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名誉理事長 1 名名誉会員 28 名特別会員 74 名評議員 1,112 名正会員 1,953 名 物故者 (H22.5.1~H23.5.31 に届出があったもの )50 音順いしいけんいち石井健一先生 ( 正会員 )2009/8/11 逝去うえだまさかず上田政和先生 ( 評議員 )2011/3/25 逝去おのけいいち小野慶一先生 ( 特別会員 )2005/6/10 逝去かんのひろき神野浩樹先生 ( 評議員 )2010/7/16 逝去こんどうさとし近藤哲先生 ( 評議員 )2011/01/17 逝去はにゅうふじお羽生富士夫先生 ( 名誉理事長 )2010/08/17 逝去みとみとしお三富利夫先生 ( 特別会員 )2010/09/03 逝去やすいちあき安井智明先生 ( 評議員 )2011/04/01 逝去 逝去された方のご冥福を祈り 黙祷が捧げられた 5: 委員会報告 (1) 理事選考委員会 ( 嶋田紘担当理事 ) 本年の退任理事が 3 名 ( 高崎健先生 近藤哲先生 島田光生先生 ) と退任監事 1 名 ( 兼松隆之先生 ) がいる 昨日に開催された本委員会および本学会理事会にて 3 名の新理事と 1 名の新監事を補充することが承認された 兼松隆之監事の退任後 平田公一理事を 新監事として承認いただけるか審議をお願いしたい 本社員総会において 平田公一先生が新監事として承認された 平田公一先生が新監事となるので 新理事 4 名の補充が必要となる 昨日の本学会理事会で 以下 4 名の先生方を新理事として選出した 1. 大坪毅人先生 ( 聖マリアンナ医科大学消化器 一般外科 ) 2. 猪股裕紀洋先生 ( 熊本大学医学部小児外科 移植外科 ) 3. 鈴木康之先生 ( 香川大学医学部消化器外科 ) 4. 藤元治朗先生 ( 兵庫医科大学外科 ) 本社員総会にて 上記 4 名が新理事として承認された (2) 将来検討委員会 ( 山本雅一担当理事 ) 昨日将来検討委員会を開催した 役員 評議員の任期について話し合った 来年社員総会の日に定款細則が施行される 現在の理事 監事の役員はそれまでの約 1 年間の任期となる 来年の 6 月 1 日からは 新しい任期でのスタートとなることを理解いただきたい 役員の任期について もう一度確認した 理事長が 3 期 6 年 理事が 5 期 10 年 監事が 1 期 4 年 評議員は任期 4 年で 65 歳で迎えた事業年度の最終日 3 月 31 日までとする また 申し合わせ事項について確認し 2

た 理事長が次期理事長を推薦する 理事選考委員会では 2 年ごとに理事を再任するかについて理事長を含めて検討する 65 歳で迎える 3 月 31 日まで 1 年しかない先生は 理事には選考されないことになる 肝胆膵外科高度技能医の名称の件で 先ほど理事長から報告があったとおり 財務安定化への方策として これまで学術集会への補助金を第 24 回学術集会から 500 万円から 300 万円に減額 修練施設申請 更新申請の申請料と認定料の設置 各種委員会開催については学術集会時に集中させることを検討した NCD データベースの問題点について討議した 高度技能専門医制度新規 更新申請の際の手術実績としての利用 修練施設の手術症例調査 手術成績が高度技能専門医修練施設として適さない場合の対応 プロジェクト研究としてどうするか 胆道癌登録としての利用 NCD 利用者へのフィードバックが 討議した内容である NCD のデータベースを高度技能専門医制度に取り入れて よりよい制度にするためにどうデータを利用していくかについて検討していく 本学会において広報が大事になると考える ホームページ等も更新しなくてはならない箇所があるが遅れているなど不備な点もあるので 広報室 を設けて 担当理事をおき 今後広報活動を展開していきたいと考える 本社員総会において 役員 評議員任期のカウントの仕方について 理事長 理事選出や再任についての申し合わせ事項について 財務安定化への方策 ( 学術集会補助金を第 24 回学術集会から 300 万円に減額 修練施設申請 更新申請の申請料と認定料の設置 委員会の開催を可能な限り学術集会期間中に開催する ) 広報室の設置について承認が得られた (3) 定款検討委員会 ( 安藤久實担当理事 ) 役員の任期を中心に 定款細則作成作業をしており 来年社員総会で提示する予定 同じく 各種委員会内規も作成作業中で 同じく来年社員総会で提示する予定 定款について 下記 2 箇所が変更になったので報告する < 変更前 > 第 4 条 (3) 肝胆膵の外科における高度技能医認定に関する事業 < 変更後 > 第 4 条 (3) 肝胆膵の外科における高度技能専門医認定に関する事業 < 変更前 > 第 19 条 (2) 監事の任期は 選任後 4 年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定款総会の終結までとし 再任を妨げない < 変更後 > 第 19 条 (2) 監事の任期は 選任後 4 年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定款総会の終結までとする 本社員総会において 定款の上記変更について承認された (4) 財務委員会 ( 吉田雅博担当理事 ) a) 平成 22 年度収支報告平成 22 年度収支決算について 馬目公認会計士により監査が問題なく終了しており 監事 2 名より承認印をいただいている 一般会計について 当年度収支差額は 8,218,798 円プラスとなり 次年度繰越金は 70,696,900 円となった 一般会計収入についての主な確認事項として 平成 22 回学術集会からの寄付金 4,466,867 3

円は 法人税納付準備金として本学会に振り込まれた金額である 積立金取崩収入の対予算比が 2801.1% となっている理由は 平成 22 年度分の予算作成時に 事務局開設準備取崩収入が科目と記載されておらず 新規科目となったためである 一般会計支出についての主な確認事項として 対予算比が 100% を超えている科目は 事務局の移転 ( 平成 22 年 9 月 11 日移転 ) に係る費用 ( ホームページ新規作成 封筒等の印刷 移転お知らせ通信費 ) と平成 22 年 8 月に開催された臨時理事会 評議員会に係る費用 ( 案内状作成 送付 承認事項まとめ書類印刷 送付等 ) に関するものである 特別会計について 当年度収支差額は 816,144 円マイナスとなり 次年度繰越金は 16,157,757 円となった 特別会計収入についての主な確認事項として 胆道癌取扱規約印税収入の対予算比が 177.4% あったが そのほとんどが転載による印税である 特別会計支出についての主な確認事項として 胆道癌取扱い規約委員会費の対予算比が 224.9 % かかったが 理由は胆道癌取扱規約委員会で胃癌取扱規約および TNM Classification of Malignant Tumors を購入したからである 田中雅夫監事より 平成 22 年 1 月 ~12 月の収支決算については収支計算書 貸借対照表 財産目録 通帳等を確認し 監査を行い いずれも正確に記録され 予算執行も適切であることを兼松隆之監事とともに確認したので報告する 本社員総会において 平成 22 年度収支決算が承認された b) 平成 23 年 3 月末収支報告平成 23 年度 3 月末での収支決算について 馬目公認会計士により監査が問題なく終了しており 監事 2 名より承認印をいただいている 当年度収支差額は 4,946,651 円マイナスとなったが これは 平成 23 年 1 月 ~3 月の会費収入等が少ないためである 一般会計収入についての主な確認事項について 事業年度変更により 年会費請求書は 1 月ではなく 4 月に送付となったため 会費収入はほとんどなかった また 当期入会希望者は法人化後の 4 月以降の入会に変更した 高度技能医申請者を 100 名と見込んで予算建てしたが 実際 16 名であった 事務局開設準備積立金取崩収入の予算額 4,598,057 円は もともと積み立てていた 1 千万円の残金で 当期は実際 487,574 円 ( 事務局設備費として支出 ) 取り崩した 一般会計支出についての主な確認事項について 高度技能医制度事業支出としては 今年 1 月の高度技能医 指導医 修練施設申請に関連する各種委員会開催での資料印刷費と交通費 および高度技能医ビデオ審査によるレターパックでの DVD 等の通信費が対予算を超えた 委員会費として データベース委員会 内視鏡外科関連委員会 肝門部胆管癌取扱い委員会が開催され 会場費及び交通費の支払により 対予算を大幅に超えた そのため 次期予算の支出項目には 同 3 委員会を他委員会ではなく支出科目として各委員会名で記載することとした ( データベース委員会は NCD 関連で頻回に委員会を開催している ) 管理費のうち おもに人件費 印刷費 通信費が対予算を超えた その理由は 事務局の移転 ( 平成 22 年 9 月 11 日移転 ) に係る支出 ( 会員管理 修練施設管理システム設置と管理システム運営のための人件費 1 名分追加 事務局設備費等 ) が多かったためである 租税公課 384,600 円は 平成 22 年度分の消費税を当期に支払った分である なお 平成 23 年 1 月 ~3 月分も平成 23 年 5 月末までに納税する必要があるが 現在馬目公認会計士が計算中で 数字が出た時点で当期収支決算書の租税公課と未払い金に計上される予定 4

特別会計について 当年度収支差額は 1,068,419 円プラスとなり 次年度繰越金は 17,226,176 円となった 特別会計収入についての主な確認事項について 胆道癌取扱規約印税収入の対予算比が 1079.4% であったが そのほとんどが転載による印税である 本社員総会において 平成 23 年度 1 月 ~3 月末の収支決算が承認された 田中雅夫監事より 平成 23 年 1 月 ~3 月末の収支決算については 5 月 20 日本学会事務局にて公認会計士とともに収支計算書 貸借対照表 財産目録 通帳等を確認し 監査を行い いずれも正確に記録され 予算執行も適切であることを兼松隆之監事とともに確認したので報告する c) 平成 23 年度予算報告 H23.4.1~H23.3.31 同予算案は平成 22 年度と平成 23 年 1 月 ~3 月の収支決算を参考に作成された 当期一般会計予算案では 積み立てておかなければならない金額を一旦支出していることにしており 当期の事業活動 ( 繰越金 = 自由に使える現金預金 ) 収支差額は 77,383,249 円プラスとなった なお 引継収入を除外した場合の当期の事業活動収支差額 10,433,000 円プラスである 一般会計収入についての主な確認事項として 日本肝胆膵外科学会残余財産引継収入とは 任意団体時の正味財産のことであり 積立金 ( 固定資産 ) も含まれている 寄付金収入 ( 第 23 回学術集会 ) は学術集会で余剰金がでた場合のみ記載するので 現在は不明 そのため 収入科目から削除した 一般会計支出についての主な確認事項について 人件費は 3 つに分かれている Editorial Office 運営 管理費に 1 名分 高度技能専門医制度事業支出に 1 名分 事務局人件費に 1 名分 一般会計の租税公課について 次回消費税の納税時期は平成 25 年度分 ( 平成 26 年 5 月に納付 ) であるため支出に計上されていない 新しい支出科目として 急性胆道炎診療ガイドライン改訂委員会費として 100 万円が計上されている なお 同委員会費には Tokyo Guidelines 改訂費も含まれる 特別会計の支出として租税公課 20 万円を計上している 本学会出版事業 ( 主に 胆道癌取扱い規約 ) の印税収入に対する法人税見込み額である 特別会計支出の収支差額は 1,440,000 円であるため その分を積立金 ( 胆道外科研究会ファンド ) から取り崩すこととし 当期収支差額は 0 円となる なお 今期特別会見予算案では 積立金 ( 胆道外科研究会ファンド ) の残金は 15,786,176 円となる d) 経理規定 ( 案 ) 本学会法人化にともない 収入支出における財務処理が必要となる そのため 経理規定を作成し 本学会経理規定案を作成した 本社員総会において審議いただきたい 本社員総会において 経理規定案が承認された (5) 高度技能専門医制度委員会関連 a) 高度技能専門医制度委員会 ( 山本雅一担当理事 ) 本学会においてはじめての高度技能医が誕生することになる 本日 認証式があるので役員の先生方には是非出席いただきたい いままでご協力いただいた先生方に感謝申し上げる 本学会専門医の名称について専門医の名称を入れる方が国民の理解を得やすいと考え 肝胆膵外科高度技能専門医に変 5

更することで合意された 修練施設については 申請 認定料をいただいていなかったが 修練施設審査や事務の経費がかさんでいることから 心臓血管外科専門医機構やその他の学会を参考にしながら 本学会高度技能専門医修練施設の新規申請 認定料各 2 万円と更新申請のときに 2 万円を新設することが決められた 本件については昨日開催された本学会理事会において承認されて 高度技能専門医制度施行細則に追記されている 高度技能専門医最終判定 16 名の申請中 4 名却下の結果となった 理由としては 症例数が修練施設認定期間中で計算すると 50 症例満たなかった 亜区域と認められない症例があり 50 症例に満たなかった 膵臓手術においては術者手術記録への記載方法から術者として認められないと判断したため などである 今回認定されなかった理由を 高度技能医 技術認定 指導医 修練施設に分けて 会員に公開することにした 現在 その文書を作成中である これはホームページで公開予定である また 申請に関する質問が多々寄せられているため Q&A もホームページに掲載予定である この文書も現在作成中である 来年度からは 書類審査もビデオ審査も時間がかかるので 高度技能専門医に限り 申請締切を 2 週間前倒しにして 1 月 15 日までとした 高度技能専門医制度規則改定案について 一般社団法人日本肝胆膵外科学会高度技能専門医制度規則 第 1 章総則第 1 条本制度は 肝胆膵領域における専門的な知識 かつ高い倫理性と修練された技能を備えた肝胆膵外科高度技能専門医 ( 以下 高度技能専門医 ) を育成し 本邦の医療水準を高め 国民の福祉に貢献し 肝胆膵外科の進歩をはかることを目的とする 第 2 条日本肝胆膵外科学会 ( 以下 本学会 ) は 第 1 条の目的に基づいて 高度技能専門医 肝胆膵外科高度技能指導医 ( 以下 高度技能指導医 ) 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設( 以下 修練施設 ) を認定する 第 3 条本学会は 本制度の維持と運営のため 高度技能専門医制度委員会を設ける また 高度技能専門医制度委員会のなかに 修練施設認定小委員会 指導医資格認定小委員会 高度技能専門医資格認定小委員会 技術認定小委員会 教育プログラム立案小委員会を設ける 各小委員会の決定事項は 高度技能専門医制度委員会の審議を経て理事会へ報告される 第 2 章認定項目第 4 条認定項目は 次の 3 種目とする 1) 高度技能専門医 2) 高度技能指導医 3) 修練施設 6

第 3 章高度技能専門医の認定基準第 5 条高度技能専門医の認定基準 申請資格は 次のとおりとする 1) 直近の 7 年以内に修練施設において高度技能指導医または高度技能専門医の指導の下で 連続した 3 年以上 ( 申請日前年の 12 月 31 日まで ) の修練期間中に細則に定める手術経験を有する ただし 細則に定める猶予期間を認める ( 細則 23 条に付帯事項あり ) 2) 本学会の定める所定の教育プログラムを受講する 教育プログラムは細則にて規定する 3) 高度技能専門医認定審査申請時において消化器外科専門医かつ本学会評議員であり 申請日前年度までの会費を完納している 第 4 章高度技能専門医の申請第 6 条高度技能専門医の申請をするものは 次の書類等を高度技能専門医資格認定小委員会宛に提出する 1) 高度技能専門医認定審査申請書 2) 手術実績表 3) 手術記録 ( 写 )( 細則第 8 条第 1 号 第 17 条参照 ) 4) 高度技能指導医 ならびに診療責任者の推薦書 5) 本学会 学術集会参加証 ( 写 ) 6) 教育プログラム受講証明書 ( 写 ) 7) 消化器外科専門医認定証 ( 写 ) 8) 高度技能専門医申請料払込票 ( 写 ) 9) 術者として最近行った肝胆膵高難度手術の DVD ビデオ ( 細則第 8 条第 3 4 5 号参照 ) 10) 審査用ビデオ関連書類 ( 細則第 8 条第 6 号参照 ) 第 5 章高度技能専門医の認定方法第 7 条高度技能専門医資格認定小委員会は 毎年 1 回申請書類およびビデオによる審査を行い 高度技能専門医として必要な条件を充たすものを高度技能専門医として認定する ただし 高度技能専門医資格認定小委員会は 必要に応じて申請内容について申請者の調査を行うことができる 手術症例および症例数の詳細は 細則にて定める 第 8 条審査過程において 申請内容に重大な虚偽が認められたときは 高度技能専門医資格認定小委員会 高度技能専門医制度委員会と理事会の議を経て 以下の措置を講ずる 1) 高度技能専門医申請者に対する厳重警告または申請資格の停止等 2) 高度技能専門医申請者の指導医に対する厳重警告または高度技能指導医資格の停止等 3) 所属施設に対する厳重警告または認定施設の停止等 第 9 条本学会理事長は 高度技能専門医資格認定小委員会と高度技能専門医制度委員会の審査および理事会の議を経て高度技能専門医認定証を交付する 第 6 章高度技能専門医の更新 7

第 10 条高度技能専門医は 5 年毎に更新しなくてはならない 更新にあたっては 本学会評議員で 細則に定める手術実績と学会の定める教育プログラムの受講を必要とする 更新を申請するにあたっては 次の書類を高度技能専門医資格認定小委員会宛に提出する 1) 高度技能専門医更新申請書 2) 手術実績表 3) 修練施設長または所属施設長の推薦書 4) 教育プログラム受講証明書 ( 写 ) 5) 本学会 学術集会参加証 ( 写 ) 6) 高度技能専門医更新申請料払込票 ( 写 ) 第 7 章高度技能専門医資格の喪失第 11 条高度技能専門医は 次の理由によりその資格を喪失する 1) 正当な理由を付して高度技能専門医を辞退したとき 2) 新たに高度技能専門医の更新を受けないとき 3) 本学会会則第 12 条に従って会員としての資格を喪失したとき 第 12 条本委員会 審査過程において 申請内容に重大な虚偽が認められた際は 高度技能専門医制度技能医資格認定小委員会 高度技能専門医制度委員会の審査および理事会の議を経て 以下の処置を講ずる 1) 高度技能専門医申請者に対する厳重警告または申請資格の停止など 2) 高度技能専門医申請者の指導医に対する厳重警告または高度技能専門医指導資格の停止など 3) 所属施設に対する厳重警告または認定施設の停止など 第 8 章高度技能指導医の認定基準第 13 条高度技能指導医の認定基準 申請資格は 次のとおりにする 1) 肝胆膵外科に関する診療に従事し 豊富な学識と経験を有し 指導意欲および指導能力を有する 2) 細則に定める手術経験を有する 3) 上記 1) に対し 施設長の推薦を得る 4) 本学会評議員であり 申請日前年度までの会費を完納している 5) 消化器外科専門医または日本消化器外科学会指導医に認定されている 第 9 章高度技能指導医の申請第 14 条高度技能指導医の申請をするものは 次の書類を指導医資格認定小委員会宛に提出する 1) 高度技能指導医申請書 2) 手術実績表 3) 手術記録 ( 写 )( 細則第 9,17 条参照 ) 4) 教育プログラム受講証明書 ( 写 )(2012 年の申請までは不要 ) 5) 修練施設長または所属施設長の推薦書 6) 消化器外科専門医認定証 ( 写 ) または日本消化器外科学会指導医認定証 ( 写 ) 8

7) 高度技能指導医申請料払込票 ( 写 ) 第 10 章高度技能指導医の認定方法第 15 条指導医資格認定小委員会は 毎年 1 回申請書類によって審査を行い 指導医として必要な条件を満足するものを高度技能指導医として認定する ただし 指導医資格認定小委員会は 必要に応じて申請内容について申請者の調査を行うことができる 第 16 条審査過程において 申請内容に重大な虚偽が認められたときは 指導医資格認定小委員会 高度技能専門医制度委員会と理事会の議を経て 以下の措置を講ずる 1) 高度技能指導医申請者に対する厳重警告または申請資格の停止等 2) 所属施設に対する厳重警告または認定施設の停止等 第 17 条本学会理事長は 高度技能指導医として認められたものに対して 指導医資格認定小委員会 高度技能専門医制度委員会の審査および理事会の議を経て高度技能指導医認定証を交付する 第 11 章高度技能指導医の更新第 18 条高度技能指導医は 5 年毎に更新をしなくてはならない 更新にあたっては 本学会評議員で 細則に定める実績と学会の定める教育プログラムの受講を必要とする 更新申請するにあたっては 次の書類を指導医資格認定小委員会宛に提出する 1) 高度技能指導医更新申請書 2) 実績表 3) 修練施設長または所属施設長の推薦書 4) 教育プログラム受講証明書 ( 写 ) 5) 本学会 学術集会参加証 ( 写 ) 6) 高度技能指導医更新申請料払込票 ( 写 ) 第 12 章高度技能指導医資格の喪失第 19 条高度技能指導医は 次の理由によりその資格を喪失する 1) 正当な理由を付して高度技能指導医資格を辞退したとき 2) 高度技能指導医の更新を受けないとき 3) 本学会会則施行細則第 12 条に従って会員としての資格を喪失したとき 第 20 条本学会理事長は 高度技能指導医として不適当と認められたものに対して 指導医資格認定小委員会 高度技能専門医制度委員会の審査および理事会の議を経て 高度技能指導医の認定を取り消すことができる 第 13 章修練施設の認定基準第 21 条修練施設の認定基準 申請資格は 次のとおりとする 1) 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設に認定されている 9

2) 高度技能指導医あるいは高度技能専門医が 1 名以上常勤し 十分な教育体制がとられている 3) 申請前年の 12 月末までの 1 年間に高難度肝胆膵外科手術を 50 例以上行っている施設を修練施設 (A) 30 例 以上行っている施設を修練施設 (B) とする 第 14 章修練施設の申請第 22 条修練施設の申請をするものは 次の書類を修練施設認定小委員会宛に提出する 1) 修練施設申請書 2) 手術実績表 3) 手術記録 ( 写 )( 細則第 10 17 条参照 ) 4) 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設証 ( 写 ) 5) 高度技能指導医認定証 ( 写 ) または高度技能専門医認定証 ( 写 ) 第 15 章修練施設の認定方法第 23 条修練施設認定小委員会は 毎年 1 回申請書類によって審査を行い 修練施設として必要な条件を満足するものを修練施設として認定する ただし 修練施設認定小委員会は 必要に応じて申請内容について修練施設の調査を行うことができる 第 24 条審査過程において 申請内容に重大な虚偽が認められたときは 修練施設認定小委員会 高度技能専門医制度委員会と理事会の議を経て 以下の措置を講ずる 1) 修練施設申請者に対する厳重警告または申請資格の停止等 第 25 条本学会理事長は 修練施設として認められたものに対して 修練施設認定小委員会の審査後 高度技能専門医制度委員会および理事会の議を経て修練施設証を交付する 第 16 章修練施設の更新第 26 条修練施設は 5 年毎に更新しなくてはならない 更新にあたっては 細則に定める手術調査書の提出を必要とする 更新申請にあたっては次の書類を修練施設認定小委員会宛に提出する 1) 修練施設更新申請書 2) 日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設証 ( 写 ) 3) 高度技能指導医認定証 ( 写 ) または高度技能専門医認定証 ( 写 ) 第 17 章修練施設資格の喪失第 27 条修練施設は 次の理由によりその資格を喪失する 1) 正当な理由を付して修練施設を辞退したとき 2) 修練施設の更新を受けないとき 3) 高度技能指導医あるいは高度技能専門医が勤務しないとき 4) 日本消化器外科専門医指定修練施設の資格を喪失したとき 10

第 28 条本学会理事長は 修練施設として不適当と認められたものに対して 修練施設認定小委員会 高度技能 専門医制度委員会の審査 理事会の議を経て修練施設の認定を取り消すことができる 第 18 章本制度の運営第 29 条高度技能専門医制度委員会および各種委員会の委員は 理事長によって指名された理事と 若干名の評議員によって構成される 第 19 章規則の変更第 30 条この規則は 高度技能専門医制度委員会および理事会の議を経て 本学会評議員会社員総会の承認を受けて変更または廃止することができる 付則この規則は 2008 年 2 月 16 日から実施する この規則に定められた以外の事項については 細則の各項の規定に従うものとする この規則は 2010 年 5 月 27 日より一部改正 この規則は 2010 年 8 月 21 日より一部改正 この規則は 2011 年 6 月 9 日より一部改正 高度技能専門医制度施行細則改定の要点について 肝胆膵外科高難度外科手術のところで 肝臓 胆道 膵臓と分けていたが 肝臓 胆道をひとまとめにして ビデオ審査も肝胆道手術を受け入れることにした 高度技能専門医申請は毎年 1 月 15 日を締め切りとした 修練期間について 申請時直近の 7 年以内に最低でも 3 年以上 ( 申請日前年の 12 月 31 日まで ) の修練期間を必要とする とした したがって たとえば 2 年間修練施設にいて 1 年間修練施設でない施設にいて また修練施設に戻った場合 連続していなくても修練施設に所属している期間は足してカウント可能 麻酔記録の個人名を黒塗りいただいていたが 実際は見えてしまうので 修正液などで白塗りいただくこととした 申請の際に手術記録を提出いただくが その記録には術者の名前を一番先頭に記載することと スケッチが含まれ 手術時間 出血量が記載されていることとした 第一助手の定義を追加した 申請料 認定料のところに 修練施設新規申請料 2 万円 認定料 2 万円 更新申請料 2 万円が追加された 高度技能専門医制度施行細則改訂内容については 昨日開催された本学会理事会において承認されたので報告する 本社員総会において 本学会専門医名称を 肝胆膵外科高度技能専門医 に変更することについて 修練施設申請料 認定料 更新申請料各 2 万円を設けることについて 高度技能医専門制度規則改定案が承認された b) 技術認定小委員会 ( 宮崎勝委員長 ) 本年度は 申請者 16 名がビデオ審査の対象となった ビデオの術式としては 16 名のうち 3 分の 2 が PD で 3 分の 1 が肝切除 胆管切除を伴う肝切除が 2 例となった ビデオ審査結 11

果を 高度技能専門医制度委員会に報告した 原則的に 1 申請者に対して 3 名の審査員を付けた 次年度以降 申請者が増えれば 審査員を増やす必要がある 今回審査に関しては 予定通りの期限内に審査を終えた また 今後の審査に係わるコメントも審査員から集めた 同コメントについては 本委員会および高度技能専門医資格認定小委員会で検討していく 麻酔記録は患者の氏名 ID が黒塗りとなっているが 不十分でよく見ると確認できる 術後の病理組織学的判定のコピーを添付することを義務付けたらどうか ビデオ審査員にも手術記録を提出すべき ビデオ撮影の不備があり 審査するところが十分に撮影されておらず 評価ができない 今後参考になるような審査員のコメントについては ホームページに掲載予定なので 申請予定者には これを参考にしていただきたい c) 高度技能専門医資格認定小委員会 ( 山上裕機委員長 ) 次回からの申請において 注意点をお伝えする 本年 12 月 31 日の経験症例数をカウントする 来年から申請締め切りが 1 月 15 日になっている まず 申請書類を選考して合格したら ビデオ審査にまわす順番で作業する 来年は数多くの申請者がでることが予想されている 手術記録にはスケッチ 手術時間 手術出血量の記載もきちんと記載をお願いする 一番問題なのは 肝の亜区域切除については 亜区域を取ったことが分かるような手術所見が必要で 術中写真も必要 今後は 亜区域切除かどうか分かりにくい症例が出てくると予想されるので 将来的には高難度肝胆膵外科手術に占める肝葉切除もしくは PD の比率を勘案して術者として必要症例数を落とすことも検討する d) 指導医資格認定小委員会 ( 海野倫明委員長 ) 64 名の申請中 58 名を合格とし 6 名を不合格とした 不合格の理由として 術者を経験する前に指導的助手を行ったと申請しているケース 1 つの手術で複数の指導的助手がいるケース 1 つの手術で複数の術者がいるケース 肝亜区域切除として認められないケースがあった 特に 高度技能医のハードルが高いので 若いドクターが安易に高度技能指導医の申請のほうに流れる傾向がある その対策として 年度を決めて高度技能指導医の申請を止めるか 高度技能指導医の申請条件として年齢制限を設けることを検討していく また 高度技能指導医を取ったら 高度技能専門医になれないことを広める必要がある 本社員総会において 本年高度技能指導医資格認定小委員会で合格となった 58 名は 本学会認定の肝胆膵外科高度技能指導医として承認された e) 修練施設認定小委員会 ( 矢永勝彦委員長 ) A 施設に 6 施設 B 施設に 19 施設から申請があった ただし B 施設に申請した 19 施設のうち 1 施設が指導医異動のため申請取り下げとなった 審査の結果 A 施設として 6 施設 B 施設として 14 施設を合格とした 今回の認定において 群馬県に修練施設が誕生し これにより修練施設のない都道府県はなくなった 本社員総会において 本年修練施設認定小委員会で合格となった 6 施設は本学会認定の肝胆膵外科高度技能専門医修練施設 A として 14 施設は肝胆膵外科高度技能専門医修練施設 B として 承認された f) 教育プログラム立案小委員会 ( 藤元治朗委員長 ) 12

将来にわたり 一貫性 普遍性をもって継続できるように セミナーは 3 年を 1 サイクルとし セミナーの内容の立案は 1 サイクル分をまとめて行うことにした その内容は 1 枠は規約や解剖といった基本的臨床事項 2 枠は開催施設の特色に基づいた内容 3 枠は治療手技に関する外科実践的 具体的な内容とする 今回の学術集会から上記を実践することとした 胃の倫理 に関して 社会通念上必要になってきたので 第 24 回学術集会より教育セミナーに入れた 胃の倫理 胃の安全管理 胃の医療経済の 3 つのテーマを引き続き行っていくことが肝要である (6) データベース委員会 ( 山本雅一担当理事 ) 本委員会では NCD で外科領域 消化器外科領域 肝胆膵外科領域ということで 3 番目のところで本学会が関与している 本委員会では その項目を本委員会の委員に 2 月から 1 か月間入力していただき 同委員会の所属施設からアンケートを取り 何を本学会がその第三層のところに入れて 何を目的とするのかを確認した 一番大事な点は NCD のデータを解析し 高度技能医制度にフィードバックさせることである また 入力する手間をできるだけ軽減することが大切と考えている そこで NCD の肝胆膵外科項目については 高難度肝胆膵外科手術に関連する項目のみを残すことにした したがって 生データの入力 ( 腫瘍マーカー等 ) が必要な項目は一切削除することにした 残った項目は 黄疸の有無 ドレナージの有無 方法 肝炎の有無 PTPE の有無等であった カルテを見ないでもすぐにチェックができる項目だけ残す方針とした 今後の方針は 本委員会が NCD にどういった項目を要求してフィードバックしていただくかの案を作成し その上で 繰り返し NCD に申し入れをして そのデータをフィードバックすることにする 修練施設が毎年提出する手術調査については 平成 23 年 1 月 1 日以降は NCD のデータを使うことになっているので NCD のほうからどのような方法でデータを取得するかを検討中でさる 引き続き NCD へのデータ入力はお願いしたい (7) 胆道癌取扱い規約委員会 ( 宮崎勝担当理事 ) これまで胆道癌取扱い規約の第 5 版において 問題点を抽出することができた 今回 NCD の登録も始まったので この規約の改訂作業を早急に行う必要があり UICC の第 7 版も出版されたので 他の日本の臓器の癌の取扱い規約の動向をみるともっと Simplifies する必要があるとして 本委員会で考えが一致した 現在 改訂の方向性について新しい案を提案し それを討議しているところである かなり TNM に近い 世界的な標準に使われ得るような使いやすいものにしていく また これまでの本邦の胆道癌取扱い規約におけるデータを生かすかたちで作業を進めている (8) 癌登録委員会 ( 宮川秀一担当理事 ) 症例登録に関して UICC との比較を行うために現在の登録項目に 肝動脈および門脈浸潤に 浸潤部位の片側 両側を追加した また 取扱い規約改訂の基礎資料として要望のあったリンパ節番号別のリンパ節転移個数を追加した 2008 年度 2009 年度症例登録行った 登録症例数は 2008 年度 2580 例 ( 胆管癌 1355 例 胆嚢癌 813 例 乳頭部癌 412 例 ) 2009 年度 2523 例 ( 胆管癌 1349 例 胆嚢癌 808 例 乳頭部癌 366 例 ) であった 本年は 2010 年度症例に対し 7 月に症例登録を開始する 追加調査に関して 1998~2007 年度症例 12767 例 ( 胆管癌 6362 例 胆嚢癌 4540 例 乳頭部癌 1845 例 ) について解析を行った 予後判明率は 88.5% であり前回の調査 (1998 ~2004 年度症例 ) より改善した 結果は JHPBS に報告する 13

胆道癌プロジェクトに ss 胆嚢癌 hinf0,1a,binf0 症例の肝切除範囲 (S4a+5 vs 肝床切除 ) および胆管切除の有無における生存率の解析データを提供した 会計報告として 200 万円の予算が支給され 総支出は 173 万 550 円であったことを報告する (9) 肝門部胆管癌取扱い委員会 ( 梛野正人担当理事 ) 本委員会の mission は 肝門部胆管癌の定義 即ち上流側は肝内胆管癌との 下流側は中下部胆管癌との明確な区別を設定しうるか またはどこに設定するかを議論し 胆道癌および肝癌の規約改訂につなげること にある まず 肝門浸潤のある肝内胆管癌と肝門部胆管癌をどのように区別するかについて これまで計 3 回の委員会 (2010 年 9 月 29 日 2010 年 11 月 30 日 2011 年 1 月 25 日 いずれも東京で開催 ) を開催し議論を重ねてきた その結果 各施設により判断基準は実に様々であることが明らかになってきた 昨日の第 4 回委員会では 病理医の参加を得て討論が行われた 次回は 7 月に第 5 回委員会を開催し 本委員会での考えをまとめる予定 (10) プロジェクト委員会関連 ( 山上裕機担当理事 ) 肝臓プロジェクト小委員会肝内胆管癌プロジェクについては JHBPS 論文掲載済みで Prospective study について検討中である 転移性肝がんプロジェクトについて 2005 年までのデータがほぼまとまって 非常に良いモノグラムが出来上がっている Survivor も分かるようなデータになっている これは 現在論文作成中で 熊本大学の別府先生が担当している また 大腸がん研究会と共同でデータベースを作成中である 胆道プロジェクト小委員会胆管癌のリンパ節転移個数と予後について解析できるように 2010 年の癌登録 (2008 年度症例 2009 年度症例 ) からリンパ節番号毎の郭清個数と転移個数の集積を開始した 1350 例 / 年の集積があるため 5 年間で 6750 例集積出来る見込みである 2014 年の予後調査から解析が可能となる ss 胆嚢癌症例に対する胆嚢床切除術と肝 S4a+5 切除術の予後は 1998 ~ 2004 の胆道癌登録症例予後調査による検証では有意差は認めなかった 現在 JHBPS への投稿論文作製中である ss 胆嚢癌症例に対して 胆管切除術を行ったものと行わなかったものの予後は 1998~ 2004 の胆道癌登録症例予後調査による検証では有意差は認めなかった 現在 JHBPS への投稿論文作製中である 膵臓プロジェクト小委員会 膵 01 研究 化学 ( 放射線 ) 療法が奏功している切除不能膵癌に対する手術適応とそのタイミングデータ解析担当者 : 関西医科大学外科里井壮平先生 目的 化学( 放射線 免疫 ) 療法が奏功している切除不能膵癌に対し切除手術を加える意義を明らかにすること もし意義があるとすれば適切な手術適応とそのタイミングを探ること 対象と方法 化学( 放射線 免疫 ) 療法が奏功し 画像上 SD/PR/CR となり 治療開始後 6 ヶ月以降に切除手術を施行した 58 名を Adjuvant surgery (Ad Surg) 群とした さらに case-match された 58 名を matched-contrtol (ctr) 群とした 両群間の背景因子や累積生存曲線を比較し 予後予測因子を同定した さらに Ad Surg 群において 手術の安全性や予後予測因子を評価した 結果 Ad Surg 群の生存期間中央値は 39.5 ヶ月で 1,3,5 年累積生存率は 95,58,38% で MST 21 ヶ月 87,16,9% と比較して 有意に予後良好であった 多変量解析の結果 手術 14

までの期間 (9 ヶ月 ) が唯一の有意に独立した予後予測因子であった Ad Surg 群における術後観察期間中央値が 16 ヶ月 (1-56) と短いため 今後本研究の頑健性を高めるために さらに一年間の観察期間を必要とすると考えられた 膵 02 研究 膵切除後膵液瘻の重症化因子の検索とそれに基づく膵液瘻の定義 分類データ解析担当者 : 和歌山県立医科大学外科学第 2 講座川井学 目的 膵頭十二指腸切除後の膵液瘻の ISGPF 分類 Grade B/C における重症化因子を明らかにする すでに J Hepatobiliary Pancreat Sci, Online first, 13 April 2011 に掲載されている 膵 03 研究 切除可能膵癌に対する術前治療の切除率 周術期 / 術後成績に及ぼす影響データ解析担当者 : 東北大学肝胆膵外科海野倫明 目的 切除可能膵癌に対する術前治療が 切除率及び周術期治療成績に及ぼす影響を明らかにする 対象と方法 予備調査 : 肝胆膵外科学会高度技能医制度認定修練施設に対して 2007 年 1 月 1 日 2009 年 12 月 31 日 (3 年間 ) の膵癌切除症例数 膵癌術前治療症例数をアンケートで調査 本調査 : 予備調査で手術を企図した術前治療を 5 例以上行った施設に対して 手術を企図して 治療が開始された通常型膵癌症例を対象にアンケート調査 (11) 内視鏡外科関連委員会 ( 若林剛担当理事 ) 肝胆膵外科領域における内視鏡外科手術の実態把握への方策今年度は肝臓内視鏡外科研究会および膵臓内視鏡外科研究会を主体に ともに年一回のアンケート調査を行い実態把握する 将来的には本学会が主体となる方向性で取り組み プロジェクト研究への申請を考慮する 日本内視鏡外科学会との共同ガイドライン ( 肝臓領域 ) を作成することになった 日本内視鏡外科学会ガイドライン作成委員 ( 肝臓領域 ) は若林剛 金子弘真 趙明浩とし 評価委員は國土典宏とした 本委員会からは趙明浩 池田哲夫 新田浩幸を実務委員とし日本内視鏡外科学会ガイドライン作成 ( 肝臓領域 ) に協力する 印税についても 本学会に支払われることを確認した 高度技能医制度委員会に 腹腔鏡下肝切除 ( 部分切除 外側区域切除 ) を高難度肝胆膵外科手術に組み込むことを要望する 第 24 回学術集会の 3 日目午後はすべて肝臓 膵臓の内視鏡外科関連企画としていただいた そこで 腹腔鏡下肝 膵切除の企画を作成し scientific committee に諮り承認いただいた (12) 倫理委員会 ( 太田哲生担当理事 ) 昨年の秋に本委員会を開催し 本年 4 月より任意団体から一般社団法人に変わったため 定款を基に 各委員会に内規を作成いただいた 現在は 本委員会でその内規を確認し 定款検討委員会と相談しながら 文言を統一する作業をしている 15

(13) 評議員選考委員会 ( 平田公一担当理事 ) 本年は 120 名の新評議員の申請があり 全員資格ありとして認定した 氏名 カナ 所属 推薦者 1 合川 公康 アイカワマサヤス 埼玉医科大学 消化器 一般外科 小山 勇 2 相原 司 アイハラツカサ 明和病院 山中 若樹 3 穴澤 貴行 アナサ ワタカユキ 福島県立医科大学病院 後藤 満一 4 阿部 雄太 アヘ ユウタ 東京医科大学八王子医療センター消化器外科 移植外科 島津 元秀 5 阿保 貴章 アホ タカフミ 長崎大学大学院腫瘍外科 七島 篤志 6 天野 良亮 アマノリョウスケ 大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学 山田 靖哉 7 飯田 拓 イイタ タク 京都大学肝胆膵 移植 外科 波多野 悦朗 8 飯田 洋也 イイタ ヒロヤ 明和病院 外科 山中 若樹 9 生田 真一 イクタシンイチ 明和病院外科 山中 若樹 10 池本 哲也 イケモトテツヤ 徳島大学 消化器移植外科 島田 光生 11 伊在井 淳子イサ イシ ュンコ 宮城厚生協会坂総合病院 外科 小熊 信 12 石井 博道 イシイヒロミチ 京都府立与謝の海病院 外科 伊藤 剛 13 石川 原 イシカワハシ メ 近畿大学医学部附属病院 外科 竹山 宜典 14 石田 誠 イシタ マコト 福井県済生会病院 山口 明夫 15 伊志嶺 朝成イシミネトモナリ 浦添総合病院 伊佐 勉 16 板倉 淳 イタクラシ ュン 山梨大学医学部附属病院臨床教育センター 藤井 秀樹 17 伊藤 勝彦 イトウカツヒコ 成田赤十字病院 宮崎 勝 18 井上 善博 イノウエヨシヒロ 大阪医科大学附属病院 谷川 充彦 19 今井 寿 イマイヒサシ 岐阜大学腫瘍外科 長田 真二 20 今村 将文 イマムラマサフミ 札幌医科大学外科 平田 公一 21 岩城 堅太郎イワキケンタロウ 大分赤十字病院 外科 若杉 健三 22 碓井 健文 ウスイタケフ ミ 東京女子医科大学東医療センター外科 小川 健治 23 内田 博喜 ウチタ ヒロキ 別府医療センター 松本 敏文 24 打波 宇 ウチナミヒロシ 秋田大学医学部附属病院 山本 雄造 25 内山 哲之 ウチヤマテツユキ 石巻市立病院 海野 倫明 26 江川 裕人 エカ ワヒロト 朝日大学村上記念病院外科 久米 真 27 枝元 良広 エタ モトヨシヒロ 国立国際医療センター外科 山本 雅一 28 大城 直人 オオシロナオト 社会医療法人敬愛会中頭病院 砂川 宏樹 29 大西 一朗 オオニシイチロウ 国立病院機構金沢医療センター 外科 萱原 正都 30 岡田 克也 オカタ カツヤ 埼玉医科大学国際医療センター 小山 勇 31 岡本 正吾 オカモトショウコ 公立甲賀病院外科 寺嶋 宏明 32 小川 晃平 オカ ワコウヘイ 京都大学医学部付属病院肝胆膵移植外科 上本 伸二 33 笠原 群生 カサハラムレオ 国立成育医療センター移植外科 上本 伸二 34 加藤 正人 カトウマサト 獨協医科大学病院第二外科 窪田 敬一 35 門脇 嘉彦 カト ワキヨシヒコ 神戸赤十字病院 森 隆 36 金本 真美 カナモトマミ 徳島大学 消化器 移植外科 島田 光生 37 萱島 寛人 カヤシマヒロト 済生会福岡総合病院 外科 調 憲 38 河崎 秀樹 カワサキヒテ キ 愛媛県立中央病院 外科 島田 光生 39 川原 敏靖 カワハラトシヤス Department of Surgery,University of Alberta,Canada 川崎 誠治 40 川村 英伸 カワムラヒテ ノフ 盛岡赤十字病院 若林 剛 41 川本 雅彦 カワモトマサヒコ 九州厚生年金病院 外科 田中 雅夫 42 菅野 博隆 カンノヒロタカ 米澤市立病院 土屋 貴男 43 岸 庸二 キシヨウシ 国立がんセンター肝胆膵外科 小菅 智男 44 北出 浩章 キタテ ヒロアキ 関西医科大学附属滝井病院外科 權 雅憲 45 久保 秀文 クホ ヒテ フミ 社会保険徳山中央病院 上野 富雄 46 高 賢樹 コウケンシ ュ 亀田総合病院 加納 宣康 47 古賀 倫太郎コカ リンタロウ 癌研有明病院 齋浦 明夫 48 越川 克己 コシカワカツミ 名古屋大学セントラル病院 消化器外科 中尾 昭公 49 小林 聡 コハ ヤシアキラ 信州大学医学部付属病院 消化器外科 宮川 眞一 50 小林 晋 コハ ヤシシン 国立がんセンター東病院 木下 平 51 齊藤 文良 サイトウフミヨシ 東名厚木病院外科 塚田 一博 52 阪本 靖介 サカモトセイスケ 国立成育医療研究センター移植外科 上本 伸二 53 迫田 雅彦 サコタ マサヒコ 鹿児島大学医学部歯学部付属病院消化器外科 上野 真一 54 佐々木 義之ササキヨシユキ 岐阜大学医学部 腫瘍外科 長田 真二 55 笹沼 英紀 ササヌマヒテ キ 小山市民病院外科 安田 是和 56 塩見 正哉 シオミマサヤ 愛知県厚生連豊田厚生病院 西尾 秀樹 57 塩谷 猛 シオヤタケシ さいたま市民医療センター 外科 内田 英二 58 鈴木 晋 スス キススム 新潟県立中央病院 外科 青野 髙志 59 瀬尾 智 セオサトル 三菱京都病院消化器外科 光吉 明 60 千田 嘉毅 センタ ヨシキ 愛知県がんセンター中央病院 消化器外科 二村 雄次 16

氏名 カナ 所属 推薦者 61 高原 武志 タカハラタケシ 岩手医科大学外科 若林 剛 62 武田 和久 タケタ カス ヒサ 横浜市立大学医学部附属病院 田中 邦哉 63 竹吉 泉 タケヨシイス ミ 群馬大学 臓器病態外科 須納瀬 豊 64 田澤 賢一 タサ ワケンイチ 新潟県厚生連糸魚川総合病院外科 塚田 一博 65 田島 秀浩 タシ マヒテ ヒロ 金沢大学消化器 乳腺 移植再生外科 太田 哲生 66 田辺 大朗 タナヘ タ イロウ 済世会みすみ病院外科 髙森 啓史 67 谷口 健次 タニク チケンシ 小牧市民病院 竹田 伸 68 田原 宗徳 タハラムネノリ 北海道大学病院 第一外科 神山 俊哉 69 田村 淳 タムラシ ュン 大津赤十字病院 土井隆一郎 70 近本 亮 チカモトアキラ 熊本大学医学部消化器外科学講座 別府 透 71 趙 斌 チョウヒン ( 独 ) 国立病院機構東京病院消化器外科 木村 理 72 辻江 正徳 ツシ エマサノリ 国立病院機構大阪医療センター外科 中森 正二 73 出口 義雄 テ ク チヨシオ 昭和大学横浜市北部病院消化器センター 田中 淳一 74 冨樫 順一 トカ シシ ュンイチ 社会保険中央総合病院 一般外科 万代 恭嗣 75 豊川 秀吉 トヨカワヒテ ヨシ 関西医科大学附属牧方病院外科 權 雅憲 76 中田 岳成 ナカタタケナリ 信州大学医学部附属病院消化器外科 宮川 眞一 77 中西 喜嗣 ナカニシヨシツク 北海道大学医学部研究科 平野 聡 78 名取 健 ナトリタケシ 独協医医科大学越谷病院 國土 典宏 79 奈良 聡 ナラサトシ 国立がん研究センター中央病院肝胆膵腫瘍科 島田 和明 80 野田 剛広 ノタ タケヒロ ブラウン大学 ロードアイランド病院 博士研究院 菅野 恵三 81 野見 武雄 ノミタケオ 奈良県立医科大学消化器 総合外科 中島 祥介 82 花岡 潤 ハナオカシ ュン 徳島大学消化器 移植 外科 島田 光生 83 馬場 秀夫 ハ ハ ヒテ オ 熊本大学大学院生命科学研究部先端生命医療科学部門 廣田 昌彦 84 濱 直樹 ハマナオキ 兵庫県立西宮病院 外科 柏崎 正樹 85 林 道廣 ハヤシミチヒロ 大阪医科大学附属病院一般 消化器外科 廣川 文鋭 86 日置 勝義 ヒオキマサヨシ 福山市民病院外科 高倉 範尚 87 東 秀史 ヒカ シヒテ フミ 新日鉄八幡記念病院 外科 杉町 圭史 88 久下 亨 ヒサカトオル 久留米大学外科 木下 壽文 89 日高 匡章 ヒタ カマサアキ 長崎大学大学院移植 消化器外科 兼松 隆之 90 平方 敦史 ヒラカタアツシ 日本医科大学千葉北総病院外科 吉田 寛 91 廣瀬 哲朗 ヒロセテツロウ 高松赤十字病院 第二消火器外科 上本 伸二 92 福田 晃也 フクタ アキナリ 国立成育医療センター移植外科 松野 直徒 93 福田 敏勝 フクタ トシカツ 尾道総合病院 岡本 有三 94 藤井 努 フシ イツトム 名古屋大学 消化器外科 中尾 昭公 95 藤田 博文 フシ タヒロフミ 聖隷三方原病院外科 具 英成 96 藤元 康二 フシ モトコウシ 神鋼病院 外科 東山 洋 97 藤本 康弘 フシ モトヤスヒロ 京都大学大学院医学研究科外科学講座 ( 肝胆膵 移植外科分高折 恭一 98 風呂井 彰 フロイアキラ 霧島市立医師会医療センター外科 菰方 輝夫 99 前原 伸一郎マエハラシンイチロウ 九州がんセンター 池田 泰治 100 増井 俊彦 マスイトシヒコ 島根県立中央病院外科 土井 隆一郎 101 又木 雄弘 マタキユウコウ 鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科 前村 公成 102 待木 雄一 マチキユウイチ 桐生厚生総合病院 外科 広松 孝 103 松下 晃 マツシタアキラ 日本医科大学多摩永山病院外科 吉田 寛 104 松田 実 マツタ ミノル 春日部中央総合病院 矢永 勝彦 105 丸山 常彦 マルヤマツネヒコ 日立製作所 日立総合病院外科 大河内 信弘 106 三木 健司 ミキケンシ 公立昭和病院外科 照屋 正則 107 水本 雅己 ミス モトマサキ 京都大学医学部付属病院 肝胆膵移植外科 上本 伸二 108 南 裕太 ミナミユウタ 横須賀共済病院 遠藤 格 109 宮城 重人 ミヤキ シケ ヒト 東北大学 先進外科 ( 移植再建内視鏡外科 ) 里見 進 110 三輪 史郎 ミワシロウ 岡谷市民病院 消化器外科部長 宮川 眞一 111 村上 真 ムラカミマコト 福井医科大学 山口 明夫 112 森 隆太郎 モリリュウタロウ 横浜市立大学附属病院消化器 腫瘍外科学 遠藤 格 113 森永 聡一郎モリナカ ソウイチロウ 神奈川県立がんセンター消化器外科 ( 肝胆膵 ) 小菅 智男 114 矢田 一宏 ヤタ カス ヒロ 大分大学医学部相互外科学第 1 講座 北野 正剛 115 柳本 泰明 ヤナキ モトヒロアキ 関西医科大学附属病院外科 權 雅憲 116 山懸 基維 ヤマカ タモトユキ 済生会唐津病院 園田 孝志 117 山田 豪 ヤマタ スク ル 名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学 竹田 伸 118 山本 順司 ヤマモトシ ュンシ 防衛医科大学校外科学 初瀬 一夫 119 吉川 大太郎ヨシカワタ イタロウ 日本大学医学部外科学系消化外科学分野 高山 忠利 120 和田 幸之 ワタ ヨシユキ 国立病院機構九州医療センター 才津 秀樹 本社員総会において 上記 120 名の申請者を新評議員として承認された 17

現行の申請条件に関する表現の一部加筆 修正を必要とし かつ学会報告に関する条件を 1 件のみとしていることへの疑義に対しての検討結果 平成 26 年度からの評議員申請条件について 以下の如くとする 現行の評議員申請条件 1. 主要論文については 筆頭 共著を問わず 肝 胆 膵に関する論文が査読制度のある学会雑誌に 3 編以上掲載されていること 2. 主要学会報告については 本学会総会において 筆頭で 1 回以上発表をしていること または本学会総会の座長をしていること 3. 会員歴は 2 年以上であり ( 入会年月日から 提出する申請書の審査結果が公表される評議員会前日までに丸 2 年間の経過が必要 ) 会費を完納していること 平成 26 年度からの評議員申請条件 1. 主要論文については 筆頭 共著を問わずに 肝 胆 膵に関する論文が査読性のある学術雑誌に申請時に 3 編以上掲載済みであること 2. 主要学会報告については 肝 胆 膵に関する報告が 3 件以上あること そのうち 1 件は 本学会総会における筆頭発表かあるいは本学会総会の座長の経験であること なお 筆頭経験等については公式なプログラム委員会等の選考を経たものとし 企業による選考のそれについては対象としない 3. 会員歴は 2 年間以上 ( 入会年月日から提出後申請結果かが公表される評議員会前日までの期間 ) 継続して年会費を完納していること 本社員総会において 平成 26 年度からの評議員申請条件を上記に修正とすることが承認された (14) 編集委員会報告 ( 高田忠敬 Editor-in-Chief) 昨年度から official journal の誌名が Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences に変更となった 現在の予測 Impact Factor は JHBP Surgery1 年分だが 1.6 ぐらいとなっている JHBP Sciences は来年から 1 年分が出るのでだんだんと上がっていくと考えている Accept と Reject の割合について Accept が 25.2% で Reject が 74.8% となった 論文の投稿については 41% と日本が一番多いが 欧州からの投稿も多くなってきた ガイドラインや Topics はよく引用されている 引用される回数が少ない Case Report は JHBP Sciences からは掲載しないことにした 日本人は本機関誌を他の雑誌で引用するのは 10% いかないが アメリカや欧州は 15% いる これについては 皆様の協力をいただきたいと考える ダウンロードする回数を見ても 日本人は 13% であるのに比べアメリカは 16% となっている Impact Factor の推移について 2009 年と 2010 年は JHBP Sciences に移行するために JHBP Surgery のときにそれまで溜まっていた Case Report や Topics を倍以上掲載した そのため 今年の Impact Factor の数値に影響が出ると考えている 来年度は JHBP Surgery1 年分と JHBP Sciences1 年分の引用数 再来年は JHBP Scineces2 年分で Impact Factor が計算される 今後は掲載論文数を減らして 引用回数が多い Topics を定期的に掲載する予定である 18

(15) 学会賞選考委員会 ( 高田賞について ) ( 海野倫明委員長 ) 学会賞は平成 22 年に Journal of Hepato-Biliary-Pancretic Sciences, vol.17 に掲載された原著論文で 筆頭著者が本会会員であるものから選出した 第 1 位論文 : 総合評価平均点 4.222 Development of nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD) and nonalcoholic steatohepatitis (NASH) after pancreaticoduodenectomy: proposal of a postoperative NAFLD scoring system Hiroyuki Kato, Shuji Isaji, Yoshinori Azumi, Masashi Kishiwada and Takashi Hamada, et al.( 三重大学 ) Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences, 2010, Volume 17, Number 3, Pages 296-304 第 2 位論文 : 総合評価平均点 3.888 Impact of residual in situ carcinoma on postoperative survival in 125 patients with extrahepaticbile duct carcinoma Yoshitsugu Nakanishi, Satoshi Kondo, Yoh Zen, Atsuya Yonemori and Kanako Kubota, et al.( 北海道大学 ) Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences, 2010, Volume 17, Number 2, Pages 166-173 なお 学会賞 1 位の加藤先生には 高田賞 ( 副賞 20 万円 ) も授与される 6: その他委員会報告 (1) あり方委員会 ( 遠藤格担当理事 ) 過去 5 年間の議事録を参考にして 過去の活動を確認した また 昨日の本委員会開催において データベースの今後のあり方について 江川新一先生に参加いただき現在の状況などお話しいただいた 本学会のデータベースの意義は 高度技能医の申請と毎年の修練施設の手術成績の報告が省けること また癌登録 さらにプロジェクト委員会ということであると理解した ただし プロジェクト委員会については 現状今日では NCD のデータベースを利用することは無理であることも分かった 本委員会からの提案として 現在 日本膵切研究会や合流異常研究会が毎年アンケートを行っており 手で入力したり書いて提出しているドクターの負担を減らすためにも データベース委員会と関連する研究会と話し合うなど アンケート実施について検討いただきたい また 次の提案として NCD の成績が出るのが来年 3 月とういことで日本消化器外科学会では専門医が執刀した手術と非専門医が執刀した手術で成績が出るか否かについて検討される予定なので 本学会の技能医が手術したかしていないか もしくは認定施設か否かが成績に出てくると考える そうなった場合 現在でも保険点数が上がって 病院の収入が上がっているが 現状では外科医には還元されていないので データベース委員会のほうから学会主導で外科医に還元されるように病院に働きかけていただきたい 高田忠敬理事長より 現在は インセンティブ という言葉だけ 1 人歩きしている状況で もっとほかに考えるべきことがあると考える と述べられた (2)Scientific Committee( 理事長賞について ) ( 宮崎勝担当理事 ) 本委員会では 第 24 回学術集会でのプログラムについて検討された 1 会場 1 臓器 ( 肝 胆 膵 横断的領域 ) 縦 4 列で進行する ( 会場を分散させずに 1 会場 1 臓器でしっかりと勉強できる また特別講演や企画物に十分に参加者を集める ) 19

ビデオと企画物 ( シンポなど ) 一般演題 ( 口演 ) の並存回避 ( ビデオと口演が並ぶとどうしてもビデオに人が流れる ビデオセッションは各臓器横一列に配置する ) ミニシンポを廃止しポスターを充実させる ( 優秀ポスターを選定し 口演の場を設ける ) ( 教育講演を除き基本的に 4 会場しか使わないのでポスター発表が増えざるを得ない ポスターにも優秀なものがあるのできっちりと評価する ) 教育セミナーは教育プログラム立案小委員会のたてた 3 年 1 サイクルの予定表に沿った内容で企画する 本委員会では当該学術集会において特に優秀な演題の演者を選出しており 選出された演者は まず JHBPS に投稿する そして 査読の結果において Accept となれば 社員総会にて理事長賞を授与され そのプレナリー論文は JHBPS に掲載される 今回 理事長賞が授与されるのは下記 5 名となった 浅井浩司先生 ( 東邦大学第 3 外科 ) 急性胆嚢炎症例における胆汁内細菌と結石分析の解析 - ガイドラインは胆汁内細菌陽性を反映しうるか - 川原敏靖先生 (University of Alberta, Hepatobiliary Pancreatic and Transplant Surgery) アルバータ大学における膵島移植後門脈圧の変化と門脈血栓 およびその関連因子の検討 那須裕也先生 ( 北海道大学腫瘍外科 ) 肝門浸潤進行胆嚢癌の外科治療 - 肝門部胆管癌との比較 - 村田泰洋先生 ( 三重大学医学部肝胆膵 移植外科 ) 局所進行膵癌に対する gemcitabine 併用化学放射線療法の効果と予後 - 組織中 hent1 の発現は strong prognostic factor となり得る - 吉田龍一先生 ( 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器 腫瘍外科学分野肝胆膵 移植外科 ) 生体肝移植周術期栄養療法に関する探索的臨床研究 (3) 国際交流委員会 ( 木村理担当理事 ) 本年 第 9 回 Internatioal Observership の募集に関して 募集要項と申請書類が平成 23 年 1 月 10 日を提出締め切り期限として 本学会事務局より送付された 平成 23 年 1 月 7 日着で 1 名の応募があり 平成 23 年 1 月 18 日 本委員会内の持ち回りで選考を行なった 2 名の委員より 発表論文リストに著者名を明記するようにとの指摘あり 応募者に再度提出するよう依頼後 提出があり改めて選考を行った その後 平成 23 年 2 月 7 日に再選考の間に応募取り下げの連絡があった 平成 23 年 2 月 7 日 その旨高田理事長に報告した 仕方がないので 今回はなしでいきましょう とお返事であった 平成 23 年 2 月 17 日本人から辞退届が郵送で届いた 辞退届けがあった事 追加募集はしない事を承認するか平成 23 年 2 月 23 日 本委員会内で持ち回り委員会を行い 追加募集はしない事になりました 20

本委員より今後の再発防止のために Observership 応募中は 他には応募しないという誓約書 念書の提出を義務とするなどの意見があった 米国の受入施設の Traverso, Sarr, Reber, Farnell 教授には候補者がいなかった事実を伝え 了解を得た 平成 23 年 3 月初旬高田理事長の指示により これまでの 8 名の Observer たちにアンケートをメールで行いった アンケートの内容は 留学して良かったこと それが帰国後どのように有益だったか 財政的支援は 100 万円でよいのかである 5 名からの返事があった 本社員総会で承認いただければ アンケート結果を米国の受入施設の Traverso, Sarr, Reber, Farnell 教授に送信する予定である 最近では留学熱が冷めていることと 外科医が少ないことから施設が留学させにくい体制になっている背景がある アンケートでは この Observership 制度をフレキシブルに変えたほうがいいのではないかという意見もあった 例えば 現在は Traverso 教授のところに 1 年 Mayo に UCLA に半年となっているところ Mayo にいけば若いドクターが興味を持っているラパロを盛んにやっているのでその期間を長くするなどの意見があった 本委員会では このアンケートの結果をもとに この制度を魅力あるものにすることを検討する (4) 保険診療委員会 ( 矢永勝彦委員長 ) 今年から若林剛理事に 本委員会委員に加わっていただいた 新規申請 新設 肝尾状葉切除術 腹腔鏡下胃上部血行遮断術肝切除の前処置としての門脈塞栓 改正 脾摘出手術 1. 腹腔鏡によるもの 増点 腹腔鏡下脾摘出手術における画像等手術支援加算 加算 腹腔鏡下胆嚢摘出手術における画像等手術支援加算 加算 継続 新設 肝切除術 2. 1 区域切除 の独立 ( と増点 ) 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術 ( 先進医療 ) 内視鏡外科学会より肝胆膵外科における特殊縫合糸加算 臨床外科学会より膵酵素阻害剤 抗生物質持続動注療法 腹部救急医学会より改正 胆嚢悪性腫瘍手術 2. 肝切除を伴うもの につき 肝切除 ( 葉切除以上 ) を肝切除 ( 亜区域切除以上 ) に拡大材料 K936 自動縫合器加算 肝切除 胃空腸吻合 総胆管胃 ( 腸 ) 吻合 膵嚢胞胃 ( 腸 ) 吻合術 膵管空腸吻合術への算定肝疾患手術の際の凝固デバイスの算定 手術コーディング 外保連手術試案第 8 版を作成するに当たり 手術をコード化することなり 2010 年の仮 fix 分を 2011 年 1 月に発足する NCD の手術名に使用 近日中に世に出る外保連手術試案第 8 版から 最新のコードを採用する 手術の医療材料の全国調査 外保連手術試案第 8 版を作成する際に 各術式について特殊縫合糸など手術料に食い込む手術材料費 償還される医療材料 使用薬品の全国調査を行うこととなり 本学会が主学会の主要手術に関して 肝胆膵外科学会 外科学会の保険診療委員の施設を中心に調査を 21

実施 ただし生体肝移植に関しては 保険診療委員の施設では十分な症例が集まらないため 症例数の多い代表的施設にデータ収集の協力を要請し 実施 検査の医療材料の全国調査 本学会が主学会の検査に関して 同様の調査を実施 E 難度手術の見直し E 難度手術が外保連手術試案第 7 版の 561 術式から 116 術式に大幅減少となった 肝胆膵外科学会が主学会の 26 術式に関しては 11 術式に減少 ( ドナー肝採取の一部 血行再建なしの肝門部胆管癌 PD 膵中央切除などは D 難度へ ) (5) 利益相反委員会 ( 國土典宏担当理事 ) 前回の持ち回り理事会で本学会利益相反の指針について承認いただき 3 月 7 日から施行されていることになっている 同じく機関誌の利益相反も同持ち回り理事会にて承認いただき 現在稼動している状況である 次回の学術集会からは 演題応募のときに利益相反についての入力をいただきたいことと 発表のときにはスライドあるいはポスターにそれを開示いただくことになる 6: 第 23 回 (2011 年度 ) 学術集会について ( 青木達哉当番会長 ) テーマ : 高度技能の習得と継承会期 : 2011 年 6 月 8 日 ( 水 )~10 日 ( 金 ) 会場 : 京王プラザホテル 1258 題の演題 ( 指定演題も含む ) が集まった 7: 第 24 回 (2012 年度 ) 学術集会について ( 藤元治朗当番会長 ) テーマ : 肝胆膵外科あるべき姿を求めて会期 : 平成 24 年 (2012 年 )5 月 30 日 ( 水 )~6 月 1 日 ( 金 ) 会場 : 大阪国際会議場 ( グランキューブ大阪 ) 8: 第 25 回 (2013 年度 ) 学術集会について ( 窪田敬一当番会長 ) テーマ : 高度技能医さらなる実力の向上を目指して会期 : 2013 年 ( 平成 25 年 )6 月 12 日 ( 水 )~14 日 ( 金 ) 会場 : ホテル東日本宇都宮 9: 第 26 回 (2014 年度 ) 学術集会当番会長について ( 高田忠敬理事長 ) 昨日の本学会理事会において 和歌山県立医科大学第二外科山上裕機教授が第 26 回学術集会当番会長として承認された 10: 名誉会員 / 特別会員および海外の名誉会員推戴の件 ( 高田忠敬理事長 ) 本社員総会において 下記名誉会員 特別会員推戴者として承認された 名誉会員推戴者高崎健先生兼松隆之先生 Steven M. Strasberg, M.D. 特別会員推戴者浅野武秀先生 12: 学会賞および高田賞授与式 ( 高田忠敬理事長 ) 1 位加藤宏之先生 ( 三重大学肝胆膵移植外科 ) Development of nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD) and nonalcoholic 22

steatohepatitis (NASH) after pancreaticoduodenectomy: proposal of a postoperative NAFLD scoring system Vol.17: Pages296 304 2 位中西喜嗣先生 ( 投稿時 : 北海道大学大学院医学研究科腫瘍外科学分野 / 現 : 国立函館病院外科 ) Impact of residual in situ carcinoma on postoperative survival in 125 patients with extrahepatic bile duct carcinoma Vol.17:Pages166 173 学会賞 1 位の加藤宏先生には 副賞として高田賞が授与された 13: 理事長賞授与式 ( 高田忠敬理事長 ) 下記 5 名の先生に理事長賞が授与された 浅井浩司先生 ( 東邦大学第 3 外科 ) 急性胆嚢炎症例における胆汁内細菌と結石分析の解析 - ガイドラインは胆汁内細菌陽性を反映しうるか - 川原敏靖先生 (University of Alberta, Hepatobiliary Pancreatic and Transplant Surgery) アルバータ大学における膵島移植後門脈圧の変化と門脈血栓 およびその関連因子の検討 那須裕也先生 ( 北海道大学腫瘍外科 ) 肝門浸潤進行胆嚢癌の外科治療 - 肝門部胆管癌との比較 - 村田泰洋先生 ( 三重大学医学部肝胆膵 移植外科 ) 局所進行膵癌に対する gemcitabine 併用化学放射線療法の効果と予後 - 組織中 hent1 の発現は strong prognostic factor となり得る - 吉田龍一先生 ( 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器 腫瘍外科学分野肝胆膵 移植外科 ) 生体肝移植周術期栄養療法に関する探索的臨床研究 14: 会長賞授与式 ( 青木達哉当番会長 ) 下記 3 名の先生に会長賞が授与された 廣岡智先生 ( 関西医科大学外科 ) 一般ポスターセッション 12 膵臓基礎 臨床研究 膵癌患者における免疫機能評価 宮澤基樹先生 ( 和歌山県立医科大学第二外科 ) 一般ポスターセッション 12 膵臓基礎 臨床研究 膵癌に対する Ubiquitin 融合遺伝子を用いた樹状細胞ワクチン療法 八木真太郎先生 ( 京都大学肝胆膵 移植外科 ) 要望ポスターセッション 6 肝胆膵領域における分子標的治療 / トランスレーショナルリサーチ 心停止ドナー肝移植に対する酸素を用いた臓器保存 VSOP の効果 ドナープール拡大を目指して 15: 名誉会員 / 特別会員推戴授与式 ( 高田忠敬理事長 ) 下記 3 名に名誉会員推戴が授与された 名誉会員推戴授与者跡見裕先生 23

二村雄次先生竜崇正先生 下記 3 名に特別会員推戴が授与された 特別会員推戴授与者冲永功太先生門脇淳先生清水武昭先生 その他 木村理理事より 本年 11 月 9 日 ~12 日に 第 21 回 World Congress of the International Association of Surgeons, Gastroenterologists and Oncologists (IASGO) が東京 京王プラザホテルにて開催されるので 本学会会員の皆様に応援いただきたいとのお願いが述べられた 本社員総会にて 本学会が第 21 回 IASGO に協力することが承認された 文責 : 高田忠敬 24