供 した 例 がある しかし このような 船 舶 の 利 活 用 が 被 災 地 全 体 に 普 及 しなかったのは 活 用 可 能 な 船 舶 の 情 報 が 把 握 されていないことに 加 え 船 舶 において 医 療 活 動 を 実 施 すること 自 体 の 認 知 が 進 んでいなかったこと



Similar documents
Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件


17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病


Taro-01 議案概要.jtd

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

学校安全の推進に関する計画の取組事例

東京事務所BCP【実施要領】溶け込み版

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

近畿中部防衛局広報誌

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

●幼児教育振興法案

目 次 第 3 編 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 章 組 織 及 び 動 員... 1 第 1 節 防 災 組 織 明 石 市 防 災 会 議 明 石 市 災 害 対 策 本 部... 1 第 2 節 動 員 配 備 及 び 災 害 対 策 本 部 の 設 置.

 

mono【集約版】熊本地震に係る支援状況(H 時現在)

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

スライド 1

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

Microsoft Word - 目次.doc

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

Microsoft Word 利子補給金交付要綱

                         庁議案件No

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

文化政策情報システムの運用等

5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

航空隊等の内部組織に関する達

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

m07 北見工業大学 様式①

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

定款

<4D F736F F D D488A778CA48B8689C881468DB293A190E690B E682558AFA93C896D88E738D8297EE8ED E646F6378>

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

Microsoft Word - 1表紙.doc

18 国立高等専門学校機構

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

表紙-2.xdw

●労働基準法等の一部を改正する法律案

東久留米市訓令乙第   号

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

資 料 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 における ホストシティ タウン 構 想 (イメージ) 1. 趣 旨 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 2020 年 オリン

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

相 談 窓 口 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 救 済 制 度 相 談 窓 口 (フリーダイヤル) IP 電 話 等 の 方 でフリーダイヤルが 御 利 用 になれない 場 合 は ( 有 料 )を 御 利 用 くだ

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 1 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

緊急消防援助隊の計画的な増強・充実

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<947A957A8E9197BF C E786C73>

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

震災予防計画

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

Taro-iryouhoken

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

化学テロ発生時の現場対処標準について(案)

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt


福山市立駅家南中学校P T A 規約

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

老発第    第 号

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

別紙3

Transcription:

自 分 を 守 る! ビジネスにつなげる! 社 会 貢 献 をする! 23 円 滑 な 医 療 体 制 を 構 築 している 例 事 例 番 号 174 兵 庫 県 内 の 大 学 と 医 療 団 体 海 事 団 体 で 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 推 進 協 議 会 設 立 取 組 主 体 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 推 進 協 議 会 取 組 の 実 施 地 域 兵 庫 県 業 種 非 営 利 目 的 団 体 取 組 関 連 URL http://www.sousenob.com/ 取 組 の 概 要 船 舶 を 利 用 した 被 災 者 支 援 活 動 大 規 模 災 害 が 発 災 した 直 後 の 緊 急 医 療 では 特 別 の 装 備 を 持 った 政 府 艦 船 とこれと 連 携 した DMAT ( 災 害 派 遣 医 療 チーム:Disaster Medical Assistance Team)の 果 たす 役 割 が 大 きい しか し 阪 神 淡 路 大 震 災 では 船 舶 を 利 用 した 救 命 救 援 活 動 がほとんど 行 われなかったことが 神 戸 大 学 の 調 査 により 判 明 した この 調 査 を 行 った 同 大 学 の 研 究 室 ( 井 上 欣 三 名 誉 教 授 )では 船 舶 を 活 用 した 災 害 時 の 支 援 のあり 方 を 模 索 し 平 成 16 年 からは 日 本 透 析 医 会 と 提 携 し 腎 臓 病 患 者 や 医 師 の 協 力 を 得 ながら 船 で 徳 島 港 における 緊 急 透 析 患 者 を 対 象 とした 搬 送 訓 練 患 者 を 被 災 地 外 に 運 ぶ 訓 練 や 船 内 での 透 析 治 療 等 の 訓 練 を 実 施 した 平 成 25 年 には 医 療 団 体 海 事 業 界 行 政 組 織 等 の 協 力 を 得 て 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 推 進 協 議 会 を 発 足 させ 搬 送 船 宿 泊 所 船 避 難 所 船 の 実 現 普 及 に 向 けた 訓 練 やシンポジウム 等 の 実 施 を 継 続 している 取 組 の 特 徴 大 災 害 時 の 対 応 を 検 証 し 構 想 を 推 進 海 上 交 通 工 学 等 を 専 門 とする 神 戸 大 学 の 井 上 欣 三 研 究 室 では 阪 神 淡 路 大 震 災 以 降 被 災 者 の 命 を 守 るための 船 舶 の 活 用 法 として 船 で 医 療 を 提 供 できないか 検 討 を 続 けてきた 大 規 模 災 害 の 直 後 の 緊 急 医 療 では 政 府 艦 船 や DMAT の 活 躍 が 期 待 されるが 復 旧 復 興 時 になると 被 災 者 の 生 活 健 康 支 援 が 重 要 となることに 同 研 究 室 は 着 目 し 民 間 船 に 協 力 を 求 め 組 織 的 に 海 からの 支 援 を 実 現 するため 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 を 推 進 してきた 東 日 本 大 震 災 においては 民 間 船 の 活 用 事 例 として 発 災 1 ヵ 月 後 に 大 型 客 船 ふじ 丸 が 岩 手 県 大 船 渡 港 などに 停 泊 し 延 べ 4,500 人 の 被 災 者 に 入 浴 や 客 室 利 用 携 帯 電 話 の 充 電 などを 無 償 で 提

供 した 例 がある しかし このような 船 舶 の 利 活 用 が 被 災 地 全 体 に 普 及 しなかったのは 活 用 可 能 な 船 舶 の 情 報 が 把 握 されていないことに 加 え 船 舶 において 医 療 活 動 を 実 施 すること 自 体 の 認 知 が 進 んでいなかったこと そして 資 金 面 も 含 めた 体 制 づくりが 未 整 備 であること 等 が 挙 げられる このため 井 上 名 誉 教 授 は 医 師 会 透 析 医 会 歯 科 医 師 会 薬 剤 師 会 看 護 協 会 患 者 会 海 事 業 界 国 地 方 の 行 政 組 織 等 の 協 力 を 得 て 平 成 25 年 3 月 に 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 推 進 協 議 会 を 設 立 し 搬 送 船 宿 泊 所 船 避 難 所 船 の 各 プロジェクトについて 検 討 を 重 ねるとともに 国 によ る 認 知 社 会 の 理 解 促 進 船 会 社 との 協 力 体 制 の 構 築 に 取 組 んでいる 避 難 所 にはないベッドや 入 浴 機 能 などが 船 舶 にはある 通 常 の 避 難 所 にはベッドや 入 浴 冷 暖 房 もなく プライバシーも 守 られないが 船 であればその 点 を 補 うことが 出 来 る 避 難 所 生 活 での 疲 労 などが 原 因 の 災 害 関 連 死 を 防 ぐため 船 を 避 難 所 として 活 用 し そこに 医 療 団 が 乗 り 込 んで 医 療 や 福 祉 を 提 供 することは 船 と 医 療 の 望 ましい 連 携 である 同 協 議 会 は このような 避 難 所 船 のほかに 患 者 の 移 送 を 陸 上 だけでなく 海 上 で 行 う 搬 送 船 医 療 団 の 宿 泊 活 動 拠 点 としての 宿 泊 所 船 の 構 想 を 掲 げている 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 の 概 要 練 習 船 等 を 活 用 した 訓 練 航 海 で 意 識 啓 発 を 推 進 同 協 議 会 では 海 上 からの 支 援 をより 確 実 なものとするためには 船 舶 において 医 療 活 動 が 実 施 できる という 発 想 が 患 者 や 医 師 や 関 係 者 の 意 識 の 中 に 自 然 と 湧 いてくることが 必 要 だと 考 え その 普 及 に 向 け 平 時 における 患 者 の 海 上 搬 送 訓 練 を 重 視 している このため 神 戸 大 の 練 習 船 深 紅 丸 等 を 活 用 し 透 析 患 者 を 対 象 とした 訓 練 航 海 を 継 続 的 に 実 施 し 多 くの 患 者 医 師 看 護 師 臨 床 工 学 技 士 等 に 乗 船 の 機 会 を 提 供 し 意 識 啓 発 を 推 進 している

平 時 の 活 用 災 害 時 医 療 支 援 船 構 想 の 取 組 は 事 前 に 専 用 の 船 を 用 意 するのではなく 特 別 の 装 備 がない 普 通 の 船 を 災 害 発 生 時 に 即 座 に 組 織 化 して 海 からの 支 援 を 実 現 する 有 事 即 応 型 の 医 療 と 海 の 社 会 連 携 である 災 害 時 に 被 災 者 支 援 を 行 う 船 舶 については 民 間 の 事 業 者 から 無 理 なく 船 を 借 用 し 船 の 運 航 に 課 す 負 荷 を 最 小 限 とするため 平 常 業 務 に 就 いている 民 間 船 をありのままの 姿 で 借 用 し ミッションが 終 われば その 船 は 直 ちに 平 常 業 務 に 復 帰 できるような 使 い 方 を 鉄 則 に 考 えている 今 後 の 課 題 展 開 災 害 時 における 船 舶 の 活 用 を 確 実 かつ 円 滑 なものとしていくためには 船 舶 運 航 事 業 者 との 協 力 体 制 を 確 認 するための 訓 練 演 習 医 療 法 など 法 律 制 度 の 壁 国 地 方 自 治 体 との 連 携 などのテー マが 残 されており 同 協 議 会 では 今 後 これらの 課 題 に 取 組 むこととしている 周 囲 の 声 阪 神 淡 路 大 震 災 から 16 年 経 過 した 東 日 本 大 震 災 においても 避 難 所 や 仮 設 住 宅 の 生 活 空 間 とし ての 劣 悪 さは 一 向 に 改 善 されていなかった 災 害 弱 者 と 呼 ばれる 方 々が 命 からがらやっと 避 難 所 に 辿 り 着 いても 生 活 機 能 が 全 く 備 わっていないため 過 大 なストレス 持 病 の 悪 化 余 病 の 併 発 等 で 生 命 を 落 とす 災 害 関 連 死 が 多 発 した これを 解 決 するために 発 災 時 に 大 型 フェリーや 客 船 を 借 り 上 げ 生 活 空 間 が 完 備 された 船 全 体 を 避 難 所 として 運 用 し 船 内 に 救 護 診 療 所 や 透 析 室 を 設 置 し JMAT( 医 師 会 歯 科 医 師 会 薬 剤 師 会 看 護 協 会 その 他 介 護 福 祉 関 係 団 体 の 合 同 チーム) を 中 心 に 通 常 の 医 療 介 護 を 提 供 し 災 害 弱 者 の 方 々が 陥 りやすい 災 害 関 連 死 を 防 ごうとする 世 界 初 の 試 みである ( 医 療 関 係 一 般 社 団 法 人 )

自 分 を 守 る! ビジネスにつなげる! 社 会 貢 献 をする! 23 円 滑 な 医 療 体 制 を 構 築 している 例 事 例 番 号 175 災 害 時 医 療 コーディネーター 設 置 による 広 域 的 な 医 療 機 関 の 連 携 調 整 取 組 主 体 一 般 社 団 法 人 長 野 県 医 師 会 取 組 の 実 施 地 域 長 野 県 業 種 医 療 機 関 取 組 関 連 URL http://www.nagano.med.or.jp/index.p hp 取 組 の 概 要 災 害 時 のみ 設 置 していた 災 害 医 療 コーディネーター を 常 設 化 災 害 医 療 コーディネーター は 災 害 時 に 圏 域 内 の 医 療 情 報 を 集 約 一 元 化 し 医 療 資 源 の 配 分 収 容 先 医 療 機 関 の 確 保 等 の 医 療 救 護 活 動 等 を 統 括 調 整 等 を 行 う 医 師 のことである 東 日 本 大 震 災 においては 多 くの 医 療 支 援 チームが 現 地 入 りし 自 衛 隊 との 協 働 のもと 数 多 くの 救 命 に 携 わったものの 広 範 囲 な 被 災 地 において 刻 々と 変 化 する 医 療 等 へのニーズや 医 療 支 援 の 情 報 を 体 系 的 に 収 集 することは 容 易 ではなかったことか ら その 必 要 性 が 近 年 強 く 認 識 されている 長 野 県 医 師 会 会 館 外 観 長 野 県 医 師 会 はかねてから 長 野 県 と 連 携 し 緊 急 時 には 県 庁 に 設 置 される 災 害 対 策 本 部 に 出 務 する 制 度 を 整 えていたが いざという 場 合 の 指 揮 系 統 の 明 確 化 や 普 段 からの 情 報 網 の 整 備 等 の 充 実 を 図 るため 災 害 医 療 コーディネーター の 常 設 化 に 取 組 み 平 成 26 年 12 月 には 県 の 制 度 として 同 医 師 会 の 医 師 等 が 長 野 県 災 害 医 療 コーディネーター として 県 知 事 から 委 嘱 されることとな った 取 組 の 特 徴 医 療 機 関 と 県 とが 連 携 した 災 害 医 療 本 部 設 置 訓 練 長 野 県 ではこれまで 県 内 を 10 の 地 域 ( 二 次 保 健 医 療 圏 )に 分 け 災 害 拠 点 病 院 の 指 定 整 備 を 進 めるとともに 災 害 拠 点 病 院 以 外 の 医 療 機 関 地 域 医 師 会 消 防 機 関 行 政 機 関 等 による 連 携 体 制 の 整 備 を 推 進 しており DMAT( 災 害 派 遣 医 療 チーム:Disaster Medical Assistance Team)につい ても 11 の 医 療 機 関 を 指 定 してきた また 各 圏 域 では 医 療 機 関 同 士 の 協 議 検 討 により 緊 急 時 のマニュアルづくりが 進 められてきた 長 野 県 では 特 に 医 療 機 関 における DMAT 活 動 が 盛 んであり 県 と 連 携 して 年 に 複 数 回 災 害 医 療 本 部 立 ち 上 げの 訓 練 を 行 っていた これらの 活 動 の 中 では 圏 域 をまたがって 情 報 の 収 集 調 整 等 を 行 う 災 害 医 療 コーディネーター の 構 想 も 含 まれており 有 事 の 際 には 県 庁 内 に 医 療 機 関 から 代 表 者 が 派 遣 されることとなっていた 実 際 に 東 日 本 大 震 災 の 際 にも 長 野 県 医 師 会 の 医 師 が

県 庁 に 召 集 され 宮 城 県 への 医 療 チームに 派 遣 を 決 定 している 常 設 化 し 支 援 体 制 の 充 実 を 図 る 長 野 県 ではそれまで 災 害 時 には 長 野 県 医 師 会 長 長 野 県 のうち 統 括 DMAT 及 びその 他 必 要 な 者 が 県 の 災 害 医 療 本 部 に 入 ることが 規 定 されており 災 害 医 療 コーディネーター は 災 害 時 のみに 設 置 されるものであった 一 方 東 日 本 大 震 災 の 際 には 支 援 者 への 平 時 からの 教 育 と 訓 練 情 報 通 信 体 制 の 充 実 指 揮 系 統 の 明 確 化 等 の 課 題 も 浮 き 彫 りとなった 被 災 地 への 派 遣 チームの 参 加 者 をはじめとした 医 療 関 係 者 においては 災 害 医 療 コーディネーター を 常 設 化 し 支 援 体 制 のよ り 一 層 の 充 実 を 図 ることの 必 要 性 が 認 識 されることとなった これを 受 け 長 野 県 では 平 成 25 年 2 月 に 策 定 した 信 州 保 健 医 療 計 画 において 発 災 後 に 県 災 害 医 療 本 部 に 設 置 される 災 害 医 療 コーディネートチームに 参 画 するコーディネーターについて 常 設 化 などあり 方 について 検 討 する 必 要 がある と 記 載 し 県 の 災 害 医 療 体 制 の 充 実 強 化 のため 災 害 医 療 コーディネーターの 設 置 が 急 務 の 課 題 との 整 理 をおこなった 続 いて 長 野 県 医 師 会 や 県 等 による 災 害 医 療 コーディネーターのあり 方 検 討 ワーキンググループ により 検 討 が 進 めら れ 平 成 26 年 12 月 には 長 野 県 災 害 医 療 コーディネーター 等 設 置 運 営 要 綱 がまとめられた な お 長 野 県 の 災 害 医 療 コーディネーター 制 度 の 概 要 は 次 のようのものである 1 人 数 任 期 : 長 野 県 医 師 会 に 所 属 する 者 から 3 名 長 野 県 内 の DMAT 指 定 病 院 に 勤 務 する 統 括 DMAT から 12 名 を 知 事 が 委 嘱 する 任 期 は 2 年 である 2 平 時 の 主 な 役 割 :(1) 関 係 機 関 との 連 携 体 制 づくり (2) 訓 練 研 修 の 企 画 助 言 指 導 (3) 災 害 医 療 体 制 に 関 する 助 言 などを 行 う 3 大 規 模 災 害 時 の 役 割 : 長 野 県 災 害 医 療 本 部 長 の 要 請 により 長 野 県 災 害 医 療 本 部 に 出 務 し (1) 県 レベルでの 医 療 機 関 医 療 関 係 団 体 及 び 各 種 団 体 との 連 絡 協 力 要 請 (2) 県 レベルでの 消 防 自 衛 隊 等 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 及 び 厚 生 労 働 省 との 連 絡 調 整 (3) 県 内 で 活 動 する DMAT 及 び 医 療 救 護 班 の 全 体 的 な 指 揮 調 整 並 びに 活 動 方 針 の 策 定 (4) 地 域 医 療 搬 送 における 受 入 病 床 及 び 搬 送 手 段 の 確 保 の 調 整 (5) 県 内 の 病 院 診 療 所 等 の 被 災 情 報 の 収 集 及 び 医 薬 品 医 療 資 機 材 等 の 配 分 調 整 などの 任 務 を 行 う 周 囲 の 声 長 野 県 医 師 会 には 今 般 の 御 嶽 山 噴 火 災 害 や 神 城 断 層 地 震 災 害 時 においても 実 際 に 災 害 医 療 本 部 に 県 災 害 医 療 コーディネーターを 派 遣 いただくとともに 被 災 地 における 医 療 提 供 体 制 の 確 保 のた め 積 極 的 に 活 動 いただき 多 大 な 力 を 発 揮 していただいた ( 地 方 公 共 団 体 )

自 分 を 守 る! ビジネスにつなげる! 社 会 貢 献 をする! 23 円 滑 な 医 療 体 制 を 構 築 している 例 / その 他 の 事 例 薬 剤 師 派 遣 による 医 療 支 援 活 動 事 例 番 号 176 公 益 社 団 法 人 日 本 薬 剤 師 会 業 種 : 医 療, 福 祉 取 組 の 実 施 地 域 : 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 公 益 社 団 法 人 日 本 薬 剤 師 会 では 東 日 本 大 震 災 の 際 に 被 災 3 県 ( 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 )および 茨 城 県 に 対 して 派 遣 人 数 等 を 県 薬 剤 師 会 と 調 整 の 上 全 国 から 薬 剤 師 を 派 遣 し 1 医 薬 品 集 積 所 等 での 医 薬 品 の 仕 分 け 管 理 救 護 所 避 難 所 への 払 い 出 し 作 業 2 救 護 所 仮 設 診 療 所 等 におけ る 被 災 者 に 対 する 調 剤 及 び 服 薬 説 明 3 医 療 チームに 同 行 して 避 難 所 等 における 処 方 支 援 医 薬 品 の 識 別 代 替 医 薬 品 の 選 択 それに 伴 う 服 薬 説 明 等 4 各 避 難 所 を 巡 回 し 医 薬 品 に 関 する 相 談 応 需 服 薬 説 明 一 般 用 医 薬 品 の 適 切 な 使 用 相 談 5 避 難 所 等 における 衛 生 管 理 防 疫 対 策 への 協 力 等 を 行 った 全 国 の 薬 剤 師 が 支 援 活 動 に 参 加 しやすくなるよう 全 国 11 ブロックを 3 つに 分 け 岩 手 宮 城 福 島 の 3 県 別 に 支 援 する 担 当 ブロックを 定 め 組 織 的 に 派 遣 支 援 を 行 うスキームを 構 築 した そ の 結 果 震 災 発 生 後 の 4 ヶ 月 で 被 災 3 県 を 除 く 44 都 道 府 県 薬 剤 師 会 より 実 人 数 2,062 人 延 べ 8,378 人 の 薬 剤 師 が 被 災 地 に 出 動 し 支 援 活 動 を 行 った 救 護 所 や 避 難 所 等 に 避 難 された 住 民 の 中 には 慢 性 疾 患 等 で 継 続 服 用 している 薬 剤 名 を 確 認 するの が 困 難 な 例 が 多 かったが 派 遣 薬 剤 師 が 患 者 から 病 歴 や 服 用 薬 剤 の 色 や 形 等 の 情 報 を 聞 き 取 り 服 用 薬 剤 を 特 定 して 医 師 に 情 報 提 供 を 行 うなどの 活 動 を 行 った 想 定 外 の 事 態 に 対 応 するための 訓 練 を 実 施 事 例 番 号 177 一 般 社 団 法 人 岩 手 県 薬 剤 師 会 業 種 : 医 療, 福 祉 取 組 の 実 施 地 域 : 岩 手 県 一 般 社 団 法 人 岩 手 県 薬 剤 師 会 では 非 常 時 災 害 対 策 マニュアル を 作 成 し 会 員 に 配 布 すると ともに その 周 知 に 努 めている また マニュアルを 実 践 する 機 会 として 岩 手 県 総 合 防 災 訓 練 へ の 参 加 し 1 避 難 所 での 衛 生 管 理 2 医 薬 品 集 積 所 での 医 薬 品 仕 分 け 3 避 難 所 での 医 薬 品 供 給 な どの 訓 練 を 行 った 同 薬 剤 師 会 では 東 日 本 大 震 災 の 経 験 から 対 応 手 順 を 習 得 するための 訓 練 とはせず 想 定 外 の 事 態 に 対 し 薬 剤 師 として 何 ができるのか を 考 える 機 会 となるよう 計 画 した 参 加 した 薬 剤 師 は 事 前 情 報 がない 中 その 場 の 状 況 に 応 じつつ 何 が 求 められ 何 ができるか を 考 えながら 医 薬 品 の 仕 分 けや 供 給 を 行 う 訓 練 を 行 った 医 療 による 国 土 強 靭 化 と 地 方 再 生 ~ 次 世 代 型 多 診 療 科 クリ ニックモール 開 発 事 業 ~ 事 例 番 号 178 スマートメディカル 株 式 会 社 業 種 : 医 療, 福 祉 取 組 の 実 施 地 域 : 北 海 道 東 北 関 東 中 部 近 畿 中 国 四 国 九 州 スマートメディカル 株 式 会 社 は 次 世 代 型 多 診 療 科 クリニック 開 発 事 業 を 展 開 している 同 事 業 は 主 要 駅 ターミナルビルや 都 心 の 商 業 施 設 ビルなど 利 用 者 の 生 活 動 線 上 の 立 地 に 多 診 療 科 クリニックを 開 発 し かかりつけ 医 機 能 を 持 たせる 事 業 である 個 人 開 業 医 が 集 まった 医 療 ビル ではなく 多 診 療 科 の 医 師 がローテーションで 診 察 を 行 う これにより 一 次 医 療 と 二 次 医 療 の 役 割 分 担 が 円 滑 化 され 効 率 的 な 医 療 サービスが 可 能 となり また 災 害 時 や 旅 行 者 の 体 調 不 良 時 の 応 急 救 護 対 応 も 円 滑 化 される またこの 次 世 代 型 多 診 療 科 クリニックは 託 児 所 などと 連 携 して 女 性 の 医 療 専 門 職 の 復 職 支 援 機 能

を 担 うことが 可 能 である 同 社 は 株 式 会 社 三 越 伊 勢 丹 ホールディングスとヒューリック 株 式 会 社 との 3 社 合 弁 によるスマー トライフ マネジメント 株 式 会 社 を 平 成 27 年 1 月 に 設 立 し 全 国 の 百 貨 店 や 駅 近 ビル 内 にて 次 世 代 型 多 診 療 科 クリニックを 含 んだヘルスケア モール 開 発 事 業 を 展 開 している