決算編第一章決算 Ⅰ 決算整理 1 期末棚卸の入力 (1) 原材料種子 肥料 農薬など 原材料の期末棚卸高を入力します メニューバーから 会計 (K) 補助明細表 をクリックします 補助明細表を表示したら 期間は 決 をクリックし 勘定科目は 原材料 を選択します 画面右に 期末棚卸入力 が現れますので これに チェックを入れると 借方金額が入 力できるように緑色に反転します ここへ 決算日において作成した実地棚卸表をもとに 金額を入力します
メニューバーから 会計 (K) - 試算表 を選択し 試算表を表示し正しく表示してい るかを確認します ( 参考 ) 以上の作業により 以下の仕訳を自動的に作成します
(2) 仕掛品 1 未収穫農産物の入力メニューバーから 会計 (K) 補助明細表 を選択し 1 原材料 と同じように入力します (3) 製品 1 製品の手許残高を入力します メニューバーから 会計 (K) 補助明細表 を選択し 1 原材料 と同じように入力します
3 償却資産台帳 (1) 減価償却費の計上減価償却費は 減価償却資産を登録した時点で各事業年度 ( 各年分 ) における税法上の減価償却限度額相当額が自動的に計算し 会計データへ反映します 次年度以降においても自動的に計上するため 毎年改めて入力する必要はありません 減価償却資産の登録については ページをご参照下さい (2) 圧縮記帳補助金等を受領した場合などで 圧縮記帳の適用を受ける場合には 減価償却資産の登録時においてその情報を入力します ( 注 ) 法人の場合 認定計画等に基づいて農用地等を取得した場合の圧縮記帳については 法人税申告書作成時に別表 12(14) への記載が必要です ページをごをご参照下参照下さいさい 1 損金経理により圧縮記帳する場合登録時において 償却資産登録画面の圧縮欄で 圧縮 直接減額 当期圧縮 をチェックし 圧縮額 1,000,000 円を入力して 登録 をクリックします ( 減価償却資産の登録方法については ページをご参照下さい ) 以上により 期末日付で圧縮損が計上します また 各事業年度 ( 各年分 ) において計上 する減価償却費は 圧縮後の帳簿価額を基礎に計算した金額が計上します
< 参考 > 以上の作業により 期末日付で以下の仕訳を自動的に作成します 2 利益処分経理により圧縮記帳する場合 ( 法人のみ ) a 償却資産登録時の処理登録時において 償却資産登録画面の圧縮欄で 圧縮 積立金 当期圧縮 をチェックし 圧縮額を入力します ( 減価償却資産の登録方法については ページをご参照下さい ) 登録 をクリックし 圧縮資産の減価償却費を圧縮前の取得価額による限度額に設定します OK 積立金経理による圧縮資産の減価償却費を再設定します OK をクリックします 圧縮積立金の金額は 総会日付で計上になりますので 事前に 法人税申告書別表一右 下 決算確定の日 欄に総会日を入力します ( ページ参照 ) 未入力の場合 決算日後 2 カ月目の末日の日付となります
以上により 総会日付で圧縮積立金が計上します また 各事業年度において計上する減 価償却費は 圧縮記帳適用前の帳簿価額を基礎に計算した金額が計上します < 参考 > 以上の作業により 以下の仕訳を自動的に作成します ( 減価償却費の計上 ( 期末日付 ))
( 圧縮積立金の計上 ( 決算確定の日付 )) 4 農業経営基盤強化準備金 (1) 法人の場合 農業経営基盤強化準備金は 法人税申告書の画面から入力します 1 積立メニューバーから 決算 年調 (Y) 法人税申告書 を選択すると 農業経営基盤強化準備金の積立 のメッセージが表示されます メッセージのとおり準備金を限度額一杯に積み立てる場合は OKをクリックすると別表 12 (14) の 4 当期積立額 に自動で表示します また 金額を変更したい場合は 緑色の欄に金額を直接入力します
2 農業経営基盤強化準備金の別記様式第 5 号の入力 別表 12(14) タブをクリックして 別記様式ボタンをクリックします 農業経営基盤強化準備金の別記様式を表示して 別記様式第 5 号 タブをクリック 農業経営基盤強化準備金に関する計画書兼実績報告書 を表示します 2. 農業経営基盤強化準備金の積立計画及び積立実績 の 10 交付金等受領額 11 準備金として積み立てる金額 ( 積み立てた金額 ) の緑色の欄に金額を入力します
次に 1. 農用地等の取得計画 を入力します 1 取得する農用地等の種類 はリストから選択します 2 属性 は 選択した種類に対応したリストが表示されるのでその中から選択します その他の項目については 下図を参考に入力してください 最後に 2. 農業経営基盤強化準備期の積立計画及び積立実績 の 12 準備金取崩額 13 準備金として積み立てられない金額 は 1. 農用地等の取得計画 で入力した列の取得 予定年に金額を入力します
3 当事業年度の交付金で農用地等を取得した場合当年度に交付金を取得し 農用地等を取得している場合には 法人税申告書を表示すると 当年度の交付金をもって農業経営基盤強化準備金制度による圧縮記帳をしますか? と表示されますので はい をクリックします 別表 12(14) をクリックし Ⅱ 認定計画に定めるところに従い取得した農用地等の圧縮額の損金算入に関する明細書 欄の緑色の欄に対象となる資産を記載します (2) 個人の場合 1 積立メニューバーから 決算 年調 (Y) 所得税申告書 を選択すると 農業経営基盤強化準備金の積立 のメッセージが表示されます メッセージのとおり準備金を限度額一杯に積み立てる場合はOKをクリックすると青色申告決算書損益計算書の 43 基盤強化準備金 に自動で表示されます 注 ) 農業経営基盤強化準備金は 繰入れた年分の所得を減らす効果がありますが 将来的には
取崩して収入金額に計上するもので 所得控除ではなく 課税を繰り延べるものです したがって 青色申告特別控除額や 扶養控除 社会保険料控除等の所得控除などがある場合には これらの所得控除を最大限に生かした金額を農業経営基盤強化準備金として繰入れるのがポイントです < 例 > a 農業経営基盤強化準備金繰入前所得金額 :2,250,000 円 b 農業経営基盤強化準備金繰入限度額 :1,000,000 円 c 青色申告特別控除額 :650,000 円 d 所得控除の額の合計額 :1,200,000 円 繰入限度まで繰入れた場合 所得控除を加味した場合 農業経営基盤強化準備金繰入前所得金額 2,250,000 円 2,250,000 円 農業経営基盤強化準備金繰入額 1,000,000 円 400,000 円 青色申告特別控除額 650,000 円 650,000 円 農業所得 600,000 円 1,200,000 円 所得控除の額の合計額 600,000 円 1,200,000 円 所得金額 0 円 0 円 どちらも所得金額は 0 円ですが 所得控除を加味した場合 では 農業経営基盤強化準備金繰入額について 農業所得 と 所得控除の額の合計額 とが同額となるように設定することで所得控除を最大限に生かしています また 将来に農業経営基盤強化準備金の取崩額として収入金額に計上する金額は 繰入限度まで繰入れた場合 と比べて 60 万円少なくなります このように 将来まで考えると 繰入限度まで繰入れた場合 に比べ 所得控除を加味した場合 の方が有利になります 5 消費税額の計算 (1) 税抜経理の場合メニューバーから 決算 年調 (Y) - 消費税集計表 を選択します 消費税集計表を表示したら 決算 決算ボタンをクリックします 税抜経理方式による決算整理仕訳及び消費税の納付または還付の仕訳を作成しますか?( 税抜経理は いいえ ) とメッセージが表示されたら はい を選択します 決算ボタンをクリックして 消費税に関連する決算仕訳を作成します
< 参考 > 決算ボタンをクリックすることにより 確定消費税額 ( 未払または未収消費税額等 ) を計 算します このため仮払消費税等勘定と仮受消費税等勘定の相殺仕訳を作成します 税抜経理を選択している場合の注意会計データを修正すると 税抜経理の場合 消費税額の計算に自動的に反映しません 消費税集計表の決算ボタンをクリックすることで初めて修正が反映するので 修正後には必ず 決算ボタンをクリックして下さい (2) 税込経理の場合メニューバーから 決算 年調 (Y) - 消費税集計表 を選択します 消費税集計表を表示したら 決算ボタンをクリックします 税抜経理方式による決算整理仕訳及び消費税の納付または還付の仕訳を作成しますか?( 税込経理は いいえ ) とメッセージが表示されますので いいえ を選択します 決算ボタンをクリックして 消費税に関連する決算仕訳を作成します < 参考 > 決算ボタンをクリックすることにより 決算日より2ヵ月後の末日付で 納付又は還付の仕訳を予定伝票で作成しますので 日付を実際の納付 ( 還付 ) 日に変更します ただし 決算確定日を法人税申告書の別表一で指定している場合には 決算確定日となります
税込経理を選択している場合の注意 元帳などの帳票類や 試算表を税込で表示するためには 各画面の 税抜 のチェックを はずします ( 例 : 元帳の場合 ) ( 例 : 合計残高試算表の場合 ) (3) 消費税申告書の作成 消費税額の確定後 消費税申告書を作成します 1 一般課税 a 中間納付額の入力
入力編租税公課 法人税等 消費税を参照してください b 申告に必要な書類一般課税の申告に必要な書類は 以下のとおりです ( 印刷の方法は ページ参照 ) 申告書/ 一般用 付表 2 仕入税額明細書( 還付の場合 ) 2 簡易課税 a 中間納付額の入力 入力編租税公課 法人税等 消費税を参照してください b 申告に必要な書類簡易課税の申告に必要な書類は 以下のとおりです ( 印刷の方法は ページ参照 ) 申告書/ 簡易課税用 付表 5
( 注 ) 簡易課税の画面を表示するためには メニューバー 設定 - 基本情報 の 消 費税タブ で 消費税簡易課税制度選択届出書 をチェックし 適用開始日 提出日を入 力します (4) 制度別比較表 制度別比較表タブでは 一般課税で申告した場合と簡易課税で申告した場合の申告額の比 較ができます
6 従事分量配当 利益積立金額の計上 ( 法人のみ ) (1) 従事分量配当の計上 従事分量配当は 法人税申告書の画面から入力し その結果を会計データに反映します メニューバーから 決算 年調 (Y) 法人税申告書 を選択し 別表 9(1) タブを クリックします 従事分量配当の明細 の緑色の欄に 総会決議において確定した従事分量配当金の額を 入力します 入力し終えたら 法人税申告書を閉じて入力を終了します ここに入力した金額を剰余金処分 ( または損失処理 ) 案に反映し 同時に総会日で未払配当の仕訳を作成します 総会日の設定は 別表一の下段にある 決算確定の日 で入力します ( 注 ) 法人税申告書起動時のメッセージ ( 協同組合等分の申告書を作成しますか? ) で はい をクリックした場合( 普通法人 を選択した場合 ) この別表 9( 一 ) に金額を入力すると 起動時のメッセージを再度表示します 今度は いいえ をクリックすると 従事分量配当を行う 協同組合等 に対応した法人税申告書を表示します (2) 利益準備金の計上農事組合法人は 決算時において剰余金がある場合 定款に定める金額に達するまで剰余金の 10 分の 1 以上の金額を利益準備金として積み立てなければならず 従事分量配当は その利益準備金積立額を控除した後の金額で配当します ( 農協法 72 の 151) 利益準備金積立額が出資金額未満の場合には 法人税申告書起動時に 利益準備金が出資総額に達していません 当期剰余金の 10 分の 1 相当額を利益準備金として積み立てます のメッセージを表示します OK をクリックした場合 利益準備金を自動的に計上します 積立
金額を変更したい場合には 別表 5(1) において 変更することが可能です 7 税金 ( 納税充当金 ) の計算 ( 法人のみ ) 1 納税充当金の計上すべての会計処理が終わり 消費税集計表の決算処理終了後 最後に納税充当金を計上します メニューバーから 決算 年調 (Y) 法人税申告書 を選択して法人税申告書を起動すると 法人税等の仕訳が作成されていません 作成しますか? と表示されます はい をクリックすると納税充当金を自動的に計上します 試算表を表示( または 試算表の再表示ボタンをクリック ) して 納税充当金を計上していることを確認します 2 計上した納税充当金を再計算する場合 1で計上した納税充当金を再計算する方法は 法人税申告書を表示し 決算 (F11) 再表示 (F10) の順にクリックします これにより 納税充当金額が再計算されます 試算表を表示 ( 試算表の再表示ボタンをクリック ) して 納税充当金が再計算されていることを確認します 納税充当金の再計算に伴い 利益準備金積立のメッセージが表示される場合は 上記利益準備金の計上を参考にします
( 注 ) 消費税の課税事業者は 法人税申告書を作成する前に必ず 消費税の処理 ( 消費税 集計表を表示し 決算ボタンをクリックして消費税額を確定する ) を先に完了させてくだ さい 会計データの修正を行った場合にも 必ず消費税の処理を先に行って下さい Ⅱ 法人の申告 法人の申告において提出する 勘定科目内訳書 法人税申告書 決算書 法人事業概 況説明書 について説明します 1 勘定科目内訳書期末における各勘定科目の残高明細です 貸借対照表の勘定科目は 各勘定科目の補助明細表をもとに作成されます また 損益計算書の勘定科目は 相手勘定科目の補助科目明細表をもとに作成されます メニューバーで 決算 年調 (Y) 勘定科目内訳書 を選択して表示します (1) 預貯金等の内訳書 (1) 預貯金等 タブをクリックして内容 残高を確認します 内容を変更したい場合には 変更する欄を選択してから補助修正ボタンをクリックすると 口座登録画面 が表示されますので 必要事項を入力します また 緑色の欄は直接入力できます
(2) 売掛金 ( 未収入金 ) の内訳書 (3) 売掛金 タブをクリックして内容 残高を確認します 内容を変更したい場合には 変更する欄を選択してから補助修正ボタンをクリックすると 取引先登録画面 が表示されますので 必要事項を入力します
(3) 仮払金 ( 前渡金 ) の内訳書 (4) 仮払金 タブをクリックして内容 残高を確認し 取引の内容 を記載します ( 例 : 従事分量配当仮払 ) 内容を変更したい場合には 変更する欄を選択 補助修正ボタンをクリック 取引先登録画面 が表示されますので 必要事項を入力します また 緑色の欄は直接入力もできます
(4) 棚卸資産 ( 商品又は製品 半製品 仕掛品 原材料 貯蔵品 ) の内訳書 (6) 棚卸資産 タブをクリックして内容を確認し 緑色の欄に記入します
(5) 買掛金 ( 未払金 未払費用 ) の内訳書 (9) 買掛金 タブをクリックして内容 残高を確認します ここには 買掛金 未払金 未払費用 未払税金 未払配当金の明細を記載されています 内容を変更したい場合には 変更する欄を選択 補助修正ボタンをクリック 取引先登録画面 が表示されますので 必要事項を入力します また 緑色の欄は直接入力もできます
(6) 役員報酬手当及び人件費の内訳書 (14) 役員報酬 タブをクリックして内容 残高を確認します 内訳や金額は 入力された データに基づいて集計されていますので 修正する場合には 仕訳データを修正します (7) 雑益 雑損失等の内訳書 (16) 雑益雑損失 タブをクリックして内容 残高を確認します 緑色の欄は 直接入力し ます
2 法人税申告書 (1) 別表一 1 法人の形態と別表一の種類の選択農業法人の形態と法人税法上の分類との関係は下表のとおりで 法人税申告書の別表一は その法人が 協同組合等 に該当するか否かにより異なる形式のものを使用します メニューバーで 決算 年調 (Y) 法人税申告書 を選択したときに表示されるメッセージは 協同組合等分の申告書を作成しますか? とあります ここで 別表一の種類を選択します 協同組合等に該当する場合は はい 該当しない場合は いいえ を選択します ( 農業法人等の種類と法人税法上の分類 ) 農事組合法人 農業法人等の種類法人税法上の分類使用する別表一 農業経営を行う農事組合法人で役員 事務員以外の者に給与を支給するもの 普通法人別表一 (1) 上記以外のもの協同組合等別表一 (2) 株式会社 合同会社 合名会社 合資会社 有限会社 普通法人別表一 (1) 2 還付口座の入力法人税の還付金がある場合には 申告書の右下に還付金を受け入れる預金口座を記載します 勘定科目内訳書の 預貯金等の内訳 に記載した預金口座から選択することができます 3 決算確定の日の入力 決算確定の日 欄には 総会の日を入力します この 決算確定の日 は 農事組合法人の従事分量配当や 利益処分経理により積み立てる農業経営基盤強化準備金 圧縮積立金の計上日となります
(2) 別表五 ( 一 ) 利益積立金額 1 利益積立金額の入力 法人税申告書を表示したまま 別表 5(1) タブをクリックします 法人税申告書を起動した際に 利益準備金の積立 のメッセージが表示されます メッセージのとおり当期剰余金の 10 分の 1 相当額を積み立てる場合はOKをクリックすると別表 5(1) の 1 利益準備金 の当期増減に自動で表示されます また 金額を変更したい場合は キャンセル をクリックして任意の金額を入力するか この緑色の欄に金額を直接入力します
2 農業経営基盤強化準備金を計上した場合 a 損金経理 ( 決算日において経費処理 ) により計上した場合農業経営基盤強化準備金を計上している場合には 別表 5(1) に当期の増減額が表示されます 損金経理により計上した場合には 別表には表示されません b 利益処分経理 ( 決算確定の日において利益処分として積立金処理 ) により計上した場合農業経営基盤強化準備金を積立金経理により計上した場合には 損金経理の場合と同様 基盤強化準備金 と 基盤強化準備金積立 ( マイナス値 ) が表示されます これは 損金経理と積立金経理とで税額に違いが生じないよう調整するものです ( 下図赤線内は 積立金経理をした場合 )
3 圧縮記帳した場合 a 損金経理により圧縮記帳した場合損金経理により圧縮記帳した場合には 別表 5(1) への表示はありません b 利益処分経理により圧縮記帳した場合利益処分経理により圧縮積立金を積み立てた場合には 圧縮積立金 と 圧縮積立金積立額 ( マイナス値 ) が表示されます これは 損金経理と積立金経理とで税額に違いが生じないよう調整するためです
(3) 別表七過去から繰り越された税務上の欠損金額や 当期発生の欠損金額がある場合に表示されます 緑色の欄は 手入力できますので前期以前の申告書から転記します 事業年度は 控除未済欠損金額欄に金額を入力すると表示されます 前事業年度が一番下で 順次上段へ年度が遡るように記載します (4) 別表九 ( 一 ) 従事分量配当別表 9(1) は 6 従事分量配当 利益積立金額の計上 ( 法人のみ ) で既に作成されています 作成の詳細は 6 従事分量配当 利益積立金額の計上 ( 法人のみ ) ( ページ ) を参照して下さい (5) 別表十二 ( 十四 ) 農業経営基盤強化準備金別表 12(14) は 4 農業経営基盤強化準備金 で既に作成されています 作成の詳細は 4 農業経営基盤強化準備金 ( ページ ) を参照して下さい
3 地方税申告書の作成 (1) 道府県民税 事業税 法人特別地方税申告書の作成法人税申告書の 6 号 タブをクリックして 道府県民税 事業税の申告書 を表示します 左側が事業税 右側が道府県民税になります 事業税所得割と法人税割額の税率 均等割額は緑色の欄にそれぞれ入力します 所得割 法人税割額 均等割額の税率は 法人の規模 各地域により異なりますので所轄都道府県税事務所で確認してください また 都道府県から送付されてくる申告書に印字されている整理番号 法人番号などを入力します なお 農業生産法人の要件を満たす農事組合法人が営む農業については 事業税が非課税なので ご留意下さい (2) 市町村民税申告書の作成法人税申告書の 20 号 タブをクリックして 市町村民税の申告書 を表示します 6 課税標準となる法人税額及びその法人税割額の税率欄 14 均等割額の緑色の欄にそれぞれ入力します 法人税割額の税率 均等割額は 法人の規模 各地域により異なりますの
で所轄市町村で確認してください また 市町村から送付されてくる申告書に印字されて いる整理番号 法人番号などを入力します Ⅲ 個人事業者の申告 1 青色申告決算書の作成 (1) 損益計算書メニューバーから 決算 年調 (Y) - 所得税申告書 をクリックします 青色申告決算書は 損益計算書 収入金額の内訳 減価償却費の計算 貸借対照表の4つで構成されます 各項目に 作成した仕訳を集計して自動表示されます (2) 収入金額の内訳の作成 1 作目の設定 販売金額の摘要に作目が設定されていないものがあります 摘要明細 (F7) から摘要集計表を呼び出して作目を設定して下さい というメッセージが出た場合には OK をクリ
ックして 収入金額の内訳 を表示させ 摘要明細ボタンをクリックします 摘要集計表を表示させ 各項目について作目を設定します
2 家事消費 事業消費分の計上 収入金額の内訳に 農産物等のうち 家事消費 事業消費分を 税込金額 で入力します 税抜き金額に変更します と表示されたら OK をクリックします < 参考 > 12 月 31 日付で 以下の仕訳が作成されます (3) 専従者給与の入力 専従者給与については 給与編 ページをご参照下さい
2 所得税申告書の作成 (1) 第二表の入力 所得税申告書の第二表に 所得控除などの情報を入力します 緑色の欄が 入力可能です 1 所得の内訳 ( 源泉徴収税額 ) その年中に 給与や講演料など 源泉徴収された所得がある場合に入力します 2 社会保険料その年中に支払った国民健康保険料 国民年金 介護保険料などの社会保険料について記載します 3 小規模企業共済等掛金等 生命保険料 地震保険料等その年中に 対象となる掛金 保険料等で支払った金額がある場合に 支払った金額を入力します 4 寄付金控除その年中に 対象となる寄付金を支払った場合に 支払った金額を入力します 5 配偶者控除 扶養控除扶養親族等の情報を入力します 6 雑所得の必要経費雑所得となる収入がある場合で 対応する必要経費があるときはその金額を入力します
(2) 第四表の入力 前年以前から繰り越してきた損失がある場合に記載します また 翌年以降に繰り越す損 失がある場合 ( 当年分を含む ) には 第四表の提出が必要です
< 参考 > 法人税申告書を選択したときに表示されるメッセージ メニューバーから 決算 年調 (Y) 法人税申告書 を選択すると 状況に応じ メ ッセージが表示されます 各メッセージの意味は以下のとおりです 利益準備金が出資総額に達していません 当期剰余金の 10 分の 1 相当額を利益準備金として積み立てます 農事組合法人が 利益準備金を計上すべき場合に表示されます 農事組合法人は 決算時において剰余金がある場合 定款に定める金額に達するまで剰余金の 10 分の 1 以上の金額を利益準備金として積み立てなければならないためです ( 農協法 511) 協同組合等分の申告書を作成しますか? 以下の区分に応じ はい または いいえ を選択します 法人税法においては 農事組合法人について 農業の経営を行う農事組合法人で 役員 事務員以外の者に給与を支給する法人 を 普通法人 それ以外の農事組合法人を 協同組合等 に分類しており それぞれ申告書の様式が異なるためです 農業経営を行う農事組合法人で役員 事務員以外の者に給与を支給するもの いいえ 上記以外の農事組合法人 はい 株式会社 有限会社 合同会社 いいえ 詳細は 下記 (1) 別表一 1 法人の形態と別表一の種類の選択をご参照下さい 法人税等の仕訳が作成されていません 作成しますか? はい を選択すると 自動的に納税充当金を計上します 積立金経理による圧縮資産の減価償却費を再設定します 積立金経理の圧縮記帳を選択している場合に表示されます OK を選択します 圧縮記帳を行った場合 積立金経理と損金経理とでは 減価償却の計算の基礎となる帳簿価額が異なるため ここでは 積立金経理による圧縮記帳をした場合の減価償却費を計上する旨の確認を行っています 当年度の交付金をもって農業経営基盤強化準備金制度による圧縮記帳をしますか? 当年度に交付金を受けていて かつ 当年度に農地や機械等を取得して圧縮記帳をしてい る場合に表示されます