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資料 25-2 実用準天頂衛星システム 開発 整備の状況について 平成 27 年 6 月 17 日 内閣府宇宙戦略室

Transcription:

平成 22 年度宇宙利用促進調整委託費について 平成 22 年度新規分については 測位衛星の新たな利用について 産学官の競争的環境のもとで公募 選定し 宇宙利用の裾野拡大を図ります 参考 目 的 平成 22 年度においては我が国初の測位衛星となる初号機 みちびき の打上げが予定されており 我が国の測位衛星利用の高度化が期待されています 現在 測位衛星利用については カーナビゲーションや GPS 機能付き携帯電話など 国民生活の中に幅広く浸透していますが 今回のの打上げを契機に従来の衛星利用の枠を超えた新たな利用を開拓するために実施するものです 対 象 測位衛星 ( 既存の測位衛星 (等 ) 及び初号機 みちびき ) の利用の高度化を目指した新たな利用方法を開発し 利用可能性の実証を行う者 募集 採択結果募集 採択結果 公募期間 :7 月 20 日 ~8 月 16 日 応募件数 :31 件 ( うち の利用を含むもの 25 件 ) 採択件数 :8 件 今後の予定今後の予定 ( イメージ ) ( イメージ ) 委託契約後 各機関で事業を開始 (11 月中 )

平成 22 年度宇宙利用促進調整委託費採択課題 課題名を活用した基盤地図情報の整備 更新に係る検証 (( 株 ) パスコ ) による高精度測位情報を活用して 1/1000 地形図程度の精度を持った 基盤地図情報を整備 更新する手法の確立 及び 基盤地図情報を均質で安価に整備 更新できる手法の確立を目指す 課題名提出機関終了予定年度 従来法による計測 を利用した計測 を活用した基盤地図情報の整備 更新に係る検証 株式会社パスコ 平成 22 年度 航空計測 GPS 信号を用いた補正データ ( 従来方式 ) LEX 帯で伝送可能な高圧縮補正データ (LEX の実用性 ) フォーマット変換 IT 農業の実現に向けたによる高精度走行システムの実証実験 日立造船株式会社 車両計測 計測データ データ蓄積 補正結果を比較 実用性の評価 海上での高精度測位応用に向けた QZS-PPP 評価古野電気株式会社 地上点計測 を利用したオートステアリングシステムの精度向上 株式会社トプコン 従来法の補正データとを利用した補正データの比較により実用性を評価し 基盤地図情報の整備 更新手法を確立 < を利用した基盤地図情報の作成 > 障害に強い ( ロバストな ) 位置情報のための地域的測位衛星の高度利用 独立行政法人電子航法研究所 道路鋲 道路標識等 道路空間における QZSS 時刻利用 国立大学法人東京海洋大学 測位衛星システムを利用した捜索救助衛星システムの高度化に関する実証試験 太洋無線株式会社 高精度均質全国網羅高頻度 高精度衛星測位データを用いた気象予測システムの構築 国立大学法人京都大学 位置情報サービスの利用拡大に不可欠な高精度で均質な基盤地図情報を広範囲 高頻度で提供 基盤地図情報の整備 更新にかかるコストの低減

IT 農業の実現に向けたによる高精度走行システムの実証実験 ( 日立造船株式会社 ) 将来の農機などの IT 自動走行を目標とし からの LEX 補強信号を利用して 北海道大学及び ( 財 ) 衛星測位利用推進センター等と連携して農機のアシスト走行の実証実験を行う を利用したオートステアリングシステムの精度向上 (( 株 ) トプコン ) の LEX 補強信号を活用し 低コストで高精度な農業向け自動走行システムに必要なオートステアリングシステムの精度向上を図る また 既存の建設向け情報化施工システムへの適用の実証実験を行う 海上での高精度測位応用に向けた QZS-PPP( 1) 評価 ( 古野電気 ( 株 )) の LEX( 2) 補強信号利用による海上 ( 港湾 沿岸地域 ) での測位精度評価を行い 離着桟支援システム等の船舶用高精度測位利用への実現性の検証を行う ( 1)PPP:Precise Point Positioning 精密単独測位 ユーザ側の基準局や通信インフラが不要 ( 2)LEX :L-band Experiment signal 独自の実験信号 cm 級の精度で静止体 低速移動体の位置を決定する補強信号 LEX 補強信号 受信機の方式 (1 周波 /2 周波 ) による性能比較 測位 速度精度等の評価 背景画は古野電気 ( 株 )HP FURUNO DIGEST より引用 http://www.furuno.co.jp/ < 海上での高精度測位の応用例 > より安全 効率的な船の接岸 航行より正確な海底地図の作成 利用より早く 正確な津波監視より効率的な資源探査 漁業 背景画は古野電気 ( 株 ) 会社案内より引用 http://www.furuno.co.jp/corporate/doc/corporate_profile.pdf

障害に強い ( ロバストな ) 位置情報のための地域的測位衛星の高度利用 (( 独 ) 電子航法研究所 ) 米国の GPS の一部または全部が停止した場合を想定して 我が国が保有する及び MSAS( 航空用 GPS 補強システム ) により位置の測定を行う方式の利用精度 利用可能性について検討 実証する 道路鋲 道路標識等 道路空間における QZSS 時刻利用 ( 東京海洋大学 ) を用いた超小型 省電力 高感度の時刻同期デバイスを開発し 道路鋲等の制御により道路空間の安全性向上に資する実証を行う 併せて衛星による時刻同期の利用拡大に向けた基礎実験と検証を行う 既存静止衛星 (MSAS) GPS MSAS の各システムについて 障害等による停止を想定し 実験的に利用の可否を設定 (QZSS) 道路鋲道路埋込式 太陽パネル付発光装置 ( 既存 ) + による高精度時刻同期デバイス 時刻同期は単独で可能 GPS 道路面時刻同期式道路鋲 船舶 航空機による実証実験 システムで構築される地域的測位の精度 利用可能性を明らかにすることにより 船舶 航空機をはじめ 多分野における利用 ( 検討 ) を促進 を利用するデバイスの開発により 消費電力 受信感度の課題を解消し 道路鋲の時刻同期を実現 天頂付近に見えるを利用することで 地表面に設置された道路鋲からでも建物等に遮られることなく時刻同期することが可能 道路や工事現場の誘導など 開発したデバイスにより効果を検証 既存静止衛星 (MSAS) GPS の障害発生時 (QZSS+MSAS) 通常時システム (GPS+QZSS+MSAS) (QZSS) GPS ( 米国が運用 ) 時刻同期の利用拡大に向けて ネットワークなどにおける適用を検証する 無線ネットワークの大幅な効率化 高速化 センサネットワークにおけるセンサ間の時刻同期 [ 利用可能事例 ] 地震時の大型建造物事象解析 遠隔モニタリングなど < 山間道路における時刻同期センサネットワークの利用例 > 突発事象モニタリングユニット < 地震時の大型建造物事象解析 > モーションセンサ 路側設備ネットワークルータ携帯電話網速対度落ス降とリせ雨ップ注インターネット意対向車ありスマート道路鋲センサ 無線デバイス時刻同期デバイス 移動体の利便性 安全性の更なる向上に貢献 緊急時等における交通誘導に有効な道路鋲や標識の時刻制御について を利用することで 広域かつ一斉に時刻同期することが可能になる ネットワーク化されたセンサそれぞれが衛星による時刻同期を行うことで地震時などにどのような事象が起きたかを詳細に解析することが可能になる

測位衛星システムを利用した捜索救助衛星システムの高度化に関する実証実験 ( 太洋無線 ( 株 )) の L1-SAIF( ) 信号を用いた捜索救助用ビーコンとの双方向通信が の L1-SAIF 信号によって実現できることを実証し 遭難者の救助率の向上に資するシステム構築の可能性を検証する 高精度衛星測位データを用いた気象予測システムの構築 ( 京都大学 ) 衛星測位データを用いて水蒸気量の短時間変動を監視 予測するシステムを設計し 気象災害を引き起こす集中豪雨等の早期監視への活用を提案する 高仰角のの測位データを用いることで 可降水量の水平分解能を約 1km まで改善することが可能となる ( )L1-SAIF (L1-Submeter-class Augmentation with Integrity Function) 補正情報や不具合情報を配信することにより 1m 以内の精度で移動体の位置を決定する補強信号 みちびき L1-SAIF 地球局 JAXA L1-SAIF 信号発生装置 試験用ビーコン L1-SAIF 受信機 符号解析器 アップリンク局 各地フィールド試験 各種データ取得 評価 *406MHz 信号は実験では発射しない メッセージ作成ターミナル < 例えば に遭難信号中継装置が搭載された場合の利用イメージ > 救助活動 遭難信号 L1-SAIF + MESSAGE 測位信号 L1-SAIF + MESSAGE 遭難信号 捜索救助センター メッセージサービスプロバイダ 捜索救助用ビーコン 遭難信号受信地球局