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強制加入被保険者(法7) ケース1

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第14章 国民年金 

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Taro-1-国民年金編2015  作成 

Microsoft Word - T2-06-2_紙上Live_老齢(2)_①年金額・マクロ(12分)_

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

日付なしT2-01-2_紙上Live_ダイジェスト版(2)_①_(10分)_

高齢者福祉

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

強制加入被保険者(法7) ケース1

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

ブック 1.indb

問 28 保険医療機関等 保険医等 (1) 難度 B 64 問 29 保険医療機関等 保険医等 (2) 難度 B 68 問 30 保険医療機関等 保険医等 (3) 難度 B 70 問 31 療養の給付の一部負担金難度 C 74 問 32 入院時食事療養費難度 B 76 問 33 入院時生活療養費難度

スーパー答練 解説

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

年金額の改定について 公的年金制度は平成 16 年の法改正により永久に年金財政を均衡させる従来の仕組みから おおむね ( 100 ) 年間で年金財政を均衡させる仕組みへと変わった この年金財政を均衡させる期間を 財政均衡期間 という これにより 政府は少なくとも ( 5 ) 年ごとに財政の検証をおこ

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

年金・社会保険セミナー

T3-08-2_遺族基礎年金(2)_

第9章 国民年金制度について

社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案《概要》

年金・社会保険セミナー

国民年金


平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

1

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

無年金・低年金の状況等について

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

問 28 高年齢雇用継続給付との調整難度 A 70 問 29 特例老齢年金難度 B 72 問 30 経過的加算難度 B 74 問 31 老齢厚生年金の支給の繰下げ難度 B 76 問 32 老齢厚生年金の支給の繰上げ難度 B 80 問 歳以後の在職老齢年金難度 A 84 問 34 障害厚生

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

被用者年金一元化法

しくみ2 厚生年金は基礎年金に上乗せ 厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は 国民年金と厚生年金保険の2つの年金制度に加入することになります 厚生年金保険から支給される年金は 加入期間とその間の平均収入に応じて計算される報酬比例の年金となっていて 次のように基礎年金に上乗せするか

スライド 1

C 過労死等防止対策推進法 過労死等防止対策推進法において 設問のように事業主に報告書の提出を義務づける規定はない D 労組法 22 条 1 項 設問のとおり E 均等法 13 条 1 項 設問のとおり 問 5 解答 B A 社労士法 14 条の3 社会保険労務士名簿は 全国社会保険労務士会連合会に

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

[ 組合員期間等の特例 ] 組合員期間等については 年齢 職種などにより 過去の制度からの経過措置が設けられており 被用者年金制度の加入期間 ( 各共済組合の組合員期間など ) については 生年月日に応じて次表の年数以上であれば 組合員期間等が 25 年以上とみなされます 生 年 月 日 組合員期間

強制加入被保険者(法7) ケース1

例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2

最適年金.xls

2016年 社労士合格ナビ

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

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国民年金法

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Microsoft Word - 概要

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Microsoft Word ①概要(整備令)

平成25年4月から9月までの年金額は

老齢基礎年金 老齢基礎年金は 国民年金の加入者であった方の老後の保障として給付され 65 歳になったときに支給されます 老齢基礎年金は 保険料納付済期間 ( 厚生年金保険や共済組合の加入期間を含む ) と保険料免除期間などを合算した資格期間が 10 年以上ある場合に 終身にわたって受け取ることができ

算が加算されるようになったとき 260 / 12. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が額計算の基礎となる組合員期間または加入者期間が 240 月以上である退職共済年金等を受けられるようになったとき 262 / 13. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が障害を支給事由とする年金給付

2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

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Microsoft PowerPoint - A-10_老齢_お手続きガイド【2018版】

第七条二被用者年金各法の被保険者 組合員又は加入者 厚生年金保険法 国家公務員共済組合法 地方公務員等共済組合法 私立学校教職員共済法 国内居住要件 被用者年金各法 社会保険の適用事業所にお勤めの方 国家公務員 地方公務員 私立学校教職員 なし 年齢要件なし (65 歳以上の老齢厚生年金等の受給権者

1-3. 想定問題 2 (1) 老齢基礎年金の支給要件問 1. 老齢基礎年金は 保険料納付済期間又は保険料免除期間 ( A の規定により納付することを要しないものとされた保険料に係るものを除く ) を有する者が 65 歳に達したときに その者に支給する ただし その者の保険料納付済期間と保険料免除期

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

2909_0 概要

えていない B 平成 28 年版男女共同参画白書 46 頁参照 設問のとおり C 平成 28 年版男女共同参画白書 41 頁参照 設問のとおり D 平成 28 年版男女共同参画白書 47 頁参照 設問のとおり E 平成 28 年版男女共同参画白書 35 頁参照 設問のとおり 問 5 解答 A A 平

支給要件 37 Q80 受給権者が再婚したとき 65 旧国民年金法の障害 遺族給付 9 ⑷ 年金の併給調整 5 Q60 障害等級表 37 Q8 先妻または先夫の子と再婚後の 旧厚生年金保険法の障害 遺族給付 95 Q96 遺族厚生年金と遺族共済年金が Q6 障害手当金の要件 37 妻または夫の受給権

四日市市消防関係手数料条例の一部を改正する条例

Basic 講義に関して Basic 講義では 制度が複雑な年金 2 法 ( 国民年金法 厚生年金保険法 ) を先行学習していきます 年金科目は本試験での出題ウェイトも高いため 強化しておくことが必須です 初めて社会保険労務士試験の学習をされる方はもちろんですが 年金科目を得意にされていない方にも最

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

170214_【社労士会】事務連絡(期間短縮省令)

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ライフプランニングと資金計画 問題 1. ファイナンシャル プランナーの顧客に対する行為に関する次の記述のうち 職 業倫理や関連法規に照らし 最も適切なものはどれか 1. 税理士資格を有しないファイナンシャル プランナーが 住宅ローン相談セミナーを開催し その出席者に対して無償で確定申告書の作成代行

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再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年

平成16年度社会保険事業の概況

老齢年金の繰下げ支給に係る支給開始時期の見直し 70 歳に達した後に繰下げ支給の申出を行った場合に 年金額は 70 歳の時点で申出を行った場合と変わらないにもかかわらず 申し出のあった月の翌月以降の年金しか支払われない扱いとしていることについて 繰下げの申出を行うまでの期間の給付も行うこととする (

国民年金法

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

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(差し替え)【概要】年金機能強化法

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

スライド 1

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2906_0 概要

平成25年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

LEC 東京リーガルマインド 無断複製 頒布を禁じます 2019 年版出る順社労士必修基本書の補正 (2019/6/7 現在 ) 2019 年版出る順社労士必修基本書 におきまして不適切な記載及び法改正により変更となった記載がありましたので 次のとおり補正させていただきます お手数をおかけいたします

制度改正の概要について

JA バンク JF マリンバンク年金アドバイザー 第 2 回予想問題 (2017 年 10 月実施分 ( 一部修正 )) [ 問 -1] わが国の最近の人口動向等について, 正しいものは次のうちどれですか (1) 平成 27 年の簡易生命表によると, 日本人の平均寿命は, 女性が男性を8 歳以上上回

【作成中】2903_0 概要

平成16年度社会保険事業の概況

Transcription:

社労士講座 資格の大原 年金克服 得点アップセミナー第 1 回目 ( 年金克服 得点アップセミナー 全 3 回 ) 第 1 回 国民年金法 第 2 回 厚生年金保険法 第 3 回 確認テスト 社労士試験の最大の難関は 年金科目 です これは 1 仕組みについて理解が必要であるこ と 2 他の科目に比べて経過措置が多く情報量が膨大であることにあります ただし 本試験において問われていることは 基本的事項 であり 決して難しい科目では ありません 基本的事項 を理解しつつ 正確に記憶に留めることができれば十分に合格点を 取ることができます 本セミナーでは暗記しただけでは対応することができない 年金科目 に焦点を当て 年金科目に対する苦手意識の克服と得点力のアップを図ります 本セミナーで使用する問題は 過去本試験問題に大原のオリジナル問題を加え編集したものとなります 問題文中の マークは オリジナル問題 であることを表しています

国民年金法 問題 問 1 次の記述のうち 誤っているものはいくつあるか ア老齢基礎年金は 保険料納付済期間又は保険料免除期間 ( 学生納付特例による保険料免除期間を除く ) を有する者が65 歳に達したときに その者に支給する ただし その者の保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間 ( 合算対象期間を含む ) が10 年に満たないときは この限りでない イ保険料納付済期間には 督促及び滞納処分により保険料が納付された期間を含む ウ保険料納付済期間には 保険料の一部免除の規定により その一部の額につき納付することを要しないものとされた保険料につき その残余の額が納付又は徴収されたものは含まない エ任意加入被保険者としての被保険者期間のうち保険料を納付した期間は 保険料半額免除期間とされる オ第 1 号被保険者としての被保険者期間のうち 法定免除 申請全額免除及び学生納付特例により免除された保険料に係る期間は 保険料全額免除期間とされる ただし 保険料の追納の規定により納付されたものとみなされる保険料に係る被保険者期間を除く A (1つもない) B (1つ) C (2つ) D (3つ) E (4つ) 問 2 次の記述のうち 誤っているものはどれか A 合算対象期間は 老齢基礎年金の支給要件 ( 受給資格期間 ) に算入され る B 日本国内に住所を有さず かつ 日本国籍を有していた期間 (20 歳に達した日の属する月前の期間及び60 歳に達した日の属する月以後の期間に係るものを除く ) のうち 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日までの期間に係るものは合算対象期間とされる C 被用者年金制度加入者の配偶者が 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日までの間で 20 歳以上 60 歳未満の期間のうち 国民年金に加入しなかった期間は 合算対象期間とされる -1-

D 昭和 36 年 4 月 1 日から平成 3 年 4 月 1 日前の間に20 歳以上 60 歳未満の学生であった者が 当時任意加入であったため加入していなかった期間は合算対象期間とされる E 国会議員であったために国民年金の適用を除外されていた昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 55 年 3 月 31 日までの期間は 合算対象期間とされない 問 3 次の記述のうち 誤っているものはどれか A 第 2 号被保険者としての被保険者期間のうち20 歳未満及び60 歳以上の期間は 合算対象期間とされる B 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日の間の20 歳未満又は60 歳以上の厚生年金保険の被保険者期間は 合算対象期間とされる C 学生等の納付特例を受けた期間又は30 歳未満の若年者の保険料納付猶予を受けた期間は 老齢基礎年金及び寡婦年金の年金額の算定対象から除外される D 老齢基礎年金の年金額の計算において 保険料半額免除月数は480か月から保険料納付済月数及び保険料 4 分の1 免除月数を控除した月数を限度とし この限度を超える保険料半額免除月数は4 分の1とする E 老齢基礎年金又は障害基礎年金の受給権者がその権利を取得した当時 その者によって生計を維持している18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までの間にある子がいるときには 老齢基礎年金又は障害基礎年金の額にその子の数に応じた額が加算される 問 4 次の記述のうち 正しいものはいくつあるか ア特別支給の老齢厚生年金の支給を受けていた者は 老齢基礎年金の繰下げの申出をすることはできない イ寡婦年金の受給権者であった者は 老齢基礎年金の繰下げ支給を受けることはできない ウ 66 歳に達した日後に他の年金給付の受給権者となった者が 他の年金給付を支給すべき事由が生じた日以後は 老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をすることはできない エ老齢基礎年金の受給権を有する者が 65 歳に達したときに 共済組合の退職共済年金の受給権者であるときは 老齢基礎年金の支給繰下げの申出はできない -2-

オ障害基礎年金の支給を受けていたが支給停止となり65 歳に達して失権した者並びに遺族厚生年金の受給権者は 老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることはできない A (1つもない) B (1つ) C (2つ) D (3つ) E (4つ) 問 5 次の記述のうち 誤っているものはどれか A 65 歳に達した日に老齢基礎年金の受給権を取得した者 ( 昭和 16 年 4 月 2 日以後に生まれた者に限る ) が 68 歳に達した日に支給の繰下げの申出をしたときは 老齢基礎年金の年金額は 16.8% 増額される なお 当該老齢基礎年金の受給権者は 67 歳に達した日に障害厚生年金の受給権を取得しているものとする B 老齢基礎年金の支給の繰下げの申出をしたときは 当該年金の受給権を取得した日の属する月から当該申出を行った日の属する月までの月を単位とする期間に応じて一定率の加算をした額が支給される C 老齢基礎年金の支給繰上げの請求をする者が 老齢厚生年金の支給繰上げの請求をすることができる場合は 同時に老齢厚生年金の支給繰上げの請求を行わなければならない D 国民年金の任意加入被保険者については 生年月日にかかわらず老齢基礎年金の支給繰上げ請求をすることはできず また繰上げ支給の老齢基礎年金の受給権者は 任意加入被保険者になることができない E 繰上げ支給の老齢基礎年金は 国民年金法の附則において当分の間の措置と規定されている -3-

年金克服 得点アップセミナー第 1 回目 1 老齢基礎年金と旧法の老齢給付との適用関係 選 15(S60 法附則 31 条 ) 老齢基礎年金は 原則として 大正 15 年 4 月 1 日以前に生まれた者 ( 昭和 60 年改正法の施行日 ( 昭和 61 年 4 月 1 日 ) の前日において60 歳以上の者 ) には 支給されない つまり 大正 15 年 4 月 2 日以後に生まれた者 ( 昭和 61 年 4 月 1 日の前日において60 歳未満の者 ) が 老齢基礎年金の支給対象となる 2 支給要件 ( 法 26 条 法附則 9 条 1 項 ) 1 支給対象者保険料納付済期間又は保険料免除期間 ( 学生納付特例による保険料免除期間を除く ) を有する者であること 2 受給資格期間ア原則保険料納付済期間 + 保険料免除期間 =25 年以上であることイ特例 ( アの期間が25 年に満たない場合 ) 保険料納付済期間 + 保険料免除期間 + 合算対象期間 =25 年以上であること 3 支給開始年齢 65 歳に達したこと -4-

ホ イント 1.1 支給対象者とならない者学生納付特例による保険料免除期間のみを有する者や 合算対象期間のみを有する者は 支給対象者とならない 2.2 受給資格期間 例 Ⅰ 受給資格期間には 学生納付特例による保険料免除期間が含まれる 2 年 20 年 18 年学免納付済合算対象 20 歳 60 歳 上記の場合 保険料納付済期間を有するので 1 支給対象者に該当する また 2 受給資格期間は保険料納付済期間と学生納付特例の期間のみでは25 年に満たないが 合算対象期間を加えると40 年となるので 受給資格期間を満たす 結果 65 歳から老齢基礎年金 (20 年分の額 ) が支給される 例 Ⅱ 2 年 38 年学免合算対象 20 歳 60 歳 上記の場合 1 支給対象者に該当しないため 老齢基礎年金は支給されない 3.3 支給開始年齢原則として65 歳であるが 支給開始年齢を遅らせる代わりに年金額を増額させる 支給の繰下げ の制度と 支給開始年齢を早める代わりに年金額を減額させ る 支給の繰上げ の制度がある -5-

3 1 保険料納付済期間 昭和 61 年 4 月 1 日以後の期間 ( 法 5 条 2 項 S60 法附則 8 条 4 項 ) 1 第 1 号被保険者 ( 任意加入被保険者を含む ) としての被保険者期間のうち 保険料を納付した期間 2 第 2 号被保険者としての被保険者期間のうち 20 歳以上 60 歳未満の期間 3 第 3 号被保険者としての全ての被保険者期間 ホ イント 1 保険料 1. 滞納処分により徴収された保険料も含まれる 2. 申請 4 分の3 半額 4 分の1 免除によりその一部の額が免除された保険料につき その残余の額のみが納付又は徴収されたものは除かれる 2 昭和 61 年 4 月 1 日前の期間 (S60 法附則 8 条 1 項 2 項 4 項 ) 1 国民年金法の保険料納付済期間 2 昭和 36 年 4 月 1 日以後の厚生年金保険 船員保険の被保険者期間 共済組合の組合員期間のうち 20 歳以上 60 歳未満の期間 -6-

4 保険料免除期間 1 昭和 61 年 4 月 1 日以後の期間 ( 法 5 条 3 項 ~7 項 ) 1 保険料全額免除期間 2 保険料 4 分の3 免除期間 3保険料半額免除期間及び4保険料 4 分の1 免除期間を合算した期間 ホ イント 1 2 3 4 保険料全額免除期間 第 1 号被保険者としての被保険者期間であって 法定免除 申請全額免除及び学生納付特例の規定により免除された保険料に係る期間 保険料 4 分の 3 免除期間 第 1 号被保険者としての被保険者期間であって 申請 4 分の3 免除の規定によりその4 分の3の額につき免除された保険料 ( 免除された4 分の 3の額以外の4 分の1の額につき納付されたものに限る ) に係る期間 保険料半額免除期間 第 1 号被保険者としての被保険者期間であって 申請半額免除の規定に よりその半額につき免除された保険料 ( 免除された半額以外の半額につき納付されたものに限る ) に係る期間 保険料 4 分の 1 免除期間 第 1 号被保険者としての被保険者期間であって 申請 4 分の1 免除の規定によりその4 分の1の額につき免除された保険料 ( 免除された4 分の 1の額以外の4 分の3の額につき納付されたものに限る ) に係る期間 追納により納付されたものとみなされる保険料に係る被保険者期間を除く ホ イント追納により納付されたものとみなされる保険料に係る被保険者期間追納により納付されたものとみなされる保険料に係る被保険者期間は 保険料納付済期間とされる -7-

5 1 合算対象期間 合算対象期間とはホ イント受給資格期間の25 年の要件を計算する場合には合算されるが 年金額の計算の基礎とはならない期間をいう 合算対象期間 国民年金に任意加入しなかった期間 国民年金に加入できなかった期間 被用者年金制度の加入期間 4 5 6 2 3 受給資格期間 (25 年 ) に算入される 老齢基礎年金の年金額には反映されない 試験対策上確認すべきポイント 対象年齢合算対象期間になる期間いつからいつまでア任意未加入 - 2 イ学生で任意未加入平成 3 年 3 月 31 日ウ在外邦人昭和 61 年 3 月 31 日 エ日本国籍を取得し 20 歳以上た人の在日期間 60 歳未満昭和 36 年 4 月 1 日 3 昭和 56 年 12 月 31 日 オ日本国籍を取得した人の海外在住期間 国籍取得日前日 カ 国会議員 60 歳未満 昭和 55 年 3 月 31 日 4 キ被用者 20 歳前 - 60 歳以後 5 ク旧脱退手当金全年齢 -8-

2 国民年金に任意加入しなかった期間 ( 法附則 7 条 1 項 ) 1 昭和 61 年 4 月 1 日以後の期間国民年金に任意加入できる期間のうち 任意加入しなかった20 歳以上 60 歳未満の期間 ホ イント 任意加入できる期間 とは 選 16 1. 平成 3 年 3 月 31 日以前の学生の期間 (H1 法附則 4 条 1 項 ) 2. 被用者年金各法に基づく老齢給付等を受けることができる者に該当する期間 3. 日本国籍を有する者が日本国外に住所を有している期間学生 H3.3.31 合算対象期間 任意加入しなかった期間 強制適用 (S60 法附則 8 条 5 項 1 号 ) 2 昭和 61 年 4 月 1 日前の期間国民年金に任意加入できる期間のうち 任意加入しなかった期間 ホ イント 任意加入できる期間 とは 厚生年金保険 船員保険 共済組合の加入者の配偶者 学生等であった期間のうち 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の期間である サラリーマンの妻 S61.3.31 合算対象期間 任意加入しなかった期間 保険料納付済期間 第 3 号被保険者期間 -9-

3 国民年金に加入できなかった期間 (S60 法附則 8 条 5 項 2 号 ) 1 旧国民年金法による任意脱退の期間昭和 60 年改正前の旧国民年金法の規定により 都道府県知事による任意脱退の承認を受けて被保険者とされなかった期間 (S60 法附則 8 条 5 項 8 号 ) 2 国会議員の期間国会議員であった期間 ( 60 歳未満の期間に限る ) のうち 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 55 年 3 月 31 日までの期間 S36.4.1 S55.3.31 S61.4.1 合算対象期間 国会議員 任意加入可能 未加入ならば 2 2 強制適用 (S60 法附則 8 条 5 項 9 号 ) 3 日本人の国外在住期間日本国内に住所を有さず かつ 日本国籍を有していた期間のうち 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日までの20 歳以上 60 歳未満の期間 S36.4.1 S61.3.31 合算対象期間 国外在住 任意加入可能 未加入ならば 2 1-10-

4 日本国籍を取得した外国人の国内在住期間 (S60 法附則 8 条 5 項 10 号 ) 昭和 36 年 5 月 1 日以後の20 歳以上 65 歳未満である間に日本国籍を取得した者の日本国内に住所を有していた期間のうち 日本国籍を有していなかったため被保険者とならなかった昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 56 年 12 月 31 日までの 20 歳以上 60 歳未満の期間 S36.4.1 S56.12.31 S61.4.1 国籍取得 合算対象期間 強制 適用 国内在住 4 昭和 61 年 4 月 1 日以後の第 2 号被保険者の期間 ( 法附則 7 条 ) 第 2 号被保険者としての被保険者期間のうち 20 歳前の期間及び60 歳以後の 期間 20 歳 60 歳 合算対象期間 保険料納付済期間 合算対象期間 第 2 号被保険者期間 -11-

6 年金額 1 老齢基礎年金の額 解説 老齢基礎年金の額は フルペンション減額方式がとられている すなわち 保険料納付済期間の月数を480か月分有する者については満額が支給され 480か月に満たない者については 満たない期間に相当する分の年金額が減額された額が支給される 2 保険料納付済期間の月数が 480 であるときの年金額 780,900 円 改定率 ( 法 27 条 ) ホ イント改定率物価や賃金水準の変動を年金額に反映させ その実質的価値を維持するために乗じる率である 詳細は後述する -12-

3 保険料納付済期間の月数が 480 に満たないときの年金額 ( 法 27 条 ) 老齢基礎年金の額は 保険料納付済期間の月数が 480 に満たない者に支給す る場合は 2 の額に 以下に掲げる月数を合算した月数 (480を限度とす る ) を480で除して得た数を乗じて得た額とする 1 保険料納付済期間の月数 2 保険料 4 分の1免除期間の月数 (480から保険料納付済期間の月数を控除して得た月数を限度とする ) の8 分の7に相当する月数 3 保険料半額免除期間の月数 (480から保険料納付済期間の月数及び保険料 4 分の1 免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする ) の4 分の3に相当する月数 4 保険料 4 分の3 免除期間の月数 (480から保険料納付済期間の月数 保険料 4 分の1 免除期間の月数及び保険料半額免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする ) の8 分の5に相当する月数 5 保険料全額免除期間 ( 学生納付特例の規定により納付することを要しないものとされた保険料に係るものを除く ) の月数 (480から保険料納付済期間の月数 保険料 4 分の1 免除期間の月数 保険料半額免除期間の月数及び保険料 4 分の3 免除期間の月数を合算した月数を控除して得た月数を限度とする ) の2 分の1に相当する月数 -13-

概要 保険料納付済期間が 480 に満たないときの年金額 1 保険料納付済期間の月数 +2 保険料 4 分の1 免除期間の月数の8 分の7 2 の年金額 +3 保険料半額免除期間の月数の4 分の3 +4 保険料 4 分の3 免除期間の月数の8 分の5 +5 保険料全額免除期間の月数の2 分の1 学生納付特例による免除期間を除く 480 ホ イント 学生納付特例により免除された期間 学生納付特例により免除された期間に係る保険料については 保険料の追納があった場合には その追納があった期間について保険料納付済期間として年金額の計算の基礎とされるが 追納がない場合には 年金額の計算の基礎とされない 参考 被保険者期間の月数が 480 か月を超える場合 国庫負担は 被保険者期間の月数 480 を限度として行われるため 480 か月を超える部分 に係る保険料 4 分の 1 免除期間は 8 分の 3 保険料半額免除期間は 4 分の 1 保険料 4 分の 3 免除期間は 8 分の 1 と評価され 保険料全額免除期間は年金額に反映されない 国庫負担保険料 1 納付済 8 分の8 21/4 免除 8 分の 7 (480 月超 ) 8 分の 3 3 半額免除 4 分の 3 (480 月超 ) 4 分の 1 43/4 免除 8 分の 5 (480 月超 ) 8 分の 1 5 全額免除 2 分の 1 (480 月超 ) 反映されない -14-

7 支給の繰下げ 頻 出 1 支給の繰下げ ( 法 28 条 1 項 3 項 ) 1 65 歳に達したことにより老齢基礎年金の受給権を有すること 2 66 歳に達する前に当該老齢基礎年金を裁定請求していなかったこと 上記 1 2のいずれにも該当する者は 厚生労働大臣に老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることができる 支給の開始 申出のあった日の属する月の翌月から その支給が開始される 年金額 原則の額に一定額を加算した額が生涯にわたって支給される ホ イント 65 歳到達時点で老齢基礎年金の受給権を取得しなかった場合 老齢基礎年金の受給資格期間を満たさないことにより65 歳に達した日において老齢基礎年金の受給権を取得しなかった者であっても その日以後 受給資格期間を 満たし老齢基礎年金の受給権を取得した場合は その受給権を取得した日から起算 して1 年を経過した日前に裁定請求をしないことによって 老齢基礎年金の支給の 繰下げの申出をすることができる (S60 法附則 18 条 5 項 ) 65 歳 受給権取得 66 歳 裁定請求せず 1 年 繰下げ申出可能 -15-

2 他の年金給付の受給権を有する者等選 21 ( 法 28 条 1 項 2 項 ) 1 2 3 65 歳に達した日から66 歳に 65 歳に達したときに 66 歳に達した日後達した日までの間において 以下の受給権者であった 以下の受給権者となった 1 他の年金給付 ( 付加年金を除く ) 2 被用者年金各法による年金たる給付 ( 老齢又は退職を支給事由とするものを 除く ) 支給繰下げの申出をすることができない 上記 12の給付を支給すべき事由が生じた日 ( 受給権者となった日 ) 以後 支 給繰下げの申出をしたときは 1 の 支給の開始 の規定を適用する場合を除 き 受給権者となった日において 支給繰下げの申出があったものとみなされ る 解説 366 歳に達した日後に年金受給権者となった場合老齢基礎年金の繰下げ支給を受けるために裁定請求の手続をしていなかった場合であって 66 歳以後に他の年金の受給権が発生した場合には その年金給付の受給権が発生した時点までの支給繰下げが認められることになる 繰下げによる増額あり 本来支給の老齢基礎年金 65 歳 66 歳 67 歳 ホ イント -16- 他の年金受給権 特別支給の老齢厚生年金の支給を受けていた場合 特別支給の老齢厚生年金の支給を受けていた者であっても 老齢基礎年金の支給 繰下げの申出をすることができる

3 支給繰下げの際に加算する額 ( 法 28 条 4 項 ) 老齢基礎年金の額 増額率 ホ イント増額率の原則 ( 令 4 条の 5) 昭和 16 年 4 月 2 日以後に生まれた者に係る増額率は 月単位で算定される 当該年金の受給権を取得した日の属する月 から 当該年金 7/1000 の支給の繰下げの申出をした日の属する月の前月 までの月数 当該月数が60を超えるときは 60 例 増額率の計算 受給権を取得した日 :65 歳に達した日 繰下げの申出をした日 :68 歳に達した日 36か月 65 歳 68 歳受給権取得繰下げ申出 計算式増額率 7/1000 36 = 25.2% -17-

8 支給の繰上げ 頻 出 1 支給の繰上げ 選 21 ( 法附則 9 条の 2 法 18 条 1 項 ) 1 60 歳以上 65 歳未満である者であること 2 請求があった日の前日において 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者であること 3 原則として被保険者でないものであること 上記 1~3のいずれにも該当する者は 当分の間 厚生労働大臣に老齢基礎年金の支給繰上げの請求をすることができる 受給権の発生時期 支給繰上げの請求があったときは その請求があった日から 老齢基礎年金が支給される 支給の開始 請求があった日の属する月の翌月から その支給が開始される 年金額 原則の額から一定額を減額した額が生涯にわたって支給される 2 支給繰上げの請求をすることができない被保険者選 21 ( 法附則 9 条の2 第 1 項 H6 法附則 7 条 1 項 ) 1 2 任意加入被保険者昭和 16 年 4 月 1 日以前に生まれた第 2 号被保険者 ホ イント支給繰上げの請求をすることができる被保険者 60 歳以上で国民年金の被保険者とされるのは 任意加入被保険者と第 2 号被保険者であるが このうち支給繰上げの請求をすることができるのは 昭和 16 年 4 月 2 日以後に生まれた第 2 号被保険者に限られる -18-

3 支給繰上げの際に減ずる額 ( 法附則 9 条の 2 第 4 項 ) 老齢基礎年金の額 減額率 ホ イント減額率の原則 ( 令 12 条の2) 昭和 16 年 4 月 2 日以後に生まれた者に係る減額率は 月単位で算定される 5/1000 当該年金の支給の繰上げを請求した日の属する月 から 65 歳に達する日の属する月の前月 までの月数 4 支給繰上げの効果 1 65 歳に達している者と同様に扱われる ホ イント上記 1 の観点からの効果 ( 法附則 9 条の 2 第 5 項 9 条の 2 の 3) 1.65 歳未満であることが支給要件となっている障害基礎年金は支給されない (P122 127 128 131 参照 ) 2. その他障害による年金額の改定請求と支給停止の解除の規定は適用されない (P141 142 参照 ) 3. 寡婦年金は支給されない (P158 参照 ) 4. 寡婦年金の受給権を有する者が老齢基礎年金の繰上げ支給を受けたときは その寡婦年金の受給権は消滅する (P160 参照 ) 5 老齢厚生年金の支給繰上げの請求をすることができる場合 ( 法附則 9 条の2 第 2 項 ) 老齢基礎年金の支給の繰上げの請求は 老齢厚生年金 退職共済年金の支給繰上げの請求をすることができる者にあっては 当該請求と同時に行わなければならない -19-

国民年金法 解答 解説 問 1 次の記述のうち 誤っているものはいくつあるか 正解 C(2つ ) ア 法 26 条 老齢基礎年金は 保険料納付済期間又は保険料免除期間 ( 学生納付特例によ る保険料免除期間を除く ) を有する者が65 歳に達したときに その者に支給 する ただし その者の保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間 ( 合算対象期間を含む ) が 25 年 に満たないときは この限りでない イ 法 5 条 ウ 法 5 条 本肢の期間は 保険料免除期間として扱われる エ 法 5 条 法附則 5 条 任意加入被保険者としての被保険者期間のうち保険料を納付した期間は 保険料納付済期間 とされる オ 法 5 条 問 2 次の記述のうち 誤っているものはどれか 正解 E A 法附則 9 条 なお 合算対象期間は 老齢基礎年金の年金額の計算には算入されない B S60 法附則 8 条 C S60 法附則 8 条 D H1 法附則 4 条 S60 法附則 8 条 E S60 法附則 8 条 国会議員であった期間 (60 歳未満の期間に限る ) のうち 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 55 年 3 月 31 日までの期間は 合算対象期間とされる 問 3 次の記述のうち 誤っているものはどれか 正解 E A 法附則 7 条 B S60 法附則 8 条 なお 昭和 36 年 4 月 1 日から昭和 61 年 3 月 31 日の厚生年金保険の被保険者期 間のうち20 歳以上 60 歳未満の期間は 保険料納付済期間とされる C 法 27 条 50 条 学生納付特例期間及び若年者納付猶予期間については 老齢基礎年金の額及 -20-

び寡婦年金の額の計算の基礎に算入されず 当該期間に係る保険料につき追納があった期間に限り 保険料納付済期間として年金額に算入される D 法 27 条 保険料半額免除期間は 原則として保険料納付済期間の4 分の3と評価されるが 老齢基礎年金の給付費に係る国庫負担は480か月の被保険者期間をその上限として行われるので 480か月を超える被保険者期間に係る保険料半額免除期間は 保険料納付済期間の4 分の1 相当として 老齢基礎年金の額の計算の基礎に算入される E 法 27 条 33 条の2 老齢基礎年金には 子に係る加算はない 問 4 次の記述のうち 正しいものはいくつあるか 正解 A(1つもない ) ア 法 28 条 特別支給の老齢厚生年金の支給を受けていた者であっても 老齢基礎年金の支給繰下げは可能である イ 法 28 条 寡婦年金の受給権者であった者であっても 老齢基礎年金の繰下げ支給を受けることはできる ウ 法 28 条 66 歳に達した日後に他の年金給付 ( 付加年金を除く ) の受給権者となった者は 当該年金給付を支給すべき事由が生じた日以後であっても 老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をすることができる この場合 受給権者となった日において 繰下げ支給の申出があったものとして加算額が算定される エ 法 28 条 老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることができない者は 付加年金以外の年金給付又は老齢若しくは退職を支給事由とするもの以外の被用者年金各 法による年金たる給付の受給権者 であるので 退職共済年金の受給権者は 老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることができる オ 法 28 条 障害基礎年金の支給を受けていたが支給停止となり65 歳に達して失権した者は 65 歳に達した日に障害基礎年金の受給権を有していないので 老齢基礎年金の支給繰下げの申出をすることができる -21-

問 5 次の記述のうち 誤っているものはどれか 正解 B A 法 28 条 令 4 条の5 本肢においては68 歳の時点で繰下げの申出をしているが 67 歳の時点で障害厚生年金の受給権を取得しているため 増額率の計算については 当該障害厚生年金の受給権を取得したときに繰下げの申出をしたものとみな される したがって 本肢の場合の増額率は 1000 分の7に 65 歳に達した日の属する月から67 歳に達した日の属する月の前月までの月数 である 24 を乗じて算定した率 (16.8%) になる B 令 4 条の 5 老齢基礎年金の支給の繰下げの申出をしたときは 当該年金の受給権を取得 した日の属する月から当該申出をした日の属する月の 前月 までの月数 ( 当 該月数が60を超えるときは60) に応じて 一定率の加算をした額が支給される C 法附則 9 条の2 D 法附則 9 条の2 9 条の2の3 E 法附則 9 条の2-22-