 えてしまう 可 能 性 を 伴 う したがって 契 約 者 を 保 護 するために 必 要 となる 対 等 な 競 争 条 件 と 健 全 な 規 制 の 執 行 を 達 成 するにあたり 少 額 短 期 保 険 業 者 と 民 間 保 険 会 社 の 間 の 商 品 サービスの 重 複 を 最 小 限 に 留 めるこ とが 不 可 欠 である 少 額 短 期 保 険 業 者 保 険 会 社 それぞれに 対 する 規 制 は 取 り 扱 える 商 品 や 行 える 事 業 に 応 じて 設 けているものであり 商 品 サービスが 重 複 しているか らといって 直 ちに 契 約 者 保 護 の 観 点 から 問 題 が 生 じるものとは 考 えていま せん 例 えば ある 共 通 の 保 険 商 品 で 保 険 金 額 が 同 じでも 参 入 規 制 の 面 で は 少 額 短 期 保 険 業 者 の 方 が 保 険 会 社 よりも 緩 やかなものとなっていますが 高 額 長 期 の 保 険 商 品 の 取 扱 いがない 分 それらの 保 険 商 品 から 生 じる 保 険 リスクはないことから 必 ずしも 契 約 者 保 護 の 面 で 少 額 短 期 保 険 業 者 が 劣 後 しているわけではないと 考 えます 保 険 会 社 が 少 額 短 期 保 険 業 者 としてのサービス 提 供 を 目 的 に 法 人 を 設 立 す ることは 各 会 社 が 取 扱 う 保 険 商 品 の 既 存 のブランドイメージが 先 行 してし まい 消 費 者 に 対 して 誤 解 を 招 くリスクが 発 生 することから 保 険 会 社 が 少 額 短 期 保 険 業 者 としてサービスを 提 供 することを 目 的 として 新 たに 法 人 を 設 立 することは 禁 止 すべきであり ( 生 命 又 は 損 害 ) 保 険 募 集 人 と 少 額 短 期 保 険 募 集 人 の 兼 任 は 不 可 とすべき 少 額 短 期 保 険 業 者 については 規 則 第 211 条 の30( 業 務 運 営 に 関 する 措 置 )に おいて 保 険 募 集 に 際 して 少 額 短 期 保 険 募 集 人 が 更 新 型 の 保 険 について は 保 険 料 の 見 直 し 等 を 行 う 場 合 があること セーフティネットの 対 象 外 であ ること 引 き 受 けられる 保 険 の 保 険 金 額 に 制 限 があること 等 を 書 面 の 交 付 に より 行 うこと 等 の 措 置 を 講 ずることを 求 めており 保 険 会 社 との 誤 解 を 招 く リスクは 生 じないと 考 えます また 生 命 保 険 募 集 人 又 は 損 害 保 険 募 集 人 と 少 額 短 期 保 険 募 集 人 の 兼 任 については 新 法 第 294 条 により 保 険 募 集 人 は 保 険 募 集 を 行 うに 際 して 所 属 する 保 険 会 社 又 は 少 額 短 期 保 険 業 者 の 商 号 等 を 顧 客 に 対 して 明 らかにしなければならないこととされており 保 険 会 社 の 保 険 契 約 と 誤 解 を 招 くということはないと 考 えます 25

会 員 が 施 行 年 度 で1000 人 を 超 える 事 態 が 生 じた 場 合 はどのように 対 処 すれば よいのか 相 手 方 の 合 計 が1,000 人 を 超 えた 時 点 で 保 険 業 法 の 適 用 があることとなりま す 行 っている 共 済 事 業 が 保 険 業 に 当 たるか 確 認 したいので 窓 口 を 紹 介 して 欲 し い 金 融 庁 監 督 局 保 険 課 にお 問 合 せ 下 さい 船 主 相 互 保 険 組 合 の 契 約 を 行 うためには 組 合 員 たるには 出 資 金 の 払 込 みが 同 時 に 必 要 となっており( 法 第 21 条 ) 組 合 員 になろうとする 者 は 加 入 申 込 書 に 出 資 口 数 を 明 記 し 出 資 金 を 払 い 込 まなければならないが 出 資 金 の 授 受 については 施 行 規 則 案 第 51 条 第 1 号 イ その 他 の 業 務 に 係 る 書 類 等 の 作 成 及 び 授 受 等 と 組 合 員 の 加 入 申 込 手 続 きについては 第 51 条 第 2 号 その 他 の 保 険 業 に 係 る 業 務 の 代 理 と 解 釈 できるかどうか 確 認 したい 26