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ダニエル 書 の 預 言 の 情 報 源 に 関 する 考 察 から 見 えてくる 事 柄 ダニエル 書 は 預 言 書 の 中 でも 世 界 強 国 の 興 亡 とその 順 番 また 具 体 的 な 国 名 を 挙 げて 預 言 している 特 異 な 書 と 言 えます このレポートでは ダニエルを 通 して 与 えられた 預 言 情 報 が 実 際 に 誰 から あるいはどん な 方 法 で 与 えられたのかを 再 確 認 するとともに その 分 析 から 新 たに 見 えてきた 事 柄 をお 伝 えしたいと 思 います 先 ずダニエル 書 全 体 を 概 観 しますと 1 章 から 6 章 は ダニエル 自 身 の 実 体 験 に 基 づく 記 録 です 2 章 では ネブカドネザルが 見 た 巨 大 な 像 に 関 する 夢 の 解 き 明 かしをするために 夜 の 幻 が 与 えられます その 時, 夜 の 幻 の 中 で,ダニエルにその 秘 密 が 明 らかにされた そのためダニエルは 天 の 神 をほめたたえた (ダニエル 2:19) この 時 ダニエルは 解 き 明 かしのための 時 間 的 猶 予 を 求 め 3 人 の 友 にその 事 を 伝 えます それは 神 の 憐 れみを 求 めるため とありますから 4 人 の 熱 烈 な 祈 りが 成 されたに 違 い ありません そして 王 に 語 り 始 める 前 に その 情 報 の 源 をはっきりとこう 告 げています 天 に 神 が, 秘 密 を 明 らかにされる 方 がおられます (ダニエル 2:28) そのために ネブカドネザルも 神 に 栄 光 を 帰 しています まことにあなた 方 の 神 は 神 々の 神, 王 たちの 主, 秘 密 を 明 らかにされる 方 だ あなたは この 秘 密 を 明 らかにすることができたのだから (ダニエル 2:47) 4 章 では,やはりネブカドネザルが この 度 は 巨 大 な 木 に 関 する 夢 を 見 ます ダニエルはその 夢 を 解 き 明 かしますが この 時 その 解 き 明 かしの 情 報 源 に 付 いては 何 も 記 されてはいません 聖 書 の 記 述 から 見 る 限 り 神 に 祈 り 求 めたり 幻 を 見 たりすることもなく ダニエル 自 身 が 解 き 明 かしたかのように 即 答 しています つまり 尋 ねられると 直 ちにその 解 き 明 か しをを 始 めています 事 実 それはダニエルの 自 らの 考 え と 記 しています その 時,その 名 をベルテシャザルというダニエル 自 身 しばし 大 いに 驚 き, 自 らの 考 え に 驚 がくさせられるようになった (ダニエル 4:19)

夢 で 見 た 通 り ネブカドネザル 自 身 に 7 つの 時 が 過 ぎ 去 ります その 直 前 にこれが 神 のご 意 志 に 関 わる 事 であることが 告 げられます 天 から 下 るこの 声 があった 王 ネブカドネザルよ,これはあなたに 対 して 言 われて いる この 王 国 はあなたから 離 れ 去 った あなたは 人 の 中 から 追 われ,あなたの 住 みかは 野 の 獣 と 共 になる 彼 らはあなたに 草 木 を 与 えて 雄 牛 のように 食 べさせ, 七 つの 時 があなたの 上 に 過 ぎ,ついにあなたは, 至 高 者 が 人 間 の 王 国 の 支 配 者 であり,ご 自 分 の 望 む 者 にそれ を 与 える,ということを 知 るであろう (ダニエル 4:31 32) これはダニエルが 語 った 内 容 と 同 じです ダニエルの 自 らの 考 え が 神 のご 意 志 と リンクしているのは 明 らかです しかしやはり 情 報 源 扱 い 方 としては ダニエルの 考 えを 天 からの 声 が 支 持 してい るという 形 になっています では なぜ このような 書 き 方 がされているのでしょうか 異 なっているのは 情 報 源 についてだけでなく 内 容 自 体 も この 4 章 の 巨 大 な 木 や 7 つ の 時 に 関 する 記 述 に 関 してだけ ダニエル 書 の 他 の 預 言 と 異 なっています すなわち 他 の 預 言 は 必 ず 複 数 の 王 ( 国 ) が 関 係 しますが 巨 大 な 木 はネブカドネ ザル 単 独 で 完 結 していると 言 う 事 です この 変 則 的 な 扱 い 方 は 他 の 明 確 に 預 言 とされている 記 述 と 同 列 に 置 いて 捉 えるべ きものではないことを 示 唆 しているに 違 いありません 敢 えて 言 うなら この 4 章 に 関 しては 預 言 的 な 含 みがあると 考 えられる 記 述 とみなす 事 が 意 図 されているのかも 知 れません 7 章 は ダニエル 自 身 が 夢 で 見 た 幻 です その 夢 を 書 き 留 めた 後 こう 記 されています 日 を 経 た 方 が 座 られ その 方 のすぐ 前 に 立 っている 者 は 一 万 の 一 万 倍 いた わ たしが 夜 の 幻 の 中 でずっと 見 ていると, 見 よ, 天 の 雲 と 共 に 人 の 子 のような 者 が 来 るので あった その 者 は 日 を 経 た 方 に 近 づき, 彼 らはこれをその 方 のすぐ 前 に 連 れて 来 た わ たしはそこに 立 っている 者 の 一 人 のすぐ 近 くに 上 って 行 き,このすべてに 関 して 確 かな 知 らせを 求 めようとした すると 彼 は,この 事 の 解 き 明 かしをわたしに 知 らせながらこう 言 っ た (ダニエル 7:9-16) それで 7 章 の 中 の 15 節 以 降 についての 情 報 源 は この 日 を 経 た 方 の 前 に 立 っている 者 のうちのひとり によるものです つまり 神 のみ 前 に 立 つみ 使 いたちの 一 人 でしょう

8 章 は 王 ベルシャザルの 王 政 の 第 三 年 に 現 れた 幻 (ダニエル 8:1)の 記 録 です ダニエルは 幻 の 中 で ウライ 川 のほとり にいます そしてわたしは,ひとりの 聖 なる 者 が 話 しているのを 聞 いた すると 別 の 聖 なる 者 が, その 話 している 者 に 向 かってこう 言 った 聖 なる 場 所 と 軍 を 共 に 踏 みにじるべきところと する, 常 供 のものと 荒 廃 を 引 き 起 こす 違 犯 とに 関 するこの 幻 はいつまでのことだろうか するとその 者 はわたしに 言 った, 二 千 三 百 の 夕 [ と ] 朝 を 経 るまでである こうして 聖 な る 場 所 は 必 ずその 正 しい 状 態 にされるであろう (ダニエル 8:13 14) ここでの 情 報 源 は 二 人 の 聖 なる 者 です 質 問 者 と 解 答 者 です そしてその 後 これらの 二 人 の 聖 なる 者 と 同 一 人 物 かそうでないかは はっきりし ませんが こうした 会 話 が 成 されます わたしダニエルが, 幻 を 見 ながら 理 解 を 得 ようとしていると, 見 よ, 強 健 な 男 子 のよう に 見 える 者 がわたしの 前 に 立 っていた またわたしには,ウライの 中 ほどにいる 地 の 人 の 声 が 聞 こえてきて,その 者 が 呼 ばわってこう 言 うのであった ガブリエル,そこにいる 者 に, 見 た 事 柄 を 理 解 させよ (ダニエル 8:15 16) それで 17 節 以 降 の 情 報 は ガブリエル によるものだということが 分 かります 強 健 な 男 子 のように 見 える 者 が 指 示 を 出 し ガブリエルがそれに 応 えているので 恐 らく 先 の 二 人 の 聖 なる 者 のうち 質 問 者 の 方 が ガブリエルで 解 答 者 が 強 健 な 男 子 でしょ う 9 章 は 時 が 移 り アハシュエロスの 子 ダリウスの 第 一 年 に エルサレムの 荒 廃 が 満 了 するまでの 年 の 数 が 70 年 であると 知 った ダニエルが 祈 りをしている 最 中 に ガブリエル が 現 れ こう 告 げられます ダニエルよ, 今 わたしは, 理 解 とともに 洞 察 力 をもあなたに 得 させるために 出 て 来 た (ダニエル 9:22) 情 報 源 はみ 使 い ガブリエル である 事 が 明 確 に 分 かります 10 章 は さらに 時 が 移 り ペルシャの 王 キュロスの 第 三 年 にまたしても ダニエルに 預 言 が 与 えられます このたびの 情 報 源 については 極 めて 珍 しいことに その 時 の 経 緯 やその 外 見 などを 詳 細 に 描 いています この 時 は 夢 や 夜 の 幻 ではなく ダニエルが 数 人 とヒデケルつまりユーフラテス 川 にいたとき 突 然 起 きた 実 体 験 として 記 されています

これを 見 たのはダニエルだけで 他 の 人 は 皆 ただ 恐 れに 包 まれて 逃 げ 隠 れしたとも 書 か れています わたしが 大 川 つまりヒデケルの 岸 にいた 時 であるが, 目 を 上 げて 見 ると,そこに, 亜 麻 布 をまとい,ウファズの 金 を 腰 に 帯 びたひとりの 人 がいた そして,その 者 の 体 は 貴 かんらん 石 のようであり,その 顔 は 稲 妻 の 現 われのようであった その 目 は 燃 えるたいまつのようであ り,その 腕 と 足 の 立 つ 所 とは 磨 き 上 げた 銅 を 眺 めるようであった (ダニエル 10:5 6) この 姿 を 見 た 故 にダニエルは 体 中 の 力 が 抜 け 去 り その 場 に 倒 れ 意 識 を 失 います その 人 の 外 見 的 特 徴 をピックアップしますと 亜 麻 布 金 の 帯 体 は 宝 石 顔 は 稲 妻 目 は 燃 えるたいまつ 腕 と 足 は 胴 というも のです ここに この 挿 絵 を 挿 入 した 事 には ちょっとした 仕 掛 けがあります 実 は この 挿 絵 は ものみの 塔 発 行 の 啓 示 の 書 という 書 籍 の 26 頁 に 載 せられている 挿 絵 です それは 黙 示 録 1:13-16 に 基 づくもので 描 かれているのはイエス キリストと その 前 に 倒 れているのは 使 徒 ヨハネです その 部 分 の 聖 句 を 引 用 してみます 人 の 子 のような 者 が, 足 まで 届 く 衣 をまとい, 胸 に 黄 金 の 帯 を 締 めて 立 っているのを 見 た しかも,その 頭 と 髪 の 毛 は 白 い 羊 毛 のように,また 雪 のように 白 く,その 目 は 火 の 炎 のよう であった そして,その 足 は, 炉 の 中 で 白 熱 しているときの 純 良 な 銅 に 似 ていた その 容 ぼうは 力 いっぱいに 輝 くときの 太 陽 のようであった それで, 彼 を 見 た 時,わたしは 死 んだ ようになってその 足 もとに 倒 れた ( 啓 示 1:13 16) ここでもその 人 の 子 の 外 見 的 特 徴 をピックアップしますと 足 まで 届 く 衣 黄 金 の 帯 頭 と 毛 は 羊 毛 / 雪 容 貌 は 太 陽 目 は 火 の 炎 足 は 胴 というものです ここで 種 明 かしですが これらの 特 徴 を 比 較 して 明 らかなことは ダニエル 書 に 登 場 した 亜 麻 布 を 着 た 人 は 人 の 子 イエス キリストに 他 ならないことが 分 かります そして それを 見 たときのダニエルと 使 徒 ヨハネのシチュエーションまで 同 じです 彼 を 見 た 時,わたしは 死 んだようになってその 足 もとに 倒 れた すると 彼 は 右 手 をわたし の 上 に 置 いて,こう 言 った ( 啓 示 1:17) 両 者 とも 気 絶 し そして やさしく 抱 き 起 こされてから 語 り 告 げるところも 同 様 です これほど 明 らかな 根 拠 があるにもかかわらず ものみの 塔 は 一 貫 してこのダニエル 10 章 の 亜 麻 布 を 着 た 人 は み 使 いである と 言 っています 例 えば ダニエルの 預 言 に 注 意 を 払 いなさい という 書 籍 では これに 関 する 脚 注 でこう 記 しています

一 ) *** ダ 第 12 章 203 ページ 神 からの 使 者 によって 強 められる *** このみ 使 いの 名 前 は 挙 げられていません しかし,ガブリエルに 対 し, 今 し 方 ダニエルが 見 た 幻 の 理 解 を 助 けよ,という 声 による 指 示 を 与 えたのは,その 同 じみ 使 いだったようです (ダニエル 8:2,15,16 を 12:7,8 と 比 較 してください ) それで, 名 前 の 挙 がって いないこのみ 使 いは,ガブリエルやミカエルと 緊 密 な 関 係 を 保 って 働 く 特 権 を 享 受 してい るに 違 いありません この 前 後 の 文 脈 の 中 で このみ 使 いは と 言 う 表 現 が 執 拗 に 繰 り 返 されていますが しか し 聖 句 はどこにもそんなことは 述 べていませんし それに 類 する 表 現 もしていません ダニエル 8 章 に 登 場 した 人 は 一 人 の 聖 なる 人 と 別 の 聖 なる 人 の 二 人 がおり その うちの 一 人 が ガブリエル なので もう 一 人 も み 使 い に 違 いないという 推 測 の 元 に 亜 麻 布 の 人 とそれを 同 一 視 させることによって この 人 も み 使 い だとしたいようで すが これが 同 一 人 物 であると 仮 定 する 根 拠 は 何 もありません 故 に 聖 書 に 根 拠 がないなら いつものように 言 い 回 し によってそうした 雰 囲 気 を 醸 し 出 すしかないために 実 際 には 14,5 年 も 昔 の 出 来 事 を 引 き 合 いに 出 した 上 で (10 章 は キュロスの 第 三 年 ( 西 暦 前 536 か 535 年 頃 の 記 録 方 8 章 は ベルシャザルの 王 政 の 第 三 年 ( 西 暦 前 550 頃 の 記 録 )) 今 し 方 ダニエルが と 述 べることにより 双 方 に 密 接 な 関 連 性 があるかのように 示 したかったようです (それ 以 外 に 今 し 方 という 語 句 をこんな 所 にあえて 挿 入 する 意 味 は 何 もないと 思 えます ) さて ダニエル 書 の 続 きにもどりますが 先 の 亜 麻 布 を 着 た 人 (イエス キリスト)は こう 語 りかけます ダニエルよ, 恐 れることはない あなたが 自 分 の 心 を 理 解 力 に,そしてあなたの 神 の 前 で 身 を 低 くすることに 向 けた 最 初 の 日 以 来,あなたの 言 葉 は 聞 かれているからである わた し 自 身 あなたの 言 葉 のゆえにここに 来 た しかし,ペルシャの 王 土 の 君 が 二 十 一 日 間 わたしに 逆 らって 立 ちつづけた すると, 見 よ, 主 立 った 君 のひとりミカエルがわたしを 助 けに 来 た それでわたしはそこにいて,ペルシャ の 王 たちの 傍 らにとどまった (ダニエル 10:12 13) この 記 述 も 独 特 で 音 信 を 告 げに 来 るまでのいきさつが 記 録 されてのは 恐 らくここだけしょ う さて 13 節 に 注 目 しましょう 亜 麻 布 を 着 たキリスト はダニエルが 祈 りを 始 めた 初 日 に すでに 出 発 したようですが 途 中 でペルシャの 王 土 の 君 (ペルシャ 担 任 の 悪 霊 ( 団 ))から 3 週 間 も 妨 害 されたが ミカエルが 助 けに 来 た それで 亜 麻 布 を 着 たキリスト はそこ にいて,ペルシャの 王 たちの 傍 らにとどまった ということです つまり 新 世 界 訳 によれば 一 人 で 来 る 途 中 妨 害 されたので ミカエルが 助 けに 来 た そしてペルシャの 王 たちと 一 緒 にそこに 居 た ということになります

それはつまり ミカエルの 助 けは 何 の 助 けにもならなかった ことを 意 味 します そうであるなら どうやって 彼 はダニエルの 元 に 来 る 事 ができたのでしょうか あるいは ミカエルが 来 て 私 はそこに 留 まった というと じゃあ 今 目 の 前 にいる 人 は 誰 なんでしょうか また 音 信 を 告 げ 終 わった 後 告 げた 次 の 言 葉 はどういうことでしょうか そして 今,わたしはペルシャの 君 と 戦 うために 戻 って 行 く (ダニエル 10:20) その 闘 いが 未 だ 続 行 中 であることを 示 唆 しています 他 の 翻 訳 はこうなっています 大 天 使 長 のひとりミカエルが 助 けに 来 てくれたので わたしはペルシアの 王 たちのところ にいる 必 要 がなくなった ( 新 共 同 訳 ) そこに 第 一 の 君 のひとり ミカエルが 私 を 助 けに 来 てくれたので 私 は 彼 をペルシヤの 王 たちのところに 残 しておき ( 新 改 訳 ) 天 使 の 長 のひとりであるミカエルがきて わたしを 助 けたので わたしは 彼 をペルシャ の 国 の 君 と 共 に そこに 残 しておき ( 口 語 訳 ) 誰 でもすぐ 分 かるように 当 然 こうしたことでなければ 前 後 の 文 脈 の 意 味 が 通 りません 新 世 界 訳 だけ どうしてこういう 訳 になっているのでしょうか どうして こんなに 混 乱 を 誘 発 する 不 思 議 な 訳 になっているのでしょうか 実 はそれには 言 うに 言 われぬ 事 情 がありまして この 亜 麻 布 を 着 た 人 がイエス キ リストであっては 困 る どうしても 名 前 の 知 らないみ 使 い でなければ 困 る 理 由 が も のみの 塔 にはあるからです それは 次 の 理 由 によります ミカエルという 名 前 は, 天 を 離 れてイエス キリストとなる 前 の 神 のみ 子,および 天 に 戻 っ た 後 の 神 のみ 子 を 指 して 用 いられました - 洞 2 907 ページ つまり キリスト と ミカエル はものみの 塔 では 同 一 人 物 という 教 義 になっているため 亜 麻 布 を 着 たイエス キリスト を ミカエル が 助 けに 来 てくれると 大 変 困 ったことに なるわけです さらにこの 教 理 の 誤 魔 化 しに 気 付 かれてしまうと このことだけに 留 まらず ものみの 塔 に 取 っては 命 綱 である 1914 年 キリスト 臨 在 説 が 致 命 的 な 打 撃 を 受 けることになるか らです なぜなら 例 えばマタイ 24 章 で 終 わりはまだ であり 臨 在 は 大 患 難 のすぐ 後 であ るとしている(マタイ 24:6, 29, 30) にもかかわらず 1914 年 の 第 一 次 世 界 大 戦 が 終 わりの 日 また キリストの 臨 在 の 始 まりであるとする 聖 書 と 矛 盾 する 主 張 に 固 執 して いる 根 拠 は 啓 示 12 章 の 天 での 戦 争 が ミカエルであるキリストが 王 権 を 摂 って 行 動 ( 臨 在 )を 開 始 したという 見 解 に 基 づいているからです 天 で 戦 争 が 起 こった ミカエルとその 使 いたちが 龍 と 戦 った 龍 とその 使 いたちも 戦 っ

たが, 優 勢 になれず, 彼 らのための 場 所 ももはや 天 に 見 いだされなかった こうして, 大 いなる 龍,すなわち, 初 めからの 蛇 で, 悪 魔 またサタンと 呼 ばれ, 人 の 住 む 全 地 を 惑 わし ている 者 は 投 げ 落 とされた ( 啓 示 12:7 9) *** 塔 84 9/1 21 ページ あなたにとって 1914 年 が 持 つ 意 味 *** 使 徒 ヨハネは,イエスがメシアなる 王 として 支 配 を 開 始 される 時 に 起 きる 事 柄 に 関 する 幻 を 次 のように 記 録 しています 天 で 戦 争 が 起 こった ミカエルとその 使 いたちが 龍 と 戦 っ た 世 界 が 終 末 の 様 相 を 呈 し 始 める 苦 しみ の 期 間 の 最 後 に 位 置 するはずのキリスト 臨 在 を あくまで 苦 しみの 始 まり イコール 臨 在 開 始 という 主 張 を 保 たせている 唯 一 の 根 拠 は この ミカエル こそ キリスト であるという 見 解 に 全 面 的 に 依 存 しているからです そして この 今 は 終 わりの 日 である という 1914 年 説 が 崩 れると それを 中 心 に 構 築 してきたあらゆる 預 言 の 解 釈 や いわゆる 奴 隷 級 統 治 体 などの 資 格 免 許 な どの 主 張 が 全 て 経 歴 詐 称 だったことがバレてしまう 事 になるのです さて ダニエル 書 の 預 言 の 情 報 源 の 話 に 戻 って 残 りの 記 述 を 考 慮 しましょう かの 亜 麻 布 を 着 た 人 すなわちイエス キリストは 一 連 の 情 報 を 伝 えてからこう 述 べ ておられます 今,わたしはペルシャの 君 と 戦 うために 戻 って 行 く わたしが 出 て 行 くとき, 見 よ,ギ リシャの 君 もやって 来 る しかしわたしは, 真 実 の 書 の 中 に 書 き 留 められた 事 柄 をあなた に 告 げる これらの 事 に 関 してわたしを 強 く 支 えてくれる 者 は,あなた 方 の 君 ミカエルの ほかにいない (ダニエル 10:20 21) ここから 見 ると ペルシャの 君 やギリシャの 君 というのがいて あなた 方 の 君 つまり ユダヤの 君 が ミカエル だと 言 う 事 が 分 かります そして そのミカエルはこの 亜 麻 布 を 着 た 人 を 強 く 支 える 無 二 の 存 在 だということが 分 かります 話 は 途 切 れずにずーっと 続 いていますので この 時 ミカエルは ペルシャの 君 に 応 戦 し ている 最 中 なのでここにはいないはずです そして これで 話 は 全 てに 終 わりになるかと 思 うとそうではなく 注 意 深 く 読 み 進 めてゆ きますと かの 亜 麻 布 を 着 たイエス キリスト の 話 はさらに 続 いて 行 き 実 際 には 12 章 の 最 後 に 至 るまで 語 り 続 けています そして 改 めて 12:5 で 情 報 現 に 付 いての 詳 細 が 記 されています わたしダニエルが 見 ると, 見 よ,ほかに 二 人 の 者 が, 一 人 は 流 れのこちらの 岸 に, 他 の 一 人 は 流 れの 向 こうの 岸 に 立 っていた そうして 一 人 の 者 が 亜 麻 布 をまとった 人,すなわ ち 流 れの 水 の 上 方 にいた 者 に 向 かってこう 言 った これら 驚 くべき 事 柄 の 終 わりに 至 るま

でにどれほどの 時 があるか するとわたしには, 亜 麻 布 をまとって 流 れの 水 の 上 方 にいた 人 が 右 [ 手 ] と 左 [ 手 ] を 天 に 挙 げ, 定 めのない 時 にわたって 生 きておられる 方 にかけて 誓 いながら,こう [ 言 う ] のが 聞 こえてきた それは, 定 められた 一 時, 定 められた [ 二 ] 時, そして 半 [ 時 ] (ダニエル 12:5 7) 当 然 場 所 も 変 わらずユーフラテスの 流 れのほとりに 居 ます そして 気 が 付 くと ほかに 二 人 の 人 が 川 の 両 岸 にいます この 二 人 の 名 は 挙 げられていませんが 預 言 の 情 報 を 伝 えるチームに 属 しているもので み 使 い に 違 いないでしょう そして 推 測 に 過 ぎませんが ダニエル 書 全 体 で 名 前 が 挙 がられているのは 二 人 のみ 使 い ガ ブリエルとミカエルです この 二 人 の 名 はほかにも 登 場 し イエスが 生 まれる 事 に 関 する 音 信 を 伝 えるなど ダニエルの 民 つまりユダヤ 人 専 属 のみ 使 いです これらを 考 えますと この 川 の 両 側 のみ 使 いはガブリエルと ペルシャの 君 との 闘 いにケ リを 付 けてから 駆 けつけたミカエルであるかもしれません わたしダニエルが 見 ると, 見 よ,ほかに 二 人 の 者 が, 一 人 は 流 れのこち らの 岸 に, 他 の 一 人 は 流 れの 向 こうの 岸 に 立 っていた そうして 一 人 の 者 が 亜 麻 布 をまとった 人,すなわち 流 れの 水 の 上 方 にいた 者 に 向 かって こう 言 った (ダニエル 12:5.6)