連合「改正労働契約法」に関する取り組みについて



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平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

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Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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16 日本学生支援機構

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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* 解 雇 の 合 理 性 相 当 性 は 整 理 解 雇 の 場 合 には 1 整 理 解 雇 の 必 要 性 2 人 員 選 択 の 相 当 性 3 解 雇 回 避 努 力 義 務 の 履 行 4 手 続 きの 相 当 性 の 四 要 件 ( 要 素 )で 判 断 され る 部 門 閉 鎖 型

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

基発第 号

スライド 1


第 4 条 (1) 使 用 者 は 2 年 を 超 えない 範 囲 内 で( 期 間 制 勤 労 契 約 の 反 復 更 新 等 の 場 合 は その 継 続 勤 労 した 総 期 間 が2 年 を 超 えない 範 囲 内 で) 期 間 制 勤 労 者 を 使 用 することができる ただ し 次 の

●労働基準法等の一部を改正する法律案

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弁護士報酬規定(抜粋)

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

H28記入説明書(納付金・調整金)8

18 国立高等専門学校機構

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

キ 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 5 年 法 律 第 76 号 ) ク 労 働 契 約 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 128 号 ) ケ 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) コ 厚 生 年 金 保

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

Microsoft Word - 通達(参考).doc

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Taro-29職員退職手当支給規程

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

調査結果の概要

公表表紙

m07 北見工業大学 様式①

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

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別紙3

スライド 1

d02 国際交流基金 様式1

件名


取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

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(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

入札公告 機動装備センター

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

2 その 年 中 の 特 定 支 出 の 額 ( 前 払 をした 特 定 支 出 ) 問 資 格 取 得 費 に 該 当 する 専 門 学 校 (2 年 制 )の 授 業 料 等 の 支 出 をしましたが この 特 定 支 出 については その 支 出 した 年 分 の 特 定 支 出 の 額 の

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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平成21年9月29日


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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

○00106 年俸制適用職員給与規則( 改正)

別 紙

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波佐見町の給与・定員管理等について

Transcription:

連 合 第 13 回 中 央 執 行 委 員 会 確 認 /2012.10.18(2012.11.26 改 訂 ) 連 合 改 正 労 働 契 約 法 に 関 する 取 り 組 みについて 1. 改 正 法 成 立 の 経 緯 改 正 労 働 契 約 法 が 2012 年 8 月 3 日 に 成 立 し 同 年 8 月 10 日 に 公 布 された 今 回 の 改 正 内 容 のうち いわゆる 雇 止 め 法 理 の 制 定 法 化 の 規 定 については 8 月 10 日 ( 公 布 日 )に 施 行 された 無 期 労 働 契 約 への 転 換 規 定 期 間 の 定 めを 理 由 とする 不 合 理 な 労 働 条 件 の 禁 止 規 定 については 2013 年 4 月 1 日 とする 旨 の 政 令 案 要 綱 が 第 101 回 労 働 条 件 分 科 会 (2012 年 9 月 19 日 )において 諮 問 された その 他 クーリング 期 間 に 関 する 労 働 契 約 法 第 十 八 条 第 一 項 の 通 算 契 約 に 関 する 基 準 を 定 める 省 令 案 要 綱 契 約 更 新 の 判 断 基 準 の 明 示 に 関 する 労 働 基 準 法 施 行 規 則 の 一 部 を 改 正 する 省 令 案 要 綱 についても 諮 問 され 2012 年 10 月 10 日 に 答 申 され 同 月 26 日 に 公 布 された 改 正 法 の 施 行 を 見 据 え 以 下 の 取 り 組 みを 行 う 2. 構 成 組 織 単 組 の 取 り 組 み (1) 無 期 転 換 促 進 の 取 り 組 み 法 律 で 通 算 5 年 を 超 える 場 合 となっている 有 期 契 約 労 働 者 の 無 期 労 働 契 約 へ の 転 換 について 5 年 より 短 い 期 間 で 転 換 させるよう 労 使 協 議 を 行 い 労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 の 規 定 として 具 体 化 する 法 律 上 無 期 労 働 契 約 への 転 換 は いわゆる 正 社 員 転 換 を 義 務 付 けるもので はないが 法 改 正 の 趣 旨 を 踏 まえ 無 期 転 換 後 は 原 則 正 社 員 とする 制 度 (パ ートタイム 労 働 者 については 短 時 間 正 社 員 を 含 む)を 設 ける また 既 に 正 社 員 転 換 制 度 などを 設 けている 場 合 には 法 改 正 を 踏 まえて 制 度 内 容 の 見 直 しを 行 う 派 遣 労 働 者 の 通 算 契 約 期 間 は 派 遣 元 事 業 主 との について 計 算 される 通 算 契 約 期 間 の 5 年 を たとえば 3 年 に 短 縮 するように 労 使 で 話 し 合 う 無 期 転 換 権 は 当 該 の 初 日 から 期 間 満 了 日 までの 間 行 使 することがで きる しかし 次 の 契 約 更 新 がなされないままにこの 日 を 過 ぎてしまった 場 合 には 無 期 転 換 権 は 行 使 できないこととなるので 有 期 契 約 労 働 者 に 対 して 無 期 転 換 の 申 込 みが 可 能 である 期 間 を 周 知 しておくことが 重 要 である 有 期 契 約 労 働 者 についてすでに 正 社 員 への 登 用 制 度 が 設 けられている 場 合 には 例 え ば の 通 算 契 約 期 間 が 3 年 経 過 後 の 労 働 者 には 正 社 員 転 換 の 受 験 資 格 を 付 与 するなどの 取 り 組 みを 行 う 通 算 契 約 期 間 のカウントは 法 施 行 日 である 2013 年 4 月 1 日 以 後 に 締 結 更 新 された が 対 象 となる ただし 法 を 上 回 る 取 り 組 みとして 法 施 行 日 前 の 契 約 期 間 も 通 算 契 約 期 間 のカウントに 含 めることを 求 め その 結 果 通 算 契 約 期 間 が 5 年 を 超 える 有 期 契 約 労 働 者 については 法 が 定 める 通 算 契 約 期 間 の 5 年 経 過 を 待 つ ことなく 無 期 転 換 を 目 指 す (2) 無 期 転 換 後 の 労 働 条 件 の 対 応 無 期 転 換 後 の 労 働 条 件 については 法 律 上 別 段 の 定 めがある 部 分 を 除 いて 同 一 となっているが 時 の 低 い 処 遇 で 固 定 化 されないよう 無 期 転 換 後 の 労 働 条 件 については 引 き 上 げをめざして 継 続 的 に 労 使 協 議 を 行 い

労 働 協 約 又 は 就 業 規 則 の 規 定 として 具 体 化 する また 別 段 の 定 め による 労 働 条 件 の 引 き 下 げは 認 めない 前 掲 (1)のとおり 無 期 転 換 後 の 労 働 者 は 正 社 員 化 することを 目 指 して 取 り 組 む 無 期 転 換 後 の 労 働 条 件 については 無 期 転 換 後 の 労 働 者 に 適 用 される 就 業 規 則 を 新 た に 整 備 するよう 労 使 協 議 を 行 う また 無 期 転 換 後 の 労 働 者 は 労 働 協 約 が 及 ぶよ う 労 働 協 約 上 の 組 合 員 とする 無 期 転 換 後 に 適 用 される 労 働 条 件 が 広 域 配 転 条 項 労 働 時 間 の 大 幅 変 更 など 無 期 転 換 の 申 込 みを 抑 制 するような 内 容 にならないように 人 事 管 理 の 必 要 性 妥 当 性 処 遇 水 準 などに 留 意 し 労 使 協 議 を 行 う 仮 に 無 期 転 換 後 に 適 用 される 労 働 条 件 に 広 域 配 転 条 項 など 正 社 員 と 同 程 度 の 内 容 が 盛 り 込 まれる 場 合 には 処 遇 のみ 低 い 第 二 正 社 員 的 な 取 扱 いがなされないよう 賃 金 等 の 処 遇 についても 正 社 員 と 同 程 度 とするよ う 取 り 組 む なお 職 務 の 内 容 などが 変 更 されないにもかかわらず 無 期 転 換 後 における 労 働 条 件 を 従 前 よりも 低 下 させることは 労 働 条 件 の 不 利 益 変 更 にあたり 無 期 転 換 の 申 込 みを 事 実 上 抑 制 することとなるため 認 めない (3) 無 期 転 換 の 申 込 み 権 に 関 する 周 知 無 期 転 換 の 申 込 み 権 が 発 生 する 要 件 とその 行 使 可 能 期 間 について 周 知 し 雇 い 入 れ 時 毎 回 の 契 約 更 新 時 に 書 面 で 明 示 するよう 使 用 者 に 求 める また 無 期 転 換 の 申 込 みは 書 面 など 記 録 に 残 る 形 で 行 うことについても 周 知 する 無 期 転 換 の 申 込 み 権 は 当 該 契 約 期 間 中 に 通 算 契 約 期 間 が5 年 を 超 えることとなる 有 期 労 働 契 約 の 初 日 から 期 間 満 了 日 までの 間 行 使 することができる このため 法 施 行 日 から5 年 の 経 過 を 待 たずに 無 期 転 換 の 申 込 み 権 が 発 生 することもあることに 留 意 する( 図 1 参 照 ) 無 期 転 換 の 申 込 み 権 を 当 該 の 満 了 日 までに 行 使 しなかった 場 合 であって も 再 度 が 更 新 された 場 合 には 新 たに 更 新 された の 満 了 日 までの 間 に 無 期 転 換 の 申 込 み 権 を 行 使 することが 可 能 となる( 図 2 参 照 ) 有 期 契 約 労 働 者 にあらかじめ 無 期 転 換 の 申 込 み 権 を 放 棄 させること( 例 えば 採 用 時 や 契 約 更 新 時 の 条 件 として 無 期 転 換 の 申 込 み 権 の 放 棄 を 求 めることなど)は 法 改 正 の 趣 旨 を 損 なうものであり 公 序 良 俗 違 反 として 許 されない 労 働 者 が 無 期 転 換 の 申 込 み 権 を 行 使 したにもかかわらず の 満 了 日 に 契 約 を 終 了 させることは 無 期 転 換 の 申 込 み 権 の 行 使 によってすでに 成 立 している 無 期 労 働 契 約 の 解 約 にあたる したがって こうした 場 合 は 無 期 労 働 契 約 の 解 雇 として 労 契 法 16 条 の 解 雇 権 濫 用 法 理 が 適 用 される 無 期 転 換 の 申 込 み 権 については 使 用 者 に 対 し 厚 労 省 モデル 労 働 条 件 通 知 書 を 活 用 した 上 で その 他 欄 に 無 期 転 換 の 申 込 み 権 を 行 使 できる 具 体 的 な 期 間 を 個 々の 有 期 労 働 契 約 者 ごとに 記 載 するように 求 める 無 期 転 換 の 申 込 みを 書 面 で 行 う 場 合 でも 無 期 労 働 契 約 転 換 申 込 書 を 受 け 取 ったか 否 かで 会 社 側 とトラブルにならないよう 書 面 に 加 えて 例 えばメールでも 申 込 みを 行 い その 送 信 記 録 を 残 しておくといった 対 応 を 行 う (4) クーリング 期 間 の 悪 用 防 止

無 期 化 逃 れの 目 的 での 派 遣 請 負 形 態 への 切 り 替 えなどが 行 われないよう 使 用 者 及 び 有 期 契 約 労 働 者 への 周 知 徹 底 など クーリング 期 間 の 悪 用 を 防 止 す る 取 り 組 みを 行 う クーリング 期 間 は 通 算 契 約 期 間 が1 年 以 上 の 場 合 は6ヶ 月 以 上 1 年 未 満 の 場 合 は 通 算 契 約 期 間 の2 分 の1 以 上 の 期 間 が 必 要 である 無 期 化 を 免 れる 意 図 の 下 に 派 遣 形 態 や 請 負 形 態 を 偽 装 して 形 式 的 に 使 用 者 を 代 えた にすぎないと 認 められるようなケースについては 法 の 適 用 逃 れであって 通 算 契 約 期 間 としてカウントされることが 国 会 答 弁 で 確 認 され 行 政 通 達 も 発 出 されている ことに 留 意 する 改 正 労 働 者 派 遣 法 では 離 職 した 労 働 者 を 離 職 後 1 年 以 内 に 派 遣 労 働 者 として 受 け 入 れることも 禁 止 された 無 期 化 逃 れの 目 的 のもと クーリング 期 間 の 濫 用 的 利 用 がなされないよう 点 検 取 り 組 みを 進 める (5) 雇 止 め 法 理 の 周 知 有 期 契 約 労 働 者 に 対 し が 反 復 更 新 により 無 期 労 働 契 約 と 実 質 的 に 異 ならない 状 態 で 存 在 している 場 合 または の 期 間 満 了 後 の 雇 用 継 続 につき 合 理 的 期 待 が 認 められる 場 合 には 雇 止 めが 認 められない 場 合 があることを 周 知 する 労 働 者 が 雇 用 継 続 に 対 して 抱 いた 合 理 的 期 待 に 関 しては 契 約 が1 回 以 上 更 新 されていることは 必 ずしも 必 要 ではない いわゆる 雇 止 め 法 理 においても 更 新 が 一 回 もなくても 合 理 的 期 待 が 認 められた 判 決 がある( 龍 神 タクシー 事 件 大 阪 高 判 平 3/1/16: 契 約 期 間 1 年 の 臨 時 雇 運 転 手 について 当 該 会 社 における 臨 時 雇 運 転 手 制 度 創 設 以 来 自 己 都 合 で 退 職 する 者 以 外 は 雇 用 を 継 続 され 正 規 運 転 手 に 欠 員 が 生 じた 時 は 正 規 運 転 手 に 登 用 されてきた 事 案 ) 菅 野 労 働 法 192 頁 雇 用 継 続 に 対 する 合 理 的 期 待 は 労 契 法 19 条 2 号 の 法 文 上 では 満 了 時 となっ ている しかし 雇 止 めに 関 する 裁 判 例 と 同 様 最 初 の の 締 結 時 から 雇 止 めされた の 満 了 時 までの 間 におけるあらゆる 事 情 が 総 合 的 に 勘 案 され ることが 国 会 答 弁 で 確 認 され 行 政 通 達 も 発 出 されている 判 例 法 理 を 制 定 法 化 した 労 契 法 19 条 の 効 果 は 同 一 の 条 件 での の 更 新 であって 無 期 契 約 とされることなく が 一 回 更 新 されるにとどまる ただし の 通 算 契 約 期 間 が 5 年 となる 直 前 で(あと1 回 の 契 約 更 新 で 5 年 を 超 える 場 合 に) 雇 止 めにあってしまい 19 条 により 雇 止 めの 有 効 性 を 争 う 場 合 裁 判 等 の 場 面 で 併 せて 18 条 の 無 期 転 換 の 申 込 みを 主 張 しておけば 雇 止 めが 無 効 である と 認 められた 際 には 有 期 契 約 が 更 新 されて 通 算 契 約 期 間 が 5 年 を 超 えることとなり その 結 果 無 期 転 換 の 申 込 み 権 が 発 生 することになるので 無 期 転 換 をすることも 可 能 となる (6) 雇 止 めを 争 う 場 合 の 契 約 更 新 の 申 込 み に 関 する 周 知 雇 止 めを 不 服 として 争 う 場 合 には 使 用 者 に 対 する 契 約 更 新 の 申 込 みを 行 う 必 要 がある 旨 を 周 知 する その 際 更 新 の 申 込 みは 書 面 など 記 録 に 残 る 形 で

行 うことについても 併 せて 周 知 する 雇 止 めを 争 う 場 合 の 契 約 更 新 の 申 込 み(19 条 )については 契 約 満 了 日 までしか 行 使 できない 無 期 転 換 の 申 込 み(18 条 )とは 異 なり 契 約 期 間 終 了 後 も 遅 滞 のない 範 囲 で 行 使 でき 正 当 な 又 は 合 理 的 な 理 由 による 申 込 みの 遅 滞 は 許 容 される また 契 約 更 新 の 申 込 み(19 条 )をしたことの 主 張 立 証 については 労 働 審 判 など ADR への 申 立 てなどによって 雇 止 めに 異 議 があることが 使 用 者 に 直 接 又 は 間 接 に 伝 えられたことで 足 りることが 国 会 答 弁 で 確 認 されており 行 政 通 達 も 発 出 されている しかし 契 約 更 新 の 申 込 み 日 をめぐってトラブルにならないよう 雇 止 めを 不 服 に 思 ったら す ぐに 申 込 みをメールなどで 行 い その 送 信 記 録 も 残 しておくといった 対 応 を 行 う (7) 有 期 契 約 労 働 者 の 労 働 条 件 全 般 の 点 検 均 等 均 衡 待 遇 の 実 現 に 向 けて 有 期 契 約 労 働 者 のすべての 労 働 条 件 につい て 同 一 企 業 の 期 間 の 定 めのない 労 働 者 との 相 違 の 有 無 内 容 について 点 検 を 行 う なお 同 一 企 業 については 事 業 所 単 位 ではなく 法 人 単 位 で 考 える ものとする 同 一 企 業 については 条 文 では 同 一 の 使 用 者 と 規 定 されている 同 一 の 使 用 者 とは 労 働 契 約 を 締 結 する 法 律 上 の 主 体 が 同 一 であることを 意 味 しており 事 業 場 単 位 ではない したがって 特 に 全 国 展 開 をしている 企 業 においては 不 合 理 な 労 働 条 件 の 差 異 を 点 検 するにあたって この 点 に 留 意 する (8) 職 務 内 容 などの 異 同 に 関 する 分 析 検 討 上 記 (7)の 点 検 の 結 果 労 働 条 件 に 相 違 がある 場 合 有 期 契 約 労 働 者 と 期 間 の 定 めのない 労 働 者 の1 職 務 内 容 2 職 務 の 内 容 や 配 置 の 変 更 の 範 囲 3その 他 の 事 情 ( 合 理 的 な 労 使 慣 行 など)などの 異 同 について 分 析 を 行 い 当 該 相 違 が 合 理 的 理 由 となるかについて 検 討 する 20 条 が 禁 止 する 不 合 理 な 労 働 条 件 に 当 たる 場 合 は 当 該 労 働 条 件 は 無 効 となり 不 法 行 為 として 損 害 賠 償 の 対 象 となる また 不 合 理 であり 無 効 とされた 労 働 条 件 は 基 本 的 には 無 期 契 約 労 働 者 と 同 じ 労 働 条 件 が 認 められることが 国 会 答 弁 で 確 認 され 行 政 通 達 も 発 出 されている 20 条 の 労 働 条 件 には 賃 金 や 労 働 時 間 等 の 狭 義 の 労 働 条 件 のみならず 労 働 契 約 の 内 容 となっている 災 害 補 償 人 事 事 項 服 務 規 律 教 育 訓 練 付 随 義 務 福 利 厚 生 等 労 働 者 に 対 する 一 切 の 待 遇 を 包 含 する 20 条 の 不 合 理 性 の 判 断 は 有 期 契 約 労 働 者 と 無 期 契 約 労 働 者 との 間 の 労 働 条 件 の 相 違 について 職 務 の 内 容 当 該 職 務 の 内 容 及 び 配 置 の 変 更 の 範 囲 その 他 の 事 情 を 考 慮 し て 個 々の 労 働 条 件 ごとに 判 断 される とりわけ 通 勤 手 当 食 堂 の 利 用 安 全 管 理 などについて 労 働 条 件 を 相 違 させることは 職 務 の 内 容 当 該 職 務 の 内 容 及 び 配 置 の 変 更 の 範 囲 その 他 の 事 情 を 考 慮 して 特 段 の 理 由 がない 限 り 合 理 的 とは 認 められない 旨 の 行 政 通 達 が 発 出 されていることに 留 意 する 20 条 の 労 働 者 の 業 務 の 内 容 及 び 当 該 業 務 に 伴 う 責 任 の 程 度 とは 労 働 者 が 現 に 従 事 している 業 務 の 内 容 及 び 当 該 業 務 に 伴 う 責 任 の 程 度 を 当 該 職 務 の 内 容 及 び 配 置 の

変 更 の 範 囲 とは 今 後 の 見 込 みも 含 め 異 動 昇 進 といった 人 事 異 動 等 の 有 無 及 び これに 伴 い 変 更 される 職 務 の 内 容 の 範 囲 を それぞれ 指 す その 他 の 事 情 とは 合 理 的 な 労 使 の 慣 行 労 働 者 の 従 前 の 職 務 の 成 果 意 欲 能 力 経 験 等 の 諸 事 情 が 想 定 されている したがって その 他 の 事 情 については 労 使 協 議 の 際 に 労 働 条 件 格 差 に 影 響 を 与 える 真 に 合 理 性 のある 事 由 に 限 定 するように 協 議 を 行 う 20 条 の 不 合 理 な 労 働 条 件 の 禁 止 は 同 一 使 用 者 の 下 で 有 期 契 約 労 働 者 と 無 期 労 働 契 約 者 との 間 の 労 働 条 件 の 差 異 についてである したがって から 無 期 労 働 契 約 へ 転 換 した 労 働 者 と 採 用 時 から 無 期 契 約 である 労 働 者 ( 正 社 員 など)との 間 を 含 め 無 期 契 約 労 働 者 同 士 の 差 異 には 及 ばない 今 回 の 法 改 正 前 は 無 期 契 約 労 働 者 間 の 労 働 条 件 格 差 については 同 一 労 働 同 一 賃 金 における 賃 金 格 差 が 課 題 となってお り そこでの 不 合 理 な 格 差 は 公 序 良 俗 違 反 ( 民 法 90 条 )や 権 利 濫 用 の 禁 止 や 信 義 則 などの 一 般 条 項 の 解 釈 にあたって 考 慮 される 労 契 法 3 条 2 項 の 均 衡 考 慮 義 務 違 反 の 問 題 とされていた しかし 今 回 の 20 条 の 創 設 により 無 期 転 換 前 の の 段 階 で 採 用 時 からの 無 期 契 約 労 働 者 との 間 の 不 合 理 な 労 働 条 件 の 差 異 は 解 消 され そ の 後 に 無 期 転 換 した 際 の 労 働 条 件 はすでに 不 合 理 性 が 解 消 された 状 態 のものとなるべ きである したがって 労 働 組 合 としては 有 期 契 約 労 働 者 に 無 期 転 換 の 申 込 み 権 が 生 じる 前 の 段 階 で 20 条 にもとづき 不 合 理 な 労 働 条 件 が 是 正 されるように 労 使 協 議 を 行 うなど 取 り 組 みを 進 める (9) 労 働 条 件 の 是 正 に 向 けた 労 使 協 議 上 記 (8)の 検 討 の 結 果 労 働 条 件 を 相 違 させることに 合 理 性 が 無 いと 判 断 され る 場 合 は 労 働 条 件 の 是 正 に 向 けた 労 使 協 議 を 行 う 特 に 通 勤 手 当 食 堂 やロッカーの 利 用 などの 福 利 厚 生 災 害 時 の 備 品 の 貸 与 などの 安 全 管 理 慶 弔 休 暇 などの 休 日 休 暇 制 度 などについては 働 き 方 に 関 係 なく 同 一 の 労 働 条 件 とする 労 使 協 議 にあたっては 連 合 改 正 パートタイム 労 働 法 を 職 場 にいかす 取 り 組 み 指 針 (2008.2.15) 均 等 待 遇 の 判 断 基 準 と 実 践 の 方 法 (2003.2.14)を 参 考 にする (10) 組 織 化 の 推 進 有 期 契 約 労 働 者 の 組 織 化 の 取 り 組 みを 促 進 する 特 に 無 期 転 換 した 労 働 者 については 確 実 に 組 合 員 とする 3. 連 合 本 部 の 取 り 組 み 残 された 課 題 について 引 き 続 き 検 討 するとともに 2013 春 季 生 活 闘 争 の 取 り 組 み と 連 動 した 運 動 展 開 を 行 う また 改 正 法 に 関 する 周 知 広 報 器 材 を 作 成 する 18 条 の 無 期 転 換 する 仕 組 みに 関 しては 無 期 転 換 の 申 込 み 権 が 発 生 する 期 間 ( 通 算 契 約 期 間 5 年 超 )の 手 前 で 雇 止 めがなされたり クーリング 期 間 が 濫 用 的 に 利 用 されるとい ったような 規 制 逃 れが 発 生 するおそれも 考 えられる したがって 18 条 については 附 則 で 法 施 行 後 8 年 経 過 後 に 施 行 状 況 をふまえた 検 証 見 直 しを 行 うことが 予 定 されている が これに 先 駆 けて 雇 止 め 等 の 抑 制 策 を 検 討 するとともに 無 期 転 換 の 状 況 などの 検 証 に 努 める 18 条 をはじめとして 改 正 法 の 規 定 には 複 雑 でその 内 容 が 理 解 しにくいものが 多 いといっ た 指 摘 があることを 踏 まえ 改 正 法 の 趣 旨 内 容 に 関 するわかりやすい 器 材 を 作 成 する

4. 地 方 連 合 会 の 取 り 組 み 改 正 法 の 内 容 の 周 知 理 解 促 進 に 向 けた 学 習 会 を 実 施 する なお 今 回 の 法 改 正 は 企 業 内 労 働 組 合 での 労 使 協 議 に 限 らず 地 域 ユニオンに 加 盟 する 労 働 組 合 員 の 労 働 条 件 への 対 応 が 必 要 であり 必 要 によっては 団 体 交 渉 などでの 対 応 を 行 う

参 考 3:2012 春 季 生 活 闘 争 方 針 < 抜 粋 > (3) 非 正 規 労 働 者 の 労 働 条 件 改 善 の 取 り 組 み 非 正 規 労 働 者 の 労 働 条 件 改 善 の 取 り 組 みは パート 有 期 契 約 共 闘 を 中 心 に 非 正 規 共 闘 を 強 化 し 取 り 組 みを 展 開 する なお 構 成 組 織 単 組 の 実 情 に 応 じて 要 求 要 請 項 目 を 設 定 し 推 進 することとする 1) 非 正 規 労 働 者 に 関 するコンプライアンスの 徹 底 については すべての 組 合 が 取 り 組 む 2)パートタイム 労 働 者 だけでなく 派 遣 労 働 者 等 間 接 労 働 者 を 含 む 非 正 規 労 働 者 の 労 働 条 件 改 善 の 取 り 組 みを 展 開 する 3) 重 点 項 目 を 基 本 に 正 社 員 登 用 制 度 の 創 設 等 非 正 規 労 働 者 の 正 規 化 の 促 進 均 等 均 衡 待 遇 に 向 けた 時 間 給 の 引 き 上 げをはかるとともに 福 利 厚 生 等 の 不 合 理 な 適 用 についての 点 検 是 正 を 行 う 等 総 合 的 な 労 働 条 件 向 上 の 取 り 組 みを 展 開 する また 改 正 パートタイム 労 働 法 の 定 着 徹 底 に 向 け 以 下 の 課 題 に 取 り 組 む [1] 連 合 パート 労 働 者 等 ガイドライン 補 強 版 (2009 年 )を 活 用 した 職 場 での 点 検 活 動 を 推 進 す る [2]パートタイム 労 働 法 の 遵 守 徹 底 に 関 する 経 営 側 との 協 議 パートタイム 労 働 法 などパートタ イム 労 働 者 に 関 する 法 律 が 遵 守 されているか 点 検 活 動 もあわせて 実 施 する 参 考 4:2012 春 季 生 活 闘 争 パート 有 期 契 約 共 闘 方 針 < 抜 粋 > 1. 均 等 均 衡 待 遇 実 現 を 含 めた 総 合 的 な 労 働 条 件 向 上 への 取 り 組 み 産 別 単 組 は パートタイム 労 働 法 の 遵 守 を 徹 底 するとともに ガイドライン を 活 用 しながら それぞれの 実 情 に 応 じて 中 期 的 重 点 項 目 を 設 定 し 均 等 均 衡 待 遇 実 現 を 含 めた 総 合 的 な 労 働 条 件 向 上 へ 向 けた 取 り 組 みを 推 進 する 2012 春 季 生 活 闘 争 においては 昨 年 に 引 き 続 き 重 点 項 目 を 設 定 し 参 加 産 別 が 連 携 して 取 り 組 み 最 大 限 の 成 果 獲 得 をめざす 2012 重 点 項 目 1 正 社 員 への 転 換 ルールの 明 確 化 導 入 促 進 2 昇 給 ルールの 明 確 化 3 一 時 金 の 支 給 4 通 勤 費 駐 車 料 金 慶 弔 休 暇 に 加 え 福 利 厚 生 全 般 に 関 する 取 り 組 み 5 正 社 員 と 同 様 の 時 間 外 割 増 率 適 用 正 規 労 働 者 の 割 増 賃 金 が 法 定 内 残 業 でも 時 間 外 割 増 率 の 適 用 対 象 となる 場 合 ( 例 えば 所 定 労 働 時 間 が 7.15H で それ 以 降 に 割 増 賃 金 が 適 用 される 場 合 )であれば パート 労 働 者 等 にも 同 率 の 時 間 外 割 増 率 を 適 用 する 参 考 5: 連 合 改 正 パートタイム 労 働 法 を 職 場 にいかす 取 り 組 み 指 針 (2008.2.15)< 抜 粋 > 2. 労 働 協 約 化 に 取 り 組 む (1) 以 下 の1~3の 課 題 について 必 要 な 場 合 の 見 直 しを 含 め 均 等 待 遇 の 判 断 基 準 と 実 践 方 法 ( 資 料 2)を 参 考 に 労 働 協 約 化 に 取 り 組 む 1パートタイム 労 働 者 固 有 の 制 度 を 整 備 する ( 例 : 正 社 員 への 転 換 制 度 の 導 入 就 業 規 則 の 整 備 など) 2 働 き 方 に 関 係 なく 全 員 に 適 用 される 労 働 条 件 ( 例 : 休 日 休 暇 制 度 通 勤 手 当 など) 3 時 間 比 例 を 考 慮 しながら 整 備 する( 例 : 職 務 関 連 手 当 一 時 金 など) 特 に 下 記 の 課 題 については 改 正 パートタイム 労 働 法 を 上 回 る 要 求 として 積 極 的 に 取 り 組 む 通 勤 手 当 正 社 員 と 支 給 基 準 を 同 様 とする 慶 弔 休 暇 正 社 員 と 付 与 基 準 を 同 様 とする 人 事 制 度 正 社 員 への 転 換 制 度 を 導 入 する (2) いわゆる 疑 似 パート について 正 社 員 と 働 き 方 人 材 活 用 などが 実 質 的 に 異 ならない 労 働 者 については 改 正 パートタイム 労 働 法 に 基 づき 正 社 員 への 転 換 若 しくは 同 一 労 働 条 件 とする

図 1: 無 期 転 換 の 申 込 み 権 : 第 18 条 関 係 1 施 行 通 達 ( 基 発 0810 第 2 号 ): 第 5 4(2)エ 連 合 作 成 無 期 転 換 の 申 込 み 可 能 期 間 5 年 2 年 2 年 2 年 無 期 転 換 の 申 込 みは 5 年 をまた ぐ の 始 期 から 行 使 できる(5 年 より 前 でも 行 使 可 ) 図 2: 無 期 転 換 の 申 込 み 権 : 第 18 条 関 係 2 施 行 通 達 ( 基 発 0810 第 2 号 ): 第 5 4(2)エ 連 合 作 成 5 年 無 期 転 換 の 申 込 み 可 能 期 間 申 込 みをせず で 継 続 申 込 みをせず で 継 続 無 期 転 換 の 申 込 み 権 はその 都 度 発 生 する 無 期 転 換 の 申 込 み 権 はその 都 度 発 生 する