用 語 解 説 1 共 通 事 項 用 語 算 出 方 法 解 説 経 常 収 支 比 率 (%) ( 法 適 用 企 業 ) 経 常 収 益 経 常 費 用 損 益 計 算 書 の 項 目 間 の 分 析 であり 企 業 にとっては 最 も 重 要 な 指 標 の 一 つである この 比 率 は 主 たる 営 業 活 動 によって 得 た 収 益 と 他 の 関 連 する 収 益 の 合 算 を 営 業 活 動 に 要 する 費 用 と 他 の 関 連 する 費 用 で 除 して 求 められるものであり この 比 率 が100%を 切 る 企 業 は 収 益 的 収 支 が 均 衡 しておらず 赤 字 の 状 態 となっている 公 営 企 業 は 独 立 採 算 を 前 提 としているため この 比 率 が100% 以 上 となるよう 収 益 と 費 用 の 内 容 分 析 を 行 い 赤 字 原 因 を 控 除 する 必 要 がある 収 益 的 収 支 比 率 (%) ( 法 非 適 用 企 業 ) 総 収 益 総 費 用 + 地 方 債 償 還 金 法 適 用 企 業 における 経 常 収 支 比 率 にほぼ 準 じた 指 標 である 経 常 損 失 比 率 (%) 経 常 損 失 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 経 常 損 失 が 営 業 収 益 ( 受 託 工 事 収 益 を 除 く )に 占 める 割 合 を 示 すものである 累 積 欠 損 金 比 率 (%) 累 積 欠 損 金 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 累 積 欠 損 金 とは 各 事 業 年 度 において 発 生 した 損 失 ( 赤 字 ) 額 を 未 処 理 欠 損 金 として 振 り 替 えたも ののうち 繰 越 利 益 剰 余 金 等 で 補 てんできなかったものの 累 積 された 赤 字 である したがって 累 積 欠 損 金 比 率 が 高 いほど その 企 業 の 単 年 度 の 営 業 収 益 に 比 べて 累 積 欠 損 金 が 多 い ということになる 不 良 債 務 比 率 (%) 不 良 債 務 額 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 不 良 債 務 とは 貸 借 対 照 表 で 表 示 された 流 動 負 債 の 額 が 流 動 資 産 の 額 を 超 えた 額 をいい 具 体 的 に は 次 の 算 式 によって 求 められる 不 良 債 務 = 流 動 負 債 -( 流 動 資 産 - 翌 年 度 繰 越 財 源 ) 5
資 金 不 足 比 率 (%) 資 金 の 不 足 額 事 業 の 規 模 資 金 不 足 比 率 は 各 公 営 企 業 の 資 金 不 足 を 公 営 企 業 の 事 業 規 模 である 料 金 収 入 の 規 模 と 比 較 して 指 標 化 し 経 営 状 態 の 悪 化 の 度 合 いを 示 すもので 1 地 方 財 政 法 によるもの 2 地 方 財 政 健 全 化 法 に よるものの2 種 類 がある 1 地 方 財 政 法 によるもの 資 金 の 不 足 額 ( 流 動 負 債 + 建 設 改 良 費 等 以 外 の 経 費 の 財 源 に 充 てるために 起 こした 地 方 債 の 現 在 高 - 流 動 資 産 )を 事 業 規 模 ( 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 )で 除 する 10% 以 上 の 公 営 企 業 は 起 債 に 当 たって 許 可 制 に 移 行 する 2 地 方 財 政 健 全 化 法 によるもの 資 金 の 不 足 額 は 1から 解 消 可 能 資 金 不 足 額 ( 事 業 の 性 質 上 事 業 開 始 後 一 定 期 間 に 構 造 的 に 資 金 の 不 足 額 が 生 じる 等 の 事 情 がある 場 合 において 控 除 する 一 定 の 額 )を 控 除 できる 宅 地 造 成 事 業 は 流 動 資 産 の 算 定 及 び 事 業 の 規 模 等 について 特 例 あり 20% 以 上 の 公 営 企 業 は 経 営 健 全 化 計 画 の 策 定 が 義 務 付 けられる 企 業 債 元 金 償 還 金 対 料 金 収 入 比 率 (%) 建 設 改 良 のための 企 業 債 元 金 償 還 金 料 金 収 入 企 業 債 元 金 償 還 金 対 料 金 収 入 比 率 は 企 業 債 元 金 償 還 金 の 料 金 収 入 に 対 する 割 合 を 示 すものであ る 地 方 公 営 企 業 の 場 合 建 設 投 資 の 財 源 が 企 業 債 に 依 存 している 関 係 上 この 比 率 が 高 くなる 建 設 改 良 のための 企 業 債 元 利 金 償 還 金 企 業 債 元 利 償 還 金 対 料 金 収 入 比 率 (%) 及 び 料 金 収 入 企 業 債 利 息 企 業 債 利 息 対 料 金 収 入 比 率 (%) も 同 様 である 料 金 収 入 職 員 給 与 費 対 料 金 収 入 比 率 (%) 職 員 給 与 費 料 金 収 入 職 員 給 与 費 対 料 金 収 入 比 率 は 職 員 給 与 費 の 分 析 の 上 で 企 業 でもっともよく 用 いられる 指 標 の 一 つである この 比 率 が 高 いほど 固 定 費 の 割 合 が 高 くなり 財 政 硬 直 化 の 原 因 となっている 企 業 債 元 金 償 還 金 対 減 価 償 却 費 比 率 (%) 建 設 改 良 のための 企 業 債 元 金 償 還 金 減 価 償 却 費 地 方 公 営 企 業 については 基 本 的 にはその 施 設 の 建 設 改 良 費 は 企 業 債 を 財 源 とし 施 設 の 減 価 償 却 費 を 財 源 として 企 業 債 を 償 還 する 方 法 がとられている 従 って この 比 率 が100% 以 下 であれば 100%を 下 回 る 額 だけ 内 部 資 金 が 留 保 できるが 100%を 超 えると この 超 過 額 だけ 資 金 不 足 となり 不 足 分 を 補 てんする 財 源 手 当 が 必 要 な 状 態 で ある 6
自 己 資 本 回 転 率 (%) 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 ( 期 首 自 己 資 本 + 期 末 自 己 資 本 ) 1/2 自 己 資 本 回 転 率 は 自 己 資 本 (= 自 己 資 本 金 + 剰 余 金 )に 対 する 営 業 収 益 (ただし 受 託 工 事 収 益 を 除 く )の 割 合 であり 期 間 中 に 自 己 資 本 の 何 倍 の 営 業 収 益 があがったかを 示 すものである 一 般 的 に この 回 転 率 が 低 くなれば 自 己 資 本 の 収 益 性 が 低 いといえる 固 定 資 産 回 転 率 (%) 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 ( 期 首 固 定 資 産 + 期 末 固 定 資 産 ) 1/2 固 定 資 産 回 転 率 は 固 定 資 産 がどの 程 度 経 営 活 動 に 利 用 されているか( 稼 働 状 況 )を 示 すものであ る 従 って この 回 転 率 が 高 いほど 企 業 は 安 定 的 であるといえるし 逆 に 低 いことは 固 定 資 産 が 営 業 収 益 に 比 べて 過 大 であること すなわち 固 定 資 産 への 過 大 投 資 を 意 味 するものである 固 定 資 産 に 対 する 過 大 投 資 は 設 備 の 遊 休 をもたらし 減 価 償 却 費 や 維 持 費 等 の 固 定 費 用 を 増 大 し ひいては 運 転 資 金 の 欠 乏 を 招 き 企 業 破 綻 の 一 因 となる 危 険 性 があるので 常 に 固 定 資 産 回 転 率 と 固 定 固 定 資 産 比 率 (%) とに 注 意 し これらの 比 率 が 著 しく 悪 化 することのな 自 己 資 本 金 + 剰 余 金 いよう 注 意 しなければならない また これらの 比 率 が 悪 化 したときは その 企 業 設 備 の 利 用 方 法 に ついて 検 討 する 必 要 がある なお この 比 率 も 業 種 により 数 値 が 大 きく 異 なる 指 標 である 流 動 資 産 回 転 率 (%) 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 ( 期 首 流 動 資 産 + 期 末 流 動 資 産 ) 1/2 流 動 資 産 回 転 率 は 流 動 資 産 が 収 益 によって 何 回 転 しているかを 示 す 指 標 であり この 指 標 が 高 い ほど 企 業 の 流 動 資 産 が 有 効 に 稼 働 していることを 意 味 する 未 収 金 回 転 率 (%) 営 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 ( 期 首 未 収 金 + 期 末 未 収 金 ) 1/2 未 収 金 回 転 率 は 民 間 企 業 における 受 取 勘 定 回 転 率 であり 未 収 金 に 対 する 営 業 収 益 の 割 合 を 示 す 一 般 的 には 回 転 率 が 高 いほど 未 収 期 間 が 短 く 早 く 回 収 されることを 表 し 回 転 率 が 低 い 場 合 はい わゆるこげ 付 き 等 の 不 良 債 権 があることを 意 味 する 流 動 比 率 (%) 流 動 資 産 流 動 負 債 流 動 比 率 は 流 動 負 債 に 対 して これに 見 合 う 流 動 資 産 をどれだけ 有 しているか つまり 短 期 債 務 に 対 する 支 払 能 力 を 示 すものである したがって この 比 率 は 高 いことが 望 ましく 100%を 下 回 っていれば 不 良 債 務 が 発 生 していることになる また 流 動 比 率 の 高 い 団 体 において 流 動 資 産 に 占 める 現 金 の 比 率 が 高 く 年 間 を 通 じてその 傾 向 が 強 い 場 合 は 資 金 の 効 率 的 な 運 用 を 図 ることを 検 討 する 必 要 がある 7
酸 性 試 験 比 率 (%) ( 当 座 比 率 ) 現 金 預 金 + 未 収 金 流 動 負 債 酸 性 試 験 比 率 は 流 動 比 率 の 補 助 比 率 である 流 動 負 債 に 対 する 支 払 手 段 として 流 動 資 産 のうち 現 金 預 金 換 金 性 の 高 い 未 収 金 をどれだけ 有 しているか( 支 払 能 力 )を 示 すものであり 100% 以 上 であることが 必 要 である 固 定 比 率 (%) 固 定 資 産 自 己 資 本 金 + 剰 余 金 固 定 比 率 は 固 定 資 産 のうち 自 己 資 本 (= 自 己 資 本 金 + 剰 余 金 )で 調 達 されている 部 分 がどれだ けあるかを 示 すものである 自 己 資 本 を 分 母 としているため この 比 率 は100% 以 下 であることが 望 ましい この 比 率 が 高 い 場 合 には それだけ 他 人 資 本 ( 借 入 資 本 金 負 債 )によって 調 達 されている 部 分 が 多 いことを 示 す 固 定 資 産 対 長 期 資 本 比 率 (%) 固 定 資 産 固 定 負 債 + 資 本 金 + 剰 余 金 固 定 資 産 のうち 自 己 資 本 ( 自 己 資 本 金 + 剰 余 金 )と 長 期 借 入 金 ( 借 入 資 本 金 + 固 定 負 債 )によっ て 調 達 されている 部 分 がどれだけあるか( 財 務 的 安 全 性 )を 示 すものである この 比 率 は 常 に100% 以 下 であること かつ 低 いことが 望 ましい 100%を 上 回 っている 場 合 には 固 定 資 産 の 一 部 が 一 時 借 入 金 等 の 流 動 負 債 によって 調 達 されており 不 良 債 務 が 発 生 していることを 示 す 自 己 資 本 構 成 比 率 (%) 自 己 資 本 + 剰 余 金 負 債 資 本 合 計 自 己 資 本 構 成 比 率 は 公 営 企 業 の 場 合 負 債 資 本 合 計 に 占 める 自 己 資 本 金 の 割 合 ( 自 己 資 本 調 達 度 ) を 示 すものである 企 業 経 営 上 は この 比 率 が 高 いほど 良 いが 通 常 公 営 企 業 はサービス 提 供 に 必 要 な 施 設 については 企 業 債 で 建 設 することが 多 いので 全 般 的 に 低 率 となっている 固 定 資 産 構 成 比 率 (%) 固 定 資 産 固 定 資 産 + 流 動 資 産 + 繰 延 勘 定 一 般 にこの 比 率 は 低 い 方 が 機 動 的 な 経 営 が 可 能 であるが 施 設 型 の 企 業 にあっては 減 価 償 却 費 に 近 い 額 が 固 定 資 産 取 得 のために 借 り 入 れた 企 業 債 の 償 還 に 充 てられることにより 内 部 留 保 資 金 と して 流 動 資 産 に 振 り 替 わる 率 も 少 ないので この 固 定 資 産 構 成 比 率 は 高 くなる 傾 向 にある 8
固 定 負 債 構 成 比 率 (%) 固 定 負 債 + 借 入 資 本 金 負 債 資 本 合 計 固 定 負 債 構 成 比 率 は 資 産 の 調 達 源 泉 である 負 債 資 本 合 計 のうち 他 人 資 本 ( 借 入 資 本 金 + 固 定 負 債 )がどのくらいの 割 合 を 占 めているかを 示 すものであり 自 己 資 本 構 成 比 率 と 逆 の 概 念 である 自 己 資 本 構 成 比 率 が 低 く 固 定 負 債 構 成 比 率 が 高 ければ その 企 業 は 常 に 負 債 の 返 済 に 追 われ 企 業 経 営 が 悪 化 していると 言 える 減 価 償 却 率 (%) 減 価 償 却 費 有 形 固 定 資 産 + 無 形 固 定 資 産 - 土 地 - 建 設 仮 勘 定 + 減 価 償 却 費 減 価 償 却 率 は 償 却 資 産 である 固 定 資 産 のうち 当 該 年 度 に 減 価 償 却 される 割 合 を 表 すものである これは 減 価 償 却 費 が 適 当 か 否 か 及 び 統 一 的 な 償 却 方 法 がとられているか 否 かを 示 す 指 標 であり 年 度 によって 極 端 に 変 動 していれば 検 討 を 要 する 利 子 負 担 率 (%) 支 払 利 息 + 企 業 債 取 扱 諸 費 企 業 債 + 他 会 計 借 入 金 + 一 時 借 入 金 利 子 負 担 率 は すべての 負 債 における 利 子 負 担 の 割 合 を 示 すものである この 比 率 が 高 いほど 高 利 の 借 入 を 行 っていることになり 利 子 払 いが 企 業 経 営 を 圧 迫 しているといえる 9
2 上 水 道 事 業 用 語 算 出 方 法 解 説 普 及 率 (%) 現 在 給 水 人 口 行 政 区 域 内 人 口 行 政 区 域 内 人 口 に 占 める 現 在 給 水 人 口 の 割 合 を 示 すものである 有 収 率 (%) 年 間 総 有 収 水 量 年 間 総 配 水 量 総 配 水 量 のうち 料 金 収 入 として 還 元 される 水 量 の 割 合 を 示 すものである 有 収 率 が 低 いということは 無 収 水 量 が 多 いことを 示 している 施 設 利 用 率 が 高 くても 有 収 率 が 悪 ければ 施 設 の 効 率 的 使 用 が 図 られているとはいえない 無 収 水 量 の 多 くは 1 配 給 水 管 の 漏 水 2 量 水 器 の 性 能 の 劣 悪 化 3 消 防 用 水 等 公 共 栓 に 対 する 無 料 給 水 等 の 原 因 が 考 えられるが その 大 部 分 は1と2によるものである 従 って これに 対 しては 早 急 に 施 設 の 点 検 を 行 い 配 給 水 管 の 整 備 による 漏 水 防 止 の 徹 底 不 感 メーターの 取 替 等 必 要 な 対 策 を 行 う ことが 必 要 である 配 水 管 使 用 効 率 (m3/m) 年 間 総 配 水 量 導 送 配 水 管 延 長 配 水 管 使 用 効 率 は 一 般 に 地 理 的 な 布 設 条 件 としての 人 家 の 密 集 度 をみるものである 従 って 都 市 部 では 高 いが 農 山 漁 村 部 では 低 い 固 定 資 産 使 用 効 率 (m3/ 万 円 ) 年 間 総 配 水 量 有 形 固 定 資 産 固 定 資 産 使 用 効 率 は 有 形 固 定 資 産 に 対 する 年 間 総 配 水 量 の 割 合 である 固 定 資 産 使 用 効 率 が 低 いということは 原 因 として 地 理 的 条 件 により 配 水 管 使 用 効 率 が 低 いこと 等 が 考 えられる 1 戸 当 たり 導 送 配 水 管 延 長 (m) 導 送 配 水 管 延 長 給 水 戸 数 1 戸 当 たりの 導 配 水 管 延 長 を 示 すものであり 施 設 の 利 用 状 況 をみるものである 10
施 設 利 用 率 (%) 1 日 平 均 配 水 量 1 日 配 水 能 力 施 設 利 用 率 は 配 水 能 力 に 対 する1 日 平 均 配 水 量 の 割 合 を 示 すものであり 施 設 の 利 用 状 況 の 良 否 の 判 断 として 最 もよく 用 いられる 指 標 の 一 つである この 比 率 が 高 ければ 施 設 の 効 率 的 な 利 用 を 意 味 し 低 ければそれだけ 施 設 が 遊 休 していることと なる さらに この 比 率 は 負 荷 率 と 最 大 稼 働 率 とに 分 けられる 施 設 利 用 率 = 負 荷 率 最 大 稼 働 率 ( 1 日 平 均 配 水 量 )=( 1 日 平 均 配 水 量 ) ( 1 日 最 大 配 水 量 ) 配 水 能 力 1 日 最 大 配 水 量 配 水 能 力 上 記 の 算 式 からわかるとおり 負 荷 率 が 大 であっても 最 大 稼 働 率 が 大 であっても 施 設 利 用 率 は 大 きくなる したがって 施 設 利 用 率 については 負 荷 率 と 最 大 稼 働 率 の 両 方 で 判 断 することが 必 要 と なる 施 設 利 用 率 の 向 上 原 因 が 負 荷 率 の 向 上 による 場 合 には 施 設 の 効 率 的 な 利 用 と 判 断 することがで きるが 最 大 稼 働 率 の 向 上 による 場 合 は 能 力 が 限 界 まで 達 している 場 合 もあり 注 意 を 要 する 最 大 稼 働 率 (%) 1 日 最 大 配 水 量 1 日 配 水 能 力 最 大 稼 働 率 は 配 水 能 力 に 対 する1 日 最 大 配 水 量 の 割 合 を 示 すものであり 現 有 施 設 の 配 水 能 力 が 過 大 投 資 なのか 逆 に 現 有 施 設 が 将 来 にわたり 適 正 な 配 水 施 設 なのかを 判 断 するためのものである したがって この 比 率 が 低 ければ 過 剰 配 水 能 力 を 有 していることになり 先 行 投 資 として 計 画 的 に 施 設 の 拡 充 を 行 い 将 来 に 配 水 量 の 増 加 を 確 実 に 望 める 場 合 以 外 は 普 及 率 等 の 向 上 をさせるような 経 営 努 力 を 必 要 とする そうでないと 現 有 施 設 の 一 部 が 長 期 にわたり 遊 休 することとなる 負 荷 率 (%) 1 日 平 均 配 水 量 1 日 最 大 配 水 量 負 荷 率 は 1 日 最 大 配 水 量 に 対 する1 日 平 均 配 水 量 の 割 合 を 示 し この 比 率 が 高 いほど 施 設 の 利 用 効 率 が 良 いといえる 都 市 部 においては 年 間 を 通 して 平 均 的 に 水 利 用 が 行 われているため 平 均 配 水 量 とピーク 時 の 配 水 量 との 差 が 小 さくなり 負 荷 率 が 高 いと 考 えられる 職 員 1 人 当 たり 給 水 人 口 ( 人 ) 給 水 人 口 損 益 勘 定 所 属 職 員 数 職 員 1 人 当 たり 給 水 量 ( 千 m3/ 人 ) 年 間 総 有 収 水 量 損 益 勘 定 所 属 職 員 数 職 員 1 人 当 たり 営 業 収 益 ( 千 円 / 人 ) 営 業 収 益 損 益 勘 定 職 員 数 11
職 員 1 人 当 たり 有 形 固 定 資 産 ( 千 円 / 人 ) 期 末 有 形 固 定 資 産 損 益 勘 定 職 員 数 これらは 職 員 の 労 働 生 産 性 をみるものであり 言 い 換 えれば 職 員 数 が 適 正 な 規 模 になっている かどうかを 示 すものである これらの 数 値 は 給 水 人 口 の 分 布 施 設 の 効 率 化 等 にも 左 右 されるものである 供 給 単 価 ( 円 /m3) 給 水 収 益 年 間 総 有 収 水 量 供 給 単 価 は 水 1m3の 販 売 単 価 がいくらかをみる 指 標 である 当 初 計 画 どおりの 有 収 水 量 があり なおかつ 所 要 の 供 給 単 価 より 低 くなる 場 合 には 使 用 水 量 群 別 供 給 単 価 の 見 直 しが 必 要 となろう 給 水 原 価 ( 円 /m3) 経 常 費 用 -( 受 託 工 事 費 + 附 帯 事 業 費 + 材 料 及 び 不 用 品 売 却 原 価 ) 年 間 総 有 収 水 量 給 水 原 価 は 水 1m3を 販 売 するのに いくらの 費 用 を 要 するかをみる 指 標 である 有 収 水 量 1m3 当 たりの 資 本 費 ( 円 /m3) 減 価 償 却 費 + 企 業 債 利 息 + 受 水 費 中 の 資 本 費 相 当 額 年 間 総 有 収 水 量 これは 水 1m3を 販 売 するのに いくらの 資 本 費 を 要 するかをみる 指 標 である 12
3 交 通 事 業 用 語 算 出 方 法 解 説 車 両 稼 働 率 (%) 年 間 延 使 用 車 両 数 年 間 延 在 籍 車 両 数 年 間 延 使 用 車 両 数 を 年 間 延 在 籍 車 両 数 で 除 したもので 車 両 の 使 用 効 率 をみるものである 実 働 1 日 1 車 当 たり 走 行 キロ(km) 年 間 走 行 キロ 年 間 延 使 用 車 両 数 実 働 1 日 1 車 当 たり 輸 送 人 員 ( 人 ) 年 間 輸 送 人 員 年 間 延 使 用 車 両 数 実 働 1 日 1 車 当 たり 運 輸 収 益 ( 円 ) 年 間 運 輸 収 益 年 間 延 使 用 車 両 数 使 用 車 両 の 使 用 効 率 をみる 指 標 であり 実 働 1 日 1 車 当 たりの 1 走 行 キロ 2 輸 送 人 員 3 運 輸 収 益 をみる 乗 車 効 率 (%) 1 人 平 均 乗 車 キロ 年 間 輸 送 人 員 平 均 定 員 年 間 走 行 キロ 乗 車 効 率 = 乗 車 密 度 平 均 定 員 ( 乗 車 密 度 = 年 間 延 人 キロ 年 間 走 行 キロ) 乗 車 密 度 を 平 均 定 員 で 除 することによって どの 程 度 定 員 当 たり 乗 車 しているかを 示 すものである 1 人 当 たり 年 間 走 行 キロ(km) 年 間 走 行 キロ 年 度 末 職 員 数 職 員 1 人 当 たりの 労 働 生 産 性 を 示 すものである 1 車 当 たりの 職 員 数 ( 人 ) 年 度 末 職 員 数 年 度 末 在 籍 車 両 数 1 車 当 たりの 職 員 数 を 示 すものである 職 員 1 人 当 たりの 年 間 輸 送 人 員 ( 人 ) 年 間 輸 送 人 員 年 度 末 全 職 員 数 年 間 輸 送 人 員 を 年 度 末 全 職 員 数 で 除 したもので 労 働 生 産 性 をみるものである 13
実 働 1 時 間 当 たり 職 員 給 与 費 ( 円 ) 年 間 職 員 給 与 費 - 退 職 給 与 金 年 間 延 実 働 時 間 給 与 費 を 実 働 時 間 で 除 したもので 実 働 1 時 間 当 たりの 費 用 をみるものである 職 員 給 与 費 対 営 業 収 益 (%) 年 間 職 員 給 与 費 年 間 営 業 収 益 職 員 給 与 費 対 経 常 費 用 (%) 年 間 職 員 給 与 費 年 間 経 常 費 用 職 員 給 与 費 の 営 業 収 益 経 常 費 用 に 占 める 割 合 を 示 すものである 労 働 集 約 産 業 であるバス 事 業 においては 職 員 給 与 費 のウエイトは 高 く 営 業 収 益 経 常 費 用 に 対 する 割 合 も 高 くなっている 仕 業 数 ( 乗 合 ) 当 たり 使 用 車 両 ( 両 ) 年 間 延 使 用 車 両 数 年 間 仕 業 数 仕 業 数 ( 乗 合 ) 当 たり 走 行 キロ(km) 年 間 走 行 キロ 年 間 仕 業 数 仕 業 数 ( 乗 合 ) 当 たり 輸 送 人 員 ( 人 ) 年 間 輸 送 人 員 年 間 仕 業 数 仕 業 数 ( 乗 合 ) 当 たり 運 輸 収 益 ( 円 ) 年 間 運 輸 収 益 年 間 仕 業 数 仕 業 数 ( 乗 合 ) 当 たり 実 働 時 間 ( 時 間 ) 年 間 延 実 働 時 間 年 間 仕 業 数 仕 業 数 当 たりの 1 使 用 車 両 2 走 行 キロ 3 輸 送 人 員 4 運 輸 収 益 5 実 働 時 間 を 示 すもので 労 働 生 産 性 をみる 指 標 である 対 キロ 当 たり 総 収 益 ( 円 ) 経 常 収 益 ( 円 ) (A) 運 輸 収 益 ( 円 ) 総 費 用 ( 円 ) 経 常 費 用 ( 円 ) (B) 職 員 給 与 費 用 ( 円 ) 経 常 収 支 (A-B) 総 収 益 他 年 間 走 行 キロ 年 間 走 行 キロ1キロ 当 たりの 1 総 収 益 2 経 常 収 益 3 運 輸 収 益 4 総 費 用 5 経 常 費 用 6 職 員 給 与 費 を 示 すもので 労 働 生 産 性 をみる 指 標 である 14
4 病 院 事 業 用 語 算 出 方 法 解 説 病 院 診 療 所 病 院 とは 医 師 又 は 歯 科 医 師 が 公 衆 又 は 特 定 多 数 人 のため 医 業 又 は 歯 科 医 業 を 行 う 場 所 であ って 患 者 20 人 以 上 の 収 容 施 設 を 有 するものをいう 診 療 所 とは 医 師 又 は 歯 科 医 師 が 公 衆 又 は 特 定 多 数 人 のため 医 業 又 は 歯 科 医 業 を 行 う 場 所 であ って 患 者 の 収 容 施 設 を 有 しないもの 又 は 患 者 19 人 以 下 の 収 容 施 設 を 有 するものをいう 救 急 告 示 病 院 救 急 病 院 等 を 定 める 省 令 ( 厚 生 省 令 第 8 号 昭 39.2.20)に 基 づき 都 道 府 県 知 事 により 告 示 さ れた 病 院 をいう 不 採 算 地 区 病 院 次 の 要 件 に 該 当 する 一 般 病 院 をいう 病 床 数 が 150 床 未 満 であり 直 近 の 一 般 病 院 までの 移 動 距 離 が15キロメートル 以 上 となる 位 置 に 所 在 している 一 般 病 院 であること ( 第 1 種 該 当 ) 病 床 数 が 150 床 未 満 であり 人 口 集 中 地 区 以 外 の 区 域 に 所 在 している 一 般 病 院 であること ( 第 2 種 該 当 ) 医 業 収 支 比 率 (%) 医 業 収 益 - 受 託 工 事 収 益 医 業 費 用 - 受 託 工 事 費 用 医 業 収 支 比 率 は 病 院 の 収 益 性 をみる 際 経 常 収 支 比 率 とともに 代 表 的 指 標 として 用 いられる 医 業 収 支 比 率 は 医 業 費 用 が 医 業 収 益 で 賄 われるか また どの 程 度 の 収 益 率 をあげているかをみるもの で これが 100% 未 満 の 病 院 は 医 業 費 用 を 医 業 収 益 で 賄 えないことになり 経 営 は 健 全 でないことにな る 15
病 床 利 用 率 (%) 年 延 入 院 患 者 数 年 延 許 可 病 床 数 病 床 利 用 率 は 病 床 という 施 設 に 対 し 利 用 者 である 入 院 患 者 がどの 程 度 利 用 したかを 示 すもので あり 収 益 に 関 する 分 析 の 上 で きわめて 重 要 な 指 標 である 平 均 在 院 日 数 ( 日 ) 年 延 在 院 患 者 数 ( 年 度 中 の 新 入 院 患 者 数 + 退 院 患 者 数 ) 1/2 これは 一 定 期 間 内 において 入 院 していた 患 者 の 延 数 を 求 め これを 同 期 間 に 入 退 院 した 患 者 数 で 除 して 求 めた 比 率 である 総 務 省 厚 生 労 働 省 の 統 計 では 分 子 を 夜 間 12 時 現 在 の 在 院 患 者 の 年 ( 月 ) 合 計 としたものを 用 いている 分 母 は 新 入 院 患 者 数 と 退 院 患 者 数 との 差 があまりない 場 合 は どちらかをとってもよいが 大 き な 差 があると 困 るので 平 均 値 をとるのが 一 般 的 である この 値 は 在 院 期 間 の 短 い 一 般 病 床 の 場 合 と 長 い 結 核 や 精 神 病 床 とでは 極 端 に 違 うので 別 々に 計 算 しなければならない 平 均 在 院 日 数 に 関 して 判 断 を 誤 らないために 次 の 点 に 注 意 しなければならない a 平 均 在 院 日 数 は 結 核 病 床 精 神 病 床 と 一 般 病 床 とは 区 分 して 算 出 すること 一 般 病 床 でも 産 科 入 院 が 多 ければ これを 分 離 した 方 がよい また 人 間 ドックの 患 者 も 除 いた 方 がよい b 在 院 患 者 について 在 院 期 間 別 統 計 をとること つまり 在 院 中 の 全 入 院 患 者 について 入 院 期 間 の 長 さ 別 に 度 数 分 布 をつくり これを 前 年 あるいは 前 々 年 の 同 期 の 場 合 と 対 比 するものである もちろん 病 床 種 別 及 び 診 療 科 別 に 分 類 して 観 察 する この 結 果 長 期 入 院 患 者 の 増 減 とその 性 格 が 明 らかになり 患 者 の 滞 溜 を 発 見 することができる c 他 の 病 院 との 比 較 においては 退 院 患 者 の 病 類 別 あるいは 特 定 疾 患 をとりあげて 分 析 するのが 適 切 である 入 院 年 延 入 院 患 者 数 入 院 診 療 日 数 1 日 平 均 患 者 数 ( 人 ) 外 来 年 延 外 来 患 者 数 外 来 診 療 日 数 16
外 来 入 院 患 者 比 率 (%) 年 延 外 来 患 者 数 年 延 入 院 患 者 数 外 来 入 院 患 者 比 率 は 職 員 規 模 をみる 場 合 の 補 助 比 率 であり 病 院 の 性 格 立 地 条 件 医 療 需 要 診 療 体 制 等 の 状 況 観 察 に 利 用 される 指 標 である 一 般 病 院 でも 小 規 模 病 院 では 地 域 需 要 から 外 来 患 者 受 診 割 合 が 高 いのでこの 比 率 も 高 くなっている この 比 率 が 高 いほど 入 院 患 者 は 多 く 得 られることになるので 病 床 利 用 率 を 高 め また 入 院 患 者 の 選 択 による 高 次 診 療 が 可 能 になる 利 点 がある 逆 に 比 率 が 小 さいと 空 床 が 多 くなり 長 期 慢 性 患 者 がたまりがちになるという 傾 向 が 生 ずる なお 入 院 待 機 患 者 病 床 利 用 率 の 状 況 平 均 在 院 日 数 の 変 動 と 合 わせて 判 定 することが 肝 要 であ る 入 院 患 者 1 人 1 日 当 たり 診 療 収 入 ( 円 ) 入 院 収 益 年 延 入 院 患 者 数 外 来 患 者 1 人 1 日 当 たり 診 療 収 入 ( 円 ) 外 来 収 益 年 延 外 来 患 者 数 患 者 1 人 1 日 当 たりの 診 療 収 入 は 患 者 1 人 1 日 当 たり 診 療 回 数 診 療 単 価 によって 計 算 される こ の 患 者 1 人 1 日 当 たり 診 療 収 入 の 額 はその 病 院 の 医 療 機 能 レベルを 端 的 に 表 現 するもので 合 わせて 受 診 患 者 の 疾 病 程 度 を 示 す 数 値 として 利 用 されている この 診 療 収 入 額 は 診 療 科 の 構 成 によっても 異 なるので 診 療 料 別 の 実 態 をみることも 必 要 である 病 院 集 団 における 平 均 額 は 一 応 の 水 準 をみるため に 役 立 つが 同 規 模 同 レベルの 病 院 の 実 態 を 把 握 するのに 適 している 医 師 1 人 1 日 当 たり 診 療 収 入 ( 千 円 ) 入 院 収 益 + 外 来 収 益 年 延 医 師 数 看 護 部 門 1 人 1 日 当 たり 診 療 収 入 ( 千 円 ) 入 院 収 益 + 外 来 収 益 年 延 看 護 部 門 職 員 数 薬 品 使 用 効 率 (%) 薬 品 収 入 薬 品 払 出 原 価 薬 品 の 購 入 及 び 使 用 に 伴 う 収 支 の 状 況 を 示 す 数 値 として 薬 品 使 用 効 率 がある 薬 剤 収 益 薬 価 基 準 原 価 薬 剤 収 益 ( 薬 価 + 技 術 料 ) 薬 品 使 用 効 率 = = 薬 品 購 入 原 価 薬 品 購 入 原 価 薬 品 基 準 価 格 ( 購 入 差 益 率 ) 技 術 料 収 益 率 - 薬 品 損 耗 率 ( 破 損 請 求 モレ ミス) この 比 率 は 高 いほど 良 い 算 式 における 前 者 の 購 入 差 益 率 は 購 入 方 法 の 適 正 度 を 示 し 如 何 に 安 く 購 入 しているかという 努 力 度 も 含 まれる 後 者 は 使 用 管 理 上 の 適 正 度 と 保 険 請 求 事 務 技 術 の 精 度 を 示 す 比 率 となる この 薬 品 使 用 効 率 を 活 用 するためには 各 部 門 別 使 用 効 率 を 把 握 し 部 門 別 単 位 に 適 用 することが 必 要 であるが 本 指 標 を 得 るには 部 門 別 原 価 計 算 は 不 可 欠 な 調 査 となる 17
医 師 1 人 1 日 当 たり 患 者 数 ( 人 ) 入 院 患 者 数 +( 外 来 患 者 数 0.4) 年 延 医 師 数 看 護 師 1 人 1 日 当 たり 患 者 数 ( 人 ) ( 基 準 看 護 実 施 非 実 施 別 ) 入 院 患 者 数 +( 外 来 患 者 数 0.4) 年 延 看 護 部 門 職 員 数 職 員 1 人 1 日 当 たり 患 者 数 は 職 員 の 労 働 生 産 性 を 示 す 指 標 である 病 床 100 床 当 たり 職 員 数 ( 人 ) 年 度 末 ( 各 種 ) 職 員 数 年 度 末 病 床 数 平 均 年 齢 ( 歳 ) 年 度 末 職 員 延 年 齢 年 度 末 職 員 数 検 査 技 師 年 間 1 人 当 たり 検 査 収 入 ( 千 円 ) 検 査 収 入 年 度 末 検 査 技 師 数 放 射 線 技 師 年 間 1 人 当 たり 検 査 収 入 ( 千 円 ) 放 射 線 検 査 収 入 年 度 末 放 射 線 技 師 数 18
5 下 水 道 事 業 用 語 算 出 方 法 解 説 普 及 率 (%) 行 政 区 域 内 人 口 市 街 地 人 口 行 政 区 域 面 積 市 街 地 面 積 現 在 処 理 区 域 内 人 口 行 政 区 域 内 人 口 現 在 処 理 区 域 内 人 口 市 街 地 人 口 現 在 処 理 区 域 面 積 行 政 区 域 面 積 現 在 処 理 区 域 面 積 市 街 地 面 積 これらは 下 水 道 の 整 備 状 況 を 示 す 指 標 である 通 常 普 及 率 といえば 現 在 処 理 区 域 内 人 口 の 行 政 区 域 内 人 口 に 対 する 割 合 を 指 す 水 洗 化 率 (%) 水 洗 便 所 設 置 済 人 口 現 在 処 理 区 域 内 人 口 現 在 処 理 区 域 内 人 口 のうち 水 洗 便 所 を 設 置 し それを 使 用 している 人 口 の 割 合 である 水 洗 化 率 は 下 水 道 事 業 の 独 立 採 算 制 を 支 える 重 要 な 要 素 であるが 通 常 これは 供 用 開 始 後 の 経 過 年 数 に 伴 い 上 昇 することとなる 整 備 済 の 施 設 をフルに 活 用 することにより 投 下 資 本 の 早 期 回 収 及 び 企 業 経 営 の 健 全 化 を 図 るとい う 観 点 から 早 期 に 100%に 近 づける 企 業 努 力 が 必 要 である 管 渠 供 用 率 (%) 供 用 済 延 長 布 設 済 延 長 布 設 済 管 渠 の 延 長 に 占 める 供 用 済 管 渠 の 延 長 の 割 合 を 示 すものである 管 渠 使 用 効 率 (m3/m) 年 間 総 処 理 水 量 供 用 済 延 長 管 渠 1m 当 たりの 処 理 水 量 を 示 すもので 管 渠 の 使 用 効 率 をみる 処 理 場 晴 天 時 平 均 利 用 率 (%) 1 日 平 均 晴 天 時 処 理 量 1 日 晴 天 時 処 理 能 力 水 道 事 業 の 施 設 利 用 率 と 同 様 に 処 理 能 力 に 対 する1 日 平 均 処 理 量 の 割 合 を 示 すものであり 処 理 場 の 利 用 状 況 の 良 否 を 判 断 する 指 標 である 19
処 理 場 晴 天 時 最 大 稼 動 率 (%) 1 日 平 均 晴 天 時 処 理 量 1 日 晴 天 時 処 理 能 力 処 理 場 雨 天 時 最 大 稼 動 率 (%) 1 日 平 均 雨 天 時 処 理 量 1 日 雨 天 時 処 理 能 力 処 理 能 力 に 対 する1 日 最 大 処 理 量 の 割 合 を 示 すものであり 現 有 施 設 の 処 理 能 力 が 過 大 投 資 でない のか また 逆 に 現 有 施 設 が 将 来 にわたり 適 正 な 処 理 能 力 を 有 するのかを 判 断 するためのものである 有 収 率 (%) 年 間 有 収 水 量 年 間 総 汚 水 処 理 水 量 総 汚 水 処 理 量 ( 千 m 3 )のうち 使 用 料 収 入 として 還 元 される 水 量 の 割 合 を 示 すものである 職 員 1 人 当 り 処 理 人 口 ( 人 ) 現 在 処 理 区 域 内 人 口 損 益 勘 定 職 員 数 職 員 1 人 当 り 総 処 理 水 量 ( 千 m3) 年 間 総 処 理 水 量 損 益 勘 定 職 員 数 職 員 1 人 当 り 汚 水 処 理 水 量 ( 千 m3) 年 間 総 汚 水 処 理 水 量 損 益 勘 定 職 員 数 職 員 1 人 当 り 営 業 収 益 ( 千 円 ) 営 業 収 益 損 益 勘 定 職 員 数 これらは 職 員 1 人 当 たりの 労 働 生 産 性 を 示 すものである 1 日 汚 水 1 万 m3 当 たり 職 員 数 ( 人 ) 損 益 勘 定 職 員 数 10 ( 年 間 汚 水 処 理 水 量 /365) 1 日 に 汚 水 1 万 m3を 処 理 するのに 要 する 職 員 数 を 示 すものであり 職 員 の 配 置 状 況 を 比 べる 指 標 で ある 補 対 率 (%) 補 助 対 象 事 業 費 総 事 業 費 総 事 業 費 のうち 補 助 対 象 事 業 費 の 割 合 を 示 すものである 使 用 料 単 価 ( 円 /m3) 使 用 料 収 入 年 間 有 収 水 量 使 用 料 単 価 は 汚 水 1m3を 引 取 る 際 に いくらの 使 用 料 を 徴 収 しているかをみる 指 標 である 20
汚 水 処 理 原 価 ( 円 /m3) 汚 水 処 理 費 年 間 有 収 水 量 汚 水 処 理 原 価 は 汚 水 1m3を 処 理 するのに いくらの 費 用 を 要 するかをみる 指 標 である 処 理 原 価 が 使 用 料 単 価 を 上 回 っている 状 態 では 汚 水 を 処 理 するごとに 赤 字 が 生 じることになるの で 使 用 料 の 適 正 化 を 図 る 必 要 がある うち 維 持 管 理 費 ( 円 /m3) 維 持 管 理 費 年 間 有 収 水 量 汚 水 処 理 原 価 のうち 維 持 管 理 費 用 としていくら 要 するかをみる 指 標 である 下 記 のうち 資 本 費 ( 円 /m3)との 合 計 が 上 記 の 汚 水 処 理 原 価 となる うち 資 本 費 ( 円 /m3) 資 本 費 有 収 水 量 汚 水 処 理 原 価 のうち 資 本 費 としていくら 要 するかをみる 指 標 である なお 資 本 費 とは 法 適 用 企 業 の 場 合 は 地 方 債 利 息 + 減 価 償 却 費 であり 法 非 適 用 企 業 の 場 合 は 地 方 債 元 利 償 還 金 である 使 用 料 充 足 率 (%) 使 用 料 単 価 汚 水 処 理 原 価 使 用 料 充 足 率 は 使 用 料 で 賄 うべき 経 費 である 汚 水 処 理 費 が 使 用 料 でどの 程 度 回 収 されているか を 示 す 重 要 な 指 標 である この 数 値 が 低 い 場 合 には 下 水 道 事 業 の 経 営 健 全 化 のため 使 用 料 水 準 の 適 正 化 を 図 ることが 重 要 な 課 題 となる 維 持 管 理 費 回 収 率 (%) 使 用 料 収 入 維 持 管 理 費 使 用 料 で 維 持 管 理 費 をどの 程 度 賄 えるかを 示 す 指 標 である 21