第 13 回学術集会開催および演題募集のお知らせ 本年の日本食物繊維学会第 13 回学術集会を国立健康 栄養研究所 山田和彦氏を学術集会会長とし, 関係諸先生のお世話により下記の要領で開催します 会員多数のご参加と食物繊維をはじめとする難消化性糖類周辺の幅広い分野からの演題申込を期待します 1. 第

Similar documents
<4D F736F F D A DB C838B834D815B955D89BF95F18D908F9188C481698CF6955C A2E646F6378>

Luminacoids Research Vol. 22 No. 1(2018) るなどして食品業界に混乱をもたらすこととなった 食物繊維の公的なエネルギー評価方法が確立されていなかった所以である 12 年 11 月に公表された五訂日本食品標準成分表では, 四訂食品標準成分表に収載している成分値の項

<4D F736F F D AC95AA955C814590AC95AA926C82CC82BD82DF82CC92E897CA E897CA96408C9F93A EF2E646F6378>

01_前付_色上質.indd

1. 腸内は腸内でも 大腸の奥の健康 まで意識したことがない人が約 6 割! 一方で約 8 割が自分の腸内環境を気にしており 約 7 割が 自分の腸内は劣化していると思う と回答 Q. あなたは 大腸の奥の健康について意識したことがありますか?( 単数回答 n=600) 日常生活において 大腸の奥の

栄養表示に関する調査会参考資料①

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

相模女子大学 2017( 平成 29) 年度第 3 年次編入学試験 学力試験問題 ( 食品学分野 栄養学分野 ) 栄養科学部健康栄養学科 2016 年 7 月 2 日 ( 土 )11 時 30 分 ~13 時 00 分 注意事項 1. 監督の指示があるまで 問題用紙を開いてはいけません 2. 開始の

栄養成分等の分析方法等及び「誤差の許容範囲」の考え方について

加工デンプン(栄養学的観点からの検討)

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc

1-1 栄養素の代謝と必要量 : 糖質 炭水化物 1 糖質の消化吸収 デンプンは唾液中のα アミラーゼの作用により加水分解され かなりの部分が消化を受ける ヒト の唾液中に存在するデンプン消化酵素は α アミラーゼがほとんどである 胃では糖質の消化酵素は 分泌されないが 食道から胃内に流入した食塊が

習う ということで 教育を受ける側の 意味合いになると思います また 教育者とした場合 その構造は 義 ( 案 ) では この考え方に基づき 教える ことと学ぶことはダイナミックな相互作用 と捉えています 教育する 者 となると思います 看護学教育の定義を これに当てはめると 教授学習過程する者 と

PowerPoint プレゼンテーション

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

-2-

血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ

RN201402_cs5_0122b.indd

記者会見6-9・加藤新.pptx

第 27 回日本生体防御学会学術総会 学術総会長 : 住本英樹 ( 九州大学大学院医学研究院 ) 会期 : 平成 28 年 7 月 7 日 ( 木 )~7 月 9 日 ( 土 ) 会場 : 九州大学病院キャンパス内コラボステーション I 視聴覚ホール会費 : 事前支払い : 正会員 5,000 円

資料3 日本食品標準成分表の更なる充実に向けた今後の課題と進捗状況について

図 1 難消化性グルカンの推定構造 R=H or more glucan or anhydro glucopyranose フィットファイバー #8 を用いた Ames 試験 ラットに対する単回経口投与毒性試験および 9 日 反復投与毒性試験では いずれも異常は認められて いない 一般的に難消化性の

科学技術の状況に係る総合的意識調査(定点調査)」調査票にかかるQ&A

2012年○月○日(第1版)

News Letter No.28 p2_8.indd

<4D F736F F D CB48D655F94928D95445F90488E9690DB8EE68AEE8F802E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」の一部改正について

SurveyMonkey分析 - Export

ポイントカードについては 日本食生活協会のホームページに掲載してあります のでダウンロードをしてコピーをして活用下さい useikatsu.or.jp/ ( 平成 23 年 8 月 8 日からダウンロード可能 ) 2) 男性会員の加入について平成 9 年度地域保健法が

1-16P

p.0-1 第14回応用薬理学会 冊子 表紙

<4D F736F F D2093FA967B8AC28BAB8A7789EF91E F18CA48B8694AD955C89EF97768D808F4390B E646F6378>

平成 30 年 9 月 10 日修正 海外ベンチャー企業連携 案件組成イベント Global Connection 2018 募集要領 平成 30 年 7 月 10 日 IoT 推進ラボ 経済産業省 (IoT 推進ラボ事務局 : 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 ) 0

平成14年度研究報告

医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる

Untitled

氏名垣田浩孝 ( 論文内容の要旨 ) 糖質は生物科学的にも産業的にも重要な物質群であり 簡便かつ高感度な分析法の開発が求められている 代表的な糖質分析手段として高速液体クロマトグラフィー (HPLC) が用いられているが 多くの糖質に発色団や発蛍光団が無いため 示差屈折計による検出が一般的である し

2015 SEIUNKAI HANDAI HOUGAKUBU DOUSOUKAI

一について二について参議院議員竹村泰子君提出小麦と小麦粉の安全性に関する質問に対する答弁書(平成九年三月二十一日内閣参質一三九第一号 以下 政府答弁書 という )は 厚生省がん研究助成金による昭和五十六年度の研究報告を踏まえ 食品衛生調査会から臭素酸カリウムはF三四四ラットに発がん性が認められたこと

<4D F736F F D A6D92E894C5817A967B8A778CA48B B38D7388D782C982C282A282C481698CF6955C816A2E646F63>

表紙.indd

「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」の一部改正について

第2章マウスを用いた動物モデルに関する研究

<4D F736F F D CF68A4A977082C992B290AE817A B838A83938CA48B8695F18D DB D88D81816A>

化を明らかにすることにより 自閉症発症のリスクに関わるメカニズムを明らかにすることが期待されます 本研究成果は 本年 京都において開催される Neuro2013 において 6 月 22 日に発表されます (P ) お問い合わせ先 東北大学大学院医学系研究科 発生発達神経科学分野教授大隅典


JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

2. PQQ を利用する酵素 AAS 脱水素酵素 クローニングした遺伝子からタンパク質の一次構造を推測したところ AAS 脱水素酵素の前半部分 (N 末端側 ) にはアミノ酸を捕捉するための構造があり 後半部分 (C 末端側 ) には PQQ 結合配列 が 7 つ連続して存在していました ( 図 3

Microsoft PowerPoint - 新技術説明会配付資料rev提出版(後藤)修正.pp

Microsoft Word - basic_15.doc

「健康食品」の定義

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

会員プログラム

シトリン欠損症説明簡単患者用

Microsoft PowerPoint - 資料3(梅垣).ppt

2013 年 4 月 26 日 消費者委員会第 22 回食品表示部会の資料に対するコメント 日本生活協同組合連合会 品質保証本部 / 安全政策推進室 鬼武一夫 実りある議論のためのコメント ( 赤字が資料に関するコメントである ) 栄養表示における重要な事項は どのような国においても 1. 表示値を

生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ

<4D F736F F F696E74202D D95698EBF B C8B4B8A698E8E8CB181698D828BB4816A44325F D9770>

4.2 リスクリテラシーの修得 と受容との関 ( ) リスクリテラシーと 当該の科学技術に対する基礎知識と共に 科学技術のリスクやベネフィット あるいは受容の判断を適切に行う上で基本的に必要な思考方法を獲得している程度のこと GMOのリスクリテラシーは GMOの技術に関する基礎知識およびGMOのリス

ドリル No.6 Class No. Name 6.1 タンパク質と核酸を構成するおもな元素について述べ, 比較しなさい 6.2 糖質と脂質を構成するおもな元素について, 比較しなさい 6.3 リン (P) の生体内での役割について述べなさい 6.4 生物には, 表 1 に記した微量元素の他に, ど

Microsoft Word SHARE-ws-v10.docx

日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

SSH資料(徳島大学総合科学部 佐藤)

細胞の構造

<4D F736F F D CFA984A8FC88F4390B3817A8CA792CA926D81408CFA984A8FC8837C E815B81408D8297EE8ED28CFC82AF8B8B95748BE >

hyoushi

大阪医科大学医師会会報 第37号

農業者年金の資金運用に関するアンケート 次の各問について あなたのお考え ( 率直なご印象で結構です ) に最も近い回答を 1つだけ選び 同封の回答用はがきの回答欄に記入 ( 該当する記号 ( 英字 ) を 印で囲んで ) の上 11 月 30 日 ( 水 ) までに切手を貼らずにポストに投函いただ

5. 資料 ( 答申 ) の入手方法 (1) 札幌市中学校英語教育研究会ホームページに掲載 (2) 会員に簡易メールに添付して配布 平成 23 年 11 月 28 日 ( 月 ) 全会員に送信 6. スケジュール 平成 23

NewsLetterNo38.indd

PowerPoint プレゼンテーション

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

DNA/RNA調製法 実験ガイド

bussan_7th.pdf

News‘oŠÍ

独立行政法人国立成育医療研究センターエコチル調査メディカルサポートセンター特任部長生体防御系内科部アレルギー科医長 大矢幸弘 1

液体クロマトグラフ-タンデム質量分析計(LC-MS/MS)を用いたアルギン酸オリゴマーの高感度定量法の確立 及びその経口投与後のマウス及びマハタにおける体内動態解析

Microsoft Word - バイオマスプラ・ポジティブリスト作成基準(正)

資料の目的 平成 30 年 3 月 7 日の合同部会において 費用対効果評価に関する検討を進めるにあたり 科学的な事項については 医療経済学等に関する有識者による検討を行い 中医協の議論に活用することとされた 本資料は 当該分野の有識者による検討を行い 科学的な観点から参考となる考え方やデータを提示

大麦食品推進協議会 技術部会報告 (公財)日本健康・栄養食品協会で評価された   大麦由来β-グルカンの機能性について

2019 年度国際ペタンク大会日本代表選手選考会 及び強化指定選手選考会開催要項 年度の選考方法 (1) 1 次選考会と2 次選考会を 4で記載する日程にて実施する (2) 選考会は 男子の部 女子の部 ジュニアの部に分けて実施する (3) 2019 年度より 選考会は2 年毎の開催と

Microsoft Word - シンボルマーク運用基準(正)

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

) 第八条第一項第三号の規定に基づき法第二条第二項各号又は第三項各号のいずれにも該当しな いと認められる化学物質その他の同条第五項に規定する評価を行うことが必要と認められないものとして厚生労働大臣経済産業大臣及び環境大臣が指定する化学物質は次の表の左欄に掲げる化学物 質の分類ごとにそれぞれ同表の右欄

新しい介護食品 の考え方 平成 26 年 3 月 介護食品のあり方に関する検討会議 定義に関するワーキングチーム 平成 25 年 2 月より 介護関係者や学識経験者等による これからの介護食品をめぐる論点整理の会 ( 以下 論点整理の会 という ) を立ち上げ 同年 7 月に論点が取りまとめられた

NEWS RELEASE 東京都港区芝 年 3 月 24 日 ハイカカオチョコレート共存下におけるビフィズス菌 BB536 の増殖促進作用が示されました ~ 日本農芸化学会 2017 年度大会 (3/17~

<4D F736F F D C A838A815B B438CF395CF93AE91CE8DF D48505F205F F8DC58F4994C5205F838D835393FC82E88F4390B3816A2E646F63>


2) エネルギー 栄養素の各食事からの摂取割合 (%) 学年 性別ごとに 平日 休日の各食事からのエネルギー 栄養素の摂取割合を記述した 休日は 平日よりも昼食からのエネルギー摂取割合が下がり (28~31% 程度 ) 朝食 夕食 間食からのエネルギー摂取割合が上昇した 特に間食からのエネルギー摂取

大学院博士課程共通科目ベーシックプログラム

別紙様式 (Ⅴ)-1-3で補足説明している 掲載雑誌は 著者等との間に利益相反による問題が否定できる 最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー ( サプリメント形状の加工食品の場合 ) 摂取量を踏まえた臨床試験で肯定的な結果が得られている ( その他加工食品及び生鮮食品の場合

はじめに難聴の重症度をいくつかのカテゴリーに分類する意義は 難聴そのものの程度と それによってもたらされる障害を 一般的な言葉で表し 難聴に関する様々な記述に一定の客観性 普遍性を持たせることにあると考えられる 仮にこのような分類がないと 難聴に関する記述の際に数値を示すか あるいは定量的な裏付けの

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

Microsoft Word - 自動体外式除細動器(AED)設置登録情報の適切な更新登録について

KINKI_2010.indd

隂 隂 隂 隂 隂

1

Transcription:

日本食物繊維学会 Newsletter Japanese Association for Dietary Fiber Research No.25 Oct.2006 Jun.2008 CONTENTS 第 13 回学術集会を開催するにあたって... 1 日本食物繊維学会第 13 回学術集会開催および演題募集のお知らせ... 2-3 Topics 平成 19 年度講演会報告 日本の食物繊維をめぐる状況とヨーロッパの状況... 4-6 Letters 食物繊維学会基盤強化ワーキング : 紹介とお願い... 6 News 日本食物繊維学会第 12 回学術集会奨励賞受賞者紹介... 7 編集委員会より... 8 第 13 回学術集会を開催するにあたって 山田和彦 ( 独立行政法人国立健康 栄養研究所 ) 日本食物繊維学会第 13 回学術集会を平成 20 今年の 1 月にスウェーデンから来日された年 11 月 21 日 ( 金 ) と 22 日 ( 土 ) の日程で, アスプ教授のお話にあったように食物繊維を東京都新宿区に位置する独立行政法人国立健めぐる話題は尽きないようです 1 昨年のコー康 栄養研究所において開催させていただきデックス栄養 特別用途食品部会より WHO かます 勤労感謝の日を含む連休に重なりますら提案されている食物繊維の定義, 分析, 機が, 澄切った青空を望みながら交通手段なら能に関した議題もそうです 炭水化物に関すびに宿泊先予約も忘れずにご準備願います る FAO/WHO 専門家会議を 2006 年 7 月に開催し平成 20 年 4 月 7 日付けにて, 日本食物繊維学た結果からの WHO 提案のポイントは, 英国の会が日本学術会議協力学術研究団体として指カミング教授が昨年の部会で終始説明してい定された旨の連絡を理事長宛に日本学術会議たように, 食物繊維の健康上の利点は, 果物, 事務局より文書で連絡を受けました これま野菜或いは全穀粒シリアル食品を含む食生活での研究会時代を含む本学会の活動を考えまの疫学的研究に基づいており, このことから, すと, 今回の学術集会長としての責任の重さ食物繊維を植物由来の食品成分として定義し, を痛感します それ以外の成分の適用は必要ない 3 糖類な食物繊維を中心に置きながら, 私たちの口ど合成されたものや低分子のものは, その生に入り消化管を通過するときに健康影響をも理学的な効果は認めるもののオリゴ糖など食つ難消化吸収性食品成分について, 食べ物側物繊維とは別のカテゴリーである というもからあるいは身体側から幅広く学術的にも産のです コーデックス事務局からはサーキュ業的にも考慮していきたいと思っています ラーレターが発信され, 意見を求めているのそこで, 両日とも一般演題, シンポジウム等が現状です に討議の時間を十分取れるプログラムにして, (ftp://ftp.fao.org/codex/circular_letters/ シンポジウムの一つは, 消化管をめぐる最近 CxCL2007/cl07_03e.pdf) の話題 食物繊維からルミナコイド研究へ 会員の皆様には, 研究発表に積極的にご応 ( 仮題 ) として比較的多方面から, もう一つは募いただきますようお願いしますとともに, 産業界から食物繊維等を利用するに際してのご意見やご要望を事務局までお寄せくださる話題を取り上げたいと考えています ようお願い申し上げます

第 13 回学術集会開催および演題募集のお知らせ 本年の日本食物繊維学会第 13 回学術集会を国立健康 栄養研究所 山田和彦氏を学術集会会長とし, 関係諸先生のお世話により下記の要領で開催します 会員多数のご参加と食物繊維をはじめとする難消化性糖類周辺の幅広い分野からの演題申込を期待します 1. 第 13 回学術集会開催のご案内 1) 日時 : 平成 20 年 11 月 21 日 ( 金 ),22 日 ( 土 ) 2) 場所 :( 独 ) 国立健康 栄養研究所 ( 162-8636 東京都新宿区戸山 1-23-1) 3) 日程 : 第 1 日 11 月 21 日 ( 金 ) 午前 9:00 ~: 一般演題発表午後 13:00 ~: 評議員会, 総会 14:00 ~: シンポジウム, 懇親会第 2 日 11 月 22 日 ( 土 ) 午前 9:00 ~: 一般演題発表午後 13:00 ~: シンポジウム, 奨励賞授賞式 4) 講演および討論 発表はパワーポイントプロジェクター 1 台を用いて行います 本学術集会において は, 討論が活発にできるようにしたいと考えております このため,1 演題の持ち時 間を少しでも長くする ( 標準 15 分 ) 予定です なお, 演題申込数によって討論時間 を変更することがあります 演題の発表日程 運営等に関しては後日改めてご案内し ます 5) 総会および学術集会受付 受付は開始 30 分前より,( 独 ) 国立健康 栄養研究所 1 階ロビーにて行います 参加費 会場費 ( 講演要旨集込み ) として, 正会員 3,000 円, 学生会員 1,500 円, 非会員 4,000 円を申し受けます 6) 呼び出し, クローク, 昼食, 駐車場, 宿泊等の手配など 会場での呼び出しは行いません また, クロークも設置しませんので, 荷物等は各自で 保管して下さい 昼食弁当等は用意する予定でいます お弁当を注文されない方は各自購入をお願いし ます 学会事務局は宿泊等の手配を行いませんので, 各自で行って下さい 連休とかさなっ ているため交通機関 宿泊の手配はお早目の手配をお願いします 駐車場はありませんので, 自家用車でのご来場はご遠慮下さい

7) 学術集会会場への交通案内 (( 独 ) 国立健康 栄養研究所 ) 東京メトロ東西線 早稲田駅下車徒歩約 10 分 都営地下鉄大江戸線 若松河田駅下車徒歩約 10 分 2. 一般演題申込要領 1) 申込期限平成 20 年 9 月 12 日 ( 金 ) 必着のこと 2) 申込先日本食物繊維学会第 13 回学術集会事務局二井千日 ( にいちはる ) 162-8636 東京都新宿区戸山 1-23-1 ( 独 ) 国立健康 栄養研究所食品保健機能プログラム内 TEL;03-3203-8063 FAX;03-3205-6549 E-mail;cnii@nih.go.jp 3) 講演要旨作成要領日本食物繊維学会誌 12 巻 1 号ならびにホームページに掲載する予定です 4) その他 1 発表者のうち 1 名以上は本学会会員であることが必要です 2 演題の採否, 講演日時等はプログラム委員会にお任せください プログラムは学術集会前に届くよう発送の予定です 5) 演題申込に関するお問い合わせ先日本食物繊維学会事務局 162-8636 東京都新宿区戸山 1-23-1 ( 独 ) 国立健康 栄養研究所食品保健機能プログラム内 TEL;03-3203-8063 FAX;03-3205-6549 E-mail;cnii@nih.go.jp peaceboy@nih.go.jp

Topics ( 日本食物繊維学会平成 19 年度講演会報告 ) 日本の食物繊維をめぐる状況とヨーロッパの状況 日時 : 平成 20 年 1 月 24 日 ( 木 ) 14:30-17:00 場所 : 独立行政法人国立健康 栄養研究所管理棟 3 F 会議室 1. 食物繊維の定義 用語 分類について大妻女子大学池上幸江現在, 食物繊維の定義や分類は国際的には一致していないし, 混乱がみられる そこで日本食物繊維学会では, 1997 年に食物繊維の定義 用語 分類に関するワーキング委員会を設立し, 現状の分析から新たな提案をするために議論を重ねてきた これらの内容は学術集会での議論も踏まえて, 学会誌に 2 回に分けて発表してきた まず, 委員会では食物繊維という言葉は対象とする成分が広がる中では, すべてを包含する言葉としては適切ではないと考えた とはいえ, 食物繊維は広く馴染みのある言葉であり, 対象成分を難消化性多糖類に限定して使うことが適切であると判断した 現在国際的には食物繊維には重合度 3 以上の少糖類を含むなど, 広がる傾向にある そこで, 対象成分を広く包含する用語として ルミナコイド (Luminacoids) を提案した ルミナコイドはまず非でんぷん系とでんぷん系に分け, 非でんぷん系は食物繊維の他, 少糖類, 糖アルコール, レジスタントプロテイン, その他とし, でんぷん系はレジスタントスターチとレジスタントマルトデキストリンに分ける 食物繊維では, 多くの成分を包含することは難しいが, ルミナコイドはその問題を解決することができる 特に少糖類や糖アルコール, あるいはレジスタントプロテイン, レジスタントスターチなどを含む用語として適切である しかし, 定量法や食品表示などについては今後の検討が必要であると考えている 我々にとっては, 新しい定義, 用語, 分類が国際的に認知されるようにするにはかなり努力が必要である 現在, 食物繊維学会のホームページには我々の提案をまとめた英文論文を掲載している また, CODEX 部会や食物繊維がこれまでに開催してきた国際シンポジウムなどの機会に海外の研究者にアピールしてきた 今後は, 定量法などとセットにしながら, 広める努力をしていきたい 2. 日本における食物繊維定量分析の現状 ( 財 ) 日本食品分析センター金谷建一郎日本における食物繊維定量分析の公定法は, 現在, 栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について ( 平成 11 年衛新第 13 号 ) に定めるプロスキー法 ( 酵素 - 重量法, AOAC 985.29 および AOAC 991.43 に対応 ) と高速液体クロマトグラフ法 ( 酵素 - HPLC 法, AOAC 2001.03 に対応 ) の 2 種である 前者は一般的な多くの食品の総食物繊維の定量に適用できる方法であり, 後者はポリデキストロース (polydextrose) や難消化性デキストリン (resistant maltodextrins) などの低分子水溶性食物繊維 ( 重合度 3 以上で, 約 80% 濃度のアルコールに可溶の食物繊維 ) を含む食品の総食物繊維の定量に有用な方法である 食物繊維の定量分析法は食物繊維の定義と表裏一体の関係にあり, 定義が変われば分析法もそれに合わせて変わる ところが, 国際的に受け入れられた食物繊維の定義が未だ存在しない このような状況の中, 日本食物繊維研究会 ( 現在の日本食物繊維学会 ) は平成 12 年に難消化性食品成分の新しい包括的概念 ルミナコイド を世界に発信した

日本食物繊維学会の定量法検討部会 ワーキンググループでは, 以上のような状況を踏まえ, 現在, 以下の 2 つの課題を掲げて活動している 1) 現行の公定法の簡便化 2) 新概念 ルミナコイド に対応できる総ルミナコイド定量分析法の開発上記 1) の課題では, 大和化成によって開発された新規酵素 3 種を用いて酵素処理を 3 段階から 2 段階に簡便化した方法 ( 以下, 大和化成法 ) について 6 機関による共同実験を実施し, 大和化成法の精度が現行の公定法のそれと同等であることを代表的な 8 種の食品で実証し, その成果を J.AOAC Int. に公表した (J.AOAC Int.,90,217-237,2007) 上記 2) の課題については, 単一の方法で実現するのは難しいため, 複数の方法を組合わせて対応するのが現実的であると考えている 現在, レジスタントスターチ, 総フラクタンあるいは転移ガラクトオリゴ糖のそれぞれの個別定量分析に対応できる AOAC 2002.02, AOAC 999.03, AOAC 997.08, あるいは AOAC 2001.02 などがあるので, これらの活用も含めて総ルミナコイド定量分析法の検討 開発を進めている 3. 日本における食物繊維エネルギー評価の考え方と呼気水素ガス排出を指標とした発酵性に基づく有効エネルギー推算の試み県立長崎シーボルト大学大学院人間健康科学研究科奥恒行食物繊維は消化されないが腸内細菌によって発酵を受け, 短鎖脂肪酸, 炭酸ガス, 水素ガス, メタンガスなどに代謝される これらのうち短鎖脂肪酸が吸収されて宿主のエネルギー源として利用される 従って, 食物繊維のエネルギー量は 0kcal/g ではない 食物繊維からの短鎖脂肪酸生成量は, 発酵性へ依存する この発酵性は呼気水素ガス排出量を測定することによって推測できるが, 腸内細菌叢によって変動するので個体差がある しかし, サンプル数をある程度多くすることによっておよその値は推定できる 腸内細菌によって完全に発酵分解されるオリゴ糖の有効エネルギー量は, 約 2kcal/g とされている 食物繊維も完全に発酵分解されるものは 2kcal/g とし, 全く発酵分解されないものは 0kcal/g とすれば, それ以外のものは発酵の程度によって 0 ~ 2kcal/g となる ここでは, 小数第一位を四捨五入して整数化し, 0 kcal/g, 1 kcal/g, 2 kcal/g のいずれかに振り分けた ヒトへ試験物質 5g を摂取させて, 2 時間毎に 8 時間まで呼気を採取して呼気水素ガス排出量から推定した発酵性に基づいてエネルギー評価をした結果, 完全発酵を受けるフラクトオリゴ糖を 2kcal/g とすれば, グアーガム酵素分解物, 難消化性デキストリン, ポリデキストロース, セルロース, 低分子化アルギン酸 -Na は 1kcal/g となり, 湿熱処理デンプンのみが 0kcal/g となった 試験物質摂取後, 8 時間以降も発酵が持続しているので 24 時間まで呼気を採取して同様にエネルギー評価をした結果, ゆっくり発酵を受ける湿熱処理デンプンも 1kcal/g となった すなわち, いずれの食物繊維素材のエネルギー換算係数は 1kcal/g であることが明らかになった 従って, 厚生労働省が 0kcal/g あるいは 2kcal/g としている食物繊維素材について, 見直す必要がある 4. ヨーロッパにおける食物繊維の現状と動向 Nils Georg Asp 教授 ( スェーデン栄養協会, ルンド大学 ) 食物繊維研究については現在もなおその定義と測定をめぐって論争が続いている リグニンや難消化性の多種多様な炭水化物を含む広い定義を支持する者と, そのままの状態で摂取する (intrinsic) 植物の細胞壁に存在する多糖類だけに限定する定義を支持する者との議論である ヨーロッパでは, この議論は 1992-94 年のプロジェクト COST 92 においてなされ, 当時の

EU,15 ヶ国のうち 14 ヶ国が広い定義に賛同した このままの状態が今も続いているが, ヨーロッパの食品安全当局 (EFSA) は最近 (2007 年 7 月 ), 広い食物繊維の定義を採用している すなわち, 食物繊維の定義は人間の小腸で消化されない食品中の炭水化物成分をすべて含む リグニンは含まないが, 澱粉以外の多糖類, レジスタントスターチ,3 糖以上難消化性オリゴ糖類は含む (http://www.efsa.europa.eu/efsa/statement/nda_statement_dietary%20fibre_en.pdf ) この提案された EFSA による定義は,Codex 会議において提案されているものと似ている しかし, 限定した定義を提唱しているいわゆる FAO/WHO 提案は,Codex による規格作成を遅延させる一因となっている 限定された専門家による, この FAO/WHO 定義案は透明性の小さい科学的議論に基づくと思われる (European J. Clin. Nutr., Vol.61, Suppl.1, Dec. 2007) EU での炭水化物の考え方は, すべての難消化性炭水化物を含む食物繊維として定義されるものと, 糖アルコールを含めた消化吸収されて代謝される炭水化物として定義されるものとが, 相補的関係を持つというものである 食物繊維は多数の構成成分からなるが, その生理的作用は其々異なることも事実であり, 精製された単一の食物繊維成分は多少は増減した生理的影響を持つかもしれない また, 果物と野菜として摂取する食物繊維の健康影響は, 食物繊維に加えて他の多くの食品成分の特性に関連するともいえるが, 詳細は明確でない 現在,EU では健康強調表示の内容とその根拠について EFSA が 2010 年初頭を目途に進められているので, 食物繊維についてもそれと並行して進展するものと考えている (http://eur-lex.europa.eu/lexuriserv/lexuriserv.do?uri=oj:l:2007:012:0003:0018:en:pdf ) Letters 活動報告 食物繊維学会基盤強化ワーキング : 紹介とお願い日本食物繊維学会は, 平成 8 年 (1997 年 ) に研究会として発足し, 平成 16 年 (2004 年 ) に学会へと順調に発展し, 日本の食物繊維研究をリードしてまいりました 今年は10 周年にあたります しかし, 学会誌の投稿論文, 学会発表, 新たな会員の確保, 研究活動, 研究の裾野の広がりなど, 最近の学会の活動が十分に活発なものであったかについては多くのご意見があるかと思います ある意味, 活動が十分でない学会は, その存続の意味を失うことになるでしょう 学会が存続していくためには, 研究および社会活動が十分になされることが必要です 研究活動の役割を十分に果たすためには, そのための学会の基盤強化が必要と考えられるところも随所にあるかと思います そこで, これまでのワーキンググループに加え, 学会の特に研究活動を重点的に考え, 学会に提案していくためのワーキンググループ ( 食物繊維学会基盤強化ワーキンググループ ) を理事長である池上先生にお願いし, 昨夏に立ち上げ, 活動を始めました メンバーは, 現在のところ, 海老原清 ( 愛媛大学 ), 青江誠一郎 ( 大妻女子大 ), 早川享志 ( 岐阜大学 ), 森田達也 ( 静岡大学 ) の 4 名です よろしくお願い致します 今夏には提案をまとめ, 理事長に提出することにしています 提案の内容についてはホームページでも会員の皆様方に見ていただくことができるようにしたいと考えています このワーキンンググループの活動を実のあるものにするには, 会員の皆様方からのご意見, ご提案の集約も欠かせないものと思っております 会員の皆様方からご意見, ご提案を是非ともワーキンググループのメンバーにいただけますよう, この場を借りてお願い致します 愛媛大学海老原清

News 日本食物繊維学会 第 12 回学術集会奨励賞受賞者紹介 平成 19 年 11 月 9 ~ 10 日にクラウンプラザ神戸にて第 12 回学術集会が開催されました 学術集会奨励 賞に応募のありました演題 ( 応募資格は 40 歳未満の学術集会発表者 ) の中から以下の 2 名が受賞しました おめでとうございます 受賞者 : 藤原麗子さん ( 北海道大学 院 農 ) 母マウスへの難消化性オリゴ糖投与による仔マウスの腸内細菌叢とアレル ギー反応の制御 本研究では腸内細菌が発育初期の免疫系の発達に影響を及ぼすことに着目 し, 発育初期の腸内細菌叢を改変することにより成長後のアレルギー疾患発症が影響を受けるか否かを検討しました はじめに動物モデルの作成を目的として, 食餌により妊娠 授乳期の母マウスの腸内細菌叢を改変することにより, 新生仔マウスの腸内細菌叢も変化させることができるかどうか検討しました 母マウスにフラクトオリゴ糖を与え, 腸内細菌叢を 16S rdna の塩基配列に基づく分子生物学的手法 (PCR-DGGE) により解析したところ, 腸内細菌叢の構成が変化することが示され, さらに離乳前の仔マウスでも母マウスの摂取した餌の違いにより腸内細菌叢が変化することが示されました 次にこのモデルをアトピー性皮膚炎を自然発症するマウスに適用し, 発育初期の腸内細菌叢と皮膚炎の発症との関係を解析しました その結果, フラクトオリゴ糖を摂取した母マウスから生まれた仔マウスにおいて, 自身が摂取した餌に関係なく皮膚炎の発症が抑えられました これらの結果から, フラクトオリゴ糖によって発育初期の腸内細菌叢を変化させることにより成長後の皮膚炎発症を予防することができること, 成長後にフラクトオリゴ糖を摂取しても皮膚炎の発症を抑えることは難しいことが示唆されました 以上のような私の研究を評価していただき, 奨励賞を賜りましたことは誠に名誉なことと存じております ご推薦下さいました日本食物繊維学会の諸先生に心より御礼申し上げます 受賞者 : 田辺賢一さん ( 長崎県立大学 院 人間健康科学 ) 常法および改良簡便法の食物繊維測定キットを用いた酵素 -HPLC 法によ る難消化性オリゴ糖定量法の検討 難消化性オリゴ糖定量法である AOAC 公定法の酵素 -HPLC 法は, Prosky の酵素 - 重量法を一部改変した方法で, 消化性成分を加水分解後, 難消化性オリゴ糖などの低分子物質を HPLC で定量する方法です この定量法には, 糖質消化酵素として熱耐性 α - アミラーゼならびにアミログルコシダーゼが用いられています これらの酵素は高分子多糖を消化できますが, 低分子オリゴ糖は消化しにくいことが考えられます 一方, わが国において Prosky の酵素 - 重量法の煩雑な酵素処理過程を簡便化した改良簡便酵素 - 重量法が開発されましたが, この改良簡便法の消化酵素を用いて酵素 -HPLC 法により難消化性オリゴ糖を定量した結果は未だ報告されていません 今回の受賞の対象となった研究内容は, 2 種類の食物繊維定量法の消化酵素を用いて既存の酵素 -HPLC 法の問題点を明らかにすると共に, その改善策として酵素処理過程に低分子糖質消化酵素としてブタ小腸粘膜消化酵素を加えた改良酵素 -HPLC 法を提案したことです 本研究で提案した定量法は, 低分子糖質消化酵素として用いたブタ小腸粘膜消化酵素の効果的な精製法, その消化酵素の安定性, コストなど解決すべき様々な問題があります 今後, これらの問題を解決し, 難消化性オリゴ糖の共通定量法として公定法に加えられるよう努めたいと考えています 今回, 奨励賞を受賞できましたことを名誉に感じると共に, 研究のご指導を賜りました奥恒行教授ならびに中村禎子助教をはじめ, 実験にご協力いただいた保健栄養学研究室の皆様に深謝いたします

編集委員会より 論文投稿のお願い現在, 投稿論文数が少なく次号の発行に苦労しております 奨励賞を受賞された方や学会発表された先生方は日本食物繊維学会誌に論文を投稿いただきますようお願い申し上げます 平成 20 年度会費納入のお願い当学会は学術集会, 公開講演会の開催, 学会誌, ニュースレターの発行などの運営を会費に依存しております 平成 20 年度の会費を平成 20 年 7 月 30 日までに同封の振込用紙でご納入下さいますようお願いいたします 平成 20 年度会費 正会員 5,000 円 学生会員 2,000 円 団体会員 10,000 円 賛助会員 50,000 円 ( 一口 ) 会員状況 : 平成 20 年 6 月 10 日現在 正会員 212 名 学生会員 15 名 賛助会員 45 社 団体会員 6 団体 名誉会員 10 名 賛助会員 旭化成ケミカルズ株式会社 朝日食品工業株式会社 和光純薬株式会社 株式会社アドバンス 伊那食品工業株式会社 大塚製薬株式会社 株式会社荻野商店 株式会社カイゲン 株式会社 J- オイルミルズ 社団法人菓子 食品新素材技術センター コロイト ナチュレルシ ャハ ン株式会社 佐合食品工業株式会社 サントリー株式会社 三和澱粉工業株式会社 清水化学株式会社 昭和産業株式会社 株式会社カーギルジャパン 全国精麦工業協同組合連合会 第一出版株式会社 大日本住友製薬株式会社 太陽化学株式会社 大和化成株式会社 大和薬品株式会社 キリンフードテック株式会社 ダニスコジャパン株式会社 株式会社東洋新薬 日清食品株式会社 日清ファルマ株式会社 日本甜菜製糖株式会社 日本エヌエスシー株式会社 日本ケロッグ株式会社 財団法人日本こんにゃく協会 日本食品化工株式会社 日本バイオコン株式会社 株式会社 Fi ニュートリション 株式会社はくばく 株式会社林原生物化学研究所 フィブロ製薬株式会社 フジ日本精糖株式会社 富士バイオ株式会社 松谷化学工業株式会社 明治製菓株式会社 雪印乳業株式会社 塩水港精糖株式会社 ロケットジャパン株式会社 ( 順不同 ) 日本食物繊維学会 Newsletter No.25 発行日 : 発行人 : 編集人 : 印刷所 : 2008 年 6 月 23 日日本食物繊維学会理事長池上幸江真田宏夫, 青江誠一郎江戸クリエート株式会社 113-0033 東京都文京区本郷 3-40-10 三翔ビル本郷 3 階 日本食物繊維学会事務局 162-8636 東京都新宿区戸山 1-23-1 独立行政法人国立健康 栄養研究所食品保健機能プログラム気付 TEL:03-3203-8063, FAX:03-3205-6549 http://jdf.umin.ne.jp