4 表2 CE角 dysplastic Y軟骨閉鎖 18 3LO 8例 Y軟骨未閉鎖 1L4 8例 例 58例 例 46例 例 26例 24例 78例 例 表3 治療前の病変程度とCE角 dysplastic 8

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4 表2 CE角 dysplastic Y軟骨閉鎖 18 3LO 8例 Y軟骨未閉鎖 1L4 8例 13 8 32例 58例 55 2 16例 46例 22 7 65 7 70例 26例 24例 78例 20 3 18 8 60 9 128例 表3 治療前の病変程度とCE角 dysplastic 8例 20 5 12例 30 8 19例 48 7 A B C 39例 10例 79例 3例 30 0 1例 10 0 6例 60 0 15例 19 0 11例 13 9 53例 67 1 128例 26例 20 3 24例 18 8 78例 60 9 CE角とSharp角との関係 Sharp角の正常限界を閉鎖例46 未閉鎖例50 として測定すると 異常と思われたものは閉鎖例 では18例 31 0 未閉鎖例では27例 38 6 であった CE角とSharp角との関係を見ると Sharp角 異常45例中にCE角が減少しているものが33例 73 3 あったが CE角が正常であったものが P 12例見られた Sharp角が異常であっ 図1a 治療開始時生後4月 またCE角減少50例中 たものは33例 66 0 であった 治療前の股関節の病変程度とCE角の関係 我々は治療前の股関節の病変程度を次の3群に 分けている A 臨床的に明らかに脱臼と診断されるもの B X線像上脱臼と思われるが整復現象のみら れないもの C X線像上 亜脱臼 臼蓋形成不全を認められ るもの L 治療前の状態は 両側例では程度の高い方で表 示 A39例 B 10例 C 79例であった 図1b 16才CE角右28 左2se これと治療後のCE角を対照してみると 表 3 治療前病変がひどかったA群では39例中20 治療前病変がそれ程ひどくなかったC群でも 例 51 3 にCE角の減少傾向が見られたが 約 26例 32 9 にCE角の減少が見られている 図 半数が良好な成績を示している 図1 図2 3 図4

5 1 島 〆 笈冷己 團 P 図2a 治療開始前生後4ヵ月 図2b 14才CE角右16 左27 s t 劉 図3a 10才CE角右25 左2S 図3b 治療開始前生後4ヵ月 レ 図4a 治療開始前生後6ヵ月 図4b 10才CE角右14 左14 察 考 のは非整復例の原因とその治療対策であり 整復 されて順調な経過をたどった症例については余り 1947年Pavlikの発案したRiemenbUgel使用 による先天股脱の機能的治療は 先天股脱の治療 に画期的改善をもたらし 我が国においても1960 問題とされていない しかし RBのみにて治療し 順調な経過をた どったと思われる症例を長期に観察していると 意外とCE角が減少していると思われる症例に遭 年頃より広く使用されている RB使用による脱臼の整復率は諸家の報告によ れぽ大体85 前後であり 現在問題とされている 遇する事がある CE角の正常値は年齢によって異なり 諸家に

6 よる正常値の範囲も若干の差異があるが CE角 し 10年以上経過したものに亜脱臼の傾向が見ら が増加するのは15歳ぐらいまでではないかと云 れたものが若干存在したと報告しているが C群 われている で32 9 にCE角の減少傾向が見られた事は先 CE角の正常値についてはWeintroubらのよ うに10歳では35 9 と云う数値を示しているも のもいるが Haris Fredensborg Tdnnis Sevar 天股脱兄の宿命 即ち治療の限界と云うものがあ るのではないかと考えさせられる 泉田らはCE角を用いての骨頭側方化の評債に inらの報告を総合すると 10 15歳での正常最低 疑問を示しているが 我々の今回の調査では 骨 値は20 25 前後と考えられる 頭の側方化より骨頭の被覆度を中心に考えたもの 我々はCE角判定の際 これを年齢によって分 けずに 便宜上 症例をY軟骨閉鎖見とY軟骨未 閉鎖見に分けてCE角を検討するに事した 義を持っているものと考えている CE角判定の基準は諸家の報告を参考にし こ であるので これに対しては CE角は可成りの意 RBのみで治療し 10年以上経過した症例で 39 にCE角の減少が見られた事は興味深いも れが妥当であるかどうか異論もあると思うが 閉 のであり これが將来臨床的にどの様な意義を持 鎖見では20 以下をdysplastic 25 までをuncer つかどうかは今後の検索を待たねぽならないが tain 未閉鎖臼では15 以下をdysplastic 20 ま RB治療で良好な経過をたどった症例でも 観察 でをとした を打ち切る事なく 長期の観察が必要であるので 我々の調査ではY軟骨閉鎖兄ではdysplastic 18例 31 0 ではdysplastic 8例 11 4 16例 22 7 で 全例の39 にCE角の減少傾向が見 られている 結 閉鎖例ではdysplasticがより多く certainがdysplasticに変化して行く危険性を示 唆している様に思われる SharpはScharp角を成人で正常値33 38 42 を正常の限界としているが 我々は対象が10 18歳で 先天股脱治療見と云う事を考慮し Scharp角の正常限界を閉鎖見46 未閉鎖見 SO とした RBのみで治療し 10年以上を経過した128例 け CE角を中心に検討を加え 次の様な結論を得 た 1 128例中CE角の減少傾向が見られると思 われるものが50例 39 1 存在した 2 Y軟骨閉鎖見ではdysplasticが よりヲく 未閉鎖見ではがdysplastic より0く見られた 3 治療開始時の股関節病態が比較的良好で あったC群でも26例 32 9 にCE角の減少傾 向が見られた事は興味深い Sharp角が異常と思われたものは45例 35 2 で CE角の減少例と大差はなかったが 両者の関係は必ずしも一致しなかった 以上の事実より RBのみで治療し 順調な経過 をたどった症例でも 長期の観察を必要とする事 を感じさせられた 治療開始前の股関節の病態が強ければ 当然 CE角の減少が見られるものが多く 逆に病変の 少ないものはCE角の減少はみられないと考えら れるが 病変のひどくないC群でも dysplastic 15例 19 0 語 を直接検診し 症例をY軟骨閉鎖 未閉鎖例に分 未閉鎖見ではがdysplasticより多く見 られた事は 今後の経年的観察で未閉鎖見のun はないかと考えられた 8例 13 8 未閉鎖見 ll例 13 9 が見ら れた事は興味深い 1 Fredensborg Acta 2 Orthop Harris genital 舟山らが自然治癒した先天股脱見の経過を観察 献 文 N The N H Acetabular dislocation of Surg 57 B 46 1975 CE angle of hip Scand 47 403 1976 the development hip J in coll Bone Joint