プロフィール たなか きみあき 昭和28年東京生まれ 昭和54年3月東京工業大学大学院理工学研究科 修士課程修了 昭和54年4月日本ゼオン株式会社 入社 平成17年6月取締役 高機能ケミカル事業 部長 兼高機能ケミカル販売二部長 高機能ケミ カル販売三部長 高機能材料研究所長 平成19年 6月取締役執行役員 高機能ケミカル事業部長 高機能ケミカル販売部長 平成23年6月取締役常 務執行役員 経営企画担当 人事 総務担当 平成 24年6月取締役専務執行役員 経営企画担当 人 事担当 生産担当 平成25年6月代表取締役社長 田中 中学と高校のときはバスケットボールをやって した その後 私が物事に対して 真剣に 粘り強 ツですから このときに持久力ができたと思います お蔭と思っています 両国高校には行けませんでした いました バスケットボールは試合中走り続けるスポー 部活ではありませんが 江戸川高校へ行ったときに く 取り組めるようになったのは 丹治先生の教えの が 江戸川高校で丹治先生に出会えて本当に良かっ 芸術の授業で美術か書道を選択するというのがありま たと思っています 大して思い入れもなく何気なく書道を選んだのですが の木坂の丹治先生のご自宅に下宿をさせていただき した 私は絵は苦手でしたので 書道を選択しました この選択がその後の私の人生を左右したと言っても 過言ではないと思います 希望の両国高校に行けな 受験が終わり 東工大に入学してからは目黒の柿 大学に通いました ときどき福島県などにある先生の 書の教室へ先生と一緒に出掛けたり かばん持ちの くて落ち込んでいた時に 書道の丹治思郷先生にお ようなことをさせてもらっていました り返して書の目標を遂げようと努力をされていました うか 心を打たれました 今で言う 目から鱗 の毎日でし になりました 先生ご夫妻にはお子様がいらっしゃら 気とは 私は何をやるために生まれてきたのか 育てていただきました 結局大学院に進学する前ぐら 会いしました 丹治先生は書作家で 日々鍛錬を繰 真摯な気持ちで一途に目的を究めようとする姿勢に た 天才気質の先生からは 人生の目的とは 本 など 私にとっては禅問答のような毎日でしたが 私 が はっ と気づくまで懇切丁寧に教えていただきま 住み込みで 書生のような役割だったのでしょ 田中 住み込みで丹治先生の奥様にも大変お世話 なかったのですが まるで子供のように弟子のように いまで先生のところにいながら学校へ通っていました 大学院に行くとマスターの論文で忙しくなるので 1042 3