①共済組合の事業運営と掛金

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

標準報酬制のしくみ.indd

(2) 掛金の算定ア組合員が負担すべき掛金は 支給された基本給及び諸手当などを合算した額から決定される標準報酬月額を標準として算定されます 標準報酬月額は以下の5つのタイミングにより決定 改定されます 種類対象者対象となる報酬決定 改定の時期申出法令 資格取得時決定 新たに組合員の資格を取得した者

短期給付の掛金率の改定について

Microsoft Word doc

(2) 報酬日額の算出方法休業給付の給付日額を算出する際の 標準報酬日額 の算定は 標準報酬月額の1/22 支給割合 となりますが 比較の対象となる 報酬日額 については 次表の区分に応じて算出します 報酬日額の算出方法 ( 手当等の金額に乗じる率 ) 区分手当等の種類算出に用いる率 日々の勤務に対

153054_FP知識医介_-D-_[本文].indb

休暇

4 標準報酬等級表 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) 標準報酬 等級 1 等級標準報酬報酬月額長期給付月額格差日額短期給付厚生年金退職等年金 円 円以上 円未満 円 円 1 88,000 ~ 93,000 4, ,000 93,000 ~ 101,000 10,00

一組合員 ( 会員 ) 掛金 ( 負担金 ) 給付等とは 1 公立学校共済組合の組合員の範囲及び資格等 (1) 組合員の範囲 ( 法第 2 条 施行令第 2 条 ) 常時勤務の服することを要する地方公務員 ( 地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 13 年法律第 143

公共鹿第1029号

はじめに 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 63 号 以下 一元化法 という ) による厚生年金保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 以下 厚年法 という ) 及び地方公務員等共済組合法 ( 昭和 37 年法律第 152 号

事例 2 定時決定 が全て休職中だった場合 ( 定時決定の保険者算定 1) 従前のを報告 ( 直近ので決定 ) 2 企業コードは必ず記入 99 生年日性別 ツヨシ 企業 11 変更理由 改定年 従前改定年 元号 4 年 異動情報 異動年日 算定基礎 (1) 固定的給与非固定的

PowerPoint プレゼンテーション

< F2D30325F95BD8BCF8B8B975E8A7A93C197E192CA926D2E6A7464>

公共鹿第1029号

カード NO G03 報告書 標準報酬報告書 概要 : 共済掛金 負担金の算定基礎となる標準報酬を登録 修正する報告書 提出するときは 1 資格取得時決定を実施すべき条件を満たしたとき 2 定時決定を実施すべき要件を満たしたとき 3 随時改定を実施すべき要件を満たしたとき 4 育児休業終了時改定を実

Q&A Q 育児休業から復帰した場合 いつの時点の標準報酬月額が適用されますか? また 育児休業等終了時改定との関係を教えてください A 子の出生日が属する月の前月が基準月となり その時点の標準報酬月額が適用されます 育児休業終了後 4 か月目に育児休業等終了時改定 ( 2) によって標準報酬月額が

< F2D95DB95DB94AD91E D E78B782E6A74>


PowerPoint プレゼンテーション

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

災害補償事務請求書等様式集

1. 区分説明 ( 定時決定 随時改定等 ) 改定事由 =37( 随時改定等 ) の場合 入力必須 ( 定時決定の場合 入力不可 ) 1: 随時改定 ( 固定給与変動 ) 固定給与の変更により 2 以上の変動がある場合 2: 育児休業等終了時改定 育児休業等終了時改定の場合 1 以上の変動が対象 3

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

参考資料

標準報酬等級表 28 年 10 月 ~ 標準報酬 等級 1 等級 短期給付 長期給付報酬月額月額退職等厚生年金年金給付 格差 円 円以上 円未満 円 , , ,000 短期給付 退職等年金 ~ 101,000 厚生年金 93,000 ~ 101,000

大金問発第   号

●「高齢者医療運営円滑化等補助金《については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

別紙 1 健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 子ども 子育て拠出金 1. 複数資金間での負担配分について (1) 複数の外部資金間での負担配分当該外部資金管理者間の調整により任意に負担割合等を決定する (2) 外部資金と経常費間での負担配分 A. 外部資金による常勤の雇用者に経常費による手当支給

社員給与規程

2 対象職員 (1) 特別職特別職の職員の給与に関する条例 ( 平成 26 年大阪市条例第 9 号 ) 第 1 条第 1 号から第 4 号及び第 6 号に規定する職員のうち本市から給与が支払われている者 (2) 一般職地方公務員法 ( 昭和 25 年法律 261 号 ( 以下 法 という )) 第

育児休業Q&A

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

財政再計算に向けて.indd

労災年金のスライド

< F2D95CA E518D6C8E9197BF C8E86816A82A9>

<4D F736F F D20905F8CCB8E F582CC8D8297EE8ED AA8B788BC682C98AD682B782E98FF097E181698B6388C4816A81698B6388C494D48D8693FC82E8816A2E646F63>

例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

Ⅱ 産前産後休業終了時改定の新設 ( 国共法第 条第 11 項及び第 1 項 ) 1. 改定の対象産前産後休業を終了した組合員が 当該休業を終了した日に当該休業に係る子を養育する場合において 共済組合に申出をしたときは 標準報酬の改定を行います ( 平成 6 年 月 1 日以後に終了した産前産後休業

スライド 1

<ワンストップサービスの実現 ( 公的年金給付総合情報連携システム )> 一元化後に始まる厚生年金業務の実施形態のこと 4つの実施機関が保有する被保険者の情報を 日本年金機構の管理システムを通じて互いにやりとりできるようにする また 厚生年金の相談 請求 届出等を全ての窓口 または一度の手続きで済ま

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

標準報酬制の手引 平成 28 年 3 月 全国市町村職員共済組合連合会

が必要となります (4) の算定のやり直しにより等に差額が生じた場合の取扱いについて ( 遡及適用 ) が遡及して変更が生じる場合は 変更前のと変更後のの差額を徴収します 2 期末手当等に係る (1) 期末手当等に係るの算定方法について 算定式 ( 標準賞与 ) 率 = 円 ( 円位未満切捨て )

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

<4D F736F F D CA926D5F82528DCE96A2969E82CC8E7182C98C5782E98EE688B582A2>

4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

氏 職員番号 1 1 時間あたりのあたりの給与計算 給料表給号給 教 ( 欠勤等時 実績 付 付 294,000 給料の額 経過措置の額

被用者年金一元化法

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

<4D F736F F D AD97DF88C DC58F4994C52E646F63>

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

題名

Microsoft Word -

第 8 条年俸制適用職員の特殊勤務手当は, 給与規程第 18 条の規定に準じて支給する ( 超過勤務手当 ) 第 9 条年俸制適用職員の超過勤務手当は, 給与規程第 21 条の規定に準じて支給する ( 休日給 ) 第 10 条年俸制適用職員の休日給は, 給与規程第 22 条の規定に準じて支給する (

組合員・会員資格の得喪等について

の対象外となります ( 年金には, 厚生年金部分と年金払い退職給付部分があり, この 場合, 厚生年金部分のみに養育特例が適用されます ) 2

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の


Taro-別紙1(育児のための短時間勤務制度について)

本文_72回

Microsoft Word - 202給付2-2.doc

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

<4D F736F F D F89A1956C8E7388EA94CA F582CC8B8B975E82C98AD682B782E98FF097E18B7982D189A1956C8E7388EA94CA904582CC94438AFA F582CC8DCC97708B7982D18B8B975E82CC93C197E182C98AD682B782E98FF097E182CC88EA9

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

<4D F736F F D208B6388C491E F8D E7390EC8E F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E98FF097E182CC88EA959489FC90B381698B6388C4816A2E646F63>

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

Taro-中期計画(別紙)

Taro 通知(人第2564号).jt

国家公務員 非常勤職員の勤務条件はいま 4. 経済的支援について育児休業期間中は無給ですが 国家公務員共済組合法が適用される場合には 育児休業手当金が支給され 申出により共済掛金が免除されます また 雇用保険法が適用される場合には 一定の要件を満たすとき育児休業給付金が支給され 健康保険 厚生年金保

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

福利しまね278号本文

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

Microsoft Word - 04_新潟県市町村立学校臨時職員取扱規程(27.4

ときは 繰り上げて支給することができる 2 月の中途における採用又は給与額に異動を生じた場合は 発令の日から 退職又は死亡した場合はその日までその月の現日数により日割計算により給料を支給する 3 日給者については 当月末までを締め切り期間とし翌月 1 日に支給する 第 5 条次の各号に該当するときは

スライド 1

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

5 恩恵的に支給するものであっても 労働協約等に基づいて支給されるもの で 経常的 ( 定期的 ) に支払われる場合は 報酬等 に該当する 例 傷病手当金と給与の差額補填を目的とした見舞金 6 労働の対償として支給されるものであっても 被保険者が常態として受ける報酬以外のものは 報酬等 に含まれない

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

他の公務員共済年金の期間がある方へ 過去に国家公務員共済組合等に加入されていた期間がある方で その期間の年金加入記録の移管が当共済組合にまだ行われていない方は その加入記録が表示されていないことがあります この場合 国家公務員共済組合等から年金加入記録が移管され次第 加入記録の整備を行いますので 詳

2 改正の概要 昇給又は降給などで固定的賃金に変動があった月以後の継続した3か月間の報酬の平均から算出した標準報酬月額 ( 通常の随時改定の計算方法により算出した標準報酬月額 ) と 1 昇給月又は降給月以後の継続した3か月の間に受けた固定的賃金の月平均額に 2 昇給月又は降給月前の継続した9か月及

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

迎える場合に, 教育 研究 診療等の業績, 専門的な知識 経験等を勘案して新たに算定し, 改定するものとする 3 前 2 項の規定により決定した業績基本給については, 学長が特に必要と認めた場合に, 役員会の議を経て, 学長が変更することができる ( 業績評価給 ) 第 8 条業績評価給は, 当該年

<95E290B3975C8E5A8F EA94CA89EF8C E6328D86816A>

<4D F736F F D E8D9197A791E58A C986189CC8E5291E58A778BB F588E78E998B788BC693998DD791A52E646F63>

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

<4D F736F F D C192E895AA96EC90EA96E F58B8B975E8B4B92F A792E8817A>

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

Transcription:

標準報酬制の概要 と掛金等への影響

手当率制から標準報酬制への移行 現在の地方公務員共済においては 保険料 ( 掛金 ) 及び年金額の算定には基本給に法令で定められた手当率 1.25を乗じて算定する手当率制がとられています これを被用者年金制度が一元化となる平成 27 年 10 から厚生年金と同様の標準報酬制に移行し 実際に支給された基本給及び諸手当などを合算した額を算定基礎額として保険料 ( 掛金 ) や年金額を算定します 手当率制では 保険料 ( 掛金 ) は 基本給 と みなし手当 ( 諸手当に相当する額 ) を合算した額に保険料率 ( 掛金率 ) を乗じて計算します 実際に支給された諸手当の額が多い人も少ない人も 一律に基本給の25% を諸手当の額とみなして計算しています これは 全ての地方公務員の基本給に対する諸手当の割合の平均が25% であるためです 一方 標準報酬制では基本給と実際に支給された諸手当を基に算定基礎額を決め 保険料 ( 掛金 ) を算定します 手当には 地域手当 扶養手当 通勤手当 と様々な種類がありますので 基本給が同じ額でも諸手当の支給状況により保険料 ( 掛金 ) が一人ひとり違ってくることになります 手当率制から標準報酬制へ手当率制標準報酬制 現行 ( 平成 27 年 9 まで ) 一元化後 ( 平成 27 年 10 から ) みなし手当 ( 基本給の25%) + 基本給 算定基礎額 掛金率 実際に支給された諸手当 + 基本給 算定基礎額 掛金率 基本給には給料の調整額及び教職調整額が含まれます なお 期末手当や勤勉手当などについては 平成 15 年 4 から掛金や長期給付の算定の基礎となっており 平成 27 年 10 以降も同様の取扱いになります ただし 名称が 期末手当等 から 標準期末手当等( 標準賞与 ) になります 標準期末手当等 ( 標準賞与 ) の上限額 掛金等の種類標準期末手当等 ( 標準賞与 ) 短期給付掛金福祉事業掛金 厚生年金保険料退職等年金分掛金 540 万円その年度における期末手当等の額の累計額 150 万円 1 あたりの上限 1000 円未満の端数切捨て -1-

掛金等の算定基礎額の増減 手当率制 標準報酬制 例 : 基本給 352,000 円の A さん B さん C さん 算定基礎額 440,000 円 標準報酬額 410,000 円 ( 報酬額 404,800 円 ) 標準報酬額 440,000 円 ( 報酬額 440,000 円 ) 標準報酬額 470,000 円 ( 報酬額 475,200 円 ) みなし手当 88,000 円 (352,000 円 0.25) 諸手当 52,800 円 諸手当 88,000 円 諸手当 123,200 円 基本給 352,000 円 基本給 352,000 円 基本給 352,000 円 基本給 352,000 円 A さん B さん C さん A さん B さん C さん 掛金額減少変動なし掛金額増加 基本給が同じでも 実際に受ける諸手当 ( 地域手当 扶養手当 通勤手当 住居手当 超過勤務手当など ) の額によって個人ごとの掛金額に増減が生じます 総務省の 平成 25 年地方公務員給与の実態 によると 地方公務員 ( 教育職 行政職 警察職などすべての職種を含む ) の平均的な諸手当は基本給の約 25% となっていますが 教育職の基本給 ( 給料の調整額及び教職調整額を含む ) に対する諸手当の割合の平均は約 15% となっています これは教育職では超過勤務手当がない等の要因によるものと思われます 教育職の諸手当の割合の全国平均は約 15% となっていますが 地域手当の支給の有無等によって地域ごとに異なります 諸手当の割合 ( 目安 ) 総務省の 平成 25 年地方公務員給与の実態 による 職種区分 地域手当の支給の有無 ( 無 ) ( 有 ) 教職員 ( 平均 ) 約 10% ~ 約 30% 事務職員 ( 平均 ) 約 20% ~ 約 40% -2-

標準報酬制への移行に伴う給付への影響 標準報酬は 共済組合の短期給付の給付金 厚生年金保険給付 退職等年金給付の算定の 基礎となります 短期給付の改正点 休業給付 給付名現行 ( 平成 27 年 9 まで ) 移行後 ( 平成 27 年 10 から ) 傷病手当金出産手当金休業手当金育児休業手当金介護休業手当金 1 日につき給料日額 2/3 1.25 1 日につき給料日額 2/3 1.25 1 日につき給料日額 60/100 1 日につき給料日額 50/100 1.25 1 日につき給料日額 40/100 1.25 給料日額 = 給料の 1/22 の額 1 日につき標準報酬の日額 2/3 1 日につき標準報酬の日額 2/3 1 日につき標準報酬の日額 50/100 1 日につき標準報酬の日額 50/100 1 日につき標準報酬の日額 40/100 標準報酬の日額 = 標準報酬の額の 1/22 の額 育児休業手当金は 育児休業開始から 180 日までの給付率は 67% となります 災害給付 給付名現行 ( 平成 27 年 9 まで ) 移行後 ( 平成 27 年 10 から ) 弔慰金及び家族弔慰金 災害見舞金 弔慰金 : 給料の 1 分 1.25 家族弔慰金 : 給料の 1 分 1.25 70/100 損害の程度に応じ定められた数 給料 1.25 弔慰金 : 標準報酬の額家族弔慰金 : 標準報酬の額 70/100 損害の程度に応じ定められた数 標準報酬の額 附加給付 給付名現行 ( 平成 27 年 9 まで ) 移行後 ( 平成 27 年 10 から ) 一部負担金払戻金家族療養費附加金 上位所得者に該当する者 : 給料額が 424,000 円以上 上位所得者に該当する者 : 標準報酬額が 530,000 円以上 一部負担金払戻金及び家族療養費附加金の自己負担限度額については平成 27 年 4 の診療分から上位所得者区分が設けられます 上位所得者に該当した場合の自己負担限度額は 50,000 円になります なお 上位所得者に該当しない者 ( 一般所得者 ) についての自己負担限度額は 25,000 円です -3-

長期給付 ( 厚生年金保険給付 ) の改正点現行の年金 ( 共済年金 ) の算定は基本的には 平均給与 ( 給料 ) 額と組合員期間の数と給付乗率によって算定されます 標準報酬制移行後は 平均標準報酬額 ( 平均標準報酬額 ) と厚生年金の被保険者期間 ( 組合員期間 ) の数と給付乗率による算定に改正されます なお 平成 27 年 9 以前の組合員期間は厚生年金保険法による厚生年金の被保険者期間とみなし 同組合員期間に係る各の掛金の標準となった給料の額 1.25 及び期末手当等は厚生年金保険法による標準報酬額及び標準賞与とみなします 一元化後の基本的な長期給付 ( 厚生年金保険給付 ) の算定式 採用 S61.4.1 ( 総報酬制の導入 ) ( 標準報酬制への移行 ) H15.4.1 H27.10.1 退職 平成 15 年 3 以前 平成 15 年 4 以後 平均標準報酬額 ( 平均給料額 ) 厚生年金の被保険者期間 ( 組合員期間 ) の数 給付乗率 + 平均標準報酬額 ( 平均給与額 ) 厚生年金の被保険者期間 ( 組合員期間 ) の数 給付乗率 -4-

報酬の範囲 標準報酬額の算定の基礎となるのが報酬額です 報酬の範囲は原則として 基本給及び諸手当等の全てです また 報酬はその性質に応じて 固定的給与 と 非固定的給与 に分類されます 基本給など等を単位として一定額が継続して支給される報酬のことを 固定的給与 といい 時間外勤務手当など勤務実績に応じて支給される報酬のことを 非固定的給与 といいます 報酬の分類 ( 例 ) 固定的給与基本給 ( 給料表の給料額 ) 給料の調整額 教職調整額 給料の特別調整額 ( 管理職手当 ) 初任給調整手当 扶養手当 地域手当 特地勤務手当 へき地手当 広域異動手当 住居手当 単身赴任手当 義務教育等教員特別手当 定時制通信教育手当 産業教育手当 農林漁業普及指導手当 通勤手当 ( ) など 通勤手当は支給される額を 1 あたりの額にして算定します ( 例 )4 に 6 ヶ分の通勤手当として 60,000 円が支給された場合 60,000 円 6 ヶ =10,000 円 非固定的給与 特殊勤務手当 時間外勤務手当 休日勤務手当 夜間勤務手当 宿日直手当 管 理職員特別勤務手当 寒冷地手当 ( ) など 寒冷地手当は 1 年間に受けた総額の 12 分の 1 の額を加算して算定します ( 例 ) 毎年 11 から翌年の 3 までの各に 10,200 円支給される場合 10,200 円 5 回 12 ヶ =4,250 円 出張旅費等の実費 年金 共済組合からの給付金等の労務の対象とされないものは 報酬には含まれません -5-

標準報酬の決定と改定 標準報酬額は 新たに採用されたときなど組合員の資格を取得したときに行う 資格取得時決定 毎年 7 1 日に組合員である者を対象に定期的に行う 定時決定 報酬に著しい高低が生じたときに行う 随時改定 育児休業等を終了した組合員が職場に復帰し 復帰後の報酬に基づき行う 育児休業等終了時改定 産前産後休業を終了した組合員が職場に復帰し 復帰後の報酬に基づき行う 産前産後休業終了時改定 の5つのタイミングにより決定 改定を行います これらのタイミングにより決定 改定された標準報酬額は 決定 改定した時期により その適用期間が定められています 標準報酬の決定 改定の対象者と算定対象となる報酬 種類対象者対象となる報酬 資格取得時決定新たに組合員の資格を取得した者資格取得時の報酬 定時決定 7 1 日現在の組合員 4 5 6 の報酬の平均 随時改定 育児休業等終了時改定 産前産後休業終了時改定 報酬の額が著しく変動した組合員 育児休業等を終了した組合員 産前産後休業を終了した組合員 固定的給与に変動があった以後の 3 ヶ間の報酬の平均 育児休業等終了日の翌日が属する以後の 3 ヶ間の報酬の平均 産前産後休業終了日の翌日が属する以後の 3 ヶ間の報酬の平均 標準報酬の決定 改定の時期と適用期間 種類決定 改定の時期適用期間 資格取得時決定 資格取得時 1 ~5 その年の 8 まで 6 ~12 翌年の 8 まで 定時決定 9 9 から翌年の 8 まで 随時改定 育児休業等終了時改定 産前産後休業終了時改定 固定的給与に変動があったから 4 ヶ目 育児休業等終了日の翌日が属するから 4 ヶ目 産前産後休業終了日の翌日が属するから 4 ヶ目 1 ~6 その年の8 まで 7 ~12 翌年の8 まで 1 ~6 その年の8 まで 7 ~12 翌年の8 まで 1 ~6 その年の8 まで 7 ~12 翌年の8 まで (6 1 日から 7 1 日までの間に組合員の資格を取得した者及び 7 から 9 までのいずれかのから随時改定等が行われた者若しくは行われる見込みの者については定時決定は行いません ) -6-

標準報酬の決定 改定の事例 算定基礎となる 4 1 日に新たに組合員の資格を取得した場合 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 資格取得 資格取得時決定 定時決定 1 1 日に昇給があり 4 に随時改定となった場合 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 昇給 随時改定 定時決定 4 1 日に異動や昇格があり 7 に随時改定となった場合 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 異動 昇格 随時改定 2 28 日に育児休業を終了し 3 1 日に職場復帰 ( 育児短時間勤務 ) した場合 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 職場復帰 育休改定 定時決定 -7-

資格取得時決定 組合員の資格を新たに取得したときは その資格を取得した日の現在の報酬の額により標準報酬を決定します この決定を 資格取得時決定 といいます の途中に資格を取得した場合は 扶養手当や住居手当などの初日に資格を取得したならば受けることができたであろう手当も含めて算定します また 資格取得時決定の対象者は 新たに組合員の資格を取得した者が対象になりますが 他の地方公務員共済組合から転入した場合や 定年退職等により退職し再任用 ( フルタイム再任用 ) した場合なども資格取得時決定の方法により 標準報酬を決定します 定時決定 共済組合は 組合員が実際に受ける報酬と 既に決定されている標準報酬額との間に大きな差が生じないように 毎年 7 1 日において 現に組合員である者の4 から6 までの3ヶ間の報酬の平均により 標準報酬額を決定します この決定のことを毎年定期的に実施することから 定時決定 といいます 定時決定のイメージ図 4 の報酬 5 の報酬 6 の報酬 諸手当 30,000 円 諸手当 60,000 円 諸手当 45,000 円 基本給 300,000 円 + 基本給 300,000 円 + 基本給 300,000 円 3= 報酬額 345,000 円 円位未満の端数切捨て 標準報酬等級表に当てはめる 報酬額 標準報酬額 310,000 円以上 330,000 円未満第 19 級 320,000 円 330,000 円以上 350,000 円未満第 20 級 340,000 円 350,000 円以上 370,000 円未満第 21 級 360,000 円 標準報酬額第 20 級 340,000 円 -8-

随時改定 組合員の標準報酬額は 原則として毎年定期的に行われる定時決定により決定し 9 から翌年の8 までの1 年間適用されますが 昇給 昇格や人事異動などにより 報酬の額が著しく高低を生じた場合は 実際に受けている報酬の額と決定されている標準報酬額との間に隐たりが生じることになります このような隐たりを解消するために標準報酬額を改定することを 随時改定 といいます 随時改定 は 固定的給与に変動があり 既に決定又は改定されている標準報酬額の等級と 変動後の報酬額による標準報酬額の等級に2 等級以上の差がある場合に実施します なお この変動があったから3ヶ間 ( 各とも 支払基礎日数 が17 日以上でなければなりません ) 継続していることが必要であり その3ヶ目を著しく高低を生じたとし その翌 (4ヶ目 ) から改定します なお 休職等により報酬が下がった場合は随時改定の対象とはなりません 随時改定のイメージ図 条件 2 当 2 目 3 目 条件 1 当 非固定的給与 非固定的給与 非固定的給与 前 変動分 変動分 変動分 固定的給与 変動 固定的給与 固定的給与 固定的給与 固定的給与 支払基礎日数 支払われる報酬の算定の基礎とな る日数をいいます 支払基礎日数は そのの暦日数から週休日 ( 勤務時間を割り振らない日 通常の場合は土曜日及び日曜日 ) 及び欠勤等の日数を除いた日数になります ( 祝日や年末年始の休日は 支払基礎日数に含めることになります ) 従前標準報酬額 変動があったから継続した 3 間 比較 平均 非固定的給与 固定的給与 2 等級以上の差 既に決定又は改定されている標準報酬額 変動後の報酬で算定した標準報酬額 -9-

随時改定の留意点随時改定の実施の判断は 固定的給与と変動後の3ヶ間の報酬平均額のいずれも増額したか いずれも減額した場合に限られます したがって 固定的給与は増額となったが 非固定的給与が減額となったため 報酬平均額が減額した場合又はその逆の場合には 随時改定は行いません ( 例えば 従前標準報酬額が時間外勤務手当が極端に多い状況で決定されていた者が 昇格等により固定的給与が増額となったが 報酬平均額は時間外勤務手当が少なくなったため 逆に従前標準報酬額よりも報酬平均額が2 等級以上減額となった場合など ) 固定的給与の変動と随時改定の実施の判断 固定的給与増 増 増 減 減 減 非固定的給与増 減 減 減 増 増 報酬額 ( 報酬平均額 ) 2 等級以上の増 2 等級以上の増 2 等級以上の減 2 等級以上の減 2 等級以上の減 2 等級以上の増 随時改定の実施実施実施実施しない実施実施実施しない また 随時改定は 固定的給与が変動があったから3ヶ間を見て実施の判断をすることになりますが 非固定的給与の変動の影響や支払基礎日数が17 日未満であるがあった場合など 一旦随時改定の実施が見送られた場合は 仮にその後の3ヶ間が随時改定の条件に該当しても実施しません つまり昇給 昇格等の変動があったから継続した3ヶ間のみが随時改定の実施の判断の対象となります -10-

育児休業等終了時改定 育児休業等を終了した組合員が育児休業等を終了した日において その育児休業等に係る 3 歳に満たない子を養育する場合 共済組合に申出をしたときは 育児休業等終了日の翌日が属する以後 3ヶ間 ( 報酬支払の基礎となった日数が17 日未満であるは除きます ) に受けた報酬の総額をその期間の数で除して得た額を報酬額として 標準報酬を改定します 育児休業等が終了し 職場復帰後の勤務形態が 育児短時間勤務 や 部分休業 等により報酬が低下した場合が想定されます 育児休業等終了時改定のイメージ図 掛金等を算定するときの標準報酬額 3 ヶ 育児休業等終了時改定 実際の報酬額 ( 無給 ) 実際の報酬額 産前産後休業中 育休等期間中 育児短時間勤務等 掛金等免除 産前産後休業終了時改定 産前産後休業を終了した組合員が産前産後休業を終了した日において その産前産後休業に係る3 歳に満たない子を養育する場合 共済組合に申出をしたときは 産前産後休業の翌日が属する以後 3ヶ間 ( 報酬支払の基礎となった日数が17 日未満であるは除きます ) に受けた報酬の総額をその期間の数で除して得た額を報酬額として 標準報酬を改定します 産前産後休業が終了し 育児休業等を取得せずに職場復帰し 復帰後の勤務形態が 育児短時間勤務 や 部分休業 等により報酬が低下した場合が想定されます 産前産後休業終了時改定のイメージ図 掛金等を算定するときの標準報酬額 3 ヶ 産前産後休業終了時改定 実際の報酬額 実際の報酬額 産前産後休業中 産前産後休業に係る子を養育 掛金等免除 -11-

3 歳未満の子を養育している期間の特例 3 歳に満たない子を養育している組合員が 共済組合に申出をしたときは 当該子を養育することとなった日の属するの前の標準報酬の額 ( 従前標準報酬額 ) を下回るについては 従前標準報酬の額を当該下回るの標準報酬の額とみなして 年金額を算定します なお この特例は 育児短時間勤務などの勤務形態の期間中 報酬が低くなったことにより将来の年金額が低くなることを避けるための措置であることから 短期給付の算定の基礎となる標準報酬額 ( 日額 ) に対する適用はありません 特例の期間は 子を養育することとなった日 ( 厚生労働省令若しくは総務省令で定める事実が生じた日 ) の属するから次のいずれかの事由に該当するに至った日の翌日の属するの前までとなります ア当該子が3 歳に達したとき イ当該組合員若しくは当該組合員であった者が死亡したとき 又は当該組合員が退職したとき ウ当該子以外の子を養育することとなったときその他これに準ずるものとして厚生労働省令若しくは総務省令で定めるものが生じたとき エ当該子が死亡したときその他当該組合員が当該子を養育しないこととなったとき オ当該組合員が当該子以外の子について育児休業等を開始したとき カ当該組合員が当該子以外の子について産前産後休業を開始したとき 3 歳未満養育特例のイメージ図 掛金等を算定するときの標準報酬額年金額を計算するときの標準報酬額 3 ヶ 育児休業等終了時改定 従前標準報酬額の保障 従前の報酬額 育児短時間勤務等により 下がった報酬額 勤務形態 産前産後休業中 出産 産前産後休業 育休等期間中 育児休業 復帰 3 歳未満の子を養育 育児短時間勤務 部分休業 実際の報酬全額支給無給一部支給 標準報酬額従前の標準報酬額改定後の標準報酬額 掛金等の徴収免除徴収 年金記録上の標準報酬 従前の標準報酬額 -12-

標準報酬等級表 等級 報酬額 標準報酬の額 一等級の格差 標準報酬の日額 第 1 級 101,000 円未満 98,000 円 4,450 円 第 2 級 101,000 円以上 107,000 円未満 104,000 円 6,000 円 4,730 円 第 3 級 107,000 円以上 114,000 円未満 110,000 円 6,000 円 5,000 円 第 4 級 114,000 円以上 122,000 円未満 118,000 円 8,000 円 5,360 円 第 5 級 122,000 円以上 130,000 円未満 126,000 円 8,000 円 5,730 円 第 6 級 130,000 円以上 138,000 円未満 134,000 円 8,000 円 6,090 円 第 7 級 138,000 円以上 146,000 円未満 142,000 円 8,000 円 6,450 円 第 8 級 146,000 円以上 155,000 円未満 150,000 円 8,000 円 6,820 円 第 9 級 155,000 円以上 165,000 円未満 160,000 円 10,000 円 7,270 円 第 10 級 165,000 円以上 175,000 円未満 170,000 円 10,000 円 7,730 円 第 11 級 175,000 円以上 185,000 円未満 180,000 円 10,000 円 8,180 円 第 12 級 185,000 円以上 195,000 円未満 190,000 円 10,000 円 8,640 円 第 13 級 195,000 円以上 210,000 円未満 200,000 円 10,000 円 9,090 円 第 14 級 210,000 円以上 230,000 円未満 220,000 円 20,000 円 10,000 円 第 15 級 230,000 円以上 250,000 円未満 240,000 円 20,000 円 10,910 円 第 16 級 250,000 円以上 270,000 円未満 260,000 円 20,000 円 11,820 円 第 17 級 270,000 円以上 290,000 円未満 280,000 円 20,000 円 12,730 円 第 18 級 290,000 円以上 310,000 円未満 300,000 円 20,000 円 13,640 円 第 19 級 310,000 円以上 330,000 円未満 320,000 円 20,000 円 14,550 円 第 20 級 330,000 円以上 350,000 円未満 340,000 円 20,000 円 15,450 円 第 21 級 350,000 円以上 370,000 円未満 360,000 円 20,000 円 16,360 円 第 22 級 370,000 円以上 395,000 円未満 380,000 円 20,000 円 17,270 円 第 23 級 395,000 円以上 425,000 円未満 410,000 円 30,000 円 18,640 円 第 24 級 425,000 円以上 455,000 円未満 440,000 円 30,000 円 20,000 円 第 25 級 455,000 円以上 485,000 円未満 470,000 円 30,000 円 21,360 円 第 26 級 485,000 円以上 515,000 円未満 500,000 円 30,000 円 22,730 円 第 27 級 515,000 円以上 545,000 円未満 530,000 円 30,000 円 24,090 円 第 28 級 545,000 円以上 575,000 円未満 560,000 円 30,000 円 25,450 円 第 29 級 575,000 円以上 605,000 円未満 590,000 円 30,000 円 26,820 円 第 30 級 605,000 円以上 635,000 円未満 605,000 円以上 ( 長期給付の上限 ) 620,000 円 30,000 円 28,180 円 第 31 級 635,000 円以上 665,000 円未満 650,000 円 30,000 円 29,550 円 第 32 級 665,000 円以上 695,000 円未満 680,000 円 30,000 円 30,910 円 第 33 級 695,000 円以上 730,000 円未満 710,000 円 30,000 円 32,270 円 第 34 級 730,000 円以上 770,000 円未満 750,000 円 40,000 円 34,090 円 第 35 級 770,000 円以上 810,000 円未満 790,000 円 40,000 円 35,910 円 第 36 級 810,000 円以上 855,000 円未満 830,000 円 40,000 円 37,730 円 第 37 級 855,000 円以上 905,000 円未満 880,000 円 50,000 円 40,000 円 第 38 級 905,000 円以上 955,000 円未満 930,000 円 50,000 円 42,270 円 第 39 級 955,000 円以上 1,005,000 円未満 980,000 円 50,000 円 44,550 円 第 40 級 1,005,000 円以上 1,055,000 円未満 1,030,000 円 50,000 円 46,820 円 第 41 級 1,055,000 円以上 1,115,000 円未満 1,090,000 円 60,000 円 49,550 円 第 42 級 1,115,000 円以上 1,175,000 円未満 1,150,000 円 60,000 円 52,270 円 第 43 級 1,175,000 円以上 1,210,000 円 60,000 円 55,000 円 -13-

標準報酬制移行による財源への影響 地方公務員の全職種の基本給に対する平均的な諸手当の割合は総務省の調査により25% となっており これに基づき手当率が定められています しかし教職員の基本給 ( 教職調整額及び給料の調整額を含む ) に対する諸手当の割合は平成 25 年度の調査によると約 15% となっています 短期給付に要する費用及び福祉事業に要する費用の財源は毎年度収支が均衡に保つよう推計しており 財源率を変更しないと掛金 負担金収入が減少することになります 財源への影響 掛金の標準となる額が減少! 教職員の平均約 15% 掛金 負担金収入が減少! みなし手当 (25%) + 実際に支給された諸手当 + 基本給 標へ準移報行酬制 基本給 収入 支出 標へ準移報行酬制 収入 支出 この減少を補うため 短期給付及び福祉事業に係る財源率 ( 掛金率 + 負担金率 ) の改定を予 定しています 平成 27 年 10 からの掛金率 ( 組合員負担分の率 ) は次の表のとおりとなります なお この財源率の改定は 標準報酬制移行による全体的な収入減を補うための改定です 平成 27 年 10 からの掛金率 短期給付 給料分 平成 27 年 9 まで 5.075% (4.06% 1.25) 平成 27 年 10 から 標準報酬額分 期末手当等分 4.06% 標準期末手当等分 4.31% 福祉事業 給料分 0.165% (0.132% 1.25) 標準報酬額分 期末手当等分 0.132% 標準期末手当分 0.141% -14-

長期給付の保険料率 ( 掛金率 ) の引上げスケジュール 被用者年金制度の一元化により 長期給付 ( 厚生年金 ) の保険料 ( 掛金 ) については 毎年段階的に引き上げられ 公務員に適用される保険料率 ( 掛金率 ) は 平成 30 年 9 に民間企業に勤務する者と同じ率になります また 現在の共済年金の保険料率 ( 掛金率 ) は職域部分の給付も含めた率になっていますが 職域部分が廃止される平成 27 年 10 以降は 職域部分を含まない率になります なお 平成 27 年 10 から共済年金の 職域部分 に代わる新たな制度として 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) が創設され その分の掛金率が0.75% を上限として加算されます 組合員負担分の保険料率 ( 掛金率 ) の引上げスケジュールは次のとおりです 年金の保険料率 ( 掛金率 ) の引上げスケジュール ( 平成 27 年 4 時点 ) 10% 30 年 9 29 年 9 9% 退職等年金給付の掛金率が加算されます ( 上限は 0.75%) 26 年 9 平成 27 年 10 被用者年金一元化 27 年 9 28 年 9 退職等年金給付の掛金 8% 8.462% 8.639% 8.639% 8.816% 8.993% 9.150% 0.177%UP 0.177%UP 0.177%UP 0.157%UP 共済年金の掛金 厚生年金の保険料 職域年金相当部分を含んだ率 職域年金相当部分を含まない率 年金の掛金の算定事例 基本給 ( 給料の調整額及び教職調整額を含む ) 諸手当 ( 基本給の 25% で仮定 ) 標準報酬額 352,000 円 88,000 円 440,000 円 共済年金の掛金 基本給 1.25 上の図の掛金率 厚生年金の保険料 + 標準報酬額 ( 上の図の保険料率 + 掛金率 ) 退職等年金給付の掛金 平成 26 年 9 ~ 平成 27 年 9 平成 27 年 10 ~ 平成 28 年 9 ~ 平成 29 年 9 ~ 平成 30 年 9 ~ 37,232 円 38,011 円 41,311 円 42,090 円 42,869 円 43,560 円 779 円 UP 3,300 円 UP 779 円 UP 779 円 UP 691 円 UP * 退職等年金給付の掛金率は 0.75%( 上限 ) で計算しています また 掛金は端数処理 ( 円位未満切捨て ) をしています -15-

平成 27 年 9 と 10 の掛金 ( 保険料 ) の額等 平成 27 年 9 の掛金の額 ( 目安 ) 短期掛金福祉掛金長期掛金基本給掛金率掛金率掛金率 ( 掛金の標準となった給料の額 ) (5.075%) (0.165%) (10.79875%) 合計 200,000 円 10,150 円 330 円 21,597 円 32,077 円 210,000 円 10,657 円 346 円 22,677 円 33,680 円 220,000 円 11,165 円 363 円 23,757 円 35,285 円 230,000 円 11,672 円 379 円 24,837 円 36,888 円 240,000 円 12,180 円 396 円 25,917 円 38,493 円 250,000 円 12,687 円 412 円 26,996 円 40,095 円 260,000 円 13,195 円 429 円 28,076 円 41,700 円 270,000 円 13,702 円 445 円 29,156 円 43,303 円 280,000 円 14,210 円 462 円 30,236 円 44,908 円 290,000 円 14,717 円 478 円 31,316 円 46,511 円 300,000 円 15,225 円 495 円 32,396 円 48,116 円 310,000 円 15,732 円 511 円 33,476 円 49,719 円 320,000 円 16,240 円 528 円 34,556 円 51,324 円 330,000 円 16,747 円 544 円 35,635 円 52,926 円 340,000 円 17,255 円 561 円 36,715 円 54,531 円 350,000 円 17,762 円 577 円 37,795 円 56,134 円 360,000 円 18,270 円 594 円 38,875 円 57,739 円 370,000 円 18,777 円 610 円 39,955 円 59,342 円 380,000 円 19,285 円 627 円 41,035 円 60,947 円 390,000 円 19,792 円 643 円 42,115 円 62,550 円 400,000 円 20,300 円 660 円 43,195 円 64,155 円 410,000 円 20,807 円 676 円 44,274 円 65,757 円 420,000 円 21,315 円 693 円 45,354 円 67,362 円 430,000 円 21,822 円 709 円 46,434 円 68,965 円 440,000 円 22,330 円 726 円 47,514 円 70,570 円 450,000 円 22,837 円 742 円 48,594 円 72,173 円 460,000 円 23,345 円 759 円 49,674 円 73,778 円 470,000 円 23,852 円 775 円 50,754 円 75,381 円 480,000 円 24,360 円 792 円 51,834 円 76,986 円 490,000 円 24,867 円 808 円 52,913 円 78,588 円 500,000 円 25,375 円 825 円 53,561 円 79,761 円 510,000 円 25,882 円 841 円 53,561 円 80,284 円 520,000 円 26,390 円 858 円 53,561 円 80,809 円 530,000 円 26,897 円 874 円 53,561 円 81,332 円 540,000 円 27,405 円 891 円 53,561 円 81,857 円 550,000 円 27,912 円 907 円 53,561 円 82,380 円 560,000 円 28,420 円 924 円 53,561 円 82,905 円 570,000 円 28,927 円 940 円 53,561 円 83,428 円 580,000 円 29,435 円 957 円 53,561 円 83,953 円 590,000 円 29,942 円 973 円 53,561 円 84,476 円 600,000 円 30,450 円 990 円 53,561 円 85,001 円 610,000 円 30,957 円 1,006 円 53,561 円 85,524 円 620,000 円 31,465 円 1,023 円 53,561 円 86,049 円 基本給には給料の調整額及び教職調整額を含みます 長期掛金の算定の基礎となる給料 ( 基本給 ) の額の最高限度額は 496,000 円です -16-

標準報酬額別掛金等の額 ( 平成 27 年 10 ) 報酬額 円以上 円未満 等級 標準報酬額 短期給付福祉事業厚生年金退職等年金 掛金率 (4.31%) 掛金率 (0.141%) 厚生年金の保険料率は組合員保険料の率です 退職等年金の掛金率は上限となっています 保険料率 (8.639%) 掛金率 (0.75%) ~ 101,000 第 1 級 98,000 円 4,223 円 138 円 8,466 円 735 円 13,562 円 101,000 ~ 107,000 第 2 級 104,000 円 4,482 円 146 円 8,984 円 780 円 14,392 円 107,000 ~ 114,000 第 3 級 110,000 円 4,741 円 155 円 9,502 円 825 円 15,223 円 114,000 ~ 122,000 第 4 級 118,000 円 5,085 円 166 円 10,194 円 885 円 16,330 円 122,000 ~ 130,000 第 5 級 126,000 円 5,430 円 177 円 10,885 円 945 円 17,437 円 130,000 ~ 138,000 第 6 級 134,000 円 5,775 円 188 円 11,576 円 1,005 円 18,544 円 138,000 ~ 146,000 第 7 級 142,000 円 6,120 円 200 円 12,267 円 1,065 円 19,652 円 146,000 ~ 155,000 第 8 級 150,000 円 6,465 円 211 円 12,958 円 1,125 円 20,759 円 155,000 ~ 165,000 第 9 級 160,000 円 6,896 円 225 円 13,822 円 1,200 円 22,143 円 165,000 ~ 175,000 第 10 級 170,000 円 7,327 円 239 円 14,686 円 1,275 円 23,527 円 175,000 ~ 185,000 第 11 級 180,000 円 7,758 円 253 円 15,550 円 1,350 円 24,911 円 185,000 ~ 195,000 第 12 級 190,000 円 8,189 円 267 円 16,414 円 1,425 円 26,295 円 195,000 ~ 210,000 第 13 級 200,000 円 8,620 円 282 円 17,278 円 1,500 円 27,680 円 210,000 ~ 230,000 第 14 級 220,000 円 9,482 円 310 円 19,005 円 1,650 円 30,447 円 230,000 ~ 250,000 第 15 級 240,000 円 10,344 円 338 円 20,733 円 1,800 円 33,215 円 250,000 ~ 270,000 第 16 級 260,000 円 11,206 円 366 円 22,461 円 1,950 円 35,983 円 270,000 ~ 290,000 第 17 級 280,000 円 12,068 円 394 円 24,189 円 2,100 円 38,751 円 290,000 ~ 310,000 第 18 級 300,000 円 12,930 円 423 円 25,917 円 2,250 円 41,520 円 310,000 ~ 330,000 第 19 級 320,000 円 13,792 円 451 円 27,644 円 2,400 円 44,287 円 330,000 ~ 350,000 第 20 級 340,000 円 14,654 円 479 円 29,372 円 2,550 円 47,055 円 350,000 ~ 370,000 第 21 級 360,000 円 15,516 円 507 円 31,100 円 2,700 円 49,823 円 370,000 ~ 395,000 第 22 級 380,000 円 16,378 円 535 円 32,828 円 2,850 円 52,591 円 395,000 ~ 425,000 第 23 級 410,000 円 17,671 円 578 円 35,419 円 3,075 円 56,743 円 425,000 ~ 455,000 第 24 級 440,000 円 18,964 円 620 円 38,011 円 3,300 円 60,895 円 455,000 ~ 485,000 第 25 級 470,000 円 20,257 円 662 円 40,603 円 3,525 円 65,047 円 485,000 ~ 515,000 第 26 級 500,000 円 21,550 円 705 円 43,195 円 3,750 円 69,200 円 515,000 ~ 545,000 第 27 級 530,000 円 22,843 円 747 円 45,786 円 3,975 円 73,351 円 545,000 ~ 575,000 第 28 級 560,000 円 24,136 円 789 円 48,378 円 4,200 円 77,503 円 575,000 ~ 605,000 第 29 級 590,000 円 25,429 円 831 円 50,970 円 4,425 円 81,655 円 605,000 ~ 635,000 第 30 級 620,000 円 26,722 円 874 円 53,561 円 4,650 円 85,807 円 635,000 ~ 665,000 第 31 級 650,000 円 28,015 円 916 円 53,561 円 4,650 円 87,142 円 665,000 ~ 695,000 第 32 級 680,000 円 29,308 円 958 円 53,561 円 4,650 円 88,477 円 695,000 ~ 730,000 第 33 級 710,000 円 30,601 円 1,001 円 53,561 円 4,650 円 89,813 円 730,000 ~ 770,000 第 34 級 750,000 円 32,325 円 1,057 円 53,561 円 4,650 円 91,593 円 770,000 ~ 810,000 第 35 級 790,000 円 34,049 円 1,113 円 53,561 円 4,650 円 93,373 円 810,000 ~ 855,000 第 36 級 830,000 円 35,773 円 1,170 円 53,561 円 4,650 円 95,154 円 855,000 ~ 905,000 第 37 級 880,000 円 37,928 円 1,240 円 53,561 円 4,650 円 97,379 円 905,000 ~ 955,000 第 38 級 930,000 円 40,083 円 1,311 円 53,561 円 4,650 円 99,605 円 955,000 ~ 1,005,000 第 39 級 980,000 円 42,238 円 1,381 円 53,561 円 4,650 円 101,830 円 1,005,000 ~ 1,055,000 第 40 級 1,030,000 円 44,393 円 1,452 円 53,561 円 4,650 円 104,056 円 1,055,000 ~ 1,115,000 第 41 級 1,090,000 円 46,979 円 1,536 円 53,561 円 4,650 円 106,726 円 1,115,000 ~ 1,175,000 第 42 級 1,150,000 円 49,565 円 1,621 円 53,561 円 4,650 円 109,397 円 1,175,000 ~ 第 43 級 1,210,000 円 52,151 円 1,706 円 53,561 円 4,650 円 112,068 円 合計 -17-

標準期末手当等 ( 標準賞与 ) 別掛金等の額 ( 平成 27 年 10 ) 厚生年金の保険料率は組合員保険料の率です 退職等年金の掛金率は上限となっています 短期給付福祉事業厚生年金退職等年金標準期末手当等掛金率掛金率保険料率掛金率 ( 標準賞与 ) (4.31%) (0.141%) (8.639%) (0.75%) 合計 300,000 円 12,930 円 423 円 25,917 円 2,250 円 41,520 円 400,000 円 17,240 円 564 円 34,556 円 3,000 円 52,360 円 500,000 円 21,550 円 705 円 43,195 円 3,750 円 65,450 円 600,000 円 25,860 円 846 円 51,834 円 4,500 円 78,540 円 700,000 円 30,170 円 987 円 60,473 円 5,250 円 91,630 円 800,000 円 34,480 円 1,128 円 69,112 円 6,000 円 104,720 円 900,000 円 38,790 円 1,269 円 77,751 円 6,750 円 117,810 円 1,000,000 円 43,100 円 1,410 円 86,390 円 7,500 円 130,900 円 1,100,000 円 47,410 円 1,551 円 95,029 円 8,250 円 143,990 円 1,200,000 円 51,720 円 1,692 円 103,668 円 9,000 円 157,080 円 1,300,000 円 56,030 円 1,833 円 112,307 円 9,750 円 170,170 円 1,400,000 円 60,340 円 1,974 円 120,946 円 10,500 円 183,260 円 1,500,000 円 64,650 円 2,115 円 129,585 円 11,250 円 196,350 円 諸手当の割合別標準報酬額 諸手当の割合 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50% 基本給 ( 単位 : 円 ) 250,000 300,000 350,000 400,000 450,000 500,000 報酬額 262,500 315,000 367,500 420,000 472,500 525,000 短期第 16 級 260,000 第 19 級 320,000 第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 長期第 16 級 260,000 第 19 級 320,000 第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 報酬額 275,000 330,000 385,000 440,000 495,000 550,000 短期第 17 級 280,000 第 20 級 340,000 第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 長期第 17 級 280,000 第 20 級 340,000 第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 報酬額 287,500 345,000 402,500 460,000 517,500 575,000 短期第 17 級 280,000 第 20 級 340,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 長期第 17 級 280,000 第 20 級 340,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 報酬額 300,000 360,000 420,000 480,000 540,000 600,000 短期第 18 級 300,000 第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 長期第 18 級 300,000 第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 報酬額 312,500 375,000 437,500 500,000 562,500 625,000 短期第 19 級 320,000 第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 第 30 級 620,000 長期第 19 級 320,000 第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 第 30 級 620,000 報酬額 325,000 390,000 455,000 520,000 585,000 650,000 短期第 19 級 320,000 第 22 級 380,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 第 31 級 650,000 長期第 19 級 320,000 第 22 級 380,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 30 級 620,000 報酬額 337,500 405,000 472,500 540,000 607,500 675,000 短期第 20 級 340,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 30 級 620,000 第 32 級 680,000 長期第 20 級 340,000 第 23 級 410,000 第 25 級 470,000 第 27 級 530,000 第 30 級 620,000 第 30 級 620,000 報酬額 350,000 420,000 490,000 560,000 630,000 700,000 短期第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 第 30 級 620,000 第 33 級 710,000 長期第 21 級 360,000 第 23 級 410,000 第 26 級 500,000 第 28 級 560,000 第 30 級 620,000 第 30 級 620,000 報酬額 362,500 435,000 507,500 580,000 652,500 725,000 短期第 21 級 360,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 29 級 590,000 第 31 級 650,000 第 33 級 710,000 長期第 21 級 360,000 第 24 級 440,000 第 26 級 500,000 第 29 級 590,000 第 30 級 620,000 第 30 級 620,000 報酬額 375,000 450,000 525,000 600,000 675,000 750,000 短期第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 第 32 級 680,000 第 34 級 750,000 長期第 22 級 380,000 第 24 級 440,000 第 27 級 530,000 第 29 級 590,000 第 30 級 620,000 第 30 級 620,000-18-

諸手当の割合による掛金等額の増減額 ( 平成 27 年 10 ) 増減額 は平成 27 年 9 の掛金の額 (16 ページ ) との比較です 基本給 25 万円 30 万円 35 万円 諸手当の割合 掛金等額 増減額 掛金等額 増減額 掛金等額 増減額 短期給付 12,068 円 ( 619 円 ) 14,654 円 ( 571 円 ) 16,378 円 ( 1,384 円 ) 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 福祉事業 394 円 ( 18 円 ) 479 円 ( 16 円 ) 535 円 ( 42 円 ) 厚生年金 24,189 円 ( 2,807 円 ) 29,372 円 ( 3,024 円 ) 32,828 円 ( 4,967 円 ) 退職等年金給付 2,100 円 (2,100 円 ) 2,550 円 (2,550 円 ) 2,850 円 (2,850 円 ) 合計 38,751 円 ( 1,344 円 ) 47,055 円 ( 1,061 円 ) 52,591 円 ( 3,543 円 ) 短期給付 12,068 円 ( 619 円 ) 14,654 円 ( 571 円 ) 17,671 円 ( 91 円 ) 福祉事業 394 円 ( 18 円 ) 479 円 ( 16 円 ) 578 円 (1 円 ) 厚生年金 24,189 円 ( 2,807 円 ) 29,372 円 ( 3,024 円 ) 35,419 円 ( 2,376 円 ) 退職等年金給付 2,100 円 (2,100 円 ) 2,550 円 (2,550 円 ) 3,075 円 (3,075 円 ) 合計 38,751 円 ( 1,344 円 ) 47,055 円 ( 1,061 円 ) 56,743 円 (609 円 ) 短期給付 12,930 円 (243 円 ) 15,516 円 (291 円 ) 17,671 円 ( 91 円 ) 福祉事業 423 円 (11 円 ) 507 円 (12 円 ) 578 円 (1 円 ) 厚生年金 25,917 円 ( 1,079 円 ) 31,100 円 ( 1,296 円 ) 35,419 円 ( 2,376 円 ) 退職等年金給付 2,250 円 (2,250 円 ) 2,700 円 (2,700 円 ) 3,075 円 (3,075 円 ) 合計 41,520 円 (1,425 円 ) 49,823 円 (1,707 円 ) 56,743 円 (609 円 ) 短期給付 13,792 円 (1,105 円 ) 16,378 円 (1,153 円 ) 18,964 円 (1,202 円 ) 福祉事業 451 円 (39 円 ) 535 円 (40 円 ) 620 円 (43 円 ) 厚生年金 27,644 円 (648 円 ) 32,828 円 (432 円 ) 38,011 円 (216 円 ) 退職等年金給付 2,400 円 (2,400 円 ) 2,850 円 (2,850 円 ) 3,300 円 (3,300 円 ) 合計 44,287 円 (4,192 円 ) 52,591 円 (4,475 円 ) 60,895 円 (4,761 円 ) 短期給付 13,792 円 (1,105 円 ) 16,378 円 (1,153 円 ) 20,257 円 (2,495 円 ) 福祉事業 451 円 (39 円 ) 535 円 (40 円 ) 662 円 (85 円 ) 厚生年金 27,644 円 (648 円 ) 32,828 円 (432 円 ) 40,603 円 (2,808 円 ) 退職等年金給付 2,400 円 (2,400 円 ) 2,850 円 (2,850 円 ) 3,525 円 (3,525 円 ) 合計 44,287 円 (4,192 円 ) 52,591 円 (4,475 円 ) 65,047 円 (8,913 円 ) 短期給付 14,654 円 (1,967 円 ) 17,671 円 (2,446 円 ) 20,257 円 (2,495 円 ) 福祉事業 479 円 (67 円 ) 578 円 (83 円 ) 662 円 (85 円 ) 厚生年金 29,372 円 (2,376 円 ) 35,419 円 (3,023 円 ) 40,603 円 (2,808 円 ) 退職等年金給付 2,550 円 (2,550 円 ) 3,075 円 (3,075 円 ) 3,525 円 (3,525 円 ) 合計 47,055 円 (6,960 円 ) 56,743 円 (8,627 円 ) 65,047 円 (8,913 円 ) 短期給付 15,516 円 (2,829 円 ) 17,671 円 (2,446 円 ) 21,550 円 (3,788 円 ) 福祉事業 507 円 (95 円 ) 578 円 (83 円 ) 705 円 (128 円 ) 厚生年金 31,100 円 (4,104 円 ) 35,419 円 (3,023 円 ) 43,195 円 (5,400 円 ) 退職等年金給付 2,700 円 (2,700 円 ) 3,075 円 (3,075 円 ) 3,750 円 (3,750 円 ) 合計 49,823 円 (9,728 円 ) 56,743 円 (8,627 円 ) 69,200 円 (13,066 円 ) -19-

基本給 40 万円 45 万円 50 万円 諸手当の割合掛金等額増減額掛金等額増減額掛金等額増減額 短期給付 18,964 円 ( 1,336 円 ) 21,550 円 ( 1,287 円 ) 24,136 円 ( 1,239 円 ) 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 福祉事業 620 円 ( 40 円 ) 705 円 ( 37 円 ) 789 円 ( 36 円 ) 厚生年金 38,011 円 ( 5,184 円 ) 43,195 円 ( 5,399 円 ) 48,378 円 ( 5,615 円 ) 退職等年金給付 3,300 円 (3,300 円 ) 3,750 円 (3,750 円 ) 4,200 円 (4,200 円 ) 合計 60,895 円 ( 3,260 円 ) 69,200 円 ( 2,973 円 ) 77,503 円 ( 2,690 円 ) 短期給付 20,257 円 ( 43 円 ) 22,843 円 (6 円 ) 25,429 円 (54 円 ) 福祉事業 662 円 (2 円 ) 747 円 (5 円 ) 831 円 (6 円 ) 厚生年金 40,603 円 ( 2,592 円 ) 45,786 円 ( 2,808 円 ) 50,970 円 ( 3,023 円 ) 退職等年金給付 3,525 円 (3,525 円 ) 3,975 円 (3,975 円 ) 4,425 円 (4,425 円 ) 合計 65,047 円 (892 円 ) 73,351 円 (1,178 円 ) 81,655 円 (1,462 円 ) 短期給付 20,257 円 ( 43 円 ) 22,843 円 (6 円 ) 25,429 円 (54 円 ) 福祉事業 662 円 (2 円 ) 747 円 (5 円 ) 831 円 (6 円 ) 厚生年金 40,603 円 ( 2,592 円 ) 45,786 円 ( 2,808 円 ) 50,970 円 ( 3,023 円 ) 退職等年金給付 3,525 円 (3,525 円 ) 3,975 円 (3,975 円 ) 4,425 円 (4,425 円 ) 合計 65,047 円 (892 円 ) 73,351 円 (1,178 円 ) 81,655 円 (1,462 円 ) 短期給付 21,550 円 (1,250 円 ) 24,136 円 (1,299 円 ) 26,722 円 (1,347 円 ) 福祉事業 705 円 (45 円 ) 789 円 (47 円 ) 874 円 (49 円 ) 厚生年金 43,195 円 (0 円 ) 48,378 円 ( 216 円 ) 53,561 円 ( 432 円 ) 退職等年金給付 3,750 円 (3,750 円 ) 4,200 円 (4,200 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 合計 69,200 円 (5,045 円 ) 77,503 円 (5,330 円 ) 85,807 円 (5,614 円 ) 短期給付 22,843 円 (2,543 円 ) 25,429 円 (2,592 円 ) 28,015 円 (2,640 円 ) 福祉事業 747 円 (87 円 ) 831 円 (89 円 ) 916 円 (91 円 ) 厚生年金 45,786 円 (2,591 円 ) 50,970 円 (2,376 円 ) 53,561 円 ( 432 円 ) 退職等年金給付 3,975 円 (3,975 円 ) 4,425 円 (4,425 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 合計 73,351 円 (9,196 円 ) 81,655 円 (9,482 円 ) 87,142 円 (6,949 円 ) 短期給付 22,843 円 (2,543 円 ) 26,722 円 (3,885 円 ) 29,308 円 (3,933 円 ) 福祉事業 747 円 (87 円 ) 874 円 (132 円 ) 958 円 (133 円 ) 厚生年金 45,786 円 (2,591 円 ) 53,561 円 (4,967 円 ) 53,561 円 ( 432 円 ) 退職等年金給付 3,975 円 (3,975 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 合計 73,351 円 (9,196 円 ) 85,807 円 (13,634 円 ) 88,477 円 (8,284 円 ) 短期給付 24,136 円 (3,836 円 ) 26,722 円 (3,885 円 ) 30,601 円 (5,226 円 ) 福祉事業 789 円 (129 円 ) 874 円 (132 円 ) 1,001 円 (176 円 ) 厚生年金 48,378 円 (5,183 円 ) 53,561 円 (4,967 円 ) 53,561 円 ( 432 円 ) 退職等年金給付 4,200 円 (4,200 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 4,650 円 (4,650 円 ) 合計 77,503 円 (13,348 円 ) 85,807 円 (13,634 円 ) 89,813 円 (9,620 円 ) -20-