平 成 27 年 度 第 2 回 山 県 市 まち ひと しごと 創 生 会 議 会 議 録 ( 要 約 ) 日 時 平 成 27 年 7 月 24 日 ( 金 ) 14:40~16:10 場 所 山 県 市 役 所 3 階 和 室 出 席 者 ( 委 員 ) 竹 内 治 彦 ( 岐 阜 経 済 大 学 副 学 長 ) 会 長 黒 見 敏 丈 ( 岐 阜 女 子 大 学 教 授 ) 副 会 長 髙 橋 信 夫 ( 市 自 治 会 連 合 会 代 表 ( 市 自 治 会 連 合 会 副 会 長 )) 宇 野 睦 ( 市 商 工 会 会 長 ) 代 理 出 席 高 橋 清 仁 ( 市 校 長 会 代 表 ( 伊 自 良 中 学 校 校 長 )) 近 藤 貴 紀 ( 十 六 銀 行 高 富 支 店 長 ) 小 島 明 ( 大 垣 共 立 銀 行 高 富 支 店 長 ) 小 木 曽 浩 ( 岐 阜 信 用 金 庫 高 富 支 店 長 ) 木 村 麻 理 ( 社 会 保 険 労 務 士 ) 松 田 尚 康 ( 岐 阜 新 聞 社 本 巣 市 局 長 ) 鈴 木 凛 平 ( 中 日 新 聞 社 記 者 ) 代 理 出 席 浅 野 修 司 ( 岐 北 厚 生 病 院 事 務 局 長 ) 丹 羽 英 之 ( 市 社 会 福 祉 協 議 会 会 長 ) 武 藤 行 儀 ( 岐 阜 乗 合 自 動 車 取 締 役 ) 代 理 出 席 今 瀬 義 幸 ( 元 岐 阜 県 職 員 ) ( 計 15 人 ) ( 事 務 局 ) 久 保 田 企 画 財 政 課 長 谷 村 企 画 財 政 課 主 幹 渡 瀬 企 画 財 政 課 係 長 十 六 総 合 研 究 所 欠 席 者 ( 委 員 ) 佐 伯 岳 人 (ぎふ 農 協 高 富 支 店 長 ) 早 川 徹 ( 株 式 会 社 水 生 活 製 作 所 代 表 取 締 役 社 長 ) 大 家 実 ( 岐 阜 公 共 職 業 安 定 所 雇 用 開 発 部 長 ) 宇 野 邦 朗 ( 市 副 市 長 ) 議 題 1 会 長 あいさつ 2 議 事 (1) 山 県 市 版 人 口 ビジョン 及 び 総 合 戦 略 策 定 について 3 その 他 資 料 資 料 1 レジュメ( 創 生 会 議 次 第 ) 資 料 2 山 県 市 人 口 ビジョン 骨 子 ( 案 ) 資 料 3 山 県 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 について 資 料 4 山 県 市 役 所 若 手 ワークショップ 会 長 あいさつ 議 事 (1) 山 県 市 版 人 口 ビジョン 及 び 総 合 戦 略 策 定 について 資 料 2に 基 づき 人 口 ビジョン 骨 子 ( 案 )について 事 務 局 から 説 明 1
資 料 2は 人 口 分 析 だけであるが 結 論 はいつ 決 まるのか 事 務 局 総 合 戦 略 を 踏 まえる 部 分 もあるが 10 月 末 日 を 目 標 にしている また 9 月 議 会 に 中 間 報 告 を 検 討 している 次 回 の 会 議 でたたき 台 がでるのか 事 務 局 その 予 定 である 山 県 市 は 自 然 減 より 社 会 減 が 多 い 状 態 である 日 本 人 に 限 って 見 ると 社 会 減 の 幅 が 小 さくなるが やはり 自 然 減 よりも 社 会 減 が 多 い あと 山 県 市 の 非 常 に 大 きな 特 徴 は 合 計 特 殊 出 生 率 が 非 常 に 低 いことである 岐 阜 県 内 で 一 番 低 く 1.28は 全 国 でみても 非 常 に 低 いため 対 策 が 不 可 欠 だろう 先 ほどの 事 務 局 説 明 では 社 会 減 について 男 性 女 性 ともに 以 前 は 大 学 卒 業 後 のUターンが 多 かったが 今 はなくなったとあったが 私 の 考 えでは30 代 で 住 宅 事 情 により 転 入 してきた 人 達 がいなくなったのではないかと 思 う これ は 岐 阜 県 全 体 も 同 じ 状 況 である さらに 山 県 市 のもう 一 つの 特 徴 としては 他 市 町 村 と 比 較 すると 女 性 の 結 婚 による 転 出 が 非 常 に 顕 著 である それが 合 計 特 殊 出 生 率 の 低 さの 原 因 か もしれない 一 般 的 な 定 住 型 社 会 であれば 山 県 市 民 が 結 婚 して 産 む 子 ども の 数 が 少 ないと 合 計 特 殊 出 生 率 は 下 がる あるいは 人 口 移 動 を 前 提 に 考 える と 山 県 市 の 女 性 は 結 婚 すると 転 出 するため 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 いという 解 釈 もできる データを 素 直 に 見 ると 20 代 後 半 から30 代 で 結 婚 家 族 形 成 に 伴 って 転 出 する 女 性 が 多 いから 山 県 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 いと 解 釈 で きる それを 分 析 しないと 有 効 な 対 策 は 考 えられないだろう 定 住 型 社 会 で あれば 合 計 特 殊 出 生 率 の 改 善 策 としては 子 育 て 支 援 策 や 出 産 支 援 策 になる 結 婚 して 転 出 することが 原 因 ならば 如 何 に 転 出 させないか 結 婚 した 人 達 を 山 県 市 に 住 み 続 けてもらう あるいは 他 市 町 村 の 恋 人 達 が 結 婚 して 住 居 を 決 める 時 に 山 県 市 を 選 んでもらうことを 考 えないといけない このように 対 策 施 策 が 大 きく 変 わるため 事 務 局 には 合 計 特 殊 出 生 率 の 詳 細 な 分 析 を お 願 いしたい また 山 県 市 に 住 んでいる 委 員 に 実 態 をお 聞 きしたい A 委 員 婚 活 支 援 を4 年 間 やってきたが 婚 活 イベントに 出 てくる 男 性 は20 代 ぐら いが 多 く 女 性 は 他 市 町 村 に 住 む30~35 歳 40 歳 前 後 が 非 常 に 多 くて マッ チングが 難 しい 状 態 である ただし 周 りの 母 親 から 聞 いた 話 であるが 子 どもを2~3 人 産 んでいる 母 親 が 多 く 山 県 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 いこと を 意 外 に 感 じているとのことだ 出 生 数 人 口 各 年 齢 階 級 の 出 生 率 が 同 じであっても 年 齢 構 成 の 違 いによ り 合 計 特 殊 出 生 率 が 大 きく 異 なることもある 例 えば 日 本 では40 代 の 女 性 はあまり 子 どもを 産 まないため 40 代 の 女 性 の 割 合 が 高 いと 合 計 特 殊 出 生 率 は 低 くなる しかし 山 県 市 の 場 合 は 個 人 的 には 結 婚 して 転 出 しているこ 2
とが 原 因 ではないかと 想 像 している 東 京 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 いのは 新 婚 夫 婦 では 都 内 に 住 めないから 隣 接 県 に 転 出 することが 原 因 である 同 じよ うに 岐 阜 市 との 関 係 で 言 えば 理 論 上 は 山 県 市 で 家 族 形 成 をすることになる はずが 現 実 は 岐 阜 市 で 家 族 形 成 がなされている A 委 員 が 言 われたように 山 県 市 に 住 み 結 婚 している 人 はおそらく2~3 人 の 子 どもを 産 んでいるもの の 合 計 特 殊 出 生 率 が1.28である 原 因 は 婚 姻 率 が 低 く 結 婚 する 時 に 転 出 するという2つの 要 素 があり それぞれに 対 応 する 必 要 があるのではないか と 考 える B 委 員 地 元 の 人 間 としての 感 想 であるが 山 県 市 に 近 い 岐 阜 市 の 粟 野 地 域 の 開 発 が 進 んでいることが 原 因 ではないだろうか また 若 い 人 たちは 岐 阜 市 と 山 県 市 を 比 べて 山 県 市 の 方 が 家 賃 も 低 くても ブランドイメージの 問 題 で 岐 阜 市 を 選 ぶ 人 が 多 いのではないか 何 故 か 山 県 市 は 税 金 が 高 い という 間 違 ったイメージを 持 たれていると 聞 いたこともある 住 宅 団 地 の 開 発 は 非 常 に 大 きな 影 響 力 を 持 っている 後 段 の 部 分 への 対 策 としては 山 県 市 のブランド 戦 略 が 鍵 になろう C 委 員 保 育 料 無 料 化 の 話 を 聞 いて 山 県 市 への 転 入 を 検 討 していた 若 い 夫 婦 がいた が 賃 貸 アパートがなく 戸 建 住 宅 しかないため 転 入 を 諦 めたという 話 を 聞 い た しかし 賃 貸 アパートでは 小 学 校 に 入 学 する 時 に 転 出 してしまう 可 能 性 もある 定 住 促 進 には 住 環 境 が 非 常 に 重 要 な 位 置 にあるのではないか 山 県 市 に 住 む 人 がどこで 働 いているかも 分 析 する 必 要 があるだろう 資 料 3 4に 基 づき 総 合 戦 略 及 び 庁 内 ワークショップについて 事 務 局 から 説 明 総 合 戦 略 のキーワードについて 議 論 を 頂 きたいが 山 県 市 として 外 せない ものはあるか 事 務 局 第 2 次 総 合 計 画 の 基 本 理 念 とめざす 将 来 の 姿 は 市 民 の 声 を 反 映 して 第 1 次 総 合 計 画 からほぼ 同 じ 言 葉 で 引 き 継 いでおり それが 山 県 市 のこだわりで ある D 委 員 20~30 代 の 母 親 にから 非 常 に 子 育 てがしやすい 環 境 だと 聞 いたことがある こういったことをアピールすることが 重 要 ではないか E 委 員 ブランド 戦 略 が 重 要 と 思 う 例 えば 文 教 地 区 と 言 われる 地 域 には その イメージが 先 行 して 子 育 て 世 代 が 集 まる 地 域 もある また 山 県 市 というと 岐 阜 市 から 遠 いイメージがあるが 実 際 には 岐 阜 市 の 中 心 から 車 で30 分 程 度 で 山 県 市 役 所 に 着 ける そういったことを 丁 寧 に 説 明 する 必 要 があるのではな いか 3
F 委 員 都 市 計 画 上 の 問 題 はあると 思 うが 山 県 市 は 住 宅 地 が 少 ないという 問 題 が あるのではないか また パートを 集 めにくいから 市 外 に 移 転 した 企 業 もあ る 働 く 場 の 確 保 も 重 要 だろう A 委 員 若 者 のワークショップの 結 果 に フレックスタイム 在 宅 ワーク ベビー シッター 子 育 て 仕 事 を 両 立 できる いわゆるワークライフバランスと 言 われている 部 分 が 出 ている 自 分 も 山 県 市 にはそういう 環 境 がまだ 少 ないと 感 じている 子 育 てのしやすさは 自 分 の 経 験 から 正 にその 通 りだと 思 うが 女 性 の 働 き 場 の 改 善 がなされることが 望 まれる G 委 員 結 婚 による 転 出 を 抑 制 するためには 山 県 市 にも 立 派 な 企 業 がたくさんあ るので 企 業 と 連 携 して 雇 用 の 創 出 が 必 要 ではないか H 委 員 転 勤 の 多 い 職 業 であるので 住 居 地 の 選 択 には 通 勤 利 便 性 を 一 番 に 考 える 山 県 市 はかつては 住 宅 を 求 めて 転 入 していたが 今 は 少 ないということは そ ういった 距 離 的 な 問 題 もあるのではないか I 委 員 山 県 市 の 企 業 でも 後 継 者 は 岐 阜 市 や 関 市 に 住 んでいる 人 もいる 理 由 を 聞 くと 自 身 が 高 校 へ 通 学 するときに 苦 労 したからということであった 子 どもの 通 学 の 要 素 も 大 きいのではないか また 山 県 市 から 転 出 した 人 に 理 由 を 聞 いて 逆 の 発 想 で 施 策 を 考 えてはどうか 転 出 者 調 査 はしているのか 事 務 局 以 前 試 みたが 中 々データが 集 まらなかった どこの 自 治 体 も 転 出 者 調 査 は 苦 労 されている J 委 員 今 の 若 者 は 田 舎 は 地 域 の 付 き 合 いが 多 いから 忌 避 したいという 人 も 多 い 確 かに 自 然 は 豊 かであるが 猪 とかの 被 害 も 大 変 というイメージもある 多 くの 若 い 子 育 て 世 帯 は 子 どもを 塾 に 通 わせているが 山 県 市 は 高 富 近 郊 であ ればまだいいが そうでないと 中 々 厳 しい これは 一 朝 一 夕 で 解 決 する 問 題 ではないので 先 ずは 婚 姻 率 を 高 めることが 優 先 だろう 不 動 産 業 者 から 消 防 団 と 祭 りが 盛 んな 地 域 には 転 入 者 が 少 ないと 聞 いた ことがある K 委 員 これまで 山 県 市 は 土 地 利 用 計 画 が 進 んでおらず 工 場 と 住 宅 が 混 在 してお り 定 着 率 の 悪 さにつながっているかもしれない また 親 との 同 居 を 嫌 が る 人 も 多 いことも 現 実 的 にはあるのではないか やはり 土 地 政 策 による 住 宅 確 保 が 必 要 だろう 4
L 委 員 学 校 に 対 する 地 域 の 協 力 は 素 晴 らしいものがあるし 山 県 市 の 教 育 水 準 は 他 市 町 村 に 引 けを 取 らないものと 思 う しかし 通 学 のための 交 通 インフラ が 他 市 町 村 と 比 べて 劣 っている 中 学 校 まではいいが 高 校 となると 途 端 に 通 学 に 困 ってしまう 岐 阜 市 は 通 学 面 でみても 高 校 の 選 択 肢 が 非 常 に 多 いた め 結 果 的 に 人 が 集 まり 学 習 塾 も 集 積 するというシナジー 効 果 が 出 ている もう 少 し 交 通 インフラが 整 備 されれば 状 況 は 変 わってくるのではないだろ うか M 委 員 高 富 までは 交 通 利 便 性 が 高 いが 伊 自 良 や 美 山 となると 厳 しい ワークシ ョップでも バス 運 賃 が 高 い という 意 見 がでていたが 民 間 会 社 でもある ため 採 算 面 を 考 えると 引 き 下 げは 難 しい 一 方 で 住 みやすいまちづくりに おける 公 共 交 通 の 重 要 性 は 大 きい 財 政 事 情 もあるだろうが 通 学 に 対 する 助 成 を 検 討 してはどうか N 委 員 職 場 に300 人 程 度 職 員 がいるが 山 県 市 に 住 んでいる 人 は50~60 人 程 度 し かいない アパート 暮 らしの 人 が 多 いが 山 県 市 には 物 件 が 少 ないため 岐 阜 市 に 住 んでいるという 事 情 もある また 婚 姻 率 の 低 さには 男 女 の 出 会 い の 場 が 少 ないという 問 題 もあるのではないか O 委 員 保 育 料 無 料 の 間 だけ 山 県 市 に 住 んでもらうのではなく 定 住 化 させる 必 要 があるだろう また 美 山 地 域 は 小 学 校 の 統 廃 合 が 進 んでいる 状 況 において 市 外 への 転 出 を 抑 制 し 高 富 地 域 に 住 まわせる 施 策 も 重 要 だろう また 情 報 発 信 もただホームページに 乗 せるだけではなく 情 報 を 探 している 人 に 対 して 効 率 的 に 発 信 できるやり 方 を 考 えなければ せっかくのいい 施 策 も 無 駄 になってしまう 副 会 長 人 口 減 少 社 会 は 住 民 や 就 業 者 にとってみると 選 択 自 由 度 の 高 い 社 会 である と 思 う しかし 行 政 からすると 人 口 の 取 り 合 いになってしまうが 人 を 惹 きつけるためにはブランド 力 は 必 須 だろう ブランド 力 を 高 めるためには ターゲットとアピールポイントを 明 確 にする 必 要 がある 山 県 市 が 目 的 とす るターゲットを 明 確 にして その 年 代 の 人 たちに 集 中 的 に 支 援 しないと 定 住 促 進 にはつながらないだろう 山 県 市 にこの 時 期 に 来 て 欲 しいということ を 訴 求 する 必 要 がある 例 えば20~30 代 であれば 賃 貸 物 件 でもその 年 代 に 適 した 物 件 を 確 保 されているかが 大 事 である 日 本 においては 特 に 岐 阜 も そうであるが 持 ち 家 よりも 賃 貸 物 件 の 質 が 悪 い 定 住 を 前 提 とした 住 宅 政 策 をするなど 思 い 切 ったことをする 必 要 があるのではないか 行 政 の 計 画 は バランスをとることが 多 いが 総 合 戦 略 であるからには 一 番 重 要 なタ ーゲットを 明 確 にして 施 策 を 取 り 入 れることが 望 ましい 意 見 をまとめると ブランド 戦 略 の 意 見 が 多 かったと 思 う ブランド 戦 略 として 子 育 てするなら 山 県 市 と 言 い 切 って 進 めるやり 方 もある 山 県 市 全 体 をみると 交 通 の 不 便 なところもあるが 山 県 市 は 岐 阜 市 に 隣 接 する 位 5
置 である 岐 阜 市 の 住 宅 供 給 力 に 余 力 があるため 大 垣 市 における 池 田 町 の ようにベッドタウンとして 発 展 していないのが 現 状 ではないか 働 き 場 所 と して 岐 阜 市 と 勝 負 することは 難 しいので 住 む 場 所 としての 山 県 市 のアピー ルポイントをつくって 積 極 的 にアピールしてはどうだろうか 事 務 局 連 絡 次 回 ワークショップの 参 加 申 込 書 について 説 明 ( 終 了 16:10) 6