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- ようた たもん
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1 鈴木健太, 他 : 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 YamagataJournalofHealthSciences,Vol.14,2010 有効な咳嗽体位の検討 原著 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 有効な咳嗽体位の検討 1) 1) 2) 鈴木健太 菅亜紀奈 伊橋光二 EfectsofPronePositiononRespiratoryFunctionintheElderly ExaminationofEfectivePositionforCoughing KentaSUZUKI 1),AkinaKAN 1),KoujiIHASHI 2) Objectives:Theobjectivesofthisstudywastoclarifyefectsofpronepositioningon respiratoryfunctionsinordertodetermineefectivecoughingposition,andtoexaminethe diferencesinrespiratoryfunctionbetweenyoungandelderlypeople. Methods:Twentyhealthyyoungadults(22.1±1.9age)and16communitydwelingelderly people(71.3±4.6age)wereparticipatedinthisstudy.forcedvitalcapacity(fvc),maximum inspiratoryandexpiratorypresure(pimaxandpemax),andpeakcoughflow(pcf)were measuredinsiting,supineandpronepositions. Results:FVCwassignificantlyreducedintheyoungpeopleinproneposition.Therewereno significantdiferencesinfvc,pimaxandpemaxandpcfintheelderlypeopleinalthree positions.pcfvaluewassignificantlylowerintheelderlypeoplethanintheyoungerpeople. Conclusions:Theseresultssuggestthatlyingpositionhasnolargeefectsoncoughstrength intheelderlywhencomparedtoasitingposition.itisposiblethattheelderlycouldachieve samecoughefectsinlyingpositionwhensitingpositionisunstable. Keywords:elderlypeople,respiratoryfunction,proneposition. 緒言急性呼吸不全症例や寝たきり状態の高齢患者は体位が背臥位に制限されることが多く, 重力の影響で背側に気道内分泌物などが貯留して下側肺障害 (dependentlunginjury) を起こしやすい 下側肺障害を起こしやすい肺区域は主に上 下葉区 (Superiorsegment; 以下 S6) と後肺底区 (Posterior basalsegment; 以下 S10) である これに対する治療手段の一つとして体位排痰法が用いられる 体位排痰法は重力を用いて気道内分泌物の移動 を促す治療法で, 分泌物のある肺区域の区域気管支を垂直に近い体位をとらせることで末梢の分泌物を中枢気道へ移動させる方法である 下側肺障害を起こしやすい S6 と S10 の排痰体位は腹臥位である 体位排痰法を実施して末梢の分泌物を中枢気道へ移動させることは可能であっても, 気管挿管されていない場合は, 中枢気道からの分泌物を最終的に喀出するには咳嗽が必要である 咳嗽は 3 相に分類される 第 1 相は吸気相で, 深く吸い込む相である 第 2 相は圧迫相で, 声門の閉鎖および肋間筋群と補助呼気筋群, それに腹 1) 吉岡病院 山形県天童市東本町 3 丁目 5-21 YoshiokaHospital Higashihoncho,Tendo-shi,Yamagata, ,Japan 2) 山形県立保健医療大学保健医療学部理学療法学科 山形県山形市上柳 260 DepartmentofPhysicalTherapy,YamagataPrefectural UniversityofHealthSciences. 260Kamiyanagi,Yamagata-shi,Yamagata, ,Japan ( 受付日 , 受理日 ) 1
2 山形保健医療研究, 第 14 号,2011 表 1. 対象者の基礎情報年齢 ( 歳 ) 性別 ( 男性 / 女性 ( 人数 )) 身長 (cm) 体重 (kg) BMI(kg/m 2 ) BMI:BodyMasIndex 若年者 22.1±1.9 10/ ± ± ±1.8 ( 平均値 ± 標準偏差 ) 高齢者 71.3±4.6 7/ 9 152± ± ±2.9 筋群の強力な収縮によりなる相である 第 3 相は排除相で呼吸補助筋が収縮している間, 突然声門を開き肺内の空気を一気に呼出させる相である 1) これらより咳嗽には十分な吸気量と呼気流量が重要であり, 呼気流量は吸気量と呼気筋力の影響を受ける したがって, 体位排痰法に用いられる体位での咳嗽力やこれに影響する呼吸機能を把握することが重要と考えられる 一方, 肺活量や呼吸筋力, 咳嗽力といった呼吸機能測定は原則的には座位または立位で行われる 2) 体位と肺活量に関する報告は Moreno ら 3) や Vilke ら 4) が若年者を対象に座位, 背臥位, 腹臥位の 3 体位で肺活量を計測している しかし, 腹臥位での肺活量の報告は若年者のみであり, 高齢者を対象とした報告は見あたらない また, 体位と呼吸 5-7) 8-9) 筋力, 咳嗽力に関する報告は対象者が若年者のみである 下側肺障害の治療でとらせる腹臥位で計測した報告は若年者, 高齢者ともに見あたらず, 中枢気道からの分泌物を喀出するための咳嗽が腹臥位で有効かを調査する必要がある 急性期の治療で腹臥位をとらせた時の呼吸機能は, 人工呼吸器管理中または患者の協力が得られないため計測を実施できず不明である さらに, 健常者においても腹臥位での肺活量の報告は対象者が若年者に限られ, 腹臥位での呼吸筋力, 咳嗽力の報告は若年者, 高齢者ともに検索できなかった 従って, 健常者を対象に腹臥位の呼吸機能の基礎データを収集する事により, 臨床場面で呼吸器合併症の予防や治療を行う際に役立ち, 有効な咳嗽体位を検討できると考える 本研究の目的は, 有効な咳嗽体位を検討するために, 若年者と高齢者で腹臥位の呼吸機能を計測し, 背臥位, 座位と比較すること, および若年者と高齢者の呼吸機能の特性を明らかにすることである 対象と方法 1. 対象対象は,20 歳代の若年成人 20 名 ( 男性 10 名, 女性 10 名, 平均年齢 22.1±1.9 歳 ),65 歳以上の地域在住高齢者 16 名 ( 男性 7 名, 女性 9 名, 平均年齢 71.3±4.6 歳 ) であった 詳細を表 1に示す 地域在住高齢者は A 町内会主催の健康増進事業の参加者から対象者を募集した 除外基準は肺疾患のある人, 高血圧, 不整脈, 心不全などの既往があり, 医師から運動を制限されている人, 円背や腰痛により計測中に継続して腹臥位保持が困難な人, 漏斗胸, 鳩胸等の胸郭変形のみられる人である 対象者には事前に書面および口頭にて研究目的, 方法を十分に説明し, 書面にて同意を得た なお, 本研究は平成 21 年 3 月 23 日に山形県立保健医療大学倫理委員会で承認を得て実施した ( 承認番号 ) 2. 方法 1) 測定体位測定は座位, 背臥位, 腹臥位の 3 体位とした 臥位の測定の際はポータブル診療ベッド (Table Care;Custom Craftworks 社製 ) を使用した ( 図 1) このベッドには穴の開いた付属の枕があり, 頭部を正中位に保った状態で呼吸機能の計測が可能である 体位は以下のように規定した 座位 : アームレストのない椅子に座り両手は大腿部においた 背もたれは使用せずに胸を張るように指示した 背臥位 : 両上肢は体側, 両下肢はまっすぐに伸ばすよう指示した 腹臥位 : 付属の枕に顔をうずめ, 両上肢は体側, 両下肢はまっすぐに伸ばすよう指示した ( 図 2) 2
3 鈴木健太, 他 : 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 有効な咳嗽体位の検討 図 1. ポータブル診療ベッド (TableCare:CustomCraftworks 社製 ) 2) 呼吸機能測定肺機能と呼吸筋力の両方を測定可能な多機能電子スパイロメータ ( マルチファンクショナルスパイロメータ HI- 801; チェスト社製 ) を使用し, 以下の測定を行った 1 努力性肺活量測定努力性肺活量 (forcedvitalcapacity; 以下 FVC) を計測し,1 秒量 (forcedexpiratoryvolumeinone second; 以下 FEV1) 及び 1 秒率 (forcedexpiratory volumeinonesecond(%); 以下 FEV1%) を評価指標として用いた 本研究では, 肺活量 (vitalcapacity; 以下 VC) の計測は行わず FVC の計測のみ行った 理由として,FVC は健常人では VC とほぼ同じ値をとること,FVC 測定から 1 秒率 (FEV1%= FEV1 / FVC 100(%)) を算出して閉塞性換気障害の有無を確認できること, 測定回数が少なくてすむため対象者の負担を軽減できることが挙げられる 努力性肺活量測定は,AmericanThoracic 10) Society( 以下 ATS) の基準に従い,FVC は安静呼吸の安定後, 最大吸気位まで吸気を行わせ, 最大限の力で一気に努力呼気をさせて最大呼気位まで呼出させた時の肺気量を測定した 最低 6 秒以上呼気努力を続け, 最低 2 秒以上呼気量が変化しないことを確認する FEV1 は FVC 測定時に同時に測定可能であり, 最大努力呼気開始から最初の 1 秒間に呼出される肺気量を測定した 得られた FVC,FEV1 は ATS の基準に従い 3 回の測定の最大値を使用した 図 2. 腹臥位 2 呼吸筋力測定最大吸気口腔内圧 (maximalinspiratory presure; 以下 PImax) と最大呼気口腔内圧 (maximalexpiratorypresure; 以下 PEmax) を測定した 11) 呼吸筋力測定は,Black と Hyat の方法に従い,PImax は最大呼気位から行う最大吸気時の口腔内圧を測定し,PEmax は最大吸気位から行う最大呼気時の口腔内圧を測定する 少なくとも 1.5 秒間圧を維持し,1 秒間維持できた最大圧を用いた 得られた PImax,PEmax は Black と Hyat の方法に従い 3 回の測定の最大値を使用した 3 咳嗽力測定咳嗽力の指標として咳嗽時の最大呼気流量 (PeakCoughFlow; 以下 PCF) が用いられており, これを測定した 咳嗽力測定は, 安静呼吸の安定後, 最大吸気位まで吸気を行わせ, 最大限の力で随意的な咳嗽を行った時の呼気流量を測定した 図 3は腹臥位の測定方法を示している 使用したベッドの付属の枕は穴が開いているため, ベッドの下から測定用センサーとマウスピースを接続し, 頭部を正中位に保ったまま測定することが可能である 体位の順番はランダムとした 3 体位で各測定を 3 回実施した 疲労が影響しないように 3 回の計測の間及び体位変換時に十分な休息時間を設け, 体位変換後は心肺機能が安定するまで 5 分間の安 3
4 山形保健医療研究, 第 14 号,2011 1) 体位の違いによる差の検定全計測値の正規性を Shapiro-Wilk 検定で確認し, 正規性が認められた場合は反復測定分散分析を用い,Tukey 法で多重比較を行った 正規性が認められない場合は Friedman 検定を用い,Bonferoni 法で多重比較を行った 有意水準は 5% とした 図 3. 腹臥位での測定方法 静時間を設けた 3) データ処理実測値は以下の予測式をもとに % 予測値に変換した値を用いた FVC,FEV1: 日本呼吸器学会肺生理専門委員会が 12) 報告した予測式 FVC(L) 男性 :0.042 身長 (cm) 年齢 ( 歳 ) 女性 :0.031 身長 (cm) 年齢 ( 歳 ) FEV1(L) 男性 :0.036 身長 (cm) 年齢 ( 歳 ) 女性 :0.022 身長 (cm) 年齢 ( 歳 ) ) 若年者と高齢者の差の検定 Shapiro-Wilk 検定により正規性が認められたものに対しては t 検定を用い, 正規性が認められないものに対しては Mann-Whitney 検定を用いた どちらも有意水準は 5% とした 結果 1. 体位の違いについて 1) 若年者 ( 表 2) 1 努力性肺活量測定 % FVC は座位 91.2±10.0%, 背臥位 89.2± 10.4%, 腹臥位 83.4±7.6% で座位と腹臥位, 背臥位と腹臥位の間に有意差がみられた %FEV1 は座位 98.7±10.6%, 背臥位 93.6±11.7%, 腹臥位 88.7±8.9% で座位と背臥位, 腹臥位の間, 背臥位と腹臥位の間に有意差がみられた FEV1% は座位 96.3±3.6%, 背臥位 93.3±4.0%, 腹臥位 94.6±4.8% で有意差はみられなかった 13) PImax,PEmax: 鈴木らの予測式 PImax(cmH2O) 男性 : 年齢 ( 歳 ) 身長 (cm) 体重 (kg) 女性 : 年齢 ( 歳 ) 身長 (cm) 体重 (kg) PEmax(cmH2O) 男性 : 年齢 ( 歳 ) 身長 (cm) 体重 (kg) 女性 : 年齢 ( 歳 ) 身長 (cm) 体重 (kg) 2 呼吸筋力測定 %PImax は座位 99.7±33.4%, 背臥位 88.1± 27.4%, 腹臥位 92.6±28.0% で座位と背臥位の間に有意差がみられた %PEmax は座位 95.4± 31.1%, 背臥位 89.2±28.0%, 腹臥位 88.9±30.4 % で有意差はみられなかった 3 咳嗽力測定 PCF は座位 427.7±122.2L/min, 背臥位 ±107.0L/min, 腹臥位 409.7±103.8L/min で有意な差はみられなかった PCF は現在のところ予測式が確立していないため実測値を用い,3 回の測定の最大値を使用した 3. 統計解析統計処理には SPSS16.0J を使用した 2) 高齢者 ( 表 3) 1 努力性肺活量測定 % FVC は座位 88.9±13.8%, 背臥位 85.2± 13.5%, 腹臥位 84.7±13.0% で有意差はみられなかった % FEV1 は座位 95.0±19.2%, 背臥 4
5 鈴木健太, 他 : 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 有効な咳嗽体位の検討 表 2. 若年者の呼吸機能測定結果 ( 平均値 ± 標準偏差 ) 座位 背臥位 腹臥位 ** ** %FVC(%) 91.2±10.0 * 89.2±10.4 ** * 83.4±7.6 %FEV1(%) 98.7± ± ±8.9 FEV1%(%) 96.3±3.6 ** 93.3± ±4.8 %PImax(%) %PEmax(%) PCF(L/min) 99.7± ± ± ± ± ± ± ± ±103.8 *:p< 0.05,**:p< 0.01 %FVC:% 努力性肺活量,%FEV1:%1 秒量,FEV1%:1 秒率,%PImax:% 最大吸気口腔内圧,%PEmax:% 最大呼気口腔内圧, PCF: 咳嗽時の最大呼気流量 表 3. 高齢者の呼吸機能測定結果 ( 平均値 ± 標準偏差 ) 座位 背臥位 腹臥位 %FVC(%) 88.9± ± ±13.0 %FEV1(%) 95.0± ± ±15.1 FEV1%(%) 84.7± ± ±6.8 %PImax(%) 102.1± ± ±44.4 %PEmax(%) 84.4± ± ±32.0 PCF(L/min) 321.0± ± ±113.3 全ての指標で体位による差はみられない %FVC:% 努力性肺活量,%FEV1:%1 秒量,FEV1%:1 秒率,%PImax:% 最大吸気口腔内圧,%PEmax:% 最大呼気口腔内圧, PCF: 咳嗽時の最大呼気流量 位 89.4±16.8%, 腹臥位 88.4±15.1% で有意差はみられなかった FEV1% は座位 84.7±7.5%, 背臥位 83.4±7.1%, 腹臥位 83.2±6.8% で有意差はみられなかった 2 呼吸筋力測定 % PImax は座位 102.1±43.7%, 背臥位 98.0 ±40.2%, 腹臥位 100.2±44.4% で有意差はみられなかった %PEmax は座位 84.4±37.2%, 背臥位 79.6±36.4%, 腹臥位 71.2±32.0% で有意差はみられなかった 3 咳嗽力測定 PCF は座位 321.0±98.2L/min, 背臥位 ±103.8L/min, 腹臥位 329.4±113.3L/min で有意差はみられなかった 2. 若年者と高齢者の呼吸機能の違い 1 努力性肺活量測定 %FVC,%FEV1 は全ての体位で有意差がみられなかったが,FEV1% は座位, 背臥位, 腹臥位の全ての体位で若年者よりも高齢者で有意に低い値であった 2 呼吸筋力測定 % PImax,% PEmax は全ての体位で有意差がみられなかった 3 咳嗽力測定 PCF は背臥位, 腹臥位, 座位の全ての体位で若 5
6 山形保健医療研究, 第 14 号,2011 年者よりも高齢者で有意に低い値であった 考察 1. 体位の影響について 1) 若年者 1 努力性肺活量に関して Moreno ら 3) は 歳の成人を対象に VC を計測し座位, 背臥位, 腹臥位の体位で有意差がみられなかったと報告している Vilke ら 4) は 歳の成人男性を対象に FVC,FEV1 を計測し座位より背臥位, 腹臥位で有意に低く, 背臥位よりも腹臥位で有意に低いと報告している 本研究では % FVC が座位より腹臥位で有意に低く, 背臥位より腹臥位で有意に低かった また,% FEV1 は座位より背臥位, 腹臥位で有意に低く, 背臥位より腹臥位で有意に低かった Vilke らは背臥位では腹圧により横隔膜機能に影響がみられるため座位よりも VC,FVC が低下すると述べているが, 本研究では座位と背臥位で %FVC に有意差はみられなかった Vilke らは 歳が対象であるが, 本研究では 20 代の若年者が対象であり, 横隔膜機能の影響は胸郭をより拡張することで代償した可能性が考えられる また, 腹臥位に関して Vilke らは自重により胸郭の拡張が制限されるため座位よりも VC,FVC が減少すると報告しているが,Moreno らは自重による胸郭の拡張制限により VC に有意な変化はみられないと報告している 本研究では Vilke らと同様の結果を示し, 自重による胸郭拡張制限の影響が大きいと考えられる 背臥位よりも腹臥位で % FVC と % FEV1 が有意に低かったが, Tomita ら 14) は 20 代の若年男性を対象に背臥位から腹臥位に体位を変えた時の横隔膜の動きを DynamicMRI を用いて計測し, 前方 ( 腹側 ) の動きがわずかに増加し中間部, 後方 ( 背側 ) の動きがわずかに減少するが有意差は見られないと報告している 臥位において体位を変えても横隔膜の動きに有意差が見られないのであれば, 背臥位よりも腹臥位で胸郭拡張制限が大きく, % FVC と % FEV1 が有意に低くなったと考えられる これらより本研究の対象者は横隔膜機能の影響よりも胸郭拡張制限の影響の方が大きい可能性が考えられる 2 呼吸筋力に関して Badr ら 5) は PEmax が座位より背臥位, 側臥位で有意に低いと報告しているが, 一方,Tsubaki ら 6) は座位と背臥位,45 回旋した腹臥位, Ogiwara ら 7) は座位と背臥位, 側臥位で PImax と PEmax に有意差がないと報告している 本研究では PEmax に体位による差はみられなかったが,PImax は座位よりも背臥位で有意に低かった Badr らは座位では重力により尾側へ腹腔内容物が引かれるため肺底部を圧迫せず全方向に胸郭が拡張されるため VC が増加してより大きな弾性収縮力を導き PEmax が増加したと述べ, さらに臥位は下側胸郭の拡張制限により VC が低くなるため PEmax が低下すると述べている 本研究でも %FVC が座位よりも腹臥位で有意に低い値を示したが,PEmax に有意差はみられなかった Badr らは 歳が対象であるが, 本研究は 20 代の若年者を対象としているため年齢の違いが結果に影響する可能性が考えられた また, 座位と背臥位で PImax と PEmax に有意差がない理由として,Tsubaki ら 6) は臥位での下側胸郭の拡張制限による影響は若年女性で小さいと報告し,Ogiwara ら 7) は若年男性がどの体位でも効率的に働く呼吸筋力をもっている可能性を述べている 本研究では背臥位で腹腔内容物により横隔膜機能に影響がみられたため PImax が座位よりも有意に低い値を示したと考えた 3 咳嗽力に関して白須ら 8) は 20 代の若年者を対象に座位, 背臥位, ベッドを 45 ギャッジアップした座位 ( 以下 45 座位 ) で PCF を計測し, 座位は 45 座位よりも有意に高く,45 座位は背臥位よりも有 9) 意に高いと報告している また鯨津は 歳の成人を対象に座位と背臥位で PCF を計測し座位が有意に高いと報告している 本研究では PCF に体位による差はみられなかった 白須らは吸気量が PCF 値を左右し, 立位や座位に比べて背臥位は吸気量が少なくなるため体位による差がみられたと述べている 同様に鯨津も座位で吸気量が多く, 背臥位では十分な吸気が得られず咳嗽に不利であると述べている 本研究でも %FVC と %FEV1 は座位よりも腹臥位で有 6
7 鈴木健太, 他 : 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 有効な咳嗽体位の検討 意に低い値となっているが, 腹臥位の %FVC と %FEV1 は正常範囲であり, 呼吸筋力も体位による差がなかったため PCF にも差がみられなかったと考えられる 2) 高齢者 1 努力性肺活量に関して %FVC,%FEV1 ともに体位による有意差はみられなかった 寺本ら 15) は胸椎後彎の Cobb 角が全肺気量,VC,FEV1,PImax,PEmax と有意の負の相関があると報告し, 伊藤ら 16) は円背の強い高齢者は呼吸筋力と呼気流量が低下しており, 呼吸運動では腹部の動きが小さく胸部優位の呼吸パターンを示したと報告している 本研究では座位においても %FVC が 87.8±13.0% と低値を示しており, 軽度の円背や脊柱の変形による胸郭の可動性や拡張性の低下が考えられ, そのため座位と腹臥位で有意差が見られなかったと考えられた しかし, 本研究では脊柱の形状は継続した腹臥位保持の可否のみで評価し, 定量的な評価は行っていないため先行研究と比較することはできない 今後はより詳細な脊柱の評価が必要と考える 2 呼吸筋力について加齢により呼吸筋力は低下するという報告 13,17,18) が多いが,50 歳以上の健常者では加齢による呼 19) 吸筋力低下はみられないという報告もある 本研究では %PImax が 102.1±43.7% と予測値と同様の値であったが,%PEmax は 84.4±37.2 % と予測値よりも低い値であった Summerhil ら 20) は週 3 回有酸素運動を 30 分している運動群と非運動群では FVC,FEV1 に有意差はみられないが,PEmax は運動群が非運動群の 2 倍,PImax も運動群で有意に大きかったと報告している 本研究の対象者も自主的に週 1 回の健康増進事業に参加されている方であり,1 時間程度のウォーキングや体操等の有酸素運動により PImax に関しては維持できていると考えられた 一方で, 冨田ら 21) は地域在住高齢者の呼吸筋力が予測値よりも顕著に低下し,%PImax と %PEmax が 50% 以下の人も半数いたと報告している 本研究においても %PImax は 1 名 (6%), %PEmax は 4 名 (25%) が 50% 以下であった 有意差はみられないが %PEmax は座位で 84.4±37.2%, 腹臥位で 71.2±32.0% と低値を示した 解良 22) は最大吸気位において呼気筋力は長さ- 張力関係により最大の筋力を発生させると報告している また, 伊藤ら 16) は脊柱後彎の増大により腹筋群の筋長が短縮し, 筋の長さ - 張力関係から収縮効率が低下すると述べている 本研究の対象者は %FVC に有意差はなく, 軽度の円背や胸郭の変形が呼気筋である腹筋群の収縮効率を低下させ,%PEmax が低値を示した可能性が示唆された 3 咳嗽力について本研究では PCF に体位による差はみられなかった 咳嗽は吸気量と呼気筋力の影響をうけるが,%FVC と %PEmax は有意差がみられなかった 咳嗽の第 3 相の排除相を低下させる原因として気道閉塞が考えられるが,%FEV1 と FEV1% にも有意差がみられなかった よって, PCF にも体位による差がみられなかったと考えられる 2. 若年者と高齢者の呼吸機能の違い 1 努力性肺活量に関して %FVC,%FEV1 は年齢による差はみられなかったが,FEV1% は全ての体位で若年者より高齢者が有意に低かった FEV1% に年齢による有意差が認められたが, 若年者及び高齢者の計測した値は全ての体位で閉塞性換気障害と診断される FEV1%< 70% より大きな値であった そのため, 病的な範囲ではないが, 若年者と比較して高齢者では気道閉塞が潜在的に進行している可能性が示唆された 2 呼吸筋力に関して %PImax,%PEmax は年齢による差はみられなかった 性別, 身長, 体重, 年齢の影響を除いた %PImax, %PEmax で年齢による有意差がみられなかったため, 円背や胸郭変形の影響は少なかった事が示唆された 3 咳嗽力に関して PCF は全ての体位で若年者より高齢者が有意に 7
8 山形保健医療研究, 第 14 号,2011 低かった PCF は現在のところ予測式が確立されていないが, 肺活量, 呼吸筋力と同様に年齢による低下が起こる可能性が示唆された ATS 23) では神経疾患において PCF が 270L/min 以下で上気道感染時に分泌物の喀出不全となり, 160L/min 以下で日常的に分泌物の喀出不全となると報告している 高齢者の中には PCF の値が 270L/min 以下の人が座位で 5 名, 背臥位で 7 名, 腹臥位で 6 名いた 本研究では高齢者の対象者が 16 名と少ないため, 今後さらに症例数を増やし検討する必要がある 朝戸ら 24) は, 若年者と高齢者の咳嗽機能の違いとして, 若年者は咳嗽の第 1 相から第 3 相が明瞭に識別されたが, 高齢者では第 1 相と第 2 相の識別が曖昧か, ほとんど識別できず, 声門の閉鎖不全の存在が確認されたと報告している 若年者と高齢者の努力性肺活量と呼吸筋力に有意差がみられず,PCF のみ有意差がみられたことから, 本研究の高齢者においても第 2 相が十分に機能していない可能性が示唆された また 若年者は胸郭の可動性, 柔軟性が十分にあり, ベッド面で胸郭の拡張を妨げられる臥位よりも座位で %FVC,%FEV1 の値が有意に大きくなった 咳嗽は第 1 相から第 3 相に分けられ, 吸気量と呼気筋力の影響をうける 体位により PCF に有意差はみられなかったが, 座位が臥位より %FVC,%FEV1 の値が有意に大きいため第 1 相で有利であり, 第 2 相, 第 3 相で重要な PEmax には体位による有意差がみられなかった そのため, 臥位よりも吸気量の多い座位で効率よく咳嗽を行える可能性が示唆された 本研究では高齢者の努力性肺活量, 呼吸筋力, 咳嗽力に体位による差がみられなかった そのため, 咳嗽を行う体位を検討する際に座位と臥位を比較した場合は座位で行う方が良いが, 座位能力が低下している場合や全身状態が安定しない場合は安定した臥位で咳嗽を行っても効果が変わらない可能性が示唆された 3. 本研究の限界本研究の限界として, 高齢者が16 名であること, 喫煙者が含まれていたこと, 脊柱の評価を腹臥位の可否のみで行ったことが挙げられる 本研究の被験者では喫煙者と非喫煙者の結果に差がみられ なかったが, 今後は対象者を増やして喫煙の影響を検討する必要があると考えられる また, 運動習慣のある高齢者が対象であったため, 今後は運動習慣のない高齢者や呼吸器疾患の既往がある人を対象として検討する必要があると考えられる 4. 結論 1) 若年者では %FVC,%FEV1 が座位よりも腹臥位で有意に低かったが, 高齢者では体位により努力性肺活量, 呼吸筋力, 咳嗽力に有意差がみられなかった 2)PCF は年齢により全ての体位で有意差がみられた 3) 高齢者の PCF は体位による有意差がみられなかったため, 座位保持能力低下や全身状態が安定しない場合は安定した臥位で咳嗽を行っても効果が変わらない可能性が示唆された 謝辞本研究に参加していただいた山形県立保健医療大学学生, 地域在住高齢者の皆様に心より感謝申し上げます 文献 1)Kapandji.IA( 嶋田智明訳 ). 咳のメカニズム : 声門の閉鎖. 荻島秀男監訳. カパンディ関節の生理学 Ⅲ 体幹 脊柱 ( 第 5 版 ). 東京 : 医歯薬出版 ; ) 日本呼吸器学会肺生理専門委員会編. 測定方法の実際. 呼吸機能検査ガイドライン スパイロメトリー, フローボリューム曲線, 肺拡散能力. 東京 : メディカルレビュー社 ; )MorenoF,LyonsHA.Efectofbodypostureon lungvolumes.japplphysiol.1961;16: )VilkeGM,ChanTC,NeumanT,ClausenJL.Spirometryinnormalsubjectsinsiting,prone,and supinepositions.respircare.2000;45: )BadrC,ElkinsMR,ElisER.Theefectofbody positiononmaximalexpiratorypresureandflow. AustJPhysiother.2002;48: )TsubakiA,DeguchiS,YonedaY.Influenceof 8
9 鈴木健太, 他 : 腹臥位が高齢者の呼吸機能に及ぼす影響 有効な咳嗽体位の検討 postureonrespiratoryfunctionandrespiratorymusclestrengthinnormalsubjects.jphysthersci. 2009;21: )OgiwaraS,MiyachiT.Efectofpostureonventilatorymusclestrength.JPhysTherSci.2002;14: ) 白須章子, 玉木彰, 辻田純三, 堀清記. 肢位の変化が咳嗽能力に与える影響と咳嗽介助手技の効果について. 京都大学医療技術短期大学部紀要.2003;23: ) 鯨津吾一. 咳嗽時最大呼気流速と体位の関係. ICU と CCU.2009;33: )MilerMR,HankinsonJ,BrusascoV,BurgosF, CasaburiR,CoatesA,CrapoR,EnrightP,vander GrintenCP,GustafsonP,JensenR,JohnsonDC, MaclntyreN,MckayR,NavajasD,PedersenOF, PelegrinoR,ViegiG,WangerJ,ATS/ERSTask Force.Standardisationofspirometry.EurRespirJ. 2005;26: )Black LF, Hyat RE. Maximal respiratory presures:normalvaluesandrelationshiptoage andsex.americanreviewofrespiratorydisease. 1969;99: ) 日本呼吸器学会肺生理専門委員会. 日本人のスパイログラムと動脈血液ガス分圧基準値. 日呼会誌.2001;39: ) 鈴木正史, 寺本信嗣, 須藤英一, 小川桂子, 滑川妙子, 盛田和治, 松瀬健, 滝沢始, 大内尉義, 福地義之助. 最大呼気 吸気筋力の加齢変化. 日胸疾会誌.1997;35: )TomitaK,SakaiY,MonmaM,OhseH,ImuraS. AnalysisofdiaphragmaticmotionwithpronepositioningusingdynamicMRI.JPhysTherSci.2004; 16: ) 寺本信嗣, 鈴木正史, 松瀬健, 大賀栄次郎, 片山弘文, 長瀬隆英, 福地義之助, 大内尉義. 脊柱後彎が呼吸機能の加齢変化におよぼす影響. 日老医誌.1998;35: ) 伊藤弥生, 山田拓実, 武田円. 円背姿勢高齢者の呼吸機能及び呼吸パターンの検討. 理学療法科学.2007;22: ) 西村善博, 前田均, 田中勝治, 橋本彰則, 橋本由香子, 横山光宏, 福崎恒. 加齢の呼吸筋力に及ぼす影響 最大口腔内圧を用いた検討. 日胸疾会誌.1991;29: )ChenHI,KuoCS.Relationshipbetweenrespiratory muscle function and age,sex,and other factors.japplphysiol.1989;66: )McelvaneyG,BlackieS,MorisonNJ,Wilcox PG,FairbarnMS,PardyRL.Maximalstaticrespiratory presuresin the normalelderly.am Rev RespirDis.1989;139: )SummerhilEM,AngovN,GarberC,McCool FD.Respiratorymusclestrengthinthephysicaly activeelderly.lung.2007;185: ) 冨田和秀, 岡崎大資, 赤池優, 加藤仁志, 江口勝彦, 居村茂幸, 阪井康友, 大瀬寛高. 地域在住高齢者における呼吸筋力低下の実態 群馬県山間部の横断的予備調査から. 理学療法群馬.2008;19: ) 解良武士. 呼吸筋力の特性. 理学療法科学. 2001;16: )ATS. Respiratory care of the patient with duchennemusculardystrophy.am JRespirCrit CareMed.2004;170: ) 朝戸裕子, 吉野克樹, 金野公郎. 高齢者の咳嗽機能低下に関する研究. 東女医大誌.1997;67:
10 山形保健医療研究, 第 14 号,2011 要 旨 目的 : 本研究の目的は, 有効な咳嗽体位を検討するために, 若年者と高齢者で腹臥位での呼吸機能を計測し, 背臥位, 座位との違いを明らかにすること, および若年者と高齢者の呼吸機能の特性を明らかにすることである 方法 : 対象は若年者 20 名 (22.1±1.9 歳 ),65 歳以上の地域在住高齢者 16 名 (71.3±4.6 歳 ) である 測定体位は座位, 背臥位, 腹臥位の 3 体位で努力性肺活量測定, 呼吸筋力測定, 咳嗽力測定を行った 結果 : 若年者の努力性肺活量は坐位に比べ腹臥位で有意に減少したが, 高齢者の努力性肺活量, 呼吸筋力, 咳嗽力は体位による有意差はみられなかった 高齢者の咳嗽力は座位, 背臥位, 腹臥位の 3 体位全てで若年者よりも有意に低値を示した 結論 : 高齢者の咳嗽力は体位による影響が少ないことが示唆された 高齢者では坐位姿勢が不安定な場合は, 臥位で咳嗽を行っても効果が変わらない可能性が考えられた キーワード : 高齢者, 呼吸機能, 腹臥位 10
目的呼吸器の主な機能は 肺を循環する血液のガス交換である この機能はさらに 換気機能や肺胞機能 肺循環機能に分類できる 本実習では スパイロメーターを用いて肺気量を測定し 肺の換気機能について考察する また 呼吸機能を評価する他の検査方法について学習し 呼吸機能を理解する 実験装置 器具 スパイロメ
http://smile.poosan.net/dryeyez/ 生理学実習レポート 実験日 :25 年 4 月 19 日 提出日 :25 年 4 月 25 日 実験項目 : 呼吸機能 グループ :* 学籍番号 :341*** 氏 名 :emm386 共同実験者 : 241***:** ** * 目的呼吸器の主な機能は 肺を循環する血液のガス交換である この機能はさらに 換気機能や肺胞機能 肺循環機能に分類できる
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理学療法科学 22(3):353 358,2007 研究論文 円背姿勢高齢者の呼吸機能及び呼吸パターンの検討 Investigation of Respiratory Function and Breathing Pattern in Elderly People with Kyphosis Posture 伊藤弥生 1,2) 山田拓実 3) 武田円 3,4) YAYOI ITO, RPT, MS
高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に
高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に関節疾患 5 位が骨折 転倒であり 4,5 位はいずれも運動器が関係している 骨粗しょう症のメカニズムの解明
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S P - 3 7 C O P D 肺 P e r シリーズ / 解 析 項 目 予 1 肺活量 VC VC波形の最大値と最小値との差の気量 2 予備呼気量 ERV 安静呼気位から最大呼出できる量 3 予備吸気量 IRV 安静吸気後にさらに最大限吸気できる量 4 最大吸気量 IC 安静呼気位から最大限吸気できる量 5 一回換気量 TV 安静呼吸時の吸気と呼気の気量 6 じん肺法判定 F %VC ift
Ⅱ 章背景知識 2 呼吸不全の病態生理 呼吸とは, 酸素 (O 2 ) を外気から摂取し細胞内に移送するとともに, 細胞内で産生された二酸化炭素 (CO 2 ) を外気に排出することである 外気と血液間の O 2 CO 2 交換を外呼吸, 血液と細胞間の O 2 CO 2 交換を内呼吸と呼ぶ 肺は,
2 呼吸不全の病態生理 呼吸とは, 酸素 (O 2 ) を外気から摂取し細胞内に移送するとともに, 細胞内で産生された二酸化炭素 (CO 2 ) を外気に排出することである 外気と血液間の O 2 CO 2 交換を外呼吸, 血液と細胞間の O 2 CO 2 交換を内呼吸と呼ぶ 肺は, 外呼吸の主要器官で, 換気, ガスの肺内分布, 拡散, 肺血流の 4 つの過程があり, そのうちのどの過程において障害が起こっても血液中に取り込まれる酸素は不足する
JSEPTIC CE教材シリーズ 対象:レベル1 ICUで働く新人CE(1~3年目程度)
JSEPTIC CE 教材シリーズ対象 : レベル 1 ICU で働く新人 CE(1~3 年目程度 ) ハイフローセラピー ( ネーザルハイフロー ) Ver.2 20160418 もくじ 第 1 章序論第 2 章原理 2-1 ハイフローセラピーのポイント 2-2 鼻カニューラ 2-3 高流量 2-4 加温 加湿 第 3 章効果 3-1 ハイフローセラピーの効果 3-2 解剖学的死腔の洗い流し 3-3
<97D58FB C967B94E08F4390B32E6169>
Chapter 1 麻酔に必要な解剖 生理 1 呼吸 ❶呼吸器系の解剖と呼吸生理は 麻酔科医にとって必須の知識である ❷呼吸生理学の基礎的概念を理解しよう ❸死腔は PaCO2 に影響し シャントは低酸素血症の最大の原因である はじめに 麻酔科医には 周術期の呼吸管理および循環管理に関する知識が求められるため 呼吸生理学を 理解することは必須である 本稿では 麻酔科医が最低限の知識として身につけておくべき呼吸器
1 3 Castro Rodriguez Asthema Predictive Index API 4% 1 76% 2 1 59% Castro Rodriguez 3 Asthma Predictive Index API 159 76 1 API 1 2 GERD 2 API 1 1 60 5
2 1 喘息診断のコツについて教えて下さい 乳幼児 年長児で気を付けるべき診断のポイントをそれぞれ 教えて下さい 乳幼児と学童以上とは別個に考えましょう 特に乳幼児では問診と診察が重要です 誤診回避の ポイントは フォロー中に矛盾点が見つかったとき 探求を怠らないことです 専門医の診察が必 要な時もあります 乳幼児の喘息診断には API Asthma Predictive Index が有用です 1
心房細動1章[ ].indd
1 心房細動は, 循環器医のみならず一般臨床医も遭遇することの多い不整脈で, 明らかな基礎疾患を持たない例にも発症し, その有病率は加齢とともに増加する. 動悸などにより QOL が低下するのみならず, しばしば心機能低下, 血栓塞栓症を引き起こす原因となり, 日常診療上最も重要な不整脈のひとつである. 1 [A] 米国の一般人口における心房細動の有病率については,4 つの疫学調査をまとめた Feinberg
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日本人の年齢別推算糸球体濾過量 (egfr) の検討 ~ 協会けんぽ東京支部 76 万人の健診データから ~ 渋谷区医師会 望星新宿南口クリニック院長高橋俊雅 協会けんぽ東京支部保健グループ岡本康子 尾川朋子 目的 企画総務グループ馬場武彦 概要 推算糸球体濾過量 (egfr) は 慢性腎臓病 (CKD) の診断 治療に広く利用さ れているが 個々人の egfr を比較できる年齢別 egfr( 標準値
6 腰椎用エクササイズパッケージ a. スポーツ選手の筋々膜性腰痛症 ワイパー運動 ワイパー運動 では 股関節の内外旋を繰り返すことにより 大腿骨頭の前後方向への可動範囲を拡大します 1. 基本姿勢から両下肢を伸展します 2. 踵を支店に 両股関節の内旋 外旋を繰り返します 3. 大腿骨頭の前後の移
6 腰椎用エクササイズパッケージ a. スポーツ選手の筋々膜性腰痛症 胸郭リアライメント 胸郭リアライメント では 胸郭の可動性を拡大しつつ 胸郭周囲の筋緊張を軽減することを目的とします 2. 上肢と下肢が脱力できたら徐々に深い呼吸を行いま す 呼吸を10 回程度繰り返します 腕の外転運動と深呼吸 肩の外転運動と深呼吸 では 胸郭の最大限の拡張を促します 2. 両肩を適度に外転させます 肘は床から離さないようにします
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プライマリケアでのスパイロメトリー Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD) 2008 この資料は GOLDが作成 公開している英文資料をGOLD 日本委員会が日本語に翻訳したものです 資料中のスパイロメーターや薬剤に関する記載の一部は 日本で利用可能なものと異なる場合がありますのでご注意ください 2009 年 7 月
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 庄司仁孝 論文審査担当者 主査深山治久副査倉林亨, 鈴木哲也 論文題目 The prognosis of dysphagia patients over 100 years old ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 日本人の平均寿命は世界で最も高い水準であり, 高齢者の人口は全人口の約 25% を占め, 介護の問題なども含め, 高齢化は深刻な問題である. 平均寿命の延伸とともに,100
4 身体活動量カロリズム内に記憶されているデータを表計算ソフトに入力し, 身体活動量の分析を行った 身体活動量の測定結果から, 連続した 7 日間の平均, 学校に通っている平日平均, 学校が休みである土日平均について, 総エネルギー消費量, 活動エネルギー量, 歩数, エクササイズ量から分析を行った
ダウン症児童生徒の肥満予防に関する基礎的検討 ~ 身体活動量の測定をとおして ~ 学校教育専攻学校教育専修修教 09-003 伊藤由紀子 Ⅰ 研究の目的近年, 生活習慣の変化に伴い小児肥満も増加傾向を示し, 小児肥満の 70~80% は成人期に移行するとされ, 肥満は生活習慣病を引き起こす要因のひとつであるとされている したがって, 早期からの肥満予防支援の必要性が強く求められており, 現在では幼児期からの取り組みが有効であると認識されてきている
(Lung Health Study) FEV1 の変化 80 76 軽症 COPD: 可逆性大炎症 2682 2335 208 2059 152 1818 134 重症 COPD: 可逆性小炎症 なし 124 年齢 ( 歳 ) 150 125 100 75 実年齢 肺年齢 *:p
2 片脚での体重支持 ( 立脚中期, 立脚終期 ) 60 3 下肢の振り出し ( 前遊脚期, 遊脚初期, 遊脚中期, 遊脚終期 ) 64 第 3 章ケーススタディ ❶ 変形性股関節症ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PT OT ビジュアルテキスト 姿勢 動作 歩行分析 contents 序ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー畠中泰彦 3 本書の使い方ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スライド 1
有識者資料 1 喫煙と 肺がん COPD 熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器内科学分野熊本大学医学部附属病院呼吸器内科興梠博次 肺がん ( 肺の悪性腫瘍 ) 顕微鏡で観察して, 主に, 腺癌, 扁平上皮癌, 大細胞癌, 小細胞癌に分類される 現時点では, 手術による切除が治癒可能な治療法である 喫煙と関連のある肺がんは, 扁平上皮癌, 小細胞癌であるが, 腺癌も可能性がある 1 肺がん細胞診による診断
[ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup resu
[ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup result for 5 years 清奈帆美 當仲 香 河邊博史 高橋 綾 松本可愛 齋藤圭美 澁谷麻由美
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( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 米田博 藤原眞也 副査副査 黒岩敏彦千原精志郎 副査 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パーキンソン病患者における幸福感の喪失 ) 学位論文内容の要旨 目的 パーキンソン病 (PD) において 気分障害は非運動症状の中でも重要なものであり
臨床試験の実施計画書作成の手引き
臨床試験実施計画書 汗中乳酸測定システムを用いた 組織酸素代謝評価の検討 聖マリアンナ医科大学救急医学 神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1 電話 :044-977-8111( 医局内線 3931) 医局 FAX:044-979-1522 責任医師森澤健一郎 [email protected] 臨床試験実施予定期間 : 承認後 ~ 2018 年 6 月 30 日まで 作成日 :2016 年
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高齢者のサルコペニア対策におけるタマゴ摂取の意義 京都女子大学家政学部食物栄養学科 教授田中清 緒言ロコモティブシンドローム ( 以下ロコモ ) は加齢に伴う運動器障害であり 要介護 要支援の重要な原因 健康寿命短縮の大きな要因である ロコモの構成疾患のうち 骨粗鬆症については治療薬が多数開発され 栄養面からの研究も多数存在するが 変形性関節症 サルコペニアに関しては研究報告が乏しい サルコペニアは
体幹トレーニング
体幹トレーニング 論文紹介 (The myth of core stability[2010]) Functional Training 理論 体幹の Functional Training H26.5.17 舘利幸 体幹とは 身体の軸となる部分の総称 体の主要部分 胴体のこと 具体的な関節や筋を指してはいない 腹腔を囲む部分 ( 腹横筋 多裂筋 横隔膜 骨盤底筋群 ) 深層 表層の筋を含めた胴体部分
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呼吸ケア 人工呼吸器の基礎 4: アラームと対応 アラーム 人工呼吸器のみならず医療機器を使用する場合 患者の状態や医療機器自体の異常を発見するために必要なのがアラームです したがって アラームが適切に設定され さらに医療従事者の耳に届く適切な音量に設定されていないと 異常の早期発見や対応の遅れにつながる可能性があります アラームに対する基本的心構え 1) として以下があげられます (1) 使用者はアラームの意味を理解し
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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから
目標 呼吸理学療法の概略を知る 小児の呼吸障害の特徴について知り 具体的な援助について考える 呼吸理学療法の手技を知り リスクについても理解する 2017/1/13 2
退院 在宅医療支援室主催小児医療ケア実技研修会 小児の呼吸理学療法 神奈川県立こども医療センター 発達支援部理学療法室 脇口恭生 2017/1/13 1 目標 呼吸理学療法の概略を知る 小児の呼吸障害の特徴について知り 具体的な援助について考える 呼吸理学療法の手技を知り リスクについても理解する 2017/1/13 2 本日のながれ 18:00~18:30 講義 1. 小児の呼吸障害の特徴 2.
選考会実施種目 強化指定標準記録 ( 女子 / 肢体不自由 視覚障がい ) 選考会実施種目 ( 選考会参加標準記録あり ) トラック 100m 200m 400m 800m 1500m T T T T33/34 24
選考会実施種目 強化指定標準記録 ( 男子 / 肢体不自由 視覚障がい ) 選考会実施種目 ( 選考会参加標準記録あり ) トラック T11 11.66 11.79 T12 11.38 11.48 T13 11.38 11.50 T33 24.93 27.44 T34 17.98 18.96 T35 14.74 15.53 T36 13.47 14.04 100m T37 12.41 12.81 T38
運動負荷試験としての 6 分間歩行試験の特徴 和賀大 坂本はるか < 要約 > 6 分間歩行試験 (6-minute walk test; 6MWT) は,COPD 患者において, 一定の速度で歩く定量負荷試験であり, この歩行試験の負荷量は最大負荷量の約 90% に相当すると報告されている. そこ
運動負荷試験としての 6 分間歩行試験の特徴 和賀大 坂本はるか < 要約 > 6 分間歩行試験 (6-minute walk test; 6MWT) は,COPD 患者において, 一定の速度で歩く定量負荷試験であり, この歩行試験の負荷量は最大負荷量の約 90% に相当すると報告されている そこで, 6MWT は一定負荷試験であるか, 高負荷運動であるかを検証するため, 研究 1 は, 高齢者 22
平成 30 年 12 月吉日 福島県理学療法士会会員各位 福島県理学療法士会学術局長佐藤竜太 福島県理学療法士会県北支部研修会のご案内 拝啓厳寒の候 ますます御健勝のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚くお礼申し上げます さて このたび福島県理学療法士会県北支部研修会を下記の通り開
平成 30 年 12 月吉日 福島県理学療法士会会員各位 福島県理学療法士会学術局長佐藤竜太 福島県理学療法士会県北支部研修会のご案内 拝啓厳寒の候 ますます御健勝のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚くお礼申し上げます さて このたび福島県理学療法士会県北支部研修会を下記の通り開催致します 今回は国立精神 神経医療研究センター寄本恵輔先生をお招きし 神経筋疾患の呼吸理学療法 についてご教授いただきます
退院 在宅医療支援室主催小児医療ケア実技研修会 看護師のための 緊張が強いこどものポジショニング 神奈川県立こども医療センター 発達支援部理学療法科 脇口恭生 1
退院 在宅医療支援室主催小児医療ケア実技研修会 看護師のための 緊張が強いこどものポジショニング 神奈川県立こども医療センター 発達支援部理学療法科 脇口恭生 1 本日の流れ 18:00 講義ポジショニングの考え方症例の紹介 18:45 演習 体を使って体験 2 目的を決める リラックス 休息 食事 哺乳 活動 呼吸の安定努力呼吸の改善 効率の良い呼吸 受身的な運動ストレッチ 関節可動運動など 遊び
ALS の肺気量分画と ALSFRS R との関連性 原 著 筋萎縮性側索硬化症における肺気量分画と ALS 機能評価スケールとの関連性の検討 安田正代 * 栗﨑玲一 **, *** 本多史美 * 東原悦子 * 阪本徹郎 ** 中原圭一 **, **** 植川和利 ** 要約 方法 : 筋萎縮性側索
原 著 筋萎縮性側索硬化症における肺気量分画と ALS 機能評価スケールとの関連性の検討 安田正代 * 栗﨑玲一 **, *** 本多史美 * 東原悦子 * 阪本徹郎 ** 中原圭一 **, **** 植川和利 ** 要約 方法 : 筋萎縮性側索硬化症 (amyotrophic lateral sclerosis:als) 患者 18 名を対象に, 座位での努力性肺活量 (forced vital
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ
(ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54
博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文
博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 目次 はじめに第一章診断横断的なメタ認知モデルに関する研究動向 1. 診断横断的な観点から心理的症状のメカニズムを検討する重要性 2 2. 反復思考 (RNT) 研究の歴史的経緯 4 3. RNT の高まりを予測することが期待されるメタ認知モデル
標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会
第 3 章保健指導対象者の選定と階層化 (1) 保健指導対象者の選定と階層化の基準 1) 基本的考え方生活習慣病の予防を期待できる内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) の選定及び階層化や 生活習慣病の有病者 予備群を適切に減少させることができたかを的確に評価するために 保健指導対象者の選定及び階層化の標準的な数値基準が必要となる 2) 具体的な選定 階層化の基準 1 内臓脂肪型肥満を伴う場合の選定内臓脂肪蓄積の程度を判定するため
シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを
シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠
Microsoft PowerPoint ⑤静岡発表 [互換モード]
職場におけるメンタルヘルス対策とし ての睡眠保健指導の評価に関する研究 静岡産業保健推進連絡事務所 巽あさみ 鎌田隆 住吉健一 内野文吾 荒井方代 佐野雪子他 1 研究の背景 自殺者の約 3 割弱が被雇用労働者 勤め人であること 自殺の原因の半数が健康問題であり そのうち 43.3% がうつ病等である うつ病患者の 90% 以上に不眠症状があることや不眠とうつ病には両方向の関連性があると報告されている
2011 年 11 月 2 日放送 NHCAP の概念 長崎大学病院院長 河野茂 はじめに NHCAP という言葉を 初めて聴いたかたもいらっしゃると思いますが これは Nursing and HealthCare Associated Pneumonia の略で 日本語では 医療 介護関連肺炎 と
2011 年 11 月 2 日放送 NHCAP の概念 長崎大学病院院長 河野茂 はじめに NHCAP という言葉を 初めて聴いたかたもいらっしゃると思いますが これは Nursing and HealthCare Associated Pneumonia の略で 日本語では 医療 介護関連肺炎 となります 今年 8 月に日本呼吸器学会からこの NHCAP のための新しい診療ガイドラインが発表されたのですが
症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習
ABC-123 臨床試験進行または再発胃癌患者に対するプラセボを対照薬とした無作為化二重盲検比較試験症例報告書 治験実施計画書番号 P123-31-V01 被験者識別コード 割付番号 治験実施医療機関名 ご自分の医療機関 お名前を記載して下さい 症例報告書記載者名 症例報告書記載者名 治験責任医師 ( 署名又は記名 押印 ) 治験責任医師記載内容確認完了日 印 2 0 年 月 日 1 症例報告書の記入における注意点
<4D F736F F D20824F C8E AAA93AA8CBE814596DA8E9F2E646F63>
2 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究 研究者 ( 代表者 ) 清水聡小川赤十字病院内科部長 宮崎大学医学部社会医学講座公衆衛生学分野大学院生 -85- 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究小川赤十字病院清水聡 要旨 中小事業所では 交代制勤務者 ( シフトワーカー ) が数多く それらは 睡眠障害のみならず 高血圧症等心血管系の問題を抱えていることが多い
1-A-01-胸部X線写真の読影.indd
A B normal variant Keats Atlas of normal Roentgen variants that may simulate disease 1973 1207 normal variant borderlands Borderlands of normal and early pathological findings in skeletal radiography 1910
平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2
平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅱ)(1 単位 ) 200 点 3. 脳血管疾患等リハビリテーション料
高齢者の筋肉内への脂肪蓄積はサルコペニアと運動機能低下に関係する ポイント 高齢者の筋肉内に霜降り状に蓄積する脂肪 ( 筋内脂肪 ) を超音波画像を使って計測し, 高齢者の運動機能や体組成などの因子と関係するのかについて検討しました 高齢男性の筋内脂肪は,1) 筋肉の量,2) 脚の筋力指標となる椅子
高齢者の筋肉内への脂肪蓄積はサルコペニアと運動機能低下に関係する 名古屋大学総合保健体育科学センター ( センター長 : 押田芳治 ) の秋間広 ( あきまひろし ) 教授, 田中憲子 ( たなかのりこ ) 講師, 同大学院生らの研究グループは, 早稲田大学との共同研究で高齢者において見られる筋肉内に霜降り状に蓄積している脂肪 ( 以下, 筋内脂肪 ) が, サルコペニア ( 注 1) や運動機能低下と関係しており,
ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2
ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため
目次 1. 肺のはたらき 呼吸のしくみ 2.COPDとは 3.COPDの疫学 4.COPDの症状 5.COPDの身体所見 6.COPDの合併疾患 併存疾患 7.COPDの原因 8.COPDの診断の流れ 9.COPDの検査 1.COPDの治療 11.COPDの増悪期の対応 12. 終末期 COPDにつ
健康教育テキスト No. 33 COPD( 慢性閉塞性肺疾患 ) を ご存知ですか 山口県医師会山口県医師国民健康保険組合 目次 1. 肺のはたらき 呼吸のしくみ 2.COPDとは 3.COPDの疫学 4.COPDの症状 5.COPDの身体所見 6.COPDの合併疾患 併存疾患 7.COPDの原因 8.COPDの診断の流れ 9.COPDの検査 1.COPDの治療 11.COPDの増悪期の対応 12.
Microsoft PowerPoint - H27.5実技研修(呼吸器)配布資料 (2) [互換モード]
2015 年度医療ケア実技研修会 2015.5.29 小児の在宅呼吸療法 人工呼吸器の特徴と観察のポイント 4 東病棟看護科長 集中ケア認定看護師 大石直子 在宅呼吸療法継続使用年度推移 60 50 40 50 53 54 51 48 30 20 26 27 25 18 19 10 0 24 26 29 33 29 気管切開呼吸管理非侵襲的呼吸管理合計 在宅人工呼吸器療法を受けるこどもの特徴 1 多くの医療的ケアが必要である
解剖学 1
解剖生理学と血液のはたらき ( 器 ) P.109-141 器と運動 気道の機能 ( 防御機能 ) P.122 : 気道の第三の役割で 吸気中には塵埃や細菌 様々な物質が含まれている : 気道はこれらの物質を途中で除去し 有害物質が肺胞に到達しない様にしている : 比較的大型の物質は 鼻腔の鼻毛によって濾過される : 鼻毛の間を通過した小型の細菌や塵埃などの物質は 鼻腔や気道表面にある杯細胞から分泌される粘液に吸着される
めまい
Clinical Question 2016 年 12 月 12 日 High-flow nasal cannula oxygen (HFNC: ネーザルハイフロー ) 藤田保健衛生大学救急総合内科作成者 : 新垣大智監修 : 植西憲達 神宮司成弘分野 : 呼吸器テーマ : 治療 ある日の救急外来 症例 :80 歳 女性 病歴 ; 昨日朝から湿性咳嗽と膿性痰あり 夕方から 38 の発熱 今朝から呼吸困難の訴えあり
7 1 2 7 1 15 1 2 (12 7 1 )15 6 42 21 17 15 21 26 16 22 20 20 16 27 14 23 8 19 4 12 6 23 86 / 230) 63 / 356 / 91 / 11.7 22 / 18.4 16 / 17 48 12 PTSD 57 9 97 23 13 20 2 25 2 12 5
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CT 画 像 を 用 いた 肺 の 呼 吸 機 能 の 定 量 化 * ** * Quantification of the Respiratory Activity of the Lung using CT Images Takayuki HASHIMOTO* Caihua WANG**,and Jun MASUMOTO* Abstract We have developed a system to
呼吸器内科(色違い).indd
慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 全体での質問 Q1 COPD( シー オー ピー ディー ) とは何ですか A1 慢性閉塞性肺疾患 を英語で書いたときの Chronic Obstructive Pulmonary Disease の頭文字をとったもので これまで肺気腫と言われていた疾患と慢性気管支炎を統合した概念の病気です Q2 どんな病気ですか A2 タバコの煙などによって 気管支や肺 ( 肺胞
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日本人の食事摂取基準 ( 概要 )( 抜粋 ) 1 策定の目的食事摂取基準は 健康な個人または集団を対象として 国民の健康の維持 増進 エネルギー 栄養素欠乏症の予防 生活習慣病の予防 過剰摂取による健康障害の予防を目的とし エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものである 2 策定方針 設定指標 食事摂取基準 (Dietary Reference Intakes) として エネルギーについては
通常の市中肺炎の原因菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌に加えて 誤嚥を考慮して口腔内連鎖球菌 嫌気性菌や腸管内のグラム陰性桿菌を考慮する必要があります また 緑膿菌や MRSA などの耐性菌も高齢者肺炎の患者ではしばしば検出されるため これらの菌をカバーするために広域の抗菌薬による治療が選択されるこ
2014 年 12 月 3 日放送 高齢者肺炎の診療マネジメント 大分大学呼吸器 感染症内科教授門田淳一はじめに今回は高齢者肺炎の診療マネジメントについて考えてみたいと思います およそ 4 人に 1 人が 65 歳以上である超高齢社会の我が国において 高齢者肺炎は日常診療において最も頻繁に遭遇する疾患の一つです 我が国の死因の第 3 位は肺炎ですが そのうち約 96% は65 歳以上の高齢者が占めています
3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問
フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg
早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 ネパール人日本語学習者による日本語のリズム生成 大熊伊宗 2018 年 3 月
早稲田大学大学院日本語教育研究科 修士論文概要書 論文題目 ネパール人日本語学習者による日本語のリズム生成 大熊伊宗 2018 年 3 月 本研究は ネパール人日本語学習者 ( 以下 NPLS) のリズム生成の特徴を明らかにし NPLS に対する発音学習支援 リズム習得研究に示唆を与えるものである 以下 本論文 の流れに沿って 概要を記述する 第一章序論 第一章では 本研究の問題意識 意義 目的 本論文の構成を記した
2
2008 No.236 2 4 5 6 7 9 8 11 10 12 [ ESSAY ] MY HOBBY IS RADIO PROGRAMS PRODUCTION 13 85 81 82 83 84 90 85 86 87 88 90 89 91 92 メタボ対策にもってこい 特定健診 特定健診 異常値を早期発見し 早期治療 へ導くための健診でした 異常値になる前にそのリスク対象者を発見して 生活習慣を改善し健康へ導くための健診です
H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd
慢性腎臓病 (CKD) における危険因子としての食後高血糖の検討 独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床研究部 糖尿病研究室長関直人 はじめに 1. 研究の背景慢性腎臓病 (CKD) は 動脈硬化 腎機能低下 末期腎不全 心血管イベントなどの危険因子であることが報告されている (1) 一方で食後高血糖もまた 動脈硬化 心血管イベントの危険因子であることが報告されている (2) 食後高血糖の検出には持続血糖モニタリング
Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・
都道府県別医療費に関するレーダーチャート等 ( ) 平成 年度 2 ( 平成 年度 ) 医療費に関するレーダーチャート 全傷病 : 医療費 に関するレーダーチャート ( 男性 ) に関するレーダーチャート ( 女性 ) ( 入院 入院外計 ) 1 1 1 5 5 5 入院 入院外 ( 医療費の比率 ) データ : 協会けんぽ月報年次 : 平成 年度注 : 入院外医療費には調剤分が含まれている データ
フレイルのみかた
1フレイルとは? POINT OF STUDY フレイルの概念 高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し, 不健康を引き起こしやすい状態は Frailty と表現されており 1), 転倒や日常生活の障害, 要介護の発生, 死亡のリスクを増大させる要因となる. これまでは, 虚弱 や 老衰 などの用語で表現されることが多く, 心身が加齢により老いて衰え, 不可逆的な印象を与えることが懸念されてきた.
ストレッチング指導理論_本文.indb
目次 第 1 章 骨格筋の基礎知識 1 骨格筋の機能解剖学 2 (1) 骨と関節 骨格筋の機能解剖学 2 (2) 主な骨格筋の分類 8 (3) 上肢の筋 10 (4) 肩関節とその筋 11 (5) 体幹とその筋 13 (6) 脊柱の構造と機能 16 (7) 股関節の構造と機能 18 (8) 下肢の筋の様相と機能 21 (9) 膝関節の構造と機能 23 (10) 下腿と足関節の構造および機能 24 (11)
<4D F736F F F696E74202D AAE90AC94C5817A835F C581698FE39E8A90E690B6816A2E >
労災疾病等 13 分野医学研究 開発 普及事業 第 2 期 ( 平成 21 年度 ~ 平成 25 年度 ) 分野名 働く女性のためのメディカル ケア 働く女性における介護ストレスに関する研究 - 女性介護離職者の軽減をめざして - 働く女性健康研究センター 主任研究者中部労災病院女性診療科 神経内科部長上條美樹子 研究の目的 現代社会においては女性労働力の確保は経済復興の大きな柱と考えられ 育児休暇制度や勤務形態の工夫など
要旨一般的に脚長差が3cm 以下であれば 著明な跛行は呈しにくいと考えられているが客観的な根拠を示すような報告は非常に少ない 本研究の目的は 脚長差が体幹加速度の変動性に与える影響を 加速度センサーを用いて定量化することである 対象者は 健常若年成人男性 12 名とした 腰部に加速度センサーを装着し
脚長差が歩行中の体幹加速度の変動性に及ぼす 影響について 柿本信一 西村拓真林尚孝 秀村碧斗 目 次 Ⅰ. はじめに 71 Ⅱ. 対象と方法 71 Ⅲ. 結果 73 Ⅳ. 考察 74 69 要旨一般的に脚長差が3cm 以下であれば 著明な跛行は呈しにくいと考えられているが客観的な根拠を示すような報告は非常に少ない 本研究の目的は 脚長差が体幹加速度の変動性に与える影響を 加速度センサーを用いて定量化することである
1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと
StageⅢ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の 予後予測因子および副作用発現の危険因子についての 探索的研究 (JACCRO GC-07AR) についてのご説明 説明 同意文書 作成日 :2014 年 5 月 27 日 施設名 : 東京医科大学八王子医療センター 1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後
第5回 呼吸器
第 5 回呼吸器 日紫喜光良 医学概論 2014.5.27 1 講義項目 1 換気機能 2 酸素化機能 3 酸素運搬機能 4 血液ガス分析 5 気道の構造 6 肺と胸郭の構造 7 肺疾患 2 換気機能 3 呼吸数 健康な成人 :15~17 回 / 分 新生児 :40~50 回 / 分 睡眠時に少なく 運動時に増加 外気温 精神的興奮 温浴 体温上昇 その他で変動 4 肺気量 (1) 1 回換気量 :
青焼 1章[15-52].indd
1 第 1 章統計の基礎知識 1 1 なぜ統計解析が必要なのか? 人間は自分自身の経験にもとづいて 感覚的にものごとを判断しがちである 例えばある疾患に対する標準治療薬の有効率が 50% であったとする そこに新薬が登場し ある医師がその新薬を 5 人の患者に使ったところ 4 人が有効と判定されたとしたら 多くの医師はこれまでの標準治療薬よりも新薬のほうが有効性が高そうだと感じることだろう しかし
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1
(ICD10: C81 85, C96 ICD O M: 9590 9729, 9750 9759) 治癒モデルの推定結果が不安定であったため 治癒モデルの結果を示していない 203 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 71 68 50 53 52 45 47 1993 1997 1998 2001 2002 2006 2002 2006 (Period 法 ) 43 38 41 76
