平成 29 年度税制改正大綱 の概要と主要項目 個人所得税では 個人所得課税改革第 1 弾として 配偶者控除 配偶者特別控除の見直しが行われ 今後数年をかけて 基礎控除をはじめとする人的控除等の見直し等が行われる 資産税では 財産評価において相続税法の時価主義の下 実態に即した評価を行う見直しが行わ

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1 図解 平成 29 年度税制改正大綱 税理士法人名南経営 最終版 ( 平成 28 年 12 月 23 日 )

2 平成 29 年度税制改正大綱 の概要と主要項目 個人所得税では 個人所得課税改革第 1 弾として 配偶者控除 配偶者特別控除の見直しが行われ 今後数年をかけて 基礎控除をはじめとする人的控除等の見直し等が行われる 資産税では 財産評価において相続税法の時価主義の下 実態に即した評価を行う見直しが行われ また 国際的な租税回避への対応や事業承継に関する税制が見直される 法人税では デフレ脱却 経済再生に向けた税制措置として 研究開発税制 所得拡大促進税制の見直し 中堅 中小事業者の支援強化のための措置 コーポレートガバナンス改革 事業再編の環境整備が行われる 国際課税では BEPS プロジェクトの基本的考え方を踏まえ 外国子会社合算税制が総合的に見直される 個人所得税 配偶者控除 配偶者特別控除の見直し 積立 NISA の創設 資産税 自社株評価の見直し 類似業種比準方式 評価会社の規模区分 株式 土地の財産評価の適正化等 移行計画の認定を受けた医療法人の贈与税非課税措置 相続税 贈与税の納税義務者の範囲の見直し 法人税関連 大企業並み中小法人に対する中小特例の適用除外 競争力強化のための研究開発税制の見直し 賃上げ促進のための所得拡大促進税制の見直し 中小企業向け投資促進税制の改組 中小企業経営強化税制の創設 中小企業向け固定資産税の見直し 国際課税 外国子会社合算税制の総合的見直し 2

3 ( 参考 ) あの税制改正要望はどうなった? 当落区分主な各省庁の平成 29 年度税制改正要望 (8 月末 ) 積立 NISA(NISA の長期積立枠 : 年 60 万円 20 年間 ) の創設 ただし 年 40 万円 20 年間に所得税 ベビーシッター等の子育て支援に要する費用に係る税制措置の創設 上場株式の相続税評価の見直し ( 時価 時価の 9 割に引下げ ) 非上場株式の評価方式の見直し ( 類似業種比準価額の類似業種の株価 (A) の見直しなど ) 事業承継税制の見直し ( 雇用 8 割維持要件の緩和 早期 計画的生前贈与へのインセンティブ ) 資産税 持分なし医療法人への移行計画の認定を受けた医療法人に対する贈与税の非課税措置の創設 教育資金一括贈与非課税措置の対象の拡充 ( あしながおじさんから貧困家庭の子どもも追加 ) 幼稚園 保育所等に土地を貸与し続けた場合の贈与税 相続税の非課税措置の創設 中小企業投資促進税制と中小企業の固定資産税 1/2 の対象範囲の拡大 500 万円以上の医療用機器の特別償却の延長 医療機関の設備投資に関する特例措置の創設 法人税地方税 所得拡大促進税制の拡充 研究開発税制の拡充 延長 地方拠点強化税制の拡充 延長 スピンオフ税制の導入 国際課税外国子会社合算税制の見直し (BEPS 対応 航空機リース事業の見直し ) 上記のほか 相続税の 遺言控除 の創設は見送られた 3

4 配偶者控除 配偶者特別控除の見直し 1 )増税 1,220~ 個人所得税大綱 P17-20 平成 30 年分以後の所得税から 配偶者控除と配偶者特別控除が次のとおり見直される 住民税も同様に改正される 配偶者の給与年収 ( 所得 ) ( 単位 : 万円 ) 配偶者控除 配偶者特別控除 対象外 ~103(~38) ~105 ~110 ~115 ~120 ~125 ~130 ~135 ~140 ~ ~ 70 歳以上 (~40) (~45) (~50) (~55) (~60) (~65) (~70) (~75) (~76) (76~) ~1, (~1,000) ( 配偶者の 1,220~ 所得制限 ) (1,000~) 時給 1,000 円 6 時間 / 日 ( 納税者本人の所得制限 ) 週 5 日 52 週 =144 万円 を上回る年収 150 万円に拡充 配偶者控除 配偶者特別控除 対象外 ~103(~38) ~141 ~150 ~155 ~160 ~167 ~175 ~183 ~190 ~197 ~ ~ 70 歳以上 (~76) (~85) (~90) (~95) (~100) (~105) (~110) (~115) (~120) (~123) (123~) ~1,120 (~900) ~1, (~950) ( 配偶者の ~1, 所得制限 ) (~1,000) (1,000~) < 現行 > 納税者本人の給与年収(所得)< 改正案 > 配偶者の給与年収 ( 所得 ) ( 単位 : 万円 ) 納税者本人の給与年収(所得 ( 納税者本人の所得制限 ) ( 納税者本人の所得制限 ) 4

5 配偶者控除 配偶者特別控除の見直し 2 増税 実務上のポイント 給与所得控除 ( 最低 65 万円 ) 基礎控除 ( 所得税 38 万円 住民税 33 万円 ) に改正はないため 現行どおり 配偶者本人の給料が年収 103 万円を超えると所得税の税負担が発生する点に注意 住民税も同様 (1) 健康保険や厚生年金保険等の社会保険料の増加や (2) 会社からの配偶者手当 ( 家族手当 扶養手当等 ) の廃止 縮減により 世帯全体の手取りが減る可能性もあるため 税金以外の影響も考慮する必要がある (1) 106 万円の壁 の要件と今後の方向性 ( 平成 28 年 10 月 ~) 出典 : 厚生労働省 短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大 (2) 民間企業の家族手当における収入制限 出典 : 人事院 扶養手当の在り方に関する勉強会 参考 今後の個人所得課税改革の方向性 ( 大綱 P5-6) 項目方向性 1 控除方式のあり方 2 多様な働き方への対応 3 老後の生活など各種リスクへの自助努力 4 個人住民税 収入にかかわらず税負担の軽減額が一定となる ゼロ税率方式 や 税額控除方式 の導入のほか 現行の 所得控除方式 を維持しつつ 高所得者について税負担の軽減額が逓減 消失する仕組みの導入 ( ) の検討 平成 29 年度改正で 配偶者控除 配偶者特別控除 に先行して導入 給与所得控除などの 所得の種類に応じた控除 と基礎控除などの 人的控除 のあり方を全体として見直すことを検討 企業年金 個人年金 貯蓄 投資 保険等に関連する諸制度のあり方について 社会保障制度を補完する観点や働き方の違い等によって有利 不利が生じないようにするなど公平な制度を構築する観点から幅広く検討 応益課税の観点から広く住民が負担を分かち合う仕組みとなっていることも踏まえ 制度のあり方を検討 5

6 積立 NISA の創設 個人所得税大綱 P20-22 平成 30 年分から平成 49 年までの各年において 少額からの積立 分散投資に適した 積立 NISA が創設される 現行の NISA と選択制となるが 暦年単位で選択ができる ( 例 : 平成 30 年は 積立 NISA 平成 31 年は NISA ) 制度 NISA 積立 NISA 創設 対象者 20 歳以上の居住者等居住者等 非課税投資枠年間 120 万円年間 40 万円 非課税保有期間 5 年間 ( 平成 26 年 ~ 平成 35 年 ) 20 年間 ( 平成 30 年 ~ 平成 49 年 ) 非課税投資総額 120 万円 5 年間 = 最大 600 万円 40 万円 20 年間 = 最大 800 万円 投資対象商品 上場株式 公募株式投資信託 ETF( 上場投資信託 ) REIT( 不動産投資信託 ) など 長期の積立 分散投資に適した一定の投資信託 ( 信託期間が無期限や 20 年以上 毎月分配型ではないこと等 ) 投資方法通常の取引による買付け契約に基づく定期かつ継続的な方法による買付け 出典 : 金融庁資料 6

7 自社株評価の見直し類似業種比準方式 1 増税 資産税大綱 P60-61 取引相場のない株式について 相続税法の時価主義の下 より実態に即した評価の見直しが行われる 類似業種比準方式の見直し ( 平成 29 年 1 月 1 日以後の相続 贈与等より適用 ) 1 類似業種の上場会社の株価について 現行に 課税時期の属する月以前 2 年間平均 が加えられる 2 類似業種の上場会社の配当金額 利益金額 簿価純資産価額について 上場会社の連結決算が反映される 3 配当金額 利益金額 簿価純資産価額の比重について 1:1:1( 現行 :1:3:1) とされる < 類似業種比準方式 > ( ) 大会社 :0.7 中会社 :0.6 小会社 :0.5 現行 : 当月 前月 前々月 前年平均 類似業種の株価 1 課税時期の属する月以前 2 年間平均 を追加 類似業種の株価 配当 類似業種の配当 配当 類似業種の配当 利益類似業種 3 の利益 5 利益 類似業種の利益 3 簿価純資産 類似業種の簿価純資産 簿価純資産 類似業種の簿価純資産 斟酌率 ( ) 2 連結決算を反映 3 配当 : 利益 : 純資産 =1:1:1( 分母 3) 斟酌率 ( ) 1 株あたりの資本金等の額 50 円 1 株あたりの資本金等の額 50 円 < 改正の影響 > 簿価純資産が大きい会社は 比重が 1/5 から 1/3 になるため 株価上昇の可能性がある 利益の要素が 3/5 から 1/3 になるため 特別償却等により多額の損失が計上されても株価への影響が小さくなる 子会社の株価上昇により 株式保有特定会社に該当する可能性がある 7

8 自社株評価の見直し類似業種比準方式 2 増税 実務上のポイント 配当 : 利益 : 簿価純資産の比重は 平成 11 年までは 1:1:1( 分母 3) であったが 平成 12 年に利益重視のため 1:3:1( 分母 5) となった 大綱では 医療法人については特に明記されていない ただし 平成 12 年 6 月の通達改正時には 会社と同時に医療法人についても 1:1( 分母 2) を 3:1( 分母 4) とする改正が行われているため 今後の情報に注意する必要がある < 類似業種比準方式 > 1 一般の会社の株式の評価 ~ 平成 11 年 平成 12 年 6 月の通達改正 平成 12 年 ~ 平成 28 年 平成 29 年 ~ 配当 1 利益 1 簿価純資産 1 配当 1 利益 3 簿価純資産 1 配当 1 利益 1 簿価純資産 医療法人の出資の評価 ~ 平成 11 年平成 12 年 ~ 平成 28 年? 平成 29 年? 利益 1 簿価純資産 1 利益 3 簿価純資産 1 ( 改正の有無は大綱では不明 ) 2 4 8

9 自社株評価の見直し評価会社の規模区分 増税 資産税大綱 P60-61 取引相場のない株式について 相続税法の時価主義の下 より実態に即した評価の見直しが行われる 評価会社の規模区分の金額等の基準の見直し ( 平成 29 年 1 月 1 日以後の相続 贈与等より適用 ) 大会社 及び 中会社 の適用範囲が総じて拡大される 大会社 及び 中会社 の適用範囲が総じて拡大 経産省資料では L の割合の見直しとの文言も < 改正の影響 > 会社区分の変更により従来より類似業種比準価額の割合が上昇し 株価が低くなる可能性がある 土地保有特定会社の保有割合は大会社 70% 以上のため 中会社 (90% 以上 ) から大会社に変わる場合に留意 大会社 中会社 1 純資産価額 総資産価額 ( 相続税評価額 )- 負債の合計額 - 評価差額 37% 発行済株式数 2 類似業種比準価額 (H29 改正後 ) 類似業種の株価 類似業種比準価額 or 純資産価額 類似業種比準価額 L 純資産価額 (1-L) or 純資産価額 ( )L の割合 : 中会社の大 =90% 中会社の中 =75% 中会社の小 =60% 配当 類似業種の配当 利益 類似業種の利益 3 簿価純資産 類似業種の簿価純資産 原則的評価方式 小会社純資産価額 or 類似業種比準価額 50% 純資産価額 50% ( ) 大会社 :0.7 中会社 :0.6 小会社 :0.5 斟酌率 ( ) 1 株あたりの資本金等の額 50 円 9

10 株式 土地の財産評価の適正化等 増税 資産税大綱 P61 土地の財産評価の適正化 広大地評価を利用した節税策に対処するため 次のとおり見直される 現行 : 面積 に比例的に減額する評価方法 ( 路線価 広大地補正率 面積 ) 改正案 : 各土地の個性に応じて 形状 と面積に基づき評価する方法に 形状の良い土地は評価上昇の可能性 あわせて 広大地評価の適用要件が明確化される 財産評価実務には好影響か 平成 30 年 1 月 1 日以後の相続等から適用 資産税大綱 P61 株式の財産評価の適正化 転換社債 ( 新株予約権付社債 ) を利用した節税策に対処するため 株式保有特定会社 ( ) の判定基準に 新株予約権付社債 が加えられる ( ) 保有する 株式 出資 の価額が総資産価額の 50% 以上を占める非上場会社をいう 平成 30 年 1 月 1 日以後の相続等から適用 資産税大綱 P42-44 タワーマンションの固定資産税 不動産取得税の見直し 居住用超高層建築物 ( 高さ 60m 超 ) に対する固定資産税について 1 階を 100 とし 1 階上がるごとに 10/39 を加えた数値だけ補正されこととなり 高層階ほど高く 低層階ほど低くとなるなど見直される ( 例 )50 階建て 50 階は約 5.9% 増加 1 階は 約 5.9% 減少 不動産取得税についても同様 平成 30 年度から新たに課税される居住用超高層建築物 ( 平成 29 年 4 月 1 日前に売買契約締結を除く ) について適用 なお タワーマンション節税として問題視されている 相続税の財産評価 に関する改正は大綱では示されていない 10

11 移行計画の認定を受けた医療法人の贈与税非課税措置 資産税大綱 P48-49 移行計画の認定を受けた医療法人の持分を有する個人が その持分の全部又は一部を放棄したことにより その医療法人が認定移行計画に記載された移行期限までに持分の定めのない医療法人への移行をした場合には その医療法人がその放棄により受けた経済的利益について 贈与税課税が非課税となる 適用時期不明 ただし 移行日以後 6 年以内に認定要件に該当しない場合には その経済的利益は その医療法人を個人とみなして贈与税の取戻し課税の対象となる あわせて 医業継続に係る相続税 贈与税の納税猶予制度等の適用期限が 3 年延長される 出典 : 厚労省資料 11

12 贈与税 相続税の納税義務者の範囲の見直し 増税 資産税大綱 P42 国外財産に係る租税回避を抑制するため 次の見直しが行われる 1 贈与者と受贈者の双方が 5 年超 国外に居住してから国外財産を贈与する等の租税回避を防止する観点から 居住要件が 5 年超 から 10 年超 に見直される 2 日本の住所 国籍を有しない者が 過去 10 年以内に国内に住所を有していた者 ( ) から相続等により取得した国外財産も課税対象とされる 短期滞在の外国人を除く 経済のグローバル化に伴う外国人の増加への対応 高度外国人材等の受入れの促進から 次の見直しが行われる 3 一時的滞在者である外国人同士の相続等は 国内財産のみ課税対象となる 上記の改正は 平成 29 年 4 月 1 日以後の相続 贈与について適用される 被相続人贈与者 相続人受贈者 国内に住所あり 日本国籍あり 110 年 ( 現行 5 年 ) 以内に住所あり 左記以外 国内に住所なし 日本国籍なし 国内に住所あり ( 注 1) ( 注 1) ( 注 1) 国内に住所なし 110 年 ( 現行 5 年 ) 以内に住所あり ( 注 1) ( 注 1) 現行 国内財産のみ課税 改正案 国外財産も課税 (2) ( 注 2) 上記以外 ( 注 1) ( 国内財産のみ課税 ) ( 注 1) 一時的滞在 ( 国内に住所を有している期間が相続開始前 15 年以内で合計 10 年以下の滞在 ) をしている場合等は国内財産のみ課税 (3) ( 例 ) 日本にいる外国人駐在者が死亡し 本国の家族が相続でも国内財産に限定 ( 現行 : 本国の自宅など国外財産にも課税 ) ( 注 2) 日本国籍なしで一時的滞在をしている場合は 国内財産のみ課税 (3) 12

13 大企業並み中小法人に対する中小特例の適用除外 増税 法人税大綱 P90 平成 31 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から 法人税関係の中小企業向けの各租税特別措置について 平均所得金額 ( 前 3 事業年度の所得金額の平均 ) が 年 15 億円 を超える事業年度については 適用が停止される 適用除外となる中小企業向け措置 1 中小法人等の法人税の軽率の特例 : 所得 8 0 万円以下に 15% 平成 29 年度改正で 2 年延長 2 研究開発税制 : 総額型の 3 所得拡大促進税制 : 給与等支給額の増加要件 税額控除の上限 4 中小企業投資促進税制 ( 特別償却 税額控除 ) 5 中小商業サービス活性化税制 ( 特別償却 税額控除 ) 6 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例 6 は平成 28 年度改正で従業者数 1,000 人超で適用除外が追加されたばかり 平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 適用停止 < 過去 10 年間の平均課税所得 > 大企業 ( 資本金 1 億円超 ) 出典 : 財務省資料 中小企業 ( 資本金 1 億円以下 ) 15 億円 1,600 万円 前 3 事業年度の所得金額の年平均 >15 億円 実務上のポイント 法人税の軽率 ( 所得 800 万円以下に 19%) 貸倒引当金の損金算入制度 欠損金の繰越控除 (100% 損金算入可 ) 欠損金の繰戻し還付 留保金課税 については 今回の改正の影響はない 13

14 競争力強化のための研究開発税制の見直し 1 法人税大綱 P62-64 平成 29 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から研究開発税制が見直され 試験研究費の範囲に サービス開発 が追加される また 増加型 が廃止され 総額型に統合され 試験研究費の増減割合に応じた税額控除制度となる 高水準型は 2 年延長され オープンイノベーション (OI) 型は手続き要件が緩和される < 試験研究費の範囲の見直し > 出典 : 経産省資料 14

15 競争力強化のための研究開発税制の見直し 2 < 中小企業者等 > (1) 現行 ( 増加型と高水準型は選択制 ) 総額型 ( 恒久措置 ) 8~10% 25% 増加型 (28 年度末まで ) 増加に応じ 5~30% 10% 高水準型 (28 年度末まで ) ( 試験研究費割合 -10%) 20% 10% オーフ ンイノヘ ーション型 ( 恒久措置 ) 相手が大学等 :30% 相手が企業等 :20% 5% (2) 改正案 試験研究費の増減割合に応じ 12~17%( 1) 総額型 ( 恒久措置 ) 廃止 ( 総額型に統合 ) 25%~35%( 2) 高水準型 (30 年度末まで ) ( 試験研究費割合 -10%) 20% 2 年延長 10%( 2) 手続要件を企業活動の実態に合わせて緩和 試験研究費の増減割合に応じ 12~17% 出典 : 経産省資料 用語 試験研究費の増減割合 ( 試験研究費 - 比較試験研究費 ) 比較試験研究費 前 3 年度の試験研究費の平均 ( 1) 控除率 12% 超の部分は 2 年間の時限措置 ( 2) 総額型のは 1 対売上高試験研究費率が 10% 超の場合 その割合に応じて 0~10% を上乗せ 2 中小企業は試験研究費の増加割合 5% 超の場合 10% 上乗せ (2 年間の時限措置 ) ただし 1 2 のいずれも 高水準型 との選択制 15

16 競争力強化のための研究開発税制の見直し 3 < 大企業 > (1) 現行 ( 増加型と高水準型は選択制 ) 総額型 ( 恒久措置 ) 8~10% 25% 増加型 (28 年度末まで ) 増加に応じ 5~30% 10% 高水準型 (28 年度末まで ) ( 試験研究費割合 -10%) 20% 10% オーフ ンイノヘ ーション型 ( 恒久措置 ) 相手が大学等 :30% 相手が企業等 :20% 5% (2) 改正案 試験研究費の増減割合に応じ 6~14%( 1) 総額型 ( 恒久措置 ) 廃止 ( 総額型に統合 ) 25%~35%( 2) 高水準型 (30 年度末まで ) ( 試験研究費割合 -10%) 20% 2 年延長 10%( 2) 手続要件を企業活動の実態に合わせて緩和 ( 1) 原則は 10% ただし 控除率 10% 超の部分は 2 年間の時限措置が設けられる ( 2) 総額型のは 対売上高試験研究費率が 10% 超の場合 その割合に応じて 0~10% を上乗せ ただし 高水準型 との選択制 出典 : 経産省資料 16

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平成 29 年度税制改正解説資産課税 納税義務の見直し 1 国外財産に関する相続税 贈与税の納税義務の範囲が見直されます 被相続人が日本国籍を有しない者であって 一時的滞在 ( 2) をしていたものを除く 2 平成 29 年度税制改正解説資産課税 非上場株式等の納税猶予制度の見直し 相続時精算課税制度に係る贈与が贈与税の納税猶予制度の適用対象に加えられます 納税猶予の取り消し事由となる雇用確保要件が緩和されます 贈与者が死亡した場合の相続税の納税猶予制度における認定相続承継会社の要件が緩和されます 内容改正前改正案 贈与税納税猶予の取扱い 相続時精算課税は適用不可 ( 暦年課税の贈与税計算により猶予税額を算定

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課税遺産総額 = 各人の課税価格 ( ア ) の合計額 - 遺産に係る基礎控除額ウ相続税の総額の計算 1 課税遺産総額を法定相続人が法定相続分に応じて取得したものと仮定し 各人ごとの取得金額を計算する 2 1に税率をかけ 各人の税額を合計する (= 相続税の総額 ) エ各人の相続税額の計算相続税の総 平成 25 年度税制改正による相続税法改正について 1 相続税が増税されると聞きましたが 具体的に教えてください (1) 税制改正平成 25 年度税制改正により バブル後の地価の大幅下落等への対応 格差の固定化の防止等の観点から 相続税法の改正が行われました 具体的には 相続税の基礎控除の見直し ( 引き下げ ) 税率構造の見直し (6 段階から 8 段階へ ) 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例の見直し

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<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63> - 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除

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