. 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり作物名使用時期となっているものについては今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している (1) 国内での使用方法 % キャプタン水和剤作物名小麦いんげんまめ

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りえなみこし
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1 キャプタン ( 案 ) 今般の残留基準の検討については農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ農薬動物用医薬品部会において審議を行い以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : キャプタン [ Captan (ISO) ] () 用途 : 殺菌剤フタルイミド構造をもつ殺菌剤である主に菌体酵素のチオール基やアミノ基を阻害することにより殺菌作用を示すものと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 -[(Trichloromethyl)thio]-3a,4,7,7a-tetrahydro-1H-isoindole- 1,3(H)-dione (IUPAC) 1H-Isoindole-1,3(H)-dione, 3a,4,7,7a-tetrahydro--[(trichloromethyl)thio]- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性分子式 C 9 H 8 Cl 3 NO S 分子量水溶解度 g/l(0 ) 分配係数 log 10 Pow =.(0 ) - 1 -

2 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり作物名使用時期となっているものについては今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している (1) 国内での使用方法 % キャプタン水和剤作物名小麦いんげんまめはくさい適用希釈倍数又は使用量赤かび病 600~1000 倍炭疽病黒斑病白斑病苗立枯病べと病 600~100 倍 600 倍ごぼう黒斑病 800 倍たまねぎ葉たまねぎトマトきゅうりかぼちゃしろうりすいかメロン灰色かび病白色疫病苗立枯病疫病葉かび病灰色かび病炭疽病褐斑病べと病炭疽病べと病つる枯病炭疽病 600 倍 800~100 倍 800 倍 600~800 倍 600 倍 400~800 倍 600 倍 400~800 倍使用液量使用時期 100~300 収穫 14 日前まで収穫 30 日前まで収穫 7 日前まで収穫 14 日前まで収穫前日まで収穫 7 日前まで収穫前日まで収穫 14 日前まで本剤の使用回数 4 回以内回以内回以内使用方法散布キャプタンを含む農薬の総使用回数 4 回以内 3 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内は種後は回以内 ) 6 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内は種後は回以内 ) 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) しょうが白星病 600 倍収穫 3 日前まで回以内回以内 ( 塊茎粉衣は 1 回以内灌注は回以内散布は回以内 ) - -

3 1 80.0% キャプタン水和剤 ( つづき ) 作物名適用希釈倍数又は使用量使用液量使用時期本剤の使用回数使用方法キャプタンを含む農薬の総使用回数黒星病 600~1000 倍りんごなし黒点病斑点落葉病輪紋病褐斑病すす点病すす斑病炭疽病赤星病黒星病輪紋病疫病炭疽病 800~100 倍 600~800 倍 800 倍 600~1000 倍 1000 倍 800 倍マルメロ黒点病 1000 倍 00~700 収穫前日まで収穫 3 日前まで収穫 14 日前まで 6 回以内 6 回以内 9 回以内 9 回以内 6 回以内 6 回以内もも縮葉病 600 倍発芽前 4 回以内 4 回以内小粒核果類おうとういちごブルーベリーぶどうかき黒星病 800~1000 倍すす斑症褐色せん孔病灰星病炭疽病灰色かび病炭疽病芽枯病 800 倍斑点病 00~1000 倍すす点病灰色かび病晩腐病褐斑病灰色かび病べと病枝膨病黒とう病落葉病炭疽病すす点病 00 倍 800 倍 1000 倍パパイヤ炭疽病 600 倍 100~300 00~700 収穫 1 日前まで収穫 3 日前まで収穫 30 日前まで収穫 1 日前まで収穫 30 日前まで収穫 7 日前まで収穫 14 日前まで 3 回以内 3 回以内散布回以内回以内 3 回以内 3 回以内回以内回以内 ( 生育期は回以内収穫終了後 ~ 落葉期までは 3 回以内 ) 回以内回以内回以内 3 回以内 3 回以内 - 3 -

4 1 80.0% キャプタン水和剤 ( つづき ) 作物名適用パイナップル根腐萎凋病希釈倍数又は使用量 00 倍マンゴー炭疽病 600 倍トマトなすきゅうりかぼちゃすいかメロンしろうりピーマンとうがらし類しょうが野菜類豆類 ( 種実 ) 未成熟とうもろこし苗立枯病苗立枯病根茎腐敗病種子重量の 0.~0.4% 使用液量使用時期 300~400 00~ 倍 L/ m 種子重量の 0.~0.4% 800 倍 L/ m 塊茎重量の % ヒシウムリソクトニア種子重量の菌による病害 0.~0.4% ( 苗立枯病等 ) 400 倍 3 L/ m 収穫 1 日前まで収穫 7 日前までは種前本剤の使用回数は種後 ~3 葉期回以内は種前は種後 ~3 葉期回以内植付前収穫 30 日前までは種前使用方法キャプタンを含む農薬の総使用回数 3 回以内散布 3 回以内 1 回種子粉衣ショウロ又は噴霧機で全面散布 1 回種子粉衣ショウロ又は噴霧機で全面散布 1 回塊茎粉衣回以内灌注 1 回種子処理機による種子粉衣回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 3 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内は種後は回以内 ) 回以内 ( 塊茎粉衣は 1 回以内灌注は回以内散布は回以内 ) 1 回 0.0% キャプタン 30.0% 有機銅水和剤作物名適用希釈倍数使用液量使用時期はくさいレタスねぎ軟腐病黒斑病斑点細菌病腐敗病黒斑病べと病 00 倍 600 倍 100~300 収穫 30 日前まで収穫 14 日前まで本剤の使用回数使用方法回以内散布キャプタンを含む農薬の総使用回数 6 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内は種後は回以内 ) - 4 -

5 0.0% キャプタン 30.0% 有機銅水和剤 ( つづき ) 作物名適用希釈倍数使用液量使用時期トマトきゅうりすいかメロンりんごなし葉かび病疫病輪紋病 400~800 倍 00 倍べと病 400~800 倍炭疽病斑点細菌病 400~600 倍つる枯病 00 倍炭疽病 00~600 倍斑点細菌病つる枯病 00 倍黒点病斑点落葉病 00~800 倍黒星病輪紋病褐斑病すす点病すす斑病炭疽病 00~600 倍黒星病黒斑病輪紋病炭疽病黒斑細菌病褐色斑点病 00 倍 100~300 00~700 00~700 収穫前日まで収穫 14 日前まで収穫 3 日前まで本剤の使用回数回以内使用方法散布キャプタンを含む農薬の総使用回数回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 4 回以内 6 回以内 9 回以内 9 回以内もも縮葉病発芽前 4 回以内 4 回以内おうとうベリー類 ( ブルーベリーを除く ) ブルーベリーせん孔病斑点病 600 倍収穫終了後 ~ 落葉期まで 3 回以内回以内 3 回以内回以内 ( 生育期は回以内収穫終了後 ~ 落葉期までは 3 回以内 ) - -

6 3 40.0% キャプタン 40.0% ホセチル水和剤作物名適用希釈倍数使用液量使用時期きゅうりりんごなしぶどうももおうとうべと病褐斑病斑点落葉病黒星病すす点病すす斑病輪紋病炭疽病褐斑病輪紋病黒斑病べと病黒とう病灰色かび病晩腐病縮葉病褐色せん孔病 400~800 倍 100~ 倍 400~800 倍 800 倍 400~600 倍 800 倍 00~ % キャプタン.0% ポリオキシン水和剤収穫前日まで収穫前日まで収穫 14 日前まで収穫 30 日前まで本剤の使用回数 3 回以内使用方法散布キャプタンを含む農薬の総使用回数回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 6 回以内 9 回以内回以内回以内発芽前 3 回以内 4 回以内収穫 14 日前まで作物名適用希釈倍数使用液量使用時期回以内回以内本剤の使用回数トマト灰色かび病 600~800 倍 100~300 収穫前日 3 回以内きゅうりうどんこ病べと病 00 倍まで回以内斑点落葉病りんごうどんこ病 1000 倍収穫 14 日黒点病前までなしいちご黒星病黒星病黒斑病灰色かび病うどんこ病 800~1000 倍 1000 倍 00 倍 00~ ~300 収穫 7 日前まで使用方法キャプタンを含む農薬の総使用回数回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 3 回以内 6 回以内散布回以内 9 回以内収穫開始 30 日前まで 3 回以内 3 回以内 - 6 -

7 4.0% キャプタン 0.0% イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤作物名適用希釈倍数使用液量使用時期きゅうりたまねぎりんごなしぶどう褐斑病炭疽病灰色かび病黒星病すす点病すす斑病斑点落葉病炭疽病褐斑病黒点病輪紋病うどんこ病黒星病輪紋病黒斑病炭疽病晩腐病黒とう病べと病 1000 倍 800~1000 倍 1000 倍 10~300 00~700 収穫前日まで収穫 14 日前まで収穫 60 日前まで本剤の使用回数回以内 6 回以内 ( 開花期以降散布は 3 回以内 ) 使用方法散布キャプタンを含む農薬の総使用回数回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 6 回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内は種後は回以内 ) 6 回以内 4 回以内 9 回以内回以内回以内もも縮葉病休眠期 1 回 4 回以内おうとう灰星病収穫 14 日かきうどんこ病前まで 3 回以内回以内 % キャプタン 10.0% ベノミル水和剤作物名適用希釈倍数使用液量使用時期トマトなすきゅうりなしおうとう葉かび病灰色かび病炭疽病輪紋病黒星病灰星病炭疽病 600 倍 00~600 倍 600~800 倍 00~600 倍 600~800 倍 100~300 00~700 収穫前日まで収穫開始 3 日前まで収穫前日まで収穫 7 日前まで収穫 14 日前まで本剤の使用回数 3 回以内 1 回 3 回以内使用方法散布キャプタンを含む農薬の総使用回数回以内 ( 種子粉衣は 1 回以内 ) 4 回以内 9 回以内回以内回以内 - 7 -

8 7 0.0% キャプタン.4% テトラコナゾール水和剤作物名適用希釈倍数使用液量使用時期ほうれんそうべと病 00 倍 00~300 収穫 14 日前まで本剤の使用回数使用方法キャプタンを含む農薬の総使用回数 1 回散布 1 回 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象物質キャプタン分析法の概要試料からリン酸酸性下アセトンで抽出し n-ヘキサンに転溶するアセトニトリル / ヘキサン分配及びフロリジルカラム又はシリカゲルカラムを用いて精製又はアセトニトリル / ヘキサン分配後 n-ヘキサンに転溶した後フロリジルカラムを用いて精製し電子捕獲型検出器付きガスクロマトグラフ (GC-ECD) で定量するまたは試料からリン酸酸性下アセトンで抽出し n-ヘキサン又はジクロロメタンに転溶するグラファイトカーボンカラムフロリジルカラム及びシリカゲルカラムフロリジルカラム及びシリカゲルカラムフロリジルカラム又はシリカゲルカラムを用いて精製し GC-ECDで定量するまたは試料からリン酸酸性下アセトンで抽出後多孔性ケイソウ土カラム及びグラファイトカーボンフロリジルシリカゲル連結カラム又はフロリジルカラムを用いて精製し GC-ECDで定量するまたは試料からリン酸酸性下アセトンで抽出後多孔性ケイソウ土カラム並びにアセトニトリル / ヘキサン分配及びグラファイトカーボンフロリジルシリカゲル連結カラム又はフロリジルカラムを用いて精製し GC-ECDで定量するまたは試料からリン酸酸性下アセトンで抽出後多孔性ケイソウ土カラム並びにフロリジルカラム及び C 18 カラム又はフロリジルカラムを用いて精製し紫外分光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV) で定量するまたは試料から塩酸酸性下アセトンで抽出し n-ヘキサンに転溶するフロリジルカラムを用いて精製し GC-ECDで定量するまたは試料からアセトニトリルで抽出しエーテル又はジクロロメタンエーテル (1:4) 混液に転溶するアセトニトリル / エーテル分配後フロリジルカラムを用いて精製又はフロリジルカラムを用いて精製し GC-ECDで定量するあるいは試料からアセトニトリルで抽出しジクロロメタンエーテル (1:4) 混液に転溶するシリカゲル薄層クロマトグラフィーを用いて展開後かき取りアセトンで抽出してGC-ECDで定量する定量限界 :0.00 ~ 0. mg/kg - 8 -

9 () 作物残留試験結果国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1 を参照 4.ADI 及びARfDの評価食品安全基本法 ( 平成 1 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号及び第項の規定に基づき食品安全委員会あて意見を求めたキャプタンに係る食品健康影響評価において以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :10 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験 ( 期間 ) 妊娠 7~19 日安全係数 :100 ADI:0.1 mg/kg 体重 /day マウスでは十二指腸に腺腫及び腺癌が認められたがトランスジェニックマウスを用いた遺伝子突然変異試験において陰性の結果が得られたことも含め遺伝毒性試験の結果を総合的に勘案した結果キャプタンは in vitroでは遺伝毒性を示すが生体にとって問題となる遺伝毒性はないと考えられ腫瘍の発生メカニズムは遺伝毒性によるものとは考え難く評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた ( 参考 ) キャプタン ( 原体 ) の細菌を用いた復帰突然変異試験ヒト培養細胞及びラットを用いた UDS 注 ) 試験マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験ヒト及びラットカンガルーの培養細胞並びにマウス及びラットを用いた染色体異常試験トランスジェニックマウスを用いた遺伝子突然変異試験マウスを用いた小核試験マウスを用いたスポット試験並びにラット及びマウスを用いた優性致死試験が実施された In vitroの復帰突然変異試験染色体異常試験及びマウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験において陽性であったが UDS 試験ではin vitro 及びin vivo ともに陰性であった ( 中略 ) トランスジェニックマウスを用いた遺伝子突然変異試験では肝臓及び十二指腸において陰性であった ( 中略 ) 食品安全委員会はこれらを総合的に判断しキャプタンは in vitroでは遺伝毒性を示すが発がん標的臓器を含め生体にとって問題となる遺伝毒性はないと判断した注 ) 不定期 DNA 合成 - 9 -

10 ()ARfD 1 一般の集団最大無作用量 :300 mg/kg 体重 ( 動物種 ) 雄マウス ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 一般薬理試験安全係数 :100 ARfD:3 mg/kg 体重妊婦又は妊娠している可能性のある女性無毒性量 :30 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験 ( 投与期間 ) 妊娠 7~19 日安全係数 :100 ARfD:0.3 mg/kg 体重. 諸外国における状況 JMPRにおける毒性評価が行われ 1963 年にADIが 004 年にARfDが設定されている国際基準はきゅうりおうとう等に設定されている米国カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果米国においてりんごもも等にカナダにおいてなしトマト等に EUにおいてりんごおうとう等に豪州においていちごぶどう等にニュージーランドにおいて果実野菜に基準値が設定されている 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象キャプタンとするなお食品安全委員会は食品健康影響評価において農産物中の暴露評価対象物質をキャプタン ( 親化合物のみ ) としている () 基準値案別紙のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価

11 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は以下のとおりである詳細な暴露評価は別紙 3 参照注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 9.1 幼小児 (1~6 歳 ) 76. 妊婦 30.3 高齢者 (6 歳以上 ) 34.8 注 ) 各食品の平均摂取量は平成 17 年 ~19 年度食品摂取頻度摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案各食品の平均摂取量短期暴露評価各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ一般 (1 歳以上 ) 幼小児 (1 ~6 歳 ) 及び妊婦又は妊娠している可能性のある女性 (14~0 歳 ) のそれぞれにおける摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳細な暴露評価は別紙及び 4-3 参照注 ) 基準値案作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用い平成 17~19 年度の食品摂取頻度摂取量調査及び平成年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した (4) 本剤については平成 17 年 11 月 9 日付け厚生労働省告示第 499 号により食品一般の成分規格 7 に食品に残留する量の限度 ( 暫定基準 ) が定められているが今般残留基準の見直しを行うことに伴い暫定基準は削除される

12 キャプタンの作物残留試験一覧表 ( 国内 ) ( 別紙 1) 農作物小麦 ( 玄麦 ) 未成熟とうもろこし ( 子実 ) いんげんまめ ( 乾燥子実 ) はくさい ( 可食部 ) ごぼう ( 根部 ) レタス ( 茎葉 ) たまねぎ ( 鱗茎 ) ねぎ ( 可食部 ) 葉たまねぎ ( 可食部 ) 試験圃場数 1 1 試験条件剤型使用量使用方法回数経過日数 % 種子粉衣圃場 A: ,1,8 圃場 B: 圃場 A:< 1 74 圃場 B:< 0.4% 種子粉衣 % 種子粉衣 1+ 8,4, , ,0 160, 倍散布 0.0% 水和剤 1,3,7 10~ % 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m +100 倍散布 00~0 注 1) 残留濃度 (mg/kg) 注 ) 圃場 A:<0.04(#) 1,3 7,1 圃場 A:<0.00(1 回,1 日 ) 圃場 A:<0.(3 回,8 日 ) 圃場 B:<0.(3 回,8 日 ), 1,3 14,1,8 3,7,14 圃場 A:0.69( 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.79( 回,3 日 )(#) 圃場 A:<0.00 圃場 B:<0.00 圃場 A:0.00( 回,14 日 )(#) 圃場 B:0.70( 回,14 日 )(#) 3,6 圃場 A:<(3 回,10 日 ) 4,10 1,3,7,14 3,7,14,1 圃場 B:<(4 回,10 日 ) 圃場 A:( 回,3 日 ) 圃場 B:0.08( 回,3 日 ) 圃場 A:0.1( 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.07( 回,7 日 )(#) 圃場 A:1.18 圃場 B:1.70 圃場 A:1.6(#) 圃場 B:.69(7 回,3 日 )(#) トマト 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m + 00~ ,3,7,14 圃場 A:1.8(7 回,3 日 )(#) 圃場 B:1.36(#) 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m 圃場 A:1.97(7 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.8(7 回,7 日 )(#) ピーマンなすししとう甘長とうがらしきゅうり 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m % 種子粉衣 + L/ m L/ m L/ m 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m ,3,7,14 100~0 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m ,3,7,14 100~ 圃場 A:< 圃場 B:< ,3,7 1, 3, ,93,100 圃場 A:1.36( 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.47( 回,3 日 )(#) 圃場 A:1.4( 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.8( 回,3 日 )(#) 圃場 A:<0.00 圃場 B:<0.00 圃場 A:< 圃場 B:< 圃場 A:<( 回,86 日 ) 圃場 B:<( 回,86 日 ) 圃場 A:1.10(#) 圃場 B:0.796(#) 圃場 A:1.06(#) 圃場 B:0.30(#) - 1 -

13 農作物かぼちゃ試験圃場数キャプタンの作物残留試験一覧表 ( 国内 ) 試験条件剤型使用量使用方法回数経過日数 0.4% 種子粉衣 + L/ m +400 倍散布 10~ ,1,30 ( 別紙 1) 注 1) 残留濃度 (mg/kg) 圃場 A:.04(7 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.083(7 回,30 日 )(#) しろうりすいか ( 可食部 ) メロン ( 果肉 ) ほうれんそう ( 茎葉 ) しょうが ( 根茎 ) えだまめ ( さや ) りんごなしあんずうめ % 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m +400 倍散布 100~ 倍灌注 3 L/ m + 10~00 00~ ,00 00,400 圃場 A:8 圃場 B:<0.00 圃場 A:0.09(#) 7,14,1 圃場 B:0.006(#) 圃場 A:<(6 回,7 日 )(#) 圃場 B:<(6 回,7 日 )(#) 70 圃場 A:< 圃場 B:<0.00 圃場 A:<0.00 1,3,7,14 圃場 B:<0.00 圃場 A:<0.00(#) 1,3,7,14 圃場 B:<0.00(#) 99 圃場 A:< 101 圃場 B:< 圃場 A: ,1,8 圃場 B: 圃場 A: 圃場 B:0.0 圃場 A:0.06( 回,14 日 ) 3,7,14,1 圃場 B:0.08( 回,7 日 ) 3,7,14 圃場 C: ,7,14,1 圃場 A:0.1(4 回,7 日 ) 67 圃場 A:< 68 圃場 B:< 4,9 6,77 圃場 A:0.06(4 回,77 日 ) 13 1,3,,10 圃場 A:0.039(13 回, 日 )(#) 8 3,7,14,1 圃場 A:1.8(8 回,1 日 )(#) 圃場 B:4.4(8 回,7 日 )(#) 6 6 3,7,14,1 3,7,14,1 圃場 A:.66(6 回,7 日 ) 圃場 A:7.00(6 回,7 日 ) 3,7,1, 3,7,1, 圃場 B:6.(6 回,3 日 ) 圃場 B:7.4(6 回,7 日 ) 6 6,7, ,7,14,1 1,3,7,14 3,7,14 3,7,14 3,7,14,1 圃場 A:3.87(6 回,14 日 ) 圃場 B:.40(6 回,3 日 ) 圃場 A:1.90(6 回,7 日 ) 圃場 B:4.11(6 回,7 日 ) 圃場 A:9.47 圃場 B:.49(6 回,7 日 ) 圃場 A:1.34 圃場 B:6.16 圃場 A:4.1(9 回,7 日 ) 圃場 B:.4 圃場 A:3.31 圃場 B: L/ 樹圃場 A: ,14,1 30 圃場 B: 倍散布 % 種子粉衣倍灌注 L/ m 0.4% 種子粉衣 +800 倍灌注 L/ m +400 倍散布 % 種子粉衣 0.0% 水和剤 00 倍散布 180~18.86 塊茎重量の % 粉衣 1 塊茎重量の % 粉衣 +400 倍灌注 3 L/ m + 10~00 0.4% 種子粉衣 , , ,14,1 6 1,3, ,7,14, L/ 樹 , ,1 7,14,1 14 圃場 A:0.80 圃場 B:1.83 圃場 C:1.00 圃場 D:1.91 圃場 A:.96(#) 圃場 B:.61(#)

14 キャプタンの作物残留試験一覧表 ( 国内 ) ( 別紙 1) 農作物おうとういちごブルーベリーぶどうかきパパイヤパイナップル ( 果肉 ) マンゴー試験圃場数試験条件剤型使用量使用方法回数経過日数 00~ 倍散布 700 注 1) 残留濃度 (mg/kg) 圃場 A:0.49(4 回,7 日 ),3,4 7,14,0 圃場 B:4.60(4 回,7 日 ) 圃場 A:.8( 回,14 日 ) 4, 圃場 B:1.0( 回,14 日 ) 14,1 圃場 A:.0( 回,14 日 ) 圃場 B:1.4( 回,14 日 ) 3,7,14,1 圃場 A:3.86 3,7,14 圃場 B: 圃場 A:0.476,3 1,30,4 10 圃場 B: 倍散布 , , 倍散布 ,30,4 圃場 A:4. 圃場 B:6.8 3, 1,3 圃場 A:0.49(3 回,3 日 )(#) 3, 1,,7,3,,3, 13,7 3,7,14,1 3,7,14,1 14,1,30 30,4,60,7 圃場 A:0.6(3 回,7 日 )(#) 圃場 A:1.40(1 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.7(1 回,1 日 )(#) 圃場 A:.09( 回,1 日 )(#) 圃場 B:.1( 回,1 日 )(#) 圃場 C:1.67( 回,1 日 )(#) 圃場 A:1.76 圃場 B:0.643 圃場 C:.44 圃場 D:.88 圃場 E:4.49 圃場 F: ,4,89 圃場 A:0.3( 回,4 日 )(#) 4,6,89 圃場 B:0.30( 回,6 日 )(#) 1,,3 1,,3 1,,3 7,14,1,30 7,14,1 10,1 7,14,1 圃場 A:.14( 回,7 日 )(#) 圃場 B:1.70( 回,7 日 )(#) 圃場 A:1.07 圃場 B:.6(3 回,1 日 ) 圃場 A:0.36 圃場 B:0.117( 回,1 日 ) 圃場 A:1.89 圃場 B:0.69 注 1) 当該農薬の登録又は申請された適用の範囲内で最も多量に用いかつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施しそれぞれの試験から得られた残留濃度の最大値を示した表中最大使用条件下の作物残留試験条件にアンダーラインを付しているが経時的に測定されたデータがある場合において収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留濃度が得られるとは限らないため最大使用条件以外で最大残留濃度が得られた場合はその使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は登録又は申請された適用の範囲内で行われていないことを示すまた適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した

15 農薬名キャプタン ( 別紙 ) 基準値案基準値現行登録有無国際基準参考基準値外国基準値作物残留試験成績等米 ( 玄米をいう ) 小麦申 0.6,1.00 とうもろこし 10 <,<( 未成熟とうもろこし ) 1 大豆小豆類 1 <0.,<0.( いんげんまめ ) えんどうそら豆らっかせいその他の豆類ばれいしょさといも類 ( やつがしらを含む ) かんしょやまいも ( 長いもをいう ) こんにゃくいもその他のいも類てんさいだいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 3 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 3 かぶ類の根 3 かぶ類の葉 3 西洋わさびクレソン 3 はくさい 0.69(#),0.79(#) キャベツ 3 芽キャベツ 3 ケール 3 こまつな 3 きょうな 3 チンゲンサイ 3 カリフラワー 3 ブロッコリー 3 その他のあぶらな科野菜 3 ごぼう 0.0 <0.00,<0.00 サルシフィー 3 アーティチョーク 3 チコリ 3 エンダイブ 3 しゅんぎく 3 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) (#),0.70(#) その他のきく科野菜たまねぎ 0.3,0.08($) ねぎ ( リーキを含む ) 0.07(#),0.1($)(#) にんにく 3 にら 3 アスパラガス 3 わけぎ 3 その他のゆり科野菜 1.18,1.70($)( 葉たまねぎ ) にんじん 3 パースニップ 3 パセリ 3 セロリ 3 みつば 3 その他のせり科野菜 3-1 -

16 農薬名キャプタン ( 別紙 ) 基準値案基準値現行登録有無国際基準参考基準値外国基準値作物残留試験成績等トマト.0 ピーマン 0.0 <0.00,<0.00 なす.0 0.8(#),1.4($)(#) その他のなす科野菜 0.0 <,<( ししとう ) きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.083(#),.04($)(#) しろうり (#),0.09($)(#) すいか 0.0 <(#),<(#) メロン類果実 0.0 <0.00,<0.00 まくわうり 3 その他のうり科野菜 3 ほうれんそう 1 申 1.70,6.40($) たけのこ 3 オクラ 3 しょうが ,0.06,0.08 未成熟えんどう 3 未成熟いんげん 3 えだまめ 3 マッシュルームしいたけその他のきのこ類その他の野菜 3 みかんなつみかんの果実全体レモンオレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツライムその他のかんきつ類果実りんご 1.0 申 1 日本なし 1 1 西洋なし 1 1 マルメロ 1 1 びわもも 1 4 ネクタリンあんず ( アプリコットを含む ) 0.466,1.78($) すもも ( プルーンを含む ) うめ 0.80~1.91($)(n=4) おうとう ( チェリーを含む ) 申いちごラズベリーブラックベリー 0 ブルーベリークランベリー 0 ハックルベリーその他のベリー類果実 0 ぶどう申かき 1.70(#),.14(#) バナナキウィーパパイヤ 1.07,

17 農薬名キャプタン ( 別紙 ) 基準値案基準値現行登録有無国際基準参考基準値外国基準値作物残留試験成績等アボカドパイナップル ,0.36($) グアバマンゴー 0.69,1.89($) パッションフルーツなつめやしその他の果実ひまわりの種子ごまの種子べにばなの種子綿実なたねその他のオイルシードぎんなんくりペカンアーモンドくるみその他のナッツ類その他のスパイス ( 根又は根茎に限る ) その他のハーブ牛の筋肉 0.0 豚の筋肉 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 0.0 牛の脂肪 0.0 豚の脂肪 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.0 牛の肝臓 0.0 豚の肝臓 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.0 牛の腎臓 0.0 豚の腎臓 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.0 牛の食用部分 0.0 豚の食用部分 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.0 乳鶏の筋肉 0.0 その他の家きんの筋肉 0.0 鶏の脂肪 0.0 その他の家きんの脂肪 0.0 鶏の肝臓 0.0 その他の家きんの肝臓 0.0 鶏の腎臓 0.0 その他の家きんの腎臓 0.0 鶏の食用部分 0.0 その他の家きんの食用部分 0.0 鶏の卵 0.0 その他の家きんの卵

18 農薬名キャプタン ( 別紙 ) 基準値案基準値現行登録有無国際基準参考基準値外国基準値作物残留試験成績等干しぶどう 0 0 平成 17 年 11 月 9 日厚生労働省告示第 499 号において新しく設定した基準値 ( 暫定基準 ) については網をつけて示した申請 ( 国内における登録承認等の申請インホートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については太枠線で囲んで示した登録有無の欄にの記載があるものは国内で農薬等としての使用が認められていることを示している登録有無の欄に申の記載があるものは国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は登録又は申請された適用の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は試験成績のばらつきを考慮しこの印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした 1: 未成熟とうもろこしとして登録されている種子処理の適用であり残留濃度は極めて低いと推定されることからを設定する : 豆類 ( 種実 ) として登録されている種子処理の適用であり残留濃度は極めて低いと推定されることからを設定する 3: 野菜類として登録されている種子処理の適用であり残留濃度は極めて低いと推定されることからを設定する 4: ももについては使用時期が発芽前で果実に対して使用されず収穫まで6ヶ月前後と十分な期間があり根や葉からの浸透移行性も低い薬剤であることから収穫時の残留濃度は極めて低いと推定されることからを設定する : ベリー類として登録されている使用時期が収穫終了後から落葉期まででありももと同様に収穫時の残留濃度は極めて低いと考えられることからを設定する 6: その他のスパイス( 根及び根茎に限る ) とはアサフェチダウコンガジュツガランガルカンゾウの根及び根茎をいう

19 キャプタン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 一般幼小児高齢者基準値案妊婦 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (6 歳以上 ) () TMDI TMDI TMDI TMDI 小麦とうもろこし大豆小豆類えんどうそら豆らっかせいその他の豆類ばれいしょだいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉かぶ類の根かぶ類の葉西洋わさびクレソンはくさいキャベツ芽キャベツケールこまつなきょうなチンゲンサイカリフラワーブロッコリーその他のあぶらな科野菜ごぼうサルシフィーアーティチョークチコリエンダイブしゅんぎくレタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜たまねぎねぎ ( リーキを含む ) にんにくにらアスパラガスわけぎその他のゆり科野菜にんじんパースニップパセリセロリみつばその他のせり科野菜トマトピーマンなすその他のなす科野菜きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) しろうりすいかメロン類果実まくわうりその他のうり科野菜ほうれんそうたけのこオクラ

20 キャプタン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) 基準値案 () 一般 (1 歳以上 ) TMDI 幼小児 (1~6 歳 ) TMDI 妊婦 TMDI ( 別紙 3) 高齢者 (6 歳以上 ) TMDI しょうが未成熟えんどう未成熟いんげんえだまめその他の野菜りんご日本なし西洋なしマルメロももネクタリンあんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) うめおうとう ( チェリーを含む ) いちごラズベリーブラックベリーブルーベリークランベリーハックルベリーその他のベリー類果実ぶどうかきパパイヤパイナップルマンゴーアーモンドその他のスパイス ( 根又は根茎に限る ) その他のハーブ計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案各食品の平均摂取量 - 0 -

21 ( 別紙 4-1) キャプタンの推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) ( 基準値設定対象 ) (ESTI 推定対象 ) 基準値案 () 評価に用いた数値 () ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 小麦小麦とうもろこしスイートコーン大豆大豆小豆類いんげんらっかせいらっかせいばれいしょばれいしょだいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根だいこんの根だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉だいこんの葉かぶ類の根かぶの根かぶ類の葉かぶの葉はくさいはくさい.9 1 キャベツキャベツケールケールこまつなこまつなきょうなきょうなチンゲンサイチンゲンサイカリフラワーカリフラワーブロッコリーブロッコリーその他のあぶらな科野菜たかな菜花ごぼうごぼうしゅんぎくしゅんぎくレタス類レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 非結球レタス類レタスたまねぎたまねぎねぎ ( リーキを含む ) ねぎにんにくにんにくにらにらアスパラガスアスパラガスわけぎわけぎその他のゆり科野菜にんじんパセリにんにくの芽にんじんパセリ ( 生 ) らっきょうにんじんジュースパセリ ( 乾燥 ) セロリセロリみつばみつばその他のせり科野菜せりトマトトマト.3. 1 ピーマンピーマンなすなすその他のなす科野菜とうがらし ( 生 ) ししとうきゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうりかぼちゃ ( スカッシュを含む ) かぼちゃ 49.1 ズッキーニしろうりしろうりすいかすいかメロン類果実メロンその他のうり科野菜とうがん 0. 0 にがうりほうれんそうほうれんそうたけのこたけのこオクラオクラしょうがしょうが未成熟えんどう未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん未成熟いんげんえだまめえだまめずいきその他の野菜もやしれんこんそら豆 ( 生 ) りんごりんごりんご果汁日本なし日本なし

22 ( 別紙 4-1) キャプタンの推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) ( 基準値設定対象 ) (ESTI 推定対象 ) 基準値案 () 評価に用いた数値 () ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 西洋なし西洋なしももももすもも ( プルーンを含む ) プルーンうめうめおうとう ( チェリーを含む ) おうとう 1.4 いちごいちごブルーベリーブルーベリーぶどうぶどうかきかき 71. パイナップルパイナップルマンゴーマンゴー 67.4 アーモンドアーモンド ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した - -

23 ( 別紙 4-) ( 基準値設定対象 ) (ESTI 推定対象 ) 基準値案 () ESTI (μg/kg 体重 /day) 小麦小麦とうもろこしスイートコーン 0. 0 大豆大豆らっかせいらっかせいばれいしょばれいしょだいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根だいこんの根 0. 0 はくさいはくさいキャベツキャベツ 0. 0 こまつなこまつなブロッコリーブロッコリーごぼうごぼうレタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) ESTI/ARfD (%) レタス類非結球レタス類レタスたまねぎたまねぎねぎ ( リーキを含む ) ねぎにんにくにんにくにらにらにんじんにんじんパセリパセリ ( 生 ) トマトトマト.3 6. ピーマンピーマンなすなすきゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうりかぼちゃ ( スカッシュを含む ) かぼちゃすいかすいかメロン類果実メロンほうれんそうほうれんそうたけのこたけのこオクラオクラしょうがしょうが未成熟えんどうキャプタンの推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) 未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん未成熟いんげんえだまめえだまめその他の野菜りんご評価に用いた数値 () もやしれんこんりんごりんご果汁日本なし日本なしももももうめうめいちごいちごぶどうぶどうかきかきパイナップルパイナップル ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した - 3 -

24 ( 別紙 4-3) キャプタンの推定摂取量 ( 短期 ): 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 (14~0 歳 ) ( 基準値設定対象 ) (ESTI 推定対象 ) 基準値案 () 評価に用いた数値 () ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 小麦小麦とうもろこしスイートコーン大豆大豆小豆類いんげんらっかせいらっかせいばれいしょばれいしょだいこん類 ( 根 ) だいこんの根だいこん類 ( 葉 ) だいこんの葉かぶ類 ( 根 ) かぶの根かぶ類 ( 葉 ) かぶの葉はくさいはくさい 3. 8 キャベツキャベツケールケールこまつなこまつなきょうなきょうなチンゲンサイチンゲンサイカリフラワーカリフラワーブロッコリーブロッコリーその他のあぶらな科野菜たかな菜花ごぼうごぼうしゅんぎくしゅんぎくレタス類レタス非結球レタス類レタスたまねぎたまねぎねぎねぎ 6.8 にんにくにんにくその他のゆり科野菜にんにくの芽にらにらアスパラガスアスパラガスわけぎわけぎその他のゆり科野菜らっきょう 6.4 にんじんパセリにんじんパセリ ( 生 ) にんじんジュースパセリ ( 乾燥 ) セロリセロリみつばみつばその他のせり科野菜せりトマトトマトピーマンピーマンなすなすその他のなす科野菜とうがらし ( 生 ) ししとうきゅうりきゅうりかぼちゃかぼちゃズッキーニしろうりしろうりすいかすいかメロン類果実メロンその他のうり科野菜とうがん 0. 0 にがうりほうれんそうほうれんそうたけのこたけのこオクラオクラしょうがしょうが未成熟えんどう未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん未成熟いんげんえだまめえだまめずいきその他の野菜もやしれんこんそら豆 ( 生 ) りんごりんごりんご果汁日本なし日本なし

25 ( 別紙 4-3) キャプタンの推定摂取量 ( 短期 ): 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 (14~0 歳 ) ( 基準値設定対象 ) (ESTI 推定対象 ) 基準値案 () 評価に用いた数値 () ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 西洋なし西洋なしももももすももプルーンうめうめおうとうおうとういちごいちごブルーベリーブルーベリーぶどうぶどうかきかきパイナップルパイナップルマンゴーマンゴーアーモンドアーモンド ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は有効数字 1 桁 ( 値が100を超える場合は有効数字桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した - -

26 ( 参考 ) これまでの経緯昭和 44 年 11 月 0 日初回農薬登録平成 17 年 11 月 9 日残留農薬基準告示平成 19 年 6 月日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 1 年 11 月日農林水産省から厚生労働省へ適用拡大申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : 小麦りんご等 ) 平成 1 年 1 月 14 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成年月 13 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について追加要請平成 9 年 3 月 7 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 9 年 8 月日薬事食品衛生審議会へ諮問平成 9 年 10 月 1 日薬事食品衛生審議会食品衛生分科会農薬動物用医薬品部会薬事食品衛生審議会食品衛生分科会農薬動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山浩国立医薬品食品衛生研究所食品部長石井里枝埼玉県衛生研究所化学検査室長井之上浩一立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授折戸謙介麻布大学獣医学部生理学第二研究室教授魏民大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授佐々木一昭東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授佐藤清元一般財団法人残留農薬研究所理事佐野元彦東京海洋大学海洋生物資源学部門教授永山敏廣明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授根本了国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長二村睦子日本生活協同組合連合会組織推進本部長宮井俊一一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問由田克士大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授吉成浩一静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 ) - 6 -

27 答申 ( 案 ) キャプタン残留基準値小麦とうもろこし大豆 1) 小豆類注 1 えんどうそら豆らっかせい ) その他の豆類注ばれいしょ 0.0 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉かぶ類の根かぶ類の葉西洋わさび 0.0 クレソンはくさいキャベツ芽キャベツケールこまつなきょうなチンゲンサイカリフラワーブロッコリー 3) その他のあぶらな科野菜注ごぼう 0.0 サルシフィーアーティチョークチコリエンダイブしゅんぎくレタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 1 4) その他のきく科野菜注 0.0 たまねぎ 0.3 ねぎ ( リーキを含む ) にんにくにらアスパラガスわけぎ ) その他のゆり科野菜注にんじんパースニップパセリセロリみつば 6) その他のせり科野菜注トマト注 1) いんげんささげサルタニ豆サルタピア豆バター豆ペギア豆ホワイト豆ライマ豆及びレンズを含む注 ) その他の豆類とは豆類のうち大豆小豆類えんどうそら豆らっかせい及びスパイス以外のものをいう注 3) その他のあぶらな科野菜とはあぶらな科野菜のうちだいこん類の根だいこん類の葉かぶ類の根かぶ類の葉西洋わさびクレソンはくさいキャベツ芽キャベツケールこまつなきょうなチンゲンサイカリフラワーブロッコリー及びハーブ以外のものをいう注 4) その他のきく科野菜とはきく科野菜のうちごぼうサルシフィーアーティチョークチコリエンダイブしゅんぎくレタス及びハーブ以外のものをいう注 ) その他のゆり科野菜とはゆり科野菜のうちたまねぎねぎにんにくにらアスパラガスわけぎ及びハーブ以外のものをいう注 6) その他のせり科野菜とはせり科野菜のうちにんじんパースニップパセリセロリみつばスパイス及びハーブ以外のものをいう - 7 -

28 残留基準値ピーマン 0.0 なす 7) その他のなす科野菜注 0.0 注 7) その他のなす科野菜とは, なす科野菜のきゅうり ( ガーキンを含む ) うちトマトピーマン及びなす以外のものをいう 3 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) しろうり 0. すいか 0.0 メロン類果実 0.0 まくわうり 8) その他のうり科野菜注ほうれんそう 1 たけのこオクラしょうが 0.3 未成熟えんどう未成熟いんげんえだまめ 9) その他の野菜注りんご 1 日本なし 1 西洋なし 1 マルメロ 1 ももネクタリン 3 あんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) 10 うめおうとう ( チェリーを含む ) いちご 1 ラズベリー 0 ブラックベリーブルーベリー 0 クランベリーハックルベリー 0 10) その他のベリー類果実注ぶどうかきパパイヤパイナップル 0.7 マンゴーアーモンド 0.3 注 11) その他のスパイス ( 根及び根茎に限る ) 0.0 1) その他のハーブ注 0.0 干しぶどう 0 注 8) その他のうり科野菜とはうり科野菜のうちきゅうりかぼちゃしろうりすいかメロン類果実及びまくわうり以外のものをいう注 9) その他の野菜とは野菜のうちいも類てんさいさとうきびあぶらな科野菜きく科野菜ゆり科野菜せり科野菜なす科野菜うり科野菜ほうれんそうたけのこオクラしようが未成熟えんどう未成熟いんげんえだまめきのこ類スパイス及びハーブ以外のものをいう注 10) その他のベリー類果実とはベリー類果実のうちいちごラズベリーブラックベリーブルーベリークランベリー及びハックルベリー以外のものをいう注 11) その他のスパイス ( 根及び根茎に限る ) とはアサフェチダウコンガジュツガランガルカンゾウの根及び根茎をいう注 1) その他のハーブとはハーブのうちクレソンにらパセリの茎パセリの葉セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう - 8 -

生食発 0228 第 5 号平成 31 年 2 月 28 日都道府県知事各保健所設置市長殿特別区長厚生労働省大臣官房生活衛生食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品添加物等の規格基準の一部を改正する件について食品添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 31 年厚生労働省告示

生食発 0228 第 5 号平成 31 年 2 月 28 日都道府県知事各保健所設置市長殿特別区長厚生労働省大臣官房生活衛生食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品添加物等の規格基準の一部を改正する件について食品添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 31 年厚生労働省告示生食発 0228 第 5 号平成 31 年 2 月 28 日都道府県知事各保健所設置市長殿特別区長厚生労働省大臣官房生活衛生食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品添加物等の規格基準の一部を改正する件について食品添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 31 年厚生労働省告示第 46 号 ) が本日告示されこれにより食品添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第