地区街区報告書

5)ステージ 2 における 町 丁 目 別 カバー 率 の 分 布 高 知 市 の 場 合 距 離 制 約 のある 熱 供 給 マッチングを 実 行 した 場 合 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 については3ケースとも 同 様 の 結 果 となるが 産 業 部 門 部 門 計 のカバー 率 については 変 化 がみられ 下 図 のような 町 丁 目 カバー 率 の 分 布 となる 排 熱 量 が 非 常 に 大 きい 清 掃 工 場 が 立 地 する 高 知 市 長 浜 を 中 心 として 高 温 熱 供 給 の 範 囲 を 広 げていけば 周 囲 の 産 業 部 門 の 熱 需 要 カバー 率 が 高 まっていく また 高 知 市 布 師 田 では 工 業 団 地 の 工 場 排 熱 ( 温 水 )の 賦 存 量 が 大 きく 周 囲 にオフィスや 事 業 所 が 立 地 しているため 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 の 熱 需 要 カバー 率 が 高 い 高 知 市 布 師 田 工 場 : 工 業 団 地 ( 鉄 鋼 業 ) 高 知 市 弘 岡 工 場 :ニッポン 高 度 紙 工 業 (パルプ 紙 紙 加 工 品 製 造 業 ) 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 高 知 市 萩 町 工 場 : 工 業 団 地 ( 鉄 鋼 業 ) 00.51 2 3 4 5 00.51 2 3 4 5 図 6-87 民 生 家 庭 部 門 熱 需 要 カバー 率 ( 全 ケース 同 様 ) 図 6-88 民 生 業 務 部 門 熱 需 要 カバー 率 ( 全 ケース 同 様 ) 100

凡例 凡例 郊外 郊外 河川 湖沼 河川 湖沼 町丁目別カバー率 町丁目別カバー率 0.1% - 1 0.1% - 1 11% - 2 11% - 2 21% - 3 21% - 3 31% - 4 31% - 4 41% - 5 51% - 6 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 61% - 7 71% - 8 81% - 9 81% - 9 91% - 10 91% - 10 00.51 2 3 図 ６-89 4 5 00.51 産業部門熱需要カバー率 高温 0.5 低 温 0.5 2 図 ６-90 3 4 5 産業部門熱需要カバー率 高温 2 低温 0.5 凡例 郊外 河川 湖沼 町丁目別カバー率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 高知市長浜 工場 宇賀清掃工場 91% - 10 00.51 2 図 ６-91 3 4 5 産業部門熱需要カバー率 高温 20 低温 0.5 101

凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 00.51 2 3 4 5 00.51 2 3 4 5 図 6-92 部 門 計 熱 需 要 カバー 率 ( 高 温 0.5 低 温 0.5) 図 6-93 部 門 計 熱 需 要 カバー 率 ( 高 温 2 低 温 0.5) 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 00.51 2 3 4 5 図 6-94 部 門 計 熱 需 要 カバー 率 ( 高 温 20 低 温 0.5) 102

(3) 水 俣 市 1)ステージ 1 ステージ1の 結 果 は 下 図 の 通 りである 下 図 の 円 グラフの 中 でも 距 離 制 約 のある 熱 源 ( 高 温 熱 低 温 熱 )の 熱 需 要 カバー 率 は 28.8となっている なお ステージ 1 において 推 計 対 象 とした 全 再 生 可 能 エネルギーを 利 用 した 際 の CO2 削 減 率 は 40.6%と なる 高 温 熱 488.2TJ コジェネ ( 食 品 系 BM) 0.3TJ スマコミ 93.6TJ 太 陽 光 268.9TJ 電 気 需 要 1,092.7TJ 需 要 カバー 率 45. 熱 :49.8% 電 気 :33.2% 熱 需 要 2,703.2TJ 低 温 熱 290.2TJ 木 質 系 BM 568.6TJ 距 離 制 約 のある 熱 源 ( 高 温 熱 低 温 熱 )の 熱 需 要 カバー 率 高 温 熱 供 給 量 488.2TJ + 熱 需 要 量 2,703.2 TJ 低 温 熱 供 給 量 290.2 TJ =28.8 図 6-95 ステージ1マッチング 結 果 ( 水 俣 市 ) 103

61 2)ステージ 2 における 市 全 域 カバー 率 水 俣 市 の 場 合 ステージ 2( 距 離 制 約 のある 熱 供 給 )を 実 行 しても 部 門 計 カバー 率 は 距 離 制 約 に 応 じて 変 化 することはない この 理 由 として 高 温 熱 は 熱 源 周 囲 0.5 内 の 需 要 を 賄 うのに 用 いられ 輸 送 距 離 を 長 くしてもマッチング 量 は 不 変 であることが 考 えられる また ステージ 1 の 熱 需 要 カバー 率 との 乖 離 が 生 じる 最 も 大 きい 理 由 は 部 にある 河 川 熱 ( 低 温 )は 賦 存 量 が 大 きいものの 周 囲 0.5 に 十 分 な 熱 需 要 がない ことが 考 えられる 3 25% 2 15% 1 5% 28.8 部 門 計 ステージ1 24.18% 24.18% 24.18% 低 高 温 温 部 熱 熱 門 計 0.5 0.5 低 高 温 温 部 熱 熱 門 計 2 0.5 ステージ2 低 高 温 温 部 熱 熱 門 計 20 0.5 3 25% 2 15% 1 5% 4.35% 民 生 家 庭 部 門 22.47% 29.82% 24.18% 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 部 門 計 図 6-96 距 離 制 約 と 部 門 計 カバー 率 図 6-97 部 門 別 カバー 率 ( 高 温 0.5 低 温 0.5) 3 25% 2 15% 1 5% 4.35% 民 生 家 庭 部 門 22.47% 29.82% 24.18% 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 部 門 計 3 25% 2 15% 1 5% 4.35% 民 生 家 庭 部 門 22.47% 29.82% 24.18% 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 部 門 計 図 6-98 部 門 別 カバー 率 ( 高 温 2 低 温 0.5) 図 6-99 部 門 別 カバー 率 ( 高 温 20 低 温 0.5) 61 熱 需 要 カバー 率 の 算 出 の 際 は 距 離 制 約 のある 高 温 熱 低 温 熱 のみを 対 象 としており 木 質 系 BM を 含 まない 104

３ 熱需要分布 構築した需要推計手法による熱需要の分布は下図の通りである 0 0.5 1 2 3 4 5 凡例 凡例 郊外 河川 湖沼 町丁目 熱需要 TJ/年 0 1-5 6-10 11-25 26-50 51-100 101-250 251-500 501-1,000 郊外 河川 湖沼 町丁目 熱需要 TJ/年 0 1-5 6-10 11-25 26-50 51-100 101-250 251-500 501-1,000 図 ６-100 民生家庭部門熱需要 0 0.5 1 2 3 4 5 5 民生業務部門熱需要 凡例 郊外 河川 湖沼 町丁目 熱需要 TJ/年 0 0.1-5 6-25 26-50 51-500 501-1,500 1,501-6,500 4 4 郊外 河川 湖沼 町丁目 熱需要 TJ/年 0 1-5 6-10 11-25 26-50 51-100 101-250 251-500 501-1,000 郊外 河川 湖沼 町丁目 熱需要 TJ/年 3 3 凡例 凡例 2 2 図 ６-101 図 ６-102 民生家庭部門熱需要 うち集合住宅分 0 0.5 1 0 0.5 1 5 図 ６-104 部門計熱需要 105 0 0.1-5 6-25 26-50 51-500 501-1,500 1,501-6,500 0 0.5 1 2 図 ６-103 3 4 5 産業部門熱需要

4) 熱 供 給 源 分 布 構 築 した 供 給 推 計 手 法 による 熱 供 給 源 の 分 布 は 下 図 の 通 りである 6.2TJ 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-105 高 温 熱 - 清 掃 工 場 排 熱 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-106 高 温 熱 -コジェネ 導 入 0.6TJ 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-107 高 温 熱 - 工 場 排 熱 ( 蒸 気 ) 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-108 高 温 熱 -コジェネ 排 熱 ( 食 品 系 BM) 8.2TJ 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-109 低 温 熱 - 工 場 排 熱 ( 温 水 ) 凡 例 町 丁 目 供 給 量 (TJ/ 年 ) 1-5 6-10 11-15 16-25 26-50 51-0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-110 低 温 熱 - 下 水 熱 106

5)ステージ 2 における 町 丁 目 別 カバー 率 の 分 布 水 俣 市 の 場 合 距 離 制 約 のある 熱 供 給 マッチングを 実 行 しても 3ケースとも 同 様 の 結 果 となり 下 図 のような 町 丁 目 カバー 率 の 分 布 となる 湯 出 などで 河 川 熱 の 賦 存 量 が 大 きいものの には 集 合 住 宅 が 立 地 せず 低 温 熱 が 業 務 部 門 に 配 分 されるため 民 生 業 務 部 門 のみ 熱 需 要 カバー 率 が 高 い 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-111 民 生 家 庭 部 門 熱 需 要 カバー 率 水 俣 市 野 口 町 工 場 :JNC 水 俣 製 造 所 ( 化 学 工 業 ) 水 俣 市 築 地 工 場 : 水 俣 市 環 境 クリー ンセンター 水 俣 市 古 城 河 川 熱 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 0 0.5 1 2 3 4 5 水 俣 市 湯 出 河 川 熱 図 6-112 民 生 業 務 部 門 熱 需 要 カバー 率 107

凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-113 産 業 部 門 熱 需 要 カバー 率 凡 例 町 丁 目 別 カバー 率 0.1% - 1 11% - 2 21% - 3 31% - 4 41% - 5 51% - 6 61% - 7 71% - 8 81% - 9 91% - 10 0 0.5 1 2 3 4 5 図 6-114 部 門 計 熱 需 要 カバー 率 108

7. 研 究 会 の 開 催 7-1 研 究 会 の 趣 旨 (1) 研 究 会 の 位 置 付 け 本 業 務 で 検 討 した 推 計 手 法 の 改 良 適 用 等 の 技 術 的 妥 当 性 の 検 証 を 行 うため 下 記 の 項 目 を 目 的 として 地 区 街 区 の 低 炭 素 効 果 の 推 計 手 法 研 究 会 を 開 催 した 環 境 エ ネルギー 関 連 分 野 の 有 識 者 により 委 員 を 構 成 し 年 度 内 に 計 4 回 の 研 究 会 を 実 施 した 算 定 式 算 定 プロセスの 精 査 算 定 結 果 の 値 ( 計 算 仮 定 及 び 結 果 の 解 釈 )の 精 査 類 似 の 推 計 手 法 等 と 比 較 した 場 合 の 特 徴 優 位 性 の 確 認 等 その 他 作 業 結 果 の 学 術 的 妥 当 性 を 確 保 するために 必 要 な 事 項 実 施 体 制 および 検 討 内 容 については 平 成 22 年 度 および 平 成 23 年 度 地 域 づくり WG 地 区 街 区 SWG を 継 承 しており 今 年 度 の 検 討 事 項 とあわせて 三 ヵ 年 で 一 定 の 成 果 を 取 りまとめ 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルの 改 訂 に 反 映 させる (2) 今 年 度 の 検 討 今 年 度 研 究 会 では 基 本 的 には 昨 年 度 までに 検 討 された 推 計 手 法 をベースとしつつも 未 検 討 項 目 の 検 討 および 適 宜 手 法 の 改 良 等 を 行 い 地 区 街 区 の 低 炭 素 効 果 推 計 手 法 の 構 築 に 関 するより 詳 細 な 検 討 を 行 った 具 体 的 には まず 需 要 推 計 については 地 域 特 性 を 反 映 したより 精 緻 な 需 要 推 計 全 国 の 自 治 体 で 活 用 可 能 な 汎 用 性 の 高 い 需 要 推 計 方 法 について 検 討 した 一 方 供 給 推 計 については 新 規 にバイオマス 資 源 を 利 用 した 対 策 施 策 の 低 炭 素 効 果 推 計 手 法 につい て 検 討 した また 需 要 供 給 ともに 昨 年 度 までは 対 象 としていなかった 産 業 部 門 に ついても 推 計 手 法 を 検 討 した これらの 手 法 をもとに 実 際 にケーススタディを 実 施 し そのプロセスや 算 出 結 果 の 妥 当 性 についても 議 論 した 詳 細 な 結 果 は 本 報 告 書 に 記 載 の 通 りである 109

7-2 検 討 体 制 スケジュール (1) 検 討 体 制 環 境 エネルギー 関 連 分 野 の 有 識 者 5 名 により 委 員 を 構 成 した 表 7-1 地 区 街 区 の 低 炭 素 効 果 の 推 計 手 法 研 究 会 委 員 名 簿 ( 敬 称 略 五 十 音 順 ) 氏 名 所 属 秋 澤 淳 東 京 農 工 大 学 大 学 院 工 学 研 究 院 先 端 機 械 システム 部 門 教 授 藤 田 壮 国 立 環 境 研 究 所 環 境 都 市 システム 研 究 プログラム 総 括 名 古 屋 大 学 連 携 大 学 院 教 授 美 濃 輪 智 朗 産 業 技 術 総 合 研 究 所 バイオマスリファイナリー 研 究 センター 実 証 実 用 化 チーム 研 究 チーム 長 森 俊 介 東 京 理 科 大 学 理 工 学 部 経 営 工 学 科 教 授 吉 川 徹 首 都 大 学 東 京 大 学 院 都 市 環 境 科 学 研 究 科 建 築 学 域 教 授 (2) 検 討 スケジュール 今 年 度 は 4 回 の 研 究 会 を 開 催 した 表 7-2 地 区 街 区 の 低 炭 素 効 果 の 推 計 手 法 研 究 会 開 催 スケジュール 開 催 日 程 場 所 議 事 第 1 回 2012 年 9 月 6 日 (1) 研 究 会 の 趣 旨 について 株 式 会 社 日 本 経 済 研 究 所 会 議 室 A (2) 昨 年 度 地 区 街 区 SWG の 振 返 りについて (3) 今 年 度 の 内 容 について 2012 年 10 月 10 日 (1) 実 行 計 画 策 定 マニュアルとの 関 係 について 第 2 回 (2) 推 計 手 法 の 検 討 について 株 式 会 社 日 本 経 済 研 究 所 会 議 室 A (1) 推 計 手 法 ( 需 要 推 計 )について 2012 年 11 月 30 日 第 3 回 (2) 推 計 手 法 ( 供 給 推 計 )について 株 式 会 社 日 本 経 済 研 究 所 会 議 室 A (3) 需 給 マッチングについて (1) 第 3 回 研 究 会 の 指 摘 事 項 と 変 更 点 について 2013 年 2 月 13 日 (2) 推 計 手 法 ( 需 要 推 計 )について 第 4 回 株 式 会 社 日 本 経 済 研 究 所 会 議 室 A (3) 推 計 手 法 ( 供 給 推 計 )について (4) 需 給 マッチングについて 110

8.システム ツール 化 に 向 けた 仕 様 概 略 および 演 習 用 ワークシート 8-1 概 要 システム ツール 化 に 向 けて 必 要 となる 要 件 を 整 理 し 仕 様 の 概 略 をまとめる さらに 演 習 用 ワークシートの 操 作 手 引 きを 記 す 8-2 必 要 となる 要 件 (1)インプットデータに 関 する 要 件 エクセルワークシートにエネルギー 需 給 に 関 する 基 礎 的 情 報 をインプットする 全 国 の 地 方 公 共 団 体 で 統 一 のシステム ツールを 用 いるために インプットデータは 原 則 として 全 国 の 地 方 公 共 団 体 で 入 手 可 能 であり かつ 統 計 情 報 の 最 小 空 間 単 位 が 町 丁 目 単 位 まで 整 備 された 統 計 である 必 要 がある さらに 未 利 用 熱 源 の 実 測 値 ( 工 場 の 排 熱 や 河 川 の 流 量 水 温 など)なども 地 方 公 共 団 体 独 自 の 実 測 データとしてインプット データに 加 えられることとする (2)マッチングプログラムに 関 する 要 件 上 記 のインプットデータに 含 まれる 町 丁 目 単 位 での 熱 需 要 町 丁 目 単 位 での 熱 供 給 ポテンシャルをもとに 熱 供 給 の 距 離 制 約 を 可 変 設 定 できるようにしたマッチングプロ グラムによって 熱 需 給 マッチングを 実 行 する 熱 需 給 マッチングプログラムは 熱 需 要 を 部 門 別 ( 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 ) 熱 供 給 を 温 度 帯 別 ( 高 温 熱 低 温 熱 )に 扱 うことが 可 能 であり 熱 需 要 の 部 門 と 熱 供 給 の 温 度 帯 との 対 応 関 係 を 変 えることが 可 能 なものとする (3)アウトプットデータに 関 する 要 件 インプットデータから 把 握 できるエネルギー 需 給 の 状 況 や エネルギー 需 給 マッチン グ 結 果 について グラフや 表 などが 全 国 統 一 のレイアウトフォーマットで 自 動 作 成 され 地 方 公 共 団 体 が 温 暖 化 対 策 施 策 を 講 じる 際 の 資 料 をアウトプットする エネルギー 需 給 については 地 図 で 視 覚 化 する 必 要 性 も 高 いため 地 理 情 報 システムと 連 動 して エネルギー 需 給 の 状 況 および 熱 需 給 マッチングの 結 果 を 地 図 で 表 示 した 図 面 が プレゼンテーション 資 料 として 出 力 される 機 能 も 拡 張 的 な 要 件 とする アウトプットデータの 具 体 的 イメージとしては 経 済 産 業 省 の 地 域 経 済 循 環 分 析 の ような プレゼンテーション 資 料 を 想 定 する 111

(4) 土 地 利 用 交 通 モデルとの 連 携 機 能 土 地 利 用 交 通 モデル( 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニ ュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 土 地 利 用 交 通 関 係 )の 検 討 業 務 において 構 築 )は 立 地 と 移 動 を 価 格 メカニズムに 応 じて 出 力 するモデルである システム ツール 化 を 行 う 際 は このモデルとの 連 携 機 能 も 組 み 込 む これにより 例 えば 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 等 による 下 図 のメカニズムを 考 慮 する ことが 可 能 になる 都 市 活 動 のコスト(エネルギー 消 費 のコスト)が 変 化 し それが 都 市 構 造 に 影 響 を 及 ぼし コンパクトシティ 形 成 にも 寄 与 し 得 ること そして 再 エネ 利 用 に 伴 う CO2 排 出 の 削 減 量 の 両 者 を 組 み 合 わせて 総 合 的 に 検 討 することが 可 能 となる 現 状 再 エネ 導 入 後 生 活 コストの 削 減 による 立 地 の 変 更 都 市 のコンパクト 化 CO2 排 出 量 : % 削 減 再 生 可 能 エ ネルギー 再 生 可 能 エネ 導 入 による CO2 排 出 量 : % 削 減 熱 電 気 などのエネルギー 利 用 可 能 性 が 高 まり 生 活 コストの 低 下 によって 都 市 集 積 が 上 昇 する 図 8-1 土 地 利 用 交 通 モデルとの 連 携 による 影 響 効 果 の 分 析 (イメージ) 112

8-3 仕 様 概 略 (1)システム ツールの 全 体 フロー 前 記 の 要 件 を 満 たす システム ツールの 全 体 フローは 下 図 の 通 りである 図 8-2 システム ツールの 全 体 フロー 113

(2)インプットデータ[STEP(I)] 1) 需 要 推 計 [STEP(ID)] 需 要 推 計 のインプットデータについては 市 町 村 需 要 量 をコントロールトータルと して 町 丁 目 需 要 量 を 算 出 するため 需 要 推 計 [STEP(ID)]は 連 続 したフローである 1STEP(ID-1): 都 道 府 県 別 部 門 別 エネルギー 消 費 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 都 道 府 県 別 部 門 別 ( 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 )のエネルギー 消 費 量 を 入 力 する 2STEP(ID-2): 都 道 府 県 別 / 市 町 村 別 活 動 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 都 道 府 県 別 活 動 量 ( 民 生 家 庭 部 門 : 世 帯 数 民 生 業 務 部 門 : 従 業 者 数 産 業 部 門 : 製 造 品 出 荷 額 等 )を 入 力 する 3STEP(ID-3): 市 町 村 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 都 道 府 県 別 部 門 別 エネルギー 消 費 量 [STEP(ID-1)] を 都 道 府 県 と 市 町 村 の 活 動 量 [STEP(ID-2)]により 按 分 し 市 町 村 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 を 算 出 する 4STEP(ID-4): 市 町 村 別 部 門 別 電 力 需 要 量 熱 需 要 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 市 町 村 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 に 対 し エネル ギー 用 途 別 消 費 割 合 を 乗 じることで それぞれの 部 門 における 電 力 需 要 量 熱 需 要 量 を 市 町 村 別 に 算 出 する 5STEP(ID-5): 部 門 別 属 性 別 エネルギー 消 費 原 単 位 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 部 門 別 属 性 別 エネルギー 消 費 原 単 位 を 入 力 する なお 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 については 計 算 対 象 とする 自 治 体 が 含 まれる 地 方 の 原 単 位 を 用 い 産 業 部 門 については 既 往 研 究 による 全 国 一 律 の 原 単 位 を 用 いる 6STEP(ID-6): 部 門 別 属 性 別 町 丁 目 別 活 動 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 部 門 別 属 性 別 活 動 量 ( 民 生 家 庭 部 門 : 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 世 帯 数 民 生 業 務 部 門 : 産 業 大 分 類 別 従 業 者 数 産 業 部 門 : 製 造 業 にお ける 産 業 中 分 類 別 従 業 者 数 )を 入 力 する 114

7STEP(ID-7): 町 丁 目 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 市 町 村 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 エネルギー 消 費 原 単 位 [STEP(ID-3)] をコントロールトータルとして エネルギー 消 費 原 単 位 [STEP(ID-5)]を 町 丁 目 単 位 での 活 動 量 [STEP(ID-6)]に 乗 じた 数 値 とを 合 致 させること で 町 丁 目 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 を 算 出 する 8STEP(ID-8): 町 丁 目 別 部 門 別 電 力 需 要 量 熱 需 要 量 [STEP(ID-7)]で 生 成 された 町 丁 目 別 部 門 別 エネルギー 需 要 量 に 対 し エネルギー 用 途 別 消 費 割 合 を 乗 じることで それぞれの 部 門 における 電 力 需 要 量 熱 需 要 量 を 町 丁 目 別 に 算 出 する 2) 供 給 推 計 [STEP(IS)] 供 給 推 計 のインプットデータについては 個 別 の 推 計 方 法 は 相 互 に 影 響 を 及 ぼさな いため 供 給 推 計 [STEP(IS)]は 平 行 したフローである 1STEP(IS-1): 清 掃 工 場 排 熱 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 地 区 街 区 関 係 )の 検 討 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシ ャルの 推 計 を 行 う 62 2STEP(IS-2): 工 場 排 熱 ( 蒸 気 温 水 ) 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 3STEP(IS-3): 下 水 熱 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 地 区 街 区 関 係 )の 検 討 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシ ャルの 推 計 を 行 う 4STEP(IS-4): 河 川 熱 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 地 区 街 区 関 係 )の 検 討 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシ 62 排 熱 原 単 位 については 利 用 可 能 な 統 計 データが 限 られているが 自 治 体 による 個 別 事 業 所 調 査 などが 行 われてい る 場 合 は 個 々の 工 場 からの 排 熱 量 などの 実 測 値 を 利 用 する 115

ャルの 推 計 を 行 う 5STEP(IS-5): 木 質 系 バイオマスによるペレットボイラ 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 63 6STEP(IS-6): 地 中 熱 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 64 7STEP(IS-7): 太 陽 熱 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 8STEP(IS-8): 食 品 系 バイオマスによるガス 化 コジェネ 本 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 および 電 力 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 9STEP(IS-9):コジェネ 機 器 導 入 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 地 区 街 区 関 係 )の 検 討 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 熱 および 電 力 の 供 給 ポテンシャルの 推 計 を 行 う 10STEP(IS-10): 太 陽 光 平 成 23 年 度 地 方 公 共 団 体 実 行 計 画 ( 区 域 施 策 編 ) 策 定 マニュアルに 関 する 低 炭 素 化 手 法 ( 地 区 街 区 関 係 )の 検 討 業 務 報 告 書 の 推 計 方 法 に 則 り 電 力 の 供 給 ポテン シャルの 推 計 を 行 う 63 本 業 務 報 告 書 には 目 安 としての 例 が 記 載 されているにとどまっているため 推 計 方 法 の 精 査 は 要 する 64 本 業 務 報 告 書 には 目 安 としての 例 が 記 載 されているにとどまっているため 推 計 方 法 の 精 査 は 要 する 116

(3)マッチングプログラム[STEP(M)] マッチングプログラムに 入 力 するデータは 需 要 推 計 [STEP(ID)] 供 給 推 計 [STEP(IS)] により 生 成 されたデータであり これらのデータをもとに 熱 の 需 給 マッチングの 計 算 を 行 う 連 続 したフローである 1)STEP(M-1): 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 量 需 要 推 計 [STEP(ID-8)]で 生 成 された 町 丁 目 別 部 門 別 ( 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 )の 熱 需 要 量 を 入 力 する ただし マッチング 計 算 の 際 は 民 生 家 庭 部 門 の 熱 需 要 量 のうち 熱 需 要 密 度 が 高 い 集 合 住 宅 の 熱 需 要 量 のみを 扱 う 2)STEP(M-2): 町 丁 目 別 低 温 熱 供 給 量 高 温 熱 供 給 量 供 給 推 計 [STEP(IS-1~9)]で 生 成 された 熱 供 給 量 を 入 力 する ただし 熱 供 給 量 は 高 温 熱 と 低 温 熱 とに 分 け それぞれ 町 丁 目 単 位 で 集 計 値 を 作 成 して 入 力 する 3)STEP(M-3):マッチング 計 算 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 量 [STEP(M-1)]と 町 丁 目 別 低 温 熱 供 給 量 高 温 熱 供 給 量 [STEP(M-2)]とのマッチング 計 算 を 行 う この 際 熱 供 給 の 輸 送 距 離 制 約 上 限 を 可 変 と し 複 数 ケースのマッチング 計 算 を 行 う 4)STEP(M-4): 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 カバー 率 [STEP(M-3)]から 得 られる 町 丁 目 別 部 門 別 の 熱 需 要 量 に 対 する 熱 輸 送 量 を 各 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 量 [STEP(ID-8)]で 除 すことにより 当 該 町 丁 目 における 部 門 別 熱 需 要 カ バー 率 を 算 出 する 5)STEP(M-5): 市 町 村 別 部 門 別 熱 需 要 カバー 率 [STEP(M-3)]から 得 られる 町 丁 目 別 部 門 別 の 熱 需 要 量 に 対 する 熱 輸 送 量 を 市 全 域 の 部 門 別 の 熱 需 要 量 [STEP(ID-4)]で 除 すことにより 当 該 市 町 村 別 における 部 門 別 熱 需 要 カバー 率 を 算 出 する 117

(4)アウトプットデータ[STEP(O)] インプットデータにおける 需 要 推 計 [STEP(ID)] 供 給 推 計 [STEP(IS)]の 結 果 および マ ッチングプログラム[STEP(M)]による 熱 需 給 マッチング 結 果 についての 視 覚 化 を 行 うフロ ーである 1)STEP(O-1):グラフ 市 町 村 別 部 門 別 電 力 需 要 量 熱 需 要 量 [STEP(ID-4)]を 内 側 の 円 グラフ 供 給 推 計 [STEP(IS-1~9)]で 生 成 された 熱 供 給 量 の 市 全 域 の 集 計 量 を 外 側 の 円 グラフとして 市 町 村 単 位 におけるエネルギー 需 給 バランスを 二 重 円 グラフなどを 作 成 する 加 えて マ ッチング 計 算 における 熱 湯 用 距 離 上 限 制 約 を 変 化 させた 場 合 の 市 町 村 別 部 門 別 熱 需 要 カ バー 率 [STEP(M-5)]の 推 移 を 表 すグラフ 等 も 作 成 する これにより 地 域 の 再 生 可 能 エネルギー 資 源 を 最 大 限 活 用 した 場 合 のポテンシャル を 簡 易 に 視 覚 化 する 2)STEP(O-2): 図 面 地 理 情 報 システム 等 を 利 用 することにより 特 に 熱 需 要 の 分 布 や 熱 供 給 源 の 分 布 が 把 握 できる 図 面 を 作 成 する 具 体 的 には 町 丁 目 ポリゴンデータを 用 いた 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 量 [STEP(ID-8)]の 主 題 図 や 熱 源 ポイントデータを 用 いた 町 丁 目 別 の 熱 供 給 量 [STEP(IS)]の 主 題 図 を 作 成 する 加 えて 町 丁 目 ポリゴンデータを 用 いた 町 丁 目 別 部 門 別 熱 需 要 カバー 率 [STEP(M-4)]の 主 題 図 を 作 成 する これにより 地 域 の 再 生 可 能 エネルギー 資 源 分 布 や 熱 需 給 マッチングを 踏 まえた 地 域 特 性 を 視 覚 化 する 3)STEP(O-3):プレゼンテーション 資 料 [STEP(O-1)]で 作 成 したグラフ [STEP(O-2)]で 作 成 した 図 面 をパワーポイント 形 式 のスライド 等 に 配 置 した 全 国 の 市 町 村 において 統 一 的 なフォーマットによるプレゼン テーション 資 料 を 作 成 する 118

8-4 演 習 用 ワークシート (1) 演 習 用 ワークシートの 構 成 65 演 習 用 ワークシートは 需 要 推 計 について 計 3 シート 供 給 推 計 について 計 7 シートか ら 成 り 需 要 推 計 については 作 業 手 順 が 若 干 複 雑 であるステージ2の 方 法 を 整 理 してい る 表 8-1 演 習 用 ワークシートの 構 成 シート 名 内 容 対 象 家 庭 部 門 民 生 家 庭 部 門 の 需 要 量 の 推 計 熱 電 気 需 要 推 計 業 務 部 門 民 生 業 務 部 門 の 需 要 量 の 推 計 熱 電 気 産 業 部 門 産 業 部 門 の 需 要 量 の 推 計 熱 電 気 清 掃 工 場 排 熱 清 掃 工 場 からの 排 熱 量 の 推 計 熱 工 場 排 熱 ( 蒸 気 温 水 ) 工 場 からの 排 熱 量 ( 蒸 気 温 水 )の 推 計 熱 下 水 熱 下 水 処 理 場 からのヒートポンプ 利 用 による 賦 存 熱 量 の 推 計 熱 供 給 推 計 河 川 熱 河 川 からのヒートポンプ 利 用 による 賦 存 熱 量 の 推 計 熱 木 質 系 BM ペレットボイラ 等 導 入 による 熱 供 給 量 の 推 計 熱 食 品 系 BM 清 掃 工 場 へのガス 化 コジェネ 導 入 による 熱 供 給 量 の 推 計 熱 電 気 コジェネ 機 器 導 入 コジェネ 機 器 導 入 による 熱 電 気 太 陽 光 発 電 太 陽 光 発 電 導 入 による 電 力 供 給 量 の 推 計 電 気 (2) 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 需 要 推 計 ワークシートは 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 産 業 部 門 の 3 つのワークシー トからなる 各 シートについて 推 計 のために 入 力 する 活 動 量 や 原 単 位 を 乗 じて 作 成 する 需 要 量 などを 町 丁 目 単 位 で 入 力 する 1) 家 庭 部 門 ワークシート 民 生 家 庭 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-2 民 生 家 庭 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 KEYCODE 町 丁 目 polygon データとの 結 合 に 利 用 MOJI 町 丁 目 名 称 を 表 す X_CODE 町 丁 目 重 心 の 経 度 (135.xxxx JGD2000 10 進 法 )を 表 す Y_CODE 町 丁 目 重 心 の 緯 度 (35.xxxx JGD2000 10 進 法 )を 表 す 世 帯 総 数 世 帯 人 員 別 世 帯 数 1 人 世 帯 数 2 人 世 帯 数 操 作 手 引 地 図 で 見 る 統 計 ( 統 計 GIS)より 対 象 都 市 の 国 勢 調 査 ( 小 地 域 ) よりデータをダウンロードする 65 地 中 熱 および 太 陽 熱 に 関 しては 本 年 度 業 務 では 推 計 手 法 の 精 査 までを 行 っておらず あくまでも 考 え 方 を 示 すにとどまっている 1 119

住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 数 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 世 帯 数 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 エネルギー 需 要 量 項 目 3 人 世 帯 数 4 人 世 帯 数 5 人 世 帯 数 6 人 以 上 世 帯 戸 建 住 宅 世 帯 数 共 同 住 宅 世 帯 数 戸 建 住 宅 1 人 世 帯 数 戸 建 住 宅 2 人 世 帯 数 戸 建 住 宅 3 人 世 帯 数 戸 建 住 宅 4 人 世 帯 数 戸 建 住 宅 5 人 世 帯 数 戸 建 住 宅 6 人 以 上 世 帯 数 共 同 住 宅 1 人 世 帯 数 共 同 住 宅 2 人 世 帯 数 共 同 住 宅 3 人 世 帯 数 共 同 住 宅 4 人 世 帯 数 共 同 住 宅 5 人 世 帯 数 共 同 住 宅 6 人 以 上 世 帯 数 戸 建 住 宅 1 人 エネルギー 需 要 量 戸 建 住 宅 2 人 エネルギー 需 要 量 戸 建 住 宅 3 人 エネルギー 需 要 量 戸 建 住 宅 4 人 エネルギー 需 要 量 戸 建 住 宅 5 人 エネルギー 需 要 量 戸 建 住 宅 6 人 以 上 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 1 人 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 2 人 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 3 人 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 4 人 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 5 人 エネルギー 需 要 量 共 同 住 宅 6 人 以 上 エネルギー 需 要 量 合 計 値 町 丁 目 別 民 生 家 庭 部 門 エネルギー 需 要 量 町 丁 目 別 民 生 家 庭 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 電 気 ) 町 丁 目 別 民 生 家 庭 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 熱 ) 操 作 手 引 世 帯 人 員 別 世 帯 数 に 対 して 当 該 町 丁 目 の 戸 建 住 宅 世 帯 割 合 を 乗 じて 作 成 する 世 帯 人 員 別 世 帯 数 に 対 して 当 該 町 丁 目 の 共 同 住 宅 世 帯 割 合 を 乗 じて 作 成 する 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 世 帯 数 に 対 して 対 象 都 市 を 含 む 地 方 の 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 エネルギー 消 費 原 単 位 を 乗 じて 作 成 する 上 記 12 項 目 の 合 計 値 を 作 成 す る ステージ 1 において 算 出 した 民 生 家 庭 部 門 のエネルギー 需 要 量 をコントロールトータルとして 住 宅 の 建 て 方 別 世 帯 人 員 別 エネルギー 需 要 量 合 計 値 を 補 正 する 対 象 都 市 を 含 む 地 方 の 民 生 家 庭 部 門 のエネルギー 消 費 割 合 ( 電 気 熱 )により 町 丁 目 別 民 生 家 庭 部 門 エネルギー 需 要 量 を 按 分 する 120

2) 業 務 部 門 ワークシート 民 生 業 務 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 従 業 者 総 数 産 業 大 分 類 別 従 業 者 数 産 業 大 分 類 別 エネルギー 需 要 量 表 8-3 業 務 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 従 業 者 数 情 報 通 信 業 従 業 者 数 運 輸 業 従 業 者 数 卸 売 小 売 業 従 業 者 数 金 融 保 険 業 従 業 者 数 不 動 産 業 従 業 者 数 飲 食 店, 宿 泊 業 従 業 者 数 医 療, 福 祉 従 業 者 数 教 育, 学 習 支 援 業 従 業 者 数 複 合 サービス 事 業 従 業 者 数 サービス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 従 業 者 数 公 務 ( 他 に 分 類 されないもの) 従 業 者 数 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 従 業 者 数 情 報 通 信 業 従 業 者 数 運 輸 業 従 業 者 数 卸 売 小 売 業 従 業 者 数 金 融 保 険 業 従 業 者 数 不 動 産 業 従 業 者 数 飲 食 店, 宿 泊 業 従 業 者 数 医 療, 福 祉 従 業 者 数 教 育, 学 習 支 援 業 従 業 者 数 複 合 サービス 事 業 従 業 者 数 サービス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 従 業 者 数 公 務 ( 他 に 分 類 されないもの) 従 業 者 数 合 計 値 町 丁 目 別 民 生 業 務 部 門 エネルギー 需 要 量 町 丁 目 別 民 生 業 務 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 電 気 ) 町 丁 目 別 民 生 業 務 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 熱 ) 操 作 手 引 事 業 所 企 業 統 計 調 査 ( 町 丁 大 字 別 結 果 )よりデータをダウンロ ードする 産 業 大 分 類 別 従 業 者 数 に 対 し て 対 象 都 市 を 含 む 地 方 の 産 業 分 類 別 エネルギー 消 費 原 単 位 を 乗 じて 作 成 する 上 記 12 項 目 の 合 計 値 を 作 成 す る ステージ 1 において 算 出 した 民 生 業 務 部 門 のエネルギー 需 要 量 をコントロールトータルとして 産 業 大 分 類 別 エネルギー 需 要 量 合 計 値 を 補 正 する 対 象 都 市 を 含 む 地 方 の 民 生 業 務 部 門 のエネルギー 消 費 割 合 ( 電 気 熱 )により 町 丁 目 別 民 生 業 務 部 門 エネルギー 需 要 量 を 按 分 する 121

3) 産 業 部 門 ワークシート 産 業 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-4 産 業 部 門 の 需 要 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 事 業 所 企 業 統 計 調 査 ( 町 丁 大 製 造 業 従 業 者 数 字 別 結 果 )よりデータをダウンロ ードする 産 業 中 分 類 別 従 業 者 数 パルプ 紙 紙 加 工 品 製 造 業 従 業 者 数 化 学 工 業 従 業 者 数 総 務 省 統 計 局 統 計 図 書 館 や 統 石 油 製 品 石 炭 製 品 製 造 業 従 業 者 数 計 情 報 研 究 開 発 センターなどよ 窯 業 土 石 製 品 製 造 業 従 業 者 数 りデータを 入 手 する 鉄 鋼 業 従 業 者 数 非 鉄 金 属 製 造 業 従 業 者 数 製 造 業 従 業 者 数 と 上 記 製 造 業 その 他 の 製 造 業 従 業 者 数 6 業 種 の 従 業 者 数 との 差 分 により 作 成 する 産 業 中 分 類 別 エネルギー 需 要 量 パルプ 紙 紙 加 工 品 製 造 業 エネルギー 需 要 量 化 学 工 業 エネルギー 需 要 量 石 油 製 品 石 炭 製 品 製 造 業 エネルギー 需 要 量 窯 業 土 石 製 品 製 造 業 エネルギー 需 要 量 鉄 鋼 業 エネルギー 需 要 量 非 鉄 金 属 製 造 業 エネルギー 需 要 量 合 計 値 町 丁 目 別 産 業 部 門 エネルギー 需 要 量 町 丁 目 別 産 業 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 電 気 ) 町 丁 目 別 産 業 部 門 エネルギー 需 要 量 ( 熱 ) 産 業 中 分 類 別 従 業 者 数 に 対 し て 産 業 中 分 類 別 1 次 エネルギ ー 投 入 量 および 変 換 係 数 ( 一 次 エネルギー 投 入 量 からエネルギ ー 消 費 量 への 変 換 係 数 )を 乗 じ て 作 成 する 上 記 6 項 目 の 合 計 値 を 作 成 する ステージ 1 において 算 出 した 産 業 部 門 のエネルギー 需 要 量 をコ ントロールトータルとして 産 業 中 分 類 別 エネルギー 需 要 量 合 計 値 を 補 正 する 対 象 都 市 を 含 む 県 のエネルギー 消 費 統 計 におけるエネルギー 消 費 割 合 ( 電 気 熱 )により 町 丁 目 別 産 業 部 門 エネルギー 需 要 量 を 按 分 する 122

(3) 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 1) 清 掃 工 場 排 熱 清 掃 工 場 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-5 清 掃 工 場 排 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 環 境 省 一 般 廃 棄 物 処 理 実 態 調 査 結 果 の 各 都 道 府 県 別 整 備 状 況 に 記 載 されている 施 清 掃 工 場 排 熱 量 設 ごとの 余 熱 利 用 量 を 参 考 に 排 熱 量 を 設 定 する 上 記 の 排 熱 量 に 排 熱 利 用 割 合 と 100()%)- 利 用 可 能 な 清 掃 工 場 排 熱 量 熱 供 給 によるロス 率 (%) を 乗 じる 2) 工 場 排 熱 ( 蒸 気 温 水 ) 工 場 排 熱 ( 蒸 気 温 水 )の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-6 工 場 排 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 産 業 中 分 類 別 1 次 エネルギー 投 入 量 パルプ 紙 紙 加 工 品 製 造 業 1 次 エネルギー 投 入 量 化 学 工 業 1 次 エネルギー 投 入 量 石 油 製 品 石 炭 製 品 製 造 業 1 次 エネルギー 投 入 量 町 丁 目 別 業 種 別 工 場 排 熱 量 窯 業 土 石 製 品 製 造 業 1 次 エネルギー 投 入 量 鉄 鋼 業 エネルギー1 次 エ ネルギー 投 入 量 非 鉄 金 属 製 造 業 エネルギ ー1 次 エネルギー 投 入 量 産 業 部 門 の 需 要 推 計 で 求 めた 産 業 中 分 類 別 1 次 エネルギー 投 入 量 ( 補 正 後 )を 用 い る 産 業 中 分 類 別 1 次 エネルギー 投 入 量 ( 補 正 後 )に 業 種 別 製 造 工 程 からの 排 熱 割 合 ( 蒸 気 温 水 )を 乗 じる 123

3) 下 水 熱 下 水 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-7 下 水 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 HP 情 報 等 から 自 治 体 の 上 下 水 道 局 により 下 水 処 理 水 量 収 集 されている 自 治 体 内 の 下 水 処 理 施 設 の 年 間 下 水 処 理 量 を 把 握 する 上 記 の 年 間 下 水 処 理 量 に 利 用 温 度 差 水 下 水 熱 により 供 給 可 能 な 熱 量 の 比 熱 利 用 可 能 な 水 量 割 合 を 乗 じること により 供 給 可 能 な 熱 量 を 算 出 する 4) 河 川 熱 河 川 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-8 河 川 熱 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 国 土 交 通 省 の 各 地 方 整 備 局 の 河 川 事 務 所 ( 一 級 河 川 の 場 合 ) 都 道 府 県 の 河 川 課 の 河 川 水 量 情 報 ( 二 級 以 下 の 河 川 においては) 等 から 河 川 水 量 の 値 を 設 定 する 上 記 の 河 川 水 量 に 利 用 温 度 差 水 の 比 熱 河 川 熱 により 供 給 可 能 な 熱 量 利 用 可 能 な 水 量 割 合 を 乗 じることにより 供 給 可 能 な 熱 量 を 算 出 する 5) 木 質 系 BM 木 質 系 BM の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-9 木 質 系 BM の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 NEDO バイオマス 賦 存 量 利 用 可 能 量 の 推 木 質 系 BM 賦 存 量 計 GIS データマップ から 木 質 系 バイオマ スの 賦 存 量 を 把 握 する 上 記 の 木 質 系 バイオマスの 賦 存 量 に 木 質 ペ レット 生 産 に 伴 う 歩 留 まり 率 ペレットの 低 位 河 川 熱 により 供 給 可 能 な 熱 量 発 熱 量 ボイラー 効 率 を 乗 じることにより 供 給 可 能 な 熱 量 を 算 出 する 124

6) 食 品 系 BM 食 品 系 BM の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-10 食 品 系 BM の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 NEDO バイオマス 賦 存 量 利 用 可 能 量 の 推 食 品 系 BM 賦 存 量 計 GIS データマップ から 食 品 系 バイオマ スの 賦 存 量 を 把 握 する 環 境 省 一 般 廃 棄 物 処 理 実 態 調 査 結 果 か 施 設 別 ごみ 処 理 量 ら 清 掃 工 場 施 設 ごと( 町 丁 目 別 )のごみ 処 理 量 を 設 定 する 食 品 系 BM 賦 存 量 を 市 全 体 の 施 設 のゴミ 処 町 丁 目 別 BM 利 用 量 理 量 に 対 する 当 該 施 設 のゴミ 処 理 量 の 比 率 で 按 分 する 町 丁 目 別 BM 利 用 量 にガス 発 生 率 1m3 あ 町 丁 目 別 バイオガス 発 熱 量 たりの 発 生 ガス 発 熱 量 を 乗 じて 町 丁 目 別 バイオガス 発 生 量 を 算 出 する 町 丁 目 別 バイオガス 発 熱 量 に 発 電 効 率 電 町 丁 目 別 食 品 系 BM により 供 給 可 能 な 電 力 量 気 の 内 部 消 費 率 を 乗 じる 町 丁 目 別 バイオガス 発 熱 量 に 熱 効 率 熱 の 町 丁 目 別 食 品 系 BM により 供 給 可 能 な 熱 量 内 部 消 費 率 を 乗 じる 7)コジェネ 機 器 導 入 コジェネ 機 器 導 入 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-11 コジェネ 機 器 導 入 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 町 丁 目 毎 に 産 業 部 門 の 熱 需 要 密 度 を 設 定 町 丁 目 別 の 熱 需 要 量 する 町 丁 目 毎 に 産 業 部 門 を 対 象 として 熱 需 要 密 町 丁 目 別 の 熱 需 要 密 度 度 を 算 定 する 町 丁 目 別 の 熱 需 要 量 熱 需 要 密 度 をコジェ コジェネ 機 器 導 入 の 判 断 ネ 機 器 導 入 条 件 と 照 らし 合 わせて 導 入 の 有 無 を 判 断 する 導 入 可 能 な 町 丁 目 の 産 業 部 門 熱 需 要 に 大 規 模 需 要 家 比 率 ( 事 業 所 企 業 統 計 で 従 コジェネ 機 器 を 導 入 可 能 な 需 要 量 業 者 数 30 名 以 上 の 従 業 者 数 比 率 )を 乗 じ る コジェネ 機 器 を 導 入 可 能 な 需 要 量 に 需 要 量 全 体 に 対 する 供 給 割 合 を 乗 じる 町 丁 目 別 町 丁 目 別 コジェネ 機 器 導 入 により 供 給 可 能 な 熱 量 バイオガス 発 生 量 に 発 電 効 率 電 気 の 内 部 消 費 率 を 乗 じる 町 丁 目 別 コジェネ 機 器 導 入 により 供 給 可 能 町 丁 目 別 コジェネ 機 器 導 入 により 供 給 可 能 な 電 力 量 な 熱 量 に 対 して 熱 電 比 を 考 慮 し 算 出 125

8) 太 陽 光 発 電 太 陽 光 発 電 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 は 下 表 の 通 りである 表 8-12 太 陽 光 発 電 の 供 給 推 計 ワークシートの 操 作 手 引 項 目 操 作 手 引 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 の 棟 数 は 国 勢 調 査 と 住 戸 建 住 宅 棟 数 集 合 住 宅 棟 数 事 業 所 数 宅 土 地 統 計 調 査 から 事 業 所 数 は 経 済 センサス 基 礎 調 査 から 設 定 戸 建 住 宅 棟 数 集 合 住 宅 棟 数 事 業 所 数 の 建 物 屋 根 太 陽 光 発 電 の 発 電 出 力 それぞれに 対 し 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 事 業 所 の 平 均 設 置 容 量 を 乗 じて 足 し 合 わせる 有 効 可 能 な 空 地 の 面 積 に 単 位 出 力 あたり 設 メガソーラー 発 電 出 力 置 面 積 を 乗 じる 建 物 屋 根 とメガソーラーの 出 力 を 足 し 合 わ せた 値 に 年 間 最 適 傾 斜 角 の 平 均 日 射 量 太 陽 光 発 電 による 発 電 量 総 合 設 計 係 数 自 治 体 の 計 画 利 用 率 を 乗 じ る 126

9. 総 括 9-1 結 論 (1) 構 築 した 手 法 について 1) 需 要 推 計 需 要 推 計 に 関 しては 昨 年 度 対 象 とした 民 生 家 庭 部 門 民 生 業 務 部 門 に 加 え 今 年 度 は 産 業 部 門 について 需 要 推 計 手 法 を 構 築 した ステージ 2( 町 丁 目 単 位 )においては 建 物 属 性 や 地 域 特 性 等 を 加 味 した 推 計 手 法 につ いて 整 備 した 民 生 家 庭 部 門 においては 建 て 方 世 帯 人 員 地 方 別 のエネルギー 消 費 量 の 違 いを 考 慮 した また 民 生 業 務 部 門 においては 業 種 地 方 別 のエネルギー 消 費 量 の 違 い を 考 慮 した 推 計 手 法 とした 今 年 度 追 加 した 産 業 部 門 については 全 国 的 に 整 備 されてい るデータの 不 足 もあり 需 要 推 計 は 非 常 に 困 難 であるものの 既 往 研 究 で 実 測 されたエネル ギー 消 費 原 単 位 を 用 いて 産 業 部 門 である 製 造 業 の 代 表 的 業 種 のエネルギー 消 費 の 違 い を 考 慮 した 需 要 推 計 手 法 について 整 備 を 行 った 2) 供 給 推 計 供 給 推 計 手 法 に 関 しては 昨 年 度 調 査 で 整 備 された 対 象 メニューに 加 え 今 年 度 新 た にバイオマス 資 源 の 利 用 工 場 排 熱 について 供 給 推 計 手 法 の 構 築 を 行 った バイオマスについては 本 年 度 は 木 質 系 バイオマス( 木 質 ペレットによる 熱 利 用 ) 及 び 食 品 系 バイオバイオマス(メタン 発 酵 によるガス 化 熱 電 併 給 )について 推 計 手 法 の 構 築 を 行 った 工 場 排 熱 については エネルギー 多 消 費 6 業 種 における 工 場 排 熱 量 ( 蒸 気 温 水 )の 推 計 手 法 について 検 討 を 行 った 具 体 的 には 産 業 部 門 の 需 要 推 計 で 算 出 した 需 要 量 を ベースに 既 往 既 往 研 究 で 実 測 された 製 造 工 程 からの 排 熱 割 合 を 用 いて 推 計 を 行 ってい る 3) 需 給 マッチング 上 記 手 法 で 推 計 した 熱 と 電 気 の 需 要 量 および 供 給 量 から 需 給 マッチングを 行 う 手 法 を 構 築 した 特 に 熱 のマッチングについては 熱 輸 送 距 離 制 約 を 考 慮 した 需 給 マッチング 計 算 が 可 能 な 熱 需 給 マッチングプログラムを 構 築 し 任 意 の 熱 輸 送 距 離 でのマッチング 計 算 が 可 能 な 方 法 を 整 備 した 本 プログラムの 利 用 により 熱 輸 送 距 離 という 空 間 の 概 念 が 必 要 な 熱 需 給 マッチング 計 算 を GIS( 地 理 情 報 システム)を 使 わず 表 計 算 ソフト 上 で 計 算 することが 可 能 になった 127