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(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周

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NJM78L00S 3 端子正定電圧電源 概要 NJM78L00S は Io=100mA の 3 端子正定電圧電源です 既存の NJM78L00 と比較し 出力電圧精度の向上 動作温度範囲の拡大 セラミックコンデンサ対応および 3.3V の出力電圧もラインアップしました 外形図 特長 出力電流 10

<4D F736F F F696E74202D A D836A834E83588EF393AE E B8CDD8AB B83685D>

フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 と

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NJM78L00 3 端子正定電圧電源 概要高利得誤差増幅器, 温度補償回路, 定電圧ダイオードなどにより構成され, さらに内部に電流制限回路, 熱暴走に対する保護回路を有する, 高性能安定化電源用素子で, ツェナーダイオード / 抵抗の組合せ回路に比べ出力インピーダンスが改良され, 無効電流が小さ

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絶対最大定格 (T a =25 ) 項目記号定格単位 入力電圧 V IN 消費電力 P D (7805~7810) 35 (7812~7815) 35 (7818~7824) 40 TO-220F 16(T C 70 ) TO (T C 25 ) 1(Ta=25 ) V W 接合部温度

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3.5 トランジスタ基本増幅回路 ベース接地基本増幅回路 C 1 C n n 2 R E p v V 2 v R E p 1 v EE 0 VCC 結合コンデンサ ベース接地基本増幅回路 V EE =0, V CC =0として交流分の回路 (C 1, C 2 により短絡 ) トランジスタ

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NJM78M00 3 端子正定電圧電源 概要 NJM78M00 シリーズは,NJM78L00 シリーズを更に高性能化した安定化電源用 ICです 出力電流が 500mA と大きいので, 余裕ある回路設計が可能になります 用途はテレビ, ステレオ, 等の民生用機器から通信機, 測定器等の工業用電子機器迄

医用工学概論  Medical Engineering (ME)   3年前期の医用工学概論実習と 合わせ、 医療の現場で使用されている 医用機器を正しく安全に使用するために必要な医用工学(ME)の 基礎知識を習得する。

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第 5 章復調回路 古橋武 5.1 組み立て 5.2 理論 ダイオードの特性と復調波形 バイアス回路と復調波形 復調回路 (II) 5.3 倍電圧検波回路 倍電圧検波回路 (I) バイアス回路付き倍電圧検波回路 本稿の Web ページ ht

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形式 :PDU 計装用プラグイン形変換器 M UNIT シリーズ パルス分周変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を分周 絶縁して単位パルス出力信号に変換 センサ用電源内蔵 パルス分周比は前面のスイッチで可変 出力は均等パルス オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力

3. クランプメータの外観代表的なデジタルクランプメータの外観を示す 本体は開閉式の CT ( トランスコア ) 部 ファンクションスイッチ部 表示部 電圧 抵抗入力端子部から構成されており CT 部を除いては一般のマルチメータとほとんど変わりない この CT 部は先端が開閉できるような構造になって

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アジェンダ 1. イントロダクション 2. アナログ回路での単位 db などの見方 考え方 3. SPICEツールNI Multisim の基本機能 4. 周波数特性の検討 5. 異常発振してしまう原理 6. まとめ 2 Analog Devices Proprietary Information

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形式 :WYPD 絶縁 2 出力計装用変換器 W UNIT シリーズ パルスアイソレータ ( センサ用電源付 2 出力形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を絶縁して各種のパルス出力信号に変換 オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力を用意 センサ用電源内蔵 耐電圧 2000V AC 密着

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例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X (

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基本的なノイズ発生メカニズムとその対策 電源 GND バウンス CMOS デジタル回路におけるスイッチング動作に伴い 駆動 MOS トランジスタのソース / ドレインに過渡的な充放電電流 及び貫通電流が生じます これが電源 GND に流れ込む際 配線の抵抗成分 及びインダクタンス成分によって電源電圧

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モジュール式アナログアンプ 形式 VT-MSPA1-1 VT-MSPA1-10 VT-MSPA1-11 RJ 形式 : 改訂 : シリーズ 1X H6833_d 特長 内容 電磁比例圧力弁の制御に適しています : DBET-6X DBEM...-7X (Z)D

第 11 回 R, C, L で構成される回路その 3 + SPICE 演習 目標 : SPICE シミュレーションを使ってみる LR 回路の特性 C と L の両方を含む回路 共振回路 今回は講義中に SPICE シミュレーションの演習を併せて行う これまでの RC,CR 回路に加え,L と R

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第 5 章 推奨配線及びレイアウト 内容ページ 1. 応用回路例 プリント基板設計における推奨パターン及び注意点 Fuji Electric Co., Ltd. MT6M12343 Rev.1.0 Dec

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形式 :M2XPA3 コンパクト変換器みにまるシリーズ パルスアナログ変換器 (PC スペック形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を統一信号に変換 PC による入出力フルコンフィギュレーション可能 センサ用電源内蔵 RS-422 ドライバによるパルス信号を直入力可能 入力周波数レンジ :0~200

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トランジスタ回路の解析 ( 直流電源 + 交流電源 ) 交流回路 ( 小 ) 信号 直流回路 ( バイアス計算 ) 動作点 ( 増幅度の計算 ) 直流等価回路 ダイオードモデル (pnp/npn) 交流 ( 小信号 ) 等価回路 T 形等価回路 トランジスタには直流等価回路と交流等価回路がある

RMS(Root Mean Square value 実効値 ) 実効値は AC の電圧と電流両方の値を規定する 最も一般的で便利な値です AC 波形の実効値はその波形から得られる パワーのレベルを示すものであり AC 信号の最も重要な属性となります 実効値の計算は AC の電流波形と それによって

フロントエンド IC 付光センサ S CR S CR 各種光量の検出に適した小型 APD Si APD とプリアンプを一体化した小型光デバイスです 外乱光の影響を低減するための DC フィードバック回路を内蔵していま す また 優れたノイズ特性 周波数特性を実現しています

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アナログ回路 I 参考資料 版 LTspice を用いたアナログ回路 I の再現 第 2 回目の内容 電通大 先進理工 坂本克好 [ 目的と内容について ] この文章の目的は 電気通信大学 先進理工学科におけるアナログ回路 I の第二回目の実験内容について LTspice を用

新しくシンボルを作成することもできるが ここでは シンボル :opamp2.asy ファイル を回路と同じフォルダにコピーする コピーしたシンボルファイルをダブルクリックで 開く Fig.4 opamp2 のシンボル 変更する前に 内容を確認する メニュー中の Edit の Attributes の

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等価回路図 絶対最大定格 (T a = 25ºC) 項目記号定格単位 入力電圧 1 V IN 15 V 入力電圧 2 V STB GND-0.3~V IN+0.3 V 出力電圧 V GND-0.3~V IN+0.3 V 出力電流 I 120 ma 許容損失 P D 200 mw 動作温度範囲 T o

NJM2591 音声通信用ミキサ付き 100MHz 入力 450kHzFM IF 検波 IC 概要 外形 NJM259 1は 1.8 V~9.0 Vで動作する低消費電流タイプの音声通信機器用 FM IF 検波 IC で IF 周波数を 450kHz ( 標準 ) としています 発振器 ミキサ IF

名称 型名 SiC ゲートドライバー SDM1810 仕様書 適用 本仕様書は SiC-MOSFET 一体取付形 2 回路ゲートドライバー SDM1810 について適用いたします 2. 概要本ドライバーは ROHM 社製 2ch 入り 180A/1200V クラス SiC-MOSFET

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電流プローブと計測の基礎 (Tektronix 編 ) 電圧波形は違うのが当たり前 オームの法則 ( 図 1) により 電流は抵抗器によって電圧に変換することができます 電流波形を観測 するとき 電流経路に抵抗器を挿入し電圧に変換後 電圧波形として電圧プローブで観測する手法が あります この手法にお

形式 :RPPD 計装用プラグイン形変換器 M UNIT シリーズ パルスアイソレータ ( センサ用電源付 ロータリエンコーダ用 ) 主な機能と特長 ロータリエンコーダの 2 相パルス入力信号を絶縁して各種の 2 相パルス出力信号に変換 オープンコレクタ 電圧パルス パワーフォト MOS リレー R

PLL アン ドゥ トロア 3 部作の構成 1. PLL( 位相ロック ループ ) 回路の基本と各部動作 2. 設計ツール ADIsimPLL(ADIsimCLK) を用いた PLL 回路構成方法 3. PLL( 位相ロック ループ ) 回路でのトラブルとその解決技法 2

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S-89130/89140シリーズ オペアンプ

回路シミュレーションに必要な電子部品の SPICE モデル 回路シミュレータでシミュレーションを行うためには 使用する部品に対応した SPICE モデル が必要です SPICE モデルは 回路のシミュレーションを行うために必要な電子部品の振る舞い が記述されており いわば 回路シミュレーション用の部

ディジタル回路 第1回 ガイダンス、CMOSの基本回路

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2. λ/2 73Ω 36Ω 2 LF λ/4 36kHz λ/4 36kHz 2, 200/4 = 550m ( ) 0 30m λ = 2, 200m /200 /00 λ/ dB 3. λ/4 ( ) (a) C 0 l [cm] r [cm] 2 l 0 C 0 = [F] (2

Transcription:

計測工学 II 第 4 回 アナログ信号の処理

今日の内容 アナログ信号の処理 ブリッジ回路 増幅回路 負帰還回路 演算増幅器の回路 差動増幅 同相弁別比 受動フィルタ 能動フィルタ ロックイン増幅器などについて学習する 教科書では P218 P228 です

微弱な信号の処理 生体の電気信号は微弱 心電図の信号レベル : 1mV 前後 脳波の信号レベル : 数 µv 300µV 筋電図の信号レベル : 10µV 15mV 標準テキスト ( 旧版 ) P440 AD 変換器の例 : ±5V 12bit 精度 (4096 等分 ) ディジタル値の 1 は 約 2.5mV 信号レベルが小さすぎて AD 変換してもフラットになる ( 筋電図の場合で 0 6まで触れるか?) 計算方法はわかりますね?

微弱な信号を強くする回路 増幅回路を用いる ( 教科書 P219) 予め 測定したい信号 を AD 変換可能な信号 に増幅する 以下の信号を ぞれぞれ何倍すれば良いか計算してみよう 心電図の信号レベル : 1mV 前後 脳波の信号レベル : 数 µv 300µV 筋電図の信号レベル : 10µV 15mV 但し AD 変換器は ±5V のレンジを持っているとする

計測システムの構成 ( 第 1 回再掲 ) 教科書 P248 有用な情報 計測対象 ディジタル信号処理 ディジタル信号 AD 変換器 アナログ信号処理 センサ 電気信号

広義の計測システム ( 第 1 回再掲 ) 教科書 P248 目標値 偏差信号 + コントローラー DA 変換器増幅器 アクチュエータ 制御量 制御対象 AD 変換器 アナログ信号処理 センサ

演算増幅器 Operational Amplifier ( オペアンプ ) 教科書 P219 (V + V - )A = V out 出力電圧 Vout は 電源電圧を超えない 増幅率 A は 一般的に 10 5 10 8 であるが 増幅率が大きすぎて単純に信号増幅に用いると飽和するため 負帰還増幅回路を構成して用いる Q: なぜ 負帰還増幅回路を使うのか という問いの答えです 画像引用元 :Wikipedia

イマジナリ ショート 教科書 P219 オペアンプは 反転入力端子と非反転入力端子の電位差が 0V となるように 出力電圧を調整する この結果 V+ と V- の端子間は仮想的 (imaginary) にショートしているように見える http://www.kairo-nyumon.com/opamp1.html とてもわかりやすいサイトです 是非 このページを訪ねてみて下さい

負帰還増幅回路 負帰還増幅の増幅率 イマジナリ ショートを利用して式を立てる 教科書 P220 I in = V in R in = I out = V out R f V out = R f R in V in 画像引用元 :Wikipedia

ボルテージフォロワ (Voltage Follower) 非反転増幅回路で R in 無限大 R f 0 の回路とする 絶縁 : 断線 R 無限大 ショート : 配線 R 0 という考え方に慣れて下さい 増幅率は 1 但し 入力インピーダンス 出力インピーダンス 0 という特性を得ることができる 標準テキスト新版 P175 旧版 P207 http://www.mech.tohoku-gakuin.ac.jp/rde/contents/course/mechatronics/analog.html 他大学のサイトですが とてもわかりやすく説明がまとまっています

インピーダンス整合 教科書 P221 伝送路では 信号源の出力インピーダンスと 負荷側 ( 次の段の入力 ) 回路の入力インピーダンスとの整合 ( マッチング ) がとれていないと 信号が 反射 したり 負荷でほとんど消費されたりして うまく次の段につながらない 前段の出力インピーダンスと 後段の入力インピーダンスの 整合 をとる 画像引用元 :Wikipedia 但し 伝送線路 で検索

伝送エネルギーの計算 前段の出力を V, 後段の入力を V in として 後段が受け取るエネルギーが最大となる Zin と Zout の関係を求める Z in =Z out の時に P は最大になる (Z in で微分 ) P = I V in V I = Z out + Z in V in = V Z in Z out + Z in P = V 2 Z in (Z out + Z in ) 2 参考ページ : 考え方がわかりやすく説明されているサイトです http://www.geocities.co.jp/heartland-tachibana/9059/otasuke/impi_match.htm

様々な現象のインピーダンス整合 超音波結石破砕装置 音響インピーダンスの整合 体と同程度の音響インピーダンスにするために カップリングを行う メンブレン型 ( ウォータバッグなどをあてる ) タイプ バスタブ型 ( 全身を水の中に入れる ) タイプ 医用治療機器学 参照 画像引用元 :http://www.hakujyujikai.or.jp/hakujyuji/about/pamphlet/pdf/hinyouki27.pdf

生体の電気インピーダンス 水分の少ない皮膚 : 1mS/cm 以下 筋肉や神経 赤血球などで数 数 10mS/cm 程度 標準テキスト : 新版 P237 旧版 P241 伝導率に 断面積を乗じて長さで割るとコンダクタンス ( 抵抗の逆数 ) が求められる 仮に伝導率を 10mS/cm として 太さ 50cm 2, 長さ 50cm( 腕 ) のインピーダンスを計算すると!? 腕 体など部位によって だいたい数十 Ω 数百 Ω 周波数 組成 ( 筋肉か脂肪か ) によって異なる値を示す

生体計測の入力インピーダンス 生体自体のインピーダンスは低値ですが 計測システムの入力では C の影響を考慮します この結果 入力インピーダンスは 心電図 : 2MΩ 以上 脳波 : 5MΩ 以上 筋電図 :20MΩ 以上 になります http://www.hosp.u-toyama.ac.jp/clla/seiri/qt_all/qt1_kiso.html http://www.eonet.ne.jp/~hidarite/me2/keisokugenri03.html

生体信号計測回路の例 回路全体の構成 東京大学先端研 :http://invbrain.neuroinf.jp/static/moth/emg-tool.pdf 内山明治 村野靖 絵ときでわかるオペアンプ回路, オーム社, 2000

差動増幅回路 原則として R 1 =R 2, R 3 =R 4 の条件で用いる 各入力にさらに非反転増幅回路 ( バッファアンプ ) を設けた回路をインスツルメンテーション アンプと呼び 計装用 ( 工業用計測回路 ) に用いられる 計装アンプとも言います 使いやすいのでよく使われています 画像引用元 :Wikipedia

同相弁別比 (CMRR) Common Mode Rejection Ratio 同相信号除去比 同相入力の増幅率に対する差動入力の増幅率の db 表記 信号源に後から加わる雑音は 両方の配線に 同相 で入って来る 差動 増幅なら この 同相信号 を除去できる http://toragi.cqpub.co.jp/portals/0/backnumber/2012/05/p091.pdf 図引用元 : 特集ホントに使える電子回路教科書

ここからフィルタの話です アンプは 信号レベルを増幅します フィルタは 特定の周波数帯域を通す ( 遮断する ) 働きをします 画像引用元 :Wikipedia

アクティブ回路とパッシブ回路 パッシブ回路 ( 受動回路 ) 抵抗 コンデンサ コイルなどの受動素子で構成 アクティブ回路 ( 能動回路 ) トランジスタ オペアンプなどの能動素子で構成

受動素子の欠点 理想的なキャパシタンス インダクタンスは存在しない 抵抗ゼロのコイルは存在しない プリント基板には 浮遊容量 が存在する コンデンサにも 抵抗成分 がある 周波数の限界で 予想外の動作をする パッシブ回路で構成 不完全積分回路 低域濾過回路 不完全微分回路 高域濾過回路

能動素子で構成する 完全微分回路と完全積分回路 教科書 P226

オペアンプで構成するフィルタ 帰還回路に C が入るのが低域濾過フィルタ 直列に C が入るのがハイパスフィルタ 両方を組み合わせて バンドパスを構成できる http://www.piclist.com/images/www/hobby_elec/pyro1_31.htm 画像引用元 :Wikipedia

定期試験の出題予告 以下の問題は いずれかを出題するかも知れません オペアンプを用いた積分回路を書け オペアンプを用いた微分回路を書け オペアンプを用いた低域濾過フィルタを書け オペアンプを用いた高域濾過フィルタを書け 受動素子で構成する低域濾過フィルタを書け 受動素子で構成する高域濾過フィルタを書け 以下 ( 能動か受動 ) の低域濾過回路の遮断周波数を求めよ 以下 ( 能動か受動 ) の高域濾過フィルタの遮断周波数を求めよ

ロックイン増幅器 教科書 P226 ロックインアンプは 増幅 ( アンプ ) 機能と特定信号検出 ( ロックイン ) 機能を併せ持ったアンプです ロックインアンプ最大の特徴は 特定の周波数の信号を検出して増幅させることにあります ロックインアンプは 入力される信号の中から 検出したい信号だけを取り出すため 参照信号 を使用します http://www.toyo.co.jp/sr/what/ http://www.nfcorp.co.jp/techinfo/keisoku/noise/li_genri1.html

今日のまとめ 微小な信号レベルを測定するために 増幅回路が用いられる 増幅回路やフィルタなどには 演算増幅器 ( オペアンプ ) の回路がよく用いられる 回路どうしを接続する際には インピーダンス整合をとる必要があり この整合がうまくとれないと信号が得られない 差動増幅回路は 同相雑音を除去するのによく用いられる 受動素子を用いたフィルタ回路は 微分 積分 回路としては完全な動作をしないが 能動素子を用いた微分 積分回路は数学的な微分 積分信号を出力できる 特定の周波数の信号を抽出するのにロックインアンプが用いられる

次回予告 第 5 回 流体の測定 シラバスから ピトー管 熱線流量計 レーザ ドップラ流量計 差圧式流量計 面積式流量計 電磁流量計 超音波流量計 流れの可視化 粒子画像流速計測法などについて学習する 今日の範囲は 教科書 P88 P104 です