第 5 学年外国語活動学習指導案 研究主題コミュニケーション能力を向上させる指導法の研究 平成 23 年 5 月 19 日 ( 木 ) 第 5 校時 5 年 2 組男子 22 名女子 14 名 ( 計 36 名 ) 指導者宮本千春 1. 単元名ジェスチャーをしよう ( 英語ノート Lesson2 14,15 ページ ) I m ~. 2. 単元のねらい 表情やジェスチャーをつけて相手に感情や様子を積極的に伝える 表情やジェスチャーなどの言葉によらないコミュニケーションも大切であることを知る 3. 単元について本単元では 表情ジェスチャーに表れるものとして感情を取り上げた 一見同じように見える表情やジェスチャーでも児童一人一人の個性が表れる 異文化のジェスチャーと比較させると意外な発見をする 例えば表情はそんなに変わらないが 同じジェスチャーでもその意味が全く違うものなどがある 児童に表情やジェスチャーを加えたコミュニケーションを体験させることによって 言葉によらないコミュニケーションの豊かさと大切さに気づかせたい また 表情と感情を一致させることを 普段の生活場面にも生かしていきたい 4. 児童の実態外国語に関しては 興味関心が高く 真面目に取り組む児童が多い 3.4 年次から外国語活動に取り組み 色や挨拶は学習している 授業では英語の歌やチャンツ 発音を楽しく取り組んでいる様子がみられる 外国語の文化に親しむ児童が大半であるが 英語は難しくて分からないと すでに苦手意識をもっている児童もいる コミュニケーションに関しては 語彙力が少なく 場や相手を意識して話すことができていないことがある また 自分の感情をうまく表現することができない児童もいる 外国語を通して 言葉を理解するだけではなく他国に興味をもち一つのコミュニケーションの手段として相互理解を図る力を育てたい
5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣れ親しんでいる 日本と外国語とでは 相手に自分の思いを伝えるためのジェスチャーに違いがあることを知る 6. 研究主題に迫るための手だてや工夫 コミュニケーション能力の向上 (1) 日常の活動 1 声のものさしを意識させる 2 場に応じた挨拶や話し方ができるようにする 3 少人数での話し合い活動を取り入れる (2) 授業の工夫 1 授業の流れ (warming up Main activity Looking Back) を系統的に行う 2 Activity の活動の中身は単にゲームではなく 相手の話を聞かなければならない 答えなければならないという必然性を取り入れる 3 自分の意見を伝え 相手に理解してもらうことを意識させたコミュニケーション ( うなずく ジェスチャー 恥ずかしがらずにはっきりと話すことを重視した ) 活動になるようにする 4 毎回 個人の振り返りシートを活用し 学んだことや気づいたことを明確にし その後の英会話活動につなげていく 7. 指導計画 (4 時間 ) 時学習活動間 1 様々な感情や様子を表す語を知り そのジェスチャーをする 表情絵カードと英語を一致させる fine / happy / hungry / sleepy/sad/tired 評価規準 様々な感情や様子を表す表現に慣れ親しんでいる ( 行動観察 ) ジェスチャーゲームをする ( 絵カードの単語を使ってジェスチャーをつける ) ジェスチャーをつけて Hello Song を歌う
2 ( 本時 ) ジェスチャーをつけて進んで相手に挨拶をする 挨拶の確認をする ( 前時の復習 新出単語 ) I m (happy / hungry /sad/tired/angry/sleepy). ジェスチャーをつけて挨拶をする 健康観察ゲームをする 3 ジェスチャーの大切さを知り 進んでジェスチャーをつ けて思いを伝えようとする 挨拶の確認をする ( 前時の復習 新出単語 ) I m (fine /happy /hungry /sleepy/angry). ジェスチャーゲームをする ( ジェスチャーから 何をしているか当てる 野球 テニ スなど ) キーワードゲームをする 国によってジェスチャーが違うことに気づく 4 感情や様子を ジェスチャーをつけて表現し 伝える 前時の単語の復習 確認をする 健康観察ゲームを発展させる 語彙を増やす 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している ( 行動観察 ) ジェスチャーの大切さに気づいているか ( ワークシート ) 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している ( 行動観察 ) 日本と外国語とでは 相手に自分の思いを伝えるためのジェスチャーに違いがあることを知る ( ワークシート ) 様々な感情や様子を表す表現に慣れ親しんでいる ( 発言 行動観察 ) 8. 本時の学習 (2/4) (1) ねらいジェスチャーをつけて進んで相手に挨拶しようとする (2) 本時の活動学習活動 HRT の指導 支援 warming up 1 あいさつをする 子どもたちに向かって Hello と挨拶 Hello.everyone. をする ( 元気よく ) (Hello ~sensei) I m fine thank you. How are you? (I m fine,too.) Let s start the class. Yes! 気持ちをほぐすために 動きを入れて 2 歌を歌う 歌うよう働きかける 留意点 教材教具 評価 教師が手本となり 大げさに表現する CD Hello song CD を聞きながら 楽しく歌ったり身体表現したりしようとしている ( 行動観察 )
1 めあてを確認する ジェスチャーをつけて進んであいさつをしよう! 2 単語の復習と新出単語の練習をする S: T:I m(happy/hungry/angry/ sleepy). ( 復習 ) S: TA:I m (tired/sad). ( 新出単語 ) 3 Missing game をする T:What s missing? S:(happy/hungry/angry/sleepy/ tired/sad) Main Activity ジェスチャーゲームをする T: S:I m ( ジェスチャーのみ ) T:Are you ( )? S:Yes!/No! I m ( ) 健康観察ゲームをする 隣同士であいさつ練習をしてから全体で行う ( 単語 +ジェスチャー ) S1: Hello. S2: I m( ). S1: Good./ Oh, really? S2: S1: I m( ). S2: Good./ Oh,really? S1: See you. S2: See you. 1 単語の意味と発音の確認をする 単語カード Tは意味が理解できるようにジェスチャ ーをつけながら答える 児童に目を閉じさせ 黒板に貼ったカー ドを1 枚取り何が無くなったか聞く 児童の答えに応じ 1 ATが感情カードを児童に見せる て 指導者が声かけを 2 児童はI mの後ジェスチャーのみで することにより 一往 答える 復ではなく もう一声 3 Tはジェスチャーを見て感情を答え かけることで 相手の る 話を受け止めている 4 交代する こと コミュニケーシ ョンが図られている TAと学級担任が ワークシートを持ち こと その大切さに気 デモンストレーションでやり方を示す 付かせる これまでに学んだあいさつする上での大 単語カード ( 児童 切な事柄を再確認させる 用 ) アイコンタクト これまで学んでき 表情 たことを生かして 多 ジェスチャー くの友達とあいさつ 最後まではっきりとなど しようと呼びかける 1 健康状態が書かれたカードを配る 2 ワークシートを持ち 互いに挨拶しあ 進んでジェスチャ う ーを付けて挨拶をす 3 会話が終わってから ワークシートの る ( 行動観察 ワー 当てはまるところに友達の名前を書 クシート ) く 4 わったら何人と挨拶しあえたか聞く 上手だった児童について聞く
Looking back 振り返りをする 振り返りカードを書く あいさつをする That s all for today. See you next time. See you. 感想を発表させる 振り返りシート (3) 評価 ジェスチャーをつけて進んで相手に挨拶しようとしたか 授業の視点 表情 コミュニケーションを入れたコミュニケーション体験として 健康観察ゲームは適切だっ たか ジェスチャーをつけて積極的に相手と挨拶しようとしていたか