自己負担割合 医療機関等を利用したときは 医療費の一部を患者 ( 被保険者 ) 本人が負担します 負担割合は 所得に応じて 1 割又は 3 割です < 一般 > < 現役並み所得者 > 1 割又は 3 割 53

Similar documents
○国民健康保険税について


<4D F736F F F696E74202D C68DDF94ED8A518ED282C982C282A282C A5F8F4390B3292E E707074>

平成 30 年 4 月からの制度改正で 市区町村は都道府県と一緒に 国民健康保険を運営していきます Q なぜ制度改正をするの? 国保は会社勤めの方々が加入している保険と比べて 1 国保加入者の平均年齢が高い また 医療費も高額になりやすい 2 国保加入者は非正規労働者や定年退職者が多く 保険税の負担

後期高齢者医療制度後期高齢者医療制度 とは 高齢者の医療費が増大する中 現役世代と高齢者世代の負担を明確にし 公平でわかりやすい制度とするため 75 歳以上の高齢者を対象に その心身の特性や生活実態などをふまえて新たに創設された制度です < 平成 20 年 3 月まで > 老人保健制度 退職者医療

平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者

<81698AAE90AC94C5816A B8BE682CC8CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A79378>

国 都道府県による財政リスクの軽減 運営については 保険料徴収は市町村が行い 財政運営は都道府県単位で全市町村が加入する広域連合が行う 広域連合の財政リスクの軽減については 国 都道府県が共同して責任を果たす仕組みとする 2 年単位の財政運営 負担 負担 高額医療費に係る公費負担 給付増リスク 後期

しぶや高齢者のしおり

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

1. 制度趣旨関連 問 1 なぜ 制度の見直しが必要なのですか? 国保制度は 年齢構成が高く医療費水準が高い 所得水準が低く保険料負担が重い 小規模な運営主体 ( 市町村 ) が多く財政が不安定になりやすい などといった構造的な課題を抱えています また 市町村ごとに運営されているため 被保険者の医療

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

後期高齢者医療制度のしくみ 後期高齢者医療制度で受けられる給付 後期高齢者医療制度は 都道府県ごとに設置されている後期高齢者医療広域 連合 広域連合 と市町村が協力して運営しています 被保険者 対象となる人 75歳以上の人 一定の障がいのあ る65歳以上75歳 未満の人で 申請 により広域連合の 認

PowerPoint プレゼンテーション

はじめに 日本の医療保険制度は 一人ひとりが何らかの公的医療保険に 加入し 互いの医療費を支えあう 国民皆保険 という考え方に基 づいています 患者さんが医療機関で支払う医療費の自己負担額はかかった医療費の一部で 残りは保険から支払われています しかし病気によっては 保険からの支払いがあったとしても

後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

制度 後期高齢者医療制度とは 3 資格 被保険者 4 被保険者証 保険証 5 保険料の算定 6 保険料の納付方法 7 保険料の軽減と納付相談 8 お医者さんにかかるときの自己負担割合 10 療養費 12 接骨院 整骨院 柔道整復 のかかり方 13 訪問看護療養費 移送費 13 高額療養費 14 特定

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

< E9197BF88EA8EAE817995F18D D9195DB8E5A92E895FB8EAE8CA992BC82B5816A817A2E786264>

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

参考資料

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

 

P1の裏

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

医療保険制度の保険料はどうやって決まるの?

都道府県別私立高校生への授業料等支援制度

はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

東京いきいき_Vol24_P1_8_04

153054_FP知識医介_-D-_[本文].indb

被保険者 制度の対象者 兵庫県内にお住まいの いつから 75歳の 誕生日当日 75歳以上の方 65歳以上75歳未満の一定の 障害がある方で 申請により 広域連合の認定を受けた方 申請の撤回は将来に向かって可能 広域連合の 認定を受けた日 制度加入前日に会社の健康保険などに加入していた方は それまで加

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

[高額療養費制度について] 医療費による経済的な負担を軽くするための高額療養費制度という制度があります 医療費が高額になりそうな時には あらかじめ限度額適用認定証などの所得の 認定証 の交付を受けて医療機関の窓口で提示することで 入院 外来診療ともに窓 口での支払いを自己負担限度額までにとどめること

国民健康保険で受けられる給付 保険の給付 1 3 区分 療養の給付 2 3 負担割合 1 2 療養費として払い戻されるもの 高額療養費の支給 高額療養費の自己負担限度額 70 歳未満の方 区分 所得要件 自己負担限度額 ( 月額 )

スライド 1

国民健康保険加入者の皆さんへ 皆さんの保険税は国保をささえる大切な財源です 平成 30 年度 国民健康保険 ( 国保 ) は 病気やけがに備えて加入者の皆さんが 国民健康保険税 ( 国保税 ) を納め 医療費の支払いにあてる保険制度です 医療費の支払いは 病院などで支払う一部負担金のほか 国などから

1 1 A % % 税負 300 担額

<4D F736F F F696E74202D F8E9197BF D828A7A97C3977B94EF82CC8CA992BC82B582C982C282A282C42E >

( ア ) 窓口での一部負担金 ( 自己負担割合 ) 医療機関にかかったときに病院などの窓口で支払う額の負担割合です 毎年 8 月に同じ世帯内の全被保険者の前年の所得に対する 住民税の課税標準額 に応じて この負担割合を見直します 一般のかた 現役並み所得者 ( 課税標準額が 145 万円以上あるか

自分にあった健康保険を見つけよう! それぞれの健康保険の特徴を踏まえ 自分にあった健康保険を選ぶようにしましょう! 今までの収入 扶養家族の有無によって どの健康保険に加入するとメリットがあるか 参考にしてください 健康保険の被保険者資格を喪失 再就職しない 再就職する 就職先の健康保険に加入できな

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 健康保険限度額適用認定証 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 氏名 生 住所 発効 有効期限 適用区分 保 険 者 健 康 保 険 証 に記載されています に交付申請し 事前に 認 定 証 1 を

<4D F736F F D F955C8E CC093788A7A934B F A7A8CB88A7A944692E88FD8816A>

スライド 1

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後

PowerPoint プレゼンテーション

後期高齢者医療制度とは 制度 後期高齢者医療制度とは 3 資格 被保険者 4 被保険者証 保険証 5 保険料の算定 6 保険料の納付方法 7 保険料の軽減と納付相談 8 お医者さんにかかるときの自己負担割合 10 療養費 12 訪問看護療養費 移送費 13 高額療養費 14 特定疾病 17 高額介護

Microsoft Word - H27年度概況.doc

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

スライド 1

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

負担分)の請求医療費(広域連合療費(広域連合保険料を納付後期高齢者医療制度のしおり後期高齢者医療制度は県内に住む75 歳以上の人と 一定の障害があると認定された65 歳以上の人が加入する医療制度です 県内すべての市町が加入する広域連合が主体となり 市町と協力しながら制度の運営を行います 被保険者 加

PowerPoint プレゼンテーション

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

「公的年金からの特別徴収《Q&A

2 3

<8E9197BF325F90E096BE97708E9197BF2E786C7378>

保険年金管理課資料編

4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

日本医師会「2008年度緊急レセプト調査(4~6月分)」結果報告(2008年8月6日)

スライド 1

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

目 次 はじめに 抗がん剤治療は 患者さんの身体的 精神的な負担に加えて 医療費も大きな負担の一つとなっているのではないでしょうか 1. 制度とは 2. 制度を利用するには 1 限度額適用認定証を提示すると 窓口での支払いが自己負担限度額までとなります 2 の払い戻し 参考自己負担限度額を計算してみ

高額療養費制度を利用される皆さまへ

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 高額な医療費による負担を軽くするため 医療機関や薬局の窓口でご自 身が支払う医療費が定められた上限額 を超えた場合 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 健康保険限度額適用認定証 被 その超えた分の

もくじ 1 被保険者になる方 2 2 後期高齢者医療制度のしくみ 3 3 障がいの認定を受けるためには? (65 歳以上 74 歳以下の方 ) 5 4 被保険者証 6 5 保険料 7 6 お医者さんにかかるときは? 15 7 入院したときは? 16 8 医療費が高額になったときは? 18 9 介護保


高額療養費制度を利用される皆さまへ

国民健康保険に加入されている皆さまへ これまで 国民健康保険の財政運営や 被保険者資格の管理などは市区町村単位で行っていましたが 平成 30 年度から都道府県単位に変更します この変更で 同一県内で他の市区町村に引っ越した場合でも 引っ越し前と同じ世帯であることが認められれば 高額療養費の該当回数の

都道府県ごとの健康保険料率 ( 平成 30 年 ) 基本保険料率 / 特定保険料率の合算料率 都道府県 料率 都道府県 料率 都道府県 料率 都道府県 料率 北海道 東京 滋賀 香川 青森 神奈川 京都

81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

健康保険とは?[ 健康保険組合 ] 健康保険に加入する人は?[ 被保険者 / 被扶養者 ] 保険証が交付されます [ 保険証 ] 保険料を納めます [ 標準報酬月額 / 保険料率 ] いろいろな保険給付 [ 保険給付 ] 病気やけがをしたとき [ 療養の給付 / 入院時食事療養費 ] 医療費が高額に

»°ËÞ½ŸA“⁄†QŸA“⁄Æ�°½No9

当該年度の四月一日から同年度の十二月三十一日までの当該会員市町村の前期高齢被保険者に係る拠出対象額 当該年度の当該会員市町村の前期高齢被保険者に係るアに掲げる額並びに後期高齢者支援金及び病床転換支援金の納付に要した費用の額との合計額の十二分の九 Ⅱ 当該年度の前年度の前期高 齢者交付金の額 ( 三ヶ

はじめに 私たちの暮らしの中で 病気やケガなどによって不意な出費が必要になるときがあります 特に がんに罹ると治療のために 長期にわたって高額な医療費を支払うケースが少なくありません そのため 患者さんやご家族の方は 身体的 精神的負担だけでなく 経済的にも悩んでしまうことがあると思います このよう

知っておきましょう!窓口負担の豆知識

入院したときの食事代 療養病床に入院したときの負担額 入院したときの食事代は 決められた標準負担額を自己 負担します 入院時食事代の標準負担額 現役並み所得者 260円 一 260円 般 90日までの入院 210円 過去12か月で90日を超える入院 160円 負傷原因 いつ どこで 何をして どんな

indd

2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

平成28年版高齢社会白書(概要版)

<4D F736F F D2096BE8DD78F9182CC8B4C8DDA82C982C282A282C E646F63>

別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

<4D F736F F D CA A944E8BE082A982E782CC95DB8CAF97BF8E7895A582A282C98AD682B782E B78EF588E397C3816A2E646F63>

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

_念)健康保険_本.indd

平成 3 年度の変更点について 後期高齢者医療制度のしくみ 対象となる方 ( 被保険者 ) 被保険者証 ( 保険証 ) お医者さんにかかるとき こんなときは市町村へ届出を 保険料 所得区分 医療費が高額になったとき 入院したときの食事代 医療保険と介護保険の自己負担額の合計が高額になったとき あとか

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

高額療養費制度を利用される皆さまへ

Transcription:

自己負担 52

自己負担割合 医療機関等を利用したときは 医療費の一部を患者 ( 被保険者 ) 本人が負担します 負担割合は 所得に応じて 1 割又は 3 割です < 一般 > < 現役並み所得者 > 1 割又は 3 割 53

窓口での自己負担は変わりません ( 判定 ) 所得に応じて 自己負担割合や限度額が異なります 毎年 8 月 1 日に前年度の収入や所得に応じて 負担割合を判定します 所得区分 現役並み所得者 自己負担 3 割 負担割合の判定基準 同一世帯で住民税の課税所得 145 万円以上の所得がある方で 世帯収入が 後期高齢者単身世帯の場合は 収入 383 万円以上 後期高齢者複数世帯の場合は 収入 520 万円以上 一 般 1 割 本人もしくは 同一世帯で後期高齢者保険証をお持ちの方が課税所得が 145 万円未満で課税世帯の場合 低所得区分 Ⅱ 低所得区分 Ⅰ 1 割 1 割 同一世帯の全員が住民税非課税の場合 同一世帯の全員が住民税非課税で 全員の各所得が 0 円の場合 ( 年金の収入は 80 万円として計算する ) 54

自己負担の限度額 ( 高額療養費 ) 1 ヶ月分の医療費が高額になったときは 自己負担限度額を超えた分 ( 高額療養費 ) が申請により払い戻されます 自己負担限度額 現役並み所得者 一般 外来 ( 個人単位 ) 44,400 円 12,000 円 医療費の場合 ( 月額 ) 外来 + 入院 ( 世帯単位 ) 80,100 円 +( 医療費総額 -267,000 円 ) 1% (44,400 円 ) 44,400 円 低所得者 Ⅱ Ⅰ 8,000 円 24,600 円 15,000 円 ( ) 内は 過去 12 か月以内で高額療養費に 4 回以上該当したときの 4 回目以降の額です 55

自己負担の限度額 ( 入院 ) 入院したときは 食事代または食費と居住費の一部を患者 ( 被保険者 ) 本人が負担します 自己負担額 一般 ( 低所得 Ⅰ Ⅱ 以外の方 ) 一般病床 食事代 (1 食あたり ) 260 円 食費 3 (1 食あたり ) 療養病床 460 円 居住費 (1 日あたり ) 1 低所得 Ⅱ 90 日以内の入院 ( 過去 12 か月の入院日数 ) 90 日を超える入院 ( 過去 12 か月の入院日数 ) 210 円 160 円 210 円 320 円 2 低所得 Ⅰ 老齢福祉年金受給者 100 円 130 円 100 円 1 低所得 Ⅱ 世帯全員が住民税非課税である方 2 低所得 Ⅰ 世帯全員が住民税非課税であって 世帯の所得が一定基準以下の方 3 入院時生活療養 (Ⅱ) を算定する医療機関の場合 一般の方の食費は 420 円 0 円 56

判定する世帯の考え方が変わります 老人保健制度 同じ世帯の 70 歳以上の全員の所得や収入により判定していました 後期高齢者医療制度 後期高齢者医療被保険者のみの所得および収入により判定します 70 歳国保 75 歳老人保健 70 歳国保 75 歳後期高齢 57

8 月に負担割合を判定するときに 3 割になる方の所得および収入の 基準限度額はこれまでと変わりません 住民税課税所得 145 万円以上の方と その同一世帯で後期高齢者医療制度に加入している方です 収入で言えば 単身世帯 = 年収 383 万円以上 夫婦 2 人世帯 = 年収 520 万円以上の方は 3 割負担となります 58

8 月に負担割合を判定するときに 負担割合の判定に経過措置があります 後期高齢者医療制度の創設により 3 割負担 ( 現役並み所得者 ) の判定基準について 後期高齢者医療保険被保険者のみ所得および収入を基に判定することに伴い 新たに 3 割負担になる方は 自己負担限度額を 一般なみに据え置きます 20 年 8 月から 22 年 7 月まで 59

Q.8 月の負担割合を判定するときに 経過措置で自己負担限度額を一般並み に据え置くとは?( 外来の場合 ) A. 医療機関の窓口では 3 割を負担しますが 1 か月 外来で 医療機関にかかった費用が 1 万 2 千円を超えた方は あとで広域連合から 高額療養費としてお返しします 3 割負担の方は通常 44,400 円を超えないとお返しできません 60

Q.8 月の負担割合を判定するときに 経過措置で 自己負担限度額が一般並み に据え置くとは?( 入院の場合 ) A. 入院時の医療機関への支払 ( 保険診療分のみ ) は 1 割負担の人と同じように 自己負担限度額は 1 か月 44,400 円となります 61

医療給付 62

医療費の給付について これまで同様 保険医療機関にかかったときは 自己負担額 (1 割または 3 割 ) を支払います 療養費についても保険適用 または申請により 費用の一部の払い戻しが受けられます 療養費とは 医師が必要と認めるはり あんま等の施術を受けたとき 骨折や捻挫等で柔道整復師の施術を受けたとき 医師の指示により補装具をつくったとき 等 63

給付サービスの内容 (1) 病気やけがの治療を受けたとき ( 療養の給付 ) 入院したときの食事代 ( 入院時食事療養費の支給 ) 療養病床に入院したときの食費 居住費 ( 入院時生活療養費の支給 ) 64

給付サービスの内容 (2) 1 か月に支払った自己負担額が高額になったとき ( 高額療養費の支給 ) 訪問看護サービスを受けたとき ( 訪問看護療養費の支給 ) やむをえず全額自己負担したとき ( 療養費の支給 ) 65

給付サービスの内容 (3) 緊急の入院や転院で移送が必要になったとき ( 移送費の支給 ) 差額を負担して医療費を受けたとき ( 保険外併用療養費の支給 ) 66

新しい給付サービス 平成 21 年 8 月から 高額介護合算療養費の給付が始まります 医療費と介護保険の自己負担額が所得などに応じた基準を超えると支給されます 合算期間は 8 月から翌年 7 月までの 12 ヶ月間分です ( 制度開始時は 4 月か (16 月分 )8 月か (12 月分 ) 有利なほうで計算します ) 67

交通事故等の届出 交通事故や暴力等に伴う治療費は加害者が負担するのが原則です しかし 損害賠償上の都合等により 保険証を使用しての診療を希望される場合は 必ず速やかに届け出ください 治療費は後日 東京都後期高齢者医療広域連合が 加害者に請求します 68

保健事業 69

死因に占める生活習慣病の割合 ( 平成 17 年データ都内保健所提供資料 ) その他 34% 生活習慣病 66% がん 心疾患 脳血管疾患 糖尿病 高血圧性疾患 6 割以上が生活習慣病で亡くなっています 70

生活習慣病の現状 ( 全国 ) 出典 : 厚生労働省 71 33

新しい健康診査の考え方 74 歳まで 健康の維持と増進 医療費の抑制 そのためには 糖尿病等の生活習慣病 予備群を減らす 75 歳からも同様 健康の保持増進等を進めるため 健康診査を実施します 72

新しい健康診査制度 区市町村 独自部分 ( 上乗せ ) 基本 健康診査 健康診査 平成 20 年 3 月まで 平成 20 年 4 月から 上乗せ部分は自治体ごとに異なります 73

新しい健康診査の基本的な流れ 受診券の送付 健診 区市町村医師会 ( 主治医 ) 結果説明 情報提供 保健指導 自治体ごとに異なります 74

保険料 75

保険料は被保険者全員が納めます 病気やケガをしたときの医療費などにあてるため 医療費総額の一定割合を保険料として納めていただきます 保険料は 国や都 区市町村からの負担金や補助金および他の医療保険制度からの支援金などと合わせ 療養給付費支給のために重要な財源となります 76

保険料計算の仕組み 保険料は個人単位で計算され 個人が納付します 保険料は 均等割額と所得割額の合計です 均等割額は 誰でも同じ金額 ( 定額 )*1 です 所得割額は 被保険者個人の旧ただし書き所得の額を基に計算します 保険料 = 均等割額 + 所得割額 *1 原則は定額ですが 所得に応じて 7 割 2 割 5 割の軽減があります 77

保険料は均等割額と所得割額から構成 定額部分年額 37,800 円 ( 応益部分 ) 所得に応じて負担 ( 応能部分 ) + = 均等割額所得割額保険料 78

所得割額の計算法 ( 総所得金額等 -33 万円 ) 保険料率 6.56% 基礎控除 東京都の区域内では保険料率は原則同一 保険料率は 2 年ごとに見直し 賦課限度額は均等割額と合わせて 50 万円 79

保険料の軽減措置 低所得者の軽減措置 所得の低い方は 保険料の均等割額が 所得の水準にあわせて 7 割 5 割 2 割軽減されます 被扶養者の軽減措置 後期高齢者医療の被保険者となるまで 被用者保険の被扶養者で自分で保険料を払っていなかった方は 被保険者の資格を得た日の月から 2 年間 保険料の均等割額が 5 割軽減され 所得割額も賦課されません * 低所得者の軽減措置の 7 割 5 割の軽減に該当する方は そちらが優先されます 国の特別対策として 平成 20 年 4 月から 9 月までは保険料負担を凍結 平成 20 年 10 月から平成 21 年 4 月までは 9 割を軽減 80

被用者保険の被扶養者の保険料 特別対策 被用者保険 ( 健保 共済等 ) の被扶養者は現在保険料を負担していないことから半年間は保険料徴収を凍結することになりました ( 平成 20 年 4 月 ~9 月末 ) 均等割を 9 割軽減し 所得割はなし ( 平成 20 年 10 月 ~ 平成 21 年 3 月末 ) 1 年継続を審議中 均等割を 5 割軽減し 所得割はなし ( 平成 21 年 4 月 ~ 平成 22 年 3 月末 ) 81

料額低所得者の軽減措置 保険料の概要 保険料軽減措置のイメージ 数字は 夫婦 2 人世帯で夫のみ年金収入の額 今後の税制改正等により変動があり得ます 賦課限度額 50 万円 険153 万円応能分 所得割 2 割軽減保5 割軽減 7 割軽減応益分 均等割 168 万円 192.5 万円 238 万円 収入 82

自己負担保険料算定の構成 ( 東京都の場合 ) 保険料は患者の自己負担を除いた医療給付費の 1 割 若年者の保険料が支援金として 4 割 あとの 5 割は税金 保険料総額 (1 割 ) 国 都 区市町村の公費 ( 5 割 ) 若年層の支援金 ( 4 割 ) 均等割 + (1所 得 割 割)( 37 : 63 ) 83

保険料算定の構成例 ( 東京都の場合 ) お医者さんへ行き 1 万円の医療給付を受け 1 割の 1 千円を病院の窓口で支払ったとすると 保険料 900 円 国 都 区市町村の公費 4500 円 若年層の支援金 3600 円 自己負担 1000 円 340 円分が 均等割 へ + 570 円分が 所得割 へ ( 37 : 63 ) 84

意識意向調査の結果 2 保険料の考え方 保険料についての考え方 9.5% 7.1% 4.4% 保険料 (1 割負担 ) を上げるべき そのまま (1 割負担 ) で良い 11.2% 6.5% 61.2% 一部税金を投入し保険料 (1 割負担 ) を下げるべき 税金を投入し 後期高齢者は保険料を負担すべきではないわからない 無回答 出典 : 後期高齢者医療制度に関する意識意向調査報告書 ( 平成 19 年 11 月 ) 東京都後期高齢者医療広域連合 85

法令に基づき保険料で負担する経費 調整交付金交付額調整分約 239 億円 1 人あたり約 21,100 円 健康診査事業約 10 億円 1 人あたり約 900 円 葬祭事業約 34 億円 1 人あたり約 3,000 円 医療給付費約 948 億円 1 人あたり約 83,900 円 財政安定化基金約 8 億円 1 人あたり約 700 円 審査支払手数料約 35 億円 1 人あたり約 3,100 円 収納率上乗せ分約 26 億円 1 人あたり約 2,300 円 一人当たり平均保険料 均等割 42,300 円 国 保険料の算定基礎となる経費と保険料 東京都全体の医療費で試算 所得割 72,700 円 所得割率 :7.69 合計 115,000 円 均等割軽減等適用後 102,600 円 86

広域連合が決定した保険料で負担する経費 ( 当面の 2 年 ) 調整交付金交付額調整分約 227 億円 1 人あたり約 20,000 円 破線部分を区市町村の公費 ( 税金 ) で負担 健康診査事業約 10 億円 1 人あたり約 900 円 医療給付費約 927 億円 1 人あたり約 82,000 円 財政安定化基金 ( 公費負担 ) 葬祭事業 ( 区市町村が独自に実施 ) 収納率上乗せ分 ( 公費負担 ) 審査支払手数料 ( 公費負担 ) 一人当たり平均保険料 東京都広域連合 保険料の算定基礎の見直し 東京都全体の医療費で試算 均等割 37,800 円 所得割 65,100 円 所得割率 :6.56% 合計 102,900 円 均等割軽減等適用後 約 90,000 円 87

国のモデル保険料の算定例 1 厚生年金の平均的年金額 (208 万円 ) を受給している人 保険料 74,400 円 ( 月額 6,200 円 ) 2 基礎年金額 (79 万円 ) を受給している人 (7 割軽減 ) 保険料 11,100 円 ( 月額 930 円 ) 3 自営業者の子供 ( 平均年収 390 万円 ) と同居する人 ( 基礎年金のみ受給 ) 保険料 37,200 円 ( 月額 3,100 円 ) 4 被用者保険の被扶養者であった人 (20 年度に限る ) 保険料 1,800 円 東京都の保険料率は平成 19 年 11 月 広域連合議会で決定しました 88

低所得者に対する軽減割合の基準 保険料のうち均等割額を軽減します その軽減割合は 同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等を基に 以下の基準で判定します (1 公的年金控除 =120 万円 2 高齢者特別控除 =15 万円 3 基礎控除 =33 万円 ) 7 割軽減対象者 168 万円以下の収入 = 1+2+3 5 割軽減対象者 192.5 万円以下の収入 = 1+2+3+24.5 万円 世帯の被保険者数 ( 世帯主を除く ) 2 割軽減対象者 238 万円以下の収入 = 1+2+3+35 万円 世帯 の被保険者数 * 今後の税制改正等によって変動があり得ます 89

低所得者の軽減額 所得に応じて均等割 (37,800 円 ) を軽減 7 割軽減 5 割軽減 2 割軽減 7 割軽減 均等割額は11,340 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) 以下 5 割軽減 均等割額は18,900 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) + 24.5 万円 世帯に属する被保険者数 ( 被保険者である世帯主を除く ) 以下 2 割軽減 均等割額は30,240 円同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等の合計が基礎控除額 (33 万円 ) + 35 万円 世帯に属する被保険者数以下 ( 公的年金収入の場合には 総所得金額等を出すときに15 万円が控除されます ) 90

低所得者へのさらなる軽減 ( 案 ) 東京都の広域連合と区市町村は協力して 独自に保険料の軽減対策を検討しています 厚生年金の平均的な収入 208 万円 ( 旧ただし書き所得 55 万円 ) 以下の方を対象に 所得割額を軽減する方向です 所得階層所得階層所得階層所得階層 15 万円までの方 20 万円までの方 40 万円までの方 55 万円までの方 所得割額を全額減額所得割額を75% 減額所得割額を半額減額所得割額を25% 減額 注意 : 議会の議決を経て 条例に基づき決定します 91

保険料の算定例 1 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫の 年金収入が 150 万円 妻の年金収入が 79 万円の場合 < 所得割額 > 夫の年金収入を所得にすると 30 万円なので所得割は課されない < 均等割額 > 軽減基準でみる夫の所得は 15 万円 妻の所得は 0 円となる 世帯での所得はあわせて 15 万円 よって夫の均等割は 7 割軽減の 11,340 円 妻も同じように 7 割軽減の 11,340 円 92

保険料の算定例 2 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫 ( 世帯主 ) の年金収入が 200 万円 妻の年金収入が 100 万円の場合 夫の年金収入を所得にすると 80 万円となり 均等割は軽減基準でみる所得が年金なので 65 万円 妻の所得は 0 円なので 世帯の所得は計 65 万円で 2 割軽減に該当する よって 夫の均等割は 30,240 円保険料額は 30,240+30,832 61,000 円妻は夫と同様 均等割が 2 割軽減となり 30,240 円 93

保険料の算定例 3 二人世帯で夫 妻ともに 75 歳以上 夫 ( 世帯主 ) の年金収入が 400 万円 不動産所得が 150 万円 妻の年金収入が 120 万円以下の場合 夫の年金収入を所得にすると 262.5 万円となり不動産所得 を加えて総所得は 412.5 万円 よって均等割は 37,800 円 所得割は (412.5 万円 -33 万円 ) 6.56%=248,952 円 保険料額は 37,800+248,952 286,700 円妻は夫と同様均等割の軽減は受けず 37,800 円 94

保険料額のお知らせ 20 年 4 月以降 被保険者の方に保険料の額をお知らせします ( お知らせの時期は お住まいの区市町村によって異なります ) 被保険者となった月から保険料がかかります 転入したときは 転入した月から 75 歳になったときは誕生日の月から保険料がかかります 95

保険料の納め方 保険料はお住まいの区市町村に納付します 特別徴収 普通徴収 介護保険料と合わせて 保険料が年金から天引きされる対象となります 特別徴収の対象にならない方は 直接区市町村に納付書で納めることになります 天引き後の年金 年金保険者 特別徴収 区市町村 普通徴収 96

公的年金からの天引き ( 特別徴収 ) 公的年金などの支給額が年額 18 万円以上の方は 2 カ月ごとに支払われる年金から 2 カ月分の保険料が天引きされます ただし 介護保険料と合わせた保険料額が 年金の 1/2 を超える場合には特別徴収されず 納付書による納付 ( 普通徴収 ) となります 97

納付書による納付 ( 普通徴収 ) 特別徴収の対象とならない方は 納付書で保険料を納めます お住まいの区市町村により 口座振替 銀行等金融機関窓口およびコンビニエンスストア等で保険料を納付することができます ( 口座振替のお申込の手続きは お住まいの区市町村にお問合せください ) コンビニエンスストアの利用は自治体によって異なります 98

保険料軽減のための所得申告 低所得による保険料の軽減を受けるためには 所得の申告が必要です 所得のない方も 1 月 1 日現在でお住まいの区市町村に 住民税の申告を必ずしてください 所得のない申告が必要な方の例 : 無収入の方 税の被扶養者の方 遺族 障害などの非課税年金の受給者の方 99

保険料の減免 申請が必要 風水害 火災などの理由で一定の基準に該当し かつ資産 能力などを活用しても生活が困難な場合などは申請により保険料が免除または減額されることがあります 100

保険料が払えないときはご相談ください 事情により保険料の納付が困難なときは お早めに区市町村の窓口にご相談ください 保険料を滞納し続けたり また納付相談などのない方には有効期限の短い 短期被保険者証を交付する場合があります 保険料の納付が可能であるにもかかわらず 1 年以上滞納している方には 審査会の判定を踏まえ 資格証明書を交付する場合があります 101

手続き 102

届出や申請手続 以下のとき お住まいの区市町村の窓口での手続きになります 65 歳以上で一定以上の障害認定がある場合 住所を異動した場合 世帯の変更があった場合 生活保護の開始 廃止した場合 被保険者証をなくしてしまった場合 死亡 103

老人保健の申請はお早めに!! 老人保健医療制度 は廃止され 後期高齢者医療制度 に移行します しかし 移行前に医療機関等で支払った患者負担で下記に該当する場合 引き続き申請をお受けし助成等を行います なお 2 年を経過すると 時効により支払えなくなる場合があるため 該当の方は早めの申請をお願いします 高額医療費 医療機関等の窓口で払った 1 ヵ月の一部負担金合計が 限度額を超えた場合の高額医療費支給 ( 該当の場合 4 月以降も区市町村からお知らせします ) 治療用補装具の助成 保険診療で医師の指示により治療用補装具を作った場合の一部負担金の支給 入院時食事代の差額の支給 限度額適用 標準負担額減額認定証 をお持ちの方が 医療機関にやむをえず提示出来なかった際の 食事代の差額支給 申請はお早めに!! 104

結 び 後期高齢者医療の財源は 後期高齢者 ( 被保険者 ) の保険料や自己負担のほか 国民健康保険や被用者保険などに加入する現役世代からの支援金と 国や都道府県 区市町村が負担する公費によって賄われます 医療費は 1 人ひとりの心がけで節約することができます 医療機関の上手な受診と毎日の健康づくりで後期高齢者医療制度をみんなで支えていきましょう 105

資料編 106

1 医療制度改革の概要 1. 安心 信頼の医療の確保と予防の重視 2. 医療費適正化の総合的な推進 3. 超高齢化社会を展望した 新たな医療保険制度体系の実現 1. 質の高い医療サービスの提供と医療供給体制の確立 へき地等や小児 産科など特定診療科の医師不足問題への対応 地域での医療連携体制の構築 患者に対する情報提供の推進 医療安全対策 医師等の医療従事者の資質の向上 在宅医療の充実 医療法人制度改革等 2. 治療重点の医療から 疾病予防を重視した保健医療体系へ転換を図る 生活習慣病対策についての保険者の役割の明確化 メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) に着目した健診 保健指導の重点化 効率化 1. 医療費適正化の推進 生活習慣病対策や長期入院の是正 国及び都道府県の 医療費適正化計画 の策定 ( 平成 20 年 4 月 ) 2. 公的保険給付の内容 範囲の見直し 高齢者の自己負担の見直し 70 歳以上の現役並み高齢者自己負担割合の見直し (2 割 3 割 ) 食費 居住費負担の見直し療養病床に入院する 70 歳以上の高齢者について 食費 居住費の負担見直しを図る 高額療養費の自己負担限度額の引き上げ自己負担限度額について 賞与を含む総報酬額に見合った水準となるよう見直す 現金給付の見直し 出産育児一時金の引き上げ 30 万円 35 万円 ( 特別区実施済み ) 一時金の代理受領方式 (18 年 10 月 ) 埋葬料の定額化 5 万円 ( 特別区 7 万円で実施済み ) レセプト IT 化の推進等平成 23 年度から全医療機関で実施 1. 新たな高齢者医療制度の創設 後期高齢者医療制度 (75 歳以上 ) 財源構成 : 公費 5 割 現役世代支援金 4 割高齢者保険料 1 割運営主体 : 保険料徴収は区市町村がおこない 都道府県単位で全市区町村が加入する広域連合で実施 財政リスクは国と都道府県が共同して責任を果たす 患者負担 :1 割 ( 現役並みの所得者 3 割 ) 後期高齢者の新たな診療報酬体系の構築 前期高齢者医療制度 (65 歳 ~74 歳 ) 従前の保険制度に加入 前期高齢者の偏在による保険者間の負担の不均衡を是正市区町村国保 84% 42% 患者負担 :70 歳未満 3 割 70 歳 ~74 歳 1 割 2 割 ( 現役並みの所得者 3 割 ) 国保退職者医療制度の廃止 乳幼児の自己負担軽減措置の拡大 2 割負担 :3 歳未満 義務教育就学前 2. 保険者の再編 統合 国民健康保険 : 共同事業化の継続 創設 政府管掌健康保険 : 全国単位の公法人化 健康保険組合 : 地域型健保組合の設立 107

国の検討経過 15.3.28 医療保険制度体系および診療報酬体系に関する基本方針を閣議決定 17.6.21 経済財政運営と構造改革に関する基本方針 ( いわゆる 骨太の方針 )2005 が閣議決定 超高齢社会における社会保障制度の持続可能性を確保する観点から 医療費適正化の実質的な成果を目指す政策目標 について 具体的措置の内容とあわせて平成 17 年度中に結論を得る その上で 平成 18 年度 医療制度改革を断行する とされた 108

国の検討経過 17.12.1 政府 与党医療改革協議会による 医療制度改革大綱 がとりまとめられた 18.2.10 第 164 回通常国会に 健康保険法等の一部を改正する法律案 および 良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案 が提出された 18.6.14 法案成立 109

前期高齢者の自己負担割合の凍結等 70 歳から 74 歳 ( 前期高齢者 ) の 1 割から 2 割への自己負担割合引上げを 1 年間凍結 ( 現役並み所得者は 3 割のままです ) 前期高齢者の国民健康保険料も平成 20 年度から年金からの天引きになります ( 特別徴収 ) 110

後期高齢者医療保険料の設定状況 (1)(12 月 3 日現在国調査 ) 広域連合 均一保険料 均等割額 ( 円 ) 所得割率 (%) 不均一保険料の設定 ( 注 1) 保険料の 1 人当たり平均額 ( 円 ) ( 注 2) 保険料額の例 ( 注 3) 単身世帯の基礎年金受給者 (79 万円 ) 平均的な厚生年金受給者 (201 万円 ) 北海道 43,143 9.63 有経過措置 (15 市町村 ) 73,876 12,900 80,700 青森 40,514 7.41 無 46,374 12,200 68,000 岩手 35,800 6.62 有経過措置 (1 村 ) 47,733 10,700 60,400 宮城 38,760 7.14 無 56,559 11,600 65,300 秋田 38,426 7.12 無 47,000 11,500 64,900 山形 37,300 6.85 無 49,000 11,200 62,700 福島 40,000 7.45 有経過措置 (4 町村 ) 56,200 12,000 67,800 茨城 37,462 7.60 無 59,851 11,200 66,400 栃木 37,800 7.14 有経過措置 (2 町 ) 58,800 11,300 64,500 群馬 39,600 7.36 有経過措置 (3 町村 ) 62,016 11,900 67,000 埼玉 42,530 7.96 有経過措置 (1 町 ) 84,020 12,800 72,200 千葉 37,400 7.12 有経過措置 (4 市町 ) 72,000 11,200 64,100 東京 37,800 6.56 有経過措置 (7 町村 ) 91,800 11,300 61,700 神奈川 39,860 7.45 無 92,750 12,000 67,600 新潟 35,300 7.15 無 53,304 10,600 62,600 富山 40,800 7.5 無 66,310 12,200 68,600 石川 45,480 8.33 有経過措置 (1 市 ) 71,724 13,600 76,400 福井 43,700 7.90 無 57,370 13,100 72,900 山梨 38,710 7.28 有経過措置 (1 村 ) 56,877 11,600 65,900 長野 35,787 6.53 有経過措置 (3 村 ) 55,052 10,700 60,000 岐阜 39,310 7.39 無 65,850 11,800 66,900 静岡 36,000 6.84 有経過措置 (2 町 ) 67,581 10,800 61,600 愛知 40,175 7.43 有経過措置 (5 市町村 ) 84,440 12,100 67,800 三重 36,758 6.79 有経過措置 (1 町 ) 55,882 11,000 62,000 滋賀 38,175 6.85 無 63,833 11,500 63,400 京都 45,250 8.32 有経過措置 (7 市町村 ) 82,500 13,600 76,100 大阪 47,415 8.68 無 88,066 14,200 79,600 兵庫 43,924 8.07 有経過措置 (1 市 ) 恒久措置 (4) 81,400 13,200 73,900 奈良 39,900 7.5 有経過措置 (4 村 ) 72,800 12,000 67,900 和歌山 43,375 7.92 有経過措置 (2 町 ) 61,623 13,000 72,700 111

後期高齢者医療保険料の設定状況 (2)(12 月 3 日現在国調査 ) 広域連合 均等割額 ( 円 ) 所得割率 (%) 単身世帯の基礎年金受給者 (79 万円 ) 平均的な厚生年金受給者 (201 万円 ) 鳥取 41,592 7.75 無 59,507 12,500 70,500 島根 39,670 7.35 無 53,346 11,900 67,000 岡山 43,500 7.89 有経過措置 (1 村 ) 67,152 13,100 72,700 広島 40,467 7.14 有経過措置 (1 町 ) 66,900 12,100 66,600 山口 47,272 8.71 無 75,796 14,200 79,600 徳島 40,774 7.43 無 56,381 12,200 68,300 香川 47,700 8.98 無 75,500 14,300 81,300 愛媛 41,659 7.85 無 60,690 12,500 71,000 高知 48,569 8.88 有経過措置 (8 町村 ) 63,367 14,600 81,500 福岡 50,935 9.24 無 83,740 15,300 85,100 佐賀 47,400 8.8 無 65,092 14,200 80,200 長崎 42,400 7.8 有経過措置 (3 市町 ) 58,638 12,700 71,400 熊本 46,700 8.62 有経過措置 (5 町村 ) 61,100 14,000 78,700 大分 47,100 8.78 有経過措置 (1 村 ) 60,509 14,100 79,800 宮崎 42,800 7.95 有経過措置 (2 村 ) 53,676 12,800 72,400 鹿児島 45,900 8.63 有経過措置 (8 市町村 ) 54,292 13,800 78,100 沖縄 48,440 8.80 有経過措置 (6 市町村 ) 61,805 14,500 81,000 ( 注 1) 均一保険料 不均一保険料の設定 ( 注 1) 保険料の 1 人当たり平均額 ( 円 )( 注 2) 保険料額の例 ( 注 3) 保険料の 1 人当たり平均額の全国平均を大まかに算定すると 年額 72,0 00 円 月額 6,00 0 円程度となる 不均一保険料の設定 のうち 経過措置 とあるのは 法施行後 6 年の範囲内で 1 人当たり老人医療給付費が広域連合内の 1 人当たり平均老人医療給付費に対して 20% 以上低く乖離している市町村について 広域連合条例に基づき 均一保険料よりも低い保険料率を設定する特例措置をいう 恒久措置 とあるのは 医療の確保が著しく困難である地域 ( 無医地区及びこれに準じる地区 ) について 広域連合条例に基づき 均一保険料率よりも低い保険料率を設定する特例措置をいう ( 注 2) 保険料の1 人当たり平均額 とあるのは 原則として均等割の軽減措置等を適用した具体的に賦課される保険料の1 人当たり平均額であり 現時点までに厚生労働省が聞き取り等により把握した数値を掲載している なお 与党が平成 19 年 10 月 30 日にとりまとめた追加的措置の影響額については含まれていないことなどから 実際はこの額より低くなると見込まれる また 被用者保険の被扶養者に係る軽減や不均一保険料を含めずに算定している広域連合もあり 単純な比較はできない ( 注 3) 各広域連合の均一保険料を適用して厚生労働省において算定したもの 単身世帯の基礎年金受給者は均等割額が7 割軽減となる 平均的な厚生年金受給者については 単身世帯又は妻が基礎年金受給者である夫婦世帯の夫の年金収入額が平均的な厚生年金額である場合について算定したもので 均等割額が2 割軽減となる 112

葬祭費の支給 区市町村で葬祭費を支給しています 対象被保険者の遺族又は 75 歳以上の住民の遺族 支給額 3 万円 ~7 万円 葬祭費の支給について 詳しくはお住まいの区市町村へお尋ねください 113

公式ホームページ 東京いきいきネット 114

ホームページのロゴマーク ロゴについて : 東京都に暮らす後期高齢者のいきいきとした安心と安定を医療保険の側面から支えるという考えから い と TOKYO を組み合わせたロゴになっています 東京都後期高齢者医療広域連合 102-0072 東京都千代田区飯田橋 3-5-1 東京区政会館 15~17 階電話 :03-3222-4499 ファクス 03-3222-4477 メール :kikaku@tokyo-kouiki.jp ホームページアドレス :http://www.tokyo-ikiiki.net/ ( 東京いきいきネット で検索してください ) 115