Press Release 報 道 関 係 者 各 位 平 成 7 年 9 月 4 日 照 会 先 雇 用 均 等 児 童 家 庭 局 雇 用 均 等 政 策 課 課 長 小 林 洋 子 均 等 業 務 指 導 室 長 高 橋 弘 子 均 等 業 務 指 導 室 長 補 佐 中 込 左 和 ( 代 表 電 話 ) 03(553)( 内 線 784) ( 夜 間 直 通 ) 03(3595)37 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 第 30 条 に 基 づく 公 表 について ~ 初 めての 公 表 事 案 妊 娠 を 理 由 とする 解 雇 ~ 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 ( 以 下 法 という) 第 30 条 において 法 第 9 条 第 項 に 基 づく 厚 生 労 働 大 臣 による 勧 告 に 従 わない 場 合 その 旨 を 公 表 できる 制 度 が 設 けられていますが このほど 初 の 事 案 が 生 じましたので 下 記 のとおり 公 表 します 事 業 所 名 : 医 療 法 人 医 心 会 牛 久 皮 膚 科 医 院 代 表 者 : 理 事 長 安 良 岡 勇 所 在 地 : 茨 城 県 牛 久 市 牛 久 80 エスカード 牛 久 4 階 違 反 条 項 : 法 第 9 条 第 3 項 法 違 反 に 係 る 事 実 : 妊 娠 を 理 由 に 女 性 労 働 者 を 解 雇 し 解 雇 を 撤 回 しない 指 導 経 緯 : 平 成 7 年 3 月 9 日 茨 城 労 働 局 長 による 助 言 平 成 7 年 3 月 5 日 茨 城 労 働 局 長 による 指 導 平 成 7 年 5 月 3 日 茨 城 労 働 局 長 による 勧 告 平 成 7 年 7 月 9 日 厚 生 労 働 大 臣 による 勧 告 参 考 : 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 第 9 条 第 3 項 について 法 第 9 条 第 3 項 では 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 不 利 益 取 扱 いを 禁 止 しています 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いの 例 解 雇 すること 期 間 を 定 めて 雇 用 される 者 について 契 約 の 更 新 をしないこと 3 あらかじめ 契 約 の 更 新 回 数 の 上 限 が 明 示 されている 場 合 に 当 該 回 数 を 引 き 下 げること 4 退 職 又 は 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 の 強 要 を 行 うこと 5 降 格 させること 6 就 業 環 境 を 害 すること 7 不 利 益 な 自 宅 待 機 を 命 ずること 8 減 給 をし 又 は 賞 与 等 において 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと 9 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 において 不 利 益 な 評 価 を 行 うこと 0 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと 派 遣 労 働 者 として 就 業 する 者 について 派 遣 先 が 当 該 派 遣 労 働 者 に 係 る 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 拒 むこと 参 考 資 料 ( 次 ページ): 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 違 反 事 案 の 指 導 の 流 れ 添 付 資 料 :リーフレット STOPマタハラ 例 えば 妊 娠 したから 解 雇 育 児 休 業 取 得 者 はと りあえず 降 格 は 違 法 です
( 参 考 資 料 ) 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 違 反 事 案 の 指 導 の 流 れ 法 違 反 の 事 実 違 法 な 取 扱 いを 是 正 するよう 助 言 し 是 正 を 求 める 指 導 書 を 交 付 し 違 法 な 取 扱 いについて 是 正 を 求 める 都 道 府 県 労 働 局 長 に よ る 対 応 勧 告 書 を 交 付 し 違 法 な 取 扱 いについて 是 正 を 求 める 厚 生 労 働 大 臣 による 報 告 徴 収 厚 生 労 働 大 臣 名 の 勧 告 書 を 交 付 し 違 法 な 取 扱 いについて 是 正 を 求 める 厚 生 労 働 大 臣 に よ る 対 応 公 表
STOP! マタハラ 例 えば 妊 娠 したから 解 雇 育 休 取 得 者 はとりあえず 降 格 は 違 法 です 妊 娠 出 産 育 休 などを 理 由 とする 解 雇 雇 い 止 め 降 格 などの 不 利 益 な 取 扱 い(いわ ゆる マタニティハラスメント マタハラ )を 行 うことは 違 法 です 法 違 反 の 不 利 益 取 扱 いを 行 った! 場 合 行 政 指 導 や 悪 質 な 場 合 には 事 業 主 名 の 公 表 を 行 います それだけではなく 裁 判 の 結 果 解 決 金 や 損 害 賠 償 金 慰 謝 料 を 支 払 わなけ ればならなくなる 可 能 性 もあります 例 えば こんなケース Case 妊 娠 を 聞 く 前 は 契 約 更 新 を 前 提 にしていたが 妊 娠 の 報 告 を 受 けたので 雇 い 止 めとした 違 法 Case 育 休 を 年 間 取 りたいと 相 談 さ れたので 経 営 悪 化 等 を 口 実 に 解 雇 した 違 法 うちは 非 正 規 の 社 員 は 産 休 育 休 は 取 れないから 契 約 更 新 する 気 はなかったと 言 えば 大 丈 夫 だろう うちは 経 営 状 況 が 厳 しいから 君 は 前 から 勤 務 成 績 が 悪 かったし えっ? これまでそんな 話 なかったのに 契 約 更 新 を 前 提 にシフトが 組 まれて いたのに 厚 生 労 働 省 都 道 府 県 労 働 局
違 法 な 不 利 益 取 扱 い 以 下 のような 事 由 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 い は 違 法 です 根 拠 法 令 : 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 第 9 条 第 3 項 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 施 行 規 則 第 条 の 労 働 者 に 対 する 性 別 を 理 由 とする 差 別 の 禁 止 等 に 関 する 規 定 に 定 める 事 項 に 関 し 事 業 主 が 適 切 に 対 処 するための 指 針 第 4 の 3 / 育 児 介 護 休 業 法 第 0 条 等 子 の 養 育 又 は 家 族 の 介 護 を 行 い 又 は 行 うこととなる 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 が 図 られるようにするために 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 する 指 針 第 二 の 十 一 以 下 のような 事 由 を 理 由 として 妊 娠 中 産 後 の 女 性 労 働 者 の 妊 娠 出 産 妊 婦 健 診 などの 母 性 健 康 管 理 措 置 産 前 産 後 休 業 軽 易 な 業 務 への 転 換 つわり 切 迫 流 産 などで 仕 事 ができない 労 働 能 率 が 低 下 した 育 児 時 間 時 間 外 労 働 休 日 労 働 深 夜 業 をしない 子 どもを 持 つ 労 働 者 の 育 児 休 業 短 時 間 勤 務 子 の 看 護 休 暇 時 間 外 労 働 深 夜 業 をしない 不 利 益 取 扱 いを 行 うことは 違 法 です 不 利 益 取 扱 いの 例 解 雇 雇 止 め 契 約 更 新 回 数 の 引 き 下 げ 退 職 や 正 社 員 を 非 正 規 社 員 とするような 契 約 内 容 変 更 の 強 要 降 格 減 給 賞 与 等 における 不 利 益 な 算 定 不 利 益 な 配 置 変 更 不 利 益 な 自 宅 待 機 命 令 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 で 不 利 益 な 評 価 を 行 う 仕 事 をさせない もっぱら 雑 務 をさせるなど 就 業 環 境 を 害 する 行 為 をする 不 利 益 取 扱 いの 理 由 となる 事 由 としては 上 記 のほかにも 妊 産 婦 の 坑 内 業 務 危 険 有 害 業 務 の 就 労 制 限 変 形 労 働 時 間 制 の 場 合 の 法 定 労 働 時 間 外 労 働 をしないことや 要 介 護 状 態 の 家 族 がいる 労 働 者 の 介 護 休 業 短 時 間 勤 務 介 護 休 暇 及 び 時 間 外 労 働 深 夜 業 をしないことも 含 まれます 育 児 休 業 や 介 護 休 業 等 の 育 児 介 護 休 業 法 に 規 定 された 制 度 については 法 に 基 づく 休 業 等 の 申 出 取 得 が 対 象 となります 妊 娠 出 産 育 休 等 を 理 由 として 不 利 益 取 扱 いを 行 うとは❶ 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 や 育 児 介 護 休 業 法 の 違 反 の 要 件 となっている 理 由 として とは 妊 娠 出 産 育 児 休 業 等 の 事 由 と 不 利 益 取 扱 いとの 間 に 因 果 関 係 があることを 指 します 妊 娠 出 産 育 児 休 業 等 の 事 由 を 契 機 として ( ) 不 利 益 取 扱 いを 行 った 場 合 は 原 則 として 理 由 として いる( 事 由 と 不 利 益 取 扱 いとの 間 に 因 果 関 係 がある)と 解 され 法 違 反 となります 原 則 として 妊 娠 出 産 育 休 等 の 事 由 の 終 了 から 年 以 内 に 不 利 益 取 扱 いがなされた 場 合 は 契 機 として いると 判 断 します ただし 事 由 の 終 了 から 年 を 超 えている 場 合 であっても 実 施 時 期 が 事 前 に 決 まっている 又 は あ る 程 度 定 期 的 になされる 措 置 ( 人 事 異 動 人 事 考 課 雇 止 めなど)については 事 由 の 終 了 後 の 最 初 のタイミングまで の 間 に 不 利 益 取 扱 いがなされた 場 合 は 契 機 として いると 判 断 します
妊 娠 出 産 育 休 等 を 理 由 として 不 利 益 取 扱 いを 行 うとは❷ 妊 娠 出 産 育 児 休 業 等 の 事 由 を 契 機 として 不 利 益 取 扱 いを 行 った 場 合 は に 該 当 する 場 合 を 除 き 原 則 として 法 違 反 となります 妊 娠 出 産 育 児 休 業 等 をした 労 働 者 への 不 利 益 取 扱 い Yes 事 由 を 契 機 としているか No 原 則 として 法 違 反 事 由 と 不 利 益 取 扱 いの 間 に 因 果 関 係 があれば 法 違 反 Yes 又 は に 該 当 するか No 法 違 反 にはあたらない 法 違 反 業 務 上 の 必 要 性 から 不 利 益 取 扱 いをせざるをえず 業 務 上 の 必 要 性 が 当 該 不 利 益 取 扱 いにより 受 ける 影 響 を 上 回 る と 認 められる 特 段 の 事 情 が 存 在 するとき 不 利 益 取 扱 いや 契 機 となった 事 由 に 有 利 な 影 響 が 存 在 する 場 合 はそれも 加 味 必 要 性 不 利 益 - 有 利 労 働 者 が 当 該 取 扱 いに 同 意 している 場 合 で 有 利 な 影 響 が 不 利 な 影 響 の 内 容 や 程 度 を 上 回 り 事 業 主 から 適 切 に 説 明 がなされる 等 一 般 的 な 労 働 者 なら 同 意 するような 合 理 的 な 理 由 が 客 観 的 に 存 在 するとき 有 利 不 利 益 + 労 働 者 の 同 意 事 業 主 の 説 明
に 該 当 すると 判 断 しうるケース ( 業 務 上 の 必 要 性 が 不 利 益 取 扱 いの 影 響 を 上 回 る 特 段 の 事 情 がある) 経 営 状 況 の 悪 化 が 理 由 である 場 合 : 不 利 益 取 扱 いをしなければ 業 務 運 営 に 支 障 が 生 じる 状 況 にあった 上 で 不 利 益 取 扱 いを 回 避 する 合 理 的 な 努 力 がなされ 人 員 選 定 が 妥 当 である 等 本 人 の 能 力 不 足 等 が 理 由 である 場 合 : 妊 娠 等 の 事 由 の 発 生 前 から 能 力 不 足 等 が 問 題 とされており 不 利 益 取 扱 いの 内 容 程 度 が 能 力 不 足 等 の 状 況 と 比 較 して 妥 当 で 改 善 の 機 会 を 相 当 程 度 与 えたが 改 善 の 見 込 みがない 等 ( 本 人 が 同 意 し 一 般 的 労 働 者 が 同 意 する 合 理 的 理 由 が 客 観 的 に 存 在 ) 契 機 となった 事 由 や 取 扱 いによる 有 利 な 影 響 ( 労 働 者 の 求 めに 応 じて 業 務 量 が 軽 減 されるなど)があって それが 不 利 な 影 響 を 上 回 り 不 利 益 取 扱 いによる 影 響 について 事 業 主 から 適 切 な 説 明 があり 労 働 者 が 十 分 理 解 した 上 で 応 じるかどう かを 決 められた 等 実 際 にはより 詳 細 な 状 況 等 を 確 認 した 上 で 違 法 性 の 判 断 を 行 います 詳 しくは 厚 生 労 働 省 のホームページへ 紛 争 の 未 然 防 止 のために 原 則 として 妊 娠 出 産 育 児 休 業 等 の 事 由 から 年 以 内 ( 時 期 が 事 前 に 決 まっている 措 置 に 関 する 不 利 益 取 扱 いの 場 合 は 事 由 の 終 了 後 の 最 初 のタイミング)になされた 不 利 益 取 扱 いにつ いては に 該 当 しない 限 り 違 法 と 判 断 されます 妊 娠 出 産 等 をした 労 働 者 に 対 して 雇 用 管 理 上 の 措 置 を 行 う 場 合 それが 法 違 反 となる 不 利 益 取 扱 いでないか 改 めて 確 認 して 下 さい 厚 生 労 働 省 ホームページ 政 策 について 分 野 別 の 政 策 一 覧 雇 用 労 働 雇 用 均 等 雇 用 における 男 女 の 均 等 な 機 会 と 待 遇 の 確 保 のために http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/danjokintou/index.html 育 児 介 護 休 業 法 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 について http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/jigyou_ryouritsu/ryouritu.html お 問 い 合 わせは 都 道 府 県 労 働 局 雇 用 均 等 室 へ 受 付 時 間 8 時 30 分 ~7 時 5 分 ( 土 日 祝 日 年 末 年 始 を 除 く) 北 海 道 0-709-75 東 京 03-35-6 滋 賀 077-53-90 香 川 087-8-894 青 森 07-734-4 神 奈 川 045--7380 京 都 075-4-0504 愛 媛 089-935-5 岩 手 09-604-300 新 潟 05-88-35 大 阪 06-694-8940 高 知 088-885-604 宮 城 0-99-8844 富 山 076-43-740 兵 庫 078-367-080 福 岡 09-4-4894 秋 田 08-86-6684 石 川 076-65-449 奈 良 074-3-00 佐 賀 095-3-78 山 形 03-64-88 福 井 0776--3947 和 歌 山 073-488-70 長 崎 095-80-0050 福 島 04-536-4609 山 梨 055-5-859 鳥 取 0857-9-709 熊 本 096-35-3865 茨 城 09-4-688 長 野 06-7-05 島 根 085-3-6 大 分 097-53-405 栃 木 08-633-795 岐 阜 058-45-550 岡 山 086-4-7639 宮 崎 0985-38-887 群 馬 07-0-5009 静 岡 054-5-530 広 島 08--947 鹿 児 島 099--8446 埼 玉 048-600-60 愛 知 05-9-5509 山 口 083-995-0390 沖 縄 098-868-4380 千 葉 043--307 三 重 059-6-38 徳 島 088-65-78 平 成 7 年 6 月 作 成 リーフレット No.6