デジタル・コンテンツ利用促進協議会



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一般競争入札について

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

固定資産評価審査申出とは

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

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弁護士報酬規定(抜粋)

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

答申第585号

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

資料 厚生年金基金の今後の方向性について.PDF

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

●労働基準法等の一部を改正する法律案

観光ガイド育成業務委託プロポーザル実施要領

必 要 なものとして 政 令 で 定 める 原 材 料 等 の 種 類 及 びその 使 用 に 係 る 副 産 物 の 種 類 ごとに 政 令 で 定 める 業 種 をいう 8 この 法 律 において 特 定 再 利 用 業 種 とは 再 生 資 源 又 は 再 生 部 品 を 利 用 することが

2004年度第2回定期監査(学校)事情聴取事項

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

厚 生 年 金 基 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 たる 厚 生 年 金 の 一 部 を 国 に 代 わって 支 給 ( 代 行 給 付 )しており 当 該 支 給 を 行 うための 費 用 として 事 業 主 から 保 険 料 を 徴 収 している 加 えて 各 基 金 ごとに 上 乗 せ

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

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4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

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る 第 三 者 機 関 情 報 保 護 関 係 認 証 プライバシーマーク ISO27001 ISMS TRUSTe 等 の 写 しを 同 封 のうえ 持 参 又 は 郵 送 とする 但 し 郵 送 による 場 合 は 書 留 郵 便 とし 同 日 同 時 刻 必 着 とする 提 出 場 所 は 上

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD

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(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

. 負 担 調 整 措 置 8 (1) 宅 地 等 調 整 固 定 資 産 税 額 宅 地 に 係 る 固 定 資 産 税 額 は 当 該 年 度 分 の 固 定 資 産 税 額 が 前 年 度 課 税 標 準 額 又 は 比 準 課 税 標 準 額 に 当 該 年 度 分 の 価 格 ( 住 宅

●幼児教育振興法案

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの改訂等について

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23信託の会計処理に関する実務上の取扱い

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慶應義塾利益相反対処規程

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ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当

第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

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b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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キ 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 5 年 法 律 第 76 号 ) ク 労 働 契 約 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 128 号 ) ケ 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) コ 厚 生 年 金 保

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

入札公告 機動装備センター

Transcription:

デジタル コンテンツ 利 用 促 進 協 議 会 会 長 副 会 長 試 案 に 対 する 御 意 見 ( 概 要 ) 項 目 1 本 試 案 の 背 景 目 的 と 骨 子 について( 試 案 全 体 への 意 見 を 含 む) 意 見 : 個 別 具 体 的 な 契 約 や 労 使 交 渉 等 ではなく 法 制 度 を 整 えることによって 現 行 著 作 権 法 スキームの 欠 陥 を 埋 めていこうとする 試 みには 大 いに 賛 同 する 意 見 : 権 利 を 持 つ 者 がさまざまな 思 惑 から 許 諾 を 拒 否 したり あるいは 複 数 の 権 利 者 間 で 意 見 が 対 立 したりして 結 果 的 にコンテンツが 流 れない 事 態 を 解 消 する 試 みとして 特 別 法 を 制 定 する 趣 旨 にはおおむね 賛 成 である 実 効 性 が 期 待 できるよう 今 後 の 詰 めの 議 論 をお 願 いしたい ソフトバンク 株 式 会 社 意 見 :デジタル コンテンツの 利 用 促 進 という 方 向 性 については 賛 成 であるが デジタ ル コンテンツの 利 用 促 進 を 特 別 法 により 行 う 必 要 性 がそもそもあるのか 検 討 が 必 要 であ り 特 別 法 による 手 当 てをするとしても 権 利 者 が 不 明 な 過 去 のコンテンツをネット 配 信 する 場 合 などのケースに 限 られるべきである 権 利 情 報 の 明 確 化 及 び 適 正 な 利 用 を 加 重 な 困 難 なく 行 い 原 権 利 者 に 適 正 な 還 元 がなされる 仕 組 みは 必 要 であるが 権 利 の 集 中 化 と は 切 り 離 して 検 討 すべきである 意 見 : 現 状 で 権 利 集 約 が 進 んでいないコンテンツは 実 写 テレビ 番 組 のみである 上 それを 権 利 集 約 させる 必 要 などが 本 当 にあるのか 疑 問 である その 気 になれば テレビ 局 は 契 約 で 権 利 集 約 をやってのけるが ネット 配 信 でそうならないのは そこまでの 儲 けがないか らであり 強 制 的 に 権 利 集 約 をする 必 要 が 理 解 できない 意 見 : 映 画 については 著 作 権 法 により に 権 利 の 集 中 がなされており 権 利 者 との 契 約 に 基 づき インターネット 上 における 利 用 および 権 利 処 理 は 効 率 的 に 行 われ ていることから 現 行 の 著 作 権 法 制 度 で 支 障 はなく 特 別 法 は 不 要 と 考 える 意 見 : 十 分 な 検 証 論 議 なくして 著 作 権 法 とは 異 なる 新 たなる 特 別 法 を 早 急 に 設 けること には 反 対 する

項 目 2 デジタル コンテンツの 利 用 に 関 する 権 利 の 集 中 化 について 意 見 : 原 権 利 者 の 別 段 の 意 思 表 示 に 関 するメルクマールについては 本 試 案 の 趣 旨 を 空 文 化 せず 不 利 益 を 受 ける 者 への 配 慮 という 点 から 特 別 多 数 の 賛 成 とするのが 望 ましい 意 見 : 権 利 者 間 で 意 向 が 対 立 した 場 合 に 法 定 事 業 者 として 想 定 されていなかった 権 利 者 でも 法 定 事 業 者 になれる 道 も 考 えられる 法 定 事 業 者 として 複 数 の 候 補 が 立 ったと きには どちらがより 広 範 な 二 次 利 用 を 想 定 して 許 諾 の 計 画 を 立 てているかで 判 断 しては 如 何 か 原 権 利 者 が 拒 否 をするハードルとしては 試 案 の 選 択 肢 の 中 では 3 分 の 2 という ラインが 穏 当 なところと 考 える 原 権 利 者 が 制 度 の 活 用 を 拒 否 した 場 合 その 事 実 につい てコンテンツ ID 登 録 管 理 事 業 者 のデータベースへ 登 録 するようにしては 如 何 か 中 泉 拓 也 ( 関 東 学 院 大 学 経 済 学 部 准 教 授 ) 意 見 :わが 国 の 著 作 権 法 においては 権 利 の 集 中 化 が 行 われた 後 に 原 権 利 者 が 著 作 権 人 格 権 に 基 づき コンテンツ 利 用 の 差 し 止 めを 請 求 する 可 能 性 が 否 定 できないことから 権 利 の 集 中 化 の 要 件 に 関 して 集 中 化 の 際 には 原 権 利 者 が 著 作 権 人 格 権 についても 許 諾 し ていることを 何 らかの 表 現 で 示 唆 することが 望 ましい 権 利 を 集 中 管 理 する 法 定 事 業 者 については 競 争 法 を 適 用 し 排 他 的 行 動 の 抑 制 に 努 めることまで 踏 み 込 んで 記 述 すること が 適 切 である 小 沢 隆 弘 意 見 : 原 権 利 者 の 集 中 化 を 図 ることは 必 要 だが 多 数 決 でよいかどうかは 問 題 がある 権 利 者 の 権 利 にも 軽 重 を 付 ける 必 要 があり 利 用 事 業 者 と 権 利 者 との 契 約 の 中 で 決 められる べきであり その 比 率 に 不 満 があるときは 一 種 の 仲 裁 機 関 に 訴 えることが 出 来 るようにし ておく 必 要 がある 意 見 : 対 象 となるコンテンツはテレビ 番 組 をはじめとした 映 像 コンテンツのみに 絞 ってか まわないと 考 える 原 権 利 者 が 合 意 した 上 で 任 意 に 登 録 することによって 権 利 集 中 を 図 る のが 合 理 的 である ただし 既 存 コンテンツについては 相 応 の 努 力 を 払 っても 権 利 者 が 不 明 であった 場 合 は 法 定 の 利 用 料 を 供 託 することによって 製 作 者 が 登 録 出 来 るものとす べきである 法 定 事 業 者 については 特 定 の 事 業 者 を 指 定 するべきではない 管 理 者 はイ ンターネット 上 での 利 用 について 対 外 的 に 唯 一 かつ 包 括 的 な 利 用 許 諾 権 者 として 振 る 舞 う と 考 えるべきである 2

( 株 )マガジンハウス 意 見 : 複 合 コンテンツである 雑 誌 は 権 利 構 造 が 単 純 な 活 字 単 行 本 とは 性 格 が 異 なり 音 楽 コンテンツよりも 優 先 して 対 応 が 必 要 と 考 える 出 版 コンテンツを 対 象 に 含 めることを 強 く 要 請 したい 石 原 篤 意 見 : 原 権 利 者 を 尊 重 するという 観 点 と 対 象 コンテンツの 利 用 流 通 の 促 進 を 促 す という 観 点 のどちらの 観 点 で 本 試 案 を 推 し 進 めていくのかが 全 く 明 確 になっていない 原 権 利 者 と 法 定 事 業 者 に 相 当 する 事 業 者 との 間 での 協 議 の 場 を 設 定 して 落 としどころ を 見 出 すなどの 根 本 的 な 問 題 解 決 に 向 けた 積 極 且 つ 具 体 的 な 行 動 が 重 要 である 意 見 : 映 画 の 著 作 物 は 現 行 法 において 権 利 の 一 元 化 が 図 られており インターネット 上 で の 利 用 においても 原 権 利 者 に 対 する 権 利 処 理 の 煩 雑 さが 問 題 となることはない 意 見 : 映 画 については 著 作 権 法 により に 権 利 の 集 中 がなされ 権 利 者 等 との 契 約 も 進 み インターネット 上 における 利 用 に 伴 う 権 利 処 理 も 適 正 に 行 われているの で 特 別 法 の 対 象 コンテンツから 除 外 し 法 定 事 業 者 に 権 利 を 集 中 することも 不 要 と 考 え る 意 見 : 映 画 コンテンツについては ワンチャンス 主 義 が 適 用 されており ネット 利 用 に 関 して 特 段 の 問 題 は 生 じていないことから 敢 えて 特 別 法 を 立 法 化 する 必 要 性 を 感 じな い 本 法 においても 引 き 続 き ワンチャンス 主 義 を 適 用 すべきである 項 目 3 対 象 コンテンツの 権 利 情 報 の 明 確 化 及 びその 効 果 について 意 見 :コンテンツ ID 管 理 については ID の 仕 様 の 標 準 化 を 行 い データベースが 相 互 に 連 携 しあえるよう 相 互 接 続 性 を 担 保 して オープン 性 を 確 保 したデータベースの 運 用 を 図 るべきである 対 象 コンテンツの 権 利 侵 害 に 関 する 免 責 には 賛 同 するが 一 般 に 表 見 法 理 は 善 意 無 過 失 が 主 流 である 以 上 行 き 過 ぎの 感 は 否 めない 善 意 無 重 過 失 の 推 定 に 関 して は 仔 細 な 根 拠 を 明 示 すべきである 意 見 : 原 権 利 者 が 本 制 度 の 利 用 を 拒 否 した 場 合 についても その 旨 だけでも 本 制 度 のデー 3

タベースへ 登 録 するようにしては 如 何 か 仮 に 多 くのコンテンツが 特 別 法 の 適 用 を 拒 否 し たとしても その 事 実 を 蓄 積 することができれば コンテンツ ID 登 録 事 業 者 のデータ ベースの 充 実 を 図 れるのではないか 意 見 :この 制 度 のため 我 が 国 で 唯 一 の 公 的 データベースを 整 備 するべきである 登 録 の 効 果 は 登 録 されたコンテンツの 無 許 諾 利 用 ( 侵 害 行 為 )に 関 して1 原 告 ( 管 理 者 )に 権 利 保 有 の 証 明 を 免 除 すること 2 賠 償 額 の 疎 明 義 務 を 利 用 者 に 転 嫁 すること 又 は 損 害 賠 償 額 の 重 加 算 規 定 を 設 けること 3 侵 害 行 為 の 差 止 仮 処 分 を 規 定 することなどが 考 えられる 意 見 : 映 画 の 著 作 物 については 現 状 においてすでに 作 品 ごとに 原 作 脚 本 等 の 原 権 利 者 の 権 利 情 報 は 第 三 者 にとっても 明 確 であり 権 利 情 報 の 登 録 を 著 作 権 者 に 義 務 付 けるよう な 制 度 は 実 務 の 煩 雑 さを 増 すものである 意 見 : 映 画 については 現 状 においても 現 状 においても 権 利 情 報 が 第 三 者 にとっても 明 確 と なっており 特 段 の 支 障 はない 登 録 を 著 作 権 者 になるための 要 件 としないことを 要 望 す る 意 見 : 映 画 については 現 状 においても 映 画 データベース 等 により 権 利 情 報 は 明 確 であ り 特 別 法 により 対 象 コンテンツとして 登 録 することは 不 要 と 考 える 特 別 法 により 登 録 制 度 を 導 入 することは 新 たな 人 的 金 銭 的 コストを 発 生 させるだけでなく 現 在 行 われ ているインターネット 配 信 事 業 に 混 乱 をまねき かえって 流 通 阻 害 要 因 となりかねない 項 目 4 対 象 コンテンツの 適 正 な 利 用 と 原 権 利 者 への 適 正 な 還 元 に 向 けた 仕 組 み につい て 意 見 :デジタル コンテンツの 流 通 促 進 という 趣 旨 を 貫 徹 するのであれば 既 存 の 権 利 者 のサボタージュを 減 らすために 合 理 的 な 方 法 に 基 づいて 算 定 された 公 正 な 価 格 をもって 申 込 みを 行 った 者 に 対 する 応 諾 義 務 はあるべきだが 不 調 に 終 わった 場 合 の 裁 判 所 による 価 格 決 定 条 項 等 を 盛 り 込 むべきである 意 見 : 法 定 事 業 者 には ある 種 のコンテンツについて の 留 保 部 分 を 削 除 した 上 で 応 諾 義 4

務 を 課 す 案 を 支 持 する 又 は コンテンツ ライセンス 事 業 者 にライセンスを 委 託 する 予 定 の 者 が 法 定 事 業 者 になりやすくする 制 度 設 計 を 採 れば 特 別 に 法 定 事 業 者 へ 応 諾 義 務 を 課 す 必 要 は 薄 まるかもしれない 還 元 比 率 などをめぐり 権 利 者 間 で 交 渉 が 難 航 した 場 合 それが 原 因 で 特 別 法 の 運 用 が 進 まなくなってしまうおそれがあるので 経 団 連 の 暫 定 分 配 ルール(2005 年 )を 参 考 に 映 画 放 送 番 組 音 楽 について 暫 定 的 な 分 配 ルールを 策 定 して みてはどうか 石 原 篤 意 見 : 所 在 不 明 の 原 権 利 者 等 に 対 しては 何 らかの 公 正 な 対 価 を 決 めるメカニズムを 策 定 することが 必 要 という 点 及 び 著 作 権 等 管 理 事 業 者 に 相 当 する 事 業 者 を 設 けること については 賛 成 する 早 急 に 原 権 利 者 と 利 用 者 との 間 の 協 議 の 場 を 設 定 すべきで ある 小 沢 隆 弘 意 見 : 還 元 を 当 事 者 間 の 契 約 に 委 ねたのでは 現 状 と 変 わらない 政 府 か 第 三 者 機 関 が 還 元 率 等 についてガイドラインを 示 すなど 一 定 の 歯 止 めの 措 置 が 必 要 である 意 見 : 応 諾 義 務 は 課 すべきではないが 地 上 波 テレビ 放 送 事 業 者 に 対 して 一 定 の 範 囲 内 の コンテンツについて 公 的 データベースへ 登 録 し 利 用 者 に 合 理 的 な 条 件 においてネット 上 で 利 用 せしめるよう 義 務 づけることは 選 択 肢 の 一 つである 意 見 : 法 定 事 業 者 はコンテンツ ライセンス 事 業 者 を 兼 務 できることを 明 記 すべきであ る また 法 定 事 業 者 は 権 利 を 有 するコンテンツを 自 ら 利 用 又 は 利 用 許 諾 することによ り 経 済 合 理 性 を 有 する 企 業 活 動 を 行 い そのことは ユーザー 及 び 原 権 利 者 等 の 利 益 に も 資 することになるので 法 定 事 業 者 に 応 諾 義 務 を 課 す 必 要 性 はないと 考 える 意 見 : 映 画 ビジネスのウインドウコントロールについては 市 場 原 理 に 基 づく 権 利 者 のビ ジネス 判 断 により 決 定 されるべき 問 題 であることから 応 諾 義 務 の 法 定 化 に 対 しては 強 く 反 対 する また クリエーターの 収 益 の 最 大 化 にも 配 慮 をいただきたい 意 見 : 映 画 のインターネット 上 における 利 用 については 市 場 原 理 に 基 づき が ビジネス 的 な 判 断 により 行 うものであり 現 行 の 著 作 権 法 制 度 でも 支 障 なく 行 われてい る 特 別 法 により 法 定 事 業 者 として 義 務 を 負 わせることやコンテンツ ライセンス 事 業 者 5

を 設 けることは 映 画 ビジネスの 根 幹 を 崩 壊 させるものであり 強 く 反 対 する 意 見 : 映 画 の 著 作 物 においては 現 行 著 作 権 者 は 利 用 ( 権 利 行 使 )する 都 度 原 権 利 者 に 対 して 契 約 に 基 づく 対 価 を 支 払 っており 問 題 はない 権 利 者 に 応 諾 義 務 を 課 すこと 及 び 登 録 の 有 無 により 利 用 許 諾 権 限 を 移 転 させることは 映 画 ビジネスの 根 幹 を 崩 壊 させるも のであり 強 く 反 対 する 項 目 5 デジタル コンテンツの 特 性 に 応 じたフェア ユース 規 定 について ソフトバンク 株 式 会 社 意 見 : 技 術 の 進 歩 や 新 しいビジネスモデルの 出 現 に 柔 軟 に 対 応 するためには デジタル コンテンツに 関 しては フェア ユース 規 定 とともに 米 国 のデジタルミレニアム 著 作 権 法 のもとで 規 定 されているような 明 確 なセーフハーバー 規 定 ( 免 責 規 定 )の 導 入 が 必 要 であ る 意 見 :インターネットに 限 定 した 特 別 法 であるからこそ フェア ユース 規 定 を 盛 り 込 む ことに 賛 成 である また その 要 件 を( 実 験 的 ではあるが) 米 国 著 作 権 法 と 同 じものにして みてはどうか 意 見 :デジタル コンテンツについて 利 用 者 に 現 在 の 著 作 権 法 30 条 より 適 切 な 利 用 状 況 を 実 現 せしめることが 重 要 であるという 理 解 は 共 有 するも それがそもそもフェアユース によって 行 うかどうかについては 議 論 の 余 地 がある 意 見 :フェア ユース 規 定 を 盛 り 込 む 点 は 大 いに 賛 成 するが その 要 件 に 関 して 検 討 がな されていない 段 階 では 判 断 が 付 きかねる デジタル コンテンツの 特 性 に 応 じたフェア ユース 規 定 の 詳 細 が 決 定 した 段 階 で 再 度 パブリックコメントを 募 集 されることを 希 望 す る 意 見 :フェアユース 規 定 の 導 入 については 著 作 権 者 の 権 利 を 包 括 的 に 制 限 するものであ れば 違 法 行 為 の 増 加 訴 訟 の 頻 発 等 の 様 々な 問 題 が 起 きることが 予 想 されるため 映 画 製 作 者 を 含 む 権 利 者 の 意 見 を 聴 取 していただき 慎 重 に 検 討 されることを 要 望 する 6

意 見 : 日 本 版 フェアユースの 導 入 については 個 別 の 事 象 において 様 々な 支 障 が 起 きるこ とも 想 定 されるため を 含 む 権 利 者 側 も 意 見 を 主 張 できる 場 を 設 定 していただ き 慎 重 な 議 論 が 必 要 である 意 見 :デジタル コンテンツの 特 性 に 応 じた 何 らかの 制 限 規 定 の 導 入 については ユー ザー 側 の 利 便 性 向 上 にばかり 目 を 向 けず 権 利 者 側 に 一 切 不 利 益 がなくむしろ 利 益 が 向 上 するような 公 正 なものとなるよう 権 利 者 側 の 意 見 も 聴 取 されたうえ くれぐれも 慎 重 に 検 討 されることを 望 む 総 務 省 情 報 通 信 審 議 会 情 報 通 信 政 策 部 会 デジタル コンテンツの 流 通 促 進 等 に 関 する 検 討 委 員 会 等 において 示 された 試 案 に 対 する 意 見 概 要 試 案 は 安 価 にコンテンツを 仕 入 れたいという 虫 のよい 話 に 聞 こえる 権 利 集 中 によ るコストの 低 減 といっても 使 用 料 の 低 減 にすぎないのではないか 通 信 事 業 者 が 自 らリス クをとって 前 向 きに 行 動 しようとしないのに なぜ 特 定 のコンテンツのみをねらって 法 律 を 作 らないと 行 けないのか 応 諾 義 務 を 課 さない 場 合 も 選 択 肢 としているが それでなぜ 流 通 が 進 むと 言 えるの か 特 定 の 産 業 等 を 優 位 にするために 法 律 を 作 ることは 望 ましくないのではないか 試 案 は ネット 法 の 中 のわかりやすい 結 論 を 削 ってしまって むしろわかりにくく なっている コンテンツを 推 定 譲 渡 せよと 言 うことなのか コンテンツ 利 用 者 の 側 の 意 見 として 権 利 制 限 を 主 張 しておきながら 契 約 による 処 理 が 行 われているアメリカの 例 を 引 くのはちぐはぐなのではないか これまでに 権 利 の 切 り 下 げでビジネスが 生 まれたことはない 流 通 が 活 性 化 しない のは ビジネスモデルが 生 まれていないからである 権 利 処 理 が 困 難 である 権 利 者 が 二 次 利 用 に 反 対 している そのためインターネット にコンテンツが 流 れないという 決 めつけは 間 違 っているのではないか メディア 関 係 者 は 新 しいメディアが 出 現 したときには 既 存 のメディアとのバラン ス 等 を 分 析 して 合 計 すればプラスということになるのであれば それを 権 利 者 等 にどの ように 分 配 するか 等 を 考 え 権 利 者 等 の 意 見 を 伺 い 合 意 して 進 めてきた インターネッ トも 同 様 に 考 えるべきではないか 試 案 は 市 場 の 失 敗 を 前 提 としているが 市 場 の 失 敗 については 定 量 的 に 証 明 すべ きではないか 外 部 経 済 が 発 生 するのかを 算 定 し 当 該 外 部 経 済 の 受 益 者 が 前 払 いで 支 出 をするということにすれば 関 係 者 間 の 合 意 形 成 も 進 むのではないか 実 演 家 のマネージメントや 映 画 製 作 をしている 立 場 からすると 自 分 たちの 問 題 とし 7

て 実 感 が 伴 わないというのが 正 直 な 気 持 ちのように 感 じられる 現 状 では 二 次 利 用 では なく 一 次 利 用 に 重 きを 置 いてビジネスを 行 い 儲 けられるのであれば 二 次 利 用 のビジネ スチャンスも 窺 うという 状 況 である 権 利 者 や 製 作 者 という 立 場 が 固 定 されてしまうとコンテンツの 活 性 化 につながらない のではないか チャンスに 恵 まれればメディアを 自 由 に 使 ってコンテンツを 作 るという 選 択 肢 は 必 要 である 当 社 としては メディアミックスを 展 開 する 中 で どのようにコンテンツの 価 値 を 高 めるかを 考 えている 海 賊 版 問 題 海 外 にコンテンツが 出 て 行 かないと 言 う 問 題 がある 中 で どのようにインターネットでコンテンツの 市 場 を 育 てると 同 時 に 海 賊 版 を 減 らす か 関 係 者 で 一 緒 に 考 えられればと 思 う 利 用 する 側 の 立 場 からすると 特 にコンテンツ 情 報 の 明 確 化 や 登 録 の 強 制 などは 推 進 して 頂 きたい これに 対 して 権 利 者 の 立 場 からは 違 和 感 があるのではないか 配 分 がどの 程 度 になる かも 並 行 して 議 論 をしないと 利 用 への 同 意 の 意 思 表 示 もできないであろうから 話 合 い が 必 要 であろう 新 法 ができれば IT 事 業 者 にとってそれなりに 効 果 はあろうことから 試 案 は 悪 くは ないと 思 う ただ 違 法 コピーが 横 行 している 状 況 においては 十 分 な 効 果 は 期 待 できな いのではないか マッシュアップなどによるネット 独 自 のコンテンツの 二 次 利 用 がどの 程 度 適 法 にできるようになるのかという 議 論 の 方 が 重 要 であろう 日 本 において デジタル コンテンツは マルチ 展 開 が 進 んでおらず シンジケー ションも 存 在 しない また 日 本 では 著 作 権 が 非 常 に 強 い 過 去 の 制 度 によって 作 られた 現 状 の 産 業 構 造 の 検 証 も 必 要 である 過 去 のコンテンツについては 強 制 許 諾 を 行 うことに 賛 成 である これに 対 して 将 来 の ものについては 映 像 版 JASRAC や 自 主 的 取 り 組 みによるのがよいのではないか 権 利 処 理 に 際 しての 権 利 者 の 検 索 モニター 等 のコストが 高 いので 利 用 が 進 んでいな い 状 況 は 存 在 する これを 下 げることによって 使 用 料 が 高 くなる 可 能 性 もあるのではな いか 新 法 のニーズや 効 果 を 示 すデータが 不 足 しているのではないか アカデミズムの 方 で も 引 き 取 って 検 討 する 必 要 があるのではないか 8