第23回埼玉医科大学病院IRB委員会議事録(案)



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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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独立行政法人国立病院機構

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減


5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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波佐見町の給与・定員管理等について

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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目 次 事 例 法 別 5 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 誕 生 が 昭 和 9 年 月 以 降 の 者 3 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置 対 象 者 法 別 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置

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別紙3

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

平 成 22 年 12 月 第 5 回 定 例 会 (11 月 26 日 招 集 ) 会 期 日 程 表

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

5 月 27 日 4 子 宮 頸 癌 1 GIO: 子 宮 頸 癌 の 病 態 診 断 治 療 について 理 解 する SBO: 1. 子 宮 頸 癌 の 発 癌 のメカニズムや 発 癌 過 程 について 説 明 できる 2. 子 宮 頸 癌 および 前 癌 病 変 の 分 類 ついて 説 明 でき

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①表紙

公表表紙

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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Transcription:

第 153 回 埼 玉 医 科 大 学 病 院 IRB 委 員 会 議 事 録 日 時 : 平 成 27 年 2 月 9 日 ( 月 ) 17:30~:20:15 場 所 : 本 館 12 階 会 議 室 出 席 者 : 石 原 理 ( 委 員 長 ) 大 竹 明 ( 副 委 員 長 ) 市 岡 滋 ( 副 委 員 長 ) 倉 持 朗 篠 塚 望 井 上 郁 夫 秋 山 雄 次 中 嶋 正 人 松 本 修 子 斉 藤 喜 博 杉 本 修 見 目 恭 一 岡 村 維 摩 根 岸 正 道 児 玉 千 春 大 野 幸 栄 (オブザーバー) 委 任 状 出 席 : 金 澤 實 ( 病 院 長 オブザーバー) 事 務 局 : 青 木 正 人 角 田 涼 子 村 田 恵 理 香 議 事 前 回 の 議 事 録 の 確 認 があり 承 認 14-110 耳 鼻 咽 喉 科 上 條 篤 准 教 授 小 児 スギ ヒノキ 花 粉 症 における 咳 の 実 態 調 査 ( 副 題 : 小 児 花 粉 症 に 伴 う 咳 嗽 に 咳 喘 息 様 病 態 は 関 与 するか?) 平 成 27 年 1 月 委 員 会 条 件 付 承 認 修 正 された 書 類 の 提 出 があり 承 認 14-073 小 児 科 徳 山 研 一 教 授 乳 幼 児 急 性 呼 吸 障 害 に 対 する Biphasic Cuirass Ventilation の 介 入 による 検 討 : 標 準 治 療 を 対 照 とした 多 施 設 共 同 ランダム 化 比 較 試 験 12-064 リウマチ 膠 原 病 科 三 村 俊 英 教 授 インフリキシマブ 薬 効 予 測 に 関 するバイオロジックメイト TM 臨 床 性 能 試 験 12-034 整 形 外 科 脊 椎 外 科 金 潤 澤 教 授 人 工 股 関 節 全 置 換 術 における Aquala ライナーの 有 効 性 と 安 全 性 を 評 価 する 共 同 研 究 08-010 神 経 内 科 脳 卒 中 内 科 荒 木 信 夫 教 授 アルツハイマー 病 総 合 診 断 体 系 実 用 化 プロジェクト(J-ADNI 全 国 臨 床 研 究 ) 14-037 神 経 内 科 脳 卒 中 内 科 荒 木 信 夫 教 授 薬 物 乱 用 頭 痛 における 抑 肝 散 の 有 効 性 の 検 討 平 成 26 年 11 月 10 日 承 認 済 課 題 について 共 同 研 究 者 である 埼 玉 精 神 神 経 セン ターには IRB 委 員 会 が 未 設 置 のため 当 院 病 院 IRB 委 員 会 に 審 議 依 頼 があり 承 認 14-094 総 合 診 療 内 科 今 枝 博 之 教 授 非 特 異 性 多 発 性 小 腸 潰 瘍 症 に 関 する 遺 伝 子 変 異 の 検 索 平 成 26 年 11 月 委 員 会 条 件 付 承 認 修 正 された 書 類 の 提 出 があり 承 認 1

申 請 書 番 号 14-111 バラ 科 果 物 アレルギーの 病 態 および 抗 原 解 析 申 請 者 小 児 科 徳 山 研 一 教 授 食 物 アレルギーをはじめとする 即 時 型 アレルギーの 多 くは 食 物 や 花 粉 など 原 因 となるアレルゲンに 対 する IgE 抗 体 を 介 して 発 症 するが その 病 態 や 原 因 抗 体 花 粉 との 交 叉 反 応 性 についても 十 分 に 明 らかにされていない さらに アレルゲン 特 異 的 IgE 抗 体 の 検 出 は アレルギー 疾 患 の 診 断 および 治 療 を 行 う 上 で 重 要 であるが 果 物 アレルギーは 一 般 的 な sige 測 定 による 診 断 は 難 し く これを 判 別 する 血 清 学 的 診 断 法 がいまだ 確 立 されておらず 日 常 診 療 で 簡 便 にでき かつ 信 頼 できる 診 断 法 の 確 立 が 望 まれている 本 研 究 では 対 象 集 団 を 小 児 ~ 成 人 までとし バラ 科 の 果 物 の 特 に 代 表 的 なモモとリンゴ に 注 目 し これらの 果 物 のコンポーネントアレルゲン また 花 粉 とそのコン ポートアレルゲンに 対 するな sige を 測 定 する さらにイムノブロット イン ヒビションテストを 組 み 合 わせ バラ 科 の 果 物 アレルギーにおける 多 様 な 病 態 の 解 明 そして 簡 便 な 検 査 法 の 確 立 を 目 指 す 以 上 本 研 究 により 果 物 アレルギーにおける 特 異 的 IgE 抗 体 検 査 の 有 用 性 のみならず 果 物 アレル ギーの 発 症 における 新 たな 知 見 をもたらすことが 期 待 される 1. 申 請 者 徳 山 研 一 教 授 ( 小 児 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 1 多 施 設 共 同 研 究 であるため 多 施 設 における 承 認 証 明 書 を 提 出 すること 請 書 番 号 14-112 エンドカフ VS 透 明 フードを 用 いた 大 腸 内 視 鏡 挿 入 時 間 および 大 腸 ポリー プ 検 出 率 の 無 作 為 化 比 較 検 討 申 請 者 総 合 診 療 内 科 今 枝 博 之 教 授 エンドカフはやわらかい 細 かなフラップを 有 し 内 視 鏡 先 端 に 装 着 する 内 視 鏡 の 挿 入 時 にはこのフラップはたたみこまれ 抜 去 時 に 大 腸 のひだにかか るため 通 常 ではひだの 裏 側 の 観 察 しずらい 部 位 でもひだを 抑 え 込 んでめく って 観 察 することが 可 能 となる エンドカフを 内 視 鏡 に 装 着 して 観 察 した 場 合 では 装 着 しないで 観 察 した 場 合 と 比 べてポリープの 検 出 に 優 れているとの 報 告 がなされている しかし 通 常 の 透 明 フードを 装 着 した 大 腸 内 視 鏡 検 査 とこのエンドカフを 装 着 した 大 腸 内 視 鏡 検 査 での 大 腸 ポリープの 検 出 率 を 比 較 した 前 向 きの 無 作 為 化 比 較 試 験 のデータはみられない そこで 直 腸 から 盲 腸 までの 挿 入 時 間 挿 入 率 および 大 腸 ポリープの 検 出 率 大 腸 の 各 部 位 での ポリープ 検 出 数 ポリープの 大 きさ 別 の 検 出 数 検 査 中 の 疼 通 の 程 度 につい て エンドカフを 装 着 した 群 と 通 常 の 透 明 フードを 装 着 した 群 に 無 作 為 に 分 けて 比 較 検 討 する 1. 申 請 者 今 枝 博 之 教 授 ( 総 合 診 療 内 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 2

1 単 独 施 設 での 研 究 であるため 個 人 情 報 保 護 の 方 法 を 匿 名 化 しない へ 変 更 す ること 申 請 書 番 号 14-113 乳 児 血 管 腫 に 対 するプロプラノロール 内 服 療 法 申 請 者 小 児 科 山 﨑 太 郎 講 師 乳 児 血 管 腫 は 出 生 後 1 ヶ 月 以 内 に 出 現 する 血 管 内 皮 細 胞 の 増 殖 した 腫 瘍 病 変 である 多 くは 自 然 退 縮 するが 中 には 腫 瘍 の 増 大 により 機 能 障 害 を 生 じた り 瘢 痕 が 整 容 的 問 題 となる これまでステロイド 治 療 やレーザー 治 療 など 種 々の 治 療 方 法 が 行 われてきたが 近 年 乳 児 血 管 腫 に 対 するプロプラノロ ール 内 服 療 法 の 有 効 性 が 多 数 報 告 され その 有 効 性 と 安 全 性 から 欧 米 では 既 に 第 一 選 択 薬 となりつつある 当 院 でも 平 成 26 年 10 月 より 7 ヶ 月 の 女 児 に 投 与 したが 経 過 は 良 好 で 血 管 腫 の 消 退 傾 向 を 確 認 している(IRB 申 請 番 号 :14-056) 今 回 の 症 例 は 4 ヶ 月 女 児 左 下 眼 瞼 イチゴ 状 血 管 腫 ( 皮 下 型 ) である 生 後 1 ヶ 月 より 左 右 の 眼 裂 の 差 が 生 じ 2 ヶ 月 より 下 眼 瞼 の 腫 れが あり 3 ヶ 月 で 増 大 傾 向 を 認 めている 視 力 への 影 響 も 考 えられる 本 症 例 に 対 しプロプラノロールの 投 与 を 検 討 している そこで 御 家 族 に 使 用 に 際 して の 想 定 される 利 益 とリスクにつき 十 分 に 説 明 を 行 い 承 諾 を 頂 ければ 使 用 さ せていただきたくここに 申 請 する 1. 申 請 者 山 﨑 太 郎 講 師 ( 小 児 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 本 申 請 については 迅 速 審 査 依 頼 があり 平 成 27 年 1 月 30 日 金 澤 病 院 長 石 原 委 員 長 の 決 済 にて 事 前 承 認 済 申 請 書 番 号 14-116 小 児 死 亡 例 に 対 する 死 亡 時 画 像 診 断 モデル 事 業 申 請 者 小 児 科 山 﨑 太 郎 講 師 病 理 解 剖 ( 部 検 )は 死 因 の 究 明 に 大 きな 役 割 を 担 っているが 特 に 小 児 にお いては 保 護 者 の 承 諾 が 得 られず 病 理 解 剖 を 行 うことが 困 難 になってきてお り 死 因 が 特 定 されていない 例 が 多 い そこで 死 亡 時 画 像 診 断 (オートプシー イメージング:Autopsy imaging 以 下 Ai)を 用 いた 死 因 究 明 が 注 目 されてい る Ai とはコンピューター 断 層 診 断 法 (CT)や 磁 気 共 鳴 影 像 法 (MRI)など の 画 像 診 断 装 置 を 用 いて 遺 体 を 検 査 し 病 状 や 死 因 などを 調 べる 画 像 診 断 法 のことである 死 因 究 明 への 有 用 性 が 認 められ 本 邦 において Ai を 施 行 した 例 は 2010 年 85 例 2011 年 98 例 2012 年 100 例 と 増 加 傾 向 にある(Ai 情 報 センター 調 べ) Ai は 今 まで 原 因 不 明 だった 死 亡 例 の 死 因 究 明 の 補 助 診 断 と して 活 用 されることが 期 待 される 今 後 更 なる 死 因 の 究 明 率 向 上 を 目 標 と するシステム 構 築 が 必 要 であり 今 回 厚 労 省 死 亡 時 画 像 診 断 読 影 技 術 向 上 研 修 事 業 の 一 環 として 日 本 医 師 会 が 受 託 者 となり 小 児 死 亡 例 に 対 する 死 亡 時 3

画 像 診 断 の 情 報 を 収 集 分 析 するモデル 事 業 を 実 施 することになった Ai に よる 死 因 究 明 の 医 学 的 意 義 は 大 きく 本 研 究 に 参 加 することは 大 学 病 院 とし ての 責 務 である 1. 申 請 者 山 﨑 太 郎 講 師 ( 小 児 科 )に 代 わり 植 田 穣 助 教 ( 小 児 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた ただし 日 本 医 師 会 へは 謝 金 ではなく 実 費 請 求 ができるよう 努 力 すること 申 請 書 番 号 14-114 悪 性 軟 部 腫 瘍 ( 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 瘍 )に 対 するドキソルビシン 使 用 について 申 請 者 呼 吸 器 内 科 太 田 洋 充 講 師 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 は 非 常 にまれな 疾 患 であり 標 準 治 療 は 確 立 しておらず 一 般 に 化 学 療 法 放 射 線 治 療 法 への 感 受 性 も 乏 しいとされている 今 回 埼 玉 医 科 大 学 病 院 へ 肺 が 原 発 と 考 えられる 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 の 患 者 が 入 院 され 当 院 に ての 加 療 を 希 望 されている 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 は 悪 性 軟 部 腫 瘍 の 一 部 であり ドキソルビシンの 適 応 を 認 めるため ドキソルビシンの 投 与 を 行 いたい 1. 申 請 者 太 田 洋 充 講 師 ( 呼 吸 器 内 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 本 申 請 については 迅 速 審 査 依 頼 があり 平 成 27 年 1 月 28 日 金 澤 病 院 長 石 原 委 員 長 の 決 済 にて 事 前 承 認 済 申 請 書 番 号 14-115 悪 性 軟 部 腫 瘍 ( 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 瘍 )に 対 するパゾパニブ 使 用 について 申 請 者 呼 吸 器 内 科 太 田 洋 充 講 師 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 は 悪 性 軟 部 腫 瘍 に 含 まれる 非 常 にまれな 疾 患 であり 一 般 に 化 学 療 法 放 射 線 治 療 法 への 感 受 性 も 乏 しいとされている 今 回 埼 玉 医 科 大 学 病 院 へ 肺 が 原 発 と 考 えられる 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 の 患 者 が 入 院 され 当 院 にて の 加 療 を 希 望 されている 悪 性 顆 粒 細 胞 腫 に 対 してパゾパニブの 適 応 を 認 め 文 献 的 にもパゾパニブの 効 果 があった 症 例 の 報 告 を 認 めるためパゾパニブの 投 与 を 行 いたい 1. 申 請 者 太 田 洋 充 講 師 ( 呼 吸 器 内 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 本 申 請 については 迅 速 審 査 依 頼 があり 平 成 27 年 1 月 28 日 金 澤 病 院 長 石 原 委 員 長 の 決 済 にて 事 前 承 認 済 4

申 請 書 番 号 14-117 骨 粗 鬆 症 治 療 による 動 脈 石 灰 化 防 止 効 果 に 関 する 検 討 申 請 者 整 形 外 科 脊 椎 外 科 田 中 伸 哉 講 師 多 施 設 横 断 研 究 により 現 在 治 療 中 の 骨 粗 鬆 症 患 者 と 未 治 療 の 骨 粗 鬆 症 患 者 において 血 管 石 灰 化 の 程 度 に 違 いがあるか 否 かを 明 らかにすること 1. 申 請 者 田 中 伸 哉 講 師 ( 整 形 外 科 脊 椎 外 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 1 多 施 設 共 同 研 究 であるため 個 人 情 報 に 留 意 すること 申 請 書 の 項 目 7 の(5) ~(8)を 記 載 すること 申 請 書 番 号 14-118 輸 入 角 膜 を 用 いた 角 膜 移 植 術 申 請 者 眼 科 加 藤 直 子 准 教 授 角 膜 に 不 可 逆 的 な 損 傷 が 生 じ 平 滑 性 や 透 明 性 が 損 なわれてしまった 場 合 外 科 的 に 角 膜 を 取 り 替 える 必 要 が 出 てくる( 角 膜 移 植 ) 角 膜 移 植 を 行 うには ドナー 角 膜 が 必 要 である 現 在 国 内 の 角 膜 移 植 の 待 機 患 者 数 は 5,000~10,000 人 とも 言 われているが ドナーとなる 角 膜 の 提 供 数 は 全 国 で 年 間 1500 眼 であ り ドナー 角 膜 は 慢 性 的 に 不 足 状 態 にある 埼 玉 県 アイバンクも 同 様 の 状 況 で 年 間 の 献 眼 数 は 5~10 名 (10~20 眼 ) 程 度 であり 県 内 の 角 膜 疾 患 患 者 の 治 療 を 担 える 数 にはほど 遠 い これに 対 して アメリカでは 献 眼 数 が 移 植 適 応 者 数 の 約 2 倍 であり 余 った 角 膜 を 国 外 に 提 供 している 日 本 でも 海 外 のアイバンクから 角 膜 の 提 供 を 受 けて 手 術 を 行 う いわゆる 輸 入 角 膜 に よる 移 植 は 20 年 前 から 行 われており 現 在 も 角 膜 移 植 数 の 約 半 数 が 輸 入 角 膜 を 用 いて 行 われているの 実 情 である ドナーの 人 種 国 籍 の 違 いが 角 膜 移 植 の 手 術 成 績 に 全 く 影 響 しないことは 確 認 されている そこで 埼 玉 医 科 大 学 眼 科 でも 国 内 ドナーでも 賄 うことのできない 角 膜 移 植 に 輸 入 角 膜 を 用 いること を 計 画 しいる 1. 申 請 者 加 藤 直 子 准 教 授 ( 眼 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 1 価 格 設 定 等 については 病 院 長 及 び 医 務 課 と 協 議 の 上 決 定 すること 申 請 書 番 号 14-109 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 における 透 析 導 入 後 の 予 後 因 子 の 前 向 き 研 究 申 請 者 腎 臓 内 科 岡 田 浩 一 教 授 5

今 や 超 高 齢 化 は 避 けて 通 れない 現 象 であり 今 後 急 速 に 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 の 人 口 増 加 が 予 想 される 高 齢 社 会 の 到 来 は 腎 不 全 の 絶 対 的 な 増 加 をも たらす そして 病 変 の 進 行 に 伴 い 腎 機 能 が 低 下 し 透 析 導 入 へと 移 行 してい く 例 が 多 い 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 の 透 析 導 入 例 は 増 加 しているが 必 ずしもその 生 命 予 後 は 良 好 ではなく 特 に 心 機 能 低 下 例 では 導 入 例 と 非 導 入 例 で 生 命 予 後 に 有 意 差 はみられていない ただし 透 析 導 入 時 において 生 命 予 後 を 予 測 する 因 子 は 明 らかではなく 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 の 透 析 導 入 時 には 医 療 側 および 患 者 側 における 導 入 の 適 否 の 判 断 材 料 は 限 ら れている また 近 年 高 齢 者 の 健 康 寿 命 を 妨 げる フレイルティ(Frailty) について 大 きな 社 会 的 関 心 が 集 まっている フレイルティ(Frailty) と は 老 化 に 伴 う 種 々の 機 能 低 下 ( 予 備 能 力 の 低 下 )を 基 盤 とし 様 々な 健 康 障 害 に 対 する 脆 弱 性 が 増 加 している 状 態 すなわち 健 康 障 害 (ADL 障 害 要 介 護 状 態 疾 病 発 症 入 院 や 生 命 予 後 など)に 陥 りやすい 状 態 を 指 し 慢 性 腎 不 全 もその 一 因 である フレイルティは 後 期 高 齢 者 の 生 命 予 後 に 大 きく 影 響 するものと 考 えられるが 透 析 導 入 後 との 関 連 性 を 明 らかとした 研 究 はな く 今 回 その 観 点 を 含 めて 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 での 透 析 導 入 後 の 生 命 予 後 の 予 測 因 子 を 明 らかにするための 基 盤 データを 前 向 きに 収 集 する 1. 申 請 者 岡 田 浩 一 教 授 ( 腎 臓 内 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 前 回 自 適 事 項 1 エントリー 基 準 を 明 確 にすること 2 介 入 を 伴 わない 研 究 に 変 更 すること 3 単 独 施 設 での 研 究 のため 匿 名 化 しない へ 変 更 すること 4 同 意 書 を 作 成 すること 5 前 方 後 方 視 的 研 究 が 一 課 題 で 混 在 しているため それぞれ 別 の 議 題 として 申 請 す ること 1 単 独 施 設 による 研 究 のため 個 人 情 報 保 護 の 方 法 を 匿 名 化 しない へ 変 更 する こと 申 請 書 番 号 14-121 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 における 透 析 導 入 後 の 予 後 因 子 の 後 ろ 向 き 研 究 申 請 者 腎 臓 内 科 岡 田 浩 一 教 授 今 や 超 高 齢 化 は 避 けて 通 れない 現 象 であり 今 後 急 速 に 75 歳 以 上 の 後 齢 者 の 人 口 増 加 が 予 想 される 高 齢 社 会 の 到 来 は 腎 不 全 の 絶 対 的 な 増 加 をも たらす そして 病 変 の 進 行 に 伴 い 腎 機 能 が 低 下 し 透 析 導 入 へと 移 行 してい く 例 が 多 い 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 の 透 析 導 入 例 は 増 加 しているが 必 ずしもその 生 命 予 後 は 良 好 ではなく 特 に 心 機 能 低 下 例 では 導 入 例 と 非 導 入 例 で 生 命 予 後 に 有 意 差 はみられていない ただし 透 析 導 入 時 において 生 命 予 後 を 予 測 する 因 子 は 明 らかではなく 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 後 期 高 齢 者 の 透 析 導 入 時 には 医 療 側 および 患 者 側 における 導 入 の 適 否 の 判 断 材 料 は 限 ら れている また 近 年 高 齢 者 の 健 康 寿 命 を 妨 げる フレイルティ(Frailty) について 大 きな 社 会 的 関 心 が 集 まっている フレイルティ(Frailty) と は 老 化 に 伴 う 種 々の 機 能 低 下 ( 予 備 能 力 の 低 下 )を 基 盤 とし 様 々な 健 康 6

障 害 に 対 する 脆 弱 性 が 増 加 している 状 態 すなわち 健 康 障 害 (ADL 障 害 要 介 護 状 態 疾 病 発 症 入 院 や 生 命 予 後 など)に 陥 りやすい 状 態 を 指 し 慢 性 腎 不 全 もその 一 因 である フレイルティは 後 期 高 齢 者 の 生 命 予 後 に 大 きく 影 響 するものと 考 えられるが 透 析 導 入 後 との 関 連 性 を 明 らかとした 研 究 はな く 今 回 その 観 点 を 含 めて 慢 性 腎 不 全 を 伴 う 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 での 透 析 導 入 後 の 生 命 予 後 の 予 測 因 子 を 明 らかにするための 基 盤 データを 後 ろ 向 き に 収 集 する 1. 申 請 者 岡 田 浩 一 教 授 ( 腎 臓 内 科 )より 提 出 された 課 題 についての 説 明 が 行 われた 1 多 施 設 共 同 研 究 であるため 個 人 情 報 に 留 意 すること 申 請 書 の 項 目 7 の (5)~(8)を 記 載 すること 2 ホームページへ 公 開 すること 申 請 書 番 号 14-119 気 管 支 喘 息 と 片 頭 痛 の 関 連 性 について(Relationship between asthma and migraine) 申 請 者 総 合 診 療 内 科 小 林 威 仁 講 師 片 頭 痛 には 共 存 症 (comorbidity)を 示 す 疾 患 すなわち 偶 然 の 合 併 ではなく バックグラウンドに 共 通 の 病 態 の 関 与 が 想 定 される 疾 患 として 心 血 管 系 疾 患 のほか うつ 病 や 気 管 支 喘 息 を 含 むアレルギー 疾 患 が 注 目 されている こ れらの 共 存 症 は 片 頭 痛 の 発 生 機 序 として 提 唱 されている 血 管 説 神 経 説 (cortical spreading depression 説 ) 三 叉 神 経 血 管 説 では 全 てを 説 明 する ことは 困 難 である 片 頭 痛 の 発 生 機 序 の 全 貌 を 解 明 するためには これらの 共 存 例 の 解 析 が 重 要 である 本 研 究 では 片 頭 痛 とアレルギーないし 気 管 支 喘 息 の 共 存 症 例 において 両 疾 患 の 増 悪 時 期 に 相 関 があるか 否 かを 検 討 した 1. 当 院 単 独 の 後 方 視 的 臨 床 研 究 であるため 書 面 審 査 のみの 審 査 とした 1 ホームページに 公 開 すること 以 上 7