相談者数の推移平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 注 : 後発医薬品に対する疑問 不安を持って相談窓口に寄せられた相談を対象として集計した 2

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目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

ビタマル配合錠 PTP 1000 錠 扶桑薬品 14 ビタミン剤 14 ビタダン配合錠 PTP 1000 錠 沢井製薬 15 造血薬 抗アレルギー薬 副腎皮質ステロイド 17 フェロ グラデュメット錠 105 mg PTP 100 錠 アボットジャパン プランルカストカプセル

201601

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

後発医薬品への変更調剤について

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

ジェネリック医薬品とは 内容 ジェネリック医薬品は 新薬 ( 先発医薬品 ) の特許期間を満了した 同じ有効成分を使った 品質 効き目 安全性が同等で 低価格な おくすりです とっきょきかん 1. ジェネリック医薬品とは 2. どうして低価格なの? 医療用医薬品 新薬 3. 効き目も安全性も同等 4

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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SW-0778_配合変化試験成績

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

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2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

薬価基準収載医薬品コード レセプト電算処理システム用コード HOT コード一覧 薬価基準収載医薬品コード (YJ コード ) レセプト電算処理システム用コード HOT コード包装 ブロチゾラム錠 0.25mg ヨシトミ F1037

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

医薬品説明会資料 ジェネリック (後発医薬品)

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

光 試験区分保存条件保存期間保存形態結果 苛酷試験 光 白色蛍光灯 120 万 lux hr ハ ラフィルムで 覆ったカ ラ ス容器 照射された表面の黄色への着色 並びに水分及び溶液の色の増加 膜透過性 その他 試験項目 : 外観 類縁物質 水分 定量 溶液の色 * ph * 旋光度 * IR スペ

富士フイルムファーマ から製造販売承認を承継する製品 2019 年 3 月 28 日承継 : 変更品の出荷予定時期 2019 年 4 月頃から包装ごとに順次出荷 販売名アゼルニジピン錠 16mg FFP アゼルニジピン錠 16mg FFP アゼルニジピン錠 16mg FFP アゼルニジピン錠 8mg

抗精神病薬の併用数 単剤化率 主として統合失調症の治療薬である抗精神病薬について 1 処方中の併用数を見たものです 当院の定義 計算方法調査期間内の全ての入院患者さんが服用した抗精神病薬処方について 各処方中における抗精神病薬の併用数を調査しました 調査期間内にある患者さんの処方が複数あった場合 そ

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

針刺し切創発生時の対応

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

Transcription:

平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 後発医薬品相談受付状況 ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構医薬品 医療機器相談室 第 17 回ジェネリック医薬品品質情報検討会平成 28 年 9 月 7 日 1

相談者数の推移平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 注 : 後発医薬品に対する疑問 不安を持って相談窓口に寄せられた相談を対象として集計した 2

月別相談者数の推移 2007 年 5 月 ~2016 年 3 月 国民健康保険における後発医薬品 ( ジェネリック医薬品 ) の普及促進について 保国発 0120001 号 ( 平成 21 年 1 月 20 日 ) 厚生労働省保険局国民健康保険課長通知の発出 3

相談者の内訳平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 4

相談内容の分類平成 27 年度下半期 分 類 相談件数 1. 漠然とした不安 20 2. 効果への不安 32 3. 有害事象の疑い ( 自己判断を含む ) 31 4. 品質関連 19 5. 添加物関連 11 6. 代替調剤可否 1 7. 薬価 7 8. 診療 調剤報酬関連 9 9. 医薬品 メーカーの確認 78 10. 先発医薬品との違い 6 11. 適応症 4 12. 生物学的同等性 3 13. 後発医薬品への変更に関する相談 ( 先発への変更 変更を希望しないケースを含む ) 54 14. 後発医薬品に係る相談の業務内容 2 15. その他 107 注 : 複数の項目に分類される相談がある 5

相談内容の分類 : 15. その他 の内訳平成 27 年度下半期 分類 件 ジェネリック医薬品に関する一般的事項 19 ジェネリック医薬品とは 11 原料や製造所に関する質問 8 ジェネリック医薬品使用促進策に関する相談 51 ジェネリック医薬品希望カード シールに関する相談 ( 使用方法 入手方法等 ) 16 ジェネリック医薬品使用促進通知に関する相談 苦情 16 ジェネリック医薬品使用促進に対する意見 要望等 19 その他 45 バイオ後続品に関する相談 4 その他 41 注 : 複数の項目に分類される相談がある 6

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 1 1 高血圧の治療のため 1 ニフェジピン L 錠 20mg トーワ を 1 日 2 錠服用している 9 月 8 日に いつものように 1 を 28 日分処方してもらった 今回 色が明らかにくすんでいる錠剤が 10 錠から 20 錠ある ニフェジピン L 錠 20mg トーワ ( 一般名 : ニフェジピン 薬効分類 : 血管拡張剤 ) 本製剤は 包装から取り出した状態で光により錠剤表面が若干退色することがあります ( 光照射量 30 万 lux hr 時点の試験結果より : 室内散光約 600lux を 1 日 10 時間照射した場合で 50 日間に相当 ) この現象は錠剤表面のフィルムコートに含まれる色素成分が退色したもので 錠剤内部の品質 ( 有効成分の含量等 ) に問題のないことを確認しています 有効成分 ( ニフェジピン ) 以外の成分が原因の本製剤特有の現象であり 錠剤表面にくすみが無いことを製品出荷時には確認しています 今後も同様の事例等の発現に留意して参ります 2 病院薬剤師である 医師が 1 リーマス錠 200 に比べてジェネリック医薬品の 2 炭酸リチウム錠 200 ヨシトミ の効きが悪いとのことで 1 と 2 について調べている 2 の販売会社 田辺三菱製薬株式会社くすり相談センターに伺いましたが 添付文書以上の情報はないとのことだった 血中濃度について先発品と比較したものはないか 炭酸リチウム錠 200 ヨシトミ ( 一般名 : 日局炭酸リチウム 薬効分類 : 精神神経用剤 ) 本剤は先発医薬品と同量の有効成分を含有する製剤です 本剤は先発医薬品と生物学的同等性試験を行い 同等性を確認しており また 局外規に定められた 炭酸リチウム錠 の溶出性及び製剤均一性 含量等の規格が出荷時に適合していることを確認しています 今回の情報と同一の可能性もありますが 現在まで同様の情報を 1 件入手しています 今後も同様の事例の発現に留意してまいります 3 繰り返す膀胱炎で 1 ツムラ猪苓湯エキス顆粒 ( 医療用 ) と 2 ウラリット配合錠を処方された 2 が ジェネリック医薬品の 3 ウリンメット配合錠に変わったら味が塩っぽいようだ 効果は同じか ウリンメット配合錠 ( 一般名 : クエン酸カリウム クエン酸ナトリウム水和物 薬効分類 : 痛風治療薬 ) 日局医薬品各条クエン酸ナトリウム水和物の性状の項に 清涼な塩味がある とある通り 塩っぽい味は 本剤の主成分であるクエン酸ナトリウム水和物に由来するものと考えられます 先発製剤はフィルムコーティング錠でありますが 弊社製剤は素錠であるため 弊社製剤の方が塩っぽい味を感じやすいと考えられます なお 安定性試験や溶出性のデータより 弊社製剤は先発製剤と同等の品質です 今後 同様の事例があった際には今回の事例に留意して対応をすすめます なお この品目は 8 月に日本薬品工業株式会社への承継致します このことから今回の事例につきましては 日本薬品工業株式会社への十分な情報提供を行います 7

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 2 内科で単純疱疹と診断され 1 バラシクロビル錠 500mg 三和 を 1 日 2 回 5 日分処方された 服用が終わっても改善されないので皮膚科を受診したところ帯状疱疹と診断され 2 バルトレックス錠 500 を 1 回 2 錠 1 日 3 回 3 日分処方された 医師によると 2 の先発品の方が吸収がよいのでジェネリック医薬品に変更しないようにとのことだった バラシクロビル錠 500m g 三和 ( 一般名 : バラシクロビル塩酸塩 薬効分類 : 抗ウイルス剤 ) 本製品は 先発医薬品と有効成分を同量含有する製剤であり また 先発医薬品と生物学的同等性試験を行い 同様の血漿中濃度推移を示すことを確認しています さらに 出荷判定等の記録より 本製品の品質に問題がないことを確認しています また 本製品の 効能 効果 及び 用法 用量 は 先発医薬品と同一です 参考としてバラシクロビル錠 500mg 三和 の成人における 用法 用量 を 以下に記載します なお バラシクロビル錠 500mg 三和 の新発売月である 2013 年 12 月から現在まで 同類の情報は全くありませんでしたが 今後も同様の事例等の発現に留意していきます 4 用法 用量 [ 成人 ] 単純疱疹 : 通常 成人にはバラシクロビルとして 1 回 500mg を 1 日 2 回経口投与する 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 ( 単純疱疹 ) の発症抑制 : 通常 成人にはバラシクロビルとして 1 回 500mg を 1 日 2 回造血幹細胞移植施行 7 日前より施行後 35 日まで経口投与する 帯状疱疹 : 通常 成人にはバラシクロビルとして 1 回 1000mg を 1 日 3 回経口投与する 水痘 : 通常 成人にはバラシクロビルとして 1 回 1000mg を 1 日 3 回経口投与する 性器ヘルペスの再発抑制 : 通常 成人にはバラシクロビルとして 1 回 500mg を 1 日 1 回経口投与する なお HIV 感染症の患者 (CD4 リンパ球数 100/ mm3以上 ) にはバラシクロビルとして 1 回 500mg を 1 日 2 回経口投与する 5 A 薬局でもらっていた 1 ニトラゼパム錠 5 mg トーワ と 今回の B 薬局でもらった 2 ニトラゼパム錠 5mg テバ は見た目が違う 楕円形は飲みにくい ニトラゼパム錠 5mg テバ ( 一般名 : ニトラゼパム 薬効分類 : 催眠鎮静剤 抗不安剤 ) 本製品は 1978 年 6 月の販売開始であり 先発製剤であるベンザリン錠 ( 塩野義製薬 ) と同様の形状です 弊社 DI センターでは これまでに同様のお問い合わせを賜ったことがございませんでした 弊社としましては 今後とも同様の情報に注意し 集積に努めて参ります 8

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 3 6 2013 年に 1 アイピーディカプセル 100 から 2 スプラタストトシル酸塩カプセル 100mg JG ( 当時は JG だったかは定かではない ) に変更となった 今回いただいた 2 で 2 回 シートから外すときにカプセルが壊れた 3 回目は押し出そうとしたときに シートの中で壊れてしまった 調剤薬局にもっていき 現在調査をしていただいている スプラタストトシル酸塩カプセル 100mg JG ( 一般名 : スプラタストトシル酸塩 薬効分類 : その他のアレルギー用薬 ) 本製品のカプセル充填末は吸湿性があり 時間の経過と共にカプセル剤皮の水分を徐々に吸収することから製品の保管環境 ( 温湿度 ) によりカプセル剤皮の水分が大きく低下した場合 カプセル剤皮が脆くなり PTP シートから取り出す際の圧力により破損する可能性があります そこで 乾燥に耐久性のあるカプセルへの改善を 2016 年 3 月に行いました (6 箇月間の加速試験の結果 PTP 取り出し時の割れは認められませんでした ) 本情報は上記の原因により生じたものと考えております 改善品は 2016 年 8 月頃出荷を予定しております なお 本製品の添付文書に開封後の吸湿に注意するよう次の記載を行っています 吸湿性が強いので 開封後は吸湿に注意すること 今後とも 同様に情報に注意して参ります 7 ( 患者の家族より ) 服用中のメチコバール錠 500μg を観察したところ コーティングに濃淡があるようだという 中身が露出している部分はない 試しに 3 錠むいてみると どれもコーティングにムラがあるようだ エーザイ ( 株 ) に問い合わせたが 問題ない との回答だった 工場でチェックしているはずなので 大丈夫と思ってよいか メチコバール錠 500μg ( 一般名 : メコバラミン 薬効分類 : ビタミン B 剤 ( ビタミン B1 剤を除く )) 本品は 出荷するまでに厳しい一連の検査工程を経て製品出荷判定が実施されており 安全性 品質に関する試験結果を踏まえて問題ないもののみを市場供給しております 微小な表面の凹凸を含めご指摘のような錠剤が全くゼロであるとは言い切れません また 錠剤の色については光の加減によってはそうした感じ方をされる場合もあると思います 今回のご指摘を真摯に受けとめ 今後も更なる品質改善に努めていく所存です 8 1 ロキソプロフェン Na テープ 100mg 科研 を使い始めて 貼った部位が日焼けの痕のように皮がむけてしまう 赤くなったり痒みはない ( 赤みも痒みもない ) 以前 先発医薬品の 2 ロキソニンテープ 10 0mg を使用している時は このようなことはなかった 1 はテープに伸びがなく使いにくい 後発医薬品は先発医薬品に劣るのではないか ロキソプロフェン Na テープ 50mg 科研 ( 一般名 : 日局ロキソプロフェンナトリウム水和物 薬効分類 : 鎮痛 鎮痒, 収斂, 消炎剤 ) 本事例は 先発医薬品と弊社製造方法や添加物の相違に起因する可能性が考えられますが 原因は不明で現在までに同様の事例の報告を受けたことはありません 又 本剤の伸縮性につきましては 屈曲部等への貼付において先発医薬品と同等の粘着性と 良好な伸縮性の有る支持体を採用しております 今後も 尚一層 情報収集に努めるとともに同様の事例の発現に留意して参ります 9

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 4 9 薬局薬剤師である 1 ミノサイクリン塩酸塩顆粒 2% サワイ の回収の記事があるが 2009 年 12 月にも 1( 当時の販売名はミノペン顆粒 2% 販売名変更により現在は 1) で同じような製剤の変色 変形があり 沢井製薬に連絡して回答をいただいている 1 の顆粒がいびつに変形しており 色もオレンジ色から茶色っぽい色に変色していた 今回の記事から 原因は製造工程で機器に付着した水分により一部の顆粒が変色したものであった 以前から対応がされていないようにも受け取れる内容であるので 対応がしっかりされているか疑問に思う回答である ミノサイクリン塩酸塩顆粒 2% サワイ ( 旧販売名 : ミノベン顆粒 2%) ( 一般名 : ミノサイクリン塩酸塩 薬効分類 : 主としてグラム陽性 陰性菌 リケッチア クラミジアに作用するもの ) ミノサイクリン塩酸塩顆粒 2% サワイ ( 以下 本剤 ) 及び旧販売名のミノペン顆粒 2% における過去の品質情報のうち 変色に関する情報のあったロットについて 保管品を調べましたが 回収ロット以外に変色は認められませんでした この中には 2009 年 12 月前後の品質情報も含まれています インタビューフォーム中 無包装下の安定性 の項に記載のあるように 本剤は 温度や湿度 光条件下において 色調の変化をきたすことが確認されています 保管品に変色が認められなかったことと製造工程に問題が見られなかったことから ご指摘いただいた 2009 年 12 月の変色は 工場出荷後の流通過程以降における環境が原因であったと推察されます 一方 回収した本剤 Lot 15801 の保管品では 変色した顆粒が認められており 調査の結果から製造工程における機器に付着した水分により一部の顆粒に変色が起こっているものと判断致しました 現在 出荷している本剤は 製造工程で水分の影響を受けないように製造機器等の使用前確認を徹底したと共に 保管用のステンレス容器には 直接薬剤を保管するのではなく ポリ袋を用いて保管する対策を講じています 更に 工場出荷前に加速条件下 (40 75%RH) にて 1 箇月保管し 変色がないことを確認していますが これまでに変色が認められていないことから品質には問題ありません 今後 今回の相談事例に留意して 同様の事例に対する対応を進めるとともに 回収事例が発生しないよう上記の対策を適切に実施いたします 10 蕁麻疹で 1 ジルテック錠 10mg を服用していた 6 か月近く服用したあと ジェネリック医薬品をすすめられ 2 セチリジン塩酸塩 10mg タカタ を服用したところ 1 か月もたたないうちに 下半身にかゆみが出た 市販の塗り薬を使用していたが 悪化するばかりなので 1 にもどしてもらった セチリジン塩酸塩 10mg タカタ ( 一般名 : 日局セチリジン塩酸塩 薬効分類 : その他のアレルギー用薬 ) セチリジン塩酸塩錠 10mg タカタ は先発医薬品ジルテック錠 10mgと有効成分が同量含有する製剤であり 生物学的同等性試験を行い 同等であることを確認しております また 製造におきましては GMP 及びGQPの基準にのっとり 常に製品の品質に問題ないことを確認しております これまでの同類の情報の入手状況としては 下半身のかゆみ との副作用報告はないものの 皮膚への有害事象として発疹 蕁麻疹 瘙痒などが報告されています 弊社といたしましては 今後同様の事例の発現に留意し 適切に対応して参ります 10

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 5 11 1 ビーソフテンローション 0.3% は 2 ヒルドイドローション 0.3% の後発医薬品というが使用感が全く異なる ビーソフテンローション 0.3% ( 一般名 : ヘパリン類似物質 薬効分類 : 血液凝固阻止剤 ) ローション剤は その物理的性状により 懸濁性 乳化性及び溶液性ローションに分かれ 1 は溶液性 2 は乳化性のローション剤であるため 使用感が異なると感じられたものと思われます 今後とも同様の事例の発現に留意して参ります 12 以前 1 ムコダイン錠 500mg のジェネリック医薬品である 13 カルボシステイン錠 500mg タイヨー を服用したら効果がなく先発品に戻したことがある カルボシステイン錠 500 mg タイヨー ( 現販売名 : カルボシステイン錠 500mg テバ ) ( 一般名 :L- カルボシステイン 薬効分類 : 去痰薬 ) 本製品は 1990 年 7 月の販売開始以降 薬効欠如 に関連する症例の報告はなく 今回の事例との因果関係を特定する情報は認められませんでした 本製品は先発医薬品との生物学的同等性を確認しており有効性に違いはないと考えております また 出荷する製品は承認規格への適合を確認しており 品質に問題はございません 弊社としましては 今後とも同様の情報に注意し 集積に努めて参ります 13 膝が痛くて湿布を使用し蕁麻疹ができた 大きな病院に受診し 1 アレグラ錠 60mg (1 日 2 回 ) を 14 日間服用した 1 を服用して 2,3 日後は症状がよくなった気がした その後 別の医療機関で 1 の後発医薬品の 2 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60 mg トーワ を処方してもらい 1 ヶ月の間 服用したが 1 のときのように症状がよくならない 2 は 1 より効果が劣るのではないか フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg トーワ ( 一般名 : 日局フェキソフェナジン塩酸塩 薬効分類 : その他のアレルギー用薬 ) フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg トーワ は先発製剤アレグラ錠 60mg と添加物が一部異なりますが 同じ有効成分 ( フェキソフェナジン塩酸塩 ) を同量 (60mg) 含有する製剤です 本製剤は 先発製剤との生物学的同等性試験で体内に吸収された有効成分の血中濃度推移が同等であることを確認していますので 先発製剤と同じ投与量 (60mgx2/ 日 ) であれば 本製剤の効果が劣る可能性は低いと考えます また 本製剤出荷時には品質試験を実施し 品質に問題ないことを確認しています 発売から現在までに 効果不十分 との情報を入手したものは 本製剤から先発製剤に切り替えた後に症状が回復したという症例 1 例がありましたが 先発製剤から本製剤への切替では 効果が劣る 切替え後 1 ヶ月を経ても症状がよくならない に類する情報は入手していません 薬剤の効果は患者様の疾患の経過によっても変化します また 薬剤が変わったことに対する心理的な影響からこのように感じられた可能性も否定できないと考えています 以上 本症例のみで本製剤の薬効が欠如しているとは判断できないと考えていますが 今後も同様の事例の発現に留意して参ります 11

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 6 14 1 ノルバスク錠 2.5mg を服用して血圧は安定していたが 8 月下旬から 2 アムロジピン OD 錠 2.5mg EMEC に変更されて 1 ヶ月後ぐらいから下の血圧 ( 拡張期血圧 ) が 100 を超すぐらいに高くなりました 上は変わらない 下の血圧が高くなったのは 2 の影響か アムロジピン OD 錠 2.5 mg EMEC ( 一般名 : アムロジピンベシル酸塩 薬効分類 : 血管拡張剤 ) 製剤の同等性は確保されているので 製剤に問題があるとは考え難いです 出荷時の品質検査試験で 問題はありませんでした 血圧はストレスや気候などによって変動することが知られています 1) そのため 当症例の血圧上昇は外部環境の影響も考えられます 弊社としましては 今後とも同様の事例発現に留意しながら情報の収集に努めてまいります 1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編 : 高血圧治療ガイドライン 2014.p.24,43( ライフサイエンス出版 )2014 15 アレルギーがあり 花粉症の時期のため 1 プランルカスト錠 225 EK と 2 フェキソフェナジン塩酸塩 60mg 杏林 を服用した 今までは ちがう調剤薬局で 3 プランルカストカプセル 112.5mg 科研 と 4 フェキソフェナジン塩酸塩錠 60mg EE をいただいていた 1 と 2 を服用しても 鼻水が止まらない 顔がはれぼったくなった しかたなく 5 プレコール持続性鼻炎カプセルプラスの服用でやっと鼻水がとまった 3 と 4 ではそのようなことがなかった プランルカスト錠 225 EK ( 一般名 : プランルカスト水和物 薬効分類 : その他のアレルギー用薬 ) 1 は 含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン に基づき プランルカスト錠 112.5 EK を標準製剤としたとき 溶出挙動が等しく 生物学的に同等とみなされており 標準製剤としたプランルカスト錠 112.5 EK は先発品との 体内における血中濃度の推移の比較試験で有意差は認められなかったため 効能 効果には差がないと思われます しかし患者様の 薬剤が変わったという意識 例えば薬剤に対する信頼性や不安も加わり このようにお感じになられたのではないかと思われます なお 現在までに他剤からの切替により効果不十分または顔が腫れぼったくなったという情報は入手しておりませんが 引き続き同様の事例の発現に留意してまいります フェキソフェナジン塩酸塩 60mg 杏林 ( 一般名 : フェキソフェナジン塩酸塩 薬効分類 : その他のアレルギー用薬 ) 弊社製剤フェキソフェナジン塩酸塩 60mg 杏林 および他社製剤 4 は先発製剤と有効成分を同量含有する製剤であり 生物学的同等性試験により先発製剤と同等であることが確認されております また 弊社製剤は 規格に適合した製品を販売しておりますので 品質につきましても問題ないと判断しております 本事例のような 鼻水が止まらない 顔がはれぼったくなった という副作用情報については 今まで入手しておりませんが 今後も同様の事例の発現に留意してまいります 12

品質等への懸念に関する具体的な相談内容 7 1 ムコスタ錠 100mg を 2 レバミピド錠 1 00mg JG に変更し吐き気が治まらなくなった 精神科の薬でも 3 サイレース錠 2 mg を 4 フルニトラゼパム錠 2mg JG 5 レキソタン錠 5 を 6 セニラン錠 5mg に変更して睡眠障害が改善されなくなった レバミピド錠 100mg J G ( 一般名 : レバミピド 薬効分類 : 消化性潰瘍用剤 ) 本剤は 先発品 ムコスタ錠 100mg と同じ成分 含量を有する錠剤で 生物学的同等性試験により 先発製剤との同等性を確認しております また 承認規格への適合が確認されており 品質には問題がないと考えております ご指摘の事象の収集はありませんが 今後とも同様の事例の発現に留意してまいります 16 フルニトラゼパム錠 2m g JG ( 一般名 : フルニトラゼパム 薬効分類 : 催眠鎮静剤 抗不安薬 ) 本剤は 先発品 サイレース錠 2mg と同じ成分 含量を有する錠剤で 生物学的同等性試験により 先発製剤との同等性を確認しております また 承認規格への適合が確認されており 品質には問題がないと考えております 今までに当社に報告された 効果減弱 事例は 1 件です 今後とも同様の事例の発現に留意して 情報の収集に努めてまいります セニラン錠 5mg ( 一般名 : 日局ブロマゼパム 薬効分類 : 催眠鎮静剤 抗不安薬 ) セニラン錠 5mg は 先発医薬品 レキソタン錠 5 と同量の有効成分 日局ブロパゼパム を含有しており 先発医薬品と生物学的に同等であることを確認しています これまでに出荷している製品の出荷試験 長期安定性試験及び年次製品照査の品質確認を行っていますが 本件に関連する品質問題はありませんでした セニラン錠について本件と同類な副作用を確認したところ 2010 年 1 月から 2016 年 7 月までの期間において 薬効欠如 の 1 例 (2014 年 7 月情報入手 ) のみでした 今後も 有害事象報告の収集及び蓄積を継続して実施し 同様な事例の発現を把握した際は追跡調査により治療目的 用法及び用量 投与期間等に関する治療経過の情報 併用薬 患者本人の訴えを主治医より収集します 13