第3章 健康づくりの課題と取組み



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( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

第3章 健康づくりの課題と取組み

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17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

第 2 部 各 論 1 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 及 び 健 康 課 題 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 から, 柏 市 の 健 康 課 題 を 抽 出 します 柏 市 の 現 状 データ 疾 病 の 指 摘 状 況 再 掲 図 4 成 人 の 疾 病 の 指 摘

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●幼児教育振興法案

スライド 1

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

資 料 1 栄 養 食 生 活 脂 肪 やコレステロールを とり 過 ぎない 人 の 増 加 塩 分 を 控 える 人 の 増 加 色 の 濃 い 野 菜 を 食 べる 人 の 増 加 カルシウムを 多 くとる 人 の 増 加 体 重 コントロールを 実 践 する 人 の 増 加 児 童 生 徒 の

 

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

目次

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

健 康 医 療 戦 略 に 係 る 農 林 産 省 の 主 な 取 組 みについて 1. 健 康 長 寿 社 会 の 形 成 のための 食 の 研 究 開 発 の 推 進 2. 医 福 食 農 連 携 の 取 組 の 推 進 3 5 2

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

Microsoft Word - 2章.doc

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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Microsoft Word - 文書 3

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

■認知症高齢者の状況

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

平 成 27 年 度 大 学 生 の 食 生 活 等 生 活 習 慣 調 査 結 果 1 目 的 平 成 25 年 3 月 に 策 定 された 健 康 日 本 21あいち 新 計 画 の 栄 養 食 生 活 分 野 の 目 標 項 目 では 2~6 歳 代 の 肥 満 者 の 割 合 と2~3 歳

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

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16 日本学生支援機構

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

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第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

スライド 1

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別紙3

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

子 育 てをサポート サポートする 休 暇 等 制 度 1 出 産 前 後 の 休 暇 休 暇 等 名 称 妊 娠 出 産 後 通 院 休 暇 ( 特 別 休 暇 ) 妊 娠 中 の 職 員 及 び 出 産 後 1 年 以 内 の 職 員 が 保 健 指 導 又 は 健 康 審 査 を 受 ける 場

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

学校安全の推進に関する計画の取組事例

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 との 連 続 性 幼 稚 園 における 教 育 は 義 務 教 育 就 学 前 の 教 育 として 極 めて 重 要 な 役 割 を 担 っ ていることから 子 どもの 発 達 の 連 続 性 を 踏 まえ 小 学 校 教 育 との 連 続 性 を 意 識

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

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伊勢崎市職員職場復帰支援制度

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別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

退職手当とは

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

資料2 利用者負担(保育費用)

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診療行為コード

23年度版 総社市様式外.xls

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

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第 3 章 健 康 づくりの 課 題 と 取 組 み 健 康 は 日 ごろの 生 活 習 慣 により 大 きな 影 響 を 受 けますが 病 気 になってからこの 習 慣 を 改 善 しようとする 人 が 多 く 見 受 けられます しかしながら 子 どものときか ら 長 い 年 月 を 経 て 身 についた 生 活 の 習 慣 は 容 易 に 改 善 できるものではありません そこで 病 気 にならないための 生 涯 の 目 標 と 取 組 みについて 健 康 増 進 アンケー ト 結 果 による 市 民 の 健 康 意 識 を 基 に ここでは 全 体 を8 分 野 に 分 け 各 分 野 別 に 健 康 づくりの 推 進 に 取 組 みます 1. 栄 養 食 生 活 毎 日 3 食 マメで 健 康 加 えて 野 菜 で しっかり 健 康 栄 養 は 不 足 しても 過 剰 になっても 身 体 に 影 響 を 与 え 疾 患 が 生 じる 原 因 となり ます 生 活 習 慣 病 の 予 防 の 観 点 から 栄 養 食 生 活 に 関 する 正 しい 知 識 を 身 につけ 質 量 ともにバランスのとれた 食 生 活 をすることが 大 切 です 近 年 食 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 は 全 国 的 に 見 受 けられ 将 来 的 な 国 民 の 健 康 が 憂 慮 されることから 平 成 17 年 7 月 に 食 育 基 本 法 が 施 行 されました この 食 育 に 関 する 基 本 理 念 に 基 づき 健 康 で 良 好 な 食 生 活 に 向 かって 個 人 意 識 を 変 え それを 支 援 す る 環 境 づくりが 必 要 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 食 事 の 状 況 1 日 3 食 きちんと 食 べていない 人 は9.6%です 3 食 食 べない 人 は 男 女 とも20 代 に 多 く 食 べない 食 事 では 朝 食 の 欠 食 が 77.5%です 就 学 前 児 の10.9%が 朝 食 を 食 べておらず 小 学 生 では4.3%が 食 べていま せん ( 次 世 代 育 成 支 援 に 関 するニーズ 調 査 データ) 家 族 団 らんの 食 事 は 79.5%と 高 く 多 世 代 同 居 率 の 影 響 と 思 われます 食 育 = 国 民 一 人 ひとりが 生 涯 を 通 じた 健 全 な 食 生 活 の 実 現 食 文 化 の 継 承 健 康 の 確 保 等 が 図 られるよう 自 らの 食 について 考 える 習 慣 や 食 に 関 する 様 々な 知 識 と 食 を 選 択 する 判 断 力 を 身 につけるための 学 習 等 の 取 組 み - 16 -

2 肥 満 の 状 況 BMIで 見 ると 72.6%の 人 が 標 準 範 囲 です 30~40 歳 代 の 男 性 の2 割 以 上 と60 歳 以 上 の 女 性 の2 割 がBMI25を 超 えて 肥 満 傾 向 となっています BMI18.5 未 満 のやせの 人 は19~29 歳 の 女 性 の2 割 です 3 栄 養 のバランスと 減 塩 栄 養 のバランスを 考 えて 食 べない 人 は31.2% 性 別 年 齢 別 では20 代 の 男 性 で6 割 女 性 で4 割 となっています 食 事 で 注 意 をしている 点 は 規 則 正 しく 食 事 をする 主 食 を 毎 食 食 べる 大 豆 製 品 を 適 量 食 べるが 上 位 となっています 血 圧 が 高 い 地 域 であるにも 係 わらず 塩 分 を 控 える 人 は44.2% 油 脂 の 種 類 と 量 を 考 えて 食 べる 人 は27.9%と 低 くなっています 4 外 食 と 成 分 表 示 の 状 況 39.2%が 頻 度 は 少 ないものの 外 食 をしています 性 別 年 齢 別 では ほと んど 毎 日 1 回 が40 代 に 多 く 女 性 では 週 に2~5 回 が20 代 に 多 く 見 られます 食 品 の 成 分 表 示 を 参 考 にする 人 は6 割 です (2) 健 康 の 課 題 1 朝 食 をしっかり 食 べる 朝 食 の 欠 食 は 子 どもたちの 塾 通 いや 親 の 就 業 時 間 のずれなどが 家 庭 の 基 本 生 活 リズムを 圧 迫 し 夜 型 の 生 活 となる 結 果 と 推 測 されます 朝 食 は 1 日 のスタートの 栄 養 補 給 として 重 要 なことから 毎 日 朝 食 をとる 人 を 増 やすことが 必 要 です BMI 指 数 = 体 重 kg/( 身 長 m)2で 計 算 される 指 数 で 肥 満 度 判 定 の 方 法 です 22を 標 準 とし 18.5 未 満 はやせすぎ 25.0 以 上 は 肥 満 となりま す - 17 -

2 栄 養 のバランスを 考 えて 食 べる 栄 養 の 過 剰 摂 取 とバランスの 偏 りが 見 られます 肥 満 や 脳 血 管 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 と 食 生 活 の 関 連 は 高 く 主 食 主 菜 副 菜 のバランスの 改 善 や 適 正 量 の 知 識 家 族 とゆっくり 食 事 をする 食 環 境 の 見 直 しが 必 要 です また 味 が 確 立 する 乳 幼 児 期 は 出 来 合 いの 味 になれることの 不 安 があ ります レトルト 食 品 等 ばかりに 頼 らない 食 の 質 の 点 検 が 必 要 です 3 減 塩 食 を 心 がける 塩 分 を 控 えていると 意 識 している 場 合 でも 実 際 は 適 正 量 を 超 えている こともあり 減 塩 の 意 識 だけでなく 適 正 量 に 関 して 試 食 での 体 験 や 食 事 全 体 での 塩 分 量 を 減 らす 献 立 指 導 が 必 要 です 4 肥 満 を 予 防 する 4~5 歳 からの 幼 児 の 肥 満 が 見 られます 幼 児 期 からの 肥 満 は 大 人 の 肥 満 や 生 活 習 慣 病 につながる 傾 向 が 強 く 子 どもの 食 事 だけでなく 家 庭 での 食 生 活 について 見 直 しと 理 解 が 必 要 です - 18 -

(3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 朝 食 をしっかりと 3 食 きちんと 食 べる 自 分 の 適 正 体 重 を 知 り コントロールする 食 品 の 栄 養 成 分 を 理 解 し バランスを 考 えて 食 べるよう 気 をつける 塩 分 脂 質 糖 分 のとりすぎに 気 をつける 家 庭 の 取 組 み 地 域 の 産 物 や 旬 の 素 材 を 使 って 食 の 安 全 や 豊 かな 感 性 を 育 てる 主 食 主 菜 副 菜 のバランスを 考 え 手 づくりの 食 事 を 大 切 にする 子 どもの 好 き 嫌 いを 減 らすように 家 族 で 食 生 活 を 見 直 す 家 庭 でも 気 軽 にできるおやつづくりや 家 庭 菜 園 などの 食 育 に 挑 戦 する 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 子 どもの 発 育 発 達 に 応 じた 食 育 情 報 を 保 護 者 に 提 供 する 食 に 関 するテーマを 通 して 親 子 で 栄 養 食 生 活 を 学 べる 機 会 をつくる 給 食 を 食 べる 会 を 開 催 し 具 体 的 な 食 育 と 情 報 交 換 の 場 とする 作 物 を 自 分 で 育 て 料 理 し 食 べる 食 育 の 機 会 を 積 極 的 につくる 地 域 や 職 場 の 取 組 み 社 員 の 健 康 管 理 を 通 じ 必 要 に 応 じて 栄 養 指 導 が 受 けられるようにする 食 生 活 改 善 推 進 員 による 生 活 習 慣 病 予 防 につながる 食 事 を 普 及 する 地 場 でつくられる 新 鮮 な 農 作 物 の 提 供 ができる 体 制 を 推 進 する 郷 土 料 理 を 伝 承 する 行 政 の 取 組 み いつでも 栄 養 食 生 活 に 関 する 相 談 や 指 導 が 受 けられる 体 制 を 整 える 自 分 の 体 と 活 動 に 合 った1 日 の 食 事 量 とバランスを 考 えられる 知 識 を 普 及 する 家 庭 学 校 地 域 企 業 と 協 力 して 食 育 を 推 進 する 減 塩 や 献 立 について 具 体 的 な 料 理 の 講 習 会 や 試 食 会 を 行 う - 19 -

(4) 指 標 と 目 標 値 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 1 日 3 食 食 べていない 人 の 減 少 9.6%(ア) 7% - - 栄 養 バランスを 考 えて 食 べる 人 の 増 加 67.7%(ア) 80% - 70% 塩 分 を 控 える 人 の 増 加 44.2%(ア) 55% - - 糖 分 を 控 える 人 の 増 加 28.1%(ア) 40% - - 緑 黄 色 野 菜 を 積 極 的 に 食 べる 人 の 増 加 46.4%(ア) 55% - - 子 どもの 肥 満 の 減 少 肥 満 者 (BMI25 以 上 )の 減 少 保 育 園 4.4%( 保 ) 3% 小 学 生 10.3%( 学 ) 7% 中 学 生 10.9%( 学 ) 7% - 7% 20-60 代 男 性 25.0%( 健 ) 15% 15% 15% 20-60 代 女 性 19.9%( 健 ) 15% 15% 20% 20 代 女 性 やせ(BMI18.5 未 満 )の 減 少 22.2%( 健 ) 15% 20% 15% (ア)=アンケート 結 果 ( 保 )= 保 育 園 健 康 調 査 結 果 ( 学 )= 学 校 健 康 調 査 結 果 ( 健 )= 健 診 データ 結 果 - 20 -

2. 身 体 活 動 運 動 楽 しく1 歩 続 けて1 歩 歩 いて 進 める 健 康 づくり 身 体 活 動 運 動 は 生 活 習 慣 病 のリスクを 減 らし 健 康 な 生 活 につながることは 殆 んど 誰 もが 知 っています また 気 分 をリフレッシュしてストレス 解 消 など 心 の 健 康 を 維 持 したり 筋 肉 や 骨 を 鍛 え 寝 たきりの 予 防 をするなど 生 活 の 質 の 向 上 に 効 果 がある 事 もよく 知 られています しかし 自 分 が 日 々の 生 活 のなかでどれだけ 実 践 できるか 生 活 をどう 改 善 すれ ばよいかを 理 解 している 人 は 少 ないのが 現 実 です そこで 自 分 の 生 活 スタイルに 無 理 なくとり 入 れられる 身 体 活 動 や 運 動 習 慣 を 推 奨 していく 必 要 があります また 関 係 機 関 と 連 携 し 運 動 を 習 慣 化 できる 環 境 づくりが 必 要 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 運 動 への 関 心 度 運 動 をしている 人 は45.6% 関 心 はあるが 実 際 にはしていない 人 36.3% 運 動 するつもりがない 人 15.9%となっています 関 心 が 低 い 年 代 は 男 性 の40~59 歳 と 女 性 の19~39 歳 70 歳 以 上 です 2 運 動 しない 理 由 近 い 将 来 運 動 するつもりがない 理 由 は 時 間 に 余 裕 がない 面 倒 だ 何 をしてよいかわからない が 多 くなっています 地 域 の 特 性 として 冬 季 間 も 継 続 して 運 動 することが 難 しい 地 域 です 3 運 動 の 状 況 現 在 行 っている 運 動 で 最 も 多 いのは ウォーキング です 今 後 したいと 思 う 運 動 で 最 も 多 いのも ウォーキング でした ウォーキングは 一 人 でも いつでも 何 処 でも 手 軽 に 行 える 反 面 地 域 的 に 冬 場 の 実 施 や 継 続 的 に 行 うことの 難 しさがあります 身 体 活 動 = 従 来 からの 運 動 だけでなく 家 事 や 労 働 レジャーや 趣 味 の 活 動 など 体 を 動 かしてエネルギーを 使 うことをいいます 近 年 は 交 通 手 段 の 発 達 や 家 事 や 仕 事 の 自 動 化 職 場 での 軽 作 業 の 増 加 により 身 体 活 動 の 低 下 が 問 題 となっています - 21 -

4 平 均 歩 行 数 国 の 一 日 の 平 均 歩 行 数 は 男 性 8,202 歩 女 性 7,282 歩 南 魚 沼 市 では 男 性 7,518 歩 女 性 6,042 歩 と 国 県 平 均 より 低 くなっています (2) 健 康 の 課 題 1 運 動 の 取 組 みと 継 続 に 努 める 適 度 な 身 体 活 動 と 運 動 の 大 切 さは 認 識 しながら 実 際 の 行 動 に 移 せない 人 が 多 く 自 分 の 生 活 に 合 わせて 手 軽 に 取 組 める 身 体 活 動 の 情 報 提 供 と 運 動 をする 場 や 機 会 の 確 保 が 必 要 です また 楽 しみながら 運 動 できる 場 の 提 供 や 子 どもがいても 参 加 しやすい 運 動 スペースの 確 保 冬 季 の 身 体 活 動 プ ログラムの 整 備 が 必 要 です 2 ウォーキングを 推 奨 する 誰 でも 手 軽 に 取 組 めるウォーキングが 効 果 的 なことから 年 齢 や 身 体 状 況 にあった 正 しいウォーキング 方 法 の 普 及 とコースの 整 備 が 必 要 です ま た 全 ての 年 齢 において 歩 くことを 生 活 にとり 入 れる 啓 発 が 必 要 です 3 壮 年 や 高 齢 者 の 運 動 を 推 進 する 運 動 を 続 けるためには 身 近 な 場 所 の 確 保 が 必 要 です 近 隣 の 公 民 館 や 公 益 施 設 を 利 用 した 運 動 プログラムの 整 備 など 身 体 活 動 の 場 や 機 会 の 整 備 が 必 要 です (3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 自 動 車 依 存 を 見 直 し 歩 くことを 心 がけ 楽 しむ 生 活 のなかに 体 を 動 かす 機 会 をこまめにつくる まずは 楽 しめそうな 運 動 から 始 めてみる - 22 -

万 歩 計 を 着 ける 習 慣 を 持 つ 家 庭 の 取 組 み 家 のなかで 行 える 運 動 の 工 夫 と 努 力 をする 親 子 で 一 緒 に 体 を 動 かせる 遊 びの 時 間 を 増 やす 休 日 も 気 持 ちよく 身 体 を 動 かす 運 動 を 継 続 できるようにお 互 いにサポートする 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 体 を 動 かすことが 楽 しいと 思 える 体 験 の 機 会 をつくる 基 礎 体 力 の 向 上 を 図 る 家 族 で 参 加 できる 運 動 の 催 しを 計 画 する 生 涯 にわたる 運 動 の 必 要 性 の 教 育 を 行 う 地 域 や 職 場 の 取 組 み 休 憩 時 間 等 に 職 場 体 操 を 行 う ラジオ 体 操 を 子 どもだけでなく 全 年 代 層 で 行 う 身 近 な 地 域 のなかでウォーキング 仲 間 をつくる 集 落 集 会 所 でのレインボー 健 康 体 操 を 実 施 する 行 政 の 取 組 み 運 動 施 設 利 用 の 情 報 提 供 と 施 設 を 整 備 する レインボー 健 康 体 操 の 推 奨 とビデオ 等 も 利 用 して 全 年 代 層 に 広 げる 運 動 の 推 進 や 情 報 提 供 を 継 続 して 行 うための 指 導 者 を 育 成 する 安 全 な 歩 道 整 備 など 社 会 基 盤 整 備 を 促 進 する レインボー 健 康 体 操 =62ページのレインボー 健 康 体 操 活 用 の 健 康 づくり 参 照 - 23 -

(4) 指 標 と 目 標 値 意 識 的 に 運 動 を 心 がける 人 の 増 加 日 常 生 活 における 歩 数 の 増 加 運 動 習 慣 のある 人 の 増 加 (1 日 30 分 週 2 回 1 年 以 上 ) ( 調 )= 単 独 調 査 結 果 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 20-59 歳 男 性 45.9%( 健 ) 61% 61% 63% 20-59 歳 女 性 54.3%( 健 ) 63% 64% 63% 20-59 歳 男 性 7,455 歩 ( 調 ) 8,400 歩 8,400 歩 9,200 歩 以 上 20-59 歳 女 性 6,042 歩 ( 調 ) 7,400 歩 7,400 歩 8,300 歩 以 上 20-59 歳 男 性 9.1%( 調 ) 33% 33% 39% 20-59 歳 女 性 9.7%( 調 ) 33% 33% 35% - 24 -

3.たばこ 考 えて 吸 わない 人 の 健 康 も --- 分 煙 そして 禁 煙 へ--- 喫 煙 は 肺 がんをはじめ 心 臓 病 脳 血 管 疾 患 呼 吸 器 疾 患 など 様 々な 病 気 を 誘 発 する 原 因 となり 低 体 重 児 出 生 や 流 産 早 産 などの 危 険 因 子 や 歯 周 疾 患 にも 影 響 を 与 えるといわれています また 喫 煙 者 自 身 の 健 康 を 害 するばかりでなく 受 動 喫 煙 など 周 りに 与 える 影 響 も 大 きな 問 題 となっています 近 年 の 喫 煙 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 は 分 煙 や 禁 煙 区 域 の 拡 大 などの 取 組 みが 進 ん でいる 一 方 相 変 わらず 主 要 年 齢 層 の 喫 煙 率 は 高 く 身 体 や 周 りに 与 える 影 響 は 理 解 されても 止 められない 現 状 がうかがわれます 今 後 も 社 会 全 体 で 禁 煙 に 取 組 む 環 境 づくりが 必 要 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 喫 煙 状 況 現 在 吸 っている 人 は25.2%で 最 も 吸 っている 割 合 が 高 い 年 代 は 男 性 は19~39 歳 女 性 は19~49 歳 となっています 禁 煙 を 試 みたり 考 えたことがある 人 は87.3%となっています 喫 煙 率 は 男 性 37.9%( 全 国 43.3%) 女 性 13.6%( 同 12.0%)ですが 20 代 女 性 では24.1%( 同 18.0%) 30 代 女 性 で20.7%( 同 18.0%)になっ ています 喫 煙 を 経 験 した 年 齢 は 19 歳 以 下 が 全 体 の28.8% 内 訳 は 男 性 の30.0% 女 性 で25.3%です 中 学 生 くらいから 悪 びれたい かっこいい と 興 味 をもち 始 める 状 況 がうかがえます 2 受 動 喫 煙 受 動 喫 煙 による 健 康 被 害 の 認 知 度 は 89.6%と 高 い 反 面 で6.4%が 知 らな いと 答 えています 禁 煙 したほうが 望 ましい 場 所 は 医 療 機 関 公 共 施 設 教 育 機 関 が 高 い 反 面 で 職 場 道 路 公 園 などは10% 台 と 低 くなっています - 25 -

3 病 気 への 認 識 喫 煙 が 影 響 する 病 気 の 認 識 は 妊 婦 への 影 響 の74.4%を 除 いて 肺 がん の82.2%など 気 管 に 関 する 認 識 が 高 く 他 の 病 気 への 影 響 の 認 識 は 低 くなっています (2) 健 康 の 課 題 1 未 成 年 の 喫 煙 を 無 くそう 子 どもの 前 で 吸 わない 運 転 中 は 吸 わないなどのマナーを 徹 底 し 子 ど もへの 受 動 喫 煙 の 防 止 など 若 年 者 の 喫 煙 を 許 容 しない 環 境 づくりが 必 要 で す また 未 成 年 の 喫 煙 は 成 人 してからの 喫 煙 よりも 中 毒 性 や 虚 血 性 心 疾 患 に 罹 るリスクが 大 きいといわれ 関 係 機 関 と 連 携 し 少 年 期 からの 禁 煙 教 育 が 必 要 です 2 妊 娠 授 乳 中 の 喫 煙 は 止 めよう 女 性 の 喫 煙 率 が 増 加 傾 向 にあり 過 去 の 喫 煙 歴 も 含 めると 20 代 35% 30 代 44%で 妊 娠 授 乳 中 の 喫 煙 も 高 いことが 推 測 されます 喫 煙 が 胎 児 や 子 どもに 及 ぼす 影 響 についての 知 識 の 普 及 と 禁 煙 教 育 が 課 題 です 3 禁 煙 分 煙 対 策 を 進 めよう 喫 煙 マナーや 公 共 施 設 での 喫 煙 分 煙 対 策 など 個 人 では 防 御 できない 受 動 喫 煙 の 被 害 をなくすため 生 活 環 境 のなかで 禁 煙 分 煙 対 策 を 充 実 させて いくことが 必 要 です - 26 -

(3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 子 どもの 前 妊 娠 中 の 人 の 前 では 喫 煙 しない 受 動 喫 煙 の 影 響 を 認 識 し 非 喫 煙 者 への 思 いやりを 心 がける 自 分 の 喫 煙 本 数 を 自 覚 し 減 少 に 向 け 目 標 を 設 定 し 最 終 的 に 禁 煙 する 喫 煙 のルールを 守 る 家 庭 の 取 組 み 子 どもの 前 では 吸 わない 勧 めない 吸 わせない 家 族 をあげて 禁 煙 に 取 組 む 家 庭 内 での 禁 煙 時 間 禁 煙 区 間 を 設 定 する 子 どもに 対 して 喫 煙 の 有 害 性 と 身 体 に 及 ぼす 影 響 の 知 識 を 正 しく 伝 える 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み たばこの 害 や 仲 間 から 誘 われたときの 断 り 方 を 教 える 喫 煙 による 健 康 被 害 の 知 識 を 普 及 し 禁 煙 教 育 を 進 める 女 性 の 喫 煙 と 妊 娠 や 出 産 母 体 保 護 の 面 からの 教 育 に 取 組 む 子 どもが 生 活 する 施 設 での 敷 地 内 禁 煙 を 実 施 する 地 域 や 職 場 の 取 組 み 喫 煙 しないことが 当 たり 前 という 環 境 をつくる 地 域 の 集 会 所 等 での 禁 煙 分 煙 を 進 める 飲 食 店 での 禁 煙 分 煙 を 進 める 禁 煙 分 煙 宣 言 施 設 登 録 制 度 への 参 加 登 録 を 呼 びかける 行 政 の 取 組 み 喫 煙 が 及 ぼす 健 康 被 害 の 知 識 普 及 を 積 極 的 に 行 い 禁 煙 運 動 を 実 施 する 禁 煙 分 煙 宣 言 施 設 登 録 制 度 の 推 奨 と 禁 煙 区 域 の 拡 大 に 取 組 む スモーカーライザーなど 禁 煙 の 動 機 づけとなる 教 材 を 活 用 し 健 診 や 指 導 会 でPRする 受 動 喫 煙 の 有 害 さについて 広 報 する スモーカーライザー= 呼 気 中 の 一 酸 化 炭 素 濃 度 測 定 器 - 27 -

(4) 指 標 と 目 標 値 喫 煙 者 の 減 少 未 成 年 者 の 喫 煙 の 減 少 ( 現 状 は 健 診 対 象 の19 歳 のデータ) 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 男 性 46.3%( 健 ) 39% 39% - 女 性 9.4%( 健 ) 5% 5% - 30.8%( 健 ) 0% 0% 0% 公 共 施 設 での 敷 地 内 禁 煙 の 増 加 28.9%( 衛 ) 70% 100% - 公 共 施 設 での 禁 煙 分 煙 対 策 の 増 加 69.4%( 衛 ) 100% 100% - 喫 煙 が 健 康 に 影 響 を 及 ぼす ことを 知 っている 人 の 増 加 肺 がん 82.2%(ア) 100% 100% - 歯 周 病 36.9%(ア) 100% 100% - 喫 煙 者 の 禁 煙 を 試 みる 人 の 増 加 39.0%(ア) 50% - - 受 動 喫 煙 の 健 康 被 害 知 っている 人 の 増 加 89.6%(ア) 100% - - ( 衛 )= 衛 生 委 員 会 調 査 結 果 - 28 -

4.アルコール 節 度 ある 適 量 飲 酒 で 健 康 生 活 嗜 好 品 として 適 量 のアルコールは 心 身 をリラックスさせてストレスの 解 消 に 役 立 つなど 生 活 や 人 間 関 係 に 潤 いを 与 える 効 果 があります 一 方 で 適 量 を 超 えると 健 康 に 対 する 危 険 な 飲 み 物 となります また 徐 々に 耐 性 が 形 成 され 飲 酒 量 が 増 える 傾 向 があり 適 量 を 超 えた 飲 酒 の 習 慣 化 により 糖 尿 病 肝 臓 病 がんなど 様 々な 疾 患 の 発 症 の 要 因 だけでなく アルコ ールへの 依 存 を 形 成 し 身 体 的 精 神 的 健 康 を 損 なうことを 認 識 し 節 度 ある 適 度 な 飲 酒 のための 環 境 づくりが 重 要 です また 薬 物 による 依 存 症 や 乱 用 についても 社 会 全 体 の 問 題 としてアルコールとともに 取 組 む 必 要 があります (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 飲 酒 の 状 況 毎 日 飲 む 男 性 は41.9% 30 代 以 上 にこの 傾 向 が 見 られます ほとんど 飲 まない 女 性 は58.9% しかし 40 代 ~60 代 の1 割 以 上 が 毎 日 飲 むと 答 えて います 1 日 の 平 均 飲 酒 量 は 1 合 以 上 ~2 合 未 満 が 多 く 見 られます 40 代 50 代 の 男 性 では 2 合 以 上 ~3 合 未 満 の 割 合 が 一 番 高 く 20 代 ~ 40 代 の 女 性 の 約 2 割 も 2 合 以 上 ~3 合 未 満 となっています 2 未 成 年 の 飲 酒 たばこは 仲 間 から 酒 は 大 人 から といわれ 地 域 的 に 飲 酒 に 寛 容 で 飲 酒 のきっかけを 大 人 がつくる 場 合 が 見 られます 少 量 だからとお 酒 を 飲 むことを 容 認 する 結 果 が 飲 酒 の 低 年 齢 化 ばかりで なく 薬 物 へのゲートウェイ ドラッグとなる 可 能 性 もあります ゲートウェイ ドラッグ=ある 行 為 が 違 法 な 薬 物 の 常 用 につながるきっかけになること 未 成 年 の 飲 酒 がこれにあたりアルコールが 気 分 を 開 放 し 判 断 力 を 低 下 させるなかで 薬 物 を 勧 められ 手 を 出 してしまうことがあり そう 呼 ばれます - 29 -

3 アルコール 依 存 ストレスの 解 消 法 に 対 して アルコール 飲 料 を 飲 む は4 人 に1 人 休 肝 日 がある とした 人 は1 割 程 度 となっています 週 3 日 以 上 飲 む 人 が39.5% 1 日 平 均 3 合 以 上 飲 む 人 が11.9%で 多 量 飲 酒 者 からアルコール 依 存 につながる 危 険 が 高 くなっています (2) 健 康 の 課 題 1 健 康 的 な 飲 酒 に 努 める 毎 日 飲 む 人 や 多 量 飲 酒 者 が 多 い 反 面 休 肝 日 がある 人 9.4% 何 も 心 がけ ない 人 10.5%と 健 康 的 な 飲 酒 とはいえない 面 が 強 く 適 量 を 維 持 し 休 肝 日 を 設 けるなど 適 正 飲 酒 の 周 知 が 必 要 です 2 未 成 年 の 飲 酒 を 無 くする 飲 酒 に 寛 容 な 地 域 性 が 見 られ どこに 行 っても 酒 が 出 若 い 世 代 から 飲 み 始 める 傾 向 があり 家 庭 地 域 で 未 成 年 者 の 飲 酒 に 対 しての 考 え 方 を 見 直 すことが 必 要 です 3 アルコールに 依 存 しない アルコールは 睡 眠 を 助 けると 思 う 人 がいますが アルコールは 興 奮 作 用 が 強 い 飲 み 物 です また アルコール 性 肝 障 害 やアルコール 依 存 で 生 活 に 影 響 をきたす 人 が 見 られます 一 人 で 飲 み 止 められなくなり アルコー ル 依 存 症 や 60 代 で 認 知 症 の 症 状 が 現 れることもあり 対 策 が 必 要 です 4 妊 娠 授 乳 中 の 飲 酒 は 止 めよう 20 代 30 代 の 女 性 の 飲 酒 頻 度 や 飲 酒 量 に 高 い 数 値 が 見 られ 胎 児 性 アル コール 症 候 群 などの 危 険 因 子 であることの 情 報 提 供 と 周 知 が 必 要 です 多 量 飲 酒 者 =1 日 当 たりの 平 均 飲 酒 量 を 日 本 酒 換 算 で3 合 ( 平 均 純 アルコール60g) 以 上 を 健 康 及 び 生 産 性 に 影 響 が 出 るとして 健 康 日 本 21で 規 定 されている 適 正 飲 酒 =1 日 平 均 純 アルコール 約 20g 程 度 の 飲 酒 日 本 酒 に 換 算 すると1 合 ビールでは 中 ビン1 本 程 度 週 2 日 の 休 肝 日 が 必 要 です 胎 児 性 アルコール 症 候 群 = 妊 娠 中 に 飲 酒 することにより 胎 児 にアルコールの 影 響 が 及 び 生 まれてくる 子 どもに 見 られる 発 達 障 がいや 行 動 障 がい 学 習 障 がいなどの 障 がい - 30 -

(3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 健 康 的 な 適 量 飲 酒 と 週 2 日 の 休 肝 日 を 心 がける 人 に 一 気 飲 みや 飲 酒 を 無 理 に 勧 めない 飲 んだら 運 転 しない 飲 ませたら 運 転 させない 未 成 年 者 はアルコールに 手 を 出 さない 出 させない 家 庭 の 取 組 み アルコールの 害 を 知 り 親 世 代 として 未 成 年 に 飲 酒 をさせない 家 庭 内 で 適 正 飲 酒 や 禁 酒 デーをつくるなど 家 族 ぐるみで 協 力 する 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 保 育 園 学 校 行 事 ではアルコールは 禁 止 する 喫 煙 飲 酒 薬 物 の 怖 さや 危 険 さを 教 える 機 会 を 増 やす アルコールの 教 育 で 正 しい 知 識 を 普 及 し 好 奇 心 からの 飲 酒 を 防 止 する 地 域 や 職 場 の 取 組 み 未 成 年 者 の 飲 酒 を 容 認 しない 地 域 行 事 で 未 成 年 者 に 飲 酒 を 勧 めない 子 どもがお 酒 を 購 入 できない 環 境 づくりを 推 進 する 地 域 行 事 で 男 性 の 節 酒 のために 男 性 が 積 極 的 に 後 片 付 けをする 行 政 の 取 組 み アルコールに 関 する 情 報 提 供 や 相 談 窓 口 を 充 実 させる アルコールが 身 体 に 及 ぼす 害 依 存 症 問 題 行 動 の 学 習 機 会 を 増 やす 多 量 飲 酒 者 の 減 少 未 成 年 の 飲 酒 防 止 節 度 ある 適 切 な 飲 酒 知 識 を 普 及 する アルコールを 止 めたい 人 への 積 極 的 な 支 援 をする - 31 -

(4) 指 標 と 目 標 値 未 成 年 者 の 飲 酒 の 減 少 ( 現 状 は 健 診 対 象 の19 歳 のデータ) 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 23.1%( 健 ) 0% 7.1% 0% 1 日 3 合 以 上 飲 酒 する 人 の 減 少 9.8%(ア) 3.2% - 3.2% 以 下 休 肝 日 をもつ 人 の 増 加 9.4%(ア) 20% - - - 32 -

5. 糖 尿 病 循 環 器 疾 患 がん 健 診 は 健 康 づくりの 第 1 歩 南 魚 沼 市 の 死 亡 原 因 は 悪 性 新 生 物 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 の 順 となっており 悪 性 新 生 物 がやや 増 加 傾 向 にあります 現 代 は 高 度 な 医 療 技 術 や 経 済 の 進 歩 により 生 活 が 豊 かになった 反 面 過 食 美 食 運 動 不 足 という 問 題 が 新 たに 起 こり 糖 尿 病 心 臓 病 などが 増 加 しています このような 不 適 切 な 生 活 習 慣 が 多 くの 病 気 の 原 因 になることは 知 っていても い ざ 自 分 のこととなると 生 活 習 慣 を 変 えることはなかなか 難 しいことです 生 活 をと もにする 家 族 や 自 分 自 身 の 平 均 寿 命 健 康 寿 命 を 延 ばすために 早 期 発 見 はもとよ り 一 人 ひとりが 自 ら 病 気 を 発 症 しない 生 活 習 慣 を 身 につけることが 大 切 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 生 活 習 慣 病 の 状 況 脳 卒 中 の 発 症 が 多 い 地 域 であり 脳 血 管 疾 患 による 死 亡 率 は 全 国 や 新 潟 県 より 高 いのが 現 状 です 40~64 歳 の 働 き 盛 り 世 代 が 亡 くなる 原 因 は 悪 性 新 生 物 が 第 1 位 となって おり 新 潟 県 より 高 いのは 女 性 の 乳 がん 子 宮 がんです 2 健 診 結 果 の 状 況 17 年 度 の 健 診 データでは 男 性 の40 代 ~50 代 27% 70 代 21% 女 性 の40 代 26% 50 代 20% 60 代 30%と 新 潟 県 の 年 代 別 肥 満 の 割 合 よりも 高 くな っています 異 常 所 見 では 糖 代 謝 血 圧 脂 質 代 謝 を 重 複 している 人 が20% 程 度 あ り メタボリックシンドロームや 糖 尿 病 を 疑 われる 状 況 がうかがえます 男 性 の 異 常 所 見 の 割 合 が 多 く 若 い 年 代 から 中 年 期 までにその 割 合 が 多 い 傾 向 にあります - 33 -

3 健 康 診 査 受 診 の 状 況 早 期 発 見 早 期 治 療 は 有 効 な 手 段 ですが がん 検 診 の 受 診 率 は 決 して 高 い とはいえない 状 況 です 受 診 しない 人 は11.0% 受 診 しない 理 由 については 面 倒 くさい 22.8% 仕 事 が 忙 しい 19.7% 何 か 指 摘 されるのが 怖 い 11.8%で 性 別 年 齢 別 には 40 代 50 代 男 性 の 受 診 率 が 低 くなっています 4 生 活 習 慣 の 改 善 意 識 生 活 習 慣 病 予 防 のために 生 活 習 慣 を 改 善 しようと 思 う 人 は79.2%で 必 要 なサポートは 家 族 の 協 力 52.4% 医 師 のアドバイス 40.4% 健 診 の 結 果 説 明 や 指 導 34.1%となっています 健 康 に 自 信 がある 嗜 好 品 などを 制 限 したくない などの 理 由 で 生 活 を 改 善 しようと 思 わない 人 もあり 改 善 の 意 識 の 低 さや 難 しさもうかが えます (2) 健 康 の 課 題 1 健 康 診 査 を 受 けて 自 分 の 危 険 因 子 を 理 解 しよう 生 活 習 慣 病 予 防 のために 健 診 を 受 けることや 結 果 を 受 け 止 めてどう 生 活 改 善 したらいいか 理 解 することは 大 事 な 出 発 点 です 特 に 働 き 盛 り 世 代 の 受 診 率 が 低 く 受 診 勧 奨 や 健 診 体 制 の 工 夫 メタボリックシンドローム 及 び 予 備 群 に 対 するアプローチの 充 実 で 受 診 率 向 上 と 結 果 を 生 活 に 活 かす 取 組 みが 必 要 です 2 食 生 活 の 改 善 をしよう 食 生 活 の 状 況 は 腹 八 分 目 や 塩 分 糖 分 コレステロールを 控 える 割 合 が 低 い 状 況 です いつでも 何 でも 食 べられる 時 代 であるため 自 分 の 適 量 を 知 り 自 ら 適 量 に 抑 えることが 必 要 です また 1 日 の 食 事 バランスや 病 態 に 合 わせた 食 事 の 工 夫 ができる 知 識 の 普 及 と 環 境 整 備 が 必 要 です - 34 -

3 生 活 に 運 動 ( 身 体 活 動 )を 取 り 入 れよう 生 活 習 慣 病 予 防 に 運 動 や 身 体 活 動 が 効 果 的 だという 知 識 はあるが それ を 具 体 的 な 行 動 に 移 せていない 人 が 多 いようです 運 動 を 身 近 に 取 り 組 め る 意 識 改 革 や 一 人 ひとりにあった 運 動 プログラムやその 支 援 が 必 要 です (3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 自 分 で 自 分 の 健 康 管 理 ができるように 年 1 回 は 健 診 を 受 ける 健 診 結 果 と 生 活 習 慣 の 関 連 を 学 習 する 適 正 体 重 を 維 持 し 自 分 の 健 康 状 態 にあった 生 活 習 慣 を 実 践 する 家 庭 の 取 組 み 健 診 を 受 診 するようお 互 いに 勧 め 合 い 健 診 結 果 を 家 族 に 話 す 健 診 で 異 常 や 不 安 があった 場 合 は 受 診 や 教 室 を 勧 める 食 習 慣 が 生 活 習 慣 病 の 要 因 であることを 理 解 し 改 善 する 家 庭 で 血 圧 を 測 る 習 慣 をもつ 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 子 どものときから 生 活 習 慣 病 予 防 のための 知 識 を 広 める 肥 満 が 生 活 習 慣 病 の 原 因 になることを 教 える 健 康 的 な 食 習 慣 や 生 活 リズムを 身 につけるようにする 地 域 や 職 場 の 取 組 み 地 域 で 健 診 を 受 ける 雰 囲 気 をつくる 地 域 で 健 康 アドバイスができる 人 材 を 育 成 する 職 場 健 診 やその 後 のフォローを 徹 底 できるような 体 制 をつくる 職 場 で 生 活 習 慣 病 予 防 の 勉 強 会 や 相 談 を 実 施 する 行 政 の 取 組 み 健 診 の 充 実 とともに 健 診 結 果 をより 解 りやすくする - 35 -

健 診 の 必 要 性 が 理 解 できるように 検 査 の 意 味 などの 知 識 を 普 及 する 危 険 因 子 のある 人 には それを 軽 減 できる 効 果 的 な 働 きかけをする 取 組 みやすく 続 けられる 健 康 づくりの 普 及 や 医 師 会 等 関 係 機 関 と 連 携 した 体 制 をつくる (4) 指 標 と 目 標 値 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 基 本 健 診 受 診 者 の 増 加 59.6% 70% 50% - 要 指 導 者 で 指 導 を 受 けた 人 の 増 加 33.8% 50% - - 基 本 健 診 結 果 で 異 常 のない 人 の 増 加 9.5% 12% - - 平 均 最 大 血 圧 の 低 下 129.1mmHg 128 mmhg - - 脳 血 管 死 亡 率 の 低 下 (10 万 対 ) 154.75 142 - - 胃 28.4% 40% 30% 50% 大 腸 33.1% 40% 28% 50% がん 検 診 受 診 者 の 増 加 肺 64.0% 70% 53% 50% 乳 24.4% 40% 23% 50% 子 宮 37.0% 45% 26% 50% がん 死 亡 率 の 低 下 (10 万 対 ) 238.44 221 - - 平 成 17 年 度 健 診 事 業 まとめから - 36 -

6. 介 護 予 防 脳 トレ 筋 トレと いきがい やりがいで いきいきライフを 日 本 の 高 齢 者 人 口 は 介 護 保 険 制 度 導 入 の 平 成 12 年 度 は17.3% 団 塊 の 世 代 が 高 齢 者 となる 平 成 27 年 度 は28.7%(3,743 万 人 )と 推 定 されます このような 状 況 で 要 介 護 となる 人 を 少 しでも 減 らし その 人 の 生 活 人 生 を 尊 重 し できる 限 り 自 立 した 生 活 を 送 れるように 支 援 すること で 200 万 人 といわれる 要 支 援 要 介 護 1 段 階 の 人 の 状 況 の 悪 化 を 防 ぎ 自 立 支 援 の 環 境 づくりに 取 組 む 必 要 があります 南 魚 沼 市 では 要 介 護 1の 認 定 者 が 多 く 要 支 援 の 平 成 15~17 年 の 伸 び 率 は 44.2%です この 要 支 援 要 介 護 1が 多 いことは 心 身 の 障 がいの 軽 い 状 態 で 利 用 する 人 が 多 いことを 表 し 筋 骨 格 系 疾 患 脳 血 管 疾 患 認 知 症 などの 原 因 疾 患 の 予 防 が 必 要 です また 将 来 的 に 介 護 を 必 要 とする 状 態 にならないために 若 い 世 代 から 生 涯 にわ たるバランスのとれた 食 事 や 運 動 が 予 防 につながります (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 要 介 護 の 原 因 疾 患 介 護 認 定 の 診 断 名 で 一 番 多 いのは 筋 骨 格 系 の 疾 患 で51%となっていま す 全 般 的 に 介 護 度 は 軽 く 腰 痛 膝 関 節 痛 膝 変 形 症 などを 抱 えてい る 人 が 多 く 見 られます 2 うつや 閉 じこもり 介 護 サービスを 使 っていない 高 齢 者 に 趣 味 楽 しみ 好 きなことがほと んどない 人 が4 割 近 くいます 外 出 の 頻 度 は 週 に0~2 回 の 人 が25%で 認 知 症 やうつへの 影 響 が 懸 念 さ れます 3 認 知 症 南 魚 沼 市 は 脳 卒 中 の 死 亡 率 が 比 較 的 高 く 死 に 至 らない 場 合 も 含 めると 多 くの 高 齢 者 が 脳 血 管 性 認 知 症 の 原 因 を 内 包 していると 思 われます - 37 -

(2) 健 康 の 課 題 1 筋 力 トレーニングに 取 組 む 膝 や 腰 などの 痛 みを 訴 える 人 が 多 く 農 作 業 などで 身 体 に 変 形 を 起 こし たケースが 想 定 されます また 骨 折 による 寝 たきりは 可 動 域 が 制 限 さ れ 生 活 の 質 を 低 下 させます いずれも 日 ごろから 筋 力 を 鍛 え 足 腰 が 弱 る のを 予 防 することが 重 要 ですが 自 ら 動 かす 意 識 が 低 いため 支 援 のプロ グラム 実 施 が 重 要 です 2 いきがいづくりを 進 める 家 事 や 農 作 業 の 役 割 がやりがい 生 きがいとなっています できなくな るまでは 仕 事 の 役 割 を 担 うような 環 境 づくりが 重 要 です この 背 景 には 高 齢 者 が 若 手 に 気 を 使 う 様 子 が 見 られ できないことで 疎 外 感 を 感 じる 人 もいるようです 家 庭 内 での 役 割 づくりも 重 要 です 3 認 知 症 予 防 に 努 める 若 いころからの 生 活 習 慣 病 予 防 が 重 要 です 加 えて 脳 機 能 低 下 予 防 に 脳 トレーニングをとり 入 れ 脳 の 活 性 化 を 保 つ 意 識 が 必 要 です (3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 若 いときから 足 腰 を 鍛 え 中 年 以 降 は 筋 力 づくりを 意 識 し 実 践 する 脳 卒 中 にならないように 生 活 習 慣 をコントロールする 自 分 なりに 脳 の 活 性 化 トレーニングを 行 う 趣 味 や 生 きがいと 家 庭 や 社 会 での 役 割 をもつ 家 庭 の 取 組 み 家 族 の 一 員 として 家 事 の 役 割 をもってもらう 家 族 間 での 会 話 とコミュニケーションをとる 高 齢 者 の 特 徴 を 理 解 し 孤 立 しないようコミュニケーションを 図 る - 38 -

家 のなかの 段 差 や 手 すりなどに 配 慮 し 動 きやすい 生 活 スタイルをつくる 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 高 齢 者 の 経 験 や 特 技 を 活 かした 交 流 の 機 会 をもつ 高 齢 者 や 障 がいのある 人 をいたわる 心 の 教 育 を 行 う 福 祉 活 動 体 験 授 業 を 充 実 させる 地 域 や 職 場 の 取 組 み 高 齢 者 の 経 験 や 特 技 を 活 かした 交 流 の 機 会 をもつ 地 域 のなかに 世 代 を 超 えたコミュニケーションをもつ 同 程 度 の 運 動 能 力 の 仲 間 で 目 標 を 決 めて 活 動 する 地 域 で 気 軽 におしゃべりできる 茶 飲 み 場 をつくる 行 政 の 取 組 み レインボー 健 康 体 操 で 筋 力 づくり 活 動 を 推 進 する 脳 トレーニングなど 介 護 予 防 教 室 の 実 施 と 参 加 を 勧 める おしゃべりボランティア 制 度 を 立 ち 上 げる 共 通 の 趣 味 で 世 代 を 超 えた 仲 間 づくりを 支 援 する (4) 指 標 と 目 標 値 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 転 倒 に 対 する 不 安 が 大 きい 人 の 減 少 31.8%( 健 ) 20% - - 外 出 について 積 極 的 な 態 度 をもつ 人 の 増 加 何 らかの 地 域 活 動 をし ている 人 の 増 加 レインボー 健 康 体 操 をし ている 人 の 増 加 65 歳 以 上 男 性 84.6%( 高 ア) 85% - 70% 65 歳 以 上 女 性 68.5%( 高 ア) 70% - 70% 80 歳 以 上 53.3%( 高 ア) 56% - 56% 65 歳 以 上 男 性 34.7%( 高 ア) 58% - 58% 65 歳 以 上 女 性 36.8%( 高 ア) 50% - 50% 60-79 歳 3.4%( 事 ) 10% 7.1% - 要 介 護 認 定 者 の 減 少 65 歳 以 上 16.0%( 福 ) 18.1%( ) - - 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 における 介 護 予 防 後 実 施 後 の 推 計 値 ( 平 成 26 年 度 ) ( 高 ア)= 高 齢 者 アンケート 結 果 ( 事 )= 保 健 事 業 まとめデータ ( 福 )= 福 祉 課 データ - 39 -

7. 休 養 こころの 健 康 づくり 笑 顔 と 運 動 でほぐす こころとからだ 心 の 健 康 には 個 人 的 な 要 素 だけでなく 体 の 病 気 社 会 経 済 状 況 人 間 関 係 な ど 多 くの 要 因 が 関 係 します 心 の 健 康 を 保 つには 休 養 と 適 度 な 運 動 バランスの とれた 食 生 活 十 分 な 睡 眠 や 上 手 なストレスとの 付 き 合 い 方 などが 重 要 です また うつ 病 などの 心 の 病 気 に 近 い 状 態 になっても 本 人 の 自 覚 や 周 囲 の 理 解 が 難 しく 誰 にも 話 せない 悩 みから 自 殺 などの 深 刻 な 問 題 に 結 びつくことも 考 えられます 心 の 病 気 は 誰 にでも 起 こりうるものという 知 識 の 普 及 とともに 顔 を 会 わせたり 相 談 できる 人 が 身 近 にいるなどの 環 境 づくりが 大 切 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 うつ 状 態 や 不 安 の 状 況 うつ 状 態 や 強 い 不 安 を 感 じたことがある 人 が41.1%います 性 別 では 男 性 32.0% 女 性 49.4%で 女 性 の 割 合 が 高 くなっています 年 代 別 では 男 女 とも20 代 ~40 代 の 割 合 が 高 くなっています 医 師 に 相 談 したことがある 人 は7.0%で 精 神 科 の 受 診 を 気 軽 にできない 状 況 が 見 受 けられます 2 心 のゆとりとストレス 時 間 や 心 にゆとりをもって 生 活 ができていない 人 が47.1%います 40 代 男 性 の70.9%と30 代 女 性 の68.5%がゆとりをもてない 状 況 です ストレスを 感 じる 要 因 は 仕 事 や 勉 学 経 済 問 題 自 分 自 身 の 問 題 職 場 や 学 校 の 人 間 関 係 が 上 位 となっています 3 睡 眠 の 状 況 日 ごろ 十 分 な 睡 眠 がとれていないと 感 じる 人 は30.0%います 男 性 の20 代 と 女 性 の30 代 に 睡 眠 が 十 分 でないと 感 じる 人 が 多 くいます 睡 眠 をとるために 薬 やアルコール 類 を 使 用 するとする 人 は 男 性 の40 代 ~60 代 女 性 の50 代 と70 歳 以 上 に10% 強 います - 40 -

4 悩 みの 相 談 悩 みの 相 談 は 家 族 ( 親 や 兄 弟 など) 友 人 や 知 人 親 戚 が 多 い 半 面 相 談 できる 人 が 身 近 にいない 人 が8.6%もいます 5 自 殺 の 状 況 自 殺 の 死 亡 率 が 全 国 的 にも 多 い 県 の 平 均 値 をさらに 上 回 っており 自 殺 死 亡 がなくならない 現 状 があります 女 性 よりも 男 性 の 自 殺 率 が 高 く 年 齢 別 の 人 数 では40 代 後 半 から60 代 前 半 及 び70 代 が 多 くなっています (2) 健 康 の 課 題 1 病 気 の 理 解 と 受 診 をしやすい 環 境 づくりを 進 める うつは 心 の 風 邪 といわれ 誰 でもかかりうるもので 治 る 病 気 である ことを 広 く 普 及 し 強 い 不 安 を 感 じたときの 対 処 方 法 の 周 知 が 必 要 です また 地 域 のなかでの 偏 見 をなくし 相 談 や 受 診 できる 体 制 が 必 要 です 2 相 談 及 び 支 援 体 制 を 整 える ひきこもりやうつ 病 などの 問 題 は 把 握 しづらく 当 事 者 からSOSのサ インが 出 ないと 対 応 が 難 しいのが 現 状 です 早 めに 相 談 するよう 地 域 のな かで 声 を 掛 け 合 う 関 係 や 身 近 に 気 軽 に 相 談 できる 体 制 が 必 要 です 自 殺 死 亡 の 原 因 の 1 つとしてうつ 病 が 考 えられることから うつ 状 態 を 感 じている 人 への 支 援 と 遺 族 に 対 する 配 慮 が 重 要 です 3 ストレス 対 策 の 知 識 を 普 及 する 職 場 の 業 務 や 対 人 関 係 でストレスを 感 じる 人 が 多 く 趣 味 や 運 動 など 個 人 的 な 取 組 みのサポートと 休 暇 をとりやすくする 職 場 内 で 相 談 できる 機 会 をつくるなどストレスを 感 じる 割 合 の 低 下 や 解 消 する 方 法 などの 体 制 が 必 要 です また ストレスの 蓄 積 や 運 動 不 足 不 規 則 な 生 活 などから 生 活 リズムを 崩 して 十 分 な 睡 眠 をとれない 人 が 多 く その 要 因 をとり 除 く 適 切 な 対 処 方 法 や 環 境 づくりなど 知 識 の 普 及 が 必 要 です - 41 -

(3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み ストレスに 上 手 に 対 処 できる 方 法 や 睡 眠 についての 知 識 を 身 につける ゆとりをもって 生 活 することを 心 がける 心 の 不 調 を 放 っておかず 早 めに 相 談 する 早 寝 早 起 きで 生 活 リズムをつくり 夜 更 かしで 睡 眠 時 間 を 削 らない 家 庭 の 取 組 み 家 族 団 らんの 場 をもち 家 族 の 変 化 に 気 づき 孤 立 させない 日 常 の 会 話 を 通 してお 互 いに 気 づかい 見 守 られる 関 係 をつくる 家 族 の 不 調 を 放 っておかず 早 めに 対 処 し 相 談 する 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み いのちの 電 話 を 周 知 する 子 どもの 変 化 に 気 づき 早 く 対 処 する 専 門 家 の 相 談 やカウンセリングが 受 けられる 場 を 創 設 する 心 の 健 康 についての 理 解 と 教 育 を 進 める 地 域 や 職 場 の 取 組 み サロンや 話 し 相 手 など 周 囲 との 関 わりのもてる 場 を 創 設 する 心 の 病 気 についての 偏 見 を 無 くし 正 しい 知 識 を 深 める 人 間 関 係 を 含 め 働 きやすい 職 場 づくり 職 場 におけるOJTやOFF-JTなど 研 修 を 充 実 させる 行 政 の 取 組 み 心 の 健 康 について 知 識 を 普 及 し 精 神 科 受 診 の 理 解 を 深 める 心 の 健 康 に 対 する 相 談 しやすい 体 制 を 充 実 させる 心 の 病 気 をもつ 人 の 集 いの 場 を 充 実 させる 孤 立 する 高 齢 者 をつくらないためのセーフティネットをボランティアととも に 充 実 させる OJT OFF-JT= 企 業 を 取 り 巻 く 変 化 のスピードが 増 す 結 果 適 応 ストレスを 感 じる 度 合 いが 高 く OJT( 日 常 の 業 務 につきながら 行 う 教 育 訓 練 ) OFF-JT( 通 常 の 仕 事 を 一 時 的 に 離 れて 行 う 教 育 訓 練 )による 業 務 適 応 能 力 向 上 が 必 要 です - 42 -

(4) 指 標 と 目 標 値 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 うつ 状 態 や 強 い 不 安 を 感 じたことのある 人 の 減 少 うつ 状 態 や 強 い 不 安 を 感 じたときに 医 師 に 相 談 する 人 の 増 加 11.7%(ア) 8% - - 7.0%(ア) 15% - - 十 分 な 睡 眠 がとれていない 人 の 減 少 31.2%(ア) 21% 以 下 - 21% 以 下 時 間 や 心 に 余 裕 をもっている 人 の 増 加 49.8%(ア) 55% - - ストレスを 感 じる 人 の 減 少 54.5%(ア) 49% 以 下 - 49% 以 下 - 43 -

8. 歯 の 健 康 歯 でつくる からだの 健 康 こころの 元 気 歯 及 び 口 腔 内 の 健 康 は 単 に 食 べることだけでなく 食 事 を 味 わうことや 会 話 を 楽 しむといった 機 能 もあり 豊 かな 人 生 を 送 るための 基 礎 となります 歯 科 疾 患 は 発 病 進 行 することで 歯 の 喪 失 につながるため 食 生 活 や 社 会 生 活 に 支 障 をきたし ひいては 全 身 の 健 康 に 影 響 を 与 えるとされています 歯 の 喪 失 が 少 なくよく 噛 めている 人 は 80 歳 を 超 えても 生 活 の 質 や 活 動 能 力 が 高 く 運 動 や 視 聴 覚 機 能 に 優 れていることが 知 られており 乳 幼 児 期 学 齢 期 のむし 歯 予 防 と 学 齢 期 以 降 の 歯 周 病 予 防 など 各 ライフステージに 応 じた 適 切 な 対 策 により 80 歳 で20 本 以 上 の 歯 を 保 つことを 目 標 とした 8020 運 動 の 更 なる 理 解 と 推 進 が 必 要 です (1) 健 康 意 識 調 査 などから 見 た 現 状 1 歯 や 口 の 状 況 成 人 において 歯 や 口 に 関 する 悩 みは 性 別 年 齢 を 問 わず 歯 が 痛 んだり しみたりする 口 臭 がある が 多 くなっています 2 手 入 れの 状 況 この1 年 間 で 歯 石 除 去 等 をした 人 は31.6% 健 診 をした 人 は23.5% か かりつけ 歯 科 医 がいる 人 は72.2%となっています 定 期 的 に 健 診 を 受 ける 率 が 低 く フッ 素 入 り 歯 磨 き 剤 やデンタルフロス 等 を 使 用 する 人 の 率 も 低 いことから 予 防 面 では 十 分 といえない 状 況 で す 3 子 どものむし 歯 の 状 況 平 成 17 年 度 12 歳 児 童 の 一 人 当 たり 平 均 むし 歯 本 数 は 大 和 地 域 2.1 本 六 日 町 地 域 0.51 本 塩 沢 地 域 0.54 本 となっています 県 目 標 値 1.0 本 に 対 し て 六 日 町 地 域 塩 沢 地 域 では 目 標 の 半 分 程 度 と 優 れた 状 況 です - 44 -

ハチマルニイマル 4 8020運 動 歯 の 健 康 スローガン 8020 運 動 を 知 っている 人 は43.2%と 知 らな い 人 の 割 合 が 多 く 男 性 では58.3%が 知 らない 状 況 となっています (2) 健 康 の 課 題 1 口 腔 衛 生 の 知 識 を 普 及 する 自 分 の 歯 や 義 歯 の 手 入 れなど 口 腔 衛 生 の 習 慣 が 定 着 していません 特 に 若 い 世 代 と 高 齢 者 の 関 心 が 低 くなっています 口 腔 内 の 健 康 は 全 身 の 健 康 につながるため 歯 の 健 康 に 関 するセルフケアの 知 識 普 及 が 必 要 です 2 歯 科 健 診 と 歯 周 病 対 策 を 進 める 乳 幼 児 期 から 高 校 生 までの 歯 科 健 診 の 充 実 に 比 べて 青 年 期 以 降 は 自 主 的 なものが 中 心 となることから 成 人 の 歯 科 健 診 を 市 の 健 診 や 職 場 健 診 で 導 入 する 検 討 が 必 要 です また 子 どもの 歯 の 手 入 れは 個 人 差 が 大 きく 歯 肉 炎 が 小 学 生 からみ られることから 歯 周 病 についての 情 報 提 供 と 普 及 啓 発 が 必 要 です 3 妊 娠 期 ケアの 充 実 を 図 る 妊 娠 期 は ホルモンや 唾 液 の 分 泌 が 変 化 してむし 歯 や 歯 周 病 にかかりや すくなるほか 歯 周 病 が 早 産 や 低 体 重 児 出 産 の 要 因 となる 可 能 性 もあるこ とから 妊 婦 の 口 腔 ケアの 指 導 と 知 識 の 普 及 が 必 要 です 8020 運 動 = 歯 の 健 康 は 全 身 に 影 響 することから 80 歳 になっても20 本 以 上 の 自 分 の 歯 を 保 つように 心 がけようというもので 歯 の 形 成 が 始 まる 妊 娠 中 から80 歳 まで 各 ライフステージで 歯 科 健 診 と 自 己 管 理 による 口 腔 ケアで 全 身 的 な 健 康 を 保 ち 人 生 をよりよく 生 きようという 運 動 です - 45 -

(3) 課 題 達 成 に 向 けた 取 組 み 一 人 ひとりの 取 組 み 子 どものころから 食 後 の 歯 磨 きを 習 慣 化 する 正 しい 歯 磨 き 歯 間 部 清 掃 用 器 具 を 使 用 する 甘 味 飲 料 やお 菓 子 を 控 え だらだら 食 いをしない 予 防 のための 歯 科 健 診 を 受 ける 家 庭 の 取 組 み 家 族 で 歯 磨 きを 習 慣 化 する 間 食 や 甘 い 物 をだらだら 与 えない 歯 磨 きは 気 持 ちいいという 意 識 づけと 仕 上 げ 磨 きを 習 慣 にする 保 育 園 幼 稚 園 学 校 の 取 組 み 甘 味 を 控 えたおやつと 食 後 の 歯 磨 きを 励 行 する むし 歯 予 防 教 室 と 歯 科 保 健 指 導 を 実 施 する フッ 化 物 洗 口 と 歯 磨 き 指 導 を 徹 底 する 地 域 や 職 場 の 取 組 み 昼 食 後 の 歯 磨 きの 推 奨 と 実 施 環 境 を 整 備 する サロンや 老 人 クラブなどで 歯 や 歯 ぐきの 健 康 知 識 を 提 供 する 事 業 所 における 歯 科 健 診 の 実 施 と 歯 科 保 健 の 意 識 を 高 める 行 政 の 取 組 み 成 人 期 歯 科 健 診 を 実 施 する 歯 磨 きや 歯 間 部 清 掃 用 器 具 の 使 用 方 法 を 指 導 する たばこによる 歯 周 病 などへの 影 響 についての 知 識 を 普 及 する 妊 娠 期 の 歯 周 病 対 策 の 知 識 普 及 と 指 導 を 実 施 する 8020 運 動 の 理 解 と 知 識 を 普 及 する - 46 -

(4) 指 標 と 目 標 値 指 標 市 の 現 状 市 目 標 値 県 目 標 値 国 目 標 値 幼 児 (3 歳 児 )の 平 均 う 蝕 数 の 減 少 1.12 本 ( 健 ) 1 本 以 下 1 本 以 下 - 児 童 (12 歳 児 )の 平 均 う 歯 数 の 減 少 0.88 本 ( 健 ) 0.5 本 1 本 以 下 1 本 以 下 フッ 化 物 洗 口 を 行 う 児 童 の 増 加 94.3%(ア) 100% 40% 以 上 - 歯 や 口 に 関 する 悩 みのない 人 の 増 加 23.1%(ア) 30% 60% - 歯 石 除 去 や 歯 面 清 掃 をする 人 の 増 加 31.6%(ア) 50% 20% 以 上 50% 以 上 歯 間 部 清 掃 用 器 具 を 使 っている 人 の 増 加 35.3%(ア) 40% 以 上 40% 以 上 50% 以 上 むし 歯 一 口 メモ むし 歯 菌 はどこから 来 るの? むし 歯 は むし 歯 菌 の 感 染 が 原 因 です 赤 ちゃんの 口 の 中 の むし 歯 菌 は 主 に 身 の 回 りのお 世 話 をする 大 人 からうつ るといわれています 食 事 のとき 大 人 の 使 ったスプーンで 赤 ちゃんに 食 べさせた り 口 移 しで 食 べさせたりすることは 避 けましょう 赤 ちゃんのむし 歯 予 防 の 第 一 歩 は お 世 話 をする 大 人 の 歯 に 関 するセルフケアか ら 始 まります - 47 -