が 改 善 への 取 り 組 みに 全 力 を 尽 くし 発 展 されることを 期 待 したい なお 経 営 学 研 究 科 経 営 管 理 専 攻 は 2009( 平 成 21) 年 度 に 本 協 会 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 けており それ 以 降 の 改 善 状 況



Similar documents
平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

●幼児教育振興法案

m07 北見工業大学 様式①

公表表紙

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

16 日本学生支援機構

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

18 国立高等専門学校機構

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF332E8EA98CC8955D89BF82CC95FB C982C282A282C BD90AC F944E93788EC08E7B95AA814191E C5816A2E707074>

財政再計算結果_色変更.indd

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

定款

文化政策情報システムの運用等

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

答申第585号

●電力自由化推進法案

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

Microsoft Word 第1章 定款.doc

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

定款  変更

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

< E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A CC8CA992BC82B582C982C282A282C E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

PowerPoint プレゼンテーション

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

スライド 1

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

( 会 員 資 格 の 取 得 ) 第 6 条 本 会 の 会 員 になろうとする 者 は 別 に 定 める 入 会 届 により 申 し 込 みを し 理 事 会 の 承 認 を 得 なければならない ( 会 員 の 権 利 義 務 ) 第 7 条 会 員 は 本 会 の 事 業 活 動 につき そ

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

一般競争入札について

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)


2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

スライド 1

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

者 が 在 学 した 期 間 の 年 数 を 乗 じて 得 た 額 から 当 該 者 が 在 学 した 期 間 に 納 付 すべき 授 業 料 の 総 額 を 控 除 した 額 を 徴 収 するものとする 3 在 学 生 が 長 期 履 修 学 生 として 認 められた 場 合 の 授 業 料 の

公募

<4D F736F F D FA967B8FAC8C5E C9F8DB88B408D5C817A95CA E7793B18AC493C28FF38BB5816A2E646F63>

1_扉-配布用.indd

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

1

慶應義塾利益相反対処規程

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

70 愛媛大学

企 画 課 企 画 部 満 了 2 55 総 務 部 企 画 室 設 置 認 可 学 部 佐 賀 大 学 附 属 図 書 館 医 学 分 館 設 置 申 請 書 企 画 室 企 画 調 査 係 2004/4/1 30 年 2005/4/1 2035/3/31 ファイル 事 務 室 企 画 部 企 画

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

Transcription:

ビジネス ブレークスルー 大 学 に 対 する 大 学 評 価 ( 認 証 評 価 ) 結 果 Ⅰ 評 価 結 果 評 価 の 結 果 貴 大 学 は 本 協 会 の 大 学 基 準 に 適 合 していると 認 定 する ただし 貴 大 学 は 理 念 目 的 教 員 教 員 組 織 管 理 運 営 財 務 および 内 部 質 保 証 に 関 して 問 題 が 認 められるため 認 定 の 期 間 を2015( 平 成 27) 年 3 月 31 日 ま でとする また 本 協 会 は 当 該 問 題 事 項 の 改 善 状 況 を3 年 後 までに 再 評 価 し 大 学 基 準 への 適 合 について 改 めて 判 定 を 行 うこととする Ⅱ 総 評 貴 大 学 は インターネットを 用 いた 通 信 制 の 大 学 として 東 京 都 千 代 田 区 における 構 造 改 革 特 別 区 域 である キャリア 推 進 特 区 を 活 用 し 株 式 会 社 ビジネス ブレー クスルーにより 設 立 された 本 協 会 では 大 学 基 準 および 関 連 法 令 に 基 づき 認 証 評 価 を 行 うことを 原 則 としながらも 前 述 の 特 徴 を 勘 案 して 評 価 したところ 理 念 目 的 教 員 教 員 組 織 管 理 運 営 財 務 および 内 部 質 保 証 の4 点 において 改 善 すべき 重 大 な 問 題 があると 判 断 した 教 員 教 員 組 織 については 募 集 採 用 昇 任 等 の 規 程 に 不 備 があることに 加 え 規 程 に 従 った 採 用 手 続 きも 実 施 されていない 管 理 運 営 財 務 については 規 程 の 不 整 備 規 程 間 の 不 整 合 が 多 数 見 られるば かりか 規 程 で 定 められた 教 授 会 の 審 議 事 項 が 議 決 を 経 ることなく 決 定 され 適 切 な 管 理 運 営 がなされているとは 認 めがたい また 内 部 質 保 証 については 貴 大 学 は 2009( 平 成 21) 年 度 に 専 門 職 大 学 院 の 認 証 評 価 を 受 けた 際 自 ら 点 検 評 価 の 体 制 を 整 備 する 必 要 性 を 認 識 していながら これまで 適 切 な 体 制 の 整 備 活 動 をしてきていない 今 回 本 協 会 に 提 出 した 点 検 評 価 報 告 書 および 大 学 基 礎 データ においても 記 述 が 不 正 確 かつ 不 十 分 であり 貴 大 学 の 教 育 研 究 および 管 理 運 営 の 実 態 を 正 確 に 点 検 評 価 していない 教 職 員 が 一 体 となり 学 部 学 生 および 大 学 院 学 生 に 対 する 教 育 責 任 を 十 分 自 覚 し 誠 実 に 問 題 に 向 き 合 う 意 識 改 革 と 体 制 作 りを 行 う 必 要 がある さらに 理 念 目 的 においては 学 部 と 専 門 職 大 学 院 の 目 的 および 養 成 すべき 人 物 像 が 同 一 で 区 別 されていない ついては 再 評 価 に 向 け 総 評 提 言 および 大 学 設 置 基 準 をはじめとした 関 連 法 令 に 従 って 改 善 に 向 けて 努 力 するよう 要 請 する 今 回 の 評 価 結 果 を 契 機 として 貴 大 学 -420-

が 改 善 への 取 り 組 みに 全 力 を 尽 くし 発 展 されることを 期 待 したい なお 経 営 学 研 究 科 経 営 管 理 専 攻 は 2009( 平 成 21) 年 度 に 本 協 会 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 けており それ 以 降 の 改 善 状 況 を 踏 まえて 大 学 評 価 ( 機 関 別 認 証 評 価 ) の 観 点 から 評 価 を 行 った 1 理 念 目 的 インターネットを 用 いた 通 信 制 の 大 学 として 2005( 平 成 17) 年 東 京 都 千 代 田 区 に 経 営 学 研 究 科 経 営 管 理 専 攻 ( 専 門 職 大 学 院 )を 設 置 するビジネス ブレークス ルー 大 学 院 大 学 として 開 学 した 2008( 平 成 20) 年 に 同 研 究 科 にグローバリゼーシ ョン 専 攻 ( 専 門 職 大 学 院 )を 増 設 した 後 2010( 平 成 22) 年 には 経 営 学 部 グローバ ル 経 営 学 科 IT ソリューション 学 科 を 新 設 してビジネス ブレークスルー 大 学 と 名 称 を 改 め 1 学 部 2 学 科 1 研 究 科 2 専 攻 ( 専 門 職 大 学 院 )を 有 する 現 在 の 姿 とな った 知 的 創 造 を 礎 に 国 際 的 視 野 と 開 拓 者 精 神 を 持 ち 先 駆 的 指 導 者 たらん 人 格 を 涵 養 し 世 界 社 会 に 貢 献 する との 建 学 の 精 神 のもと 学 部 および 大 学 院 共 通 の 目 的 として 高 度 な 専 門 能 力 を 修 得 し 世 界 で 活 躍 できる 指 導 者 たる 資 質 を 備 えた 自 ら 考 え 判 断 し 自 分 の 責 任 のもと 行 動 することのできる 世 界 社 会 に 貢 献 する 人 材 を 養 成 すること と 定 め ビジネス ブレークスルー 大 学 学 則 ( 学 則 ) およ び ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 ( 専 門 職 大 学 院 ) 学 則 ( 大 学 院 学 則 ) に 規 定 されている これらは ホームページ 大 学 案 内 および 受 講 ハンドブック において 周 知 公 表 されている しかし 設 置 目 的 の 異 なる 学 部 と 大 学 院 の 目 的 および 養 成 すべき 人 物 像 が 同 一 で あることは 大 きな 問 題 であり 是 正 されたい また 経 営 学 研 究 科 の2 専 攻 につい ても それぞれの 教 育 目 的 を 明 確 に 定 め 社 会 に 周 知 公 表 することが 望 まれる これらの 問 題 に 対 応 するためにも 学 部 および 大 学 院 の 目 的 の 達 成 状 況 および 適 切 性 について 検 証 を 行 うための 体 制 を 構 築 することが 期 待 される 2 教 育 研 究 組 織 1 学 部 2 学 科 1 研 究 科 2 専 攻 の 組 織 は 建 学 の 精 神 を 実 現 するための 教 育 研 究 組 織 として 妥 当 であるものと 判 断 できる しかし 専 攻 を 増 設 し 学 部 を 設 置 して 学 士 課 程 教 育 へと 展 開 していく 背 景 方 針 および 学 部 と 大 学 院 の 関 係 等 について 明 らかにされていない 教 育 研 究 組 織 の 適 切 性 妥 当 性 の 検 証 は 学 部 の 教 授 会 研 究 科 の 教 授 会 でそれぞ れ 行 うこととしているが 現 在 行 われていることは 個 々の 授 業 科 目 の 検 証 にとど まっており 教 育 研 究 組 織 としての 適 切 性 の 検 証 を 恒 常 的 に 行 う 体 制 を 整 備 するこ -421-

とが 望 まれる 3 教 員 教 員 組 織 専 任 教 員 数 は 学 部 と 大 学 院 のいずれも 大 学 および 大 学 院 設 置 基 準 で 定 められて いる 必 要 専 任 教 員 数 を 満 たしている 教 員 の 採 用 昇 任 等 について 学 部 においては ビジネス ブレークスルー 大 学 教 員 選 考 基 準 ( 教 員 選 考 基 準 ) が 大 学 院 においては ビジネス ブレークスル ー 大 学 大 学 院 教 員 選 考 規 程 ( 教 員 選 考 規 程 ) が 2010( 平 成 22) 年 に 施 行 された しかし 大 学 院 においては 規 程 に 従 った 運 用 がなされておらず 教 員 の 選 考 手 続 きは 適 切 ではない さらに 学 部 においては 手 続 きに 関 する 規 定 が 定 められてい ないため 是 正 されたい また 教 授 および 准 教 授 に 求 められる 資 格 が 教 員 選 考 基 準 において 全 く 同 一 であり 実 際 の 採 用 においても 氏 名 および 略 歴 のみの 資 料 により 決 議 がなされていることは 資 格 を 審 査 する 資 料 としては 不 十 分 である 加 えて ビジネス ブレークスルー 大 学 特 任 教 員 任 用 規 程 は 関 連 のない 他 大 学 の 教 員 選 考 規 程 を 準 用 している 以 上 のことから 貴 大 学 の 建 学 の 精 神 目 的 を 実 現 するために 重 要 である 教 員 組 織 の 編 制 に 係 る 規 程 の 整 備 およびその 運 用 に 重 大 な 問 題 があるため 教 員 組 織 の 編 制 方 針 を 明 確 にし 規 程 に 則 した 手 続 きを 実 行 することにより 適 切 な 教 員 組 織 を 整 備 することが 強 く 求 められる 教 員 の 資 質 を 向 上 させる 取 り 組 みとしては 遠 隔 教 育 用 ソフトウエアである AirCampus R を 用 いて ファカルティ ディベロップメント(FD) 研 修 用 のコ ンテンツを 各 教 員 が 視 聴 できるようにしている 4 教 育 内 容 方 法 成 果 (1) 教 育 目 標 学 位 授 与 方 針 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 学 部 大 学 院 の 目 的 および 養 成 すべき 人 物 像 を 踏 まえ 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 (カリキュラム ポリシー)は 論 理 的 思 考 力 を 養 うこと と 定 められている しかし 学 部 研 究 科 ごとには 定 められておらず 大 学 案 内 ホームページ 等 によ る 公 表 もされていないため 改 善 が 望 まれる また 卒 業 要 件 修 了 要 件 および 学 位 授 与 要 件 は 受 講 ハンドブック に 明 記 されているものの 修 得 すべき 学 習 成 果 と その 諸 要 件 を 明 確 にした 学 位 授 与 方 針 (ディプロマ ポリシー)は 定 められて いないため 策 定 し 周 知 公 表 されることが 望 まれる さらに 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 および 学 位 授 与 方 針 の 組 織 的 恒 常 的 な 検 証 体 制 を 構 築 することが 望 ましい -422-

(2) 教 育 課 程 教 育 内 容 経 営 学 部 ( 通 信 ) 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 をもとに 論 理 思 考 英 語 経 営 とIT の3 分 野 を 柱 とした 教 育 課 程 を 編 成 している 教 育 課 程 は 経 済 会 計 財 務 など 12 の 科 目 群 により 編 成 され それぞれ 専 門 教 養 総 合 に 区 分 している また 各 分 野 は 必 修 科 目 と 選 択 科 目 により 構 成 され 体 系 的 な 教 育 課 程 が 編 成 されている しかし 教 養 領 域 に 配 置 されている 科 目 には 専 門 領 域 に 近 いと 思 われる 科 目 もあるので 大 学 設 置 基 準 に 規 定 されている 幅 広 く 深 い 教 養 を 実 現 するた めに さらなる 検 討 を 行 うことが 望 まれる 4 月 に 入 学 する 春 期 入 学 生 と 10 月 に 入 学 する 秋 期 入 学 生 に 分 かれているが 一 部 の 科 目 については 春 期 入 学 生 と 秋 期 入 学 生 の 受 講 時 期 が 異 なるなど 両 者 が 全 く 同 一 のカリキュラムではない 年 間 の 開 講 回 数 を 調 整 するなどの 工 夫 は 見 られるが それぞれの 入 学 生 に 不 利 益 とならないよう さらなる 検 討 が 期 待 される 経 営 学 研 究 科 ( 通 信 ) 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 をもとに 論 理 思 考 と 経 済 原 論 を 柱 とした 教 育 課 程 を 編 成 している 教 育 課 程 は 経 営 戦 略 など6 分 野 により 編 成 され 分 野 ごとに 必 修 科 目 と 選 択 科 目 を 配 置 し 体 系 的 な 教 育 課 程 であるといえる さらに 1 年 次 に 問 題 発 見 思 考 を 2 年 次 に 問 題 解 決 思 考 を 必 修 科 目 としてカリキュラムに 配 置 している 修 了 要 件 の1つとして 経 営 管 理 専 攻 では 卒 業 研 究 を グローバリゼーショ ン 専 攻 では 海 外 ワークショップ を 必 修 科 目 としている また 専 門 職 大 学 院 と して 要 請 される 理 論 と 実 務 の 架 橋 を 実 現 するために 実 務 家 教 員 を 中 心 とした 教 育 が 実 践 されている なお 学 部 と 同 様 に 入 学 時 期 によってカリキュラムや 教 育 に 差 が 生 じないよう 検 討 が 期 待 される (3) 教 育 方 法 全 学 AirCampus R を 用 いて 学 部 では 約 8 時 間 大 学 院 では 約 12 時 間 の 講 義 映 像 と 7 時 間 程 度 のディスカッションを 合 わせた 授 業 に 加 え 予 習 復 習 およびレポ ート 作 成 を 課 すことにより1 単 位 を 付 与 している しかし ディスカッションにつ いては 教 員 ティーチング アシスタント(TA)が 発 言 していない 授 業 が 複 数 見 られるなど 授 業 にも 関 わらず 教 員 の 積 極 的 な 関 与 がなされていない 単 位 制 度 -423-

の 趣 旨 に 添 った 単 位 付 与 が 行 われるよう 改 善 が 望 まれる 教 育 課 程 教 育 内 容 あるいは 教 育 方 法 の 改 善 を 図 るための 組 織 的 定 期 的 な 取 り 組 みとして AirCampus R を 利 用 して 教 員 相 互 の 授 業 閲 覧 およびFD 研 修 用 のコンテンツを 用 意 し 授 業 改 善 につながる 活 動 をしているが これらの 視 聴 は 教 員 個 々に 委 ねられており 組 織 的 な 取 り 組 みとはいえないため 改 善 が 望 まれる また 2010( 平 成 22) 年 度 に 設 置 された 大 学 FD 委 員 会 は 学 部 と 大 学 院 合 同 のFDを 検 討 しているが 学 部 教 育 と 大 学 院 教 育 における 授 業 改 善 のあり 方 を 検 討 し 適 切 に 取 り 組 むことが 必 要 である なお 学 部 と 大 学 院 の 学 生 の 学 修 状 況 について 株 式 会 社 ビジネス ブレークス ルーの 経 営 会 議 において 検 証 を 行 うとしているが その 事 実 は 確 認 できない 経 営 学 部 ( 通 信 ) 基 礎 科 目 における 理 解 度 テスト すべての 講 義 を 対 象 とする ディスカッショ ン および 科 目 特 性 に 合 わせた 課 題 提 出 型 グループワーク は 通 信 制 大 学 とし て 学 生 が 能 動 的 に 学 習 できる 教 育 方 法 の1つとして 評 価 できる 学 生 に 開 講 年 次 別 科 目 シラバス 科 目 スケジュール 学 習 計 画 表 履 修 登 録 方 法 等 を 明 示 した ビジネス ブレークスルー 大 学 wiki サイトを 設 定 する ことにより 学 修 指 導 に 関 する 情 報 を 一 元 化 している 経 営 学 研 究 科 ( 通 信 ) 統 計 解 析 経 済 理 論 など 基 礎 科 目 を 中 心 に 実 施 する 理 解 度 テスト 全 科 目 講 義 映 像 視 聴 後 に 実 施 される ディスカッション マーケティング 概 論 組 織 行 動 論 等 の グループ 学 習 は 通 信 制 大 学 院 として 学 生 が 能 動 的 に 学 習 できる 教 育 方 法 の 1 つとして 評 価 できる さらに 2 年 間 かけて 取 り 組 む 実 践 的 事 例 研 究 としての リアルタイムオンライ ンケーススタディ(RTOCS) は 多 くのケーススタディを 採 り 入 れ 経 営 に 要 請 される 判 断 力 決 断 力 を 養 成 する 試 みであり 教 育 方 法 の 特 長 として 評 価 でき る 今 後 は 一 つひとつのケーススタディの 質 の 維 持 向 上 が 図 られるよう 検 討 が 望 まれる また シラバスとして 講 義 要 綱 が 配 布 されているが 記 載 されている 項 目 が 限 られている 詳 細 なシラバスは 開 講 1 週 間 前 に AirCampus R において 告 知 さ れているが 履 修 登 録 の 際 に 活 用 できるよう 事 前 に 学 生 に 明 示 することが 必 要 で ある -424-

(4) 成 果 経 営 学 部 ( 通 信 ) 卒 業 論 文 の 審 査 基 準 が 明 文 化 されていないため 学 位 の 質 を 担 保 するために 審 査 基 準 を 教 員 間 で 共 有 するよう 検 討 することが 期 待 される また 教 育 目 標 学 習 目 標 は 明 示 されてはいるが その 学 習 成 果 を 測 定 するため の 評 価 指 標 の 開 発 およびその 活 用 についての 取 り 組 みは 行 われていない 今 後 は 学 位 授 与 方 針 の 策 定 に 合 わせ 学 習 成 果 を 測 定 する 指 標 を 開 発 し 成 果 を 適 切 に 検 証 していくことが 望 まれる 経 営 学 研 究 科 ( 通 信 ) 修 了 要 件 は 規 定 化 され 受 講 ハンドブック を 通 じ 学 生 に 周 知 されている し かし 卒 業 研 究 の 審 査 基 準 については 定 めがなく 学 生 に 明 示 されていないため 改 善 が 望 まれる 教 育 目 標 学 習 目 標 は 明 示 されてはいるものの その 学 習 成 果 を 測 定 するための 評 価 指 標 の 開 発 および 教 員 相 互 の 共 有 化 については 一 部 の 教 員 間 におけるディス カッションにとどまり 組 織 的 に 展 開 されているとはいえないため 検 討 が 期 待 さ れる 5 学 生 の 受 け 入 れ 学 部 においては 学 生 の 受 け 入 れ 方 針 (アドミッション ポリシー)を 強 い 意 志 と 勉 学 動 機 を 有 する 人 材 と 定 めているが 大 学 院 においては 定 めていないため 早 急 に 整 備 し 社 会 に 対 して 周 知 公 表 することが 望 まれる 学 部 大 学 院 とも 春 期 と 秋 期 に 入 学 生 を 受 け 入 れており それぞれに 応 じた 入 試 を 実 施 している 学 部 の 入 試 選 抜 では 論 理 的 思 考 力 発 想 力 行 動 力 コミュ ニケーション 力 および 問 題 意 識 学 習 動 機 を 評 価 し 大 学 院 の 入 試 選 抜 では 協 調 性 コミュニケーションスキル モチベーション 独 立 性 リーダーシップ 知 力 および 創 造 力 などを 評 価 している また 卒 業 研 究 事 業 計 画 のテーマ 志 望 動 機 キャリアゴールについても 出 願 書 類 として 求 めている これらの 評 価 要 素 は 学 部 大 学 院 の 建 学 の 精 神 目 的 を 実 現 するため おのおのの 学 生 に 求 められる 主 た る 資 質 であると 理 解 できるが 教 育 目 的 の 違 いにより 各 学 科 専 攻 の 選 抜 基 準 選 抜 方 法 を 設 定 する 必 要 がないか 検 討 が 期 待 される 大 学 院 学 則 および 大 学 院 の 学 生 募 集 要 項 では 入 学 定 員 および 収 容 定 員 として 研 究 科 の 合 計 定 員 のみが 記 載 され それぞれの 専 攻 の 入 学 定 員 および 収 容 定 員 は 定 められていないため 専 攻 ごとの 入 学 定 員 を 明 確 にするように 改 善 が 望 まれ る また 学 部 大 学 院 とも 試 験 ごとの 募 集 人 数 を 定 めておらず さらに 大 学 -425-

院 においては 人 数 に 達 したら 試 験 を 打 ち 切 ることを 学 生 募 集 要 綱 に 明 記 して いるが 必 ずしも 受 験 生 の 便 宜 を 図 るための 措 置 とは 考 えられないため 改 善 が 望 まれる 2010( 平 成 22) 年 度 に 開 設 した 学 部 全 体 の 収 容 定 員 に 対 する 在 籍 学 生 数 比 率 は 0.77 となっており 定 員 未 充 足 であるため 改 善 が 望 まれる 学 生 の 受 け 入 れに 関 する 検 証 として 現 在 は 事 務 局 で 検 証 を 行 っているが 教 員 による 検 証 も 含 め 継 続 的 に 検 証 する 組 織 体 制 を 構 築 することが 望 ましい 6 学 生 支 援 学 生 支 援 にかかわる 方 針 は 明 確 に 定 められておらず 問 題 が 発 生 するたびに そ の 対 応 について 話 し 合 われており 一 貫 した 学 生 支 援 に 関 する 制 度 体 制 となって いないので 改 善 が 望 まれる 各 学 生 の 修 学 状 況 は 学 務 システムに 蓄 積 されるほか 共 有 メールにより 全 スタッ フが 把 握 しており メールおよび 訪 問 による 個 別 カウンセリングや 休 学 者 退 学 者 の 復 学 支 援 は 事 務 局 を 中 心 に 随 時 行 われている 主 に e ラーニング 支 援 を 目 的 とす る 専 門 のメンターが3 名 いるほか 障 がいのある 学 生 への 支 援 などにも 取 り 組 んで おり 修 学 支 援 措 置 は 拡 充 されつつある 生 活 支 援 については 大 学 独 自 の 奨 学 金 制 度 の 創 設 (2010( 平 成 22) 年 度 )など 適 切 に 対 応 しようとする 努 力 は 認 められる また サイバー 上 のハラスメントを 防 止 する システム 利 用 規 則 ハラスメント 防 止 に 関 する 規 程 制 定 は 適 切 に 定 め られている しかし 2010( 平 成 22) 年 度 に 入 学 した 学 部 学 生 は 入 学 後 1 年 半 までに 約 3 割 が 休 学 または 退 学 しており 修 学 支 援 生 活 支 援 の 適 切 性 については 今 後 の 経 過 を 確 認 することが 必 要 である 進 路 支 援 については 大 学 院 への 入 学 者 は 原 則 として 社 会 人 であるものの 進 路 選 択 に 関 する 相 談 には 随 時 対 応 が 行 われている また 継 続 的 なキャリア 形 成 支 援 として 大 学 院 修 了 後 も AirCampus R の 利 用 を 認 めているほか 未 履 修 科 目 等 を 視 聴 できる 大 学 院 アルムナイ 生 涯 学 習 シリーズ などがあり 生 涯 にわたって 修 了 生 を 支 援 する 体 制 を 構 築 しつつあることは 建 学 の 精 神 目 的 を 実 現 する 上 で 適 切 であるといえる さらに 卒 業 研 究 で 取 り 組 んだ 事 業 計 画 を 基 に 起 業 をする 学 生 がいる 場 合 は 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルーによる スタートアップ 起 業 家 支 援 プロジェクト への 推 薦 を 行 っている しかし 学 部 については 2010( 平 成 22) 年 度 の 開 設 であることから キャリア 教 育 は 今 後 の 課 題 となっているが 学 部 学 生 の2~3 割 程 度 が 社 会 人 ではないことか ら 考 えて 体 系 的 計 画 的 組 織 的 なキャリア 支 援 を 開 始 することが 必 要 である -426-

7 教 育 研 究 等 環 境 教 育 研 究 等 環 境 の 整 備 に 関 する 方 針 を 大 学 および 株 式 会 社 ビジネス ブレーク スルーが 保 有 するマネジメントコンテンツを 原 則 オンラインで 利 用 できること と 定 めている 学 部 大 学 院 いずれも 教 育 のすべてをオンラインで 提 供 していることから 学 生 がコンピューターを 使 用 できる 環 境 にあることを 必 須 条 件 とし 講 義 室 演 習 室 等 の 施 設 は 基 本 的 には 必 要 としていない 学 内 イベントや 一 部 の 対 面 授 業 を 実 施 する 場 合 には その 都 度 外 部 に 適 切 な 場 所 等 の 教 育 環 境 を 手 配 することとしている 学 生 自 習 室 は 秋 葉 原 キャンパスに 設 けており 予 約 制 で 学 生 の 利 用 が 可 能 であ る 学 生 間 の 交 流 の 場 は キャンパスには 設 けられていないが AirCampus R 内 に 入 学 期 ごとのサロンを 設 け 学 生 相 互 の 情 報 交 換 ができるようになっている 図 書 館 学 術 情 報 サービスに 関 しては 秋 葉 原 キャンパスに 蔵 書 数 2,655 冊 閲 覧 在 席 数 30 席 (2010( 平 成 22) 年 5 月 現 在 )の 図 書 室 を 整 備 し 司 書 の 資 格 を 持 った 専 任 職 員 を 配 置 している また 図 書 室 を 普 段 利 用 できない 学 生 も 多 いこと から 全 学 生 に 対 して コンテンツ 検 索 ツールの エアサーチ を 無 料 で 利 用 でき るように 整 備 しているほか 国 立 情 報 学 研 究 所 のCiNiiの 導 入 特 別 学 生 価 格 による 日 経 テレコン 21 の 利 用 など 学 術 情 報 サービスの 充 実 に 努 めている 加 えて 大 学 および 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルーの 保 有 するマネジメントコ ンテンツを 原 則 としてオンラインで 利 用 できるようにしている ただし アクセス できる 学 術 情 報 は 貴 大 学 のコンテンツ 新 聞 雑 誌 企 業 情 報 人 事 情 報 が 中 心 であり 教 養 教 育 関 係 や 経 営 分 野 の 学 術 文 献 などについて 他 大 学 と 連 携 するなど して 学 生 の 学 習 の 幅 を 広 げるための 措 置 を 講 じることも 望 まれる AirCampus R での 教 育 支 援 として ラーニング アドバイザー(LA)および TAを 50 名 以 上 雇 用 し 授 業 支 援 学 生 からの 質 問 への 回 答 などを 行 っている 教 員 の 教 育 研 究 環 境 については 教 員 の 多 くが 実 務 家 であり 研 究 室 を 代 替 す る 場 所 を 各 自 が 兼 務 先 に 確 保 しているとの 理 由 から 全 教 員 共 通 の 研 究 室 を 1 室 の み 設 置 している また コンテンツ 検 索 ツールについては 教 員 も 使 用 することが できるようになっている 8 社 会 連 携 社 会 貢 献 世 界 で 活 躍 する 有 為 な 人 材 を 社 会 に 輩 出 することで 社 会 貢 献 を 行 うことを 方 針 として 掲 げている しかし 近 年 大 学 に 求 められているのはより 直 接 的 な 社 会 との 連 携 や 貢 献 であ る その 意 味 での 社 会 連 携 社 会 貢 献 に 関 する 方 針 は 明 文 化 されているとはいえな -427-

い 貴 大 学 では 現 在 無 料 公 開 講 座 千 代 田 区 内 小 学 校 での 講 演 会 生 活 環 境 条 例 パ トロール 千 代 田 区 立 図 書 館 への 書 籍 の 寄 贈 さらには 区 民 に 対 する 図 書 館 の 無 料 開 放 等 の 社 会 貢 献 活 動 を 行 っており このほか 企 業 と 連 携 したコンテスト 発 表 会 も 行 っている 今 後 は 建 学 の 精 神 目 的 に 従 い 教 育 方 法 教 員 組 織 の 特 色 を 生 かした 社 会 連 携 社 会 貢 献 に 関 する 方 針 を 策 定 し その 実 施 組 織 等 を 整 備 すると ともに これに 基 づく 社 会 貢 献 社 会 連 携 を 行 うことが 望 まれる 9 管 理 運 営 財 務 (1) 管 理 運 営 学 部 ならびに 大 学 院 の 教 授 会 規 則 に 基 づき 学 校 の 運 営 方 針 を 確 定 していると しているが 当 該 規 程 等 では 中 長 期 の 大 学 運 営 のあり 方 や 意 思 決 定 プロセスは 明 確 にされていない 大 学 運 営 の 根 幹 にかかわる 事 柄 は 教 授 会 で 決 議 されている しかし 管 理 運 営 の よりどころとなる 規 程 については 学 則 と 教 授 会 規 則 において 規 定 する 議 長 が 一 致 せず ビジネス ブレークスルー 大 学 教 員 組 織 運 営 規 則 では 学 部 長 の 権 限 についてのみ 規 定 がない また 教 授 会 の 審 議 事 項 である 学 籍 や 入 学 者 選 抜 試 験 に 関 する 事 項 等 が 教 授 会 の 議 決 を 経 て 決 定 されていないほか 教 員 人 事 において 定 められた 手 続 きに 沿 っておらず 不 用 意 に 議 決 されているケースもみ られる 以 上 のことから 規 程 の 不 整 備 不 整 合 が 多 数 見 られ 規 程 に 沿 った 適 切 な 管 理 運 営 が 行 われているとは 判 断 できない 関 連 法 令 に 基 づいて 規 程 を 相 対 的 に 見 直 し 適 切 な 管 理 運 営 がされるよう 是 正 されたい また 教 授 会 と 株 式 会 社 ビ ジネス ブレークスルーの 経 営 会 議 の 関 係 は 規 程 等 を 整 備 し 両 者 の 役 割 権 限 分 担 等 の 一 層 の 明 確 化 に 努 めることが 必 要 である さらに 教 学 にかかわる 全 学 的 な 重 要 事 項 については あらかじめ 協 議 する 場 を 学 部 大 学 院 を 横 断 した 教 学 中 心 の 組 織 により 行 うことが 望 まれる 事 務 組 織 については 設 置 者 である 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルー 内 に 事 務 局 を 設 け 事 務 局 長 1 名 事 務 局 スタッフ9 名 大 学 教 務 課 スタッフ5 名 大 学 院 教 務 課 スタッフ5 名 エアキャンパスサポートチーム3 名 で 対 応 しており スタッ フ ディベロップメント(SD)も 一 定 程 度 は 実 施 されている しかし 有 価 証 券 報 告 書 に 設 置 者 自 ら 経 営 上 の リスク 情 報 として 認 識 している 大 学 設 置 基 準 など の 法 令 にかかわる 事 項 については 大 学 運 営 に 必 要 な 実 務 であると 事 実 上 位 置 づけ られておらず 結 果 としてこれに 対 応 する 研 修 も 行 われていないので 改 善 が 望 ま れる -428-

(2) 財 務 貴 大 学 は 株 式 会 社 立 の 通 信 制 大 学 であり 2005( 平 成 17) 年 に 東 京 証 券 取 引 所 (マ ザーズ 市 場 )に 上 場 している 収 入 については 大 学 院 の 定 員 増 加 (2008( 平 成 20) 年 度 :82 名 200 名 )や 学 部 新 設 (2009( 平 成 21) 年 度 : 定 員 300 名 )により 学 生 生 徒 等 納 付 金 が 2005( 平 成 17) 年 度 の 124 百 万 円 から 2010( 平 成 22) 年 度 608 百 万 円 と 増 加 した しかし 春 期 秋 期 を 合 わせた 専 門 職 大 学 院 の 定 員 充 足 率 が 2010( 平 成 22) 年 度 で 62% 程 度 となっており 2008( 平 成 20) 年 度 以 降 100%を 下 回 っている 点 は 懸 念 される 大 学 ベースの 2009( 平 成 21) 年 度 消 費 収 支 計 算 書 関 係 比 率 については 人 件 費 比 率 が 44.5%(2010( 平 成 22) 年 度 は 50.2%)で 社 会 科 学 系 学 部 平 均 値 54.3%より 良 好 である 一 方 教 育 研 究 経 費 比 率 は 減 価 償 却 費 負 担 が 少 ないこともあって 15.5%(2010( 平 成 22) 年 度 は 教 材 製 作 費 奨 学 費 が 大 幅 に 増 加 し 25.1%)と 平 均 値 35.9%より 低 い 管 理 経 費 は 学 部 新 設 に 伴 う 広 告 宣 伝 費 の 大 幅 な 増 加 全 社 経 費 の 配 分 の 影 響 もあり 平 均 値 13.4%を 大 きく 上 回 る 37.9%である 結 果 として 大 学 部 門 の 税 引 き 後 当 期 利 益 は 2009( 平 成 21) 年 度 まで 会 社 全 体 の 利 益 に 貢 献 し てきたが 2010( 平 成 22) 年 度 は 学 部 新 設 に 伴 う 投 資 コストがかさみ 86 百 万 円 の 損 失 を 計 上 した 増 資 で 調 達 した 資 金 を 原 資 とした 将 来 に 向 けた 前 向 きな 投 資 と もいえ 今 後 の 収 支 改 善 を 期 待 したい 貸 借 対 照 表 関 係 比 率 については 通 信 制 大 学 の 特 殊 性 によって 固 定 資 産 はソフト ウエアが 中 心 であり 固 定 比 率 は 16.9%と 低 く 良 好 であったが 2010( 平 成 22) 年 度 はスタジオ 設 備 集 合 研 修 用 設 備 および 大 学 施 設 を 含 む 本 社 設 備 取 得 971 百 万 円 があり 固 定 比 率 は 53.7%へ 上 昇 した ( 社 会 科 学 系 学 部 平 均 値 は 107.3%) なお 会 社 の 配 当 政 策 は 各 期 の 経 営 成 績 企 業 体 質 の 強 化 と 今 後 の 事 業 展 開 に 向 けた 内 部 留 保 の 充 実 等 を 総 合 的 に 勘 案 しつつ 配 当 性 向 ( 配 当 総 額 / 当 期 純 利 益 ) 30%を 目 標 としている 2007( 平 成 19) 年 度 分 から 株 主 への 配 当 を 実 施 しており 2009( 平 成 21) 年 度 の 配 当 性 向 は 37.4% 2010( 平 成 22) 年 度 は 35.1%とほぼ 目 標 をクリアしている 10 内 部 質 保 証 2005( 平 成 17) 年 度 に 大 学 院 の 自 己 点 検 評 価 規 則 を 制 定 したことに 加 えて 2010( 平 成 22) 年 度 に 全 学 の 自 己 点 検 評 価 規 則 を 制 定 しているが 学 部 およ び 大 学 院 ともに PDCAサイクルにおける 各 段 階 の 責 任 主 体 権 限 および 手 続 き が 明 らかになっておらず 規 程 に 則 した 自 己 点 検 評 価 委 員 会 による 全 学 的 組 織 的 かつ 定 期 的 な 点 検 評 価 はいまだ 実 施 されていない -429-

これについては 2009( 平 成 21) 年 度 に 本 協 会 の 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 けた 際 にも 自 己 点 検 評 価 委 員 会 を 十 分 機 能 させる 必 要 性 が 指 摘 されていたにも 関 わらず それ 以 降 規 程 に 基 づいて 努 力 した 形 跡 が 見 られないことは 問 題 であ るといわざるを 得 ない また 大 学 院 の 点 検 評 価 については コンテンツ 会 議 あるいは カリキュ ラム 審 議 委 員 会 研 究 科 教 授 会 の 審 議 内 容 をふまえて 自 己 点 検 評 価 委 員 会 による 全 学 的 総 合 的 な 点 検 評 価 を 行 うこととされているが 実 際 には 両 会 議 は 点 検 評 価 に 資 する 活 動 を 行 っていない さらに 今 回 提 出 された 点 検 評 価 報 告 書 および 大 学 基 礎 データ では 記 述 が 不 正 確 あるいは 不 十 分 な 個 所 が 多 数 見 られ 適 切 な 点 検 評 価 が 行 われたと はいいがたい 以 上 のことから 大 学 が 自 らの 質 を 維 持 向 上 させるとともに そのことを 社 会 に 対 して 明 らかにするための 内 部 質 保 証 システムを 構 築 し 自 己 点 検 評 価 活 動 を 実 質 化 させることが 喫 緊 の 課 題 である また 専 門 職 大 学 院 認 証 評 価 を 受 けた 際 に 点 検 評 価 報 告 書 を 作 成 したにも 関 わ らず 社 会 に 対 して 公 表 されていないため 点 検 評 価 の 結 果 を 公 表 するよう 是 正 されたい さらに 学 校 教 育 法 施 行 規 則 で 公 表 することが 求 められている 教 育 活 動 等 の 状 況 について 不 十 分 な 個 所 が 見 受 けられるので 改 善 が 望 まれる 加 えて 大 学 と 大 学 院 がそれぞれ 別 個 のホームページと 大 学 案 内 を 作 成 しており 学 部 と 大 学 院 を 有 するひとつの 教 育 機 関 であることがわかりにくい また ホーム ページや 大 学 案 内 において 専 任 教 員 と 兼 任 教 員 の 区 分 が 不 明 瞭 であり 適 切 に 情 報 が 公 表 されていないため 改 善 が 望 まれる Ⅲ 大 学 に 対 する 提 言 総 評 に 提 示 した 事 項 に 関 連 して 特 筆 すべき 点 や 特 に 改 善 を 要 する 点 を 以 下 に 列 記 する なお 今 回 提 示 した 各 指 摘 のうち 一 層 の 改 善 が 期 待 される 事 項 については そ の 対 応 状 況 を 必 ず 実 現 すべき 改 善 事 項 についてはその 改 善 状 況 を 再 評 価 改 善 報 告 書 としてとりまとめ 2014( 平 成 26) 年 4 月 1 日 までに 本 協 会 に 提 出 すること を 求 める 一 一 層 の 改 善 が 期 待 される 事 項 1 教 育 内 容 方 法 成 果 (1) 教 育 目 標 学 位 授 与 方 針 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 -430-

1) 学 部 研 究 科 ともに 学 位 授 与 方 針 が 策 定 されていないので 適 切 に 整 備 する とともに 社 会 に 対 して 周 知 公 表 することが 望 まれる 2) 教 育 課 程 の 編 成 実 施 方 針 は 学 部 研 究 科 ともに 同 一 であるうえ 社 会 に 対 し て 周 知 公 表 されていないので 改 善 が 望 まれる (2) 教 育 方 法 1) 学 部 では AirCampus R を 用 いた 約 8 時 間 の 講 義 映 像 と 7 時 間 程 度 のディ スカッションによる 授 業 に 加 え 予 習 復 習 およびレポート 作 成 により 単 位 を 付 与 している しかし ディスカッションについては 教 員 が 発 言 していない 科 目 が 複 数 見 られるなど 授 業 にも 関 わらず 教 員 の 関 与 がなされていないため 単 位 制 度 の 趣 旨 に 照 らして 改 善 が 望 まれる 2) 授 業 改 善 にむけたFDは 組 織 的 な 取 り 組 みとはいえず 2010( 平 成 22) 年 度 に 設 置 された 大 学 FD 委 員 会 において 学 部 教 育 と 大 学 院 教 育 の 授 業 改 善 のあり 方 を 検 討 し 適 切 に 取 り 組 むことが 望 まれる 3) 大 学 院 の 講 義 要 綱 は 記 載 事 項 が 限 られ 詳 細 なシラバスは 開 講 1 週 間 前 に AirCampus R において 告 知 されているので 受 講 選 択 の 際 にシラバスを 活 用 できるよう 履 修 登 録 前 に 学 生 に 明 示 することが 望 まれる (3) 成 果 1) 大 学 院 において 学 位 論 文 審 査 基 準 が 学 生 に 明 示 されていないので 履 修 要 綱 などに 明 記 するよう 改 善 が 望 まれる 2 学 生 の 受 け 入 れ 1) 大 学 院 において 建 学 の 精 神 および 目 的 を 踏 まえ 求 める 学 生 像 や 修 得 してお くべき 知 識 等 の 内 容 水 準 等 を 明 らかにした 学 生 の 受 け 入 れ 方 針 を 明 示 してい ないので 策 定 するとともに 受 験 生 をはじめ 社 会 一 般 に 公 表 することが 望 ま れる 2) 大 学 院 学 則 および 大 学 院 の 学 生 募 集 要 項 では 経 営 学 研 究 科 の 専 攻 ご とに 入 学 定 員 および 収 容 定 員 が 明 示 されていないため 改 善 が 望 まれる 3) それぞれの 試 験 ごとの 募 集 人 数 を 定 めておらず さらに 大 学 院 では 入 学 定 員 に 達 したら 試 験 を 打 ち 切 ることが 大 学 院 募 集 要 項 において 明 記 されている など 公 正 かつ 適 切 な 学 生 募 集 および 入 学 者 選 抜 とはいえないため 改 善 が 望 まれる 4) 2010( 平 成 22) 年 度 に 募 集 開 始 した 経 営 学 部 の 収 容 定 員 に 対 する 在 籍 学 生 数 比 率 は 0.77 と 低 いため 改 善 が 望 まれる -431-

3 学 生 支 援 1) 学 生 支 援 に 関 する 制 度 体 制 が 整 備 されていないので 通 信 制 大 学 の 特 性 を 考 慮 し 大 学 における 学 生 生 活 を 通 じて 豊 かな 人 間 性 を 養 成 し 学 生 の 資 質 能 力 を 十 分 に 発 揮 させるため 学 生 支 援 に 関 する 方 針 を 明 確 にし 適 切 な 支 援 を 行 うことができる 制 度 体 制 を 整 備 することが 望 まれる 2) 社 会 人 ではない 学 部 学 生 に 対 する 組 織 的 体 系 的 なキャリア 教 育 が 行 われてい ないため 改 善 が 望 まれる 4 管 理 運 営 財 務 (1) 管 理 運 営 1) 大 学 職 員 として 必 要 な 専 門 知 識 を 得 るための 研 修 が 実 施 されていないため 改 善 が 望 まれる 5 内 部 質 保 証 1) 学 校 教 育 法 施 行 規 則 において 公 表 することが 求 められている 教 育 活 動 等 の 状 況 について ホームページで 公 表 する 情 報 として 不 十 分 な 個 所 が 散 見 されるので 改 善 が 望 まれる 2) 大 学 と 大 学 院 がそれぞれ 別 個 のホームページと 大 学 案 内 を 作 成 しており 学 部 と 大 学 院 を 有 するひとつの 教 育 機 関 であることがわかりにくい また ホーム ページや 大 学 案 内 において 専 任 教 員 と 兼 任 教 員 の 区 分 が 不 明 瞭 であり 適 切 に 情 報 が 公 表 されていないため 改 善 が 望 まれる 二 必 ず 実 現 すべき 改 善 事 項 1 理 念 目 的 1) 学 部 と 専 門 職 大 学 院 では 授 与 する 学 位 が 異 なり 学 校 教 育 法 においても そ れぞれの 目 的 が 明 確 に 区 分 されているにも 関 わらず 目 的 および 養 成 すべき 人 物 像 は 同 一 であり 区 別 されていないので 是 正 されたい 2 教 員 教 員 組 織 1) 学 部 において 教 員 採 用 や 昇 格 に 関 する 手 続 きの 規 定 が 定 められていないこと に 加 え 学 部 および 大 学 院 で 準 用 する 教 員 選 考 基 準 では 教 授 および 准 教 授 の 資 格 要 件 がすべて 同 一 であり 適 切 な 教 員 組 織 を 編 制 するための 規 程 が 備 わっていないため 是 正 されたい 2) 大 学 院 では 教 員 選 考 規 程 に 規 定 されている 教 員 選 考 委 員 会 が 開 催 され -432-

ておらず 就 任 予 定 日 後 の 教 授 会 の 議 決 によって 任 用 されるなど 教 員 の 選 考 が 適 切 に 行 われていない また 採 用 時 の 教 授 会 議 案 では 氏 名 と 略 歴 のみが 提 示 されており 教 員 選 考 基 準 に 規 定 された 資 格 要 件 を 審 査 する 資 料 として 十 分 とはいえないなど 教 員 人 事 には 大 きな 問 題 がみられるので 規 程 に 従 っ た 運 用 を 行 い 教 育 研 究 を 適 切 に 遂 行 できる 教 員 編 制 となるよう 是 正 された い 3 管 理 運 営 財 務 (1) 管 理 運 営 1) 教 授 会 での 審 議 事 項 となっている 入 学 退 学 休 学 等 の 学 籍 や 入 学 選 抜 試 験 にかかわる 事 項 の 一 部 が 議 決 を 経 ることなく 実 施 されるなど 教 授 会 が 規 程 に 従 って 運 用 されていないので 是 正 されたい 2) 関 連 法 令 に 基 づき 必 要 な 規 程 が 適 切 に 整 備 されておらず 教 授 会 の 議 長 が 規 程 によって 異 なるなど 規 程 間 の 不 整 合 も 多 数 見 られる また 管 理 運 営 のあ り 方 や 意 思 決 定 プロセスも 明 確 ではなく 管 理 運 営 が 公 正 かつ 適 切 に 行 われて いないので 是 正 されたい 4 内 部 質 保 証 1) 2009( 平 成 21) 年 度 に 本 協 会 の 専 門 職 大 学 院 の 認 証 評 価 を 受 け 点 検 評 価 報 告 書 を 作 成 したにも 関 わらず 社 会 に 対 して 公 表 していないので 点 検 評 価 の 結 果 を 公 表 するよう 是 正 されたい 2) 重 大 な 問 題 が 相 当 数 あるにも 関 わらず 大 学 として 組 織 活 動 について 定 期 的 に 点 検 評 価 がなされていないのみならず その 必 要 性 について 適 切 に 認 識 もされていない 大 学 の 質 を 保 証 する 第 一 義 的 責 任 は 大 学 自 身 にあることから 内 部 質 保 証 のための 組 織 を 整 備 し 適 切 な 点 検 評 価 を 実 施 し その 結 果 を 改 善 につなげるとともに 適 切 な 情 報 公 表 を 行 うよう 早 急 に 是 正 されたい 以 上 -433-

資 料 資 料 の 名 称 (1) 点 検 評 価 報 告 書 専 門 職 大 学 院 他 機 関 で 認 証 評 価 を 受 けた 際 の 自 己 点 検 評 価 報 告 書 専 門 職 大 学 院 他 機 関 で 認 証 評 価 を 受 けた 際 の 評 価 結 果 報 告 書 (2) 大 学 基 礎 データ (3) 添 付 資 料 1 学 部 学 科 大 学 院 研 究 平 成 22 年 度 春 期 ビジネス ブレークスルー 大 学 学 生 募 集 要 項 ( 一 般 入 試 用 ) 科 等 の 学 生 募 集 要 項 2010( 平 成 22) 年 度 春 期 ビジネス ブレークスルー 大 学 院 大 学 募 集 要 項 2010( 平 成 22) 年 度 秋 期 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 募 集 要 項 2 大 学 学 部 学 科 大 学 院 研 究 科 等 の 概 要 を 紹 介 し たパンフレット ビジネス ブレークスルー 大 学 提 出 資 料 一 覧 2010( 平 成 22) 年 度 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 案 内 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 案 内 3 学 部 学 科 大 学 院 研 究 ビジネス ブレークスルー 大 学 受 講 ハンドブック(2010 年 秋 期 入 学 ) 科 等 の 教 育 内 容 履 修 方 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 受 講 ハンドブック(2010 年 春 期 入 学 ) 法 等 を 具 体 的 に 理 解 する ビジネス ブレークスルー 大 学 経 営 学 部 講 義 要 項 上 で 役 立 つもの 2010 年 度 講 義 要 綱 大 学 院 経 営 管 理 専 攻 2010 年 度 講 義 要 綱 大 学 院 グローバリゼーション 専 攻 4 学 部 学 科 大 学 院 研 究 2010 年 春 期 入 学 生 年 間 スケジュール( 配 信 日 一 覧 ) 科 の 年 間 授 業 時 間 割 表 2010 年 秋 期 入 学 生 年 間 スケジュール( 配 信 日 一 覧 ) 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 1 年 次 前 期 開 講 科 目 ) 経 営 管 理 専 攻 /グ ローバリゼーション 専 攻 共 通 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 1 年 次 後 期 開 講 科 目 ) 経 営 管 理 専 攻 /グ ローバリゼーション 専 攻 共 通 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 2 年 次 前 期 開 講 科 目 ) 経 営 管 理 専 攻 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 2 年 次 後 期 開 講 科 目 ) 経 営 管 理 専 攻 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 前 期 )2 年 次 グローバリゼーション 専 攻 大 学 院 講 義 スケジュール(2010 年 度 後 期 )2 年 次 グローバリゼーション 専 攻 2010 年 度 ( 前 期 )カリキュラム 一 覧 2010 年 度 ( 後 期 )カリキュラム 一 覧 2010 年 度 ( 前 期 )GMBAカリキュラム 一 覧 5 専 任 教 員 の 教 育 研 究 業 績 6 規 程 集 ビジネス ブレークスルー 大 学 教 育 研 究 業 績 一 覧 各 種 規 程 一 覧 7 各 種 規 程 等 一 覧 ( 抜 粋 ) a. 大 学 学 則 大 学 院 学 則 ビジネス ブレークスルー 大 学 学 則 各 学 部 規 程 大 学 院 研 究 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 ( 専 門 職 大 学 院 ) 学 則 科 規 程 等 ビジネス ブレークスルー 大 学 学 位 規 則 ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 学 位 規 則 b. 学 部 教 授 会 規 則 大 学 院 ビジネス ブレークスルー 大 学 教 授 会 規 則 研 究 科 委 員 会 規 程 等 ビジネス ブレークスルー 大 学 院 大 学 教 授 会 規 則 大 学 院 研 究 科 委 員 会 規 程 c. 教 員 人 事 関 係 規 程 等 a.ビジネス ブレークスルー 大 学 大 学 院 教 員 選 考 規 程 b.ビジネス ブレークスルー 大 学 教 員 選 考 基 準 (c. 教 員 任 免 昇 格 規 程 (a. 教 員 選 考 委 員 会 規 程 に 含 まれる)) d.ビジネス ブレークスルー 大 学 外 国 人 教 員 の 任 期 に 関 する 規 程 e.ビジネス ブレークスルー 大 学 特 任 教 員 任 用 規 程 d. 学 長 選 出 罷 免 関 係 規 程 ビジネス ブレークスルー 大 学 学 長 選 考 規 則 e. 自 己 点 検 評 価 関 係 規 程 ビジネス ブレークスルー 大 学 自 己 点 検 評 価 規 則 等 ビジネス ブレークスルー 大 学 院 大 学 自 己 点 検 評 価 規 則 f. ハラスメントの 防 止 に 関 す ビジネス ブレークスルー 大 学 ハラスメント 防 止 に 関 する 規 程 制 定 る 規 程 等 -434-

g. 寄 附 行 為 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルー 定 款 h. 理 事 会 名 簿 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルー 役 員 名 簿 8 財 務 に 関 わる 資 料 a. 財 務 関 係 書 類 計 算 書 類 ( 平 成 17-22 年 度 ) 財 務 状 況 公 開 に 関 する 資 料 ( 有 価 証 券 報 告 書 ( 平 成 17-22 年 度 )) 財 務 状 況 公 開 に 関 する 資 料 (ビジネスブレークスルー 大 学 ホームページURLおよび 写 し) 提 出 社 名 欄 に ビジネス ブレークスルー を 入 れて 検 索 b. 寄 附 行 為 株 式 会 社 ビジネス ブレークスルー 定 款 (4) その 他 の 根 拠 資 料 その 他 の 根 拠 資 料 およびその 電 子 データ(CD-R) -435-