₂.₁ アンケート調査の目的広島県耐震改修促進計画の策定にあたり, 県内の住宅や特定建築物の所有者等の耐震診断 耐震改修に関する意識を調査し, 耐震化を促進する上で必要となる事項, 障害となる事項を抽出するために, アンケートによるサンプル調査を実施した ₂.₂ 調査対象 1 昭和 ₅₆ 年以前に建

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山西央朗 山田裕也 清水斉 層 ₈ ₇ ₆ ₅ ₄ ₃ ₂ ₁ 表 ₁ 部材リスト 柱 梁 C₁, C₂ C₃ G₁ G₂ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₉ ₁₂ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₉ -₄₀₀ ₄₀₀ ₁₆ H-₄₅₀ ₂₅₀ ₉ ₁₆ H-₄₀₀ ₂₀₀ ₁₂ ₂₂ -₄₀

₁₀) 表 1. 穀類 100 あたりの栄養成分 エネルギー kcal タンパク質 脂質 炭水化物 カリウム m 水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 大麦押麦 ₃₄₀ ₆.₂ ₁.₃ ₇₇.₈ ₁₇₀ ₆.₀ ₃.₆ 大麦米粒麦 ₃₄₀ ₇.₀ ₂.₁ ₇₆.₂ ₁₇₀ ₆.₀ ₂.₇ 小麦 ₃₃₇ ₁

図 ₁ 試験体 図 ₂ 試験体の接合金物 図 ₃ 鋼製金物詳細 表 ₁ 試験体名と形態 斜材 ( 段組数 ( 段 ) 設置形態 B₄₀-₃D ₄₀ ₁₀₅ ₃ 対角止め B₄₀-₃C₁ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₃C₂ ₄₀ ₁₀₅ ₃ 中央止め B₄₀-₁D ₄₀ ₁₀₅ ₁ 対角止め

仲下 中村 木山 北村 影響を及ぼす要因について検討することを目的とした. 減量成功に影響を及ぼす促進および阻害要因を明らかにすることは, 特定保健指導を効果的に実施するうえで有用と考えた. Ⅱ 方法 1. 研究デザインと対象本研究は縦断的研究デザインを用いた.₂₀₀₈ 年 ₄ 月から₂₀₀₉ 年

標準範囲のBMI でHbA1c 高値の若年女性の生活習慣病リスクに関する検討

32, 15, 3 EUS TIC 1 db,eus EG SR EUS 60, 27, 24 EUS EG SR 0. 11, , EUS EUS EG ₂₆ ₆ 1, 2, 1, 1, 3, 2, 4, 1 1, 2, 3, 4 FibroScan,

上 野 山 崎 石 川 の 理 解 ₆,₁₃) や 医 療 従 事 者 との 良 好 な 関 係 ₁₄,₁₅), 治 療 への 参 加 意 識 ₃), 治 療 への 同 意 ₃) や 納 得 ₁₆), 疾 患 に 対 するリスクや 薬 の 必 要 性 についての 知 識 を 得 て いること ₃,₁

す, 搗く, 焼く, 茹でるの ₄ 種類に分けられ, ソルギトックは蒸して作る餅の基本であり米粉に水, 砂糖, 蜂蜜などを加えふるいにかけ, 型に入れてから蒸した餅である ₁₀)₁₁). 本研究では本来うるち米粉を蒸して作るソルギトックにもち米粉を加え, もち米で作った粘りのある餅を食べてきた日本人

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₁₈ ₂ RI フード ( オークリッジ型 ) ₁₃₀ 万円 ( 本体 )~ ₁.₅ ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ 核医学施設向けセフティキャビネット SCシリーズ 別途打合 ₁.₅ヵ月 千代田テクノル ₁₈ ₂ フード ( オークリッジ型 ) NSO ₁₂₀₀ ₁₅₀₀ ₁₈₀₀ ₁₁₈ ₁₃₂

刻な児童虐待であり, その防止が行政の最優先課題であることは異論がないであろう 児童虐待死亡ケースは, 家庭内で起きる 親による子殺し であるが, 日本における 殺人事件全体, 殺人事件の半数は家族親族の児童虐待, 100 間で起きる

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問 題 1 ₁ ₃ ₅ ₂ ₄ ₆ 問 題 2 ₁ ₂ ₃ 問 題 3 ₁ ₂ ₃ ₄ ₅ 2 2

石 橋 堀 口 丸 井 稲 田 を 明 らかにし 理 解 することが 必 要 である ₁₀,₁₁).リ スク 認 知 とは,リスクに 対 する 主 観 的 なイメージ であり, 認 知 心 理 学 より 発 達 し 研 究 されてきた. 一 般 の 人 々と 専 門 家 でリスク 認 知 が 違 う

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2 長田尚子 板橋衛 活用しつつ自給率の低い転作作物等の需要に応じた生産拡大が図られた.2010 年に戸別所得補償モデル対策が開始され, 米の 生産数量目標 に即した生産を行った販売農家 ( 集落営農を含む ) に対して所得補償を行い, 今後の戸別所得補償制度で米以外の多くの品目を広く組み込む方向を

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高流量鼻カニュラ酸素療法 ( ネーザルハイフロー ) 図 1 HFNC による換気パターンの変化 2) 健常人,COPD 患者,IPF 患者それぞれ ₁₂ 人の HFNC 前後の変化 量の増大が見られたが, 健常者では減少した. 全ての群で呼吸数と分時換気量は減少し,COPD と IPF 患者では毛

放射線管理用品 ₂₄ ₁ 多機能除染用ワイパー別途見積 ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ RI 実験衣 ₀.₄₅ 万円 ( 税抜 ) ₁₀ 日 アトックス ₂₄ ₁ 放射線管理区域標識別途見積別途打合医建エンジニアリング ₂₄ ₁ LED 表示灯 ( 使用中表示灯 ) 別途見積別途打合医建エンジニアリ

はじめに慶應義塾では, 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し, 能力 適性等を多面的に評価することで, 広く多様性のある優秀な入学者受入れをすべく,₁₉₇₉ 年 ₄ 月より帰国生入試を実施しています この 募集要項 には, 入学試験の概要と, 出願準備から入学手続までのすべての事項を時間の流れ

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田中武 栗栖慎也 甲斐健 山崎勇 織田浩二 﨑将智 植月唯夫 に対する評価基準が異なっても良いと考えられる ₂ ) 体育館のスポーツ照明として,LED 光源を用い, ₁ ) 照明用光源の LED 素子単体が見えない状態にする ₂ ) 実際の直下照度を低下させない ことで, 体育館内の照度分布の達成,

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風間慶祐, 他 ながら,LACの安全性や忍容性の検討は, これまで主に ₇₅ 歳以下もしくは₈₀ 歳以下を対象に検討が行われてきた. 一方で, 加齢により ADLの低下が見られ有訴率は上昇し ₅), 全身臓器機能低下が予想され, 一般に術後合併症のリスクは増加すると言われている ₆). このため ₈

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338 西博行 生中雅也 西村良夫 H Br F 図 ₁ ラニレスタットの構造式 のエナンチオマー評価法の開発研究を行っている 本論文では, ラニレスタットの光学活性中間体につき, キラル HPLC を用いた評価法の検討を行った結果について報告する なお, ラニレスタットは, 糖尿病合併症薬として臨


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ているが, 概要的 断片的内容に止まり, とくに指導的教員の動向を捉えられる叙述になっていない ₅ ) 新修鳥取市史 第 ₅ 巻は, 時期ごとに県教育会 市教育会の動向を叙述し, 研究を一歩進めたが, やはり指導的教員の動向を踏まえたものではない ₆ ) 篠村昭二の鳥取県教育史研究は, 県内の指導的

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佐見 植田 結びつくと考えられている ₅). 畑は, その疾病をいかに深刻なものととらえていたとしても, 罹患の可能性がないと考えている場合には, その疾病への恐れは存在しないことになり, 結果としていかなる予防行動も起こりえないとしている. また, この 重大性 の自覚と 罹患性 の自覚の ₂ つ

ネーザルハイフロー療法の適応と限界 図 1 左 : フィッシャーアンドパイケル社システム ( 出典 : 社内資料 ) 右 : パシフィックメディコ社システム ( 出典 : 社内資料 ) と酸素濃度計が付属している. ブレンダーには酸素配管と圧縮空気配管からのガスを混合させるものと, 酸素配管からの酸

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るアフォリズムの変遷を辿り その特徴を探っていきたい 1. 初期のアフォリズム 最初に発表されたアフォリズムの作品は ₁₉₃₆ 年出版の ムーラン プルミエ である 若い頃の一時期 シャールがシュルレアリスムの活動に参加していたことはよく知られているが そのきっかけは ₁₉₂₉ 年に南仏の小さな町リ

2012 SOSHIN DISCLOSURE 融資業務 平成24年7月末現在 3ヶ月以上8年以内 最短 6ヶ月以上7年以内 万円以上200万円以内 購入 3ヶ月以上8年以内 6ヶ月以上8年以内 6ヶ月以上8年以内 1年以上7年以内 3ヶ月以上15年以内 業務内容 取扱商品のご案内 29

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必要ならば, 次の原子量および定数を用いなさい H = ₁.₀ He = ₄ C = ₁₂ N = ₁₄ O = ₁₆ S = ₃₂ 気体定数 :R = ₈.₃₁ # ₁₀[Pa ₃ L/(K mol)] Ⅰ. ~ に答えなさい ₃₅ ₁₇Cl の塩素原子の中性子の数はいくつか 1~5のうちから一つ

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北の国際協力拠点 ってなんだろう? 区に 国際協力の拠点があることをご存じですか今月は 開発途上国の課題解決や地域の活性化をお手伝いするJICA 北海道の活動をお知らせします JICAに関するお問い合わせ先 JICA 北海道 ( 札幌 )b₈₆₆ ₈333 c₈₆₆ ₈3₈₂ ホームページ www.


だしに学ぶ

高糖生地に適した酵母の発酵特性

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広島工業大学紀要研究編第 ₄₆ 巻 (₂₀₁₂)21 29 論文 木造住宅の耐震診断と耐震改修に関する住民意識の質問紙調査 岩井哲 * 近藤皓彦 ** ( 平成 ₂₃ 年 ₁₀ 月 ₃₁ 日受付 ) Questionnaire Survey on Consciousness of Inhabitants about the Earthquake-Proof Diagnosis and Resistance Improvements of Wooden House Satoshi IWAI and Akihiko KONDO (Received Oct. 31, 2011) Abstract For the owners of wooden residential houses, the questionnaire survey by a paper was carried out on the consciousness about the earthquake-resistant diagnosis of the house and the earthquakeresistant improvement. The investigation items were edited, based on the questionnaire survey about the earthquake resistance of the house performed by Hiroshima prefecture in 2006, and the answer was compared with the results of the prefecture. The purpose of the survey was intended to examine the difference of the consciousness answer to depend on the housing construction year that is 1) before 1961, 2) between 1962 through 1981, or 3) after 1982, widely used in the earthquake damage estimation by the local government. It is clarified that the owners of wooden houses constructed after the 1981 new anti-seismic design code also had some concern to the earthquake resistance of their house. Key Words: questionnaire survey, wooden house, earthquake-proof diagnosis, earthquake-resistance improvement, consciousness of disaster mitigation ₁. はじめに木造戸建住宅の所有者を対象に, 質問紙により住宅の耐震診断と耐震改修に関する意識のアンケート調査を行った 調査項目は, 広島県が行った 住宅の耐震化に関するアンケート調査 ₁ )を基に編集作成したが, 県の調査の結果と比較するために大きな変更は行っていない 広島県のアンケート調査は, 建築で 新耐震設計基準 以前と言われる₁₉₈₁ 年以前に建築された木造戸建住宅の所有者を対象にして₂₀₀₆ 年に行われた 新耐震設計基準は ₁₉₉₅ 年の神戸の震災においても耐震効果を発揮し十分に評価を得ているが, 制定以来, 既に₃₀ 年を経過し, 古くなってきている そこで本研究では, アンケートの調査対象は建設年代と無関係に行った 地震被害想定調査で広く用い られている,1 昭和 ₃₆ 年 (₁₉₆₁ 年 ) 以前,2 昭和 ₃₇~₅₆ 年 (₁₉₆₂~₁₉₈₁ 年 ),3 昭和 ₅₇ 年 (₁₉₈₂ 年 ) 以降の建設年代別による回答 ( 意識 ) の差を調べることを比較の目的とした なお質問の最後に, 耐震診断を希望するか, という項目を加えた ₂. 広島県のアンケート調査方法と結果広島県のアンケート調査は,₂₀₀₆ 年に, 広島市中区 安佐南区, 福山市に在住で,₁₉₈₁ 年以前に建築された木造戸建住宅の所有者を対象にして行われた ₂₀₀ 部を発送し₇₂ 部回収され, 回収率は₃₆% であった 以下の記述は文献 ₁ ) による * 広島工業大学工学部建築工学科 ** 広島工業大学大学院工学系研究科建設工学専攻 21

₂.₁ アンケート調査の目的広島県耐震改修促進計画の策定にあたり, 県内の住宅や特定建築物の所有者等の耐震診断 耐震改修に関する意識を調査し, 耐震化を促進する上で必要となる事項, 障害となる事項を抽出するために, アンケートによるサンプル調査を実施した ₂.₂ 調査対象 1 昭和 ₅₆ 年以前に建築された木造戸建住宅の所有者 ( 広島市中区 安佐南区, 福山市 ) 建築計画概要書より無作為抽出した ( 発送数 :₂₀₀ 件 ) 2 特定建築物の所有者 ( 広島市, 福山市 ) ( 発送数 :₁₀₀ 件 ) 3 耐震改修に関係する NPO 団体等 ( 発送数 : ₄ 件 ) ₂.₃ 主な設問内容 地震時の倒壊危険性に対する認識 耐震診断 耐震改修の必要性の認識 耐震診断 耐震改修を実施する理由, 実施しない理由 耐震診断 耐震改修の実績 耐震改修を実施する機会 耐震対策を実施する場合の対策の程度 家具の転倒防止の実施の有無と実施しない理由 耐震化の促進に関して行政に望む取り組み 行政が行う指導 指示等に対する意見 耐震改修促進税制の認識, 活用の意向 保険 建物共済の加入の有無と加入しない理由 耐震改修促進に関する自由意見 ₂.₄ 調査方法平成 ₁₈ 年 ₉ 月 ₂₈ 日郵便で発送し, 平成 ₁₈ 年 ₁₁ 月 ₂₂ 日まで郵便で回収した ₂.₅ 返信数と回収率 1 昭和 ₅₆ 年以前に建築された木造戸建住宅の所有者 :₇₂ 通 ( 回収率 ₃₆%) 2 特定建築物の所有者 :₅₃ 通 ( 回収率 ₅₃%) 3 耐震改修に関係する NPO 団体等 : ₃ 通 ( 回収率 ₇₅%) ₂.₆ アンケート結果概要昭和 ₅₆ 年以前に建築された木造戸建住宅の所有者のアンケート調査結果を表 ₁ に示す 結果概要は以下の通りであった ₁ )₆₆% の方が, 昭和 ₅₆ 年以前の住宅が地震による倒壊の危険性があることを知っている ₂ )₆₉% の方が, 現在住んでいる住宅の耐震診断が必要と 思っている ₃ ) 耐震診断が不必要だと思っている方の内,₃₁% の方が費用がかかること, 地震が発生しないことを理由と考えている ₄ ) 大地震が発生した際, 壊れないように改修する又は, 部分的に壊れても倒れない程度に改修したいと考えている方の₆₆% が, 改修資金などの条件が整えば改修を行いたいと考えている ₅ ) 行政に期待することは, 耐震改修費用の負担 (₆₃%), 技術者や相談窓口の紹介 (₃₂%), 危険な地域に関する情報の公開 (₂₉%) の順であった ₆ )₆₈% の方が, 家具類の固定を実施していない ₇ ) 耐震改修促進税制について知っている方は ₈ % であった ₃. アンケート集計結果本研究でのアンケート調査紙の配布地域は広島県広島市佐伯区屋代地区と廿日市市佐方地区で, 戸建住宅所有者を対象に行った 回答はなるべく 木造戸建住宅所有者 に記入してもらうよう促した 平成 ₂₂ 年 ₁₂ 月に₈₅₇ 部を巡回配布し, 郵送で₂₃₃ 部を回収した 回収率は₂₇% であった 調査集計結果を以下の表 ₁ に広島県の結果と併せて示す 複数回答可の項目のうち, 特に大切だと思うもの と, 回答 が一つのみの数は表 ₂ の通りである ₄. アンケートの考察とクロス集計結果設問 Q₂ によると, 回答者の住宅建設年代は₁₉₈₂ 年以降が₅₄%, 残りは₁₉₆₂~₁₉₈₁ 年が₄₃% で,₁₉₆₁ 年以前は ₂ % と少ない 住宅建設年代の違いがあるものの今回の調査結果は, 概ね広島県の結果と合致している ₄.₁ 耐震診断 耐震改修の必要性の認識設問 Q₃ 住宅は耐震性が十分にあると思いますか? に対して,₃₀% が十分あると答えた その建設年代別内訳は, 図 ₁ に示すように₁₉₈₂ 年 ( 昭和 ₅₇ 年 ) 以降が多く, 住民一般においても, 新耐震設計によることが耐震性の根拠となっていると考えられる 設問 Q₄ あなたがお住まいの住宅は耐震診断が必要と思いますか? に対して,₅₆% が思うと答えた 図 ₂ から ₁₉₈₂ 年 ( 昭和 ₅₇ 年 ) 以降の回答者も半数が思うと答えていることがわかる その理由を問う設問 Q₅ (Q₄ で1と回答した方にお尋ねします ) あなたがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思う理由は何ですか? に対して,1 自宅の耐震性を確認したいから,2 地震が心配だから,3 自宅の耐震性に不安があるから は, 複数回答可ながら, どれも₅₀% を超えほぼ同数で, 地震に対しての不安から, 自 22

木造住宅の耐震診断と耐震改修に関する住民意識の質問紙調査 表 ₁ 耐震診断と耐震改修に関する意識の調査結果 No. 設問選択肢 Q₁ Q₂ Q₃ Q₄ Q₅ Q₆ Q₇ 平成 ₁₅ 年において, 全国で居住されている住宅の数は約 ₄,₇₀₀ 万戸ありますが, そのうちの約 ₂₅% で耐震性が不足していると考えられています Q₁ あなたは, このようなことを知っていましたか? あなたがお住まいの住宅は何年に建てられましたか? あなたは, あなたがお住まいの住宅は耐震性が十分にあると思いますか? 次の中から ₁ つだけお答えください 本研究調査集計結果回答数 ₂₃₃ 件 回答比率 % 選択肢別回答数 1 知っていた ₆₉% ₁₆₀ 設問別回答数 広島県調査集計結果回答数 ₇₂ 件 回答比率 % ₆₅% 選択肢別回答数 2 知らなかった ₂₉% ₆₇ ₃₃% ₂₄ ₂₂₇ 1 昭和 ₃₆ 年 (₁₉₆₁ 年 ) 以前 ₂% ₅ 2 昭和 ₃₇~₅₆ 年 (₁₉₆₂~₁₉₈₁ 年 ) ₄₃% ₁₀₁ ₂₃₂ ₁₀₀% 3 昭和 ₅₇ 年 (₁₉₈₂ 年 ) 以降 ₅₄% ₁₂₆ - 1 耐震性は十分にあると思う ₃₀% ₆₉ ₂₆% 2 耐震性は不足していると思う ₅₃% ₁₂₄ ₆₀% ₄₃ ₂₃₃ 3 耐震性について考えたことがない ₉% ₂₀ ₁₀% ₇ 4 その他 ₉% ₂₀ ₄% ₃ 耐震基準が改正された昭和 ₅₆ 年以前 1 必要と思う ₅₆% ₁₃₀ ₆₈% ₄₉ に建築された住宅では, 耐震性を改 2 必要と思わない ₄₂% ₉₇ めて確認することが必要となります ₂₂₇ Q₄ あなたがお住まいの住宅は耐震診断が必要と思いますか? ₃₁% ₂₂ (Q₄ で 1 と回答した方にお尋ねします ) あなたがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思う理由は何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください (Q₄ で 2 と回答した方にお尋ねします ) あなたがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思わない理由は何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 仮に, あなたがお住まいの住宅の耐震性が不足していると分かった場合, どのくらいまでなら対策をとろうと思いますか? 次の中から ₁ つだけお答えください 1 自宅の耐震性を確認したいから ₅₅% ₇₂ ₄₅% 2 地震が心配だから ₅₄% ₇₀ ₃₁% ₁₅ 3 自宅の耐震性に不安があるから ₅₃% ₆₉ ₂₄₀ ₃₅% ₁₇ 4 耐震診断の結果によっては, 補強または ₁₄% ₁₈ ₁₈% ₉ 建替えなどを考えたいから 5 その他 ₈% ₁₁ ₄% ₂ 1 既に耐震化された住宅に住んでいるから ₄₆% ₄₅ 2 自宅が倒壊するような地震は発生しないと思っているから ₄₁% 5 手間がかかるから ₁₄% ₁₄ ₁₇₈ ₁₄% ₃ ₄₇ ₁₉ ₂₂ ₁₉% ₁₈ ₂₇% ₆ 3 耐震診断のやり方がわからないから ₉% ₉ ₉% ₂ 4 耐震診断の依頼先がわからないから ₇% ₇ ₉% ₂ 6 費用がかかるから ₃₃% ₃₂ ₄₁% ₉ 7 どんな住宅でも大地震の被害は避けられないと思うから ₃₂% ₃₁ ₂₇% ₆ 8 借家に住んでいるから ₂% ₂ ₀% ₀ 9 その他 ₂₁% ₂₀ ₉% ₂ 1 大地震でも全く壊れないような改修をしたい 2 大地震で, 部分的に家が壊れても倒れない程度の改修をしたい 3 改修はしないが, 簡単な補強や日曜大工程度の補強はしたい 4 特に改修や補強はしないが, 本棚や家具の転倒防止対策などで, 就寝時の安全は少なくとも確保したい ₉% ₂₂ ₁₁% ₃₀% ₆₉ ₃₅% ₂₅ ₁₅% ₃₆ ₁₃% ₉ ₂₂₀ ₃₂% ₇₄ ₂₅% ₁₈ 5 特に対策をとるつもりはない ₅% ₁₂ ₁₀% ₇ 6 その他 ₃% ₇ ₃% ₂ ₉ ₈ 設問別回答数 ₇₁ ₇₂ ₇₁ ₆₅ ₃₉ ₆₉ 23

Q₈ (Q₇ で 1,2 と回答した方にお尋ねします ) あなたは, どういう時に住宅の耐震改修をしたいと思いますか? 次の中から ₁ つだけお答えください 1 すぐにでも耐震改修をしたい ₇% ₆ 2 すぐにはできないが, 改修資金が貯まるなど, 改修できる条件が整ったら耐震改修をしたい 3 バリアフリー対応などのリフォーム時に耐震改修もしたい ₁₈% ₅₉% ₅₄ ₆₄% ₂₁ ₉₅ ₃₀% ₂₇ ₁₅% ₅ ₆ ₃₂ 4 その他 ₉% ₈ ₀% ₀ 住宅の耐震化を進めるに当り, 行政がやるべきだと思うことは何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 耐震改修費用の負担 ( 補助や低利融資, 税金の減免など ) 2 耐震改修をした住宅が地震で被害を受けた揚合の損失補償 ₅₂% ₁₂₁ ₆₃% ₄₅ ₃₀% ₆₉ ₁₉% ₁₄ 3 耐震改修を行う技術者や相談窓口の紹介 ₃₀% ₇₁ ₃₂% ₂₃ Q₉ 4 家具の固定器具や防災ベッドなど住宅内で身を守るのに役立つ器具の紹介 ₂₈% ₆₅ ₄₇₁ ₂₁% ₁₅ ₁₂₂ 5 地震時によく揺れる個所の地図の公表など危険な地域に関する情報の提供 ₅₇% ₁₃₃ ₂₉% ₂₁ 6 その他 ₃% ₇ ₃% ₂ 7 特になし ₂% ₅ ₃% ₂ Q₁₀ あなたのお住まいの住宅では, 地震に備えて家具類の固定をしていますか? 次の中から ₁ つだけお答えください 1 大部分固定している ₆% ₁₃ ₄% ₃ 2 一部固定している ₃₁% ₇₂ ₂₆% ₁₉ ₂₂₇ 3 固定していない ₆₀% ₁₄₀ ₆₇% ₄₈ ₇₁ 4 その他 ₁% ₂ ₁% ₁ Q₁₁ (Q₁₀ で 3 と回答した方にお尋ねします ) 家具類を固定していないのは, どのような理由からですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 建物や家具をいためるから ₁₁% ₁₆ ₁₀% ₇ 2 固定の方法がわからないから ₂₄% ₃₄ ₁₇% ₁₂ 3 借家だからできない ₀% ₀ ₁% ₁ 4 費用がかかるから ₂₄% ₃₄ ₁₄% ₁₀ 5 手間がかかるから ₃₄% ₄₇ ₁₈% ₁₃ 6 固定をしなくても大丈夫と思うから ₂₈% ₃₉ ₂₆₀ ₂₆% ₁₉ ₈₀ 7 家具類を置いていない安全な部屋があるから ₂₁% ₂₉ ₈% ₆ 8 固定をしても被害が出ると思うから ₂₁% ₂₉ ₁₁% ₈ 9 固定器具がインテリアに合わないから ₆% ₉ ₁% ₁ 10 その他 ₁₆% ₂₃ ₄% ₃ Q₁₂ 家具類の固定にかかる費用の一部に補助金があるとした場合, 家具類の固定を実施しますか? 次の中から ₁ つだけお答えください 1 実施する ₂₉% ₆₈ ₃₂% ₂₃ 2たぶん実施する ₄₄% ₁₀₃ ₄₄% ₃₂ ₂₁₈ 3たぶん実施しない ₁₈% ₄₁ ₁₄% ₁₀ ₇₀ 4 実施しない ₃% ₆ ₇% ₅ Q₁₃ 平成 ₁₈ 年度の税制改正で, 昭和 ₅₆ 年度以前に建築された住宅 建築物に係る耐震改修促進税制の創設が行われ, 所得税及び固定資産税について税の優遇が受けられます Q₁₃ あなたは, このようなことを知っていましたか? 1 知っていた ₁₅% ₃₆ ₇% ₅ 2 知らなかった ₈₁% ₁₈₉ ₉₂% ₆₆ ₂₂₅ ₇₁ Q₁₄ (Q₁₃ で 1 と回答した方にお尋ねします ) あなたはこの耐震改修促進税制を活用しましたか? 次の中から ₁ つだけお答えください 1 活用した ₃% ₁ - 2 活用していない ₁₁₁% ₄₀ - ₅₃ 3 検討中 ₂₂% ₈ - 4 その他 ₁₁% ₄ - 24

木造住宅の耐震診断と耐震改修に関する住民意識の質問紙調査 Q₁₅ Q₁₆ Q₁₇ Q₁₈ Q₁₉ (Q₁₃ で 1 と回答した方にお尋ねします ) あなたはこの耐震改修促進税制をどう思いますか? 次の中から ₁ つだけお答えください (Q₁₃ で 2 と回答した方にお尋ねします ) あなたはこの耐震改修促進税制を知って, どう思いますか? 次の中から ₁ つだけお答えください あなたは現在, 地震時に使える保険や建物共済に加入していますか? (Q₁₇ で 2 と回答した方にお尋ねします ) 地震保険や建物共済に加入していない理由は? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 当研究室では, 研究調査として耐震診断プログラムを用いた木造戸建住宅の耐震診断を行っています 耐震診断のご希望があれば, 無償で耐震診断を行います Q₁₉ 耐震診断調査を希望されますか? 1 自宅の耐震改修を行いたい ₈% ₃ ₂₀% 2 税制があっても自宅の耐震改修を行わない ₃₃% ₁₂ ₀% ₀ 3もう少し税優遇が受けられるのなら自宅 ₄₇% ₁₇ ₄₀ ₂₀% ₁ の耐震改修を行いたい 4 その他 ₂₂% ₈ ₄₀% ₂ 1 自宅の耐震改修を行いたい ₁₂% ₂₂ ₁₂% 2 税制があっても自宅の耐震改修を行わない ₂₄% ₄₅ ₁₇% ₁₁ 3もう少し税優遇が受けられるのなら自宅 ₃₈% ₇₂ ₁₈₃ ₄₈% ₃₂ の耐震改修を行いたい 4 その他 ₂₃% ₄₄ ₈% ₅ 1 加入している ₆₀% ₁₄₀ ₄₆% ₃₃ ₂₂₅ 2 加入していない ₃₆% ₈₅ ₅₀% ₃₆ 1 保険料や共済掛金が高いから ₄₉% ₄₂ 2 全損しても保険金や共済金の支払いが少ないから ₄₇% 3 保険代理店の説明が少ないから ₆% ₅ ₆% ₂ ₁₁₅ 4 地震保険や建物共済を知らないから ₇% ₆ ₁₁% ₄ 5 建物が壊れるような地震は起きないと思うから ₁ ₈ ₁₇ ₃₅% ₃₀ ₅₀% ₁₈ ₂₅% ₂₁ ₂₈% ₁₀ 6 その他 ₁₃% ₁₁ ₁₁% ₄ 1 希望する ₃₁% ₇₃ 2 希望しない ₅₆% ₁₃₀ - ₂₀₃ - ₅ ₅₆ ₆₉ ₅₅ 表 ₂ 複数選択肢の内の と 一つのみの回答結果 No. 設問選択肢 と ( 一つだけ ) の回答総数 回答比率 (%) Q₅ Q₆ Q₅(Q₄ で 1 と回答した方にお尋ねします ) あなたがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思う理由は何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください Q₆(Q₄ で 2 と回答した方にお尋ねします ) あなたがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思わない理由は何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 自宅の耐震性を確認したいから ₂₈ ₂₈ 2 地震が心配だから ₂₇ ₂₇ 3 自宅の耐震性に不安があるから ₃₂ ₃₂ 4 耐震診断の結果によっては, 補強または建替えなどを考えたいから ₆ ₆ 5 その他 ₆ ₆ 計 ₉₉ 1 既に耐震化された住宅に住んでいるから ₃₄ ₃₈ 2 自宅が倒壊するような地震は発生しないと思っているから ₈ ₉ 3 耐震診断のやり方がわからないから ₁ ₁ 4 耐震診断の依頼先がわからないから ₂ ₂ 5 手間がかかるから ₀ ₀ 6 費用がかかるから ₁₄ ₁₆ 7 どんな住宅でも大地震の被害は避けられないと思うから ₁₅ ₁₇ 8 借家に住んでいるから ₂ ₂ 9 その他 ₁₄ ₁₆ 計 ₉₀ 25

Q₉ 住宅の耐震化を進めるに当り, 行政がやるべきだと思うことは何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 耐震改修費用の負担 ( 補助や低利融資, 税金の減免など ) 2 耐震改修をした住宅が地震で被害を受けた揚合の損失補償 ₅₈ ₃₆ ₁₆ ₁₀ 3 耐震改修を行う技術者や相談窓口の紹介 ₁₀ ₆ Q₉ 4 家具の固定器具や防災ベッドなど住宅内で身を守るのに役立つ器具の紹介 5 地震時によく揺れる個所の地図の公表など危険な地域に関する情報の提供 ₁₀ ₆ ₅₇ ₃₆ 6 その他 ₃ ₂ 7 特になし ₅ ₃ 計 ₁₅₉ Q₁₁(Q₁₀ で 3 と回答した方にお尋ねします ) 家具類を固定していないのは, どのような理由からですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 建物や家具をいためるから ₅ ₅ 2 固定の方法がわからないから ₁₃ ₁₂ 3 借家だからできない ₀ ₀ 4 費用がかかるから ₁₃ ₁₂ 5 手間がかかるから ₁₃ ₁₂ Q₁₁ 6 固定をしなくても大丈夫と思うから ₂₁ ₁₉ 7 家具類を置いていない安全な部屋があるから ₁₂ ₁₁ 8 固定をしても被害が出ると思うから ₁₄ ₁₃ 9 固定器具がインテリアに合わないから ₃ ₃ 10その他 ₁₆ ₁₅ 計 ₁₁₀ Q₁₈ Q₁₈(Q₁₇ で 2 と回答した方にお尋ねします ) 地震保険や建物共済に加入していない理由は? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください 1 保険料や共済掛金が高いから ₂₃ ₃₃ 2 全損しても保険金や共済金の支払いが少ないから ₁₈ ₂₆ 3 保険代理店の説明が少ないから ₃ ₄ 4 地震保険や建物共済を知らないから ₃ ₄ 5 建物が壊れるような地震は起きないと思うから ₁₃ ₁₉ 6その他 ₉ ₁₃ 計 ₆₉ 図 ₁ 住宅は耐震性が十分にあると思うか (Q₃) ( 数字は回答数を示す 以下, 同じ ) 図 ₃ 住宅は耐震診断を必要と思う理由 (Q₅) 図 ₂ 耐震診断は必要か (Q₄) 宅の耐震性を知りたいと考えていることに繋がる 図 ₃ によると住宅建設年 ₁₉₈₂ 年 ( 昭和 ₅₇ 年 ) 以降の回答者は 1 自宅の耐震性を確認したいから がやや多い 設問 Q₆ (Q₄ で2と回答した方にお尋ねします ) あな 26

木造住宅の耐震診断と耐震改修に関する住民意識の質問紙調査 表 ₃ 設問 Q₆ 複数選択肢の の回答と, 一つのみの回答数の建築年との関係 1 既に耐震化された住宅に住んでいるから の回答 一つのみ回答 ₁₉₆₁ 年 ( 昭和 ₃₆ 年 ) 以前 ₀ ₀ ₀ ₁₉₆₂~₈₁ 年 ( 昭和 ₃₇~₅₆ 年 ) ₀ ₃ ₃ ₁₉₈₂ 年 ( 昭和 ₅₇ 年 ) 以降 ₁ ₃₀ ₃₁ 計 択肢 5 地震時の危険な地域の公表など とほぼ同数であった 回答者の₃₆% が耐震改修費用の補助や低利融資, 税金の減免などの負担軽減と答え, 地震時によく揺れる個所の地図の公表など危険な地域に関する情報の提供と併せて, 最も多い 表 ₁ と表 ₂ を比較してみると, 次点は 耐震改修を行う技術者や相談窓口の紹介, 耐震改修をした住宅が地震で被害を受けた揚合の損失補償 が逆になっており, ₃ 位は違う選択肢が入っている 図 ₅ に設問 Q₇ で1, 2の耐震改修したいと回答した者の理由 Q₉ の内訳を示した たがお住まいの住宅が耐震診断を必要と思わない理由は何ですか? 次の中からいくつでも挙げてください また, 特に大切だと思うものに を付けてください で, 回答と建設年代との関係は図 ₄ のようになる また と, 一つのみの回答数は表 ₂ の通り, 1 既に耐震化された住宅に住んでいるから と回答した中の, 建築年との関係は表 ₃ の通りである 必要と思わない理由で多かったのは,1 既に耐震化された住宅に住んでいるから だった 表 ₂ で回答 1 を選択している₃₄ 件の住宅のうち, 表 ₃ に示すように₃₁ 件 (₉₁%) が₁₉₈₂ 年以降の建物で, アンケートでの住宅の耐震性ありという回答に反映している Q₆ の ₂ 位と ₃ 位の回答数は僅差である 選択肢 6 費用がかかるから は, 耐震診断を行いたいが金銭面の負担が大きいこと, 選択肢 7 どんな住宅でも大地震の被害は避けられないと思うから は, 耐震診断を行っても十分な効果が得られないのでは, という意識の現れが伺える ₄.₂ 行政の施策に対する意見設問 Q₉ 住宅の耐震化を進めるに当り, 行政がやるべきだと思うことは何ですか? に対して, 複数回答の総数では, 選択肢 5 地震時の危険な地域の公表など が最も多い しかし, 特に大切だと思われる の回答では, 表 ₂ に示すように選択肢 1 耐震改修費用の負担 が最も多く, 選 ₄.₃ 家具の転倒防止の実施の有無と実施しない理由設問 Q₁₀ 地震に備えて家具類の固定をしていますか? に対して,1 大部分固定しているが ₆ %,2 一部固定しているが₃₁% で,3 固定していないがまだ₆₀% ある 設問 Q₁₁ (Q₁₀で3と回答した方にお尋ねします) 家具類を固定していないのは, どのような理由からですか? に対して, 理由には, 複数回答の総数では, 選択肢 5 手間がかかるから が最も多い回答であった しかし, 特に大切だと思われる の選択の回答 ( 表 ₂ ) では, 選択肢 6 固定をしなくても大丈夫と思うから が最も多い 寝室には, 家具を置かない, 家具固定をしても被害が出ると思うから, という回答がある一方で, 面倒である とか, やり方がわからない とか, 金銭面の負担がある という防災意識に関わる回答も多い 固定をしても被害が出ると思うからという回答もある 図 ₆ によると, 設問 Q₇ で耐震性が不足していた場合は, 耐震改修したいとか, 安全確保したいとの前向きな対策を答えている者が, 実際には家具固定を実施できていないことが見受けられる 自由記述では, 高齢者だけで生活しているので, 固定作業を実施困難, やろうと思っているが, ついつい後回しにしている といった回答も多かった 図 ₄ 耐震診断が必要と思わない理由 (Q₆) 27

図 ₅ 行政がやるべきこと (Q₉) 図 ₆ 家具類の固定をしているか (Q₁₀) 表 ₄ 耐震診断調査希望者と設計図面の有無 (Q₁₉) 建築年 図面の有無 件数 ₁₉₁₀ 年以前 ₁₉₅₀~ ₁₉₅₉ 年 ₁₉₆₀~ ₁₉₆₉ 年 ₁₉₇₀~ ₁₉₇₉ 年 ₁₉₈₀~ ₁₉₈₉ 年 ₁₉₉₀~ ₁₉₉₉ 年 ₂₀₀₀~ ₂₀₀₉ 年 ₂₀₁₀ 年 ~ 平面図 立面図有 ₄₃ ₀ ₁ ₀ ₆ ₂₀ ₁₁ ₄ ₁ 平面図有 ₁₉ ₀ ₀ ₀ ₈ ₇ ₃ ₁ ₀ 図面なし ₂₁ ₁ ₀ ₅ ₈ ₅ ₀ ₁ ₀ 合 計 ₈₃ ₁ ₁ ₅ ₂₂ ₃₂ ₁₄ ₆ ₁ ₄.₄ 保険 建物共済の加入の有無と加入しない理由設問 Q₁₈ (Q₁₇ で2と回答した方にお尋ねします ) 地震保険や建物共済に加入していない理由は? について, 設問に対して回答が多かったのは, 選択肢 1 保険料や共済掛金が高いから だった 複数回答の総数 ₃₇%(₄₂/₈₅ 件 ), の回答 ₃₃%(₂₃/₆₉ 件 ) で, 多くの住宅が金銭面の負担が大きい結果となっている 回答の ₂ 位は2 全損しても保険金や共済金の支払いが少ないから, ₃ 位は5 建物が壊れるような地震は起きないと思うから であった ₄.₅ 耐震診断の希望設問 Q₁₉ 無償なら耐震診断調査を希望されますか? では,₃₁% が希望すると答えた 耐震診断希望者の建設年代による内訳は, 表 ₄ に示すように₁₉₇₀ 年代建設の住宅に加えて, むしろ₁₉₈₀ 年代建設の住宅に調査希望が多く, 希望者の₆₄% が新耐震設計以降の住宅であった 建築新耐震設計基準が制定されて以来, 新耐震設計は耐震安全性をある程度保証していると見られる反面, 既に₃₀ 年を経過していることが耐震診断希望に反映している様相である ₅. まとめ (₁) 設問 住宅は耐震性が十分にあると思いますか? に対して,₃₀% があると答えた その建設年代別内訳は, ₁₉₈₂ 年 ( 昭和 ₅₇ 年 ) 以降が多く, 住民一般においても, 28

木造住宅の耐震診断と耐震改修に関する住民意識の質問紙調査 新耐震設計によることが根拠となっていると考えられる (₂) 設問 あなたがお住まいの住宅は耐震診断が必要と思いますか? に対して,₅₆% が思うと答えた その理由の,1 自宅の耐震性を確認したいから,2 地震が心配だから,3 自宅の耐震性に不安があるから は, どれも地震に対しての不安から, 自宅の耐震性を知りたいと考えていることに繋がる (₃) 設問 無償なら耐震診断を希望しますか に,₃₁% が希望すると答えた 耐震診断希望者の ₆₄% が新耐震設計以降の住宅であった ₁₉₇₀ 年代建設の住宅に加えて,₁₉₈₀ 年代建設の住宅に調査希望が多い 新耐震設計基準が制定されて既に₃₀ 年を経過していることを反映している様相である (₄) 設問 住宅の耐震化を進めるに当り, 行政がやるべきだと思うことは何ですか? に対して,₃₆% が耐震改修費用の補助や低利融資, 税金の減免など負担軽減が第一と答え, 地震時によく揺れる個所の地図の公表など危険な地域に関する情報の提供と併せて, 最も多い回答であった (₅) 設問 地震に備えて家具類の固定をしていますか? に対して, 何もしていないがまだ ₆₀% ある 家具類を固定していない理由には, 固定をしなくても大丈夫と思うからという回答も多いが, 手間がかかる, 費用がかかる, 固定の方法がわからないという防災意識の少なさに関わる回答も多い 固定をしても被害が出ると思うから固定をしていないという回答もあった 謝辞アンケート調査に際しては, 広島市佐伯区屋代各地区の町内会長の佐々木悟氏, 伊藤貞夫氏, 町田忠義氏に, 廿日市市佐方地区では, 佐方アイラブ自治会安心安全事業局局長の馬杉征三氏にご尽力戴きました またご協力頂いた広島市佐伯区屋代地区 廿日市市佐方地区の住民の皆様方にも, 深く感謝いたします 文献 ₁ ) 広島県都市部都市事業局建築指導室 : 住宅の耐震化に関するアンケート調査, 広島県耐震改修促進計画資料編,₂₀₀₇ 年 ₃ 月,pp. ₁₆ ₁₉. 29