2. 徐放性機構 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ は 速放性顆粒及び徐放性顆粒からなるマルチ プルユニット型徐放口腔内崩壊錠です 錠剤が崩壊すると 速放性顆粒が溶解し その後 徐放性顆粒から徐々にアンブロキソールが溶 出していく機構です 速放性顆粒 苦味マスキング層 苦味マス

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

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37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

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Ⅰ.概要に関する項目

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患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく

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36 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg YD 陽進堂 37 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg ZE 全星薬品工業 38 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg アメル 共和薬品工業 39 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30mg 杏林 キョーリンリメディオ 40 フェキソフェナジン塩酸塩錠 30m

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IF_コフチミ_05.10

Ⅰ.概要に関する項目

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Transcription:

日本標準商品分類番号 872239 薬価基準収載 徐放性気道潤滑去痰剤 アンブロキソール塩酸塩徐放口腔内崩壊錠 AMBROXOL HYDROCHLORIDE OD 標準品 ( 剤形違い ): ムコサール -L カプセル 45mg ムコソルバン L カプセル 45mg 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 効能 効果 用法 用量 その他の使用上の注意等は Drug Information をご参照下さい

2. 徐放性機構 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ は 速放性顆粒及び徐放性顆粒からなるマルチ プルユニット型徐放口腔内崩壊錠です 錠剤が崩壊すると 速放性顆粒が溶解し その後 徐放性顆粒から徐々にアンブロキソールが溶 出していく機構です 速放性顆粒 苦味マスキング層 苦味マスキング コア粒子 薬物層 有効成分含む 薬物含有粒子 顆粒の色は 図解のために 着色 水色 橙色 緑色 していますが 実際は 微黄白色 淡黄白色です シールコート層 徐放化 薬物含有粒子 放出制御層 オーバーコート第1層 徐放性顆粒 オーバーコート第2層 3. 安定性試験 PTP 包装 PTP シートをアルミピロー包装 乾燥剤入り 及びバラ包装 ポリエチレン瓶 乾燥 剤入り したものを用いた安定性試験 加速試験 75 RH 6 ヵ月 及び長期保存試験 25 RH 2 年間 の結果 通常の市場流通下において 3 年間安定であることが推測された 1 4. 一包化に関連する情報 1 摩損度試験および自動分包機における錠剤落下試験 2 3 摩損度試験 自動分包機における錠剤落下試験 摩損率 OD 錠 45mg OD 錠 45mg イニシャル 一包化された錠剤に 湯山製作所製 割れ 欠けは認めら YS-TR-33/2FDSⅡ れなかった 一包化された錠剤に トーショー製 割れ 欠けは認めら Xana-EU れなかった.3 25rpm 4 分 n 15 最上段のカセットで実施 n 25 75 RH 4 週間保存品 一包化された錠剤に割 れ 欠けは認められな かった 一包化された錠剤の 内 1 錠で欠けが認め られた 2 無包装状態での安定性試験 4 保存条件 温度 3ヵ月 OD 錠 45mg 湿度 25 75 RH3ヵ月 光 万 lx hr 結 果 変化なし 硬度 5.9kg 3.6kg 規格内 変化なし 測定項目 性状 硬度 純度 崩壊 溶出 定量

特 性 1. 水なし ( 唾液のみ ) でも服用可能な口腔内崩壊錠である 2.1 日 1 回服用の徐放口腔内崩壊錠である 3.PTP シートには1 錠単位で成分名と含量を表示している 4. ヨーグルト様の芳香で甘味のある製剤である 5. バラ包装 (3 錠 ) あり 6. 個装箱の一部が切り離せる仕様である 個装箱 ( 約 % に縮小 ) 7. 重大な副作用として ショック アナフィラキシー様症状 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 ) が報告されている ( 頻度不明 ) 製 剤 1. 製剤写真 ( 実物大 ) バラ 3 錠包装 ( 約 % に縮小 ) ( 実物大 )

(ng hr/ml) 水なし生物学的同等性 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン : 平成 24 年 2 月 29 日薬食審査発 229 第 1 号 剤形が異なる製剤の追加のための生物学的同等性試験ガイドライン : 平成 24 年 2 月 29 日薬食審査発 229 第 1 号 1. 血中濃度 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ ( 水なし又は水で服用 ) と標準製剤 [ カプセル ]( 水で服用 ) を健康成人男子にそれぞれ1 錠又は1カプセル ( アンブロキソール塩酸塩として45mg) 空腹時及び食後単回経口投与 ( クロスオーバー法 ) し 血漿中アンブロキソール濃度を測定した 得られた薬物動態パラメータ (AUC Cmax) 5), 6) について統計解析を行った結果 両剤の生物学的同等性が確認された 空腹時投与後投与あり5.5 ± 14.5 5.4±2.1 11.5 ± 3.9 956±226 食アンブロキソール塩酸塩として 45mg 投与時の薬物動態パラメータ Cmax (ng/ml) Tmax (hr) T1/2 (hr) AUC-48hr アンブロキソール塩酸塩 53.4 ± 13.4 5.2 ± 2.1 11.2 ± 3.3 徐放 OD 錠 45mg サワイ 95±192 標準製剤 ( カプセル 45mg) アンブロキソール塩酸塩.7 ± 19.3 6.7 ± 1.7 9.5 ± 1.7 徐放 OD 錠 45mg サワイ 971±329 水標準製剤 58.4 ±15.9 7.1 ± 1.6 11.8 ± 6.3 ( カプセル 45mg) 138±229 アンブロキソール塩酸塩 65.5 ± 23.1 4.2 ±.9 1.2 ± 2.1 徐放 OD 錠 45mg サワイ 984±36 標準製剤 ( カプセル 45mg) 62.3 ±21.4 4.3 ± 1. 12.6 ± 4.7 189±326 空腹時投与 標準製剤は水で服用 (Mean±S.D.) 血漿中濃度ならびに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある 2. 溶出試験 溶出率溶回転数 5rpm 試験液 ph1.2 回転数 5rpm 試験液 ph5. 適合範囲 ±1% 5 15 25 3 回転数 5rpm 試験液水 回転数 5rpm 試験液 ph7.5 ポリソルベート 1.%(W/V) 添加 f2=68( 適合範囲 f2 61) f2=54( 適合範囲 f2 5) 溶出率適合範囲 ±1% 適合範囲 ±1% 溶出率 出率 回転数 5rpm 試験液 ph7.5 溶出率溶出率 回転数 rpm 試験液 ph7.5 アンブロキソ - ル塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ 3 5 適合範囲 ±1% 5 15 25 3 1 2 3 4 7 1 21 2 35 4

パドル法 5rpm:pH1.2 f2 関数の値が 61 以上であった 5rpm:pH5. 標準製剤の平均溶出率が 3%(9 分 ) 5%( 分 ) 及び%(2 分 ) 付近の3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった 5rpm:pH7.5 f2 関数の値が5 以上であった 回転数 rpm 試験液 ph7.5 適合範囲 ±1% 5rpm: 水 標準製剤の平均溶出率が3%(9 分 ) 5%( 分 ) 及び%(2 分 ) 付近の3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった 5rpm:pH7.5 ポリソルベート 1.%(W/V) 添加 標準製剤の平均溶出率が3%( 分 ) 5%(1 分 ) 及び%(4 分 ) 付近の3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった rpm:ph7.5 標準製剤の平均溶出率が3%( 分 ) 5%(1 分 ) 及び%(3 分 ) 付近の3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった rpm:ph7.5 標準製剤の平均溶出率が3%(9 分 ) 5%(1 分 ) 及び%(3 分 ) 付近の3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった 溶出率 アンブロキソ - ル塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ 1 2 3 3 溶回転数 rpm 試験液 ph7.5 回転数 rpm 試験液 ph7.5 f2=56( 適合範囲 f2 5) 適合範囲 ±1% 溶出率出率アンブロキソ - ル塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ 7 1 21 2 35 4 7 1 21 2 35 4 回転バスケット法 rpm:ph7.5 f2 関数の値が 5 以上であった rpm:ph7.5 標準製剤の平均溶出率が 3%( 分 ) 5%(1 分 ) 及び %(3 分 ) 付近の 3 時点において 試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率 ± 1% の範囲にあった 以上の結果より 両製剤の溶出挙動は同等であると判断した 7) 主要文献 1) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 安定性試験 ] 2) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 摩損度試験 ] 3) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 錠剤落下試験 ] 4) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 安定性試験 ] 5) 高野和彦, 診療と新薬,51(3),252(14) 6) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 生物学的同等性試験 ] 7) 沢井製薬 ( 株 ) 社内資料 [ 溶出試験 ]

徐放性気道潤滑去痰剤 詳細は添付文書等をご参照下さい 禁忌を含む使用上の注意の改訂に十分ご留意下さい Drug Information 製 品 名 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45 mg サワイ 日本標準商品分類番号 872239 承 認 番 号 22AMX459 和 名 アンブロキソール塩酸塩 薬 価 収 載 14 年 6 月 一 般 名 販 売 開 始 14 年 6 月 洋 名 Ambroxol Hydrochloride 製 造 販 売 元 沢井製薬株式会社 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者組成 性状 組成アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45 mg サワイ は 1 錠中にアンブロキソール塩酸塩 45 mgを含有する 添加物として アセスルファムK エチルセルロース エチルバニリン カルメロース クロスポビドン 結晶セルロース スクラロース ステアリン酸 Mg 二酸化ケイ素 バニリン ヒプロメロース ポビドン マクロゴール D マンニトール l メントール 香料を含有する 製剤の性状剤形素錠 ( 速放性顆粒及び 外 形 直径 ( mm ) 重量 ( mg ) 厚さ ( mm ) 徐放性顆粒を含む口腔内崩壊錠 ) 1. 約 4 6. [ 識別コード :SW AM45] 効能 効果下記疾患の去痰 性状白色で微黄白色 ~ 淡黄白色の斑点がある 急性気管支炎 気管支喘息 慢性気管支炎 気管支拡張症 肺結核 塵肺症 手術後の喀痰喀出困難用法 用量通常 成人には1 回 1 錠 ( アンブロキソール塩酸塩として45 mg ) を1 日 1 回経口投与する 用法 用量に関連する使用上の注意 本剤は口腔内で崩壊するが 口腔の粘膜から吸収されることはないため 唾液又は水で飲み込むこと ( 適用上の注意 の項参照 ) 使用上の注意 1. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない 1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) ショック アナフィラキシー様症状 : ショック アナフィラキシー様症状 ( 発疹 顔面浮腫 呼吸困難 血圧低下等 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens Johnson 症候群 ): 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens Johnson 症候群 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと 2) その他の副作用以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 頻度不明消化器胃不快感 胃痛 腹部膨満感 腹痛 下痢 嘔気 嘔吐 便秘 食思不振 消化不良 ( 胃部膨満感 胸やけ等 ) 過敏症注 ) 血管浮腫 ( 顔面浮腫 眼瞼浮腫 口唇浮腫等 ) 発疹 蕁麻疹 蕁麻疹様紅斑 痒 肝臓肝機能障害 (AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇等 ) その他めまい 口内しびれ感 上肢のしびれ感 注 ) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 2. 高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること なお 減量が必要な場合には 普通錠等他の剤形を使用すること 3. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 2) 授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること 動物実験 ( ラット ) で母乳中へ移行することが報告されている 4. 適用上の注意 1) 薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること (PTPシートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) 2) 服用時 : 本剤は舌の上にのせ唾液を湿潤させ 唾液のみで服用可能である また 水で服用することもできる 5. その他の注意早朝覚醒時に喀痰喀出困難を訴える患者には 夕食後投与が有用である 取扱い上の注意等 [ 貯法 ] 室温保存開封後は湿気を避けて保存すること [ 使用期限 ] 3 年 包装 PTP: 錠 (1 錠 1) 5 錠 (1 錠 5) バラ :3 錠 (14 年 4 月作成 ) 担当者 学術情報に関するお問い合わせ 医薬品情報センター 381 999 副作用に関するお問い合わせ 安全管理部 6 615 5816 14 年 6 月作成 AHK35MN