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R による時系列分析 4 1. GARCH モデルを推定する 1.1 パッケージ rugarch をインスツールする パッケージとは通常の R には含まれていない 追加的な R のコマンドの集まりのようなものである R には追加的に 600 以上のパッケージが用意されており それぞれ分析の目的に応じて標準の R にパッケージを追加していくことになる インターネットに接続してあるパソコンで R を起動させ パッケージ パッケージのインストール... Japan(Tokyo) rugarch OK とクリックする すると( いろいろとインストールの途中経過が表示されて ) パッケージのインストールが自動的に終わる ( ここは時間がかかる場合がある ) 上記の作業は次回以降はやる必要はないが 以下の作業は R を起動するたびに毎回やる必要がある 次にインストールしたパッケージを使うためにコマンドウィンドウ (R Console) に > library(rugarch) と入力し (library() 関数はインスツールしたパッケージを読み込むための関数 ) 再びコマンドウィンドウ上にいろいろと表示され ( ここも全て終わるのに時間がかかる場合がある ) パッケージ rugarch を使用できる様になる データとして opixdaa.x を使用する opixdaa.x ファイルを適当なディレクトリに保存し ファイル 作業ディレクトリの変更によって opixdaa.x ファイルを保存したディレクトリを指定し OK をクリック 指定したら 実際にファイルがあるか dir() 関数によって確認する > dir() 表示されたディレクトリ内のファイルに opixdaa.x ファイルがあるが確認できたら 次に opixdaa.x を reaable() 関数で読み込む > opixdaa=reaable("opixdaa.x",header=t,skip= opixdaa の最初の 5 行を見るには > head(opixdaa,5) と入力する 結果は この資料は私のゼミおよび講義で R の使用法を説明するために作成した資料です ホームページ上で公開しており 自由に参照して頂いて構いません ただし 内容について 一応検証してありますが 間違いがあるかもしれません 間違いがあった場合でもそれによって生じるいかなる損害 不利益について責任は負いかねますますのでご了承下さい

dae opixrae 1 Feb-75 8.4041 Mar-75 4.4650419 3 Apr-75.301301 4 May-75.793084 5 Jun-75-0.5810874 と表示される 今 必要なのは opixrae のデータだけなので > opixrae=opixdaa$opixrae として取り出しておく opixrae に対して GARCH モデルを推定する 1. ugarchspec および ugarchfi 関数を用いて推定するまず ugarchspec() 関数でどのような GARCH モデルを推定するかを定式化する 例えば誤差項が GARCH(1, モデルに従い かつ 平均はただの定数 つまり r, ~ h h 1 h 1 r というモデルを推定するとする ( ここで r が opixrae の 定式化するのに 時点のデータを表すとする ) この > garch11=ugarchspec(variance.model=lis(model="sgarch",garchorder= + c(1,), mean.model=lis(armaorder=c(0,0), include.mean=true)) とする 明らかにコマンドが終わっていない所でエンターを押すと改行し + が表示される 上の 場合は garchorder= まで入力した時点でエンターを押して改行している コマンドが長くなる 場合は適当なところで改行して続きを打ち込んだ方が見やすい 上記のコマンドにおいて model="sgarch" の部分は推定するボラティリティモデルを指定 している (sgarch は sandard GARCH の略 ) 例えば EGARCH モデルや GJR モデルを推定し たい場合はここを model="egarch" や model="gjrgarch" とすればよい garchorder=c(1, の部分で GARCH モデルの次数を指定している c(1, は GARCH(1, モデルである たとえば GARCH(1, ) モデルを推定したい場合は この部分を garchorder=c(1, ) とすればよい また平均の部分を ARMA モデルによってモデル化し たい場合は mean.model=lis(armaorder=c(0,0), include.mean=true) の部分 を変更してやればよい 例えば定数項のない ARMA(, モデルによって平均をモデル化したい 場合は mean.model=lis(armaorder=c(,, include.mean=false) としてやれ ばよい この時 (GARCH の次数は (1, とすると ) r 1 r 1 r u u, u h, ~ h 1 h 1 u

とうモデルを推定する事になる include.mean を TRUE にするか FALSE にするかよって定数項を含む (TRUE) か含まない (FALSE) を指定する 以上のコマンドによって garch11 にモデルの定式化が記録される ( この名前は garch11 でなくてもなんでもよい ) 試しに > garch11 と入力すると どのような GARCH モデルを定式化したかが出力される 次に この定式化に従う GARCH モデルを推定する ugarchfi( ) 関数を使う 推定結果に garch11resul という名前を付けるとすると ( この名前もなんでもよい ) > garch11resul=ugarchfi(spec=garch11,daa=opixrae) と入力し推定する 推定結果は > garch11resul と入力すれば表示される 推定値は Opimal Parameers ------------------------------------ Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.7111 0.181305 3.98 0.000088 omega 0.6851 0.356089 1.7650 0.077559 alpha1 0.1876 0.058799 3.1909 0.001418 bea1 0.7853 0.06060 1.654 0.000000 Robus Sandard Errors: Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.7111 0.078 3.13 0.00176 omega 0.6851 0.430509 1.4599 0.144313 alpha1 0.1876 0.065919.846 0.00444 bea1 0.7853 0.068817 11.4116 0.000000 LogLikelihood : -1001.735 の青字の部分である mu が μ の推定値 omega が ω の alpha1 が α 1 の bea1 が β 1 の推定 値である 次は ARCH(6) モデルを推定してみよう 先ほどと同様に平均は定数とする まず ARCH(6) の定式 化をする > arch6=ugarchspec(variance.model=lis(model="sgarch",garchorder= + c(6,0)),mean.model=lis(armaorder=c(0,0),include.mean=true))

次にこの定式化に沿って推定をする > arch6resul=ugarchfi(spec=arch6,daa=opixrae) 最後に結果を見るために > arch6resul と入力する ugarchspec() 関数の garchorder を変更する事によっていろいろなオーダーの GARCH モ デルが推定できる また include.mean=false とすれば μ は推定されない. ボラティリティの定式化に外生変数 ( ダミー変数 ) を入れる あるイベントが起きた時にそれがボラティリティにどのような影響を与えるかを見たいようなときは ボラティリティの定式化の部分にそのイベントによる影響があったと思われる期間だけダミー変数 を入れてみるという方法が考えられる TOPIX の収益率に対して plo() 関数でグラフを書いてみると > opixraets=s(opixrae, sar=c(1975,), frequency= > plo(opixraets, ype="l") とすると (s() データを関数は時系列オブジェクトに直す関数 詳しくは他の資料参照 ) という図が出力される これを見ると 1980 年代の後半から TOPIX の収益率は変動が大きくなったように見える 歴史的には 1988 年に TOPIX の先物取引が 1989 年にはオプション取引が導入されている これらのイベントが TOPIX のボラティリティにどのような影響が見たかを調べるために次のようなモデルを推定してみよう ( ここでは先物の導入に関してのみ調べる )

r h, ~ h 1 h 1 1 r 1 dum, ここで dum は 1988 年の 9 月より前は dum =0, 以降は dum =1 を取る変数だとする δ の係数が 有意に正であれば 導入後にボラティリティが恒常的に上がったという事になる この変数を取り 入れたデータ opixdaa.x を読み込もう opixdaa.x を作業ディレクトリに保存 し > opixdaa=reaable("opixdaa.x",header=t) によって読み込む 最初の 7 行は > head(opixdaa, 7) dae opixrae dum 1 Feb-75 8.4041 0 Mar-75 4.4650419 0 3 Apr-75.301301 0 4 May-75.793084 0 5 Jun-75-0.5810874 0 6 Jul-75-1.311437 0 7 Aug-75-4.3147168 0 となっている 必要なのはダミー変数 (dummy variable) についてのデータだけなので (opixrae のデータは先ほどと同じ ) > dum=opixdaa$dum と入力して取り出す さらにこの dum という変数はこのままだと R はベクトルとして認識しているの だが のちに ugarchspec() 関数で外生変数として扱う際には R には行列として認識してもらわ ないといけないので ( ここは何の事かわからないと思うが とりあえずこのようにする ) > dum = as.marix(dum) として R に行列として認識させる 次にこのダミー変数を GARCH モデルのボラティリティの中に入 れたいので ugarchspec() 関数によって > garch11wd=ugarchspec(variance.model=lis(model="sgarch", + garchorder=c(1,,exernal.regressors=dum),mean.model= + lis(armaorder=c(0,0), include.mean=true)) とする (wd は wih dummy の略 ) ( 青色にしたのは見やすいようにしただけで実際にはもちろん青 色にならないし する必要もない事に注意 ) あとは先ほどと同じように > garch11wdresul=ugarchfi(spec=garch11wd,daa=opixrae) によって推定する 結果は > garch11wdresul

によって出力され 例えば Opimal Parameers ------------------------------------ Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.711 0.18457 3.8980 0.000097 omega 0.6848 0.375690 1.679 0.09435 alpha1 0.1876 0.077130.435 0.014995 bea1 0.7853 0.068334 11.494 0.000000 vxreg1 0.00000 0.5186 0.0000 1.000000 Robus Sandard Errors: Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.711 0.7581 3.151 0.001777 omega 0.6848 0.504041 1.469 0.1439 alpha1 0.1876 0.0933.03 0.0413 bea1 0.7853 0.084396 9.305 0.000000 vxreg1 0.00000 0.544069 0.0000 1.000000 LogLikelihood : -1001.735 のように出力される vxreg1 というのが dum の係数である これを見ると先ほどのグラフの直観とは異なり 先物市場の導入はボラティリティ変動への恒常的な効果をもっていない事になる 恒常的な効果があるというは効果を過大に評価していたのかもしれない では次に一時的な効果があったかどうかを見る事にする このためダミー変数を導入直後にのみしばらく入れてその係数の値によって見ることにしよう 導入後 1 年間のみダミー変数を入れてみる (1 年間というのはかなり恣意的な決め方ではあるが ) つまり d =1 (1988 年の 9 月から 1999 年の 8 月まで ) d = 0 ( それ以外の期間 ) として 先ほどと同じモデルを推定する ここでは opixdaa3.x にある dumemp というダミー変数を使う 読み取り方 定式化 推定の仕方等は先程同じなので (dum を dumemp にするだけ ) 推定結果だけ見てみよう Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.711 0.183038 3.8857 0.00010 omega 0.6848 0.377483 1.6649 0.09596 alpha1 0.1876 0.061517 3.0499 0.0089 bea1 0.7853 0.065185 1.0476 0.000000 vxreg1 0.00000 1.618795 0.0000 1.000000 Robus Sandard Errors: Esimae S Error value Pr(> ) mu 0.711 0.3183 3.0678 0.00156 omega 0.6848 0.48391 1.988 0.19408 alpha1 0.1876 0.06879.774 0.006383 bea1 0.7853 0.07496 10.4765 0.000000

vxreg1 0.00000 1.94969 0.0000 1.000000 LogLikelihood : -1001.735 これを見てみると短期的にも何の影響もなかったという事になる また平均の部分にダミー変数を入れることもできる ugarchspec() 関数の中の mean.model の部分を mean.model=lis(armaorder=c(0,0), include.mean=true, exernal.regressors = dum) のようにすればよい さらにここで armaorder=c(, などとすれば mean は ARMA(, モデルであり その誤差項が GARCH モデルに従うようなモデルを推定する事もできる 条件付き分散の方にはダミー変数を入れないとすると この場合 ( 1 L L ) r dum u u 1, u h, ~ 1 h 1 u h, というモデルを推定していることになる さらに同様の事を GJR モデルで行うには ugarchspec() 関数の中で variance.model の部分を variance.model=lis(model="gjrgarch",garchorder=c(1,, exernal.regressors=dum) とすればよく EGARCH モデルで行うには ugarchspec() 関数の中で variance.model の部分を variance.model=lis(model="egarch",garchorder=c(1,, exernal.regressors=dum) などとすればよい (EGARCH の場合は garchorder の部分は GARCH モデルとは少し意味が異なる ) より詳 しくは help(ugarchspec) を参照の事