< 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 号 通巻第 2 号 23 年 月 > Ⅰ. はじめに 完全な市場のもでは 資源配分は最適なり 何ら生産の損失は生じないしかし 現実の経済では さまざまな規制 税 補助金 労働市場におけるミスマッチ 金融市場の不完全性などの歪み

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1 ミスアロケーション事業所のダイナミクス ミスアロケーション事業所のダイナミクス * *2 細野薫 *3 滝澤美帆 要 約 資源の非効率な配分 ミスアロケーション は 企業 事業所の規模や参入 退出行動を歪め 経済全体の生産性 TotalFactorroductivity:TF を低下させる本稿では 日本の製造業を対象に 事業所レベルの資本産出の歪み edge を計測し その規模分布 参入 退出 および製造業全体の TF への影響を試算したさらに 歪みの要因を分析した主要なファインディングは 以下のおりである第 に もし資本労働が米国同程度に効率的に すなわち 限界生産力が均等化されるように 再配分されれば 日本の製造業全体の TF は 7.7% 上昇するまた 過去 3 年の間に 資源配分の効率性は低下傾向にあった第 2に 現実の事業所の規模分布は 資本産出の歪みがない場合の仮想的な分布に比べる 全体のばらつきが小さく また規模の大きな事業所 例えばトップ % のシェアが小さく 規模の小さな事業所 例えばボトム 2% のシェアが大きい第 3に 資本産出の歪みが大きい産業ほど退出 参入事業所の割合が低く 同一産業内では資本産出の歪みが大きい事業所ほど 退出確率が高い最後に 歪みの要因しては 借入制約に直面する可能性が高い産業に属している事業所ほど資本の歪みが大きく また 生産性の高い事業所ほど産出の歪みが大きい本稿の結果は 資源配分の効率性を改善させるこよって生産性を改善させる余地は大きいが そのためには 金融システムの資金配分機能を向上させるもに 規模に依存した政策を見直し 生産性の高い事業所に対する制約を除く あるいは生産性の低い事業所に対する補助を削減する こが重要であるこを示唆している * 阿部修人 青木浩介 伊藤隆敏 上田晃三 江上雅彦 小林慶一郎 宮川大介 宮川努 中川雅之 中島智之 小川一夫 齊藤誠 櫻川昌哉 敦賀貴之 渡辺努 CatherineWolframjamuRahardja の各氏 その他一橋大学 日本大学 RIETI 学習院大学 京都大学 CRFNBER-EE22 日本経済学会 22 年度春季大会 WET22 におけるセミナーでの参加者からのコメントに対して 謝意を表するなお 細野薫は 科学研究費の基盤研究 No の助成を受けている * 2 財務省財務総合政策研究所総括主任研究官学習院大学経済経営研究所客員所員 東京都豊島区目白 kaoru.hoono@gakuhuin.ac.jpTel Fax *3 東洋大学経済学部准教授 財務省財務総合政策研究所客員研究員 東京都文京区白山 takizaa@toyo.jpTel Fax

2 < 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 号 通巻第 2 号 23 年 月 > Ⅰ. はじめに 完全な市場のもでは 資源配分は最適なり 何ら生産の損失は生じないしかし 現実の経済では さまざまな規制 税 補助金 労働市場におけるミスマッチ 金融市場の不完全性などの歪み ditortionあるいはedge により 資源配分は非効率的なり 生産の損失が生じる例して 企業 Bの2 企業からなる経済を考えよう 図 仮に何の歪みもなければ 生産要素の需要 限界生産力 供給が一致する点で要素価格が決まり このき 経済全体の生産は最大なる他方 例えば企業 には 補助金が給付され 企業 Bに税が課されている場合 企業 の生産は過大であり 企業 Bの生産は過小なるここで重要なのは 両者の生産の合計が 歪みが無い場合に比べて 死荷重 シャドー部 分だけ小さくなる点である経済全体の生産要素量を所与して総生産が減るいうこは 歪みによって経済全体の生産性 TotalFactorroductivity:TF が低下しているこを意味している換言する 限界生産性の低い企業から限界生産性の高い企業に資源を移動させるこによって 経済全体の生産性が高まる余地がある 図 ミスアロケーションの例 - 8 -

3 ミスアロケーション事業所のダイナミクス このように 企業あるいは事業所レベルでの歪み ditortion が資源配分の非効率性を生み 経済全体の生産性を低下させるこは 近年 途上国を対象した研究で明らかになりつつある RetucciaandRogeron28;Hehand leno29 たえばHehandleno 29 は アメリカ同程度に労働資本の限界生産力が事業所間で均等化されれば 中国では TF が 3-5% 上昇し インドでは TF が 4-6% 上昇するこを示している本論文は 日本の製造業を対象して 資源配分の歪みの要因マクロ経済への影響を定量的に把握するこを目的している具体的には 第一に 事業所レベルで 資本生産に対する歪みを計測し その歪みが規模の分布 参入 退出 および集計された TF にどの程度の影響を及ぼしているかを定量的に把握する事業所レベルの歪みの計測には Hehand leno29 以下 H の手法を用いるこする歪みがなければ均等化されるであろう事業所間の限界収入の違いを計測するのが H の基本的な分析のアイディアであるしたがって 歪みを測るのに必要される主なデータは 事業所レベルの限界収入の推計に必要な 名目産出額 労働費用 および資本ストックである第二に 事業所レベルの歪みが どのような要因によって生じているかを明らかにする特に 借入制約が資本の配分を非効率にしているかどうかに着目する借入制約がある 生産的な企業に規模拡大のために必要される外部資金が十分に提供されない一方で 非生産的企業に豊富で低コストの資金が供給されてしまい 規模の縮小を促すこができない仮に 資本やその他の資源が 非生産的な企業から生産的企業に配分されれば 経済全体の生産性をより高めるこができる Jeong andtonend27;bueraetal.2;moll2; MidriganandXu2 我々は 借入制約の指標して 技術的な資金需要を示す考えられる 上場企業の産業別外部資金依存度を用いる こする個別企業 あるいは事業所 レベルの外部資金依存度を用いないのは 中小企業を含む我々のサンプルでは 資金需要のみならず 借入制約の影響も受けてしまうため 仮に外部資金依存度が低くても 資金需要が少ないのか 資金需要はあるが借入制約に直面しているのかの判別ができないこによる Rajanand Zingale998 本研究により得られた結果は以下の通りである第一に もし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再配分されれば 日本の製造業の TF は 7.7% 上昇するまた 生産の歪み資本の歪みをすべて取り除く 日本の製造業全体の TF は 47.2% 上昇し 資本の歪みのみを取り除く 製造業全体の TF は 23.4% 上昇するさらに 過去 3 年の間に 資源配分の効率性は低下傾向にあった第二に 現実の事業所の規模分布は 資本産出の歪みがない場合の仮想的な分布に比べる 全体のばらつきが小さく また規模の大きな事業所 例えばトップ % のシェアが小さく 規模の小さな事業所 例えばボトム 2% のシェアが大きい第三に 資本産出の歪みが大きい産業ほど退出 参入事業所の割合が低く 同一産業内では資本産出の歪みが大きい事業所ほど 退出確率が高い最後に 歪みの要因しては 借入制約に直面する可能性が高い産業に属している事業所ほど資本の歪みが大きく また 生産性の高い事業所ほど産出の歪みが大きい本研究は 主にミスアロケーションに関する先行研究関連しているが その多くは 米国 あるいは 発展途上国を対象している Hehandleno29;RetucciaandRogeron 28;JeongandTonend27;Bueraetal. 2;Moll2;MidriganandXu2 例えば Bueraetal.2 は 金融市場の不完全性が 国による TF の違いの相当割合を説明するこができるこを示している Moll2 も 同じく 2 つの新興市場経済 チリコロンビア では 金融市場のフリクション 摩擦 によっ

4 < 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 号 通巻第 2 号 23 年 月 > て米国比べ最大 2% 程度マクロの生産性の低さを説明できるこを示している一方で MidriganandXu2 では 外部資金が全く得られない経済でさえも ミスアロケーションにおける全要素生産性 TF の損失は せいぜい 5 ~ 7% 程度であるの結果が得られているこれらの先行研究に対し 本稿では 日本を対象するこで 米国以外の先進国における様々なひずみによるミスアロケーションの分析を行っている本研究はまた 日本の金融機関のゾンビ企業に対する貸出による信用のミスアロケーションに関する先行研究も関連している eekand Roengren25 は 日本の銀行は 99 年代の不況期に 間違った方法で信用を割り当てていたこを指摘している Caballeroetal.28 は 返済不能であるが 銀行の援助により破産を免れている企業をゾンビ名付け ゾンビ企業が数多く存在する産業の生産性が低いこを示した onetal.29 では Retuccia androgeron28 で用いられた手法を 工業統計調査 を用いて作成した日本の製造業事業所のデータベースに適用し ゾンビ企業への貸出のマクロ経済の生産性への影響についての実証分析を行っている彼らは 99 年代の 労働のミスアロケーションによる経済全体の生産性成長率の低下の 37% が ゾンビ企業への貸出に起因している指摘しているしかし 本研究で用いられるデータセットは製造業に属する事業所のデータセットであり Caballeroet al.28 で ゾンビ企業が多く存在している指摘されている建設業や不動産業 卸売 小売業 その他の非製造業に属する事業所は含まれていないまた 本研究では銀行危機の期間だけではなく 過去およそ 3 年間にわたる日本のミスアロケーションを分析する 2 このため 9 年代の非製造業におけるゾンビ企業の存在を考慮すれば ミスアロケーションの影響は 本稿の試算値よりも大きくなる可能性がある本稿の構成は以下の通りである第 Ⅱ 節では H の手法を日本の製造業に属する事業所レベルデータに適用し 事業所レベルの歪み 歪みが経済全体の TF 事業所の規模分布に及ぼす影響を計測する第 Ⅲ 節では 事業所及び産業の特性を表す様々な変数をコントロール変数して用いて 外部資金依存度が事業所レベルの歪みに与える影響について分析を行う第 Ⅳ 節では結論を示す Ⅱ. 歪み経済全体の TF 損失の計測 本節では 事業所レベルの資本産出の歪みの計測方法ついて述べるそして 歪みが経済全体の生産性や事業所の規模分布に与える影響を分析する Ⅱ-. モデル本節では H モデルに従い 独占的競争下での静学的部分均衡モデルのセットアップを行う経済には 代表的な最終財生産者 代表的な産業別の財の生産者 そして各産業における Caballeroetal.28 では ゾンビ企業への貸出の経済全体への影響についての分析は行われていない 2FukudaandNakamura2 では 2 年代前半に大部分のゾンビ企業が復活した述べられている kiyohiandobayahi2 は日本の銀行危機が企業レベルの生産性に与える影響を実証的に分析している金融危機が集計された TF に与える影響に関するその他の実証研究に関しては ratapandurrutia2 を参照されたい

5 は最終財の価格で 限界費用等しい が得られる 産業 の最終財生産者 { M }は 差別化された財 を組み 2 て 産業の財 は最終財の価格で 限界費用等しい が得られる をCE生産関数で表される技術で生産する 2 する ールし は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ が得られる M 産業 の最終財生産者 M } は 差別化された財 を組み 本節では 事業所レベルの資本産出の歪みの計測方法ついて述べるそして 歪み >{ 3 する ールし が得られる て 産業の財 i は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュ ミスアロケーション事業所のダイナミクス { M }は 差別化された財 を組み合 が経済全体の生産性や事業所の規模分布に与える影響を分析する ールし する をCE生産関数で表される技術で生産する 産業 の最終財生産者 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く 産業 の最終財生産者 { M } は 差別化された財 を組み合わせるこによっ M て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する ールし する 差別化された財を生産する多数の生産者がい Ⅱ 1 モデル > 3 て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する 産業 の最終財生産者 差別化された財 を組み合わせるこに M { る差別化された財の生産者は それぞれ一つ 4 i } は M 4 3 > の事業所を所有する以下 最終財生産者や産 て 産業の財 差別化された財の価格を をCE生産関数で表される技術で生産する i M で表し 費用最小化問題を解く が得られるは差別化された財 の需要の価格弾力性を示してい > 3 本節では Hモデルに従い 独占的競争下での静学的部分均衡モデルのセットアッ の需要の 業別財の生産者区別するため 差別化された が得られるは差別化された財 プを行う経済には 代表的な最終財生産者 代表的な産業別の財の生産者 そして各 i 起業家 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定 M 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く 財の生産者を 単に起業家呼ぶ最終財生産 価格弾力性を示している 4 >最終財生産者産業別の財 3 生産関数で表される技術を用い 産業おける差別化された財を生産する多数の起業家がいる 資本ストック 労働 より 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く 者産業別の財の生産者は 完全競争市場にお 起業家 は 企業固有の TF である 規 i ラス型の生産関数により生産する ラス型の生産関数により生産する が得られるは差別化された財 の需要の価格弾力性を示してい 模に関する収穫一定のコブ ダグラス型生産関 4 の生産者は 完全競争市場において生産活動を行っているが 起業家は独占的競争市場 生産する いて生産活動を行っているが 起業家は独占的 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く 4 は 企業固有のTFである 起業家 規模に関する収穫一定 で生産活動を行っている 5 競争市場で生産活動を行っている 数で表される技術を用い 資本ストック が得られるは差別化された財 の需要の価格弾力性を示している 1 here 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 1 here 最終財生産者は 産業 の生産財 を組み合わせて 最終財 をコブ ダグ の需要の価格弾力性を示している } の生産財 起業家 より 差別化された財 を生産する 最終財生産者は 産業 労働 { が得られるは差別化された財 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定のコ 4 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮す をコブ ダグラス を組み合わせて 最終財 生産する みであり それを で表し もう一つは資本の歪みで それを 起業家 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 差 ラス型の生産関数により生産する ラス型の生産関数により生産する ラス型の生産関数により生産する の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 型の生産関数により生産する 5 Caballero et産業の生産財 al. 28 では ゾンビ企業への貸出の経済全体への影響についての分析は行われていな 5 の価格を で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く 産業の生産財 の価格を で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 差別化された財 本の歪みのかわりに を 生産する より い 起業家 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定のコブ ダグラ 2 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮す 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこが Nakamura 2 生産する Fukuda では 2 5 and 年代前半に大部分のゾンビ企業が回復した述べられている 2 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 差別化された財 労働 より 2 2は日本の銀行危機が企業レベルの生産性に与える影響を実証的に分析して here 1 and 3 here kiyohi obayahi みであり それを で表し もう一つは資本の歪みで それを 1 1 here 1 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政 5 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する 2つの歪みを考慮する一つは産出の歪みであ いる その他の 金融危機が集計された TF に与える影響に関する実証研究に関しては ratap and Urrutia 生産する 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得て 2を参照されたい 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 で表し もう一つは資本の歪みで それを みであり それを は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ り それを で表し もう一つは資本の歪み が得られる が得られる は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ 5 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこが で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 みであり それを 産業の生産財 で表し 完全競争 3 で それを 労働資本の歪みを考慮するこもできるが の価格を 表す産出資本の歪みのか 産業の生産財 産業の生産財 の価格を で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く の価格を 4本の歪みのかわりに 産業の生産財 の価格を で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く 3 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出 産出資本の歪みの2つを考慮するこする * * は 例えば政 3 する ールし 本の歪みのかわりに 3つの歪みのうち 市場における費用最小化問題を解く わりに 労働資本の歪みを考慮するこもで ールし 労働資本の歪みを考慮するこもできるが する 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこがで みであり それを で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出 の最終財生産者 産業 は 差別化された財 { } { M を組み合わせるこによっ に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得て 産業 の最終財生産者 は 差別化された財 を組み合わせるこによっ } M きるが 3 つの歪みのうち 2 つの歪みを特定 * 3 は 例えば政府 ラス型の生産関数により生産する 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は 産出資本の歪みの2つを考慮するこする 2 2 べる なるつまり 産出資本 ラス型の生産関数により生産する 2 本の歪みのかわりに 2 * 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 3つの歪みのう * て 産業の財 て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する 3 をCE生産関数で表される技術で生産する 化するこで 残りの歪みも一意に求めるこ 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得てい here 1 よって 基準化されているこになる そのため どの歪みを選ぶかによって 集 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今 here 1 * * 3 ができるそこで今回は産出資本の歪みの 2 M 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定 M に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については や TFGIN には影響が出ないこが示される は最終財の価格で は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ が得られる は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ が得られる 3 が得られる 3 が得られる は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く > は 例えば政 は 例えば政府によって生産 3 > 3 産業の生産財 の価格を つを考慮するこする 産出資本の歪みの2つを考慮するこする i * * 産業の生産財 の価格を で表し 完全競争市場における費用最小化問題を解く * 3 i べる 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み なるつまり 産出資本 に直面している仮定す に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 府によって生産活動に厳しい規制がかけられて 限界費用等しい 最終財をニュメレールし 2 * *補助金を得ている企業につい * 5 * で表し 費用最小化問題を解く * 3 2 差別化された財の価格を 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 する ールし よって 基準化されているこになるそのため どの歪みを選ぶかによって 集 ールし する する ールし する べる いる企業にっては高く 補助金を得ている企 なるつまり 産出資本の が得られる は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ * * や TFGIN には影響が出ないこが示される が得られる の最終財生産者 低くなるまた * は 例えばコストの高い外 は最終財の価格で 限界費用等しい最終財をニュメレ 産業 は 差別化された財 { } *を組み合わせるこによっ M の最終財生産者 の最終財生産者 産業 産業 は を組み合わせるこによっ 差別化された財 { } M 業については低くなるまた の生産者は 起業家 が は 例えば は 差別化された財 を組み合わせるこによっ { } M * 3 べる なるつまり 産出資本の歪みが労働の歪みに 産業 よって 基準化されているこになる * 4 4 どの歪みを選ぶかによって 集計 資本の歪み そのため に直面している仮定する一階の条件 ールし する 差別化された財 * 代わりに企業家が 労働の歪み ールし する をCE生産関数で表される技術で生産する て 産業の財 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 生産する差別化された財 コストの高い外部資金に依存している企業ほど 5 の最終財生産者 産業 * を組み合わせるこによっ { M } は て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する や TFGIN には影響が出ないこが示される i を組み合わせるこ て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する 産業 の最終財生産者 は 差別化された財 を組み合わせるこによっ { M } TF TFG よって 基準化されているこになる そのため どの歪みを選ぶかによって 集計された の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 て 産業の財 が得られるは差別化された財 をCE生産関数で表される技術で生産する べる なるつまり 産出資本の歪みが労働の歪 の需要の価格弾力性を示している て 産業の財 をCE生産関数で表される技術で生産する を CE * 高く 有利な条件で資金を集められる企業ほど によって 産業の財 生産関数で表 * や TFGIN には影響が出ないこが示される 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の 起業家 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 起業家 は 企業固有のTFである は 企業固有のTFである 5 M 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 よって 基準化されているこになる M M > 3 低い される技術で生産する 3 そのため どの歪みを選ぶかによって 集計された TF TF > 化させるこである 3 > 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 差別化された財 を > 3 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 差別化された財 を 5 3 > 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存して や TFGIN には影響が出ないこが示される 差別化された財の価格を i で表し 費用最小化問題を解く 起業家の目的は 4 式の需要 5 式 i 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く i 生産する R 6 生産する 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 4 の技術に基づき 6 式の利潤を最大化させ 3 5 4 5 5 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く で表し 費用最小化問題を解く R は資本のレンタルコストを示して は賃金を 差別化された財の価格を 差別化された財の価格を で表し 費用最小化問題を解く が得られるは差別化された財 の需要の価格弾力性を示している の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき るこである 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 起業家 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 Ⅱ 歪み経済全体のTF損失の計測 i i M M 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 起業家 は 企業固有のTFである 生産関数で表される技術を用い 差別化された財 資本ストック 労働 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働より より 差別化された財 を を 生産する 生産する 5 5 化させるこである みであり それを で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 で表し もう一つは資本の歪みで それを みであり それを 表す産出資 4 4 4 Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 労働資本の歪みを考慮するこもできるが で表し 費用最小 6 差別化された財の価格を 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 本の歪みのかわりに 3つの歪みのうち 3つの歪みのうち R 6 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 の需要の価格弾力性を示している が得られるは差別化された財 化問題を解く 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は で表し もう一つは資本の歪みで それを みであり それを 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 表す産出資 みであり それを は賃金を R は資本のレンタルコストを示している 起業家 は 企業固有のTFである 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが ここでは 観察可能なデータから 企業家固有 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 3つの歪みのうち 起業家 は 企業固有のTFである 産出資本の歪みの2つを考慮するこする 3つの歪みのうち 3 は 例えば政府によって生産活動 産出資本の歪みの2つを考慮するこする ここで wは賃金を R は資本のレンタルコス 起業家 は 企業固有のTFである 3規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 規模に関する収穫一定のコブ ダグラス型 は 例えば政府によって生産活動 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 差別化された財 に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 の最適化行動 4 式の需要関数より トを示している 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 差別化された財 労働 より を を を 生産関数で表される技術を用い 資本ストック 労働 より 差別化された財 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については Ⅱ 2. 生産する 生産する 生産する 7 * * * * 3 3 代わりに企業家が 労働の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 資本の歪み 3 代わりに起業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比べる 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 代わりに企業家が 労働の歪み 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 5 R 5 5 * * べる なるつまり 産出資本の歪みが労働の歪みに べる なるつまり 産出資本の歪みが労働の歪みに なるつまり 産出資本の歪みが 労働の歪みによって基準化されているこに ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する べる なるつまり 産出資本の歪みが労働の歪みに べる そのため そのため TF よって 基準化されているこになる どの歪みを選ぶかによって 集計された TF TFGなるつまり 産出資本の歪みが労働の歪みに よって 基準化されているこになる 集計された TFG 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 どの歪みを選ぶかによって 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 なるそのため どの歪みの組み合わせを選ぶかによって 集計された TF TFGや TFGIN には 本稿では 限界費用限界収入を乖離させる2つの歪みを考慮する一つは産出の歪 TFGIN には影響が出ないこが示される やや TFGIN には影響が出ないこが示される * * の最適化行動 4 式の需要関数より * * 8 よって 基準化されているこになる そのため どの歪みを選ぶかによって 集計された TF TFG よって 基準化されているこになる そのため どの歪みを選ぶかによって 集計された TF TFG 影響が出ないこを示すこができる で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 みであり それを 5 5 で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 みであり それを で表し もう一つは資本の歪みで それを 表す産出資 みであり それを や TFGIN には影響が出ないこが示される や TFGIN には影響が出ないこが示される 7 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 3つの歪みのうち 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 3つの歪みのうち 本の歪みのかわりに 労働資本の歪みを考慮するこもできるが 3つの歪みのうち R 5 5 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は here 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は 2つの歪みを特定化するこで 残りの歪みも一意に求めるこができるので 今回は 3 3 * * 3 3 ** * * * * * * 3 3 8 3 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 84 産出資本の歪みの2つを考慮するこする は 例えば政府によって生産活動 が得られる我々は データより 事業所別の現 に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については に厳しい規制がかけられている企業にっては高く 補助金を得ている企業については 3 資本のレンタルコスト R を適 得るこができる here 9 * * 3 3 代わりに企業家が 労働の歪み 7 式 8 式より導出するこができる 資本の歪み に直面している仮定する一階の条件を比 代わりに企業家が 労働の歪み * 資本の歪み * に直面している仮定する一階の条件を比 代わりに企業家が 労働の歪み * 資本の歪み * に直面している仮定する一階の条件を比

6 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く Ⅱ 3. 部門別集計されたTF 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く ばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほ ばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く ばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く る企業ほど低い る企業ほど低い 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 化させるこである 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 企業ほど低い < 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 号 通巻第 2 号 23 年1月 企業ほど低い の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 化させるこである 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 6 R 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産 間で物的生産性 TFQ 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利 需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 R 6 外部資金に依存している企業ほど高く 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い は賃金を は資本のレンタルコストを示している R 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 TFR 化させるこである 模に生産を行い より低い価格で販売するから 化させるこである また は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 6 R R は賃金を R は資本のレンタルコストを示している 6 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 が異なってい 6 である企業間で収入ベースの生産性 TFR Ⅱ 2. 事業所レベルの歪み TFQ の計測 R 6 R 6 タルコストを示している R た R 6 依存している企業ほど高く は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 件で資金を集められる企業ほど低い タルコストを示している 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 化させるこである Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 化させるこである 方法 が異なっている場合は そのばらつきが大きい る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計され R は資本のレンタルコストを示している は賃金を 存している企業ほど高く は賃金を R は資本のレンタルコストを示している タルコストを示している は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く 低くなるまた タルコストを示している は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほ 資金を集められる企業ほど低い 低くなるまた は 例えばコストの高い外部資金に依存している企業ほど高く の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 6 R ここでは 観察可能なデータから 起業家固 ほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計 6 R を集められる企業ほど低い 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 基づき 6 式の利潤を最大 有利な条件で資金を集められる企業ほど低い 6 こである みTFQの計測方法 TFQの計測方法 6 有の歪みを導出する方法を示す起業家の最適 された生産性は 歪みがない場合に実現される は資本のレンタルコストを示している RRここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 は賃金を は資本のレンタルコストを示している は賃金を 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 づき 6 式の利潤を最大 TFQの計測方法 TFQの計測方法 生産性は 歪みがない場 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利 である 起業家の目的は 4 式の需要 5 式の技術に基づき 6 式の利潤を最大 6 の最適化行動 4 式の需要関数より ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 R 化行動 4 式の需要関数より 効率的な生産性よりも低くなる している 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも る 総労働量総資本量を タから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 Rは資本のレンタルコストを示している 化させるこである 化させるこである R 6 を タから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 総労働量総資本量を所与して 資本生 の最適化行動 4 式の需要関数より 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも低くなる Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 総労働量総資本量を所与して 資本生産に対する歪みが 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも低くな Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 6 R ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも低くなる から 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 6 7 から 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 R 要関数より R は資本のレンタルコストを示している 7 産に対する歪みが全くない場合に実現される 要関数より R 6 れる総生産量を efficient で 資本生産に対する歪みが全くない場合に実現さ 法 総労働量総資本量を所与して 資本生産に対する歪みが全く R 7 総労働量総資本量を所与して 資本のレンタルコストを示している の最適化行動 4 式の需要関数より の最適化行動 4 式の需要関数より 総労働量総資本量を所与して 資本生産に対する歪みが全くない場 関数より れる総生産量を で表し 現実の生産量 仮想的な生産量 関数より は賃金を は資本のレンタルコストを示している R 総生産量を で表し 現実の生産量 は賃金を R は資本のレンタルコストを示している efficient R 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも低くなる ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 れる総生産量を 仮想的な生産量 の比率を TFG efficient で表し 現実の生産量 仮想的な生産量 の比率を 8 定義するま efficient れる総生産量を で表し 現実の生産量 仮想的な生産量 effic 業所レベルの歪みTFQの計測方法 efficient 7 7 TFG 総労働量総資本量を所与して 資本生産に対する歪みが全くない場合に実現さ れる総生産量を で表し 現実の生産量 仮想的な生産量 efficient の efficient 固有の歪みを導出する方法を示す起業家 の最適化行動 4 式の需要関数より 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の生 の最適化行動 4 式の需要関数より R 8 Ⅱ 2. 8 R ベルの歪みTFQの計測方法 定義 す る ま た 全 て の 歪 み を 取 り 除 い 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 Ⅱ 2. 事業所レベルの歪みTFQの計測方法 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の生産の増加率をTFGIN は 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 呼ぶ TFRGIN TFG 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の生産の増 TFG 8 8 れる総生産量を efficient で表し 現実の生産量 仮想的な生産量 の比率を 産 efficient た 場 合 の生 の 呼ぶ 7 TFG T 7 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の生産の増加率を 呼ぶ TFRGIN 増 加 率 をTFGIN 同様に 産出の歪みのみ 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 を導出する方法を示す起業家 8 行動 4 式の需要関数より 8 8 8 TFRG R R here 9 可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 呼ぶ 同様に 産出の歪みのみ取り除いた場合に実現 導出する方法を示す起業家 ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す TFRGIN 4 式の需要関数より 同様に 産出の歪みのみ取り除 TFRGIN TFGIN 同様に 産出の歪 TFG ここでは 観察可能なデータから 企業家固有の歪みを導出する方法を示す起業家 TFRGIN 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の生産の増加率をTFGIN here 呼ぶ 呼ぶ 同様に 産出の歪みのみ取り除いた場 される総生産量 現実 TFRG TFG 9 9 TFRG 7 8 4 式の需要関数より TFRG される総生産量 現実の生産量の比率を TFGcapital 呼ぶ 8 の最適化行動 4 式の需要関数より の最適化行動 4 式の需要関数より R 9 7 が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 re re みのみ取り除いた場合に実現される総生産量 される総生産量 現実の生産量の比率を 9 呼ぶ TFRGIN を 名目産出額 同様に 産出の歪みのみ取り除いた場合に実現 9 呼ぶまた 産出の歪みを TFG here R 9 here 9 capital TFG される総生産量 現実の生産量の比率を 9 capital 呼ぶま 7 呼ぶまた 産 される総生産量 現実の生産量の比率を 現実の生産量の比率を 7 名目産出額 を 取り除いた場合の生産の TFRG Rを適当な値に設定するこで 7 capital 呼 が得られる我々は データより 事業所別 が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 8 得るこができる 資本のレンタルコスト TFG R を R 生産性は 歪みがない場合に実現される効率的な生産性よりも 取り除いた場合の生産の増加率を TFGIN capital 呼ぶ 得るこができる R より 事業所別の現金給与総額 より 事業所別の現金給与総額 名目産出額 をを適当な値に設定するこで 名目産出額 Rを の現金給与総額 資本のレンタルコスト を ぶまた 産出の歪みがない状況で さらに資 名目産出額 を得る 8 9 については 我々は観察できない 7 式 8 式より導出するこができる here 呼ぶまた 産出の歪みを される総生産量 現実の生産量の比率を 9 TFG here が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 名目産出額 を TFGIN が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 名目産出 取り除いた場合の生産の増加率を 呼ぶ り 事業所別の現金給与総額 名目産出額 をR取り除いた場合の生産の増加率を 名目産出額 TFGIN capital を 総労働量総資本量を所与して 資本生産に対する歪み 8 り 事業所別の現金給与総額 R ここで TFG あ については 我々は観察できない capital こができる資本のレンタルコスト 本のひずみを取り除いた場合の生産の増加率を を適 capital 呼ぶ ンタルコスト ンタルコスト を適当な値に設定するこで を適当な値に設定するこで を R 7 式 8 式より導出するこができる TFGIN 取り除いた場合の生産の増加率を 8 を ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこ 9 capital 呼ぶ は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ が 8 得るこができる 資本のレンタルコスト を適当な値に設定するこで を R 得るこができる R を適当な値に設定するこで タルコスト を適当な値に設定するこで を タルコスト を適当な値に設定するこで 資本のレンタルコスト RRが については 我々は観察できない を 当な値に設定するこで を 7 TFGINcapital独占的競争市場において するこができる するこができる 9 我々は は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこう第一にTFGは が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 here れる総生産量を で表し 現実の生産量 仮想的な生産 については 我々は観察できない 設定する を efficient はそれぞれ別々 呼ぶ のため 事業所レベルの価格 産出額 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大 が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 名目産出額 を ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこう第 名目産出額 呼ぶ 取り除いた場合の生産の増加率を TFGIN については 我々は観察できない 7 式 8 式より導出するこができる については 我々は観察 7 式 8 式より導出するこができる については 我々は観察できない るこができる capital ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこう第一にT については 我々は観察できない るこができる に TFG 式 8 式より導出するこができる のTFがどの程度効率的 capital 産出額 はそれぞれ別々 9 here れたTFには影響を与えないこを示すこができるそ れたTFには影響を与えないこを示すこができるそ のため 我々は 設定する 事業所レベルの価格 の現金給与総額 名目産出額 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大のTF比べて 現実 を RR を適当な値に設定するこで 得るこができる を 得るこができる を適当な値に設定するこで を 資本のレンタルコスト 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大のTF のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場 TFG マークアップ比率が決まるので が には観察できないが 資本のレンタルコスト here は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこがで れたTFには影響を与えないこを示すこができるそ こ こ で TFG あ るい TFGIN の は産業 9 を適当な値に設定するこで ついては 我々は観察できないが 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大のTF比 が は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ 定義するまた 全ての歪みを取り除いた場合の は 9 な企業が全ての市場シェ 9 たTFには影響を与えないこを示すこができるそ here る我々は データより 事業所別の現金給与総額 名目産出額 を 定する する 事業所レベルの価格 事業所レベルの価格 産出額 産出額 はそれぞれ別々 はそれぞれ別々 here には観察できないが を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこう第一にTFGは を適当な値に設定するこで を のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場であれば 最も生産的 7 式 8 式より導出するこができる 9 式に観察可能な名目の産出額 を得 一 な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに については 我々は観察できない 7 式 8 式より導出するこができる のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場であ については 我々は観察できない の値を代入するこにより 事業所の のため 我々は 設定する 事業所レベルの価格 産出額 はそれぞれ別々 意 味 を 明 確 に し お こ う 第 に TFG は 別および集計された TF には影響を与えない のため 我々は 設定する 事業所レベルの価格 産出額 はそれ する 事業所レベルの価格 産出額 はそれぞれ別々 のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場であれば する 事業所レベルの価格 産出額 はそれぞれ別々 を 我々は データより 事業所別の現金給与総額 を を を得 は 不完全競争 正確に 総額 マークアップ比率が決まるので ができる 資本のレンタルコスト を適当な値に設定するこで R 名目産出額 9 式に観察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の 名目産出額 当な値に設定するこで 当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大のTF比べて 現実 呼ぶ 同様に 産出の歪みの TFRGIN については 我々は観察できない る な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに増加するが TFG が は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ を物的生産性 るこができる我々は Foter et al.28hに従い は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与 TFQ が は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに増加 こを示すこができるそのため 我々は を適当な値に設定するこで は データより 事業所別の現金給与総額 を を 名目産出額 マークアップ比率が決まるので 独占的競争市場において 歪みがなかった場 を適当な値に設定するこで には観察できないが を適当な値に設定するこで 額 名目産出額 を をR が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 マークアップ比率が決まるので には観察できないが マークアップ比率が決 な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに増加するが TFRG な値に設定するこで が得られる我々は データより 事業所別の現金給与総額 名目産出 な値に設定するこで きる 資本のレンタルコスト 産の損失のみを捉えてい に設定するこで マークアップ比率が決まるので を 名目産出額 TFQ 8 式より導出するこができる については 我々は観察できない 産出額 産出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 産出額 我々は の値を代入するこにより 事業所の を得 るこができる我々は Foter et al.28hに従い のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場であれば 最も生産的 を物的生産性 響を与えないこを示すこができるそ は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与して 歪みによる生 のため 設定する 事業所レベルの価格 はそれぞれ別々 呼ぶこし 収入ベースの生産性 区別する 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値 TFR 合に達成される最大の TF 比べて 現実の 設定する事業所レベルの価格 のため 我々は 設定する 事業所レベルの価格 産出額 はそれぞれ別々 は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与して を Rを 資本のレンタルコスト を適当な値に設定するこで 9 式に観察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 9 式に観察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所 定するこで 出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与して 歪み 出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 得るこができる 資本のレンタルコスト を適当な値に設定するこで R 8 式より導出するこができる を つきを反映しているこ については 我々は観察できない 資本のレンタルコスト いては 我々は観察できない 得るこができる R を適当な値に設定するこで 産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ を物的生産性 される総生産量 現実の生産量の比率を ter ter et et al.28hに従い al.28hに従い TFQ TFQ を物的生産性 区別する TFR TF な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに増加するが TFG TFGcapital 呼 ベルの価格 はそれぞれ別々 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値ではなく 歪みのばら 呼ぶこし 収入ベースの生産性 がどの程度効率的かを示す指標である仮 産出額 はそれぞれ別々には観察できないが を適当な値に設定するこで には観察できないが マークアップ比率が決まるので つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間 産出額 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値では には観察できないが を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので については 我々は観察できない 式より導出するこができる を物的生産性 るこができる我々は Foter et al.28hに従い TFQ を物的生産性 るこができる我々は Foter et al.28hに従い ては 我々は観察できない を物的生産性 er et al.28hに従い TFQ 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値ではなく を物的生産性 er et al.28hに従い TFQ については 我々は観察 7 式 8 式より導出するこができる 業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ いこを示すこができるそ については 我々は観察できない かに焦点を当てているビ 々は 7 式 8 式より導出するこができる 事業所レベルの価格 TFR 設定する 産出額 はそれぞれ別々 マークアップ比率が決まるので の生産性 の生産性 区別する TFR 区別する は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与して 歪みによる生 に完全競争市場であれば 最も生産的な企業が を適当な値に設定するこで マークアップ つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間を通じてどう変化する 9 式に観察可能な名目の産出額 るこで の値を代入するこにより 事業所の を得 かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例 9 式に観察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 TFR 区別する Ⅱ 3. 部門別集計されたTF つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間を通 よび集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ 呼ぶこし 収入ベースの生産性 区別する TFR 呼ぶこし 収入ベースの生産性 こを示すこができるそ 生産性 区別する TFR つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間を通じてど 生産性 区別する TFR が は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこがで は 設定する 事業所レベルの価格 産出額 はそれぞれ別々 異なる第3に TFG はそれぞれ別々 産出額 は産業別および集計されたTFには影響を与えないこを示すこができるそ が できないが を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので 全ての市場シェアを獲得するこなり TF 比率が決まるので 9 式に観察可能な名目 Ⅱ 3. 部門別集計されたTF 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値ではなく 歪みのばら 呼ぶ 取り除いた場合の生産の増加率を TFGIN を代入するこにより 事業所の を得 かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例えば Chari et al. 27 を物的生産性 るこができる我々は Foter et al.28hに従い TFQ capital 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集 るこができる我々は Foter et al.28hに従い TFQ を物的生産性 かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例えば 事業所レベルの価格 はそれぞれ別々 設定する 産出額 産出額 はそれぞれ別々 かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例えば ないが のため 我々は 設定する 事業所レベルの価格 はそれ Chari 産出額 はさらに増加するが TFG 産業間のミスアロケーシ を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので のため 我々は 事業所レベルの価格 はそれぞれ別々 設定する 産出額 マークアップ比率が決まるので は 不完全競争 の産出額 の値を代入するこにより 事 観察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 たTF TF つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間を通じてどう変化する 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集計された指標であり を物的生産性 Hに従い TFQ 呼ぶこし 収入ベースの生産性 区別する TFR 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み 呼ぶこし 収入ベースの生産性 TFR 区別する 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集計さ が を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので Ⅱ 3. 部門別集計されたTF Ⅱ 3. 部門別集計されたTF クアップ比率が決まるので 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集計された指 F ーターである ここで TFG あるいはTFGINの意味を明確にしおこ を識別す F 察可能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の al.28hに従い を得 を適当な値に設定するこで には観察できないが マークアップ比率が決 こにより 事業所の を得 正確には 財間の代替のパラメータ を所 業所のet を得るこができる我々は Foter を適当な値に設定するこで マークアップ比率が決まるので を識別するこはできないので 産業間のミス できる我々は Foter TFQ 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例えば Chari et al. 27 を物的生産性 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み産業固有の技術パラメ には観察できないが ーターである 区別する 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み産業 能な名目の産出額 の値を代入するこにより 事業所の を得 により 事業所の を得 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み産業固有の et al.28hに従い 独占的競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最 9 式に観察可能な名目の産出額 を得 与して 歪みによる生産の損失のみを捉えて et al. 28 H に従い を物的生産性 を物的生産性 するこはできない最 TFQ る我々は Foter 9 式に観察可能な名目の産出額 TFQ を物的生産性 の値を代入するこにより 事業所 し 収入ベースの生産性 TFR の値を代入するこにより 事業所の 測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 区別する ーターである を識別するこはできないので 産業間のミスアロケーションを計測 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集計された指標であり Ⅱ 3. 部門別集計されたTF ーターである するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所与 間で物的生産性 TFQ を識別するこはできないので 産業間のミスアロケ Ⅱ 3. 部門別集計されたTF が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 を物的生産性 我々は Foter et al.28hに従い TFQ 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 ーターである を識別するこはできないので 産業間のミスアロケーショ を物的生産性 TFQ いる第二に TFG は 歪みの平均値では 呼ぶこし 収入ベースの生産 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出する すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 のTFがどの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市 るこができる我々は Foter ettfq al.28hに従い を物的生産性 すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 区別する 配分の効率性を示すもの を物的生産性 TFR し 収入ベースの生産性 区別する るこができる我々は Foter et al.28hに従い 間で物的生産性 TFQ 示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み産業固有の技術パラメ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所与した 静学的な資源 TFR 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所与し は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 収入ベースの生産性 区別する TFR なく 歪みのばらつきを反映しているこの点 性 区別する 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 別する 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりであ するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所与した 静 すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 な企業が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさら 呼ぶこし 収入ベースの生産性 TFR 害し 生産量の減少をも すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 呼ぶこし 収入ベースの生産性 区別する なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 区別する TFR ーターであるTFR 部門別集計されたTF を識別するこはできないので 産業間のミスアロケーションを計測 は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの上昇は資本の蓄積を阻 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉え TFR が異なってい 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの上昇 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 で 歪みの集計値 平均値 が時間を通じてど が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 間で物的生産性 TFQ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベース 間で物的生産性 TFQ なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの上昇は資本 っていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 は 不完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所 門別集計されたTF 物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 TFR が異なってい するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所与した 静学的な資源 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉えられていない 及び集計されたTFを導出するこは容 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 う変化するかに焦点を当てているビジネスサイ Ⅱ 3. 部門別集計された TF る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉えられ 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 TFR 集計されたTF は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い TFR 的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉えられていな 的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 産の損失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均 部門別集計されたTF Ⅱ 4 歪み事業所規 Ⅱ 3. Ⅱ 3. 部門別集計されたTF 企業間で収入ベースの生産性 企業間で収入ベースの生産性 が異なってい が異なってい TFR TFR の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの上昇は資本の蓄積を阻 クル アカウンティング 例えば Chari et al. 事業所の歪み TFQを計測すれば 産業別Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 なアイディアは以下のおりである企業 間で物的生産性 TFQ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 間で物的生産性 TFQ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 が異なってい TFR い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 TFR が異 企業間で収入ベースの生産性 が異なってい TFR 企業間で収入ベースの生産性 が異なってい TFR つきを反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時 6 みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 れたTFを導出するこは容 詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉えられていない 27 異なる第 3 に TFG は 産業内 及び集計された TF を導出するこは容易で Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 TFR は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 TFR Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 6 TFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集 たTFを導出するこは容 Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 いほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された かに焦点を当てているビジネスサイクル アカウンティング いほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された この節では 歪みが事 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出する 細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 アは以下のおりである企業 事業所の歪みTFQを計測すれば 産業別及び集計されたTFを導出するこは容 生産性 TFQ のミスアロケーションの集計された指標であ ある詳細は 補論1に示すが 基本的なアイ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 企業はより大規模に生産を行い より低 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 TFR この節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べ い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 が異なってい TFR が異なってい 6 6 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 以下のおりである企業 異なる第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの 件より 10 式が得 性 TFQ 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりであ なければ 収入ベースの生産性 易である詳細は 補論1に示すが 基本的なアイディアは以下のおりである企業 が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 り 産業間のミスアロケーションの指標ではな は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 6 Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 6 66 ディアは以下のおりである企業間で物的生 ベースの生産性 この節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べる企業家の一階の条 TFR る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された 件より 10 式が得られる が異なってい この節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べる る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 FQ ければ 収入ベースの生産性 この節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べる企業家 間で物的生産性 産業間のミスアロケーションの指標ではない 産業固有の歪み 間で物的生産性 TFQ は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 大規模に生産を行い より低 産性 TFQ が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベースの生産性 い産業固有の歪み産業固有の技術パラメー が異なっていても 仮に歪み が異なっていても 仮に歪みがなければ 収入ベース 販売するからである企業間で収入ベースの生産性 が異なってい 件より 10 式が得られる TFR 間の資源配分は非効率であり 集計された 件より 10 式が得られる くなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 規模に生産を行い より低 ーターである を識別するこはできないので 産業間のミス 件より 10 式が得られる log log は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い TFR が異なってい ターである を識別するこはできないので がなければ 収入ベースの生産性 は 66 するからである企業間で収入ベースの生産性 TFR 産性 TFR TFR が異なってい は等しくなる物的生産性が高い企業はより大規模に生産を行い より低 そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された この節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べる企業家の一階の条 log log log log cont からである企業間で収入ベースの生産性 が異なってい TFR 性 が異なってい TFR 等しくなる物的生産性が高い企業はより大規 産業間のミスアロケーションを計測するこは するこはできない最後に TFGは生産要素の総量を所 い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 TFR が異 のばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された い価格で販売するからである企業間で収入ベースの生産性 分は非効率であり 集計された が異なってい TFR log log 件より 10 式が得られる log log log log cont log 10 log 10 log cont 10 6 log らつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された log log cont は非効率であり 集計された 配分の効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪み ここで contは起業家 る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集 る場合は そのばらつきが大きいほど 企業間の資源配分は非効率であり 集計された 6 ここで contは起業家に依存しない定数項である 10 85 歪みの分布によって影響 害し 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉 log log log log cont 6 ここで contは起業家に依存しない定数項である 10 式は 企業規模分布は 6 10 歪みの分布によって影響されるこを示している特に log 6 ここで contは起業家に依存しない定数項である 10 式は ここで contは起業家に依存しない定数項である 10 式は 企業規 よりばらつきをもつ場合 歪みの分布によって影響されるこを示している特に は それぞれの歪みが log 歪みの分布によって影響されるこを示している特に よりばらつきをもつ場合 また それぞれの歪みTFQの正の は 歪みの分布によって影響されるこを示している特に は それぞ log log Ⅱ 4 歪み事業所規模分布 ここで contは起業家に依存しない定数項である 10 式は 企業規模分布は よりばらつきをもつ場合 また それぞれの歪みTFQの正の相関が小さい場合 あ よりばらつきをもつ場合 また それぞれの歪みTFQの正の相関が

7 競争市場において 歪みがなかった場合に達成される最大のTF比べて 現実 どの程度効率的かを示す指標である仮に完全競争市場であれば 最も生産的 が全ての市場シェアを獲得するこなり TFはさらに増加するが TFG 完全競争 正確には 財間の代替のパラメータ を所与して 歪みによる生 ミスアロケーション事業所のダイナミクス 失のみを捉えている第二に TFGは 歪みの平均値ではなく 歪みのばら 反映しているこの点で 歪みの集計値 平均値 が時間を通じてどう変化する が できない最後に TFG は生産要素の総量 点を当てているビジネスサイクル アカウンティング 例えば Chari et al. 27 の年は全数調査を行い それ 以外の年は 従業員 4 人以上の事業所を調査対 を所与した 静学的な資源配分の効率性を示 る第3に TFGは 産業内のミスアロケーションの集計された指標であり 象している我々は 有形固定資産データが すものである例えば 平均的な資本の歪みの のミスアロケーションの指標ではない産業固有の歪み産業固有の技術パラメ 得られない事業所をサンプルから除く必要があ 上昇は資本の蓄積を阻害し 生産量の減少をも である を識別するこはできないので 産業間のミスアロケーションを計測 るそのため 推計に用いたデータは 従業 たらすが こうした動学的な効果は捉えられて はできない最後に TFGは生産要素の総量を所与した 静学的な資源 員 人以上の 98 年から 2 年 25 年デ いない 効率性を示すものである例えば 平均的な資本の歪みの上昇は資本の蓄積を阻 ータ従業員 3 人以上の 2 年から 24 年 生産量の減少をもたらすが こうした動学的な効果は捉えられていない 26 年から 28 年のデータである 工業統 Ⅱ 4 歪み事業所の規模分布 この節では 歪みが事業所規模分布に与える 計調査 を用いるこの最大のメリットは 長 影響について述べる 起業家の一階の条件より 期間における大規模の製造業事業所データを得 歪み事業所規模分布 式が得られる るこができるこである他方 工業統計 調査 の明らかな短所は非製造業に属する事業 節では 歪みが事業所規模分布に与える影響について述べる企業家の一階の条 log log log 所を対象にしていない点である5 10 式が得られる 本稿では 98 年から 28 年のデータを用い log cont る 工業統計調査 から用いる情報は 事業 log log log cont 10 所の 4 桁レベルの産業分類 雇用者報酬 非 ここで cont は起業家 に依存しない定数項 給与報酬を除く 付加価値額および資本スト である 式は 生産 対数値 で測った企 contは起業家に依存しない定数項である 10 式は 企業規模分布は ックである Ⅲ節では 輸出額や企業組織のデ 業規模の分布は 歪みの分布によって影響され 分布によって影響されるこを示している特に 我々は 事業所を経済産業研 るこを示している具体的には log は それぞれの歪みが は ータも用いる 究所 RIETI によって発表されている JI デー それぞれの歪みのばらつきがより大きい場合 らつきをもつ場合 また それぞれの歪みTFQの正の相関が小さい場合 あ タベースの分類に基づき 5 の産業に分類する それぞれの歪み TFQ の正の相関がより小 7 労働者の質労働時間は 各事業所の賃金の さい場合 負の相関を持つ場合はその絶対値が その事業所が属する産業の平均賃金に対する比 より大きい場合 また 資本産出の歪みの 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した 正の相関がより大きい場合 負の相関を持つ場 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均か率に反映されるの仮定に基づき 事業所毎に 合はその絶対値がより小さい場合 よりばら および log 調整している らのかい離値 logmr MR logmr MR 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測しな 資本のレンタルプライス R は. に設定す つきが大きくなる傾向にある おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばらついている総サンプ るこれは 利子率が4 償却率が6 ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法については データ補論を参 照されたい Ⅱ 5 データ いう想定に基づくH も. に設定しており Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 事業所レベルのデータベースを構築するため 同じ値に設定するこにより 米国日本の推 図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 log 産出の歪みの対数 計が比較可能になる に 我々は 経済産業省の 工業統計調査 の 値 log- 資本の歪みの対数値 log の分布を示したものである表1 には これらの変数の記述統計が示されている log の産業平均からの乖離の標準 事業所の付加価値間の代替の弾力性は 3 個票データを利用する 工業統計調査 は 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大き 公的部門に属する事業所を除く 日本に立地 くなっている の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業所 設定しているこれは H で使われている値 4 は 産出に対して 補助金 を受け 資本に対しては 課税 されている解釈できる する全事業所を対象した調査である 同じであるTFG はが大きくなるにつれ 末尾 6 7 図2 表1挿入 4 データは事業所レベルであり 企業レベルではないが ほんどの事業所は 単一の事業所により所有さ 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679であ れている例えば 28 年データでは 84.4 の事業所 具体的には 2636 事業所のうち 事業所 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 計 が単一の事業所により所有されていた 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業にお 5 日本では 製造業 非製造業 両産業をカバーをしている調査しては 財務省が公開している法人企業 けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較する 統計調査があるしかしながら 法人企業統計調査では 資本金6億円未満の企業は サンプル調査なっ こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 ているまた 法人企業統計調査は企業レベルの統計であり 事業所レベルではない のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する 6 Cooper and Ejarque 23 は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約.7であるこを示 Cooper and Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約.7 であるこを している資本分配率を/3する マークアップは約5 は約8計算されるon et al. 29 で 示している資本分配率を /3 する マークアップは約 5 は約 8 計算されるon et al.29 は 工業統計を用いた98年から2年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の平均値 では 工業統計を用いた 98 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の 平均値 これは に等しい が.46 から.38 であるこを示しているつまり は.855 以上 これは は.855以上であるの結果 に等しい が.46から.38であるこを示しているつまり であるの結果が得られている が得られている 6 7 H や本研究で計測された TFQ の標準偏差は Foter et al.28によって計測された標準偏差.22 よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つは H や本研究 で計測された TFQ は 物的 な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因であるし ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et al. らの研究は同質的な財を生産している考えられている 2 の産業を対象にしているいった違いが挙げ られる 86 9

8 6 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベ 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した する比率に反映されるの仮定に基づき 事業所毎に調整している 表2 TFGTFGIN 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益お 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均か 資本のレンタルプライスRは.に設定するこれは 利子率が4 程度 償却率が 米国の平均値977 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベース Heh and 産出の歪み資本の歪み 6 程度いう想定に基づく Hも.に設定しており 同じ値に設定するこにより 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益およびT 産出の歪みがの場合 logmr MR MR らのかい離値 らのかい離値 logmr log log および がの場合 leno29の値を引 MR MR log MR MR 分配される仮定している労働分配率のデ 分配される仮定している労働分配率のデ 用 米国日本の推計が比較可能になる MR 2MR logmr MR およ らのかい離値 < 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 log 号 通巻第 号 23 年1月 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産 異常値を除くため 全産業において資本 異常値を除くため 全産業において資本 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測しな TFG.679 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した 事業所の付加価値間の代替の弾力性は3設定しているこれはHで使われている TFGIN 47.8% 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均 23.4% 36.6% 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産業別 おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばら おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばらついている総サンプ 値同じであるTFGはが大きくなるにつれ 大きくなるそのため 我々はを log log MR MR log らのかい離値 らのかい離値 log MR 事業所ばらついて いる総サン プMR ル数は 大きくなるそのため 我々はを小さめに保守 おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばらつい ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法につい ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法については データ補論を参 logmr MR logmr MR および log らのかい離値 小さめに保守的に設定している 製造業における代替の弾力性の既存の推計値はおお 事業所に達するデータの詳細な作成 的に設定している 製造業における代替の弾力 図3 TFGcapital産出の歪み TFG産出資本の歪み ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法については 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削 付論参照 の上下1 に該当する事業所を 照されたい 照されたい 6.85 むね3からである 方法については データ補論を参照されたい 性の既存の推計値はおおむね 2 から 8 である 照されたい 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測し おした各年の事業所数は3998事業所から おした各年の事業所数は3998事業所から 産業の資本分配率 は1から産業の労働分配率を引いて求めている我々は暗にマ 産業の資本分配率 は1から産業の労働分 おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばらついている総サン ル数は356534事業所に達するデータの詳細 ル数は356534事業所に達するデータの詳.8 Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 Ⅱ 6 TFG 事業所規模分布 配率を引いて求める我々は暗にマークアップ ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法については データ補論を ークアップからのレントは それぞれの産業における資本労働への支払いに比例して 照されたい 照されたい Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 図 2 は 計 測 さ れ た 事 業 所 レ ベ ル の TFQ からのレントは それぞれの産業における資本 照されたい.75 図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 4 産出の歪みの対数 図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 の図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 対 数 値 log Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 労働への支払いに比例して分配される仮定 産 出 の 歪 み の 対 数 値 log log Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 データは事業所レベルであり 企業レベルではないが ほんどの事業所は 単一の事業所により所 TFG 有されている例えば 28 年データでは 84.4 の事業所 具体的には 2636 事業所のうち 事 値 log 資本の歪みの対数値 log の分布を 資本の歪みの対数値 log の分布を示した Ⅱ 6 TFG事業所規模分布 している労働分配率のデータは JI データベ 値 log 資本の歪みの対数値 値 log- 資本の歪みの対数値 log の分布を示したものである表1 TFGcapital.7 業所 が単一の事業所により所有されていた 図2は 計測された事業所レベルのTFQの 図2は 計測された事業所レベルのTFQの には これらの変数の記述統計が示されている log の産業平均 ースの値を利用した の分布を示したものである表1には log には これらの変数の記述統計が示されている 5 の産 log には これらの変数の記述統計が示されている log の産業平均からの乖離の標準 6 日本では 製造業も非製造業も両方もカバーをしている調査しては 財務省が公開している法人 分配される仮定している労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した 図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 log 産出の歪みの対 6 値 log値 log- 資本の歪みの対数値 log 資本の歪みの対数値 log 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので それ 異 常 値 を 除 く た め 全 産 業 に お い て 資 の記述統計が示されている の産 6 企業統計調査があるしかしながら 法人企業統計調査は 企業レベルの統計であり 事業所レベルでは る労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した いる労働分配率のデータはJIデータベースの値を利用した 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大き 異常値を除くため 全産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均か.65 7 ない加えて 資本金6億円未満の企業は サンプル調査なっている 資本の歪みの対数値 log の分布を示したものである表 には これらの変数の記述統計が示されてい くなっている 7 には これらの変数の記述統計が示されてい 本 労 働 の 限 界 収 益 お よ び T F Q値 logの産業平 業平均からの乖離の標準偏差は.98 で H で の中央値はそれぞれ.7.73であり くなっている の中央値はそれぞれ.7.73で 産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均か くなっている 全産業において資本 労働の限界収益およびTFQの産業平均か の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業所 図 ミスアロケーションの例 には これらの変数の記述統計が示されている log の産業平均からの乖離の標 偏差は.98で Hで計測されている米国の値 偏差は.98で Hで計測されている米国の値 は 産出に対して を受け 資本に対しては 課税 されてい MR および log 均 か ら らのかい離値 の か い 離 値 logmr MR 計測されている米国の値が.83 であるので そ MR 補助金 8 log は 産出に対して 補助金 を受け 資本に対しては 課税 さ は 産出に対して 補助金 を受け 資本に対しては 課税 されている解釈できる 7 くなっている くなっている の中央値はそれぞ の中央値はそれぞ 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大 MR logmr MR MR MR および MR log および の れ比べて多少大きくなっている および log log 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測しな くなっている 7中央値はそれぞれ の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業 は は 産出に対して 産出に対して 補助金 補助金 を受け を受け 資本に対 資本に対 図2 表1挿入.7.73 であり 典型 付論参照 の上下1 に該当する事業所を削 おした各年の事業所数は3998事業所から7789事業所ばらついている総サンプ に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測しな に該当する事業所を削除し その後 産業別の変数を計測しな 図2 表1挿入 図2 表1挿入 は 産出に対して 補助金 を受け 資本に対しては 課税 されている解釈できる 的な事業所は 産出に対して 補助金 を受け 除し その後 産業別の変数を計測しなおし ル数は356534事業所に達するデータの詳細な作成方法については データ補論を参 数は3998事業所から7789事業所ばらついている総サンプ は3998事業所から7789事業所ばらついている総サンプ 図2 表 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平均のT 資本に対しては 課税 されている解釈できる 図2 表 た各年の事業所数は3998事業所から7789 照されたい 達するデータの詳細な作成方法については データ補論を参 図2 表1挿入 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆して 達するデータの詳細な作成方法については データ補論を参 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679であ logtfq 産出の歪み 資本の歪みの分布 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679で り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上 けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFGINの 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていな 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業にお 表2は産出資本 双方の歪みによる サ 表2は産出資本 双方の歪みによる サ 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていないが り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 計 Ⅱ 6 TFG事業所規模分布.8.4 図2 logtfq 産出の歪み 資本の歪みの分布 図2 Denty Denty.2 Denty.6 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全て 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全て こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等 所規模分布 けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFG 図2は 計測された事業所レベルのTFQの対数値 log 産出の歪みの対数 けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較する 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業に けるTFGINの大きさ けるTFGINの大きさ Hの分析で計測さ Hの分析で計測さ 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFG 値 log 資本の歪みの対数値 log の分布を示したものである表1 こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力 こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再 けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較す こができるもし資本労働が米国同程 こができるもし資本労働が米国同程 のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も大き 事業所レベルのTFQの対数値 log 産出の歪みの対数 には これらの変数の記述統計が示されている log の産業平均からの乖離の標準 業所レベルのTFQの対数値 log 産出の歪みの対数 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のT 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇する 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇する の歪みの対数値 log の分布を示したものである表1 6 偏差は.98で Hで計測されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大き Cooper and Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が 歪みの対数値 log の分布を示したものである表1 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーシ のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーシ のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する log-tau logtau 7 示している資本分配率を /3 する マークアップは約 5 は約 8 計算され 述統計が示されている の産業平均からの乖離の標準 log 5 logtfq くなっている の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業所 のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する 述統計が示されている log の産業平均からの乖離の標準 では 工業統計を用いた 98 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 6 6 測されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大き 6 6 は 産出に対して 補助金 を受け 資本に対しては 課税 Cooper Cooper and and Ejarque23は投資の構造推定を行い Ejarque23は投資の構造推定を行い されている解釈できる 表Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約 TFQ 産出の歪み 資本の歪みの記述統計 Cooper and Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾 Cooper and.7 であるこを 平均値 これは に等しい が.46 から.38 であるこを示しているつ 表 TFQ 産出の歪み 資本の歪みの記述統計 されている米国の値が.83であるので それ比べて多少大き 示している 示している 資本分配率を 資本分配率を /3 /3 する する マークアップ マークアップ 6 所規模分布 では 工業統計を用いた では 工業統計を用いた 年から 年から 2 2 年の分析で 年の分析で 2 であるの結果が得られている logtfq の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業所 産出の歪み 資本の歪み 示している 資本分配率を /3 する マークアップは約 5 は約 8 計算されるon et al.2 では 工業統計を用いた 98 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を 示している 資本分配率を /3 する マークアップは約 は約 8 Cooper and Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約.7 であるこを 示している資本分配率を /3 する マークアップは約 5 は約 8 計算される on et al.29 5 の中央値はそれぞれ.7.73であり 典型的な事業所 では 工業統計を用いた 98 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の 金 を受け 資本に対しては 課税 されている解釈できる 7 図2 表1挿入 Foter et al.28によって計測 では 工業統計を用いた 98 年から H や本研究で計測された TFQ 2 の標準偏差は 平均値 これは 平均値 これは に等しい が.46 に等しい が.46 から から log ln 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫 金 を受け 資本に対しては 課税 されている解釈できる よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つは H や本研究 で計測.855 平均値 これは に等しい が.46は から.38 であるこを示してい であるこを示しているつまり 平均値 これは に等しい が.46 から.38 以上 平均値 これは 9.9 に等しい が.46 から であるの結果が得られている.38 であるこを示しているつまり は.855 以 3.44 平均値 な生産性のみではなく -.59 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこ であるの結果が得られている 表2は産出資本 双方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679であ -.7 図2 表1挿入 中央値 ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象にして H H.73 や本研究で計測された や本研究で計測された TFQ TFQ の標準偏差は の標準偏差は FF であるの結果が得られている であるの結果が得られている であるの結果が得られている らの研究は同質的な財を生産している考えられている 2 の産業を対象にしている 7 り 仮に何も歪みがない場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 計 よりもかなり大きくなっているH よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つ 最小値 7 図2 表1挿入 H や本研究で計測された TFQ Foter et はこの理由の一つ al.28によっ H や本研究で計測された TFQ の標準偏差は Foter et al.28によって計測された標準偏差.22 H や本研究で計測された TFQ の標準偏差は Foter etの標準偏差は al.28によって計測された標準偏差.2 られる な生産性のみではなく な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエ 品質や事業所の生産財のバラエ 最大値 よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つは H や本研究 よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つは H や本研究 で計測された TFQ は 物 よりもかなり大きくなっているH はこの理由の一つは H や本研究 で計測された TFQ は 物的 測上の誤差や モデルの定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業にお ているもう一つの理由しては H や本研究 の ているもう一つの理由しては H や本研究 の 方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679であ 標準偏差 な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因である な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映して な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因であるし 9 らの研究は同質的な財を生産している考えられてい らの研究は同質的な財を生産している考えられてい けるTFGINの大きさ Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較する 標準偏差2 ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象 方の歪みによる サンプル期間中の平均のTFGが.679であ ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et al. い場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 計 られる られる らの研究は同質的な財を生産している考えられている 2 の産業を対象にしているいった違いが挙げ.27 四分位範囲 らの研究は同質的な財を生産している考えられている らの研究は同質的な財を生産している考えられている 2 の産業を対象にしているいった違いが挙げ 2 の産業を対象にし こができるもし資本労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再 られる 場合 TFが47.2 上昇するこを示唆している我々は 計 定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業にお 9 ー パーセンタイル値 2.48 られる 99 られる 配分されれば 製造業のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 歪度 Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較する 定式化の誤りを全ては考慮できていないが 日本の製造業にお 尖度 のTFGINの最も大きい時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する 9 9 労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再 Hの分析で計測された米国のTFGINの大きさは比較する 観測数 注 標準偏差2四分位範囲 9 ー パーセンタイル値はそれぞれ産業平均からの乖離で計測している 6 標準偏差2 注 四分位範囲および 9 パーセンタイル値はそれぞれ産業平均からの乖離で計測している のTFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 Cooper and Ejarque23は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約.7 であるこを 労働が米国同程度に 限界生産力が均等化されるように再 示している資本分配率を /3 する マークアップは約 5 は約 8 計算されるon et al.29 い時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する TFは7.7 上昇するまた 日本のTFGINの平均値米国 では 工業統計を用いた 98 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の 7 Hや本研究で計測されたTFQの標準偏差は Foter et al. 28 によって計測された標準偏差.22 より もかなり大きくなっているHはこの理由の一つは H および本研究 で計測されたTFQは 物的な生 時 ミスアロケーションの程度が最も大きい時 を比較する 平均値 これは に等しい が.46 から.38 であるこを示しているつまり は.855 以上 は投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約.7 であるこを 産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因であるしている する マークアップは約 5 は約 8 計算されるon et al.29 もう一つの理由しては H および本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et al.らの研究 であるの結果が得られている 7 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の は同質的な財を生産している考えられる2の産業を対象にしているいった違いが挙げられる 投資の構造推定を行い 利潤の資本に対する弾力性が約 であるこを H や本研究で計測された.7 TFQ の標準偏差は Foter et al.28によって計測された標準偏差.22 する マークアップは約 5 は約 8 計算されるonはこの理由の一つは H や本研究 で計測された et al.29 よりもかなり大きくなっているH TFQ は 物的 い が.46 から.38 であるこを示しているつまり は.855 以上 な生産性のみではなく 品質や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因であるし 年から 2 年の分析で 産業別に生産関数を推計し 規模に関する収穫の 87 ているもう一つの理由しては H や本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et al. る た TFQ の標準偏差は Foter etられる al.28によって計測された標準偏差.22 るH はこの理由の一つは H や本研究 で計測された TFQ は 物的 る や事業所の生産財のバラエティの違いを反映しているこが原因であるし た TFQ の標準偏差は Foter et al.28によって計測された標準偏差.22 9 ては H や本研究 の結果は 全産業を対象にしている一方 Foter et al. らの研究は同質的な財を生産している考えられている 2 の産業を対象にしているいった違いが挙げ い が.46 から.38 であるこを示しているつまり は.855 以上 るH はこの理由の一つは H や本研究 で計測された TFQ は 物的 2

9 ミスアロケーション事業所のダイナミクス 相対的なGainは日本の方が3 程度大きいが Hの計測で得られた対米国の中 のGain 3 から5 やインドのGain 4 から5 よりもかなり小さくなる されている図3を見る TFG がトレ 表2は産出資本双方の歪みによるサンプ ンドして低下傾向にあるのがわかるこれ ル期間中の平均の TFG が.679 であり 仮 2は がの場合の TFG capital も示しているそれが.8であるこから 資 は この 3 年間 ミスアロケーションの程度 に何も歪みがない場合 TF が 47.2 上昇す が 徐々に悪化しているこを示している日 るこを示している我々は 計測上の誤差 の歪みが集計されたTFを23.4 低めているこがわかるこのこから ミスアロ 本は Hohi and ahyap 2 でも述べられ や モデルの定式化の誤りを考慮できていない ーションによるTFの損失の約半分は資本の歪みによって引き起こされている言え が 日本の製造業における る TFGIN の大きさ ているように 無担保社債の発行などを含め 徐々にこの 3 年間で様々な分野で規制緩和が H の分析で計測された米国の TFGIN 図3にはTFGの時間を通じた変化が示されている図3を見る TFGが 行われてきたが GD 成長率の低下傾向が の大きさは比較するこができるもし資本 レンドして低下傾向にあるのがわかるこれは この3年間 ミスアロケーション 事業所間の資源の再配分の促進を阻害してき 労働が米国同程度に 限界生産力が均等化さ 程度が 徐々に悪化しているこを示している日本は Hohi and ahyap 2で た可能性があるまた 図3を見る TFG れるように再配分されれば 製造業の TF は 述べられているように 無担保社債の発行などを含め 徐々にこの3年間で様々な分 は 景気の弱い正の相関が観察されている8 7.7 上昇するまた 日本の TFGIN の平均 で規制緩和が行われてきたが GD成長率の低下傾向が 事業所間の資源の再配分の 値米国の TFGIN の最も大きい時 ミスア 具 体 的 に は 998 年 か ら 999 年 25 年 進を阻害してきた可能性があるまた 図3を見るTFGは 景気の弱い正の ロケーションの程度が最も大きい時 を比較す 27 年 か ら 28 年 に 一 時 的 に TFG が 低 る 相対的な Gain は日本の方が3 程度大 下している998 年から 999 年は 日本では 関が観察されている 8具体的には 998年から999年や25年 27年から28年 きいが H の計測で得られた対米国の中国の 金融機関の破綻など深刻な金融危機に見舞わ 一時的にTFGが低下している998年から999年は 日本では金融機関の破綻な 対的なGainは日本の方が3 程度大きいが Hの計測で得られた対米国の中国 Gain 3 から 5 やインドの Gain 4 れた時期であるその時の TFG の低下は 深刻な金融危機に見舞われた時期であるその時のTFGの低下は1 ポイント程 3 から5 やインドのGain 4 から5 よりもかなり小さくなる表 から 5 よりもかなり小さくなる表 2 は 1 ポイント程度小さいものではあるもの 小さいものではあるものの 景気同調して動いているまた 図3には資本の歪 の 景気同調して動いているまた 図3に も示しているそれが.8 で がの場合の TFGcapital も示しているそれが.8であるこから 資本 i より発生した損失を示す の時系列の動きも示されているが ほんど は TFGcapital の時系列の動きも示されている あるこから 生産のひずみがない状況で さ が集計されたTFを23.4 低めているこがわかるこのこから ミスアロケ らに資本の歪みが取り除かれれば TF が 23.4 が ほんど TFG 同様の動きをしてい TFG同様の動きをしているように見える本研究では 短期的な動きよりも長 ンによるTFの損失の約半分は資本の歪みによって引き起こされている言え 上昇するこがわかるこのこから ミス るように見える本研究では 短期的な動きよ アロケーションによる TF 的なミスアロケーションの水準に興味があるため 時間を通じたTFGの動きの要 の損失の約半分は りも長期的なミスアロケーションの水準に興味 については これ以上探究しない 資本の歪みによって引き起こされている言え があるため 時間を通じた TFG の動きの にはTFGの時間を通じた変化が示されている図3を見る TFGがト る 要因については これ以上探究しない して低下傾向にあるのがわかるこれは この3年間 ミスアロケーションの 図3には TFG の時間を通じた変化が示 図3 表2挿入 徐々に悪化しているこを示している日本は Hohi and ahyap 2でも れているように 無担保社債の発行などを含め 徐々にこの3年間で様々な分野 次に 何の歪みもない場合に達成される効率的な事業所の産出の分布を計算し そ 緩和が行われてきたが GD成長率の低下傾向が 事業所間の資源の再配分の促 表2 TFG TFGIN 害してきた可能性があるまた 図3を見るTFGは 景気の弱い正の相 表2 TFGTFGIN を実際の事業所の産出の分布比較する図4には 事業所の効率的な規模分布実 日本 98-28年平均 米国 平均 の規模分布が比較されている規模は 付加価値額 対数値 を用いている表3の 察されている 8具体的には 998年から999年や25年 27年から28年に 産出資本の歪みがゼロの場合の比較 列目2列目には 実際の規模分布 理想的な 効率的な 規模分布がそれぞれ示 にTFGが低下している998年から999年は 日本では金融機関の破綻など TFG れている理想的な規模分布は 実際の規模分布よりも 四分位範囲をみる より 金融危機に見舞われた時期であるその時のTFGの低下は1 ポイント程度 TFGIN 47.8% 36.6% 産出の歪みがゼロの場合の比較 らついているこがわかる 10 式が示すように 理論的には歪みを取り除く いものではあるものの 景気同調して動いているまた 図3には資本の歪み TFGcapital.8 N.. 1 歪みの分散の大きさや 2 TFQ歪みの相関 そして 3 歪み同士の相関 TFGINcapital 23.4% N.. 生した損失を示す TFG の時系列の動きも示されているが ほんど capital より 産出のばらつきは減少する可能性もあるし 増加する可能性もある本研究の 注 米国は Heh and leno29 の値より 著者が算出 注 米国は Heh and leno29の値より 著者が算出 果では 後の2 3 の二つの効果が 最初の1 の効果を相殺しているこを示 同様の動きをしているように見える本研究では 短期的な動きよりも長期 スアロケーションの水準に興味があるため 時間を通じたTFGの動きの要因 8 ては これ以上探究しない TFG 市場経済の 成長率及び製造業の GD 成長率の相関はそれぞれ.55.3 である 8 TFG 市場経済の GD 成長率及び製造業の GD GD 成長率の相関はそれぞれ.55.3 である 図3 表2挿入 88 何の歪みもない場合に達成される効率的な事業所の産出の分布を計算し それ の事業所の産出の分布比較する図4には 事業所の効率的な規模分布実際 分布が比較されている規模は 付加価値額 対数値 を用いている表3の1 2列目には 実際の規模分布 理想的な 効率的な 規模分布がそれぞれ示さ

10 < 財務省財務総合政策研究所 フィナンシャル レビュー 平成 25 年第 号 通巻第 2 号 23 年1月 図3 TFGcapital 産出の歪み の比較 TFG 産出資本の歪み の比較 図3 TFGcapital産出の歪みの比較 TFG産出資本の歪みの比較 TFG TFGcapital 次に 図4では 何の歪みもない場合に達成 うに 理論的には歪みを取り除く 1 歪み される効率的な事業所の規模の分布を計算し の分散の大きさや 2 TFQ 歪みの相関 それを実際の事業所の規模の分布比較してい そして 3 歪み同士の相関により 産出のば る規模は 付加価値額 対数値 を用いてい らつきは減少する可能性もあるし 増加する可 る表3の1列目2列目には 実際の規模分 能性もある本研究の結果では 後の2 3 布 理想的な 効率的な 規模分布がそれぞ の二つの効果が 最初の1 の効果を上回って れ示されている理想的な規模分布は 実際の いるこを示しており H の分析で得られた 規模分布よりも 四分位範囲をみる よりば 米国の結果も一致している らついているこがわかる 式が示すよ 図4 実際の生産額 対数値 効率的な生産額 対数値 資本産出の歪みが0 の分布の比較 図4 実際の産出額効率的な産出額 資本産出の歪みが0 の分布の比較 実際のlog.5 効率的なlog資本産出の歪みが 注 実線が実際の産出額を 点線が産出資本の歪みがの場合の理想的な産出額を示す 注 実線が実際の産出額を 点線が産出資本の歪みが の場合の仮想的な産出額を示す 89 図5 実際の産出額効率的な産出額 産出の歪みが0 の分布の比較.8.7

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