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次 号 は アレルギー 疾 患 の 解 説 を ホルモンバランスや 食 物 などの 視 点 からさら に 詳 しく 記 載 します 本 書 は 基 礎 的 なことを 記 載 していますので まずは 簡 単 に 学 んでいただき 花 粉 症 を 改 善 させてください -- - 0 - --

花 粉 症 とは 花 粉 症 とは 花 粉 によって 生 じるアレルギー 疾 患 の 総 称 です 主 にアレルギー 性 鼻 炎 とアレルギー 性 結 膜 炎 が 生 じます アレルギー 性 鼻 炎 とは 花 粉 が 鼻 に 入 ると 鼻 汁 ( 鼻 水 )が 出 る くしゃみが 出 る その 後 鼻 づまり( 即 時 相 (そくじそう) 反 応 )になります 鼻 の 粘 膜 は 赤 色 の 粘 膜 腫 脹 を 起 こします 鼻 づまりによるくしゃみが 止 まらなくなることもあります アレルギー 性 結 膜 炎 とは 目 に 花 粉 が 入 ると 目 のかゆみが 出 る 涙 が 出 る 目 の 充 血 がおこります また 喉 のかゆみや 咳 が 出 る 方 もいます これは 鼻 で 吸 収 されなかった 花 粉 が 鼻 から 喉 へ 流 れ 込 むためです その 他 に 頭 痛 や 鼻 やのどの 炎 症 による 発 熱 ( 微 熱 ) だるさなどがおこります 花 粉 症 で 現 れる 症 状 は 鼻 汁 ( 鼻 水 )が 出 る くしゃみが 出 る 鼻 づまり 目 のかゆみ 涙 が 出 る 目 の 充 血 咳 が 出 る 頭 痛 発 熱 だるさ が 主 になります これらの 症 状 を 根 本 から 無 くすために この 書 籍 花 粉 症 の 原 因 と 改 善 方 法 を 執 筆 しています 花 粉 症 になる 根 本 原 因 があり その 根 本 原 因 の 上 に 各 要 因 が 重 なって 花 粉 症 を 発 症 しているケースがほとんどです 根 本 原 因 を 取 り 除 けば 花 粉 症 は 改 善 され 治 りますが 大 きな 要 因 となる 食 品 のこ とも 記 載 していますので 慌 てず 確 認 して 花 粉 症 を 治 してください -- - 1 - --

花 粉 症 の 次 期 について 花 粉 症 の 発 症 率 が 一 番 高 い 花 粉 は スギ 花 粉 であり 花 粉 症 患 者 の85%がスギ 花 粉 と 言 われ 一 番 多 く 発 症 しています 他 の 花 粉 と 次 期 について 下 記 表 に 記 載 します ( 表 写 真 は 参 天 製 薬 ホームページより 抜 粋 ) スギ 花 粉 は スギの 木 が 生 息 している 地 域 しか 飛 散 いたしませんので スギ 花 粉 症 の 場 合 スギは 沖 縄 に 生 息 していませんので スギ 花 粉 症 は 発 症 しません また 北 海 道 でも 一 部 の 地 域 を 除 けばスギはありませんので 発 症 しません 沖 縄 や 北 海 道 でも スギ 花 粉 症 以 外 の 花 粉 症 を 発 症 している 患 者 さんは 数 多 くいます -- - 2 - --

花 粉 症 の 原 因 花 粉 症 は アレルギー 反 応 の 一 つです アレルギー 反 応 とは? 本 来 体 内 にある 成 分 とは 異 なる 成 分 ( 物 質 )が 侵 入 してきた 場 合 に 退 治 しようとす るための 免 疫 があります 体 内 にある 成 分 とは 異 なる 成 分 ( 物 質 )を 抗 原 といい その 抗 原 に 対 抗 退 治 するために 体 の 中 で 作 られるのが 免 疫 物 質 になります 免 疫 物 質 のことを 抗 体 と 呼 びます 抗 原 が 体 内 に 入 ると 免 疫 機 能 ( 抗 原 抗 体 反 応 )が 働 きますが 同 じ 抗 原 が 何 度 も 体 内 に 入 り 攻 撃 を 繰 り 返 しているうちに 免 疫 機 能 が 過 剰 に 反 応 し 正 常 な 細 胞 までも 破 壊 をしてしまいます 花 粉 症 の 場 合 花 粉 は 本 来 体 に 無 害 なのですが 免 疫 機 能 が 過 剰 に 反 応 し 鼻 汁 ( 鼻 水 )が 出 る くしゃみが 出 る 鼻 づまり 目 のかゆみ 涙 が 出 る 目 の 充 血 咳 が 出 る 頭 痛 発 熱 だるさ がおこってしまいます 花 粉 症 がおこっている 仕 組 みを もう 少 し 詳 しく 説 明 します 花 粉 が 体 内 に 侵 入 すると 免 疫 機 能 として リンパ 球 は IgE 抗 体 を 製 造 します IgE 抗 体 は 花 粉 がマスト 細 胞 ( 脂 肪 細 胞 )の 中 に 入 らないように 穴 を 埋 めま す 脂 肪 細 胞 とは 通 常 の 細 胞 より 大 きい 細 胞 のことであり 脂 肪 がたくさん 詰 まって いる 細 胞 という 意 味 ではない そして さらに 花 粉 が 入 ってきたときに IgE 抗 体 に 花 粉 が 付 着 するため 花 粉 を 退 治 しようと マスト 細 胞 より ヒスタミン ロイコトリエン などの 物 質 を 分 泌 させます -- - 3 - --

マスト 細 胞 より 過 剰 に 分 泌 された ヒスタミン は 神 経 を 刺 激 し くしゃみ 目 の かゆみの 原 因 になります ヒスタミン が 神 経 を 刺 激 し 分 泌 腺 に 影 響 を 及 ぼすと 鼻 水 涙 目 になります マスト 細 胞 より 分 泌 された ロイコトリエン は 血 管 を 拡 張 させ 血 漿 成 分 が 漏 出 し 細 胞 組 織 にたまるので 鼻 づまりや 充 血 の 原 因 になっています ホルモンバランスの 崩 れによる 原 因 体 内 に 取 り 込 む 脂 肪 酸 の 摂 取 量 により ホルモンのバランスが 崩 れるために ロ イトコロエン の 分 泌 を 活 発 にさせてしまうこともわかっています ω-6(オメガシックス) は ロイトコロエン の 分 泌 を 促 進 させます 日 本 の 食 用 油 は ω-6 が 多 く 含 まれるものが 多 くあります 代 表 的 な 食 用 油 で ω-6 が 多 く 含 まれる 順 番 として べに 花 油 (サフラワー 油 ) 約 80% ひまわり 油 (サンフラー 油 ) 約 67% 大 豆 油 約 50% コーン 油 約 50% ごま 油 約 40% その 他 にも 良 く 聞 く サラダ 油 は 菜 種 油 と 大 豆 油 を 半 分 ずつ 混 ぜたものですから ω-6 が 多 く 含 まれます 花 粉 症 を 発 症 している 患 者 さんにとって この 食 用 油 のことも 大 きな 要 因 になってい ることは 事 実 です つまり 花 粉 症 の 原 因 は 1 花 粉 の 侵 入 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 3 ホルモンのバランスの 崩 れ であり 3つの 要 素 を 全 て 無 くせば 花 粉 症 は 治 る( 発 症 しない)ということです -- - 4 - --

花 粉 症 を 治 すためには 花 粉 症 を 治 すためには 3つの 要 素 を 全 て 無 くさなくてはいけません 1 花 粉 の 侵 入 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 3 ホルモンのバランスの 崩 れ になります 1 花 粉 の 侵 入 を 防 ぐ これについては 日 本 国 内 では 不 可 能 と 考 えられます スギ 花 粉 症 の 場 合 スギは 沖 縄 にはありませんので 発 症 はしません また 北 海 道 でも 一 部 の 地 域 を 除 けばスギはありませんので 発 症 しません 同 じスギ 花 粉 の 飛 散 にさらされていても 花 粉 症 を 発 症 する 人 しない 人 がいますの で 根 本 原 因 ではありません また 花 粉 を 無 くすためにスギの 木 を 全 て 伐 採 する などということも 考 えるべきではありません ですから 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 3 ホルモンのバランスの 崩 れ の2つの 原 因 を 無 くすことで 花 粉 症 は 治 ります ( 発 症 しない) 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 を 抑 える マスト 細 胞 の 中 には ヒスタミン と 呼 ぶ 物 質 細 胞 膜 には ロイトコロエン と 呼 ぶ 物 質 があります ヒスタミン や ロイトコロエン は 血 管 を 拡 張 また 血 管 の 浸 透 性 を 高 める 気 管 支 の 筋 肉 ( 平 滑 筋 )を 収 縮 血 管 拡 張 により 血 圧 を 降 下 させる 腺 分 泌 の 促 進 作 用 があります 花 粉 症 の 症 状 である 鼻 汁 ( 鼻 水 )が 出 る くしゃみが 出 る 鼻 づまり 目 のかゆみ -- - 5 - --

花 粉 症 の 根 本 原 因 病 気 や 症 状 には 原 因 と 要 因 があります 例 えば 腰 痛 や 肩 こりなどの 慢 性 痛 の 場 合 原 因 は 筋 肉 の 緊 張 による 血 管 の 圧 迫 によ る 血 行 不 良 になります 体 の 構 造 を 理 解 していない 多 くの 人 は 原 因 のわからない 痛 みの 原 因 は ストレス と 片 づけてしまいますが ストレスが 無 い 人 間 ( 動 物 )など 存 在 しませんから 原 因 ではありません 確 かに ストレス がかかると 血 行 不 良 を 起 こすことはわかっていますが もとも と 血 行 不 良 がおこっている 体 に さらに 一 割 増 し 程 度 の 血 行 不 良 を 起 こした 時 に た またま 痛 みとして 感 じています 血 行 不 良 が 起 こっていない 正 常 な 体 筋 肉 の 緊 張 が 無 く 血 管 を 圧 迫 していない 状 態 で は ストレスをかけても 問 題 なく 血 液 が 流 れているため 全 く 痛 みは 出 ません これが 原 因 と 要 因 の 違 いです では 花 粉 症 の 場 合 はどうでしょう? 1 花 粉 の 侵 入 を 防 ぐ 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 を 抑 える 3 ホルモンのバランスを 保 つ 1 花 粉 の 侵 入 を 防 ぐ 花 粉 を 無 くすことは 不 可 能 ですから 省 きます 2 ヒスタミン ロイコトリエン の 過 剰 な 分 泌 を 抑 える -- - 7 - --

ヒスタミン ロイトコロエン は 血 管 を 拡 張 また 血 管 の 浸 透 性 を 高 める 気 管 支 の 筋 肉 ( 平 滑 筋 )を 収 縮 血 管 拡 張 により 血 圧 を 降 下 させる 腺 分 泌 の 促 進 作 用 があります この 作 用 の 中 で 血 管 を 拡 張 血 管 の 浸 透 性 を 高 めることに 着 目 し 説 明 をします 人 間 の 細 胞 は60 兆 個 ありますが 健 康 な 体 を 維 持 するためには 全 ての 細 胞 に 酸 素 や 栄 養 を 届 ける 必 要 があります 血 行 不 良 がおきて 細 胞 に 酸 素 や 栄 養 が 届 きずらくなった 時 血 管 を 拡 張 させ 血 管 の 浸 透 性 を 高 め 出 来 るだけ 早 く 細 胞 に 血 液 を 送 ろうとします この 時 に 必 要 な 物 質 が ヒスタミン や ロイトコロエン です ヒスタミン や ロイトコロエン は 生 命 を 維 持 するためには 必 須 の 物 質 であり 決 して 悪 者 ではありません 血 行 不 良 がおこっており 血 管 を 拡 張 させ 血 管 の 浸 透 性 を 高 め なんとか 体 を 正 常 な 状 態 に 維 持 している 状 態 の 時 に 花 粉 などの 異 物 ( 抗 原 )が 入 ってきて 鼻 や 目 の 粘 膜 に 付 着 した 時 に 花 粉 ( 抗 原 )を 退 治 しなくてはなりません この 退 治 に 必 要 なのが 白 血 球 特 に リンパ 球 になります 花 粉 を 退 治 する 際 血 管 からリンパ 球 を 鼻 や 目 の 粘 膜 まで 届 けなくては 退 治 できない ので さらに 血 管 を 拡 張 させ 血 管 の 浸 透 性 を 良 くしなくてはなりません 花 粉 の 侵 入 血 行 不 良 により 血 管 の 拡 張 浸 透 性 の 促 進 ヒスタミン ロイトコロエン の 分 泌 白 血 球 が 足 りない さらに 血 行 不 良 により 血 管 の 拡 張 浸 透 性 の 促 進 ヒスタミン や ロイトコロエン の 分 泌 まだ 白 血 球 が 足 りない -- - 8 - --

ここまでの まとめ として 花 粉 症 の 原 因 が 難 しかった 部 分 があると 思 いますので 簡 単 にここまでの まとめ を 記 載 します 花 粉 の 体 内 への 侵 入 を 防 ぐことは 不 可 能 です ヒスタミン や ロイトコロエン の 過 剰 分 泌 により 花 粉 症 が 発 症 していま す ヒスタミン や ロイトコロエン は 必 須 の 物 質 であり 悪 者 ではありません ω-6 の 過 剰 摂 取 により ロイトコロエン の 過 剰 分 泌 をさらに 促 進 させます ω-6 による 花 粉 症 への 影 響 は あくまでも 要 因 であり 原 因 ではありません 花 粉 症 を 発 症 する 人 は ヒスタミン や ロイトコロエン の 過 剰 分 泌 をさせる さらに ω-6 の 過 剰 摂 取 により ロイトコロエン のさらに 過 剰 分 泌 をさせる このような 人 になります 花 粉 症 を 発 症 しない 人 は ヒスタミン や ロイトコロエン の 過 剰 分 泌 をして いない 人 です この 花 粉 症 の 症 状 をもたらす ヒスタミン や ロイトコロエン の 過 剰 分 泌 を させている 根 本 原 因 は 鼻 や 目 の 粘 膜 への 血 行 不 良 が 原 因 です 花 粉 症 の 根 本 原 因 鼻 や 目 の 粘 膜 への 血 行 不 良 になります -- - 10 - --

鼻 や 目 の 血 行 不 良 の 原 因 鼻 や 目 の 血 行 不 良 の 原 因 は 首 の 筋 肉 の 緊 張 です 首 の 筋 肉 の 中 には 顔 頭 部 脳 へつながる 血 管 が 通 っています 鼻 に 血 液 を 送 っている 血 管 は 主 に 外 頸 動 脈 (がいけいどうみゃく) 目 に 血 液 を 送 っているは 主 に 内 頚 動 脈 (ないけいどうみゃく)になります 外 頸 動 脈 内 頚 動 脈 は 総 頸 動 脈 (そうけいどうみゃく)から 分 岐 されています ちなみに 頚 動 脈 洞 (けいどうみゃくどう)では 血 圧 をコントロールしています 内 頚 動 脈 (ないけいどうみゃく) 外 頸 動 脈 (がいけいどうみゃく) 頚 動 脈 洞 (けいどうみゃくどう) 総 頸 動 脈 (そうけいどうみゃく) -- - 11 - --