Focus W 投資環境ウィークリー 情報提供資料 216 年 9 月 26 日号 経済調査部 日銀は消費 投資マインド転換を待つ長期戦の構え 米 FRB も労働市場の一段改善を待つ 今週の主要経済指標と政治スケジュール 月 火 水 木 金 9/26 27 28 29 3 ( 日 ) 臨時国会召集 ( 日 ) 日銀金融政策決定会合議事要旨 ( 米 ) イエレンFRB 議長議会証言 ( 下院 ) ( 日 ) 黒田日銀総裁挨拶 ( 全国証券大会 ) ( 日 ) 日銀金融政策決定会合 主な意見 ( 日 ) 黒田日銀総裁挨拶 ( 大阪経済 4 団体共催懇談会 ) (7 月 28 29 日分 ) ( 米 ) ブラード セントルイス連銀総裁講演 (9 月 2 21 日分 ) ( 米 ) 第 1 回大統領候補者討論会 ( ニューヨーク州 ) ( 日 ) 8 月企業向けサービス価格 ( 前年比 ) ( 米 ) エバンス シカゴ連銀総裁講演 ( 米 ) イエレンFRB 議長講演 ( 日 ) 8 月鉱工業生産 ( 速報 前月比 ) ( 米 ) カプラン ダラス連銀総裁講演 7 月 :+.4% ( 米 ) メスター クリーブランド連銀総裁講演 ( 米 ) ハーカー フィラデルフィア連銀総裁講演 7 月 :.4% 8 月 :( 予 )+.5% ( 米 ) 8 月新築住宅販売件数 ( 年率 ) 8 月 :( 予 )+.3% ( 米 ) ジョージ カンザスシティー連銀総裁講演 ( 米 ) ロックハート アトランタ連銀総裁講演 ( 日 ) 8 月完全失業率 7 月 :65.4 万件 8 月 :( 予 )6. 万件 ( 米 ) 8 月耐久財受注 ( 航空除く非国防資本財 前月比 ) ( 米 ) パウエルFRB 理事講演 7 月 :3.% 8 月 :( 予 )3.% ( 欧 ) ドラギECB 総裁議会証言 ( 欧州議会 ) ( 米 ) 7 月 S&P コアロシ ックケース シラー住宅価格指数 7 月 :+1.5% 8 月 :( 予 ).1% ( 米 ) カシュカリ ミネアポリス連銀総裁講演 ( 日 ) 8 月有効求人倍率 ( 独 ) 9 月 ifo 景況感指数 (2 大都市 前月比 ) ( 他 ) OPEC( 石油輸出国機構 ) 非公式会合開催予定 ( 米 ) 4-6 月期実質 GDP( 確報 前期比年率 ) 7 月 :1.37 倍 8 月 :( 予 )1.37 倍 8 月 :16.2 9 月 :( 予 )16.3 6 月 :.7% 7 月 :( 予 ).% ( 米 ) 8 月中古住宅販売仮契約指数 ( 前月比 ) 1-3 月期 :+.8% ( 日 ) 8 月消費者物価 ( 総務省 前年比 ) ( 他 ) 国際エネルギーフォーラム ( アルジェ ~28 日 ) ( 米 ) 9 月消費者信頼感指数 ( コンファレンス ボード ) 7 月 :+1.3% 8 月 :( 予 ).% 4-6 月期 :( 予 )+1.3%( 改定値 :+1.1%) 総合 7 月 :.4% 8 月 :( 予 ).5% ( 他 ) 国際原子力機関 (IAEA) 年次総会 8 月 :11.1 ( 欧 ) 9 月消費者物価 ( 速報 前年比 ) ( 米 ) 8 月個人所得 消費 ( 前月比 ) 除く生鮮 7 月 :.5% 8 月 :( 予 ).4% ( ウィーン ~3 日 ) 9 月 :( 予 )98.8 8 月 :+.2% 9 月 :( 予 )+.4% 所得 7 月 :+.4% 8 月 :( 予 )+.2% ( 日 ) 8 月消費者物価 ( 日銀 前年比 ) 1/1 ( 英 ) 4-6 月期実質 GDP( 確報 前期比 ) 消費 7 月 :+.3% 8 月 :( 予 )+.1% 除く生鮮食品 エネルギー ( 中 ) 9 月製造業 PMI( 国家統計局 ) ( 中 ) 9 月 Caixin 製造業 PMI( マークイット ) 1-3 月期 :+.4% ( 米 ) 9 月シカゴ購買部協会景気指数 7 月 :+.5% 8 月 :( 予 )+.4% 8 月 :5.4 9 月 :( 予 )5.4 8 月 :5. 9 月 :( 予 )5.1 4-6 月期 :( 予 )+.6%( 改定値 :+.6%) 8 月 :51.5 9 月 :( 予 )52. 注 ) 上記の日程及び内容は変更される可能性があります 国名等は7ページの脚注をご参照ください 出所 )Bloomberg 等 各種資料より当社経済調査部作成 先週注目された日米金融政策は共に実弾なし 先週 世界が注目した日米金融政策は共に実弾を発射せず しかし株式市場は日銀の新たなイールドカーブ政策を好感し金融株主導で上昇 もっともドル円は一時 1 ドル 1 円割れ目前と 円高ドル安を窺う展開となりました 日銀の漢方処方で長期戦の構え 物価低迷という病の主治医である日銀は 西洋医薬 ( ベースマネー ) の大量投与による従来の治癒法に イールドカーブ操作という体質 ( デフレマインド ) 改善のための漢方薬療法を加えました (3 頁参照 ) 単なる薬の増量 ( 量的金融緩和の拡大 ) でない点は評価できましょう しかし 日銀は長期戦を覚悟したといえます 日銀はイールドカーブを長期に亘り均衡カーブ以下に留め実質金利を一段と低下させ 実体経済における需要の回復 ( 需給ギャップ改善 ) を促す方針です 現実の物価上昇が将来の物価上昇予想に繋がるとする日銀の適合的期待形成論では 実質金利の低下は消費や投資の需要増加に繋がる必要がありますが 現実は将来不安を煽り貯蓄率を高水準に押し上げています 病は気から 実質金利の低下が貯蓄ではなく需要へと繋がるには民間の消費 投資マインド転換が必要となり そのためには消費や投資から得る期待収益へのコミットが条件となりましょう もっとも 日銀がこの条件を能動的に提示するのは難しいでしょう 米 FOMC( 連邦公開市場委員会 ) は 押し目待ちに押し目なし か? 先週 大方の予想通り利上げを見送った米 FOMC イエレン FRB( 連邦準備理事会 ) 議長は大きなリスクをとったと言えましょう 雇用の増加ペースは依然堅調さを維持 職を得るのを諦めていた人も新たに職を得るなど雇用率 ( 雇用者 / 人口 ) の増加は続くもまだ伸びる余地はあるとし FOMC はその証左を待つ選択をしたとしています 但し 失業率は既に 4.9% と 28 年世界同時金融危機前の低水準に達する等 労働市場の伸び代はさほど大きくない可能性もあります 仮に 首尾よくその伸び代が埋まったとの証左を得て利上げを講じても FRB は物価上昇の加速に対し後手に回っている可能性が高いでしょう ( ビハインドザカーブ ) しかし 現 FRB 執行部は歴代執行部の中でもビハインドザカーブに寛容です 押し目 ( 利上げ好機 ) を待つもその日は来ず 今回の決定は 金融政策の正常化を図る機会を失うリスクが高まったとみています もっとも この待ちの姿勢は米株の高値更新 ドル安シナリオの蓋然性を高めることになりましょう 米国 : いよいよ米大統領選が市場のテーマとなりそうです 26 日は初回大統領候補討論会が開催 民主党クリントン氏の立ち振る舞いや政策に注目です その他 :26-28 日 OPEC( 石油輸出国機構 ) は非公式会合を開催 増産凍結合意できるか イランの動向が鍵を握るとみています ( 徳岡 ) 1
金融市場の動向 直近 1 週間の株式 長期金利 為替 商品価格 先々週末 9 月 16 日先週末 9 月 23 日 先々週末 9 月 16 日先週末 9 月 23 日 日経平均株価 ( 円 ) 日本株 TOPIX 日経シ ャスタ ック平均 ( ホ イント ) NY ダウ ( ドル ) S&P5 種指数 ナスタ ック指数 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 値表示は小数点以下切捨て 商品先物価格は期近物 ドイツ DAX 英国 FT1 差 +234.73 +38.6 +31.36 +137.65 +25.53 +61.18 +35.8 +199.15 日本米国ドイツ ドル円 ( 円 / ドル ) 米国株 16,519.29 1,311.5 2,469.56 18,123.8 2,139.16 5,244.57 1,276.17 16,754.2 1,349.56 2,5.92 18,261.45 2,164.69 5,35.75 長期金利 :1 年国債利回り (%) 為替相場ユーロト ル ( ト ル / ユーロ ) ユーロ円 ( 円 / ユーロ ) -.45 1.693.7 12.29 1.1155 114.1 1,626.97 商品市況 : 先物価格 WTI 原油 ( ト ル / ハ レル ) 43.3 -.55 1.619 -.82 11.2 1.1226 113.37 44.48 欧州株 6,71.28 6,99.43 金 ( ト ル / オンス ) 1,36.2 1,337.5 差 -.1 -.74 -.89-1.27 +.71 -.73 +1.45 +31.3 出所 )Bloomberg 株式 いよいよ今週から米大統領選が市場のテーマへ ( 日経平均 円 ) (NYダウ ドル) 22, 2, 18, 16, 14, 12, 1, 8, 6, 2/1/9 7,286 3/4/28 7,67 日経平均株価 ( 左軸 ) 主要国株式 : 日経平均株価 NY ダウ DAX 7/7/9 18,261 7/7/16 8,15 7/1/9 14,164 9/3/1 7,54 9/3/9 3,692 NY ダウ ( 左軸 ) DAX ( 右軸 ) (DAX ポイント ) 216 年 9 月 23 日 18,261 16,754 1,626 3/3/12 9/3/9 4, 2,22 6,547 22 24 26 28 21 212 214 216 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 値表示は小数点以下切捨て 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, 出所 )Bloomberg 金利 米長期金利は金融政策より物価上昇を気にし始め上値試す (%) 6. 5. 4. 3. 2. 2/4/1 5.425 2/5/17 5.258 3/6/13 3.114 米国 6/6/28 5.245 ドイツ 主要国金利 : 日米独の 1 年国債利回り 7/7/9 4.669 7/6/13 1.96 7/6/12 5.295 8/12/3 2.55 216 年 9 月 23 日 1.619 1. 日本 8/12/3 3/6/12 1.165 1/1/6..435.84.55.82-1. 22 24 26 28 21 212 214 216 注 ) 使用しているデータの値は 引値ベースによる 出所 )Bloomberg 為替 米 FRB の待ちの姿勢でドル安加速か ト ル高ユーロ高円安 ト ル安ユーロ安円高 ( 円 / ト ル 円 / ユーロ ) 18 17 16 15 14 13 12 11 1 9 8 2/1/31 135.2 2/1/31.8593 ユーロ円相場 ( 左軸 ) 7/7/13 168.95 ト ル円相場 ( 左軸 ) 7/6/22 124.14 主要為替相場 8/7/23 169.96 8/7/15 1.638 ユーロト ル相場 ( 右軸 ) 216 年 9 月 23 日 7 22 24 26 28 21 212 214 216 注 ) 使用しているデータは引値 値表示はザラバベースによる ( ト ル / ユーロ ) 1.8 113.37 1.1226 11.2 1.7 1.6 1.5 1.4 1.3 1.2 1.1 1..9.8.7 ユーロ高ドル安 ユーロ安ドル高 出所 )Bloomberg 2
日本日銀が 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を決定 量から金利重視へ政策転換 図 1 日銀が金融緩和の新たな枠組みを決定 図 2 株式市場は新たな金融緩和策を好感 日銀の金融緩和の新たな枠組み 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 イールドカーブ コントロール 短期金利 日銀当座預金の政策金利残高に.1% のマイナス金利適用 長期金利 1 年国債利回りをゼロ % 程度で推移するよう長期国債を買入れ オーバーシュート型コミットメント 2% の 物価安定の目標 を目指し 安定的に持続するために必要な時点まで 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を継続する マネタリーベースの残高は消費者物価 ( 除く生鮮食品 ) の前年比が安定的に 2% を超えるまで拡大方針を継続 注 )216 年 9 月 21 日 金融緩和強化のための新しい枠組み 出所 ) 日本銀行より当社経済調査部が作成 (%) (%) 3 4 1 消費者物価 ( 除く生鮮食品 )( 左軸 ) 2 1-1 輸入物価 (6 ヵ月先行 右軸 ) (216 年 7 月 ) 社債買入れ 3.2 兆円の残高維持据え置き -2 22. 平均残存期間 :1-3 年以下 (216 年 8 月 ) CP 等買入れ 2.2 兆円の残高維持据え置き 政策金利残高消費者物価 ( 除く生鮮食品とエネルギー )( 左軸 ) 金利.1% 据え置きの適用金利 -3 25 27 29 211 213 215 217 注 )216 年 9 月 21 日時点 ETFは上場投資信託 REITは不動産投資信託 出所 ) 日本銀行注 ) 消費者物価指数は消費税の影響を除いた値 出所 ) 日本銀行 先週の株式市場は 日銀の公表した新たな金融緩和枠組みを好感し株価が急伸 その後米利上げが見送られたことで円高が進み 株価は反落して終えました 日銀は 9 月 2-21 日の金融政策決定会合で 異次元緩和の下での 総括的な検証 を行った上で 金融緩和強化のための新しい枠組みとして 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 の導入を決定しました その内容は Ⅰ. 長短金利操作を行う イールドカーブ コントロール を新たな枠組みの中心に据える Ⅱ. 消費者物価上昇率が安定的に 2% の物価目標を超えるまでマネタリーベースの拡大を継続する オーバーシュート型コミットメント を採用 の 2 つが柱です ( 図 1 左 ) Ⅰ は 1 短期金利 : 日銀当座預金の政策金利残高に.1% のマイナス金利を適用 2 長期金利 :1 年債利回りが概ね現状のゼロ % 程度で推移するよう買入れ実施とし 買入れ額は現状の年間約 8 兆円を維持 ただし従来 7-12 年の平均残存期間の定めを廃止します なお 長期国債以外の資産買入れは従来の額を継続します ( 図 1 右 ) 量 質 マネタリーベース 長期国債買入れ ETF 買入れ J-REIT 買入れ 日銀の金融政策の新旧比較 従来の政策 年間約 8 兆円増加 年間約 8 兆円平均買入残存期間 :7-12 年 年間約 6 兆円 年間約 9 億円 変更点 消費者物価 ( 除く生鮮食品 ) 前年比が 安定的に 2% を超えるまで拡大方針を継続 年間 8 兆円の買入れペースをめど ただし平均残存期間の定めは廃止 また 新型オペを導入 ( 指値オペの導入 固定金利の資金供給オペレーションの実施期間を 1 年から 1 年に延長 ) 買入れ額は据え置き うち 3. 兆円は従来の 3 指数に連動する ETF 残り 2.7 兆円は TOPIX に連動する ETF を対象とする 据え置き 日本消費者物価と輸入物価 ( 前年比 ) +.5.5 3 2 1-1 -2-3 95 9 85 8 75 7 65 6 日本業種別株価動向 (216 年 1 月 4 日 =1) 不動産株東証株価指数 (TOPIX) 保険株 銀行株 -4 55 216/1 216/3 216/5 216/7 216/9 注 ) 直近値は216 年 9 月 23 日 業種別株価は東証一部 出所 )Bloomberg Ⅱ は 2% の物価安定目標が実現し安定的に持続するまで今回の金融緩和を継続します 日銀はマネタリーベース対名目 GDP 比が 1 年強で現在の約 8% から 1%( 約 5 兆円 ) を超えるとしています 現在 消費者物価の下落圧力が高まっているため ( 図 2 左 ) より長期的な視点で予想インフレ率を引き上げていく方針です 今後は 1 短期政策金利の引き下げ 2 長期金利操作目標の引き下げ 3 資産買入れ拡大 4 マネタリーベースの拡大ペース加速により追加緩和が継続されます 日銀の新たな金融緩和強化策を受け 21 日の金融市場は株高 円安 長期金利上昇に反応しました また マイナス金利の深堀りが見送られたため銀行株が急伸 政策変更を好感し保険株 不動産株も上昇しました ( 図 2 右 ) 今回 日銀が上場投信 (ETF) 買入れについて 年間 5.7 兆円のうち 2.7 兆円の対象を TOPIX 連動型の ETF としたことも 金融株上昇に影響した模様です 当面は日銀の追加緩和 緩やかな米利上げを織り込み 株高傾向が続く見通しです ( 向吉 ) 3
米国 FOMC は現状維持も長期の景気見通しを下方修正 図 1 FOMC の景気見通しは全体的に引き下げ方向 図 2 米大統領選は大詰め 26 日から始まる討論会に注目 米国 FOMC 委員の見通し中央値 ( 赤 : 上方修正 青 : 下方修正 ) 実質 GDP( 前年比 %) 216 年 217 年 218 年 219 年長期 216 年 6 月 ( 前回 ) 2. 2. 2. - 2. 216 年 9 月 ( 今回 ) 1.8 2. 2. 1.8 1.8 コア個人消費支出デフレーター ( 前年比 %) 216 年 217 年 218 年 219 年長期 216 年 6 月 ( 前回 ) 1.7 1.9 2. - 2. 216 年 9 月 ( 今回 ) 1.7 1.8 2. 2. 2. 富裕層への増税 低 中所得者層に減税 米国大統領候補者の主な政策方針 民主党クリントン / ケイン氏共和党トランプ / ペンス氏 増税と減税 5 年間で 2,75 億ドル積極 税制 インフラ投資 大幅減税 所得税率変更 (1~39.6% 12~33%) 法人税減税 (35% 15%) 積極 クリントン氏の倍額以上 米大統領選日程 9 月 26 日 ~ 候補者討論会 9 月 26 日第 1 回大統領候補者 1 月 4 日副大統領候補者 変化.2.. -.2 変化..1. -. TPP 反対 不正貿易の規制を強化 公平な競争 通商 保護主義 TPP 反対 一部の通商協定再交渉 1 月 9 日第 2 回大統領候補者 1 月 19 日第 3 回大統領候補者 失業率 (%) 216 年 217 年 218 年 219 年長期 216 年 6 月 ( 前回 ) 4.7 4.6 4.6-4.8 216 年 9 月 ( 今回 ) 4.8 4.6 4.5 4.6 4.8 216 年 6 月 ( 前回 ) 216 年 9 月 ( 今回 ) FF 金利 (%) 216 年 217 年 218 年 219 年長期.875 1.625 2.375-3..625 1.125 1.875 2.625 2.875 最低賃金の引上げ 賃上げ企業に税優遇 不法移民にも市民権付与 オバマ政権の移民制度改革を維持 質の向上 雇用 量の創出 救済移民排他的 最低賃金は州に委ねる 保護主義 減税で創出 メキシコ国境に壁を建設 移民希望者の思想審査 11 月 8 日大統領選挙 州毎に国民が選挙人に投票 選挙人は全米で 538 人 12 月 19 日選挙人による投票 217 年 1 月 5 日選挙人票を開票 変化 +.1..1 -. 変化.25.5.5 -.125 注 ) コア個人消費支出 (PCE) デフレーターは食料 エネルギーを除く 長期は PCE デフレーターの値 出所 )FRBより当社経済調査部作成先週 2-21 日のFOMC( 連邦公開市場委員会 ) は 7 対 3の賛成多数でFF 金利目標を.25~.5% に据え置きました 利上げ提案は 前回 7 月にも提案したジョージ カンザスシティ連銀総裁に加え ローゼングレン ボストン連銀総裁 メスター クリーブランド連銀総裁の3 名に増えました このため FF 金利先物が織り込む今年 12 月会合での利上げ確率は 会合後には58% から61% に上昇しました 声明文では 労働市場は力強い回復が継続 景気は緩慢なペースから改善 と明るい見方を継続しました イエレン FRB( 連邦準備理事会 ) 議長は 利上げを実施しなかった理由について 労働市場には改善余地があり インフレ圧力が弱く 利上げには更なる根拠が必要 としています 8 月雇用統計の平均時給が前月の前年比 +2.7% から同 +2.4% に鈍化するなど賃上げ圧力が弱く 個人消費支出 (PCE) デフレーターが 7 月コアで同 +1.57% と目標の +2% を下回っていることに加え 5 月の同 +1.64% からの鈍化が続いていることなどが背景とみられます オバマケアの維持 拡大 薬価の上限設定 拡大 社会保障 注 ) 上部名前は大統領候補と副大統領候補 見直し オバマケアの廃止 217 年 1 月 2 日大統領就任式 出所 ) 各種報道より当社経済調査部作成 今後の PCE デフレーターは 雇用環境の改善に加え 国際的な資源安や米ドル高の一服を受けて上昇圧力が強まるとみています このため年内に利上げが実施される可能性は残ると予想します 市場でも年内の利上げ観測が残るものの FOMC 後には米 1 年国債利回りが低下し米ドル安が進みました この背景は FOMC による実質 GDP や FF 金利の長期見通しが引き下げられたことが一因と考えられます ( 図 1) 今後も潜在成長率の低下で最終的な FF 金利水準が更に引き下げられれば 利上げによる国債利回りの上昇や米ドル高の抑制要因になる可能性があります 今週は 26 日の大統領候補者の討論会が注目材料です 現時点での世論調査では選挙人数がクリントン氏 272 人 トランプ氏 266 人 ( 出所 :RCP 22 日時点 ) とクリントン氏が優勢の状態です 討論会では税制 雇用 移民問題などが争点となる見込みです ( 図 2) しかし 足元ではクリントン氏の国務長官在任中の便宜供与の疑惑が浮上 疑惑が払拭できるかが大きな焦点となりそうです ( 石井 ) 4
欧州第 2 回 TLTROⅡ は 453 億に留まる 図 1 企業貸出は順調に回復 2 15 1 5 ユーロ圏民間貸出の伸び ( 前年比 ) (%) 非金融企業向け貸出 ( 前年比 ) 家計向け貸出 ( 前年比 ) 216 年 7 月 -5 24 28 212 216 1.3.5 注 ) 家計向けは除く住宅ローン 出所 )ECB より当社経済調査部作成 ( 億ユーロ ) 6, 5, 4, 3, 2, 1, 図 2 ECB のバランスシートは来年にも GDP 比 4% 規模へ ECB バランスシートの変化と予想 (216 年 9 月 16 日現在 ) 215 年 3 月 13 日 ( 公共債買取策開始週 ) から足元の実績 217 年 3 月予想 2 兆 1,421 億 215 年 3 月 13 日 ECB 総資産 Asset Purchase Programme(APP) 月額 8 億 (217 年 3 月まで ) 1,361 億 166 億 カバードボンドプログラム 3 1 兆 245 億 256 億 資産担保証券公共債社債買取プログラム買取プログラム買取プログラム 注 )TLTROⅡ の上積み予想 217 年 3 月は当社経済調査部による ( 上積み予想 ) 2, 億 3 兆 3,724 億 767 億 -491 億 TLTROⅡ #1(6 月 )3,993 億 #2(9 月 ) 453 億既存の LTRO 資金 3,679 億が TLTROⅡ #1 で借換 TLTROⅡ その他 216 年 9 月 16 日 ECB 総資産 4,8 億 APP 216 年 1 月 ~ 217 年 3 月 @8 6 ヵ月 = 4,8 億 APP ( 予想 ) 4 兆 524 億 217 年 3 月 ( 予想 ) 出所 )ECB より当社経済調査部作成 図 3 企業景況感は底堅い 55 5 45 ユーロ圏主要 4 ヵ国企業景況感 ( 製造業 非製造業コンポジット ) ( 指数 ) 6 ドイツ フランス スペイン イタリア 54.8 53.3 52.7 51.9 景気の好不調の境目を示す 4 214 215 216 217 注 ) 直近値はドイツ フランスは 216 年 9 月 イタリア スペインは同年 8 月 出所 ) マークイットより当社経済調査部作成 先週の欧州主要国株式市場は週間ベースで概ね 3~4% の上昇 21 日の米金融政策が利上げ無しとなったことから金融株を中心に高値を追う展開となりました 先週 ECB( 欧州中銀 ) は TLTROⅡ( 貸出条件付長期資金供給 ) の第 2 回を実施 約 453 億を金融機関へ供給しました この TLTROⅡ は 一定の条件のもとで資金供給を受けた金融機関が住宅ローンを除く民間貸出を増加させれば 供給資金の金利がマイナス つまり金融機関は事実上の補助金を得て資金調達ができる仕組みです 今年 6 月に実施された第 1 回の TLTROⅡ では 既存の資金供給の借り換えが認められたため 3,993 億 ( グロス ) もの資金が供給されました 今回実施された第 2 回目は予想を下回る資金供給額でしたが 目下ユーロ圏金融機関による貸出は非金融企業向けを中心に増加傾向にあり ( 図 1) 今年 12 月 来年 3 月とあと 2 回実施される TLTROⅡ は 今回以上の資金供給が期待されます これを受け ECB バランスシート規模は 4 兆超えと 215 年 3 月比約 2 倍 GDP 比約 4% に達する見通しです ( 図 2) ユーロ圏の貸出の伸びをけん引する非金融企業 その景況感は意外にも良好です 6 月の英 BREXIT( 英国民による EU( 欧州連合 ) 離脱の判断 ) を背景に 当初企業活動は大幅に悪化するとみられていましたが 先週発表の 9 月製造業 非製造業の景況感はむしろ底堅さをみせています ( 図 3) ECB による強力な金融緩和に加え EU 委員会 ( 行政執行機関 ) による投資促進策 213 年以降緩やかながら回復を続ける域内景気が好循環を生んでいます もっとも 政治的混乱は不安要素として残ります 先週ドイツ ベルリンの市議会選では メルケル首相率いるキリスト教民主同盟 (CDU) は難民政策への反発から大敗 来年の議会総選挙で同首相 4 選に暗雲が立ち込めています また今年から来年にかけ スペイン イタリア フランスでも政権交代の可能性を秘めています 今週は 9 月消費者物価上昇率 ( 速報 ) が発表されます 市場予想は前年比 +.4% 8 月の同 +.2% から低位ながら加速する見通しです ( 徳岡 ) 5
アジア 新興国インドネシア : 年初来 5 回目の利下げで景気支援を図る中央銀行 図 1 総合消費者物価の前年比は +3% 台割れと低位 ( 右 ) 図 2 昨年 9 月末より急反発したルピア相場 ( 左 ) (%) 政策金利と銀行間金利 ( 日次 ) 14 銀行間翌日物注 ) 政策金利は216 年 8 月 19 日金利 ( 細線 ) よりBI 金利 7 日物 12 リバースレポ金利に変更直近値は216 年 9 月 23 日 1 8 6 4 翌日物貸出金利 ( コリドー上限 ) FasBI 金利 ( コリドー下限 ) 政策金利 2 27 29 211 213 215 (%) 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 消費者物価の前年比 ( 月次 ) 注 ) コア物価 : 生鮮食品と管理価格品目 ( 燃料 電力等 ) を除く直近値は 216 年 8 月 総合物価 コア物価 25 27 29 211 213 215 ( 億米ト ル ) 1,5 1,4 1,3 1,2 1,1 1, 9 8 7 6 5 為替相場と外貨準備 外貨準備 ( 棒 : 左軸 ) 直近値 :216 年 8 月 ( ルヒ ア / 米ト ル ) 8, ルピア相場 ( 線 : 右軸 ) 直近値 :216 年 9 月 23 日 9, ルピア高 ルピア安 1, 4 29 211 213 215 11, 12, 13, 14, 15, ( 億米ドル ) 12 1 8 6 4 2-2 -4-6 -8 経常収支 ( 四半期 ) -1 注 ) 直近値は -12 216 年 4-6 月期 25 27 29 211 213 215 経常移転財貿易サービス経常収支所得 出所 ) インドネシア銀行 (BI) インドネシア中央統計局 (BPS) CEIC より当社経済調査部作成 先週 22 日 インドネシア銀行 (BI) は政策会合で政策金利を 5.25% から 5% に引下げ ( 図 1 左 ) 今年初より 5 回目の利下げで累計利下げ幅は 1.25% ポイントに上ります BI の声明は 利下げは内需の押上げに寄与するだろうと政策意図を説明 7-9 月期も景気拡大が見込まれるが当初予想ほど強いものではなかろうと景気の先行きに慎重でした 4-6 月期の固定資本投資は同 +5.1% と前期の 5.6% より減速し 7 月の銀行融資の伸びは同 +7.7% と前月の +8.9% より鈍化しています 一方 インフレ率は低く年内は目標 (+3-5%) の下限近くで推移するだろうと記述 8 月の総合消費者物価は前年比 +2.8% と前月の +3.2% より鈍化 ( 図 1 右 ) 食品物価が低下し総合物価を押下げました BI のアグス総裁は 政策会合後の記者会見で 金融緩和は年末まで続く可能性がある と発言したものの 次回 1 月 2 日に 2 会合連続の利下げを行うことには慎重とみられます 今後 BI は内外の景気動向や国際金融市場の動向を注視しつつ 11 月から 12 月にかけて追加利下げ機会を探ると予想されます 出所 ) インドネシア銀行 (BI) CEIC Bloomberg より当社経済調査部作成 通貨ルピアは 昨年 9 月末より今年 2 月末にかけて対米ドルで +9.5% と主要新興国通貨最大の上昇率を記録したものの その後先週 23 日にかけては 同 +2.3% の上昇率に留まるなど多くの新興国に劣後 ( 図 2 左 ) 昨年 9 月末以降の通貨の急反発は 経常赤字の縮小 ( 図 2 右 ) と物価の沈静化など経済の安定化や ジョコ大統領の政権基盤の安定化と経済改革への取組みの進展などが背景であったと考えられます 2 月末以降の相場の不振は 状況改善が広く知られた同国の株式 債券 通貨が既に海外投資家に選好されていたことや BI による為替市場介入のためとみられます 外貨準備は 5 月末から 8 月末にかけて 99.5 億米ドル増加 ( 図 2 左 ) BI は資本流入局面で米ドル買い介入を行い外貨準備の増強を図っている模様です もっとも 安定化した経済や相対的に高い金利など同通貨の支援要因は健在です ルピアは今後も BI の介入に上昇速度を抑えられつつ底堅く推移すると予想されます ( 入村 ) 注 ) 本稿は 9 月 26 日付アジア投資環境レポートの要約です 6
今週の主要経済指標と政治スケジュール 先 週 月 火 水 木 金 9/18 2 21 22 23 ( 他 ) ロシア下院選挙 ( 日 ) 日銀金融政策決定会合 (~21 日 ) ( 日 ) 黒田日銀総裁記者会見 ( 米 ) 8 月中古住宅販売件数 ( 年率 ) ( 米 ) ハーカー フィラデルフィア連銀総裁 長短金利操作付き量的 質的金融緩和を導入 ( 日 ) 8 月貿易収支 ( 通関ベース 季調値 ) 7 月 :538 万件 メスター クリーブランド連銀総裁 短期金利 ( 政策金利残高適用金利 ):.1% 7 月 :+3,42 億円 8 月 :533 万件 ロックハート アトランタ連銀総裁によるパネル討論 19 長期金利 (1 年国債利回り ):% 程度 8 月 :+4,84 億円 ( 米 ) 9 月全米住宅建築業協会 (NAHB) 住宅市場指数 ( 日 ) 8 月訪日外客数 ( 推計値 ) ( 欧 ) トラギECB 総裁講演 ( 仏 ) 4-6 月期実質 GDP( 確報 前期比 ) 8 月 :59 7 月 :229.7 万人 1-3 月期 :+.7% 9 月 :65 ( 米 ) 連邦公開市場委員会 (FOMC)(~21 日 ) 8 月 :24.9 万人 ( 他 ) ニュージーランド金融政策決定会合 4-6 月期 :.1%( 改定値 :.%) FF 金利誘導目標 : ( 日 ) 安倍首相国連総会で演説 RBNZオフィシャル キャッシュレート : 2.% 2.% ( 中 ) 8 月新築住宅価格調査.25~.5%.25~.5% ( 主要 7 都市 前月比で上昇した都市数 ) ( 米 ) 8 月住宅着工 許可件数 ( 着工 年率 ) ( 米 ) イエレンFRB 議長記者会見 ( 他 ) トルコ金融政策委員会 7 月 :51 8 月 :64 7 月 :121.2 万件 8 月 :114.2 万件 レポ金利 :7.5% 7.5% ( 他 ) インドネシア金融政策委員会 (~22 日 ) 翌日物貸出金利 :8.5% 8.25% ( 他 ) 南アフリカ金融政策委員会 (~22 日 ) 7 日物リバースレポ金利 :5.25% 5.% 翌日物借入金利 :7.25% 7.25% SARB 政策金利 : 7.% 7.% ( 他 ) フィリピン金融政策決定会合オーバーナイト レート :3.% 3.% 今 週 来 週 26 27 28 29 3 ( 日 ) 臨時国会召集 ( 日 ) 日銀金融政策決定会合議事要旨 ( 日 ) 東京都議会開会 ( 日 ) 黒田日銀総裁挨拶 ( 全国証券大会 ) ( 日 ) 日銀金融政策決定会合 主な意見 ( 日 ) 黒田日銀総裁挨拶 ( 大阪経済 4 団体共催懇談会 ) (7 月 28 29 日分 ) ( 米 ) イエレンFRB 議長議会証言 ( 下院 ) ( 日 ) 8 月商業販売額 ( 小売業 前年比 ) (9 月 2 21 日分 ) ( 日 ) 8 月企業向けサービス価格 ( 前年比 ) ( 米 ) ブラード セントルイス連銀総裁講演 7 月 :.2% 8 月 :( 予 ) 1.7% ( 日 ) 8 月鉱工業生産 ( 速報 前月比 ) ( 米 ) 第 1 回大統領候補者討論会 ( ニューヨーク州 ) 7 月 :+.4% ( 米 ) エバンス シカゴ連銀総裁講演 ( 米 ) イエレンFRB 議長講演 7 月 :.4% 8 月 :( 予 )+.5% ( 米 ) カプラン ダラス連銀総裁講演 8 月 :( 予 )+.3% ( 米 ) メスター クリーブランド連銀総裁講演 ( 米 ) ハーカー フィラデルフィア連銀総裁講演 ( 日 ) 8 月家計調査 ( 実質消費支出 前年比 ) ( 米 ) 8 月新築住宅販売件数 ( 年率 ) ( 米 ) ジョージ カンザスシティー連銀総裁講演 ( 米 ) ロックハート アトランタ連銀総裁講演 7 月 :.5% 8 月 :( 予 ) 2.2% 7 月 :65.4 万件 ( 米 ) 7 月 S&P コアロシ ックケース シラー住宅価格指数 ( 米 ) 8 月耐久財受注 ( 航空除く非国防資本財 前月比 ) ( 米 ) パウエルFRB 理事講演 ( 日 ) 8 月完全失業率 8 月 :( 予 )6. 万件 (2 大都市 前月比 ) 7 月 :+1.5% ( 米 ) カシュカリ ミネアポリス連銀総裁講演 7 月 :3.% 8 月 :( 予 )3.% 6 月 :.7% 7 月 :( 予 ).% 8 月 :( 予 ).1% ( 米 ) 4-6 月期実質 GDP( 確報 前期比年率 ) ( 日 ) 8 月有効求人倍率 ( 欧 ) ドラギECB 総裁議会証言 ( 欧州議会 ) ( 米 ) 9 月消費者信頼感指数 ( コンファレンス ボード ) ( 独 ) 1 月 GfK 消費者信頼感指数 1-3 月期 :+.8% 7 月 :1.37 倍 8 月 :( 予 )1.37 倍 ( 独 ) 9 月 ifo 景況感指数 8 月 :11.1 9 月 :+1.2 4-6 月期 :( 予 )+1.3%( 改定値 :+1.1%) ( 日 ) 8 月消費者物価 ( 総務省 前年比 ) 8 月 :16.2 9 月 :( 予 )98.8 1 月 :( 予 )+1.2 ( 米 ) 8 月中古住宅販売仮契約指数 ( 前月比 ) 総合 7 月 :.4% 8 月 :( 予 ).5% 9 月 :( 予 )16.3 ( 他 ) OPEC( 石油輸出国機構 ) 非公式会合開催予定 7 月 :+1.3% 8 月 :( 予 ).% 除く生鮮 7 月 :.5% 8 月 :( 予 ).4% ( 欧 ) 9 月消費者物価 ( 速報 前年比 ) ( 米 ) 8 月個人所得 消費 ( 前月比 ) ( 日 ) 8 月消費者物価 ( 日銀 前年比 ) ( 他 ) 国際エネルギーフォーラム ( アルジェ ~28 日 ) 8 月 :+.2% 9 月 :( 予 )+.4% 所得 7 月 :+.4% 8 月 :( 予 )+.2% 除く生鮮食品 エネルギー ( 他 ) 国際原子力機関 (IAEA) 年次総会 ( 中 ) 9 月 Caixin 製造業 PMI( マークイット ) ( 英 ) 4-6 月期実質 GDP( 確報 前期比 ) 消費 7 月 :+.3% 8 月 :( 予 )+.1% 7 月 :+.5% 8 月 :( 予 )+.4% ( ウィーン ~3 日 ) 8 月 :5. 1-3 月期 :+.4% ( 米 ) 9 月シカゴ購買部協会景気指数 ( 米 ) 9 月ミシガン大学消費者信頼感指数 ( 確報 ) 9 月 :( 予 )5.1 4-6 月期 :( 予 )+.6%( 改定値 :+.6%) 8 月 :51.5 9 月 :( 予 )52. 8 月 :89.8 9 月 :( 予 )9.( 速報値 :89.8) 1/1 4 5 6 7 ( 中 ) 中国人民元を ( 日 ) 9 月消費者態度指数 ( 米 ) 8 月貿易収支 ( 豪 ) 8 月貿易統計 ( 日 ) 8 月現金給与総額 IMF 特別引出権 (SDR) 構成通貨に採用 ( 中 ) 9 月製造業 PMI( 国家統計局 ) ( 他 ) G2(2ヵ国 地域 ) 財務相 中銀総裁会議 ( 日 ) 8 月景気動向指数 8 月 :5.4 ( 米 ) 9 月新車販売台数 ( 米 ) 8 月製造業受注 9 月 :( 予 )5.4 ( 米 ) 8 月卸売売上 在庫 3 ( 日 ) 日銀短観 (9 月調査 ) ( 米 ) 副大統領候補者討論会 ( 米 ) 9 月 ADP 雇用統計 ( 米 ) 8 月消費者信用残高 ( 日 ) 9 月新車登録台数 ( 豪 ) 金融政策決定会合 ( 米 ) 9 月米供給管理協会 (ISM) 非製造業景気指数 ( 米 ) 9 月雇用統計 ( 独 ) 8 月鉱工業生産 ( 米 ) 8 月建設支出 ( 豪 ) 8 月住宅建設許可件数 ( 豪 ) 8 月小売売上高 ( 仏 ) 8 月鉱工業生産 ( 米 ) 9 月米供給管理協会 (ISM) 製造業景気指数 ( 他 ) ブラジル 8 月鉱工業生産 ( 英 ) 8 月鉱工業生産 ( 他 ) ブラジル 9 月消費者物価 (IPCA) 注 ) ( 米 ) は米国 ( 日 ) は日本 ( 欧 ) はユーロ圏 ( 英 ) は英国 ( 独 ) はドイツ ( 仏 ) はフランス ( 伊 ) はイタリア ( 加 ) はカナダ ( 豪 ) はオーストラリア ( 中 ) は中国 ( 印 ) はインドをそれぞれ指します 赤字は日本 青字は米国 緑字はユーロ圏と EU 全体 黒字はその他のイベントを表します 経済指標と政治スケジュール 企業決算の日程及び内容は変更される可能性があります 出所 )Bloomberg 等 各種資料より当社経済調査部作成 7
留意事項 投資信託に係るリスクについて投資信託は 主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としているため 当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動します したがって 投資者のみなさまの投資元金が保証されているものではなく 基準価額の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 運用により信託財産に生じた損益はすべて投資者のみなさまに帰属します 投資信託は預貯金と異なります また 投資信託は 個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限 取引市場 投資対象国等が異なることから リスクの内容や性質が異なりますので ご投資にあたっては投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等をよくご覧ください 投資信託に係る費用についてご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます 購入時 ( ファンドによっては換金時 ) に直接ご負担いただく費用 購入時 ( 換金時 ) 手数料 上限 3.24%( 税込 ) 一部のファンドについては 購入時 ( 換金時 ) 手数料額 ( 上限 37,8 円 ( 税込 )) を定めているものがあります 購入時 換金時に直接ご負担いただく費用 信託財産留保額 ファンドにより変動するものがあるため 事前に金額もしくはその上限額またはこれらの計算方法を表示することができません 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 運用管理費用 ( 信託報酬 ) 上限年 3.348%( 税込 ) 一部のファンドについては 運用実績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります その他の費用 手数料上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります 投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等でご確認ください その他の費用 手数料については 運用状況等により変動するものであり 事前に金額もしくはその上限額またはこれらの計算方法を表示することができません お客さまにご負担いただく費用の合計額もしくはその上限額またはこれらの計算方法は 購入金額や保有期間等に応じて異なりますので 表示することができません ご注意 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては 一般的な投資信託を想定しております 費用の料率につきましては 三菱 UFJ 国際投信が運用するすべての公募投資信託のうち ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております 投資信託に係るリスクや費用は それぞれの投資信託により異なりますので ご投資をされる際には 事前によく投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) 目論見書補完書面等をご覧ください 各資産のリスク 株式の投資に係る価格変動リスク : 株式への投資には価格変動リスクを伴います 一般に 株式の価格は個々の企業の活動や業績 市場 経済の状況等を反映して変動するため 株式の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 公社債の投資に係る価格変動リスク : 公社債への投資には価格変動リスクを伴います 一般に 公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動するため 公社債の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 信用リスク : 信用リスクとは 有価証券等の発行者や取引先等の経営 財務状況が悪化した場合またはそれが予想された場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等に 当該有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること または利払いや償還金の支払いが滞る等の債務が不履行となること等をいいます この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 流動性リスク : 有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に 市場に十分な需要や供給がない場合や取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合または取引が不可能となる場合 市場実勢から期待される価格より不利な価格での取引となる可能性があります この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込むことがあります 国内株式 国内債券への投資は上記のリスクを伴います 海外株式 海外債券への投資は上記リスクに加えて以下の為替変動リスクを伴います 為替変動リスク : 海外の株式や公社債 REIT オルタナティブ資産は外貨建資産ですので 為替変動の影響を受けます そのため 為替相場が円高方向に進んだ場合には 投資元金を割り込むことがあります 新興国への投資は上記リスクに加えて以下のカントリーリスクを伴います カントリーリスク : 新興国への投資は 先進国への投資を行う場合に比べ 投資対象国におけるクーデターや重大な政治体制の変更 資産凍結を含む重大な規制の導入 政府のデフォルト等の発生による影響を受けることにより 市場 信用 流動性の各リスクが大きくなる可能性があります この場合 有価証券等の価格の下落により損失を被り 投資元金を割り込む可能性が高まることがあります 本資料に関してご留意頂きたい事項 本資料は 投資環境等に関する情報提供のために三菱 UFJ 国際投信が作成した資料であり 金融商品取引法に基づく開示資料ではありません 本資料は投資勧誘を目的とするものではありません 投資信託は 預金等や保険契約とは異なり 預金保険機構 保険契約者保護機構の保護の対象ではありません 銀行等の登録金融機関でご購入いただいた投資信託は 投資者保護基金の補償の対象ではありません 投資信託は 販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います 本資料の内容は作成時点のものであり 将来予告なく変更されることがあります 本資料は信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが その正確性 完全性等を保証するものではありません 各ページのグラフ データ等は 過去の実績 状況であり また 見通しないし分析は作成時点での見解を示したものです したがって 将来の市場環境の変動や運用状況 成果を示唆 保証するものではありません また税金 手数料等は考慮しておりません 本資料に示す意見等は 特に断りのない限り本資料作成日現在の三菱 UFJ 国際投信経済調査部の見解です また 三菱 UFJ 国際投信が設定 運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません 投資信託をご購入の場合は 販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) の内容を必ずご確認のうえ ご自身でご判断ください クローズド期間のある投資信託は クローズド期間中は換金の請求を受け付けることができませんのでご留意ください 本資料中で使用している指数について 日経平均株価 に関する著作権 知的所有権 その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します 日経ジャスダック平均株価 に関する著作権 知的所有権 その他一切の権利は日本経済新聞社に帰属します 本件商品を日本経済新聞社および日本経済新聞デジタルメディアが保証するものではありません また 日本経済新聞社は 日経ジャスダック平均株価の内容を変える権利および公表を停止する権利を有しています TOPIX( 東証株価指数 ) は ( 株 ) 東京証券取引所及びそのグループ会社 ( 以下 東証等 という ) の知的財産であり 指数の算出 指数値の公表 利用など同指数に関するすべての権利 ノウハウは東証等が所有しています ドイツ DAX : 本指数は 情報提供を目的としており 売買等を推奨するものではありません FTSE International Limited( FTSE ) FTSE 215 年 FTSE はロンドン証券取引所グループ会社の登録商標であり FTSE International Limited は許可を得て使用しています FTSE 指数 FTSE 格付け またはその両方におけるすべての権利は FTSE そのライセンサー またはその両方に付与されます FTSE およびライセンサーは FTSE 指数 FTSE 格付け もしくはその両方 または内在するデータにおける誤りや省略に対して責任を負わないものとします FTSE の書面による同意がない限り FTSE データの再配布は禁止します MSCI EMU( 出所 :MSCI): ここに掲載される全ての情報は 信頼の置ける情報源から得たものでありますが その確実性及び完結性を MSCI は何ら保証するものではありません またその著作権は MSCI に帰属しており その許諾なしにコピーを含め電子的 機械的な一切の手段その他あらゆる形態を用い またはあらゆる情報保存 検索システムを用いて出版物 資料 データ等の全部または一部を複製 頒布 使用等することは禁じられています 8