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CASE 1
CASE 2
CASE 3 2社間の壁を越え 合併 集約の効果を最大化 合併により誕生した製薬会社A社は グローバル企業として 医療ニーズにあった高質な医薬品 を患者のもとにはやく届けることを目指している そのためには 合併前の仕事の進め方や文化 の違いによる壁を解消し 相互の強みを活かした研究開発を行う必要がある より良い製品をよ りはやく生み出す グローバルレベルの研究所 を目指すには 合併に伴う組織改編や制度改革 だけではなく 専門分野を超えた研究者同士の活発なコミュニケーションから得られるアイデア 気づきを起こさせる環境づくりが重要である 経営トップは こうした考えのもと これまでに ない日本独自の研究所構築の指示を出し プロジェクトチームを招集した チームは 既存建物 を利用しつつ 研究施設とは別にそれらを連結する形で居室棟 厚生棟を配置し 多くの研究者 のワークステーションを一つの棟に集めるという画期的な構成のオフィスを企画 構築した そ の結果 研究者同士のコミュニケーションが活性化され 2社間の壁も解消し 知識やアイデア の結集につながった また オフィス空間やICTツールを活用したコミュニケーションにより プロジェクトの課題や問題が 見える化 し プロジェクトのスピードアップが可能となった 合併 集約の効果が最大限活かされる環境が整ったと見ることができるだろう 目標 医療ニーズにあった高質な医薬品をはやく患者さんへ届ける オフィスづくりのプロセス 04年9月 オフィスで解決 合併 集約の効果を最大化 できる課題 1. グローバルレベルの研究所 コミュニケーションを創発する躍動感に満ちた曲 線的デザイン 光あふれる快適な空間 オフィス コンセプト 2. 研究施設群全体がひとつとな り機能する創造的 斬新な研 究所 3. 常に最先端の研究開発に迅速 に対応できるフレキシブルな 研究室 横断的な知識の流れ 経営者 社内チーム 外部 代表取締役社長 研究本部長 新オフィスを検討する専門のプロジェクトチーム パートナー 研究所の再構築を検討 国内外研究所へ調査 団を派遣 プロジェクトチーム 設置を指示 既存建物の有効利用 が前提 Before オフィス改革プロジェ クトチームが発足 執務スペース After オフィスコンセプト完成 研究施設と居室棟 厚生棟を連結 研究者のワークステーションを一つの棟に集める 知識やアイデアの結集につながる環境づくり 経営者の強い同 意 計画推進に 追い風 コンセプト展開のコン ペを実施 企画パートナー が協力 食堂 06年3月 プラン ニング 多数の社内関係部門からニーズを集 約 調整 詳細設計のコンペを実施 設計パートナー が協力 基本設計 施工費用見積 第三者査定 詳細設計 運用ワーキングチームを発足 全社関 連部門と一体となり実施設計の完成度 を向上 設計 オフィス CG と 模型を作成 施工 竣工 移転 スムーズな移転 立上げを目指し移転 チームを発足 部分使用を開始し 各オフィスから数 期に渡っての移転を計画立案 実施 建築施工 オフィス施工 運用コンサル 社内ニーズ調査 視察調査 コンペを行い オフィスの仕 様を固める コラボスペース 07年3月 実施 08年10月 執務スペース
CASE 4