2012 年 度 JICA 青 年 研 修 1. 受 入 グループ コース 名 : 中 央 アジア コーカサス 混 成 地 域 における 観 光 振 興 コース 国 名 : 中 央 アジア(4カ 国 ):ウズベキスタン(6 名 ) キルギス(5 名 ) タジキスタン(5 名 ) トルクメニスタン(6 名 ) コーカサス(2カ 国 ):アゼルバイジャン(1 名 ) アルメニア(2 名 ) 対 象 : 観 光 開 発 に 携 わる 行 政 官 団 体 職 員 民 間 企 業 代 表 者 人 数 :25 名 言 語 :ロシア 語 日 程 滞 在 期 間 2013 年 2 月 3 日 ( 日 )~ 2 月 20 日 ( 水 ) 18 日 間 受 託 期 間 2013 年 2 月 6 日 ( 水 )~ 2 月 18 日 ( 月 ) 13 日 間 来 日 プログラム 2 月 3 日 ( 日 )~ 2 月 5 日 ( 火 ) 3 日 間 帰 国 プログラム 2 月 19 日 ( 火 )~ 2 月 20 日 ( 水 ) 2 日 間 2.プログラム (1) 専 門 分 野 に 関 わる 講 義 1 観 光 産 業 の 礎 となる 平 和 の 重 要 性 : 越 智 晴 恵 さん ( 北 海 道 被 爆 者 協 会 会 長 ) 2 日 本 の 観 光 政 策 : 笹 野 康 幸 さん ( 北 海 道 運 輸 局 企 画 観 光 部 国 際 観 光 課 国 際 第 一 係 長 ) 3 北 海 道 における 観 光 産 業 の 現 状 と 課 題 : 津 田 正 夫 さん ( 北 海 道 観 光 振 興 機 構 地 域 連 携 グループ/マネージャー) 4 札 幌 市 における 観 光 産 業 の 現 状 と 課 題 : 須 藤 陽 子 さん ( 札 幌 市 観 光 文 化 局 観 光 企 画 課 企 画 調 整 担 当 係 長 ) 5ホテルにおけるサービスとは: 比 企 泰 一 郎 さん ( 元 ロイヤルホテル 総 支 配 人 常 務 ) 6スキー 産 業 と 総 合 リゾート: 安 藤 茂 さん (ルスツリゾートホテ 常 務 取 締 役 営 業 本 部 長 兼 営 業 部 長 兼 海 外 事 業 部 長 ) 7エコツーリズムと 地 域 振 興 : 高 木 晴 道 さん (NPO 法 人 ねおす 代 表 理 事 ) 8 日 本 人 の 海 外 旅 行 への 期 待 と 現 状 : 斉 藤 哲 人 さん ( 日 本 旅 行 北 海 道 旅 行 MIC 担 当 部 長 事 業 部 販 売 事 業 部 課 長 ) 9 観 光 事 業 振 興 の 経 済 効 果 と 地 域 振 興 : 会 田 系 伍 さん ( 富 良 野 市 観 光 協 会 専 務 理 事 ) 10 顧 客 満 足 度 の 高 いホテル 作 り: 阪 本 紘 治 さん ( 鶴 雅 グループ 営 業 本 部 長 執 行 役 員 ) 11 武 道 体 験 を 活 用 した 観 光 プログラム: 新 井 螢 さん (あらい 道 場 代 表 ) (2) 専 門 分 野 に 関 わる 視 察 1 洞 爺 湖 火 山 科 学 館 (テーマ: 火 山 と 観 光 ) 2 男 山 酒 造 (テーマ: 地 場 産 業 と 観 光 ) 3 旭 山 動 物 園 (テーマ: 日 本 一 の 動 物 園 ) 4 後 藤 純 男 美 術 館 (テーマ: 芸 術 を 活 用 した 地 域 の 観 光 振 興 ) 5 富 良 野 着 物 交 流 グループ(テーマ: 市 民 交 流 を 活 用 した 観 光 プログラム) 6 丹 頂 観 察 センター(テーマ: 自 然 環 境 を 活 用 した 地 域 の 観 光 振 興 ) 7 阿 寒 湖 アイヌコタン(テーマ: 地 域 の 文 化 を 活 用 した 観 光 振 興 ) 8 占 冠 道 の 駅 (テーマ: 道 の 駅 の 役 割 と 効 果 ) (3)その 他 1 表 敬 訪 問 ( 北 海 道 庁 ) - 1 -
2 評 価 会 (アクションプランの 発 表 ) 3 雪 祭 り 会 場 ( 自 主 研 修 日 ) 3.スタッフ 全 体 統 括 佐 藤 雅 一 ( 北 海 道 YMCAディレクター) 青 年 管 理 通 訳 野 村 潤 也 渡 邊 直 子 (JICA コーディネーター) 中 央 アジア コーカサス 混 成 / 地 域 における 観 光 振 興 コース 報 告 書 1. 受 入 グループ コース 名 : 中 央 アジア コーカサス 混 成 地 域 における 観 光 振 興 コース 国 名 : 中 央 アジア(4カ 国 ):ウズベキスタン(6 名 ) キルギス(5 名 ) タジキスタン(5 名 ) トルクメニスタン(6 名 ) コーカサス(2カ 国 ):アゼルバイジャン(1 名 ) アルメニア(2 名 ) 対 象 : 観 光 開 発 に 携 わる 行 政 官 団 体 職 員 民 間 企 業 代 表 者 人 数 :25 名 言 語 :ロシア 語 日 程 滞 在 期 間 2013 年 2 月 3 日 ( 日 )~ 2 月 20 日 ( 水 ) 18 日 間 受 託 期 間 2013 年 2 月 6 日 ( 水 )~ 2 月 18 日 ( 月 ) 13 日 間 来 日 プログラム 2 月 3 日 ( 日 )~ 2 月 5 日 ( 火 ) 3 日 間 帰 国 プログラム 2 月 19 日 ( 火 )~ 2 月 20 日 ( 水 ) 2 日 間 2.プログラム (1) 専 門 分 野 に 関 わる 講 義 1 観 光 産 業 の 礎 となる 平 和 の 重 要 性 : 越 智 晴 恵 さん ( 北 海 道 被 爆 者 協 会 会 長 ) 2 日 本 の 観 光 政 策 : 笹 野 康 幸 さん ( 北 海 道 運 輸 局 企 画 観 光 部 国 際 観 光 課 国 際 第 一 係 長 ) 3 北 海 道 における 観 光 産 業 の 現 状 と 課 題 : 津 田 正 夫 さん ( 北 海 道 観 光 振 興 機 構 地 域 連 携 グループ/マネージャー) 4 札 幌 市 における 観 光 産 業 の 現 状 と 課 題 : 須 藤 陽 子 さん ( 札 幌 市 観 光 文 化 局 観 光 企 画 課 企 画 調 整 担 当 係 長 ) 5ホテルにおけるサービスとは: 比 企 泰 一 郎 さん ( 元 ロイヤルホテル 総 支 配 人 常 務 ) 6スキー 産 業 と 総 合 リゾート: 安 藤 茂 さん (ルスツリゾートホテ 常 務 取 締 役 営 業 本 部 長 兼 営 業 部 長 兼 海 外 事 業 部 長 ) 7エコツーリズムと 地 域 振 興 : 高 木 晴 道 さん (NPO 法 人 ねおす 代 表 理 事 ) 8 日 本 人 の 海 外 旅 行 への 期 待 と 現 状 : 斉 藤 哲 人 さん ( 日 本 旅 行 北 海 道 旅 行 MIC 担 当 部 長 事 業 部 販 売 事 業 部 課 長 ) 9 観 光 事 業 振 興 の 経 済 効 果 と 地 域 振 興 : 会 田 系 伍 さん ( 富 良 野 市 観 光 協 会 専 務 理 事 ) 10 顧 客 満 足 度 の 高 いホテル 作 り: 阪 本 紘 治 さん ( 鶴 雅 グループ 営 業 本 部 長 執 行 役 員 ) 11 武 道 体 験 を 活 用 した 観 光 プログラム: 新 井 螢 さん (あらい 道 場 代 表 ) (2) 専 門 分 野 に 関 わる 視 察 1 洞 爺 湖 火 山 科 学 館 (テーマ: 火 山 と 観 光 ) 2 男 山 酒 造 (テーマ: 地 場 産 業 と 観 光 ) 3 旭 山 動 物 園 (テーマ: 日 本 一 の 動 物 園 ) 4 後 藤 純 男 美 術 館 (テーマ: 芸 術 を 活 用 した 地 域 の 観 光 振 興 ) 5 富 良 野 着 物 交 流 グループ(テーマ: 市 民 交 流 を 活 用 した 観 光 プログラム) - 2 -
6 丹 頂 観 察 センター(テーマ: 自 然 環 境 を 活 用 した 地 域 の 観 光 振 興 ) 7 阿 寒 湖 アイヌコタン(テーマ: 地 域 の 文 化 を 活 用 した 観 光 振 興 ) 8 占 冠 道 の 駅 (テーマ: 道 の 駅 の 役 割 と 効 果 ) (3)その 他 1 表 敬 訪 問 ( 北 海 道 庁 ) 2 評 価 会 (アクションプランの 発 表 ) 3 雪 祭 り 会 場 ( 自 主 研 修 日 ) 3.スタッフ 全 体 統 括 佐 藤 雅 一 ( 北 海 道 YMCAディレクター) 青 年 管 理 通 訳 野 村 潤 也 渡 邊 直 子 (JICA コーディネーター) 4. 各 講 義 の 内 容 と 評 価 2 月 6 日 ( 水 ) 1 視 察 平 和 学 習 原 爆 被 害 の 実 態 と 平 和 の 尊 さ 時 間 10:00-11:30 講 師 : 越 智 晴 子 さん( 北 海 道 被 爆 者 協 会 会 長 ) 北 海 道 YMCAが 担 当 するコースは 必 ずこの 講 義 から 始 めている 現 在 の 日 本 の 発 展 がどこからスタートしているかを 理 解 し 敗 戦 の 反 省 から 軍 事 力 によらない 国 造 りを 続 けて 来 たことが 現 在 の 日 本 を 造 ったのであり 戦 争 をしないことがいかに 重 要 かを 理 解 してもらえた 特 に 観 光 業 は 平 和 産 業 であり 観 光 の 発 展 には 安 心 安 全 な 国 造 りが 絶 対 必 要 であることを 再 確 認 したことが 研 修 全 体 の 基 盤 となっていったと 考 る 更 に 核 廃 絶 は 世 界 的 な 運 動 として 認 知 されており 中 央 アジア コーカサス 諸 国 でも 核 廃 絶 への 関 心 は 高 く 被 爆 国 日 本 で 行 う 研 修 においてはこのような 講 義 は 必 要 不 可 欠 と 考 える 北 海 道 被 爆 者 協 会 では ドキュメントビデオ( 母 たちの 祈 り:ロシア 語 吹 き 替 え 版 )の 視 聴 被 爆 体 験 者 ( 今 回 は 越 智 さん)の 講 話 資 料 室 の 見 学 を 通 じて 原 爆 の 恐 ろしさを 再 認 識 すると 共 に 核 廃 絶 の 必 要 性 を 強 く 感 じ 観 光 を 通 じて 世 界 平 和 に 貢 献 することの 重 要 性 を 学 んだ 2 北 海 道 長 表 敬 訪 問 時 間 14:30-15:00 対 応 者 : 小 玉 俊 宏 さん( 北 海 道 経 済 部 経 営 支 援 局 国 際 経 済 室 室 長 ) 道 庁 赤 レンガ 庁 舎 2 階 の 会 議 室 にて 小 玉 さんと 面 会 した 小 玉 さんから は 歓 迎 の 言 葉 があり その 後 葛 西 主 幹 から 北 海 道 観 光 に 関 する 簡 単 な 紹 介 があった 青 年 からは 表 敬 訪 問 の 機 会 を 与 えられた 事 への 感 謝 と 北 海 道 の 感 想 が 述 べられ あわせて 記 念 品 の 交 換 を 行 った 2 月 7 日 ( 木 ) 3 講 義 日 本 の 観 光 政 策 時 間 14:00-16:00 講 師 : 笹 野 康 幸 さん ( 北 海 道 運 輸 局 企 画 観 光 部 観 光 地 域 振 興 課 地 域 第 1 係 長 ) 東 日 本 大 震 災 と 日 中 日 韓 問 題 発 生 以 後 の 日 本 政 府 の 観 光 復 活 に 向 けて の 対 策 を 中 心 に 日 本 政 府 の 観 光 振 興 政 策 について 学 ぶ 事 が 出 来 た ビジットジャパン 政 策 について 詳 しく 聞 くことが 出 来 市 町 村 と 政 府 民 間 企 業 と 政 府 の 協 働 について 理 解 を 深 めることが 出 来 た 4 講 義 北 海 道 における 観 光 産 業 の 現 状 と 課 題 時 間 9:30-11:30 講 師 : 津 田 正 夫 さん( 北 海 道 観 光 振 興 機 構 地 域 連 帯 グループ/マネジャー) - 3 -
最 初 にスライドとビデオによる 北 海 道 観 光 の 魅 力 を 紹 介 してもらった ことで 北 海 道 観 光 全 体 のイメージを 理 解 出 来 たのは 良 かった 北 海 道 観 光 の 基 本 的 状 況 の 理 解 に 加 え 北 海 道 観 光 の 強 みと 弱 さにつ いて 学 んだ あわせて 観 光 の 形 態 が 団 体 旅 行 から 個 人 グループ 家 族 に 替 わり 旅 行 に 対 するニーズも 多 様 になってきていることについて も 理 解 を 深 めた - 4 -
2 月 8 日 ( 金 ) 5 講 義 札 幌 市 の 観 光 の 実 情 時 間 9:30-11:30 講 師 : 須 藤 陽 子 さん( 札 幌 市 観 光 文 化 局 コンベンション 部 観 企 画 課 企 画 調 整 担 当 係 長 ) 札 幌 市 の 観 光 に 関 する 基 本 的 な 数 値 の 紹 介 から 雪 まつりを 中 心 にやよ さこいをはじめとする 各 種 イベントの 観 光 振 興 に 及 ぼす 効 果 の 大 きさ 商 業 施 設 食 と 観 光 振 興 の 関 係 について 学 んだ 青 年 たちの 国 では イベントが 少 なく 市 民 の 楽 しみを 創 造 しながら 観 光 振 興 につなげている 札 幌 市 の 取 り 組 みに 高 い 関 心 を 持 っていた 札 幌 市 に 関 する 情 報 が 多 く 含 まれていたことから 研 修 期 間 中 に 尋 ねて みたいとの 感 想 も 聞 かれた 6 講 義 ホテルにおけるサービスとは 時 間 14:00-16:00 講 師 : 比 企 泰 一 郎 さん( 元 ロイヤルホテル 総 支 配 人 日 本 ビジネススクール 札 幌 校 校 長 北 海 道 YMCA 常 議 員 ) 長 年 ホテルの 総 支 配 人 として 仕 事 をしてきた 経 験 から ホテルの 機 能 と 役 割 ホテルマンとしての 理 想 の 姿 や 人 材 の 育 成 について 貴 重 な 意 見 を 聞 くことが 出 来 た 2 月 9 日 ( 土 ) 7 視 察 スキー 産 業 と 総 合 リゾート 時 間 10:00-12:00 視 察 先 :ルスツリゾートホテル 講 師 : 安 藤 茂 さん(ルスツリゾートホテル 常 務 取 締 役 営 業 本 部 長 兼 営 業 部 長 兼 海 外 事 業 部 長 ) 安 藤 さんより ルスツリゾート 全 体 の 運 営 内 容 について 説 明 を 受 け ス キー 事 業 に 加 え 春 から 秋 にかけて 遊 園 地 を 運 営 することで 年 間 を 通 じて 安 定 した 収 入 を 得 られ 様 になっていることに 関 心 が 集 まっていた 8 視 察 火 山 と 観 光 時 間 14:00-15:00 視 察 先 : 洞 爺 湖 火 山 科 学 館 火 山 と 周 辺 の 自 然 環 境 をわかりやすく 説 明 した 施 設 を 見 学 し 災 害 を 科 学 と 防 災 の 視 点 から 捉 えた 施 設 づくりに 関 心 を 寄 せていた 災 害 から 学 ぶ 事 と 周 辺 の 観 光 施 設 と 連 動 させることで 観 光 資 源 として 活 かす 取 組 を 学 ぶ 事 が 出 来 た 2 月 12 日 ( 火 ) 9 講 義 エコツーリズムと 地 域 振 興 時 間 9:30-11:30 講 師 : 高 木 晴 光 さん(NPO 法 人 ねおす 代 表 ) エコツアーの 基 本 的 概 念 と 具 体 的 事 例 をねおすの 諸 事 業 を 通 して 説 明 を 受 けたことで 非 常 に 理 解 しやすい 内 容 であった 特 に 黒 松 内 での 事 例 は 行 政 との 関 係 地 域 の 産 業 や 住 民 との 関 係 につい てくわしい 説 明 を 受 けたことで エコツアーに 対 する 具 体 的 イメージを 深 めることが 出 来 た あわせて エコツアーを 推 進 していく 人 材 の 育 成 についてもねおすのこ れまでの 取 組 と 成 果 を 事 例 を 通 じても 学 ぶことが 出 来 た - 5 -
10 講 義 日 本 人 の 海 外 旅 行 の 現 状 時 間 14:00-16:00 講 師 : 斉 藤 哲 人 さん( 日 本 旅 行 北 海 道 MICE 担 当 部 長 旅 行 事 業 部 販 売 部 課 長 ) 前 半 は 研 修 員 による 各 国 の 観 光 に 係 わる 政 策 と 観 光 地 の 紹 介 を 行 い そ れに 対 するコメントをもらった 齊 藤 さんからは 各 国 には 優 れた 観 光 資 源 があるがそれだけでは 観 光 客 の 集 客 にはならない 外 国 人 が 行 ってみたい と 感 じさせるための 旅 行 企 画 や 広 報 活 動 等 意 図 的 な 戦 略 が 必 要 との 講 評 が あった その 後 の 講 義 では 日 本 人 の 海 外 旅 行 の 傾 向 についてパワーポイントを 用 いながら 説 明 があり 日 本 人 は 海 外 旅 行 に 対 し 安 さより 快 適 性 安 全 性 旅 行 中 に 付 加 価 値 の 高 い 活 動 が 行 えることを 重 要 視 していることが 説 明 され それに 応 えるハード とソフトが 必 要 だと 言 うことを 学 んだ 2 月 13 日 ( 水 ) 11 視 察 地 域 産 業 と 観 光 時 間 10:00-11:00 視 察 先 : 男 山 酒 造 地 場 産 業 の1つである 日 本 酒 製 造 会 社 の 工 場 を 観 光 資 源 として 活 用 して いる 事 例 を 視 察 する 事 が 出 来 た 工 場 を 観 光 資 源 として 活 用 し 売 り 上 げを 上 げるだけではなく 地 域 の 活 性 化 につながっている 事 を 理 解 した 12 視 察 日 本 一 の 動 物 園 時 間 11:30-14:00( 昼 食 を 含 む) 視 察 先 : 旭 山 動 物 園 廃 園 寸 前 になった 状 況 から 日 本 一 入 場 者 の 多 い 動 物 園 に 転 換 した 動 物 園 を 視 察 し どのような 特 徴 が 多 くの 人 を 引 き 寄 せているのかについて 学 んだ 従 来 の 展 示 方 法 から 動 物 の 生 態 に 合 わせた 展 示 に 変 えたことで 動 物 のより 自 然 な 生 活 の 様 子 を 見 ることが 出 来 るようになっていることや 多 くのボランティアを 活 用 することで 細 やかなサービスが 行 われていること を 実 感 できた 13 視 察 観 光 資 源 の 活 用 と 地 域 の 関 わり 時 間 15:00-16:00 視 察 先 : 後 藤 純 男 美 術 館 上 富 良 野 の 田 園 地 帯 にある 小 さな 美 術 館 に 年 間 10 万 人 が 訪 れ 地 域 の 大 きな 観 光 資 源 となっていることを 学 んだ あわせて 日 本 画 という 日 本 の 伝 統 にふれることを 通 して その 国 にある 文 化 伝 統 を 身 近 に 体 験 できる ことが 観 光 振 興 の 大 きな 要 素 になることを 学 んだ 14 視 察 市 民 交 流 を 活 用 した 観 光 振 興 プログラム 時 間 19:00-20:30 地 域 の 人 たちと 触 れ 合 い 日 本 の 民 族 衣 装 である 着 物 を 着 る 経 験 は 青 年 たちにとって 特 別 な 想 い 出 となったと 共 に 観 光 に 対 する 興 味 ニーズ の 多 様 化 に 対 応 する 新 しい 取 り 組 みとなることを 学 ぶ 良 い 機 会 となった お 琴 の 先 生 も 加 わり 琴 の 奏 楽 鑑 賞 と 体 験 が 加 わった 地 元 紙 にも 大 き く 取 り 上 げられた 実 施 に 当 たっては 富 良 野 市 在 住 の 松 谷 郁 生 さん( 青 年 海 外 協 力 隊 OB 元 JICA 北 見 デスク 推 進 員 )のお 母 さんとその 友 人 の 協 力 により 実 施 で きた - 6 -
2 月 14 日 ( 木 ) 15 講 義 観 光 事 業 振 興 の 経 済 効 果 と 地 域 形 成 時 間 9:00-11:00 講 師 : 会 田 系 伍 さん( 富 良 野 観 光 協 会 専 務 理 事 ) 富 良 野 市 の 観 光 振 興 の 取 り 組 み 観 光 の 振 興 が 地 域 経 済 雇 用 の 確 保 に 大 きく 貢 献 している 実 情 について 講 義 を 受 けた 特 に 富 良 野 の 場 合 スキー 場 という 大 型 施 設 はあるものの 地 域 の 産 業 を 大 切 にしながら 独 自 の 観 光 資 源 をつくり 上 げてきた 取 り 組 みは 研 修 員 にとって 帰 国 後 の 業 務 に 大 きな 参 考 となったと 考 える あわせて 青 年 たちが 自 国 の 観 光 事 情 について 紹 介 し 講 師 とディスカ ッションを 行 う 時 間 が 持 て 好 評 だった 2 月 15 日 ( 金 ) 16 講 義 顧 客 満 足 度 の 高 いホテル 作 り 時 間 9:30-11:30 講 師 : 阪 本 紘 治 さん( 鶴 雅 グループ 営 業 本 部 長 執 行 役 員 ) 顧 客 満 足 度 調 査 では 毎 年 上 位 に 入 る 鶴 雅 グループの 取 り 組 み 人 材 育 成 について 学 ぶと 共 に 日 本 旅 館 の 特 色 おもてなしの 文 化 についても 研 修 を 受 けた あわせて ホテル 内 を 見 学 し 講 義 内 容 を 実 際 の 場 面 で 確 認 した 宿 泊 したホテルでの 体 験 とあわせ 日 本 のサービスレベルの 高 さを 実 感 すると 共 に 自 国 のホテルのレベルアップに 参 考 となる 事 例 を 多 く 学 ぶ 事 が 出 来 た 17 視 察 自 然 環 境 を 活 用 した 地 域 の 観 光 振 興 視 察 先 : 阿 寒 国 際 ツルセンター 時 間 14:00-15:00 講 義 で 学 びを 深 めたエコツーリズムについて 丹 頂 鶴 の 保 護 と 観 光 整 備 の 事 例 として 阿 寒 国 際 ツルセンターを 視 察 した ツルの 餌 場 として 使 われて いる 場 所 が 民 有 地 であることに 青 年 たちは 驚 いていた 官 と 民 が 協 働 で 行 っている 状 況 に 高 い 関 心 を 示 していた 情 報 センターの 充 実 さにも 興 味 を 示 していた 18 視 察 地 域 の 文 化 を 活 用 した 観 光 振 興 視 察 先 :アイヌ 古 式 舞 踊 ( 阿 寒 アイヌ 工 芸 協 同 組 合 ) 時 間 20:45-21:50 先 住 民 族 の 伝 統 文 化 保 護 と 観 光 振 興 の 融 合 を 目 的 に 運 営 されているアイ ヌコタンの 取 り 組 みとしてアイヌ 古 式 舞 踊 を 見 学 した 日 本 人 ばかりでは なく 海 外 からの 観 光 客 の 姿 が 見 られ その 地 域 にある 伝 統 文 化 独 自 の 文 化 が 観 光 資 源 として 大 きな 魅 力 を 持 っていることを 学 んだ 見 学 終 了 後 協 同 組 合 の 平 澤 さんより 組 合 の 活 動 少 数 民 族 であるアイ ヌ 民 族 の 状 況 日 本 社 会 の 中 での 共 生 についてお 話 を 伺 った 平 澤 さんの 考 えに 深 い 感 銘 を 覚 えた 青 年 たちは 予 定 の 時 間 を 遥 かに 超 え ているにもかかわらず 熱 心 に 質 問 し 話 に 聞 き 入 っていた 2 月 16 日 ( 土 ) 19 視 察 道 の 駅 の 役 割 と 効 果 時 間 12:00-13:00 視 察 先 :しむかっぷ 道 の 駅 交 通 情 報 地 域 情 報 物 産 観 光 トイレ 食 事 売 店 が 一 体 化 し 新 しい 観 光 資 源 として 注 目 され ている 道 の 駅 に 大 きな 関 心 を 示 していた 特 にシルクロード 沿 いにサービスエリアの 整 備 を 計 画 して いる 国 では 大 いに 参 考 になったとの 評 価 があった - 7 -
2 月 17 日 ( 日 ) 20 講 義 武 道 体 験 を 活 用 した 観 光 プログラム 時 間 10:00-12:00 講 師 : 新 井 螢 さん(あらい 道 場 代 表 ) 他 居 合 い 合 気 道 の 演 武 を 鑑 賞 するなど 武 道 を 通 じてその 国 の 文 化 を 学 ぶ 観 光 プログラムについて 理 解 を 深 めると 共 に 実 際 に 合 気 道 の 組 み 手 を 体 験 する 中 で 日 本 人 との 交 流 を 図 る 事 が 出 来 た 体 験 を 通 じて 自 国 の 文 化 を 外 国 の 人 々に 楽 しく 体 験 してもらうことは 貴 重 な 観 光 資 源 になる 事 を 学 んだ 又 武 道 から 日 本 人 の 精 神 性 特 に 礼 儀 正 しい 姿 勢 を 見 いだしたことは 日 本 の 観 光 施 設 におけるサービスの 高 さを 理 解 する 上 で 貴 重 な 経 験 となった 2 月 18 日 ( 月 ) 21 評 価 会 時 間 14:00-16:00 各 国 1 名 の 青 年 によって 自 分 たちが 抱 える 課 題 に 対 し 今 回 の 研 修 での 学 びがどのように 活 かされ 帰 国 後 に 研 修 の 成 果 をどのように 活 かしていくかについてアクションプランの 発 表 を 行 った 全 般 的 に 講 義 視 察 共 に 満 足 度 の 高 い 研 修 であったこと 各 自 の 専 門 が 異 なる 中 それぞれが 自 分 の 業 務 組 織 の 課 題 解 決 に 繋 がるヒントを 得 ることが 出 来 たことが 発 表 された 特 に 帰 国 後 に 研 修 成 果 をどのように 活 用 していくかについては 具 体 的 な 構 想 が 多 数 発 表 され 研 修 期 間 中 に 深 い 学 びを 行 っていたこと 本 研 修 が 研 修 員 の 能 力 向 上 に 大 きく 役 立 ったことを 実 感 でき た 合 わせて 研 修 全 般 について 意 見 交 換 を 行 い 今 後 本 コースが 継 続 された 場 合 に 向 け 改 善 点 が 青 年 たちから 示 された - 8 -