<4D F736F F D208C6F8DCF8FEE95F D96DA937882F0919D82B7434C4D8F948D91816A2E646F63>



Similar documents
<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6


は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>


<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>


災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

39_1

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

Microsoft Word - H25年度の概要

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

Taro-条文.jtd

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等


2000 年 12 月 輸 出 の 減 速 によりテンポはやや 鈍 化 しているものの 緩 やかな 回 復 を 続 けている 2001 年 1 月 緩 やかな 回 復 を 続 けているが そのテンポは 輸 出 の 減 速 により 鈍 化 している 2001 年 2 月 緩 やかな 回 復 を 続 け

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

Microsoft Word - J_ エンゲル.docx

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

1_2013BS(0414)

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft Word - H27概要版

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

●電力自由化推進法案

スライド 1

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

< F2D91E F18BDF91E389BB955C8E D8E9689EF2E>

●幼児教育振興法案

個人住民税徴収対策会議

平成24年度 業務概況書

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx

<4D F736F F D2091E68E4F8ED28A C982E682E98EA98CC88A948EAE8F8895AA82C98AD682B782E982A8926D82E782B92E646F6378>

(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

Microsoft Word - 資料3(用途)

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

は し が き

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

 

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

平成22年度

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

< E93788CF6955C976C8EAE E908592AC816A2E786C73>

< E95FB8CF689638AE98BC689FC90B390A CC8CA992BC82B582C982C282A282C E90E096BE8E9E8E9197BF2E786477>

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

24kohyou


1 農 地 中 間 管 理 機 構 のねらい (1)24 年 度 から 開 始 した 各 市 町 村 における 人 農 地 プラン ( 地 域 の 農 業 者 の 徹 底 した 話 合 いにより 人 農 地 問 題 の 解 決 方 向 や 地 域 農 業 の 将 来 のあり 方 を 明 確 にしてい

市街化調整区域における地区計画の

<4D F736F F D2095BD90AC E926E89BF8CF68EA682CC93AE8CFC D8789EF92F18F6F8CB48D65816A>

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

信用調査報告書(見本)

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

Taro-事務処理要綱250820

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

Transcription:

平 成 25 年 (213 年 )6 月 19 日 NO.213-17 注 目 度 を 増 す CLM 諸 国 :カンボジア ラオス ミャンマー アジア 新 興 国 のうち このところ 後 発 新 興 国 であるカンボジア ラオス ミャンマー いわゆる CLM 諸 国 への 注 目 度 が 高 まっている 一 人 当 たり GDP が 中 進 国 の 目 安 である 1, ドルに 近 づくなか 政 情 治 安 が 安 定 し たこと 投 資 企 業 側 の 低 廉 な 労 働 コストを 求 める 動 きや 拠 点 を 分 散 化 させ る 動 きが 強 まっていたこと さらには 215 年 に ASEAN 経 済 共 同 体 (AEC) の 創 設 や 東 西 南 北 経 済 回 廊 などの 完 成 で 域 内 がハード ソフト 両 面 で 一 体 化 を 強 める 見 込 みであることが CLM 諸 国 への 関 心 を 高 めている CLM 諸 国 の 投 資 先 としての 魅 力 は やはり 低 廉 な 労 働 コストである ま た 豊 富 な 天 然 資 源 や 将 来 的 な 消 費 市 場 への 期 待 も 大 きいと 考 えられる こうした 関 心 の 高 まりを 背 景 に CLM 諸 国 への 直 接 投 資 は 増 加 基 調 にあ る いち 早 く 参 入 し 累 積 投 資 額 が 大 きいのは 中 国 タイ など 地 理 的 に 近 接 する 周 辺 国 や 韓 国 である 一 方 日 本 は 出 遅 れ 感 があるが 近 年 の 関 心 の 高 まりを 背 景 に 投 資 は 加 速 しつつある 今 後 を 展 望 すると 各 国 共 に 製 造 業 比 率 は 高 まりつつあり 中 国 やタイの ように 製 造 業 を 核 に 輸 出 を 梃 子 に 成 長 ペースを 加 速 させるシナリオが 想 定 される 215 年 の ASEAN 経 済 共 同 体 の 創 設 を 控 え CLM 諸 国 への 注 目 が 一 段 と 高 まることが 予 想 されるが 現 在 の 脚 光 を 一 過 性 のブームで 終 わらせず 持 続 成 長 に 繋 げていくには CLM 諸 国 が 外 資 をうまく 取 り 込 み 成 長 のエンジン 役 に 育 成 していけるかが 鍵 となろう 1

はじめに 近 年 カンボジア(Cambodia) ラオス(Laos) ミャンマー(Myanmar) いわゆる CLM 諸 国 が 脚 光 を 浴 びている もともと 中 国 一 極 集 中 リスクの 回 避 先 いわゆるチャイナプラスワンとしてメコン 経 済 圏 (タイ ラオス ミ ャンマー カンボジア)が 注 目 されていたが その 中 でもこのところ CLM 諸 国 のプレゼンスが 高 まっている CLM 諸 国 側 も 足 元 の 追 い 風 を 成 長 ペース 加 速 の 好 機 と 捉 え 外 資 導 入 に 向 け 動 き 出 している 本 稿 では CLM 諸 国 の 現 在 の 経 済 的 な 位 置 付 けを 確 認 した 上 で 今 後 の 成 長 のポテンシャルを 展 望 した 1. 注 目 を 集 める CLM 諸 国 (1) CLM 諸 国 のマクロ 経 済 概 要 CLM 諸 国 はアジアの 後 発 新 興 国 と 位 置 付 けられる 人 口 はミャンマー(6,4 万 人 )が 最 大 でタイとほぼ 同 規 模 以 下 カンボジア(1,53 万 人 ) ラオス(64 万 人 )が 続 く 景 気 は 各 国 共 に 総 じて 良 好 で 実 質 GDP 成 長 率 はグローバル 金 融 危 機 時 こそ 減 速 を 余 儀 なくされたが 足 元 はミャンマー カンボジアで 前 年 比 +6% 程 度 ラオ スで 同 +8% 程 度 と 高 成 長 が 持 続 している( 第 1 図 ) また 経 済 成 長 のステージ を 示 す 一 人 当 たり GDP はミャンマーで 835 ドル カンボジアで 934 ドルと 中 進 国 の 目 安 とされる 1, ドルに 近 づいており 3 カ 国 の 中 では 相 対 的 に 高 水 準 に あるラオス(1,446 ドル)は CLM 諸 国 の 一 歩 先 を 行 く(1,528 ドル)と ほぼ 同 水 準 に 達 している( 第 2 図 ) 第 1 図 : 実 質 GDP 成 長 率 第 2 図 : 一 人 当 たり GDP 16 14 12 1 8 6 ( 前 年 比 %) カンボジア ラオス ミャンマー (ドル) 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 カンボジア ラオス ミャンマー 4 4 2 2 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 ( 注 )211 年 以 降 はIMF 予 測 値 ( 年 ) ( 資 料 )IMFより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 ( 年 ) ( 注 )カンボジアは8 年 ミャンマー6 年 ラオス11 年 以 降 IMF 予 測 値 ( 資 料 )IMFより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 海 外 経 済 への 感 応 度 を 示 す 外 需 依 存 度 ( 輸 出 額 / 名 目 GDP)は カンボジアが 約 4 割 と 相 対 的 に 高 い( 第 1 表 ) 実 際 グローバル 金 融 危 機 時 の 景 気 減 速 の 程 度 は 3 カ 国 のなかでは 最 も 大 きかった これは 後 述 するようにカンボジアが 米 2

国 向 けに 低 価 格 の 縫 製 品 を 多 く 輸 出 していることを 反 映 したものである 一 方 ラオス ミャンマーの 外 需 依 存 度 はいずれも 2 割 程 度 にとどまる これは 海 外 景 気 減 速 の 悪 影 響 が 相 対 的 に 小 さい 反 面 海 外 経 済 の 成 長 を 取 り 込 みにくい 構 造 であること 示 している 高 成 長 が 続 くなか 資 本 財 を 中 心 とした 輸 入 の 増 加 などを 背 景 に 各 国 ともに 経 常 収 支 は 赤 字 であるが 直 接 投 資 や 国 際 援 助 といった 長 期 資 金 でファイナンスさ れている また 外 貨 準 備 高 の 輸 入 カバー 率 はいずれも 安 全 の 目 安 とされる 3 カ 月 分 を 上 回 っており 外 貨 繰 り 上 の 懸 念 はさほど 大 きくない 対 外 債 務 残 高 はカン ボジア ミャンマーは 名 目 GDP 比 の 2~3 割 程 度 である 一 方 ラオスは 約 7 割 と 高 水 準 にあるが これは 1989 年 以 降 IMF や 世 界 銀 行 の 支 援 の 下 経 済 構 造 改 革 に 取 り 組 んできたことが 背 景 にある 第 1 表 :CLM 諸 国 のマクロ 経 済 概 要 カンボジア ラオス ミャンマー ( 参 考 ) 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (12 年 以 外 はIMF 推 計 値 ) 名 目 GDP(1 億 ドル) (12 年 以 外 はIMF 推 計 値 ) 人 口 ( 百 万 人 ) (12 年 IMF 推 計 値 ) 一 人 当 たりGDP(ドル) (12 年 IMF 推 計 値 ) 消 費 者 物 価 上 昇 率 ( 前 年 比 %) (12 年 以 外 はIMF 推 計 値 ) 外 需 依 存 度 (%)( 輸 出 額 / 名 目 GDP) (11 年 ) 6.5 8.3 6.3 5. 14.2 9.2 53.1 141.7 15.3 6.4 63.7 9.4 934 1,446 835 1,528 2.9 4.3 6.1 9.2 4.9 22.3 18. 79. 経 常 収 支 対 GDP 比 (%) (12 年 IMF 推 計 値 ) 外 貨 準 備 高 ( 百 万 ドル)(11 年 ).5 1.3.6 4.3 4,267 741 7,4 13,539 輸 入 カバー 率 ( 外 貨 準 備 高 / 単 月 輸 入 額 )(カ 月 分 ) 4.5 3.7 9.3 1.5 対 外 債 務 残 高 ( 対 GDP 比 %) (11 年 ) 財 政 収 支 対 GDP 比 (%) (カンボジア12 年 11 年 ラオス ミャンマー1 年 ) ( 資 料 )IMF 世 界 銀 行 CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 33.6 74.2 15.1 47.1 3.7 2. 4.6 4. (2) プレゼンス 向 上 への 転 換 点 近 年 の CLM 諸 国 のプレゼンス 向 上 の 決 定 的 なきっかけとなったのは 国 内 の 政 情 治 安 の 安 定 である 代 表 例 がミャンマーで 21 年 に 実 施 された 2 年 ぶ りの 総 選 挙 を 経 て 211 年 にはテイン セイン 大 統 領 率 いる 新 政 権 が 発 足 経 済 民 主 化 の 動 きが 一 気 に 加 速 した ( 注 1) 2 年 代 後 半 に 入 り CLM 諸 国 の 一 人 当 たり GDP は 急 上 昇 しており 中 長 期 的 な 成 長 期 待 が 高 まるなか 政 情 の 安 定 が 追 い 風 となった ( 注 1)カンボジアは 197 年 代 以 降 内 戦 や 政 治 的 混 乱 に 苦 しんだが 1998 年 のフン セン 新 政 権 発 足 を 足 がかりに 国 家 再 建 に 取 り 組 み 25 年 以 降 は 経 済 特 区 の 整 備 を 進 めた またラオスは 1975 年 の 建 国 以 後 国 内 の 資 金 不 足 不 十 分 な 法 整 備 などが 成 長 の 壁 となっていたが これらの 課 題 が 徐 々に 解 決 に 向 かい 23 年 の 豪 州 資 源 関 連 投 資 を 契 機 に 本 格 的 な 投 資 が 始 まった 3

こうした 状 況 に 加 え 投 資 企 業 側 の 環 境 変 化 も 重 なった インドネシアやタイ など 従 来 から 製 造 拠 点 としていた 国 で 賃 上 げ 圧 力 が 高 まるなか 企 業 のより 低 廉 な 労 働 コストを 求 める 動 きや 中 国 一 極 集 中 リスクを 回 避 する 動 き(チャイナ プラスワン) 一 昨 年 のタイでの 大 洪 水 を 教 訓 に 製 造 拠 点 を 分 散 化 する 動 き(タ イプラスワン)などが 加 わり 新 たな 投 資 先 を 求 める 潜 在 的 なニーズが 高 まって いた さらに 215 年 の ASEAN 経 済 共 同 体 (AEC) ( 注 2) の 創 設 により 域 内 がハー ド ソフト 両 面 で 単 一 市 場 に 向 かうこと( 第 2 表 ) 東 西 南 北 経 済 回 廊 が 順 次 完 成 することで これまで 寸 断 されていた 陸 路 が 地 理 的 に 繫 がる 見 込 み ( 注 3) であ ることも 投 資 先 として 注 目 を 集 める 材 料 となった( 第 3 図 ) 第 2 表 :ASEAN 経 済 共 同 体 (AEC) 概 要 EU AEC EPA FTA 関 税 撤 廃 非 関 税 障 壁 撤 廃 共 通 域 外 関 税 サービス 貿 易 自 由 化 規 格 相 互 認 証 貿 易 円 滑 化 投 資 自 由 化 人 の 移 動 知 的 所 有 権 保 障 政 府 調 達 開 放 競 争 政 策 域 内 協 力 共 通 通 貨 ( 注 ) は 一 部 自 由 化 項 目 ( 資 料 )JETRO 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 第 3 図 : メコン 経 済 圏 と 各 種 経 済 回 廊 ( 資 料 )JICA 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 抜 粋 4

( 注 2)AEC は ASEAN 域 内 の 関 税 撤 廃 非 関 税 障 壁 撤 廃 といった 財 貿 易 の 自 由 化 だけでなく サービス 貿 易 や 人 資 本 の 移 動 投 資 の 自 由 化 など 幅 広 い 範 囲 で 質 の 高 い 貿 易 自 由 化 を 目 指 している ( 注 3) 一 例 はカンボジアで 現 在 国 土 を 縦 断 するメコン 川 と 南 部 経 済 回 廊 の 一 部 である 国 道 1 号 線 が 交 差 する 箇 所 の 渡 航 手 段 がフェリーに 限 られ 混 雑 時 は 5 時 間 待 ちになるなど 流 通 のボトルネックと なっているが 日 本 の ODA でネアックルン 橋 を 建 設 中 で 215 年 の 完 成 後 は 輸 送 効 率 の 大 幅 な 改 善 が 期 待 されている (3) 直 接 投 資 先 としての 魅 力 CLM 諸 国 に 共 通 する 直 接 投 資 先 としての 魅 力 は やはり 低 廉 な 労 働 コストであ る JETRO が 昨 年 12 月 から 今 年 1 月 にかけて 実 施 した 投 資 関 連 コストの 比 較 調 査 によると CLM 諸 国 の 中 で 最 も 安 価 なミャンマーの 製 造 業 一 般 作 業 員 の 年 間 負 担 額 は 1,1 ドルと の 約 3 分 の 1 中 国 の 約 8 分 の 1 に 過 ぎない( 第 4 図 ) 非 製 造 業 も 同 様 で ミャンマーは 3,426 ドルとの 約 半 分 中 国 の 約 5 分 の 1 にとどまる 先 行 して 発 展 したアジア 新 興 国 は 賃 金 水 準 が 上 昇 してい る 上 賃 上 げ 圧 力 も 強 く 211~212 年 のベースアップ 率 は 中 国 やで 約 2 割 インドネシアで 約 15%などいずれも 二 桁 に 上 った CLM 諸 国 においても 賃 上 げ 圧 力 は 高 まっているが 依 然 労 働 コストの 優 位 性 が 際 立 っている 第 4 図 : アジア 主 要 国 労 働 コスト 比 較 ( 年 間 実 負 担 額 ) 18, 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, (ドル) 中 国 ( 上 海 ) タイ(バンコク) 製 造 業 一 般 作 業 員 フィリピン(マニラ) インドネシア(ジャカルタ) (ホーチミン) ラオス(ビエンチャン) カンボジア(プノンペン) ミャンマー(ヤンゴン) 18, 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, (ドル) 中 国 ( 上 海 ) タイ(バンコク) 非 製 造 業 一 般 スタッフ フィリピン(マニラ) インドネシア(ジャカルタ) (ホーチミン) ラオス(ビエンチャン) カンボジア(プノンペン) ミャンマー(ヤンゴン) ( 資 料 )JETRO 在 アジア オセアニア 日 系 企 業 活 動 実 態 調 査 (212 年 度 調 査 ) より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 安 価 な 労 働 力 に 加 え 豊 富 な 天 然 資 源 も 魅 力 の 一 つである メコン 流 域 の 大 地 は 肥 沃 で 農 業 に 適 しているほか 森 林 資 源 も 豊 富 である 多 種 多 様 な 鉱 物 資 源 も 有 しており 海 外 からの 資 源 関 連 の 投 資 も 多 い またラオスのように 地 形 を 活 か 5

し 水 力 発 電 を 行 い 売 電 しているケースもある さらには 最 後 のフロンティアとも 呼 ばれる 消 費 市 場 への 期 待 も CLM をより 魅 力 的 なものにしていると 考 えられる 一 人 当 たり GDP を 日 本 の 経 済 成 長 の 変 遷 に 重 ねると 目 下 の CLM 諸 国 の 経 済 水 準 は 日 本 の 196 年 代 に 該 当 する( 第 5 図 ) 先 行 して 成 長 した 中 国 やタイなどでは 白 物 家 電 やエアコンなど 家 庭 用 電 化 製 品 を 中 心 とした 耐 久 消 費 財 の 普 及 は 一 巡 しつつあるが これから 消 費 ブームが 到 来 する CLM 諸 国 は 成 長 市 場 として 期 待 出 来 る 第 5 図 : 日 本 とアジア 主 要 国 地 域 の 一 人 当 たり GDP 5, 45, 4, 35, 3, (ドル) インド ($1,442) ラオス ($1,446) ($1,596) フィリピン ($2,561) タイ ($5,684) 中 国 ($6,94) 韓 国 ($22,65) 日 本 の 一 人 当 たり GDPの 推 移 25, 2, カンボジア ($934) インドネシア ($3,552) 香 港 ($36,856) 15, 1, ミャンマー ($835) 5, マレーシア ($1,357) 1955 1959 1963 1967 1971 1975 1979 1983 1987 1991 1995 1999 23 27 211 ( 注 ) 一 人 当 たりGDPは 原 則 212 年 IMFによる 予 測 値 を 含 む ( 年 ) ( 資 料 )IMF 世 界 銀 行 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 2. CLM 各 国 と 対 外 経 済 関 係 CLM 諸 国 への 関 心 の 高 まりを 背 景 に 直 接 投 資 は 増 加 基 調 にある 国 連 貿 易 開 発 会 議 (UNCTAD 211 年 )によると 先 行 国 であるへの 累 積 投 資 額 (728 億 ドル)に 比 べ CLM 諸 国 への 累 積 額 は 1 割 前 後 にとどまるが( 第 6 図 ) 流 入 ペースは 近 年 加 速 していることがみてとれる( 第 7 図 ) 投 資 国 別 の 累 積 投 資 額 を 概 括 すると 中 国 タイ といった CLM 諸 国 と 隣 接 する 周 辺 国 や 韓 国 などがいち 早 く 進 出 しておりプレゼンスが 大 きい 一 方 日 本 はやや 出 遅 れ 感 があるが 足 元 で CLM 諸 国 への 関 心 が 高 まっている 以 下 では 各 国 の 投 資 貿 易 を 中 心 とする 対 外 経 済 関 係 を 整 理 した 6

第 6 図 : 直 接 投 資 累 積 額 第 7 図 : 直 接 投 資 累 積 額 (CLM 諸 国 向 け) 8 ( 億 ドル) ( 億 ドル) 1 7 6 5 4 カンボジア ラオス ミャンマー 9 8 7 6 5 カンボジア ラオス ミャンマー 3 4 2 1 9 91 92 93 94 95 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 ( 資 料 )UNCTADより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 ) 3 2 1 9 91 92 93 94 95 96 97 98 99 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 ( 資 料 )UNCTADより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 ) (1) ラオス ラオスはダイヤモンド 石 油 以 外 のあらゆる 鉱 物 資 源 を 有 するともいわれる 資 源 国 で 金 銀 銅 などの 採 掘 量 が 多 い 戦 争 の 爪 痕 である 不 発 弾 問 題 国 内 の 資 金 不 足 不 十 分 な 法 整 備 などが 成 長 の 重 石 となっていたが 23 年 以 降 豪 州 資 本 によるセポン 鉱 山 プービア 鉱 山 で 本 格 的 な 採 掘 が 開 始 したことを 境 に 鉱 業 部 門 への 直 接 投 資 が 増 加 した 直 接 投 資 国 ( 累 積 額 )は(49 億 ドル) タイ(41 億 ドル) 中 国 (4 億 ドル)の 3 カ 国 が 上 位 を 占 める( 第 8 図 ) 投 資 累 積 額 で 首 位 に 立 つは ラオス 独 立 に 大 きく 貢 献 したことから 国 民 感 情 は 特 に 良 好 であるが 全 方 位 外 交 を 展 開 するラオスは タイや 中 国 とも 経 済 的 な 結 びつきを 通 じ 友 好 的 な 関 係 を 築 いている 日 本 の 累 積 投 資 額 は 4 億 ドル (7 位 )にとどまるが 近 年 安 価 な 労 働 コストを 生 かした 縫 製 業 などが 増 加 傾 向 にある 第 8 図 : 対 ラオス 国 別 直 接 投 資 第 3 表 ラオスの 主 要 輸 出 相 手 国 ( 累 積 額 :1989~212 年 ) タイ 中 国 韓 国 フランス マレーシア 日 本 インド 米 国 シンガポール 1 2 3 4 5 6 ( 億 ドル) ( 資 料 )ラオス 計 画 投 資 省 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 21 211 前 年 比 (%) ( 百 万 ドル) ウェイト (%) 全 体 1,778 1,949 9.6 1 タイ 1,28 933 22.7 48 主 オーストラリア 168 489 19.8 25 要 輸 134 153 14.7 8 出 中 国 79 65 18.4 3 相 手 英 国 41 54 3.1 3 国 日 本 16 53 223. 3 その 他 131 22 53.6 1 ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 7

輸 出 (211 年 )を 品 目 別 にみると 鉱 業 品 が 全 体 の 4 割 強 を 占 める 輸 出 相 手 国 としてはタイのウェイトが 約 5 割 と 圧 倒 的 に 高 く 以 下 オーストラリア(25%) (8%) 中 国 (3%)が 続 いている( 前 頁 第 3 表 ) (2) カンボジア カンボジアへの 直 接 投 資 は 2 年 代 初 頭 アンコールワット 遺 跡 などの 観 光 業 や インフラ サービス 業 が 牽 引 役 だったが その 後 は 製 造 業 が 主 役 となって いる 製 造 業 はもともと 米 国 向 け 輸 出 を 主 力 とする 縫 製 業 が 中 心 だったが 足 元 では 電 子 部 品 や 自 動 車 部 品 など 高 付 加 価 値 品 の 投 資 が 増 加 傾 向 にある 直 接 投 資 国 ( 累 積 額 ) ( 注 4) は 中 国 (93 億 ドル)が 首 位 で 以 下 韓 国 (44 億 ド ル) マレーシア(28 億 ドル)が 続 く( 第 9 図 ) 中 国 は 水 力 発 電 やリゾート 開 発 韓 国 は 不 動 産 開 発 関 連 の 大 型 投 資 が 累 積 額 を 押 し 上 げている 日 本 からの 累 積 投 資 額 は 6 億 ドル 11 位 にとどまるが 日 系 企 業 の 進 出 はここ 数 年 活 発 で 経 済 特 区 (Special Economic Zone, SEZ CSEZB 管 轄 )への 進 出 が 増 加 しているほか 内 需 拡 大 を 視 野 に 入 れた 小 売 業 が 進 出 している 輸 出 (211 年 )をみると 品 目 別 には 縫 製 品 が 約 5 割 を 占 め 国 地 域 別 には 米 国 向 けが 全 体 の 37%を 占 める( 第 4 表 ) カンボジアの 対 外 貿 易 は 97 年 に 米 国 から 最 恵 国 待 遇 を 取 得 した 後 低 価 格 の 縫 製 品 を 多 く 輸 出 しているため 米 国 との 結 びつきが 大 きいことが 特 徴 である ( 注 4)カンボジア 投 資 委 員 会 (CIB)とカンボジア 経 済 開 発 区 委 員 会 (CSEZB) 認 可 額 の 合 計 第 9 図 : 対 カンボジア 国 別 直 接 投 資 第 4 表 :カンボジアの 主 要 輸 出 相 手 国 ( 累 積 額 1994~212 年 ) 中 国 韓 国 マレーシア 英 国 米 国 台 湾 タイ シンガポール 香 港 日 本 ロシア イスラエル フランス カンボジア 投 資 委 員 会 (CIB) カンボジア 経 済 開 発 区 委 員 会 (CSEZB) 2 4 6 8 1 ( 億 ドル) ( 資 料 )CIB, CSEZBより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 21 211 前 年 比 (%) ウェイト (21 年 %) 全 体 5,143 6,95 35.1 1 米 国 1,93 2,552 34.1 37 ユーロ 圏 664 1,138 71.4 16 カナダ 274 528 92.5 8 英 国 235 486 16.7 7 96 391 35.7 6 日 本 9 28 213.3 4 シンガポール 429 173 59.8 2 中 国 65 168 158.8 2 タイ 149 16 7.2 2 その 他 1,237 1,74 13.2 15 ( 資 料 )CEIC 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 8

(3) ミャンマー ミャンマーへの 直 接 投 資 は 電 力 ガス 石 油 鉱 業 分 野 の 資 源 関 連 分 野 が 全 体 の8 割 強 を 占 める 直 接 投 資 国 ( 累 積 額 )は 中 国 (142 億 ドル)が 首 位 で 以 下 タイ(96 億 ドル) 香 港 (64 億 ドル) 韓 国 (3 億 ドル)が 続 く( 第 1 図 ) 中 国 は 資 源 関 連 の 投 資 を 中 心 に ミャンマーとの 繋 がりを 深 めている 日 本 (3 億 ド ル)は 現 状 11 位 にとどまるが このところ 日 系 企 業 の 関 心 は 顕 著 に 高 まっている 国 際 協 力 銀 行 (JBIC)が 毎 年 日 系 企 業 向 けに 行 うアンケートで 中 期 的 ( 今 後 3 年 程 度 ) 有 望 事 業 展 開 先 国 地 域 として ミャンマーは 昨 年 の19 位 から 今 年 は1 位 と トップ1 入 りを 果 たした 回 答 企 業 は 経 済 の 民 主 化 タイと 隣 接 するロ ケーション 一 定 の 人 口 規 模 を 魅 力 として 挙 げており 今 後 日 系 企 業 の 進 出 が 加 速 する 可 能 性 がある 輸 出 品 目 をみると 天 然 ガス 縫 製 品 が 上 位 を 占 める 輸 出 相 手 国 (211 年 ) はタイが 最 大 で 以 下 中 国 インド 日 本 が 続 く( 第 5 表 ) ミャンマーは9 年 代 欧 米 向 けの 製 造 拠 点 として 発 展 し 23 年 米 国 向 け 輸 出 が 追 加 経 済 制 裁 で 禁 止 になった 以 後 は タイや 中 国 などアジアを 中 心 に 輸 出 先 を 拡 大 させてきた 昨 年 11 月 には 米 国 の 政 策 転 換 で ミャンマー 産 品 の 輸 入 が 解 禁 されており 今 後 は 米 国 向 け 輸 出 の 拡 大 が 期 待 されている 第 1 図 : 対 ミャンマー 国 別 直 接 投 資 第 5 表 :ミャンマーの 主 要 輸 出 相 手 国 ( 累 積 額 213 年 4 月 末 まで) 中 国 タイ 香 港 韓 国 英 国 シンガポール マレーシア フランス インド 日 本 2 4 6 8 1 12 14 16 ( 億 ドル) ( 資 料 )ミャンマー 国 家 計 画 経 済 開 発 省 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 21 211 前 年 比 (%) ( 百 万 ドル) ウェイト (%) 全 体 8,661 9,238 6.7 1 タイ 2,59 3,173 22.5 34 主 要 輸 出 品 目 中 国 874 1,525 74.5 17 インド 1,19 1,143 12.2 12 日 本 353 539 52.4 6 韓 国 145 271 86.8 3 マレーシア 27 213 2.6 2 バングラディッシュ 91 142 56.2 2 シンガポール 75 78 4.3 1 その 他 3,37 2,155 34.8 23 ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 9

3. CLM 諸 国 の 経 済 展 望 と 課 題 (1) 経 済 成 長 の 足 がかりとなる 製 造 業 の 発 展 外 資 導 入 の 本 格 化 が 予 想 される CLM 諸 国 は 今 後 いかに 成 長 するのか CLM 諸 国 の 先 行 きを 占 う 上 で 先 行 して 経 済 発 展 を 遂 げた 中 国 タイを 例 にみると 製 造 業 比 率 の 上 昇 と 共 に 一 人 当 たり GDP が 高 まっていた 様 子 が 見 て 取 れる( 第 11 図 ) これは 産 業 の 核 となる 製 造 業 を 育 成 し 輸 出 を 梃 子 に 成 長 ペースを 高 め 経 済 水 準 を 向 上 させていったことを 示 している 翻 って CLM の 製 造 業 比 率 はこ れら 先 行 国 には 及 ばないものの ミャンマー カンボジアは 4% 超 ミャンマー も 4% 程 度 まで 上 昇 している 経 済 成 長 への 足 がかりを 掴 んだ CLM 諸 国 は 今 後 積 極 的 な 外 資 導 入 を 通 じ て 経 済 成 長 の 足 場 を 固 めていくシナリオが 想 定 される そしてそのシナリオの 実 現 のためには 投 資 環 境 の 整 備 が 不 可 欠 である 第 11 図 : CLM およびメコン 経 済 圏 の 一 人 当 たり GDP と 製 造 業 比 率 5 ( 製 造 業 比 率 %) 中 国 45 4 タイ 35 3 25 ラオス カンボジア ミャンマー 2 1, 2, 3, 4, 5, 6, ( 一 人 当 たりGDP ドル) ( 注 ) 統 計 の 制 約 上 データ 対 象 期 間 は 国 によって 異 なる ( 資 料 ) 各 国 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 (2) 嵩 みがちな 事 業 コスト 前 述 のとおり CLM 諸 国 の 魅 力 の 一 つは 低 廉 な 労 働 コストであるが その 他 事 業 コストまで 域 内 最 低 水 準 とは 限 らない 前 述 の JETRO の 調 査 で 先 行 モデル 国 のうち 低 コストに 属 すると CLM 各 国 の 各 種 事 業 コストを 比 較 すると 工 業 団 地 の 賃 料 や 電 気 料 金 などの 方 が 低 いものが 少 なからずある( 第 6 表 ) 1

第 6 表 : CLM 諸 国 の 各 種 事 業 コスト 比 較 最 低 賃 金 ( 単 位 : 米 ドル) ミャンマー(ヤンゴン) カンボジア(プノンペン) ラオス(ビエンチャン) (ホーチミン) n.a. 8/ 月 ( 基 本 給 $75+ 健 康 手 当 て$5) 78/ 月 113/ 月 工 業 団 地 借 料 ( 月 額 ) (1m2あたり) 1.46-.5 2.21 1.1 2.11.3-.6 1.28 2.1 地 価 事 務 所 賃 料 等 1 地 場 工 業 団 地 ( 建 設 省 ) レンタル 費 管 理 費 含 まず 2ミンガラドン 工 業 団 地 ( 元 日 系 ) 借 地 料 (248 年 2 月 までの 借 地 権 ) 管 理 費 含 まず 税 含 む 1プノンペン 特 別 経 済 区 5 年 間 リースで6ド ル VAT 込 み 2シハヌークビル 港 経 済 特 別 区 5 年 間 リースで 65ドル VAT 含 まず いずれも 電 気 代 は 別 VITA PARK 商 工 業 団 地 75 年 リース(うち12 年 間 無 料 63 年 間 一 括 払 い) 1アマタ 工 業 団 地 ホー チミン 市 内 から3km 31 年 リースで15.6ドル 2ミーフック 工 業 団 地 市 内 から47km 44 年 間 リースで5ドル いずれも 管 理 費 VAT1% 含 まず 95 24 13 34-36 事 務 所 賃 料 ( 月 額 ) (1m2あたり) VAT1% 含 まず 管 理 費 水 道 代 含 む インターネット 使 用 料 電 気 代 VAT1% 含 ま ず 管 理 費 6ドル VAT1% 含 まず.12.2.8.4-.11 電 気 1kWh 当 たり 料 金 VAT 含 む 22KVの 場 合.4VkV であれば.9ドル VAT1% 含 まず 製 造 業 11kV 以 上 価 格 は 時 間 帯 で 異 なる VAT1% 含 む 水 道 1 月 額 基 本 料 金 料 21m3あたり 金 1なし 2.88 1なし 2.24-.37 (VAT 含 む/ 使 用 量 によ り 変 動 ) 13.13 2.6-.34 使 用 量 により 変 動 VAT1% 含 まず 1なし 2.46( 製 造 業 ).81( 経 営 サービス 業 ) 輸 送 対 日 輸 出 : 最 寄 港 横 浜 港 費 (4フィートコンテナ) 1,6 1,5 事 務 所 賃 料 はいずれも 中 心 部 にある 特 定 のビル 等 へのヒアリンク 結 果 電 気 料 金 水 道 料 金 はいずれも 産 業 用 欄 内 の 反 転 箇 所 は 一 覧 の 中 の 最 安 値 ( 資 料 )JETRO 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 抜 粋 2,114-2,39 5 ( 最 寄 港 はバンコクのクロ ( 最 寄 港 :サイゴン 港 船 ントイ 港 陸 上 運 送 費 含 賃 のみの 価 格 ) む) 加 えてインフラは 発 展 途 上 である( 第 7 表 ) ハード 面 をみると CLM 諸 国 の 道 路 の 舗 装 率 はいずれも 1% 前 後 と ( 約 5 割 )を 大 きく 下 回 る 一 人 当 たりの 電 力 消 費 量 はの 1 割 程 度 に 過 ぎず 十 分 な 電 力 を 確 保 できてい ない 特 にミャンマー カンボジアの 電 力 供 給 環 境 は 発 展 段 階 にあり ミャンマ ーは 発 電 量 こそ 増 えているものの 送 電 ロスが 多 く 安 定 供 給 にはまだ 距 離 がある カンボジアの 発 電 量 は 国 内 需 要 の 約 4 割 を 満 たすにとどまる 残 る 6 割 強 はベト ナムやタイからの 輸 入 に 頼 っているため いきおい 割 高 である ソフト 面 ではインターネットの 普 及 率 が 低 い 労 働 者 についても マネジメン トクラスの 人 材 の 確 保 は 容 易 ではない また ワーカーは 確 保 できても 電 子 部 品 など 高 付 加 価 値 産 業 での 就 業 は 未 経 験 であることは 少 なくない 11

また 法 整 備 の 充 実 も 今 後 の 課 題 である ミャンマーでは 昨 年 11 月 に 外 国 投 資 法 ( 新 外 国 投 資 法 )が 改 正 されたが 実 際 の 運 用 にあたってはミャンマー 投 資 委 員 会 (Myanmar Investment Commission (MIC))の 判 断 による 部 分 が 大 きい 外 資 流 入 を 促 進 する 国 際 的 基 準 に 見 合 うルール 作 りが 待 たれよう 第 7 表 : CLM 諸 国 の 各 種 環 境 比 較 ミャンマー カンボジア ラオス 識 字 率 (%) (( ) 内 は 調 査 年 ) 92.3 (21 年 ) 73.9 (29 年 ) 72.7 (25 年 ) 93.2 (21 年 ) インターネット 普 及 率 (%) (211 年 ) 携 帯 電 話 普 及 率 (%) (211 年 ) 1. 3.1 9. 35.1 2.6 96.2 87.2 143.4 道 路 舗 装 率 (( ) 内 は 調 査 年 ) 電 力 消 費 量 (KWh/ 一 人 当 たり) (21 年 ) 自 動 車 保 有 台 数 (1 人 あたり) 11.9 ( 25 年 ) 6.3 (24 年 ) 13.7 (29 年 ) 47.6 (27 年 ) 131.1 146.1 N.A. 134.6 7 (21 年 ) ( 資 料 ) 世 界 銀 行 資 料 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 抜 粋 21 (25 年 ) ( 注 ) 太 枠 ハイライトは 比 較 可 能 な 国 のなかで 当 該 項 目 が 最 も 低 水 準 にある 国 2 (27 年 ) 13 (27 年 ) おわりに CLM 諸 国 は 今 経 済 の 成 長 ステージを 大 きく 前 進 させるチャンスを 掴 みつつあ る 折 しも 215 年 の ASEAN 経 済 共 同 体 の 創 設 を 控 え ネクストフロンティアで ある CLM 諸 国 への 関 心 は 一 段 と 高 まることが 予 想 される 現 在 の 脚 光 を 一 過 性 のブームで 終 わらせず 持 続 成 長 に 繋 げていくには CLM 諸 国 が 外 資 をうまく 取 り 込 み 成 長 のエンジン 役 に 育 成 していけるかが 鍵 となろう 以 上 (H25.6.19 福 永 雪 子 yukiko_3_fukunaga@mufg.jp) 発 行 : 株 式 会 社 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 1-8388 東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 2-7-1 当 資 料 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 金 融 商 品 の 売 買 や 投 資 など 何 らかの 行 動 を 勧 誘 するものではありません ご 利 用 に 関 しては すべてお 客 様 御 自 身 でご 判 断 下 さいますよう 宜 しくお 願 い 申 し 上 げます 当 資 料 は 信 頼 できると 思 われる 情 報 に 基 づいて 作 成 されていますが 当 室 はその 正 確 性 を 保 証 するものではありません 内 容 は 予 告 なしに 変 更 することがありますので 予 めご 了 承 下 さい また 当 資 料 は 著 作 物 であり 著 作 権 法 により 保 護 されております 全 文 または 一 部 を 転 載 する 場 合 は 出 所 を 明 記 し てください 12