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【修正】08_別表八(一)~.indd

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

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「平成20年版 法人税申告書の記載の手引」別表五(一)

【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違

別表五(一) 利益積立金額及び資本金等の額の計算に関する明細書

Microsoft Word - メルマガQ&A(23.8.1問2)利益剰余金の資本組入(父確認中)

余金の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) 若しくは利益の配当又はいわゆる中間配当 ( 資本剰余金 の額の減少に伴うものを除きます 以下同じです ) を した場合には その積立金の取崩額を 減 2 に記載するとともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この

CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

【修正】07_別表五~.indd

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

第4期電子公告(東京)

計算書類等

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

平成23年度税制改正の主要項目

Microsoft Word - 文書 1

損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

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連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

第一法基通改正7

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CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

【表紙】

別表六 ( 一 ) 所得税額の控除に関する明細書 1 この明細書の用途この明細書は 法人が当期中に支払を受ける利子及び配当等並びに懸賞金等及び償還差益について課された所得税の額について 法第 68 条第 1 項 (( 所得税額の控除 ))( 復興財源確保法第 33 条第 2 項 (( 復興特別所得税

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二法人税法施行規則第六十一条の三第一号ロ及びハ並びに第二号ロ及びハ並びに第六十一条の五第一号ハ及びヘ並びに第二号ハ及びヘに掲げる勘定科目内訳明細書ホ別表に掲げる明細書 ( 当該明細書に記載されている事項又は記載すべき事項の内訳に係る部分に限る ) 四省令第五条第二項の規定により同項に規定する添付書面

発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 同じ ) であって 国内の金融商品取引所にその株券が上場されている会社が発行する転換社債型新株予約権社債券 ( その発行に際して元引受契約が金融商品取引業者により締結されたものに限る ) 100 分の80 (7) 国内の金融商品取引所に上場されている交

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

営 業 報 告 書

実務特集1. 寄附修正 Ⅰ はじめに グループ法人税制 100% グループ内の法人間での譲渡損益の繰り延べ 100% グループ内の法人間の寄附 ( 以上 2010 年 11 月号 ) 100% グループ内の法人間の寄附 ( 寄附修正 ) 支配関係 完全支配関係の判定 100% グループ内の法人のステ

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

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営 業 報 告 書

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

経営 V iewpoint 相 談自己株式の取得に係る会計と税務について 宮澤正彦相談部東京相談室 自己株式の取得については 平成 18 年に資産の取得から資本の控除項目へと会計基準が変更されました この改正に伴い 税法も取扱いが変更されました 自己株式の取得についての手続きや留意

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

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2018年12月期.xls


に相当する金額を反映して分割対価が低くなっているはずですが 分割法人において移転する資産及び負債の譲渡損益は計上されませんので 分割法人において この退職給付債務に相当する金額を損金の額とする余地はないこととなります (2) 分割承継法人適格分割によって退職給付債務を移転する場合には 分割法人の負債

営業報告書

 

第4期 決算報告書

3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

第28期貸借対照表

五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

企業会計の利益 法人税法上の所得金額 売上原価販売費一般管理費営業外費用特別損失 売上 営業外収益特別利益 損金の額原価費用損失の額 益金の額 ( 収益の額 ) 当期純利益所得の金額 2 益金の額に算入すべき金額とは何か益金の額に算入すべき金額とは 法人税法の規定や他の法令で 益金の額に算入する 又

上場株式等の配当等に対する課税

とともに 繰越損益金 26 の 増 3 の金額に含まれることになります なお この場合に会社法第 445 条第 4 項の規定により積み立てた剰余金の配当に係る利益準備金の額は 利益準備金 1 の 増 3 に記載します ⑸ 平成 22 年 10 月 1 日以後に適格合併に該当しない合併により完全支配関

Microsoft Word - 決箊喬å‚−表紎_18年度(第26æœ�ï¼›

. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

リリース

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( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

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e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

10 第 1 章 1 株式会社の設立 会社法 445 条 1 項 [ 株式会社の資本金の額 ] 株式会社の資本金の額は この法律 [ 会社法 ] に別段の定めがある場合を除き ( memo. ) 設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする 株式会社

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Microsoft Word - 02手引(説明).doc

1. みなし配当とは? A Q1. みなし配当の定義とみなし配当が生じる取引について教えてほしい みなし配当とは 以下 1~6 の事由により法人が株主へ金銭等の交付を行った場合において その交付金銭等の合計額がその法人の資本金等の額又は連結個別資本金等の額のうち交付の基因となった株式に対応する部分を

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日本基準基礎講座 資本会計

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会社法施行規則及び会社計算規則による株式会社の各種書類のひな型(計算書類及び連結計算書類)新旧対照表

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新規文書1

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

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連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) 1. 株主資本 資本金 33,076 1a 資本剰余金 24,536 1b 利益剰余金 204,730 1c 自己株式 3,450 1d 株主資本合計 258,893 普通株式等 Tier1 資

欄記載要領注意事項 役員給与の損金不算入額 8 加算 の 10 1 と 留保 2 に記載します ロ納税充当金で消却した場合この明細書には記載しないで 別表五 ( 一 ) において 前期から繰り越された 仮払税金 の 減 2 にその消却した金額を 印を付して記載するとともに 納税充当金 27 の 減

添付資料の目次 1. 連結財務諸表 2 (1) 連結貸借対照表 2 (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 4 (3) 連結財務諸表に関する注記事項 6 ( セグメント情報等 ) 6 2. 個別財務諸表 7 (1) 個別貸借対照表 7 (2) 個別損益計算書

2019年年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

TAC2017.indb

過年度ディスクロージャー誌の一部訂正について

( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

Microsoft Word 【公表】HP_T-BS・PL-H30年度

東京電力エナジーパートナー

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繰越損益金 26 欄記載要領注意事項 定により積み立てた剰余金の配当に係る利益準記載した金額を 当期の備金の額は 利益準備金 1 の 増 3 に記載増減 の 増 3 に 印します を付して記載します ( そ ⑷ 平成 22 年 10 月 1 日以後に適格合併に該当しの積立額は 翌期においない合併によ

ほくほくフィナンシャルグループ (8377) 2019 年 3 月期 4. 補足情報 株式会社北陸銀行の個別業績の概要 2019 年 5 月 10 日 代表者 ( 役職名 ) 取締役頭取 ( 氏名 ) 庵栄伸 問合せ先責任者 ( 役職名 ) 執行役員総合企画部長 ( 氏名 ) 小林正彦 TEL (0

( 注 ) 1. 有価証券の評価基準及び評価方法は次のとおりであります その他有価証券のうち時価のあるものの評価は 期末日の市場価格等に基づく時価法によっております なお 評価差額は全部純資産直入法により処理し また 売却原価の算定は移動平均法に基づいております 2. 有形固定資産の減価償却は 定額

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利益積立金額第 10 章税法上の資本の部 第 2 節利益積立金額 利益積立金額とは 法人の所得の金額のうち留保されているものをいう ( 法 21 十八 ) この利益積立金額は 法人の所得として課税済みの金額であり それが株主等に配当等された場合には二重課税の調整を要し また 特定同族会社の留保金課税

Invincible

Transcription:

1 益金とならない受取配当等の範囲次表に掲げるものをいう ( ただし 外国法人 公益法人等 人格のない社団等から受けるものを除く ) 1 利益の配当又は剰余金の分配 ( 出資にかかるものに限る ) 2 特定株式投資信託の収益の分配 ( 元本部分の分配を除く ) 3 証券投資信託の収益の分配の額のうち 利益の配当又は剰余金の分配の額からなる部分 4 みなし配当の額 2 短期保有株式受取配当等の益金不算入額の計算の対象となる配当等であっても その株式等が配当等の計算期間末日 ( 配当基準日 ) 以前 1 か月以内に取得され かつ同日以後 2 か月以内に譲渡されたものである場合には 当該譲渡された株式等 ( 短期保有株式等 ) という ) について受取った配当等については 受取配当等の益金不算入額の計算規定が適用されない ( 対象とならない ) なお みなし配当については 租税回避行為の恐れがないため 短期保有株式等に係る配当等の除外規定は適用されない F=E C B A+B C+D A: 配当基準日から起算して 1 か月前の日現在の株式数 B: 配当基準日以前 1 か月以内に取得した株式等の数 C: 配当基準日現在の株式等の数 D: 配当基準日後 2 か月以内に取得した株式等の数 E: 配当基準日後 2 ヶ月以内に譲渡した株式等の数 F: 短期所有株式等の数 3 控除負債利子益金不算入の対象となる金額は 配当等の元本たる株式等を取得するために要した負債の利子があるときは 連結法人間配当を除きその負債の利子額を控除した金額となる ⑴ 負債利子の範囲借入金の利子のほか, 社債発行差金その他経済的な性質が利子に準ずるものでその事業年度に係るものは 原則として取得価額に算入したものであってもすべて含まれる 次表に掲げるものは負債利子に該当する 1 手形割引料を手形売却損として処理している場合のその差額 2 買掛金を手形によって支払った場合において 相手方に対して当該手形の割引料を負担したときにおけるその負担した割引料相当額 3 従業員預り金 営業保証金 敷金その他これらに準ずる預り金の利子 4 金融機関の預金利息及び給付補てん備金繰入額 5 相互会社の支払う基金利息 6 協同組合等が受入れる預貯金の額に応じて分配される事業分量配当金 7 利子税 ( 国税 ) 延滞金 ( 地方税 ) ただし 負債の利子に含めないことができる 1

8 割賦販売契約又は延払条件付譲渡契約による購入資産の取得価額に算入しない利息相当額 9 現先取引における 売り現先 の買戻し差額 ⑵ 原則法 ( 総資産あん分法 ) による負債利子の計算当期に支払う利子の総額に 総資産に占める株式等の割合を乗じて計算する方法である なお 負債利子は 関係法人株式等に係る受取配当等 その他の株式等に係る受取配当等の額から控除されるが 連結法人株式等に係る受取配当等の額から負債利子は控除されない 1 関係法人株式等に係る配当の額に係る負債利子 前期末及び当期末の関係法人株式等の帳簿価額の合計額 前期末の総資産の帳簿価額 + 当期末の総資産帳簿価額 2 関係法人株式等以外の株式等に係る配当の額に係る負債利子 前期末及び当期末の関係法人株式等以外の株式等の帳簿価額の合計額 前期末の総資産の帳簿価額 + 当期末の総資産帳簿価額 関係法人株式次のいずれかに該当する株式をいう a 内国法人が他の内国法人の発行済株式 ( 他の内国法人が有する自己株式等を除く ) 等の総数の 25% 以上を配当等の効力が生ずる日 ( みなし配当等である場合は 同日の前日 ) 以前 6 か月以上 ( 支払法人がその効力が生ずる日以前 6 か月以内の新設法人の場合は 設立日から効力が生ずる日まで ) 引き続き有している場合 b 株式移転完全親法人が株式移転完全法人の発行済株式の総数の 25% 以上に相当する数の株式を株式移転によるその内国法人の設立の日から同日以後最初にその関係法人株式に係る剰余金の配当の額の支払に係る効力が生ずる日まで引き続き有している場合 総資産の帳簿価額確定した決算に基づく貸借対照上の金額によるが 次のものは控除して計算する a 借方計上の繰越欠損金 b 保証債務見返等の対象勘定 c 貸方表示の返品債権特別勘定 d 貸方表示の減価償却引当金 e 貸方表示の補修用部品在庫調整勘定及び単行本在庫調整勘定 f 固定資産の帳簿価額を損金経理により減額することに代えて積立金としている金額 g 特別償却準備金として積み立ている金額 h 土地の再評価に関する法律に基づく法律により再評価差額として計上している金額 i 売買目的有価証券及び満期保有目的等有価証券以外の有価証券について計上した評価差額に相当する金額 j 連結法人に支払う負債の利子の元本である負債の額 k 控除方式で取り立て不能見込み額として表示した貸倒損失の額 l 税効果会計を採用している場合の貸借対照表に計上されている圧縮積立金又は特別償却準備金とこれらの勘定に係る繰り延べ税金負債の額 株式の帳簿価額原則的計算法の算式における前期末と当期末のいわゆる 一般株式等の帳簿価額 関係法人株式等の帳簿価額 証券投資信託の受益証券の帳簿価額 は 会社計算額ではなく 2

税務計算上の正当金額による なお 証券投資信託の帳簿価額は 次表のとおりである 証券投資信託の帳簿価額は 次の表 種類負債利子計算を行う場合の帳簿価額 特定株式投資信託( 外国株価指数連動型その受益権の帳簿価額のものを除く ) 証券投資信託( 外貨建等投資信託 特定その受益権の帳簿価額の1/2 外貨建等証券投資信託を除く ) 外貨建等投資信託その受益権の帳簿価額の1/4 特定外貨建等証券投資信託や公社債投資信託は 帳簿価額に含めない ⑶ 簡便計算法平成 10 年 4 月 1 に存する法人は 原則法 ( 総資産あん分法 ) に代えて 次により計算した金額によることができる 一般株式等にかかる負債利子 基準年度の原則法による一般株式等に係る控除負債利子の合計額 基準年度の支払利子の合計額 関係法人株式等に係る負債利子 基準年度の原則法による関係法人株式等に係る控除負債利子の合計額 基準年度の支払利子の合計額 注 1 基準年度平成 10 年 4 月 1 日から平成 12 年 3 月 31 日までの間に開始した事業年度注 2 基準年度のうちに株式等を有していなかったため配当等の額から控除する負債利子の額がない事業年度があるときは その事業年度に係る負債利子の額は簡便法の割合の計算上関係させない 6 申告手続受取配当等の益金不算入額の規定は 法人税確定申告書 ( 別表 8) に益金の額に算入されない配当等の額及びその計算に関する明細の記載がある場合に限り適用し 原則として益金不算入額は記載された金額を限度とする 法人税法第 23 条 ( 受取配当等の益金不算入 ) 内国法人が受ける次に掲げる金額 ( 外国法人若しくは公益法人等又は人格のない社団等から受ける第一号に掲げるものを除く 以下この条において 配当等の額 という ) のうち 連結法人株式等 ( 連結法人の株式又は出資のうち政令で定めるものをいう 以下この条において同じ ) 及び関係法人株式等のいずれにも該当しない株式等 ( 株式 出資又は受益権をいう 以下この条において同じ ) に係る配当等の額の百分の五十に相当する金額並びに関係法人株式等に係る配当等の額は その内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上 益金の額に算入しない 一剰余金の配当 ( 株式又は出資に係るものに限るものとし 資本剰余金の額の減少に伴うもの及び分割型分割によるものを除く ) 若しくは利益の配当 ( 分割型分割によるものを除く ) 又は剰余金の分配 ( 出資に係るものに限る ) の額二資産の流動化に関する法律第百十五条第一項 ( 中間配当 ) に規定する金銭の分配の額三公社債投資信託以外の証券投資信託の収益の分配の額のうち 内国法人から受ける第一号 3

に掲げる金額から成るものとして政令で定めるところにより計算した金額 2 内国法人が受ける配当等の額のうち 連結法人株式等に係る配当等の額は その内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上 益金の額に算入しない 3 前二項の規定は 内国法人がその受ける配当等の額 ( 次条第一項の規定により その内国法人が受ける配当等の額とみなされる金額を除く 以下この項において同じ ) の元本である株式等をその配当等の額の支払に係る基準日 ( 信託の収益の分配にあつては その計算の基礎となつた期間の末日 ) 以前一月以内に取得し かつ 当該株式等又は当該株式等と銘柄を同じくする株式等を当該基準日後二月以内に譲渡した場合における当該譲渡した株式等のうち政令で定めるものの配当等の額については 適用しない 4 第一項の場合において 同項の内国法人が当該事業年度において支払う負債の利子 ( これに準ずるものとして政令で定めるものを含むものとし 当該内国法人との間に連結完全支配関係がある連結法人に支払うものを除く ) があるときは 同項の規定により当該事業年度の所得の金額の計算上益金の額に算入しない金額は 次に掲げる金額の合計額とする 一その保有する連結法人株式等及び関係法人株式等のいずれにも該当しない株式等につき当該事業年度において受ける配当等の額の合計額から当該負債の利子の額のうち当該株式等に係る部分の金額として政令で定めるところにより計算した金額を控除した金額の百分の五十に相当する金額二その保有する関係法人株式等につき当該事業年度において受ける配当等の額の合計額から当該負債の利子の額のうち当該関係法人株式等に係る部分の金額として政令で定めるところにより計算した金額を控除した金額 5 第一項及び前項に規定する関係法人株式等とは 内国法人が他の内国法人 ( 公益法人等及び人格のない社団等を除く ) の発行済株式又は出資 ( 当該他の内国法人が有する自己の株式又は出資を除く ) の総数又は総額の百分の二十五以上に相当する数又は金額の株式又は出資を有する場合として政令で定める場合における当該他の内国法人の株式又は出資 ( 連結法人株式等を除く ) をいう 6 第一項及び第二項の規定は 確定申告書に益金の額に算入されない配当等の額及びその計算に関する明細の記載がある場合に限り 適用する この場合において これらの規定により益金の額に算入されない金額は 当該金額として記載された金額を限度とする 7 税務署長は 第一項及び第二項の規定により益金の額に算入されないこととなる金額の全部又は一部につき前項の記載がない確定申告書の提出があつた場合においても その記載がなかつたことについてやむを得ない事情があると認めるときは その記載がなかつた金額につき第一項及び第二項の規定を適用することができる 8 適格合併 適格分割 適格現物出資又は適格事後設立により株式等の移転が行われた場合における第一項から第三項までの規定の適用その他第一項から第五項までの規定の適用に関し必要な事項は 政令で定める 法人税法第 24 条 ( 配当等の額とみなす金額 ) 法人 ( 公益法人等及び人格のない社団等を除く 以下この条において同じ ) の株主等である内国法人が当該法人の次に掲げる事由により金銭その他の資産の交付を受けた場合において その金銭の額及び金銭以外の資産の価額の合計額が当該法人の資本金等の額又は連結個別資本金等の額のうちその交付の基因となつた当該法人の株式又は出資に対応する部分の金額を超えるときは この法律の規定の適用については その超える部分の金額は 前条第一項第一号に掲げる金額とみなす 一合併 ( 適格合併を除く ) 二分割型分割 ( 適格分割型分割を除く ) 三資本の払戻し ( 剰余金の配当 ( 資本剰余金の額の減少に伴うものに限る ) のうち 分割型分割によるもの以外のものをいう ) 又は解散による残余財産の分配四自己の株式又は出資の取得 ( 金融商品取引法第二条第十六項 ( 定義 ) に規定する金融商品取引から第三号まで ( 有価証券の譲渡益又は譲渡損の益金又は損金算入 ) に掲げる株式又は出資の同項に規定する場合に該当する場合における取得を除く ) 五出資の消却 ( 取得した出資について行うものを 4

除く ) 出資の払戻し 社員その他法人の出資者の退社又は脱退による持分の払戻しその他株式又は出資をその発行した法人が取得することなく消滅させること 六組織変更 ( 当該組織変更に際して当該組織変更をした法人の株式又は出資以外の資産を交付たものに限る ) 2 合併法人が抱合株式 ( 当該合併法人が合併の直前に有していた被合併法人の株式 ( 出資を含む 以下この項において同じ ) 又は被合併法人が当該合併の直前に有していた他の被合併法人の株式をいう ) に対し当該合併による株式の割当て又は当該株式以外の資産の交付をしなかつた場合においても 政令で定めるところにより当該合併法人が株式割当等 ( 当該合併による当該株式の割当て又は当該資産の交付をいう ) を受けたものとみなして 前項の規定を適用する 3 第一項に規定する株式又は出資に対応する部分の金額の計算の方法その他前二項の規定の適用に関し必要な事項は 政令で定める 5