1. 日本の試験所認定機関 国際基準 (ISO/IEC17011&ISO/IEC17025) に適合している試験所認定機関 IAJapan(*) ( 独 ) 製品評価技術基盤機構認定センター *International Accreditation Japan:NITE 認定センターの認定機関として

Similar documents
スライド 1

スライド 1

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

資料 15 機密性 1 IAJapan 認定シンボルの使用及び認定の主張等に関する適用方針 1/11 URP1X-01 IAJapan 認定シンボルの使用及び 認定の主張等に関する適用方針 ( 第 1 版 )( 案 ) 平成 30 年月日 独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター このファイル

Microsoft Word - 認定-部門-URP16-01

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

適合性評価とは o 適合性評価とは ( 17000:2004): 製品 プロセス システム 要員又は機関に関する要求規定要求事項が満たされていることの実証 対象 : 製品 プロセス 要員又は機関 規定要求事項 : 明示されたニーズ又は期待 ( 規格 国家規格 業界規格など ) 2 2

試験データの信頼性の条件 - 国際的な枠組みと各国の技術インフラ -

審査業務とコンサルタント業務の分離

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

IAJapanトレーサビリティ方針

テーマ解説 計測器の JCSS 校正業務 JCSS Calibration of Measuring Instruments 前部則雄 *1 1. はじめに計測器校正室は 平成 13 年より財団内で保有する一軸試験機 はかりおよびノギス等を対象に校正業務を開始した その実績を基に平成 15 年に一軸

Microsoft Word - 認定-部門-URP15-03

IAF 活動報告 公益財団法人日本適合性認定協会認定センター

JAB の認定 ~ 最新情報 公益財団法人日本適合性認定協会認定センター

Microsoft PowerPoint - 第10章(田中.ppt;081210).ppt

JCT20202_1446

RAA-05(201604)MRA対応製品ver6

IAJapanが運営する標準物質に関する認定制度について

Microsoft PowerPoint - 第6章_要員の認証(事務局;110523;公開版) [互換モード]

SI SI CIPM MRA

1.0 はじめに 1.1 PJLA による ISOIEC 17025:2005 認定を希望する試験所 校正機関の測定のトレーサビリティに関する責務について 以下に詳述する 1.2 本文所に詳述された方針は 認定結果を報告しなければならない校正または試験にのみ適用される 1.3 本手順書で用いる トレ

【資料1-2】脳神経外科手術用ナビゲーションユニット基準案あ

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

法定計量と適合性評価制度

Catalog No.10016(3) Service

【最終・公開用】ASNITE標準物質生産者認定の一般要求事項(RMRP21_11)_

JISQ 原案(本体)

測定における不確かさの表現のガイド TS Z 0033 :2012 (ISO/IEC Guide 98-3:2008) 公表平成 24 年 6 月 20 日 ( 有効期限平成 27 年 6 月 19 日 ) 日本工業標準調査会適合性評価部会 審議 ( 日本規格協会発行 ) 著作権法により無断での複製

JIP-IMAC a

PR IT ISO/IEC TS ,3 ISO/IEC ISO/IEC ISO 9001/ISO JAB JAB (1) (2) OJT 2/11

<4D F736F F D F815B A BD90AC E93788E968BC695F18D E352E3135>

JCT (HP)

JCT20114-03_1440

< F2D8E9197BF A836F815B2E6A7464>

Taro-〔別添様式〕「認証取得の活用について(建築)」

【資料3-1】認証基準_認証基準改正の概要

【○資料1-2】①アナログ式口外汎用歯科X線診断装置等基準

〔表紙〕

Microsoft Word - JIS_Q_9100_表紙.doc

平成 29 年 12 月 27 日中部電力株式会社 浜岡原子力発電所原子炉施設保安規定の変更について 1. はじめに平成 28 年 4 月より導入したカンパニー制の自律的な事業運営をこれまで以上に促進するため, 各カンパニーへのさらなる機能移管をはじめ, 本店組織について, 戦略機能の強化と共通サー

我が国の電波法における基準認証制度の現状 小規模な無線局に使用するための無線設備であって総務省令で定めるもの ( 特定無線設備 : 携帯電話端末 無線 LAN 等 ) について 事前に総務大臣の登録を受けた者 ( 登録証明機関 ) において電波法で定める技術基準に適合している旨の証明等を受け 総務省

<4D F736F F F696E74202D208BA492CA5F91E631318FCD20934B8D8790AB955D89BF82C E FD890A FAC

5、ロット付番

Microsoft Word (最終) 通知案(基本要件12条2項)

1 監督 検査の意義監督 検査は 会計法 に基づき 契約の適正な履行を確保するための手段です 監督は 通常 製造又は役務の請負契約の履行過程において 必要な立会 工程管理 材料 部品等の審査又は試験 細部設計書の審査 承認等の方法により 検査では確認できない部分について 契約物品に対する要求事項が確

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

untitled

Taro12-認定-部門-ASG101-06

SGEC 附属文書 理事会 統合 CoC 管理事業体の要件 目次序文 1 適用範囲 2 定義 3 統合 CoC 管理事業体組織の適格基準 4 統合 CoC 管理事業体で実施される SGEC 文書 4 CoC 認証ガイドライン の要求事項に関わる責任の適用範囲 序文

JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

目 次 1. 目的と背景 適用範囲 引用文書及び参考文書 引用文書 参考文書 用語の定義及び説明 トレーサビリティの要素 測定のトレーサビリティに関する方針 校正機関

Microsoft Word - 規則11.2版_FSSC22000Ver.4特例.doc

JAB の認定 ~ 最新情報 公益財団法人日本適合性認定協会認定センター

家畜保健衛生所における検査の信頼性確保にむけて 湘南家畜保健衛生所 田村みず穂駒井圭浅川祐二太田和彦 矢島真紀子中橋徹松尾綾子稲垣靖子 はじめに 家保の検査の中には 鳥インフルエンザやヨーネ病等の 社会的 経済的影響の大きい検査が含まれている 食の安全 安心を得るためには生産から消費に至る食品供給の

目次 1. 一般 目的 適用範囲 参照文書 用語及び定義 内部監査 一般 内部監査における観点 内部監査の機会 監査室

<945F96F B3816A2E786264>

目次序文 適用範囲 引用文書 用語と定義 一般要求事項 法的及び契約上の事項 法的責任 認証の合意 ライセンス, 認証書及び適合マークの使用... 5

2007年度ディジタルマルチメータ技能試験プログラム

Transcription:

日本の試験所 校正機関の活用事例 平成 25 年 7 月 24 日 試験所認定機関連絡会代表独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター所長 藤間一郎 1

1. 日本の試験所認定機関 国際基準 (ISO/IEC17011&ISO/IEC17025) に適合している試験所認定機関 IAJapan(*) ( 独 ) 製品評価技術基盤機構認定センター *International Accreditation Japan:NITE 認定センターの認定機関としての名称 JAB ( 公財 ) 日本適合性認定協会 VLAC ( 株 ) 電磁環境試験所認定センター 認定されている機関数 (2013 年 7 月 1 日現在 ) 認定機関 試験所 臨床検査室 ISO15189 校正機関 検査機関 ISO/IEC17020 標準物質生産者 ISO Guide34 製品認証機関 ISO/IEC Guide65 IAJapan 413-271 - 7 3 - JAB 277 66 27 7 2 6 46 VLAC 27 - - - - - - マネジメントシステム認証 2

日本認定機関協議会 (JAC) 日本認定機関協議会 (Japan Accreditation Council): 平成 18 年 5 月 16 日発足 主要な活動 : JISC 適合性評価部会 適合性制度専門委員会報告書で提案され 部会で承認 認定の信頼性 技術の向上のために必要な共通課題への対応及び共通インフラの整備 国内外の情報収集 情報交換 認定制度の普及啓発活動 現在 11 機関 (4 省の認定 登録を所掌する部署 独法 財団等 ) 赤字は JLAC メンバー 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室 農林水産省消費 安全局表示 規格課 総務省総合通信基盤局電波部電波環境課 経済産業省産業技術環境局認証課 JIS マーク認証業務室 (JASC 室 ) 経済産業省産業技術環境局認証課相互承認推進室 経済産業省商務流通グループ製品安全課 ( 独 ) 農林水産消費安全技術センター ( 独 ) 製品評価技術基盤機構認定センター (IAJapan) ( 公財 ) 日本適合性認定協会 (JAB) ( 一財 ) 日本情報経済社会推進協会 (JIPDEC) 情報マネジメントシステム推進センター ( 株 ) 電磁環境試験所認定センター (VLAC) 事務局 : IAJapan 3

IAJapan の業務の現状 適合性評価機関 ( 校正事業者 試験事業者 製品認証機関等 ) の能力を国際基準に基づいて審査し認定 認定された適合性評価機関が発行する信頼ある証明書により 安全 品質 国際競争力の確保に貢献 計量法に基づく校正事業者の登録 JCSS 国家計量標準へのつながりが確保された校正を行う事業者の登録制度 工業標準化法に基づく試験事業者の登録 JNLA JIS 試験を適正に行う能力を有する事業者の登録制度 計量法に基づく特定計量証明事業者の認定 MLAP 極微量のダイオキシン類を高精度に計量する事業者の認定制度 政策的 社会的要請に対応する認定 ASNITE 法律に基づく認定 ( 登録 ) 制度では対応できない新たな認定ニーズに対応 法律に基づく認定 ( 登録 ) 事業者数は着実に増加 600 500 400 300 200 100 0 569 193 201 212 413 178 158 143 131 117 116 109 109 107 111 105 165 183 203 221 236 244 252 JNLA MLAP JCSS H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 * 平成 24 年度末 ASNITE 認定事業者 134 計測器 年間 45 万件以上の校正 JCSS 校正事業者 国民生活や社会経済活動の根幹をなす計量標準の供給整備に貢献 IAJapan:NITE 認定センター ASNITE 製品認証機関 鉄道システム 建材 抗菌製品 年間約 20 万件の試験 工業製品 購買者における 製品の安全性 性能への信頼性の醸成 JNLA 試験事業者 MLAP 計量証明事業者 環境測定 年間約 5 万件の特定計量証明 ダイオキシン類等の正確な計量に基づいたクリーンな環境の維持 管理によって国民の安全を確保 鉄道のインフラ輸出における国際競争力確保を支援 (H23 年度区分立ち上げ 平成 24 年 9 月認定 ) ASNITE 標準物質生産者 標準物質 化学計測のトレーサビリティ確保に貢献 4

IAJapan の認定プログラムと認定数 (2013 年 7 月 1 日現在 ) 認定プログラム国際相互承認認定基準認定数 MLAP( 計量法特定計量証明事業者認定制度 ) 対象外関係告示 101 ASNITE ( 製品評価技術基盤機構認定制度 ) JCSS( 計量法校正事業者登録制度 ) 一部が 212 ( 注 1) /257 ILAC/APLAC- ISO/IEC17025 JNLA(JIS 法試験事業者登録制度 ) MRA 対象 ( 注 1) 90 ( 注 1) /212 校正事業者 14 試験事業者 ILAC/APLAC- MRA 対象 ISO/IEC17025 60 ITセキュリティ評価機関 6 標準物質生産者 製品認証機関 APLAC-MRA 対象 ISO G34 + ISO/IEC17025 PAC-MLA 対象 ( 注 3) ISO/IEC G65 3 ASNITE/JCLA 試験事業者 ( 主に化学系 ) 対象外 ISO/IEC17025 34 参考 METI 登録制度 ( 注 2) 製安四法登録検査機関 ISO/IEC17065 15 対象外 JIS 法登録認証機関 23 7 ( 注 1)MRA 対応事業者数 ( 注 2) 認定機関は経済産業省であるが 審査実務の多くは IAJapan が実施 ( 注 3)5/22 に署名 現在 IAF-MLA 申請準備中 5

シ ェイ シー エス エス (1) 計量法校正事業者登録制度 (JCSS) (Japan Calibration Service System) 標章 ( 認定シンボル ) 計量法改正 ( 平成 5 年 11 月 1 日施行 ) により導入 ( 平成 13 年に階層化導入 ) JCSSトレーサビリティ制度 = 計量標準供給制度 + 校正事業者登録制度 国家計量標準とトレーサブルな標準の供給 JCSS 0000 MRA 認定シンボル 民間の校正技術能力の活用 校正の国際整合化社会経済活動の根幹となる正確な計量を支える 平成 24 年度のJCSS 校正証明書発行実績は年間 470,000 件弱 国家計量標準研究所 国家計量標準 ( 特定標準器 ) ( 例 : 光周波数コム装置 ) 認定事業者 第一階層 二次標準 ( 特定二次標準器 ) 標章付き校正証明書 ( 不確かさ付与 ) ( 例 : 633 nm よう素分子吸収線波長安定化 He-Ne レーザ装置等 ) 標章付き校正証明書 ( 不確かさ付与 ) 認定事業者 第二階層 常用参照標準 ( 例 : 実用安定化 He-Ne レーザ装置や校正用ブロックゲージ ) 実用標準 ( 例 : ブロックゲージ ) 試験 検査 計測現場 一般計測機器 ( ノギス デジタルマルチメータ はかり等 ) ( 例 : ノギス ) 6

JCSS 登録事業所数推移 (2013.7) 250 事業所数 うち MRA 対応 257 212 200 150 100 50 0 7

JCSS 区分別登録事業所数推移 (2013.3) 60 50 40 30 20 10 登録数 うち MRA 対応 0 0 8

IAJapan 認定の活用例 校正 (JCSS) 強制法規で JCSS 認定ラボの校正結果を容認 高圧ガス設備の圧力計 温度計の精度 ( 高圧ガス保安法 ) 計量器の検定等に用いる基準器の精度 ( 計量法 ) 認定測定者の有する測定器 ( 気象業務法 ) 登録認定機関 点検事業者等が審査 検査で使用する測定機 ( 電気通信事業法 電波法 ) 登録校正実施機関が用いる校正用機器 ( 道路運送車両法 ) 政府調達 ( 陸上自衛隊 ) で JCSS 認定ラボの校正結果を要件 原子力発電事業者の計量機器管理マニュアル FAA( 米連邦航空局 ) の審査での免責措置 COMAR( 国際標準物質データベース ) 及び RMinfo( 我が国の標準物質総合情報システム ) の登録要件 歴史の長さもあり 国内認知度が進んでいる認定分野 今年の 11 月 1 日 ( 計量記念日 ) で 20 周年を迎えます 9

シ ェイ エヌ エル エー (2) 工業標準化法試験事業者登録制度 (JNLA) (Japan National Laboratory Accreditation System) 工業標準化法第 57 条に基づく試験事業者登録制度 対象は JIS 指定商品以外の鉱工業品に係る試験 ( 約 360 規格 ) 法改正 (H16.6) により 対象は JIS に定める鉱工業品の試験 分析 測定へ 指定商品以外の鉱工業品が日本工業規格 (JIS) に適合することを明らかにすること ( 自己適合宣言 ) の支援 ( 法第 57 条 ) 登録試験事業者は 省令で定める標章付試験証明書を交付することができる ( 法第 58 条 ) 平成 9 年 JNLA 制度の開始通商産業省工業技術院 ( 現在 経済産業省 ) 8 月品質システム運営開始 9 月認定業務開始 平成 13 年 4 月経済産業省から NITE へ業務移管 ( 工業標準化法第 69 条の 3) JNLA 試験証明書発行実績年間約 200,000 件 標章 ( 認定シンボル ) MRA 認定シンボル 10

250 200 JNLA 登録事業者数推移 (2013.7) 事業所数 うち MRA 数 212 150 100 90 50 0 11

JNLA 分野別登録事業者数 (2013.7) 延べ登録事業者数 MRA 対応事業者数 120 100 80 60 40 20 0 0 0 0 0 0 12

エム ラッフ (3) 計量法特定計量証明事業者認定制度 (MLAP) (Specified Measurement Laboratory Accreditation Program) ppt レベル ( 一兆分の一 ) の正確な測定 計量証明 ダイオキシン類等の極微量物質を適正に計量するために計量法に定めた認定制度 H 14.4 から施行 認定区分 : 大気中のダイオキシン類等の濃度水中又は土壌中のダイオキシン類等の濃度 認定を受けなければダイオキシン類の特定計量証明事業はできない ( 強制制度 ) 信頼性の高い分析事業者によるデータ 行政機関等の健康 環境保全等管理に利用 MLAP 計量証明書発行実績年間約 50,000 件 制度創設前は測定結果に 1000 倍もの差が見出されて社会問題化 現在 認定試験所間のばらつきは 10% 程度 試験 (JNLA, MLAP) 強制法規等法律による完全な認定制度の利用は無し 建築基準法でのJISマーク指定により JNLA 認定に波及効果 一部利用 ( 認定機関の機能を分割した例 ): MLAP( 計量法 )( ただしISO/IECは不使用 ) MRA 法 13

アス ナイト (4) 製品評価技術基盤機構認定制度 (ASNITE) (Accreditation System of NITE) 認定ニーズ等公共的要請があり 民間では対応できない分野を補完することを目的にした認定制度 IT セキュリティ評価 試験機関の認定 NMI( 国家計量標準研究所 ) の認定 ISO ガイド 34( 標準物質生産者の国際規格 ) を要求事項とした認定 海外進出校正機関の認定 計量トレーサビリティが国内で完結しない校正機関の認定 JIS 化前の ISO/IEC 規格による認定 製品認証機関の認定 ASNITE は NITE が行う独自の認定プログラムの総称で 次の 4 つのスコープがある ASNITE-C : JCSS 以外の校正事業者の認定 ASNITE-T : JNLA 以外の試験事業者の認定 (IT を含む ) ASNITE-R : 標準物質生産者の認定 ASNITE-P : 製品認証機関の認定 14

IAJapan 認定の活用例国際整合性確保により非関税障壁を避けるため等に認定を活用 ASNITE 試験等 (ASNITE) 鉄道関連の製品認証機関 : 新幹線輸出のための基盤 排出ガス測定設備の校正機関 : 韓国環境規制対応 太陽電池関連試験 (IEC): カリフォルニア州規制 リチウムイオン電池試験 : 韓国安全規制対応 エアコン品質性能試験 : 香港 ILAC/MRA 試験要求対応 IT セキュリティ評価 試験機関 : 国際評価基準によるソフト ウエア及びハードウエアの評価 試験 臨床検査基準測定施設の校正機関 : 国際 DB 登録要件対応 非自動はかり 質量計用ロードセル : 国際法定計量機関型 式承認試験相互受入 (OIML-MAA) 対応 カシミア製品混用率の製品認証機関 : 市場からの要求 エネルギースタープログラム対応試験 : 米国 EPA 環境分野の放射性物質等の測定に係る試験事業者 斜体は製品認証分野 今後の開拓分野 LED 照明の試験所及び製品認証機関 日本 NITE 適合性評価機関 1 申請 申請 メーカー 認定 相互承認 2 証明 証明 3 輸出 他国 認定機関 適合性評価機関 市場 認定 他国の適合性評価機関の代わりに国内の適合性評価機関で対応可能であるため 申請 連絡 製品サンプルの輸送などに係る時間の短縮 コストの削減が可能 15

JABの認定の活用事例 (1) 食品中の放射能測定がISO/IEC 17025 認定試験所であることのニーズ 2011 年 6 月 15 日に試験所認定開始 東日本大震災による放射能問題への対処 33 試験所を認定 (2013/7/1 現在 ) 経緯 放射能汚染によって 我が国から海外に輸出される食品の多くが一時的に海外で輸入がストップ 食品の放射能測定値が基準以下であることを証明することが求められた 2012 年 3 月 27 日 農林水産省食品産業局総務課長 輸出促進グループ 及び生産局畜産部食肉鶏卵課長による通知が出された 香港向けに輸出される食肉及び家禽卵に関する証明書の発行においては香港の基準に適合しているかどうかの放射性物質検査が 国際標準に基づき適切に行う検査機関 ( 試験所 ) で実施されていることが求められた 香港側が求める核種の放射能測定に関しては 認定機関から ISO/IEC 17025 認定を受けている検査機関 ( 試験所 ) とされている 5 4.5 4 3.5 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 認定委員会 新規拡大合計 新規 拡大 16 合計

JABの認定の活用事例 (2) 治験における臨床検査等の制度管理に試験所認定 (ISO 15189 認定 ) を利用 2013 年 7 月 1 日厚生労働省医薬食品局審査管理課事務連絡 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 宛て 国際共同治験や医師主導治験をはじめとした治験又は臨床研究を積極的に実施している医療機関では 当該医療機関の検査精度を確保するため ISO15189 等の外部評価による認定を取得する とされた 検査データの信頼性確保 治験の信頼性及び被験者の安全性を確保 JABにより認定を受けている臨床検査室は66 (2013 年 7 月 1 日現在 ) 海外に比較すると少ないが 治験や臨床研究を行う医療機関において 今後 ISO 15189 認定の普及が進むことが期待される 認定されている臨床検査室 アジア諸国の認定数の推移 大学病院 :17 医療機関 :12 臨床試験 LAB:2 健診機関 :3 大学病院 : 衛生検査所 :32 13 健診機関 :3 17 各国の臨床検査室認定数 2013 年 1 月 28 日現在 衛生検査所 :3232 臨床試験 LAB:2 医療機関 : 12 17

VLAC の設立から今日まで 1998 年 4 月 ( 平成 10 年 ) VCCI 技術基準により電磁環境試験所の認定を実施するためVCCI 試験所認定センターをVCCI 内に設立 1999 年 4 月 ( 平成 11 年 ) ( 株 ) 電磁環境試験所認定センターとして独立 2003 年 11 月 ( 平成 15 年 ) APLAC-MRAのメンバーになり協定書に署名 2007 年 1 月 ( 平成 19 年 ) ILAC-MRAのメンバーになり協定書に署名試験方法区分 : エミッション (3 項目 ) イミュニティ(7 項目 ) 放送受信機イミュニティ (3 項目 ) 電源高調波 (2 項目 ) 音響(1 項目 ) 通信機器性能 1(5 項目 ) 通信機器性能 2(2 項目 ) 消費電力 (2 項目 ) 車載用機器(4 項目 ) VLAC の認定を受けている試験所 製造会社 (17) 日立情報通信エンジニアリング ( 株 ) 富士通 ( 株 ) NEC アクセステクニカ ( 株 ) 三菱電機 ( 株 ) 情報通信研 ローランド ( 株 ) 三菱電機エンジニアリング ( 株 ) 西日本 三菱電機エンジニアリング ( 株 ) 東日本 キヤノン ( 株 ) 玉川認定試験所 ( 株 ) 村田製作所横浜事業所 シャープ ( 株 ) 奈良 GE ヘルスケア EMC( 株 ) 三菱電機エンジニアリング ( 株 ) 静岡事業所 ( 株 ) 日立製作所都市開発システム社 ブラザー工業 ( 株 ) 浜松ホトニクス ( 株 ) ( 株 ) リコー JVC ケンウッド 試験機関 (5) ( 社 ) 関西電子工業振興センター ( 株 ) ザクタテクノロジーコーポレーション テュフズードオータマ ( 株 ) 東京 EMC/ 山梨 EMC ( 株 ) イシカワ ( 地独 ) 東京都立産業技術研究センター多摩テクノプラザ 認証機関 (5) ( 一財 ) 日本品質保証機構 (JQA) ( 一財 ) 電気安全環境研究所 (JET) 横浜事業所 ( 一財 ) テレコムエンジニアリングセンター (TELEC) インターテックジャパン ( 株 ) テュフラインランドジャパン ( 株 ) 以上 27 試験所 (34 試験サイト ) (2013 年 7 月 1 日現在 ) 18

VLAC 認定の利用 VCCI:1999 年 ~ VCCI の技術基準で VLAC の認定を受けた試験所の測定設備を VCCI の審査なしで登録可 FCC:2007 年 ~ 日米書簡に基づく米国 FCC 規則第 15 章 B 節及び同第 18 章に関連した装置認可 (DoC) における試験所に対する要求事項 (ISO/IEC17025) の締結に基づき VLAC の認定が有効となった ( その他の機関 :JAB/NVLAP/A2LA も有効である ) 国内薬事法における電磁両立性試験報告書として幅広く活用できる 試験報告書の利用として ( 空気伝搬騒音 ) ドイツ : ブルーエンジェルマーク 日本 : エコマーク エネルギースタープログラムにおける認定試験所 エレベータ関連電子機器における認定試験所 19

終わりに国内の試験所認定の将来像 1 広範な要求への対応 的確な法執行 ( 法律に基づく認定制度運営 ;IAJapan) 国の機関として関与すべき政策ニーズへの対応力 (IAJapan) 民間機関としての市場への対応力 (JAB VLAC) 2 1 に見合う技術水準を有する認定機関 研究機関等技術機関のネットワーク活用 技術レベルの維持 向上 外部審査員 委員会等の組織 審査レベルの平準化 JAC/JLACを通じた情報交換 国際規格の解釈の整合 3 各種法規に利用される認定機関 自らの信頼性の確立 各種法規と国際規格の間の整合性確保への努力 協力 広報活動の強化 規制当局 他省庁関係機関との協力 4 国際的な地位の維持 向上 20