災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

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災害公営住宅藤が原アパート入居者募集 ( 随時募集 ) 災害公営住宅入居者募集について 県営藤が原アパート5 号棟は, 東日本大震災により住宅を失った方のための公営住宅 ( 賃貸住宅 ) です 現在, 入居者を随時募集しています 申込書類を提出された方を先着順で受付しておりますので, どうぞお気軽に

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

ご注意 ( 個人向け ) 補修の場合で 元金据置期間を設定するときは 返済期間の欄の年数から 1 年を引いた年数の返済額をご覧ください ( 例 ) 返済期間 20 年据置期間 1 年 20 年 - 1 年 = 19 年 返済期間 19 年の返済額をご覧ください < 個人向け> 災害復興住宅融資 10

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

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資産運用として考える アパート・マンション経営

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に


所得税確定申告セミナー


注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする


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住宅ローンアドバイザー会報 12 月号 住宅購入後にかかる税金にはどんなものがある? 質問住宅を購入しようと思っていますが 負担しきれないほどの税金を負担することにならないか心配です 住宅購入後に必要となる税金を教えてください 回答住宅購入後にかかる税金には 固定資産税 都市計画税があります 固定資

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

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高齢者住宅施策の現状と今後の方向性

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

住宅を新築する場合の支援制度 1 被災者生活再建支援金 ( 加算支援金 ) 自然災害 ( 津波 地震 ) により 住宅が全壊 半壊解体した世帯 又は長期避難世帯が 新しい住宅を建設 購入する場合に支給されます 支給額 : 最大 200 万円 複数世帯 :200 万円 単身世帯 150 万円 申請期限

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

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2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

参考 1 災害復興住宅融資の概要別紙 1 のとおり 参考 2 災害復興住宅融資の適用金利 ( 平成 30 年 9 月 7 日現在 ) 全期間固定金利で年 0.63%( 特例加算については年 1.53%) 金利は申込日現在の金利が適用されます 参考 3 機構融資を返済中の方に対する返済方法変更の概要別

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平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

住宅借入金等特別控除の入力編

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法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

親世帯全員が暴力団員でないこと 親世帯のいずれかが介護保険施設 在宅とされる施設及びこれに準ずる施設に入所又は入居していないこと 4) 町内業者加算 施工業者が建築工事業の建設業許可を受けた町内に本店を有する事業者であること 対象住宅の要件 1) 新築住宅の場合 平成 2 9 年 4 月 1 日以降

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

知っておきたい災害知識_書類

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個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

住宅借入金等特別控除の入力編

地域住宅計画 計画の名称千葉市地域 (3 期 ) 都道府県名千葉県作成主体名計画期間平成 27 年度 ~ 31 年度 千葉市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し 人口は約 96 万人 世帯数は約 42 万世帯の地域で地域面積は k m2である 本市では

宅地の補修工事に関する費用の貸付 被害建物に関する相談窓口 応急仮設住宅の提供 被災者生活再建支援金 住宅の応急修理制度 住宅の補修工事に関する費用の貸付 ( り災証明書の提出が必要です ) 被災家屋等

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

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1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

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事務連絡平成 23 年 6 月 1 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県総務主管部 ( 局 ) 市区町村主管課 御中 厚生労働省保険局国民健康保険課総務省自治税務局市町村税課 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

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激甚災害制度について

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

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国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

Q&A Q1 災害弔慰金の支給内容について教えて下さい A1 水害などの 災害 で亡くなられた方の遺族は 災害弔慰金が支給を受けられる場合があります 支給額は 生計維持者の方が死亡した場合 500 万円 その他の方が死亡した場合 250 万円です 災害弔慰金の支給対象はこれまで 配偶者 ( 事実上の

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

公営住宅制度の概要 公営住宅は 憲法第 25 条 ( 生存権の保障 ) の趣旨にのっとり 公営住宅法に基づき 国と地方公共団体が協力して 住宅に困窮する低額所得者に対し 低廉な家賃で供給されるもの ( ストック数 : 約 216 万戸 (H25 年度末 )) 供給 地方公共団体は 公営住宅を建設又は

マンション建替え時における コンテキスト効果について

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

居住面積水準 住生活基本計画 (H28.3 閣議決定 ) において 最低居住面積水準及び誘導居住面積水準を定めている 最低居住面積水準は 健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積の基準である 誘導居住面積水準は 豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要

先方へ最終稿提出0428.indd

2. 相談 29

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

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参考 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 の対応表 ( 目安 ) この表は 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 との対応について 目安として作成したものです 各支援制度の詳細な適用条件については 3 生活支援制度一覧 (P.5~) に記載している各制度の お問

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事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

相続財産の評価P64~75

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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Taro-町耐震改修助成要綱 j

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

3. 提出書類 :( 返済特例措置適用承認申請書 および 返済計画表 と一緒に提出して下さい ) (1) 所得を証明する公的書類 ( 又は源泉徴収票 ) 申請の直前の連続 2 年分 例 ( 平成 年分 ) 再度の返済特例措置申請の方は 前回の申請時の前年収入額と再申請日の前年収入額 (2

東日本大震災により被害を受けた方の入力編

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( イ ) 震災の発生後の最近 3 か月間の売上高等が震災の影響を受ける直前の同期に比して 15% 以上減少していること ( ロ ) 原則として震災の発生後の最近 1 か月間の売上高等が前年同月に比して 15% 以上減少しており かつ その後 2 か月間を含む 3 か月間の売上高等が前年同期に比して

適合証明業務手数料規程

やさしい税金教室

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 30 年 12 月 12 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 基準利率 1.16 ~ 2.85 % 特別利率 A 0.76 ~ 1.89 % 特別利率 B 0.51 ~ 1.90 % 特別利率 C 0.3

地域住宅計画 計画の名称高岡地域 (H27-31) 都道府県名富山県作成主体名高岡市 計画期間 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 平成 27 年度 ~ 31 年度 高岡地域は富山県の西部に位置し 人口約 17 万 6 千人 世帯数約 6 万 6 千世帯 (H26.12 月住民基本台帳 ) の地域で

平成19年度分から

羽村市地域防災計画

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 28 年 12 月 9 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 日本政策金融公庫国民生活事業 ( 生活衛生資金貸付 ) 主要利率一覧表 下記以外の設備資金 ( 注 2) 融資の種類利率 ( 注 1) 省エネル

左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

災害公営住宅について(ガイドブック)1-2p

(8) 個人の場合は住民票上の住所 法人の場合は主たる事務所を十勝管内に有しないもの ( 敷地に係る権利及び留意事項 ) 第 6 条要綱第 4 条第 3 項第 4 号及び第 5 号の敷地については 次に掲げる要件に合致するものとする (1) 地域優良賃貸住宅供給助成事業のための借地であり かつ 土地

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災害時の賃貸住宅居住者の 居住の安定確保について 平成 24 年 2 月 国土交通省住宅局

1. 東日本大震災で住居を失われた方への居住の安定の確保 2012.2.11 消防庁全国 17:00 時点 全壊 128,582 棟 半壊 244,031 棟 全半壊 372,613 棟 滅仮設住宅 復旧期 失震災発生住宅ローン控除の継続住公営住宅等 ( 国の宿舎等も含む ) など 民間アパート 復興期 自力での再建 取得が困難な方 災害公営住宅への入居 支援措置 東日本大震災復興交付金を活用した災害公営住宅の整備支援 ( 国庫補助率の引上げなど ) 民間賃貸住宅の整備促進 支援措置 補助 税 融資を通じ 民間賃貸住宅の整備を支援 自力での再建 取得が可能な方 支援金制度による支援金の支給 地震保険制度による保険金の支払い 新規の住宅 ( 建設 購入 ) への金融上の支援 支援措置 ( 独 ) 住宅金融支援機構 ( 以下 機構 という ) による災害復興住宅融資の金利引下げ等 新規ローン 旧住宅金融公庫 機構融資の返済方法の変更の拡充等

2. 災害公営住宅の供給促進 [ 災害公営住宅について ] 災害公営住宅は 災害により滅失した住宅に居住していた者向けに建設等される公営住宅 災害の規模により通常の補助率から拡充した補助率を適用 供給後の管理は 通常の公営住宅と同様に管理される 指定要件 入居者資格 通常時 以下の 1~3 について満たすことが必要 1 同居親族要件 現に同居する親族がいること ( 高齢者 障害者は単身も可 ) 2 収入要件 収入が一定水準以下であること ( 原則 収入分位 25% 以下 ) 3 住宅困窮要件現に住宅に困窮していることが明らかな者であること 平成 24 年 4 月 1 日以降 同居親族要件は不要となり 収入要件の具体的金額は条例で定められる 4 人家族 ( 扶養親族 3 名 ) の場合で年収約 450 万円 災害公営住宅一般災害激甚災害 1 被災地全域で500 戸以上の住宅が1 災害要件 : 被災地全域で概ね4,000 滅失戸以上の住宅が滅失した災又は害等 2 一市町村の区域内で200 戸以上又 2 地域要件 :100 戸以上又は全住宅のは全住宅の1 割以上が滅失 1 割以上が滅失した市町村 災害により滅失した住宅に居住していた者 収入分位 40% 以下で同居親族のある者 整備戸数の上限 - 滅失戸数の 3 割滅失戸数の 5 割 災害により滅失した住宅に居住していた者 入居収入基準要件及び同居親族要件は適用しない 発災から 3 年間被災市街地復興特別措置法による特例措置 3 年経過後 ( 最長 10 年 ) 東日本大震災復興特区法の復興推進計画による措置 ( 被災地のみ適用 ) 注注整建設 買取概ね45% 2/3 3/4 補備注注助借上 ( 共同施設整備 ) 2/3の概ね45% 2/5 (1/5の民間負担あり) 3/5 (1/5の民間負担あり) 注率注当初 5 年間 3/4 家賃低廉化概ね45% 20 年間 2/3 注 6~20 年目 5/6 注 : 東日本大震災復興交付金を活用して実施する場合は 追加的な国庫補助 ( 地方負担分の 1/2) あり

2. 災害公営住宅の供給促進について [ 阪神 淡路大震災の復興プロセス ] H7 発災 1/17 H8 (1 年 ) H9 (2 年 ) H10 (3 年 ) 避難所 避難者数ピーク :316,678 人 [1/23(6 日目 )] 避難所廃止 [H7 年 9/30( 約 8.5 ヶ月後 )] 仮設住宅 着工 [1/20(3 日目 )] 入居 [2/2(14 日目 )] 仮設住宅全戸完成 (48,300 戸 ) [H7 年 8/11( 約 7 ヶ月後 )] 仮設住宅の入居者ゼロ [H12 年 1 月 (5 年後 )] 災害復興公営住宅 災害復興公営住宅の着工 [3/27( 約 2 ヶ月後 )] 災害復興公営住宅の完成 [H8 年 2 月 ( 約 1 年後 )] 災害復興公営住宅完成戸数平成 8 年末 (2 年後 ):1,152 戸平成 9 年末 (3 年後 ):9,476 戸 災害復興公営住宅全て完成 (25,421 戸 ) [H12 年 11 月 (5 年 10 ヶ月後 )] 復興計画 ひょうご住宅復興 3 カ年計画 ( 案 ) 策定 [3/9( 約 2 ヶ月後 )] ひょうご住宅復興 3カ年計画策定 [H7 年 8/17(7ヶ月後 )] 阪神 淡路復興計画策定 [H7 年 7/31( 約 6.5ヶ月後 )] ひょうご住宅復興 3 カ年計画策定 ( 改訂 ) [H8 年 8 月 (1 年 7 ヶ月後 )]

2. 災害公営住宅の供給促進 [ 過去の災害における対応 ] < 過去の災害公営住宅の供給実績 > 災害名 発生年月日 都道府県名 適用法 全壊戸数 ( 消防庁 ) 災害公営整備戸数 北海道南西沖地震 H5.7.12 北海道 一般法 601 戸 104 戸 大阪府激甚法 680 戸 104,906 棟 H7.1.17 阪神 淡路大震災 186,175 世帯兵庫県激甚法 25,421 戸 計 26,101 戸 有珠山噴火 H12.3.31 北海道 一般法 119 戸 24 戸 宮城県北部地震 H15.7.26 宮城県 一般法 1276 棟 40 戸 新潟県中越地震 H16.10.23 新潟県 激甚法 3,175 棟 336 戸 能登半島地震 H19.3.25 石川県 一般法 686 棟 60 戸 新潟県中越沖地震 H19.3.16 新潟県 計 激甚法一般法 1,331 棟 76 戸 4 戸 80 戸

3. 民間賃貸住宅の供給促進 1 補助 東日本大震災では 民間賃貸住宅の整備を促進するため災害復興型地域優良賃貸住宅制度を創設 災害復興型地域優良賃貸住宅制度について 収入基準等により継続的に災害公営住宅に入居することが困難な被災者を対象とした恒久的な住宅を確保するため 災害により住宅を失った被災者を対象とした地域優良賃貸住宅の供給を支援する 災害復興型地域優良賃貸住宅を整備する民間事業者等は 地方公共団体 ( 都道府県等 ) へ供給計画を提出 地域優良賃貸住宅の認定を受けることが必要 ( 供給計画の主な認定要件は以下のとおり ) 災害復興型地域優良賃貸住宅制度は 従前から運用している地域優良賃貸住宅制度を拡充し 東日本大震災に係る事業として創設したもの 入居者について [ 発災から 3 年以内 ] 東日本大震災により滅失した住宅に居住していた者 [ 発災から 4 年以上経過後 ] 通常の地域優良賃貸住宅と同じ入居者 入居者は 原則公募により選定すること 地域優良賃貸住宅の入居者について以下に掲げる者のうち 収入分位が 80% 以下 ( 月収 487,000 円以下 ) の者を入居対象とする 1 高齢者世帯 2 障害者等世帯 3 子育て世帯 4 地域住宅計画に掲げる者 ( 地方公共団体の裁量で定めることが可能 ) 整備支援について ( 補助制度 ) 整備支援 : 地方公共団体を通じ以下の整備支援を実施 補助対象 東日本大震災 ( 激甚災害 ) 通常の地域優良賃貸住宅 国地方民間国地方民間 1 建設住宅全体の建設費 15/100 5/100 80/100 1/12 1/12 10/12 2 改良共同施設等整備費 3/5 1/5 1/5 1/3 1/3 1/3 家賃低廉化支援 : 地方公共団体が事業主体に対して行う家賃低廉化のための助成に係る費用 ( 上限 :1 世帯当たり 4 万円 / 月 ) の概ね 45% について 社会資本整備総合交付金等により助成を行う

3. 民間賃貸住宅の供給促進 2 税制優遇 1 東日本大震災では 民間賃貸住宅の整備を促進するため被災者向け優良賃貸住宅に関する割増償却制度を創設し 所得税 法人税を優遇 被災者向け優良賃貸住宅に関する割増償却制度 多くの住宅が損壊した東日本大震災の被災地域においては 住宅に対する切実な需要が生ずる一方で 被災地域における賃貸住宅の供給は容易ではないことが想定されることから 緊急に賃貸住宅の建設を促進して住宅不足に速やかに対応し 被災地域の復興を図るもの 税制の概要 < 内容 > 東日本大震災により相当な被害を受けた地域として 激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律施行令第 41 条に基づき 国土交通大臣が告示した区域内において一定の要件を満たす被災者向け優良賃貸住宅を取得し 又は新築した場合に 当該被災者向け賃貸住宅の専用部分について 所得税 法人税の割増償却 ( 当初 5 年間 5 割増 ( 耐用年数 35 年以上のものは7 割 )) を行う < 適用期間 > 平成 26 年 3 月 31 日まで < 対象となる被災者向け賃貸住宅の要件 > 1 耐火建築物又は準耐火建築物であること 2 取得価額が一定額以下 3 被災者向け賃貸住宅部分が10 戸以上 4 床面積 50m2~120m2 5 各住戸に専用の台所 浴室 便所及び洗面設備を備えたもの 6 被災者を優先することが明らかな公募によるもの 7 家賃額が適正なものであること

3. 民間賃貸住宅の供給促進 3 税制優遇 2 東日本大震災復興特別区域法において 被災者向け優良賃貸住宅に関する割増償却制度の深掘り措置を実施 東日本大震災復興特別区域法の施行日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に 指定を受けた法人 ( 注 ) が復興居住区域において新築された被災者向け優良賃貸住宅を取得等して 賃貸の用に供した場合には その取得価額の25% の特別償却又は8% の税額控除 ( 法人税額の20% を限度 ) ができる ( 注 ) 住宅に大きな被害が生じた地域の住居の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人

3. 民間賃貸住宅の供給促進 4 融資 住宅金融支援機構においては 災害で滅失等した賃貸住宅の再建等に対し低利融資を提供 東日本大震災においては 金利引下げ等の措置を実施 住宅金融支援機構の災害復興住宅融資 ( 賃貸住宅 ) について 独立行政法人住宅金融支援機構において 災害により被害が生じた賃貸住宅の所有者等が 主として被災者の方に賃貸するため 賃貸住宅を再建等する場合に要する費用を融資するもの 災害復興住宅融資 ( 建設 購入 ) 概要 < 融資対象となる者 > 災害により滅失した賃貸住宅の所有者 賃借人又は居住者 主として被災者の方に賃貸する事業を行うために賃貸住宅を建設 購入する者 < 融資対象住宅 ( 建設 購入の場合 主な要件 )> 被災した賃貸住宅の所在していた市区町村又は隣接する市区町村の区域内に建設 購入するもの 戸当たりの専有面積が対象となる住宅 土地について 30m2 ( 単身世帯向けの場合は ( 建設 買取の場合 25m2 ) 以上 175m2以下のもの 耐火構造又は準耐火構造であるもの など < 入居者募集 > 入居者募集に当たっては 災害により被災した当時の賃借人に対し優先的に賃貸することが必要 当該賃借人が入居を希望しない場合は 災害により住宅に困窮している者に優先的に賃貸することが必要 < 融資条件 ( 借入額 金利など )> [ 融資限度額 ] 建設資金 :1,460 万円 / 戸土地取得資金 :970 万円 / 戸 購入資金 :2,430 万円 / 戸 建設の場合 土地だけの融資は不可 建設資金 購入資金等の基本融資額の他に特例加算がある 東日本大震災に係る [ 融資金利 ] 通常の災害復興住宅融資の金利から当初 5 年間 0% などの金利引下げ等の措置を実施 特別の措置 ( 基本融資額 ) [ 返済期間 ] 10 年以上 35 年以内 ( 融資の契約日から最長 5 年間の元金据置期間を設定可能 )