富士山ハザードマップ検討委員会(第4回)

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1 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 4 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料 第 4 回 : 平成 14 年 4 月 3 日 目 中間報告目次 ( 案 ) 資料 1 宝永噴火が発生した場合の被害想定 1. 宝永噴火時の降灰による被害項目 1.1. 宝永噴火の被害実績 1.2. 国内外の降灰による被害事例 1.3. 想定される被害項目 1.4. 被害定量化の対象とする項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 2.1. 降灰による被害の影響程度 2.2. 被害額の算定手法 次 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

2 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 中間報告 目次 ( 案 ) 1. 総説 2. ハザードマップ作成にあたっての基本的考え方 3. 既往研究に基づく富士山の噴火等の特性とハザードマップ作成にあたって不足している点 4. 今回の調査等成果および最近の研究により新たに判明したこと 5. 検討対象とする噴火等ケース 6. 宝永型噴火と貞観型噴火の噴火シナリオ 7. 防災計画 8. 被害想定 9. 火山との共生 TOP NEXT 2 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

3 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOPページ 1. 宝永噴火時の降灰による被害項目富士山ハザードマップ検討委員会ここでは宝永の噴火シナリオに基づいて 現代社会において宝永規模の噴火が第 4 回活用部会発生した場合の降灰による被害の想定を行い 防災対策検討のための基礎資料資料目次とする 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 1.1. 宝永噴火の被害実績富士山の宝永噴火時に発生した現象について宮地 小山委員会提出資料から 以下のように整理した < 富士吉田 ~ 御殿場市一帯 小山町生土 > 12 月 16 日朝, 大地震が起こった 噴火開始とともに噴煙による暗闇が生じ, 石が降った 須走では熱い噴石による火災が生じた 18 日まで断続的に降灰が続いたが, 礫のサイズは豆麦サイズの中に桃 杏子が散る程度 19 日には礫まじりの降灰 サイズは微塵の中に豆麦が混じる程度 12 月 31 日の最後の噴火では, 激しい噴火と火山弾の放出が目撃された < 裾野市須山 > 噴火前に大地震が起こった 噴火が始まると, 降礫と空振があった 17 日から降灰が続き, 断続的に空振 25 日から再び降灰が始まる 富士宮市 富士市吉原 沼津市原噴火前に地震が頻発 噴火が始まり, 富士宮では火口上の火柱と火山弾放出 火山雷が目撃された 17 日には沼津でも降灰があった < 箱根町元箱根 小田原市 大井町 江ノ島 > 噴火直後に噴煙により暗闇となり 軽石が降ってきて夕方には降灰となった 17 日小田原で大量降灰, 江ノ島で降灰 20 日までに小田原で降灰が続く 1 月 1 日までに大井で降灰が続く 酒匂川流域では翌年の梅雨から大雨の度に 河床上昇とそれによる堤防の決壊と洪水が発生した < 二宮町 秦野町 平塚市 藤沢市 > 噴火翌年の梅雨から河床上昇や 田畑および用水路の埋没があった < 横浜市 > 噴火が始まり噴煙による暗闇が生じた 灰色の降灰から黒色の降灰に変化した 噴火の翌年は溜め池や田畑が埋没し その後数十年の間河川の氾濫があった < 東京 > 噴火前に小地震頻発 16 日午後より噴煙による暗闇が生じた 昼から灰色の降灰 その後黒色の降灰が続く 17 日夜から降灰再開 19 日朝には粟粒大降灰 27 日まで断続的に降灰 空振少なくなる これらの現象による被害をまとめると以下の通りである 人的被害 : 降灰により直接死亡したとの記述は見られない ただし山麓の村では灰が厚く堆積したことにより復旧が困難となって離散した 降灰があった地域では農作物の収穫がなくなり また降灰後に酒匂川で洪水が発生したことや被災者への援助が十分でなかったこととあわせて 病気や飢餓などの多数の犠牲者が出ている

4 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 建物被害 : 火山灰が 1m 以上堆積した地区で多くの家屋が倒壊している 3m 余り堆積した須走村では 75 戸の農家の半分が堆積した灰の重みで倒壊した 須走村の家屋のうち残りの半数は火山礫の熱で焼失した 農作物 : 火山灰が 15cm 以上堆積した農地では翌年の収穫が皆無 30cm 以上の範囲では農地復興に数十年を必要とした 2m 以上堆積した柴田村では 100 年後でも復旧した農地は約 1/4 であった その他 : 田畑の埋没や用水路の埋積 河床の上昇などがあった このような宝永噴火と同様の規模と現象が現代社会において発生した場合 特に山の周辺のみならず広域において 工業や商業 道路交通や鉄道などより 降灰による広範で甚大な被害が想定される そこでこの中でまず 首都圏も含め広範囲まで到達するため 我が国全体による経済社会に重大な被害をもたらすと考えられる降灰による被害について整理することとした ( なお 富士山周辺における噴石 土石流 洪水等により発生する被害については次回までに整理 ) TOP BACK NEXT 2 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

5 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOPページ 1.2. 国内外の降灰による被害事例富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会表 1.1 表 1.2に示すように これまで記録に残っている火山噴火のう資料目次内 世界各地では降灰により以下のような被害が出ている 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 表 1.1(1) 国内外の降灰による被害事例 ( 火山毎 ) 表 1.1(2) 国内外の降灰による被害事例 ( 火山毎 ) 表 1.2(1) 国内外の降灰による被害事例 ( 対象被害 ) 表 1.2(2) 国内外の降灰による被害事例 ( 対象被害 ) < 出典 > 1 鈴木建夫 (1990): 火山噴火時における降下火砕物災害の予測 2 地域防災データ総覧 1998( 地震被害 火山災害編 ) 小出崇 (1994): 水道施設の火山災害と対策. 土木学会, 火山工シンム - 火山工学の確立を目指して - 発表論文集, 高橋和雄 (1991): 雲仙普賢岳火山災害に関する都市システムの応急その1 ライフラインの対応. 長崎大学工学部研究報告, 第 22 巻, 第 高橋和雄 荒巻博志 (1994): 降灰が市民生活に及ぼす影響についてアンケート調査 -, 降灰が市民生活に及ぼす影響および基礎的基盤の整備に関する調査報告書 - 火山と共生する島原に向けて -,2-31. 下鶴大輔 ( 研究代表者 )(1981): セントヘレンズ火山の噴火活動とう災害の研究. 文部省科学研究費,P.130. 下鶴大輔 荒牧重雄 井田喜明 (1995): 火山の事典,P.590. 読売新聞 朝刊 Blong,R.J.(1984):Volcanic Hazards 宮地直道 (1993): 富士火山 1707 年噴火の推移と噴出物の特徴 小野寺三郎 (1997): 火山活動と航空機の運行 航空気象ノート 門村浩 岡田浩 新谷融 (1988): 有珠山その変動と災害 桜島大正噴火誌 14 ヒアリング調査結果 ( 平成 14 年 2 月実施 ) 15 高橋和雄 藤井直 (1977): 雲仙普賢岳の噴火活動による降灰の地域の影響及びその対策に関する調査 16 Robert N.Rossier(2002):Volcanic A 高橋和雄 : 雲仙火山災害における防災対策と復興対策 損害保険料算定会 : 火山災害の研究 TOP BACK NEXT 2 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

6 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 )

7 (1707) (1783) (1914) km 3m 37 25km 1m 17 m 3 80km 15cm 10 55km 30cm 40 50cm1m km (1929) (1955) (1962) km km 2m 120cm km 4 5 m 3 21 m 3 1 6km cm 1 712km m km 60cm 12km 15km 1955 ph 510km 15km S60 m 2cm 7100 m 3 60 m 3 (1974) 10km 2cm 80cm 3km (ph 8300 (1977) 3km ) m 3 28km 1cm

8 10 6 (1980) m m 3 8km 7 ( ) m 3 ( )

9 (1707) 17 m 3 (1707) 1 11km (1783) 4 5 m 3 17 m 3 1 6km (1929) m km (1929) 7100 (1962) m km (1977) m 3 2cm ( ) 7000 m km (1707) 37 3m 25km (1707) 1m 52 11km (1783) 83 m 3 120cm km (1929) 4 m 3 150cm 60cm 1016 (1991) m 3 12km (1955) m (1980) m 3 ( ) 7 ( ) m 3 (1980) m 3 7 ( ) m 3 12km (1955) m 3 7 8km ( ) m 3 (1991) 1016 m 3 (1991) (1955) (1977) (1980) (1982) (1989) (1991) m 3

10 (1955) 15km ph 510km (1955) m 3 (1974) 60 m 3 80cm 3km (1977) 8300 (ph 3km (1977) m 3 ) 15km (1955) S60 m 3 7 ( ) m 3 ( 7 ( ) ) m 3 (1955) 2cm m 3 80km (1707) 15cm 10 55km (1707) 30cm 40 (1707) 50cm1m 17 m km km (1707) 2m 23 (1914) 21 m 3 (1955) m 3 (2000) 2200 m 3 28km (1977) 8300 m 3 1cm ( ) 7 m 3 ( ) (2000) 2200 m (1783) m 3 7 ( ) m 3 (2000)

11 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 1.3. 想定される被害項目 富士山の宝永噴火 (1707 年 ) と同規模の降灰が現在の社会状況で発生した場合 現在の都市機能施設への影響を考えると 当時の被害を遙かに上回る被害が想定されるものと考えられる 従って想定される被害項目については 文献等による他火山の被害事例や関係機関へのヒアリング結果から得られる項目とともに 首都圏において容易に想定される被害項目を整理した ( 表 1.3) 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 整理にあたっては 定量的な被害算定に参考となるものと 定性的な記述に止まるものを区別して示した 表 1.3 想定される被害項目 TOP BACK NEXT 2 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

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13 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOPページ 1.4. 被害定量化の対象とする項目富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会ここでは1.3 で想定した被害項目の中から 1 社会経済上重要な影響を及ぼす資料目次もの 2 定量的に被害を算出できるもの を対象として被害項目を選定した 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 表 1.4 定量化する想定被害項目 TOP BACK NEXT 2 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

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15 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 2. 被害の程度および定量化の考え方 ここでは 1.4 で対象とした想定被害項目ごとに どの程度の降灰によりどんな影響が起こるのかを既往の事例や文献 家屋や機器の構造から計算して 降灰厚さに対する影響度として関連づけた 2.1. 降灰による被害の影響度 各項目ごとの被害は 当然降灰量が多ければ多いほど被害が大きくなると考えられる ここでは降灰量を表す指標として降灰の堆積厚さをとることとし どの程度の降灰厚さで被害が発生しはじめるのか また堆積厚さの違いによりどの程度の被害が発生するかについて検討した (1) 人的被害 1) 生活支障 ( 避難 ) < 被害の内容 > 桜島火山対策要覧によると住民の避難措置の実施は火山に関する情報その他の災害情報等に基づき 地域防災計画の避難計画に基づいて行われるものとなっている その中では特に降灰の量による基準が定められてはいない また 過去 降灰のみによる避難事例がない ただし降灰が大量で家屋に厚く堆積した場合 その重みによって家屋に被害がでると生命に著しい危害が及ぶため 避難する必要がある < 定量化の考え方 > 家屋が全壊し避難する必要がある範囲は 降灰量 30cm 以上の範囲とする ( 家屋の被害については次ページ参照 ) 2) 健康障害 < 被害の内容 > 降灰による健康障害の事例としては有珠山 (1977) の事例があり 降灰が2cm 以上の地域で目 鼻 咽 気管支の異常等 肉体的障害が報告されている 島原市では普賢岳の降灰により 市民の約 66% が健康面への影響を受けており 具体的症状は眼の痛みが約 83% 喉の異常が約 60% を占めている < 定量化の考え方 > 有珠山の事例から 健康障害が想定される範囲は 降灰量 2cm 以上の範囲とする TOP BACK NEXT

16 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

17 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB (2) 物的被害 1) 建物被害 < 被害の内容 > 建物被害の事例は富士山 (1707) 浅間山(1783) 北海道駒 (1929) 及び外国の事例でピナツボ(1991) がある 事例によると建物被害が発生した降灰量は60cm~300cmとなっり 最も少ない降灰量は北海道駒ヶ岳の60cm 以上である 家屋の積雪に対する耐荷重基準は静岡 神奈川県ではだいたい30cm 程度である これは余裕マージンを入れた値であり経験的には3 倍以上の耐久力を持っている 雪の密度を0.2g/cm 3 とすると 30 3=90cm=180kg/m 2 の荷重がかかることになる 灰の空げき率を0.55 粒子の密度が2.5g/cm 3 とすると 乾燥時密度は2.5 (1-0.55)=1.15g/cm 3 =1150kg/m 3 湿潤時は2.5 ( =1700kg/m 3となる 積雪の耐荷重基準を適用すると 灰の厚さに換算して10cm( 湿潤時 )~15cm( 乾燥時 ) となる 別途計算した 木造平屋の家屋に対する垂直荷重の耐力計算では もっとも壊れやすい部分である昇り梁の部分で525kg/m 3 である ( 参考資料参照 ) 最大耐力 (525kg/m 2 ) となる灰の厚さは30cm( 湿潤時 )~45cm( 時 ) となる < 定量化の考え方 > 実際の家屋は積雪の耐荷重基準以上の耐力を持って建築されているので 耐荷重基準から求めた10cm( 湿潤時 )~15cm( 乾燥時 ) いう値は採用しない 北海道駒ヶ岳の事例があるが より小さな値である荷重計算から求めた30cm( 湿潤時 )~45cm( 乾燥時 ) という値を採用する 雨が降っている時に降灰があることは十分ありうることであるため より小さな値である湿潤時の30cmを採用する したがって家屋全壊が想定される範囲は降灰量 30cm 以上の範囲とする ここでいう全壊は罹災証明で用いられている全壊と同等であり 家屋の建て直しが必要なほどの被害をいう TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

18 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 )

19 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 2) 道路 < 被害の内容 > 桜島の事例によると500g/m2( 約 0.5mm) 以上の降灰がありの白線が見えなくなると緊急体制により道路の降灰除去を実施している 除灰を行わなければスリップ事故や渋滞等の交通障害が発生する 宝永噴火シナリオによると2 週間の間に灰が降ったりやんだりするため最低 2 週間は交通障害が続くが 降灰量と範囲が膨大であるため除灰に時間がかかりさらに混雑はひどくなると予想される 降灰による通行止めの基準はなく 現場の状況から道路管理者や交通管理者がそれぞれの立場から危険と判断される場合に通行止めを実施している 一般に普通車の車高は10cm 程度であることから 10cm 以上の降では走行が困難になるものと想定される 湿潤状態では数 cm 程度でもスリップして走行不能になると想定される ( 検討中 ) < 定量化の考え方 > 桜島での実績から 徐行運転が必要な範囲は降灰量を0.5mm 以上の範囲とする 通行不能になる範囲は降灰量 10cm 以上の範囲とする TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

20 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 3) 鉄道 < 被害の内容 > 鹿児島の路面電車以外に鉄道施設が降灰により被害を受けた事例や運行停止等の基準はない 下図は一般的なレールの形状を示しており 高さが14~17cmとなている ただし レールの頭部分が見えていることを想定すると そこまでの高さは約 10~13cmとなっている 一方車輪にはレール上を進む際に脱輪しないように誘導するために 車輪の外周に連続して設計された突起部分 ( フランジ ) があることから このフランジの高さ以上に灰がレール上に堆積すると 脱輪の危険性が増すことになる フランジの高さは在来線で27mm 幹線で30mmとなっている( 鉄道技術用語事典より ) また昭和 60 年に JRや鹿児島市電が運行不能になった事例があるが 鹿児島市交通局へのヒアリング結果によると 電車の車輪とレールの間に灰が5mm 程度以上挟まると電流が流れず電車が動かなくなる 信号機や警報機が誤作動する等の障害が生じている 鹿児島市交通局では 灰が2mm 以上になると除灰を実施している

21 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) < 定量化の考え方 > 電車の運行停止が想定される範囲は 信号機等の誤作動のおそれのある降灰量 0.5cm 以上の範囲とする TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

22 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 4) 航空 < 被害の内容 > 桜島の降灰による空港施設への影響のヒアリング調査によると 過去に空港を閉鎖となった事例は報告されていない また降灰による運航停止や航空閉鎖の基準も設けられていないが 次の場合には必然的に空港閉鎖となることから 降灰の量が多いと走行性の低下等から空港閉鎖の可能性は高いと言える 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 道路標示の視認が確保されない場合照明灯火の視認が確保されない場合航空機走行性 ( 路面摩擦の ) 低下の場合 降灰による航空機への被害は 事例に示すように ウィンドシールド損傷やエンジンの停止である このうちエンジンの停止は火山灰がジェットエンジン内部で溶解 冷却固着し 燃焼ガスの流れを乱すことによる エンジン停止事故はガルングン火山噴火 (1973) に伴い初めて発生し その後リダウト火山 (1989) ピナツボ火山(1991) で発し ピナツボ火山の場合 15 機以上の旅客機が火山灰に遭遇し 5 機の旅客機のエンジンに停止や損傷等のトラブルが発生している < 定量化の考え方 > 空港施設に対する降灰の影響以前に 降灰があり空気中に火山灰が浮遊している状態では航空機のエンジンに重大なトラブルが起こる可能性があるため 降灰が想定される範囲での航空機の運航および空港の使用はできないものとする TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

23 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 5) 電力 < 被害の内容 > 電力施設への降灰の影響の一つには 桜島の事例にみられるように 送電機器の一つである碍子に灰が付着し 漏洩電流が流れ 事故防止のために電力供給がストップするものがある 電力配線はネットワーク化されているが 末端の地上架線の部分で漏電が発生するため 降灰の影響範囲外から迂回して送電されても 結局は各家庭や事務所の直前で問題が発生し停電すると思われる これを防ぐためには降灰範囲内では電線 碍子への除灰作業が必要になるが 対象箇所が膨大であるため降灰直後からある程度堆積して漏電するまでの間に全箇所を除灰することはできず 結局小規模 ( 数十時間で範囲は町単位程度 ) な停電が頻発する ただし送電設備や基幹線には被覆などの対策がすでに取られているため影響は少ないと思われる 降灰や積雪により架空されている電線が重みで切れた事例は近年確認できず 電気事業者へのヒアリングによっても電線の質の向上によりそのような被害は想定しがたいとのことであった 桜島の事例では 昭和 59~60 年に降灰による停電が頻発しており 近傍の観測所で観測された1 日の降灰厚さは119g/m 2 ~6,697g/ 2 である ( 参考資料参照 ) 特に被害が集中している吉野地区 ( 桜島から約 15km) では8 月 11 ~14 日にかけて停電が連続して発生しており その間の降灰量合計は近傍の吉野公園での観測では10,662g/m 2 である < 定量化の考え方 > 桜島の吉野地区の事例から 数日間の降灰量がある程度までいくと停電が頻発するとした 降灰による停電被害を受ける範囲は降灰量が約 10662g/m 2 1cm 以上の範囲とした TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

24 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 6) 水道 < 被害の内容 > 降灰による浄水場の被害実態については 有珠山 (1977) の事例にみられるように80cmの降灰で建物の梁に亀裂が生じている しかしながら 降灰の量と浄水場の機能障害との関係は明らかではない 水平流式沈澱池では 表面負荷率 ( 流量 Q/ 池の表面積 A) が0.5 ~1.0cm/minで設計されることが多く これは1 日当り7.2 相当することになが 一般に泥だめは30cm 以上を見込んでいることから 仮に泥だめを30cmとすると 30cm 以上の降灰があると掃が必要となる 一方 浄水場への水は河川等から取水されたものであることから 河川から流入する水の濁度によっても沈殿池への影響を受けることが想定される 降灰により河川水に大きな影響が想定される河川として酒匂川 相模川があり その流域に堆積する降灰量を求めると以下の通りとなる 河川名 流域面積 (km 2 ) 降灰量 (10 6 m 3 ) 平均堆積厚 (m) 酒匂川 相模川 堆積した火山灰のうち何割が河川に流出し また流出期間がどうなるか不明であるが 宝永の噴火 ( 宝永 4 年 11 月 23 日 ) では翌年の6 の洪水時には酒匂川の川底に莫大な量の砂が溜まっていたとの記述があることから ここでは流域の火山灰のうち2 割が6ヶ月かけて流出することを想定すると 1 日で流出する火山灰の量は酒匂川で m 3 相模川で120,000 3となる m 酒匂川の平水時の流量は河口部で約 20m 3 /s 程度 1 日当たりの量は約 1,730,000m 3 である すなわち平水時の流量に火山灰が混ざると想定すると水 1に対し 灰 0.14の割合となる 沈殿池の有効水深は3~4mが標準で泥だめの深さは0.3m 以上であことから 水 1に対し泥 0.1 以上で泥だめがいっぱいになるものと想定される 相模川では同様に概算すると 1 日当たりの水の量は5,005,00 3 となり 水 1に対し 灰 0.02となり約 5 日に1 回泥だめがいっぱいとことが想定される < 定量化の考え方 > 毎日沈殿池の泥だめがいっぱいになる場合 現実的には取水が不可能である したがって酒匂川流域内に位置する浄水場が取水停止になるとした

25 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

26 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 7) 農作物 < 被害の内容 > 野菜 果樹等への被害事例は富士山 (1707) 桜島( ~) で整理されており その中で桜島 (1914) の事例では降灰量と被害の関係を農作物の種類毎に整理している 壊滅的な被害となる降灰量麦 :1cm 以上野菜 :3cm 以上まめ :1cm 以上果樹 :1.5cm 以上ビワ :3cm 以上 なお 火山灰は 土壌へも影響を及ぼすことが考えられる 鹿児島では 桜島の降灰地域の農地では 土壌矯正事業により農地の酸性を矯正している また 富士山の宝永噴火 (1707 年 ) においても農地の生産が回復するまでに10 年以上の年月を必要としたことなどから考えると 農作物への被害はその年の収穫だけではなく長期化することが想定される ヒアリングの結果 降灰により稲が倒れて水に浸かると発芽したり精米の時に灰が混じったりするため 商品価値がなくなるという被害が生じている 経験的に500g/m 2 の降灰があれば 米としての商品価値はなくなるとのことであった < 定量化の考え方 > 作物の種類によって被害を受ける降灰量は1cm~3cmの間となっているが ここでは野菜や果樹が収穫できなくなる範囲は平均的な値を取って降灰量 2cm 以上の範囲とする 米については 500g/m 2 = 約 0.5mmの降灰があっても商品としての値がなくなるとして 降灰量 0.5mm 以上の範囲で稲作に被害を受けるものとする TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

27 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 8) 森林 < 被害内容 > 森林のうち人工林については 有珠山 (1977) の調査事例があり 降灰量 1cm 以上の地域について カラマツ トドマツ アカエゾマツの順に人工林が被害を受けている 被害の内容は降灰付着による幹の倒伏折損 湾曲倒伏が多く 他には変色落葉 枯死などである 被害の程度は灰の堆積深が増加すると大きくなり 幹折れ以上の激害木は 堆積深 7~10cm 以上でかなり著しい傾向を示したとしている なお 森林の回復については 有珠山 (1977 年 ) の調査に 降灰堆積の厚さが30から70cmに達した被害度の大きい箇所で 噴火後の1984 年の森林回復度はまだ きわめて小さかった とあるように長期に及ぶことが考えられる < 定量化の考え方 > 森林の被害が発生する範囲は降灰量 1cm 以上の範囲とする 壊滅的な被害を受ける範囲は降灰量 10cm 以上の範囲とする TOP BACK N 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

28 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 2.2. 被害の算定手法 (1) 人的 物的被害の算定手法 1) 算定手法被害概算の検討の流れは下図に示すように 被害が想定される対象範囲内の数値データをメッシュや地形図 各種統計資料より抽出し 各項目項のしきい値を考慮して被害を想定した 図 2.1 検討の流れ メッシュごとの資産の算定にあたっては 地域メッシュ統計 国土数値情報に基づく 1km メッシュの数値情報により 想定される影響範囲の資産を抽出し算定を行う

29 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

30 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOPページ 2) 使用データ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会被害が想定される範囲内の人的被害の影響を定量化するために以下に示すメッ資料目次シュ統計資料 各種統計資料及び地形図を用いて被害の概算を行った 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 表 2.1 使用資料と被害項目 また 算定する資産する際のメッシュデータは 現状公表されているものに関しては 以下のデータを基にした 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB 表 2.2 資産データ TOP BACK NEXT 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

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33 富士山ハザードマップ検討委員会 ( 第 3 回 ) 第 4 回 TOP ページ富士山ハザードマップ検討委員会第 4 回活用部会資料目次 1. 宝永噴火医事の降灰による被害項目 2. 被害の程度および定量化の考え方 参考資料 1. 宝永噴火が発生した場合の被害想定 PDF444KB (2) 産業連関分析による経済的被害額の算定 産業連関分析による被害額の算定では 1 電力 道路 鉄道 水道等のライフラインが全て降灰により被害を受けた場合 と 2 電力以外のライフラインは被害を受けているが 電力だけは供給されている場合の 2 ケースを想定した 1) 算定手法降灰による各種の産業への影響は その地域の活動が停止し それらの産業活動の停止により関連する産業へと経済被害が波及する このような 影響を産業連関分析により算定する 降灰の影響が予想される5 都県 ( 静岡県 神奈川県 東京都 千葉 茨城 ) においては次ページに示す産業区分に分類されており1 次産業として 1 農林水産業 第 2 次産業として 2 鉱業 ~17 建設および31 事務用品 第 3 業として 18 電力 ガス 熱供給 ~30 対個人サービス に分類されている 額の推計にあたっては 対象都県全世帯数に対する被害想定範囲内世帯数比率により対象産業分類毎の被害割合を推定し さらに被災による操業停止期間を設定した 産業連関分析の計算の流れを以下に例示する 図 2.2 経済被害額の算定 2) 使用データ経済被害の推計にあたっては 以下の資料にもとづいている 対象都県 静岡 神奈川 東京 千葉 茨城 資料名 平成 7 年産業連関表 ( 平成 12 年 ) ( 取引基本表 投入係数表 逆行列表 ) TOP BACK 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 内閣府 ( 防災部門 ) へ 2001, 内

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35 - 0 -

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44 1) turbofan nozzle guide vane

45 cm

46 2 3 (1) 1.0 3) 1.3 4) 50cm 5-1(a) 80cm 15km ph ph (1994) Table Vo (1991) 3.1 (1) 3 1 NTT 8 NTT

47 (2) (3) (1994)

48 3. 1) ) m 3m cm 30cm 10 50cm1m m (1993)

49 a Lloyd1990 B windshield B747 B747 3 B ICAOInternational Civil Aviation

50 Organization 1987 ICAO B Campbell (1997)

51 ha ha 1cm m 29cm (1988)

52

53 ( ) ( ),162.7 ( ) 1m ( ),193.2 ( ) ( ),157.1 ( ) ( ) 1 15, , No ,191 1,763 5, ,345 8,046 2,067 3,769 21,502 3,769 3,769 3,649 6,396 5,045 2, , ,

54 - 18 -

55 - 20 -

56 N/m m50 4m

57 - 22 -

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68 kg/m 3050kg/m cm

69 cm cm 1 H6,7 500g/

70 13,00015,000/m mm 500g/m mm

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72 2cm 0.25mm cm 0.25 mm cm

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