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練習問題解答例 < 第 9 章熱交換器 > 9. 入口温度 0 の kg/ の水と 入口温度 0 の 0 kg/ の水の間で熱交換を行 う 前者の出口温度が 40 の時 後者の出口温度はいくらか 解 ) 式 (9.) を使う,,,, において どちらの流体も水より に注意して 0 40 0 0, これを解いて, 9. 0 の水を用いて 0.MPa の飽和蒸気 kg/ と熱交換させ 蒸気を復水させること を考える 水の出口温度を 0 に抑えるためには水の流量をいくらにする必要があるか 解 ) 熱収支を考える 必要な数値を SI 単位系の基本単位で表しておく 水の入口温度 水の最大出口温度 飽和蒸気の質量流量, 0 7. 9. 付録から 水の熱容量 同じく 水の凝縮潜熱, 0 7.. p kg/ 4.80.6 0 6 J/kg J/kg 水の奪う熱量と蒸気の復水に必要な熱量が等しいので 水の流量を p,, 数値を代入して 6 4.80. 9..60 これを解いて 8.0 k g / [kg/] として 9. 平板を介して 流体間の熱交換操作を行う 一方の熱伝達率が 0 W/( ) 他方 の熱伝達率が 80 W/( ) 板はアルミニウム製で厚みが の時 熱通過率を求めよ

解 ) 必要な数値を SI 単位系の基本単位で表しておく 一方の熱伝達率 h 0 W/ 他方の熱伝達率 h 80 W/ アルミニウム板の厚み D 0 付録から アルミニウムの熱伝導率 0 W/ 式 (9.) より求める熱通過率は U 0 0 0 80 0.8 W/ 9.4 外径 0. 内径 0. 鉄製の水平円管の内部を 90 の温水が 0./ の流速で 流れている この管を温度 0 の外気中に放置しているとき 管の外側面積基準で熱通過 率を求めよ 解 ) 管内側 管外側の熱伝達率を求め 式 (9.6) によって管外面積基準での熱通過率を求める 流れる水と鉄の伝熱特性は空気よりも良いことが予想できるので 水と管は 90 十分離れた空気は 0 として概算する また 長さが与えられていないので 単位長さ当たりについて考える 必要な値をSI 単位系の基本単位で表しておく 管内径 d 0. 流速 u 0. / 90 の水の動粘性係数.7 0 / 90 の水のプラントル数 Pr. 964 90 の水の熱伝導率 0.670 W/ 7 管外径 d 0.

重力加速度 g 9.8 / 膜温度 90 0 空気の体膨張率は絶対温度の逆数なので 7..00 / 空気側伝熱温度差 90 0 70 膜温度の空気の動粘性係数 膜温度の空気のプラントル数 膜温度の空気の熱伝導率 鉄の熱伝導率 80. a W/ a.80 / Pr 0.708 a.80 鉄の厚み D 0. 0. / 0.0 W/ 単位長さ当たりの管外面積.46 0..77 0 単位長さ当たりの管内面積.46 0..40 管内側は強制対流伝熱となる レイノルズ数は 0.0. Re d.7 0 7 4.60 4 よって乱流なので式 (4.68) を用いる 管内の水は冷却されるので n=0. に注意して Nu d 0.0Re 4 / d Pr n 4 0. 0.04.60 4 /.964 熱伝達率は h 0. Nud d 0.670 0 W/ 管外側は 自然対流熱伝達となる グラスホフ数は Gr 0.9.8.00 70.80.00 7 レイリー数は 7 6 Ra Gr Pr.0 0 0.708 7.79 0 これより層流と考えられるので 式 (.48) を用いて / 4 Pr Nu d, a Pr Pr Pr 0. 0.6690.77 Gr / 4

0.708 0.708 0.708 0. 空気側熱伝達率は / 4 / 4 0. 9 7 0.669 0.77.0 0 0.708 Nu.9.80 0 4.9 W/ 0. d, a a d h 求める外面積基準の熱通過率は 式 (9.6) から U h D n n h 4.9 0.77 0.77 n0.4 0.0 n 80. 0.77 0.4 0 0.4 4.88 W/ 0.77 9. 並流形の熱交換器における高温側流体と低温側流体の温度変化 ( および ) を 求めよ ( 図 ) ただし 単位長さあたりの伝熱面積 と伝熱面の熱通過率 はどこでも 一定とする また 高温側の流体の比熱と質量流量をそれぞれ [J/(kg )] [kg/] 低温側の流体の比熱と質量流量をそれぞれ [J/(kg )] [kg/] とし 入口温度をそれ ぞれ,, とせよ,, 0 x

図 解 ) 微小距離 d における高温側流体と低温側流体の微小温度変化をそれぞれ d d とする ただし d 0 である この微小距離 d において高温側流体の失った熱量は低温側流体の得た熱量に等しく さらにこの微小距離における伝熱量に等しい よって d d d 前半から d d よって両辺を積分して,,,, これを後半に代入して d d,, d d,, d d,, d d,, 0) ( n,,,,,,,,,, n

,,,,, n,,,, n,,,, exp,,,, exp,,,, exp,,,, exp,,,, exp は,, より求められる 9.6 問 9. の場合について 対数平均温度差を向流 並流の場合について求めよ 解 ) 並流の場合 入口温度差は 0 0 0 出口温度差は 40 より 対数平均温度差は.6 n n 0 0 向流の場合 一方の温度差は 0 他方の温度差は 0 0 40 より 対数平均温度差は.4 n 0 n 0

,,, 9.7 =80 =0 =0 =9 で作動する熱交換器の () 並流, の場合 () 向流の場合における対数平均温度差を求めよ 解 ) 並流の場合 入口温度差は 80 0 60 出口温度差は 0 9 より 対数平均温度差は 60 6. n60 n 向流の場合 一方の温度差は 80 9 8 他方の温度差は 0 0 90 より 対数平均温度差は 8 90 87. n 8 n 90 9.8 問 9. の熱交換を 問 9. の熱交換器を用いて行う場合に必要な熱交換面積を向 流 並流の場合について求めよ 解 ) 問 9. より 熱通過率 U 0.8 W/ 交換熱量は 水の熱容量を p 4.80 J/kg として 問 9.より Q 4.80 0 40.09 0 W,, 向流の場合 問 9.6 より対数平均温度差が.4 なので 必要な面積は.09 0 0.8.4 0 並流の場合 問 9.6 より対数平均温度差が.6 なので 必要な面積は.09 0 0.8.6 4 9.9 水 4,000 kg/h の流れを高温の油を熱源とする向流式二重管型熱交換器によって から 7 に加熱する場合に 油の入口温度 0 出口温度 7 比熱.9 kj/(kg ) 熱通過率 0 W/( ) とするとき 熱交換器の伝熱面積を計算せよ 解 ) 水 4,000 kg/h は SI 単位系の基本単位では. kg/

水の熱容量は p 4.80 J/kg なので 交換熱量は Q 4.80.7.860W,, 対数平均温度差は 向流なので n 7 0 7 7 n0 7 よって 求める伝熱面積は.86 0 07.4 4. 7.4 9.0 流量 4,000 kg/h の水をシェルアンドチューブ型熱交換器 ( シェル側 パス 管側 パス ) を用い 60 まで加熱する シェル側を水が流れ 管側を油が流れる 油温は熱交換器入口で 90 出口で 60 であり 熱通過率は 0 W/( ) であるとする このときに必要な伝熱面積はいくらか 解 ) 水 4,000 kg/h は SI 単位系の基本単位では. kg/ 水の熱容量は p 4.80 J/kg なので 交換熱量は Q 4.80.60.090W,, また 油側の熱収支から Q ttt, t, t t t, Q t, なので.090 90 60 向流の場合の対数平均温度差は P n t,, t t R 60 90 60 60 n90 60 t, t, 60 90 0.4 90 6.97 0 4.80. 6.97 0 7.0. W/ よって図 9.8(a) より 補正係数 F=0.8 求める伝熱面積は Q UF.09 0 00.87.

9. 問 9. の熱交換を 両側混合なしの直行流熱交換を用いて行う場合に必要な熱交換面積はいくらか ただし 熱通過率を 0 W/( ) とする 解 ) 交換熱量は 水の熱容量を Q p 4.80 J/kg として 問 9.8より 4.80 0 40.09 0 W,, 問 9.6より向流の場合の対数平均温度差は.4,, 0 P 0.67 0 0,, 0 R.0 よって図 9.8(e) より 補正係数 F=0.98 求める伝熱面積は Q UF.09 0 00.98.6 8. 9. t/h のガスを から 40 まで加熱することができるガス加熱器を製作したい 加熱は 00 kg/h の温水を用い 温水の入口温度を 80 とする いま ガスと温水とを並流させる場合と向流させる場合とでは 伝熱面積にどのぐらいの差が生じるか計算せよ ただし ガスの平均比熱は.00 kj/(kg ) とし 熱通過率を 9. W/( ) とする また 加熱器から外部への熱損失は無視するものとする 解 ) 必要な値を SI 単位の基本単位に直しておく ガス質量流量 ガス平均比熱 水の質量流量 水の比熱は付録より t/h.78 0 kg/.00 kj/kg.00 0 00 kg/h 8.0 4.80 ガスと水の熱収支から 式 (9.) より J/kg Q,,,, なので kg/ J/kg 4.80 8.0 80.00 0.780 40 6.94 0 W これを解いて, 60., 並流の場合 入口温度差は 80 6 出口温度差は 60. 40 0. より 対数平均温度差は 6 0. 8. n 6 n 0.

よって 求める伝熱面積は 6.94 0 9.8. 6.4 向流の場合 一方の温度差は 80 40 40 他方の温度差は 60. 4. より 対数平 均温度差は 40 4. 4. n 40 n 4. よって 求める伝熱面積は 6.94 0 9.4..6 よって 6.4.6 0.6 の差が生じる 9. 両流体とも混合しない直交流熱交換器を用いて 温度 00 の排ガスを使い 温度 0 の空気を 6 まで加熱することを考える 空気の質量流量を kg/ 熱通過率を 0 W/( ) とし 排ガスを 0 まで利用することを考えると 交換熱量と伝熱面積はいくらになるか 解 ) 付録から空気の熱容量は.00 kj/kg =.00 0 J/kg 空気の温度変化から 交換 熱量は Q 4.000 60 4. 0W,, 向流の場合の対数平均温度差は n 00 0 0 6 00 0 n0 6 補正係数を求めるパラメータを計算する P,,,, 6 0 0. 00 0 空気と排ガスの熱収支から,,,,,,,, 00 0.0 6 0 R.0 よって図 9.8(e) より 補正係数 F=0.9 求める伝熱面積は

Q UF 4. 0 4 00.9 8.4 9.4 内管の外径 内径 0 の二重管で内に水を 0kg/h で 外に水を 0kg/h で向流になるように流した 二重管の内外ともに水の熱伝達率を 0W/( ) とし 管の材料の伝熱抵抗は無視する いま 内管 外管の入口温度をそれぞれ 0 00 とし 内管の水を 0 から 70 に温めるためには 外管の出口温度および管の長さはいくらになるか ただし 外管からの熱損失はないものとする 解 ) 必要な値を SI 単位系の基本単位で表す 内管側流量 0 kg/h.9 0 外管側流量 0 kg/h 4.7 0 内側流体の外側流体の熱収支,,,, kg/ kg/ において どちらの流体も水より に注意して 4.7 0 0.90 70 0, これを解いて 外管の出口温度は 8., 内管外面基準の熱通過率は U.46 0. 0.46 0.0 0 対数平均温度差は 0 n 00 70 n 8. 0 00 70 8. 44.6 68. W/.460. 水の比熱は付録より Q 4.80 J/kg なので 伝熱量は 4.80 4.7 0 0 8..90 0 W よって必要な内管外面基準の伝熱面積は.90 0 68.44.6 求める管の長さは 0.94.46 0. 0.9 4. 9. 向流型二重管熱交換器がある 温度が表 のようであった場合 管の直径 流量 および入口温度を変えないで加熱流体の出口温度を 00 にするには 熱交換器の管長を

何倍にすればよいか ただし 外部への熱損失はなく 熱通過率はすべての伝熱面積におい て一定値とする 表 入口温度 [ ] 出口温度 [ ] 加熱流体 0 0 受熱流体 0 00 解 ) 熱容量はすべての温度範囲で一定とする 加熱流体の出口温度を 00 にする場合 伝熱量は現在の温度変化と比較して 0 00. 0 0 より. 倍になる このときに 受熱流体の出口温度は. 倍の温度変化が起きるので 0 (00 0)(.) 40 となる 現在の対数平均温度差は n 0 00 0 0 0 00 n0 0 40 加熱流体の出口温度を 00 にする場合の対数平均温度差は n 0 40 00 0 0 40 n00 0 94. 現在の伝熱量の式は 界面長さを C 管長を L 熱通過率を U として Q UCL 40 加熱流体の出口温度を 00 にする場合の伝熱量の式は 長さが k 倍になるとして.Q UC kl 94. これらの式の比を取れば.Q UC Q UCL これを解いて k kl94. 40 40 94... よって. 倍にすればよい