Microsoft Word - ★2010-(P01-P12)_【ELP】お知らせ文書(第9版)_ver0.1.docx

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Microsoft Word - sa_niflec_ doc

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

がんの治療

医科_第20次(追加)審査情報提供(広報用)

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減量・コース投与期間短縮の基準

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ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ


Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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バイエル薬品工業 改訂のお知らせネクサバール錠

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

扶桑薬品工業 再審査結果のお知らせ 無水エタノール注

ウム ( 小腸癌 ) に関する事前評価及び提出された資料から 本品目の小腸癌に対する有効性及び安全性は確認されているものと判断する 以上 医薬品医療機器総合機構における審査の結果 本品目については 以下の効能又は効果並びに用法及び用量で承認して差し支えないと判断した [ 効能又は効果 ] 1. レボ

110607セチリジン5-1.indd

「             」  説明および同意書

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

抗がん剤を受けられる皆様へ

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

審査報告書 平成 27 年 2 月 12 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 承認申請のあった下記の医薬品にかかる医薬品医療機器総合機構での審査結果は 以下のとおりである 記 [ 販 売 名 ] エルプラット点滴静注液 50mg 同点滴静注液 100mg 同点滴静注 液 200mg [ 一般名

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

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フォルフォックス FOLFOX 療法を受けられる患者さんへ 監修福井大学医学部長外科学 1 教授山口明夫

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

副作用収集状況 市販直後調査期間中 (2011 年 4 月 11 日 ~2011 年 10 月 31 日 ) に収集された副作用は 200 例 258 件でした そのうち 重篤な副作用は 8 例 14 件でした 副作用の内訳を表 1 に示します 重篤な副作用は 高カルシウム血症 3 件 意識変容状態

BV+mFOLFOX6 療法について 2 回目以降 ( アバスチン +5-FU+ レボホリナート + エルプラット ) 薬の名前アロキシ注吐き気止めです デキサート注 アバスチン注 エルプラット注 レボホリナート注 作用めやすの時間 5-FU の効果を強める薬です 90 分 2 回目から点滴時間が短

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

治療法 下記 FOLFIRI 療法 FOLFIRI + 療法 FOLFIRI + 療法 FOLFIRI + 療法 8~9 入 はじめに大腸癌 化学療法 手術後 再発 予防 補助化学療法 切除不能 進行再発大腸癌 対 全身化学療法 抗 剤治療 多 方法 基本 広 使 FOLFOX( ) 療法 FOLF

オキサリプラチン点滴静注液50mg/100mg/200mg「サワイ」


改訂のお知らせリピオドール480注10mL_130830_2.pdf

次の病気の人や次の目的で 医療機関で使用されます 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌結腸癌における術後補助化学療法治癒切除不能な膵癌胃癌 この薬は他の抗悪性腫瘍剤と併用します この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんまたは家族の方は この治療の必要性や注意すべき点などについて十分理解できる

パリエット錠5mg、パリエット錠10mg、パリエット錠20mg

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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ベナンバックス_患者向医薬品ガイド

スライド 1

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

患者向医薬品ガイド

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

Microsoft Word - Oxaliplatin HP掲載用修正9-8.docx

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

次の病気の人や次の目的で 医療機関で使用されます 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌結腸癌における術後補助化学療法治癒切除不能な膵癌胃癌小腸癌 この薬は他の抗悪性腫瘍剤と併用します 国内での結腸癌の手術後の補助化学療法に関する検討は行われていません 治癒切除不能な膵癌の人に対して 手術後の補助化

この薬は他の抗悪性腫瘍剤と併用します 国内での結腸癌の手術後の補助化学療法に関する検討は行われていません 治癒切除不能な膵癌の人に対して 手術後の補助化学療法における有効性および安全性は確立していません この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇患者さんまたは家族の方は この治療の必要性や注意すべき点

ダラツムマブってどんな薬? 初発の患者さん ( 初めて治療を受ける患者さん ) の治験募集についてー 米国で承認された ダラツムマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 名古屋市立大学病院血液 腫瘍内科診療部長飯田真介先生です Q1 ダラツムマブという薬が米国で承認され

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

STEP 1 検査値を使いこなすために 臨床検査の基礎知識 検査の目的は大きく 2 つ 基準範囲とは 95% ( 図 1) 図 1 基準範囲の考え方 2

160223メトトレキサート1_4.indd

米国で承認された エロツズマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 新潟県立がんセンター新潟病院内科臨床部長張高明先生です Q1: エロツズマブという薬が米国で承認されたと聞きましたが どのような薬ですか? エロツズマブについてエロツズマブは 患者さんで増殖しているがん

はじめに Contents はじめに 3 オキサリプラチンについて 4 オキサリプラチンを用いた抗がん剤治療 5 化学療法を受けられる前に 10 オキサリプラチン点滴中の注意事項 11 副作用について 12 オキサリプラチンの主な副作用 13 組み合わせて使用する薬の主な副作用 18 大腸 ( 直腸

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

適応病名とレセプト病名とのリンクDB

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10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

2. 改訂内容と改訂理由 (1) 効能 効果 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る ) 既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉 改訂前 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロ

1)表紙14年v0

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5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

Ⅱ. 使用上の注意 の改訂 改訂概要 ( 自主改訂 ) 副作用 の項の 副作用発生状況の概要 にの結果を追記するとともに 重大な 副作用 及び その他の副作用 の項の副作用発現頻度にも反映しました なお 今回新たに追記 した副作用はありません 改訂内容 改訂後 ( 下線部改訂 ) 改訂前 ( 点線部

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ジーラスタを使用される患者さんへ:がん化学療法による「発熱性好中球減少症」の発症を抑えるために<お薬説明書>

テリボンお知らせカード_ pdf

医薬品リスク管理計画書(本文)

市販直後調査の実施状況 デベルザ 錠 アプルウェイ 錠 一般的名称 イプラグリフロジン L- プロリン ダパグリフロジンプロピレン グリコール水和物 ルセオグリフロジン水和物 トホグリフロジン水和物 調査実施期間 製造承認 2014/04/30 製造承認 2014/08/22 製造承認 2014/0

患者向け医薬品ガイド

Transcription:

重要な情報が記載されていますので 必ずお読みください 平成 27 年 11 月 各位 抗悪性腫瘍剤毒薬 処方箋医薬品 添付文書改訂のお知らせ オキサリプラチン点滴静注液 [ 効能 効果 用法 用量 効能 効果に関連する使用上の注意 用法 用量に関連する使用上の注意 使用上の注意 臨床成績 薬効薬理 等の改訂 ] 製造販売元 謹啓時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は弊社製品につきまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて この度抗悪性腫瘍剤 エルプラット 点滴静注液 50mg 100mg 200mg の添付文書につきまして 効能 効果に 胃癌 が追加承認されるとともに 用法 用量の変更も承認されましたのでお知らせ申し上げます また あわせて 効能 効果に関連する使用上の注意 用法 用量に関連する使用上の注意 使用上の注意 臨床成績 薬効薬理 主要文献 日本標準商品分類番号等 を自主的に改訂致しましたのでお知らせ申し上げます 今後 本剤のご使用に際しましては これらの改訂箇所にご留意いただきご使用くださいますようお願い申し上げます 敬白 使用上の注意の改訂内容につきましては 日本製薬団体連合会編集 発行 DRUG SAFETY UPDATE 医薬品安全対策情報 No.245 に掲載される予定です 医薬品添付文書改訂情報は PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 (http://www.pmda.go.jp/safety/ info-services/drugs/0001.html ) に最新添付文書情報が掲載されています あわせてご利用ください 1

記 1. 効能 効果 用法 用量 の項 ( 一部変更承認事項 ) ( 下線部改訂 ) 効能 効果 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌結腸癌における術後補助化学療法治癒切除不能な膵癌胃癌 用法 用量 1. 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌及び結腸癌における術後補助化学療法には A 法又は B 法を 治癒切除不能な膵癌には A 法を 胃癌には B 法を使用する なお 患者の状態により適宜減量する A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において 通常 成人にはオキサリプラチンとして 85mg/m 2 ( 体表面積 ) を 1 日 1 回静脈内に 2 時間で点滴投与し 少なくとも 13 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す B 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において 通常 成人にはオキサリプラチンとして 130mg/m 2 ( 体表面積 ) を 1 日 1 回静脈内に 2 時間で点滴投与し 少なくとも 20 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す 2. 本剤を5% ブドウ糖注射液に注入し 250~500mL として 静脈内に点滴投与する 理由 海外において 胃癌の術後患者を対象に術後補助化学療法としてのカペシタビンとオキサリプラチンの併用療法 (XELOX 法 ) と経過観察群との有効性及び安全性を比較することを目的とした第 Ⅲ 相臨床試験 (MO17527/L9570 試験 CLASSIC 試験 ) が 2006 年 6 月から実施されました また 弊社は国内において 胃癌の術後患者を対象に術後補助化学療法としての XELOX 法の忍容性 安全性及び有効性を検討することを目的とした第 Ⅱ 相臨床試験 (MO28223/LOHP-PII-06 試験 ) を 2012 年 7 月から実施しました 弊社は 上記国内外の試験成績により 胃癌の術後補助化学療法としての XELOX 法の有効性及び安全性が示されたことから 上記国内外の試験成績を評価資料として承認事項一部変更承認申請を 2014 年 12 月に行いました その結果 胃癌における術後補助化学療法 の効能 効果を追加するにあたって 2015 年 3 月に効能 効果が承認された 治癒切除不能な進行 再発の胃癌 と併せて 効能 効果に 胃癌 として追加承認されるとともに 用法 用量の変更も承認されたため 改訂致しました 2

2. 効能 効果に関連する使用上の注意 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部削除 ) < 効能 効果に関連する使用上の注意 > (1) 国内での結腸癌の術後補助化学療法に関する検討は行われていない ( 臨床成績 の項参照 ) (2) 結腸癌の術後補助化学療法においては 臨床試験の投与対象及び病期ごとの結果を熟知し 本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で 適応患者の選択を行うこと ( 臨床成績 の項参照 ) (3) 治癒切除不能な膵癌の場合 患者の病期 全身状態 UGT1A1 注 ) 遺伝子多型等について 臨床成績 の項の内容を熟知し 本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で 適応患者の選択を行うこと 注 ) イリノテカン塩酸塩水和物の活性代謝物 (SN-38) の主な代謝酵素の一分子種である (4) 治癒切除不能な膵癌に対して 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない (5) 削除 理由 今回 胃癌における術後補助化学療法 が承認されたため 同項 (5) の 治癒切除不能な進行 再発の胃癌に対して 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない の記載を削除致しました 3. 用法 用量に関連する使用上の注意 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部追記 ) < 用法 用量に関連する使用上の注意 > (1)~(2) (3) 胃癌の術後補助化学療法において カペシタビンとの併用では 8 サイクルを超えた場合の有効性及び安全性は確立していない ( 投与経験がない ) (4)~(9) 理由 MO17527/L9570 試験及び MO28223/LOHP-PII-06 試験で規定された最大投与サイクル数について 適切に情報提供 注意喚起すべきと判断し 胃癌の術後補助化学療法において XELOX 法の投与期間が 8 サイクルを超えた場合の有効性及び安全性は確立していない ( 投与経験がない ) ことを追記致しました 4. 使用上の注意 ( 重要な基本的注意 ) の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) 使用上の注意 2. 重要な基本的注意 (1)~(8) (9) 治癒切除不能な進行 再発の胃癌に本剤を使用する際には 関連文献 ( 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議公知申請への該当性に係る報告書 : オキサリプラチン ( 切除不能進行 再発胃癌 ) 等) を熟読すること 理由 対象となる癌腫を明確にするため 記載整備致しました 3

5. 使用上の注意 ( 副作用発生状況の概要 ) の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) 4. 副作用副作用発生状況の概要 国内臨床試験 進行 再発の結腸 直腸癌を対象とした併用投与による第 I/II 相臨床試験において安全性評価症例 18 例中 18 例 (100.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 18 例 (100.0%) 食欲不振 17 例 (94.4%) 好中球減少 15 例 (83.3%) 血小板減少 14 例 (77.8%) 悪心 14 例 (77.8%) 注射部位反応 14 例 (77.8%) 嘔吐 12 例 (66.7%) ALT(GPT) 上昇 11 例 (61.1%) 白血球減少 10 例 (55.6%) 下痢 10 例 (55.6%) AST(GOT) 上昇 10 例 (55.6%) 疲労 8 例 (44.4%) であった ( 承認時 ) 進行 再発の結腸 直腸癌を対象とした FOLFOX4 法による第 I/II 相臨床試験 ( 安全性確認試験 ) において安全性評価症例 38 例中 38 例 (100.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 30 例 (78.9%) 白血球減少 29 例 (76.3%) 疲労 26 例 (68.4%) 好中球減少 24 例 (63.2%) 食欲不振 24 例 (63.2%) 悪心 20 例 (52.6%) 血小板減少 18 例 (47.4%) AST(GOT) 上昇 16 例 (42.1%) であった ( 承認時 ) 進行 再発の結腸 直腸癌を対象とした XELOX 法又は XELOX 法とベバシズマブによる第 I/II 相臨床試験において安全性評価症例 64 例中 64 例 (100.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 60 例 (93.8%) 食欲不振 57 例 (89.1%) 疲労 52 例 (81.3%) 悪心 49 例 (76.6%) 手足症候群 49 例 (76.6%) 色素沈着 38 例 (59.4%) 下痢 36 例 (56.3%) 口内炎 35 例 (54.7%) 好中球減少 33 例 (51.6%) 嘔吐 27 例 (42.2%) であった ( 承認時 ) 化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌を対象とした FOLFIRINOX 法による第 II 相臨床試験において安全性評価症例 36 例中 36 例 (100.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 好中球減少 34 例 (94.4%) 白血球減少 33 例 (91.7%) 血小板減少 32 例 (88.9%) 悪心 32 例 (88.9%) 貧血 31 例 (86.1%) 食欲不振 31 例 (86.1%) 下痢 30 例 (83.3%) 末梢神経症状 27 例 (75.0%) リンパ球減少 24 例 (66.7%) CRP 上昇 24 例 (66.7%) 脱毛 24 例 (66.7%) アルブミン減少 23 例 (63.9%) 体重減少 21 例 (58.3%) AST(GOT) 上昇 20 例 (55.6%) ALT(GPT) 上昇 20 例 (55.6%) 口内炎 19 例 (52.8%) 便秘 17 例 (47.2%) 味覚異常 17 例 (47.2%) LDH 上昇 16 例 (44.4%) 倦怠感 16 例 (44.4%) 疲労 15 例 (41.7%) ナトリウム減少 15 例 (41.7%) であった ( 承認時 ) 胃癌を対象とした術後補助化学療法としての XELOX 法による第 II 相臨床試験において安全性評価症例 100 例中 100 例 (100.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 94 例 (94.0%) 悪心 87 例 (87.0%) 好中球減少 76 例 (76.0%) 食欲不振 66 例 (66.0%) 下痢 64 例 (64.0%) 手足症候群 48 例 (48.0%) 注射部位疼痛 44 例 (44.0%) 血小板減少 43 例 (43.0%) 疲労 43 例 (43.0%) 嘔吐 40 例 (40.0%) であった ( 承認時 ) 製造販売後調査 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌の使用成績調査 ( 全例調査 ) において安全性評価症例 4,998 例中 4,296 例 (86.0%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 白血球減少 2,442 例 (48.9%) 末梢神経症状 2,274 例 (45.5%) 好中球減少 2,132 例 (42.7%) 悪心 2,091 例 (41.8%) 血小板減少 1,699 例 (34.0%) ヘモグロビン減少 ( 貧血 )1,324 例 (26.5%) AST(GOT) 上昇 1,063 例 (21.3%) 嘔吐 1,058 例 (21.2%) ALT(GPT) 上昇 795 例 (15.9%) 下痢 687 例 (13.7%) 咽頭喉頭感覚異常 602 例 (12.0%) 口内炎 598 例 (12.0%) であった ( 再審査期間終了時 ) 治癒切除不能な進行 再発の結腸 直腸癌を対象とした XELOX 法及び XELOX 法とベバシズマブによる特定使用成績調査において安全性評価症例 366 例中 301 例 (82.2%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 205 例 (56.0%) 手足症候群 77 例 (21.0%) 好中球減少 55 例 (15.0%) 血小板減少 51 例 (13.9%) 下痢 51 例 (13.9%) 白血球減少 47 例 (12.8%) 悪心 46 例 (12.6%) 食欲不振 42 例 (11.5%) であった ( 再審査期間終了時 ) 結腸癌を対象とした術後補助化学療法としての FOLFOX 法による特定使用成績調査において安全性評価症例 1,388 例中 1,300 例 (93.7%) に副作用 ( 臨床検査値の異常を含む ) が認められた 主な副作用は 末梢神経症状 1,102 例 (79.4%) 好中球減少 609 例 (43.9%) 悪心 299 例 (21.5%) 白血球減少 292 例 (21.0%) 血小板減少 273 例 (19.7%) 食欲不振 252 例 (18.2%) 口内炎 183 例 (13.2%) 倦怠感 180 例 (13.0%) アレルギー反応 178 例 (12.8%) 下痢 140 例 (10.1%) であった ( 平 4

成 26 年 3 月 31 日時点 ) なお 以下の (1) (2) に示す副作用発現頻度は 承認時までの国内臨床試験 (256 例 ) 使用成績調査 (4,998 例 ) 特定使用成績調査 (1,754 例 再審査期間終了時 ) に基づき算出した これら国内臨床試験及び製造販売後調査以外にて報告された副作用については頻度不明とした 理由 胃癌の術後患者を対象とした XELOX 法に関する国内第 Ⅱ 相臨床試験における副作用発現状況を追記致しました また 結腸癌を対象とした術後補助化学療法としての FOLFOX 法による特定使用成績調査の最終結果に基づき 変更致しました 5

6. 使用上の注意 ( 重大な副作用 ) の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) (1) 重大な副作用 1 末梢神経症状手 足や口唇周囲部の感覚異常又は知覚不全 ( 末梢神経症状 :54.4%) 咽頭喉頭の絞扼感 ( 咽頭喉頭感覚異常 :8.8%) があらわれるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には減量 休薬等の適切な処置を行うこと 末梢神経症状の悪化や回復遅延が認められると 手 足等がしびれて文字を書きにくい ボタンをかけにくい 飲み込みにくい 歩きにくい等の感覚性の機能障害 ( 頻度不明 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 感覚性の機能障害があらわれた場合には減量 休薬 中止等の適切な処置を行うこと 2 ショック アナフィラキシー 3 間質性肺炎 肺線維症 4 骨髄機能抑制汎血球減少 ( 頻度不明 ) 血小板減少 (30.6%) 白血球減少 (41.3%) 好中球減少 (42.5%) 発熱性好中球減少症 (0.2%) 貧血 (20.7%) があらわれることがあるので 定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い 異常が認められた場合には減量 休薬 中止等の適切な処置を行うこと 5 溶血性尿毒症症候群 6 薬剤誘発性血小板減少症 7 溶血性貧血 8 視野欠損 視野障害 視神経炎 視力低下 9 血栓塞栓症 10 心室性不整脈 心筋梗塞 11 肝静脈閉塞症 12 急性腎不全 13 白質脳症 ( 可逆性後白質脳症症候群を含む ) 14 高アンモニア血症 15 横紋筋融解症 6

16 難聴 17 感染症 18 肝機能障害 AST(GOT) 上昇 (17.7%) ALT(GPT) 上昇 (13.6%) ビリルビン上昇 (1.6%) 等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には減量 休薬 中止等の適切な処置を行うこと 理由 国内で実施された MO28223/LOHP-PII-06 試験及び結腸癌を対象とした術後補助化学療法としての FOLFOX 法による特定使用成績調査の最終結果に基づき 副作用の発現頻度を更新致しました 7

7. 使用上の注意 ( その他の副作用 ) の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部追記 ) (2) その他の副作用次表の副作用があらわれることがあるので 異常が認められた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 1) 副作用の発現頻度注種類 5% 以上 0.1~5% 未満 0.1% 未満頻度不明 精神神経系 消化器悪心注 2) (37.6%) 下痢 嘔吐注 2) 食欲不振 口内炎 味覚異常 頭痛 めまい 不眠 神経痛 頭重感 浮動性めまい コリン作動性症候群 便秘 しゃっくり 腹痛 胃部不快感 歯肉炎 腸閉塞 上腹部痛 メレナ 胃痛 腹部膨満感 下腹部痛 腹部不快感 振戦 回転性眩暈 傾眠 うつ病 こわばり 硬直 失神 不安 構語障害 筋骨格硬直 記憶障害 筋骨格系胸痛 大腸炎 歯周病 胃炎 歯肉出血 粘膜の炎症 歯痛 心窩部不快感 口内乾燥 腹水 齲歯 胃腸障害 肛門周囲痛 鼓腸 膵炎 胃食道逆流性疾患 胃腸音異常 痔核 下部消化管出血 口腔内痛 食道炎 深部腱反射欠損 不全失語症 失調 神経過敏 レルミット徴候 脳神経麻痺 線維束攣縮 不随意性筋収縮 脳神経障害 直腸炎 しぶり腹 消化不良 歯の異常 腸内ガス 胃重圧感 腸壁気腫症 門脈ガス血症 消化管壊死 腎臓 肝臓 クレアチニン上昇 蛋白尿沈渣異常 尿ウロビリ排尿困難 尿失禁 尿尿 BUN 上昇 血尿 ノーゲン異常 頻尿 腎量減少尿糖機能障害 膀胱炎 側腹部痛 ALP 上昇 γ-gtp 上昇 LDH 上昇 血液 白血球増加 プロトロンビン時間延長白血球分画の変動 血 小板増加 循環器 高血圧 低血圧 動悸 ほてり 頻脈 血管障害 上室性不整 脈 アダムス ストー クス症候群 呼吸器 電解質 呼吸困難 鼻出血 咳嗽 鼻咽頭炎 上気道感染 発声障害 咽頭炎 嗄声 鼻粘膜障害 低酸素症 息切れ 喀血 血清カリウムの異常 血血中リン減少清ナトリウムの異常 血清カルシウムの異常 血清クロールの異常 肺障害 眼 流涙 視覚障害 結膜炎 眼球涙器障害 眼の異常 周囲痛 眼の瘙痒感 眼感 涙道閉塞 白内障 乾燥 眼瞼下垂 皮膚 脱毛 手足症候群 色素顔面のほてり 爪囲炎 色素変化 紫斑沈着 潮紅 顔面潮紅 皮膚障害 皮下出血 寝多汗 皮膚乾燥 皮膚剥汗 ざ瘡様皮膚炎 ヘル脱 口唇炎 爪の障害ペス性皮膚炎 8

種類 過敏症 投与部位 副作用の発現頻度注 1) 5% 以上 0.1~5% 未満 0.1% 未満頻度不明発疹 瘙痒症 蕁麻疹 アレルギー性鼻炎 気管紅斑性皮疹 血管浮腫薬物過敏症 紅斑支痙攣 鼻炎 注射部位反応 血管痛 血管炎 注射部位血管外漏出 その他 倦怠感 疲労 発熱 アルブミン減少 CRP 上昇 浮腫 感染 体重減少 総蛋白減少 末梢性浮腫 高血糖 感冒 脱水 コレステロール上昇 関節痛 悪寒 胸部不快感 アミラーゼ上昇 背部痛 四肢痛 筋痛 注 1) 発現率が 30% 以上の症状には発現率を記載した 注 2) 処置として制吐剤等の投与を行う 鼻汁 出血 胸痛 尿路感染 腰痛 CK(CPK) 上昇 熱感 カテーテル関連感染 胸部圧迫感 臀部痛 疼痛 筋脱力 骨痛 代謝性アシドーシス 体重増加 乳汁漏出症 代謝障害 膣出血 下肢異常感 戦慄 多臓器不全 腫瘍穿孔 理由 重大な副作用 と同様に 国内で実施された MO28223/LOHP-PII-06 試験及び結腸癌を対象とした術後補助化学療法としての FOLFOX 法による特定使用成績調査の最終結果に基づき 副作用の発現頻度の更新及び副作用名を追加致しました 9

8. 臨床成績 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部追記 ) 進行 再発の結腸 直腸癌に対する臨床成績 結腸癌における術後補助化学療法の臨床成績 膵癌に対する臨床成績 胃癌における術後補助化学療法の臨床成績 XELOX 法 ( 外国で実施された第 Ⅲ 相臨床試験 ) 韓国などで実施された 原発巣治癒切除後の StageⅡ Ⅲ の胃癌を対象とした第 Ⅲ 相臨床試験における XELOX 法の成績は次表のとおりであった 3 年無病生存率 5 年全生存率 ITT 解析対象 ( 主要評価項目 ) ( 副次的評価項目 ) 疾患名 (XELOX 法 / XELOX XELOX 経過観察群 ) 1) 経過観察群 1) 経過観察群法注法注原発巣治癒 74% 59% 78% 69% 全例切除後の胃ハザード比 :0.56 ハザード比 :0.66 (520/515 例 ) 癌 28)29) 注 2) 注 2) P<0.0001 P=0.0015 注 1) 本剤 130mg/m 2 ( 体表面積 ) を第 1 日に点滴投与し カペシタビン 1,000mg/m 2 を 1 日 2 回 14 日間連日経口投与することを 3 週毎に繰り返す (8 サイクル ) 注 2) 層別多変量 Cox 比例ハザードモデル 理由 CLASSIC 試験における 3 年無病生存率及び 5 年全生存率等を追記致しました 9. 薬効薬理 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) 1. 抗腫瘍効果 30) 31) ヒト大腸癌由来 SW480 HCT116 SW620 及び HT-29 細胞株 ヒト膵癌由来 PANC-1 MIA PaCa-2 及び SW1990 細胞株 ヒト胃癌由来 AGS MKN1 MKN45 MKN74 及び NCI-N87 細胞株 (in vitro) 並びにヌードマウス移植可ヒト HT-29 及び MKN45 細胞株において 強い抗腫瘍効果が認められた 2. 作用機序 理由 ヒト胃癌由来及びヌードマウス移植可ヒトの各細胞株に対する抗腫瘍効果を追記致しました 10

10. 主要文献 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) 1) Shirao K, et al:jpn J Clin Oncol 36:295-300, 2006. 2) Boku N, et al:jpn J Clin Oncol 37:440-445, 2007. 3) Yamada Y, et al:jpn J Clin Oncol 36:218-223, 2006. 4) 米国添付文書 5) 審査報告書 6) Larzillière I, et al:am J Gastroenterol 94:3387-3388, 1999. 7) 生殖毒性試験 ( 社内資料 ). 8) ラット乳汁移行試験 ( 社内資料 ). 9) 遺伝毒性試験 ( 社内資料 ). 10) サル心毒性に関する試験 ( 社内資料 ). 11) André T, et al:n Engl J Med 350:2343-2351, 2004. 12) André T, et al:j Clin Oncol 27:3109-3116, 2009. 13) 薬物動態 ( 母集団薬物動態解析 )( 社内資料 ). 14) Takimoto CH, et al:j Clin Oncol 21:2664-2672, 2003. 15) ラット組織分布試験 ( 社内資料 ). 16) Graham MA, et al:clin Cancer Res 6:1205-1218, 2000. 17) 外国成人癌患者を対象とした臨床薬理試験 ( 社内資料 ). 18) Goldberg RM, et al:j Clin Oncol 22:23-30, 2004. 19) de Gramont A, et al:j Clin Oncol 18:2938-2947, 2000. 20) 化学療法未治療例を対象とした第 III 相臨床試験 ( 社内資料 ). 21) Rothenberg ML, et al:j Clin Oncol 21:2059-2069, 2003. 22) 化学療法既治療例を対象とした第 III 相臨床試験 ( 社内資料 ). 23) Doi T, et al:jpn J Clin Oncol 40:913-920,2010. 24) Haller DG, et al:j Clin Oncol 29:1465-1471, 2011. 25) Conroy T, et al:n Engl J Med 364:1817-1825, 2011. 26) 膵癌 FOLFIRINOX 法に関する資料 ( 社内資料 ). 27) Okusaka T, et al : Cancer Sci 105 : 1321-1326, 2014. 28) Yung JB, et al : Lancet 379 : 315-321, 2012. 29) Sung HN, et al : Lancet Oncol 15 : 1389-1396, 2014. 30) In vitro 薬効薬理試験 ( 社内資料 ). 31) In vivo 薬効薬理試験 ( 社内資料 ). 理由 CLASSIC 試験の報告 ( 文献 ) を追記致しました また 27) 膵癌に対する第 Ⅱ 相臨床試験 を社内資料から公表文献へと変更致しました 11

11. 日本標準商品分類番号等 の項 ( 自主改訂事項 ) ( 下線部改訂 ) 日本標準商品分類番号 874291 エルプラット点滴静注液 50mg エルプラット点滴静注液 100mg エルプラット点滴静注液 200mg 承認番号 22100AMX02237 22100AMX02236 22400AMX01369 薬価収載 2010 年 4 月 2012 年 11 月 販売開始 2010 年 6 月 2013 年 2 月 再審査結果 再審査申請中 効能追加 2015 年 11 月 国際誕生 1996 年 4 月 理由 効能 効果 の一部変更承認に伴い 効能追加 の年月を改訂致しました 以上 12