米国2008年農業法とEU2008年CAP改革の比較

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農業技術の進歩と効果(補足)

表 1 米国の銘柄別作付 収穫面積 作付面積 (ha) 収穫面積 (ha) 単収 (t/ha) 生産量 (t) 作物名 オーストリアンウィンターピー 10,720 5,870 3,800 3, ,670

CWRWの作付面積と生産量の推移 ( 単位 : 千エーカー 千トン ) 09/10 10/11 11/12 12/13 13/14 アルバータ 作付面積 サスカチュワン マニトバ

インド 12 3 エビ イカ オーストラリア 13 3 マグロ エビ フィリピン 14 1 マグロ カツオ エビ アイスランド 15 1 その他の魚 ハリバット 魚卵 スペイン 16 1 マグロ タコ マルタ 17 1 モロッコ 18 1 タコ イカ モーリタニア 19 1 タコ ニュージーランド

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本 日 の 内 容 1 事 業 概 要 2 1 将 来 への 取 り 組 み 技 術 開 発 戦 略 商 品 戦 略 海 外 戦 略 3 ま と め 1

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(1)2008年農業法制定に至る背景・経緯

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ビール系飲料の輸入

米国における道路財源の負担のあり方について 米国では道路整備費用は 利用者である自動車ユーザーが公平に負担すべきとされている ( 利用者負担の原則 ) n オレゴン州は 2001~2007 年 (1 回目の検討 ) 2010~2013 年 (2 回目の検討 ) に 実証試験を実施 l 1 回目の検討

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と船種によって異なる通航料が適用されている 05 年にはコンテナ船に関する通航料が TEU ベースに変更された コンテナ船通航料を見ると 05 年から 11 年までの間に 95.2%( 年当たり 11.8%) にのぼる値上げが行われており TEU 当たりの通航料は 05 年に 42 米ドルであったが

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1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

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2007年12月10日 初稿

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2 麦類 ( 子実用 ) (1) 4 麦計平成 24 4 麦の作付面積 ( 子実用 ) は26 万 9,5haで 前に比べて2,2ha(1%) 減少した ( 表 8) 麦種別には 二条大麦は前に比べて7ha(2%) 増加したものの 小麦 六条大麦及びはだか麦は前に比べてそれぞれ2,3ha(1%) 3

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Ⅰ 穀物 1 小麦 (1) 国際的な小麦需給の概要 ( 詳細は右表を参照 ) < 米国農務省 (USDA) の見通し > 生産量 2017/18 年度前年度比前月比生産量は インド EU 等で増加するものの 米国で冬小麦の収穫面積が 100 年以上ぶりの低水準となること等から減少 豪州 ロシア等でも

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国際的な需要の高まりと引き続くバイオ燃料向け原料需要によって27 年以前の価格水準を上回ったままとなるとしている (USDA, 217) 髙木 (212) のトウモロコシ市場のシナリオ分析においても ベースラインにおいて高騰前水準には戻らないと予測する一方 バイオ燃料向け用途を含めても需給面からは2

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第 2 章米国及びカナダにおける主要農産物の品種別生産流通分析 1. 米国の主要農産物の品種別生産 流通分析 1.1 トウモロコシ 1.1.1 トウモロコシの生産以下はトウモロコシの生産の作付けと収穫面積を示したものである 図表 2-1 各州の作付 収穫面積 (2007-2009)( 単位 :1,000 エーカー ) 州作付面積 ( 全目的 ) 穀物向け作付面積 2007 2008 2009 2007 2008 2009 AL AZ AR CA CO CT DE FL GA ID IL IN IA KS KY LA ME MD MA MI MN MS MO MT NE NV NH NJ NM NY NC ND OH OK OR PA RI SC SD TN TX UT VT VA WA WV WI WY US 340 55 610 650 1,200 26 195 70 510 320 13,200 6,500 14,200 3,900 1,440 740 28 540 18 2,650 8,400 930 3,450 84 9,400 5 14 95 135 1,060 1,090 2,560 3,850 320 60 1,430 2 400 4,950 860 2,150 70 92 540 195 48 4,050 95 93,527 260 50 440 670 1,250 27 160 70 370 300 12,100 5,700 13,300 3,850 1,210 520 29 460 19 2,400 7,700 720 2,800 78 8,800 5 15 85 140 1,090 900 2,550 3,300 370 60 1,350 2 355 4,750 690 2,300 70 94 470 165 43 3,800 95 85,982 280 50 430 550 1,100 26 170 70 420 300 12,000 5,600 13,700 4,100 1,220 630 28 470 17 2,350 7,600 730 3,000 72 9,150 4 15 80 130 1,070 870 1,950 3,350 390 60 1,350 2 335 5,000 670 2,350 65 91 480 170 47 3,850 90 86,482 280 22 590 190 1,060 185 35 450 105 13,050 6,370 13,900 3,680 1,340 730 465 2,340 7,850 910 3,270 38 9,200 82 54 550 1,010 2,350 3,610 270 35 980 370 4,480 790 1,970 22 405 115 27 3,280 60 86,520 235 15 430 170 1,010 152 35 310 80 11,900 5,460 12,800 3,630 1,120 510 400 2,140 7,200 700 2,650 35 8,550 74 55 640 830 2,300 3,120 320 33 880 315 4,400 630 2,030 23 340 90 26 2,880 52 78,570 250 20 410 160 990 163 37 370 80 11,800 5,460 13,400 3,860 1,150 610 425 2,100 7,150 695 2,920 26 8,850 70 50 595 800 1,750 3,140 320 32 920 320 4,700 590 1,960 17 330 105 30 2,930 45 79,630 出所 : 米国農務省 Crop Production 2009 Summary(January 2010), p.4.

上記から トウモロコシの主要生産州は イリノイ インディアナ アイオワ カンザス ミネソタ ネブラスカ オハイオ 作付面積上位 5 州 (2009 年 ):1 アイオワ 2 イリノイ 3 ネブラスカ 4 ミネソタ 5 インディアナである 1.1.2. トウモロコシの流通 ( 輸送手段 ) トウモロコシの輸出と国内消費について それぞれの輸送手段の割合を見ると以下のようになっている 輸出においてはトラック輸送がほとんどなく 運搬船による輸送が7 割弱である この多くがミシシッピ川を利用して輸出されている 一方 国内消費ではトラック輸送が7 割弱となっている 図表 2-2 トウモロコシ輸送シェア (2000-2004 平均 ) ( 単位 :%) 鉄道 運搬船 トラック 輸出 31 68 2 国内消費 30 2 67 出所 :Ethanol Transportation Backgrounder また トウモロコシ輸送とエタノール用トウモロコシの輸送を見ると エタノール用のトウモロコシ輸送の多くがトラック輸送によっていること 運搬船による輸送が行われていないことが分かる また トウモロコシの場合 全体的にトラック輸送が多いが 上記の国内消費向けのトラック輸送が多いことをあわせて考えると 国内向けにはエタノール用のみならず 全般的にトラックによる輸送が多いと考えられる

図表 2-3 トウモロコシの輸送方法 (2007) トウモロコシの輸送方法 ( エタノール用除く ) 貨車 (class I) 百万ブッシェル 2,839 運搬船 百万ブッシェル 1,570 トラック 百万ブッシェル 4,816 小計百万ブッシェル 9,275 エタノール用トウモロコシ輸送方法 貨車 (class I) 運搬船 トラック Carloads ( 百万ブッシェル ) 12,286 (43.0) Bargeloards 0 ( 百万ブッシェル ) Truckloards 2,315,385 ( 百万ブッシェル ) (2,107.0) 小計百万ブッシェル 2,150 出所 :Ethanol Transportation Backgrounder 1.1.3. トウモロコシの用途 1.1.3.1 トウモロコシの用途概論以下の表は トウモロコシの用途別を示している 最も多い国内利用は家畜飼料 その他である 家畜飼料は以下の項目でも示したように コーンベルト以外では大多数が生産地の周辺で自家消費されており トラックで周辺に輸送されるものが多い 一方 量は不明だが ミシシッピ川沿いには飼料工場が多く コーンベルト地帯からそれらの飼料工場に運搬船を利用して送られているとの指摘がある

図表 2-4 トウモロコシの用途 ( 単位 : 百万ブッシェル ) 2008/09 2009/10 推定値 (Est.) 2010/11 予測値 (Proj.) 国内利用 10,207 11,079 11,550 家畜飼料 その他 5,182 5,140 5,200 食品 種子 産業用 5,025 5,939 6,350 アルコール燃料用 3,709 4,568 4,950 輸出 1,849 1,987 1,950 総計 12,056 13.066 13,500 出所 :USDA, World Agricultural Supply and Demand Estimates, Feb 9, 2011 http://www.usda.gov/oce/commodity/wasde/latest.pdf また コーンベルト地帯からのトウモロコシの輸出先は以下のようになる 1) ミシシッピ川の東側の州 ( イリノイ インディアナ オハイオ ウィスコンシン ミシガン ) からの主たる出荷路は 五大湖やミシシッピ川 イリノイ川 オハイオ川を利用した水上交通であり これらのトウモロコシはニューオーリンズ港に運搬船を使って輸送される 1 このルートがトウモロコシの輸出としては最も大きい 2) ミシシッピ川の西側の州 ( アイオワ ミズーリ ネブラスカ サウスダコタ ) は畜産農家が多く自家消費が中心だったが 近年では鉄道を利用してトウモロコシを西海岸のシ アトルやポートランドに輸送するようになっている 3) 西海岸からの輸出は 貨車輸送によってメキシコへの輸出が主なものである 2 以下の図では トウモロコシの生産地と消費地を合わせて示している 灰色から青色の地域は 生産量と消費量を比べると 生産量のほうが多い地域を指す 青色が濃いほど生産量が消費量を上回る量が多い地域を指している 一方 オレンジから赤の地域は 生産量と消費量を比べると 消費量のほうが多い地域 つまりトウモロコシの生産がわずかであり消費のほうが多い地域である 赤が濃いほど消費量が生産量を上回る量が多いことを示している 1 同上 2 後述するように ポートランド港からの積出量で最も多いのは小麦であるが その他 トウモロコシと大豆がポートランド港から輸出されている (http://www.portofportland.com/newsrelease.aspx?newscontent=a_20111284505rmeoynr7.ascx& topic=marine%20news%20release)

図表 2-5 トウモロコシ生産地及び消費地の分布 (2007 年推定値 ) 太平洋北西岸 17% 五大湖 2% 鉄道河川 主要輸出港輸出に占める割合 生産量 消費量 ( 百万ブッシェル ) 大西洋岸 1% 超過 テキサス湾 4% ミシシッピ湾 63% 不足 出所 :USDA, Study of Rural Transportation Issues, 2010, http://www.ams.usda.gov/amsv1.0/getfile?ddocname=stelprdc5084108

穀物を含む農産品のサプライ チェーンは次のようになっている 図表 2-6 穀物を含む農産品のサプライ チェーン 出所 要点 輸送段階 鉄道輸送 冷蔵 貨物車輸送 エレヘ ーター 加工工場 倉庫 内陸ターミナル 拠点 荷船輸送 農産品フロー 加工農産品フロー ( 完成品 中間財 ) 仕向け先 : 輸出港 国内消費 出所 :USDA, Study of Rural Transportation Issues, 2010, http://www.ams.usda.gov/amsv1.0/getfile?ddocname=stelprdc5084108 1.1.3.2 家畜飼料市場に出回るトウモロコシのほとんどはこれら作付面積及び生産額の多いコーンベルト地帯のもので それ以外の地域では家畜の飼料としてほとんどが自家消費される 3 家畜飼料としては 中西部 ( イリノイ州 オハイオ州 インディアナ州 ミネソタ州 アイオワ州 ネブラスカ州 サウスダコタ州 ) では養豚向け カリフォルニア州 テキサス州などは牛向け 南北カロライナ州 ペンシルバニア州などでは養鶏向けである 1.1.3.3 食料 ミシシッピ川沿いには飼料工場やコーンスターチ工場も多いため これらに出荷するため に 運搬船による輸送が行われている 1.1.3.4 エタノール近年 エタノール生産が盛んになって以降 エタノール目的のトウモロコシはトラック輸送によって近隣のエタノール工場へ運搬される なお エタノール工場はトウモロコシ生 3 http://www.unicom.co.jp/commodity/knowledge/corn.html

産地の西部 ( アイオワ ネブラスカ サウスダコタ ミネソタ ) に集中している 4 図表 2-7 バイオエタノール精製所と人口分布 米国のバイオエタノール精製所と人口分布 出所 :Ethanol Transportation Backgrounder エタノール施設 稼働中 建設中 人口 10 万 ~50 万 50 万 ~100 万 100 万 ~200 万 200 万 ~300 万 300 万 ~400 万 400 万 ~500 万 500 万以上 4 http://www.pgcc.jp/report/pdf/us_corn_sd.pdf

図表 2-8 エタノールのサプライ チェーンと輸送形態 原料 (1) 副産物 : 肥育場 エタノール E-95(2) 蒸留かす 輸出 ユニットトレイン群 タンク鉄道車両 タンク荷船 タンクトラック 現場へ 混合 貯蔵 混合カ ソリン (3) フレックス燃料車用 混合 E-85 はカ ソリンスタント で販売される 輸入 出所 :USDA, Study of Rural Transportation Issues, 2010, http://www.ams.usda.gov/amsv1.0/getfile?ddocname=stelprdc5084108

1.1.3.5 DDGS トウモロコシからエタノールを抽出した搾りかすは DDGS(Distiller Dried Grains with Solubles) と呼ばれ 各エタノール工場から家畜飼料 ( 特に牛用 ) として主として国内に出荷されている これらの輸送状況は以下の通りである 図表 2-9 DDGS の生産量と輸送状況 DDGS(Distiller Dried Grains with Solubles) (2007) 生産量輸出量輸送方法貨車 (class I) 運搬船トラック出所 :Ethanol Transportation Backgrounder 百万トン 百万トン Carloads ( 百万ブッシェル ) Bargeloards ( 百万ブッシェル ) Truckloards ( 百万ブッシェル ) 19 (665.0) 1.9 (6.7) 26,338 (92.2) 251 (13.2) 647,000 (588.8) 1.1.4 各州の状況 1.1.4.1 アイオワ州 (2009 年 ) 2009 年の全生産量は 24 億 3,900 万ブッシェルであった それらの使途の内訳は以下の通りである 6 億 700 万ブッシェル : 飼料用 10 億 7,300 万ブッシェル : エタノール 3 億 8,000 万ブッシェル : 加工用 ( コーンスターチ コーン油 甘味料 コーンフラワー あらびきトウモロコシ コーンミール 飲料用アルコール ) 3 億 7,900 万ブッシェル : 輸出用 出所 :IOWA Corn, http://www.iowacorn.org/user/docs/usuage%20slides%20iowa.pdf

また 少々情報が古いが アイオワ州のトウモロコシ輸送手段 (1997 年 ) は以下のよう にトラック輸送が半数以上である この時点でエタノール生産はあまり大きな産業ではなく トラック輸送による家畜飼料向け出荷と考えられる トラック輸送 : 18,892,000 トン (59.1%) 鉄道 : 9,004,000 トン (28.2%) 水運 : 3,190,000 トン (9.8%) 出所 :USDOT&USDOC, IOWA, 1997 Economic Census: Transportation http://www.bts.gov/publications/commodity_flow_survey/1997/states/iowa/pdf/entire.pdf 1.1.4.2 イリノイ州現状ではエタノール向け生産が最も大きな割合を占める 5 イリノイ州では ミシシッピ川とイリノイ川が農産物輸送経路として重要である 図表 2-10 ミシシッピ川流域主要都市と輸出用一貫輸送拠点 首都拠点 出所 : イリノイ大豆協会 Exporting local grains via container from an Illinois River Agricultural Hub http://www.ilsoy.org/_data/mediacenter/files/1039.pdf 5 Illinois Corn (http://www.ilcorn.org/uploads/useruploads/files/ethanol/illinois_ethanol_fact_sheet_final.pdf)

また 鉄道を利用して輸出される場合 BNSF 国際一貫輸送ネットワークを通じて 西海 岸に送られる 図表 2-11 BNSF 国際一貫輸送ネットワーク BNSF 国際一貫輸送ネットワーク BNSF ネットワーク 2006 国際一貫輸送密集フロー BNSF 一貫輸送拠点 出所 : イリノイ大豆協会 Exporting local grains via container from an Illinois River Agricultural Hub http://www.ilsoy.org/_data/mediacenter/files/1039.pdf 1.1.4.3 ネブラスカ州ネブラスカ州の 2009 年 9 月 -2010 年 8 月の1 年間の生産量は 15 億 8,000 万ブッシェルであった その用途の割合は以下のようであった 料理 アルコール用 (carryout 12%) 飼料用 (14%) エタノール (35%) 輸出 (26%) その他 (7%) 加工その他 (6%) なお 飼料用内訳の内訳は 牛向け (73%) 豚向け (21%) 家禽向け(4%) 酪農向け (2%) である 6 ネブラスカ州からの国内輸出の最大消費地はカリフォルニア州で 1 億 4,500 万ブッシェルである 使途はほとんどが家畜や家禽の飼料用である 上記のデータより 輸出が全体の 6 Nebraska Corn Board (http://www.nebraskacorn.org/main-navigation/corn-production-uses/use-stats/)

26% とすると輸出量は 4 億 1,080 万ブッシェルとなる そのうちの 1 億 4,500 万ブッシェルがカリフォルニア向けとすると 輸出に占めるカリフォルニア向けトウモロコシの割合は 35.3% となる また海外への輸出は用途のうち 6% であり 最大の輸出相手国はメキシコである 7 ネブラスカ州からの輸送手段は鉄道 水運 陸運の 3つが可能である その詳細は以下の通りである 鉄道 : ユニオン パシフィックと BNSF 鉄道を利用する これらはメキシコ及びカナダ 太平洋 大西洋岸の港 メキシコ湾 St.Lawrence Seaway 及びアメリカ国内の各目的地に通じる 西岸へのルート ( ネブラスカ-ポートランド ) では 途中 Spokane やシアトルを経由し 南方へのルートでは Laredo やその他メキシコ国境地点に至る 水運 : ミシシッピ川を通ってメキシコ湾に出るルートが用いられ ネブラスカ州内には 8 の港と 19 のターミナルがある 陸運 : 州間高速道路 80 号線 ( サンフランシスコとニューヨーク間 : アメリカ両岸を結ぶ唯一の州間高速道路 ) が東西移動では利用される 南北を結ぶのは 州間高速道路 25 号線と 29 号線である 1.1.4.4 ミネソタ州 2007 年のミネソタ州のトウモロコシ全生産量は 11 億 3900 万ブッシェルであり その内訳は 輸出用 5 億 5400 万ブッシェル (49%) 加工用 2 億 5200 万ブッシェル (22%; うち 2 億 1000 万ブッシェルがエタノール用 ) 飼料用 2 億 2300 万ブッシェル (20%) 種 残り (residual)9% である 輸出相手国は 日本 26.3% メキシコ 14.4% 韓国 8.1% 台湾 7.3% エジプト 6.6% コロンビア 5.5% カナダ 4.4% シリア 2.9% アルジェリア 2.2% その他 22.3% となっている 8 1.1.4.5 インディアナ州インディアナ州の 2008 年の全生産量は 8 億 7400 万ブッシェルであった 使途のうち 国内への他州への出荷は 2 億 9,200 万ブッシェル (33.4%) 州内でのエタノール用が 2 億 2,800 万ブッシェル (26%) 州内での飼料用が 1 億 3400 万ブッシェル (15.3%) である さらに コーンスターチ用が 4,700 万ブッシェル (5.4%) 甘味料が 4,500 万ブッシェル (5.1%) グルテン飼料が 1,600 万ブッシェル (2%) シリアルが 800 万ブッシェル (1%) グルテン 7 Nebraska Corn Board http://www.nebraskacorn.org/main-navigation/corn-production-uses/uses-of-corn/ 8 ミネソタ農業省 http://www.mda.state.mn.us/sitecore/content/global/mdadocs/renewable/ethanol/cornethanolecon2008. aspx

食品用が 300 万ブッシェル (0.34%) となる 一方 外国輸出は 1 億ブッシェル (11.4%) である 9 1.1.5 ホワイトコーンホワイトコーンの栽培は 80 年代から 2000 年代にかけて大きく増加したものである 伝統的なイエローコーンの価格が低いことから ホワイトコーンが代替品種として選ばれるようになったことによる 作付面積について 80 年代前半と 90 年代後半から 2000 年代前半を比較すると 1980/81 年にはホワイトコーンは後者が 2~4 倍増加している ホワイトコーンの作付は 合衆国の中でもネブラスカ州 ケンタッキー州 テキサス州 とイリノイ州に集中しており 1990 年代後期から 2000 年代前半にかけてインディアナ州とアイオワ州で増加した 生産量も左記の各州に増加 集中しているが 90 年代から 2000 年代に渡って 各州は毎年生産量が比較的大きく増減している 当該期間において 生産の 50 パーセント以上が ネブラスカ ケンタッキー テキサスからであったが 1999/00 から イリノイ州 インディアナ州 アイオワ州の産出量が増大している なお当該期間後半はテキサス州の生産額が減少している ホワイトコーンの生産が増加した理由は その作付面積が増加したネブラスカ州とケンタッキー州で生産が増加したこと それ以前にはホワイトコーンが栽培が盛んでなかったインディアナ アイオワ その他州での生産が増加したこと さらにミネソタ州とウィスコンシン州といったそれまでほとんどホワイトコーンが栽培されなかった地域にホワイトコーンが導入されたことなどである 図表 2-12 ホワイトコーン作付面積の推移 (2001 年 ~2005 年 ) 出所 :US Grains Council, Value Enhanced Corn Report 2005/06, p.45. http://www.agmrc.org/media/cms/usgc_value_enhanced_corn_report_200_08c7959c2b1e6.pdf 9 Indiana Corn Marketing Council, 2009 snapshot of Indiana Corn Production http://www.indianacorn.org/cornfactsheet.pdf

1.2 小麦 1.2.1 小麦の生産 図表 2-13 小麦全種全米総作付面積 全種全米総生産量の推移 年 収穫面積 ( エーカー ) 作付面積 ( エーカー ) 小麦 1ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 小麦生産額 (US$) 小麦生産量 小麦 1 エーカー当たりの収穫量 1999 53,773,000 62,664,000 2.48 5,586,675,000 2,295,560,000 42.7 2000 53,063,000 62,549,000 2.62 5,771,786,000 2,228,160,000 42 2001 48,473,000 59,432,000 2.78 5,412,834,000 1,947,453,000 40.2 2002 45,824,000 60,318,000 3.56 5,637,416,000 1,605,878,000 35 2003 53,063,000 62,141,000 3.4 7,927,981,000 2,344,415,000 44.2 2004 49,969,000 59,644,000 3.4 7,277,932,000 2,156,790,000 43.2 2005 50,104,000 57,214,000 3.42 7,167,166,000 2,103,325,000 42 2006 46,800,000 57,334,000 4.26 7,694,734,000 1,808,416,000 38.6 2007 50,999,000 60,460,000 6.48 13,289,326,000 2,051,088,000 40.2 2008 55,699,000 63,193,000 6.78 16,625,759,000 2,499,164,000 44.9 2009 49,868,000 59,133,000 4.85 10,626,176,000 2,216,171,000 44.4 2010 48,263,000 54,305,000 2,264,928,000 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/8e8c3534-bdb5-348d-abef-cdf270166232?pivot=short_desc 図表 2-14 春小麦 ( デュラム小麦を除く ) 全米総作付面積 全米総生産量の推移 年 硬質赤小麦 1ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 収穫面積 ( エーカー ) 作付面積 ( エーカー ) 春小麦 1ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 春小麦生産額 (US$) 春小麦生産量 1999 14,768,000 15,348,000 2.88 1,438,357,000 503,108,000 34.1 2000 14,489,000 15,299,000 2.85 1,586,790,000 556,632,000 38.4 2001 14,519,000 15,579,000 2.9 1,481,852,000 510,778,000 35.2 2002 13,373,000 15,639,000 3.82 1,497,245,000 388,917,000 29.1 2003 13,441,000 13,842,000 3.62 1,934,160,000 531,402,000 39.5 2004 13,174,000 13,763,000 3.51 1,987,478,000 568,918,000 43.2 2005 13,609,000 14,036,000 3.66 1,863,942,000 504,456,000 37.1 2006 13,878,000 14,899,000 4.46 2,082,936,000 460,480,000 33.2 2007 12,942,000 13,292,000 7.16 3,519,240,000 479,623,000 37.1 2008 13,517,000 14,165,000 7.31 3,958,175,000 548,004,000 40.5 2009 12,955,000 13,268,000 5.25 2,952,687,000 584,411,000 45.1 2010 13,590,000 13,907,000 633,245,000 46.6 春小麦 1 エーカー当たりの収穫量 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/556aabb2-3f75-330f-9fb5-94c4fd645dd7?pivot=short_desc

図表 2-15 春小麦 ( デュラム小麦 ) 全米総作付面積 全米総生産量の推移 年 収穫面積 ( エーカー ) 作付面積 ( エーカー ) デュラム小麦 1 ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) デュラム小麦生産額 (US$) デュラム小麦生産量 デュラム小麦 1 エーカー当たりの収穫量 1999 -- -- -- -- -- -- 2000 3,572,000 3,937,000 2.66 301,356,000 109,805,000 30.7 2001 2,789,000 2,910,000 3.08 269,391,000 83,556,000 30 2002 2,709,000 2,913,000 4.05 329,936,000 79,960,000 29.5 2003 2,869,000 2,915,000 3.97 396,905,000 96,637,000 33.7 2004 2,363,000 2,561,000 3.85 347,336,000 89,893,000 38 2005 2,716,000 2,760,000 3.46 353,223,000 101,105,000 37.2 2006 1,815,000 1,870,000 4.43 243,992,000 53,475,000 29.5 2007 2,119,000 2,156,000 9.92 692,512,000 72,224,000 34.1 2008 2,574,000 2,721,000 9.26 731,445,000 83,827,000 32.6 2009 2,428,000 2,554,000 5.8 613,103,000 109,042,000 44.9 2010 2,588,000 2,675,000 -- -- 108,781,000 42 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/96c744c4-fc7f-3ea1-bee7-9cadbfeff7fc?pivot=short_desc 図表 2-16 春小麦 ( その他 ) 全米総生産量の推移 年 春小麦 ( 赤 硬質 ) 生産量 春小麦 ( 赤 軟質 ) 生産量 春小麦 ( 白 ) 生産量 春小麦 ( 白 )1 ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 1999 447,908,000 -- 55,200,000 -- 2000 502,318,000 -- 54,314,000 -- 2001 475,085,000 -- 35,693,000 -- 2002 351,439,000 -- 37,478,000 -- 2003 499,674,000 -- 31,728,000 -- 2004 525,467,000 -- 43,451,000 -- 2005 4,530,000 33,339,000 37,869,000 -- 2006 6,226,000 21,915,000 28,141,000 -- 2007 5,585,000 23,968,000 29,553,000 -- 2008 6,340,000 29,525,000 35,865,000 -- 2009 7,865,000 28,613,000 36,478,000 -- 2010 8,334,000 32,300,000 -- -- 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/39927a25-8990-3077-b369-93461ee4f808?pivot=short_desc

図表 2-17 冬小麦全米総作付面積 全米総生産量の推移 年 収穫面積 ( エーカー ) 作付面積 ( エーカー ) 冬小麦 1ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 冬小麦生産額 (US$) 冬小麦生産量 冬小麦 1 エーカー当たりの収穫量 1999 -- -- -- -- -- -- 2000 35,002,000 43,313,000 2.51 3,883,640,000 1,561,723,000 44.6 2001 31,165,000 40,943,000 2.72 3,661,591,000 1,353,119,000 43.4 2002 29,742,000 41,766,000 3.41 3,810,235,000 1,137,001,000 38.2 2003 36,753,000 45,384,000 3.27 5,596,916,000 1,716,376,000 46.7 2004 34,432,000 43,320,000 3.32 4,943,118,000 1,497,979,000 43.5 2005 33,779,000 40,418,000 3.32 4,950,001,000 1,497,764,000 44.3 2006 31,107,000 40,565,000 4.17 5,367,806,000 1,294,461,000 41.6 2007 35,938,000 45,012,000 6.13 9,077,574,000 1,499,241,000 41.7 2008 39,608,000 46,307,000 6.57 11,936,139,000 1,867,333,000 47.1 2009 34,485,000 43,311,000 4.7 7,060,386,000 1,522,718,000 44.2 2010 32,085,000 37,723,000 -- -- 1,522,902,000 47.5 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/09f9f46c-8c0c-30cc-9c70-67befa78c7d1 図表 2-18 冬小麦 ( 赤 白 ) 全米総生産量の推移 年 冬小麦 ( 赤 硬質 ) 生産量 冬小麦 ( 赤 軟質 ) 1ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 冬小麦 ( 赤 軟質 ) 生産量 冬小麦 ( 白 ) 生産量 冬小麦 ( 白 硬質 ) 生産量 冬小麦 ( 白 軟質 ) 生産量 1999 1,050,643,000 -- 452,260,000 190,227,000 -- -- 2000 846,036,000 -- 468,856,000 246,831,000 -- -- 2001 765,898,000 -- 397,098,000 190,123,000 -- -- 2002 620,328,000 -- 320,968,000 195,705,000 -- -- 2003 1,071,156,000 -- 379,930,000 265,290,000 -- -- 2004 856,550,000 -- 380,305,000 261,124,000 -- -- 2005 930,015,000 -- 308,348,000 259,401,000 25,280,000 234,121,000 2006 681,921,000 -- 389,535,000 223,005,000 13,284,000 209,721,000 2007 955,555,000 -- 352,026,000 191,660,000 21,454,000 170,206,000 2008 1,034,694,000 -- 613,578,000 219,062,000 22,702,000 196,360,000 2009 919,015,000 -- 403,563,000 200,140,000 18,128,000 182,012,000 2010 1,029,288,000 -- 260,013,000 -- 18,624,000 214,977,000 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/03f2f46c-8c0c-30cc-9c70-67beea78c6d1 上記から 冬小麦の主要生産州はカンザス ワシントン オクラホマ オハイオ コロラド テキサス 春小麦はノースダコタ モンタナ ミネソタである

また 小麦各種の生産比率は以下のようである (06/07 年 ) 図表 2-19 小麦の生産比率 生産比率 (06/07 年度 ) 小麦 冬小麦 ハードレッド ( 硬質赤色冬小麦 ) 37.6% ソフトレッド ( 軟質赤色冬小麦 ) 21.5% ホワイト ( 白色小麦 ) 12.5% 春小麦 ハードレッド ( 硬質赤色春小麦 ) 23.9% デュラム ( マカロニ小麦 ) 3.0% ホワイト ( 白色小麦 ) 1.6% 出所 : エー シー イー インターナショナル株式会社穀物の基礎知識 web (http://www.acei.co.jp/market/knowledge/cereal.html) 1.2.2 小麦の用途 2007 年の小麦の国内での用途は 食品が最も多く それに次いで家畜の飼料その他である 生産量の約 6 割が国内利用であり 国内での輸送は地域によって鉄道が主な地域 複数の輸送手段を組み合わせた運搬が多い地域などまちまちである また 約 4 割が輸出されているが 輸出の多くが 日本 中国等アジア向けであり 西海岸のタコマ ポートランド等に集荷され 輸出される 図表 2-20 小麦の用途 ( 単位 : 百万ブッシェル ) 2008/09 2009/10 推定値 (Est.) 2010/11 予測値 (Proj.) 国内利用 1,260 1,137 1,176 食品 927 917 930 種子 78 69 76 飼料 その他 255 150 170 輸出 1,015 881 1,300 総計 2,275 2,018 2,476 出所 :USDA, World Agricultural Supply and Demand Estimates, Feb 9, 2011 http://www.usda.gov/oce/commodity/wasde/latest.pdf

図表 2-21 輸送方法 (2007) 貨車 (class I) Carloads ( 百万ブッシェル ) 運搬船 Bargeloards ( 百万ブッシェル ) トラック Truckloards ( 百万ブッシェル ) 出所 :Ethanol Transportation Backgrounder 315,600 (1,105) 6,240 (328) 666,374 (606)

1.2.3 小麦の生産地及び消費地の分布 (2007 年推定値 ) 以下の図では 小麦の生産地と消費地を合わせて示している 灰色から青色の地域は 生産量と消費量を比べると 生産量のほうが多い地域を指す 青色が濃いほど生産量が消費量を上回る量が多い地域を指している 一方 オレンジから赤の地域は 生産量と消費量を比べると 消費量のほうが多い地域 つまり小麦の生産がわずかであり消費のほうが多い地域である 赤が濃いほど消費量が生産量を上回る量が多いことを示している ここから中西部のイリノイ アイオワ ミネソタ等で生産量が消費量を上回っており 一方南部の各地で消費量が生産量を上回っていることが分かる 図表 2-22 小麦の生産地及び消費地の分布 (2007 年推定値 ) 太平洋北西岸 27% 五大湖 2% 鉄道河川 主要輸出港輸出に占める割合 生産量 消費量 ( 百万ブッシェル ) 大西洋岸 2% 超過 テキサス湾 0.4% ミシシッピ湾 52% 不足 出所 :USDA, Study of Rural Transportation Issues, 2010, http://www.ams.usda.gov/amsv1.0/getfile?ddocname=stelprdc5084108

1.2.4 各州の状況 1.2.4.1 アイダホ州アイダホ州の場合 生産された小麦の約 60% が輸出されており 全体よりも輸出の割合が大きい 輸出先はアジア ラテンアメリカ 中東諸国が中心である 10 1.2.4.2 モンタナ州以下では州外に輸出されたデュラム小麦 硬質白小麦のブッシェル量の推移を示している 行き先も東部向け 西部向けで分けられている デュラム小麦は大部分が東部向けに出荷されている 図表 2-23 モンタナ州のデュラム小麦 硬質白小麦の出荷先 ( 単位 :1000 ブッシェル ) デュラム小麦 硬質白小麦 東部向け 西部向け 総計 東部向け 西部向け 総計 1996 2,187 922 3,992 -- -- -- 1997 2,403 1,492 4,742 -- -- -- 1998 1,918 1,177 4,652 -- -- -- 1999 7,370 1,761 10,766 -- -- -- 2000 3,973 671 8,834 -- -- -- 2001 4,733 919 8,767 -- -- -- 2002 7,791 1,029 12,747 -- -- -- 2003 7,301 285 11,769 7 494 543 2004 7,969 663 12,500 8 545 578 2005 8,535 935 14,580 53 357 517 2006 6,473 705 10,257 10 1,004 1,014 2007 8,740 502 12,264 250 503 754 2008 3,231 60 5,250 2 7 9 2009 114 8,005 10.639 0 50 53 出所 :USDA http://www.nass.usda.gov/statistics_by_state/montana/publications/press_releases_crops/gm/gmyears1.htm また 以下では軟質白小麦 春小麦 冬小麦 小麦全体のブッシェル量の推移を示している デュラム小麦の傾向とは異なり 小麦全体で見ると西向けが 9 割近くとなっている 10 アイダホ大麦委員会 http://www.idahobarley.org/pdffiles/barley%20impact%20bulletin.pdf

図表 2-24 モンタナ州の軟質白小麦 春小麦 冬小麦 小麦全体の出荷先 ( 単位 :1,000 ブッシェル ) 軟質白色小麦春小麦冬小麦小麦全体 東部 西部 総計 東部 西部 総計 東部 西部 総計 東部 西部 総計 向け 向け 向け 向け 向け 向け 向け 向け 2001 -- -- -- 16 43,569 46,648 71 9,889 10,264 4,820 54,377 65,67 2002 -- -- -- 824 77,875 83,445 139 17,352 18,302 8,754 96,256 114,494 2003 19 85 108 707 55,976 61,251 583 40,762 48,530 8,617 97,602 122,201 2004 2 67 74 501 57,735 63,237 56 46,758 48,271 8,536 105,768 124,660 2005 7 13 20 1,439 63,659 71,765 115 81,711 82,972 10,149 146,675 169,854 2006 7 9 16 272 41,822 44,238 33 68,108 69,278 6,795 111,615 124,803 2007 8 17 25 172 48,365 50,273 28 74,113 75,057 9,198 123,500 138,373 2008 7 2 10 599 35,061 36,293 36 61,638 62,379 3,875 96,768 103,941 2009 13 13 27 1,108 46,254 49,168 8 63,326 64,974 9,185 109,706 124,861 出所 :USDA http://www.nass.usda.gov/statistics_by_state/montana/publications/press_releases_crops/gm/gmyears2.htm トラック及び鉄道により州外に輸送されるモンタナ産小麦及び大麦のブッシェル量の推移をみると 2008 年 -2009 年は鉄道輸送が 95% を超えている 11 11 http://wbc.agr.mt.gov/buyers_processors/grain_movement/mtmovement_truckrail_bu.pdf

図表 2-25 モンタナ州のトラック及び鉄道により州外に輸送されるモンタナ産小麦及び 大麦のブッシェル量の推移 ( 単位 :1,000 ブッシェル ) 市場年 小麦 大麦 (7 月ー 6 月 ) 鉄道 トラック 総計 鉄道 トラック 総計 1977-1978 77,005 31,681 108,686 8,965 10,343 19,308 1978-1979 69,763 40,975 110,738 11,517 10,424 21,941 1980-1981 67,442 32,789 100,231 12,817 13,602 26,419 1981-1982 83,958 35,706 119,664 13,733 15,972 29,705 1982-1983 98,643 32,958 131,602 36,323 19,605 55,928 1983-1984 79,326 27,939 107,264 22,051 16,531 38,582 1984-1985 56,046 24,631 80,677 10,555 15,502 26,057 1985-1986 53,245 24,875 78,120 24,305 11,326 35,631 1986-1987 109,236 25,972 135,209 41,319 9,795 51,113 1987-1988 100,758 23,936 124,694 39,840 13,476 53,317 1988-1989 76,955 19,656 96,611 24,637 9,748 34,385 1989-1990 101,636 19,611 121,247 37,482 7,977 45,459 1990-1991 115,301 18,009 133,310 22,229 4,475 26,703 1991-1992 118,204 18,824 137,027 29,540 5,245 34,785 1992-1993 131,789 19,137 150,926 28,115 5,102 33,217 1993-1994 164,710 15,997 180,707 39,542 7,501 47,043 1994-1995 165,543 17,771 183,314 34,193 7,003 41,196 1995-1996 147,311 17,561 164,872 29,741 7,328 37,069 1996-1997 120,029 17,170 137,199 21,597 6,371 27,969 1997-1998 132,214 19,697 151,911 20,147 6,632 26,780 1998-1999 126,609 24,679 151,289 24,429 8,620 33,048 1999-2000 124,046 25,922 149,969 18,923 6,589 25,512 2000-2001 100,131 18,536 118,666 17,653 5,469 23,122 2001-2002 61,657 6,076 67,733 14,088 3,714 17,802 2002-2003 104,964 10,045 115,009 12,955 4,928 17,882 2003-2004 113,998 6,540 120,538 16,651 1,236 17,887 2004-2005 119,334 5,502 124,836 17,814 1,706 19,520 2005-2006 164,600 5,273 169,873 13,446 890 14,337 2006-2007 120,067 4,735 124,802 14,860 361 15,221 2007-2008 134,760 3,663 138,422 11,914 386 12,301 2008-2009 100,700 3,241 103,941 7,379 840 8,219 2009-2010 80,496 3,138 83,634 5,641 166 5,807 出所 : モンタナ州農業局 http://wbc.agr.mt.gov/buyers_processors/grain_movement/mtmovement_truckrail_bu.pdf

図表 2-26 太平洋岸北西部向けモンタナ産小麦のブッシェル量の推移 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 前期からの在庫 60.9 51.4 57.3 41.6 40.4 51.3 39.1 30.5 18.9 生産量 135.2 96.5 110.7 142.3 173.2 192.5 153.1 149.8 164.7 総供給量 196.1 147.9 168 183.9 213.6 243.8 192.2 180.3 183.6 総出荷量 144.7 90.7 126.4 143.5 162.3 204.7 161.7 161.4 143.2 期末在庫 51.4 57.3 41.6 40.4 51.3 39.1 30.5 18.9 40.4 太平洋岸北西部への運搬量 98 44.8 82.8 84.1 91.8 132.9 103.3 115.5 88.5 太平洋岸北西部での製粉量 10.8 7.6 17.2 15.6 12 15.2 13.3 12.4 10.1 太平洋北西部からの輸出量 87.2 37.2 65.6 68.5 79.8 117.7 90 103.1 78.4 総生産量に占める太平洋北西部からの輸 60% 41% 52% 48% 49% 57% 56% 64% 55% 出量 年間平均価格 ($/ ブッシェル ) $3.02 $3.14 $4.04 $3.73 $3.61 $3.63 $4.54 $7.14 $6.55 総生産額 ( 百万ドル ) 436.99 284.80 510.66 535.26 585.90 743.06 734.12 1,152.40 937.96 太平洋が北西部からの輸出額 ( 百万ドル ) 263.34 116.81 265.02 255.51 288.08 427.25 408.60 736.13 513.52 出所 : モンタナ州農業局 http://wbc.agr.mt.gov/buyers_processors/grain_movement/mtallwht_pnwutilization.pdf より作成 1.2.4.3 コロラド州コロラド州で生産された小麦の 80% は西海岸経由で輸出されている 12 1.2.4.4 ワシントン州ワシントン州産出の小麦の 85~90% が輸出されている 具体的な運送手段は以下の通りであり トラックで河川に運びそれを西海岸に運搬船で運ぶという手段が半分以上を占める トラック / 運搬船 : 55% 鉄道 / 運搬船 : 5% 鉄道のみ : 22% トラックのみで最終消費地に運搬 : 1% 他家にトラックで運搬 : 15% その他 : 2% 出所 :Washington Grain Alliance http://www.wawg.org/images/e0177801/2009wf4webfinal.pdf 12 Colorado wheat website http://coloradowheat.org/colorado-wheat/colorado-wheat-profile/

なお ワシントン州のポートランド港で取り扱う穀物のほとんどは小麦である 2002 年のポートランド港の取扱量は 2,28,578 トンであり 小麦の輸出取扱量は全米一である そのうちポートランド港に鉄道で運び込まれるのは1,524,578 トン ( 58%) トラックでは 26,286 トン (1%) 運搬船(Barge) では 1,077,717 トン (41%) である

1.3 大麦 1.3.1 大麦の生産 図表 2-27 年 収穫面積 ( エーカー ) 大麦全米総作付面積 全米総生産量の推移 作付面積 ( エーカー ) 大麦生産額 (US$) 大麦生産量 大麦 1 エーカー当たりの収穫量 飼料用大麦 1 ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) モルト用大麦 1 ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 1999 4,573,000 4,983,000 578,425,000 271,996,000 59.5 -- -- 2000 5,200,000 5,801,000 647,966,000 317,804,000 61.1 1.7 2.49 2001 4,273,000 4,951,000 535,110,000 248,329,000 58.1 1.72 2.65 2002 4,123,000 5,008,000 605,635,000 226,906,000 55 2.16 3.01 2003 4,727,000 5,348,000 755,140,000 278,283,000 58.9 -- -- 2004 4,021,000 4,527,000 698,184,000 279,743,000 69.6 -- -- 2005 3,269,000 3,875,000 527,633,000 211,896,000 64.8 -- -- 2006 2,951,000 3,452,000 498,691,000 180,165,000 61.1 -- -- 2007 3,502,000 4,018,000 834,954,000 210,110,000 60 -- -- 2008 3,779,000 4,246,000 1,259,357,000 240,193,000 63.6 -- -- 2009 3,113,000 3,567,000 917,500,000 227,323,000 73 -- -- 2010 2,546,000 2,972,000 -- 184,032,000 72.3 -- -- 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/7cc535a4-9c0d-3f48-8955-1593c8bab687?pivot=short_desc 図表 2-28 各州の作付 収穫面積 生産量 (2007-2009) ( 作付面積 収穫面積の単位は千エーカー 収穫量 生産量の単位は千ブッシェル ) 州 作付面積 収穫面積 2007 2008 2009 2007 2008 2009 AZ 33 42 (0.27) 48 (0.14) 31 40 (0.29) 45 (0.13) CA 85 95 (0.12) 90 -(0.05) 40 60 (0.50) 55 -(0.08) CO 60 80 (0.33) 78 -(0.03) 58 72 (0.24) 77 (0.07) DE 21 25 (0.19) 28 (0.12) 19 22 (0.16) 26 (0.18) ID 570 600 (0.05) 530 -(0.12) 550 580 (0.05) 510 -(0.12) KS 20 17 -(0.15) 14 -(0.18) 13 10 -(0.23) 9 -(0.10) KY 10 8 -(0.20) -(1.00) 3 7 (1.33) -(1.00) ME 18 20 (0.11) 16 -(0.20) 17 19 (0.12) 15 -(0.21) MD 45 45 (0.00) 55 (0.22) 30 35 (0.17) 48 (0.37) MI 14 12 -(0.14) 13 (0.08) 13 10 -(0.23) 11 (0.10) MN 130 125 -(0.04) 95 -(0.24) 110 110 (0.00) 80 -(0.27) MT 900 860 -(0.04) 870 (0.01) 720 740 (0.03) 720 -(0.03) NV 3 3 (0.00) -(1.00) 1 1 (0.00) -(1.00) NJ 3 3 (0.00) -(1.00) 2 2 (0.00) 10 (4.00) NY 13 13 (0.00) 12 -(0.08) 11 9 -(0.18) 19 (1.11) NC 22 21 -(0.05) 23 (0.10) 14 14 (0.00) 1,130 (79.71) ND 1,470 1,650 (0.12) 1,210 -(0.27) 1,390 1,540 (0.11) -(1.00) OH 4 6 (0.50) -(1.00) 3 5 (0.67) 32 (5.40) OR 63 57 -(0.10) 40 -(0.30) 53 42 -(0.21) 45 (0.07) PA 55 60 (0.09) 60 (0.00) 42 55 (0.31) 22 -(0.60)

SD 56 63 (0.13) 48 -(0.24) 29 43 (0.48) 30 -(0.30) UT 38 40 (0.05) 40 (0.00) 22 27 (0.23) 43 (0.59) VA 48 63 (0.31) 67 (0.06) 30 36 (0.20) 97 (1.69) WA 235 205 -(0.13) 105 -(0.49) 225 195 -(0.13) 25 -(0.87) WI 40 43 (0.08) 45 (0.05) 23 30 (0.30) 64 (1.13) WY 62 90 (0.45) 80 -(0.11) 53 75 (0.42) -(1.00) 合計 4,018 4,246 (0.06) 3,567 -(0.16) 3,502 3,779 (0.08) 3,113 -(0.18) 収穫量 生産量 2007 2008 2009 2007 2008 2009 AZ 110 120 (0.09) 115 -(0.04) 3,410 4,800 (0.41) 5,175 (0.08) CA 64 55 -(0.14) 54 -(0.02) 2,560 3,300 (0.29) 2,970 -(0.10) CO 120 120 (0.00) 135 (0.13) 6,960 8,640 (0.24) 10,395 (0.20) DE 78 80 (0.03) 70 -(0.13) 1,482 1,760 (0.19) 1,820 (0.03) ID 78 86 (0.10) 95 (0.10) 42,900 49,880 (0.16) 48,450 -(0.03) KS 52 37 -(0.29) 51 (0.38) 676 370 -(0.45) 459 (0.24) KY 37 88 (1.38) -(1.00) 111 616 (4.55) -(1.00) ME 65 55 -(0.15) 55 (0.00) 1,105 1,045 -(0.05) 825 -(0.21) MD 82 90 (0.10) 70 -(0.22) 2,460 3,150 (0.28) 3,360 (0.07) MI 51 46 -(0.10) 51 (0.11) 663 460 -(0.31) 561 (0.22) MN 54 65 (0.20) 61 -(0.06) 5,940 7,150 (0.20) 4,880 -(0.32) MT 44 51 (0.16) 57 (0.12) 31,680 37,740 (0.19) 41,040 (0.09) NV 90 100 (0.11) -(1.00) 90 100 (0.11) -(1.00) NJ 68 71 (0.04) -(1.00) 136 142 (0.04) -(1.00) NY 49 52 (0.06) 53 (0.02) 539 468 -(0.13) 530 (0.13) NC 49 71 (0.45) 60 -(0.15) 686 994 (0.45) 1,140 (0.15) ND 56 56 (0.00) 70 (0.25) 77,840 86,240 (0.11) 79,100 -(0.08) OH 53 72 (0.36) -(1.00) 159 360 (1.26) -(1.00) OR 53 50 -(0.06) 60 (0.20) 2,809 2,100 -(0.25) 1,920 -(0.09) PA 73 75 (0.03) 75 (0.00) 3,066 4,125 (0.35) 3,375 -(0.18) SD 40 41 (0.03) 54 (0.32) 1,160 1,763 (0.52) 1,188 -(0.33) UT 81 85 (0.05) 85 (0.00) 1,782 2,295 (0.29) 2,550 (0.11) VA 71 85 (0.20) 74 -(0.13) 2,130 3,060 (0.44) 3,182 (0.04) WA 62 57 -(0.08) 64 (0.12) 13,950 11,115 -(0.20) 6,208 -(0.44) WI 57 54 -(0.05) 59 (0.09) 1,311 1,620 (0.24) 1,475 -(0.09) WY 85 92 (0.08) 105 (0.14) 4,505 6,900 (0.53) 6,720 -(0.03) 全体 60 63.6 (0.06) 73 (0.15) 210,110 240,193 (0.14) 227,323 -(0.05) カッコ内は単純変化率 ( 例えば =(x+1 年作付面積 -x 年作付面積 ) x 年作付面積 ) 減少の 場合にはカッコ外にマイナス符号 出所 : 米国農務省 Crop Production 2009 Summary (January 2010), p.11. 作付面積上位 5 州 (2009 年 ) は 1ノースダコタ 2モンタナ 3アイダホ 4ワシントン 5ミネソタの 5 州である

1.3.2 大麦の用途 大麦は生産量の1 割が輸出されるに過ぎず それ以外は米国内での消費である 食品 種子 産業用という大枠が 4 分の 3 を占めており それ以外が家畜飼料となる なお Columbia Snake River System Facts が全米最大の大麦積出港という (http://www.pnwa.net/new/articles/csrsfactsheet.pdf) 図表 2-29 大麦の用途 ( 百万ブッシェル ) 2008/09 2009/10 推定値 (Est.) 2010/11 予測 (Proj.) 国内利用 236 212 205 家畜飼料 その他 67 48 45 食品 種子 産業用 169 164 160 輸出 13 6 10 総計 249 217 215 出所 :USDA, World Agricultural Supply and Demand Estimates, Feb 9, 2011, http://www.usda.gov/oce/commodity/wasde/latest.pdf 図表 2-30 大麦の輸送方法輸送方法 (2007) 貨車 (class I) Carloads ( 百万ブッシェル ) 運搬船 Bargeloards ( 百万ブッシェル ) トラック Truckloards ( 百万ブッシェル ) 出所 :Ethanol Transportation Backgrounder 34,574 (121.0) 0 (0.0) 118,549 (107.9)

1.3.3 各州の状況 1.3.3.1 モンタナ州モンタナ州で生産された大麦が州外に出た割合 及び州外に運搬された大麦が東部と西部のどちらに運搬されたかを見ると 以下のようである ほぼ6 割から9 割の大麦が州外に出荷されている 90 年代は西部向けの出荷が多かったが 2000 年以降 東部向けが西部向けを上回るようになっている 図表 2-31 大麦の生産総量と出荷先 東部向け 西部向け 生産総量 州外に出た割合 1,000 ブッシェル 2009 5,042 1,830 10,957 63% 2008 4,363 1,752 8,218 74% 2007 5,247 4,189 12,269 77% 2006 8,420 3,885 16,459 75% 2005 10,120 2,436 15,315 82% 2004 12,376 4,777 19,505 88% 2003 11,610 6,268 18,984 94% 2002 7,246 4,556 17,246 68% 2001 11,345 2,973 17,317 83% 2000 6,820 9,737 19,878 83% 1999 10,362 12,422 25,641 89% 1998 6,531 12,221 22,677 83% 1997 7,836 15,206 25,724 90% 1996 6,744 15,353 24,382 91% 出所 :USDA http://www.nass.usda.gov/statistics_by_state/montana/publications/press_releases_crops/gm/gmyears1.htm 1.3.3.2 アイダホ州アイダホ州で生産された大麦の約 10% が飼料用として輸出される 輸出先はアジアが中心である 13 13 アイダホ大麦委員会 http://www.idahobarley.org/pdffiles/barley%20impact%20bulletin.pdf

1.4 大豆 1.4.1 大豆の生産 図表 2-32 大豆全米総作付面積 全米総生産量の推移 年 収穫面積 ( エーカー ) 作付面積 ( エーカー ) 1 ブッシェル当たりの生産者価格 (US$) 生産額 (US$) 生産量 1 エーカー当たりの収穫量 1999 72,446,000 73,730,000 4.63 12,205,352,000 2,653,758,000 36.6 2000 72,408,000 74,266,000 4.54 12,466,572,000 2,757,810,000 38.1 2001 72,975,000 74,075,000 4.38 12,605,717,000 2,890,682,000 39.6 2002 72,497,000 73,963,000 5.53 15,252,691,000 2,756,147,000 38 2003 72,476,000 73,404,000 7.34 18,015,097,000 2,453,845,000 33.9 2004 73,958,000 75,208,000 5.74 17,895,510,000 3,123,790,000 42.2 2005 71,251,000 72,032,000 5.66 17,297,137,000 3,068,342,000 43.1 2006 74,602,000 75,522,000 6.43 20,468,267,000 3,196,726,000 42.9 2007 64,146,000 64,741,000 10.1 26,974,406,000 2,677,117,000 41.7 2008 74,681,000 75,718,000 9.97 29,458,225,000 2,967,007,000 39.7 2009 76,372,000 77,451,000 9.45 31,760,452,000 3,359,011,000 44 2010 77,986,000 78,868,000 -- -- 3,433,370,000 44 出所 : 米国農務省ウェブサイト http://quickstats.nass.usda.gov/results/7bcca313-ac69-3802-b01c-3ff4e8e634d4?pivot=short_desc

図表 2-33 各州の作付面積 収穫面積の推移 ( 千エーカー ) 州作付面積収穫面積 2007 2008 2009 2007 2008 2009 AL AR DE FL GA IL IN IA KS KY LA MD MI MN MS MO NE NJ NY NC ND OH OK PA SC SD TN TX VA WV WI US( 総 ) 190 2,850 160 14 295 8,300 4,800 8,650 2,650 1,120 615 405 1,800 6,350 1,460 4,700 3,870 82 205 1,440 3,100 4,250 190 435 460 3,250 1,080 95 510 15 1,400 64,741 360(0.89) 3,300(0.16) 195(0.22) 32(1.29) 430(0.46) 9,200(0.11) 5,450(0.14) 9,750(0.13) 3,300(0.25) 1,390(0.24) 1,050(0.71) 495(0.22) 1,900(0.06) 7,050(0.11) 2,000(0.37) 5,200(0.11) 4,900(0.27) 92(0.12) 230(0.12) 1,690(0.17) 3,800(0.23) 4,500(0.06) 400(1.11) 435(0.00) 540(0.17) 4,100(0.26) 1,490(0.38) 230(1.42) 580(0.14) 19(0.27) 1,610(0.15) 75,718(0.17) 440(0.22) 3,420(0.04) 185(-0.05) 37(0.16) 470(0.09) 9,400(0.02) 5,450(0.00) 9,600(-0.02) 3,700(0.12) 1,430(0.03) 1,020(-0.03) 485(-0.02) 2,000(0.05) 7,200(0.02) 2,160(0.08) 5,350(0.03) 4,800(-0.02) 89(-0.03) 255(0.11) 1,800(0.07) 3,900(0.03) 4,550(0.01) 405(0.01) 450(0.03) 590(0.09) 4,250(0.04) 1,570(0.05) 215(-0.07) 580(0.00) 20(0.05) 1,630(0.01) 77,451(0.02) 185 2,820 155 12 285 8,280 4,790 8,630 2,610 1,100 600 390 1,790 6,290 1,440 4,670 3,850 80 203 1,380 3,060 4,240 180 430 440 3,240 1,010 92 500 14 1,380 64,146 350 3,250 193 29 415 9,120 5,430 9,670 3,250 1,380 950 485 1,890 6,970 1,960 5,030 4,860 90 226 1,670 3,760 4,480 360 430 530 4,060 1,460 205 570 18 1,590 74,681 430 3,270 183 34 450 9,350 5,440 9,530 3,650 1,420 940 475 1,990 7,120 2,030 5,300 4,760 87 254 1,770 3,870 4,530 390 445 570 4,190 1,530 190 570 19 1,620 76,407 出所 : 米国農務省 Crop Production 2009 Summary(January 2010), p.4. カッコ内は前年比の平均変化率 中部 6 州 ( イリノイ アイオワ ミネソタ インディアナ オハイオ ミズーリ ) で全米 生産量の 60% 以上を生産している その他では カンザス モンタナ ネブラスカ ノー スダコタ サウスダコタ等である

1.4.2 大豆の用途 2007 年の段階で 国内利用が 3 分の 1 海外への輸出が 3 分の 2 である 国内利用の 9 割が粉砕され 搾油用として利用されている 搾油以外では食用に用いられる部分はごくわずかである 図表 2-34 大豆の用途 2008/09 2009/10 推定値 (Est.) 2010/11 予測値 (Proj.) 国内利用 1,768 1,860 1,765 粉砕 1,662 1,752 1,655 種子 その他 106 108 110 輸出 1,279 1,501 1,590 総計 3,047 3,361 3,355 出所 :USDA, World Agricultural Supply and Demand Estimates, Feb 9, 2011, http://www.usda.gov/oce/commodity/wasde/latest.pdf 図表 2-35 大豆の輸送方法輸送方法 (2007) 貨車 (class I) Carloads ( 百万ブッシェル ) 運搬船 Bargeloards ( 百万ブッシェル ) トラック Truckloards ( 百万ブッシェル ) 出所 : Ethanol Transportation Backgrounder 195,074 (682.8) 13,364 (701.6) 1,820,451 (1,656.6) 国内輸送として米国内の目的地に輸送する場合 55% 以上の大豆がトラック 40% が鉄道で輸送される また国際輸送 : 輸出のために港に輸送する場合 50% が運搬船 30% が鉄道 10% 以上がトラックである 全米の大豆輸出高の約 60% がニューオーリンズ港から輸出される 残りの大半が太平洋岸北西部の港から輸出される 14 14 オハイオ大豆委員会 HP http://associationdatabase.com/aws/ohsoy/pt/sp/jp_logistics

1.4.3 大豆の流通 以下は 大豆の生産地及び消費地の分布を示したものである 図表 2-36 大豆の生産地及び消費地の分布 (2007 年推定値 ) 太平洋北西岸 17% 五大湖 8% 鉄道河川 主要輸出港輸出に占める割合 生産量 消費量 ( 百万ブッシェル ) 大西洋岸 1% 超過 テキサス湾 4% ミシシッピ湾 63% 不足 出所 :USDA, Study of Rural Transportation Issues, 2010, http://www.ams.usda.gov/amsv1.0/getfile?ddocname=stelprdc5084108

1.4.4 各州の状況 1.4.4.1 ミネソタ州 (2009 年 ) ミネソタ州の大豆年間生産量は 2 億 8,500 万ブッシェルであり その内訳は以下の通りである 粉砕したもの : 1 億 6,600 万ブッシェル (59.7%) 輸出 ( 国内 海外輸出ともに含む ): 9,600 万ブッシェル (35.5%) 種子その他 : 1,600 万ブッシェル (5.8%) 食品としては以下のようになっている 15 食料用大豆生産 (soybean meal) 生産量 :390 万トン 飼料用 ;70 万トン (25%) 輸出用( 国内 海外 )320 万トン (75%) 大豆油生産 (soybean oil) 生産量 (2008 年 ): 18 億 6,900 万ポンド ディーゼル用大豆油 4 億 3,800 万ポンド輸出相手国 : 中国 44% メキシコ 10% 日本 6% インドネシア 3.7% 台湾 3.5% カナダ 3% エジプト 2.4% 韓国 2.1% ドイツ 2.1% トルコ 2.01% その他 21% 1.4.4.2 インディアナ州 全生産量は 2 億 4,400 万ブッシェル (2009 年 ) である うち 用途は以下のようである 16 国内及び海外向け輸出用大豆粕 (soybean meal): 1 億 1,000 万ブッシェル (45%) 大豆油 : 3,700 万ブッシェル (15.2%) 飼料用大豆粕 : 3,500 万ブッシェル (14.3%) 海外輸出用丸大豆 3,400 万ブッシェル (14%) 国内輸出用丸大豆 : 1,700 万ブッシェル (7%) 大豆さや : 1,100 万ブッシェル (4.5%) 15 ミネソタ農業省 http://www.mda.state.mn.us/food/business/~/media/files/food/business/economics/soybeanindustry201 0.ashx 16 インディアナ大豆連盟 (Indiana Soybean Alliance) http://www.indianasoybean.com/soyfactsheet.pdf