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Q3. 海 外 渡 航 者 にはどのような 予 防 接 種 が 推 奨 されますか? 予 防 接 種 は 感 染 症 のリスクに 応 じて 選 択 しま す まずはどの 地 域 に 滞 在 するかが 大 切 な 情 報 になります さらに 滞 在 する 期 間 や 現 地 での 行 動 も 感 染 症 のリスクに 影 響 します たとえば 短 期 旅 行 者 よりも 長 期 滞 在 者 の 方 が 観 光 旅 行 者 よりも 冒 険 旅 行 者 の 方 が 感 染 症 にかかるリ スクは 高 くなるわけです 地 域 別 に 推 奨 される 予 防 接 種 を 表 2 にまとめました ご 自 分 の 滞 在 する 地 域 滞 在 期 間 行 動 パター ンなどを 参 考 に 推 奨 される 予 防 接 種 をご 確 認 ください 表 2. 地 域 別 に 推 奨 される 予 防 接 種 (: 推 奨 する) 短 期 旅 行 者 長 期 滞 在 者 ( 短 期 旅 行 者 でも 通 常 の 観 光 ルート 以 外 に 立 ち 入 る 場 合 を 含 む) ワクチン 名 地 域 名 A 型 肝 炎 黄 熱 A 型 肝 炎 B 型 肝 炎 破 傷 風 狂 犬 病 黄 熱 日 本 脳 炎 ポリオ 髄 膜 炎 菌 東 アジア ( 中 国 韓 国 など) 東 南 アジア (タイ ベトナムなど) 南 アジア (インド パキスタンなど) 中 近 東 (サウジアラビアなど) アフリカ (ケニアなど) ( 赤 道 周 辺 ) 東 ヨーロッパ (ロシアなど) ( 赤 道 周 辺 ) (メッカ 巡 礼 ) 西 ヨーロッパ (イギリス フランスなど) 北 アメリカ ( 合 衆 国 カナダなど) 中 央 アメリカ カリブ 海 (メキシコ ハイチなど) 南 アメリカ (ブラジルなど) ( 赤 道 周 辺 ) 南 太 平 洋 (グアム サモアなど) オセアニア (オーストラリアなど) 短 期 旅 行 者 : 滞 在 期 間 が1ヶ 月 未 満 で 都 市 部 やリゾートなどに 滞 在 する 場 合 ( 島 による) ( 赤 道 周 辺 ) 4 5

Q4. 予 防 接 種 は 複 数 回 受 けないと 効 果 がでませんか? 海 外 渡 航 者 向 けワクチンはどこで 接 種 してもらえますか? Q5. ワクチンの 種 類 によっては 2 回 以 上 の 接 種 が 必 要 なものがあ ります また 予 防 接 種 により 得 られた 血 液 中 の 免 疫 は 次 第 に 弱 くなることがあるので 必 要 に 応 じて 再 接 種 を 検 討 します それ ぞれのワクチンに 必 要 な 回 数 と 有 効 期 間 の 目 安 を 表 3 に 示 します 複 数 回 の 接 種 が 必 要 な 予 防 接 種 を 行 うため また 接 種 後 に 十 分 な 免 疫 を 獲 得 するには 一 定 の 時 間 が 必 要 となるため 出 国 の1ヶ 月 前 までに 医 療 機 関 を 受 診 して 必 要 な 予 防 接 種 について 相 談 を 受 けるようにしましょう 医 師 が 必 要 と 認 めた 場 合 には 複 数 のワ クチンを 同 時 に 接 種 することができます この 点 については 接 種 を 行 う 医 師 とご 相 談 ください 表 3. ワクチンの 接 種 回 数 * と 有 効 期 間 の 目 安 ワクチン 名 接 種 回 数 接 種 間 隔 有 効 期 間 A 型 肝 炎 B 型 肝 炎 破 傷 風 #1 狂 犬 病 #2 日 本 脳 炎 #3 ポリオ #4 3~4 回 2 ~ 4 週 間 あけて 2 回 さらに 24 週 間 以 上 あけて 1 回 4 週 間 あけて 2 回 さらに 20 ~ 24 週 間 あけて 1 回 3~8 週 間 あけて2 回 さらに 6 ヶ 月 以 上 あけて 1 回 4 週 間 あけて 2 回 さらに 6 ~ 12 ヶ 月 後 に 1 回 1 ~ 4 週 間 あけて 2 回 さらにおおむね 1 年 後 に 1 回 3 週 間 以 上 あけて 2 ~ さらに 6 ヶ 月 以 上 あけて 1 回 5 年 以 上 10 年 以 上 10 年 間 2 年 間 4 年 間 10 年 以 上 インフルエンザ #5 1 回 1 年 間 黄 熱 1 回 生 涯 髄 膜 炎 菌 1 回 * 接 種 回 数 : 過 去 に 接 種 歴 がない 場 合 # 1 破 傷 風 :1968 年 以 降 に 生 まれた 方 は 小 児 期 に 3 種 混 合 ワクチンとして 接 種 を 受 けていることが 多 く その 場 合 は 1 回 だけ 接 種 をします # 2 狂 犬 病 : 海 外 では 0 日 1 週 後 3 ~ 4 週 後 の 接 種 間 隔 をとります # 3 日 本 脳 炎 : 大 人 の 場 合 通 常 は 1 ~ 2 回 の 追 加 接 種 のみを 行 います # 4 ポリオ: 大 人 の 場 合 通 常 は 1 ~ 2 回 の 追 加 接 種 のみを 行 います # 5 インフルエンザ:13 歳 未 満 で 過 去 に 接 種 歴 がない 場 合 は 2 ~ 4 週 あけて 2 回 目 の 接 種 を 行 います 海 外 渡 航 者 向 けワクチンの 接 種 施 設 は 限 られており それを 探 すのに 苦 労 される 方 も 多 いようです 厚 生 労 働 省 検 疫 所 や 日 本 渡 航 医 学 会 の ホームページには 日 本 全 国 の 接 種 施 設 のリストが 掲 載 されており そ れをチェックするのも 一 つの 方 法 です こうした 海 外 渡 航 者 の 予 防 接 種 に 役 立 つ 情 報 を 掲 載 しているホームページを 表 4 に 示 します 黄 熱 ワクチンの 接 種 機 関 は 検 疫 所 とその 関 連 機 関 に 限 られています 予 防 接 種 は 原 則 予 約 制 となっているため あらかじめ 電 話 などでお 問 い 合 わせください 表 4. インターネット 上 の 情 報 サイト 厚 生 労 働 省 検 疫 所 http://www.forth.go.jp 海 外 の 感 染 症 流 行 情 報 推 奨 予 防 接 種 情 報 国 内 の 予 防 接 種 施 設 情 報 国 立 感 染 症 研 究 所 感 染 症 疫 学 センター http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html 海 外 の 感 染 症 流 行 情 報 各 感 染 症 の 解 説 外 務 省 渡 航 関 連 情 報 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko 国 別 の 生 活 注 意 事 項 海 外 医 療 施 設 情 報 母 子 衛 生 研 究 会 http://www.mcfh.or.jp 小 児 の 予 防 接 種 情 報 英 文 診 断 書 に 関 する 情 報 外 国 語 母 子 健 康 手 帳 の 販 売 海 外 邦 人 医 療 基 金 http://www.jomf.or.jp 海 外 医 療 施 設 情 報 日 本 渡 航 医 学 会 http://www.tramedjsth.jp 国 内 の 予 防 接 種 施 設 情 報 日 本 小 児 科 医 会 国 際 部 http://www.jpaic.net 国 内 の 予 防 接 種 施 設 情 報 諸 外 国 の 予 防 接 種 制 度 オンライン 医 療 相 談 ( 小 児 のみ) 6 7

Q6. 予 防 接 種 には 副 反 応 がありますか? 接 種 後 に 腫 れや 痛 みなどといった 軽 い 副 反 応 は 時 々おこ りますが ショック 症 状 やけいれんなど 重 篤 な 副 反 応 は 非 常 に 稀 です ただし アレルギー 体 質 の 方 以 前 に 予 防 接 種 で 副 反 応 をおこした 方 などについては 事 前 にその 旨 を 医 師 にご 相 談 ください また 妊 娠 中 は 接 種 できないワク チンがありますのでご 注 意 ください 8 9

Q7. 子 どもにはどんな 予 防 接 種 が 推 奨 されますか? 小 さな 子 どもは 病 気 に 対 する 抵 抗 力 が 十 分 ではなく 病 気 にな りやすかったり 病 気 になった 際 に 重 症 化 しやすかったりします 発 展 途 上 国 などの 感 染 症 のリスクが 高 い 地 域 へ 小 さな 子 どもを 連 れて 行 く 際 には その 必 要 性 を 十 分 に 検 討 しましょう 保 護 者 の 海 外 赴 任 などに 伴 って お 子 さんを 海 外 に 長 期 滞 在 させる 場 合 は 事 前 に 日 本 での 定 期 接 種 を 適 切 に 受 けておくことが 重 要 です さ らに 現 地 で 定 期 予 防 接 種 をどのように 継 続 させるか 現 地 校 の 入 学 時 に 必 要 な 予 防 接 種 をどのように 受 けさせるかなどが 問 題 とな ります 対 処 法 については 十 分 に 時 間 的 な 余 裕 を 持 って 医 師 にご 相 談 ください 事 前 にワクチン 接 種 ( )を 受 けている 方 事 前 にワクチン 接 種 を 受 けていない 方 2~ 接 種 5~6 回 接 種 免 疫 グロブリンを 接 種 することもある 10 11

付 録 各 ワクチンの 解 説 付 録 各 ワクチンの 解 説 A 型 肝 炎 ワクチン A 型 肝 炎 は 汚 染 された 飲 食 物 を 摂 取 することで 感 染 する 病 気 で 生 の 海 産 魚 介 類 から 感 染 するケースが 多 いよう です 発 熱 や 黄 疸 などの 症 状 をおこ し 1ヶ 月 近 い 入 院 生 活 を 強 いられる ことがあります 衛 生 状 態 の 悪 い 発 展 途 上 国 では 数 多 くの 子 どもが 感 染 して おり たとえ 短 期 間 であっても こう した 地 域 に 滞 在 する 方 には 接 種 をおす すめしています B 型 肝 炎 ワクチン B 型 肝 炎 は 主 に 性 行 為 や 適 切 に 消 毒 されていない 医 療 器 具 の 使 用 などから 感 染 します 発 展 途 上 国 を 中 心 に 世 界 で 広 く 流 行 し て お り ア ジ ア ア フ リ カ 南 米 などが 高 度 流 行 地 域 です 発 病 す ると 長 期 の 入 院 を 強 いられることがあ るだけでなく 一 部 は 劇 症 型 肝 炎 とな り 命 を 失 うこともあります 高 度 流 行 地 域 に 長 期 間 滞 在 する 場 合 は ワク チン 接 種 を 受 けるようにしましょう 破 傷 風 ワクチン 破 傷 風 の 病 原 体 は 土 などの 中 に 潜 ん でおり 怪 我 をすると 傷 口 から 浸 入 し ます 最 初 は 口 が 開 きにくいことなど の 異 常 で 気 付 き 後 にはけいれんをお こしたり 死 亡 することもある 病 気 で す 怪 我 をしてから 医 療 施 設 を 受 診 し 破 傷 風 ワクチンや 免 疫 の 注 射 による 治 療 を 受 けることでも 予 防 できますが 海 外 では 医 療 施 設 の 受 診 をためらう 方 も 多 く それだけ 発 病 のリスクが 高 く なります そこで 事 前 の 接 種 をおすす めしています 狂 犬 病 ワクチン 日 本 では 狂 犬 病 の 報 告 は 50 年 以 上 あ りませんが アジアやアフリカなどの 発 展 途 上 国 では 多 くの 患 者 が 発 生 し ています この 病 気 には 狂 犬 病 を 発 病 したイヌやネコ コウモリなどのほ 乳 類 に 咬 まれることなどで 感 染 します 発 病 するとけいれんや 意 識 障 害 などを おこし ほぼ100%が 死 亡 する 恐 ろし い 病 気 です このため 動 物 に 噛 まれ た 後 の 適 切 な 処 置 ( 詳 細 は 10 ページの コラムを 参 照 )が 受 けられない 方 には 事 前 のワクチン 接 種 をおすすめしてい ます 12 13

付 録 各 ワクチンの 解 説 黄 熱 ワクチン ポリオワクチン 黄 熱 は 蚊 によって 媒 介 される 病 気 で 熱 帯 アフリカや 南 米 が 流 行 地 域 です 発 病 すると 死 亡 率 が 高 いことなどから 流 行 国 に 滞 在 する 際 には 短 期 間 であって もワクチン 接 種 をおすすめしています WHO( 世 界 保 健 機 関 )の 取 り 決 めに 従 っ て 流 行 国 の 中 には 入 国 する 際 に 黄 熱 のワクチン 接 種 証 明 書 (イエローカード) の 提 示 を 求 める 国 があります どの 国 で 要 求 されているかは 検 疫 所 のホームペー ジをご 参 照 ください また 黄 熱 ワクチンの 接 種 機 関 は 検 疫 所 とその 関 連 機 関 に 限 られています 予 防 接 種 は 原 則 予 約 制 となっているため あら かじめ 電 話 などでお 問 い 合 わせください 南 アジア 中 東 アフリカなどでは 現 在 もポリオ 患 者 の 発 生 がみられています こ の 病 気 は 汚 染 された 飲 食 物 を 摂 取 すること で 感 染 し 発 病 すると 時 に 麻 痺 などの 障 害 を 残 すことがあります 多 くの 方 は 定 期 接 種 などでポリオワクチンを 小 児 期 に 接 種 していますが 流 行 地 域 に 滞 在 する 際 には 追 加 接 種 を 受 けておくと 安 心 です 特 に 流 行 の 拡 大 が 見 られている 地 域 では WHO( 世 界 保 健 機 関 )の 勧 告 により 出 国 時 にポリオ の 予 防 接 種 証 明 書 の 提 示 を 求 められること もあります また 1975 ~ 1977 年 生 まれ の 方 はポリオに 対 する 免 疫 力 が 弱 いとされ ており 追 加 の 接 種 をおすすめしています 日 本 脳 炎 ワクチン 髄 膜 炎 菌 ワクチン 日 本 脳 炎 は 蚊 に 媒 介 される 病 気 で 東 アジア 東 南 アジア 一 部 の 南 アジ アなどで 流 行 がみられます 発 病 する と 脳 炎 による 意 識 障 害 などをおこし 死 亡 することも 少 なくありません 都 市 部 で 感 染 することは 稀 な 病 気 です が 農 村 地 帯 を 生 活 の 基 盤 とするなら ば ワクチンの 接 種 を 忘 れずに 受 ける ことをおすすめします 髄 膜 炎 菌 は セキなどでヒトからヒト へ 感 染 し 敗 血 症 や 髄 膜 炎 などの 重 い 病 気 を 引 きおこします また 感 染 力 が 強 く 集 団 発 生 しやすいことから 髄 膜 炎 菌 に よる 髄 膜 炎 は 流 行 性 髄 膜 炎 とも 呼 ばれ ています 世 界 的 には 髄 膜 炎 ベルトとし て 有 名 なアフリカ 中 部 をはじめ 先 進 国 でも 散 発 的 に 流 行 しています また メッ カ 巡 礼 に 際 してサウジアラビアへ 渡 航 す る 場 合 や 欧 米 諸 国 に 留 学 する 場 合 に 髄 膜 炎 菌 ワクチンの 接 種 を 求 められること があります 発 熱 嘔 吐 頭 痛 髄 膜 炎 14 15

平 成 20 年 1 月 発 行 平 成 27 年 11 月 改 訂 版 発 行 編 集 発 行 : 川 崎 医 科 大 学 小 児 科 学 教 室 本 パンフレットは 平 成 17 年 から 平 成 19 年 にかけて 活 動 した 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 新 興 再 興 感 染 症 研 究 事 業 海 外 渡 航 者 に 対 す る 予 防 接 種 のあり 方 に 関 する 研 究 班 ( 班 長 : 川 崎 医 科 大 学 小 児 科 学 教 室 教 授 尾 内 一 信 ) により 作 成 された 資 料 を 改 訂 したものである 連 絡 先 : 701-0192 岡 山 県 倉 敷 市 松 島 577 川 崎 医 科 大 学 小 児 科 学 教 室 TEL:086-462-1111( 代 表 ) URL:http://www.kawasaki-m.ac.jp/pediatrics/ 印 刷 製 本 : 株 式 会 社 アイワエンタープライズ