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コンセントレーションカール 腕を鍛える筋トレメニュー 鍛えられる筋肉 : 上腕二頭筋 前腕屈筋 1. ベンチに座り 片手でダンベルを持ち 上腕を太ももの内側に固定します 2. ゆっくりとひじを曲げてダンベルを上げ ゆっくりと戻します フレンチプレス 鍛えられる筋肉 : 上腕三頭筋 1. 片手にダンベ



2. 若わか筋トレプログラム 腕の筋トレ 目標 :10~20 回繰り返しましょう ポイント 呼吸を止めないで 動かしている筋肉を意識する 筋や関節に違和感がある時は無理しない しわ合わせ 胸の筋肉 ( 大胸筋 ) を鍛えます 手のしわを合わせて 互いの手で押しあいます 10 秒間 力を入れましょう

6 腰椎用エクササイズパッケージ a. スポーツ選手の筋々膜性腰痛症 ワイパー運動 ワイパー運動 では 股関節の内外旋を繰り返すことにより 大腿骨頭の前後方向への可動範囲を拡大します 1. 基本姿勢から両下肢を伸展します 2. 踵を支店に 両股関節の内旋 外旋を繰り返します 3. 大腿骨頭の前後の移

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2 そして 右ヒジを顔の高さまで上げます このとき腕の力を抜いて ( ヒジは自然と90 度程度に曲がります ) 手は頭より後ろにある状態となります ( 手のひらは自然に開いたままです ) ( 同写真 3) ヒジが低いと手が顔の前で止まってしまい キレのあるジェスチャーができません 3 ストライク の

アンカー TRX サスペンショントレーナーの設置箇所 フットクレードル ハンドルの下のわっかの部分 かかとやつま先をいれるときなどに使う 5 TRXフロントスクワット 45 7 TRXクロスバランスランジ アンカー に向かって立ち 肘を肩の真下に位 置して 腕を曲げ る ストラップを ぴんと張る 左

目次 筋力トレーニングを実施する上での注意事項 2 こんなときにやってみましょう 3 基礎編 4 体幹編 17 ストレッチを実施する上での注意事項 21 ストレッチ 22 ちょこっと筋トレの効果 29 1

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N P O 法人みんなのスポーツ協会

1) ねらい主として瞬発力をみるもので 筋力 平衡性 柔軟性 協応性も含まれるテストである 2) 準備床に 踏み切り線 をひく 巻尺 3) 方法 a. 両足を軽く開いて立ち つまさきを踏み切り線の直後におく b. 両足で同時に踏み切って できるだけ前方にとぶ 4) 記録 a. 踏み切り線から直角に

がります ) 手は頭より後ろにある状態となります ( 手のひらは自然に開いたままです ) ( 同写真 3) ヒジが低いと手が顔の前で止まってしまい キレのあるジェスチャーができません 3 ストライク のコールとともに ヒジを肩の高さに下しながら ヒジを基点に腕を振り下ろします ( 写真 4) このと

ダンゴムシの 交替性転向反応に 関する研究 3A15 今野直輝

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目次はじめに はじめに 1 パーキンソン病患者さんが困る代表的な症状として 運動のポイント姿勢反射障害すくみ足腰曲がり 姿勢反射障害 2 すくみ足 3 腰曲がり 4 首下がり 首下がり 22 があります このパンフレットでは これらの症状ごとに解説し その訓練方法 について紹

体重 身長 BMI 血圧 脈拍 ニーズ 自覚症状 日常生活活動能力等 2 準備すべきもの身長計 体重計 血圧計 筆記用具 休憩用の椅子 水分補給用のドリンク カメラ ビデオカメラ ストップウォッチ 握力計 ポール 色つきテープ 距離を測るためのオドメーターやメジャー等 バインダー 評価用紙 スケジュ

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オプション チェストサポート 体幹や骨盤の支持をする事ができ幅の調節や前後のパッドの角度の調節ができます S:47 ー 64cm( 内径 ) M:67 ー 78cm( 内径 ) L:87 ー 114cm( 内径 ) シート 休憩時に座ることができ 歩行時にも荷重を調節することもできます 足が前後にス

.( 斜面上の放物運動 ) 目的 : 放物運動の方向の分け方は, 鉛直と水平だけではない 図のように, 水平面から角 だけ傾いた固定した滑らかな斜面 と, 質量 の小球を用意する 原点 から斜面に垂直な向きに, 速さ V で小球を投げ上げた 重力の加速度を g として, 次の問い に答えよ () 小

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シーケンスダンス ( クラシカル編 ) / 0 9 / 1 5 編集 : 田中康弘 ( 略注 ) R F : ライトフット L F : レフトフット C l d : クローズド O p n : オープン H o : ホールド C l d H o : クローズドホールド H d S h

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腰痛多発業種における 作業姿勢特性調査 独立行政法人労働者健康福祉機構所長酒井國男 大阪産業保健推進センター 相談員久保田昌詞 特別相談員浅田史成 大阪労災病院勤労者予防医療センター所 長大橋誠 関東労災病院リハビリテーション科 技師長田上光男 日本産業衛生学会産業医部会 部会長岡田章

第五節展翅飛翔 ( ザンチーフェイシン ) - 翼を広げて飛ぶ - 準備姿勢両腕は自然に体の両側に垂らす 1 両腕の肘を曲げて体の後へ引き 側面を経て引き上げ 羽を広げる状態にする 両掌は下に垂らし 手の甲を相対させる 目は左肘を見る 2 両肘をおろし 両手を顔の前で向かい合わせゆっくりおろす 準備

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ができるようになったソフトによって あらためて解析し直しました (2) これらの有効詳細フォームにおける 全重心の水平速度が最大値をとるところ を パワ ポジション ( キックポイント ) と見なしました (3) それらの脛角 (θs) と太もも角 (θt) をプログラムソフトによって求め これを図

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2 体力測定実施における注意点 1) 高齢者は 些細なことでも大きなケガにつながるため 細心の注意を払う必要があります また 具合が悪くなった人がいたら 直ちに医師または現場責任者に連絡し事故防止に努めましょう 2) 測定者は 測定にあたっては数値のバラツキ等が生じないよう必ず練習をして測定を行いま

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体力トレーニング 3 ると 短時間で強度の高いトレーニングを行うことができます ただし 運動のポイントをよく理解して行うことが重要です がむしゃらにこなすだけでは十分な効果を得ることができません どこをどう使っているのかを意識しながら行うようにと指導しましょう 部 位 運動形態 上半身 押す運動引く

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問 1 図 1 の図形を作るプログラムを作成せよ 但し ウィンドウの大きさは と し 座標の関係は図 2 に示すものとする 図 1 作成する図形 原点 (0,0) (280,0) (80,0) (180,0) (260,0) (380,0) (0,160) 図 2 座標関係 問 2

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2 列 B と 列 C の間にカーソルをあわせ, カーソルの形が変化したところでドラッグして右に移動し, 列 B の幅を約 に設定します 3 列 C の上でマウスをドラッグして右に移動し, 列 C, 列 D, 列 E の 3 列を一括選択します 一括選択ができたら, 列 C と 列 D

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機能と使い方 起動すると下のようなフォームが表示されます ボタンの大きさはあらかじめ3 種類用意してありますが 任意の大きさも指定できます ボタンに表示する文字列はあらかじめ5 種類用意してありますが 任意の文字列も指定できます ボタンの色はあらかじめ6 種類用意してありますが 任意の色も指定可能で

のモチベーションを上げ またボールを使用することによって 指導者の理解も得られやすいのではないかと考えています 実施中は必ず 2 人 1 組になって パートナーがジャンプ着地のアライメントをチェックし 不良な場合は 膝が内側に入っているよ! と指摘し うまくいっている場合は よくできているよ! とフ

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2 片脚での体重支持 ( 立脚中期, 立脚終期 ) 60 3 下肢の振り出し ( 前遊脚期, 遊脚初期, 遊脚中期, 遊脚終期 ) 64 第 3 章ケーススタディ ❶ 変形性股関節症ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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このような症状を予防するための体操です ❶腰痛になりやすい方 p.2 ❷膝痛になりやすい方 p.3 ❸肩こりになりやすい方 p.4 ❹バランスがとりにくい方 p.5 ❺姿勢が悪くなりやすい方 p.6 体操をする前にお読みください 注意事項 医師の治療を受けている方は 医師に 相談をして実

Transcription:

Mini-BESTest- of DYNAMIC BALANCE: Balance Evaluation Systems Test: Copyright 2009; Revised 2013 予測的姿勢制御小計得点 : /6 点 1. 坐位から立位教示 : 胸の前で腕を組んでください なるべく手を使わないようにしてください 立つときに足の後面で椅子に寄りかからないようにしてください では 立ち上がってください (2) 正常 : 自力で手を使わずに立ち上がり 立位を安定させる (1) 中等度 : 手を使って 1 回で立ち上がる (0) 重度 : 介助なしに立ち上がることができない または手を使って数回試みる 2. つま先立ち教示 : 足を肩幅に開いてください 手は腰に置いてください できるだけ高く踵を上げて爪先立ちをしてください これから3 秒数えます この格好を少なくとも3 秒保ってください 真っ直ぐ前を向いてください では 踵を上げてください (2) 正常 :3 秒間最大の高さで安定している (1) 中等度 : 踵を上げるが 全可動域ではない ( 手を保持している時よりも小さい ) または 3 秒の間 明らかな不安定さがある (0) 重度 :<3 秒 3. 片足立ち 教示 : 真っ直ぐ前を向いて 手は腰に置いてください 片足を後ろに折り曲げてください 上 げたほうの足をもう一方の足に触れさせてはいけません できるだけ長く片足で立っていてく ださい 真っ直ぐ前を向いてください では 片足を上げてください 左 : 試行 1: 秒試行 2: 秒 右 : 試行 1: 秒試行 2: 秒 (2) 正常 :20 秒 (2) 正常 :20 秒 (1) 中等度 :<20 秒 (1) 中等度 :<20 秒 (0) 重度 : 不能 (0) 重度 : 不能 左右それぞれの得点を付けるには 長い時間の試行を用いる 小計得点と総得点を算出するに は 得点の低い方 ( 悪い方 ) の側 ( 左または右 ) を用いる

反応的姿勢制御小計得点 : /6 点 4. 代償的な修正ステップ 前方教示 : 足を肩幅に開いて立ち 手は身体の脇においてください 前方の限界を超えて 私の手に寄りかかって体を傾けてください 私が手を離したら 転ばないように 足を踏み出すなど必要なことを何でもしてください (2) 正常 :1 歩の大きなステップで 自力で回復する (2 歩目のアライメント調整のステップはあっても良い ) (1) 中等度 : 平衡を回復するために 1 歩より多く踏み出す (0) 重度 : 足が出ないか 支えないと転ぶか 自然に転ぶ 5. 代償的な修正ステップ 後方教示 : 足を肩幅に開いて立ち 手は脇におろしてください 後方の限界を超えて 私の手に寄りかかって体を傾けてください 私が手を離したら 転ばないように 足を踏み出すなど必要なことを何でもしてください (2) 正常 :1 歩の大きなステップで 自力で回復する (2 歩目のアライメント調整のステップはあっても良い ) (1) 中等度 : 平衡を回復するために 1 歩より多く踏み出す (0) 重度 : 足が出ないか 支えないと転ぶか 自然に転ぶ 6. 代償的な修正ステップ 側方教示 : 足を閉じて立ち 手は脇におろしてください 側方の限界を超えて 私の手に寄りかかってください 私が手を離したら 転ばないように 足を踏み出してください 左 : 右 : (2) 正常 :1 歩で自力で回復する (2) 正常 :1 歩で自力で回復する ( 交差 側方ステップ可 ) ( 交差 側方ステップ可 ) (1) 中等度 : 回復するのに何歩か必要 (1) 中等度 : 回復するのに何歩か必要 (0) 重度 : 転ぶ または踏み出せない (0) 重度 : 転ぶ または踏み出せない課題 6 の得点を付けるには 左右のうち悪いほうを用いる

感覚機能 小計得点 : /6 点 7. 静止立位 ( 足を揃えて ); 開眼 固い地面 教示 : 手は腰に置いておいてください 両足は触れそうなくらいに揃え 真っ直ぐ前を見てく ださい 私がやめと言うまでできるだけ安定した状態でいてください 時間 : 秒 (2) 正常 :30 秒 (1) 中等度 :<30 秒 (0) 重度 : 不能 8. 静止立位 ( 足を揃えて ); 閉眼 フォーム教示 : フォームの上に乗ってください 手は腰に置いておいてください 両足は触れそうなくらいに揃え 真っ直ぐ前を見てください 私がやめと言うまでできるだけ安定した状態でいてください 目を閉じてからの時間を計ります 時間 : 秒 (2) 正常 :30 秒 (1) 中等度 :<30 秒 (0) 重度 : 不能 9. 斜面台 閉眼 教示 : 斜面台に立ち 爪先を上に向けてください 足は肩幅に開き 手は身体の脇に下ろして ください 目を閉じてからの時間を計ります 時間 : 秒 (2) 正常 :30 秒自力で立ち 重力に対して垂直に保てる (1) 中等度 : 自力で立つが 30 秒未満である または斜面に対し垂直になる (0) 重度 : 不能

動的歩行小計得点 : /10 点 10. 歩行速度の変化教示 : 普通の速度で歩き始めて 私が 速く と言ったらできるだけ速く歩いてください 私が ゆっくり と言ったら とてもゆっくり歩いてください (2) 正常 : バランスを崩さずにはっきりと歩行速度を変えられる (1) 中等度 : 歩行速度を変えることができない または不安定 (0) 重度 : はっきりと速度を変えられず かつ不安定な徴候もある 11. 頭を水平回旋させながらの歩行教示 : 普通の速度で歩き始めて 私が 右 と言ったら 顔を右に向けて右を見てください 左 と言ったら 顔を左に向けて左を見てください なるべく真っ直ぐ歩くようにしてください (2) 正常 : 歩行速度を変えず 良好なバランスを保ちながら頭部を回旋する (1) 中等度 : 歩行速度を落として頭部を回旋する (0) 重度 : バランスを崩しながら頭部を回旋する 12. 歩行時ピボットターン教示 : 普通の速度で歩き始めてください 私が ターンして止まってください と言ったら できるだけ速く反対方向に向きを変えて止まってください ターン後 両足は揃えてください (2) 正常 : バランス良く 素早く ( 3 ステップ ) 足を揃えながらターンする (1) 軽度 : バランス良く ゆっくり ( 4 ステップ ) 足を揃えながらターンする (0) 重度 : 速度にかかわらず バランスを崩すことなしに足を揃えながらのターンができない 13. 障害物またぎ教示 : 普通の速度で歩き始めてください 箱のところに来たら 避けずにまたぎ越えて歩き続けてください (2) 正常 : 最小限の速度変化で 良好なバランスを保ちながら箱を越えられる (1) 中等度 : 靴箱を越えるが箱に触れる または歩行を遅くして慎重なふるまいをみせる (0) 重度 : 箱を越えられない または箱をよけて通る

14.TUG 二重課題 TUG の教示 : 始め と言ったら 椅子から立ち上がり 普通の速度で床のテープのところまで歩いて 向きを変え 戻って来て椅子に座ってください TUG 二重課題の教示 : から始めて 3 ずつ引いていってください 始め と言ったら椅子から立ち上がり 普通の速度で床のテープまで歩いて 向きを変え 戻って来て椅子に座ってください その間ずっと数字を逆に数え続けてください TUG: 秒 ; TUG 二重課題 : 秒 (2) 正常 : 二重課題なしの TUG と比較して 数字を逆唱しながらの座位 立位 歩行に明らかな変化がない (1) 中等度 : 二重課題なしの TUG と比較して 二重課題がカウントまたは歩行 (>10%) に影響する (0) 重度 : 歩いているとカウントが止まる またはカウントしていると歩行が止まる課題 14 の得点を付ける際 二重課題なしの TUG とありの TUG とで被験者の歩行速度が 10% より遅くなれば 得点をひとつ減点する 総得点 : /28 点

Mini-BESTest 教示被験者の条件 : 被験者は平らな靴か または靴と靴下を脱いで実施する 道具 :Temper のフォーム (T-foam TM とも呼ばれ 厚さ 4 インチ ( 約 10cm) 中密度 固さ T41) 肘掛けや車輪のない椅子 斜面台 ストップウォッチ 高さ 9 インチ ( 約 23cm) の箱 3 メートルの距離を ( 椅子から ) 測ってテープで床に印を付けたもの得点 : テストは各 0-2 点の 14 課題からなる 28 点満点である 0 は最も低い 2 は最も高い機能レベルを示す 各項目で補助具を使用する場合は一つ減点とする なんらかの身体介助を要する場合はその項目は 0 となる 課題 3( 片足立ち ) と課題 6( 代償的ステップ- 側方 ) は 片側の得点 ( 悪い方の得点 ) のみを含める 課題 3( 片足立ち ) は 片側につき 2 回試行して良いほうの記録を得点に選択する 課題 14( 二重課題 TUG) は 二重課題なしの TUG とありの TUG とで被験者の歩行が 10% より遅くなれば 得点をひとつ減点する 1. 座位から立位開始動作と 手を椅子の肘掛けに置いたか 腿の上に置いたか 腕を前に突き出したか などを記録する 2. つま先立ちこの課題は2 回試行する 最も良い試行の得点を付ける ( 被験者が最大の高さまで踵を上げていないと思ったら 検者の手で支えながら踵を上げさせる ) 被験者が 4-12 フィート ( 約 1.2-3.7m) 先の動かない目標を見るよう留意する 3. 片足立ち 2 回試みて時間を記録する 被験者が姿勢を保持できる秒数を記録し 最大 20 秒とする 被験者が手を腰から動かしたときや 足を下ろしたときに計測を止める 被験者が 4-12 フィート ( 約 1.2-3.7m) 先の目標を見るよう留意する 反対側を繰り返す 4. 代償的な修正ステッ プ 前方 被験者の前方に立ち 両肩に手を置いて 前方へむかって押して もらう ( 一歩踏み出せる空間があるように留意すること ) 肩と 殿部が爪先より前方にくるまで 体を傾けてもらう この検査は ステップを誘発しなければならない 注意 : 被験者を受け止める 準備をしておくこと

5. 代償的な修正ステッ プ 後方 被験者の後方に立ち 両側の肩甲骨に手を置いて 後ろに寄りか かるように指示する ( 後ろに一歩踏み出せる空間があるように留 意すること ) 肩と殿部が踵より後方にくるまで寄りかからせる 被験者の体重を手に感じたら 突然検者の支えを離す この検査は ステップを誘発しなければならない 注意 : 被験者を受け止める準備をしておくこと 6. 代償的な修正ステッ プ 側方 被験者の側方に立ち 骨盤の横に手を添え 身体をまっすぐにし て 手に寄りかかるよう指示する 骨盤の中心線が右足 ( または 左足 ) を越えるまで寄りかからせてから 突然支えを離す 注意 : 被験者を受け止める準備をしておくこと 7. 静止立位 ( 足を揃え て ); 被験者が足を揃えて立位を保持できた時間を最大 30 秒まで記録 する 被験者が 4-12 フィート先の目標を見るよう留意する 開眼 固い地面 8. 静止立位 ( 足を揃え て ); 厚さ 4 インチ ( 約 10cm) の中密度 Tempur 素材のフォームを使用 する フォームに乗る際には被験者を介助する 閉眼 フォーム 9. 斜面台 閉眼斜面台に乗るときには被験者を介助する 被験者が目を閉じたら 計測を開始して時間を記録する 過度の動揺があるかどうか記録する 10. 歩行速度の変化被験者を普通の速度で 3-5 歩 歩かせてから 速く と指示し 3-5 歩早足で歩いた後に一旦 ゆっくり と指示する ゆっくりと 3-5 歩歩かせてから止める 11. 頭を水平回旋させな がらの歩行 被験者が普通の速度に達してから 3-5 歩ごとに 右 左 の号令 を与える どちらかの方向に問題がある場合は得点に付ける も し被験者が頸部に著明な可動域制限を有する場合は 頭部と体幹 が一緒に動いても良いものとする 12. 歩行時ピボットター ン ピボットターンをやってみせる 被験者が普通の速度で歩き始め たら ターンして止まってください と指示する ターンしてか ら被験者が安定するまでの歩数を数える 足の間隔が広かったり 歩数が余計に必要だったり 体幹の動きがあれば不安定性とする

13. 障害物またぎ箱 ( 高さ 9 インチまたは 23cm) を 被験者が歩き始める位置から 10 フィート ( 約 3m) 離れた所に置く この道具を作るには 2 つの 靴箱を貼付けたものを使うと良い 14.TUG 二重課題 二重課題の影響を判定するのに TUG の時間を用いる 被験者には 3m の距離を歩いてもらう TUG: 被験者を椅子の背もたれに寄りかかって座らせる 始め と言ってから戻って来て椅子に座るまでの時間を計る 被験者の両側の殿部が椅子の座面に付き 背中が椅子の背もたれに寄りかかったところで計測を止める 椅子は頑丈で肘掛けのないものとする TUG 二重課題 : 座っている間に 被験者がどれだけ速く正確に 100 から 90 までの数字から 3 ずつの引き算ができるかどうか判定する それから 異なる数字から始めて数えるように指示し 被験者がいくつか数字を言ったあとで TUG 課題開始の合図をする 始め と言ってから 座った姿勢に戻るまでの時間を計る 通常の TUG に比べて速度が遅く (>10%) なる かつ / または新たな不安定性の徴候があれば 数のカウントや歩行に影響したとして得点を付ける 本日本語版 Mini-BESTest は 原著者の許可を得て Guillemin s Guideline に従い作成された 作成者 : 大高恵莉 森田光生 大高洋平