自己負担 52
自己負担割合 医療機関等を利用したときは 医療費の一部を患者 ( 被保険者 ) 本人が負担します 負担割合は 所得に応じて 1 割又は 3 割です < 一般 > < 現役並み所得者 > 1 割又は 3 割 53
窓口での自己負担は変わりません ( 判定 ) 所得に応じて 自己負担割合や限度額が異なります 毎年 8 月 1 日に前年度の収入や所得に応じて 負担割合を判定します 所得区分 現役並み所得者 自己負担 3 割 負担割合の判定基準 同一世帯で住民税の課税所得 145 万円以上の所得がある方で 世帯収入が 後期高齢者単身世帯の場合は 収入 383 万円以上 後期高齢者複数世帯の場合は 収入 520 万円以上 一 般 1 割 本人もしくは 同一世帯で後期高齢者保険証をお持ちの方が課税所得が 145 万円未満で課税世帯の場合 低所得区分 Ⅱ 低所得区分 Ⅰ 1 割 1 割 同一世帯の全員が住民税非課税の場合 同一世帯の全員が住民税非課税で 全員の各所得が 0 円の場合 ( 年金の収入は 80 万円として計算する ) 54
自己負担の限度額 ( 高額療養費 ) 1 ヶ月分の医療費が高額になったときは 自己負担限度額を超えた分 ( 高額療養費 ) が申請により払い戻されます 自己負担限度額 現役並み所得者 一般 外来 ( 個人単位 ) 44,400 円 12,000 円 医療費の場合 ( 月額 ) 外来 + 入院 ( 世帯単位 ) 80,100 円 +( 医療費総額 -267,000 円 ) 1% (44,400 円 ) 44,400 円 低所得者 Ⅱ Ⅰ 8,000 円 24,600 円 15,000 円 ( ) 内は 過去 12 か月以内で高額療養費に 4 回以上該当したときの 4 回目以降の額です 55
自己負担の限度額 ( 入院 ) 入院したときは 食事代または食費と居住費の一部を患者 ( 被保険者 ) 本人が負担します 自己負担額 一般 ( 低所得 Ⅰ Ⅱ 以外の方 ) 一般病床 食事代 (1 食あたり ) 260 円 食費 3 (1 食あたり ) 療養病床 460 円 居住費 (1 日あたり ) 1 低所得 Ⅱ 90 日以内の入院 ( 過去 12 か月の入院日数 ) 90 日を超える入院 ( 過去 12 か月の入院日数 ) 210 円 160 円 210 円 320 円 2 低所得 Ⅰ 老齢福祉年金受給者 100 円 130 円 100 円 1 低所得 Ⅱ 世帯全員が住民税非課税である方 2 低所得 Ⅰ 世帯全員が住民税非課税であって 世帯の所得が一定基準以下の方 3 入院時生活療養 (Ⅱ) を算定する医療機関の場合 一般の方の食費は 420 円 0 円 56
判定する世帯の考え方が変わります 老人保健制度 同じ世帯の 70 歳以上の全員の所得や収入により判定していました 後期高齢者医療制度 後期高齢者医療被保険者のみの所得および収入により判定します 70 歳国保 75 歳老人保健 70 歳国保 75 歳後期高齢 57
8 月に負担割合を判定するときに 3 割になる方の所得および収入の 基準限度額はこれまでと変わりません 住民税課税所得 145 万円以上の方と その同一世帯で後期高齢者医療制度に加入している方です 収入で言えば 単身世帯 = 年収 383 万円以上 夫婦 2 人世帯 = 年収 520 万円以上の方は 3 割負担となります 58
8 月に負担割合を判定するときに 負担割合の判定に経過措置があります 後期高齢者医療制度の創設により 3 割負担 ( 現役並み所得者 ) の判定基準について 後期高齢者医療保険被保険者のみ所得および収入を基に判定することに伴い 新たに 3 割負担になる方は 自己負担限度額を 一般なみに据え置きます 20 年 8 月から 22 年 7 月まで 59
Q.8 月の負担割合を判定するときに 経過措置で自己負担限度額を一般並み に据え置くとは?( 外来の場合 ) A. 医療機関の窓口では 3 割を負担しますが 1 か月 外来で 医療機関にかかった費用が 1 万 2 千円を超えた方は あとで広域連合から 高額療養費としてお返しします 3 割負担の方は通常 44,400 円を超えないとお返しできません 60
Q.8 月の負担割合を判定するときに 経過措置で 自己負担限度額が一般並み に据え置くとは?( 入院の場合 ) A. 入院時の医療機関への支払 ( 保険診療分のみ ) は 1 割負担の人と同じように 自己負担限度額は 1 か月 44,400 円となります 61
医療給付 62
医療費の給付について これまで同様 保険医療機関にかかったときは 自己負担額 (1 割または 3 割 ) を支払います 療養費についても保険適用 または申請により 費用の一部の払い戻しが受けられます 療養費とは 医師が必要と認めるはり あんま等の施術を受けたとき 骨折や捻挫等で柔道整復師の施術を受けたとき 医師の指示により補装具をつくったとき 等 63
給付サービスの内容 (1) 病気やけがの治療を受けたとき ( 療養の給付 ) 入院したときの食事代 ( 入院時食事療養費の支給 ) 療養病床に入院したときの食費 居住費 ( 入院時生活療養費の支給 ) 64
給付サービスの内容 (2) 1 か月に支払った自己負担額が高額になったとき ( 高額療養費の支給 ) 訪問看護サービスを受けたとき ( 訪問看護療養費の支給 ) やむをえず全額自己負担したとき ( 療養費の支給 ) 65
給付サービスの内容 (3) 緊急の入院や転院で移送が必要になったとき ( 移送費の支給 ) 差額を負担して医療費を受けたとき ( 保険外併用療養費の支給 ) 66
新しい給付サービス 平成 21 年 8 月から 高額介護合算療養費の給付が始まります 医療費と介護保険の自己負担額が所得などに応じた基準を超えると支給されます 合算期間は 8 月から翌年 7 月までの 12 ヶ月間分です ( 制度開始時は 4 月か (16 月分 )8 月か (12 月分 ) 有利なほうで計算します ) 67
交通事故等の届出 交通事故や暴力等に伴う治療費は加害者が負担するのが原則です しかし 損害賠償上の都合等により 保険証を使用しての診療を希望される場合は 必ず速やかに届け出ください 治療費は後日 東京都後期高齢者医療広域連合が 加害者に請求します 68
保健事業 69
死因に占める生活習慣病の割合 ( 平成 17 年データ都内保健所提供資料 ) その他 34% 生活習慣病 66% がん 心疾患 脳血管疾患 糖尿病 高血圧性疾患 6 割以上が生活習慣病で亡くなっています 70
生活習慣病の現状 ( 全国 ) 出典 : 厚生労働省 71 33
新しい健康診査の考え方 74 歳まで 健康の維持と増進 医療費の抑制 そのためには 糖尿病等の生活習慣病 予備群を減らす 75 歳からも同様 健康の保持増進等を進めるため 健康診査を実施します 72
新しい健康診査制度 区市町村 独自部分 ( 上乗せ ) 基本 健康診査 健康診査 平成 20 年 3 月まで 平成 20 年 4 月から 上乗せ部分は自治体ごとに異なります 73
新しい健康診査の基本的な流れ 受診券の送付 健診 区市町村医師会 ( 主治医 ) 結果説明 情報提供 保健指導 自治体ごとに異なります 74
保険料 75
保険料は被保険者全員が納めます 病気やケガをしたときの医療費などにあてるため 医療費総額の一定割合を保険料として納めていただきます 保険料は 国や都 区市町村からの負担金や補助金および他の医療保険制度からの支援金などと合わせ 療養給付費支給のために重要な財源となります 76
保険料計算の仕組み 保険料は個人単位で計算され 個人が納付します 保険料は 均等割額と所得割額の合計です 均等割額は 誰でも同じ金額 ( 定額 )*1 です 所得割額は 被保険者個人の旧ただし書き所得の額を基に計算します 保険料 = 均等割額 + 所得割額 *1 原則は定額ですが 所得に応じて 7 割 2 割 5 割の軽減があります 77
保険料は均等割額と所得割額から構成 定額部分年額 37,800 円 ( 応益部分 ) 所得に応じて負担 ( 応能部分 ) + = 均等割額所得割額保険料 78
所得割額の計算法 ( 総所得金額等 -33 万円 ) 保険料率 6.56% 基礎控除 東京都の区域内では保険料率は原則同一 保険料率は 2 年ごとに見直し 賦課限度額は均等割額と合わせて 50 万円 79
保険料の軽減措置 低所得者の軽減措置 所得の低い方は 保険料の均等割額が 所得の水準にあわせて 7 割 5 割 2 割軽減されます 被扶養者の軽減措置 後期高齢者医療の被保険者となるまで 被用者保険の被扶養者で自分で保険料を払っていなかった方は 被保険者の資格を得た日の月から 2 年間 保険料の均等割額が 5 割軽減され 所得割額も賦課されません * 低所得者の軽減措置の 7 割 5 割の軽減に該当する方は そちらが優先されます 国の特別対策として 平成 20 年 4 月から 9 月までは保険料負担を凍結 平成 20 年 10 月から平成 21 年 4 月までは 9 割を軽減 80
被用者保険の被扶養者の保険料 特別対策 被用者保険 ( 健保 共済等 ) の被扶養者は現在保険料を負担していないことから半年間は保険料徴収を凍結することになりました ( 平成 20 年 4 月 ~9 月末 ) 均等割を 9 割軽減し 所得割はなし ( 平成 20 年 10 月 ~ 平成 21 年 3 月末 ) 1 年継続を審議中 均等割を 5 割軽減し 所得割はなし ( 平成 21 年 4 月 ~ 平成 22 年 3 月末 ) 81
料額低所得者の軽減措置 保険料の概要 保険料軽減措置のイメージ 数字は 夫婦 2 人世帯で夫のみ年金収入の額 今後の税制改正等により変動があり得ます 賦課限度額 50 万円 険153 万円応能分 所得割 2 割軽減保5 割軽減 7 割軽減応益分 均等割 168 万円 192.5 万円 238 万円 収入 82
自己負担保険料算定の構成 ( 東京都の場合 ) 保険料は患者の自己負担を除いた医療給付費の 1 割 若年者の保険料が支援金として 4 割 あとの 5 割は税金 保険料総額 (1 割 ) 国 都 区市町村の公費 ( 5 割 ) 若年層の支援金 ( 4 割 ) 均等割 + (1所 得 割 割)( 37 : 63 ) 83
保険料算定の構成例 ( 東京都の場合 ) お医者さんへ行き 1 万円の医療給付を受け 1 割の 1 千円を病院の窓口で支払ったとすると 保険料 900 円 国 都 区市町村の公費 4500 円 若年層の支援金 3600 円 自己負担 1000 円 340 円分が 均等割 へ + 570 円分が 所得割 へ ( 37 : 63 ) 84
意識意向調査の結果 2 保険料の考え方 保険料についての考え方 9.5% 7.1% 4.4% 保険料 (1 割負担 ) を上げるべき そのまま (1 割負担 ) で良い 11.2% 6.5% 61.2% 一部税金を投入し保険料 (1 割負担 ) を下げるべき 税金を投入し 後期高齢者は保険料を負担すべきではないわからない 無回答 出典 : 後期高齢者医療制度に関する意識意向調査報告書 ( 平成 19 年 11 月 ) 東京都後期高齢者医療広域連合 85
法令に基づき保険料で負担する経費 調整交付金交付額調整分約 239 億円 1 人あたり約 21,100 円 健康診査事業約 10 億円 1 人あたり約 900 円 葬祭事業約 34 億円 1 人あたり約 3,000 円 医療給付費約 948 億円 1 人あたり約 83,900 円 財政安定化基金約 8 億円 1 人あたり約 700 円 審査支払手数料約 35 億円 1 人あたり約 3,100 円 収納率上乗せ分約 26 億円 1 人あたり約 2,300 円 一人当たり平均保険料 均等割 42,300 円 国 保険料の算定基礎となる経費と保険料 東京都全体の医療費で試算 所得割 72,700 円 所得割率 :7.69 合計 115,000 円 均等割軽減等適用後 102,600 円 86
広域連合が決定した保険料で負担する経費 ( 当面の 2 年 ) 調整交付金交付額調整分約 227 億円 1 人あたり約 20,000 円 破線部分を区市町村の公費 ( 税金 ) で負担 健康診査事業約 10 億円 1 人あたり約 900 円 医療給付費約 927 億円 1 人あたり約 82,000 円 財政安定化基金 ( 公費負担 ) 葬祭事業 ( 区市町村が独自に実施 ) 収納率上乗せ分 ( 公費負担 ) 審査支払手数料 ( 公費負担 ) 一人当たり平均保険料 東京都広域連合 保険料の算定基礎の見直し 東京都全体の医療費で試算 均等割 37,800 円 所得割 65,100 円 所得割率 :6.56% 合計 102,900 円 均等割軽減等適用後 約 90,000 円 87
国のモデル保険料の算定例 1 厚生年金の平均的年金額 (208 万円 ) を受給している人 保険料 74,400 円 ( 月額 6,200 円 ) 2 基礎年金額 (79 万円 ) を受給している人 (7 割軽減 ) 保険料 11,100 円 ( 月額 930 円 ) 3 自営業者の子供 ( 平均年収 390 万円 ) と同居する人 ( 基礎年金のみ受給 ) 保険料 37,200 円 ( 月額 3,100 円 ) 4 被用者保険の被扶養者であった人 (20 年度に限る ) 保険料 1,800 円 東京都の保険料率は平成 19 年 11 月 広域連合議会で決定しました 88
低所得者に対する軽減割合の基準 保険料のうち均等割額を軽減します その軽減割合は 同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等を基に 以下の基準で判定します (1 公的年金控除 =120 万円 2 高齢者特別控除 =15 万円 3 基礎控除 =33 万円 ) 7 割軽減対象者 168 万円以下の収入 = 1+2+3 5 割軽減対象者 192.5 万円以下の収入 = 1+2+3+24.5 万円 世帯の被保険者数 ( 世帯主を除く ) 2 割軽減対象者 238 万円以下の収入 = 1+2+3+35 万円 世帯 の被保険者数 * 今後の税制改正等によって変動があり得ます 89
低所得者の軽減額 所得に応じて均等割 (37,800 円 ) を軽減 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減 7 割軽減 均等割額は11,340 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) 以下 5 割軽減 均等割額は18,900 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) + 24.5 万円 世帯に属する被保険者数 ( 被保険者である世帯主を除く ) 以下 2 割軽減 均等割額は30,240 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) + 35 万円 世帯に属する被保険者数以下 ( 公的年金収入の場合には 総所得金額等を出すときに15 万円が控除されます ) 90
低所得者へのさらなる軽減 ( 案 ) 東京都の広域連合と区市町村は協力して 独自に保険料の軽減対策を検討しています 厚生年金の平均的な収入 208 万円 ( 旧ただし書き所得 55 万円 ) 以下の方を対象に 所得割額を軽減する方向です 所得階層所得階層所得階層所得階層 15 万円までの方 20 万円までの方 40 万円までの方 55 万円までの方 所得割額を全額減額所得割額を75% 減額所得割額を半額減額所得割額を25% 減額 注意 : 議会の議決を経て 条例に基づき決定します 91
保険料の算定例 1 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫の 年金収入が 150 万円 妻の年金収入が 79 万円の場合 < 所得割額 > 夫の年金収入を所得にすると 30 万円なので所得割は課されない < 均等割額 > 軽減基準でみる夫の所得は 15 万円 妻の所得は 0 円となる 世帯での所得はあわせて 15 万円 よって夫の均等割は 7 割軽減の 11,340 円 妻も同じように 7 割軽減の 11,340 円 92
保険料の算定例 2 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫 ( 世帯主 ) の年金収入が 200 万円 妻の年金収入が 100 万円の場合 夫の年金収入を所得にすると 80 万円となり 均等割は軽減基準でみる所得が年金なので 65 万円 妻の所得は 0 円なので 世帯の所得は計 65 万円で 2 割軽減に該当する よって 夫の均等割は 30,240 円保険料額は 30,240+30,832 61,000 円妻は夫と同様 均等割が 2 割軽減となり 30,240 円 93
保険料の算定例 3 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫 ( 世帯主 ) の年金収入が 400 万円 不動産所得が 150 万円 妻の年金収入が 120 万円以下の場合 夫の年金収入を所得にすると 262.5 万円となり不動産所得 を加えて総所得は 412.5 万円 よって均等割は 37,800 円 所得割は (412.5 万円 -33 万円 ) 6.56%=248,952 円 保険料額は 37,800+248,952 286,700 円妻は夫と同様均等割の軽減は受けず 37,800 円 94
保険料額のお知らせ 20 年 4 月以降 被保険者の方に保険料の額をお知らせします ( お知らせの時期は お住まいの区市町村によって異なります ) 被保険者となった月から保険料がかかります 転入したときは 転入した月から 75 歳になったときは誕生日の月から保険料がかかります 95
保険料の納め方 保険料はお住まいの区市町村に納付します 特別徴収 普通徴収 介護保険料と合わせて 保険料が年金から天引きされる対象となります 特別徴収の対象にならない方は 直接区市町村に納付書で納めることになります 天引き後の年金 年金保険者 特別徴収 区市町村 普通徴収 96
公的年金からの天引き ( 特別徴収 ) 公的年金などの支給額が年額 18 万円以上の方は 2 カ月ごとに支払われる年金から 2 カ月分の保険料が天引きされます ただし 介護保険料と合わせた保険料額が 年金の 1/2 を超える場合には特別徴収されず 納付書による納付 ( 普通徴収 ) となります 97
納付書による納付 ( 普通徴収 ) 特別徴収の対象とならない方は 納付書で保険料を納めます お住まいの区市町村により 口座振替 銀行等金融機関窓口およびコンビニエンスストア等で保険料を納付することができます ( 口座振替のお申込の手続きは お住まいの区市町村にお問合せください ) コンビニエンスストアの利用は自治体によって異なります 98
保険料軽減のための所得申告 低所得による保険料の軽減を受けるためには 所得の申告が必要です 所得のない方も 1 月 1 日現在でお住まいの区市町村に 住民税の申告を必ずしてください 所得のない申告が必要な方の例 : 無収入の方 税の被扶養者の方 遺族 障害などの非課税年金の受給者の方 99
保険料の減免 申請が必要 風水害 火災などの理由で一定の基準に該当し かつ資産 能力などを活用しても生活が困難な場合などは申請により保険料が免除または減額されることがあります 100
保険料が払えないときはご相談ください 事情により保険料の納付が困難なときは お早めに区市町村の窓口にご相談ください 保険料を滞納し続けたり また納付相談などのない方には有効期限の短い 短期被保険者証を交付する場合があります 保険料の納付が可能であるにもかかわらず 1 年以上滞納している方には 審査会の判定を踏まえ 資格証明書を交付する場合があります 101
手続き 102
届出や申請手続 以下のとき お住まいの区市町村の窓口での手続きになります 65 歳以上で一定以上の障害認定がある場合 住所を異動した場合 世帯の変更があった場合 生活保護の開始 廃止した場合 被保険者証をなくしてしまった場合 死亡 103
老人保健の申請はお早めに!! 老人保健医療制度 は廃止され 後期高齢者医療制度 に移行します しかし 移行前に医療機関等で支払った患者負担で下記に該当する場合 引き続き申請をお受けし助成等を行います なお 2 年を経過すると 時効により支払えなくなる場合があるため 該当の方は早めの申請をお願いします 高額医療費 医療機関等の窓口で払った 1 ヵ月の一部負担金合計が 限度額を超えた場合の高額医療費支給 ( 該当の場合 4 月以降も区市町村からお知らせします ) 治療用補装具の助成 保険診療で医師の指示により治療用補装具を作った場合の一部負担金の支給 入院時食事代の差額の支給 限度額適用 標準負担額減額認定証 をお持ちの方が 医療機関にやむをえず提示出来なかった際の 食事代の差額支給 申請はお早めに!! 104
結 び 後期高齢者医療の財源は 後期高齢者 ( 被保険者 ) の保険料や自己負担のほか 国民健康保険や被用者保険などに加入する現役世代からの支援金と 国や都道府県 区市町村が負担する公費によって賄われます 医療費は 1 人ひとりの心がけで節約することができます 医療機関の上手な受診と毎日の健康づくりで後期高齢者医療制度をみんなで支えていきましょう 105
資料編 106
1 医療制度改革の概要 1. 安心 信頼の医療の確保と予防の重視 2. 医療費適正化の総合的な推進 3. 超高齢化社会を展望した 新たな医療保険制度体系の実現 1. 質の高い医療サービスの提供と医療供給体制の確立 へき地等や小児 産科など特定診療科の医師不足問題への対応 地域での医療連携体制の構築 患者に対する情報提供の推進 医療安全対策 医師等の医療従事者の資質の向上 在宅医療の充実 医療法人制度改革等 2. 治療重点の医療から 疾病予防を重視した保健医療体系へ転換を図る 生活習慣病対策についての保険者の役割の明確化 メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) に着目した健診 保健指導の重点化 効率化 1. 医療費適正化の推進 生活習慣病対策や長期入院の是正 国及び都道府県の 医療費適正化計画 の策定 ( 平成 20 年 4 月 ) 2. 公的保険給付の内容 範囲の見直し 高齢者の自己負担の見直し 70 歳以上の現役並み高齢者自己負担割合の見直し (2 割 3 割 ) 食費 居住費負担の見直し療養病床に入院する 70 歳以上の高齢者について 食費 居住費の負担見直しを図る 高額療養費の自己負担限度額の引き上げ自己負担限度額について 賞与を含む総報酬額に見合った水準となるよう見直す 現金給付の見直し 出産育児一時金の引き上げ 30 万円 35 万円 ( 特別区実施済み ) 一時金の代理受領方式 (18 年 10 月 ) 埋葬料の定額化 5 万円 ( 特別区 7 万円で実施済み ) レセプト IT 化の推進等平成 23 年度から全医療機関で実施 1. 新たな高齢者医療制度の創設 後期高齢者医療制度 (75 歳以上 ) 財源構成 : 公費 5 割 現役世代支援金 4 割高齢者保険料 1 割運営主体 : 保険料徴収は区市町村がおこない 都道府県単位で全市区町村が加入する広域連合で実施 財政リスクは国と都道府県が共同して責任を果たす 患者負担 :1 割 ( 現役並みの所得者 3 割 ) 後期高齢者の新たな診療報酬体系の構築 前期高齢者医療制度 (65 歳 ~74 歳 ) 従前の保険制度に加入 前期高齢者の偏在による保険者間の負担の不均衡を是正市区町村国保 84% 42% 患者負担 :70 歳未満 3 割 70 歳 ~74 歳 1 割 2 割 ( 現役並みの所得者 3 割 ) 国保退職者医療制度の廃止 乳幼児の自己負担軽減措置の拡大 2 割負担 :3 歳未満 義務教育就学前 2. 保険者の再編 統合 国民健康保険 : 共同事業化の継続 創設 政府管掌健康保険 : 全国単位の公法人化 健康保険組合 : 地域型健保組合の設立 107
国の検討経過 15.3.28 医療保険制度体系および診療報酬体系に関する基本方針を閣議決定 17.6.21 経済財政運営と構造改革に関する基本方針 ( いわゆる 骨太の方針 )2005 が閣議決定 超高齢社会における社会保障制度の持続可能性を確保する観点から 医療費適正化の実質的な成果を目指す政策目標 について 具体的措置の内容とあわせて平成 17 年度中に結論を得る その上で 平成 18 年度 医療制度改革を断行する とされた 108
国の検討経過 17.12.1 政府 与党医療改革協議会による 医療制度改革大綱 がとりまとめられた 18.2.10 第 164 回通常国会に 健康保険法等の一部を改正する法律案 および 良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案 が提出された 18.6.14 法案成立 109
前期高齢者の自己負担割合の凍結等 70 歳から 74 歳 ( 前期高齢者 ) の 1 割から 2 割への自己負担割合引上げを 1 年間凍結 ( 現役並み所得者は 3 割のままです ) 前期高齢者の国民健康保険料も平成 20 年度から年金からの天引きになります ( 特別徴収 ) 110
後期高齢者医療保険料の設定状況 (1)(12 月 3 日現在国調査 ) 広域連合 均一保険料 均等割額 ( 円 ) 所得割率 (%) 不均一保険料の設定 ( 注 1) 保険料の 1 人当たり平均額 ( 円 ) ( 注 2) 保険料額の例 ( 注 3) 単身世帯の基礎年金受給者 (79 万円 ) 平均的な厚生年金受給者 (201 万円 ) 北海道 43,143 9.63 有経過措置 (15 市町村 ) 73,876 12,900 80,700 青森 40,514 7.41 無 46,374 12,200 68,000 岩手 35,800 6.62 有経過措置 (1 村 ) 47,733 10,700 60,400 宮城 38,760 7.14 無 56,559 11,600 65,300 秋田 38,426 7.12 無 47,000 11,500 64,900 山形 37,300 6.85 無 49,000 11,200 62,700 福島 40,000 7.45 有経過措置 (4 町村 ) 56,200 12,000 67,800 茨城 37,462 7.60 無 59,851 11,200 66,400 栃木 37,800 7.14 有経過措置 (2 町 ) 58,800 11,300 64,500 群馬 39,600 7.36 有経過措置 (3 町村 ) 62,016 11,900 67,000 埼玉 42,530 7.96 有経過措置 (1 町 ) 84,020 12,800 72,200 千葉 37,400 7.12 有経過措置 (4 市町 ) 72,000 11,200 64,100 東京 37,800 6.56 有経過措置 (7 町村 ) 91,800 11,300 61,700 神奈川 39,860 7.45 無 92,750 12,000 67,600 新潟 35,300 7.15 無 53,304 10,600 62,600 富山 40,800 7.5 無 66,310 12,200 68,600 石川 45,480 8.33 有経過措置 (1 市 ) 71,724 13,600 76,400 福井 43,700 7.90 無 57,370 13,100 72,900 山梨 38,710 7.28 有経過措置 (1 村 ) 56,877 11,600 65,900 長野 35,787 6.53 有経過措置 (3 村 ) 55,052 10,700 60,000 岐阜 39,310 7.39 無 65,850 11,800 66,900 静岡 36,000 6.84 有経過措置 (2 町 ) 67,581 10,800 61,600 愛知 40,175 7.43 有経過措置 (5 市町村 ) 84,440 12,100 67,800 三重 36,758 6.79 有経過措置 (1 町 ) 55,882 11,000 62,000 滋賀 38,175 6.85 無 63,833 11,500 63,400 京都 45,250 8.32 有経過措置 (7 市町村 ) 82,500 13,600 76,100 大阪 47,415 8.68 無 88,066 14,200 79,600 兵庫 43,924 8.07 有経過措置 (1 市 ) 恒久措置 (4) 81,400 13,200 73,900 奈良 39,900 7.5 有経過措置 (4 村 ) 72,800 12,000 67,900 和歌山 43,375 7.92 有経過措置 (2 町 ) 61,623 13,000 72,700 111
後期高齢者医療保険料の設定状況 (2)(12 月 3 日現在国調査 ) 広域連合 均等割額 ( 円 ) 所得割率 (%) 単身世帯の基礎年金受給者 (79 万円 ) 平均的な厚生年金受給者 (201 万円 ) 鳥取 41,592 7.75 無 59,507 12,500 70,500 島根 39,670 7.35 無 53,346 11,900 67,000 岡山 43,500 7.89 有経過措置 (1 村 ) 67,152 13,100 72,700 広島 40,467 7.14 有経過措置 (1 町 ) 66,900 12,100 66,600 山口 47,272 8.71 無 75,796 14,200 79,600 徳島 40,774 7.43 無 56,381 12,200 68,300 香川 47,700 8.98 無 75,500 14,300 81,300 愛媛 41,659 7.85 無 60,690 12,500 71,000 高知 48,569 8.88 有経過措置 (8 町村 ) 63,367 14,600 81,500 福岡 50,935 9.24 無 83,740 15,300 85,100 佐賀 47,400 8.8 無 65,092 14,200 80,200 長崎 42,400 7.8 有経過措置 (3 市町 ) 58,638 12,700 71,400 熊本 46,700 8.62 有経過措置 (5 町村 ) 61,100 14,000 78,700 大分 47,100 8.78 有経過措置 (1 村 ) 60,509 14,100 79,800 宮崎 42,800 7.95 有経過措置 (2 村 ) 53,676 12,800 72,400 鹿児島 45,900 8.63 有経過措置 (8 市町村 ) 54,292 13,800 78,100 沖縄 48,440 8.80 有経過措置 (6 市町村 ) 61,805 14,500 81,000 ( 注 1) 均一保険料 不均一保険料の設定 ( 注 1) 保険料の 1 人当たり平均額 ( 円 )( 注 2) 保険料額の例 ( 注 3) 保険料の 1 人当たり平均額の全国平均を大まかに算定すると 年額 72,0 00 円 月額 6,00 0 円程度となる 不均一保険料の設定 のうち 経過措置 とあるのは 法施行後 6 年の範囲内で 1 人当たり老人医療給付費が広域連合内の 1 人当たり平均老人医療給付費に対して 20% 以上低く乖離している市町村について 広域連合条例に基づき 均一保険料よりも低い保険料率を設定する特例措置をいう 恒久措置 とあるのは 医療の確保が著しく困難である地域 ( 無医地区及びこれに準じる地区 ) について 広域連合条例に基づき 均一保険料率よりも低い保険料率を設定する特例措置をいう ( 注 2) 保険料の1 人当たり平均額 とあるのは 原則として均等割の軽減措置等を適用した具体的に賦課される保険料の1 人当たり平均額であり 現時点までに厚生労働省が聞き取り等により把握した数値を掲載している なお 与党が平成 19 年 10 月 30 日にとりまとめた追加的措置の影響額については含まれていないことなどから 実際はこの額より低くなると見込まれる また 被用者保険の被扶養者に係る軽減や不均一保険料を含めずに算定している広域連合もあり 単純な比較はできない ( 注 3) 各広域連合の均一保険料を適用して厚生労働省において算定したもの 単身世帯の基礎年金受給者は均等割額が7 割軽減となる 平均的な厚生年金受給者については 単身世帯又は妻が基礎年金受給者である夫婦世帯の夫の年金収入額が平均的な厚生年金額である場合について算定したもので 均等割額が2 割軽減となる 112
葬祭費の支給 区市町村で葬祭費を支給しています 対象被保険者の遺族又は 75 歳以上の住民の遺族 支給額 3 万円 ~7 万円 葬祭費の支給について 詳しくはお住まいの区市町村へお尋ねください 113
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