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1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

Economic Trends    マクロ経済分析レポート

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

No.7 アメリカ 合 衆 国 小 規 模 事 例 (そ4) 助 金 も 財 源 になっている しかし 小 規 模 事 業 体 では 連 邦 政 府 から 基 金 はもちろん 市 から 補 助 金 もまったくない が 実 状 である すなわち 給 人 口 が25 人 から100 人 規 模 小 規

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

2000 年 12 月 輸 出 の 減 速 によりテンポはやや 鈍 化 しているものの 緩 やかな 回 復 を 続 けている 2001 年 1 月 緩 やかな 回 復 を 続 けているが そのテンポは 輸 出 の 減 速 により 鈍 化 している 2001 年 2 月 緩 やかな 回 復 を 続 け

タイトル

平成24年度 業務概況書

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減


●電力自由化推進法案

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

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質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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疑わしい取引の参考事例

平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

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参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

・モニター広告運営事業仕様書

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5

6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

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税制面での支援

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注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (


経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益


基 準 地 価 格 3 年 に1 度 審 議 直 近 ではH23 年 12 月 に 審 議 土 地 評 価 替 えの 流 れと 固 定 資 産 評 価 審 議 会 基 準 地 とは 土 地 評 価 の 水 準 と 市 町 村 間 の 均 衡 を 確 保 するための 指 標 となるものであり 各 市

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第316回取締役会議案

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第4回税制調査会 総4-1

郵 便 局 において 提 供 される 金 融 2 社 の 金 融 サービス 参 考 1 銀 行 サービス 2 保 険 サービス (*)は 銀 行 窓 口 業 務 ( 総 務 省 告 示 で 規 定 ) (*)は 保 険 窓 口 業 務 ( 総 務 省 告 示 で 規 定 ) ( 太 枠 内 を 総

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市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

リーマンショック 後 の 貿 易 動 向 図 EU(7ヵ 国 )での 国 別 輸 入 シェアの 変 化 米 国 中 国 スイス ロシア ( 出 所 )E os より 作 成 日 本 ル 年 1 月 9 年 1 月 韓 国 インドブラジル 図 3 ASEAN 主 要 ヵ 国 の 輸 出 額

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

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2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

公表表紙

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

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2020年の住宅市場 ~人口・世帯数減少のインパクト~

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

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添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

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の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

平成22年度

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連結計算書

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長


1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

Transcription:

2007 年 12 月 24 日 周 知 の 通 り 石 油 は 現 代 文 明 に 欠 かせない 最 も 重 要 なエネルギー 物 質 である 石 油 は 世 界 経 済 の 血 液 と 言 われるほど 重 要 な 資 源 だから 各 国 の 争 奪 の 的 でもある 石 油 資 源 が 限 られたところに 集 中 していることから 世 界 貿 易 総 額 の 10%のシェアを 占 める 重 要 な 国 際 貿 易 商 品 でもある その 故 に 石 油 価 格 の 上 下 が 世 界 経 済 を 左 右 する 力 があり 世 界 経 済 の 不 均 衡 を 強 め 景 気 先 行 きへの 不 透 明 性 を 増 している 石 油 価 格 は 主 に 供 給 需 要 及 びドルレートに 影 響 されるが その 中 の 供 給 と 需 要 が 何 れ の 商 品 価 格 にも 影 響 が 大 きいが ドルレートだけはちょっと 違 う 差 し 当 たっては 国 際 石 油 取 引 が 殆 どドルで 表 記 されているので ドルレートの 上 下 が 原 油 価 格 で 直 接 に 反 映 される 足 元 では 国 際 市 場 の 原 油 貿 易 は 殆 ど 各 主 要 地 区 の 基 準 油 を 参 考 に 価 格 を 決 定 して いる 決 済 価 格 は 受 け 渡 し 前 後 のある 期 間 のスポット 或 いは 先 物 取 引 の 価 格 プラスプラミア ム 或 いはディスカウントの 結 果 地 域 別 では WTI 原 油 は 北 米 で 生 産 或 いは 取 引 される 原 油 の 指 標 で ブレンド 原 油 は 欧 州 市 場 で 取 引 される 原 油 指 標 ドバイ 原 油 はアジア 市 場 の 原 油 指 標 というように 分 けられている また 遠 東 市 場 の 原 油 価 格 は 主 にマレーシアのタピス (TAPIS) 原 油 とインドネシアのミナス 原 油 を 参 考 している 取 引 高 と 国 際 影 響 力 から 見 ると ニューヨークマーカンタイル 取 引 所 (NYMEX) 原 油 先 物 ロンドン 国 際 原 油 取 引 所 (ICE) 原 油 先 物 は 国 際 原 油 価 格 の 決 定 で 中 心 的 な 役 割 を 果 している 両 取 引 所 の 原 油 先 物 取 引 は 全 部 ドルで 価 格 表 示 している そのほか NYMEX とドバイ 政 府 傘 下 の 企 業 及 び オーマン 政 府 によって 開 設 された 中 東 で 初 のエネルギー 取 引 所 であるドバイマーカンタイル 取 引 所 (DME)は 世 界 の 重 要 な 産 油 地 区 に 位 置 しているものの ドルが 表 示 価 格 となってい る シンガポール 取 引 所 (SGX)と 東 京 工 業 品 取 引 所 (TOCOM)で 中 東 石 油 先 物 が 共 に 取 引 されているが 前 者 は 取 引 高 が 小 さい 上 に ドルで 価 格 表 示 されているに 対 して 後 者 は 取 引 が 高 いが 円 で 価 格 表 示 している 上 に 影 響 力 が 主 に 日 本 国 内 に 限 られているのが 現 状 である 歴 史 的 には 20 世 紀 50 年 代 以 前 に 米 国 の 石 油 生 産 量 が 世 界 総 生 産 量 の 半 分 を 占 め ているので 原 油 取 引 のドル 建 て 表 示 も 当 然 のことだった 二 次 世 界 大 戦 の 後 ブレトン ウ ッズ 協 定 が 結 ばれ ドル 中 心 の 固 定 為 替 相 場 制 を 軸 としたブレトン ウッズ 体 制 が 生 まれた ブレトン ウッズ 体 制 の 下 で ドル 金 本 位 制 は 確 立 され 原 油 のドル 建 て 表 示 が 一 層 強 化 された 原 油 のドル 建 て 表 示 制 からドル 先 行 きを 見 る ブレトン ウッズ 体 制 は 米 国 のドルを 公 定 価 格 でいつでも 金 と 交 換 するという 約 束 によって 支 えられていたが 20 世 紀 60 年 代 米 国 はベトナム 戦 争 を 起 こし 大 量 の 戦 争 支 出 を 補 うた めに 米 国 は 金 の 準 備 量 を 遥 かに 超 えた 多 額 のドル 紙 幣 の 発 行 を 余 儀 なくされ 大 量 のド

ルが 海 外 に 流 出 した ドルと 金 の 準 備 量 がバランスを 崩 したことで ドルは 信 用 を 失 って 大 量 に 売 却 され 金 との 交 換 を 保 証 できなくなった 1971 年 8 月 ニクソン 米 大 統 領 がドルの 金 交 換 性 を 停 止 することを 発 表 した ブレトンウッズ 体 制 の 崩 壊 により 西 欧 などの 主 要 先 進 国 は 次 々とドルペック 制 をやめ 固 定 為 替 相 場 制 から 変 動 相 場 制 に 移 行 した その 後 米 国 はドルの 暴 落 を 防 ぎ ドルの 国 際 地 位 を 維 持 するために サウジアラビアと 秘 密 協 定 を 締 結 した この 秘 密 協 定 では サウジアラビアは 引 き 続 きドルを 原 油 輸 出 の 唯 一 の 表 示 通 貨 と することが 義 務 付 けられた サウジアラビアは 世 界 最 大 な 石 油 輸 出 国 であるため ほかのオペ ック 加 盟 国 もその 協 定 を 承 認 した つまり 原 油 取 引 にはドルが 依 然 に 欠 かせない 存 在 だっ た それにより ドルは 原 油 とのペックを 保 つことができ 国 際 原 油 取 引 での 寡 占 状 態 を 確 保 した ドル 建 て 表 示 の 商 品 は 原 油 だけではなく ドルが 金 融 市 場 競 争 での 優 位 性 を 頼 りに 多 数 の 商 品 取 引 の 表 示 地 位 を 獲 得 した 例 えば 米 国 の COMEX とロンドンの LME は 全 部 ドル 建 てで 取 引 されているほか 金 と 銀 などの 貴 金 属 も 主 にドル 建 てで 取 引 されている その ほか 農 産 品 の 大 豆 玉 蜀 黍 麦 砂 糖 などの 価 格 の 決 定 も 主 に 米 国 のシカゴ 商 品 取 引 所 (CBOT) 市 場 を 中 心 としている 現 在 では 五 分 の 四 の 為 替 取 引 半 分 以 上 の 輸 出 取 引 はドル 建 てで 価 格 表 示 されている そのほか 国 際 通 貨 基 金 もあらゆる 融 資 をドル 建 てで 行 っている 石 油 などの 商 品 の 価 格 表 示 通 貨 であるドルは 国 際 取 引 の 主 な 取 引 媒 介 と 価 格 表 示 通 貨 となっている 原 油 のドル 建 て 表 示 制 は 米 国 に 世 界 原 油 市 場 を 左 右 する 力 を 与 えた 一 方 で 石 油 輸 出 の 国 にとっては 石 油 を 輸 出 するにはドルが 必 要 となるため ドル 準 備 が 要 求 される そのために 世 界 外 貨 準 備 の 3 分 の 2 はドル 建 てとなっている 国 際 石 油 取 引 及 びほかの 重 要 商 品 取 引 の 価 格 表 示 通 貨 として ドルは 最 も 重 要 な 外 貨 準 備 通 貨 になったことから 米 国 は 巨 大 な 経 済 利 益 と 政 治 利 益 を 獲 得 した 第 一 通 貨 発 行 益 の 獲 得 通 貨 発 行 益 はつまりある 国 の 通 貨 はほかの 国 に 使 われる 時 に 得 た 利 益 のことである この 点 では 石 油 貿 易 であろう ほかの 貿 易 であろう 全 部 一 緒 であ る しかし 米 財 務 省 がドルの 紙 幣 を 印 刷 しただけで 石 油 を 購 入 できることは ほかの 国 に 無 い 特 権 と 言 える 米 国 はドルというバーチャルの 記 号 の 輸 出 を 通 じて 石 油 というリアリティの 資 源 を 入 手 できる 第 二 原 油 価 格 を 左 右 或 いはコントロールする 原 油 取 引 がドル 建 てで 決 済 されるため 米 国 国 内 の 金 融 政 策 は 原 油 価 格 に 大 きな 存 在 と 言 え 金 利 政 策 と 為 替 政 策 は 共 に 直 接 に 原 油 価 格 を 影 響 する 力 を 持 っている ドル 安 となったら 原 油 は 値 上 がり ドルが 切 り 上 げし たら 原 油 価 格 を 圧 迫 する 第 三 世 界 的 な 経 済 成 長 により 多 くの 利 益 を 得 られる 商 品 の 一 種 として 原 油 価 格 は ほかの 商 品 価 格 と 同 様 に 供 給 と 需 要 によって 決 められている 需 要 の 面 から 見 ると 世 界 的 な 景 気 拡 大 期 では 原 油 などの 商 品 への 需 要 が 拡 大 している 背 景 に 原 油 価 格 は 高 止 ま

りしている そのため ほかの 国 は 自 国 の 石 油 輸 出 需 要 を 満 たすために 輸 出 を 増 加 してド ルをもっと 稼 がなければならない つまり 各 国 の 経 済 成 長 に 伴 って ドルへの 需 要 も 高 まる わけ 米 国 はドルを 発 行 することに 通 じてより 多 くの 通 貨 発 行 益 を 獲 得 輸 入 に 使 うことがで きる 一 方 で 油 価 高 騰 で 石 油 輸 出 国 にはドル 建 てのオイルマネー(Petro-dollar)が 膨 らみ 中 国 などの 石 油 輸 入 国 でも 石 油 輸 入 に 備 えて 大 量 のドル 建 て 外 貨 準 備 を 確 保 しなければ ならない これらのドルは 米 国 の 国 債 株 などに 投 資 する 方 式 で 米 金 融 市 場 に 還 流 され 米 国 内 の 融 資 コストを 低 下 させ 米 経 済 成 長 に 有 利 な 環 境 を 作 り 出 す 役 割 がある こうい った 長 期 的 な 貿 易 赤 字 と 融 資 優 勢 を 両 立 できることは 国 際 石 油 貿 易 のドル 建 て 表 示 制 と 密 接 に 関 連 する 実 質 的 なドル 本 位 制 を 前 提 としている

米 国 に 流 れ 込 む 大 量 な 国 際 資 金 は 米 国 国 内 の 融 資 コスト 低 下 だけではなく 米 金 融 市 場 のリスク 分 散 という 役 割 も 果 している 米 国 は 金 融 市 場 の 高 度 成 長 という 利 益 を 享 受 しながら 調 整 のコストをほかの 国 に 分 担 させている 例 えば 今 年 の 米 サブプライム 問 題 に 端 を 発 した 金 融 混 乱 は 絶 好 の 例 である 多 くの 海 外 機 関 が 米 サブプライム 債 を 購 入 したた め 米 住 宅 市 場 の 焦 げ 付 きが 浮 上 して 以 来 損 失 を 被 ったのは 米 国 内 の 投 資 家 だけでは なく 欧 州 アジア 米 州 などの 投 資 家 も 多 かった 各 国 が 講 じた 対 策 に 鑑 みては むしろ 欧 州 各 国 の 損 失 はもっと 深 刻 と 言 える 金 融 市 場 がグロバール 化 する 中 米 国 はより 多 く 利 益 を 得 ていることも 一 因 となっているが 石 油 などの 重 要 商 品 のドル 建 て 表 示 を 寡 占 或 いはコ ントロールすることによって 米 国 は 世 界 経 済 の 霸 権 を 握 っていることは 最 も 重 要 な 原 因 とさ れる 近 年 世 界 経 済 は 高 度 成 長 期 に 突 入 し 2003-2007 年 世 界 経 済 成 長 率 はずっと 1970 年 以 来 の 3.8%の 平 均 成 長 率 を 上 回 る 水 準 で 推 移 した 特 に 中 国 インドなどは 著 しい 経 済 成 長 が 続 き 石 油 などの 資 源 商 品 への 需 要 が 急 増 し ドル 保 有 高 を 大 幅 に 増 加 している さらに 2000 年 のインターネットバブルが 崩 壊 した 後 米 連 邦 準 備 理 事 会 (FRB) は 経 済 成 長 を 刺 激 するために 大 幅 な 利 下 げを 行 い 2004 年 から 利 上 げサイクルを 再 開 した ため 2001-2004 年 の 間 ドルは 実 質 的 にマイナス 金 利 になっていた 前 述 の 背 景 に ドルは 加 速 してほかの 国 に 流 れ 込 み 中 国 ロシア インド 及 び 石 油 輸 出 国 などのドル 外 貨 準 備 高 は 大 幅 に 増 加 している 本 質 的 には ドルは 世 界 通 貨 の 地 位 を 固 めたとも 言 える しかし 各 国 がドル 保 有 高 を 増 加 しているにつれて 一 つの 矛 盾 は 出 てきた 米 国 はドルを 基 軸 通 貨 の 地 位 を 保 つには ドルを 世 界 中 に 流 通 させる 必 要 があり 経 常 収 支 を 赤 字 にさ せざるを 得 ないが 経 常 赤 字 が 増 やすと 米 経 済 の 不 安 定 性 が 強 まり 債 務 危 機 に 見 舞 われる 確 実 も 高 まるので ドルに 対 する 信 用 が 落 ちる 明 らかな 矛 盾 である ドルは 基 軸 通 貨 としてほかの 国 に 保 有 してもらうためには 安 定 性 が 前 提 となっているが ほかの 国 のドルの 保 有 高 が 高 ければ 高 いほど 米 国 の 対 外 債 務 が 膨 らみ ドルの 信 用 が 落 ちる これは 即 ち 1960 年 にロバート トリフィンという 米 経 済 学 者 によって 発 表 され トリフィンのジレンマ である

ブレトン ウッズ 体 制 の 矛 盾 として 提 唱 したものの ドルが 基 軸 通 貨 の 地 位 を 保 っている 今 で も 当 て 嵌 まる ドルは 安 定 性 を 保 つには 基 軸 通 貨 になれないが 基 軸 通 貨 の 地 位 を 保 つ 国 には 安 定 性 が 保 てない 最 近 では 米 貿 易 赤 字 と 国 内 財 政 赤 字 が 引 き 続 き 拡 大 してい 家 と 地 土 区 図 一 外 : 貨 外 準 備 貨 ( 準 1,332,600 百 備 万 ランキング ドル) 締 め 切 り るにつれて ドル 安 の 圧 力 も 強 まっている 反 面 に ドル 安 でドルへの 不 信 も 広 がっている 中 ロシア 日 国 台 本 湾 932,157 413,800 261,372 6 韓 国 255,300 インド 228,847 ブラジル 161,552 9 シンガポール 147,622 中 国 香 港 138,300 ドイツ 116,681 フランス 102,992 マレーシア 96,800 8 イギリス 85,217 イタリア 81,883 メキシコ 77,934 2007 年 7 月 石 油 のドル 建 て 表 示 制 はほかの 国 がドルを 保 有 する 主 な 原 因 の 一 つであり ドルの 基 軸 通 貨 地 位 を 支 える 根 拠 でもある しかし 最 近 のドル 崩 壊 を 背 景 に 一 部 の 石 油 輸 出 国 は 既 に 原 油 価 格 のドル 建 て 表 示 制 をやめるように 働 きかけている 真 っ 先 に 動 き 始 めたのは イラ クである イラクのフセイン 政 権 は 2001 年 11 月 をもって 原 油 取 引 をドルからユーロ 建 てに 切 り 換 え 20 世 紀 70 年 代 前 半 期 から 始 まったドル 建 ての 決 まりに 対 抗 する 初 のケースとなった

しかし 2003 年 のイラク 戦 争 を 持 って イラクの 原 油 取 引 もドル 建 てに 戻 り 初 の 試 しは 失 敗 に 終 わった 一 方 イランはユーロ 建 ての 石 油 取 引 所 の 開 設 を 計 画 しているだけではなく ド ル 建 てで 石 油 輸 出 収 入 の 計 上 が 既 に 止 められたことを 明 らかにした 米 国 はイラクを 悪 の 枢 軸 国 にリストアップし 戦 争 を 起 こしようとしたのもその 原 因 であろう 産 油 国 ベネズエラで チャベス 政 権 は キューバなどのラ 米 12 国 の 間 で 物 々 交 換 枠 を 構 図 しただけではなく 石 油 取 引 のドル 建 てをユーロ 建 てに 切 り 換 えようとした そのほか ロシアは 石 油 ルーブル 建 て へ の 建 設 を 速 め サンクトベテルブルクにロシアの 通 貨 ルーブル 建 てで 輸 出 用 原 油 を 扱 う 取 引 所 を 開 設 し 2008 年 第 1 四 半 期 から 取 引 を 開 始 することを 決 めた さらに 石 油 輸 出 国 の 間 ドル 資 産 を 減 らす 傾 向 も 強 まっている OPEC 加 盟 国 の 海 外 銀 行 預 金 はドルからユーロに 切 り 換 えている 国 際 決 済 銀 行 のデータによると OPEC 加 盟 国 の 外 貨 準 備 で ドル 預 金 が 占 める 比 率 は 既 に 2001 年 第 3 四 半 期 の 75%から 2004 年 第 3 四 半 期 の 61.5%に 低 下 したという それと 同 時 に ユーロ 預 金 の 比 率 は 12%から 20%ま でに 上 昇 している これもドル 安 に 拍 車 を 掛 けている もう 一 つは 湾 岸 国 家 の 為 替 制 度 改 革 問 題 石 油 輸 出 国 は 殆 どドルペックの 為 替 制 度 を 採 っている しかし 最 近 のドル 安 で 石 油 価 格 は 高 止 まり 湾 岸 諸 国 ではインフレがひどくな っている 一 方 アメリカは 不 況 に 突 入 しそうで 利 下 げを 繰 り 返 しているため 通 貨 をドルにペ ッグしている 湾 岸 諸 国 も 連 動 利 下 げが 要 求 される しかし 利 上 げを 実 施 したら インフレに 拍 車 が 掛 かり 無 理 がある こういった 背 景 に 湾 岸 諸 国 ではドルペッグ 制 を 止 める 声 が 強 ま っている クウェートはすでに 今 年 の 5 月 にドルペックを 通 貨 バスケットへのペッグに 切 り 換 えた クウェートに 倣 い シリアもドルペッグ 制 を 廃 止 した サウジアラビアと UAE はまだドルペッグ 制 を 維 持 しているが 両 国 の 通 貨 は 共 に 大 幅 に 切 り 上 げている ドルペッグ 制 の 中 止 が 一 層 加 速 したら 石 油 ドル 建 て 表 示 制 を 揺 るがる 可 能 性 もある もちろん 前 述 のことで 石 油 のドル 建 て 表 示 制 の 根 本 を 揺 るがり ドルの 基 軸 通 貨 地 位 ま で 脅 かす 可 能 性 が 低 い 金 融 の 恐 怖 バランスが 長 い 間 に 亘 って 存 在 するのだろう しかし 世 界 中 にドル 安 への 不 満 が 高 まっていることは 確 かである 世 界 一 の 外 貨 準 備 高 を 誇 る 中 国 も 外 貨 準 備 でユーロなど 通 貨 のシェアを 高 めたいといった 発 言 は 中 国 銀 行 の 委 員 ら 及 び 政 府 の 高 官 らから 続 出 している さらに 中 国 の 人 民 元 為 替 制 度 もドルペッグ 制 から 通 貨 バ スケットにペッグする 制 度 に 変 更 された しかしながら ドルの 覇 権 地 位 は 暫 く 取 って 代 わられることがまず 無 いだろう まず 世 界 のど の 国 にとっても ドル 危 機 が 臨 まないことである なぜかと 言 うと ドル 危 機 が 本 当 に 起 こったら ドルは 暴 落 し たくさんの 国 に 為 替 損 失 をもたらすことになる 次 に ドル 本 位 制 から 新 しい 国 際 通 貨 制 度 に 切 り 換 えるには コストが 非 常 に 高 く 世 界 経 済 に 障 害 を 及 ぼす 可 能 性 が ある 三 番 目 は 経 済 的 にも 軍 事 的 にも 米 国 に 対 抗 できる 国 は 一 つも 無 いこと 最 近 ユーロは 対 ドルレートが 上 昇 し 続 け 外 貨 準 備 貿 易 決 済 での 比 率 も 増 加 しているとは 言

え ユーロ 圏 は 国 と 国 の 連 合 で お 互 い 摩 擦 しやすいことが 致 命 傷 となっている 四 番 目 は 米 国 は 長 年 に 累 積 してきた 国 際 政 治 権 力 は しばらく 崩 そうも 無 い 中 東 地 区 の 石 油 生 産 量 の 比 率 がやや 低 下 したが 現 時 点 発 見 された 可 採 埋 蔵 量 からみると 同 地 区 は 今 後 も 世 界 の 石 油 生 産 中 心 地 であることに 変 わりが 無 いだろう イラク 戦 争 の 後 に 米 国 が 同 地 区 での 勢 力 を 一 層 強 めたことは ドル 地 位 を 維 持 する 重 要 な 原 因 となっている 五 番 目 は 米 国 は 国 際 金 融 市 場 で 重 要 な 地 位 を 占 めており 海 外 資 金 にとってまだ 魅 力 的 である 六 番 目 は 米 国 の 金 融 政 策 はまだ 国 際 市 場 で 主 導 的 な 地 位 にあり 国 際 金 融 環 境 を 左 右 する 力 があること 足 元 では 米 国 は 住 宅 市 場 の 低 迷 と 短 期 金 融 市 場 の 混 乱 に 悩 まされているが ほかの 国 もその 影 響 を 受 けたほか 自 国 の 経 済 問 題 にも 直 面 している 例 えば イギリスも 住 宅 市 場 が 冷 え 込 む 可 能 性 が 高 く 景 気 先 行 きに 影 を 落 している ドルの 暴 騰 を 経 て 多 くの 国 に 経 済 バブルの 兆 候 が 見 られているなか 米 クレジットひっ 迫 が 一 層 深 刻 化 或 いはほかの 国 にも 何 らかの 危 機 が 起 こったら ドルは 本 格 的 な 転 機 を 迎 えるかもしれない