<4D F736F F D20819B947882AA82F190568B8C91CE8FC6955C2E646F63>

Similar documents
事業評価のためのチェックリスト ( 単位 : %) (2) 平成 27 年度の原発がんに対する早期がん割合を把握しましたか 肺がんでは臨床病期 Ⅰ 期がん割合 乳がんでは臨床病期 Ⅰ 期までのがん割合を指す (2-1)

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

Taro-01 胃がん内視鏡検診手引き

がん検診ガイドライン総論 Ⅰ. はじめにがんはわが国の死因の 3 分の 1 を占める疾患であり 進行した段階では治療自体困難であることも多く 早期発見 早期治療が重要であるとされてきました 一般に 早期のがん とは 神経や血管などに到達していないものであり 痛みや出血などの症状はありません したがっ

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

資料2-1 大阪府泉南地域・尼崎市・鳥栖市における石綿の健康リスク調査報告の概要(案)

これら A)~F) について それぞれの把握 推計の可否等を考慮した上で 本委員会としては以下の算定方法を提案する 市町村事業におけるがん検診対象者数 = [ 男女別 5 歳刻みの各年齢群での対象者数の合計人数 ] 140 歳以上の市町村人口 [ 総務省自治行政局 住民基本台帳に基づく

<4D F736F F D20288E518D6C8E9197BF AA82F18C9F90668F64935F8EF390668AA98FA791CE8FDB8ED282CC90DD92E882C982C282A282C AD8F6F94C5817A2E646F6378>

乳幼児健康診査について


役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

通知(写入)

複十字病院診療録および診療諸記録の電子保存に関する運用管理規定

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

介護福祉施設サービス

Microsoft PowerPoint - 指導者全国会議Nagai( ).ppt

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

Microsoft PowerPoint - 資料3 がん検診の現状

Microsoft Word - å‹¥æ·»ã••ã•’æ§Ÿå¼‘ã•‚å•‰äººæ…–å€±ã…Łã‡¡ã‡¤ã…«ç°¿ï¼‹ ï¼›.doc

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

( 案 ) 今後の慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の予防 早期発見のあり方について 平成 22 年 月 日 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の予防 早期発見に関する検討会 報告書

【資料1】結核対策について

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

花粉症患者実態調査(平成28年度) 概要版

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

<4D F736F F D208F4390B E592B082AA82F18EC08E7B977697CC2E646F63>

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

特定健康診査等実施計画

第3章 指導・監査等の実施

法律第三十三号(平二一・五・一)

平成 28 年度健康診断について 基本健康診断 ( 一次検査 ) 健康保険組合は疾病予防事業として被保険者 被扶養者の皆様の健康診断を実施しています 健診種類 ( いずれかを選択 ) 生活習慣病健診 人間ドック 被保険者 対象者 対象年齢 ( 該当年度末日 (3 月 31 日 ) 基準 ) 年齢制限

NEW版下_健診べんり2016_01-12

認知症医療従事者等向け研修事業要領

平成19年9月19日

01.PDF

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

検討結果は 参考資料 3-3 Ⅱ 本検討会での検討事項等 MOCA の特殊健康診断に関し 下記の事項について検討等を行う 特殊健康診断の項目について 1 業務従事者健診の項目 2 配転後健診の項目 1 現行の特化則で規定されている MOCA の健診項目には 膀胱がんに関する項 目が含まれておらず ま

Ⅰ 目標達成

Microsoft Word - ① 鏡.docx

質の高い病理診断のために 病理技術 診断基準の標準化を 目指した精度評価を実現します

Microsoft PowerPoint - CocoroClover_紹介資料(VirtualShowroom用)

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

健康企業宣言実施結果レポート Step1(Q&A) 質問 実施方法 添付資料 日頃の食生活に乱れがないか声掛けをしていますか? 始業前などに体操やストレッチを取り入れていますか? 朝礼等での声掛けの他 TJK ホームページに掲載されている 野菜は 1 日 350g 食べましょう のパンフ

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

健康モーニングNo87.indd

症候性サーベイランス実施 手順書 インフルエンザ様症候性サーベイランス 編 平成 28 年 5 月 26 日 群馬県感染症対策連絡協議会 ICN 分科会サーベイランスチーム作成

検診マンモグラフィ CAD の費用効果分析 ( 二重読影と一人読影 +CAD の比較 ) 放射線医学総合研究所名誉研究員飯沼武 ( 医学物理士 ) ご質問やコメントは にメール下さい 要旨 日本のマンモグラフィ併用乳癌検診の普及には二重

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

( 誓約事項 ) 児童福祉法第 19 条の9 第 2 項に該当しないことを誓約すること 1 第 1 号関係申請者が 禁錮以上の刑に処せられ その執行を終わり 又は執行を受けることがなくなった日を経過していない 2 第 2 号関係申請者が 児童福祉法その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律 ( 医

1. 趣旨 目的 香川県糖尿病性腎症等重症化予防プログラム 香川県医師会香川県糖尿病対策推進会議香川県国民健康保険団体連合会香川県 本県では 糖尿病患者の人口割合が全国上位にあり 糖尿病対策が喫緊 の課題となっている 糖尿病は放置すると網膜症や腎症 歯周病などの合 併症を引き起こし 患者の QOL

<4D F736F F D CB48D655F87562D31926E88E695DB8C928A E947882AA82F F4390B38CE32E646F6378>

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

スライド 1

2 調査の実施 回収ア調査の実施方法受託者はセキュリティを確保し ストレスチェックの結果は実施者以外閲覧不可にして インターネットを活用して実施することとする 機構は 受託者に対し職員番号 氏名 所属部署 性別 生年月日 個人メールアドレス等のストレスチェックの実施に必要な情報を提供する 受託者はこ

4 その他 方等は その都度検討していく 岡田委員より 本委員会は年に2回開催してい 各がん検診の受診率は年々増加傾向にあるが るが 来年度からは協議内容により 委員会の 目標の50 以上達成に向け 健対協としても取 開催回数は流動的に検討したいと考えているの り組むこととし 来年度は かかりつけ医

<4D F736F F F696E74202D2092C38C4690E690B682D68CA48F4389EF CB48D658E528DE895AA D B93C782DD8EE682E890EA97705D>

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

千葉市プレーパーク開催支援要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条本要綱は 本市における市民によるプレーパークを支援するために必要な事項を定めるものとする ( 用語の定義 ) 第 2 条本要綱において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) プレーパーク子どもたちの健全な育

H1

歯科中間報告(案)概要

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802

●アレルギー疾患対策基本法案

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

スライド 1

< C28A4F95DB88E78E7B90DD8A4A90DD8AF3965D8ED >

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

老発第    第 号


リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

平成 30 年度茨城県地域猫活動推進事業実施要領 第 1 目的本事業は, 地域猫活動に取り組む市町村や地域を茨城県が支援することにより, 県内に地域猫活動を普及 定着させ, 飼い主のいない猫の適正管理を図り, 快適な生活環境の保持増進に寄与することを目的とする 第 2 用語の定義この要領における用語

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

<4D F736F F D208C8B8A6A90DA90478ED28C CC82C482D182AB2E646F63>

Microsoft Word - 05㕕岩曉眄ㆄã‡fi検診精寃検æ�»å„»çŽ‡æ©�錢玻鄲覆綱+朕絇;

別表第 17( 第 21 条関係 ) 種類支給される職員の範囲支給額 1 放射線業務手当 2 病棟指導手当 3 死後処置手当 4 夜間看護等手当 循環器 呼吸器病センター及びがんセンターに所属する職員 ( 放月額 7,000 円射線科医師及び診療放射線技術者を除く ) がエックス線の照射補助作業に従

地方公務員健康状況等調査

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF B9957B8CA78BA68B6389EF B83678C8B89CA82BD82CE82B188C432>

特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

Transcription:

奈良県肺がん検診実施要領 奈良県肺がん検診実施要領 1. 目的肺がんは 奈良県におけるがん総死亡数の約 2 割を占めており 増加傾向にある 一方 肺がんは 禁煙等の予防に関する知識の普及等を通じて 罹患率や死亡率の減少が期待できる このような状況を鑑み 肺がんに対する正しい知識の普及に努めるとともに 肺がんを早期に発見し 早期に治療に結びつけることで 県民の QOL の向上に資することを目的とし 肺がん検診を実施する 1. 目的肺がんは 奈良県におけるがん総死亡数の約 2 割を占めており 増加傾向にある 一方 肺がんは 禁煙等の予防に関する知識の普及等を通じて 罹患率や死亡率の減少が期待できる このような状況を鑑み 肺がんに対する正しい知識の普及に努めるとともに 肺がんを早期に発見し 早期に治療に結びつけることで 県民の QOL の向上に資することを目的とし 肺がん検診を実施する 2. 実施主体 実施主体は 市町村とする 2. 実施主体 実施主体は 市町村とする 3. 対象者 当該市町村の区域内に居住地を有する 40 歳以上の者 3. 対象者 当該市町村の区域内に居住地を有する 40 歳以上の者 4. 検査項目 4. 検査項目検査項目は (1) 質問 ( 医師が立ち会っており かつ医師が自ら対面により行う場合において 質問 検査項目は (1) 問診 (2) 胸部エックス線検査 ( 直接及び間接フィルム読影 ) (3) 喀痰細胞診とあるのは 問診 と読み替える ) (2) 胸部エックス線検査 ( 直接及び間接フィルム読影 ) (3) 喀とし その方法及び判定は 日本肺癌学会集団検診委員会編 肺癌集団検診の手引き による 痰細胞診とし その方法及び判定は 日本肺癌学会集団検診委員会編 肺癌集団検診の手引き による (1) 問診 (1) 質問問診は 検診受診者全員に 様式 1 により実施し 高危険群の選別を行う さらに 質問は 検診受診者全員に 様式 1 により 喫煙歴 職歴 血痰の有無及び妊娠の可能性の有無高危険群に対して喀痰細胞診の必要性を説明し 採痰の指導を行う を必ず聴取し かつ 過去の検診の受診状況を聴取する なお 質問は必ずしも対面による聴取で実施する必要はなく 受診者に自記式の質問用紙を記載させること * 高危険群とは 次のいずれかの条件に該当する肺門部肺がんの高危険群をいう をもって代えることができる 1 50 歳以上の者で 喫煙指数 (1 日平均喫煙本数 数喫煙年数 ) が 600 以上の者 ( 過去における喫煙者を含む ) さらに 高危険群の選別を行い 高危険群の選別を行い 高危険群に対して喀痰細胞診の必要性を説明し 採痰の指導を行う 2 40 歳以上の者で 6か月以内に血痰のあった者 * 高危険群とは 次のいずれかの条件に該当する肺門部肺がんの高危険群をいう 1 その他の高危険群と考えられる者 ( 職業性など ) 1 50 歳以上の者で 喫煙指数 (1 日平均喫煙本数 数喫煙年数 ) が600 以上の者 ( 過去における喫煙者を含む ) 2 40 歳以上の者で 6か月以内に血痰のあった者 ( ) 3 その他の高危険群と考えられる者 ( 職業性など ) ただし 2 については 肺がんの有症状である疑いがあることから 第一選択として 十分な安全管理の下で多様な検査を実施できる医療機関への受診を勧奨する

(2) 胸部エックス線検査 1 撮影胸部エックス線検査は 肺がん検診に適格な胸部エックス線写真を撮影する 65 歳以上を対象とする胸部エックス線検査は 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 に規定する結核の定期健康診断等において撮影された 肺がん検診に適格なエックス線写真を用いた読影も可能とする 2 読影読影は 2 人の読影医師がおのおの独立して読影し 少なくとも一方の読影者によって精査を要する可能性ありと判断されたエックス線像については 比較読影を行なう 比較読影は 過去のエックス線像と比較して 要精検者をしぼり込む 個別検診により実施する場合などでは 各市町村で専門医から構成する 肺がん読影委員会 を設置して進めることが望ましい (2) 胸部エックス線検査 1 撮影胸部エックス線検査は 肺がん検診に適格な胸部エックス線写真を撮影する 65 歳以上を対象とする胸部エックス線検査は 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 に規定する結核の定期健康診断等において撮影された 肺がん検診に適格なエックス線写真を用いた読影も可能とする 2 読影読影は 2 人の読影医師がおのおの独立して読影し 少なくとも一方の読影者によって精査を要する可能性ありと判断されたエックス線像については 比較読影を行なう 比較読影は 過去のエックス線像と比較して 要精検者をしぼり込む 個別検診により実施する場合などでは 各市町村で専門医から構成する 肺がん読影委員会 を設置して進めることが望ましい (3) 喀痰細胞診検診受診者中の高危険群 ( ただし (1)2 に該当する者については医療機関への受診を勧奨 ) に必ず実施し 胸部エックス線検査で捕捉できない肺門部のがんの発見を目指す 喀痰は 起床時の早朝痰を原則とし 最低 3 日の蓄痰又は3 日の連続採痰とする 検体の顕微鏡検査は 十分な経験を有する医師及び臨床検査技師を有する専門的検査機関において行うものとする この場合において 医師及び臨床検査技師は 日本臨床細胞学会認定の細胞診専門医及び細胞検査士であることが望ましい また 同一検体から作成された2 枚以上のスライドは 2 名以上の技師によりスクリーニングするものとする (3) 喀痰細胞診検診受診者中の高危険群に必ず実施し 胸部エックス線検査で捕捉できない肺門部のがんの発見を目指す 喀痰は 起床時の早朝痰を原則とし 最低 3 日の蓄痰又は3 日の連続採痰とする 検体の顕微鏡検査は 十分な経験を有する医師及び臨床検査技師を有する専門的検査機関において行うものとする この場合において 医師及び臨床検査技師は 日本臨床細胞学会認定の細胞診専門医及び細胞検査士であることが望ましい また 同一検体から作成された 2 枚以上のスライドは 2 名以上の技師によりスクリーニングするものとする 5. 検診後の対応 (1) 結果通知及び事後指導 1 検診実施機関は 検診の結果について 質問 胸部エックス線写真の読影の結果及び喀痰細胞診の結果を医師が医師が総合的に判定して その結果を市町村に報告する 2 市町村は1の結果を受診者に速やかに通知するとともに 一次検診の判定結果が要精検の場合は 受診者に懇切な説明をするとともに 精密検査を受診するよう指導する 3 精密検査医療機関は 精検結果を受診者に説明するとともに 市町村にその結果を速やかに報告する 4 市町村は 精検結果を整理するとともに 未報告分については 検診実施機関を通して精密検査医療機関に照会する 5. 検診後の対応 (1) 結果通知及び事後指導 1 検診実施機関は 検診の結果について 問診 胸部エックス線写真の読影の結果及び喀痰細胞診の結果を総合的に判定して その結果を市町村に報告する 2 市町村は1の結果を受診者に速やかに通知するとともに 一次検診の判定結果が要精検の場合は 受診者に懇切な説明をするとともに 精密検査を受診するよう指導する 3 精密検査医療機関は 精検結果を受診者に説明するとともに 市町村にその結果を速やかに報告する 4 市町村は 精検結果を整理するとともに 未報告分については 検診実施機関を通して精密検査医療機関に照会する (2) 報告市町村は検診結果より 市町村がん検診結果報告書総括表様式を作成して 毎年 6 月末日までに速報値を 12 月末までに確定値を管轄保健所に報告するものとする ( 中核市は県健康づくり推進課に報告 ) 県保健所は 管内市町村の市町村がん検診結果報告書総括表様式のデータをとりまとめ 毎年 7 月末までに速報値を 1 月末までに確定値を県健康づくり推進課に提出するものとする (2) 報告市町村は検診結果より 市町村がん検診結果報告書総括表様式を作成して 毎年 6 月末日までに速報値を 12 月末までに確定値を管轄保健所に報告するものとする ( 中核市は県健康づくり推進課に報告 ) 県保健所は 管内市町村の市町村がん検診結果報告書総括表様式のデータをとりまとめ 毎年 7 月末までに速報値を 1 月末までに確定値を県健康づくり推進課に提出するものとする

(3) 検診の記録市町村は 受診者の氏名 年齢 住所 過去の検診受診状況 胸部エックス線読影及び喀痰細胞診の結果 精密検査の必要性の有無 医療機関における精密検査受診の有無及び受診結果を記録するものとする また 必要に応じて個人票を作成し 医療機関における確定診断の結果 治療の状況等を記録するものとする なお 胸部エックス線写真や喀痰細胞診に係る検体及び検診結果は 少なくとも 3 年間保存しなければならない (3) 検診の記録市町村は 受診者の氏名 年齢 住所 過去の検診受診状況 胸部エックス線読影及び喀痰細胞診の結果 精密検査の必要性の有無 医療機関における精密検査受診の有無及び受診結果を記録するものとする また 必要に応じて個人票を作成し 医療機関における確定診断の結果 治療の状況等を記録するものとする なお 胸部エックス線写真や喀痰細胞診に係る検体及び検診結果は 少なくとも3 年間保存しなければならない 6. 肺がんの予防についての指導 市町村は 住民に対し肺がんに関する正しい知識の普及 及び検診の必要性等予防思想の普及啓発 に努める 6. 肺がんの予防についての指導 市町村は 住民に対し肺がんに関する正しい知識の普及 及び検診の必要性等予防思想の普及啓発 に努める 7. 精度管理 (1) 検診実施機関については 国の 今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について ( がん検診事業の評価に関する委員会報告書 ( 平成 20 年 3 月 ) 以下 報告書 という ) の 事業評価のためのチェックリスト 検診実施機関用 ( 別添 ) を満たしていることを基本とする (2) 検診実施機関は 病院又は診療所以外の場所で医師の立会いなく 胸部エックス線検査を実施する場合 以下の点を遵守する ア検診の実施に関し 事前に胸部エックス線写真撮影を行う診療放射線技師に対して指示をする責任 医師及び緊急時や必要時に対応する医師などを明示した計画書を作成し 市町村に提出する なお 市町村が自ら検診を実施する場合には 当該計画書を自ら作成し 保存する イ緊急時や必要時に医師に連絡できる体制を整備する ウ胸部エックス線写真撮影時や緊急時のマニュアルを整備する エ胸部エックス線検査に係る必要な機器及び設備を整備するとともに 機器の日常点検等の管理体制を整備する オ検診に従事する診療放射線技師が必要な教育 研修を受ける機会を確保する 7. 精度管理 (1) 検診実施機関については 国の 今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について ( が ん検診事業の評価に関する委員会報告書 ( 平成 20 年 3 月 ) 以下 報告書 という ) の 事業評価のためのチェックリスト 検診実施機関用 ( 別添 ) を満たしていることを基本とする (2) その他 精度管理については 奈良県市町村がん検診精度管理要領 ( 平成 23 年 4 月 1 日作成 ) に よるものとする (3) その他 精度管理については 奈良県市町村がん検診精度管理要領 ( 平成 23 年 4 月 1 日作成 ) によ るものとする 8. 検診料金等 (1) 検診料金等は 市町村と検診実施機関 ( 又は検診実施機関をとりまとめる地区医師会 ) との契約に定めるところによるものとする 8. 検診料金等 (1) 検診料金等は 市町村と検診実施機関 ( 又は検診実施機関をとりまとめる地区医師会 ) との契約に 定めるところによるものとする

(2) 精密検査の費用については 受診者が精密検査医療機関に所定の料金を支払う ( 医療保険扱い ) (2) 精密検査の費用については 受診者が精密検査医療機関に所定の料金を支払う ( 医療保険扱い ) 9. 様式関係肺がん検診に係る様式は 次のとおりとする (1) 肺がん問診票 ( 様式 1) (2) 結核検診 肺がん検診受診者名簿 ( 様式 2) (3) 喀痰検査名簿 ( 様式 3) (4) 読影票 ( 様式 4) (5) 比較読影名簿 ( 様式 5) (6) 肺がん検診要精検者名簿 ( 様式 6) (7) 肺がん検診結果通知 ( 様式 7) (8) 痰の細胞診検査結果通知 ( 様式 8) (9) 胸部精密検査依頼書兼結果通知書 ( 様式 9) (10) 肺がん検診実施計画書 ( 様式 10) 9. 様式関係肺がん検診に係る様式は 次のとおりとする (1) 肺がん問診票 ( 様式 1) (2) 肺がん検診問診結果通知 ( 様式 2) (3) 結核検診 肺がん検診受診者名簿 ( 様式 3) (4) 喀痰検査名簿 ( 様式 4) (5) 読影票 ( 様式 5) (6) 比較読影名簿 ( 様式 6) (7) 肺がん検診要精検者名簿 ( 様式 7) (8) 肺がん検診結果通知 ( 様式 8) (9) 痰の細胞診検査結果通知 ( 様式 9) (10) 胸部精密検査依頼書兼結果通知書 ( 様式 10) 10. 個人情報の保護この検診により業務を担当したすべての関係者は 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年 5 月 30 日法律第 57 号 ) 等の関係法令及び 医療 介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン ( 平成 16 年 12 月 24 日 平成 18 年 4 月改正 平成 22 年 9 月改正 厚生労働省 ) 等に留意し 検査結果の取扱い等の秘密保持に努めなければならない 10. 個人情報の保護この検診により業務を担当したすべての関係者は 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年 5 月 30 日法律第 57 号 ) 等の関係法令及び 医療 介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン ( 平成 16 年 12 月 24 日 平成 18 年 4 月改正 平成 22 年 9 月改正 厚生労働省 ) 等に留意し 検査結果の取扱い等の秘密保持に努めなければならない この要領は平成 3 年 6 月より施行する このの要領は 平成 10 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 14 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 17 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 18 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 19 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 20 年 4 月 1 日より施行する この要領は平成 3 年 6 月より施行する このの要領は 平成 10 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 14 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 17 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 18 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 19 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 20 年 4 月 1 日より施行する

このの要領は 平成 22 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 23 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 24 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 27 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 22 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 23 年 4 月 1 日より施行する このの要領は 平成 24 年 4 月 1 日より施行する