投資環境ウィークリー



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投資信託のとは 投資信託のは 当期に獲得した収益等を決算日に投資家に還元する仕組みで す ただし 過去に獲得した収益を積み立てたもの等からも支払うことができます 投資信託でが支払われるイメージ 投 資信 託のは 投 資信 託 投資信託のとは P3 の純資産の中から支払われます はどのように支払われる

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ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

1 本資料のポイント! そもそも MLP ってなに? 米国のエネルギー関連事業を進める上で重要な資金調達手段 MLP( マスター リミテッド パートナーシップ ) とは 米国で行われている共同投資事業形態のひとつであり その出資持分が米国の金融商品取引所等で取引されています 一般的に 総所得の 90

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

参考資料いちよし証券投資情報部 2019 年 10 月 7 日 極端な悲観相場の修正へ 業績の下方修正リスクも織り込み 日米経済指標に注目 最終ページに お客様にご確認いただきたい重要な注意事項を記載しております 必ずご確認ください

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

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第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

< E97708AC28BAB82C982C282A282C42E786C73>

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

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北陸 短観(2019年6月調査)

北陸 短観(2016年12月調査)

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

北陸 短観(2019年3月調査)

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平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

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Invesco Premia Plus Fund

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

【42】今日から使える「債券・金利」_1704.indd

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 繊維製品 パルプ 紙 化学 石油 石炭 黒転

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

デザイン・テンプレート|1枚版

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

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インド株ファンドQ&A(案)

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日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助

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オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

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日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

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Fidelity Charts & Graphs PowerPoint Template

マネーマーケットマンスリー 2018年3月

あああああああああああああああ

2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

CONTENTS Nomura Fund August / September vol

欧州不動産市場の注目ポイント 1. 大陸欧州は 緩やかな景気回復を維持し 英国は堅調な景気回復の動きが継続 < 大陸欧州 > ECB の金融政策などを下支えに 総じて大陸欧州の緩やかな景気回復基調の維持が期待されている ドイツは 良好な雇用 ( 歴史的な低水準にある失業率 ) 所得環境にあり 個人消

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油


日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

2012 年 10 月 15 日号

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を

○ユーロ

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目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

投資環境ウィークリー


株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な


第一の変額年金フェアウェイ災害 3 割加算型変額年金保険運用状況一覧 特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) ライフサイクル30 型 組入 :DIAMライフサイクル ファンドVA1( 安定型 ) 騰落率基準価額 ライ

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

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平成10年7月8日

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第一の変額年金フェアウェイ災害 3 割加算型変額年金保険運用状況一覧 特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 10 月 ) ライフサイクル30 型 組入 :DIAMライフサイクル ファンドVA1( 安定型 ) 騰落率基準価額 ライ


[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )


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販売用資料 三菱 UFJ SRI ファンド 愛称 : ファミリー フレンドリー 追加型投信 / 国内 / 株式 ご購入の際は 必ず投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) をご覧ください 投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) のご請求 お申込みは 設定 運用は 三菱 UFJ 信託銀行株式

投資期間 5 年 1 年 15 年 2 年いずれも 総じて利益の出ている事がわかる ( のみ 5 年で損失 ) また グラフで目立つのが投資期間 2 年であり 24 万円に対し 特に と が好成績に見える ここで売却時点を変える 積立投資は 出口 つまり いつ終わるかがとても重要となる 積立投資は一

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退


(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

Transcription:

Focus W 投資環境ウィークリー 投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 情報提供資料 1 年 7 月 11 日号 経済調査部 世界の金融市場は米雇用統計の改善で不安定さが一服 今週の主要経済指標と政治スケジュール 月 火 水 木 金 11 1 13 1 15 ( 日 ) 5 月機械受注 ( 船舶 電力除く民需 前月比 ) ( 米 ) タルーロFRB 議長講演 ( 欧 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) ( 米 ) JPモルガン チェース 1 年 - 月期決算発表 ( 米 ) 月小売売上高 ( 前月比 ) 月 : 11.% 5 月 : 1.% 月 :+1.1% 5 月 :( 予 ).% 5 月 :+.5% 月 :( 予 )+.1% ( 欧 ) EU 財務相理事会 ( 英 ) 金融政策委員会 (MPC 11~1 日 ) ( 米 ) 月消費者物価 ( 前年比 ) ( 米 ) ジョージ カンザスシティー連銀総裁講演 ( 豪 ) 7 月消費者信頼感指数 政策金利 :.5% ( 予 ).5% 5 月 :+1.% 月 :( 予 )+1.1% ( 米 ) アルコア 1 年 - 月期決算発表 月 :1. 7 月 :( 予 )NA 資産買入れ規模 :3,75 億 ( 予 ),5 億 ( 米 ) 7 月ミシガン大学消費者信頼感指数 ( 速報 ) 月 :93.5 7 月 :( 予 )93. ( 豪 ) 月失業率 ( 米 ) シティグループ 1 年 - 月期決算発表 5 月 :5.7% 月 :( 予 )5.% ( 中 ) - 月期実質 GDP( 前年比 ) 1-3 月期 :+.7% - 月期 :( 予 )+.% ( 中 ) 月都市部固定資産投資 ( 年初来累計 前年比 ) 5 月 :+9.% 月 :( 予 )+9.% ( 中 ) 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 5 月 :+.% 月 :( 予 )+5.9% 注 ) 上記の日程及び内容は変更される可能性があります 国名等は 7 ページの脚注をご参照ください 先週は英ポンドの下落で英 EU 離脱への不安が再燃 イタリアの金融機関の経営不振の報道もあり 欧米株安や円高ドル安が進行も 週末の米雇用統計が予想を上回り 市場の不安定さが一服しました 今後は 英国の EU 離脱交渉の行方や景気への影響に対する不透明感が相場の重しになるものの 世界的に銀行間取引の混乱は生じておらず 米国の景気回復 中国の財政政策による景気底割れ回避 資源価格の下げ止まりが 金融市場の安定に寄与する可能性もありそうです 先週 英国では次期首相を決める保守党 党首選が実施され 候補者は残留派のメイ内務相と離脱派のレッドサムエネルギー相の 名に絞られました 9 月 9 日の党員投票を受けて党首が確定し 新首相となる予定です 今後の焦点は 離脱協議の申請時期と協議の内容です 離脱申請をすると原則 年以内の離脱が確定 離脱申請後は関税等の通商協定や人の移動に関する取り決めに注目が移ります EU 側は 他国の追随リスクを恐れて 首相決定後の早期離脱申請を求めるとともに 通商条件をかなり厳しくする見込みです 英国だけではなく EU 圏の景気への影響が懸念されます 今後 市場に好意的なシナリオとしては EU 離脱の法制化が議会で検討も否決され総選挙が実施される場合や野党の内閣不信任案が可決されて解散総選挙が実施される場合で いずれも国民投票の再実施を訴える政党が勝利すれば 英国の EU 離脱が回避される可能性があります 出所 )Bloomberg 等 各種資料より当社経済調査部作成 今週は英 EU 離脱不安による市場の動向や米中の景気動向が注目材料です 英国 :1 日に金融政策委員会 (MPC) が政策判断を公表します カーニー総裁は 月 3 日の講演で 夏にかけて金融緩和が必要 と発言 利下げや量的緩和拡大が検討される可能性が高い模様です 焦点は英国ポンドの反応で 急落のきっかけとなれば 欧州を中心とした不安定な動きが再燃する恐れもあります 米国 :15 日の 月小売売上高と 7 月ミシガン大学消費者信頼感指数が注目です 消費増加が続いているか 英 EU 離脱による市場の不安定化で消費者景況感が悪化していないかが焦点です また今週から - 月期企業決算の発表が本格化します 1 日の JP モルガン チェース 15 日のシティグループの決算では 融資基準の厳格化で不良債権が増加していないかが焦点です 日本 :1 日の参議院選は 各種報道によると 与党 自公が目標とする改選過半数の 1 議席を超えた模様です 加えて 改憲に積極的な 党の合計議席が /3 を超え 今後は改憲に向けた協議が注目されそうです 1 日は都知事選告示日で 7 月 31 日に投開票の予定です 市場への影響は限定的とみられます 中国 :15 日の - 月期実質 GDP は前年比 +.7% から同 +.% 月鉱工業生産は前年比 +.% から同 +5.9% 月固定資産投資は同 +9.% から同 +9.% に減速の見込みです 財政効果が薄れ 従来の構造的な景気減速に戻る見込みです ( 石井 ) 1

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 金融市場の動向 直近 1 週間の株式 長期金利 為替 商品価格 株式 日経平均株価は 1 倍に近づく株価純資産倍率が下支え要因 先々週末 7 月 1 日先週末 7 月 日 先々週末 7 月 1 日先週末 7 月 日 日経平均株価 ( 円 ) 日本株 TOPIX 日経シ ャスタ ック平均 ( ホ イント ) NY ダウ ( ドル ) S&P5 種指数 ナスタ ック指数 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 値表示は小数点以下切捨て 商品先物価格は期近物 ドイツ DAX 英国 FT1 差 -575.5 -.5-3.3 +197.37 +.95 +9.19-1. +1.1 日本米国ドイツ ドル円 ( 円 / ドル ) 米国株 15,. 1,5.,5. 17,99.37,1.95 15,1.9 1,9.,1.3 1,1.7,19.9,95.7 長期金利 :1 年国債利回り 為替相場ユーロト ル ( ト ル / ユーロ ) ユーロ円 ( 円 / ユーロ ) -. 1.5 -.1 1.5 1.113 11.1,.57 9,77.1 9,9. WTI 原油 ( ト ル / ハ レル ).99 -.5 1.359 -.19 1.5 1.151 111.11 5.1 欧州株,577.3,59. 商品市況 : 先物価格 金 ( ト ル / オンス ) 1,339. 1,35. 差 -.5 -. -.3-1.9 -.5-3.5-3.5 +19. 出所 )Bloomberg ( 日経平均 円 ) (NYダウ ドル),, 1, 1, 1, 1, 1,,, /1/9 7, 3// 7,7 日経平均株価 主要国株式 : 日経平均株価 NY ダウ DAX 7/7/9 1,1 7/7/1,15 7/1/9 1,1 9/3/1 7,5 9/3/9 3,9 NY ダウ DAX (DAX ポイント ) 1 年 7 月 日 1,1 15,1 9,9 3/3/1 9/3/9,,,57 1 1 1 1 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 値表示は小数点以下切捨て 1, 1, 1, 1,,,,, 出所 )Bloomberg 金利 米国の良好な景気や企業業績に反し米国債利回りは低下傾向. 5.. 3.. //1 5.5 /5/17 5.5 3//13 3.11 米国 // 5.5 ドイツ 主要国金利 : 日米独の 1 年国債利回り 7/7/9.9 7//13 1.9 7//1 5.95 /1/3.55 1 年 7 月 日 1.359 1. 3//1 日本 /1/3 1.15 1/1/..35..19.5-1. 1 1 1 1 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 出所 )Bloomberg 為替 英 EU 離脱懸念で円高圧力が強い状況 ト ル高ユーロ高円安 ト ル安ユーロ安円高 ( 円 / ト ル 円 / ユーロ ) 1 17 1 15 1 13 1 11 1 9 /1/31 135. /1/31.593 ユーロ円相場 7/7/13 1.95 ト ル円相場 7// 1.1 主要為替相場 /7/3 19.9 /7/15 1.3 ユーロト ル相場 1 年 7 月 日 111.11 7 1 1 1 1 注 ) 使用しているデータは引値 値表示はザラバベースによる ( ト ル / ユーロ ) 1. 1.151 1.5 1.7 1. 1.5 1. 1.3 1. 1.1 1..9..7 ユーロ高ドル安 ユーロ安ドル高 出所 )Bloomberg

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 日本 Brexit や円高進行の影響で 景況感が急速に悪化 図 1 月景気ウォッチャー調査の先行き判断 DI が大幅に悪化 図 円高進行が株式市場に大きく影響 7 5 55 5 5 35 3 5 日本景気動向指数と景況感 景気動向指数先行 CI 1 年 5 月 1. 景気ウォッチャー調査先行き判断 DI 1.5 1 年 月 1 11 1 13 1 15 1 115 11 15 1 95 9 5 情報サービス 生産用機械 造船 重機 日本大企業の為替想定レート 経常利益前年度比の修正率 ( % ) 1-1 - -3 繊維 自動車 化学 全産業 紙 パルプ 生産用機械 木材 木製品造船 重機 金属製品 窯業 土石製品非鉄金属汎用機械業務用機械 電気機械 卸売 鉄鋼 1 年度事業計画 食料品 情報サービス - -1 - - - - 注 ) 直近値は景気動向指数が1 年 5 月 景気想定為替レートの修正幅 ( 円 / ドル ) 注 )1 年 月日銀短観による大企業の1 年度事業計画 ウォッチャー調査が同年 月 出所 ) 内閣府注 )1 年 月日銀短観による大企業の1 年度事業計画 出所 ) 日本銀行修正率は3 月時点との比較 想定為替レートは差 出所 ) 日本銀行 先週の株式市場は 円高が進行するなか週末にかけて 日連続で下落 日経平均株価は 月 日の英国民投票後の 1,95 円以来の低水準となる 15,1 円で終了しました Brexit に端を発した世界的なリスク回避の動きが円独歩高につながり ドル円相場は 日には一時 1 円 銭まで円高が進みました 急速な円高で企業業績やインバウンド消費の鈍化が懸念され 株価の上値は一段と重くなっています 先週公表された 5 月の景気動向指数はほぼ横ばいでしたが 月の景気ウォッチャー調査は先行き判断 DI が大きく悪化しました ( 図 1 左 ) 内閣府は 足元は円高や株安 企業動向への懸念が要因 先行きは英国の EU 離脱問題等における海外経済や金融資本市場への懸念が大きいとまとめています 同調査の調査期間が毎月 5 日から月末であるため 3 日の英国民投票の結果が大きく影響したといえます 景気判断の理由をみても 円高による企業業績の影響やインバウンド消費の鈍化 英国の EU 離脱問題による世界経済の混乱がマインド悪化に響いた模様です 食料品 紙 パルプ 化学 業務用機械 非鉄金属 卸売 鉄鋼 はん用機械 窯業 土石製品 電気機械 全産業 石油 石炭製品 金属製品 繊維 自動車 ドル円相場 1 円 5 銭 (7 月 日 ) 11.9 11. 19.1 11.7 11.7 11.5 11.3 11. 111. 111. 111.1 11.1 113.7 113. 113.5 113.5 1.5 119.3 ( 円 / ドル ) 5 9 95 1 15 11 115 1 15 日本大企業の事業計画 食料品陸運業その他製品医薬品ハ ルフ 紙情報 通信業電気 カ ス業建設業サーヒ ス業繊維製品卸売業倉庫 運輸関連化学精密機器 TOPIX 小売業金属製品水産 農林業コ ム製品電気機器機械鉄鋼非鉄金属海運業その他金融業保険業空運業カ ラス 土石製品不動産業輸送用機器石油 石炭製品鉱業銀行業証券 商品先物取引 日本業種別株価の変化率 東証株価指数騰落率 :+.% (1 年 月 日 7 月 日 ) 1 5 5 1 注 ) 東証株価指数終値の変化率 出所 )Bloomberg 月日銀短観によると 大企業全産業の 1 年度事業計画における想定為替レートは 11.3 円 ( 製造業は 111.1 円 ) と既に実勢レートと大きく乖離しています ( 図 1 右 ) 想定為替レートが最も円高である自動車でさえも 円を超える開きがあり 今年度下期も現在の為替水準が続けば 想定為替レートの円高への修正により企業業績の更なる下方修正は避けれなくなります ( 図 左 ) 今回の景気ウォッチャー調査で指摘されているように 金融市場の悪化が消費マインドの冷え込みにつながり 悪循環が続けば景気後退の可能性さえ否定できません 株式市場は英国民投票での英 EU 離脱選択をうけ大きく明暗が分かれています ( 図 右 ) Brexit による悪化懸念で輸出企業や不動産 金融関連株の下落は大きく これらのセクターが回復するかが注目です 1 日の参院選は与党の圧勝で終わり 焦点は今年度二次補正予算による経済対策案の具体化に移ります 当面は金融政策による下支えと経済対策期待が株価回復の鍵となりましょう ( 向吉 ) 3

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 米国 月の非農業部門雇用者数は前月差.7 万人増加 図 1 月は雇用者数が急増 平均時給も増加が加速 図 月の企業景況感は改善 好調な業績が続いている模様 米国失業率と非農業部門雇用者数 米国求人と賃金の伸び 米国企業利益 米国 ISM 景気指数 1 5-5 ( 万人 ) 非農業部門雇用者数 ( 前月差 左軸 ) -1 199 1995 5 1 15 1 年 月 +.7 万人.9% 失業率 1 1 9 7 5 3 雇用コスト指数 ( 右軸 前年比 ) 平均時給 ( 右軸 前年比 ) 求人率 1 1 11 1 +.% +1.9% +3.9% 5 3 1, 5,, 3,, 1, ( 億ドル ) 製造業のうちエネルギー以外 エネルギー ( 億ドル ) 全体 非製造業 -1, 7 1 13 1 3, 7 5, 55 5 5 1, 35 企業活動拡大 企業活動縮小 非製造業 製造業 1 年 月 5.5 1 年 月 53. 3 3 9 1 15 注 ) 求人率は求人 ( 雇用者数 + 求人 ) 直近値は平均時給が1 年 月 雇用コスト指数が同年 1-3 月期 求人率は 月 出所 ) 米労働省 Bloombergより当社経済調査部作成 注 ) 左図の直近値は 1 年 1-3 月期 出所 ) 米商務省 ISM より当社経済調査部作成 先週は英ポンドの下落を受けて英 EU 離脱不安が再燃 米金融市場も不安定化しましたが 週末の雇用統計が予想を上回る良好な結果となり米国株が上昇する展開でした FF 先物市場に織り込まれる今年 1 月会合での利上げ確率は 雇用統計発表前の 11.% から.% に小幅上昇しています 月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月差 +.7 万人と市場予想の同 +1 万人を上回り 平均時給の前年比が +.5% から +.% に上昇しました ( 図 1) 業種別の雇用増加は 先行指標とされる人材派遣が同 +1.5 万人 ストライキで 5 月が大幅減となった情報通信業が同 +. 万人 製造業同 +1. 万人 小売業同 +3. 万人など幅広い業種で改善がみられました 5 月の雇用増加が同 +1.1 万人と低迷も - 月の平均は同 +1.7 万人となり 雇用環境の改善は続いていると考えられます 月 FOMC では失業率の長期予測値を.% としています 月間 15 万人程度の雇用増加で失業率は横ばいとみられ このペースなら FOMC は緩やかな利上げを続ける見込みです 11 日のアルコアを皮切りに - 月期の企業決算発表が本格化します - 月期の企業決算は 概ね良好な結果になる見込みです 1-3 月期の企業利益は 原油高を受けてエネルギー企業が改善する一方 その他の企業では高水準で推移しました ( 図 左 ) その後もエネルギー価格が安定していることや ISM 景況感指数に改善がみられることから ( 図 右 ) 米国企業の業績は良好な状況が続いている可能性が高そうです 今週は 1 日 JP モルガン チェース 15 日シティグループが注目され 銀行の融資基準厳格化による不良債権の状況が焦点です その他 今週は 15 日の 月小売売上高 7 月ミシガン大学消費者信頼感指数が注目材料です 月の小売売上高 ( 除くガソリン 自動車 ) は 前月比 +.3% と今年 月以降の増加が続くと予想されます 月 3 日の英 EU 離脱決定の影響で 米国でも家計の景況感が悪化したのか 消費者信頼感指数が注目されます 良好な雇用環境や高めの家計純資産を背景に景況感は横ばいの見通しです ( 石井 )

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 欧州 BREXIT 5 英 BREXIT に時期あわせイタリア不良債権処理にメス 図 1 かねてから資本不足を警告 図 BMPS 銀は特殊事例 1 1 1 1-1 年ストレステスト結果と足元の株主資本比率 1 年 1-3 月期株主資本比率 ( 丸印 ) HS BC SAN ドイチェ銀 Intesa 欧州景気はストレスシナリオの想定ほど悪化せず 各国の株主資本比率水準は同テスト時の想定より高い SOC GEN ストレスシナリオ下での 1 年末の想定株主資本比率余力 ( 棒グラフ ) 1 年ストレステスト景気悪化シナリオ株主資本比率合格ライン 5.5% BMPS 銀景気悪化シナリオで.5 億 ( 株主資本比率 =.9%) の資本不足 BNP UCG LLOY RBS BMPS 銀 注 ) 株主資本比率は 景気悪化シナリオ下での各行の1 年末の予想水準 SANは西サンタンデール Intesaは伊インテサ サンパオロ SOCGENは仏ソシエテ ジェネラル BNPは仏 BNPパリバ UCGは伊ウニ クレディット LLOYは英ロイズを指す 出所 )EBAより当社経済調査部作成 BREXIT( 英国の EU( 欧州連合 ) 離脱 ) に時期をあわせ イタリア金融界も永らく苦しん だ不良債権にメスを入れる時が迫っています その手術は今月 9 日 EBA( 欧州銀行監督機 構 ) が示す欧州主要銀ストレステストの結果発表を待たずして開始される可能性もあります 銀行再建 ないしは破たん処理を行うベイルアウトを禁じると共に 政府の公的資金注入 その手術台に上がるのは 世界最古の銀行と言われる伊モンテ デイ パスキ ディ シ エナ銀 (BMPS 銀 ) です 同行は永らく不良債権処理に苦しみ 1 年のストレステストでは.5 億の資本不足を指摘され ( 図 1) 目下増資等繰り返すも不良債権という腫瘍は膨らみ 続けています ( 図 ) 手術の執刀医は伊政府ですが EU( 欧州連合 ) 加盟国は BRRD( 銀行 再建 破たん処理指令 ) というルールに基づき EU 委員会との合意のうえ 手術を開始する 必要があります しかし執刀医の伊政府も実は手術に躊躇しています 議会下院の相対的優 位性を確立し政策運営の円滑化を狙うレンツィ首相は 1 月の上院権限の縮小 ( 憲法改正 ) を問う国民投票に政治生命をかけているため 個人投資家が多い BMPS 銀の株主等 ステーク 3 1 欧州主要行不良債権比率イタリア英国その他 モンテ デイ パスキ ディ シエナ インテサ サンパオロ ウニ クレディット 7 11 15 ロイズ (Lloyds) HSBC RBS 7 11 15 7 11 15 このため現在 伊政府は EU 委員会と個人投資家を傷つけず執刀 ( 不良債権処理 ) する策 を協議中ですが 目下議論は平行線です BRRD は原則 国が先行して公的資金を注入し にはまず先に銀行株主 債権者に処理に伴う損失の負担を求めるためです ( ベイルイン ) もっとも 解決の道も残されています ( 図 3) BRRD 第 3 条はストレステストで資本不 足を指摘された銀行への公的支援を認めています ( 株主 劣後債権者は損失負担 無担保 普通社債債権者 預金者等は保護の可能性高い ) BMPS 銀は 15 年のテストでも不合格と なる可能性が高く そうなれば同条適用の可能性が出てきます また 英 BREXIT が金融市 場全体のリスクを高めイタリアの金融安定を脅かすと認定されれば BMPS 銀への公的支援 の道が開かれます さらに政府の新基金設立による増資引き受け等も 議論の遡上に上っ ています 最終的な決着は不透明ですが BMPS 銀の不良債権処理は元より同行固有の問題 ホルダーに対しベイルイン ( 後述 ) を実施すれば 自らの首を絞めることに繋がるためです です 不良債権問題の欧州銀行全体への波及を論ずるのは無理がありましょう ( 徳岡 ).5%.3%.% 仏ソシエテジェネラル 西サンタンデール.%.5%.% 独ドイツ銀 ( 年末 ) 注 ) 直近値は 伊ウニ クレディット 西サンタンデールは 1 年 1-3 月期 他は 15 年末 各国不良債権比率はその定義が異なることに注意 イタリアの定義は他国比厳しい 出所 )SNL Financial より当社経済調査部作成 図 3 ベイルアウトのみは難しいか 国民投票で現政権に不利 BMPS 銀総資産 1,73 億 ( 国内 位 ) 不良債権残高 億 貸出残高 1,39 億貸倒引当金 3 億株主資本比率 (CET1) 11.% BMPS 銀処理 破綻処理 BREXIT の影響 BREXIT との関連証明は困難か ベイルイン ( 民間 (% 損失負担 ) 公的資金 株式劣後債 BRRD 第 17 条 シニア債預金 国民投票で現政権に不利 ストレステスト不合格 ベイルイン ( 負担共有 ) 公的資金 BRRD 第 3 条 株式劣後債 基金増額 国民投票で現政権に有利 個人投資家の損失を基金が買取等で救済の可能性も注 ) 実線 破線 及びその太さは蓋然性の高低を示す 破線は蓋然性の低いシナリオ シナリオの想定は当社経済調査部 BMPS 銀主要財務諸表は1 年 1-3 月期 印は15 年末 アトランテは既に国内 行の増資引受で 5 億使用 出所 )SNL Financial 各種資料より当社経済調査部作成 再建 不良債権処理基金アトランテの活用 アトランテは今年 月発足 余力 17.5 億 ベイルアウト 公的資金 新基金創設 5

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 アジア 新興国フィリピン : 緩やかに上昇する物価と年初より冴えを欠くペソ相場 図 1 インフレ目標下限近くまで上昇した消費者物価 ( 左 ) 図 冴えを欠くペソ相場 ( 左 ) 縮小する経常黒字 ( 右 ) 1 1 消費者物価の前年比 ( 月次 ) 総合物価 注 ) コア物価は飲食料と燃料を除く直近値は 1 年 月 インフレ目標バンド ( 破線 ) 1 9 7 5 政策金利と短期国債金利 ( 日次 ) 注 ) 政策金利 : リバース レポ金利上限金利 : レポ金利 翌日物貸出制度金利下限金利 : SDA 金利 翌日物預金制度金利 ( 上下限金利変更は 1 年 月 3 日より ) 直近値は 1 年 7 月 日 下限金利 上限金利 政策金利 ( 億米ドル ) 1, 9 7 為替相場と外貨準備 ペソ相場 直近値 : 1 年 7 月 日 ( ペソ / 米ドル ) ペソ高 ペソ安 1 3 5 ( 億米ト ル ) 1 経常収支 ( 四半期 ) 経常移転 ( 海外就労者送金等 ) 所得サービス経常収支 コア物価 5 7 9 11 13 15 3 1 短期国債金利 (1 ヵ月 ) 9 11 13 15 5 3 外貨準備 直近値 :1 年 月 9 11 13 15 7 9 5 - - - - 注 ) 直近値は 1 年 1-3 月期 -1 5 7 9 11 13 15 貿易 出所 ) フィリピン国家統計局 フィリピン中央銀行 (BSP) CEIC Bloomberg より当社経済調査部作成 先週 5 日 フィリピン政府は 月の総合消費者物価が前年比 +1.9% と前月の +1.% を上回ったことを公表 ( 図 1 左 ) 食品物価が同 +.9% と前月の +.3% より上昇し 総合物価を押上げました 電気 ガス 燃料も同.9% と前月の 7.3% より落込み幅が縮小 前年の燃料価格下落によるベース効果がはく落したことによります フィリピン中央銀行 (BSP) は 月 3 日に政策金利を 3% で据置き ( 図 1 右 ) 金利コリドー (IRC) の導入など政策金利体系の変更が行われた 月 3 日以降初の政策会合での決定でした BSP の声明は 管理可能な物価の下で金利を据置いたと記述 物価の上振れ / 下振れリスクはほぼ均衡していると 下振れリスクがある とした前回までの見方を変更しました BSP は 物価の上振れ要因として国際燃料価格の反発や国内電力料金引上げの可能性 下振れ要因として世界景気の減速と足元の降雨量の回復を挙げました 上昇しつつも落ち着いた物価と底堅い景気拡大が続く中 BSP は年内は政策金利の据置きを続ける可能性が高いと考えられます 出所 ) フィリピン中央銀行 (BSP) CEIC Bloomberg より当社経済調査部作成 通貨ペソは年初より先週 日までに対米ドルで +.1% と 主要アジア通貨ではインド ルピー ( 同 1.%) に次いで不振 米利上げ先送り観測などで投資家のリスク選好度が高まる中 昨年例外的に買持ちにされた両通貨の売戻しが生じました 今後は 経常黒字 ( 図 右 ) の一層の縮小もペソの重石となるでしょう 足元で内需は堅調な拡大を続けています 月末に就任したドゥテルテ新大統領はインフラ投資を加速させる方針を示し 新任の閣僚は財政赤字拡大を容認する姿勢を示唆 資本財等の輸入の伸びの加速に伴って経常収支が悪化する可能性が高まりつつあります また ペソ相場が上昇した -3 月に外貨準備 ( 先物を含む ) は 51 億米ドル増加 海外就労者送金の伸びが不安定となる中 BSP は同送金の購買力を押下げるペソ高を警戒し 資本流入局面では介入で相場上昇を抑えている模様です 今後 ペソ相場の上昇率はアジア通貨平均並みになると予想されます ( 入村 ) 注 ) 本稿は 7 月 11 日付アジア投資環境レポートの要約です

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 今週の主要経済指標と政治スケジュール 先 週 今 週 月 火 水 木 金 5 7 ( 米 ) 独立記念日 ( 祝日 ) ( 米 ) ダドリー ニューヨーク連銀総裁講演 ( 米 ) FOMC 議事録 ( 月 1-15 日開催分 ) ( 日 ) 黒田日銀総裁あいさつ ( 日 ) 5 月現金給与総額 ( 前年比 ) ( 米 ) 5 月製造業新規受注 ( 前月比 ) ( 日 ) 5 月景気動向指数 ( 速報 先行 CI) 月 :.% 5 月 :.% 月 :+1.% ( 米 ) 5 月貿易収支 ( 通関ベース ) 月 :1. 5 月 :1. ( 日 ) 5 月経常収支 ( 季調値 ) 5 月 : 1.% 月 : 37 億ドル ( 米 ) 月 ADP 雇用統計 月 :+1 兆,5 億円 5 月 :+1 兆,15 億円 ( 米 ) 5 月耐久財受注 ( 航空除く非国防資本財 前月比 ) 5 月 : 11 億ドル ( 民間部門雇用者増減数 前月差 ) ( 日 ) 月銀行貸出 ( 前年比 ) 月 :.% 5 月 :+1. 万人 月 :+17. 万人 5 月 :+.% 月 :+.% 5 月 :.%( 速報値 :.7%) ( 米 ) 月米供給管理協会 (ISM) 非製造業景気指数 ( 欧 ) ECB 理事会議事要旨 ( 月 日分 ) ( 日 ) 月景気ウォッチャー調査 ( 米 ) 大統領選挙 5 月 :5.9 ( 独 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 現状 5 月 :3. 月 :1. オバマ大統領のクリントン氏応援遊説スタート 月 :5.5 月 :+.5% 5 月 : 1.3% 先行き 5 月 :7.3 月 :1.5 ( 英 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) ( 米 ) 5 月消費者信用残高 ( 前月差 ) ( 英 ) 保守党党首選挙下院議員による予備選挙 月 :+.1% 5 月 :.5% 月 :+13 億ドル 5 月 :+1 億ドル 候補者 5 名 3 名 ( 英 ) 保守党党首選挙下院議員による予備選挙 ( 米 ) 月雇用統計 候補者 3 名 名 非農業部門雇用者増減数 ( 前月差 ) ( 豪 ) 金融政策決定会合 ( 中 ) 月外貨準備高 5 月 :+1.1 万人 月 :+.7 万人 キャッシュレート :1.75% 1.75% 5 月 :3 兆 1,917 億ドル 月 :3 兆,5 億ドル 失業率 5 月 :.7% 月 :.9% 平均時給 ( 前年比 ) 5 月 :+.5% 月 :+.% ( 他 ) スウェーデン金融政策決定会合 (~ 日 ) ( 他 ) ブラジル 月消費者物価 (IPCA 前年比) ( 仏 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) レポ金利 :.5%.5% 5 月 :+9.3% 月 :+.% 月 :+1.% 5 月 :.5% 1 1 13 1 15 ( 日 ) 参議院議員選挙 ( 日 ) 5 月第 3 次産業活動指数 ( 前月比 ) ( 日 ) 5 月製造工業稼働率指数 ( 前月比 ) ( 米 ) ロックハート アトランタ連銀総裁講演 ( 米 ) カシュカリ ミネアポリス連銀総裁講演 ( 中 ) 月消費者物価 ( 前年比 ) 月 :+1.% 5 月 :( 予 ).7% 月 : 1.% 5 月 :( 予 )NA ( 米 ) ジョージ カンザスシティー連銀総裁講演 ( 米 ) ブラード セントルイス連銀総裁講演 5 月 :+.% 月 :+1.9% ( 日 ) 月国内企業物価 ( 前年比 ) ( 米 ) カプラン ダラス連銀総裁講演 ( 米 ) 5 月企業売上 在庫 ( 在庫 前月比 ) ( 中 ) 月生産者物価 ( 前年比 ) 5 月 :.% 月 :( 予 ).% ( 米 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) ( 米 ) 月生産者物価 ( 前年比 ) 月 :+.1% 5 月 :( 予 )+.1% 5 月 :.% 月 :.% ( 米 ) タルーロFRB 議長講演 ( 米 ) カプラン ダラス連銀総裁講演 5 月 :.1% 月 :( 予 ).1% ( 米 ) 月小売売上高 ( 前月比 ) ( 中 ) 月社会融資総量人民元建て新規融資 (~15 日 ) ( 米 ) ブラード セントルイス連銀総裁講演 ( 米 ) ハーカー フィラデルフィア連銀総裁講演 ( 米 ) JPモルガン チェース 1 年 - 月期決算発表 5 月 :+.5% 月 :( 予 )+.1% 5 月 :9,55 億元 月 :( 予 )1, 億元 ( 米 ) カシュカリ ミネアポリス連銀総裁講演 ( 米 ) メスター クリーブランド連銀総裁講演 ( 米 ) ブラックロック 1 年 - 月期決算発表 ( 米 ) 月消費者物価 ( 前年比 ) ( 米 ) メスター クリーブランド連銀総裁講演 ( 米 ) 月輸出入物価 ( 輸入 前月比 ) ( 英 ) 金融政策委員会 (MPC 11~1 日 ) 5 月 :+1.% 月 :( 予 )+1.1% 11 ( 米 ) 5 月卸売売上 在庫 ( 在庫 前月比 ) 5 月 :+1.% 月 :( 予 )+.% 政策金利 :.5% ( 予 ).5% ( 米 ) 月鉱工業生産 ( 前月比 ) ( 日 ) 5 月機械受注 ( 船舶 電力除く民需 前月比 ) 月 :+.% 5 月 :( 予 )+.% ( 米 ) 月月次財政収支 資産買入れ規模 :3,75 億 ( 予 ),5 億 5 月 :.% 月 :( 予 )+.% 月 : 11.% 5 月 : 1.% ( 欧 ) EU 財務相理事会 5 月 : 55 億ドル 月 :( 予 )+ 億ドル ( 豪 ) 月失業率 ( 米 ) 7 月ニューヨーク連銀景気指数 ( 日 ) 月マネーストック (M 前年比) ( 豪 ) 月 NAB 企業景況感指数 5 月 :5.7% 月 :( 予 )5.% 月 :+.1 7 月 :( 予 )+5. 5 月 :+3.% 月 :+3.% 5 月 :+1 月 :( 予 )NA ( 欧 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) ( 他 ) 韓国金融政策決定会合 ( 米 ) 7 月ミシガン大学消費者信頼感指数 ( 速報 ) ( 米 ) ジョージ カンザスシティー連銀総裁講演 ( 他 ) ブラジル 5 月小売売上高 ( 前年比 ) 月 :+1.1% 5 月 :( 予 ).% 7 日間レポレート :1.5% ( 予 )1.5% 月 :93.5 7 月 :( 予 )93. ( 米 ) アルコア 1 年 - 月期決算発表 月 :.7% 5 月 :( 予 ).3% ( 中 ) 月都市部固定資産投資 ( 年初来累計 前年比 ) ( 米 ) ウェルズ ファーゴ 1 年 - 月期決算発表 ( 欧 ) ユーロ財務相会合 ( ユーログループ ) ( 他 ) オランタ 常設仲裁裁判所が南シナ海に関する判断 ( 豪 ) 7 月消費者信頼感指数 5 月 :+9.% 月 :( 予 )+9.% ( 米 ) シティグループ 1 年 - 月期決算発表 ( 伊 ) 5 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 月 :1. 7 月 :( 予 )NA ( 中 ) 月鉱工業生産 ( 前年比 ) ( 中 ) - 月期実質 GDP( 前年比 ) 月 :+.5% 5 月 :( 予 )+.1% 5 月 :+.% 月 :( 予 )+5.9% 1-3 月期 :+.7% - 月期 :( 予 )+.% 1 19 1 ( 米 ) 1 月全米住宅建築業協会 (NAHB) 住宅市場指数 ( 米 ) 月住宅着工 許可件数 ( 米 ) 月中古住宅販売件数 ( 独 ) 7 月 ZEW 景況感指数 ( 米 ) 7 月フィラデルフィア連銀景気指数 来 ( 英 ) 月消費者物価 ( 欧 ) 欧州中央銀行 (ECB) 理事会 週 ( 英 ) 月生産者物価 ( 豪 ) 金融政策決定会合議事録 (7 月 5 日開催分 ) 注 ) ( 米 ) は米国 ( 日 ) は日本 ( 欧 ) はユーロ圏 ( 英 ) は英国 ( 独 ) はドイツ ( 仏 ) はフランス ( 伊 ) はイタリア ( 加 ) はカナダ ( 豪 ) はオーストラリア ( 中 ) は中国 ( 印 ) はインドをそれぞれ指します 赤字は日本 青字は米国 緑字はユーロ圏と EU 全体 黒字はその他のイベントを表します 経済指標と政治スケジュール 企業決算の日程及び内容は変更される可能性があります 出所 )Bloomberg 等 各種資料より当社経済調査部作成 7

投資環境ウィークリー 1 年 7 月 11 日号 留意事項 投資信託に係るリスクについて投資信託は 主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としているため 当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動します したがって 投資者のみなさまの投資元金が保証されているものではなく 基準価額の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 運用により信託財産に生じた損益はすべて投資者のみなさまに帰属します 投資信託は預貯金と異なります また 投資信託は 個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限 取引市場 投資対象国等が異なることから リスクの内容や性質が異なりますので ご投資にあたっては投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等をよくご覧ください 投資信託に係る費用についてご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます 購入時 ( ファンドによっては換金時 ) に直接ご負担いただく費用 購入時 ( 換金時 ) 手数料 上限 3.%( 税込 ) 一部のファンドについては 購入時 ( 換金時 ) 手数料額 ( 上限 37, 円 ( 税込 )) を定めているものがあります 購入時 換金時に直接ご負担いただく費用 信託財産留保額 ファンドにより変動するものがあるため 事前に金額もしくはその上限額またはこれらの計算方法を表示することができません 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 運用管理費用 ( 信託報酬 ) 上限年 3.3%( 税込 ) 一部のファンドについては 運用実績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります その他の費用 手数料上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります 投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等でご確認ください その他の費用 手数料については 運用状況等により変動するものであり 事前に金額もしくはその上限額またはこれらの計算方法を表示することができません お客さまにご負担いただく費用の合計額もしくはその上限額またはこれらの計算方法は 購入金額や保有期間等に応じて異なりますので 表示することができません ご注意 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては 一般的な投資信託を想定しております 費用の料率につきましては 三菱 UFJ 国際投信が運用するすべての公募投資信託のうち ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております 投資信託に係るリスクや費用は それぞれの投資信託により異なりますので ご投資をされる際には 事前によく投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等をご覧ください 各資産のリスク 株式の投資に係る価格変動リスク : 株式への投資には価格変動リスクを伴います 一般に 株式の価格は個々の企業の活動や業績 市場 経済の状況等を反映して変動するため 株式の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 公社債の投資に係る価格変動リスク : 公社債への投資には価格変動リスクを伴います 一般に 公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動するため 公社債の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 信用リスク : 信用リスクとは 有価証券等の発行者や取引先等の経営 財務状況が悪化した場合またはそれが予想された場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等に 当該有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること または利払いや償還金の支払いが滞る等の債務が不履行となること等をいいます この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 流動性リスク : 有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に 市場に十分な需要や供給がない場合や取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合または取引が不可能となる場合 市場実勢から期待される価格より不利な価格での取引となる可能性があります この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 国内株式 国内債券への投資は上記のリスクを伴います 海外株式 海外債券への投資は上記リスクに加えて以下の為替変動リスクを伴います 為替変動リスク : 海外の株式や公社債 REIT オルタナティブ資産は外貨建資産ですので 為替変動の影響を受けます そのため 為替相場が円高方向に進んだ場合には 投資元金を割り込むことがあります 新興国への投資は上記リスクに加えて以下のカントリーリスクを伴います カントリーリスク : 新興国への投資は 先進国への投資を行う場合に比べ 投資対象国におけるクーデターや重大な政治体制の変更 資産凍結を含む重大な規制の導入 政府のデフォルト等の発生による影響を受けることにより 市場 信用 流動性の各リスクが大きくなる可能性があります この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込む可能性が高まることがあります 本資料に関してご留意頂きたい事項 本資料は 投資環境等に関する情報提供のために三菱 UFJ 国際投信が作成した資料であり 金融商品取引法に基づく開示資料ではありません 本資料は投資勧誘を目的とするものではありません 投資信託は 預金等や保険契約とは異なり 預金保険機構 保険契約者保護機構の保護の対象ではありません 銀行等の登録金融機関でご購入いただいた投資信託は 投資者保護基金の補償の対象ではありません 投資信託は 販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います 本資料の内容は作成時点のものであり 将来予告なく変更されることがあります 本資料は信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが その正確性 完全性等を保証するものではありません 各ページのグラフ データ等は 過去の実績 状況であり また 見通しないし分析は作成時点での見解を示したものです したがって 将来の市場環境の変動や運用状況 成果を示唆 保証するものではありません また税金 手数料等は考慮しておりません 本資料に示す意見等は 特に断りのない限り本資料作成日現在の三菱 UFJ 国際投信経済調査部の見解です また 三菱 UFJ 国際投信が設定 運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません 投資信託をご購入の場合は 販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) の内容を必ずご確認のうえ ご自身でご判断ください クローズド期間のある投資信託は クローズド期間中は換金の請求を受け付けることができませんのでご留意ください 本資料中で使用している指数について 日経平均株価 に関する著作権 知的所有権 その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します 日経ジャスダック平均株価 に関する著作権 知的所有権 その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します 本件商品を日本経済新聞社および日本経済新聞デジタルメディアが保証するものではありません また 日本経済新聞社は 日経ジャスダック平均株価の内容を変える権利および公表を停止する権利を有しています TOPIX( 東証株価指数 ) は ( 株 ) 東京証券取引所及びそのグループ会社 ( 以下 東証等 という ) の知的財産であり 指数の算出 指数値の公表 利用など同指数に関するすべての権利 ノウハウは東証等が所有しています ドイツ DAX : 本指数は 情報提供を目的としており 売買等を推奨するものではありません FTSE International Limited( FTSE ) FTSE 15 年 FTSE はロンドン証券取引所グループ会社の登録商標であり FTSE International Limited は許可を得て使用しています FTSE 指数 FTSE 格付け またはその両方におけるすべての権利は FTSE そのライセンサー またはその両方に付与されます FTSE およびライセンサーは FTSE 指数 FTSE 格付け もしくはその両方 または内在するデータにおける誤りや省略に対して責任を負わないものとします FTSE の書面による同意がない限り FTSE データの再配布は禁止します MSCI GB( 出所 :MSCI): ここに掲載される全ての情報は 信頼の置ける情報源から得たものでありますが その確実性及び完結性を MSCI は何ら保証するものではありません またその著作権は MSCI に帰属しており その許諾なしにコピーを含め電子的 機械的な一切の手段その他あらゆる形態を用い またはあらゆる情報保存 検索システムを用いて出版物 資料 データ等の全部または一部を複製 頒布 使用等することは禁じられています