アベルメクチン B 1b (10E,14E,16E,Z)-(1R,4S,5'S,6S,6'R,8R,1S,13S,0R,1R,4S)- 1,4-Dihydroxy-6'-isopropyl-5',11,13,-tetramethyl--oxo- 3,7,19-trioxatetracyclo[15.

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1 アバメクチン 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたこと及び関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : アバメクチン [ Abamectin(ISO) ] ( アバメクチンはアベルメクチン B 1a 及びアベルメクチン B 1b の混合物である ) () 用途 : 殺虫剤 / 寄生虫駆除剤マクロライド系の殺虫剤である グルタミン酸を伝達物質とする塩素イオンチャネルの塩素イオン透過性を高め 神経や筋細胞の細胞膜を過分極させて機能を抑制することにより 殺虫効果を示すと考えられている また 動物用医薬品として 海外において 牛 羊等の家畜を対象とした内部寄生虫 ( 線虫類等 ) 及び外部寄生虫 ( ダニ類等 ) の駆除剤 ( 皮下投与剤 外皮塗布剤等 ) として使用されている 日本では動物用及びヒト用の医薬品として承認されていない (3) 化学名及び CAS 番号 アベルメクチン B 1a (10E,14E,16E,Z)-(1R,4S,5'S,6S,6'R,8R,1S,13S,0R,1R,4S)- 6'-[(S)-sec-Butyl]-1,4-dihydroxy-5',11,13,-tetramethyl--oxo- 3,7,19-trioxatetracyclo[ ,8.0 0,4 ]pentacosa-10,14,16,-tetraene- 6-spiro-'-(5',6'-dihydro-'H-pyran)-1-yl,6-dideoxy- 4-O-(,6-dideoxy-3-O-methyl-α-L-arabino-hexopyranosyl)-3-O-methyl- α-l-arabino-hexopyranoside (IUPAC) Avermectin A 1a, 5-O-demethyl- (CAS:No )

2 アベルメクチン B 1b (10E,14E,16E,Z)-(1R,4S,5'S,6S,6'R,8R,1S,13S,0R,1R,4S)- 1,4-Dihydroxy-6'-isopropyl-5',11,13,-tetramethyl--oxo- 3,7,19-trioxatetracyclo[ ,8.0 0,4 ]pentacosa-10,14,16,-tetraene- 6-spiro-'-(5',6'-dihydro-'H-pyran)-1-yl,6-dideoxy- 4-O-(,6-dideoxy-3-O-methyl-α-L-arabino-hexopyranosyl)-3-O-methylα-L-arabino-hexopyranoside (IUPAC) Avermectin A 1a, 5-O-demethyl-5-de(1-methylpropyl)-5-(1-methylethyl)- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 HO O O O O HO O O O O O O H O O O OH H H O H O O H O O O OH H H O H O H OH O H OH アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b ( 存在比はアベルメクチン B 1a 80% アベルメクチン B 1b 0%) 分子式アベルメクチン B 1a :C 48 H 7 O 14 アベルメクチン B 1b :C 47 H 70 O 14 分子量アベルメクチン B 1a : 水溶解度 アベルメクチン B 1b : ±0.15 mg/l(5 ) 分配係数 log 10 Pow = 4.4±0.3(pH 7.±0.1). 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している また レタス いちご及びぶどうに係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている

3 (1) 農薬としての国内での使用方法 1 1.8% アバメクチン乳剤 作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用 液量 使用時期 本剤の 使用 回数 使用 方法 アハ メクチンを含 む農薬の総 使用回数 なす アサ ミウマ類 ハタ ニ類 メロンピーマン タハ ココナシ ラミ類 ( シルハ ーリーフコナシ ラミを含む ) 500~ ~ 300 収穫前日 まで 3 回以内 3 回以内 すいか アサ ミウマ類 ハタ ニ類 倍 L/10 a ねぎ ネキ アサ ミウマ ネキ ハモク リハ エ 収穫 3 日前 まで チャノキイロアサ ミウマ チャノナカ サヒ タ ニ 茶 チャノホソカ カンサ ワハタ ニ チャノホコリタ ニ チャノコカクモンハマキ チャトケ コナシ ラミ 1000 倍 00~ 400 L/10 a 摘採 7 日前 まで 1 回 1 回 散布 チャノミト リヒメヨコハ イ ホップ ハタ ニ類 00~ 700 L/10 a 収穫 30 日 前まで 回以内 回以内 かんきつ チャノキイロアサ ミウマ チャノホコリタ ニミカンハモク リカ ミカンサヒ タ ニ 1000~ 000 倍 000 倍 00~ 700 L/10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 3 回以内 トマト きゅうり アサ ミウマ類トマトサヒ タ ニコナシ ラミ類 アサ ミウマ類コナシ ラミ類ハタ ニ類 500~ 1000 倍 100~ 300 L/10 a 収穫前日まで 回以内 回以内

4 1.8% アバメクチン 7.5% エトキサゾールフロアブル本剤の希釈使用作物名適用病害虫名使用時期使用倍数液量回数 使用 方法 アハ メクチンを含 む農薬の総 使用回数 かんきつ ( みかんを除く ) みかん ミカンハタ ニミカンサヒ タ ニチャノホコリタ ニチャノキイロアサ ミウマミカンハモク リカ 000~ 3000 倍 00~ 700 L/10 a 収穫 14 日前まで収穫 7 日前まで 回以内散布 3 回以内 () 農薬としての海外での使用方法 1.0% アバメクチン乳剤 ( 米国 ) 作物名適用病害虫名使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 栽培期間中の総使用量 いも類 根茎 球茎野菜類 コロラト ハムシハタ ニ類 Liriomyza 属のハモク リハ エ類 Potato psyllid ( キシ ラミ科の一種 ) 8.0~16.0 fl oz/a ( 約 0.009~ lb ai/a) 収穫 14 日前まで 3 fl oz/a (0.038 lb ai/a) 48 fl oz/a (0.056 lb ai/a) - セルリアック ナミハタ ニ 16.0 fl oz/a ( 約 lb ai/a) 収穫 7 日前まで 回以内散布 48 fl oz/a (0.056 lb ai/a) リンコ ハタ ニ Pacific spider ナッツ類 ピスタチオ mite( ハタ ニ科の一種 ) Strawberry spider mite( ハタ ニ科の一 10~0 fl oz/a ( 約 0.011~ 0.03 lb ai/a) 収穫 1 日前まで 40 fl oz/a (0.047 lb ai/a) 種 ) ナミハタ ニ ai:active ingredient( 有効成分 )

5 1.0% アバメクチン乳剤 ( 米国 )( つづき ) 作物名適用病害虫名使用量 ホップ ハーブ類 ( チャイ ブを除く ) 核果類 ぶどう 葉菜類 ( アブラナ属を除く ) ナミハタ ニ Liriomyza 属の ハモク リハ エ類 ハタ ニ類 リンコ ハタ ニ Pacific spider mite( ハタ ニ科の一種 ) ナミハタ ニ Pacific spider mite( ハタ ニ科の一種 ) ナミハタ ニ Variegated leafhopper( ヨコハ イ科の一種 ) Western grape leafhopper( ヨコハ イ科の一種 ) Western grapeleaf skeletonizer( マタ ラカ 科の一種 ) Willamette spider mite( ハタ ニ科の一種 ) Carmine spider mite( ハタ ニ科の一種 ) Liriomyza 属のハモク リハ エ類ナミハタ ニ 8.0~16.0 fl oz/a ( 約 0.009~ lb ai/a) 8.0~16.0 fl oz/a ( 約 0.009~ lb ai/a).5~5.0 fl oz/100 gal 10~0 fl oz/a (0.01~ 0.03 lb ai/a) 8.0~16.0 fl oz/a ( 約 0.009~ lb ai/a) 8.0~16.0 fl oz/a ( 約 0.009~ lb ai/a) 使用 時期 収穫 8 日前 まで 収穫 14 日前 まで 収穫 1 日前まで 収穫 8 日前まで 収穫 7 日前まで 本剤の使用使用方法回数 回以内 散布 回以内 散布 回以内 散布 栽培期間 中の総使 用量 - 48 fl oz/a (0.056 lb ai/a) 40 fl oz/a (0.047 lb ai/a) 3 fl oz/a (0.038 lb ai/a) 48 fl oz/a (0.056 lb ai/a)

6 8.0% アバメクチンフロアブル ( 米国 ) 作物名適用病害虫名使用量 使用 時期 本剤の使用回数 使用方法 栽培期間 中の総使 用量 仁果類 リンコ ハタ ニ McDaniel spider mite( ハタ ニ科の一種 ) ナシキシ ラミナシサヒ タ ニナミハタ ニ Yellow mite( コハリタ ニ科の一種 ) Tentiform leafminer( ホソカ 科の一種 ) White apple leafhopper( ヨコハ イ科の一種 ).5~4.5 fl oz/a ( 約 0.01~ 0.03 lb ai/a) 収穫 8 日前まで 回以内散布 8.5 fl oz/a (0.047 lb ai/a) % アバメクチン 3.9% クロラントラニリプロールフロアブル ( 韓国 ) 作物名 希釈倍 数 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 栽培期間中 の総使用量 とうがらし 000 倍 00 L/10 a ( kg ai/10a) 収穫 日前まで 3 回以内散布 600 L/10 a ( kg ai/10 a) 4 1.9% アバメクチン乳剤 ( ポルトガル ) 作物名使用量使用時期 いちご 14.4~1.6 g ai/ha 収穫 3 日前まで 本剤の 使用回数 使用方法 栽培期間中の総使用量 4 回以内散布 86.4 g ai/ha (3) 動物用医薬品としての海外での使用方法 医薬品対象動物及び使用方法使用国休薬期間 アバメクチンを有効成分とする外皮塗布剤 アバメクチンを有効成分とする注射剤 牛 豚 0.5~1 mg/kg 体重を外皮塗布する 0. mg/kg 体重を単回皮下投与する 0.3 mg/kg 体重を単回皮下投与する 豪州 35 日輸出用 :4 日 ( 乳 :0 日 ) 35 日輸出用 :4 日 1 日

7 医薬品対象動物及び使用方法使用国休薬期間 アバメクチンを有効成分とする経口投与剤 羊 山羊 0.~0.7 mg/kg 体重を経口投与する 0.~0.7 mg/kg 体重 ( 乳生産用の場合は 0.~0.6 mg/kg 体重 ) を経口投与する 豪州 14 日 肉 :14 日乳 : 搾乳 9 回目以降 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 国内 1 分析対象の化合物 アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 8,9-Z- アベルメクチン B 1a ( 以下 代謝物 [b] という ) 代謝物 [b] 分析法の概要試料からメタノールで抽出し C 18 カラム 又は HLB カラム グラファイトカーボン NH シリカゲル積層カラム及びグリセリルプロピルシリル化シリカゲル(OH) カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する または 試料からメタノールで抽出し C 18 カラム及び NH カラムを用いて精製した後 カラムスイッチングシステム付き LC-MS/MS で定量する あるいは 試料からメタノールで抽出し 酢酸エチルに転溶する グラファイトカーボン SAX PSA 積層カラムを用いて精製した後 LC-MS/MS で定量する なお 代謝物 [b] については 換算係数 1.00 を用いてアベルメクチン B 1a に換算した値で示している 定量限界アベルメクチン B 1a :0.0005~0.003 ppm

8 アベルメクチン B 1b :0.0005~0.003 ppm 代謝物 [b]:0.0005~0.003 ppm 海外 1 分析対象の化合物 アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] アベルメクチン B 1b 8,9-Z- アベルメクチン B 1b ( 以下 代謝物 [s] という ) 代謝物 [s] 分析法の概要 ⅰ) 米国及び EU 試料からアセトニトリルで抽出し C 8 カラムを用いて精製した後 アセトニトリル 水 (1:4) 混液 / ヘキサン分配し ヘキサン層を NH カラムで精製する N,N- ジメチルホルムアミド 無水トリフルオロ酢酸及び 1-メチルイミダゾール 次いで メタノール アンモニア水を用いて蛍光誘導体化し シリカゲルカラムで精製した後 蛍光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-FL) で定量する または 試料からアセトニトリル 水 ヘキサン (1:1:5) 混液又はアセトニトリル 0.1% リン酸 (1:3) 混液で抽出し ヘキサンに転溶した後 NH カラムで精製する LC-MS/MS を用いて定量 又は無水トリフルオロ酢酸及び 1-メチルイミダゾールを用いて蛍光誘導体化し HPLC-FL で定量する 定量限界アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]:0.00~0.005 ppm アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s]:0.00~0.005 ppm ⅱ) 韓国 試料からメタノールで抽出し 酢酸エチルに転溶した後 無水トリフルオロ酢酸 及び 1- メチルイミダゾールを用いて蛍光誘導体化し HPLC-FL で定量する

9 定量限界アベルメクチン B 1a として :0.001 ppm アベルメクチン B 1b として :0.001 ppm なお LC-MS/MS を用いた方法では 各分析対象化合物は個別に測定される HPLC-FL を用いた方法では アベルメクチン B 1a と代謝物 [b] アベルメクチン B 1b と代謝物 [s] は それぞれ同一ピークとして測定される () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施され た作物残留試験の結果の概要については別紙 及び 1-4 を参照 4. 畜産物への推定残留濃度家畜残留試験 ( 動物飼養試験 ) 泌乳牛における残留試験泌乳牛 (1 群 3 頭 ) に対して アバメクチンが 及び 0.1 ppm 含有する飼料を 8 日間にわたり摂食させ 最終投与 1 日後の筋肉 脂肪 肝臓 腎臓及び乳に含まれるアバメクチン含量を測定した なお アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 代謝物[b] をアベルメクチン B 1a に換算した値の和を測定した その結果 0.1 ppm 投与群で 0.00 ppm( 筋肉 ) ppm( 脂肪 ) ppm( 肝臓 ) ppm ( 腎臓 ) となり 脂肪及び肝臓中の残留濃度は他の組織よりも高かった また 投与開始 及び 8 日後の乳汁中残留濃度を測定したところ 高用量群の投与開始 3 及び 5 日後 (1 頭 mg/l) 7 日後 ( 及び mg/l) 14 日後 ( 及び mg/l) 8 日後 (3 頭 mg/l) 並びに中用量群の投与 5 日後 (1 頭 mg/l) で検出されたが それ以外の投与量及び採取時間ではほとんど検出されなかった (< mg/l) 上記の結果に関連して 豪州では乳牛における飼料由来のアバメクチンの摂取による推定残留濃度は最大で 0.1 ppm と評価している 飼料由来の残留量は少ないことから 基準値設定において 農薬由来の推定残留濃度を考慮しないこととした 5. 動物用医薬品の対象動物における残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 代謝物 [b] 代謝物 [s]

10 分析法の概要 ⅰ) 脂肪試料からヘキサン存在下アセトニトリルで抽出し アセトニトリルに転溶した後 トリエチルアミン及び無水トリフルオロ酢酸で蛍光誘導体化し HPLC-FL で定量する ⅱ) 筋肉 肝臓又は腎臓 試料からアセトニトリルで抽出し C 8 カラムで精製した後 トリエチルアミン 及び無水トリフルオロ酢酸で蛍光誘導体化し HPLC-FL で定量する ⅲ) 乳 試料からイソオクタン存在下アセトニトリルで抽出した後 無水トリフルオロ 酢酸及び 1- メチルイミダゾールを用いて蛍光誘導体化し HPLC-FL で定量する () 残留試験結果 1 牛に耳標タイプのアバメクチンを 1.44 g(1 個 / 片耳 ) 投与し 耳標装着 及び 4 日後に筋肉 脂肪 ( 背部及び腎周囲 ) 肝臓及び腎臓におけるアベルメクチン B 1a 代謝物[b] アベルメクチン B 1b 及び代謝物 [s] の総和を測定した 表 1. 牛における耳標タイプのアバメクチン投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] アベル メクチン B 1b 及び代謝物 [s] の残留濃度 (mg/kg) 組織 耳標装着日数 筋肉 <0.00 <0.00 <0.00 <0.00 ~<0.005 ~<0.005 脂肪 <0.00 <0.00 <0.00 <0.00 ( 背部 ) ~<0.005 ~0.006 脂肪 <0.00 <0.005 <0.00 <0.00 ( 腎周囲 ) ~<0.005 ~ ~ 肝臓 <0.00 < <0.005 ~0.007 ~0.031 ~0.043 腎臓 <0.00 <0.00 <0.00 <0.00 ~0.006 ~0.017 ~0.010 定量限界 :0.005 mg/kg 検出限界 :0.00 mg/kg -: 分析せず < <0.00 ~ ~0.011 <0.00 ~0.007 <0.005 <0.00 ~<0.005 <0.00 ~<0.005 <0.00 ~<0.005 <0.00 ~<0.005 牛 ( アンガス種又はアンガス交雑種 5 頭 / 時点 ) の背部にアバメクチン ( ポアオン製剤 ) を単回外皮塗布 ( ポアオン ) 投与 (0.5 mg/kg 体重 ) し 最終投与 日後に肝臓 皮下脂肪及び大網脂肪におけるアベルメクチン B 1a 及び代謝物 [b] の濃度の総和を HPLC-FL により測定した

11 表. 牛にアバメクチンをポアオン投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] の残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 皮下脂肪 ±0.016(5) ±0.004(5) ±0.00(5) ±0.0004(5) ±0.001(5) ±0.001(5) 大網脂肪 ±0.041(5) ±0.01(5) ±0.006(5) ±0.001(5) ±0.001(5) ±0.001(5) 肝臓 ±0.03(5) ±0.013(5) ±0.00(5) ±0.001(5) ±0.001(5) ±0.00(5) 定量限界 : 肝臓 0.00 mg/kg 脂肪 mg/kg 検出限界 : 肝臓 mg/kg 脂肪 mg/kg 数値は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す なお 分析値が定量限界未満の場合は 0 として算出した 3 牛 ( ブラーマン種 5 頭 / 時点 ) の背部にアバメクチン ( ポアオン製剤 ) を単回外皮塗布 ( ポアオン ) 投与 (0.75 mg/kg 体重 ) し 最終投与 日後に筋肉 皮下脂肪 腎周囲脂肪 肝臓及び腎臓におけるアベルメクチン B 1a 及び代謝物 [b] の濃度の総和を HPLC-FL により測定した 表 3. 牛にアバメクチンをポアオン投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] の残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 0.007, <0.00(4) <0.00(5) <0.00(5) 皮下脂肪 , ±0.034(5) <0.00(4) <0.00(5) 腎周囲脂肪 , ±0.040(5) <0.00(4) <0.00(5) 肝臓 , ±0.00(5) <0.00(4) <0.00(5) 腎臓 ±0.019(5) <0.00(5) <0.00(5) 定量限界 :0.00 mg/kg 検出限界 :0.00 mg/kg 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す -: 分析せず 4 牛 ( アンガス種又はアンガス交雑種 5 頭 / 時点 ) の背部にアバメクチン ( ポアオン製剤 ) を 回 (35 日間隔 ) 外皮塗布 ( ポアオン ) 投与 (0.74 mg/kg 体重 / 回 ) し 最終投与 日後に筋肉 皮下脂肪 腎周囲脂肪 肝臓及び腎臓におけるアベルメクチン B 1a 及び代謝物 [b] の濃度の総和を HPLC-FL により測定した

12 表 4. 牛にアバメクチンをポアオン投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] の残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 0.007~ ~ ~ ~ <0.0001~ (5) 0.008(5) (5) (5) (5) <0.0001(5) 皮下脂肪 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0.064(5) (5) 0.056(5) 0.004(5) 0.006(5) (5) 腎周囲脂肪 0.09~ ~ ~ ~ <0.0001~ ~ (5) (5) (5) (5) (5) (5) 肝臓 ~ ~ ~ ~ <0.000~ <0.000~ (5) (5) 0.060(5) (5) (5) (5) 腎臓 0.009~ 0.004~ ~ ~ ~ ~ 0.084(5) (5) (5) (5) 0.001(5) (5) 定量限界 :0.001 mg/kg 検出限界 : 筋肉 皮下脂肪 腎周囲脂肪 腎臓 mg/kg 肝臓 mg/kg 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す 5 泌乳牛 ( ジャージー種 6 頭 / 時点 ) の背部にアバメクチン ( ポアオン製剤 ) を単回外皮塗布 ( ポアオン ) 投与 (0.55 mg/kg 体重 ) し 最終投与 及び 168 時間後に乳汁中におけるアバメクチンの残留濃度を HPLC-FL により測定した 表 5. 乳牛にアバメクチンをポアオン投与した時の乳中のアバメクチンの濃度 (mg/kg) 最終投与後時間数 乳汁 1 <0.001,0.0011,0.0018,0.003,0.003, <0.001,0.001,0.0015,0.00,0.008, ,0.00,0.008,0.0036,0.0053, <0.001,0.0011,0.0015,0.004,0.0033, ,0.0036,0.0051,0.0063,0.0069, ,0.004,0.006,0.008,0.003, ,0.003,0.004,0.0050(), (),0.001,0.007,0.0030, ,0.005,0.0039(),0.0048, <0.001,0.0011,0.0014,0.0019,0.003, <0.001(6) 検出限界 :0.001 mg/kg 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す 6 泌乳牛 ( ジャージー種 6 頭 / 時点 ) の背部にアバメクチン ( ポアオン製剤 ) を 単回外皮塗布 ( ポアオン ) 投与 (0.55 mg/kg 体重 ) し 最終投与

13 及び 96 時間後に乳汁中におけるアバメクチンの残留濃度を HPLC-FL により測定した 表 6. 乳牛にアバメクチンをポアオン投与した時の乳中のアバメクチンの濃度 (mg/kg) 最終投与後時間数 乳汁 ,0.006,0.0034,0.0044,0.0046, ,0.005,0.0034,0.005,0.0061, ,0.0043,0.0049,0.0054,0.0059, ,0.0046,0.0055,0.0069,0.0074, ,0.0053,0.0054,0.0086,0.010() ,0.0043,0.0050,0.0059,0.0083, ,0.0048,0.0049,0.006,0.0085, ,0.0033,0.0044,0.0047,0.0056, ,0.0030,0.0034,0.0038,0.0048, 検出限界 :0.001 mg/kg 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す 7 離乳豚 (0.3 mg/kg 体重投与群 :5 頭 / 時点 0.6 mg/kg 体重投与群 :3 頭 / 時点 ) にアバメクチンを単回皮下投与 (0.3 又は 0.6 mg/kg 体重 ) し 投与 及び 35 日後に 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓におけるアベルメクチン B 1a の残留濃度を HPLC-FL により測定した 表 7. 豚にアバメクチンを単回皮下投与した時の食用組織中のアベルメクチン B 1a 濃度 (mg/kg) 投与 量 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.00(4),0.006 <0.00(4),0.00 <0.00(5) <0.00(5) 0.3 脂肪 <0.003(),0.0033, ,0.005 <0.003(3), 0.003, <0.003(5) <0.003(5) mg/kg 体重 肝臓 <0.003(3), , <0.003(),0.003, , <0.003(5) 0.003(5) 腎臓 <0.00(3), 0.001, <0.00(4),0.001 <0.00(5) <0.00(5) 0.6 mg/kg 体重 筋肉 - - <0.00(3) - 脂肪 - - <0.003(3) - 肝臓 - - <0.003(3) - 腎臓 - - <0.00(3) -

14 定量限界 : 筋肉及び腎臓 0.00 mg/kg 脂肪及び肝臓 mg/kg 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す -: 分析せず 8 羊 (6 頭 / 時点 ) にアバメクチンを単回経口投与 (0. mg/kg 体重 ) し 最終投与 日後に 皮下脂肪 腎周囲脂肪及び肝臓におけるアベルメクチン B 1a 及び代謝物 [b] の濃度の総和を HPLC-FL により測定した 表 8. 羊にアバメクチンを経口投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] の残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 皮下脂肪 ±0.04(6) ±0.006(6) 腎周囲脂肪 ±0.0(6) ±0.005(6) 肝臓 ±0.019(6) ±0.0004(6) 定量限界 : 脂肪 mg/kg 肝臓 mg/kg 検出限界 : 脂肪 mg/kg 肝臓 mg/kg 数値は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す -: 分析せず 9 山羊 (5 頭 / 時点 ) にアバメクチンを単回経口投与 (0. mg/kg 体重 ) し 最終投与 日後に筋肉 皮下脂肪 腎周囲脂肪 肝臓及び腎臓におけるアベルメクチン B 1a 及び代謝物 [b] の濃度の総和を HPLC-FL により測定した 表 9. 山羊にアバメクチンを経口投与後の各組織中アベルメクチン B 1a 代謝物 [b] の残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.001(5) <0.001(5) - 皮下脂肪 0.01±0.014(5) <0.001(5) <0.001(5) 腎周囲脂肪 0.010±0.01(5) 0.003, <0.001(4) <0.001(5) 肝臓 0.005±0.005(5) ±0.0004(6) 腎臓 0.003, <0.001(4) <0.001(5) - 定量限界 : 筋肉 肝臓 0.001, 脂肪 mg/kg 腎臓 mg/kg 検出限界 : 筋肉 mg/kg 脂肪 mg/kg 肝臓 mg/kg 腎臓 mg/kg 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す -: 分析せず -

15 6.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたアバメクチンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 最小毒性量 :0.1 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ラット ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発達神経毒性試験 ( 期間 ) 妊娠 6 日 ~ 哺育 ( 分娩後 )1 日安全係数 :00( 最小毒性量を用いたことによる追加係数 :) ADI: mg/kg 体重 /day ()ARfD 無毒性量 :0.5 mg/kg 体重 (ARfD 設定根拠資料 1) 急性神経毒性試験 ( 動物種 ) ラット ( 投与方法 ) 強制経口 (ARfD 設定根拠資料 ) 亜急性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) 強制経口 (ARfD 設定根拠資料 3) 亜急性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) 混餌 (ARfD 設定根拠資料 4) 慢性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) 混餌安全係数 :100 ARfD:0.005 mg/kg 体重 7. 諸外国における状況 1995 年に JECFA における毒性評価が行われ ADI が設定されている 015 年に JMPR における毒性評価が行われ ADI 及び ARfD が設定されている 国際基準はばれいしょ トマト 牛等に設定されている

16 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においてかんきつ 核果類 牛等に カナダにおいてレタス りんご等に EU においてなす いちご 牛等に 豪州においてりんご なし 牛等に ニュージーランドにおいてトマト アボカド 牛等に基準値が設定されている 8. 基準値案 (1) 残留の規制対象 アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 及び代謝物 [b] とする 国際基準においては アバメクチンの主成分 (80% 以上 ) がアベルメクチンB 1a であり 作物残留試験の結果ではアベルメクチンB 1b の残留が定量限界未満又は検出された場合であってもアベルメクチンB 1a と比べて十分に小さいことから アベルメクチンB 1a を規制対象としており 暴露評価対象もアベルメクチンB 1a としている 一方 国内で行われた作物残留試験の結果においては 一部の作物で アベルメクチンB 1b 及び代謝物 [b] の残留が確認されていることから 残留の規制対象をアベルメクチンB 1a アベルメクチンB 1b 及び代謝物 [b] とすることとする なお 食品安全委員会により食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象 物質をアベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 及び代謝物 [b] と設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量のADIに対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照 なお 国際基準の規制対象にアベルメクチンB 1b 及び代謝物 [b] が含まれていないことから いちご及びレタスについては 国際基準の設定根拠となった作物残留試験の中央値 (STMR:Supervised Trials Median Residue) に 米国又はEUの作物残留試験の結果を参照してアベルメクチンB 1b と代謝物の残留を考慮した値を追加して暴露評価を行った

17 注 ) EDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 37.1 幼小児 (1~6 歳 ) 73.3 妊婦 35. 高齢者 (65 歳以上 ) 38.7 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量 短期暴露評価各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 一般 (1 歳以上 ) 及び幼小児 (1 ~6 歳 ) における摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳細な暴露評価は別紙 4-1 及び4- 参照 注 ) 基準値案 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用い 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づきESTIを算出した

18 アバメクチン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 ねぎ ( 茎葉 ) なす ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) すいか ( 果実 ) メロン ( 果実 ) 茶 ( 荒茶 ) トマト ( 果実 ) きゅうり ( 果実 ) みかん ( 果肉 ) みかん ( 果皮 ) なつみかん ( 果実全体 ) すだち ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 500 倍散布 300 L/10 a 圃場 A:0.017 圃場 A:0.0148/0.0008/ % 乳剤 500 倍散布 3 3,7,14 70~130 L/10 a 圃場 B:0.005 注 ) 圃場 B:0.0036/<0.0005/ (#) 1.8% 乳剤 1.8% 乳剤 1.8% 乳剤 1.8% 乳剤 1.8% 乳剤 500 倍散布圃場 A:0.07 圃場 A:0.0/0.003/< ,7, L/10a 圃場 B:0.044 圃場 B:0.038/0.004/< 倍散布 00 L/10 a 圃場 A:0.076 圃場 A:0.060/0.006/ ,7, 倍散布 300 L/10 a 圃場 B:0.104 圃場 B:0.088/0.009/*0.008 (*3 回,7 日 ) 500 倍散布圃場 A:<0.009 圃場 A:<0.003/<0.003/< ,3,7 300 L/10 a 圃場 B:<0.009 圃場 B:*0.003/<0.003/<0.003 (*3 回,7 日 ) 500 倍散布圃場 A:<0.009 圃場 A:<0.003/<0.003/< ,3,7 300 L/10 a 圃場 B:<0.009 圃場 B:<0.003/<0.003/< 倍散布圃場 A:0.477 圃場 A:0.349/0.04/0.10 (1 回,7 日 )(#) 1 3,7, L/10 a 圃場 B:0.07 圃場 B:0.050/0.006/0.016 (1 回,7 日 )(#) 500 倍散布 L/10 a 圃場 A:0.041 圃場 A:0.030/0.008/< % 乳剤 500 倍散布 50 L/10 a 圃場 B:0.049 圃場 B:*0.036/0.010/<0.003 (*3 回,3 日 ) 3 1,3,7 500 倍散布 96 L/10 a 圃場 C:0.097 圃場 C:0.090/<0.003/*0.006 (*3 回,3 日 ) 500 倍散布 56 L/10 a 圃場 D:0.050 (3 回,3 日 ) 圃場 D:*0.044/<0.003/<0.003 (*3 回,3 日 ) 1.8% 乳剤 1.8% 乳剤 1.8% フロアフ ル 1.8% 乳剤 1.8% フロアフ ル 1.8% 乳剤 500 倍散布 50 L/10 a 圃場 A:0.08 圃場 A:0.0/<0.003/< ,3,7 500 倍散布 46 L/10 a 圃場 B:0.039 圃場 B:0.03/0.004/< 倍散布 10 L/10 a 圃場 A:0.00 圃場 A:0.0008/<0.0005/< (#) 3 7,14, 倍散布 500 L/10 a 圃場 B:<0.00 圃場 B:<0.0005/<0.0005/< 倍散布 640 L/10 a 圃場 A:<0.009 圃場 A:<0.003/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 3 7,14,1 000 倍散布 607 L/10 a 圃場 B:<0.009 圃場 B:<0.003/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 1000 倍散布 10 L/10 a 圃場 A:0.374 圃場 A:0.31/0.013/0.049 (#) 3 7,14, 倍散布 500 L/10 a 圃場 B:0.071 圃場 B:0.05/0.003/ 倍散布 640 L/10 a 圃場 A:0.047 圃場 A:0.041/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 3 7,14,1 000 倍散布 607 L/10 a 圃場 B:0.410 圃場 B:0.381/0.08/0.007 (3 回,7 日 )(#) 1000 倍散布圃場 A:0.013 圃場 A:0.009/<0.00/< ,14,1 00 L/10a 圃場 B:<0.006 圃場 B:<0.00/<0.00/< % フロアフ ル 1 1.8% 乳剤 000 倍散布 665 L/10 a 圃場 A:0.06 (3 回,7 日 ) 圃場 A:0.00/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 3 7,14,1 注 4) 000 倍散布 586 L/10 a 圃場 B:0.09 (3 回,7 日 ) 圃場 B:0.03/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 1000 倍散布 500 L/10 a 000 倍散布 1 1.8% フロアフ ル L/10 a 7,14,1 7,14, 倍散布 1 1.8% 乳剤かぼす 600 L/10 a 3 7,14,1 ( 果実 ) 000 倍散布 1 1.8% フロアフ ル 617 L/10 a 3 7,14,1 3 注 1) 最大残留量 (ppm) 圃場 A:0.004 注 4) 圃場 A:0.01 (3 回,7 日 ) 圃場 A:0.009 注 4) 圃場 A:0.01 (3 回,7 日 ) 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a / アベルメクチン B 1b / 代謝物 [b] 圃場 A:0.004/<0.005/0.001 圃場 A:0.006/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 圃場 A:0.005/<0.0005/0.009 圃場 A:0.006/<0.003/<0.003 (3 回,7 日 )(#) 注 1) 最大残留量 欄に記載した残留値は アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 及び代謝物 [b] をアベルメクチン B 1a に換算したものの和 各化合物の残留量については 各化合物の残留量 の欄に示した 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している 注 4)1.8% フロアブル ( アバメクチン エトキサゾール配合剤 ) のかんきつ ( みかんを除く ) に対する登録上の使用時期は収穫 14 日前となっているが これは配合されているエトキサゾールによるものであり 基準値設定には乳剤の最大使用条件下と同じである経過日数 7 日の結果を使用した

19 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 ばれいしょ ( 塊茎 ) 試験圃場数 3 1.0% 乳剤 1 剤型使用量 使用方法回数経過日数.0% 乳剤.0% 乳剤.0% 乳剤.0% 乳剤 1.0% 乳剤 試験条件 0.10 lb ai/a 散布 0.10 lb ai/a+1 gal oil/a 散布 lb ai/a+1 gal oil/a 散布 0.10 lb ai/a 散布 0.10 lb ai/a+1 gal oil/a 散布 0.10 lb ai/a 散布 6 6 0,3,7 0,3,7 注 1) 最大残留量 (ppm) 圃場 A:<0.004 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]/ アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s] 圃場 A:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 注 ) 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 6 0,14 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 6 0,3,7 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 6 0,3,7 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 6 0,14 圃場 L:<0.004 圃場 L:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 10.0% 乳剤 lb ai/a+1 gal oil/a 散布 6 0,14 圃場 F:<0.004 圃場 F:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 G:<0.004 圃場 G:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 H:<0.004 圃場 H:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 I:<0.004 圃場 I:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 J:<0.004 圃場 J:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#) 圃場 K:<0.004 圃場 K:<0.00/<0.00 (6 回,14 日 )(#).0% 乳剤 8.6 g ai/a(0.019 lb ai/a) 散布 3 14 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 15 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) セルリアック ( 葉 ) セルリアック ( 根 ).0% 乳剤.0% 乳剤 0.0 lb ai/a 散布 0.0 lb ai/a 散布 圃場 A:0.007 圃場 A: /<0.00 (#) 圃場 B:0.017 圃場 B:0.0153/<0.00 (#) 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) 0,1,3 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (3 回,3 日 )(#) 0,1,3 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (3 回,3 日 )(#).0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 0,1,3,7,14 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (3 回,14 日 )(#) 0,1,3 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (3 回,3 日 )(#) アーモンド ( 果実 ) 6 0,14,1 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 (3 回,1 日 )(#) 4 0,14,1 圃場 F:<0.004 圃場 F:<0.00/<0.00 (4 回,1 日 )(#) 0,1,3 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (3 回,3 日 )(#).0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 0,1,3 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (3 回,3 日 )(#) 0,1,3,7,14 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (3 回,14 日 )(#) 0,1,3,7, 14,1 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (3 回,1 日 )(#) 14 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 18 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) ペカン ( 果実 ) 6.0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 14 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 F:<0.004 圃場 F:<0.00/<0.00 (#) 圃場 G:<0.004 圃場 G:<0.00/<0.00 (#)

20 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]/ アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s] 14 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 18 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) ペカン ( 果実 ) 5.0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 14 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 (#) 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) 6.0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 14 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (#) 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (#) くるみ ( 果実 ) 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 (#) 圃場 F:<0.004 圃場 F:<0.00/<0.00 (#) 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 (#) 4.0% 乳剤 0.05 lb ai/a 散布 3 14 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 (#) 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 (#) 14 圃場 A:0.010 圃場 A: /<0.00 (#) バジル ( 茎葉 ) 3.0% 乳剤 0.0 lb ai/a 散布 3 13 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 (#) 6,13 圃場 C:0.0057/<0.00 (3 回,13 圃場 C:0.005 日 )(#) 14 圃場 A:0.008 圃場 A:0.006/<0.00 (#) 0,,6,9,15 圃場 B:0.005 圃場 B:0.003/<0.00 ( 回, 日 ),19,,9 1 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 もも ( 果実 ) 9.0% 乳剤 10.6 g ai/a( 約 0.03 lb ai/a) 散布 1 圃場 D:0.005 圃場 D:0.003/< 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/< 圃場 F:0.007 圃場 F:0.005/<0.00 圃場 G:0.007 圃場 G:0.005/< ,1 圃場 H:0.06 圃場 H:0.04/ 圃場 I:0.011 圃場 I:0.009/< 圃場 A:0.011 圃場 A:0.009/< 圃場 B:0.013 圃場 B:0.011/<0.00 スイートチェリー ( 果実 ) 7.0% 乳剤 10.6 g ai/a( 約 0.03 lb ai/a) 散布 0,,6,9, 14,18, 1,8 圃場 C:0.008 圃場 C:0.006/< 圃場 D:0.006 圃場 D:0.004/< 圃場 E:0.00 圃場 E:0.018/< 圃場 F:0.0 圃場 F:0.00/< 圃場 G:0.006 圃場 G:0.004/< 圃場 A:0.065 圃場 A:0.058/0.007 タルトチェリー ( 果実 ) 5.0% 乳剤 10.6 g ai/a( 約 0.03 lb ai/a) 散布 0,,6,10, 14,18, 圃場 B:0.031 圃場 B:0.08/ ,8 1 圃場 C:0.06 圃場 C:0.04/ 圃場 D:0.01 圃場 D:0.010/< 圃場 E:0.017 圃場 E:0.015/<0.00

21 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]/ アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s] プラム ( 果実 ) ぶどう 圃場 A:0.008 圃場 A:0.006/<0.00 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 圃場 C:0.005 圃場 C:0.003/<0.00 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 圃場 E:0.007 圃場 E:0.005/<0.00 圃場 F:0.007 圃場 F:0.005/<0.00 圃場 G:0.007 圃場 G:0.005/<0.00 圃場 H:<0.004 圃場 H:<0.00/<0.00 圃場 I:<0.004 圃場 I:<0.00/<0.00 圃場 A: 圃場 A:0.0048/<0.00 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 圃場 C:<0.004 圃場 C:<0.00/<0.00 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 圃場 E: 圃場 E:0.0059/<0.00 圃場 F: 圃場 F:0.004/<0.00 圃場 G:<0.004 圃場 G:<0.00/<0.00 圃場 H:<0.004 圃場 H:<0.00/<0.00 圃場 I:<0.004 圃場 I:<0.00/<0.00 圃場 J:<0.004 圃場 J:<0.00/<0.00 圃場 K: 圃場 K:0.005/<0.00 圃場 L:<0.004 圃場 L:<0.00/<0.00 圃場 M:<0.004 圃場 M:<0.00/<0.00 セロリ 0.0 lb ai/a 1 圃場 A:<0.010 圃場 A:<0.005/<0.005 (10 回,7 日 )(#) 散布 0,1,3,5, 7,.0% 乳剤 lb ai/a 14 1 圃場 A: 圃場 A:0.015/0.005 (10 回,7 日 )(#) 散布 1.0% 乳剤 lb ai/a 散布 3 7 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/< ,5 圃場 A:0.06 圃場 A:0.01/<0.005 (10 回,5 日 )(#) レタス 9.0% 乳剤 % 乳剤.0% 乳剤.0% 乳剤.0% 乳剤 10.0% 乳剤 0.04 lb ai/a+1 gal oil/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 0.0 lb ai/a 散布 0.0 lb ai/a 散布 0.04 lb ai/a 散布 7 0,5,7 圃場 B:0.010 圃場 B:0.005/<0.005 (7 回,7 日 )(#) 9 8 圃場 C:<0.010 圃場 C:<0.005/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 D:0.00 圃場 D:0.015/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 E:0.010 圃場 E:0.005/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 F:<0.010 圃場 F:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 G:<0.010 圃場 G:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 H:<0.010 圃場 H:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 I:<0.010 圃場 I:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 J:<0.010 圃場 J:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 6 0,7 圃場 K:<0.010 圃場 K:<0.005/<0.005 (6 回,7 日 )(#) 10 0,5 圃場 A:0.0 圃場 A:0.017/<0.005 (10 回,5 日 )(#) 7 0,5,7 圃場 B:<0.010 圃場 B:<0.005/<0.005 (7 回,7 日 )(#) 8 0,7 9 0,7 圃場 C:<0.010 圃場 C:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 D:<0.010 圃場 D:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 E:<0.010 圃場 E:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 F:<0.010 圃場 F:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 G:<0.010 圃場 G:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 H:<0.010 圃場 H:<0.005/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 I:0.05 圃場 I:0.00/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 J:0.019 圃場 J:0.014/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 6 0,7 圃場 K:<0.010 圃場 K:<0.005/<0.005 (6 回,7 日 )(#) 7 0,5,7 圃場 A:<0.010 圃場 A:<0.005/<0.005 (7 回,7 日 )(#) 8 9 0,14, 1 0,7,14, 8, 4 0,8 0,7 0,7 0,7 0,7 圃場 B:<0.010 圃場 B:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 C:<0.010 圃場 C:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 D:<0.010 圃場 D:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 E:<0.010 圃場 E:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 F:<0.010 圃場 F:<0.005/<0.005 (8 回,7 日 )(#) 圃場 G:<0.010 圃場 G:<0.005/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 H:0.06 圃場 H:0.01/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 圃場 I:0.05 圃場 I:0.00/<0.005 (9 回,7 日 )(#) 7 0,5,7 圃場 J:0.014 圃場 J:0.009/<0.005 (6 回,7 日 )(#)

22 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]/ アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s] リーフレタス りんご ( 果実 ) なし ( 果実 ) 6.0% 乳剤 ほうれんそう 6.0% 乳剤 1 8.0% フロアブル 6 8.0% フロアブル lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 0.03 lb ai/a 散布 0.03 lb ai/a 散布 圃場 A:0.018 圃場 A:0.016/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.011 圃場 B:0.009/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 C:0.01 圃場 C:0.019/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 D:0.08 圃場 D:0.06/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 E:0.061 圃場 E:0.0565/ (5 回,7 日 )(#) 圃場 F:0.04 圃場 F:0.0/<0.00 (5 回,7 日 )(#) 圃場 A:0.07 圃場 A:0.04/0.003 (6 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.099 圃場 B:0.091/0.008 (6 回,7 日 )(#) 圃場 C:0.08 圃場 C:0.06/<0.00 (6 回,7 日 )(#) 圃場 D:0.05 圃場 D:0.046/0.006 (6 回,7 日 )(#) 5 圃場 E:0.04 圃場 E:0.0/<0.00 (5 回,7 日 )(#) 7 圃場 F:0.048 圃場 F:0.045/0.003 (7 回,7 日 )(#) 7,14,1, 8,35 7,14,1, 8,35 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 圃場 B:0.005 圃場 B:0.003/<0.00 圃場 C:0.008 圃場 C:0.006/<0.00 圃場 D:<0.004 圃場 D:<0.00/<0.00 圃場 E:<0.004 圃場 E:<0.00/<0.00 圃場 F:0.006 圃場 F:0.004/<0.00 圃場 G:0.006 圃場 G:0.004/<0.00 圃場 H:<0.004 圃場 H:<0.00/<0.00 圃場 I:0.005 圃場 I:0.003/<0.00 圃場 J:0.007 圃場 J:0.005/<0.00 圃場 K:<0.004 圃場 K:<0.00/<0.00 圃場 L:0.004 圃場 L:0.00/<0.00 圃場 A:<0.004 圃場 A:<0.00/<0.00 圃場 B:<0.004 圃場 B:<0.00/<0.00 圃場 C:0.011 圃場 C:0.009/<0.00 圃場 D:0.004 圃場 D:0.00/<0.00 圃場 E:0.006 圃場 E:0.004/< 圃場 F:0.004 圃場 F:0.00/<0.00 注 1) 最大残留量 欄に記載した残留値は アベルメクチンB 1a アベルメクチンB 1b 並びに代謝物 [b] をアベルメクチンB 1a に換算したもの及び代謝物 [s] をアベルメクチンB 1b に換算したものの和 各化合物の残留量については 各化合物の残留量 の欄に示した 印を付した残留試験ではアベルメクチンB1aと代謝物 [b] をそれぞれ分析しているが 代謝物 [b] をアベルメクチンB1aに換算して合計した値で示している 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している , 7,14 0, 7,

23 農作物 とうがらし 試験圃場数 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 ( 韓国 ) 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) ( 別紙 1-3) 各化合物の残留量 (ppm) アヘ ルメクチン B 1a / アヘ ルメクチン B 1b 倍散布注 ) 1.56% 0,3,7 圃場 A:0.01 圃場 A:0.00/<0.001 ( 回,3 日 )(#) 00 L/10 a 1 水和剤 ( kg ai/10 a) 3 1,3,5,7 圃場 A:0.03 圃場 A:0.0/<0.001 (3 回,3 日 ) 注 1) 最大残留量 欄に記載した残留値は アベルメクチン B 1a 及びアベルメクチン B 1b をアベルメクチン B 1a に換算したものの和 各化合物の残留量については 各化合物の残留量 の欄に示した 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した

24 アバメクチン海外作物残留試験一覧表 (EU) ( 別紙 1-4) 農作物 試験圃場数 6 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数.18,.48,.18 g ai/ha 散布.3,.19,.5 g ai/ha 散布.91,3.53,3.71 g ai/ha 散布 3.0,4.1,.9 g ai/ha 散布 1.61,3.39,4.30 g ai/ha 散布.9 g ai/ha 散布 3 注 1) 最大残留量 (ppm) 各化合物の残留量 (ppm) アベルメクチン B 1a + 代謝物 [b]/ アベルメクチン B 1b + 代謝物 [s] 3 圃場 A:0.076 圃場 A:0.071/ 圃場 B:0.04 圃場 B:0.00/<0.00 0,1,,3 圃場 C:0.047 圃場 C:0.045/0.00 0,1,3,7,9 圃場 D:0.018 圃場 D:0.016/<0.00 0,1,3,7,10 圃場 E:0.038 圃場 E:0.036/<0.00 0,1,3,7,10 圃場 F:0.046 圃場 F:0.044/0.00 圃場 A: 圃場 A: /<0.00 いちご 1.9% 乳剤 圃場 B: 圃場 C: 圃場 B:0.008/<0.00 圃場 C:0.0043/< g ai/ha 散布 4 0,3,7 圃場 D: 圃場 D:0.0055/<0.00 圃場 E: 圃場 E:0.0056/<0.00 圃場 F: 圃場 F:0.005/<0.00 圃場 G: 圃場 G: /< ,.0,1.9,1.8 g ai/ha 散布 1.5,1.7,.0,1.9 g ai/ha 散布 圃場 H: 圃場 H:0.0083/<0.00 0,3 圃場 I: 圃場 I:0.0075/<0.00 0,3 圃場 J:0.008 圃場 J:0.006/<0.00 注 1) 最大残留量 欄に記載した残留値は アベルメクチン B 1a アベルメクチン B 1b 並びに代謝物 [b] をアベルメクチン B 1a に換算したもの及び代謝物 [s] をアベルメクチン B 1b に換算したものの和 各化合物の残留量については 各化合物の残留量 の欄に示した 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 ) 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

25 農薬名 アバメクチン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 作物残留試験成績等 ppm ppm 小豆類 らっかせい その他の豆類 ばれいしょ 米国 <0.004(#)(n=)( 米国 ) さといも類 ( やつがしらを含む ) 米国 米国ばれいしょ参照 かんしょ 米国 米国ばれいしょ参照 やまいも ( 長いもをいう ) 米国 米国ばれいしょ参照 その他のいも類 米国 米国ばれいしょ参照 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) IT 米国 たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) 〇 ,0.017($) にんにく セロリ その他のせり科野菜 米国 ,0.0173( セルリアック葉 ),<0.004(#)(n=)( セルリアック 根 )( 米国 ) トマト 申 ($)(n=4) ピーマン 〇 ,0.104($) なす 〇 ,0.044 その他のなす科野菜 韓国 0.00( とうがらし )( 韓国 ) きゅうり ( ガーキンを含む ) 申 ,0.039 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.01 すいか 〇 <0.009,<0.009 メロン類果実 〇 <0.009,<0.009 その他のうり科野菜 米国 米国ばれいしょ参照 しょうが 米国 米国ばれいしょ参照 未成熟いんげん その他の野菜 みかん 0.0 申 <0.00-<0.009(n=4) なつみかんの果実全体 申 0.0 < (n=4) レモン 申 0.0 なつみかん参照 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 申 0.0 なつみかん参照 グレープフルーツ 申 0.0 なつみかん参照 ライム 申 0.0 なつみかん参照 その他のかんきつ類果実 申 0.0 なつみかん参照 りんご 米国 < (n=1)( 米国 ) 日本なし 米国 米国西洋なし参照 西洋なし 米国 < (n=6)( 米国 ) マルメロ ネクタリン 米国 米国核果類参照 あんず ( アプリコットを含む ) 米国 米国核果類参照 すもも ( プルーンを含む ) 米国 < (n=9)( 米国 ) おうとう ( チェリーを含む ) 米国 (n=7)( スイートチェリー ), (n=5)( タルトチェ リー )( 米国 ) いちご IT EU ラズベリー ブラックベリー ぶどう 0.0 IT 米国 < (n=13)( 米国 ) パパイヤ アボカド マンゴー

26 農薬名 アバメクチン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm その他の果実 綿実 くり 米国 米国ペカン アーモンド クルミ 参照 ペカン 米国 <0.004(#)(n=7)( 米国 ) アーモンド 米国 <0.004(#)(n=6)( 米国 ) くるみ 米国 <0.004(#)(n=6)( 米国 ) その他のナッツ類 米国 米国ペカン アーモンド クルミ参照 茶 1 1 〇 0.07,0.477($) ホップ その他のスパイス 1 申 ($)(n=4) その他のハーブ 米国 < (n=3)( バジル )( 米 国 ) 牛の筋肉 米国 <0.00( 動物用医薬品由来 )( 米 国 ) 豚の筋肉 豪州 豚の脂肪参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 豪州 <0.001(n=5)( 投与後 14 日 )( 山羊 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) 牛の脂肪 豚の脂肪 豪州 < (n=5)( 投与後 1 日 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 豪州 0.01±0.014(n=5)( 投与後 14 日 ) ( 山羊 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) 牛の肝臓 豚の肝臓 豪州 < (n=5)( 投与後 1 日 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 豪州 0.005±0.005(n=5)( 投与後 14 日 ) ( 山羊 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) 牛の腎臓 米国 ( 牛の食用部分参照 ) 豚の腎臓 豪州 < (n=5)( 投与後 1 日 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 豪州 < (n=5)( 投与後 14 日 ) ( 山羊 )( 動物用医薬品由来 )( 豪州 ) 牛の食用部分 米国 0.007( 動物用医薬品由来 )( 米 国 ) 豚の食用部分 米国 ( 豚の肝臓参照 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 ( その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓参照 ) 乳 豪州 < (n=66), (n=54)( 動物用医薬品由来 ) ( 豪州 ) とうがらし ( 乾燥させたもの ) 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした

27 ( 別紙 3) 食品名 暴露評価に一般一般幼小児幼小児高齢者高齢者基準値案妊婦妊婦用いた数値 (1 歳以上 ) (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI EDI (ppm) TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI 小豆類 らっかせい その他の豆類 ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) かんしょ やまいも ( 長いもをいう ) その他のいも類 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) にんにく セロリ その他のせり科野菜 トマト ピーマン なす その他のなす科野菜 きゅうり ( ガーキンを含む ) すいか メロン類果実 その他のうり科野菜 しょうが 未成熟いんげん その他の野菜 みかん なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) おうとう ( チェリーを含む ) いちご ラズベリー ブラックベリー ぶどう パパイヤ アボカド マンゴー その他の果実 綿実 くり ペカン アーモンド くるみ その他のナッツ類 茶 ホップ その他のスパイス その他のハーブ 牛の筋肉及び脂肪 * 牛の肝臓 牛の腎臓 牛の食用部分 豚の筋肉及び脂肪 * 豚の肝臓 豚の腎臓 豚の食用部分 その他の陸棲哺乳類の筋肉及び脂肪 ** 0.1 その他の陸棲哺乳類の肝臓 ** 0.05 その他の陸棲哺乳類の腎臓 ** 0.01 アバメクチン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) その他の陸棲哺乳類の食用部分 ** 乳 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 EDI: 推定 1 日摂取量 (Estimated Daily Intake) EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量 : 個別の作物残留試験がないことから 暴露評価を行うにあたり基準値 ( 案 ) の数値を用いた * 牛及び豚の筋肉及び脂肪については 筋肉及び脂肪のうち高い方の基準値 ( 案 ) を用いた ** その他の陸棲哺乳類については 各部位のうち 最も高い基準値を用いた

28 ( 別紙 4-1) アバメクチン推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 小豆類 いんげん らっかせい らっかせい ばれいしょ ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) さといも かんしょ かんしょ やまいも ( 長いもをいう ) やまいも レタス類 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にんにく にんにく セロリ セロリ その他のせり科野菜 せり トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす その他のなす科野菜 とうがらし ( 生 ) ししとう きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり すいか すいか メロン類果実 メロン その他のうり科野菜 とうがん にがうり しょうが しょうが 未成熟いんげん 未成熟いんげん ずいき その他の野菜 もやし れんこん そら豆 ( 生 ) みかん みかん なつみかんの果実全体 なつみかん レモン レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) オレンジ オレンジ果汁 グレープフルーツ グレープフルーツ きんかん その他のかんきつ類果実 ぽんかん ゆず すだち りんご りんご りんご果汁 日本なし 日本なし 西洋なし 西洋なし すもも ( プルーンを含む ) プルーン おうとう ( チェリーを含む ) おうとう いちご いちご ぶどう ぶどう アボカド アボカド マンゴー マンゴー その他の果実 いちじく くり くり アーモンド アーモンド くるみ くるみ 茶 緑茶類 ホップ ホップ ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

29 ( 別紙 4-) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) らっかせい らっかせい ばれいしょ ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) さといも かんしょ かんしょ やまいも ( 長いもをいう ) やまいも レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) アバメクチン推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) ESTI/ARfD (%) レタス類 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にんにく にんにく トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり すいか すいか メロン類果実 メロン しょうが しょうが 未成熟いんげん 未成熟いんげん もやし その他の野菜れんこん みかんみかん オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) りんご 評価に用いた数値 (ppm) オレンジ オレンジ果汁 りんご りんご果汁 日本なし 日本なし いちご いちご ぶどう ぶどう 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

30 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 17 年 11 月 9 日 平成 19 年 4 月 9 日 平成 0 年 4 月 4 日 平成 4 年 月 9 日 平成 5 年 3 月 1 日 残留基準告示厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 新規 : なす すいか等 ) 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知残留農薬基準告示 平成 6 年 1 月 16 日 平成 7 年 月 5 日 平成 7 年 6 月 3 日 平成 7 年 1 月 日 平成 8 年 7 月 1 日 平成 8 年 7 月 日 平成 8 年 1 月 7 日 平成 9 年 8 月 日 平成 9 年 9 月 7 日 インポートトレランス申請 ( レタス いちご ぶどう ) 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : かんきつ きゅうり トマト ) 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知薬事 食品衛生審議会へ諮問薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

31 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

32 答申 ( 案 ) アバメクチン 食品名 残留基準値 ppm 1) 小豆類注 今回基準値を設定するアバメクチンとは アベらっかせい ルメクチンB 1a アベルメクチンB 1b 及び代謝物 [b] ) その他の豆類注 ,9-Z -アベルメクチンB 1a の総和をいう ばれいしょ 0.01 さといも類 ( やつがしらを含む ) 0.01 かんしょ 0.01 やまいも ( 長いもをいう ) ) その他のいも類注 0.01 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 0. たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) 0.1 にんにく セロリ ) その他のせり科野菜注 0.05 トマト 0.3 ピーマン 0.5 なす 0. 5) その他のなす科野菜注 0. きゅうり ( ガーキンを含む ) 0. すいか 0.05 メロン類果実 ) その他のうり科野菜注 0.01 しょうが 0.01 未成熟いんげん ) その他の野菜注 0.08 みかん 0.0 なつみかんの果実全体 0.1 レモン 0.1 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 0.1 グレープフルーツ 0.1 ライム 0.1 8) その他のかんきつ類果実注 0.1 りんご 0.0 日本なし 0.0 西洋なし 0.0 マルメロ 0.01 ネクタリン 0.09 あんず ( アプリコットを含む ) 0.09 すもも ( プルーンを含む ) 0.09 おうとう ( チェリーを含む ) 0.09 いちご 0. ラズベリー 0.05 ブラックベリー 0.05 ぶどう 0.0 注 1) いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピア豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む 注 ) その他の豆類 とは 豆類のうち 大豆 小豆類 えんどう そら豆 らっかせい及びスパイス以外のものをいう 注 3) その他のいも類 とは いも類のうち ばれいしょ さといも類 かんしょ やまいも及びこんにゃくいも以外のものをいう 注 4) その他のせり科野菜 とは せり科野菜のうち にんじん パースニップ パセリ セロリ みつ ば スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 5) その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう 注 6) その他のうり科野菜 とは うり科野菜のうち きゅうり かぼちゃ しろうり すいか メロン類果実及びまくわうり以外のものをいう 注 7) その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しようが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 8) その他のかんきつ類果実 とは かんきつ類果実のうち みかん なつみかん なつみかんの外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外のものをいう

33 食品名 残留基準値 ppm パパイヤ 0.0 注 9) その他の果実 とは 果実のうち かんきつ アボカド 0.0 類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ マンゴー 0.01 びわ もも ネクタリン あんず すもも うめ おう 9) とう ベリー類果実 ぶどう かき バナナ キその他の果実注 ウィー パパイヤ アボカド パイナップル グア綿実 0.0 バ マンゴー パッションフルーツ なつめやし及 くり 0.01 びスパイス以外のものをいう ペカン 0.01 アーモンド 0.01 くるみ ) その他のナッツ類注 0.01 茶 1 ホップ 0. 11) その他のスパイス注 1 1) その他のハーブ注 0.03 牛の筋肉 0.0 豚の筋肉 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物注 13) の筋肉 0.01 牛の脂肪 0.1 豚の脂肪 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1 牛の肝臓 0.1 豚の肝臓 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.05 牛の腎臓 0.06 豚の腎臓 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 ) 牛の食用部分注 0.06 豚の食用部分 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.05 乳 0.0 とうがらし ( 乾燥させたもの ) 0.5 注 10) その他のナッツ類 とは ナッツ類のうち ぎんなん くり ペカン アーモンド及びくるみ以 外のものをいう 注 11) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう 注 1) その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう 注 13) その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外のものをいう 注 14) 食用部分 とは 食用に供される部分のうち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう

34 ガミスロマイシン 今般の残留基準の検討については 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく動物用医薬品の製造販売の承認申請がなされたこと及び当該承認に伴い同法に基づく使用基準を設定することについて農林水産大臣から意見聴取があったことから 食品安全委員会による食品健康影響評価の結果を踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : ガミスロマイシン [ Gamithromycin ] () 用途 : 抗生物質 15 員環のマクロライド系の抗生物質である 細菌のリボソーム50Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害することにより 静菌作用を示すと考えられている 国内では 牛の細菌性肺炎の治療薬として承認審査中である 海外では 牛又は豚の細菌性呼吸器複合感染症に対する治療薬として使用されている ヒト用医薬品としては使用されていない (3) 化学名及びCAS 番号 (R,3S,4R,5S,8R,10R,11R,1S,13S,14R)-11-{[(S,3R,4S,6R)-4- (Dimethylamino)-3-hydroxy-6-methyltetrahydro-H-pyran--yl]oxy}--ethyl- 3,4,10-trihydroxy-13-{[(R,4R,5S,6S)-5-hydroxy-4-methoxy-4,6- dimethyltetrahydro-h-pyran--yl]oxy}-3,5,8,10,1,14-hexamethyl-7-propyl- 1-oxa-7-azacyclopentadecan-15-one(IUPAC) 1-Oxa-7-azacyclopentadecan-15-one, 13-[(,6-dideoxy-3-C-methyl-3-Omethyl-α-L-ribo-hexopyranosyl)oxy]--ethyl-3,4,10-trihydroxy-3,5,8,10, 1,14-hexamethyl-7-propyl-11-[[3,4,6-trideoxy-3-(dimethylamino)-β-D-xylohexopyranosyl]oxy]-, (R,3S,4R,5S,8R,10R,11R,1S,13S,14R)- (CAS:No )

35 (4) 構造式及び物性 H 3 C N H H 3 C HO HO HO H H 3 C O CH 3 O H 3 C N CH 3 CH 3 HO CH 3 O O CH 3 H CH 3 CH 3 O O CH 3 CH 3 O OH CH 3 分子式 :C 40 H 76 N O 1 分子量 : (5) 適用方法及び用量ガミスロマイシンの使用対象動物及び使用方法等を以下に示す 対象動物及び使用方法 休薬期間となっているものについては 今回医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) に基づく使用基準の設定について意見聴取がなされたものを示している 国内での使用方法 医薬品 対象動物及び使用方法 休薬期間 牛 * ( 生後 13 か月を超える雌の乳牛 1 日量として体重 1 kg 当たり ( 食用に供するために搾乳され ** 6 mg( 力価 ) 以下の量を 49 日 ガミスロマイシンを有効成分とする注射剤 なくなったものを除く ) を除く ) 皮下に注射する 1 日量として体重 1 kg 当たり 豚 ** 6 mg( 力価 ) 以下の量を 13 日 頚部筋肉内に注射する * 現在 農林水産省で動物用医薬品の承認審査中である ** ガミスロマイシンの力価は ガミスロマイシン (C 40 H 76 N O 1 ) としての量を質量 ( 力価 ) で示す 1 mg( 力価 ) は 標準ガミスロマイシン 1 mg に相当する

36 . 対象動物における残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 ガミスロマイシン 分析法の概要試料に内部標準物質として安定同位体 [ H] で標識したガミスロマイシン標準品を加え 0.1 mol/lリン酸二水素カリウム緩衝液 (ph 約 4.5) で抽出し 遠心分離する 直接又はヘキサンで洗浄後 水層を逆相 - 陽イオン交換ミックスモード (MCX) カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する 定量限界 :0.01~0.05 mg/kg () 残留試験結果 1 牛 ( ホルスタイン種 去勢雄 4 頭 / 時点 ) にガミスロマイシンを単回皮下投与 (6 mg ( 力価 )/kg 体重 ) し 最終投与 及び65 日後に 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 小腸及び注射部位直下筋肉におけるガミスロマイシンの残留濃度をLC-MS/MSにより測定した 表 1. 牛にガミスロマイシンを単回皮下投与後の組織中のガミスロマイシン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.01(4) <0.01(4) <0.01(4) <0.01(4) 脂肪 0.01, <0.01(3) <0.01(4) <0.01(4) <0.01(4) 肝臓 0.39±0.13(4) 0.5±0.3(4) 0.13±0.1(4) 0.06, 0.0, <0.01() 腎臓 0.9±0.05(4) 0.08±0.0(4) 0.05±0.0(4) <0.01(4) 小腸 0.06±0.01(4) 0.0±0.01(4) 0.01, <0.01(3) <0.01(4) 注射部位直下筋肉 10.63±4.69(4) 4.6±.56(4) 1.10±1.03(4) 0.09±0.09(4) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す なお 全ての検体において分析値が定量されている場合にのみ 平均値 ± 標準偏差を算出した 定量限界 :0.01 mg/kg 検出限界 : 筋肉 mg/kg 脂肪 mg/kg 肝臓 mg/kg 腎臓 mg/kg 小腸 mg/kg

37 牛 ( ホルスタイン種 去勢雄 4 頭 / 時点 ) にガミスロマイシンを単回皮下投与 (6 mg ( 力価 )/kg 体重 ) し 最終投与 及び65 日後に 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 小腸及び注射部位直下筋肉におけるガミスロマイシンの残留濃度をLC-MS/MSにより測定した 表. 牛にガミスロマイシンを単回皮下投与後の組織中のガミスロマイシン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 0.01(3), <0.01 <0.01(4) <0.01(4) <0.01(4) 脂肪 0.05±0.06(4) 0.03, <0.01(3) <0.01(4) <0.01(4) 肝臓 0.37±0.17(4) 0.18±0.05(4) 0.11±0.06(4) 腎臓 0.47±0.18(4) 0.17±0.06(4) 0.13±0.04(4) 0.0, 0.01, <0.01() 0.0(), <0.01() 小腸 0.10±0.04(4) 0.03±0.0(4) 0.0(4) <0.01(4) 0.03, 0.01, 注射部位直下筋肉 3.46±.94(4) 0.56±0.71(4) 0.11±0.06(4) <0.01() 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す なお 全ての検体において分析値が定量されている場合にのみ 平均値 ± 標準偏差を算出した 定量限界 :0.01 mg/kg 検出限界 : 筋肉 mg/kg 脂肪 mg/kg 肝臓 mg/kg 腎臓 mg/kg 小腸 mg/kg 上記の残留試験結果から 肝臓 腎臓及び小腸について 統計学的解析注 ) により 投与 49 日後における最大許容濃度の上限を算出した 表 3. ガミスロマイシンの最大許容濃度の上限 (mg/kg) 肝臓 腎臓 小腸 牛 ( 投与後 49 日 ) 注 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律関係事務の取扱について ( 平成 1 年 3 月 31 日付け1 動薬 A 第 418 号農林水産省動物医薬品検査所長通知 ) に基づき 残留試験結 果から 直線回帰分析を用いて残留最大許容濃度の上限を算出した

38 承認申請にあたり実施された試験 3 豚 (German LandraceとPietrainの交雑種 去勢雄及び雌 6 頭 / 時点 ) にガミスロマイシンを単回筋肉内投与 (6 mg( 力価 )/kg 体重 ) し 最終投与 及び30 日後に 筋肉 皮膚 / 脂肪 肝臓 腎臓 心臓及び注射部位筋肉におけるガミスロマイシンの残留濃度をLC-MS/MSにより測定した 表 4. 豚にガミスロマイシンを単回筋肉内投与後の組織中のガミスロマイシン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 0.50±0.13(6) 0.33±0.1(6) 0.085, 0.084, 0.065, 0.06, <0.05(6) <0.05() 皮膚 / 脂肪 0.51±0.11(6) 0.9±0.11(6) 0.10±0.03(6) 0.05±0.004(3), <0.05(3) 肝臓 3.8±0.94(6).46±0.71(6) 0.78±0.5(6) 0.15±0.06(6) 腎臓 9.88±3.18(6) 6.14±1.16(6) 1.80±0.36(6) 0.39±0.15(6) 心臓 1.56±0.5(6) 0.77±0.4(6) 0.16±0.06(6) 0.05, <0.05(5) 注射部位筋肉 17.46±3.77(6) 18.3±11.08(6) 4.53±4.47(6).59±1.40(6) 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 皮膚 / 脂肪 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 肝臓 0.05, <0.05(5) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 腎臓 0.10±0.03(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 心臓 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 注射部位筋肉 0.69±0.9(6) 1.6, 0.584, 0.36, 0.113, 0.053, < , 0.119, 0.11, 0.083, 0.059, <0.05 <0.05(6) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す なお 全ての検体において分析値が定量されている場合にのみ 平均値 ± 標準偏差を算出した 定量限界 :0.05 mg/kg 検出限界 :0.00 mg/kg 上記の残留試験結果から 肝臓及び腎臓について 統計学的解析注 ) により 投与 13 日後における最大許容濃度の上限を算出した

39 表 5. ガミスロマイシンの最大許容濃度の上限 (mg/kg) 肝臓 腎臓 豚 ( 投与後 13 日 ) 注 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律関係事務の取扱について ( 平成 1 年 3 月 31 日付け1 動薬 A 第 418 号農林水産省動物医薬品検査所長通知 ) に基づき 残留試験結果から 直線回帰分析を用いて残留最大許容濃度の上限を算出した 3.ADIの評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたガミスロマイシンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1) 毒性学的 ADIについて 無毒性量 :1 mg/kg 体重 /day ADI 設定根拠資料 1 亜急性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 期間 ) 13 週間 ADI 設定根拠資料 慢性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) カプセル経口 ( 期間 ) 5 週間 安全係数 :100 ADI:0.01 mg/kg 体重 /day なお 評価に供された遺伝毒性試験の in vitro 試験の一部で弱陽性の結果が得られ たが 小核試験を始め in vivo 試験では陰性の結果が得られたので ガミスロマイシン は生体にとって問題となる遺伝毒性はないと結論されている () 微生物学的 ADIについて平成 18 年度食品安全確保総合調査 動物用抗菌性物質の微生物学的影響についての調査 により 詳細な知見が得られており この結果からVICHガイドラインに基づいて微生物学的 ADIを算出することができる MICcalc は mg/ml 微生物が利用可能な経口用量の分画 0.06 結腸内容物に 0 g ヒト体重 60 kg を適用し VICH の算出式により 以下のとおり算定された

40 ADI(mg/kg 体重 /day)= *1 (mg/ml) 0 * (g) = *3 60 *4 (kg) *1:MICcalc: その薬剤に感受性のある菌のうち最も適切な属の平均 MIC 50 の90% 信頼限界の下限値 *: 結腸内容物 *3: 微生物が利用可能な経口用量の分画 : イヌの経口投与試験における糞便中のガミスロマイシン濃度 (34.8%) そのうち微生物に利用可能と考えられる割合 (16.6%) より = 0.06 で求めた *4: ヒト体重 (3)ADIの設定について毒性学的 ADIと微生物学的 ADIを比較すると 毒性学的 ADIの値がより小さくなることから ガミスロマイシンのADIは 0.01 mg/kg 体重 /dayと設定することが適当であると判断した 4. 諸外国における状況 JECFA におけるリスク評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国及びカナダにおいて牛に EU において牛 豚に基準値が設定されている 5. 基準値案 (1) 残留の規制対象ガミスロマイシンとする なお 米国 カナダ及び EU においてもガミスロマイシンを規制対象としている () 基準値案別紙 1 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する動物用医薬品等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳 細な暴露評価は別紙 参照

41 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 0.6 幼小児 (1~6 歳 ) 1. 妊婦 1.7 高齢者 (65 歳以上 ) 0.4 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 暴露評価は 食品中に残留するガミスロマイシン由来の残留物の全てがガミスロマイ シンと同程度の毒性を持つと仮定して試算を行った 食用組織中の総残留に占めるガミ スロマイシンの割合 ( 総残留比 ) は表 6 のとおりと仮定した 表 6. 食用組織中の総残留に占めるガミスロマイシンの割合 ( 総残留比 )(%) 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 その他の食用部分 牛 豚 (EMEA 009, EMA 015) (4) 本剤については 基準値を設定しない食品に関して 食品 添加物等の規格基準 ( 昭 和 34 年厚生省告示第 370 号 ) 第 1 食品の部 A 食品一般の成分規格の項 1 に示す 食品 は 抗生物質又は化学的合成品たる抗菌性物質を含有してはならない が適用される

42 動物用医薬品名 ガミスロマイシン ( 別紙 1) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 承認有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 残留試験成績等 ppm ppm 牛の筋肉 <0.01(n=4)( 投与後 0 日 ), <0.01(n=4)( 投与後 30 日 ) 豚の筋肉 0.05 申 <0.05(n=6)( 投与後 7 日 ) 牛の脂肪 <0.01(n=4)( 投与後 30 日 ), <0.01(n=4)( 投与後 40 日 ) 豚の脂肪 0.05 申 <0.05(n=6)( 投与後 10 日 ) 牛の肝臓 ( 統計学的解析 )( 投与後 49 日 ) 豚の肝臓 0.1 申 0.064( 統計学的解析 )( 投与後 13 日 ) 牛の腎臓 ( 統計学的解析 )( 投与後 49 日 ) 豚の腎臓 0. 申 0.137( 統計学的解析 )( 投与後 13 日 ) 牛の食用部分 ( 統計学的解析 )( 投与後 49 日 ) 豚の食用部分 0.05 申 <0.05(n=6)( 投与後 10 日 ) 承認有無 の欄に 申 の記載があるものは 動物用医薬品の使用基準の変更について意見聴取がなされたものであることを示している 牛については 承認有無 の欄に の記載をしているが 現在 農林水産省で動物用医薬品の承認審査中である ( 平成 9 年 7 月 13 日時点 )

43 ( 別紙 ) ガミスロマイシンの推定摂取量 ( 単位 :µg/ 人 /day) 食品名 暴露評価に一般幼小児基準値案 妊婦 (ppm) 用いた値 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) TMDI (ppm) TMDI TMDI 牛の筋肉 牛の脂肪 * 0.1 * 0.3 * 0.1 * 牛の肝臓 牛の腎臓 牛の食用部分 高齢者 (65 歳以上 ) TMDI 豚の筋肉 豚の脂肪 * 1.7 *. * 1.5 * 豚の肝臓 豚の腎臓 豚の食用部分 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 基準値案から総残留比を用いて推定した濃度 ( 総残留濃度 ) * 各部位のうち最も高い基準値を用いた

44 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 5 年 11 月 1 日平成 5 年 11 月 13 日平成 6 年 7 月 日平成 7 年 1 月 日 農林水産大臣から厚生労働大臣あてに動物用医薬品の承認及び使用基準の設定について意見聴取厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知残留農薬基準告示 平成 8 年 10 月 11 日平成 8 年 10 月 13 日平成 8 年 1 月 0 日平成 9 年 5 月 11 日平成 9 年 7 月 10 日平成 9 年 7 月 13 日 農林水産大臣から厚生労働大臣あてに動物用医薬品の承認について意見聴取厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知農林水産大臣から厚生労働大臣あてに動物用医薬品の承認に係る使用基準設定について意見聴取薬事 食品衛生審議会へ諮問 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

45 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

46 答申 ( 案 ) ガミスロマイシン 食品名 残留基準値 ppm 牛の筋肉 0.01 豚の筋肉 0.05 牛の脂肪 0.01 豚の脂肪 0.05 牛の肝臓 0.4 豚の肝臓 0.1 牛の腎臓 0.4 豚の腎臓 0. 注 ) 食用部分 とは 食用に供される部分のうち ) 牛の食用部分注 0.06 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう 豚の食用部分 0.05

47 シアナジン 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : シアナジン [ Cyanazine(ISO) ] () 用途 : 除草剤トリアジン系の除草剤である 緑色植物の光合成を阻害することにより殺草効果を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 -{[4-Chloro-6-(ethylamino)-1,3,5-triazin--yl]amino}-- methylpropanenitrile (IUPAC) Propanenitrile, -[[4-chloro-6-(ethylamino)-1,3,5-triazin--yl]amino]-- methyl- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C 9 H 13 ClN 6 分子量 水溶解度 163 mg/l (0 ) 分配係数 log 10 Pow =.61 (5 )

48 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している 国内での使用方法 50.0% シアナジン水和剤 作物名 ばれいしょ 適用雑草名 一年生雑草 使用時期 植付後萌芽前 薬量 100~150 g/10 a 00~300 g/10 a 使用量 希釈水量 本剤の使用回数 使用方法 適用地帯 北海道 全域 ( 北海道を除く ) シアナジンを含む農薬の総使用回数 たまねぎ ( 直播栽培 ) は種後出芽前 ( 雑草発生前 ) 75~100 g/10 a 北海道 たまねぎ ねぎ 一年生広葉雑草 一年生雑草 定植活着後 ( 雑草発生前 ) ただし 収穫 90 日前まで 定植活着後 ( 雑草発生前 ) ただし 収穫 30 日前まで 定植活着後 ( 雑草発生始期 ) ただし 収穫 30 日前まで 50~100 g/10 a 100~00 g/10 a 50~150 g/10 a 100~150 g/10 a 100 L/10 a 1 回 全面土壌散布 全域 1 回 アスパラガス 萌芽前又は収穫後 ( 雑草発生前 ) 100~00 g/10 a

49 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 シアナジン -{[4- クロロ -6-( エチルアミノ )-1,3,5- トリアジン -- イル ] アミノ }-- メチル - プ ロピオンアミド ( 以下 代謝物 H という ) -{[4- アミノ -6- クロロ -1,3,5- トリアジン -- イル ] アミノ }-- メチル - プロピオン アミド ( 以下 代謝物 K という ) 代謝物 H 代謝物 K 分析法の概要 ⅰ) シアナジン試料から含水アセトンで抽出し ジクロロメタンに転溶した後 5% 含水中性アルミナカラムを用いて精製し 高感度窒素 リン検出器付きガスクロマトグラフ (GC-NPD) で定量する または 試料からアセトンで抽出し 石油エーテルで洗浄後 ジエチルエーテルに転溶し アルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフ (GC-FTD) で定量する または 試料からアセトンで抽出し 酢酸エチル ヘキサン (1:1) 混液に転溶し グラファイトカーボンカラム及びフロリジルカラムを用いて精製し GC-NPD で定量する または 試料からアセトンで抽出し 多孔性ケイソウ土カラム シリカゲルカラム及びグラファイトカーボンカラムを用いて精製し GC-NPD で定量する または 試料からメタノール 水 (4:1) 混液又は水を加えてアセトンで抽出し ヘキサンで洗浄した後 ジエチルエーテルに転溶 又は酢酸エチル ヘキサン (1: 1) 混液に転溶する 7.5% 又は 10% 含水塩基性アルミナカラム 又はグラファイトカーボンカラム及びフロリジルカラムを用いて精製し 電子捕獲型検出器付きガスクロマトグラフ (GC-ECD) 又は GC-NPD で定量する または 試料からアセトンで抽出し ジエチルエーテルに転溶する シリカゲルカラム及びシリカゲル薄層クロマトグラフィー (TLC) を用いて精製し GC-ECD で定量する

50 あるいは 試料からメタノール 水 (4:1) 混液で抽出し ph 8~9 として酢酸 エチルに転溶する 溶媒を留去後 水を加えてヘキサンで洗浄し ジエチルエーテ ルに転溶する 10% 含水塩基性アルミナカラムを用いて精製し GC-ECD で定量する ⅱ) 代謝物 H 及び代謝物 K 試料からメタノール 水 (4:1) 混液で抽出し ph 8~9 として酢酸エチルに転溶する フロリジルカラム及び塩基性アルミナカラムを用いて精製し GC-ECD で定量する 定量限界 : シアナジン 0.003~0.01 ppm 代謝物 H 及び代謝物 K ppm () 作物残留試験結果国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1 を参照 4.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号及び第 項の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたシアナジンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :0.053 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) 雌ラット ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 慢性毒性 / 発がん性併合試験 ( 期間 ) 年間安全係数 :100 ADI: mg/kg 体重 /day ラットを用いた 年間慢性毒性 / 発がん性併合試験において 雌で乳腺腺癌の発生頻度の増加が認められたが 腫瘍の発生機序は遺伝毒性メカニズムによるものとは考え難く 評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた なお 評価に供された遺伝毒性試験の in vitro 試験の一部で陽性の結果が得られたが in vivo 試験では陰性の結果が得られたので シアナジンは生体にとって問題となる遺 伝毒性はないと結論されている

51 ()ARfD 無毒性量 :4.5 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ラット ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験安全係数 :100 ARfD:0.045 mg/kg 体重 5. 諸外国における状況 JMPR における毒性評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 豪州においてと うもろこし ばれいしょ等に ニュージーランドにおいて穀物類 たまねぎ等に基準値が 設定されている 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象 シアナジンとする アスパラガスの作物残留試験において 代謝物 H 及び代謝物 K の分析が行われている が いずれも定量限界未満であったため 規制対象はシアナジンのみとする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象 物質としてシアナジン ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 40.3 幼小児 (1~6 歳 ) 63. 妊婦 30.4 高齢者 (65 歳以上 ) 43. 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

52 短期暴露評価各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 一般 (1 歳以上 ) 及び幼小児 (1~6 歳 ) のそれぞれにおける摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳細な暴露評価は別紙 4-1 及び 4- 参照 注 ) 基準値案を用い 平成 17~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した (4) 本剤については 平成 17 年 11 月 9 日付け厚生労働省告示第 499 号により 食品一 般の成分規格 7 に食品に残留する量の限度 ( 暫定基準 ) が定められているが 今般 残 留基準の見直しを行うことに伴い 暫定基準は削除される

53 シアナジン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) シアナジン/ 代謝物 H/ 代謝物 K 注 ) ばれいしょ 400 g/10 a 116 圃場 A:<0.005/-/- (#) 50.0% 水和剤 1 ( 塊茎 ) 土壌処理 10 圃場 B:<0.005/-/- (#) たまねぎ 1 00 g/10 a 圃場 A:<0.01/-/- 50.0% 水和剤 ( 塊茎 ) 1 土壌処理 8 圃場 A:<0.01/-/- (#) ねぎ 150 g/10 a 圃場 A:0.050/-/- 50.0% 水和剤 1 30,40,50 ( 茎葉 ) 土壌処理圃場 B:0.334/-/- 300 g/10 a 67 圃場 A:<0.005/-/- (#) アスパラガス土壌処理 18~3 圃場 B:<0.005/-/- (#) % 水和剤 1 ( 若茎 ) 00 g/10 a 3 圃場 C:<0.005/<0.005/<0.005 土壌処理 6 圃場 D:<0.005/<0.005/<0.005 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

54 農薬名 シアナジン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 米 ( 玄米をいう ) 0.01 小麦 0.1 大麦 0.05 ライ麦 0.01 とうもろこし 0.1 そば 0.01 その他の穀類 0.01 大豆 0.0 小豆類 0.0 えんどう 0.1 そら豆 0.05 その他の豆類 0.0 ばれいしょ <0.005(#),<0.005(#) さといも類 ( やつがしらを含む ) 0.05 かんしょ 0.05 やまいも ( 長いもをいう ) 0.05 こんにゃくいも 0.05 その他のいも類 0.05 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.05 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 0.05 かぶ類の根 0.05 かぶ類の葉 0.05 西洋わさび 0.05 クレソン 0.05 はくさい 0.05 キャベツ 0.05 芽キャベツ 0.05 ケール 0.05 こまつな 0.05 きょうな 0.05 チンゲンサイ 0.05 カリフラワー 0.05 ブロッコリー 0.05 その他のあぶらな科野菜 0.05 ごぼう 0.05 サルシフィー 0.05 アーティチョーク 0.05 チコリ 0.05 エンダイブ 0.05 しゅんぎく 0.05 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 0.05 その他のきく科野菜 0.05 たまねぎ <0.01,<0.01(#) ねぎ ( リーキを含む ) 申 0.05,0.334($) にんにく 0.05 にら 0.0 アスパラガス <0.005,<0.005 わけぎ 0.0 その他のゆり科野菜 0.0 にんじん 0.05 パースニップ 0.05 パセリ 0.05 セロリ 0.05 みつば 0.05 その他のせり科野菜 0.05 トマト 0.05 ピーマン 0.05 なす 0.05 その他のなす科野菜 0.05

55 農薬名 シアナジン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm きゅうり ( ガーキンを含む ) 0.05 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.05 しろうり 0.05 その他のうり科野菜 0.05 ほうれんそう 0.05 たけのこ 0.05 オクラ 0.05 しょうが 0.05 未成熟えんどう 0.0 未成熟いんげん 0.05 えだまめ 0.05 マッシュルーム 1 しいたけ 0.05 その他のきのこ類 0.05 その他の野菜 0.05 その他のスパイス 0.05 その他のハーブ 0.05 注 ) ミネラルウォーター類 平成 17 年 11 月 9 日厚生労働省告示第 499 号において新しく設定した基準値については 網をつけて示した 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした 注 )WHO 飲料水水質ガイドラインの Guideline Value に基づき設定 (Guideline Value:WHO において各国の規制当局と給水サービス提供者による飲料水水質の維持 向上を目的に設定される WHO 飲料水水質ガイドラインにおいて 飲料水水質を評価するための基礎となる数値であり 生涯にわたって摂取した場合 摂取者の健康に重大なリスクを起こさない濃度を示す

56 シアナジン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 一般幼小児高齢者基準値案妊婦食品名 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI ばれいしょ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) アスパラガス 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

57 ( 別紙 4-1) 食品名 ( 基準値設定対象 ) シアナジン推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) ばれいしょ ばれいしょ たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ アスパラガス アスパラガス ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した

58 ( 別紙 4-) 食品名 ( 基準値設定対象 ) シアナジン推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) ばれいしょ ばれいしょ たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した 評価に用いた数値 (ppm)

59 ( 参考 ) これまでの経緯 昭和 58 年 3 月 9 日 初回農薬登録 平成 17 年 11 月 9 日 残留農薬基準告示 平成 4 年 7 月 1 日 農林水産大臣から飼料中の残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 4 年 7 月 18 日 厚生労働大臣から残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 7 年 1 月 16 日 農林水産省から厚生労働省へ適用拡大申請に係る連絡及び基 準値設定依頼 ( 適用拡大 : ねぎ ) 平成 8 年 10 月 11 日 厚生労働大臣から残留基準設定に係る食品健康影響評価につ いて要請 平成 9 年 7 月 10 日 薬事 食品衛生審議会へ諮問 平成 9 年 7 月 13 日 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学第二研究室教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

60 答申 ( 案 ) シアナジン残留基準値食品名 ppm ばれいしょ 0.0 たまねぎ 0.05 ねぎ ( リーキを含む ) 1 アスパラガス 0.0 ミネラルウォーター類

61 ジノテフラン 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたこと及び関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : ジノテフラン [ Dinotefuran(ISO) ] () 用途 : 殺虫剤ネオニコチノイド系の殺虫剤である 神経のシナプス後膜にあるニコチン性アセチルコリン受容体に対するアゴニスト作用により 殺虫効果を示すと考えられている また 動物用医薬品としても 国内において承認されており ハエの駆除を目的として畜 鶏舎内の壁等に塗布される (3) 化学名及びCAS 番号 (RS)-(E)-1-Methyl--nitro-3-[(tetrahydrofuran-3-yl)methyl]guanidine (IUPAC) Guanidine, N''-methyl-N-nitro-N'-[(tetrahydro-3-furanyl)methyl]- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C 7 H 14 N 4 O 3 分子量 0.1 水溶解度 40 g/l(0 ) 分配係数 log 10 Pow = (5 )

62 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している また ブルーベリー クランベリー等に係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている (1) 農薬としての使用方法 国内での使用方法 % ジノテフラン液剤 作物名 ピーマンなす とうがらし類 適用病害虫名コナシ ラミ類アサ ミウマ類アフ ラムシ類カメムシ類 コナシ ラミ類アサ ミウマ類 希釈倍率 使用時期 収穫前日まで 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) とうがらし ( 葉 ) トマトミニトマト すいか コナシ ラミ類アフ ラムシ類 アフ ラムシ類 原液 収穫 14 日前まで 収穫前日まで 収穫 7 日前まで 回以内 希釈せずそのまま散布する 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 5 回以内 ( 培土混和及び灌注は合計 1 回以内 育苗期の株元散布は 1 回以内 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) かぼちゃ にがうりコナシ ラミ類 ズッキーニアフ ラムシ類 メロン きゅうり コナシ ラミ類アサ ミウマ類 コナシ ラミ類アフ ラムシ類アサ ミウマ類ウリハムシ 収穫前日まで 収穫 3 日前まで 収穫前日まで 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 )

63 % ジノテフラン液剤 ( つづき ) 作物名 はくさい ブロッコリー キャベツ だいこん 適用病害虫名アフ ラムシ類キスシ ノミハムシ アフ ラムシ類 希釈倍率 使用時期 収穫 3 日前まで 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 回以内 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 5 回以内 ( は種時の播溝土壌混和は1 回以内 は種時の全面土壌混和は 1 回以内 粒剤の散布は 1 回以内 水溶剤及び液剤の散布は合計 回以内 ) 畑わさび 3 回以内 3 回以内 非結球あぶらな科葉菜類 ( チンケ ンサイを除く ) なばな類かぶ チンゲンサイ レタス非結球レタス ねぎ キスシ ノミハムシ アフ ラムシ類 アサ ミウマ類 原液 収穫 3 日前まで 回以内 希釈せずそのまま散布する 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( は種時及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種前の培土混和は 1 回以内 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び育苗トレイへの灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育期の株元灌注は1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) らっきょう 3 回以内 3 回以内 にら アスパラガス アフ ラムシ類ネキ アサ ミウマ アサ ミウマ類シ ュウシホシクヒ ナカ ハムシコナシ ラミ類カメムシ類 収穫前日まで 回以内 3 回以内 ( 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 3 回以内

64 % ジノテフラン液剤 ( つづき ) 作物名 未成熟とうもろこし セルリー にんじん だいず えだまめ さやえんどうさやいんげんオクラ しょうが てんさい 適用病害虫名 アフ ラムシ類カメムシ類 アフ ラムシ類 カメムシ類タ イス サヤタマハ エ アフ ラムシ類ハモク リハ エ類アフ ラムシ類コナシ ラミ類アフ ラムシ類クロハ ネキノコハ エ類アフ ラムシ類テンサイモク リハナハ エカメノコハムシ 希釈倍率 原液 使用時期 収穫前日まで 収穫 14 日前まで 収穫 7 日前まで 収穫前日まで 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 回以内 使用方法 希釈せずそのまま散布する シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 回以内 3 回以内 ( 株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) ばれいしょワタアフ ラムシ 回以内 かんしょすいぜんじな ふき りんご ももネクタリン おうとう コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 コナシ ラミ類 アフ ラムシ類キンモンホソカ シンクイムシ類キ ンモンハモク リカ コナカイカ ラムシ類カメムシ類アフ ラムシ類モモハモク リカ シンクイムシ類カメムシ類モモチョッキリソ ウムシオウトウショウシ ョウハ エカメムシ類 収穫 3 日前まで 収穫 7 日前まで 収穫前日まで 1 回 1 回 回以内 回以内 3 回以内 ( 土壌表面散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 3 回以内 回以内 回以内

65 % ジノテフラン液剤 ( つづき ) 作物名 なし 小粒核果類 かき 適用病害虫名アフ ラムシ類シンクイムシ類カメムシ類ケムシ類コナカイカ ラムシ類アフ ラムシ類カメムシ類カメムシ類コナカイカ ラムシ類カキノヘタムシカ チャノキイロアサ ミウマカキクタ アサ ミウマ 希釈倍率 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 4 回以内 ( 塗布は 1 回以内 散布は 3 回以内 ) ぶどう かんきつ びわ あけび ( 果実 ) マンゴーキウイフルーツ カメムシ類フ ト ウトラカミキリチャノキイロアサ ミウマコナカイカ ラムシ類 チャノキイロアサ ミウマコナカイカ ラムシ類アフ ラムシ類ミカンハモク リカ カメムシ類コアオハナムク リケシキスイ類ミカンハ エアカマルカイカ ラムシヤノネカイカ ラムシサンホーセ カイカ ラムシミカンキシ ラミコナシ ラミ類チャノミト リヒメヨコハ イカメムシ類ヒ ワキシ ラミ カメムシ類 チャノキイロアサ ミウマ カメムシ類 原液 収穫前日まで 収穫 14 日前まで 収穫前日まで 3 回以内 希釈せずそのまま散布する 3 回以内 ( 塗布は 1 回以内 ) 3 回以内 回以内 回以内 3 回以内 3 回以内

66 0.35% ジノテフラン粉剤 作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 ウンカ類ツマク ロヨコハ イ 3 kg/10 a カメムシ類 3~4 kg/10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン粉剤 作物名 適用病害虫名 使用量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 だいず えだまめ ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類イナコ 類イネト ロオイムシニカメイチュウフタオヒ コヤカ カメムシ類フタスシ ヒメハムシタ イス サヤタマハ エ 3 kg /10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 回以内 散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 回以内 4 1.0% ジノテフラン粒剤 作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 ウンカ類ツマク ロヨコハ イニカメイチュウイネト ロオイムシカメムシ類 3 kg/10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) さとうきび カンシャコハ ネナカ カメムシ 6~9 kg/10 a 生育期ただし 収穫 45 日前まで 回以内 5 回以内 ( 粒剤は 回以内 液剤は 3 回以内 )

67 4 1.0% ジノテフラン粒剤 ( つづき ) 作物名 きゅうり 適用病害虫名 使用量 ハモク リハ エ類 g/ 株コナシ ラミ類 1~ g/ 株アフ ラムシ類 1 g/ 株ハモク リハ エ類 g/ 株アサ ミウマ類 1~ g/ 株 アフ ラムシ類コナシ ラミ類 1 g/ 株 アサ ミウマ類 g/ 株うり類アフ ラムシ類 1~ g ( 漬物用 ) コナシ ラミ類 / 株にがうりコナシ ラミ類 g/ 株ハモク リハ エ類コナシ ラミ類 1~ g/ 株アフ ラムシ類 1 g/ 株メロンハモク リハ エ類 g/ 株アサ ミウマ類コナシ ラミ類 1~ g/ 株アフ ラムシ類 1 g/ 株 すいか かぼちゃ ズッキーニ ワタアフ ラムシ アフ ラムシ類コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 g/ 株 1 g/ 株 使用時期 育苗期 定植時 生育期ただし 収穫開始 14 日前まで 定植時 育苗期 定植時 育苗期 定植時 生育期ただし 収穫 1 日前まで 定植時 生育期ただし 収穫開始 14 日前まで 本剤の使用回数 1 回 使用方法 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 )

68 4 1.0% ジノテフラン粒剤 ( つづき ) 作物名 トマトミニトマト とうがらし類 とうがらし ( 葉 ) なす ピーマン キャベツ 適用病害虫名 コナシ ラミ類 ハモク リハ エ類コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 コナシ ラミ類アフ ラムシ類 使用量 培土 1 L 当たり 10 g 1~ g/ 株 1 g/ 株 アフ ラムシ類コナシ ラミ類アサ ミウマ類 1~ g/ 株 アフ ラムシ類 アサ ミウマ類アフ ラムシ類 1 g/ 株 ハモク リハ エ類 g/ 株コナシ ラミ類 1~ g/ 株アフ ラムシ類 1 g/ 株ハモク リハ エ類アサ ミウマ類 1~ g/ 株コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 コナシ ラミ類 1 g/ 株 アフ ラムシ類コナシ ラミ類アサ ミウマ類 1~ g/ 株 アフ ラムシ類 アオムシコナカ アフ ラムシ類ハイマタ ラノメイカ 使用時期 は種前 育苗期 定植時 生育期ただし 収穫前日まで 育苗期 定植時 生育期ただし 収穫開始 14 日前まで 定植時ただし 収穫 30 日前まで 育苗期 定植時 生育期ただし 収穫前日まで 育苗期 定植時 1 g/ 株生育期ただし 収穫前日まで g/ 株育苗期 ~3 g/ 株 g/ 株 3 g/ 株 定植時 本剤の使用回数 1 回 回以内 1 回 回以内 1 回 使用方法 培土混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 株元散布 植穴土壌混和 回以内株元散布 1 回 植穴土壌混和 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 5 回以内 ( 培土混和及び灌注は合計 1 回以内 育苗期の株元散布は 1 回以内 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 定植後の株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 )

69 4 1.0% ジノテフラン粒剤 ( つづき ) 作物名 はくさい ブロッコリー だいこん チンゲンサイ 非結球あぶらな科葉菜類 ( チンゲンサイを除く ) かぶなばな類 レタス非結球レタス ねぎ 適用病害虫名 使用量 アオムシ ~3 g/ 株コナカ アフ ラムシ類 g/ 株ハイマタ ラノメイカ 3 g/ 株アフ ラムシ類 g/ 株コナカ アフ ラムシ類 6 kg/10 a 4~6 kg /10 a 9~1 kg キスシ ノミハムシ /10 a タネハ エ 6 kg/10 a 使用時期 定植時 は種時 生育期ただし 収穫 30 日前まで 本剤の使用回数 1 回 使用方法 植穴土壌混和 播溝土壌混和 全面土壌混和 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 5 回以内 ( は種時の播溝土壌混和は 1 回以内 は種時の全面土壌混和は 1 回以内 粒剤の散布は 1 回以内 水溶剤及び液剤の散布は合計 回以内 ) キスシ ノミハス シ 定植時 土壌混和 3 回以内 ( は種時及び定植時 アフ ラムシ類キスシ ノミハス シ アフ ラムシ類 ナモク リハ エ アフ ラムシ類ナモク リハ エ アサ ミウマ類ハモク リハ エ類 6 kg/10 a アサ ミウマ類 ハモク リハ エ類 は種時 播溝土壌混和 培土 1 L 当たり 15 g は種前 培土混和 1 g/ 株育苗期後半 株元散布 g/ 株定植時 6~9 kg /10 a は種時 定植時 生育期ただし 収穫 3 日前まで 回以内 植穴土壌混和 播溝土壌混和 株元散布 の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種前の培土混和は 1 回以内 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び育苗トレイへの灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育期の株元灌注は1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 )

70 4 1.0% ジノテフラン粒剤 ( つづき ) 作物名 わけぎ にんじん 適用病害虫名 アサ ミウマ類ハモク リハ エ類 使用量 6 kg/10 a ハモク リハ エ類 9 kg/10 a ほうれんそうアフ ラムシ類 6 kg/10 a セルリーアフ ラムシ類 g/ 株 いちご ワタアフ ラムシ 0.5~1 g / 株 くわいアフ ラムシ類 3 kg/10 a オクラ しょうが 実えんどうさやえんどうさやいんげん アフ ラムシ類 クロハ ネキノコハ エ類 ハモク リハ エ類 アフ ラムシ類 9 kg/10 a 使用時期 生育期ただし 収穫 1 日前まで は種時 定植時 収穫 30 日前まで 生育期ただし 収穫開始 14 日前まで だいずフタスシ ヒメハムシ 6 kg/10 a は種時 しそ 食用ぎく マテ イラコナカイカ ラムシ アフ ラムシ類 マメハモク リハ エ g/ 株 ( ただし 10 a 当たり 5 kgまで ) 1g/ 株 ( ただし 10 a 当たり 30 kgまで ) g/ 株 ( ただし 10 a 当たり 30 kgまで ) 定植時 本剤の使用回数 1 回 使用方法 株元散布 播溝土壌混和 植穴土壌混和 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 定植後の株元散布は 1 回以内 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 1 回 3 回以内散布 3 回以内 1 回 株元散布 播溝土壌混和 植穴土壌混和 3 回以内 ( 株元散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 )

71 4 1.0% ジノテフラン粒剤 ( つづき ) 作物名 しゅんぎく ふき 茶 適用病害虫名 使用量 ハモク リハ エ類 9 kg/10 a アフ ラムシ類 0 kg/10 a クワシロカイカ ラムシ 1 kg/10 a 使用時期 は種時 定植時 定植後 ~ 生育期 ( 草丈 0 cm 頃まで ) ただし 収穫 45 日前まで摘採 7 日前まで 本剤の使用回数 1 回 回以内 使用方法 播溝土壌混和 植溝土壌混和 土壌表面散布 株元土壌混和 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( は種時及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 土壌表面散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) 回以内 5.0% ジノテフラン粒剤 作物名 稲 ( 箱育苗 ) 適用病害虫名 ウンカ類ツマク ロヨコハ イイネミス ソ ウムシイネト ロオイムシイネクロカメムシ ニカメイチュウフタオヒ コヤカ 使用量 育苗箱 ( cm 使用土壌約 5 L) 1 箱当たり 50 g 使用時期 は種前 は種時覆土前 ~ 移植当日 移植 3 日前 ~ 移植当日 本剤の使用回数 1 回 使用方法 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する 育苗箱の上から均一に散布する シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 6.0% ジノテフラン 10.0% プロベナゾール粒剤 作物名適用病害虫名使用量 使用時期 本剤の使用回数 イネト ロオイムシ ニカメイチュウ移植 3 日前 ~ イネミス ソ ウムシ移植当日もみ枯細菌病 白葉枯病 稲 ( 箱育苗 ) ウンカ類イナコ 類ツマク ロヨコハ イイネクロカメムシいもち病 育苗箱 ( cm 使用土壌約 5 L)1 箱当たり 50 g 緑化期 ~ 移植当日 1 回 使用方法 育苗箱の苗の上から均一に散布する シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

72 作物名 7 3.0% ジノテフラン粒剤 適用病害虫名 使用量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類 1 kg /10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン液剤 作物名 稲 さとうきび だいず えだまめ 適用病害虫名 ツマク ロヨコハ イ カメムシ類ウンカ類 カメムシ類 ウンカ類 カメムシ類ウンカ類 希釈倍数 16 倍 使用液量使用時期 1.6 L/10 a 本剤の使用回数 使用方法 無人ヘリコフ ターによる散布 1000 倍 60~150 L /10 a 散布 300 倍 5 L/10 a 収穫 7 日 0.8 L 8 倍前まで /10 a 無人ヘリコフ ター 1.6 L 3 回以内による散布 16 倍 /10 a 8 倍 0.8L/10a 空中散布 30 倍 3 L/10 a カンシャコハ ネナカ カメムシタイワンツチイナコ 1000 倍 100~300 L/10 a フタスシ ヒメハムシ カメムシ類 カメムシ類フタスシ ヒメハムシ 8 倍 0.8 L /10 a 1000 倍 100~300 L/10 a 収穫 45 日前まで 収穫 7 日前まで 回以内 散布 無人ヘリコフ ターによる散布空中散布 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 5 回以内 ( 粒剤は 回以内 液剤は 3 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 回以内

73 9 1.0% ジノテフラン粒剤 作物名適用病害虫名使用量使用時期 稲 ( 箱育苗 ) カメムシ類 ウンカ類イナコ 類イネミス ソ ウムシイネト ロオイムシイネカラハ エ 育苗箱 ( cm 使用土壌約 5 L) 1 箱当たり 50 g 移植当日 移植 3 日前 ~ 移植当日 本剤の使用回数 1 回 使用方法 育苗箱の上から均一に散布する ジノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン剤適用作物名使用量病害虫名 稲 カメムシ類 ウンカ類ツマク ロヨコハ イ 使用時期 50 g /10 a 収穫 50~500 g /10 a 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン顆粒水溶剤 作物名 稲 とうもろこし ( 子実 ) 未成熟とうもろこし ももネクタリン おうとう 適用病害虫名 カメムシ類 ウンカ類ツマク ロヨコハ イ ムキ クヒ レアフ ラムシカメムシ類 アフ ラムシ類カメムシ類 モモチョッキリソ ウムシアフ ラムシ類モモハモク リカ シンクイムシ類カメムシ類オウトウショウシ ョウハ エカメムシ類 希釈倍数 000 倍 3000 倍 000 倍 使用液量使用時期 60~150 L/10 a 100~300 L/10 a 00~700 L/10 a 収穫 7 日前まで 収穫前日まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 3 回以内 回以内 回以内

74 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 かき マンゴー 小粒核果類 ぶどう あけび ( 果実 ) キウイ フルーツ びわ りんご なし 適用病害虫名 カメムシ類コナカイカ ラムシ類カキノヘタムシカ チャノキイロアサ ミウマカキクタ アサ ミウマチャノキイロアサ ミウマアフ ラムシ類カメムシ類シンクイムシ類 カメムシ類 フ ト ウトラカミキリ フタテンヒメヨコハ イ チャノキイロアサ ミウマ コナカイカ ラムシ類 カメムシ類 カメムシ類 ヒ ワキシ ラミ アフ ラムシ類 キンモンホソカ シンクイムシ類 キ ンモンハモク リカ コナカイカ ラムシ類 カメムシ類 アフ ラムシ類 シンクイムシ類 カメムシ類 ケムシ類 コナカイカ ラムシ類 チュウコ クナシキシ ラミ 希釈倍数 000 倍 3000 倍 1000~ 000 倍 000 倍 1000~ 000 倍 000 倍 使用液量使用時期 00~700 L/10 a 収穫前日まで 収穫 14 日 前まで 収穫前日 まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 塗布は 1 回以内 散布は 3 回以内 ) 3 回以内 3 回以内 ( 塗布は 1 回以内 ) 回以内 回以内 3 回以内散布 3 回以内 回以内 回以内 3 回以内 3 回以内

75 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 かんきつ ばれいしょ かんしょ トマト ミニトマト ブロッコ リー 適用病害虫名 チャノキイロアサ ミウマ コナカイカ ラムシ類 コ マタ ラカミキリ アフ ラムシ類 ミカンハモク リカ カメムシ類 コアオハナムク リ ケシキスイ類 ミカンハ エ アカマルカイカ ラムシ ヤノネカイカ ラムシ サンホーセ カイカ ラムシ ミカンキシ ラミ コナシ ラミ類 チャノミト リヒメヨコハ イ アオハ ハコ ロモ ワタアフ ラムシ コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 コナカ 希釈倍数 1000~ 000 倍 1000 倍 000 倍 000~ 3000 倍 100 倍 使用液量使用時期 00~700 L/10 a 100~300 L/10 a セル成型育 苗トレイ 1 箱又はヘ ーハ ーホ ット 1 冊 (30 60 cm 使用 土壌約 収穫前日 まで 収穫 7 日 前まで 収穫 3 日 前まで 収穫前日 まで 100 倍 1.5~4.0 定植時 L) 当たり 0.5 L 鉢上時又 は定植時 本剤の使用回数 3 回 以内 回 以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 回以内 1 回 1 回 回 以内 1 回灌注 5 回以内 ( 培土混和 及び灌注は合計 1 回以内 育苗期の株 元散布は 1 回以内 定植時の土壌混和 は 1 回以内 散布及 び定植後の株元散 布は合計 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の 土壌混和及び灌注 は合計 1 回以内 散 布は 回以内 )

76 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 ブロッコ 適用病害虫名 リーアフ ラムシ類 はくさいキスシ ノミハム ピーマン なす すいか とうがらし 類 とうがらし ( 葉 ) シ コナシ ラミ類 希釈倍数 000~ 3000 倍 000 倍 000~ 3000 倍 アフ ラムシ類 3000 倍 アサ ミウマ類 カメムシ類 000 倍 アフ ラムシ類 000~ コナシ ラミ類 3000 倍 アフ ラムシ類 3000 倍 アサ ミウマ類 000 倍 コナシ ラミ類 000~ アフ ラムシ類 3000 倍 アサ ミウマ類 使用液量 100~300 L /10 a 使用時期 収穫 3 日 前まで 収穫前日 まで 収穫 7 日 前まで 収穫前日 まで 3000 倍収穫 14 日 前まで 本剤の使用回数 使用方法 回以内散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 定植時 の土壌混和及び 灌注は合計 1 回以 内 散布は 回以 内 ) 3 回以内 ( 育苗期 の株元散布及び 定植時の土壌混 和は合計 1 回以 内 散布及び定植 後の株元散布は 合計 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期 の株元散布及び 定植時の土壌混 和は合計 1 回以 内 定植後の株元 散布は 1 回以内 散布は 回以内 ) かぼちゃアフ ラムシ類にがうりコナシ ラミ類セルリーアフ ラムシ類 000 倍 収穫前日まで収穫 14 日前まで 3 回以内 ( 定植時の土壌混和は1 回以内 散布は 回以内 ) コナシ ラミ類 うり類 アサ ミウマ類 収穫 7 日 ( 漬物用 ) アフ ラムシ類 000~ 3000 倍 前まで

77 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 ズッキー ニ きゅうり まくわう り メロン キャベツ だいこん 適用病害虫名 希釈倍数 アフ ラムシ類 000 倍 コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 アサ ミウマ類 ウリハムシ 000~ 3000 倍 000 倍 アフ ラムシ類 3000 倍 コナシ ラミ類 000~ 3000 倍 アサ ミウマ類 000 倍 アフ ラムシ類 3000 倍 アフ ラムシ類 コナカ アオムシ ハイマタ ラノメイ カ アフ ラムシ類 50~100 倍 000~ 3000 倍 キスシ ノミハムシ 1000 倍 使用液量 100~300 L /10 a セル成型育苗ト レイ 1 箱又はヘ ーハ ーホ ット 1 冊 (30 60 cm 使用土壌 約 3 L) 当た り 0.5 L 100~300 L/10 a 使用時期 収穫前日ま で 収穫 3 日前 まで 収穫 3 日前 まで 定植前日 ~ 定植時 収穫 3 日前 まで 収穫 7 日前 まで 本剤の使用回数 回 以内 使用方法 散布 1 回灌注 回 以内 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 定植時の 土壌混和は 1 回以 内 定植後の株元散 布は 1 回以内 散布 は 回以内 ) 4 回以内 ( 育苗期の株 元散布及び定植時の 土壌混和は合計 1 回 以内 定植後の株元 散布は 1 回以内 散 布は 回以内 ) 回以内 3 回以内 ( 育苗期の株元散布 及び定植時の土壌混 和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及 び灌注は合計 1 回以 内 散布は 回以内 ) 5 回以内 ( は種時の播溝土壌 混和は 1 回以内 は 種時の全面土壌混和 は 1 回以内 粒剤の 散布は 1 回以内 水 溶剤及び液剤の散布 は合計 回以内 )

78 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 わさび 畑わさび アフ ラムシ類 ナトヒ ハムシ 000 倍 クレソンアフ ラムシ類 3000 倍 アフ ラムシ類 000~ 3000 倍 100~300 L /10 a 畑育苗期収穫 3 日前まで 3 回以内 回以内 散布 3 回以内 4 回以内 ( は種前の培土混和 レタス 非結球 レタス ねぎ ハスモンヨトウ アフ ラムシ類 ナモク リハ エ アサ ミウマ類 ハモク リハ エ類 シロイチモシ ヨトウ タネハ エ ネキ コカ アサ ミウマ類 50 倍 50~100 倍 50 倍 000 倍 セル成型育苗トレイ 1 箱又はヘ ーハ ーホ ット 1 冊 (30 60cm 使用土壌約 1.5~ 4.0L) 当たり 0.5L 100~300 L /10 a 定植前日 ~ 定植時収穫 3 日前まで 1 回灌注 回以内散布 は1 回以内 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び育苗トレイへの灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育 期の株元灌注は 1 ハモク リハ エ類 トヒ イロヒョウタン ソ ウムシ クロハ ネキノコハ エ類 400 倍 0.4 L/ m 1000 倍 1 L/ m 生育期ただし 収穫 14 日前まで 1 回 株元灌注 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 ) アサ ミウマ類 000 倍 100~300 L /10 a 収穫 3 日前まで 回以内散布 4 回以内 ( 定植後の株元散布 わけぎ アサ ミウマ類 ハモク リハ エ類 400 倍 0.4 L/ m 生育期ただし 収穫 14 日 1 回 株元灌注 は1 回以内 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以 前まで 内 )

79 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 アフ ラムシ類 000 倍 100~300 L/10 a 収穫 7 日前まで 回以内散布 4 回以内 ( は種時の土壌混和は にんじん トヒ イロヒョウタンソ ウムシ 400 倍 0.4 L/ m 生育期ただし 収穫 1 日前まで 1 回 株元灌注 1 回以内 生育期の株元灌注は 1 回以内 散布は 回以内 ) しゅんぎく チンゲンサイ アフ ラムシ類 3000 倍キスシ ノミハムシ 000 倍 収穫前日まで 3 回以内 ( は種時及び定植時の土壌混和は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) ほうれんそう 非結球あぶら な科 葉菜類 ( チンゲンサイ を除く ) なばな類 かぶ だいず アフ ラムシ類 3000 倍 キスシ ノミハムシ カメムシ類 タ イス サヤタマ ハ エ 000 倍 100~300 L/10 a 収穫 3 日前 まで 収穫 7 日前 まで 回以内 散布 3 回以内 ( は種 時の土壌混和は 1 回以内 散布 は 回以内 ) フタスシ ヒメハムシ あずき アフ ラムシ類 3000 倍 3 回以内 3 回以内 豆類 ( 未成熟 ただし えだま め さやいんげ ん さやえんど う 実えんど う 未成熟ささ げを除く ) アフ ラムシ類 ハモク リハ エ類 000 倍 回以内 回以内

80 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 えだまめ 未成熟ささげ 実えんどう さやえんどう さやいんげん 適用病害虫名 カメムシ類 アフ ラムシ類 ハモク リハ エ類 タ イス サヤタマ ハ エ 希釈倍数 000 倍 フタスシ ヒメハムシ 3000 倍 アフ ラムシ類 ハモク リハ エ類 アフ ラムシ類 ハモク リハ エ類 ウラナミシシ ミ コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 使用液量 100~300 L /10 a 使用時期 収穫 7 日前 まで 収穫前日 まで 本剤の使用回数 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 回以内 3 回以内 ( 株元 散布は 1 回以 内 散布は 回 以内 ) ハモク リハ エ類 000 倍 収穫前日 モロヘイヤ アサ ミウマ類 まで 回以内 オクラアフ ラムシ類 3 回以内 ( 株元 しょうが クロハ ネキノコハ エ類 散布は 1 回以 内 散布は 回 以内 ) らっきょうアサ ミウマ類 3 回以内 3 回以内 生育期 にら ネキ アサ ミウマ 400 倍 0.4 L/ m ただし 収穫 14 日前まで 1 回 株元灌注 3 回以内 ( 生育期の株元灌注は1 回以内 散 アフ ラムシ類 100~300 L /10 a 回以内 布は 回以内 ) アスパラガス アサ ミウマ類シ ュウシホシクヒ ナカ ハムシコナシ ラミ類 000 倍 100~800 L /10 a 収穫前日まで 散布 3 回以内 3 回以内 カメムシ類

81 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 てんさい きゅうり ( 葉 ) きゅうり ( 花 ) 適用病害虫名 アフ ラムシ類 テンサイモク リハナ ハ エ カメノコハムシ テンサイモク リハナ ハ エ テンサイトヒ ハムシ アフ ラムシ類 テンサイモク リハナ ハ エ テンサイトヒ ハムシ コナシ ラミ類 アフ ラムシ類 希釈倍数 000~ 使用液量 3000 倍 100~300 L 1000~ 000 倍 100~ 00 倍 100~ 40 倍 /10 a 5 L/ ヘ ーハ ー ホ ット 6 冊 (.5 L/m ) 6 L/ ヘ ーハ ー ホ ット 6 冊 (3 L/m ) 使用時期 収穫 7 日前 まで 本剤の使用回数 使用方法 回以内散布 移植前 1 回灌注 収穫 3 日前 まで 収穫前日 まで シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 灌注 は 1 回以内 散 布は 回以内 ) バジル しそ科葉菜類 ( しそ バジルを除く ) しそ ( 花穂 ) 食用ほおずき食用ミニバラ アフ ラムシ類 3000 倍 100~300 L /10 a 収穫 3 日前 まで 回以内散布 回以内 食用カーネーション 食用金魚草 食用パンジー 食用トレニアコナシ ラミ類

82 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 定植 しそ 収穫 3 日 前まで 回 以内 時の土壌混和 は 1 回以内 散 3000 布は 回以内 ) 倍 3 回以内 ( 定植 食用ぎく アフ ラムシ類 収穫 7 日 前まで 時の土壌混和 は 1 回以内 散 布は 回以内 ) なんてん - ( 葉 ) 000 すいぜんじ な アマランサス 倍 ~ 300 L/10 a 収穫 3 日 前まで 回 以内 回以内 ( 茎葉 ) 倍 3 回以内 ( 土壌 ふき コナシ ラミ類 収穫 7 日 前まで 散布 表面散布は 1 回 以内 散布は 回以内 ) せりせり ( 水耕栽培 ) 水田カ ラス室等の施設 アフ ラムシ類 収穫 3 日前まで 3 回以内 3 回以内 オリーブオリーブ ( 葉 ) カメムシ類 000 倍 00~ 700 L/10 a 収穫前日まで収穫 14 日前まで 茶 - チャノホソカ チャノミト リヒメヨコハ イチャノキイロアサ ミウマツマク ロアオカスミカ 00~ 400 L/10 a 摘採 7 日前まで 回以内 回以内 メ コミカンアフ ラムシ

83 11 0.0% ジノテフラン顆粒水溶剤 ( つづき ) 作物名適用病害虫名使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 かき ぶどう コナカイカ ラムシ類 クヒ アカスカシハ 0~40g / 樹 40g/ 樹 発芽前 ~ 発芽期 幼果期までただし 収穫 30 日前まで 1 回 本剤 1g 当たり水 1 ml の割合で混合し 主幹から主枝の粗皮を環状に剥いだ部分に塗布する 4 回以内 ( 塗布は 1 回以内 散布は 3 回以内 ) 3 回以内 ( 塗布は 1 回以内 ) 1 0.0% ジノテフラン水溶剤 作物名適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 わさびアフ ラムシ類 000 倍 100~00 L /10 a 使用時期収穫 14 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内散布 3 回以内 % ジノテフラン顆粒水溶剤 作物名適用害虫名希釈倍数使用液量使用時期 りんご コナカイカ ラムシ類 000 倍 00~700 L/10 a 収穫前日まで 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内散布 3 回以内 % ジノテフラン水溶剤 作物名 稲 適用病害虫名 カメムシ類ウンカ類 希釈倍数 散布液量 40 倍 0.8 L/10 a 使用時期 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 無人ヘリコフ ターによる散布 空中散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

84 15 0.0% ジノテフラン 0.40% エトフェンプロックス粉剤 作物名 稲 適用病害虫名 ウンカ類カメムシ類ツマク ロヨコハ イ ニカメイチュウコフ ノメイカ フタオヒ コヤカ 使用量 3~4 kg /10 a 4 kg /10 a 使用時期 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) だいず カメムシ類フタスシ ヒメハムシ 3~4 kg /10 a 収穫 14 日前まで 回以内 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 作物名 稲 % ジノテフラン 1.0% フェノキサニル粉剤 適用病害虫名いもち病ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類イナコ 類 使用量使用時期 3~4 kg /10 a 本剤の使用回数 収穫 14 日前まで 3 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 稲 % ジノテフラン.0% テブフロキン粉剤 適用病害虫名いもち病ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類ニカメイチュウ変色米 ( アルタナリア菌 ) 使用量 使用時期 3~4 kg/10 a 収穫 14 日前まで 4 kg/10 a 本剤の使用回数 使用方法 回以内散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン 0.11% カスガマイシン 1.5% フサライド粉剤 作物名適用病害虫名使用量使用時期 稲 いもち病ウンカ類カメムシ類 ニカメイチュウツマク ロヨコハ イイナコ 類 3~4 kg/10 a 4 kg/10 a 本剤の使用回数 穂揃期まで 回以内 使用方法 散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

85 % ジノテフラン 0.50% トリシクラゾール 1.5% ペンシクロン粉剤 作物名適用病害虫名使用量使用時期 稲 いもち病紋枯病ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類 3~4 kg /10 a 収穫 1 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 3 回以内散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 0 1.0% ジノテフラン 4.0% ベンフラカルブ粒剤 作物名 稲 ( 箱育苗 ) 適用病害虫名 イネト ロオイムシイネミス ソ ウムシ 使用量 育苗箱 ( cm 使用土壌約 5 L)1 箱当たり 50 g 使用時期 移植当日 本剤の使用回数 1 回 使用方法 育苗箱の上から均一に散布する シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 稲 % ジノテフラン.% オリサストロビン粒剤 適用病害虫名いもち病ツマク ロヨコハ イウンカ類カメムシ類紋枯病 使用液量 3 kg/10 a 使用時期 出穂 5 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 1 回散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 1.67% ジノテフラン 1.5% フラメトピル粒剤 適用病害虫名 使用量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 紋枯病ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類 3 kg/10 a 収穫 30 日前まで 1 回散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

86 3 1.67% ジノテフラン 4.0% メトミノストロビン粒剤 作物名適用病害虫名使用液量使用時期 稲 いもち病紋枯病穂枯れ ( ごま葉枯病菌 ) 変色米 ( アルタナリア菌 ) 変色米 ( カーフ ラリア菌 ) 墨黒穂病ツマク ロヨコハ イウンカ類カメムシ類フタオヒ コヤカ 3 kg/10 a 収穫 35 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 1 回散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) % ジノテフラン 1.5% シメコナゾール 3.0% トルプロカルプ粒剤 作物名適用病害虫名使用液量 稲 ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類いもち病紋枯病稲こうじ病もみ枯細菌病穂枯れ ( ごま葉枯病菌 ) 3 kg/10 a 使用時期 出穂 5 日前ただし 収穫 45 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 1 回湛水散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 5 3.0% ジノテフラン 15.0% メトミノストロビン粒剤 作物名適用病害虫名使用量使用時期 稲 いもち病紋枯病穂枯れ ( ごま葉枯病菌 ) ツマク ロヨコハ イウンカ類ニカメイチュウ 1 kg/10a 葉いもち初発 10 日前 ~10 日後 ( 収穫 45 日前まで ) 本剤の使用回数 使用方法 1 回散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

87 6 3.0% ジノテフラン 7.0% エトフェンプロックスフロアブル 作物名 稲 適用病害虫名 ウンカ類カメムシ類ツマク ロヨコハ イコフ ノメイカ フタオヒ コヤカ カメムシ類 ウンカ類カメムシ類ツマク ロヨコハ イコフ ノメイカ 希釈倍数使用液量使用時期 1000 倍 60~150 L/10 a 300 倍 5 L/10 a 8 倍 0.8 L /10 a 収穫 14 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 だいずカメムシ類 回以内 使用方法 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 3 回以内 ( は種時の土壌混和は 1 回以内 散布は 回以内 ) 作物名 稲 7 4.0% ジノテフラン 48.0% プロベナゾール顆粒水溶剤 適用病害虫名 いもち病イネミス ソ ウムシイネト ロオイムシウンカ類 使用量使用時期 500 g /10 a 移植時 本剤の使用回数 1 回 使用方法 ヘ ースト肥料に混合し側条施肥田植機で施用する シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 稲 8 5.0% ジノテフラン 1.0% フサライドフロアブル 適用病害虫名いもち病カメムシ類ウンカ類ツマク ロヨコハ イ いもち病カメムシ類 いもち病カメムシ類ウンカ類 希釈倍数 500 倍 60~150 L /10 a 150 倍 5 L/10 a 使用液量使用時期 4 倍 0.8 L/10 a 原液 0. L/10 a 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 空中散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

88 9 5.0% ジノテフラン 0.0% チオファネートメチルフロアブル 作物名 稲 適用病害虫名いもち病紋枯病墨黒穂病稲こうじ病ウンカ類カメムシ類ツマク ロヨコハ イ いもち病紋枯病カメムシ類ウンカ類 希釈倍数 使用液量使用時期 500 倍 60~00 L /10 a 4 倍 15 倍 0.8 L /10 a 3 L /10 a 収穫 14 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 空中散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 % ジノテフラン 15.0% ピロキロン粒剤 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 いもち病ウンカ類カメムシ類ツマク ロヨコハ イ 1 kg/10 a 出穂 5 日前まで 回以内 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 稲 % ジノテフラン 10.0% メトミノストロビン粒剤 適用病害虫名いもち病紋枯病穂枯れ ( ごま葉枯病菌 ) ツマク ロヨコハ イウンカ類カメムシ類 使用液量 1 kg/10 a 使用時期 収穫 35 日前まで 本剤の使用回数 1 回 使用方法 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

89 3 6.0% ジノテフラン 0.75% クロラントラニリプロール粒剤 作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 ( 箱育苗 ) ウンカ類イネミス ソ ウムシイネト ロオイムシニカメイチュウコフ ノメイカ ツマク ロヨコハ イイネクロカメムシフタオヒ コヤカ 育苗箱 ( cm 使用土壌約 5 L)1 箱当たり 50 g は種前 は種時覆土前 ~ 移植当日 移植 3 日前 ~ 移植当日 1 回 育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する 育苗箱の上から均一に散布する 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 % ジノテフラン 18.0% ブプロフェジンフロアブル 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類 1000 倍 8 倍 60~150 L/10 a 0.8 L /10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 作物名 稲 % ジノテフラン 1.37% カスガマイシン 15.0% フサライドフロアブル 適用病害虫名 いもち病カメムシ類いもち病カメムシ類ウンカ類ツマク ロヨコハ イ いもち病カメムシ類ウンカ類 希釈倍数使用液量使用時期 300 倍 5 L/10 a 1000 倍 60~150 L /10 a 8 倍 0.8 L/10 a 30 倍 3 L/10 a 穂揃期まで 本剤の使用回数 回以内 使用方法 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 空中散布 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条施用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 )

90 % ジノテフラン 4.0% クロラントラニリプロール顆粒水和剤 作物名 キャベツ はくさい ブロッコリー レタス 非結球レタス ねぎ 適用病害虫名アフ ラムシ類コナカ アオムシヨトウムシハスモンヨトウハイマタ ラノメイカ アサ ミウマ類アフ ラムシ類コナカ アオムシヨトウムシハイマタ ラノメイカ アフ ラムシ類コナカ アオムシハスモンヨトウ アフ ラムシ類オオタハ コカ カフ ラヤカ ナモク リハ エハスモンヨトウ ハモク リハ エ類アサ ミウマ類シロイチモシ ヨトウ 希釈倍数 100 倍 使用液量使用時期 セル成型育苗トレイ 1 箱又はヘ ーハ ーホ ット 1 冊 (30 60 cm 使用土壌約 1.5~4.0 L) 当たり 0.5 L 定植前日 ~ 定植時 本剤の使用回数 使用方法 1 回灌注 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ( 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 3 回以内 ( 定植時の土壌混和及び灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種前の培土混和は1 回以内 育苗期の株元散布 定植時の土壌混和及び育苗トレイへの灌注は合計 1 回以内 散布は 回以内 ) 4 回以内 ( は種時の土壌混和 育苗トレイへの灌注及び定植時の株元散布は合計 1 回以内 生育期の株元灌注は1 回以内 散布及び定植後の株元散布は合計 回以内 )

91 % ジノテフラン 8.0% トリシクラゾールフロアブル 作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ ノテフランを含む農薬の総使用回数 稲 いもち病ウンカ類ツマク ロヨコハ イカメムシ類 1000 倍 50~ 300 倍 8 倍 60~150 L/10 a 5 L/10 a 0.8 L/10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 散布 無人ヘリコフ ターによる散布 4 回以内 ( 育苗箱への処理及び側条用は合計 1 回以内 本田での散布 空中散布 無人ヘリ散布は合計 3 回以内 ) 海外での使用方法 1 ジノテフラン 0% 顆粒水溶剤 ( 米国 ) 作物名 ヘ アヘ リーヒ ルヘ リーフ ルーヘ リークラウト ヘ リークランヘ リーコケモモムントリーヒメコウシ 栽培種 亜種及びこれらの交配種 適用病害虫名 クロネハイイロヒメハマキ (Blackheaded fireworm) メイカ 科の一種 (Cranberry fruitworm) ソ ウムシ科の一種 (Cranberry weevil) ノミハムシ類 (Flea beatles) ヨコハ イ類 (Leafhoppers) シャクトリムシ類 (Spanworm) ハマキカ 科の一種 (Sparganothis fruitworm) カメムシ類 (Stinkbugs) タマハ エ類 (Tipworm) ai:active ingredient( 有効成分 ) : 抑制効果のみ 1 回当たりの使用量 lb/a ( lb ai/a) 使用液量 5 gals/a 30 gals/a 栽培期間中の総使用量 1.8 lb/a (0.360 lb ai/a) 使用時期 収穫 7 日前まで 使用方法 空中散布 土壌散布 () 動物用医薬品としての使用方法 1 塗布法食用動物には直接使用しない 畜 鶏舎内及びその周辺のハエの成虫の発生又は棲息する場所に 畜 鶏舎内外の床面積 100 m に対し ジノテフランとして.0 gを 100~400 mlの水に溶かした溶液を壁 柱等に塗布する またはジノテフランとして.0 gを400 mlの水に溶かした溶液を壁 柱等に噴霧塗布する なお 塗布量の目安は塗布面 1 m 当たり溶液 100 mlとし 溶液が地面に滴り落ちないようできるだけ均一に塗布又は噴霧塗布を行う 設置法 食用動物には直接使用しない 床面積 100 m 当たり ジノテフランとして 1.0 g を畜 鶏舎内及びその周辺のハエの成虫が好んで集まり かつ家畜が経口摂取できな

92 い場所に適切な容器に入れて設置する 使用量はハエの成虫の発生状況により増減す る 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 国内 1 分析対象の化合物 ジノテフラン 1- メチル -- ニトログアニジン ( 以下 MNG という ) 1- メチル -3-( テトラヒドロ -3- フリルメチル ) ウレア ( 以下 UF という ) 1- メチル -3-( テトラヒドロ -3- フリルメチル ) グアニジン ( 以下 DN という ) O H N H N O CH 3 MNG UF DN 分析法の概要 ⅰ) ジノテフラン試料からアセトニトリル又は含水メタノールで抽出し ヘキサンで洗浄後 多孔性ケイソウ土カラム 中性アルミナカラム グラファイトカーボンカラム グラファイトカーボン PSA カラム グラファイトカーボン SAX PSA カラム SCX カラム PSA カラム又は SAX カラム等を用いて精製した後 紫外分光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV) 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) 又は液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) で定量する 定量限界 :0.005~0.4 ppm

93 ⅱ)MNG 及びUF 試料から0% 含水アセトニトリル又は含水メタノールで抽出し ヘキサンで洗浄した後 多孔性ケイソウ土カラム及びグラファイトカーボン /NH 積層カラムを用いて精製し LC-MSで定量する 定量限界 :0.01~0.05 ppm ⅲ)DN 試料から0% 含水アセトニトリル又は含水メタノールで抽出し カルボキシエチルシリル化シリカゲルミニ (CBA) カラムを用いて精製した後 LC-MSで定量する 定量限界 :0.01~0.05 ppm 海外 1 分析対象の化合物 ジノテフラン UF DN 分析法の概要試料から塩酸酸性下アセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し ヘキサンで洗浄した後 緩衝液を加えて ph8.0±0. に調整する ジノテフラン及び UF は塩化ナトリウムを加えて塩析し 多孔性ケイソウ土カラムを用いて精製した後 DN は CBA カラムを用いて精製した後 LC-MS/MS 又はLC-MSで定量する 定量限界ジノテフラン : ppm UF: ppm DN: ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施された 作物残留試験の結果の概要については別紙 1- を参照 4. 畜産物への推定残留濃度 (1) 飼料中の残留農薬濃度飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令 ( 昭和 51 年農林省令第 35 号 ) に定める飼料一般の成分規格等と飼料の最大給与割合等から 飼料の摂取によって家畜が

94 暴露されうる飼料中の残留農薬濃度を算出した 成分規格等で定められている基準値上限まで飼料中にジノテフランが残留している場合を仮定し これに飼料の最大給与割合等を掛け合わせることにより飼料中の最大注理論的飼料由来負荷 (MTDB) ) を算出したところ 乳牛において 7.9 mg/kg 肉牛において7.8 mg/kg 豚において. mg/kg 採卵鶏において3. mg/kg 肉用鶏において1.9 mg/kgと推定された 注 ) 最大理論的飼料由来負荷 (Maximum Theoretical Dietary Burden:MTDB): 飼料として用いら れる全ての飼料品目に残留基準まで残留していると仮定した場合に 飼料の摂取によって畜産動物 が暴露されうる最大量のこと 飼料中残留濃度として表示される () 分析の概要 1 分析対象の化合物 ジノテフラン UF DN 分析法の概要試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し C 18 カラムを用いて精製した後 LC-MS/MSで定量する または 試料からアセトニトリル又はアセトン n-ヘキサン (1:) 混液で抽出し GPCで精製した後 LC-MS/MSで定量する 定量限界 :0.005~0.01 ppm (3) 家畜残留試験 ( 動物飼養試験 ) 1 乳牛における残留試験乳牛に対して ジノテフラン UF 及びDNが3:1:1 の割合で5 15 及び50 mg/kg 含有する飼料を9~30 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓に含まれるジノテフラン UF 及び DN 濃度を測定した また 乳については 投与開始後 日及びと殺直前に搾乳したものを測定した 結果については表 1を参照

95 表 1. 乳牛の組織中の残留濃度 (ppm) 組織 5 mg/kg 投与群 15 mg/kg 投与群 50 mg/kg 投与群ジノテフラン ND ND ND UF (0.01) (0.037) (0.17) 筋肉 < DN ND (<0.01) (0.03) 合計 (0.016) (0.047) (0.15) ジノテフラン ND ND ND < UF 皮下 (<0.01) (0.07) (0.070) 脂肪 DN <0.01 <0.01 <0.01 < 合計 (<0.01) (0.09) (0.079) ジノテフラン ND ND ND < UF ND (<0.01) (0.030) 腹腔内 <0.01 <0.01 <0.01 脂肪 DN (<0.01) (<0.01) (<0.01) <0.01 < 合計 (<0.01) (<0.01) (0.035) ジノテフラン ND ND ND UF (0.01) (0.039) (0.14) 肝臓 < DN ND (<0.01) (0.019) 合計 (0.013) (0.046) (0.145) ジノテフラン ND ND ND UF (0.011) (0.047) (0.178) 腎臓 <0.01 < DN (<0.01) (<0.01) (0.017) 合計 (0.014) (0.054) (0.197) ジノテフラン < UF 乳 DN < 合計 ND: 検出限界未満 乳は平均的な残留濃度 上段 : 最大残留濃度下段 : 平均的な残留濃度 産卵鶏における残留試験産卵鶏に対して ジノテフランが1 3 及び0 mg/kg 含有する飼料を8 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓及び卵に含まれるジノテフラン濃度を測定

96 した 結果については表 を参照 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 卵 表. 産卵鶏の組織中の最大残留濃度 (ppm) 1 mg/kg 投与群 3 mg/kg 投与群 0 mg/kg 投与群 <0.005 <0.005 <0.005 (<0.005) (<0.005) (<0.005) <0.005 <0.005 <0.005 (<0.005) (<0.005) (<0.005) <0.005 <0.005 <0.005 (<0.005) (<0.005) (<0.005) <0.005 <0.005 <0.005 (<0.005) (<0.005) (<0.005) <0.005 < (<0.005) (<0.005) (0.0155) 上段 : 最大残留濃度下段 : 平均的な残留濃度 (4) 推定残留濃度乳牛及び産卵鶏について MTDBと各試験における投与量から ジノテフラン及びUF の畜産物中の推定残留濃度 ( 最大値 ) を算出した 結果についてはジノテフラン及び UF( 親換算値 ) の合計値で表した 結果については表 3-1 表 3- 及び表 3-3を参照 表 3-1 牛の組織中の推定残留濃度 (mg/kg) 筋肉脂肪肝臓腎臓乳 乳牛 表 3- 豚の組織中の推定残留濃度 (mg/kg) 筋肉脂肪肝臓腎臓 豚 表 3-3 鶏の組織中の推定残留濃度 (mg/kg) 筋肉脂肪肝臓卵 ( 卵白 ) 卵 ( 卵黄 ) 産卵鶏 動物用医薬品の対象動物における残留試験 動物用医薬品の用途においては 食用動物には直接適用しないため残留試験は実施さ れていない 6.ADI 及び ARfD の評価 食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品 安全委員会あて意見を求めたジノテフランに係る食品健康影響評価において 以下のと

97 おり評価されている (1)ADI 無毒性量 : mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) 雄イヌ ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 慢性毒性試験 ( 期間 ) 1 年間安全係数 :100 ADI:0. mg/kg 体重 /day ()ARfD 無毒性量 :15 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験安全係数 :100 ARfD:1. mg/kg 体重 また 動物用医薬品としては上記の評価に加え以下のとおり評価されている 本剤は水に溶かした溶液を畜 鶏舎内及びその周辺の壁 柱等に塗布又は噴霧塗布して使用され 動物体に直接適用されない また ジノテフランは蒸気圧が< Pa(5 ) と極めて低く 常温 常圧下ではほとんど揮発しないと考えられることから これを動物が吸入し暴露することも考えにくい 動物体への暴露が想定される最悪のケースは 空間に噴霧された薬剤が動物体に暴露するものであるが 臨床用量の 5 倍量を鶏 牛に直接噴霧した場合にも 血液 鶏卵 乳のいずれからもジノテフランは検出されないことが確認されている ( 定量限界 0.01 ppm) このことから 本製剤については適切に使用される限りにおいて 製剤に含有される成分が食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できるものと考えられる 7. 諸外国における状況 JMPR が毒性評価を行い 01 年に ADI 及び ARfD が設定されている 国際基準は米 たまねぎ等に設定されている 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においてばれいしょ ぶどう等に EU においてもも クランベリー等に 豪州において綿実に残留基準値が設定されている

98 8. 基準値案 (1) 残留の規制対象 農産物にあってはジノテフラン 畜産物にあってはジノテフラン及び UF とする 農産物においては 一部の作物残留試験でMNG UF 及びDNの分析が行われているが これらの代謝物の残留濃度はジノテフランに比べて低いことから規制対象に含めないこととする 畜産物においては 家畜残留試験においてUFが比較的多く検出されていることから 規制対象をジノテフラン及びUFとする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においては 農産物及び畜産物中の 暴露評価対象物質としてジノテフラン ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 1.8 幼小児 (1~6 歳 ) 39.1 妊婦 19.6 高齢者 (65 歳以上 ) 5.0 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂 取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算 : 基準値案 各食品の平均摂取量 短期暴露評価各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 一般 (1 歳以上 ) 及び幼小児 (1~6 歳 ) のそれぞれにおける摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳細な暴露評価は別紙 4-1 及び 4- 参照 注 ) 基準値案又は作物残留試験における中央値 (STMR) を用い 平成 17~19 年度の食品摂取頻 度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した

99 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 水稲 ( 玄米 ) 試験圃場数 試験条件 注 1) 最大残留量 (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 ジノテフラン/MNG/UF/DN.0% 粒剤育苗箱 50 g/ 箱圃場 A:0.14/<0.01/*0.0/0.01(*4 回,14 日 ) 1+3 7,14, % 粉剤散布 3 kg/10 a 圃場 B:0.131/<0.01/*0.03/0.01(*4 回,14 日 ).0% 粒剤 +1.0% 粒剤 +0.50% 粉剤.0% 粒剤 +1.0% 粒剤.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤.0% 粒剤 +10.0% 液剤.0% 粒剤 +10.0% 液剤 1.0% 粒剤 +40.0% 水和剤 +10.0% ゾル剤 1.0% 粒剤 +40.0% 水和剤 +10.0% ゾル剤 育苗箱 50 g/ 箱散布 4 kg/10 a 散布 3 kg/10 a 育苗箱 50 g/ 箱散布 4 kg/10 a 圃場 A:*0.17/*<0.01/**0.03/*0.01(*4 回,7 注 ) 日,**4 回,1 日 )(#) 圃場 B:*0.063/*<0.01/*0.01/**0.01(*4 回,7 日,**4 回,1 日 )(#) 圃場 A:*0.04/**<0.0/**<0.0/**<0.0(*4 回,14 日,**4 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.01/<0.0/<0.0/<0.0(4 回,7 日 )(#) 育苗箱 50 g/ 箱圃場 A:0.44/-/-/-(4 回,1 日 ) 1+3 7,14,1,8 000 倍散布 150 L/10 a 圃場 B:0.50/-/-/-(4 回,14 日 ) 育苗箱 50 g/ 箱 7,14,1,8 圃場 A:0.9/-/-/-(4 回,1 日 ) 倍茎葉散布 150 L/10 a 7,14,19,8 圃場 B:0.38/-/-/-(4 回,19 日 ) 育苗箱 50 g/ 箱 7,14,1,8,35 圃場 A:0.39/-/-/-(4 回,14 日 ) 倍無人ヘリ散布 0.8 L/10 a 7,1,8 圃場 B:0.40/-/-/-(4 回,1 日 ) 育苗箱 50g/ 箱 100 倍灌注 500mL/ 箱 1000 倍散布 150 L/10 a 育苗箱 50 g/ 箱 100 倍灌注 500 ml/ 箱原液無人ヘリ散布 00 ml/10 a ,14, ,14, ,1, ,1,8 圃場 A:0.74/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.54/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.40/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.94/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 1.0% 粒剤 +40.0% 水和剤 +10.0% 液剤 育苗箱 50 g/ 箱 100 倍灌注 500 ml/ 箱 50 倍散布 5 L/10 a ,1,8 圃場 A:0.4/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.58/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 1.0% 粒剤 +40.0% 水和剤 +10.0% ゾル剤 育苗箱 50 g/ 箱 100 倍灌注 500 ml/ 箱 50 倍散布 5 L/10 a ,1,8 圃場 A:0.16/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.4/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 未成熟とうもろこし ( 種子 ) とうもろこし ( 乾燥子実 ) だいず ( 乾燥子実 ) 圃場 A:0.08/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.04/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.36/-/-/-(4 回,14 日 ) 圃場 B:1.00/-/-/- 圃場 A:0.7/-/-/-(4 回,14 日 ) 圃場 B:0.36/-/-/- 圃場 A:0.1/-/-/-(3 回,1 日 ) 圃場 B:0.16/-/-/-(3 回,14 日 ) 圃場 C:0.18/-/-/-(3 回,1 日 ) 圃場 A:0.01/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 B:0.0/-/-/- 圃場 A:<0.01/-/-/- 圃場 B:0.0/-/-/- 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:0.006/-/-/-(3 回,14 日 ) 1+ 7,14,1,8 000 倍散布 50,300 L/10 a 圃場 B:0.014/-/-/-(3 回,14 日 ) 圃場 A:<0.0/-/-/- 圃場 B:<0.0/-/-/- ばれいしょ 1.0% 粒剤植付時植溝土壌混和 6 kg/10 a 7,13,8,4 圃場 A:0.03/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 1+ ( 塊茎 ) +0.0% 水溶剤 1000 倍散布 150,00 L/10 a 7,14,8,4 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,7 日 )(#) かんしょ 000 倍散布圃場 A:<0.0/-/-/- 0.0% 水溶剤 1 3,7,14 ( 塊根 ) 300,00 L/10 a 圃場 B:<0.0/-/-/- てんさい 100 倍定植時苗灌注 1 L/ 冊 7,14, 圃場 A:0.04/-/-/- 0.0% 水溶剤 1+ ( 根部 ) 1000 倍散布 300,150 L/10 a 6,13,1 圃場 B:<0.01/-/-/-(3 回,6 日 ) だいこん ( 根部 ) 1.0% 粒剤 +40.0% 水和剤 +3.0% 粒剤 1.0% 粒剤 +10.0% 液剤 1.0% 粒剤 +10.0% 液剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 育苗箱 50 g/ 箱 100 倍灌注 500 ml/ 箱散布 3 kg/10 a 育苗箱 50 g/ 箱 1000 倍散布 150 L/10 a 育苗箱 50 g/ 箱 8 倍無人ヘリ散布 0.8 L/10 a 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期株元散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00 L/10 a ,1,8, ,14, ,14, % 液剤 300 倍散布 5 L/10 a 3 7,14,1 0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +10.0% 液剤 000 倍散布 00 L/10 a 000 倍散布 00 L/10a 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 8 倍無人ヘリ散布 0.8 L/10 a 3 1,3,7,14 3 1,3,7, ,14,1,8 1.0% 粒剤播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:<0.0/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 1+ 7,14,1, % 粉剤散布 4 kg/10 a 圃場 B:<0.0/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 1.0% 粒剤播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 7,13,0 圃場 A:<0.01/-/-/-(3 回,13 日 ) +3.0% フロアブ 1+ 8 倍無人ヘリ散布 0.8 L/10 a ル 7,14,1 圃場 B:<0.01/-/-/- あずき 3000 倍散布圃場 A:0.09/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 7,14,1 ( 乾燥子実 ) 00,173 L/10 a 圃場 B:0.05/-/-/- さとうきび ( 茎 ) 3 1.0% 粒剤 +10.0% 液剤 散布 9 kg/10 a 1000 倍散布 78,00,174 L/10 a 1.0% 粒剤播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a ,60, ,57,64 圃場 A:<0.01/-/-/- 圃場 B:0.01/-/-/-(5 回,60 日 ) 圃場 C:0.07/-/-/- 圃場 A:*0.06/**0.0/**<0.01/**<0.01(*1 回,57 日,**1 回,50 日 ) 56,63,70 圃場 B:0.010/0.0/<0.01/<0.01(1 回,56 日 ) 7,14,1 圃場 A:0.08/-/-/- 圃場 B:0.1/-/-/- 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 播種前全面土壌混和 1 kg/10 a 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期葉面散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00,150 L/10 a ,14,1 圃場 A:0.1/-/-/- 圃場 B:0.08/-/-/-

100 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 だいこん ( 葉部 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 1.0% 粒剤播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 1 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期株元散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00 L/10 a 50,57,64 56,63, ,14,1 ジノテフラン /MNG/UF/DN 圃場 A:*0.064/**0.0/*0.01/*0.03(*1 回,50 日,**1 回,57 日 ) 圃場 B:*0.038/**<0.04/***0.01/**0.0(*1 回,63 日,**1 回,56 日,***1 回,70 日 ) 圃場 A:1.50/-/-/- 圃場 B:1.34/-/-/- 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 播種前全面土壌混和 1 kg/10 a 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期葉面散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00,150 L/10 a ,14,1 圃場 A:1.99/-/-/- 圃場 B:4.1/-/-/- 播種時土壌混和 9 kg/10 a 圃場 A:0.10/-/-/-(3 回,3 日 )(#) かぶ 1.0% 粒剤 1+ 3,7,14 ( 根部 ) +0.0% 水溶剤 000 倍葉面散布 150,150~00 L/10 圃場 B:0.15/-/-/-(3 回,3 日 )(#) a 播種時土壌混和 9 kg/10 a 圃場 A:.08/-/-/-(3 回,3 日 )(#) かぶ 1.0% 粒剤 1+ 3,7,14 ( 葉部 ) +0.0% 水溶剤 000 倍葉面散布 150,150~00 L/10 圃場 B:.8/-/-/-(3 回,3 日 )(#) a クレソン圃場 A:0.9/-/-/- 0.0% 水溶剤 3000 倍散布 150 L/10 a 3 3,7,14 ( 茎葉 ) 圃場 B:1.1/-/-/- はくさい ( 茎葉 ) キャベツ ( 葉球 ) 定植時植穴土壌混和 3 g/ 株圃場 A:0.30/-/-/- 1+ 3,7,14,1 000 倍散布 00,00~300 L/10 a 圃場 B:0.46/-/-/- 100 倍定植時灌注 500 ml/ トレイ圃場 A:0.54/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+ 3,7, 倍散布 300 L/10 a 圃場 B:0.38/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 圃場 A:0.80/0.0/0.08/*0.1(*3 回,14 日 ) 圃場 B:*0.913/0.01/**0.06/**0.10(*3 回,7 日,**3 回,14 日 ) 圃場 A:0.18/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.7/-/-/-(4 回,3 日 )(#) こまつな 1.0% 粒剤定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 3,7,14 圃場 A:3.86/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 1+ ( 茎葉 ) +0.0% 水溶剤 000 倍散布 150~00,00 L/10 a 3,7,15 圃場 B:1.36/-/-/-(3 回,3 日 )(#) みずな 1.0% 粒剤定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:3.3/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 1+ 3,7,14 ( 茎葉 ) +0.0% 水溶剤 000 倍散布 00,50~100 L/10 a 圃場 B:4.06/-/-/-(3 回,3 日 )(#) チンゲンサイ 1.0% 粒剤定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:3.9/-/-/- 1+ 3,7,14 ( 茎葉 ) +0.0% 水溶剤 000 倍散布 150~300,00 L/10 a 圃場 B:.0/-/-/- ブロッコリー ( 花蕾 ) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.64/-/-/- 1+ 3,7,14,1 000 倍散布 00 L/10 a 圃場 B:0.14/-/-/- 圃場 A:0.86/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.8/-/-/-(3 回,3 日 )(#) オータムポエム 1.0% 粒剤定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:4.4/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 1+ 1,3,7,14 ( 茎葉 ) +0.0% 水溶剤 000 倍散布 00,300 L/10 a 圃場 B:.90/-/-/-(3 回,3 日 )(#) なばな 1.0% 粒剤定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:1.48/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 1+ 1,3,7,14 ( 茎葉 ) +0.0% 水溶剤 000 倍散布 50,150 L/10 a 圃場 B:3.18/-/-/-(3 回,3 日 )(#) わさび 000 倍散布圃場 A:0.4/-/-/-(3 回,14 日 ) 0.0% 水溶剤 3 7,14,1,8 ( 根茎 ) 00 L/10 a 圃場 B:<0.1/-/-/-(3 回,14 日 ) わさび 000 倍散布圃場 A:.04/-/-/-(3 回,14 日 ) 0.0% 水溶剤 3 7,14,1,8 ( 花及び花茎 ) 00 L/10 a 圃場 B:0.89/-/-/-(3 回,14 日 ) わさび 000 倍散布圃場 A:.01/-/-/-(3 回 14 日 ) 0.0% 水溶剤 3 7,14,1,8 ( 葉 ) 00 L/10 a 圃場 B:0.6/-/-/-(3 回,14 日 ) 畑わさび 000 倍散布圃場 A:0.70/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 0.0% 水溶剤 3 3,7,14 ( 根茎 ) 486~105,300 L/10 a 圃場 B:1.54/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 畑わさび 000 倍散布圃場 A:18.9/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 3,7,14 ( 花茎 ) 15~6,300 L/10 a 圃場 B:3.90/-/-/- 畑わさび 000 倍散布圃場 A:4.78/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 0.0% 水溶剤 3 3,7,14 ( 茎葉 ) 486~105,300L/10a 圃場 B:3.87/-/-/-(3 回,3 日 )(#) しゅんぎく ( 茎葉 ) 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 定植時植穴土壌混和 3 g/ 株 000 倍散布 00 L/10 a 50 倍灌注 500 ml/ 箱定植時植穴土壌混和 3 g/ 株 000 倍散布 00 L/10 a 50 倍灌注 500ml/ トレイ 000 倍散布 150,00 L/10 a 000 倍茎葉散布 100,500 ml/ 箱 50 倍灌注 500 ml/ 箱定植時植溝土壌混和 0 kg/10 a 000 倍葉面散布 00 L/10 a 1,3,7,13 圃場 A:7.5/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 1,3,7,14 圃場 B:1.7/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:1.00/-/-/- 1+ 3,7,14,1 000 倍散布 00,300 L/10 a 圃場 B:0.635/-/-/- 50 倍灌注 500 ml/ 箱定植時植穴土壌混和 3 g/ 株 000 倍散布 00,0 L/10 a 1+ 3,7, ,7, ,7, ,7,14 圃場 A:1.67/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 圃場 B:.58/-/-/-(4 回,3 日 )(#) レタス ( 茎葉 ) 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 播種時培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ 50 倍灌注 500mL/ トレイ 000 倍散布 00 L/10 a ,7,14 圃場 A:3.16/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:.04/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 播種前培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 00 L/10 a ,7,14 圃場 A:3.11/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:1.53/-/-/-(5 回,3 日 )(#)

101 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 レタス ( 茎葉 ) リーフレタス ( 茎葉 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 1.0% 粒剤 % 水和剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 播種前培土混和 15 g/ 培土 L 100 倍灌注 500 ml/ トレイ 000 倍散布 00 L/10 a 播種前培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ 50 倍灌注 500 ml/ トレイ 000 倍散布 00 L/10 a 播種前培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 300,00 L/10 a ,7, ,7,14 3,7,14 ジノテフラン /MNG/UF/DN 圃場 A:3.19/-/-/- 圃場 B:.1/-/-/- 圃場 A:4.97/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:.61/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 A:14.6/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:11.8/-/-/-(5 回,3 日 )(#) サラダ菜 ( 茎葉 ) 食用ぎく ( 花部 ) 定植時植穴土壌混和 g/ 株 3000 倍散布 150 L/10 a 定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 00 L/10 a 圃場 A:11.4/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:14.6/-/-/-(5 回,7 日 )(#) 圃場 A:16.0/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:5.1/-/-/-(5 回,3 日 )(#) すいぜんじな 000 倍散布圃場 A:.9/-/-/- 0.0% 水溶剤 1,3,7,14,1 ( 茎葉 ) 00 L/10 a 圃場 B:./-/-/- ふき ( 葉柄 ) 根深ねぎ ( 茎葉 ) % 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 +1.0% 粒剤 播種前培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ 50 倍灌注 500 ml/ トレイ 000 倍散布 300,00 L/10 a 播種前培土混和 30 g/ 培土 L 000 倍散布 500 ml/ トレイ定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 300,00 L/10 a 000 倍散布 300 L/10 a 圃場 A:0.5/-/-/- 圃場 B:0.70/-/-/- 散布 0 g/10 a 圃場 A:0.4/-/-/- 1+ 7,14,1 000 倍散布 300 L/10 a 圃場 B:0.41/-/-/- 定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期株元散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00 L/10 a 50 倍灌注 500 ml/ トレイ定植時植溝土壌混和 9 kg/10 a 100 倍生育期株元散布 100 L/10 a 000 倍散布 00 L/10 a 1000 倍散布 100 L/10 a 50 倍定植時灌注 500 ml/ トレイ 100 倍生育期株元灌注 100L/10a 生育期株元散布 9 kg/10 a ,7,14, ,7,14 3,7, ,14,1 1+ 7,14,1 7,14,1 3,7,14, ,7,14,1 圃場 A:.0/-/-/- 圃場 A:1.3/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 圃場 A:0.70/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 圃場 A:1.03/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 A:8.04/-/-/-(4 回,7 日 )(#) 1 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 100 倍生育期株元灌注 100 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a ,7,14,1 圃場 A:7.78/-/-/-(4 回,7 日 )(#) 1 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 生育期株元散布 6 kg/10 a 1000 倍散布 00 L/10 a ,7,14,1 圃場 A:1.00/-/-/-(4 回,14 日 )(#) 葉ねぎ ( 茎葉 ) % 粒剤 +0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 +1.0% 粒剤 50 倍灌注 500 ml/ トレイ定植時植溝土壌混和 9 kg/10 a 100 倍生育期株元散布 100 L/10 a 000 倍散布 10~150 L/10 a 50 倍定植時灌注 500 ml/ トレイ 100 倍生育期株元灌注 100 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a ,7,14, ,7,14,1 圃場 A:1.8/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 A:1.97/-/-/-(4 回,7 日 )(#) にら 400 倍生育期株元灌注 400 L/10 a 圃場 A:5.0/-/-/-(3 回,3 日 ) 0.0% 水溶剤 1+ 1,3,7,14 ( 茎葉 ) 000 倍散布 00,150 L/10 a 圃場 B:.44/-/-/- アスパラガス 000 倍散布圃場 A:0.08/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 1,7,14,1 ( 茎葉 ) 800 L/10 a 圃場 B:0.13/-/-/- わけぎ ( 茎葉 ) 圃場 A:.8/-/-/- 圃場 B:3.04/-/-/- らっきょう 1000 倍散布圃場 A:0.18/-/-/-(3 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 3 1,3,7,14 ( 鱗茎 ) 00,300 L/10 a 圃場 B:0.6/-/-/-(3 回,1 日 )(#) にんじん ( 根部 ) 1 1.0% 粒剤 +0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 定植時植溝土壌混和 6 kg/10 a 100 倍生育期株元灌注 100 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a 生育期株元散布 6 kg/10 a 400 倍生育期株元灌注 0.4 L/m 000 倍散布 181,158 L/10 a 3,7,14,1 圃場 A:1.4/-/-/-(4 回,14 日 )(#) 播種時播溝土壌混和 9 kg/10 a 圃場 A:0.13/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 1,000 倍散布 170,541.7~ ,14,1 L/10 a 圃場 B:0.34/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 播種時播溝土壌混和 9 kg/10 a 400 倍生育期株元灌注 400 L/10 a 000 倍散布 00 L/10 a 圃場 A:0.38/-/-/- 圃場 B:0.0/-/-/- セルリー 1.0% 粒剤 + 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.98/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 1+ 7,14,1 ( 茎葉 ) 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 150,00 L/10 a 圃場 B:1.8/-/-/-(3 回,14 日 )(#) せり 000 倍散布圃場 A:0.04/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 7,14,1 ( 茎葉 ) 150,00 L/10 a 圃場 B:1.7/-/-/ ,7,14, ,14,1,8

102 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 せり ( 水耕栽培 ) 000 倍散布圃場 A:0.6/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 3,7,14 ( 茎葉 ) 150 L/10 a 圃場 B:0.8/-/-/- トマト ( 果実 ) ミニトマト ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) なす ( 果実 ) ししとう ( 果実 ) とうがらし ( 果実 ) とうがらし ( 葉 ) ( 茎葉 ) ジノテフラン /MNG/UF/DN 定植時植穴処理 g/ 株圃場 A:0.14/0.0/0.0/< ,3,7 000 倍散布 00,300 L/10 a 圃場 B:*0.347/0.03/0.01/0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:0.34/-/-/-(7 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.0/-/-/-(7 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.10/-/-/-(7 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.08/-/-/-(7 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.58/-/-/-(7 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.43/-/-/-(7 回,7 日 )(#) 圃場 A:0.17/-/-/-(7 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.17/-/-/-(7 回,3 日 )(#) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.431/-/-/- 1+ 1,3,7, 倍散布 00 L/10 a 圃場 B:1.18/-/-/- 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.10/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 1.0% 粒剤 1+ 1,3,7 生育期株元散布 g/ 株圃場 B:0.07/-/-/-(3 回,1 日 )(#) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.64/<0.01/0.01/< ,3,7 000 倍散布 50 L/10 a 圃場 B:0.504/<0.01/0.0/<0.01 圃場 A:0.48/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.46/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.06/-/-/-(3 回,1 日 )(#) 1.0% 粒剤 1+ 1,3,7,14 生育期株元散布 g/ 株圃場 B:0.08/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:1.44/-/-/- 1+ 1,3,7 000 倍散布 50,150 L/10 a 圃場 B:1.50/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 A:1.4/-/-/-(7 回,3 日 )(#) 圃場 B:1.60/-/-/-(7 回,1 日 )(#) 圃場 A:1.8/-/-/-(7 回,7 日 )(#) 圃場 B:1.6/-/-/-(7 回,1 日 )(#) 圃場 A:./-/-/- 圃場 B:0.8/-/-/- 圃場 A:3.6/-/-/- 圃場 B:3.4/-/-/- 食用ほおずき 3000 倍散布圃場 A:<0.40/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 果実 ) 50 L/10 a 圃場 B:<0.40/-/-/- きゅうり ( 果実 ) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:*0.43/<0.01/0.04/*0.03(*3 回,3 日 ) 1+ 1,3,7 000 倍散布 00 L/10 a 圃場 B:*0.5/<0.01/0.04/0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:0.65/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 圃場 B:0.38/-/-/-(4 回,1 日 )(#) きゅうり 3000 倍散布圃場 A:4.00/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 葉 ) 40,00 L/10 a 圃場 B:1.14/-/-/- きゅうり 3000 倍散布圃場 A:.40/-/-/- 0.0% 水溶剤 1,3,7 ( 花 ) 40,00 L/10 a 圃場 B:.79/-/-/- かぼちゃ 1.0% 粒剤 + 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.06/-/-/- 1+ 1,7,14,1 ( 果実 ) 0.0% 水溶剤 000 倍散布 00 L/10 a 圃場 B:0.1/-/-/- すいか ( 果実 ) 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 育苗培土混和 40 g/ 培土 L 000 倍散布 1,0. L/ トレイ 50 倍灌注 500 ml/ 箱育苗期株元散布 g/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍葉面散布 50 L/10 a 播種時培土混和 40 g/ 培土 L 000 倍散布 1,0. L/ トレイ 50 倍育苗期灌注 500 ml/ トレイ育苗期株元散布 g/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株株元散布 g/ 株 育苗培土混和 40 g/ 培土 L 000 倍散布 1,0. L/ トレイ 50 倍灌注 500 ml/ 箱育苗期株元散布 g/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 00,50 L/10 a 育苗培土混和 40 g/ 培土 L 000 倍散布 1,0. L/ トレイ 50 倍灌注 500 ml/ トレイ育苗期株元散布 g/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株株元散布 g/ 株 定植時植穴土壌混和 g/ 株生育期株元散布 g/ 株 000 倍散布 00,157 L/10 a 000 倍散布 500,100 ml/ 箱 50 倍灌注 500 ml/ 箱 00 倍灌注 0 ml/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株株元散布 g/ 株 000 倍散布 ,10 L/10 a 000 倍散布 1000 ml/ 箱,00mL/3 箱 50 倍灌注 500 ml/ 箱 00 倍灌注 0 ml/ 株定植時植穴土壌混和 g/ 株株元散布 g/ 株 000 倍散布 00,170 L/10 a 定植時植穴土壌混和 g/ 株生育期株元散布 g/ 株 000 倍散布 00,50 L/10 a ,3,7,14 1,7,14,1,8 1,3,7,14,8 1,3,7,14, ,3, ,3,7,14 1,3,7,14 1.0% 粒剤定植時植穴土壌混和 1 g/ 株 1 30,45,60 1.0% 粒剤 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 定植時植穴土壌混和 1 g/ 株 000 倍散布 300 L/10 a 定植時植穴土壌混和 5 g/ 株生育期株元散布 g/ 株 000 倍散布 00,50 L/10 a 1+ 1,3,7, ,3, ,14,1,8 圃場 A:0.0/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.13/-/-/-(4 回,1 日 )(#) メロン ( 果実 ) 1.0% 粒剤定植時植穴土壌混和 g/ 株 1 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 80,87,94 圃場 A:<0.005/<0.01/<0.01/<0.01(1 回,80 日 ) 85,9,99 圃場 B:*0.030/**0.01/**<0.01/**<0.01(*1 回,9 日,**1 回,85 日 ) 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:0.47/-/-/-(3 回,8 日 )(#) 1+ 3,14,8, 倍散布 50 L/10 a 圃場 B:0.6/-/-/-(3 回,8 日 )(#)

103 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 まくわうり ( 果実 ) にがうり ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 ジノテフラン /MNG/UF/DN 圃場 A:0.10/-/-/-(1 回,14 日 ) 圃場 B:0.19/-/-/-(1 回,14 日 ) 圃場 A:0.1/-/-/-( 回,14 日 ) 圃場 B:0.40/-/-/-( 回,1 日 ) 圃場 A:0.40/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.69/-/-/-(4 回,1 日 )(#) ほうれんそう 1.0% 粒剤 + 定植時植溝土壌混和 9 kg/10 a 圃場 A:9.33/-/-/-(3 回,3 日 )(#) 1+ 3,7,14 ( 茎葉 ) 0.0% 水溶剤 000 倍散布 150,50 L/10 a 圃場 B:7.10/-/-/-(3 回,3 日 )(#) オクラ 1.0% 粒剤 + 生育期株元散布 9 kg/10 a 圃場 A:0.46/-/-/- 1+ 1,3,7,14 ( 果実 ) 0.0% 水溶剤 000 倍散布 180~50,300 L/10 a 圃場 B:0.56/-/-/- しょうが ( 塊茎 ) さやえんどう ( さや ) さやいんげん ( さや ) えだまめ ( さや ) 圃場 A:0.18/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 B:0.16/-/-/-(3 回,7 日 ) 圃場 A:.49/-/-/-(5 回,3 日 )(#) 圃場 B:1.17/-/-/-(5 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.8/-/-/- 圃場 B:0.80/-/-/- 播種時播溝処理土壌混和 6 kg/10 a 圃場 A:0.534/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 1+ 7,14,1,8 000 倍散布 00,0 L/10 a 圃場 B:0.678/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 播溝土壌混和 6 kg/10 a 000 倍散布 196 L/10 a 圃場 A:0.3/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,7 日 )(#) モロヘイヤ圃場 A:15.9/-/-/- 0.0% 水溶剤 000 倍散布 307,300 L/10 a 1,3,7 ( 茎葉 ) 圃場 B:15./-/-/- くわい圃場 A:0.03/-/-/- 1.0% 粒剤散布 3 kg/10 a 3 30,60,90 ( 塊茎 ) 圃場 B:0.06/-/-/- 食用カーネーション 3000 倍散布圃場 A:5.48/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花 ) 150 L/10 a 圃場 B:5.40/-/-/- 食用トレニア 3000 倍散布圃場 A:3.96/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花器全体 ) 150,00 L/10 a 圃場 B:4.13/-/-/- 食用パンジー 3000 倍散布圃場 A:6.4/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花器全体 ) 150 L/10 a 圃場 B:11.6/-/-/- 食用金魚草 3000 倍散布圃場 A:7./-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花器全体 ) 00 L/10 a 圃場 B:.76/-/-/- えごま 3000 倍散布圃場 A:1.3/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 葉 ) 00 L/10 a 圃場 B:15.5/-/-/- なんてん 000 倍散布圃場 A:1.6/-/-/- 0.0% 水溶剤 7,14,1 ( 葉 ) 00 L/10 a 圃場 B:16.9/-/-/- アマランサス 3000 倍散布圃場 A:0.4/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,10,17 ( 茎葉 ) 300 L/10 a 圃場 B:0.39/-/-/- 未成熟ささげ 000 倍散布 1,3,7 圃場 A:1.16/-/-/- 0.0% 水溶剤 ( さや ) 00 L/10 a 1,3,6 圃場 B:1.09/-/-/- 温州みかん ( 果肉 ) 温州みかん ( 果皮 ) 1000 倍散布 7,14,8,4,56 圃場 A:0.460/-/-/-( 回,8 日 ) 0.0% 水溶剤 400 L/10 a 8,14,8,4,49 圃場 B:0.581/-/-/-( 回,8 日 ) 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 400,660 L/10 a 圃場 A:0.79/-/-/-(3 回,8 日 ) 圃場 B:0.64/-/-/-(3 回,4 日 ) 1000 倍散布 7,14,8,4,56 圃場 A:1.95/-/-/-( 回,7 日 ) 0.0% 水溶剤 400 L/10 a 8,14,8,4,49 圃場 B:3.46/-/-/-( 回,8 日 ) 圃場 A:5.96/-/-/- 圃場 B:4.64/-/-/- なつみかん 1000 倍散布圃場 A:0.01/<0.01/<0.01/<0.01( 回,14 日 ) 0.0% 水溶剤 7,14,1 ( 果肉 ) 500 L/10 a 圃場 B:0.034/<0.01/<0.01/<0.01( 回,14 日 ) 圃場 A:*1.34/**<0.04/*0.0/*0.0(* 回,14 なつみかん 1000 倍散布日,** 回,7 日 ) 0.0% 水溶剤 7,14,1 ( 果皮 ) 500 L/10 a 圃場 B:*0.99/**0.0/*0.01/*0.05(* 回,7 日,** 回,1 日 ) なつみかん ( 果実全体 ) すだち ( 果実 ) 0.0% 水溶剤 % 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 % 粉剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 0.0% 水溶剤 3000 倍散布 300 L/10 a 3000 倍散布 300 L/10 a 000 倍灌注 500mL/ トレイ定植時植穴土壌混和 g/ 株 000 倍散布 50,00 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a 000 倍散布 00 L/10 a 定植時 100 倍灌注 30 ml/ 株定植時植溝土壌混和 9 kg/10 a 株元散布 9 kg/10 a 000 倍葉面散布 300,00 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a 000 倍散布 00,150 L/10 a 生育期株元散布 9 kg/10 a 000 倍散布 179 L/10 a 播種時播溝土壌混和 6 kg/10 a 散布 4 kg/10 a 1 3,7,14,1,8,35 3,7,14,1,8, ,3,7, ,3,7, 倍散布 0.0% 水溶剤 7,14,1 500 L/10 a 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 1 0.0% 水溶剤 7,14,1 500 L/10 a 1 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 400,660 L/10 a 1000 倍散布 833~150,500 L/10 a 1000 倍散布 500,600 L/10 a 3 1,3,7, ,3,7, ,3,7, ,3, 7,14,1 1+ 7,14,8 3 1,7,1,8,4,56 1,7,1,8,4,56 3 1,7,14,1,8 3 1,7,14,1,8 圃場 A:0.64/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 A:0.54/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 圃場 A:*0.486/**0.01/**0.01/**0.01(* 回,14 日,** 回,7 日 ) 圃場 B:0.33/0.01/0.01/0.01( 回,7 日 ) 圃場 A:1.18/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 圃場 B:1.90/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 圃場 A:*1.04/**0.0/*0.0/***0.03(* 回,7 日,** 回,1 日,** 回,14 日 ) 圃場 A:4.66/-/-/-

104 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 かぼす ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 1000 倍散布 1 0.0% 水溶剤 7,14,1 750 L/10 a 1 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 500,600 L/10 a 3 1,7,14,1,8 ジノテフラン /MNG/UF/DN 圃場 A:*0.83/**0.01/*0.0/*0.0(* 回,7 日,** 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.77/-/-/-(3 回,14 日 ) りんご ( 果実 ) なし ( 果実 ) 圃場 A:0.76/<0.01/0.03/0.0( 回,7 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 7,14,1 500,600 L/10 a 圃場 B:*0.187/*<0.01/**0.01/*<0.01(* 回,7 日,** 回,1 日 )(#) 500 倍土壌表面散布 500 L/10 a 圃場 A:0.14/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+3 1,3,7,14,1 000 倍散布 600,500 L/10 a 圃場 B:0.10/-/-/-(4 回,7 日 )(#) 1000 倍散布 0.0% 水溶剤 7,14,1,8 400,500 L/10 a 圃場 A:0.6/-/-/- 圃場 B:0.5/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.736/**0.07/***0.0/***0.05(* 回,7 日 ** 回,8 日,*** 回,1 日 )(#) 圃場 B:*0.454/**0.07/**0.0/**0.0(* 回,7 日,** 回,1 日 )(#) 500 倍土壌表面散布 500 L/10 a 圃場 A:0.16/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+3 1,3,7,14,1,8 000 倍散布 350 L/10 a 圃場 B:0.4/-/-/-(4 回,1 日 )(#) びわ圃場 A:0.36/-/-/-( 回,14 日 ) 0.0% 水溶剤 000 倍散布 400 L/10 a 1,3,7,14,1 ( 果肉 ) 圃場 B:0.18/-/-/-( 回,7 日 ) もも ( 果肉 ) もも ( 果皮 ) 000 倍散布 0.0% 水溶剤 400,450 L/10 a 0.0% 水溶剤 7,14,0,6 7,14,1,7 圃場 A:*0.196/**0.01/***0.0/*<0.01(* 回,7 日,** 回,0 日,*** 回,14 日 ) 圃場 B:*0.476/*0.01/**0.04/*<0.01(* 回,7 日,** 回,14 日 ) 500 倍土壌表面散布 400,500 L/10 a 圃場 A:1.03/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 1+3 1,3,7,14,1,8 000 倍散布 400,500 L/10 a 圃場 B:0.54/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 圃場 A:*1.4/**0.01/*0.04/*0.08(* 回,7 000 倍散布 7,14,0,6 日,** 回,14 日 ) 0.0% 水溶剤 400,450 L/10 a 7,14,1,7 圃場 B:1.90/0.01/0.10/0.14( 回,7 日 ) 500 倍土壌表面散布 400,500 L/10 a 圃場 A:5.8/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+3 1,3,7,14,1,8 000 倍散布 400,500 L/10 a 圃場 B:5.6/-/-/-(4 回,1 日 )(#) ネクタリン 000 倍散布圃場 A:0.93/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 1,3,7 ( 果実 ) 70,700 L/10 a 圃場 B:0.86/-/-/-(3 回,3 日 ) すもも 500 倍土壌表面散布 500 L/10 a 圃場 A:0./-/-/-(4 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+3 1,3,7,1 ( 果実 ) 000 倍散布 400,500 L/10 a 圃場 B:0.18/-/-/-(4 回,7 日 )(#) うめ ( 果実 ) おうとう ( 果実 ) いちご ( 果実 ) ぶどう ( 大粒種 ) ( 果実 ) 40.0% 水和剤 000 倍散布 600,500 L/10 a 000 倍散布 0.0% 水溶剤 7,14,1 圃場 A:*1.36/**0.17/**0.11/*0.05(* 回,7 日,** 回,1 日 ) 400 L/10 a 圃場 B:*1.94/**0.09/*0.31/*0.13(* 回,7 日,** 回,1 日 ) 圃場 A:0.78/-/-/- 圃場 B:1.8/-/-/ 倍散布圃場 A:.76/-/-/-( 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 7,14,1,8 400,500 L/10 a 圃場 B:1.54/-/-/-( 回,7 日 )(#) 500 倍土壌表面散布 500 L/10 a 1,7,14,1,8 圃場 A:.03/-/-/-(3 回,1 日 )(#) 0.0% 水溶剤 倍散布 400,500 L/10 a 1,7,13,0,7 圃場 B:5.05/-/-/-(3 回,1 日 )(#) 圃場 A:*1.58/*0.0/**0.11/***0.0(*3 回,3 定植時植穴土壌混和 1 g/ 株日,**3 回,7 日,***3 回,1 日 )(#) 1+ 1,3,7 000 倍散布 00,01 L/10 a 圃場 B:*.30/*0.0/**0.1/*0.03(*3 回,3 日,**3 回,7 日 )(#) 1000 倍散布 1 0.0% 水溶剤 7,14,1,8 400,80~360 L/10 a 1000 倍散布 1 0.0% 水溶剤 400,80~360 L/10 a 3 1,3,7,14,1 0.0% 水溶剤 000 倍散布 300,480 L/10 a 3 1,7,14,1 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤定植時植穴土壌混和 1 g/ 株 % 水溶剤 1 0.0% 水溶剤 1 0.0% 水溶剤 1 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 400,500 L/10 a 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 1000 倍散布 300 L/10 a 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 1000 倍散布 303,300 L/10 a 11,18,135 圃場 A:0.606/-/-/-(1 回,11 日 ) 130,137,144 圃場 B:0.039/-/-/-(1 回,137 日 ) 3 1,7,14,1,8 1 30,37, ,7,14,1,7 1+ 1,3,7,14,8,35,45 7,14,1,8 圃場 A:*3.36/**0.03/***0.1/*0.05(* 回,7 日,** 回,1 日,*** 回,8 日 ) 圃場 A:1.8/-/-/-(3 回,1 日 ) 圃場 A:0.06/-/-/- 圃場 A:1.9/-/-/-(4 回,7 日 )(#) 圃場 A:1.8/-/-/-(3 回,3 日 ) 圃場 A:*3.16/*0.03/**0.08/***0.0(* 回,14 日,** 回,8 日,*** 回,7 日 ) 1 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 400,500 L/10 a 3 1,7,14,1,8 圃場 A:7.8/-/-/-(3 回,14 日 ) ぶどう ( 小粒種 ) ( 果実 ) 1 0.0% 水溶剤 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 1 30,37,44 圃場 A:0.07/-/-/ % 水溶剤 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 1000 倍散布 300 L/10 a 1+3 1,7,14,1,7 圃場 A:4.60/-/-/-(4 回,7 日 )(#) 1 0.0% 水溶剤 幼果期樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 1000 倍散布 303,300 L/10 a 1+ 1,3,7,14,8,35,45 圃場 A:1./-/-/-(3 回,7 日 )

105 ジノテフラン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 かき ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 ジノテフラン /MNG/UF/DN 1000 倍散布 7,14,0 圃場 A:0.50/-/-/-( 回,7 日 )(#) 0.0% 水溶剤 300,313 L/10 a 7,14,1 圃場 B:0.70/-/-/-( 回,14 日 )(#) 500 倍土壌表面散布 5 L/ 樹圃場 A:0.34/-/-/-(4 回,3 日 )(#) 0.0% 水溶剤 1+3 1,3,7,14,1 000 倍散布 300,500 L/10 a 圃場 B:0.55/-/-/-(4 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.7/-/-/- 圃場 B:0.3/-/-/- キウィフルーツ圃場 A:0.10/-/-/-(3 回,7 日 ) 0.0% 水溶剤 1000 倍散布 300,500 L/10 a 3 1,7,14,1,8 ( 果実 ) 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,14 日 ) マンゴー 000 倍散布圃場 A:0.34/-/-/- 0.0% 水溶剤 3 1,3,7 ( 果実 ) 00,30 L/10 a 圃場 B:0.3/-/-/- あけび 000 倍散布圃場 A:0.08/-/-/- 0.0% 水溶剤 14,1,8 ( 果実 ) 500 L/10 a 圃場 B:0.05/-/-/- オリーブ ( 果実 ) 000 倍散布圃場 A:1.08/-/-/-(1 回,1 日 ) 0.0% 水溶剤 1 14,1,8 00,571 L/10 a 圃場 B:0.8/-/-/-(1 回,1 日 ) 000 倍散布圃場 A:1.74/-/-/- 0.0% 水溶剤 1,7,14,1 00,571 L/10 a 圃場 B:1.78/-/-/- オリーブ 000 倍散布圃場 A:14.4/-/-/- 0.0% 水溶剤 7,14,1 ( 葉 ) 583,30 L/10 a 圃場 B:4.18/-/-/- 茶 ( 荒茶 ) 000 倍散布圃場 A:9.10/-/-/- 0.0% 水溶剤 7,14,1 00 L/10 a 圃場 B:19.1/-/-/- 株元散布圃場 A:3.5/-/-/-( 回,8 日 )(#) 1.0% 粒剤 7,14,8,56 1 kg/10 a 圃場 B:1.43/-/-/-( 回,8 日 )(#) 食用ミニバラ 3000 倍散布圃場 A:1.06/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花器全体 ) 00 L/10 a 圃場 B:0.8/-/-/- はっか 3000 倍散布圃場 A:3.37/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 茎葉 ) 180,170 L/10 a 圃場 B:3.08/-/-/- しそ ( 葉 ) しそ ( 茎葉 ) 0.0% 水溶剤 1.0% 粒剤 + 0.0% 水溶剤 樹幹塗布 40 g+ 水 40 ml/ 樹 000 倍散布 400 L/10 a 0.0% 水溶剤 3000 倍散布 00 L/10 a 1+3 1,3,7,14 定植時植穴土壌混和 g/ 株圃場 A:15/-/-/- 1+ 3,7,14, 倍散布 00 L/10 a 圃場 B:13/-/-/- 3,7,14,1 圃場 A:14.6/-/-/- 圃場 B:9.3/-/-/- しそ 3000 倍散布圃場 A:3.48/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 花穂 ) 00 L/10 a 圃場 B:4.38/-/-/- バジル 3000 倍散布圃場 A:5.56/-/-/- 0.0% 水溶剤 3,7,14 ( 茎葉 ) 50,300 L/10 a 圃場 B:4.80/-/-/- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載し注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

106 ジノテフラン海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 クランベリー 試験圃場数 5 剤型使用量 使用方法回数経過日数 0% 水和剤 試験条件 空中散布 lb ai/a 圃場 A:0.01/<0.01/<0.01 圃場 B:0.04/<0.01/<0.01 圃場 C:0.06/<0.01/0.0 圃場 D:0.05/<0.01/ 圃場 A:0.05/<0.01/0.01 (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 ) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している 6 注 1) 最大残留量 (ppm) ジノテフラン/UF/DN

107 農薬名 ジノテフラン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 米 ( 玄米をいう ) 0.36,1.00 とうもろこし ,0.0( 未成熟 ) 大豆 ,0.014($) 小豆類 0.3 申 0.05,0.09 ばれいしょ (#),0.03(#)($) かんしょ <0.0,<0.0 てんさい <0.01,0.04($) さとうきび 0.3 申 <0.01,0.01,0.07($) だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 ,0.1($) だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 ,4.1 かぶ類の根 (#),0.15(#) かぶ類の葉 クレソン はくさい 6 6 キャベツ 0.80,0.913 芽キャベツ 1 ケール ( きょうな参照 ) こまつな (#),3.86(#)($) きょうな (#),4.06(#)( みずな ) チンゲンサイ ,3.9($) カリフラワー ブロッコリー 0.14,0.64($) その他のあぶらな科野菜 ,4.4( オータムポエム ) アーティチョーク 5 チコリ エンダイブ しゅんぎく (#),1.7(#) レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) (#),16.0(#)($)( サラダ菜 ) その他のきく科野菜 たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) (#)( 深ねぎ ) にら ,5.0 アスパラガス ,0.13 わけぎ 10 申.8,3.04($) その他のゆり科野菜 (#),0.6(#)( らっきょう ) にんじん ,0.38($) パセリ 米国 セロリ (#),1.8(#) みつば 5 その他のせり科野菜 ,1.7( せり ) トマト (#),0.58(#)( ミニトマト ) ピーマン ,1.18($) なす ,0.504($) その他のなす科野菜 ,3.6( とうがらしの葉 ) きゅうり ( ガーキンを含む ) ,0.5($) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.5 ( きゅうり参照 ) しろうり 0.5 ( きゅうり参照 ) すいか (#),0.0(#) メロン類果実 (#),0.47(#) まくわうり ,0.40 その他のうり科野菜 ,4.00($)( きゅうりの葉 ) ほうれんそう (#),9.33(#) オクラ ,0.56 しょうが ,0.18 未成熟えんどう (#),.49(#) 未成熟いんげん 0.80,0.8

108 農薬名 ジノテフラン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 参考基準値国際外国基準基準値 ppm ppm 作物残留試験成績等 ppm えだまめ 0.534(#),0.678(#) しいたけ その他のきのこ類 その他の野菜 ,15.5($)( えごまの葉 ) みかん 0.64,0.79 なつみかんの果実全体 (#),1.9(#) レモン ( その他のかんきつ類果実参照 ) オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) ( その他のかんきつ類果実参照 ) グレープフルーツ ( その他のかんきつ類果実参照 ) ライム ( その他のかんきつ類果実参照 ) その他のかんきつ類果実 ( すだち ) りんご 0.5,0.6 日本なし (#),0.736(#) 西洋なし 1 1 ( 日本なし参照 ) びわ ,0.36($) もも (#),1.03(#)($) ネクタリン ,0.93 あんず ( アプリコットを含む ) 5 5 ( うめ参照 ) すもも ( プルーンを含む ) (#),0.(#)($) うめ ,1.94 おうとう ( チェリーを含む ) (#),5.05(#) いちご 0.039,0.606($) ブルーベリー 0. IT 0. 米国 米国クランベリー参照 クランベリー 0. IT 米国 (n=5) その他のベリー類果実 0. IT 0. 米国 米国クランベリー参照 ぶどう ( 小粒種 ) かき 0.50(#),0.70(#) キウィー ,0.0 マンゴー ,0.34 その他の果実 申 ,1.78( オリーブ ) 綿実 米国 茶 ,19.1($) その他のスパイス ,5.96( みかんの果皮 ) その他のハーブ ,18.9($)( 畑わさび ( 花茎 )) 牛の筋肉 豚の筋肉 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 牛の脂肪 豚の脂肪 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 牛の肝臓 豚の肝臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 牛の腎臓 豚の腎臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 牛の食用部分 豚の食用部分 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 乳 鶏の筋肉

109 農薬名 ジノテフラン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm その他の家きんの筋肉 鶏の脂肪 その他の家きんの脂肪 鶏の肝臓 その他の家きんの肝臓 鶏の腎臓 その他の家きんの腎臓 鶏の食用部分 その他の家きんの食用部分 鶏の卵 その他の家きんの卵 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している 登録有無 の欄に IT の記載があるものは インホ ートトレランス申請に基づく基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした

110 ジノテフラン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 食品名 一般幼小児高齢者基準値案妊婦 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI 米 ( 玄米をいう ) とうもろこし 大豆 小豆類 ばれいしょ かんしょ てんさい さとうきび だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) にら アスパラガス わけぎ その他のゆり科野菜 にんじん パセリ セロリ その他のせり科野菜 トマト ピーマン なす その他のなす科野菜 きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) しろうり すいか メロン類果実 まくわうり その他のうり科野菜 ほうれんそう オクラ

111 食品名 ジノテフラン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) 基準値案 (ppm) 一般 (1 歳以上 ) TMDI 幼小児 (1~6 歳 ) TMDI 妊婦 TMDI ( 別紙 3) 高齢者 (65 歳以上 ) TMDI しょうが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ しいたけ その他のきのこ類 その他の野菜 みかん なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし びわ もも ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) うめ おうとう ( チェリーを含む ) いちご ブルーベリー クランベリー その他のベリー類果実 ぶどう かき キウィー マンゴー その他の果実 綿実 茶 その他のスパイス その他のハーブ 陸棲哺乳類の肉類 陸棲哺乳類の食用部分 ( 肉類除く ) 陸棲哺乳類の乳類 家きんの肉類 家きんの卵類 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 陸棲哺乳類の肉類 については TMDI 計算では 牛 豚 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 脂肪の摂取量にその範囲の基準値案で最も高い値を乗じた

112 ( 別紙 4-1) ジノテフラン推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 米 ( 玄米 ) 米 とうもろこし スイートコーン 大豆 大豆 小豆類 いんげん ばれいしょ ばれいしょ かんしょ かんしょ だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこんの根 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 だいこんの葉 かぶ類の根 かぶの根 かぶ類の葉 かぶの葉 はくさい はくさい キャベツ キャベツ 19.1 ケール ケール こまつな こまつな きょうな きょうな チンゲンサイ チンゲンサイ カリフラワー カリフラワー ブロッコリー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 たかな 菜花 しゅんぎく しゅんぎく レタス類 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にら にら アスパラガス アスパラガス わけぎ わけぎ その他のゆり科野菜にんじんパセリ にんにくの芽にんじんパセリ ( 生 ) らっきょうにんじんジュースパセリ ( 乾燥 ) セロリ セロリ その他のせり科野菜 せり トマト トマト 1.9 ピーマン ピーマン なす なす その他のなす科野菜 とうがらし ( 生 ) ししとう きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり かぼちゃ ( スカッシュを含む ) かぼちゃ 19.6 ズッキーニ しろうり しろうり すいか すいか メロン類果実 メロン その他のうり科野菜 とうがん にがうり ほうれんそう ほうれんそう オクラ オクラ しょうが しょうが 未成熟えんどう 未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん 未成熟いんげん えだまめ えだまめ しいたけ しいたけ きくらげ しめじ なめこ その他のきのこ類 エリンギ ひらたけ まいたけ えのきたけ

113 ( 別紙 4-1) ジノテフラン推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) ずいき その他の野菜 もやし れんこん そら豆 ( 生 ) みかん みかん 18.7 なつみかんの果実全体 なつみかん レモン レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) オレンジ オレンジ果汁 グレープフルーツ グレープフルーツ きんかん その他のかんきつ類果実 ぽんかん ゆず すだち りんご りんご 8.6 りんご果汁 日本なし 日本なし 西洋なし 西洋なし びわ びわ もも もも すもも ( プルーンを含む ) プルーン うめ うめ おうとう ( チェリーを含む ) おうとう いちご いちご ブルーベリー ブルーベリー ぶどう ぶどう かき かき 8.6 キウィー キウィー マンゴー マンゴー その他の果実 いちじく 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

114 ( 別紙 4-) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) 米 ( 玄米 ) 米 とうもろこし スイートコーン 大豆 大豆 ばれいしょ ばれいしょ かんしょ かんしょ だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこんの根 はくさい はくさい キャベツ キャベツ こまつな こまつな ブロッコリー ブロッコリー 8.8 ごぼう ごぼう レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) ESTI/ARfD (%) レタス類 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にら にら にんじん にんじん パセリ パセリ ( 生 ) トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり 9. かぼちゃ ( スカッシュを含む ) かぼちゃ すいか すいか メロン類果実 メロン ほうれんそう ほうれんそう オクラ オクラ しょうが しょうが 未成熟えんどう ジノテフラン推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) 未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん 未成熟いんげん えだまめ えだまめ もやし その他の野菜れんこん みかんみかん オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) りんご 評価に用いた数値 (ppm) オレンジ オレンジ果汁 りんご りんご果汁 日本なし 日本なし もも もも うめ うめ いちご いちご 1.6 ぶどう ぶどう かき かき 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

115 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 14 年 4 月 4 日初回農薬登録平成 16 年 4 月 6 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : 大豆 大根 メロン等 ) 平成 16 年 4 月 8 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 17 年 6 月 16 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 18 年 7 月 8 日残留農薬基準告示 平成 18 年 8 月 1 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : チンゲンサイ ほうれん草 あんず等 ) 平成 18 年 9 月 4 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 18 年 11 月 6 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 19 年 1 月 6 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : マンゴー ) 平成 19 年 4 月 13 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : おくら ) 平成 19 年 7 月 6 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 19 年 10 月 6 日残留農薬基準告示 平成 年 1 月 18 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : にら キウイフルーツ等 ) 平成 年 月 15 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 年 9 月 9 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 4 年 4 月 6 日残留農薬基準告示 平成 4 年 月 8 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : 未成熟とうもろこし とうがらし ( 葉 ) 等 ) 平成 4 年 5 月 16 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請

116 平成 4 年 10 月 9 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評 価について通知 平成 5 年 10 月 日残留農薬基準告示 平成 5 年 6 月 8 日インポートトレランス設定の要請 ( ブルーベリー クランベリー等 ) 平成 5 年 8 月 19 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 5 年 1 月 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 8 年 4 月 18 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : あずき オリーブ等 ) 平成 8 年 7 月 11 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 8 年 9 月 0 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : さとうきび ) 平成 9 年 月 14 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 9 年 7 月 10 日薬事 食品衛生審議会へ諮問平成 9 年 7 月 13 日薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

117 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上浩一立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木一昭東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤清 元一般財団法人残留農薬研究所技術顧問 佐野元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

118 答申 ( 案 ) ジノテフラン 食品名 残留基準値 ppm 米 ( 玄米をいう ) とうもろこし 0.5 大豆 0.1 1) 小豆類注 0.3 ばれいしょ 0. かんしょ 0.1 てんさい 0. さとうきび 0.3 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.5 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 10 かぶ類の根 0.5 かぶ類の葉 6 クレソン 7 はくさい 6 キャベツ 芽キャベツ ケール 10 こまつな 10 きょうな 10 チンゲンサイ 10 カリフラワー ブロッコリー ) その他のあぶらな科野菜注 10 チコリ 6 エンダイブ 6 しゅんぎく 0 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 5 3) その他のきく科野菜注 6 たまねぎ 0.1 ねぎ ( リーキを含む ) 15 にら 10 アスパラガス 0.5 わけぎ 10 4) その他のゆり科野菜注 4 にんじん 1 パセリ 5 セロリ 5 5) その他のせり科野菜注 5 トマト ピーマン 3 なす 6) その他のなす科野菜注 10 きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 今回基準値を設定するジノテフランとは 農産物にあってはジノテフラン 畜産物にあってはジノテフラン及び UF 1- メチル -3-( テトラヒドロ -3- フリルメチル ) ウレア をジノテフランに換算したものの和をいう 注 1) いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピア豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む 注 ) その他のあぶらな科野菜 とは あぶらな科野菜のうち だいこん類の根 だいこん類の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 西洋わさび クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー及びハーブ以外のものをいう 注 3) その他のきく科野菜 とは きく科野菜のうち ごぼう サルシフィー アーティチョーク チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス及びハーブ以外のものをいう 注 4) その他のゆり科野菜 とは ゆり科野菜のうち たまねぎ ねぎ にんにく にら アスパラガス わけぎ及びハーブ以外のものをいう 注 5) その他のせり科野菜 とは せり科野菜のうち にんじん パースニップ パセリ セロリ みつば スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 6) その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう

119 食品名 残留基準値 ppm しろうり すいか 0.5 メロン類果実 1 注 7) その他のうり科野菜 とは うり科野菜のう まくわうり 1 ち きゅうり かぼちゃ しろうり すいか メロン類 7) その他のうり科野菜注 10 果実及びまくわうり以外のものをいう ほうれんそう 15 オクラ しょうが 0.5 未成熟えんどう 5 未成熟いんげん えだまめ しいたけ 0.5 8) その他のきのこ類注 0.5 9) その他の野菜注 5 みかん なつみかんの果実全体 5 レモン 10 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 10 グレープフルーツ 10 ライム 10 10) その他のかんきつ類果実注 10 りんご 日本なし 1 西洋なし 1 びわ 1 もも 3 ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) 5 すもも ( プルーンを含む ) 0.7 うめ 5 おうとう ( チェリーを含む ) 10 いちご ブルーベリー 0. クランベリー 0. 11) その他のベリー類果実注 0. ぶどう 15 かき キウィー 0.5 マンゴー 1 1) その他の果実注 5 綿実 0.4 茶 5 13) その他のスパイス注 10 14) その他のハーブ注 5 牛の筋肉 0.1 豚の筋肉 0.1 注 8) その他のきのこ類 とは きのこ類のうち マッシュルーム及びしいたけ以外のものをいう 注 9) その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しようが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 10) その他のかんきつ類果実 とは かんきつ類果実のうち みかん なつみかん なつみかんの外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外のものをいう 注 11) その他のベリー類果実 とは ベリー類果実のうち いちご ラズベリー ブラックベリー ブルーベリー クランベリー及びハックルベリー以外のものをいう 注 1) その他の果実 とは 果実のうち かんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ もも ネクタリン あんず すもも うめ おうとう ベリー類果実 ぶどう かき バナナ キウィー パパイヤ アボカド パイナップル グアバ マンゴー パッションフルーツ なつめやし及びスパイス以外のものをいう 注 13) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう 注 14) その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう

120 食品名 残留基準値 ppm その他の陸棲哺乳類に属する動物注 15) の筋肉 0.1 牛の脂肪 0.1 豚の脂肪 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1 牛の肝臓 0.1 豚の肝臓 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.1 牛の腎臓 0.1 豚の腎臓 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 ) 牛の食用部分注 0.1 豚の食用部分 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.1 乳 0.1 鶏の筋肉 0.0 その他の家きん注 17) の筋肉 0.0 鶏の脂肪 0.0 その他の家きんの脂肪 0.0 鶏の肝臓 0.0 その他の家きんの肝臓 0.0 鶏の腎臓 0.0 その他の家きんの腎臓 0.0 鶏の食用部分 0.0 その他の家きんの食用部分 0.0 鶏の卵 0.0 その他の家きんの卵 0.0 注 15) その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外のものをいう 注 16) 食用部分 とは 食用に供される部分のうち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう 注 17) その他の家きん とは 家きんのうち 鶏以外のものをいう

121 ジフェノコナゾール 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたこと及び関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : ジフェノコナゾール [ Difenoconazole(ISO) ] () 用途 : 殺菌剤 トリアゾール系の殺菌剤である 糸状菌の細胞膜のエルゴステロール生合成阻害に より殺菌作用を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 1-({-[-Chloro-4-(4-chlorophenoxy)phenyl]-4-methyl-1,3-dioxolan-- yl}methyl)-1h-1,,4-triazole (IUPAC) 1H-1,,4-Triazole, 1-[[-[-chloro-4-(4-chlorophenoxy)phenyl]-4-methyl-1,3- dioxolan--yl]methyl]- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C 19 H 17 Cl N 3 O 3 分子量 水溶解度 15 mg/l(5 ) 分配係数 log 10 Pow = 4.4(5 )

122 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用時期となっているものについては今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している また ブルーベリーに係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている (1) 国内での使用方法 % ジフェノコナゾール水和剤 作物名 適用病害虫名 希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ フェノコナソ ールを含む農薬の総使用回数 りんご 黒星病 赤星病黒点病 斑点落葉病 うどんこ病モニリア病 000~4000 倍 4000 倍 000~4000 倍 000~3000 倍 収穫 14 日前まで なし もも かき 黒斑病輪紋病 黒星病赤星病 灰星病黒星病 うどんこ病落葉病炭疽病 000 倍 4000 倍 000 倍 3000 倍 00~700 L/10 a 収穫前日まで 3 回以内 散布 3 回以内 おうとう灰星病 000 倍 うめすいかメロン茶 黒星病すす斑症つる枯病炭疽病つる枯病炭疽病もち病網もち病褐色円星病 3000 倍 000 倍 00~400 L/10 a 収穫 7 日前まで 収穫前日まで 摘採 14 日前まで 回以内 回以内

123 10.0% ジフェノコナゾール顆粒水和剤 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ フェノコナソ ールを含む農薬の総使用回数 りんご なし かき おうとう 黒星病赤星病斑点落葉病うどんこ病黒点病モニリア病褐斑病黒星病赤星病 輪紋病黒斑病 うどんこ病炭疽病落葉病 灰星病 3000~4000 倍 3000 倍 000~3000 倍 4000 倍 000 倍 3000 倍 00~700 L/10 a 収穫 14 日前まで 3 回以内 3 回以内 もも 灰星病 収穫前日 ネクタ 黒星病 000 倍 まで リン 回以内 回以内 すももあんず 灰星病 うめ 黒星病 000~3000 倍散布すす斑症 3000 倍 びわ 灰斑病 4000 倍 収穫 1 日前まで マルメロ ごま色斑点病 収穫 7 日前まで つる枯病メロンうどんこ病 3 回以内 3 回以内つる枯病 すいか うどんこ病 炭疽病 収穫前日 セルリー 斑点病 まで トマト きゅうり 葉かび病すすかび病 うどんこ病黒星病 000 倍 00~400 L/10 a パセリ かぼちゃ うどんこ病 収穫 3 日前まで 収穫 3 日前まで 回以内 回以内 3 回以内 3 回以内

124 10.0% ジフェノコナゾール顆粒水和剤 ( つづき ) 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 なす ピーマン いちご しょうが 茶 うどんこ病すすかび病 うどんこ病 白星病 炭疽病もち病網もち病褐色円星病 000 倍 00~400 L/10 a 収穫前日まで 収穫前日まで 収穫 3 日前まで 摘採 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 シ フェノコナソ ールを含む農薬の総使用回数 3 回以内 回以内 回以内 3 5.0% ジフェノコナゾール乳剤 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ フェノコナソ - ルを含む農薬の総使用回数 てんさい 褐斑病 斑点病 750 倍 5 L/10 a 000~3000 倍 3000 倍 だいず紫斑病 3000~5000 倍 100~10 L/10 a 100~300 L/10 a 収穫 7 日前まで 開花後 ~ 収穫 7 日前まで 3 回以内 3 回以内散布 回以内 回以内 4 1.5% ジフェノコナゾール 6.5% マンゼブ水和剤 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ フェノコナソ ールを含む農薬の総使用回数 りんご 赤星病斑点落葉病黒点病黒星病うどんこ病 500 倍 00~700 L/10 a 収穫 30 日前まで 3 回以内散布 3 回以内

125 % ジフェノコナゾール % エマメクチン安息香酸塩 % チアメ トキサム液剤 作物名適用病害虫名希釈倍数使用時期 本剤の使用回数 使用方法 シ フェノコナソ ールを含む農薬の総使用回数 トマト アブラムシ類葉かび病 3 回以内 きゅうり アブラムシ類コナジラミ類うどんこ病 収穫前日まで 回以内 キャベツアオムシ原液収穫 14 日前まで 3 回以内 散布 3 回以内 なす いちご アブラムシ類コナジラミ類ハダニ類 アブラムシ類ハダニ類うどんこ病 収穫前日まで 回以内 () 海外での使用方法 1 3.% ジフェノコナゾール乳剤 ( 米国 ) 作物名 1 回当たりの使用量 総使用量使用時期使用回数使用方法 アブラナ科葉菜類 ウリ科野菜類 鱗茎野菜 0.08~0.114 lb ai/a 0.3~0.46 lb ai/a 0.3~0.46 lb ai/a ( ねぎは合計 0.34 lb ai/a たまねぎ鱗茎は 0.46 lb ai/a を超えないこと ) 収穫前日まで 収穫当日まで 収穫 7 日前まで 4 回以内 4 回以内 ( たまねぎ ) 3 回以内 ( ねぎ ) 茎葉散布 かんきつ類 果菜類 0.08~0.15 lb ai/a 0.07~0.11 lb ai/a 0.3~0.5 lb ai/a 0.8~0.46 lb ai/a 収穫当日まで 4 回以内 ブドウ 0.08~0.114 lb ai/a 0.3~0.46 lb ai/a 収穫 7 日前まで ai:active ingredient( 有効成分 )

126 7.73% ジフェノコナゾール 1.93% メフェノキサムフロアブル ( 米国 ) 作物名 大麦 小麦 適用病害虫 オオムギ斑葉病 General Seed Rots 堅黒穂病 Pythium Damping Off オオムギ斑葉病 General Seed Rots Fusarium Seed Scab 堅黒穂病 Pythium Damping Off Common Bunt 猥褻真菌 Common Bunt Dwarf Bunt Karnal Bunt 黒穂病 Seed-borne Septoria 猥褻真菌 General Seed Rots Fusarium Seed Scab Pythium Damping Off Common Bunt Karnal Bunt Dwarf Bunt 猥褻真菌黒穂病 Seed-borne Septoria General Seed Rots Fusarium Seed Scab Pythium Damping Off 1 回当たりの使用量 5.44g ai/100 lb seed g ai/100 lb seed.7 g ai/100 lb seed 5.44g ai/100 lb seed g ai/100 lb seed 使用回数 使用方法 1 回以内種子処理 3 5% ジフェノコナゾール乳剤 (EU) 作物名 1 回当たりの使用量 総使用量使用時期使用回数使用方法 にんじん 収穫 14 日前まで チコリ ( 茎葉 ) 0.5 L/ha (15 g ai/ha) 375 g ai/ha 収穫 1 日前まで 3 回以内茎葉散布 西洋わさび サルシフィー 収穫 14 日前まで

127 4 1.5% ジフェノコナゾールフロアブル (EU) 作物名 チコリ ( 茎葉 ) チコリ ( 根部 ) 西洋わさび サルシフィー 1 回当りの使用量 15 g ai/ha 50 g ai/ha 156 mg/m (1560 g ai/ha) 15 g ai/ha 総使用量使用時期使用回数使用方法 156 mg/m (1560 g ai/ha) 根部生産 ( 圃場 ) 収穫 14 日前まで促成栽培中または促成栽培後 ( 屋内 ) 収穫 1 日前まで 回以内茎葉散布 1 回以内 50 g ai/ha 回以内収穫 14 日前まで 375 g ai/ha 3 回以内 暗条件下で水耕チャンバーに散布 茎葉散布 % ジフェノコナゾール 1.94% フルジオキソニルフロアブル ( カナダ ) 作物名 ばれいしょ 適用病害虫 フザリウム乾腐 Black scurf, stem and stolon canker 1 回当りの使用量 1.5~.5 g ai/100 kg seed 使用回数 使用方法 1 回種子処理 6 5% ジフェノコナゾール乳剤 ( カナダ ) 作物名 なたね (Crop Group 0-A) 適用病害虫 Sclerotinia Stem Rot (Sclerotinia sclerotiorum) Alternaria Black Spot (Alternaria brassicae, Alternaria raphani) Virulent Blackleg (Leptosphaeria maculans) 1 回当りの使用量 73~15 g ai/ha 総使用量 73~15 g ai/ha 使用時期 収穫 30 日前まで 使用回数 使用方法 1 回茎葉散布

128 7 8.3% ジフェノコナゾール乳剤 ( カナダ ) 作物名 適用病害虫 Mummyberry (Monilinia vaccinii-corymbosi) Monilinia blight 1 回当りの使用量 48~7 g ai/ha 総使用量 使用時期 使用回数 4 回以内 回以内 使用方法 ブルーベリー Rust (Thekopsora minima) Anthracnose (Colletotrichum acutatum) Alternaria leaf spot (Alternaria spp.) 7 g ai/ha 100~17 g ai/ha 7~17 g ai/ha 5.9 L/ha 収穫前日まで 回以内 3 回以内 - 茎葉散布 Botrytis grey mould (Botrytis cinerea) 89~17 g ai/ha 回以内 8 13% ジフェノコナゾール乳剤 ( 韓国 ) 作物名 米 適用病害虫 紋枯病 こうじ病 1 回当たりの使用量 総使用量 13 g ai/ha 5 g ai/ha 使用時期 収穫 1 日前まで 使用間隔 7 日 使用方法 幼穂形成期に散布出穂 7 日前まで散布 9 5% ジフェノコナゾールフロアブル ( 韓国 ) 作物名適用病害虫名希釈倍数総使用量使用方法使用時期 とうがらし炭疽病 1000 倍 00 L/10 a 10 10% ジフェノコナゾールフロアブル ( 韓国 ) 薬液が十分付着するよう散布 収穫 日前まで 作物名適用病害虫名希釈倍数総使用量使用方法使用時期 とうがらし炭疽病 000 倍 50 L/10 a 薬液が十分付着するよう散布 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 本剤の 使用回数 回以内 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 国内 1 分析対象の化合物 ジフェノコナゾール

129 1-[-クロロ-4-(4-クロロフェノキシ) フェニル ]--(1H-1,,4-トリアゾール-1-イル ) エタノール ( 以下 代謝物 D という ) 代謝物 D の配糖体 ( 以下 代謝物 E という ) -クロロ-4-(4-クロロフェノキシ) 安息香酸 ( 以下 代謝物 G という ) 代謝物 D 代謝物 E 代謝物 G 分析法の概要 ⅰ) ジフェノコナゾール試料からアセトンで抽出し ヘキサンに転溶する フロリジルカラムを用いて精製し 高感度窒素 リン検出器付きガスクロマトグラフ (GC-NPD) で定量する または 試料からアセトンで抽出後 HLB カラム又はグラファイトカーボンカラムを用いて精製し 液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) 又は液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する あるいは 試料からアセトンで抽出し 硫酸アンモニウム飽和下酢酸エチルに転溶する GPC 及びグラファイトカーボン /NH 積層カラムで精製し LC-MS/MS で定量する 定量限界 :0.01~0.1 ppm ⅱ) 代謝物 D 試料からアンモニア アセトニトリルで抽出し ジクロロメタンに転溶する ヨウ化メチルでメチル化した後 ヘキサンに転溶し フロリジルカラム及び C 18 カラムで精製し GC-NPD で定量する なお 代謝物 D の分析値については 換算係数 1.16 を用いてジフェノコナゾー ルに換算する 定量限界 :0.01 ppm

130 ⅲ) 代謝物 D 及び代謝物 E 試料からアンモニア アセトニトリルで抽出し 酵素を加え抱合体を加水分解し ジクロロメタンに転溶する ヨウ化メチルでメチル化した後 ヘキサンに転溶し フロリジルカラム及び C 18 カラムで精製し GC-NPD で定量する なお 分析値については 換算係数 1.16 を用いてジフェノコナゾールに換算する 定量限界 :0.01 ppm ⅳ) 代謝物 G 試料からアセトンで抽出し ヘキサンに転溶した後 フロリジルカラムを用いて精製し 電子捕獲型検出器付きガスクロマトグラフ (GC-ECD) で定量する なお 代謝物 G の分析値については 換算係数 1.6 を用いてジフェノコナゾールに換算する 定量限界 :0.01 ppm 海外 1 分析対象の化合物 ジフェノコナゾール 1H-1,,4-トリアゾール( 以下 代謝物 J という ) 1H-1,,4-トリアゾールアラニン( 以下 代謝物 K という ) 1H-1,,4-トリアゾール酢酸( 以下 代謝物 L という ) O N HO N N NH 代謝物 J 代謝物 K 代謝物 L 分析法の概要 ⅰ) ジフェノコナゾール試料からアセトン又はメタノール アンモニア水 (4:1) 混液で抽出し ヘキサンに転溶する フロリジルカラム又はシリカゲルカラムで精製 又はアセトニトリルで抽出した後 シリカゲルカラム フェニルカラム及び活性炭 酸化マグネシウム セライトカラムで精製し GC-NPD 又は LC-MS/MS で定量する または 試料からアセトン又はメタノール アンモニア水 (4:1) 混液で抽出後 C 18 カラムで精製し LC-MS で定量する または 試料からアセトンで抽出後 硫酸アンモニウム飽和下酢酸エチルに転

131 溶する グラファイトカーボン /NH 積層カラムで精製し LC-MS/MS で定量する または 試料からアセトンで抽出後 グラファイトカーボンカラムで精製し LC-MS/MS で定量する または メタノール アンモニア水 (4:1) 混液で抽出後 HLB カラムで精製し LC-MS/MS で定量する 定量限界 :0.005~0.1 ppm ⅱ) 代謝物 J 代謝物 K 及び代謝物 L 試料からメタノール 水 (4:1) 混液で抽出する 代謝物 J についてはダンシルクロライドで誘導体化し 酢酸エチルに転溶する 代謝物 K についてはオクチルシリル化シリカゲル (C 8 ) SAX 混合カラムで精製し カルボキシル基を塩酸 ブタノールでエステル化し 次いでアミノ基を無水ヘプタフルオロ酪酸 (HFBA) でアシル化する 代謝物 L については C 18 カラムで精製し 塩酸 ブタノールでエステル化する 得られた各代謝物の誘導体について LC-MS/MS で定量する 定量限界 :0.01 ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施され た作物残留試験の結果の概要については別紙 及び 1-5 を参照 4. 畜産物への推定残留濃度 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 ジフェノコナゾール 代謝物 D 代謝物 J 分析法の概要試料からアセトニトリル アンモニア水 (19:1) 混液で抽出する tert-ブチルメチルエーテルに転溶し LC-MS/MS で定量する または 試料をアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し HLB カラムで精製し 代謝物 J はジクロロメタン分配を行い LC-MS/MS で定量する 定量限界 :0.005~0.01 ppm

132 () 家畜残留試験 ( 動物飼養試験 ) 1 乳牛における残留試験乳牛に対して ジフェノコナゾールが飼料中濃度として1 3 及び10 ppmに相当する量を含有するゼラチンカプセルを9~30 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓に含まれるジフェノコナゾール及び代謝物 D 濃度を測定した また 乳については投与開始前 投与開始 及び8 日後に搾乳したものを測定した ( 定量限界 : 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 :0.01 ppm 乳:0.005 ppm) 結果については表 1を参照 筋肉脂肪肝臓腎臓乳 ( 平均 ) 表 1. 乳牛の組織中の最大残留濃度 (ppm) 1 ppm 投与群 3 ppm 投与群 10 ppm 投与群 ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D < ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D ジフェノコナゾール <0.01 < 代謝物 D ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D < ジフェノコナゾール <0.005 <0.005 <0.005 代謝物 D <0.005 < 乳牛における残留試験乳牛に対して ジフェノコナゾールが飼料中濃度として1 5 及び15 ppmに相当する量を含有するゼラチンカプセルを9~30 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓に含まれるジフェノコナゾール 代謝物 D 及び代謝物 J 濃度を測定した また 乳については投与開始前 投与開始 及び8 日後に搾乳したものを測定した ( 定量限界 : 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 :0.01 ppm 乳: 0.005~0.01 ppm) 結果については表 を参照

133 筋肉脂肪肝臓腎臓乳 ( 平均 ) 表. 乳牛の組織中の最大残留濃度 (ppm) 1 ppm 投与群 5 ppm 投与群 15 ppm 投与群 ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D < 代謝物 J < ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D 代謝物 J <0.01 <0.01 <0.01 ジフェノコナゾール < 代謝物 D 代謝物 J < ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 代謝物 D 代謝物 J < ジフェノコナゾール <0.005 <0.005 <0.005 代謝物 D < 代謝物 J < 上記の結果に関連して JMPR では乳牛及び肉牛における MDB 注 ) をそれぞれ ppm 及び ppm と評価している 注 ) 最大飼料由来負荷 (Maximum Dietary Burden:MDB): 飼料として用いられる全ての飼料 品目に残留基準まで残留していると仮定した場合に 飼料の摂取によって畜産動物が暴露され うる最大量 飼料中残留濃度として表示される 3 産卵鶏における残留試験産卵鶏に対して ジフェノコナゾールが飼料中濃度として 及び 10 ppm に相当する量を含有する飼料を 8 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪及び肝臓に含まれるジフェノコナゾール 代謝物 D 及び代謝物 J 濃度を測定した また 鶏卵については 投与開始前 投与開始 及び 8 日後に採卵したものを測定した ( 定量限界 :0.005~0.01 ppm) 結果については表 3 を参照

134 表 3. 鶏の組織中の最大残留濃度 (ppm) 1 ppm 投与群 3 ppm 投与群 10 ppm 投与群 ジフェノコナゾール - <0.01 <0.01 筋肉 代謝物 D - <0.01 <0.01 代謝物 J < ジフェノコナゾール - <0.01 <0.01 脂肪 代謝物 D - <0.01 <0.01 代謝物 J < ジフェノコナゾール - <0.01 <0.01 肝臓 代謝物 D - <0.01 <0.01 代謝物 J < ジフェノコナゾール <0.01 <0.01 <0.01 卵 代謝物 D 代謝物 J : 分析せず 上記の結果に関連して JMPR では産卵鶏における MDB は 1.89 ppm STMR Dietary Burden を 1.11 ppm と評価している (3) 推定残留濃度牛及び鶏について MDB 及び STMR Dietary Burden と各試験における投与量から 畜産物中の推定残留濃度を算出した 結果についてはジフェノコナゾール及び代謝物 D の合計量で示した 表 4-1 及び表 4- を参照 表 4-1. 畜産物の推定残留濃度 ; 牛 (ppm) 筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 乳 肉牛 乳牛 : 計算せず 表 4-. 畜産物の推定残留濃度 ; 鶏 (ppm) 筋肉脂肪肝臓卵 産卵鶏

135 5.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたジフェノコナゾールに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :0.96 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) 雄ラット ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 慢性毒性 / 発がん性併合試験 ( 期間 ) 年間安全係数 :100 ADI: mg/kg 体重 /day マウス 18 か月発がん性試験において肝細胞腺腫及び肝細胞癌が認められたが これ らの腫瘍の発生機序は遺伝毒性によるものとは考え難く 評価に当たり閾値を設定す ることは可能であると考えられた ( 参考 ) 評価に供された遺伝毒性試験の in vitro 試験の一部で陽性の結果が得ら れたが 小核試験を始め in vivo 試験では陰性の結果が得られたので ジフェノコ ナゾールは生体にとって問題となる遺伝毒性はないと結論されている ()ARfD 無毒性量 :5 mg/kg 体重 ( 動物種 ) 雄ラット ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 急性神経毒性試験安全係数 :100 ARfD:0.5 mg/kg 体重 6. 諸外国における状況 JMPRが毒性評価を行い 007 年にADI 及びARfDが設定されている 国際基準はバナナ ぶどう等に設定されている 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においててんさい 大麦等に カナダにおいてなたね りんご等に EU においてぶどう いちご等に 豪州においてアボカド にんじん等に ニュージーランドにおいてキャベツ ブロッコリー等に基準値が設定されている

136 7. 基準値案 (1) 残留の規制対象農産物にあってはジフェノコナゾールのみとし 畜産物にあってはジフェノコナゾール及び代謝物 D とする 農産物については 作物残留試験において代謝物 D 代謝物 G 代謝物 J 代謝物 K 及び代謝物 L の分析が行われているが いずれも一部の試験を除いて親化合物より残留濃度が低いこと ジフェノコナゾールに特異的な代謝物ではないことから 代謝物 G 代謝物 J 代謝物 K 及び代謝物 L は残留の規制対象には含めないこととする また 代謝物 D についても植物体内運命試験の結果から主要な代謝物として検出されていないため 規制対象には含めないこととする 畜産物については ジフェノコナゾール及び残留試験において主要な残留物である代謝物 D を規制対象とする また 残留試験において代謝物 J の残留も認められるが 代謝物 J はジフェノコナゾールに特異的な代謝物ではないこと 親化合物に比べて毒性が低いこと 国際基準はジフェノコナゾール及び代謝物 D としていることを踏まえ 代謝物 J を規制対象に含めないこととする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対 象物質としてジフェノコナゾール ( 親化合物のみ ) 畜産物中の暴露評価対象物質と してジフェノコナゾール及び代謝物 D を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照 注 ) EDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 3.8 幼小児 (1~6 歳 ) 45.4 妊婦 0.0 高齢者 (65 歳以上 ) 6.9 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取度 摂取量調査の特別集計業務報告書による EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量

137 短期暴露評価 各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 一般 (1 歳以上 ) 及び幼小児 (1~6 歳 ) のそれぞれにおける摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳 細な暴露評価は別紙 4-1 及び 4- 参照 注 ) 基準値案 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用い 平成 17~ 19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した

138 ジフェノコナゾール作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 試験試験条件最大残留量注農作物 1) (ppm) 圃場数剤型使用量 使用方法回数経過日数 ジフェノコナゾール/ 代謝物 D/ 代謝物 D+E/ 代謝物 G 注 000 倍散布 1,9,45 圃場 A:0.0/-/-/- ) (3 回,45 日 ) 5.0% 乳剤 L/10 a 1,9,44 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,9 日 ) 000 倍散布 1,9,44 圃場 A:*0.06/<0.01/0.01/<0.01(*3 回,9 日 ) 5.0% 乳剤 L/10 a 1,8,35 圃場 B:0.0/<0.01/<0.01/<0.01 注 3) 500 倍散布圃場 A:<0.01/-/-/-(#) 5.0% 乳剤 3 14,1,8 てんさい 5 L/10 a 圃場 B:0.01/-/-/-(#) ( 根部 ) 1000 倍散布圃場 A:<0.05/-/-/-(#) 10.5% 水和剤 3 14,1,8 150 L/10 a 圃場 B:<0.05/-/-/-(#) 000 倍散布圃場 A:0.06/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 5.0% 乳剤 3 3,7,14 00 L/10 a 圃場 B:0.09/-/-/-(3 回,7 日 )(#) 750 倍散布圃場 A:0.0/-/-/- 5.0% 乳剤 3 3,7,14 5 L/10 a 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,14 日 ) 000 倍散布 1,9,45 圃場 A:0.08/-/-/-(3 回,9 日 ) 5.0% 乳剤 3 てんさい 100 L/10 a 1,9,44 圃場 B:0.38/-/-/- ( 葉部 ) 000 倍散布 1,9,44 圃場 A:0.4/-/-/-(3 回,9 日 ) 5.0% 乳剤 L/10 a 1,8,35 圃場 B:0.16/-/-/- だいず 3000 倍希釈圃場 A:0.01/-/-/- 5.0% 乳剤 7,14,1 ( 乾燥子実 ) 159,188 L/10 a 圃場 B:<0.01/-/-/- キャベツ.5% 500 倍散布圃場 A:0.04/-/-/-(3 回,14 日 )(#) 3 3,7, 14 ( 葉球 ) 顆粒水溶剤 00~300 L/10 a 圃場 B:<0.01/-/-/-(3 回,14 日 )(#) パセリ 10.0% 000 倍散布圃場 A:6.8/-/-/- 3,7,14,1,8 ( 茎葉 ) 顆粒水和剤 00 L/10 a 圃場 B:17.7/-/-/- セルリー 10.0% 000 倍散布圃場 A:3.46/-/-/- 3 1,7,14 ( 茎葉 ) 顆粒水和剤 300 L/10 a 圃場 B:1.74/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.1/-/-/- 3 1,7,14 トマト顆粒水和剤 00~300 L/10 a 圃場 B:0.09/-/-/-(3 回,7 日 ) ( 果実 ).5% 500 倍散布圃場 A:0.17/-/-/-(#) 3 1,7,14,1 顆粒水溶剤 300 L/10 a 圃場 B:0.1/-/-/-(#) ピーマン 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.3/-/-/- 3 1,7,14 ( 果実 ) 顆粒水和剤 00 L/10 a 圃場 B:0.53/-/-/- なす 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.06/-/-/-(#) 3 1,7,14 ( 果実 ) 顆粒水和剤 130~00 L/10 a 圃場 B:0.11/-/-/-(#) 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.07/-/-/- 3 1,3,7 きゅうり顆粒水和剤 00~50 L/10 a 圃場 B:0.06/-/-/- ( 果実 ).5% 500 倍散布圃場 A:0.05/-/-/-(#) 3 1,3,7 顆粒水溶剤 300~530 L/10 a 圃場 B:0.06/-/-/-(#) かぼちゃ 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.07/-/-/- 3 1,3,7 ( 果実 ) 顆粒水和剤 300L/10a 圃場 B:0.09/-/-/- すいか 10.0% 000 倍散布圃場 A:<0.01/-/-/- 3 1,3,7 ( 果肉 ) 水和剤 300 L/10 a 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,7 日 ) メロン 10.0% 000 倍散布圃場 A:<0.01/-/-/- 3 1,3,7 ( 果肉 ) 水和剤 300~41 L/10 a 圃場 B:<0.01/-/-/- 圃場 A:0.01/-/-/- しょうが 10.0% 000 倍散布 3 3 3,7,14 圃場 B:<0.01/-/-/- ( 根茎 ) 顆粒水和剤 180~19 L/10 a 圃場 C:0.01/-/-/-(3 回,14 日 ) りんご ( 果実 ) 日本なし ( 果実 ) % 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 10.0% 水和剤 000 倍散布 14,1,31,45 圃場 A:0.3/-/-/ ~600 L/10 a 14,1,30,45 圃場 B:0.6/-/-/- 000 倍散布圃場 A:0.18/-/-/-,3 1,30,45, L/10 a 圃場 B:0.1/-/-/- 000 倍散布 45,60 圃場 A:0.0/-/-/- 500 L/10 a 45,59 圃場 B:0.0/-/-/- 000 倍散布 8,43 圃場 A:0.16/<0.01/<0.01/<0.01,3 500~600 L/10 a 31,46 圃場 B:*0.14/*0.0/0.0/<0.01(*3 回,46 日 ) 000 倍散布 14,31,45 圃場 A:0.04/-/-/ L/10 a 14,30,45 圃場 B:0.16/-/-/- 000 倍散布 500 L/10 a 000 倍散布 500 L/10 a 000 倍散布 8 L/ 樹,3 1,30,45 圃場 A:0.04/-/-/- 30,45 圃場 B:0.14/-/-/- 3 30,45 圃場 A:0.06/<0.01/<0.01/< ,45 圃場 A:0.4/<0.01/<0.01/<0.01

139 ジフェノコナゾール作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 マルメロ ( 果実 ) びわ ( 果肉 ) びわ ( 果実 ) もも ( 果肉 ) もも ( 果皮 ) ネクタリン ( 果実 ) あんず ( 果実 ) すもも ( 果実 ) うめ ( 果実 ) おうとう ( 果実 ) いちご ( 果実 ) かき ( 果実 ) 茶 ( 荒茶 ) 茶 ( 浸出液 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量注 1) (ppm) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 ジフェノコナゾール/ 代謝物 D/ 代謝物 D+E/ 代謝物 G 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.14/-/-/- 3 1,7,14 顆粒水和剤 450~700 L/10 a 圃場 B:0.17/-/-/- 10.0% 4000 倍散布圃場 A:0.01/-/-/- 3 1,8,35,4 顆粒水和剤 65 L/10 a 圃場 B:0.03/-/-/- 10.0% 4000 倍散布圃場 A:0.51/-/-/-(3 回,8 日 ) 3 1,8,35,4 顆粒水和剤 65 L/10 a 圃場 B:0.0/-/-/-(3 回,8 日 ) 10.0% 000 倍散布圃場 A:<0.01/-/-/- 3 14,1,30,45 水和剤 350~400 L/10 a 圃場 B:0.01/-/-/- 10.0% 000 倍散布 1,4,7 圃場 A:0.04/-/-/-(3 回,4 日 ) 3 水和剤 500~700 L/10 a 1,3,7 圃場 B:0.04/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.16/-/-/- 3 14,1,30,45 水和剤 350~400 L/10a 圃場 B:1.98/-/-/- 10.0% 000 倍散布 1,4,7 圃場 A:.81/-/-/- 3 水和剤 500~700 L/10a 1,3,7 圃場 B:.68/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:0./-/-/- 1,7,14 顆粒水和剤 400 L/10 a 圃場 B:0.3/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.4/-/-/- 3 1,7,14 顆粒水和剤 400~500 L/10 a 圃場 B:0.5/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:<0.1/-/-/- 1,7,14 顆粒水和剤 300~500 L/10 a 圃場 B:0.1/-/-/- 10.0% 3000 倍散布圃場 A:0.16/-/-/- 3 7,14,1 水和剤 400~500 L/10 a 圃場 B:0.4/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:1.16/-/-/- 3 1,3,7 顆粒水和剤 300~400 L/10 a 圃場 B:0.4/-/-/-(3 回,3 日 ) 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.7/-/-/- 3 1,3,7,14 水和剤 500~700 L/10 a 圃場 B:0.34/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:1.33/-/-/-(3 回,3 日 ) 3 1,3,7,14 水和剤 700 L/10 a 圃場 B:0.30/-/-/- 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.6/-/-/- 3 1,3,7 顆粒水和剤 00~56 L/10 a 圃場 B:0.6/-/-/-.5% 500 倍散布圃場 A:0.6/-/-/-(#) 3 1,3,7 顆粒水溶剤 00 L/10 a 圃場 B:0.5/-/-/-(#) 10.0% 3000 倍散布圃場 A:0.19/-/-/- 3 1,7,14 水和剤 700 L/10 a 圃場 B:0.4/-/-/-(3 回,7 日 ) 10.0% 顆粒水和剤 10.0% 顆粒水和剤 000 倍散布 00 L/10 a 000 倍散布 00 L/10 a 1, 1, 7,14,1 7,14,1 圃場 A:7.87/-/-/- 圃場 B:5.31/-/-/- 圃場 A:0.79/-/-/- 圃場 B:0.54/-/-/- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )-: 分析せず 注 3)(#) 印で示した作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 4) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

140 ジフェノコナゾール海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 剤型 試験条件 使用量 使用方法 回数 経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) ジフェノコナゾール/ 代謝物 J/ 代謝物 K/ 代謝物 L からしな たまねぎ ( 鱗茎 ) ねぎ きゅうり ( 果実 ) サマースカッシュ ( 果実 ) オレンジ % 乳剤 3.% 乳剤 レモン 5 3.% 乳剤 1 3.% 乳剤 ~0.115 lb ai/a 茎葉散布 ~0.115 lb ai/a 茎葉散布 ~0.115 lb ai/a 3.% 乳剤 3 茎葉散布 3.% 乳剤 3.% 乳剤 ~0.115 lb ai/a 茎葉散布 ~0.115 lb ai/a 茎葉散布 ~0.15 lb ai/a 茎葉散布 ~0.15 lb ai/a 茎葉散布 0.65 lb ai/a 茎葉散布 ~0.15 lb ai/a ク レーフ フルーツ 6 3.% 乳剤 4 茎葉散布 圃場 A:*7.7/<0.01/0.05/0.0(*4 回,7 日 ) 圃場 B:3./<0.01/*0.04/<0.01(*4 回,7 日 ) 1,7 圃場 C:6.0/<0.01/*0.1/0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 D:5.0/<0.01/*0.0/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 E:14/<0.01/0.0/0.01 0,3,5,7,9 圃場 A:*<0.01/<0.01/0.58/<0.01(*4 回,9 日 ) 圃場 B:<0.01/<0.01/0.09/<0.01 圃場 C:0.04/<0.01/0.0/<0.01 圃場 D:0.0/<0.01/0.0/< 圃場 E:0.09/<0.01/0.04/<0.01 圃場 F:<0.01/<0.01/0.04/<0.01 圃場 G:<0.01/<0.01/0.01/<0.01 圃場 H:0.01/<0.01/0.10/< 圃場 A:.5/<0.01/0.0/<0.01 圃場 B:.9/<0.01/0.01/<0.01 0,3,5,7,9 圃場 C:4.8/<0.01/0.06/<0.01 圃場 A1:0.03/<0.01/*0.14/<0.01(*4 回,7 日 ) 0,7 圃場 A:0.04/<0.01/*0.15/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 B1:0.0/<0.01/*0.4/**0.03(*4 回,5 日 )(**4 回,7 日 ) 0,1,3,5,7,9 圃場 B:*0.10/<0.01/0.7/0.03(*4 回,9 日 ) 圃場 C1:<0.01/<0.01/0.19/<0.01 圃場 C:<0.01/<0.01/0.14/<0.01 圃場 D1:0.06/<0.01/*0.04/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 D:0.0/<0.01/*0.05/<0.01(*4 回,7 日 ) 0,7 圃場 E1:0.04/<0.01/*0.07/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 E:<0.01/<0.01/*0.07/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 F1:0.01/<0.01/*0.08/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 F:<0.01/<0.01/0.07/<0.01 圃場 A1:<0.01/<0.01/0./<0.01 圃場 A:<0.01/<0.01/0.5/<0.01 圃場 B1:0.06/<0.01/0.11/<0.01 圃場 B:0.06/<0.01/0.10/<0.01 0,7 圃場 C1:0.0/<0.01/0.04/<0.01 圃場 C:*<0.01/<0.01/0.07/<0.01(*4 回,7 日 ) 圃場 D1:0.06/<0.01/0.0/<0.01 圃場 D:0.05/<0.01/0.0/<0.01 0,1,3,5,7,9 圃場 E1:0.06/<0.01/*0.11/*0.0(*4 回,1 日 ) 0,7 圃場 E:0.03/<0.01/0.06/0.01 圃場 A:0.4/<0.01/0.01/<0.01 圃場 B:0.19/<0.01/<0.01/< 圃場 C:0.4/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 D:0.09/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 E:0.0/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 A:0.17/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 B:0.17/<0.01/0.0/< 圃場 C:0.16/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 D:0.17/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 E:0.8/<0.01/0.01/<0.01 0,3,7,10 圃場 F:0.3/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 G:0.15/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 H:0.65/<0.01/0.01/< 圃場 I:0.13/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 J:0.13/<0.01/<0.01/<0.01 0,3,7,10 圃場 K:*0.37/<0.01/<0.01/<0.01(*4 回,3 日 ) 0 圃場 L:0.46/<0.01/<0.01/< 圃場 A:1.8/0.03/0.01/<0.01(#) 注 ) 0 圃場 A:0.08/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 B:0.4/<0.01/0.03/<0.01 圃場 C:0.0/<0.01/0.03/<0.01 圃場 D:0.14/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 E:0.10/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 F:0.13/<0.01/<0.01/<0.01

141 ジフェノコナゾール海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 剤型 試験条件 使用量 使用方法 回数 経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) ジフェノコナゾール/ 代謝物 J/ 代謝物 K/ 代謝物 L ぶどう 1 3.% 乳剤 小麦 大麦 % フロアブル ~0.115 lb ai/a 茎葉散布 10.9 g ai/100 lb seed 種子処理 4 g ai/100 kg seed 種子処理 10.9 g ai/100 lb seed 種子処理 4 圃場 A:1./<0.01/0.04/0.0 7 圃場 B:0.43/<0.01/0.04/0.0 圃場 C:0.1/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 D:0.40/<0.01/<0.01/<0.01 0,3,5,7 7 圃場 E:0.65/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 F:0.6/<0.01/0.0/<0.01 圃場 G:1.7/<0.01/<0.01/<0.01 0,3,5,7 圃場 H:1.8/<0.01/0.0/0.0 圃場 I:0.9/<0.01/<0.01/< 圃場 J:0.3/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 K:0.83/<0.01/<0.01/<0.01 圃場 L:0.8/<0.01/<0.01/< 注 3) 圃場 A:<0.01/-/-/- 37 圃場 B:<0.01/-/-/- 118 圃場 C:<0.01/-/-/- 64 圃場 D:<0.01/-/-/- 63 圃場 E:<0.01/-/-/- 304 圃場 F:<0.01/-/-/- 98 圃場 G:<0.01/-/-/- 94 圃場 H:<0.01/-/-/- 3 圃場 I:<0.01/-/-/- 40 圃場 J:<0.01/-/-/- 3 圃場 K:<0.01/-/-/- 59 圃場 L:<0.01/-/-/- 83 圃場 M:<0.01/-/-/- 305 圃場 N:<0.01/-/-/- 81 圃場 A:<0.01/-/-/- 119 圃場 B:<0.01/-/-/- 95 圃場 C:<0.01/-/-/- 94 圃場 D:<0.01/-/-/- 105 圃場 E:<0.01/-/-/- 93 圃場 F:<0.01/-/-/- 1 圃場 G:<0.01/-/-/- 305 圃場 H:<0.01/-/-/- 6 圃場 I:<0.01/-/-/- 10 圃場 J:<0.01/-/-/- 301 圃場 K:<0.01/-/-/- 149 圃場 L:<0.01/-/-/- 38 圃場 M:<0.01/-/-/- 93 圃場 N:<0.01/-/-/- 109 圃場 A:<0.01/-/-/- 89 圃場 B:<0.01/-/-/- 95 圃場 C:<0.01/-/-/- 107 圃場 D:<0.01/-/-/- 9 圃場 E:<0.01/-/-/- 94 圃場 F:<0.01/-/-/- 4 圃場 G:<0.01/-/-/- 13 圃場 H:<0.01/-/-/- 195 圃場 I:<0.01/-/-/- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 3)-: 分析せず 注 )(#) 印で示した作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 1

142 ジフェノコナゾール海外作物残留試験一覧表 (EU) ( 別紙 1-3) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) ジフェノコナゾール/ 代謝物 J/ 代謝物 K/ 代謝物 L 15 g ai/ha にんじん 16 5% 乳剤 3 茎葉散布 チコリ ( 茎葉 ) チコリ ( 根部 ) 4 4 5%EC 剤 5%EC 剤 圃場 15 g ai/ha 茎葉散布 促成栽培 156 mg ai/m 散布 15 g ai/ha 茎葉散布 圃場 A:0.1/-/-/- 注 ) 0,3,7,10,14 圃場 B:0.04/-/-/- 14 圃場 C:0.09/-/-/- 圃場 D:0./-/-/- 0,3,7,10,14 圃場 E:0.8/-/-/- 14 圃場 F:0.08/-/-/- 圃場 G:0.13/-/-/- 0,3,7,10,14 圃場 H:0.06/-/-/- 14 圃場 I:<0.0/-/-/- 圃場 J:0.0/-/-/- 圃場 K:0.0/-/-/- 圃場 L:0.15/-/-/- 圃場 M:0.03/-/-/- 0,3,7,10,15 圃場 N:0.0/-/-/-(3 回,15 日 ) 圃場 O:0.15/-/-/- 0,3,7,10,14 圃場 P:0.10/-/-/ ,1 注 3) 圃場 A:<0.01/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 B:0.04/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 C:<0.01/<0.01/0.0/<0.01(#) 圃場 D:<0.01/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 A:0.09/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 B:0.0/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 C:0.3/<0.01/0.03/<0.01(#) 圃場 D:*0.0/<0.01/0.01/<0.01(* 回,1 日 )(#) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )-: 分析せず 注 3)(#) 印で示した作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した

143 ジフェノコナゾール海外作物残留試験一覧表 ( 韓国 ) ( 別紙 1-4) 農作物 試験圃場数 剤型 試験条件 使用量 使用方法 回数 経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 45 圃場 A:0.0 水稲 ( 玄米 ) 3 13% 乳剤 13 g ai/ha 茎葉散布 3 30 圃場 B: ,1 圃場 C: ,1,3,5,7 圃場 A:0.5(1 回,3 日 ) 3 5% フロアブル 100 g ai/ha 茎葉散布 0,1,3,5,7 圃場 B:0.45( 回,3 日 ) とうがらし 3 0,1,3,5,7 圃場 C:0.57(3 回,3 日 ) 10% フロアブル 15 g ai/ha 茎葉散布 1,3,5,7 圃場 A: ,3,5,7 圃場 B:0.9(3 回,7 日 )(#) 注 ) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した

144 ジフェノコナゾール海外作物残留試験一覧表 ( カナダ ) ( 別紙 1-5) 農作物 なたね ( 種子 ) ブルーベリー ( 果実 ) 試験圃場数 11 3 ばれいしょ % 乳剤 注 1) 最大残留量 (ppm) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 ジフェノコナゾール / 代謝物 J/ 代謝物 K/ 代謝物 L 3.5% 乳剤 8.3% 乳剤 19.4 g/l フロアブル 試験条件 ~15 g ai/ha 茎葉散布 18 g ai/ha 茎葉散布 g ai/ha 茎葉散布.5 g ai/100 kg seed pieces 種子処理 9 注 ) 圃場 A:0.017/-/-/- 30 圃場 B:0.081/-/-/- 30 圃場 C:0.070/-/-/- 9 圃場 D:0.03/-/-/- 30 圃場 E:0.04/-/-/- 30 圃場 F:0.036/-/-/- 31 圃場 G:0.044/-/-/- 35 圃場 H:<0.01/-/-/- 31 圃場 I:0.019/-/-/- 3 圃場 J:0.040/-/-/- 5,30,35,40 圃場 K:0.01/-/-/- 31 圃場 L:0.011/-/-/- 31 圃場 M:0.037/-/-/- 1,4,9,1 注 3) 圃場 A:1./<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 B:1./<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 C:1.4/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 D:./<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 E:1.0/<0.01/<0.01/<0.01(#) 1 圃場 F:1.0/<0.01/<0.01/<0.01(#) 圃場 G:0.7/<0.01/0.041/<0.01(#) 圃場 H:0.44/<0.01/0.016/<0.01(#) 圃場 I:0.67/<0.01/0.030/<0.01(#) 圃場 J:0.35/<0.01/0.011/<0.01(#) 1,3,8,13 圃場 K:./-/-/-(#) 圃場 A:1./-/-/- 1 圃場 B:0.30/-/-/- 圃場 C:0.19/-/-/- 86,93,99,107 圃場 A:<0.0099/-/-/- 100 圃場 B:0.03/-/-/- 100 圃場 C:<0.003/-/-/- 101 圃場 D:0.014/-/-/- 101 圃場 E:0.019/-/-/- 100 圃場 F:<0.0068/-/-/- 100 圃場 G:0.096/-/-/- 89 圃場 H:<0.003/-/-/- 89 圃場 I:<0.003/-/-/- 91 圃場 J:<0.003/-/-/- 104 圃場 K:<0.003/-/-/- 19 圃場 L:<0.003/-/-/- 96 圃場 M:0.01/-/-/- 75 圃場 N:<0.003/-/-/- 91,98,105,11 圃場 O:0.011/-/-/-(1 回,105 日 ) 118 圃場 P:0.013/-/-/- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )-: 分析せず 注 3)(#) 印で示した作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 4) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

145 農薬名 ジフェノコナゾール ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 米 ( 玄米をいう ) 韓国 0.0,0.04,0.05( 韓国 ) 小麦 米国 <0.01(n=8)( 米国 ) 大麦 米国 <0.01(n=9)( 米国 ) ライ麦 0.1 とうもろこし 0.1 そば 0.0 大豆 らっかせい ばれいしょ < (n=16)( カナダ ) てんさい (#),0.09(#) 西洋わさび EU EUにんじん (< (n=16)) 参 照 キャベツ 〇 芽キャベツ カリフラワー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 サルシフィー EU EUにんじん参照 チコリ EU < (#)( チコリ )(n=4)(eu) レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 EU (#)( チコリの根 )(n=4) (EU) たまねぎ 米国 < (n=8)( 米国 ) ねぎ ( リーキを含む ) 米国.5,.9,4.8( 米国 ) にんにく 米国 米国たまねぎ参照 アスパラガス その他のゆり科野菜 にんじん パセリ 5 10 申 6.8,17.7($) セロリ 〇 ,3.46($) その他のせり科野菜 トマト 〇 0.6 ピーマン 〇 ,0.53($) なす 〇 0.6 その他のなす科野菜 韓国 0.5,0.45,0.57( とうがらし )( 韓国 ) きゅうり ( ガーキンを含む ) 〇 米国 < (n=1)( 米国 ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 〇 米国 < ( サマースカッシュ )(n=10) ( 米国 ) すいか 〇 <0.01,0.0 メロン類果実 〇 <0.01,<0.01 オクラ しょうが 0.05 申 <0.01,0.01,0.01 未成熟えんどう 未成熟いんげん しいたけ その他のきのこ類 その他の野菜

146 農薬名 ジフェノコナゾール ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 参考基準値国際外国基準基準値 ppm ppm 作物残留試験成績等 ppm なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ ,0.03($) もも 〇 0.04,0.04 ネクタリン 〇 ,0.3 あんず ( アプリコットを含む ) 1 1 〇 0.4,0.5 すもも ( プルーンを含む ) 〇 0. <0.1,0.1 うめ 3 3 〇 0.4,1.16($) おうとう ( チェリーを含む ) 3 3 〇 ,1.33($) いちご 〇 0.6,0.6 ブルーベリー 4 IT 4 カナタ (#)(n=14)( カナダ ) ぶどう 米国 (n=1)( 米国 ) かき 〇 0.19,0.4 バナナ パパイヤ アボカド マンゴー パッションフルーツ その他の果実 ひまわりの種子 ごまの種子 カナタ カナダなたね参照 なたね < (n=13)( カナダ ) その他のオイルシード カナタ カナダなたね参照 ぎんなん くり ペカン アーモンド くるみ その他のナッツ類 茶 〇 5.31,7.87( 荒茶 ) その他のスパイス 米国 米国レモン オレンジ グレープフルーツ参照 その他のハーブ 米国 3.-14( からしな )(n=5)( 米国 ) 牛の筋肉 牛の脂肪参照 豚の筋肉 牛の脂肪参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 牛の脂肪参照 牛の脂肪 推:0.19 豚の脂肪 牛の脂肪参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 牛の脂肪参照 牛の肝臓 1.5 推:0.95 豚の肝臓 1.5 牛の肝臓参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 1.5 牛の肝臓参照

147 農薬名 ジフェノコナゾール ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 牛の腎臓 1.5 牛の肝臓参照 豚の腎臓 1.5 牛の肝臓参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 1.5 牛の肝臓参照 牛の食用部分 1.5 牛の肝臓参照 豚の食用部分 1.5 牛の肝臓参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 1.5 牛の肝臓参照 乳 推:0.013 鶏の筋肉 推:0.01 その他の家きんの筋肉 鶏の筋肉参照 鶏の脂肪 推:0.01 その他の家きんの脂肪 鶏の脂肪参照 鶏の肝臓 推:0.01 その他の家きんの肝臓 鶏の肝臓参照 鶏の腎臓 鶏の肝臓参照 その他の家きんの腎臓 鶏の肝臓参照 鶏の食用部分 鶏の肝臓参照 その他の家きんの食用部分 鶏の肝臓参照 鶏の卵 推:0.06 その他の家きんの卵 鶏の卵参照 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内において農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している 登録有無 の欄に IT の記載があるものは インホ ートトレランス申請に基づく基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした 作物残留試験 欄に 推 の記載のあるものは 推定残留濃度であることを示している

148 ジフェノコナゾール推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 食品名 暴露評価に一般一般幼小児幼小児高齢者高齢者基準値案妊婦妊婦用いた数値 (1 歳以上 ) (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI EDI (ppm) TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI 米 ( 玄米をいう ) 0. ## 小麦 大麦 0.1 ## 大豆 0.1 ## ばれいしょ 0.1 ## てんさい 0.3 ## 西洋わさび キャベツ 芽キャベツ カリフラワー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 ## サルシフィー チコリ レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 0.6 ## たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) にんにく アスパラガス その他のゆり科野菜 9 ## にんじん パセリ セロリ その他のせり科野菜 0.5 ## トマト ピーマン なす その他のなす科野菜 1 ## きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) すいか メロン類果実 0.05 ## オクラ しょうが 未成熟えんどう 未成熟いんげん 0.7 ## しいたけ その他のきのこ類 0.6 ## その他の野菜 0.7 ## なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 0.6 ## りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ 0. ## もも ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) うめ おうとう ( チェリーを含む ) 3 ## いちご ブルーベリー 4 ## ぶどう かき 0.7 ## バナナ パパイヤ アボカド マンゴー パッションフルーツ 0.05 ## その他の果実 ## ひまわりの種子 ごまの種子 なたね その他のオイルシード 0.1 ## ぎんなん くり ペカン アーモンド くるみ その他のナッツ類 0.03 ## 茶 15 ## その他のスパイス 0.6 ## その他のハーブ

149 食品名 ジフェノコナゾール推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) 基準値案 (ppm) 暴露評価に用いた数値 (ppm) 一般 (1 歳以上 ) TMDI 一般 (1 歳以上 ) EDI 幼小児 (1~6 歳 ) TMDI 幼小児 (1~6 歳 ) EDI 妊婦 TMDI 妊婦 EDI 高齢者 (65 歳以上 ) TMDI ( 別紙 3) 高齢者 (65 歳以上 ) EDI 陸棲哺乳類の肉類 0. 筋肉 脂肪 ## 0.14 陸棲哺乳類の食用部分 ( 肉類除く ) ## 陸棲哺乳類の乳類 0.0 ## 家禽の肉類 0.01 ## 家禽の卵類 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 EDI: 推定 1 日摂取量 (Estimated Daily Intake) EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量 : 個別の作物残留試験がないことから 暴露評価を行うにあたり基準値 ( 案 ) の数値を用いた 大豆 キャベツ 芽キャベツ カリフラワー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 レタス アスパラガス その他のゆり科野菜 にんじん その他のせり科野菜 トマト なす オクラ 未成熟えんどう 未成熟いんげん しいたけ その他のきのこ類 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ バナナ パパイヤ アボカド マンゴー パッションフルーツ その他の果実 ひまわりの種子 なたね ぎんなん くり ペカン アーモンド くるみ その他のナッツ類 陸棲哺乳類の肉類 陸棲哺乳類の乳類及び家禽の卵類については JMPRの評価に用いられた残留試験データを用いてEDI 試算をした 陸棲哺乳類の肉類 については TMDI 計算では 牛 豚 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 脂肪の摂取量にその範囲の基準値案で最も高い値を乗じた また EDI 計算では 畜産物中の平均的な残留農薬濃度を用い 摂取量の筋肉及び脂肪の比率をそれぞれ80% 0% として試算した

150 ( 別紙 4-1) ジフェノコナゾール推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 米 ( 玄米 ) 米 小麦 小麦 大麦 大麦 麦茶 大豆 大豆 ばれいしょ ばれいしょ キャベツ キャベツ カリフラワー カリフラワー ブロッコリー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 たかな 菜花 5.5 レタス類 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にんにく にんにく アスパラガス アスパラガス その他のゆり科野菜にんじんパセリ にんにくの芽にんじんパセリ ( 生 ) らっきょうにんじんジュースパセリ ( 乾燥 ) セロリ セロリ その他のせり科野菜 せり トマト トマト ピーマン ピーマン 5.1 なす なす その他のなす科野菜 とうがらし ( 生 ) ししとう きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり かぼちゃ かぼちゃ ( スカッシュを含む ) ズッキーニ すいか すいか メロン類果実 メロン オクラ オクラ しょうが しょうが 未成熟えんどう 未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん 未成熟いんげん しいたけ しいたけ きくらげ しめじ なめこ その他のきのこ類 エリンギ ひらたけ まいたけ えのきたけ ずいき その他の野菜 もやし れんこん そら豆 ( 生 ) なつみかんの果実全体 なつみかん レモン レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) オレンジ オレンジ果汁 グレープフルーツ グレープフルーツ きんかん その他のかんきつ類果実 ぽんかん ゆず すだち りんご りんご りんご果汁

151 ( 別紙 4-1) ジフェノコナゾール推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) 日本なし 日本なし 西洋なし 西洋なし びわ びわ もも もも すもも ( プルーンを含む ) プルーン うめ うめ おうとう ( チェリーを含む ) おうとう いちご いちご ブルーベリー ブルーベリー ぶどう ぶどう かき かき バナナ バナナ アボカド アボカド マンゴー マンゴー その他の果実 いちじく ごまの種子 ごまの種子 ぎんなん ぎんなん くり くり アーモンド アーモンド くるみ くるみ 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量の推計の精密化を図った

152 ( 別紙 4-) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) 米 ( 玄米 ) 米 小麦 小麦 大麦 ESTI/ARfD (%) 大麦 麦茶 大豆 大豆 ばれいしょ ばれいしょ キャベツ キャベツ ブロッコリー ブロッコリー レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) レタス類 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ にんにく にんにく にんじん にんじん パセリ パセリ ( 生 ) トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす きゅうり ( ガーキンを含む ) きゅうり かぼちゃ ( スカッシュを含む ) かぼちゃ すいか すいか メロン類果実 メロン オクラ オクラ しょうが しょうが 未成熟えんどう 評価に用いた数値 (ppm) 未成熟えんどう ( さや ) 未成熟えんどう ( 豆 ) 未成熟いんげん 未成熟いんげん しいたけ しいたけ その他のきのこ類 その他の野菜 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) りんご しめじ えのきたけ もやし れんこん オレンジ オレンジ果汁 りんご りんご果汁 日本なし 日本なし もも もも うめ うめ いちご いちご ぶどう ぶどう かき かき バナナ バナナ ごまの種子 ごまの種子 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ジフェノコナゾール推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量の推計の精密化を図った

153 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 5 年 4 月 8 日 初回農薬登録 平成 17 年 11 月 9 日 残留農薬基準告示 平成 1 年 5 月 9 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : ピーマン なす及び茶等 ) 平成 年 9 月 4 日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 年 11 月 8 日 インポートトレランス設定の要請 ( 高麗人参 ) 平成 年 1 月 0 日 インポートトレランス設定の要請 ( トマト等 ) 平成 4 年 3 月 15 日 インポートトレランス設定の要請 ( スカッシュ等 ) 平成 4 年 10 月 15 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評 価について通知 平成 6 年 4 月 4 日 残留農薬基準告示 平成 6 年 1 月 0 日 インポートトレランス設定の要請 ( とうがらし ) 平成 6 年 8 月 13 日 インポートトレランス設定の要請 ( チコリ等 ) 平成 6 年 9 月 9 日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 7 年 3 月 3 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 8 年 4 月 4 日 残留農薬基準告示 平成 8 年 7 月 1 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : パセリ及びしょうが ) 平成 8 年 1 月 1 日 インポートトレランス設定の要請 ( ブルーベリー ) 平成 8 年 1 月 13 日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に 係る食品健康影響評価について要請 平成 9 年 月 8 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 9 年 7 月 5 日 薬事 食品衛生審議会へ諮問 平成 9 年 8 月 日 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

154 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

155 答申 ( 案 ) ジフェノコナゾール 食品名 残留基準値 ppm 米 ( 玄米をいう ) 0. 小麦 0.1 大麦 0.1 大豆 0.1 ばれいしょ 0.1 てんさい 0.3 西洋わさび 0.4 キャベツ 芽キャベツ カリフラワー ブロッコリー 1) その他のあぶらな科野菜注 サルシフィー 0.4 チコリ 0.08 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) ) その他のきく科野菜注 0.6 たまねぎ 0. ねぎ ( リーキを含む ) 6 にんにく 0. アスパラガス ) その他のゆり科野菜注 9 にんじん 0. パセリ 5 セロリ 10 4) その他のせり科野菜注 0.5 トマト 0.6 ピーマン なす 0.6 5) その他のなす科野菜注 1 きゅうり ( ガーキンを含む ) 0.7 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.7 すいか 0.1 メロン類果実 0.05 オクラ 0.6 しょうが 0.05 未成熟えんどう 0.7 未成熟いんげん 0.7 しいたけ 0.6 6) その他のきのこ類注 0.6 7) その他の野菜注 0.7 なつみかんの果実全体 0.6 レモン 0.6 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 0.6 グレープフルーツ 0.6 ライム 0.6 8) その他のかんきつ類果実注 0.6 今回基準値を設定するジフェノコナゾールとは 農産物にあってはジフェノコナゾールのみとし 畜産物にあってはジフェノコナゾール及び代謝物 D 1-[- クロロ -4-(4- クロロフェノキシ ) フェニル ]--(1H -1,,4- トリアゾール -1- イル ) エタノール をジフェノコナゾールに換算したものの和とする 注 1) その他のあぶらな科野菜 とは あぶらな科野菜のうち だいこん類の根 だいこん類の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 西洋わさび クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー及びハーブ以外のものをいう 注 ) その他のきく科野菜 とは きく科野菜のうち ごぼう サルシフィー アーティチョーク チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス及びハーブ以外のものをいう 注 3) その他のゆり科野菜 とは ゆり科野菜のうち たまねぎ ねぎ にんにく にら アスパラガス わけぎ及びハーブ以外のものをいう 注 4) その他のせり科野菜 とは せり科野菜のうち にんじん パースニップ パセリ セロリ みつば スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 5) その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう 注 6) その他のきのこ類 とは きのこ類のうち マッシュルーム及びしいたけ以外のものをいう 注 7) その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しようが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 8) その他のかんきつ類果実 とは かんきつ類果実のうち みかん なつみかん なつみかんの外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外のものをいう

156 食品名 残留基準値 ppm りんご 0.8 日本なし 0.8 西洋なし 0.8 マルメロ 0.8 びわ 0. もも 0. ネクタリン 0.7 あんず ( アプリコットを含む ) 1 すもも ( プルーンを含む ) 0.3 うめ 3 おうとう ( チェリーを含む ) 3 いちご ブルーベリー 4 ぶどう 4 かき 0.7 バナナ 0.1 パパイヤ 0. アボカド 0.6 マンゴー 0.07 パッションフルーツ ) その他の果実注 ひまわりの種子 0.0 ごまの種子 0.1 なたね 0. 10) その他のオイルシード注 0.1 ぎんなん 0.03 くり 0.03 ペカン 0.03 アーモンド 0.03 くるみ ) その他のナッツ類注 0.03 茶 15 1) その他のスパイス注 ) その他のハーブ注 35 牛の筋肉 0. 豚の筋肉 0. その他の陸棲哺乳類に属する動物注 14) の筋肉 0. 牛の脂肪 0. 豚の脂肪 0. その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0. 注 9) その他の果実 とは 果実のうち かんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ もも ネクタリン あんず すもも うめ おうとう ベリー類果実 ぶどう かき バナナ キウィー パパイヤ アボカド パイナップル グアバ マンゴー パッションフルーツ なつめやし及びスパイス以外のものをいう 注 10) その他のオイルシード とは オイルシードのうち ひまわりの種子 ごまの種子 べにばなの種子 綿実 なたね及びスパイス以外のものをいう 注 11) その他のナッツ類 とは ナッツ類のうち ぎんなん くり ペカン アーモンド及びくるみ以外のものをいう 注 1) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう 注 13) その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう 注 14) その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外のものをいう

157 食品名 残留基準値 ppm 牛の肝臓 豚の肝臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 牛の腎臓 豚の腎臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 15) 牛の食用部分注 豚の食用部分 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 乳 0.0 鶏の筋肉 0.01 その他の家きん注 16) の筋肉 0.01 鶏の脂肪 0.01 その他の家きんの脂肪 0.01 鶏の肝臓 0.01 その他の家きんの肝臓 0.01 鶏の腎臓 0.01 その他の家きんの腎臓 0.01 鶏の食用部分 0.01 その他の家きんの食用部分 0.01 鶏の卵 0.03 その他の家きんの卵 0.03 注 15) 食用部分 とは 食用に供される部分のうち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう 注 16) その他の家きん とは 家きんのうち 鶏以外のものをいう

158 チアムリン 今般の残留基準の検討については 食品中の動物用医薬品等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しについて 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : チアムリン [ Tiamulin ] () 用途 : 抗生物質バルネムリンと類似のプレウロムチリンの化学構造を有するジテルペン系抗生物質である リボソームのタンパク質合成を阻害することにより 主にグラム陽性菌及びマイコプラズマに抗菌活性を発揮する 国内では 豚赤痢 豚のマイコプラズマ性肺炎 豚ヘモフィルス感染症 慢性型豚増殖性腸炎等を適応症として フマル酸チアムリンが飼料添加剤及び飲水添加剤として チアムリンが注射剤として用いられる 海外では 赤痢 肺炎及びマイコプラズマ感染の予防のため 豚 ウサギ及び家きんに用いられる ヒト用医薬品としては使用されていない (3) 化学名及びCAS 番号 (3aR,4R,5R,7S,8S,9R,9aS,1S)-8-Hydroxy-4,7,9,1-tetramethyl-3-oxo-7- vinyldecahydro-4,9a-propanocyclopenta[8]annulen-5-yl - {[-(diethylamino)ethyl]thio}acetate (IUPAC) Acetic acid, -[[-(diethylamino)ethyl]thio]-, (3aS,4R,5S,6S,8R,9S,9aR,10R)- 6-ethenyldecahydro-5-hydroxy-4,6,9,10-tetramethyl-1-oxo-3a,9-propano-3aHcyclopentacycloocten-8-yl ester (CAS:No )

159 (4) 構造式及び物性 分子式 C 8 H 47 NO 4 S 分子量 (5) 適用方法及び用量 チアムリンの使用対象動物及び使用方法等は以下のとおり 1 国内での使用方法医薬品 対象動物及び使用方法 休薬期間 フマル酸チアムリンを有飼料 1 t 当たり 300 g( 力価 ) 以下の量を混じて効成分とする飼料添加剤経口投与する 7 日 フマル酸チアムリンを有飲水 1 L 当たり 60 mg( 力価 ) 以下の量を溶かし豚効成分とする飲水添加剤て経口投与する 5 日 チアムリンを有効成分と 1 日量として体重 1 kg 当たり10 mg( 力価 ) 以下する注射剤の量を筋肉内に注射する 1 日 海外での使用方法医薬品 対象動物及び使用方法 使用国休薬期間 1 日量として体重 1 kg 当たり3.1 mg 以下の 量を5 日間経口投与する 体重 113 kg を超え 7 日チアムリンを有効る豚には使用してはならない 成分とする飲水添豚米国 1 日量として体重 1 kg 当たり7.7 mg 以下の量加剤を5 日間経口投与する 体重 113 kgを超える 3 日 豚には使用してはならない

160 医薬品対象動物及び使用方法使用国休薬期間 フマル酸チアムリ ンを有効成分とす る飲水添加剤 フマル酸チアムリ ンを有効成分とす る飼料添加剤 フマル酸チアムリ ンを有効成分とす る飼料添加剤 フマル酸チアムリ ンを有効成分とす る飲水添加剤 豚 豚 鶏 1 日量として体重 1 kg 当たりチアムリンとし て 3.1 mg 以下の量を 5 日間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たりチアムリンとし て 7.7 mg 以下の量を 5 日間経口投与する 飼料 1 t 当たりチアムリンとして 00 g 以下 の量を混じて 14 日間経口投与する 飼料 1 t 当たりチアムリンとして 35 g 以下の 量を混じて 10 日以上経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 5~10 mg の量を 7~10 日間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 7.5 mg の量を 10~14 日間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり.0 mg の量を ~4 週間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 5 mg の量を 3 ~5 日間経口投与する 七面鳥 1 日量として体重 1 kg 当たり 40 mg の量を 3 ~5 日間経口投与する ウサギ 豚 家きん 1 日量として体重 1 kg 当たり 3 mg の量を経口 投与する 流行性ウサギ全腸炎 (ERE) の治療 の場合は 臨床症状が消失した後 ~3 日目ま で ERE の予防の場合は 離乳後 1 週目から 3 ~4 週間投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 17.6 mg の量を 6 日間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 8.8 mg の量を 3 ~5 日間経口投与する 1 日量として体重 1 kg 当たり 40 mg の量を 6 日間経口投与する 食用の卵を生産する可能 性のある家きんには使用してはならない 1 日量として体重 1 kg 当たり 0 mg の量を 3 ~5 日間経口投与する 食用の卵を生産する可 能性のある家きんには使用してはならない 米国 EU 豪州 7 日 3 日 7 日 日 6 日 6 日 1 日 1 日 ( 卵 0 日 ) 4 日 0 日 5 日

161 . 対象動物における分布 代謝 (1) 豚における分布 代謝 1 豚 ( 雌雄各 頭 / 時点 ) に 3 H 標識フマル酸チアムリンを5 日間経口投与 (10 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 3 日後に筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓における総残留濃度を液体シンチレーション計数法 (LSC) により測定した 表 1. 豚に 3 H 標識フマル酸チアムリンを 5 日間経口投与後の組織中の総残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与 3 日後 筋肉 0.055(4) 脂肪 0.150(4) 肝臓 3.3(4) 腎臓 0.150(4) 数値は平均値を示し 括弧内は検体数を示す 豚 ( 雌雄各 頭 / 時点 ) に 3 H 標識フマル酸チアムリンを 10 日間経口投与 (10 mg/kg 体 重 / 日 ) し 最終投与 5 10 及び 5 日後に筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓における総残 留濃度を LSC により測定した 表. 豚に 3 H 標識フマル酸チアムリンを10 日間経口投与後の組織中の総残留濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 0.11(4) 0.05(4) 0.03(4) 0.01(4) 脂肪 0.18(4) 0.1(4) 0.07(4) 0.04(4) 肝臓 8.77(4).09(4) 0.93(4) 0.17(4) 腎臓 0.48(4) 0.13(4) 0.05(4) 0.01(4) 数値は平均値を示し 括弧内は検体数を示す 3 豚に 3 H 標識フマル酸チアムリンを経口投与した結果 6- 脱メチルチアムリンは 胆汁及び尿中の総残留濃度の1% 未満しか占めておらず その抗菌活性はチアムリンの抗菌活性の67% であった 他の4 種の代謝物における抗菌活性は チアムリンの0.7~3.3% その他の代謝物では全て0.3% 未満であった () 家きんにおける分布 代謝 1 採卵鶏に 3 H 標識チアムリンを5 日間経口投与 (50 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び 8 時間後に筋肉 皮膚 / 脂肪及び肝臓における総残留の濃度をLSCにより測定した また 最終投与 8 時間後に8-α-ヒドロキシムチリンの残留濃度を測定した ( 分析法不明 )

162 表 3. 採卵鶏に 3 H 標識チアムリンを5 日間経口投与後の組織中の代謝物及び総残留濃度 (mg/kg) 組織 分析対象 最終投与後時間 8 筋肉 8-α-ヒドロキシムチリン 総残留 皮膚 / 脂肪 8-α-ヒドロキシムチリン - <0.05 総残留 5.0 ND 肝臓 8-α-ヒドロキシムチリン 総残留 α- ヒドロキシムチリン 採卵鶏に 3 H 標識フマル酸チアムリンを 5 日間経口投与 (50 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終 投与 3 5 及び 6 日後に卵黄及び卵白における総残留の濃度を LSC により測定した また チアムリン及び 8-α- ヒドロキシムチリンの残留濃度を測定した ( 分析法不明 ) 組織 卵黄 卵白 表 4. 採卵鶏に 3 H 標識フマル酸チアムリンを5 日間経口投与後の卵中の チアムリン 代謝物及び総残留濃度 (mg/kg) 分析対象 最終投与後日数 チアムリン α-ヒドロキシムチリン <LOQ <LOQ <0.07 総残留 チアムリン α-ヒドロキシムチリン 総残留 七面鳥に 3 H 標識チアムリンを 5 日間経口投与 (50 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 時間 後に筋肉 皮膚 / 脂肪及び肝臓における総残留の濃度を LSC により測定した また 最 終投与 時間後に 8-α- ヒドロキシムチリンの残留濃度を測定した ( 分析法不明 )

163 表 5. 七面鳥に 3 H 標識チアムリンを 5 日間経口投与後の組織中の代謝物及び総残留濃度 (mg/kg) 組織分析対象最終投与 時間後 筋肉 皮膚 / 脂肪 肝臓 8-α-ヒドロキシムチリン 0.11 総残留 α-ヒドロキシムチリン 0.1 総残留 α-ヒドロキシムチリン 8.3 総残留 対象動物における残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 チアムリン 加水分解により8-α-ヒドロキシムチリンに変換される代謝物 分析法の概要 ⅰ) チアムリンバイオアッセイによる方法試料から水 メタノール (1:) 混液で抽出し スチレンジビニルベンゼン共重合体カラムで精製した後 Micrococcus luteus ATCC9341 を試験菌とした円筒平板法で定量する または 試料にリン酸緩衝液 (ph 3.5) を加えて加熱した後 遠心分離する 冷却して脂肪を固化し 水層を採り 石油エーテルで洗浄する 水酸化ナトリウム溶液でpH 11.0~11.5として塩化カリウムを加え 四塩化炭素に転溶し Micrococcus luteus ATCC9341を試験菌とした円筒平板法で定量する あるいは 試料からメタノール 0.1 mol/l 塩酸 (3:) 混液で抽出する 脂肪は緩衝液 (ph 3.5) で抽出する 水を加え沸騰水浴中で加熱した後 遠心分離し 上清液を氷冷して固化した脂肪を除去する アルカリ性としてジクロロメタンに転溶した後 Micrococcus luteus ATCC9341を試験菌とした円筒平板法で定量する 検出限界 0.0~0.08 mg( 力価 )/kg 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) による方法 試料 ( 鶏卵 ) から 0.1%(w/v) 酒石酸溶液で抽出し LC-MS/MS で定量する 定量限界 0.1 mg/kg

164 紫外分光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV) による方法試料 ( 鶏卵 ) からアセトンで抽出し 濃縮乾固後ヘキサンに溶かし 0.5 mol/l 塩酸で抽出する エーテルで洗浄した後 クロロホルムに転溶し HPLC-UVで定量する 定量限界 0.5 mg/kg ⅱ) 加水分解により8-α-ヒドロキシムチリンに変換される代謝物試料から0.5 mol/l 塩酸 アセトン (1:60) 混液で抽出し 塩酸及び7 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で加水分解した後 塩酸酸性下ジクロロメタンに転溶する ペンタフルオロプロピオン酸無水物を加えて誘導体化し フロリジルカラムで精製した後 電子捕獲型検出器付きガスクロマトグラフ (GC-ECD) で定量する 定量限界 0.05 mg/kg () 残留試験結果 1 豚 (3 頭 / 時点 ) にチアムリンを10 日間強制経口投与 (10 及び30 mg( 力価 )/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び7 日後に筋肉 ( 大腿筋 ) 脂肪 肝臓 腎臓 心臓 胃 回腸及び肺におけるチアムリン濃度をバイオアッセイにより測定した 表 6. 豚にチアムリンを10 日間経口投与後の組織中のチアムリン濃度 (mg( 力価 )/kg) 投与量 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.04(3) <0.04(3) 脂肪 <0.08(3) <0.08(3) 肝臓 0.68±0.8(3) 0.05±0.044(3) <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) 10 mg 力価腎臓 <0.04(3) <0.04(3) /kg 体重 / 心臓 <0.04(3) <0.04(3) 日胃 <0.04(3) <0.04(3) 回腸 <0.04(3) <0.04(3) 肺 0.063±0.066(3) <0.04(3) < 筋肉 <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) 脂肪 <0.08(3) <0.08(3) <0.08(3) - - 肝臓 0.364± ±0.080(3) 0.050±0.00(3) <0.04(3) <0.04(3) 30 mg 力価腎臓 <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) - - /kg 体重 / 心臓 <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) - - 日胃 <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) - - 回腸 <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3) - - 肺 0.054±0.048(3) 0.016±0.08(3) <0.04(3) <0.04(3) <0.04(3)

165 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 検出限界 : 筋肉 肝臓 腎臓 心臓 胃 回腸及び肺 0.04 mg( 力価 )/kg 脂肪 0.08 mg( 力価 )/kg 豚 (3 頭 / 時点 ) にフマル酸チアムリンを4 時間間隔で 回 筋肉内注射 ( チアムリンとして10 mg( 力価 )/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び8 日後に筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 心臓及び小腸におけるチアムリン濃度をバイオアッセイにより測定した 組織 表 7. 豚にフマル酸チアムリンを 4 時間間隔で 回筋肉内注射後の組織中のチアムリン濃度 最終投与後日数 (mg( 力価 )/kg) 筋肉 0.317±0.038(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 脂肪 0.143±0.04(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 肝臓 0.414±0.11(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 腎臓 0.084±0.018(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 心臓 0.058±0.00(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 小腸 0.1±0.018(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 検出限界 :0.0 mg( 力価 )/kg 3 豚にチアムリンを 4 時間間隔で 回 筋肉内注射 (10 及び 30 mg( 力価 )/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び 8 日後に筋肉 脂肪 心臓 肝臓 腎臓及び小腸にお けるチアムリン濃度をバイオアッセイにより測定した 表 8. 豚にチアムリンを 4 時間間隔で 回筋肉内注射後の組織中のチアムリン濃度 (mg( 力価 )/kg) 投与量 10 mg 力価 /kg 体重 / 日 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 脂肪 0.190±0.068(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 肝臓 0.449±0.11(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 腎臓 0.149±0.053(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 心臓 <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 小腸 0.070±0.010(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 検出限界 :0.0 mg( 力価 )/kg

166 表 9. 豚にチアムリンを 4 時間間隔で 回筋肉内注射後の組織中のチアムリン濃度 (mg( 力価 )/kg) 投与量 30 mg 力価 /kg 体重 / 日 組織 最終投与後日数 筋肉 0.16±0.105(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 脂肪 0.657±0.43(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 肝臓 1.50 ±1.39(3) 0.148±0.095(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 腎臓 0.355±0.09(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 心臓 0.154±0.096(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 小腸 0.84±0.151(3) <0.0,<0.0,<0.101 <0.0(3) <0.0(3) <0.0(3) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 検出限界 :0.0 mg( 力価 )/kg 4 豚にチアムリンを 週間間隔で 回 筋肉内注射 (10 mg( 力価 )/kg 体重 / 日 ) し 最 終投与 1 7 及び 14 日後に筋肉 脂肪 肝臓 腎臓 大腸及び肺におけるチアムリン濃 度をバイオアッセイにより測定した 表 10. 豚にチアムリンを 週間間隔 回筋肉内注射後の組織中のチアムリン濃度 (mg( 力価 )/kg) 組織 最終投与後日数 筋肉 <0.03(3) <0.0(3) <0.0(3) 脂肪 0.17±0.08(3) <0.0(3) <0.0(3) 肝臓 0.995±0.30(3) <0.0(3) <0.0(3) 腎臓 <0.066(3) <0.0(3) <0.0(3) 大腸 0.134±0.05(3) <0.0(3) <0.0(3) 肺 0.90±0.193(3) <0.0(3) <0.0(3) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 :0.0 mg( 力価 )/kg 5 豚 ( 雌雄各 4 頭 / 時点 ) にチアムリンを 10 日間混餌投与 (39 ppm) し 最終投与 及 び 1 時間後に肝臓における加水分解により 8-α- ヒドロキシムチリンに変換される代 謝物の合計濃度を GC-ECD により測定した 表 11. 豚にチアムリンを10 日間混餌投与後の肝臓中の8-α-ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 最終投与後時間組織 1 肝臓 0.447(8) 0.47(8) 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す

167 6 豚 ( 雌雄各 頭 / 時点 ) にフマル酸チアムリンを 5 日間強制経口投与 (3 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び 6 日後に肝臓における 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 を GC により測定した ( 分析法の詳細不明 ) 表 1. 豚にフマル酸チアムリンを5 日間経口投与後の肝臓中の8-α-ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 最終投与後日数組織 肝臓 0.645±0.196(4) 0.313±0.074(4) 0.0±0.086(4) 0.167±0.076(4) 0.115±0.05(4) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 7 豚 ( 雌雄各 頭 / 時点 ) にフマル酸チアムリンを 14 日間混餌投与 (00 ppm) し 最 終投与 及び 96 時間後に肝臓における 8-α- ヒドロキシムチリン濃度を GC により測定した ( 分析法の詳細不明 ) 表 13. 豚にフマル酸チアムリンを 14 日間混餌投与後の肝臓中の 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 肝臓 0.595±0.185(4) 0.715±0.30(4) 0.384±0.156(4) 0.71±0.116(4) 0.199±0.068(4) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 8 豚 (8~1 頭 / 時点 ) にチアムリンを 10~18 日間混餌投与 (35 ppm 平均投与量 1.7 ~.1 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び 4 時間後に肝臓における 8-α- ヒドロキシムチリン濃度を GC により測定した ( 分析法の詳細不明 ) 表 14. 豚にチアムリンを 10~18 日間混餌投与後の肝臓中の 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 肝臓 0.447±0.104(8) 0.6±0.085(1) 0.56±0.118(8) 0.14±0.066(8) 0.175±0.059(8) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 9 採卵鶏 (6 羽 / 時点 ) にチアムリンを 5 日間混餌投与 (7.8 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終 投与 及び 48 日後に肝臓における加水分解により 8-α- ヒドロキシムチリ ンに変換される代謝物の濃度を LC-MS/MS により測定した

168 表 15. 採卵鶏にチアムリンを 5 日間混餌投与後の肝臓中の 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 筋肉 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 皮膚 / 脂肪 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 肝臓 0.445±0.091(6) 0.133±0.07(6) 0.145±0.039(6) 0.143±0.066(6) <0.1(6) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 : 筋肉 皮膚 / 脂肪 0.05 mg/kg 肝臓 0.1 mg/kg 10 採卵鶏 (1 羽 / 時点 ) にチアムリンを5 日間飲水投与 ( 飲水中濃度 0.05%) し 最終投与 0 及び8 時間並びに1 3 及び5 日後に筋肉 皮膚 / 脂肪 肝臓における加水分解により8-α-ヒドロキシムチリンに変換される代謝物の濃度をGC-ECDにより測定した また 卵におけるチアムリン濃度をHPLC-UVにより測定した 表 16. 採卵鶏にチアムリンを5 日間飲水投与後の組織中の8-α-ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 日数 0 時間 8 時間 1 日 日 筋肉 <0.05(6) <0.05(6) - - 皮膚 / 脂肪 <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) <0.05(6) 肝臓 1.56±0.78(6) 0.850±0.149(6) 0.318±0.065(6) 0.083±0.045(6) 組織 最終投与後時間 日数 3 日 5 日 筋肉 - - 皮膚 / 脂肪 <0.05(6) <0.05(6) 肝臓 ,<0.05(5) <0.05(6) 数値は分析値又は平均値 ± 標準偏差を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 : 0.05 mg/kg 表 17. 採卵鶏にチアムリンを 5 日間飲水投与後の鶏卵中のチアムリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 日数 0 時間 8 時間 1 日 日 5 日 卵 <0.5(10) 0.585,0.511,<0.5(7) <0.5(10) <0.5(10) <0.5(10) 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 : 0.5 mg/kg

169 11 採卵鶏 (14 羽 ) にフマル酸チアムリンを 5 日間混餌投与 (7.8 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 及び 7 日後に卵におけるチアムリンの濃度を LC-MS/MS により測定した 表 18. 採卵鶏にフマル酸チアムリンを 5 日間混餌投与後の鶏卵中のチアムリン濃度 (mg/kg) 最終投与後日数 チアムリン濃度 (mg/kg) 0 <0.1(1) 1 <0.1(13) <0.1(14) 3 <0.1(14) 4 <0.1(14) 5 <0.1(14) 6 <0.1(14) 7 <0.1(11) 数値は分析値を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 :0.1 mg/kg 1 七面鳥 ( 雌雄各 6 羽 / 時点 ) にチアムリンを 5 日間飲水投与 (0.05 w/v%) し 最終 投与 0 及び 8 時間後並びに 1 及び 3 日後に筋肉 皮膚 / 脂肪及び肝臓における 8-α- ヒ ドロキシムチリンの濃度を GC-ECD により測定した ( 分析法の詳細不明 ) 表 19. 七面鳥にチアムリンを 5 日間飲水投与後の組織中の 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 日数 0 時間 8 時間 1 日 日 3 日 筋肉 <0.05(1) <0.05(1) <0.05(1) <0.05(1) <0.05(1) 皮膚 / 脂肪 0.07, <0.05(11) 0.090, <0.05(11) 0.071, <0.05(11) <0.05(1) <0.05(1) 肝臓 0.905(1) 0.518(1) 0.57(1) 0.53(1) 0.8(1) 数値は分析値又は平均値を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 :0.05 mg/kg 13 ウサギ (6 匹 / 時点 ) にチアムリンを1 日間経口投与 (13 mg/kg 体重 / 日 ) し 最終投与 0 及び8 時間後並びに1 及び3 日後に筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓における加水分解により8-α-ヒドロキシムチリンに変換される代謝物の濃度をGC-ECDにより測定した ( 分析法の詳細不明 )

170 表 0. ウサギにチアムリンを 1 日間経口投与後の組織中の 8-α- ヒドロキシムチリン濃度 (mg/kg) 組織 最終投与後時間 日数 0 時間 8 時間 1 日 日 3 日 筋肉 <0.0(6) <0.0(6) <0.0(6) <0.0(6) <0.0(6) 脂肪 <0.0(6) <0.0(6) <0.0 <0.0(6) <0.0(6) 肝臓 0.59(6) 0.83(6) 0.17(6) 0.063(6) 0.037(6) 腎臓 0.035(6) <0.0(6) <0.0(6) <0.0(6) <0.0(6) 数値は分析値又は平均値を示し 括弧内は検体数を示す 定量限界 :0.0 mg/kg 4.ADIの評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 項の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたチアムリンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1) 毒性学的 ADIについて無毒性量 :3 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 1 年間慢性毒性試験及び6 週間亜急性毒性試験安全係数 :100 ADI:0.03 mg/kg 体重 /day () 微生物学的 ADIについて平成 18 年度食品安全確保総合調査 動物用抗菌性物質の微生物学的影響についての調査 により 詳細な知見が得られており この結果から VICH ガイドラインに基づいて微生物学的 ADIを算出することができる *1 チアムリンの MIC calc に mg/ml 結腸内容物に 0 g/ 日 細菌が暴露される分画に 0.05 ヒト体重に 60 kg を適用し VICH の算出式により 以下のとおり算定された ADI = *1 0 * = 0.00 mg/kg 体重 /day 0.05 *3 60 *1:MIC calc : 薬剤がその菌に対して活性を有する属の平均 MIC 50 の90% 信頼限界の下限値から算出 *: 結腸内容物の量 *3: イヌにおける糞中排泄率が55~7% であり 抗菌活性を示したのは排泄物中の約 7% であることから0.05とした

171 (3)ADI の設定について 微生物学的 ADI は 毒性学的 ADI よりも小さいことから チアムリンの ADI は 微生 物学的 ADI の 0.00 mg/kg 体重 /day とすることが適当であると判断された 5. 諸外国における状況 JECFAにおけるリスク評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国及びカナダにおいて豚に EUにおいて豚 鶏等に 豪州において豚及び家きんに基準値が設定されている 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象鶏の卵にあってはチアムリンとし その他の食品にあっては加水分解により 8-α- ヒドロキシムチリンに変換される代謝物とする 鶏の卵については 採卵鶏を用いた代謝試験等により チアムリンが主要残留物であることが示唆されていることから チアムリンを残留の規制対象とする その他の食品については 対象動物を用いた代謝試験等により チアムリンは投与後速やかに代謝されることが示唆されており 主要残留物である加水分解により 8-α- ヒドロキシムチリンに変換される代謝物を残留の規制対象とする () 基準値案別紙 1 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する動物用医薬品等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 参照 なお 鶏の卵を除く食品については チアムリンに対する 8-α-ヒドロキシムチリンの分子量比 (1.47) を用いて 基準値案をチアムリン濃度に換算して暴露評価に用いた 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 16.0 幼小児 (1~6 歳 ) 41.7 妊婦 15. 高齢者 (65 歳以上 ) 13.1 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 (4) 本剤については 平成 17 年 11 月 9 日付け厚生労働省告示第 499 号により 食品一

172 般の成分規格 7に食品に残留する量の限度 ( 暫定基準 ) が定められているが 今般 残留基準の見直しを行うことに伴い 暫定基準は削除される なお 本剤については 基準値を設定しない食品に関して 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 ) 第 1 食品の部 A 食品一般の成分規格の項 1 に示す 食品は 抗生物質又は化学的合成品たる抗菌性物質を含有してはならない が適用される

173 動物用医薬品名 チアムリン ( 別紙 1) 注 1 参考基準値基準値基準値承認国際外国注 1 食品名注 1 注 1 案現行有無基準基準値残留試験成績等 ppm ppm ppm ppm ppm 豚の筋肉 EU ( 注 参照 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 EU <0.0(n=6)( 投与後 8 時間 )(EU) 豚の脂肪 ( 注 参照 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 <0.0(n=6)( 投与後 8 時間 )(EU) 豚の肝臓 米国 0.175±0.059(n=8)( 投与後 4 時間 )( 米国 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 EU 0.83(n=6)( 投与後 8 時間 )(EU) 豚の腎臓 ( 注 参照 ) その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 <0.0(n=6)( 投与後 8 時間 )(EU) 豚の食用部分 ( 注 参照 ) ( その他の陸棲哺乳類に属する動その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 物の腎臓参照 ) 鶏の筋肉 EU <0.05(n=6)( 投与後 6 時間 )(EU) その他の家きんの筋肉 EU <0.05(n=1)( 投与後 3 日 )(EU) 鶏の脂肪 EU <0.05(n=6)( 投与後 6 時間 )(EU) その他の家きんの脂肪 EU <0.05(n=1)( 投与後 3 日 )(EU) 鶏の肝臓 EU 0.318±0.065(n=6)( 投与後 1 日 )(EU) その他の家きんの肝臓 EU 0.8(n=1)( 投与後 3 日 )(EU) 鶏の腎臓 ( 鶏の筋肉及び脂肪の基準値参照 ) その他の家きんの腎臓 ( その他の家きんの筋肉及び脂肪の基準値参照 ) 鶏の食用部分 ( 鶏の筋肉及び脂肪の基準値参照 ) その他の家きんの食用部分 ( その他の家きんの筋肉及び脂肪 の基準値参照 ) 鶏の卵 0. 1 <0.1(n=1)( 投与後 0 日 )(EU) その他の家きんの卵 1 平成 17 年 11 月 9 日厚生労働省告示第 499 号において新しく設定した基準値については 網をつけて示した 注 1) 基準値案 参考基準値及び残留試験成績は 8-α- ヒドロキシムチリンとしての濃度で 基準値現行はチアムリンとしての濃度でそれぞれ示している ただし 鶏の卵については いずれもチアムリンとしての濃度で示している 注 ) 豚について 代謝試験の結果等から肝臓以外の組織におけるチアムリン及びその代謝物の残留性が低いことが示されているため ほとんどの残留試験が肝臓を標的臓器として実施されている このため 肝臓以外の組織について 代謝試験の結果や分析法の定量限界 (0.05 mg/kg) 海外の基準値等を考慮して 残留基準として 0.1 ppm を設定することとする

174 チアムリンの推定摂取量 ( 単位 :µg/ 人 /day) 食品名 暴露評価に基準値案 (ppm) 用いた値 (ppm) 豚の筋肉 豚の脂肪 一般 (1 歳以上 ) TMDI 幼小児 (1~6 歳 ) TMDI 妊婦 TMDI ( 別紙 ) 高齢者 (65 歳以上 ) TMDI 豚の肝臓 豚の腎臓 豚の食用部分 その他の陸棲哺乳類に 属する動物の筋肉 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 鶏の筋肉 鶏の脂肪 鶏の肝臓 鶏の腎臓 鶏の食用部分 その他の家きんの筋肉 その他の家きんの脂肪 その他の家きんの肝臓 * 0.0 * 0.0 * 0.0 * その他の家きんの腎臓 その他の家きんの食用部分 鶏の卵 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 * 各部位のうち 最も高い基準値を用いた 6. * 4.9 * 6.3 * 4.5 * 0.3 * 0.07 * 0.3 * 0.3 *.7 *.0 *.9 *.0 * 鶏の卵を除く食品については チアムリンに対する 8-α- ヒドロキシムチリンの分子量比 (1.47) を用いて 基準値案をチアムリン濃度に換算して暴露評価に用いた

175 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 17 年 11 月 9 日平成 年 月 16 日平成 5 年 6 月 17 日平成 6 年 3 月 11 日平成 9 年 7 月 13 日 残留基準告示厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知薬事 食品衛生審議会へ諮問薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上浩一立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木一昭東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤清 元一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

176 答申 ( 案 ) チアムリン 今回基準値を設定するチアムリンとは 鶏の卵残留基準値にあってはチアムリンをいい その他の食品にあっては加水分解により8-α-ヒドロキシムチリン食品名に変換される代謝物を8-α-ヒドロキシムチリンに ppm 換算したものをいう 豚の筋肉 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物注 1) の筋肉 0.1 豚の脂肪 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1 注 1) その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 豚の肝臓 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外 0.6 のものをいう その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.5 豚の腎臓 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.1 ) 豚の食用部分注 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.1 鶏の筋肉 0.1 その他の家きん注 3) の筋肉 0.1 鶏の脂肪 0.1 その他の家きんの脂肪 0.1 鶏の肝臓 1 その他の家きんの肝臓 0.3 鶏の腎臓 0.1 その他の家きんの腎臓 0.1 鶏の食用部分 0.1 その他の家きんの食用部分 0.1 鶏の卵 0. 注 ) 食用部分 とは 食用に供される部分のうち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう 注 3) その他の家きん とは 家きんのうち 鶏以外のものをいう

177 ピラジフルミド 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく新規の農薬登録申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : ピラジフルミド [ Pyraziflumid(ISO) ] () 用途 : 殺菌剤ピラジンビフェニル型カルボキサミド系殺菌剤である 病原糸状菌のミトコンドリア電子伝達系複合体 Ⅱ( コハク酸脱水素酵素複合体 ) 活性を阻害することにより胞子発芽 菌糸伸長及び胞子形成を抑制して殺菌効果を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 N-[3',4'-Difluoro-(1,1'-biphenyl)--yl]-3-(trifluoromethyl)pyrazine-- carboxamide(iupac) -Pyrazinecarboxamide, N-(3',4'-difluoro[1,1'-biphenyl]--yl)-3- (trifluoromethyl)-(cas:no ) (4) 構造式及び物性 F F N N H N CF 3 O 分子式 C 18 H 10 F 5 N 3 O 分子量 水溶解度.3 mg /L(0 ph 6.79) 分配係数 log 10 Pow = 3.51(5 ph 6.18)

178 . 適用の範囲及び使用方法 本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり (1) 国内での使用方法 1 0.0% ピラジフルミドフロアブル作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ヒ ラシ フルミト を含む農薬の総使用回数 あずきいんげんまめ豆類 ( 未成熟 ) 菌核病灰色かび病 000~ 4000 倍 トマトミニトマト なす きゅうり 灰色かび病葉かび病うどんこ病灰色かび病すすかび病菌核病うどんこ病灰色かび病菌核病うどんこ病褐斑病 000 倍 000~ 4000 倍 にがうり うどんこ病 000 倍 すいか 菌核病うどんこ病 メロン つる枯病うどんこ病 はくさい 黒斑病白斑病 キャベツ 菌核病株腐病 000~ ブロッコリー 菌核病 4000 倍 菌核病レタス灰色かび病非結球レタスすそ枯病 たまねぎ 灰色かび病灰色腐敗病 黒斑病 ねぎ 葉枯病 さび病 000 倍 いちご ピーマン うどんこ病灰色かび病うどんこ病 000~ 4000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日まで 3 回以内散布 3 回以内

179 15.0% ピラジフルミドフロアブル 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 りんご おうとう なし ももネクタリン小粒核果類 ( すももを除く ) すもも ぶどう かき かんきつ 黒星病斑点落葉病輪紋病すす点病すす斑病うどんこ病褐斑病黒点病赤星病灰星病黒星病輪紋病うどんこ病赤星病黒斑病灰星病黒星病 黒星病 灰星病黒星病黒とう病さび病灰色かび病褐斑病 うどんこ病 灰色かび病そうか病 000~ 3000 倍 000 倍 000~ 3000 倍 000 倍 000~ 3000 倍 000 倍 000~ 3000 倍 00~700 L/10 a 収穫前日まで 収穫 7 日前まで 収穫前日まで収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 ヒ ラシ フルミト を含む農薬の総使用回数 回以内散布 回以内 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 ピラジフルミド N-(3',4'-ジフルオロ-5-ヒドロキシビフェニル--イル)-3-( トリフルオロメチル ) ピラジン--カルボキサミド ( 以下 代謝物 B という )( 抱合体を含む ) F F N N CF 3 O H N 代謝物 B OH

180 分析法の概要試料からアセトニトリル 0.1 mol/l 塩酸 (4:1) 混液で抽出し 塩酸を加え50 で約 16 時間加熱して代謝物 Bの抱合体を代謝物 Bに加水分解する ピラジフルミド及び代謝物 Bを酢酸エチル又は酢酸エチル及びトルエンに転溶し シリカゲルカラム C 18 カラム C 18 カラム及びNH カラム C 18 カラム及びSAXカラム又はグラファイトカーボン SAX PSA 積層カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する なお 代謝物 Bの分析値については 換算係数 0.96を用いて親化合物に換算する 定量限界 :0.01 ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1 を参照 4.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたピラジフルミドに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :.15 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) 雄ラット ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 慢性毒性 / 発がん性併合試験 ( 期間 ) 年間安全係数 :100 ADI:0.01 mg/kg 体重 /day ラットを用いた 年間慢性毒性 / 発がん性併合試験において 雄で甲状腺ろ胞細胞腺腫及び甲状腺ろ胞細胞癌 雌で肝細胞腺腫の発生頻度の増加が認められたが 腫瘍の発生機序はいずれも遺伝毒性によるものとは考え難く 評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた ( 参考 ) ピラジフルミドの遺伝毒性試験においては in vitro 試験の一部で陽性の結 果が得られたが 小核試験をはじめ in vivo 試験では陰性の結果が得られたので ピラ ジフルミドは生体にとって問題となる遺伝毒性はないと結論されている

181 ()ARfD 設定の必要なし ピラジフルミドの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響は認められな かったため 急性参照用量 (ARfD) の設定は必要ないと判断した 5. 諸外国における状況 JMPR における毒性評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 いずれの国及び地域においても基準値が設定されていない 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象 ピラジフルミドとする 作物残留試験において代謝物 B( 抱合体を含む ) の分析が行われているが ピラジフ ルミド ( 親化合物 ) と比較して残留濃度が著しく低かったことから 代謝物 B は規制対 象には含めないこととする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においては 農産物中の暴露評価対象 物質としてピラジフルミド ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴 露評価は別紙 3 参照 注 ) EDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 1.3 幼小児 (1~6 歳 ) 38.8 妊婦 0.7 高齢者 (65 歳以上 ).6 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量

182 ピラジフルミド作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 あずき ( 乾燥子実 ) いんげんまめ ( 乾燥子実 ) はくさい ( 茎葉 ) キャベツ ( 葉球 ) ブロッコリー ( 花蕾 ) 結球レタス ( 茎葉 ) サラダ菜 ( 茎葉 ) リーフレタス ( 茎葉 ) たまねぎ ( 鱗茎 ) ねぎ ( 茎葉 ) ミニトマト ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) なす ( 果実 ) きゅうり ( 果実 ) 試験圃場数 3 剤型使用量 使用方法回数経過日数 0.0% フロアブル 000 倍 3 0.0% フロアブル 3 167,177,175 L/10 a 6 0.0% フロアブル 6 0.0% フロアブル 3 0.0% フロアブル 000 倍 50~78 L/10 a 000 倍 59,80,65 L/10 a 000 倍 6 0.0% フロアブル 3 58~300 L/10 a 3 圃場 A:0.07/<0.01 圃場 B:0.03/<0.01 圃場 C:0.04/<0.01 圃場 A:*0.04/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 B:*0.08/<0.01(*3 回,7 日 ) 1,3,7,14,8 圃場 C:*0.10/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 A:0.59/0.0(3 回,3 日 ) 圃場 B:0.8/*0.10(*3 回,7 日 ) 圃場 C:0.6/*0.03(*3 回,3 日 ) 圃場 D:0.84/<0.01 圃場 E:0./<0.01 圃場 F:*0.10/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.53/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 B:1.55/<0.01 圃場 C:0.15/<0.01 圃場 D:0.88/<0.01 圃場 E:0.80/<0.01 圃場 F:0.07/<0.01 圃場 A:0.93/<0.01 圃場 B:*0.34/<0.01(*3 回,3 日 ) 1,3,7,14,8 圃場 C:*1.63/<0.01(*3 回,7 日 ) 1,3,7,1 000 倍 0.0% フロアブル 3 1,3,7, ,00 L/10 a 000 倍 00 L/10 a 000 倍 6 0.0% フロアブル 3 188~198 L/10 a 1,3,7,1 000 倍 6 0.0% フロアブル 3 1,3,7,1 44~67 L/10 a 3 0.0% フロアブル 6 0.0% フロアブル 0.0% フロアブル 000 倍 174,177,176 L/10 a 000 倍 08~50 L/10 a 000 倍 36~61 L/10 a 000 倍 6 0.0% フロアブル 3 50~96 L/10 a 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 000 倍 50~67 L/10 a ,3,7 1,3,7,1 000 倍 6 0.0% フロアブル 3 1,3,7,1 158~180 L/10 a 3 1,3,7 1,3,7,1,8 1,3,7,1 1,3,7,1 1,3,7,1 1,3,7,1 1 1,3,7,1 1 圃場 A:6.8/<0.01 圃場 B:0.76/<0.01 圃場 C:3.06/<0.01 圃場 D:0.9/<0.01 圃場 E:.0/<0.01 圃場 F:.17/<0.01 圃場 A:*9.14/0.03(*3 回,3 日 ) 圃場 B:10.8/0.05 圃場 A:5.61/*0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 B:14./0.04 圃場 A:*0.03/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 B:0.1/<0.01 圃場 C:0.03/<0.01 圃場 D:<0.01/<0.01 圃場 E:0.0/<0.01 圃場 F:*0.0/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.64/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 B:0.6/<0.01 圃場 C:1.50/*0.01(*3 回,1 日 ) 圃場 D:*1.18/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 E:0.66/<0.01 圃場 F:.90/*0.01(3 回,7 日 ) 圃場 A:0.91/<0.01 圃場 B:0.55/<0.01 圃場 C:0.58/<0.01 圃場 D:*0.94/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 E:*0.51/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 F:0.55/<0.01 圃場 A:0.98/<0.01 圃場 B:1.04/<0.01 圃場 C:*.4/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:0.7/<0.01 圃場 B:0.16/<0.01 圃場 C:0.38/<0.01 圃場 D:0.44/<0.01 圃場 E:0.8/<0.01 圃場 F:0.30/<0.01 圃場 A:0.5/<0.01 圃場 B:0.3/<0.01 圃場 C:0.16/<0.01 圃場 D:0.36/<0.01 圃場 E:0.4/<0.01 圃場 F:0.34/<0.01 ピラジフルミド / 代謝物 B

183 ピラジフルミド作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 すいか ( 果肉 ) すいか ( 果実 ) メロン ( 果肉 ) メロン ( 果実 ) にがうり ( 果実 ) さやえんどう ( さや ) さやいんげん ( さや ) えだまめ ( さや ) 温州みかん ( 果肉 ) 温州みかん ( 果皮 ) なつみかん ( 果実全体 ) かぼす ( 果実全体 ) すだち ( 果実全体 ) りんご注 ) ( 果実全体 ) りんご注 3) ( 果実全体 ) 日本なし注 ) ( 果実全体 ) 日本なし注 3) ( 果実全体 ) もも ( 果肉 ) もも ( 果実 ) 試験圃場数 6 0.0% フロアブル 6 0.0% フロアブル 3 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 0.0% フロアブル 3 0.0% フロアブル 3 0.0% フロアブル 3 0.0% フロアブル % フロアブル % フロアブル 000 倍 % フロアブル 585,593,591 L/10 a % フロアブル % フロアブル % フロアブル % フロアブル 000 倍 50~80 L/10 a 000 倍 9,43,0 L/10 a 000 倍 163,167,169 L/10 a 000 倍 160,150,163 L/10 a 000 倍 575~700 L/10 a 000 倍 575~700 L/10 a 000 倍 640 L/10 a 000 倍 500 L/10 a 000 倍 417~500 L/10 a 3 1,3,7, ,3,7,1 1,3,7,1 000 倍 0.0% フロアブル 3 1,3,7,1 57,56 L/10 a 000 倍 0.0% フロアブル 3 1,3,7,1 00,198 L/10 a % フロアブル % フロアブル 000 倍 50~80 L/10 a 000 倍 9,43,0 L/10 a 000 倍 400~501 L/10 a 000 倍 317,333,350 L/10 a 000 倍 317,333,350 L/10 a 3 1,3,7, ,3,7,1 1,3,7,14 7,14,8 7,14,8 ピラジフルミド / 代謝物 B 圃場 A:<0.01/<0.01 圃場 B:*0.01/<0.01(*3 回,1 日 ) 圃場 C:<0.01/<0.01 圃場 D:<0.01/<0.01 圃場 E:<0.01/<0.01 圃場 F:<0.01/<0.01 圃場 A:*0.14/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 B:0.34/<0.01 圃場 C:0.30/<0.01 圃場 D:*0.4/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 E:*0.40/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 F:0.08/<0.01 圃場 A:<0.01/<0.01 圃場 B:<0.01/<0.01 圃場 C:<0.01/<0.01 圃場 A:*0.8/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 B:*0.60/<0.01(*3 回,7 日 ) 圃場 C:0.18/<0.01 圃場 A:0.34/<0.01 圃場 B:*0./<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:.57/<0.01 圃場 B:0.98/<0.01 圃場 A:1.01/<0.01 圃場 B:1.14/<0.01 圃場 C:1.66/<0.01 圃場 A:0.56/<0.01 圃場 B:4.8/<0.01 圃場 C:*0.5/<0.01(*3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.0/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 B:0.0/<0.01 圃場 C:0.0/<0.01 圃場 D:0.04/<0.01 圃場 E:*0.0/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 F:*0.0/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 A:*4.88/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 B:1.98/<0.01 圃場 C:*3.41/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 D:*.34/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 E:.3/<0.01 圃場 F:*.80/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 A:0.66/<0.01 圃場 B:*0.38/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 C:0.46/<0.01 7,14,8 圃場 A:0.56/<0.01 7,14,8 圃場 A:0.0/<0.01 1,3,7,1 1,3,7,1 7,14,8 1,3,7,1,8 1,3,7,1,8 圃場 A:*0.5/<0.01(* 回,1 日 ) 圃場 B:*0.9/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 C:*0.36/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 D:*0.46/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 E:0.3/<0.01 圃場 F:0.8/<0.01 圃場 A:0.35/<0.01 圃場 B:*0.39/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 C:*0.7/<0.01(* 回,3 日 ) 圃場 D:0.46/<0.01 圃場 E:0.36/<0.01 圃場 F:*0.43/<0.01(* 回,3 日 ) 圃場 A:<0.01/<0.01 圃場 B:*0.0/<0.01(* 回,1 日 ) 圃場 C:0.03/<0.01 圃場 A:0.9/<0.01 圃場 B:0.3/<0.01 圃場 C:1.00/<0.01

184 ピラジフルミド作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 ネクタリン ( 果実 ) すもも ( 果実 ) うめ ( 果肉 ) おうとう ( 果実 ) いちご ( 果実 ) ぶどう ( 果実 ) かき ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 剤型使用量 使用方法回数経過日数 000 倍 15.0% フロアブル 375,380 L/10 a 15.0% フロアブル % フロアブル 000 倍 15.0% フロアブル 1,3,7,1 488,450 L/10 a 3 0.0% フロアブル 倍 400,350~370 L/10 a 000 倍 169,169,166 L/10 a 000 倍 15.0% フロアブル 317~347 L/10 a % フロアブル 000 倍 333,300,350 L/10 a 000 倍 400~500 L/10 a 3 1,3,7,1 1,3,7,1 1,3,7,1 1,3,7,1 7,14,8 7,14,8,4,49 1,3,7,1 ピラジフルミド / 代謝物 B 圃場 A:*0.38/<0.01(* 回,3 日 ) 圃場 B:*0.9/<0.01(* 回,3 日 ) 圃場 A:*0.05/<0.01(* 回,3 日 ) 圃場 B:0.6/<0.01 圃場 A:0.58/<0.01 圃場 B:*0.80/<0.01(* 回,1 日 ) 圃場 C:1.38/<0.01 圃場 A:*0.60/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 B:1.15/<0.01 圃場 A:1.36/<0.01 圃場 B:0.78/<0.01 圃場 C:0.40/<0.01 圃場 A:*0.48/<0.01(* 回,14 日 ) 圃場 B:*0.9/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 C:*0.41/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 D:*0.57/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 E:*0.98/<0.01(* 回,8 日 ) 圃場 A:0.0/<0.01 圃場 B:*0.4/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 C:0.30/<0.01 圃場 D:0.14/<0.01 圃場 E:*0.9/<0.01(* 回,7 日 ) 圃場 F:*0.7/<0.01(* 回,3 日 ) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 ) 果実 ( 非可食部を除く ) と非可食部 ( 花おち しん 果梗の基部 ) の残留濃度をそれぞれ測定し その重量比から次の式を用いて果実全体の残留濃度を算出した 濃度 (mg/kg) =( 果実 ( 非可食部を除く ) 残留濃度 果実 ( 非可食部を除く ) 比率 )+( 非可食部残留濃度 非可食部比率 ) 注 3) 果実全体 ( 果梗を除去した果実 ) の残留濃度を測定した

185 農薬名 ピラジフルミド ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 小豆類 0.3 申 0.04,0.08,0.10( いんげんまめ ) はくさい 申 ($)(n=6) キャベツ 3 申 ($)(n=6) ブロッコリー 3 申 0.34,0.93,1.63($) レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 0 申 9.14,10.8( サラダ菜 ) 5.61,14.($)( リーフレタス ) たまねぎ 0.3 申 < ($)(n=6) ねぎ ( リーキを含む ) 5 申 ($)(n=6) トマト 申 ($)(n=6)( ミニトマト ) ピーマン 5 申 0.98,1.04,.4($) なす 0.7 申 ($)(n=6) きゅうり ( ガーキンを含む ) 0.7 申 ($)(n=6) すいか 0.0 申 < (n=6) メロン類果実 0.05 申 <0.01,<0.01,<0.01 その他のうり科野菜 1 申 0.,0.34($)( にがうり ) 未成熟えんどう 5 申 0.98,.57( さやえんどう ) 未成熟いんげん 5 申 1.01,1.14,1.66($)( さやいんげん ) えだまめ 10 申 0.5,0.56,4.8($) その他の野菜 10 申 ( えだまめ参照 ) みかん 0.1 申 ($)(n=6) なつみかんの果実全体 申 0.38,0.46,0.66($) レモン 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) グレープフルーツ 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) ライム 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) その他のかんきつ類果実 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) りんご 1 申 ($)(n=6) 日本なし 1 申 ($)(n=6) 西洋なし 1 申 ( 日本なし参照 ) もも 0. 申 <0.01,0.0,0.03($) ネクタリン 申 0.38,0.9 あんず ( アプリコットを含む ) 3 申 ( うめ参照 ) すもも ( プルーンを含む ) 0.7 申 0.05,0.6($) うめ 3 申 0.58,0.80,1.38($) おうとう ( チェリーを含む ) 3 申 0.60,1.15($) いちご 3 申 0.40,0.78,1.36($) ぶどう 申 (n=5) かき 0.5 申 (n=6) その他のスパイス 10 申 ($)(n=6)( みかん ( 果皮 )) 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした

186 TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 EDI: 推定 1 日摂取量 (Estimated Daily Intake) EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量 ピラジフルミド推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 食品名 暴露評価に一般一般幼小児幼小児高齢者高齢者基準値案妊婦妊婦用いた数値 (1 歳以上 ) (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI EDI (ppm) TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI 小豆類 0.3 ## はくさい キャベツ ブロッコリー 3 ## レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 0 ## たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) 5 ## トマト ピーマン なす 0.7 ## きゅうり ( ガーキンを含む ) すいか メロン類果実 その他のうり科野菜 1 ## 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ 10 ## その他の野菜 10 ## みかん なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 ## りんご 日本なし 西洋なし 1 ## もも ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) すもも ( プルーンを含む ) うめ おうとう ( チェリーを含む ) 3 ## いちご 3 ## ぶどう かき 0.5 ## その他のスパイス 計 ADI 比 (%)

187 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 8 年 3 月 31 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 新規 : あずき はくさい等 ) 平成 8 年 10 月 11 日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に 係る食品健康影響評価について要請 平成 9 年 3 月 8 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 9 年 7 月 5 日 薬事 食品衛生審議会へ諮問 平成 9 年 8 月 日 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

188 答申 ( 案 ) ピラジフルミド 食品名 残留基準値 ppm 1) 小豆類注 0.3 はくさい キャベツ 3 ブロッコリー 3 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 0 たまねぎ 0.3 ねぎ ( リーキを含む ) 5 トマト ピーマン 5 なす 0.7 きゅうり ( ガーキンを含む ) 0.7 すいか 0.0 メロン類果実 0.05 ) その他のうり科野菜注 1 未成熟えんどう 5 未成熟いんげん 5 えだまめ 10 3) その他の野菜注 10 みかん 0.1 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム 4) その他のかんきつ類果実注 りんご 1 日本なし 1 西洋なし 1 もも 0. ネクタリン あんず ( アプリコットを含む ) 3 すもも ( プルーンを含む ) 0.7 うめ 3 おうとう ( チェリーを含む ) 3 いちご 3 ぶどう かき 0.5 5) その他のスパイス注 10 注 1) いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピア豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む 注 ) その他のうり科野菜 とは うり科野菜のうち きゅうり かぼちゃ しろうり すいか メロン類果実及びまくわうり以外のものをいう 注 3) その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しようが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう 注 4) その他のかんきつ類果実 とは かんきつ類果実のうち みかん なつみかん なつみかんの外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外のものをいう 注 5) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう

189 フルチアニル 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : フルチアニル [ Flutianil(ISO) ] () 用途 : 殺菌剤チアゾリジン環にシアノメチレン基を有する殺菌剤である 既存剤に対する耐性菌株又は低感受性菌株に対しても有効であり また形態学的観察により菌の感染行動への影響は既存剤と異なることから 新規の作用機序を有すると考えられている (3) 化学名及びCAS 番号 (Z)--{[-Fluoro-5-(trifluoromethyl)phenyl]thio}--[3-(- methoxyphenyl)thiazolidin--ylidene]acetonitrile(iupac) Acetonitrile, -[[-fluoro-5-(trifluoromethyl)phenyl]thio]--[3-(- methoxyphenyl)--thiazolidinylidene]-, (Z)- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 H 3 C O N S CN S F CF 3 分子式 C 19 H 14 F 4 N OS 分子量 水溶解度 mg/l (0 ) 分配係数 log 10 Pow =.9

190 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している (1) 国内での使用方法 1 5.0% フルチアニル乳剤 フルチアニル 作物名 適用病害虫名 希釈倍数使用液量使用時期 本剤の 使用回数 使用方法 を含む農薬の総 使用回数 きゅうり なす すいか メロン かぼちゃ いちご ズッキーニ うどんこ病 5000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日 まで 回以内散布 回以内 トマト ミニトマト 実えんどう

191 .0% フルチアニルフロアブル 作物名 適用病害虫名 希釈倍数使用液量使用時期 きゅうり なす すいか メロン いちごうどんこ病 000 倍 100~300 収穫前日 L/10 a までトマト フルチアニル本剤のを含む使用方法使用回数農薬の総使用回数 回以内散布 回以内 ミニトマト かぼちゃ 3 0.8% フルチアニル 40.0%TPN フロアブル 作物名 きゅうり なす 適用 病害虫名 うどんこ病 べと病 うどんこ病 希釈 倍数 1000 倍 100~300 L/10 a 使用液量使用時期 収穫前日 まで フルチアニル本剤の使用方法を含む農薬の使用回数総使用回数 回以内散布 回以内 4 1.8% フルチアニル 0.0% メパニピリムフロアブル適用希釈本剤の作物名使用液量使用時期病害虫名倍数使用回数 使用方法 フルチアニル を含む農薬の 総使用回数 きゅうり なす いちご うどんこ病灰色かび病 000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日 まで 回以内散布 回以内 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 フルチアニル

192 分析法の概要試料から0.1% 塩酸含有メタノール 水 (1:1) 混液で抽出し C 18 カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) 又は液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する または 試料からアセトニトリルで抽出し 多孔性ケイソウ土カラム又は多孔性ケイソウ土カラム及びグラファイトカーボンカラムを用いて精製した後 アルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフ (GC-FTD) で定量する あるいは 試料からアセトニトリルで抽出し ヘキサンに転溶した後 NH カラムを用いて精製した後 LC-MSで定量する 定量限界 :0.005~0.01 ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については 別紙 1 を参照 4.ADI 及びARfDの評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたフルチアニルに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :49 mg/kg 体重 /day( 発がん性は認められなかった ) ( 動物種 ) 雄ラット ( 投与方法 ) 混餌投与 ( 試験の種類 ) 慢性毒性 / 発がん性併合試験 ( 期間 ) 年間安全係数 :100 ADI:.4 mg/kg 体重 /day ()ARfD 設定の必要なし フルチアニルの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響は認められなか ったため 急性参照用量 (ARfD) は設定する必要がないと判断した 5. 諸外国における状況 JMPRにおける毒性評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 いずれの国及び地域においても基準値が設定されていない

193 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象 フルチアニルとする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対 象物質としてフルチアニル ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴 露評価は別紙 3 参照 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 0.0 幼小児 (1~6 歳 ) 0.03 妊婦 0.01 高齢者 (65 歳以上 ) 0.0 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

194 フルチアニルの作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 ミニトマト ( 果実 ) なす ( 果実 ) きゅうり ( 果実 ) メロン ( 果肉 ) 試験圃場数 剤型使用量 使用方法回数経過日数 5000 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,3,7,1,50 L/10 a 圃場 B: 倍散布圃場 A:0.04.0% フロアブル 1,3,7,14 5,81 L/10 a 圃場 B: 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,7, L/10 a 圃場 B:0.03.0% フロアブル 5.0% 乳剤.0% フロアブル 5000 倍散布圃場 A: ,7, L/10 a 圃場 B: ,3,7,14 注 ) 圃場 A:0.06( 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.10( 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.03 圃場 B:0.03 圃場 A:0.06( 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.04( 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.0 圃場 B: 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,7, L/10 a 圃場 B:<0.01 かぼちゃ 1000 倍散布圃場 A:0.0( 回,1 日 )(#) ( 果実 ) 1,3,7,14 00,81 L/10 a 圃場 B:0.04( 回,1 日 )(#).0% フロアブル 000 倍散布圃場 A:0.01 1,3,7,14 00,81 L/10 a 圃場 B:0.03( 回,3 日 ) ズッキーニ 5000 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,3,7,14 ( 果実 ) 50 L/10 a 圃場 B: 倍散布圃場 A:< % 乳剤 1,7, L/10 a 圃場 B:<0.01 すいか 1000 倍散布 ( 果肉 ) 1,3,7 83,300 L/10 a.0% フロアブル 5.0% 乳剤.0% フロアブル.0% フロアブル 試験条件 1000 倍散布 8,83 L/10 a 000 倍散布 8,83 L/10 a 1000 倍散布 01,19 及び 48 L/10 a 000 倍散布 01,19 及び 48 L/10 a 000 倍散布 83,300 L/10 a 圃場 A:<0.01( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.01( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.01 圃場 B:< 倍散布圃場 A:<0.01 1,7, L/10 a 圃場 B:< 倍散布 50,74 L/10 a 000 倍散布 50,74 L/10 a 000 倍散布 195,00 L/10 a 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している 1,3,7,14 1,3,7,14 1,3,7,14 1,3,7 1,3,7 1,3,7,14 注 1) 最大残留量 (ppm) 圃場 A:<0.01( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.01( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.01 圃場 B:<0.01 さやえんどう 5000 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,3,7,14 ( さや ) 187,188 及び193 L/10 a 圃場 B: 倍散布圃場 A: % 乳剤 1,7,1 00 L/10 a 圃場 B:0.138 いちご 1000 倍散布 ( 果実 ) 1,3,7,14 195,00 L/10 a 圃場 A:0.4( 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.14( 回,1 日 )(#) 圃場 A:0.08 圃場 B:0.08 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 1,3,7

195 農薬名 フルチアニル ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm トマト 0.3 申 0.03,0.07($)( ミニトマト ) なす ,0.05 きゅうり ( ガーキンを含む ) ,0.041 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 申 0.01,0.03($) すいか <0.01,<0.01 メロン類果実 <0.01,<0.01 未成熟えんどう 0.5 申 0.05,0.15($)( さやえんどう ) いちご ,0.138 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした

196 ( 別紙 3) フルチアニル推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) 食品名 一般幼小児高齢者基準値案妊婦 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI トマト なす きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) すいか メロン類果実 未成熟えんどう いちご 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

197 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 年 7 月 14 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 新規 : きゅうり なす等 ) 平成 年 8 月 11 日厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 4 年 1 月 6 日食品安全委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 5 年 月 1 日残留農薬基準告示 平成 8 年 7 月 1 日農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : ミニトマト かぼちゃ等 ) 平成 8 年 11 月 14 日厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 9 年 4 月 18 日食品安全委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 9 年 7 月 5 日薬事 食品衛生審議会へ諮問平成 9 年 8 月 日薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上浩一立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木一昭東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤清 元一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

198 答申 ( 案 ) フルチアニル 食品名 残留基準値 ppm トマト 0.3 なす 0. きゅうり ( ガーキンを含む ) 0. かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0. すいか 0.05 メロン類果実 0.05 未成熟えんどう 0.5 いちご 0.5

199 フロメトキン 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく新規の農薬登録申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : フロメトキン [ Flometoquin(ISO) ] () 用途 : 殺虫剤キノリン骨格を有する殺虫剤である ミトコンドリアの電子伝達系複合体 Ⅲ を阻害することにより 殺虫作用を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 -Ethyl-3,7-dimethyl-6-[4-(trifluoromethoxy)phenoxy]quinolin- 4-yl methyl carbonate (IUPAC) Carbonic acid, -ethyl-3,7-dimethyl-6-[4-(trifluoromethoxy)phenoxy]- 4-quinolinyl methyl ester (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C H 0 F 3 NO 5 分子量 水溶解度 mg/l(0 ) 分配係数 log 10 Pow = 5.41

200 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 国内での使用方法 10.0% フロメトキンフロアブル 作物名 なす 適用病害虫名 タハ ココナシ ラミ類 アサ ミウマ類 希釈倍数 1000 倍 1000~000 倍 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 フロメトキンを含む農薬の総使用回数 トマト ピーマンすいかいちご はくさい タハ ココナシ ラミ類トマトサヒ タ ニ アサ ミウマ類 アオムシ コナカ 1000 倍 1000~000 倍 1000 倍 1000~000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日まで 収穫 7 日前まで 3 回以内 3 回以内 キャベツアオムシ収穫 3 日前まで 1000 倍アサ ミウマ類 だいこん コナカ 1000~000 倍 収穫 14 日前まで ねぎ ネキ ハモク リハ エ 000 倍 収穫 3 日前まで 1000~000 倍たまねぎアサ ミウマ類 ほうれんそう 茶 かんきつ チャノホソカ チャノキイロアサ ミウマアサ ミウマ類ミカンサヒ タ ニ 000 倍 1000~000 倍 000 倍 収穫 14 日前まで 00~400 L/10 a 摘採 14 日前まで 00~700 L/10 a 収穫 7 日前まで 回以内 3 回以内 回以内 散布 回以内 3 回以内 回以内 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 フロメトキン -エチル-3,7-ジメチル-6-[4-( トリフルオロメトキシ ) フェノキシ ] キノリン- 4(1H)-オン ( 以下 代謝物 M1という ) 代謝物 M1

201 分析法の概要試料からアセトンで抽出し C 18 カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する 茶浸出液については 4% ギ酸及びアセトニトリルを加えて混和した後 C 18 カラムを用いて精製し LC-MS/MS で定量する 定量限界 :0.01~0.05 ppm () 作物残留試験結果国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1 を参照 4.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたフロメトキンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :0.8 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験 ( 期間 ) 妊娠 6~7 日 ( 日間 ) 安全係数 :100 ADI:0.008 mg/kg 体重 /day 発がん性試験において 雌ラットで卵巣腫瘍及び雄マウスで小腸腺癌の発生頻度増加が認められたが 腫瘍発生機序は遺伝毒性によるものとは考え難く 評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた なお 遺伝毒性試験において 試験結果が全て陰性であったことから フロメトキンに遺伝毒性はないものと考えられた () ARfD 無毒性量 :4.45 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) 雌ラット ( 投与方法 ) 混餌 ( 試験の種類 ) 繁殖試験安全係数 :100 ARfD:0.044 mg/kg 体重

202 5. 諸外国における状況 JMPR における毒性評価はなされておらず 国際基準も設定されていない 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 いずれの国及び 地域においても基準値が設定されていない 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象フロメトキンとする 作物残留試験において代謝物 M1 の残留が認められるが 殆どの作物でフロメトキン ( 親化合物 ) と比較して低い濃度であることから 規制対象はフロメトキンのみとする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象 物質としてフロメトキン ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照 短期暴露評価 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 48.5 幼小児 (1~6 歳 ) 79.4 妊婦 45.6 高齢者 (65 歳以上 ) 59.1 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 一般 (1 歳以上 ) 及び幼小児 (1~6 歳 ) のそれぞれにおける摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳 細な暴露評価は別紙 4-1 及び 4- 参照 注 ) 基準値案又は作物残留試験における中央値 (STMR) を用い 平成 17~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した

203 フロメトキン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 試験圃場数 剤型使用量 使用方法回数経過日数 だいこん 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.0/<0.01 3,7,14 ( 根部 ) フロアブル 00,67 L/10 a 圃場 B:<0.01/<0.01 だいこん 10.0% 1000 倍散布圃場 A:1.17/0.14 3,7,14 ( 葉部 ) フロアブル 00,67 L/10 a 圃場 B:1.56/0.16 はくさい 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.54/0.01 3,7,14 ( 茎葉 ) フロアブル 65,300 L/10 a 圃場 B:0.08/0.0 キャベツ 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.0/0.01 3,7,14 ( 葉球 ) フロアブル 00,08 L/10 a 圃場 B:0.08/<0.01 たまねぎ 10.0% 1000 倍散布圃場 A:<0.01/< ,7,14 ( 鱗茎 ) フロアブル 179 L/10 a 圃場 B:<0.01/<0.01 ねぎ 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.19/<0.01 3,7,14 ( 茎葉 ) フロアブル 175,19 L/10 a 圃場 B:0.44/0.07 トマト 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.30/ ,3,7,14 ( 果実 ) フロアブル 00,30 L/10 a 圃場 B:0.37/*0.0(*3 回,7 日 ) ピーマン 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.94/ ,3,7,14 ( 果実 ) フロアブル 188,40~76 L/10 a 圃場 B:0.66/0.0 なす 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.16/ ,3,7,14,1 ( 果実 ) フロアブル 13~78,77 L/10 a 圃場 B:0.3/0.01 すいか 10.0% 1000 倍散布圃場 A:<0.01/< ,3,7,14 ( 果肉 ) フロアブル 49~7,50 L/10 a 圃場 B:<0.01/<0.01 すいか 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.38/*0.06(*3 回,14 日 ) 3 1,3,7,14 ( 果皮 ) フロアブル 49~7,50 L/10 a 圃場 B:1.09/0.05 ほうれんそう 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.84/0.08 3,7,14 ( 茎葉 ) フロアブル 180,181 L/10 a 圃場 B:0.16/0.05 温州みかん 10.0% 000 倍散布圃場 A:<0.01/<0.01 7,14,1 ( 果肉 ) フロアブル 547,667 L/10 a 圃場 B:<0.01/<0.01 温州みかん 10.0% 000 倍散布圃場 A:1.6/0.8 7,14,1 ( 果皮 ) フロアブル 547,667 L/10 a 圃場 B:0.44/<0.05 夏みかん 10.0% 000 倍散布圃場 A:0.36/*0.0(* 回,14 日 ) 7,14,1 ( 果実 ) フロアブル 637,667 L/10 a 圃場 B:0.14/<0.01 すだち 10.0% 000 倍散布 1 ( 果実 ) フロアブル 500 L/10 a かぼす 10.0% 000 倍散布 1 ( 果実 ) フロアブル 560 L/10 a 試験条件最大残留量 (ppm) 注 ) 7,14,1 7,14,1 圃場 A:0.0/0.03 圃場 A:0.07/0.04 いちご 10.0% 1000 倍散布圃場 A:*0.67/*0.1(*3 回,3 日 ) 3 1,3,7,14 ( 果実 ) フロアブル 181,18 L/10 a 圃場 B:0.96/*0.08(*3 回,3 日 ) 茶 10.0% 1000 倍散布圃場 A:.46/1.6 7,14,1 ( 荒茶 ) フロアブル 34,370 L/10 a 圃場 B:0.19/0.45 茶 10.0% 1000 倍散布圃場 A:0.01/0.08 7,14,1 ( 浸出液 ) フロアブル 34,370 L/10 a 圃場 B:<0.01/0.0 フロメトキン / 代謝物 M1 注 ) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した

204 農薬名 フロメトキン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.1 申 <0.01,0.0 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 5 申 1.17,1.56($) はくさい 申 0.08,0.54($) キャベツ 0.5 申 0.08,0.0 たまねぎ 0.05 申 <0.01,<0.01 ねぎ ( リーキを含む ) 1 申 0.19,0.44 トマト 1 申 0.30,0.37 ピーマン 申 0.66,0.94 なす 1 申 0.16,0.3($) すいか 0.05 申 <0.01,<0.01 ほうれんそう 申 0.16,0.84($) みかん 0.05 申 <0.01,<0.01 なつみかんの果実全体 1 申 0.14,0.36($) レモン 1 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 1 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) グレープフルーツ 1 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) ライム 1 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) その他のかんきつ類果実 1 申 ( なつみかんの果実全体参照 ) いちご 申 0.67,0.96 茶 5 申 0.19,.46($)( 荒茶 ) その他のスパイス 3 申 0.44,1.6($)( みかんの果皮 ) 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした

205 フロメトキン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 一般幼小児高齢者基準値案妊婦食品名 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 はくさい キャベツ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) トマト ピーマン なす すいか ほうれんそう みかん なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 いちご 茶 その他のスパイス 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

206 ( 別紙 4-1) フロメトキン推定摂取量 ( 短期 ): 一般 (1 歳以上 ) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) 評価に用いた数値 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこんの根 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 だいこんの葉 はくさい はくさい キャベツ キャベツ たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす すいか すいか ほうれんそう ほうれんそう みかん みかん なつみかんの果実全体 なつみかん レモン レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) オレンジ オレンジ果汁 グレープフルーツ グレープフルーツ きんかん その他のかんきつ類果実 ぽんかん ゆず すだち いちご いちご 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

207 ( 別紙 4-) 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) ESTI/ARfD (%) だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこんの根 はくさい はくさい キャベツ キャベツ たまねぎ たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) ねぎ トマト トマト ピーマン ピーマン なす なす すいか すいか ほうれんそう ほうれんそう.5 50 みかん みかん オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) オレンジ オレンジ果汁 いちご いちご 茶 緑茶類 ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が 100 を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した フロメトキン推定摂取量 ( 短期 ): 幼小児 (1~6 歳 ) 評価に用いた数値 (ppm)

208 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 6 年 1 月 11 日 農林水産省から厚生労働省へ登録申請に係る連絡及び基準値設 定依頼 ( 新規 : だいこん はくさい等 ) 平成 7 年 1 月 8 日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準値設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 9 年 3 月 7 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 9 年 7 月 10 日 薬事 食品衛生審議会へ諮問 平成 9 年 7 月 13 日 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

209 答申 ( 案 ) フロメトキン 食品名 残留基準値 ppm だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.1 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 5 はくさい キャベツ 0.5 たまねぎ 0.05 ねぎ ( リーキを含む ) 1 トマト 1 ピーマン なす 1 すいか 0.05 ほうれんそう みかん 0.05 なつみかんの果実全体 1 注 1) その他のかんきつ類果実 とは かんきつ レモン 1 類果実のうち みかん なつみかん なつみかん オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 1 の外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレ グレープフルーツ 1 ンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外 ライム 1 のものをいう 1) その他のかんきつ類果実注 1 いちご 茶 5 ) その他のスパイス注 3 注 ) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう

210 ホルペット 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく新規の農薬登録申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : ホルペット [ Folpet(ISO) ] () 用途 : 殺菌剤フタルイミド環を有する殺菌剤である 解糖系やクエン酸回路におけるチオール基とアミノ基を有する酵素を不活化することにより 殺菌効果を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 -[(Trichloromethyl)thio]isoindoline-1,3-dione (IUPAC) 1H-Isoindole-1,3(H)-dione, -[(trichloromethyl)thio]- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C 9 H 4 Cl 3 NO S 分子量 水溶解度 1.18 mg/l (0 ph 5.71) 分配係数 log 10 Pow =.9

211 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり (1) 国内での使用方法 80.0% ホルペット顆粒水和剤 作物名適用病害虫名希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ホルヘ ットを含む農薬の総使用回数 あずき茎疫病 600 倍 100~300 L/10 a 収穫 7 日前まで きゅうり トマト べと病褐斑病炭疽病 疫病 600~ 800 倍 600~ 1000 倍 150~300 L/10 a 収穫前日まで 3 回以内 散布 3 回以内 メロン たまねぎ べと病 600 倍 100~300 L/10 a 収穫 3 日前まで 5 回以内 5 回以内 () 海外での使用方法 ( 米国 ) 80.0% ホルペット顆粒水和剤 作物名 適用病害虫名 1 回当たりの使用量 使用時期 使用方法 本剤の使用回数 ホップ べと病 80 g/10 a (4 g ai/10 a) 収穫 14 日前まで 散布 4 回以内 ai:active ingredient( 有効成分 ) 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 国内 1 分析対象の化合物 ホルペット 1H-イソインドール-1,3-(H)-ジオン( 以下 代謝物 Bという ) 代謝物 B

212 分析法の概要 ⅰ) ホルペット酸性下で磨砕均質化した試料からアセトンで抽出し 多孔性ケイソウ土カラムを用いて精製する 次いで グラファイトカーボンカラム及びフロリジルカラム シリカゲルカラム及びグラファイトカーボンカラム又はシリカゲルカラム グラファイトカーボンカラム及び C 18 カラムを用いて精製した後 電子捕獲型検出器付きガスクロマトグラフ (GC-ECD) 又は高感度窒素 リン検出器付きガスクロマトグラフ (GC-NPD) で定量する 定量限界 :0.01 ppm ⅱ) 代謝物 B 酸性下で磨砕均質化した試料からアセトンで抽出し 多孔性ケイソウ土カラムを用いて精製する 次いで シリカゲルカラム及びグラファイトカーボンカラム又はシリカゲルカラム グラファイトカーボンカラム及び C 18 カラムを用いて精製した後 GC-ECD 又は GC-NPD で定量する または 酸性下で磨砕均質化した試料から酢酸エチルで抽出し 0. mol/l リン酸緩衝液を加えてヘキサンで洗浄する リン酸酸性としてジクロロメタンに転溶し フロリジルカラムを用いて精製した後 GC-ECD で定量する 定量限界 :0.01 ppm 海外 1 分析対象の化合物 ホルペット 分析法の概要試料からリン酸酸性下アセトンで抽出し 多孔性ケイソウ土カラム及びGPCを用いて精製した後 GC-ECDで定量する 定量限界 : 0.0 ppm () 作物残留試験結果国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1- を参照

213 4.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項 1 号及び第 項の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたホルペットに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :10 mg/kg 体重 /day (ADI 設定根拠資料 1) 慢性毒性試験 ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) カプセル経口 ( 期間 ) 1 年間 (ADI 設定根拠資料 ) 発生毒性試験 ( 動物種 ) ラット ( 投与方法 ) 強制経口 ( 期間 ) 14 日間 (ADI 設定根拠資料 3) 発生毒性試験 ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 期間 ) 13 日間 (ADI 設定根拠資料 4) 発生毒性試験 ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 期間 ) 3 日間安全係数 :100 ADI:0.1 mg/kg 体重 /day マウスを用いた発がん性試験において 十二指腸腺腫及び腺癌の発生頻度の増加が認 められたが 腫瘍発生メカニズムは遺伝毒性によるものとは考え難く 評価に当たり閾 値を設定することは可能であると考えられた ( 参考 ) ホルペットの遺伝毒性試験においては in vitro 試験で陽性の結果が得られた が 小核試験を始め in vivo 試験では全て陰性の結果が得られたので ホルペットは生 体にとって問題となる遺伝毒性はないと結論されている

214 ()ARfD 1 一般の集団設定の必要なし 一般の集団に対しては ホルペットの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒 性影響は認められなかったため ARfD は設定する必要がないと判断した 妊婦又は妊娠している可能性のある女性無毒性量 :10 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) ウサギ ( 投与方法 ) 強制経口 ( 試験の種類 ) 発生毒性試験安全係数 :100 ARfD:0.1 mg/kg 体重 5. 諸外国における状況 JMPR が毒性評価を行い 1995 年に ADI が設定され 004 年に ARfD が設定されている 国際基準はきゅうり りんご等に設定されている 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においてホップ ぶどう等に カナダにおいておうとう にんにく等に EU において大麦 ぶどう等に ニュージーランドにおいてりんご かんきつ類等に基準値が設定されている 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象 ホルペットとする 一部の作物残留試験において 代謝物 B の分析が行われているが 残留濃度はホルペ ットと比較して明らかに低いことから 残留の規制対象には含めないこととする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象 物質としてホルペット ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 長期暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴露評価は別紙 3 参照

215 短期暴露評価 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 10.3 幼小児 (1~6 歳 ) 8.3 妊婦 10.7 高齢者 (65 歳以上 ) 11.7 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 各食品の短期推定摂取量 (ESTI) を算出したところ 妊婦又は妊娠している可能性 のある女性 (14~50 歳 ) における摂取量は急性参照用量 (ARfD) を超えていない注 ) 詳細な暴露評価は別紙 4 参照 注 ) 基準値案 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用い 平成 17~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査及び平成 年度の厚生労働科学研究の結果に基づき ESTI を算出した (4) 本剤については 平成 17 年 11 月 9 日付け厚生労働省告示第 499 号により 食品一 般の成分規格 7 に食品に残留する量の限度 ( 暫定基準 ) が定められているが 今般 残留基準の見直しを行うことに伴い 暫定基準は削除される

216 ホルペット作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 きゅうり ( 果実 ) メロン ( 可食部 ) トマト ( 果実 ) たまねぎ ( 鱗茎 ) あずき ( 乾燥子実 ) 試験圃場数 6 剤型使用量 使用方法回数経過日数 600 倍散布圃場 A:0.80/ L/10 a 圃場 B:.3/ 倍散布圃場 C:0.46/ ,3,7,14 00 L/10 a 圃場 D:1.76/ 倍散布圃場 E:1.0/- 注 ) 00~50 L/10 a 圃場 F:1.71/- 80.0% 600 倍散布,300 L/10 a 圃場 A:0.01/- (3 回,7 日 ) 3 3,7,14 顆粒水和剤 600 倍散布,50 L/10 a 圃場 B:0.07/ % 顆粒水和剤 80.0% 顆粒水和剤 80.0% 顆粒水和剤 80.0% 顆粒水和剤 試験条件最大残留量 (ppm) 注 1) 600 倍散布,50 L/10 a 圃場 A:0.16/- 600 倍散布,3 L/10 a 圃場 B:.96/-(3 回,3 日 ) 3 1,3,7, 倍散布,300 L/10 a 圃場 C:1.07/- 600 倍散布,00 L/10 a 圃場 D:0.64/- ホルペット / 代謝物 B 600 倍散布圃場 A:0.06/< ,3,7,14 00 L/10 a 圃場 B:0.04/< 倍散布圃場 A:0.01/- 3 7,14,1 10 L/10a 圃場 B:0.09/-(3 回,14 日 ) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )-: 分析せず

217 ホルペット作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 ホップ ( 乾毬花 ) 試験圃場数 6 剤型使用量 使用方法回数経過日数 50% 水和剤 80.0% 顆粒水和剤 試験条件 189.4~4. g ai/10 a 194.0~4. g ai/10 a 8 14 圃場 A:86.5 (#) 注 ) 15 圃場 B:43.3 (#) 13 圃場 C:.97 (#) 13 圃場 D:74.0 (#) 圃場 E:4.10 (#) 15 圃場 F:9.9 (#) 注 1) 最大残留量 (ppm) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した

218 農薬名 ホルペット ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 作物残留試験成績等 ppm ppm 小豆類 0.3 申 0.01,0.09($) ばれいしょ レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 50 たまねぎ 1 申 1 ねぎ ( リーキを含む ) 30 にんにく 0 セロリ 30 トマト 5 3 申 ($)(n=4) きゅうり ( ガーキンを含む ) 5 申 ($)(n=6) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0 メロン類果実 0.3 申 0.01,0.07($) まくわうり 3 未成熟いんげん 0.05 みかん 10 なつみかんの果実全体 10 レモン 10 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 10 グレープフルーツ 10 ライム 10 その他のかんきつ類果実 10 りんご おうとう ( チェリーを含む ) 30 いちご ラズベリー 0 ブラックベリー 0 ブルーベリー 0 クランベリー 0 ハックルベリー 0 その他のベリー類果実 0 ぶどう アボカド 30 その他の果実 30 ホップ 米国 (#)(n=6)( 米国 ) その他のスパイス 30 干しぶどう 平成 17 年 11 月 9 日厚生労働省告示第 499 号において新しく設定した基準値については 網をつけて示した 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している (#) これらの作物残留試験は 申請の範囲内で試験が行われていない ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした レタス及びりんごについては国際基準が設定されているが 国際基準の設定根拠となった作物残留試験の最高残留濃度 (HR) を用いて推計した暴露量が 食品安全委員会が設定したARfDを超えることから 現行の本基準を維持する

219 ホルペット推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 食品名 一般幼小児高齢者基準値案妊婦 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI 小豆類 ばれいしょ レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) たまねぎ トマト きゅうり ( ガーキンを含む ) メロン類果実 りんご いちご ぶどう ホップ 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

220 食品名 ( 基準値設定対象 ) 食品名 (ESTI 推定対象 ) 基準値案 (ppm) ESTI (μg/kg 体重 /day) 別紙 4 ESTI/ARfD (%) 小豆類 いんげん ばれいしょ ばれいしょ レタス 評価に用いた数値 (ppm) レタス類 非結球レタス類 レタス たまねぎ たまねぎ トマト トマト きゅうり きゅうり メロン類果実 メロン りんご ホルペット推定摂取量 ( 短期 ): 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 (14~50 歳 ) りんご りんご果汁 いちご いちご ぶどう ぶどう ホップ ホップ ESTI: 短期推定摂取量 (Estimated Short-Term Intake) ESTI/ARfD(%) の値は 有効数字 1 桁 ( 値が100を超える場合は有効数字 桁 ) とし四捨五入して算出した : 作物残留試験における最高残留濃度 (HR) 又は中央値 (STMR) を用いて短期摂取量を推計した

221 ( 参考 ) 平成 17 年 11 月 9 日平成 17 年 1 月 日平成 17 年 1 月 13 日平成 18 年 7 月 18 日平成 9 年 3 月 7 日平成 9 年 7 月 5 日平成 9 年 8 月 日 これまでの経緯残留農薬基準告示農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 新規 : トマト たまねぎ等 ) 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について追加要請食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知薬事 食品衛生審議会へ諮問薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

222 答申 ( 案 ) ホルペット 食品名 残留基準値 ppm ) 小豆類注 0.3 注 ) いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピアばれいしょ 0.1 豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) たまねぎ 1 トマト 5 きゅうり ( ガーキンを含む ) 5 メロン類果実 0.3 りんご 5 いちご 5 ぶどう 10 ホップ 10 干しぶどう 40

223 マンジプロパミド 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたこと及び関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : マンジプロパミド [ Mandipropamid(ISO) ] () 用途 : 殺菌剤マンデルアミド系殺菌剤である 被嚢胞子からの発芽管伸長 または胞子嚢からの直接的な発芽管伸長を阻害し 病原菌の菌糸伸長及び胞子形成を抑制すると考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 (RS)--(4-Chlorophenyl)-N-[3-methoxy-4-(prop--yn-1-yloxy)phenethyl]-- (prop--yn-1-yloxy)acetamide(iupac) Benzeneacetamide, 4-chloro-N-[-[3-methoxy-4-(-propyn-1-yloxy)phenyl] ethyl]-α-(-propyn-1-yloxy)- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 ( ラセミ体 混合比 1:1) 分子式 C 3 H ClNO 4 分子量 水溶解度 4. mg/l(5 ) 分配係数 log 10 Pow = 3.(5 )

224 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用時期となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している また ばれいしょに係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている (1) 国内での使用方法 1 作物名 3.3% マンジプロパミドフロアブル 適用病害虫名 希釈倍数使用液量使用時期 かんきつ 褐色腐敗病 000 倍 00~700 ぶどう べと病 000~3000 倍 L/10 a 収穫前日まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 マンシ フ ロハ ミト を含む農薬の総使用回数 3 回以内 ばれいしょ 疫病 375~500 倍 1500~000 倍 5 L/10 a 回以内 回以内 だいず あずき べと病 茎疫病 1500~3000 倍 1500~000 倍 60~00 L/10 a 収穫 7 日前まで 3 回以内 3 回以内 キャベツはくさい ブロッコリー ほうれんそう レタス非結球レタス ねぎ べと病 000 倍 収穫 3 日前まで 収穫 7 日前まで 回以内 回以内 3 回以内 散布 3 回以内 たまねぎ すいか なす トマト 白色疫病べと病 褐色腐敗病 1500~000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日まで 回以内 回以内 3 回以内 3 回以内 ミニトマト ピーマン 回以内 いちご 疫病 000 倍 育苗期 生育期 ただし収穫前日まで 回以内 4 回以内 ( 育苗期は 回以内 生育期は 回以内 )

225 1 3.3% マンジプロパミドフロアブル ( つづき ) 作物名 いちじく バジル ホップ えだまめ 適用病害虫名 疫病 べと病 茎疫病 希釈倍数使用液量使用時期 000 倍 1500~3000 倍 1500~000 倍 00~700 L/10 a 100~300 L/10 a 00~700 L/10 a 60~00 L/10 a 収穫前日まで 収穫 3 日前まで収穫 14 日前まで 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 マンシ フ ロハ ミト を含む農薬の総使用回数 3 回以内 回以内 回以内 3 回以内 3 回以内 () 海外での使用方法 1 3.3% マンジプロパミドフロアブル ( カナダ ) 適用病 1 回当たりの総栽培期間中の作物名害虫名使用量総使用量 100~150 g 400~600 g ai/ha ai/ha ばれいしょ疫病 3.5~6.5 g ai/100 - kg 種芋 ai:active ingredient( 有効成分 ) 使用時期収穫 14 日前まで植付前 本剤の使用回数 使用方法 4 回以内散布 1 回以内 種芋への 塗沫処理

226 3.3% マンジプロパミドフロアブル ( 米国 ) 作物名適用病害虫名使用量 栽培期間中の総使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用 方法 あぶらな科野菜 収穫前日 類 まで たまねぎにんにく べと病 0.09~0.13 lb ai/a 0.5 lb ai/a 収穫 7 日前まで うり科野菜なす科野菜 疫病 0.13 lb ai/a 収穫当日まで ( トマトを除く ) オクラ べと病 青カビ病べと病 4 回以内 葉菜類 ( あぶらな科野菜を除く ) (Bremia lactucae, Plasmopora umbelliferarum, 収穫前日まで 散布 Peronospora spp.) 0.5 lb ai/a トマト 塊茎及び球茎状 0.09~0.13 lb 野菜 ai/a 4 回以内 疫病 収穫 14 日前まで ( ばれいしょの種芋への塗抹処理に使用する ばれいしょ 場合は 3 回 以内 ) 3.5~10.0 g ai/100 kg 種芋 植付前 1 回 種芋への塗沫処理

227 3 3.3% マンジプロパミドフロアブル (EU) 適用病 1 回当たりの総栽培期間中の作物名害虫名使用量総使用量メロンべと病 150 g ai/ha 600 g ai/ha 使用時期 収穫 3 日 前まで 本剤の使用回数 使用方法 4 回以内散布 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 マンジプロパミド -(4-クロロフェニル)--プロパ--イニルオキシ酢酸( 以下 代謝物 S という ) 代謝物 S 分析法の概要 i) マンジプロパミド及び代謝物 S 試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し C 18 カラム シリカゲルカラム HLB カラム等を用いて精製した後 液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) 又は液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する または 試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し 酢酸エチルに転溶後 アセトニトリル / ヘキサン分配を行う フロリジルカラム PSA カラム及びシリカゲルカラムを用いて精製した後 紫外分光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV) で定量する あるいは 試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し LC-MS/MS で定量する ⅱ) マンジプロパミド試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し 酢酸エチル ヘキサン (1:1) 混液に転溶後 グラファイトカーボン SAX PSA 積層カラムを用いて精製し LC-MS で定量する または 試料からアセトニトリルで抽出し C 18 カラムを用いて精製した後 LC-MS/MS で定量する あるいは 試料からアセトニトリル 水 (4:1) 混液で抽出し HLB カラムを用

228 いて精製した後 LC-MS/MS で定量する 定量限界 : マンジプロパミド 代謝物 S 0.005~0.05 ppm ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施された 作物残留試験の結果の概要については別紙 1- 及び 1-3 を参照 4.ADI 及び ARfD の評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたマンジプロパミドに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている (1)ADI 無毒性量 :5 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) カプセル経口 ( 試験の種類 ) 慢性毒性試験 ( 期間 ) 1 年間安全係数 :100 ADI:0.05 mg/kg 体重 /day ()ARfD 設定の必要なし マンジプロパミドの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響に対する最小毒性量は ラットを用いた急性毒性試験における5,000 mg/kg 体重であり カットオフ値 (500 mg/kg 体重 ) 以上であったことから 急性参照用量 (ARfD) は設定する必要がないと判断した 5. 諸外国における状況 JMPRによる毒性評価が行われ 008 年にADIが設定され ARfDは設定の必要なしとされている 国際基準はブロッコリー きゅうり等に設定されている 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においてキャベツ オクラ等に カナダにおいてブロッコリー オクラ等に EUにおいてぶどう ホップ等に 豪州においてぶどう 畜産物等に ニュージーランドにおいてたまねぎ ばれいしょ等に基準値が設定されている

229 6. 基準値案 (1) 残留の規制対象マンジプロパミドとする 一部の作物残留試験において代謝物 Sの分析が行われているが 残留濃度は低かったことから 代謝物 Sは残留の規制対象には含めないこととした なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象物質としてマンジプロパミド ( 親化合物のみ ) を設定している () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な 暴露評価は別紙 3 参照 注 ) EDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 19. 幼小児 (1~6 歳 ) 7.7 妊婦 17. 高齢者 (65 歳以上 ).9 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量

230 マンジプロパミド国内作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 だいず ( 乾燥子実 ) あずき ( 乾燥子実 ) ばれいしょ ( 塊茎 ) ばれいしょ ( 塊茎 ) はくさい ( 茎葉 ) キャベツ ( 葉球 ) ブロッコリー ( 花蕾 ) レタス ( 茎葉 ) リーフレタス ( 茎葉 ) サラダ菜 ( 茎葉 ) たまねぎ ( 鱗茎 ) ねぎ ( 茎葉 ) トマト ( 果実 ) ミニトマト ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) なす ( 果実 ) すいか ( 果肉 ) ほうれんそう ( 茎葉 ) えだまめ ( さや ) 温州みかん ( 果肉 ) 温州みかん ( 果皮 ) なつみかん ( 果実 ) すだち ( 果実 ) かぼす ( 果実 ) 試験圃場数 剤型使用量 使用方法回数経過日数 1500 倍散布圃場 A:0.08/-(3 回,14 日 ) 3.3% フロアブル 3 7,14,1 150,00 L/10 a 圃場 B:0.030/- 3.3% フロアブル 1500 倍散布圃場 A:0.014/- 3 7,14,1 150,100 L/10 a 圃場 B:0.018/- 3.3% フロアブル 圃場 A: 1500 倍散布注 ) <0.005/<0.005(3 回,7 日 )(#) 3 7,14,1 圃場 B: 00,300 L/10 a <0.005/<0.005(3 回,7 日 )(#) 375 倍散布圃場 A:<0.01/- 3.3% フロアブル 7,14,1 5 L/10 a 圃場 B:<0.01/ 倍散布圃場 A:.49/-(3 回,7 日 )(#) 3.3% フロアブル 3 7,14,1 50~80,300 L/10 a 圃場 B:0.741/-(3 回,7 日 )(#) 1500 倍散布圃場 A:0.75(#)/- 3.3% フロアブル 3 7,14,1 300,06.6 L/10 a 圃場 B:0.078/- 000 倍散布圃場 A:.46/- 3.3% フロアブル 7,14,1,8 50 L/10 a 圃場 B:0.78/- 3.3% フロアブル 圃場 A:.64/- 圃場 B:3.90/- 000 倍散布圃場 A:3.36/- 3.3% フロアブル 3 7, ,00 L/10 a 圃場 B:9.9/- 000 倍散布圃場 A:.65/- 3.3% フロアブル 3 7,14 150,193.3 L/10 a 圃場 B:8.55/- 000 倍散布圃場 A:<0.01/- 3.3% フロアブル 1,7,14 00,167 L/10 a 圃場 B:<0.01/- 3.3% フロアブル 000 倍散布 00 L/10 a 000 倍散布 00 L/10 a 試験条件 3 7,14,1 7,14,1 圃場 A:0.50/- 圃場 B:0.13/ 倍散布圃場 A:0.390/-(3 回,7 日 ) 3.3% フロアブル 3 1,7,14 00,300 L/10 a 圃場 B:0.655/- 000 倍散布圃場 A:0.47/-(3 回,7 日 ) 3.3% フロアブル 3 1,7,14 300,00 L/10 a 圃場 B:0.38/- 000 倍散布圃場 A:0.90/- 3.3% フロアブル 1,7,1 00,300 L/10 a 圃場 B:0.66/- 000 倍散布圃場 A:0.81/- 3.3% フロアブル 3 1,7, L/10 a 圃場 B:0.30/- 000 倍散布圃場 A:0.03/- 3.3% フロアブル 1,7, L/10 a 圃場 B:0.01/-( 回,7 日 ) 000 倍散布圃場 A:13.9/- 3.3% フロアブル 3,7,14 150,00 L/10 a 圃場 B:16.6/ 倍散布 3 3.3% フロアブル 16,178~189,190 L/10 3 7,14,1 a 圃場 A:1.00/- 圃場 B:0.16/- 圃場 C:0.50/- 000 倍散布圃場 A:0.10/-(3 回,3 日 ) 3.3% フロアブル 3 1,3,7 667 L/10 a 圃場 B:0.06/-(3 回,3 日 ) 000 倍散布圃場 A:3.8/- 3.3% フロアブル 3 1,3,7 667 L/10 a 圃場 B:4.36/- 000 倍散布圃場 A:1.1/- 3.3% フロアブル 3 1,3,7,14 616,65 L/10 a 圃場 B:1.07/- 000 倍散布 1 3.3% フロアブル 3 1,3,7 圃場 A:0.41/- 500 L/10 a 最大残留量注 1) (ppm) マンジプロパミド / 代謝物 S 000 倍散布 1 3.3% フロアブル 3 1,3,7 圃場 A:0.8/-(3 回,3 日 ) 666 L/10 a

231 マンジプロパミド国内作物残留試験一覧表 ( 別紙 1-1) 農作物 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 最大残留量注 1) (ppm) マンジプロパミド / 代謝物 S いちご ( 果実 ) 3.3% フロアブル 育苗期 :000 倍散布 50 ml/ 株 151,157,164 圃場 A:<0.01/-( 回,151 日 )(#) 78,84,91 圃場 B:<0.01/-( 回,78 日 )(#) いちご ( 果実 ) 育苗期 :000 倍散布 50 ml/ 株 3.3% フロアブル + 1,7,14,1 生育期 :000 倍散布 300 L/10 a 圃場 A:1.9/-(4 回,1 日 )(#) 圃場 B:0.53/-(4 回,1 日 )(#) 大粒種ぶどう ( 果実 ) 小粒種ぶどう ( 果実 ) いちじく ( 果実 ) ホップ ( 乾花 ) バジル ( 茎葉 ) 000 倍散布 1 3.3% フロアブル 3 7,14,1 300 L/10 a 000 倍散布 1 3.3% フロアブル 3 7,14,1 圃場 A:1.4/- 50 L/10 a 000 倍散布圃場 A:1.1/- 3.3% フロアブル 3 1,3,7,14 357,397 L/10 a 圃場 B:0.8/-(3 回,3 日 ) 000 倍散布 14,1,8 圃場 A:5./- 3.3% フロアブル 3 500~600,400~500 L/10 a 14,1,9 圃場 B:5.8/- 000 倍散布圃場 A:19.8/- 3.3% フロアブル 3,7,14 00 L/10 a 圃場 B:16./- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )( ) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している 圃場 A:0.516/-

232 マンジプロパミド海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 トマト ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) 結球レタス ( 葉球 ) 外葉あり 結球レタス ( 葉球 ) 外葉なし 結球レタス ( 葉球 ) 外葉 リーフレタス ( 葉 ) ほうれんそう ( 葉 ) ブロッコリー ( 花蕾 ) 試験圃場数 11 5% 水和剤 6 5% 水和剤 5 5% 水和剤 5 5% 水和剤 5 5% 水和剤 6 試験条件 最大残留量注 1) (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 マンジプロパミド/ 代謝物 S 5% 水和剤 6 5% 水和剤 6 5% 水和剤 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 ,3 圃場 A:0.0/- 圃場 B:0.06/- 1,,3,4 圃場 C:0.10/- 1,3 圃場 D:0.18/- 圃場 E:0.08/- 圃場 F:0.03/- 圃場 G:0.045/- 圃場 H:0.055/-(4 回,3 日 ) 圃場 I:0.05/- 圃場 J:0.07/-(4 回,3 日 ) 1,,3,4 圃場 K:0.03/- 1,3 圃場 A:0.04/- 圃場 B:0.055/- 圃場 C:0.13/- 圃場 D:0.35/- 圃場 E:0.09/- 1,,3,4 圃場 F:0.065/-(4 回,4 日 ) 1,7 圃場 A:.6/- 圃場 B:8.3/- 1,3,5,7,9 圃場 C:5.1/- 1,7 1,7 圃場 D:1.9/- 圃場 E:.6/-(4 回,7 日 ) 圃場 A:0.93/- 圃場 B:0.16/- 1,3,5,7,9 圃場 C:0.08/- 1,7 1,7 圃場 D:0.065/- 圃場 E:0.045/- 圃場 A:8.4/- 圃場 B:6.4/-(4 回,7 日 ) 1,3,5,7,9 圃場 C:11.75/- 1,7 圃場 D:6.45/- 圃場 E:8.75/-(4 回,7 日 ) 1,3,7,9 圃場 A:7.85/- 1,7 圃場 B:3.8/- 圃場 C:5./- 圃場 D:6.75/- 圃場 E:1.5/- 圃場 F:5.1/- 1,7 圃場 A:10.6/- 1,3,5,7,9 圃場 B:10.7/- 1,7 圃場 C:7.8/- 圃場 D:9.7/- 圃場 E:9.5/- 圃場 F:5.35/- 1,7 圃場 A:0.95/- 1,3,5,7,9 圃場 B:0.385/- 1,7 圃場 C:0.46/- 圃場 D:0.35/- 圃場 E:0.85/- 圃場 F:0.585/-

233 マンジプロパミド海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 キャベツ ( 葉球 ) 外葉あり たまねぎ ( 鱗茎 ) きゅうり ( 果実 ) カンタロープ ( 果実 ) サマースカッシュ ( 果実 ) 試験圃場数 6 5% 水和剤 8 5% 水和剤 7 5% 水和剤 6 5% 水和剤 5 5% 水和剤 試験条件 最大残留量注 1) (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 マンジプロパミド/ 代謝物 S lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 lb ai/a 散布 ,7 圃場 A:1./- 圃場 B:1.05/- 0,1,3,5,7,9 圃場 C:1.45/- 1,7 圃場 D:1.45/- 圃場 E:0.95/- 圃場 F:0.655/- 0,3,5,7,9,14,16 圃場 A:<0.01/- 7,14 0,7 圃場 B:<0.01/- 圃場 C:0.03/- 圃場 D:<0.01/- 圃場 E:0.01/- 圃場 F:<0.01/- 圃場 G:0.015/- 圃場 H:<0.01/- 圃場 A:0.035/- 圃場 B:0.015/- 圃場 C:0.07/- 圃場 D:0.015/- 圃場 E:<0.01/- 圃場 F:0.015/- 0,3,5,7,9 圃場 G:0.045/- 7 圃場 A:0.0/- 圃場 B:0.07/- 圃場 C:0.06/- 3,5,7,9 圃場 D:0.07/-(4 回,3 日 ) 7 0,7 圃場 E:0.06/- 圃場 F:0.05/- 圃場 A:0.03/- 圃場 B:0.07/- 圃場 C:0.055/- 圃場 D:0.05/- 0,3,5,7,9 圃場 E:0.015/-

234 マンジプロパミド海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 ばれいしょ ( 塊茎 ) ばれいしょ ( 塊茎 ) 試験圃場数 15 5% 水和剤 試験条件 最大残留量注 1) (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 マンジプロパミド/ 代謝物 S lb ai/a 散布 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.54 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.35 lb ai/a 散布 ( 合計 0.55 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.54 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.35 lb ai/a 散布 ( 合計 0.58 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.57 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.54 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.6 lb ai/a) 16 5% 水和剤 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.61 lb ai/a) 8.69 g ai/100 kg seed 種芋処理 lb ai/a 散布 ( 合計 0.54 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 lb ai/a 散布 ( 合計 0.58 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.35 lb ai/a 散布 ( 合計 0.56 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.35 lb ai/a 散布 ( 合計 0.55 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.35 lb ai/a ( 合計 0.55 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.36 lb ai/a 散布 ( 合計 0.6 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.54 lb ai/a) 9.9 g ai/100 kg seed 種芋処理 0.34 lb ai/a 散布 ( 合計 0.61 lb ai/a) 4 0,3,7,14,1,8,35 圃場 A:<0.01/- 14,8 圃場 B:<0.01/- 圃場 C:<0.01/- 圃場 D:<0.01/- 圃場 E:<0.01/- 圃場 F:<0.01/- 圃場 G:<0.01/- 圃場 H:<0.01/- 圃場 I:<0.01/- 圃場 J:<0.01/- 圃場 K:<0.01/- 圃場 L:<0.01/- 圃場 M:<0.01/- 圃場 N:<0.01/- 0,3,7,14,1,8,35 圃場 O:<0.01/- 14 圃場 A:<0.01/ 圃場 B:0.01/ 圃場 C:0.00/ 圃場 D:0.0161/ ,10,14,17,1 圃場 E:*0.077/0.0089(*4 回,17 日 ) 14 圃場 F:0.0308/< 圃場 G:0.07/< 圃場 H:0.0561/< 圃場 I:<0.01/< 圃場 J:0.0171/ 圃場 K:0.0105/< ,10,14,17,1 圃場 L:<0.01/< 圃場 M:0.047/< 圃場 N:0.0105/< 圃場 O:0.0173/< 圃場 P:0.0/<0.005

235 マンジプロパミド海外作物残留試験一覧表 ( 米国 ) ( 別紙 1-) 農作物 試験圃場数 試験条件 最大残留量注 1) (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 マンジプロパミド/ 代謝物 S 9.99 g ai/100 kg 種芋処理 g ai/ha 散布 g ai/100 kg 種芋処理 47.4 g ai/ha 散布 10.0 g ai/100 kg 種芋処理 464. g ai/ha 散布 8,10, 15,18, 圃場 A:<0.01/*<0.005(*4 回,15 日 ) 注 ) (#) 15 圃場 B:0.014/<0.005(#) 14 圃場 C:0.0145/<0.005(#) ばれいしょ ( 塊茎 ) 10.0 g ai/100 kg 種芋処理 453. g ai/ha 散布 10.0 g ai/100 kg 種芋処理 g ai/ha 散布 10 5% 水和剤 g ai/100 kg 種芋処理 g ai/ha 散布 g ai/100 kg 種芋処理 45.5 g ai/ha 散布 14 圃場 D:<0.01/0.006(#) 13 圃場 E:<0.01/ (#) 14 圃場 F:0.0575/0.0543(#) 14 圃場 G:<0.01/<0.005(#) g ai/100 kg 種芋処理 g ai/ha 散布 14 圃場 H:0.0/0.085(#) 9.95 g ai/100 kg 種芋処理 463. g ai/ha 散布 g ai/100 kg 種芋処理 g ai/ha 散布 15 圃場 I:<0.01/<0.005(#) 7,10,14,16,1 圃場 J:<0.01/<0.005(#) 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 3) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

236 マンジプロパミド海外作物残留試験一覧表 (EU) ( 別紙 1-3) 農作物 メロン ( 果肉 ) 試験圃場数 試験条件 最大残留量注 1) (ppm) 剤型 使用量 使用方法 回数 経過日数 マンジプロパミド/ 代謝物 S 608 g ai/a 散布 0,1,3,7,14 圃場 A:<0.01/- 593 g ai/a 散布 0,1,3,7,14 圃場 B:<0.01/- 561 g ai/a 散布 0,1,3,7,14 圃場 C:<0.01/- 7 5% 水和剤 599 g ai/a 散布 4 0,1,3,7,14 圃場 D:<0.01/- 注 ) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している 63 g ai/a 散布 0,1,3,7,14 圃場 E:<0.01/- 597 g ai/a 散布 0,1,3,7,13 圃場 F:<0.01/- 533 g ai/a 散布 0,1,3,7,14 圃場 G:<0.01/- 注 1) 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した

237 農薬名 マンジプロパミド ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm 大豆 , 小豆類 , ばれいしょ IT 米国 < (n=16)( 米国 ) さといも類 ( やつがしらを含む ) かんしょ やまいも ( 長いもをいう ) その他のいも類 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 かぶ類の葉 クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ 米国 米国キャベツ( 外葉あり ) ( (n=6)) 及びブロッコリー ( (n=6)) 参照 ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー 米国 米国キャベツ( 外葉あり ) 及びブロッコリー参照 ブロッコリー ,.46 その他のあぶらな科野菜 チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) にんにく 米国 米国たまねぎ(< (n=8)) 参照 その他のゆり科野菜 パセリ 米国 米国結球レタス( 外葉あり ) ( (n=5)) 及びほうれん そう ( (n=6)) 参照 セロリ トマト , ピーマン , 0.90 なす 0.30, 0.81 その他のなす科野菜 きゅうり ( ガーキンを含む ) 米国きゅうり( (n=7)) かぼちゃ( (n=5)) メロン類果実 ( (n=6)) 参照 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 米国きゅうり かぼちゃ メロン類果実参照 しろうり 米国きゅうり かぼちゃ メロン類果実参照 すいか , 0.03($) メロン類果実 <0.01(n=7)(EU) まくわうり <0.01(n=7)(EU) その他のうり科野菜 ほうれんそう 5 5 5

238 農薬名 マンジプロパミド ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値 外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm オクラ 米国 米国トマト( (n=11)) 及びピーマン ( (n=6)) 参照 しょうが えだまめ 申 0.16, 0.50, 1.00 その他の野菜 みかん , 0.10 なつみかんの果実全体 , 1.1 レモン 3 3 ( なつみかんの果実全体 すだち かぼす参照 ) オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 3 3 ( なつみかんの果実全体 すだち かぼす参照 ) グレープフルーツ 3 3 ( なつみかんの果実全体 すだち かぼす参照 ) ライム 3 3 ( なつみかんの果実全体 すだち かぼす参照 ) その他のかんきつ類果実 ( すだち ), 0.8( かぼす ) ( なつみかんの果実全体 すだち かぼす参照 ) いちご , 1.9($) ぶどう , 1.4($) その他の果実 3 1 〇 申 0.8, 1.1 ( いちじく ) ホップ 申 90 その他のスパイス , 4.36( みかんの果皮 ) その他のハーブ とうがらし ( 乾燥させたもの ) 干しぶどう 5 5 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している 登録有無 の欄に IT の記載があるものは インホ ートトレランス申請に基づく基準値設定依頼がなされたものであることを示している ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした 加工食品であるとうがらし ( 乾燥させたもの ) 干しぶどうについては 国際基準が設定されているものの 加工係数を用いて原材料中の濃度に換算した値が当該原材料の基準値案を超えないことから 基準値を設定しないこととする ( 加工係数 :JMPRにおいて7( とうがらし ) 3.91( 干しぶどう ) と評価されている )

239 マンジプロパミド推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 暴露評価に一般一般幼小児幼小児高齢者高齢者基準値案妊婦妊婦食品名用いた数値 (1 歳以上 ) (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI EDI ##(ppm) TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI 大豆 小豆類 0.1 ## ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) かんしょ やまいも ( 長いもをいう ) その他のいも類 0.01 ## だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 かぶ類の葉 クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 5 ## チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 5 ## たまねぎ ねぎ ( リーキを含む ) にんにく その他のゆり科野菜 7 ## パセリ セロリ 0 ## トマト ピーマン なす その他のなす科野菜 5 ## きゅうり ( ガーキンを含む ) かぼちゃ ( スカッシュを含む ) しろうり すいか メロン類果実 まくわうり その他のうり科野菜 5 ## ほうれんそう オクラ しょうが えだまめ ## その他の野菜 5 ## みかん なつみかんの果実全体 レモン オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) グレープフルーツ ライム その他のかんきつ類果実 3 ## いちご 5 ## ぶどう 3 ## その他の果実 3 ## ホップ 90 ## その他のスパイス 10 ## その他のハーブ 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 EDI: 推定 1 日摂取量 (Estimated Daily Intake) EDI 試算法 : 作物残留試験成績の平均値 各食品の平均摂取量だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 かぶ類の葉 クレソン はくさい ケール こまつな きょうな チンゲンサイ その他のあぶらな科野菜 チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) その他のきく科野菜 たまねぎ ねぎ( リーキを含む ) その他のゆり科野菜 セロリ その他のなす科野菜 その他のうり科野菜 ほうれんそう その他の野菜 とうがらし ( 乾燥させたもの ) 干しぶどうについては JMPRの評価に用いられた残留試験データを用いて EDI 試算をした : 個別の作物残留試験がないことから 暴露評価を行うにあたり基準値 ( 案 ) の数値を用いた

240 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 19 年 7 月 3 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 新規 : 大豆 ばれいしょ ぶどう等 ) 平成 19 年 8 月 6 日 厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 0 年 7 月 17 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 1 年 6 月 4 日 残留農薬基準告示 平成 年 月 1 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : はくさい ピーマン なす及びぶどう ) 平成 年 月 日 インポートトレランス設定の要請 ( ホップ ) 平成 3 年 3 月 1 日 厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 3 年 月 10 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 4 年 6 月 14 日 残留農薬基準告示 平成 5 年 4 月 17 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準設定依頼 ( 適用拡大 : ブロッコリー かんきつ類等 ) 平成 5 年 6 月 11 日 厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 5 年 8 月 5 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 6 年 8 月 8 日 残留農薬基準告示 平成 7 年 1 月 16 日 農林水産省から厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準 設定依頼 ( 適用拡大 : えだまめ いちじく等 ) 平成 8 年 1 月 5 日 インポートトレランス設定の要請 ( ばれいしょ ) 平成 8 年 7 月 11 日 厚生労働大臣から食品安全委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請 平成 9 年 3 月 7 日 食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知 平成 9 年 7 月 10 日 薬事 食品衛生審議会へ諮問 平成 9 年 7 月 13 日 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

241 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

242 答申 ( 案 ) マンジプロパミド 食品名 残留基準値 ppm 大豆 0. 1) 小豆類注 0.1 ばれいしょ 0.09 さといも類 ( やつがしらを含む ) 0.01 かんしょ 0.01 やまいも ( 長いもをいう ) 0.01 ) その他のいも類注 0.01 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 5 かぶ類の葉 5 クレソン 5 はくさい 5 キャベツ 3 芽キャベツ 3 ケール 5 こまつな 5 きょうな 5 チンゲンサイ 5 カリフラワー 3 ブロッコリー 5 3) その他のあぶらな科野菜注 5 チコリ 5 エンダイブ 5 しゅんぎく 5 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 5 4) その他のきく科野菜注 5 たまねぎ 0.1 ねぎ ( リーキを含む ) 7 にんにく ) その他のゆり科野菜注 7 パセリ 0 セロリ 0 トマト ピーマン なす 6) その他のなす科野菜注 5 きゅうり ( ガーキンを含む ) 0.3 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.3 しろうり 0.3 すいか 0. メロン類果実 0.01 まくわうり ) その他のうり科野菜注 5 ほうれんそう 5 オクラ 1 しょうが 0.01 えだまめ 8) その他の野菜注 5 みかん 0.3 なつみかんの果実全体 3 注 1) いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピア豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む 注 ) その他のいも類 とは いも類のうち ばれいしょ さといも類 かんしょ やまいも及びこんにゃくいも以外のものをいう 注 3) その他のあぶらな科野菜 とは あぶらな科野菜のうち だいこん類の根 だいこん類の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 西洋わさび クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー及びハーブ以外のものをいう 注 4) その他のきく科野菜 とは きく科野菜のうち ごぼう サルシフィー アーティチョーク チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス及びハーブ以外のものをいう 注 5) その他のゆり科野菜 とは ゆり科野菜のうち たまねぎ ねぎ にんにく にら アスパラガス わけぎ及びハーブ以外のものをいう 注 6) その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう 注 7) その他のうり科野菜 とは うり科野菜のうち きゅうり かぼちゃ しろうり すいか メロン類果実及びまくわうり以外のものをいう 注 8) その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しようが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう

243 食品名 残留基準値 ppm レモン 3 注 9) その他のかんきつ類果実 とは かんきつオレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 3 類果実のうち みかん なつみかん なつみかんグレープフルーツ 3 の外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレライム 3 ンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外 9) その他のかんきつ類果実注 3 のものをいう いちご 5 ぶどう 3 10) その他の果実注 3 ホップ 90 11) その他のスパイス注 10 1) その他のハーブ注 5 注 10) その他の果実 とは 果実のうち かんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ もも ネクタリン あんず すもも うめ おうとう ベリー類果実 ぶどう かき バナナ キウィー パパイヤ アボカド パイナップル グアバ マンゴー パッションフルーツ なつめやし及びスパイス以外のものをいう 注 11) その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう 注 1) その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう

244 メタフルミゾン 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : メタフルミゾン [ Metaflumizone(ISO) ] () 用途 : 殺虫剤トリフルオロメトキシフェニル環を有する殺虫剤である 昆虫の神経細胞のナトリウムイオンチャネルに作用し 神経系の情報伝達を阻害することにより殺虫効果を示すと考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 (EZ)--{-(4-Cyanophenyl)-1-[3-(trifluoromethyl)phenyl]ethylidene}-N- [4-(trifluoromethoxy)phenyl]hydrazine-1-carboxamide(IUPAC) Hydrazinecarboxamide, -[-(4-cyanophenyl)-1-[3- (trifluoromethyl)phenyl]ethylidene]-n-[4-(trifluoromethoxy)phenyl]- (CAS:No ) (4) 構造式及び物性 E 体 Z 体 ( 有効成分中の含有量 E 体 90% 以上 Z 体 10% 以下 ) 分子式 C 4 H 16 F 6 N 4 O 分子量 水溶解度メタフルミゾン : g/l (0 ) E 体 : g/l (0 ) Z 体 : g/l (0 ) 分配係数 E 体 :log 10 Pow = 5.1(pH 5) Z 体 :log 10 Pow = 4.4(pH 5)

245 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用時期となっているものについては 農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している 国内での使用方法 (1)5.0% メタフルミゾンフロアブル 作物名 キャベツ はくさい レタス 非結球レタス ブロッコリー 非結球あぶらな科葉菜類 だいこん えだまめだいず しょうが 適用病害虫名 コナカ アオムシキスシ ノミハムシハイマタ ラノメイカ ハスモンヨトウオオタハ コカ ヨトウムシウワハ 類コナカ アオムシハイマタ ラノメイカ キスシ ノミハムシタ イコンサルハムシヨトウムシハスモンヨトウカフ ラハハ チ ハスモンヨトウオオタハ コカ 希釈倍数使用液量使用時期 1000 倍 1000~ 000 倍 1000 倍 1000~ 000 倍 100~300 L/10 a 収穫前日まで 収穫前日まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 メタフルミソ ンを含む農薬の総使用回数 3 回以内 回以内 回以内 ヨトウムシ ハスモンヨトウ コナカ 収穫前日 コナカ 1000 倍 まで キスシ ノミハムシ 3 回以内 3 回以内 ハスモンヨトウ 000 倍 キスシ ノミハムシ 1000 倍 収穫 7 日前まで 回以内 回以内 ハイマタ ラノメイカ ヨトウムシカフ ラハハ チ ハスモンヨトウ ハスモンヨトウアワノメイカ 1000~ 000 倍 収穫前日まで 3 回以内 3 回以内

246 (1)5.0% メタフルミゾンフロアブル ( つづき ) 作物名 かんしょ さといも うめ とうもろこし アスパラガス ごぼう トマトミニトマト 適用病害虫名 ハスモンヨトウナカシ ロシタハ ヨツモンカメノコハムシハスモンヨトウ ケムシ類 ケシキスイ類 アワノメイカ ハスモンヨトウ オオタハ コカ ハスモンヨトウ 希釈倍数使用液量使用時期 1000~ 000 倍 100~300 L/10 a 1000 倍 00~700 L/10 a 1000~ 000 倍 100~300 L/10 a 100~800 L/10 a 収穫前日まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 散布 メタフルミソ ンを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ピーマン なす オオタハ コカ オオハ コカ ニシ ュウヤホシテントウハスモンヨトウ 100~300 L/10 a にんじん ハスモンヨトウヒョウタンソ ウムシ類 1000 倍 ねぎ シロイチモシ ヨトウ 回以内 回以内 ほうれんそう シロオヒ ノメイカ ハスモンヨトウ 1000~ 000 倍 3 回以内 3 回以内 ()19.0% メタフルミゾン 1.0% トルフェンピラドフロアブル 作物名 キャベツ はくさい 適用病害虫名 コナカ アオムシヨトウムシハスモンヨトウオオタハ コカ ウワハ 類ハイマタ ラノメイカ アフ ラムシ類ネキ アサ ミウマコナカ アオムシヨトウムシハイマタ ラノメイカ アフ ラムシ類ナモク リハ エネキ アサ ミウマ 希釈倍数使用液量使用時期 1000 倍 100~300 L/10 a 収穫 14 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 メタフルミソ ンを含む農薬の総使用回数 回以内散布 3 回以内

247 ()19.0% メタフルミゾン 1.0% トルフェンピラドフロアブル ( つづき ) 作物名 ねぎ だいこん レタス 非結球レタス 適用病害虫名 シロイチモシ ヨトウネキ コカ ネキ アサ ミウマコナカ アオムシハイマタ ラノメイカ ヨトウムシアフ ラムシ類キスシ ノミハムシナモク リハ エオオタハ コカ アフ ラムシ類ナモク リハ エハスモンヨトウヨトウムシウワハ 類オオタハ コカ アフ ラムシ類ナモク リハ エハスモンヨトウヨトウムシウワハ 類 希釈倍数使用液量使用時期 1000 倍 1500 倍 収穫 3 日前まで 収穫 14 日前まで 100~ ~ L/10 a 1500 倍収穫 3 日前まで 1500 倍 1000~ 1500 倍 1500 倍 収穫 14 日前まで 本剤の使用回数 使用方法 回以内散布 メタフルミソ ンを含む農薬の総使用回数 回以内 3 回以内 回以内 (3)0.0% メタフルミゾン粒剤 作物名 キャベツはくさい だいこん 適用病害虫名 コオロキ 類ネキリムシ類ハスモンヨトウ 使用量 使用時期 収穫 7 日前まで 本剤の使用回数 3 回以内 使用方法 メタフルミソ ンを含む農薬の総使用回数 3 回以内 ブロッコリー非結球レタスねぎ レタスだいずえだまめ アスパラガスいちご にんじん ネキリムシ類 ハスモンヨトウ ネキリムシ類ハスモンヨトウ コオロキ 類 3~6 kg/10 a 6 kg/10 a 収穫前日まで 回以内 回以内 株元散布 3 回以内 3 回以内 ごぼうネキリムシ類 3~6 kg/10 a

248 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 メタフルミゾン(E 体 ) メタフルミゾン(Z 体 ) 4-{5-ヒト ロキシ-3-オキソ-4-[4-( トリフルオロメトキシ ) フェニル ]-6-[3-( トリフルオロメチル ) フェニル ]-,3,4,5- テトラヒト ロ-1,,4-トリアシ ン-5-イル } ヘ ンソ ニトリル ( 以下 代謝物 Cという ) p-[m-( トリフルオロメチル ) フェナシル ] ヘ ンソ ニトリル ( 以下 代謝物 Dという ) 代謝物 C 代謝物 D 分析法の概要試料からメタノール 水 (7:3) 混液で抽出し n-ヘキサンで洗浄した後 酢酸エチル ヘキサン混液に転溶する PSAカラムを用いて メタフルミゾン及び代謝物 D 並びに代謝物 Cの画分に分画する メタフルミゾンと代謝物 D 画分はシリカゲルカラムで 代謝物 C 画分はグラファイトカーボンカラム及びシリカゲルカラムを用いて精製した後 紫外分光光度型検出器付き高速液体クロマトグラフ (HPLC-UV) で定量する または メタフルミゾン及び代謝物 Dについて 試料からメタノール 水 (7:3) 混液で抽出し C 18 カラム又はPSAカラムを用いて精製する 次に PSA カラム PSA シリカゲル連結カラム シクロヘキシルシリル化シリカゲルカラム及びPSA シリカゲル連結カラム あるいは HLB カラム及び PSA カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) 又は液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する なお 代謝物 C 及び代謝物 Dの分析値については それぞれ換算係数 及び を用いて親化合物に換算する 定量限界メタフルミゾン (E 体及び Z 体 ):0.01~0.05 ppm 代謝物 C:0.05 ppm 代謝物 D:0.018~0.09 ppm

249 () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1 を参照 4. 魚介類への推定残留濃度 本剤については水系を通じた魚介類への残留が想定されることから 農林水産省から魚 介類に関する個別の残留基準の設定について要請されている このため 本剤の水産動植 注 1) 物被害予測濃度及び生物濃縮係数 (BCF:Bioconcentration Factor) から 以下のと おり魚介類中の推定残留濃度を算出した (1) 水産動植物被害予測濃度注本剤が非水田においてのみ使用されることから 非水田 PECtier1 ) を算出したところ 非水田 PECtier1は0.08 ppbとなった () 生物濃縮係数ベンゾニトリル環の炭素を 14 Cで標識したメタフルミゾン ( 第一濃度区 :0.04 ppb 第二濃度区 :0.40 ppb) を用いた4 日間の取込期間及び56 日間の排泄期間を設定したブ注ルーギルの魚類濃縮性試験が実施された メタフルミゾンの分析結果からBCFk 3) = 7900と算出された (3) 推定残留濃度 (1) 及び () の結果から メタフルミゾンの水産動植物被害予測濃度 :0.08 ppb BCF:7900 とし 下記のとおり推定残留濃度が算出された 推定残留濃度 = 0.08 ppb (7900 5)= 1106 ppb = ppm 注 1) 農薬取締法第 3 条第 1 項第 6 号に基づく水産動植物の被害防止に係る農薬の登録保留基準設定における規定に準拠注 ) 既定の地表流出率 ドリフト率で河川中に流入するものとして算出したもの 注 3)BCFk: 被験物質の取込速度定数と排泄速度定数から求められたBCF ( 参考 ): 平成 19 年度厚生労働科学研究費補助金食品の安心 安全確保推進研究事業 食品中に残留する農薬等におけるリスク管理手法の精密化に関する研究 分担研究 魚介類への残留基準設定法 報告書 5. 畜産物への推定残留濃度 (1) 家畜残留試験 ( 動物飼養試験 ) 乳牛における残留試験乳牛に対して メタフルミゾンが飼料中濃度として 及び16.5 ppmに相当する量を含有するゼラチンカプセルを45 日間にわたり摂食させ 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓に含まれるメタフルミゾン (E 体及びZ 体 ) 含量を測定した ( 定量限界 :0.0 ppm) また 乳については 投与開始

250 40 4 及び 45 日後に搾乳したものを測定した ( 定量限界 :0.01 ppm) 結果については 表 1 を参照 表 1. 乳牛の組織中の残留濃度 (ppm) 0. ppm 投与群 1.0 ppm 投与群 5.5 ppm 投与群 16.5 ppm 投与群 筋肉 <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) 0.065( 最大 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) ( 平均 ) 脂肪 <0.0( 最大 ) 0.049( 最大 ) 0.18( 最大 ) 0.864( 最大 ) <0.0( 平均 ) 0.073( 平均 ) ( 平均 ) ( 平均 ) 肝臓 <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) ( 最大 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) ( 平均 ) 腎臓 <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) <0.0( 最大 ) ( 最大 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) <0.0( 平均 ) 0.044( 平均 ) 乳 <0.01( 平均 ) <0.01( 平均 ) ( 平均 ) 0.043( 平均 ) 上記の結果に関連して JMPR では乳牛及び肉牛における MDB 注 ) はいずれも 0.13 ppm 飼 料作物の作物残留試験の中央値 (Supervised Trials Median residue:stmr) を用いて求 めた乳牛及び肉牛における STMR dietary burden をいずれも 0.13 ppm と評価している 注 ) 最大飼料由来負荷 (Maximum Dietary Burden:MDB): 飼料として用いられる全ての飼料品目に残留基 準まで残留していると仮定した場合に 飼料の摂取によって畜産動物が暴露されうる最大量 飼料中残留 濃度として表示される () 推定残留濃度乳牛について MDB 又はSTMR dietary burdenと各試験における投与量から 畜産物中の推定最大残留濃度と平均的な残留濃度を算出した 結果についてはメタフルミゾン (E 体及びZ 体の和 ) で表した 表 を参照 表. 畜産物中の推定残留濃度 (ppm) 筋肉脂肪肝臓腎臓乳 乳牛 (0.013) (0.013) (0.013) (0.013) (0.0065) 上段 : 最大残留濃度 (ppm) 下段 : 平均的な残留濃度 (ppm) 6.ADI 及びARfDの評価食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 4 条第 1 項第 1 号の規定に基づき 食品安全委員会あて意見を求めたメタフルミゾンに係る食品健康影響評価において 以下のとおり評価されている

251 (1)ADI 無毒性量 :1 mg/kg 体重 /day ( 動物種 ) イヌ ( 投与方法 ) カプセル経口 ( 試験の種類 ) 慢性毒性試験 ( 期間 ) 1 年間安全係数 :100 ADI:0.1 mg/kg 体重 /day ( 参考 ) 評価に供された遺伝毒性試験において染色体異常試験で陽性であったが in vivo 試験を含む他の全ての試験で陰性であったことから メタフルミゾンは生体にと って問題となる遺伝毒性はないと結論されている ()ARfD 設定の必要なし メタフルミゾンの単回経口投与等により生ずる可能性のある毒性影響は認められな かったことから 急性参照用量 (ARfD) は設定する必要がないと判断した 7. 諸外国における状況 JMPRにおける毒性評価が行われ 009 年にADIが設定され ARfDは設定の必要なしとされている 国際基準はレタス トマト等に設定されている 米国 カナダ EU 豪州及びニュージーランドについて調査した結果 米国においてかんきつ類 ナッツ類等に EUにおいてはくさい 畜産物等に基準値が設定されている 8. 基準値案 (1) 残留の規制対象農産物にあってはメタフルミゾン (E 体及びZ 体 ) 及び代謝物 Dとし 畜水産物にあってはメタフルミゾン (E 体及びZ 体 ) とする 作物残留試験においてメタフルミゾン (E 体 ) メタフルミゾン(Z 体 ) 及び代謝物 D の分析が行われており 一部の作物残留試験では代謝物 Cの分析も行われているが 代謝物 Cの残留濃度はメタフルミゾン (E 体 ) メタフルミゾン(Z 体 ) 及び代謝物 Dと比較して低い値であることから 代謝物 Cは残留の規制対象に含めないこととする なお 食品安全委員会による食品健康影響評価においても 農産物中の暴露評価対象 物質としてメタフルミゾン (E 体及び Z 体 ) 及び代謝物 D 畜産物及び魚介類中の暴露評 価対象物質としてメタフルミゾン (E 体及び Z 体 ) を設定している

252 () 基準値案 別紙 のとおりである (3) 暴露評価 1 日当たり摂取する農薬等の量の ADI に対する比は 以下のとおりである 詳細な暴 露評価は別紙 3 参照 注 ) TMDI/ADI(%) 一般 (1 歳以上 ) 43.1 幼小児 (1~6 歳 ) 60.6 妊婦 39.9 高齢者 (65 歳以上 ) 5.0 注 ) 各食品の平均摂取量は 平成 17 年 ~19 年度の食品摂取頻度 摂取量調査の特別集計業務報告書による TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量

253 メタフルミゾン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 とうもろこし ( 子実 ) 未成熟とうもろこし ( 種子 ) だいず ( 乾燥子実 ) さといも ( 塊茎 ) かんしょ ( 塊根 ) だいこん ( 根 ) だいこん ( 葉 ) だいこん ( つまみ菜 ) 試験圃場数 5.0% フロアブル 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 注圃場 A:<0.01/<0.01/- ) /< L/10 a 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< L/10 a 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:0.18 (3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.06/*0.10/-/<0.0 (*3 回,3 日 ) 00,170 L/10 a 圃場 B:0.18 圃場 B:0.06/0.10/-/< % 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 5.0% フロアブル 圃場 A:<0.04 圃場 B:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< ,167 L/10 a 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 00,150 L/10 a 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1.0% 粒剤 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:<0. 圃場 A:<0.05/<0.05/-/< L/10 a 圃場 B:<0. 圃場 B:<0.05/<0.05/-/< kg/10 a 株元散布 1,3,7 注 3) 圃場 A:<0. ( 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,7 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:19. 圃場 A:6.14/10./-/ L/10 a 圃場 B:1.1 圃場 B:5.94/10.6/-/ % 粒剤 1 0.0% 粒剤 3 kg/10 a 株元散布 6 kg/10 a 全面散布 1,3,7 8 各化合物の残留量 (ppm) メタフルミゾン (E 体 )/ メタフルミゾン (Z 体 )/ 代謝物 C/ 代謝物 D 圃場 A:<0. ( 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.018 だいこん ( 間引菜 ) はくさい ( 茎葉 ) キャベツ ( 葉球 ) こまつな ( 茎葉 ) みずな ( 茎葉 ) チンゲンサイ ( 茎葉 ) ブロッコリー ( 花蕾 ) ごぼう ( 根部 ) レタス ( 茎葉 ) リーフレタス ( 茎葉 ) サラダ菜 ( 茎葉 ) ねぎ ( 茎葉 ) アスパラガス ( 若茎 ) にんじん ( 根部 ) ミニトマト ( 果実 ) ピーマン ( 果実 ) なす ( 果実 ) ほうれんそう ( 茎葉 ) しょうが ( 塊茎 ) 1 0.0% 粒剤 6 kg/10 a 全面散布 14 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< 倍散布 圃場 A:5.6 (3 回,3 日 ) 圃場 A:1.88/3.36/<0.05/1.01 (3 回,3 日 ) 5.0% フロアブル 50~350, 3 1,3,7,14 150~00 L/10 a 圃場 B:.7 圃場 B:1.04/*1.60/<0.05/0.67 (*3 回,3 日 ) 1.0% 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 圃場 A:<0. (3 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 (3 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0. (3 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 (3 回,7 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:3.0 圃場 A:1.14/1.74/<0.05/0.5 (3 回,1 日 ) 300~367,00 L/10 a 圃場 B:1.4 (3 回,3 日 ) 圃場 B:0.4/0.74/<0.05/*0.8 (*3 回,3 日 ) 1.0% 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 圃場 A:<0. (3 回,7 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 (3 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0. (3 回,7 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 (3 回,7 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:13.6 圃場 A:4.90/8.59/-/ L/10 a 圃場 B:8.3 (3 回,3 日 ) 圃場 B:1.6/*16.4/-/*0.5 (*3 回,3 日 ) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:16.3 圃場 A:6.90/9.4/-/*0.80 (*3 回,7 日 ) 00,150 L/10 a 圃場 B:30.4 圃場 B:14./16.0/-/ % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:.66 (3 回,3 日 ) 圃場 A:1.8/*1.4/-/**0.105 (*3 回,3 日 **3 回,7 日 ) 180,170 L/10 a 圃場 B:3.48 圃場 B:1.58/1.86/-/*0.053 (*3 回,3 日 ) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:5. 圃場 A:3.16/1.9/-/< L/10 a 圃場 B:3.5 圃場 B:1.76/1.64/-/*0.14 (* 回,3 日 ) 1.0% 粒剤 3 kg/10 a 株元散布 1,3,7 圃場 A:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< ,177 L/10 a 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:7.65 圃場 A:3.6/3.98/-/*0.10 (*3 回,3 日 ) 300,50 L/10 a 圃場 B:3.47 (3 回,3 日 ) 圃場 B:*1.83/*1.6/-/**0.04 (*3 回,3 日 **3 回,7 日 ) 0.0% 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:7.41 ( 回,3 日 ) 圃場 A:3.89/*3.64/-/**0.088 (* 回,3 日 ** 回,7 日 ) 00,50 L/10 a 圃場 B:33.7 圃場 B:15.6/17.9/-/*0.35 (* 回,3 日 ) 1.0% 粒剤 3 kg/10 a 株元散布 1,3,7 圃場 A:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:6.4 圃場 A:13.8/1./-/*0.980 (* 回,3 日 ) 00 L/10 a 圃場 B:35.1 圃場 B:16.0/*18.7/-/**.00 (* 回,3 日 ** 回,7 日 ) 1.0% 粒剤 3 kg/10 a 株元散布 1,3,7 圃場 A:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 1,3,7 圃場 A:3.6 ( 回,3 日 ) 圃場 A:1.46/*1.7/-/*0.7 (* 回,3 日 ) 00 L/10 a 圃場 B:1. 圃場 B:0.58/0.60/-/< % 粒剤 3 kg/10 a 株元散布 1,3,7 圃場 A:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 A:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0. ( 回,1 日 )(#) 圃場 B:<0.05/<0.05/-/<0.09 ( 回,1 日 )(#) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:0. 圃場 A:0.08/0.1/-/< ,89 L/10 a 圃場 B:0.1 圃場 B:0.11/0.08/-/< % 粒剤 6 kg/10 a 全面散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< ,175 L/10 a 圃場 B:0.09 圃場 B:0.05/*0.03/-/<0.0 (*3 回,7 日 ) 0.0% 粒剤 6 kg/10 a 全面散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.04 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:.73 圃場 A:1.6/1.40/-/*0.11 (*3 回,3 日 ) 50,49 L/10 a 圃場 B:.39 圃場 B:1.18/1.16/-/ % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:.78 圃場 A:1.10/1.66/-/<0.0 30,8 L/10 a 圃場 B:.85 圃場 B:1.45/1.38/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:0.78 (3 回,3 日 ) 圃場 A:*0.38/*0.38/-/<0.0 (*3 回,3 日 ) 300,8 L/10 a 圃場 B:1. 圃場 B:0.81/0.39/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:51.8 圃場 A:18.6/3.4/-/*0.9 (*3 回,3 日 ) 00,157.9 L/10 a 圃場 B:5.4 圃場 B:10.8/*16.4/-/*0.88 (*3 回,7 日 ) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/< ,00 L/10 a 圃場 B:0.06 圃場 B:0.0/0.0/-/<0.0

254 メタフルミゾン作物残留試験一覧表 ( 別紙 1) 農作物 えだまめ ( さや ) うめ ( 果実 ) いちご ( 果実 ) 試験圃場数 試験条件 剤型使用量 使用方法回数経過日数 注 1) 最大残留量 (ppm) 5.0% フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,14 圃場 A:5.4 圃場 A:./.94/-/ ,190 L/10 a 圃場 B:4.08 圃場 B:1.61/.45/-/ % 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7,14 圃場 A:<0.04 圃場 B:<0.04 各化合物の残留量 (ppm) メタフルミゾン (E 体 )/ メタフルミゾン (Z 体 )/ 代謝物 C/ 代謝物 D 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.01/<0.01/-/< % フロアブル 1000 倍散布 3 1,3,7,1 圃場 A:.68 圃場 A:1.0/1.48/-/ ,400 L/10 a 圃場 B:3.49 圃場 B:1.96/*1.54/-/*0.05 (*3 回,3 日 ) 0.0% 粒剤 6 kg/10 a 株元散布 3 1,3,7 圃場 A:<0.04 圃場 B:<0.04 圃場 A:<0.01/<0.01/-/<0.0 圃場 B:<0.01/<0.01/-/<0.0 注 1) 最大残留量 欄に記載した残留値は メタフルミゾン本体 (E 体 ) メタフルミゾン (Z 体 ) 及び代謝物 D をメタフルミゾンに換算したものの和 各化合物の残留量については 各化合物の残留量 の欄に示した 最大残留量 : 当該農薬の申請の範囲内で最も多量に用い かつ最終使用から収穫までの期間を最短とした場合の作物残留試験 ( いわゆる最大使用条件下の作物残留試験 ) を複数の圃場で実施し それぞれの試験から得られた残留量 ( 参考 : 平成 10 年 8 月 7 日付 残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に係る意見具申 ) 表中 最大使用条件下の作物残留試験条件に アンダーラインを付しているが 経時的に測定されたデータがある場合において 収穫までの期間が最短の場合にのみ最大残留量が得られるとは限らないため 最大使用条件以外で最大残留量が得られた場合は その使用回数及び経過日数について ( ) 内に記載した 注 )-: 分析せず 注 3)(#) 印で示した作物残留試験成績は 申請の範囲内で試験が行われていない なお 適用範囲内ではない試験条件を斜体で示した 注 4) 今回 新たに提出された作物残留試験成績に網を付けて示している

255 農薬名 メタフルミゾン ( 別紙 ) 食品名 基準値案 ppm 基準値現行 ppm 登録有無 国際基準 ppm 参考基準値外国基準値 ppm 作物残留試験成績等 ppm とうもろこし 0. 申 <0.04,<0.04( とうもろこし ) /<0.04,<0.04( 未成熟とうもろこし ) 大豆 ,0.18 ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) <0.04,<0.04 かんしょ <0.04,<0.04 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 <0.,<0. だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 ,1.1 はくさい ,5.6 キャベツ ,3.0 芽キャベツ ケール ( みずな参照 ) こまつな ,8.3($) きょうな ,30.4($)( みずな ) チンゲンサイ ,3.48 ブロッコリー ,5.17 その他のあぶらな科野菜 ( みずな参照 ) ごぼう 0. 申 <0.04,<0.04 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) ,35.1($)( サラダ菜 ) ねぎ ( リーキを含む ) 10 申 1.,3.6($) アスパラガス 0.7 申 0.1,0. にんじん 0.3 申 <0.04,0.09 トマト 申 ,.73( ミニトマト ) ピーマン 申 ,.85 なす 申 ,1.($) その他のなす科野菜 ほうれんそう 70 申 5.4,51.8($) しょうが <0.04,0.06($) えだまめ ,5.4 うめ 10 申.68,3.49 いちご 0. 申 <0.04,<0.04 その他のハーブ ( みずな参照 ) 牛の筋肉 豚の筋肉 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 牛の脂肪 推:0.013 豚の脂肪 牛の脂肪参照 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 牛の脂肪参照 牛の肝臓 豚の肝臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 牛の腎臓 豚の腎臓 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 牛の食用部分 豚の食用部分 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 乳

256 農薬名 メタフルミゾン ( 別紙 ) 参考基準値基準値基準値登録国際外国食品名作物残留試験成績等案現行有無基準基準値 ppm ppm ppm ppm ppm 魚介類 推 :1.106 とうがらし ( 乾燥させたもの ) 6 6 申請 ( 国内における登録 承認等の申請 インホ ートトレランス申請 ) 以外の理由により本基準 ( 暫定基準以外の基準 ) を見直す基準値案については 太枠線で囲んで示した 登録有無 の欄に 申 の記載があるものは 国内で農薬の登録申請等の基準値設定依頼がなされたものであることを示している ($) これらの作物残留試験は 試験成績のばらつきを考慮し この印をつけた残留値を基準値策定の根拠とした 作物残留試験 欄に 推 の記載のあるものは 推定残留濃度であることを示している 加工食品であるとうがらし ( 乾燥させたのも ) については 国際基準が設定されているものの 加工係数を用いて原材料中の濃度に換算した値が当該原材料中の基準値案を超えないことから 基準値を設定しないこととする ( 加工係数 :JMPRにおいて 10と評価されている ) 国際基準の農産物における規制対象は メタフルミゾン (E 体 ) 及びメタフルミゾン (Z 体 ) であり 代謝物 D を含んでいないが 今回国際基準を参照したばれいしょ 芽キャベツ とうがらし ( その他のなす科野菜類 ) においては JMPR 評価書より代謝物 D の残留はほどんど認められないことが確認できたため 国際基準値をそのまま採用した

257 メタフルミゾン推定摂取量 ( 単位 :μg/ 人 /day) ( 別紙 3) 食品名 一般幼小児高齢者基準値案妊婦 (1 歳以上 ) (1~6 歳 ) (65 歳以上 ) (ppm) TMDI TMDI TMDI TMDI とうもろこし 大豆 ばれいしょ さといも類 ( やつがしらを含む ) かんしょ だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ ブロッコリー その他のあぶらな科野菜 ごぼう レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) ねぎ ( リーキを含む ) アスパラガス にんじん トマト ピーマン なす その他のなす科野菜 ほうれんそう しょうが えだまめ うめ いちご その他のハーブ 陸棲哺乳類の肉類 陸棲哺乳類の食用部分 ( 肉類除く ) 陸棲哺乳類の乳類 魚介類 計 ADI 比 (%) TMDI: 理論最大 1 日摂取量 (Theoretical Maximum Daily Intake) TMDI 試算法 : 基準値案 各食品の平均摂取量 陸棲哺乳類の肉類 については TMDI 計算では 牛 豚 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 脂肪の摂取量にその範囲の基準値案で最も高い値を乗じた

258 ( 参考 ) これまでの経緯 平成 18 年 月 日農林水産省より厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 新規 : はくさい キャベツ ) 平成 18 年 月 7 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 0 年 8 月 9 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 1 年 9 月 8 日残留農薬基準告示 初回農薬登録 平成 3 年 月 7 日農林水産省より厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : だいず さといも等 ) 並びに基準値設定依頼 ( 魚介類 ) 平成 3 年 3 月 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 4 年 月 16 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 5 年 5 月 15 日残留農薬基準告示 平成 6 年 月 7 日農林水産省より厚生労働省へ農薬登録申請に係る連絡及び基準値設定依頼 ( 適用拡大 : とうもろこし アスパラガス等 ) 平成 6 年 3 月 0 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 6 年 6 月 4 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 7 年 3 月 31 日薬事 食品衛生審議会へ諮問平成 7 年 4 月 1 日薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会平成 8 年 11 月 14 日厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に係る食品健康影響評価について要請平成 9 年 5 月 3 日食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評価について通知平成 9 年 8 月 日薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会

259 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会農薬 動物用医薬品部会 [ 委員 ] 穐山浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長 井之上浩一立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸謙介 麻布大学獣医学部生理学教授 魏民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授 佐々木一昭東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤清 元一般財団法人残留農薬研究所理事 佐野元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授 永山敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長 二村睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問 由田克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授 ( : 部会長 )

260 答申 ( 案 ) メタフルミゾン 食品名 残留基準値 ppm とうもろこし 0. 大豆 0.5 ばれいしょ 0.0 さといも類 ( やつがしらを含む ) 0. かんしょ 0. だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.5 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 30 はくさい 10 キャベツ 5 芽キャベツ 0.8 ケール 40 こまつな 40 きょうな 40 チンゲンサイ 10 ブロッコリー 10 1) その他のあぶらな科野菜注 40 ごぼう 0. レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 50 ねぎ ( リーキを含む ) 10 アスパラガス 0.7 にんじん 0.3 トマト 5 ピーマン 5 なす 3 ) その他のなす科野菜注 0.6 ほうれんそう 70 しょうが 0.3 えだまめ 10 うめ 10 いちご 0. 3) その他のハーブ注 40 牛の筋肉 0.0 豚の筋肉 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物注 4) の筋肉 0.0 牛の脂肪 0.0 豚の脂肪 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.0 牛の肝臓 0.0 豚の肝臓 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.0 牛の腎臓 0.0 豚の腎臓 0.0 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.0 今回基準値を設定するメタフルミゾンとは 農産物にあってはメタフルミゾン (E 体 ) メタフルミゾン (Z 体 ) 及び代謝物 D p -[m -( トリフルオロメチル ) フェナシル ] ベンゾニトリル をメタフルミゾンに換算したものの和をいい 畜水産物にあってはメタフルミゾン (E 体 ) 及びメタフルミゾン (Z 体 ) の和をいう 注 1) その他のあぶらな科野菜 とは あぶらな科野菜のうち だいこん類の根 だいこん類の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 西洋わさび クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー及びハーブ以外のものをいう 注 ) その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう 注 3) その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう 注 4) その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外のものをいう

261 食品名 残留基準値 ppm 5) 牛の食用部分注 0.0 注 5) 食用部分 とは 食用に供される部分のう豚の食用部分 0.0 ち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいその他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.0 う 乳 0.01 魚介類

262 メピコートクロリド 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品目名 : メピコートクロリド [ Mepiquat chloride(iso) ] () 用途 : 植物成長調整剤ヘテロ系の植物成長調整剤である 植物体内におけるジベレリンの生合成を阻害することにより成長を抑制すると考えられている (3) 化学名及び CAS 番号 1,1-Dimethylpiperidinium chloride(iupac) Piperidinium, 1,1-dimethyl-, chloride (1:1)(CAS:No ) (4) 構造式及び物性 分子式 C 7 H 16 ClN 分子量 水溶解度 >500 g/l (0 ) 分配係数 log 10 Pow = -3.45(0 脱イオン水 ) log 10 Pow = -3.0(0 ph 4) log 10 Pow = -3.55(0 ph 7) log 10 Pow = -3.14(0 ph 10)

263 . 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用回数となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している (1) 国内での使用方法 % メピコートクロリド液剤 作物名使用目的希釈倍数使用液量使用時期 本剤の使用回数 使用方法 メヒ コートクロリト を含む農薬の総使用回数 ぶどう ( 巨峰 ) 露地栽培 施設栽培 1000 倍 300 L/10 a ぶどう ( 巨峰系 4 倍体品種 ) [ 巨峰 ヒ オーネを除く ] ぶどう ( 倍体米国系品種 ) ぶどう (3 倍体品種 ) ぶどう ( 倍体欧州系品種 ) [ シャインマスカットを除く ] ぶどう ( ヒ オーネ ) ぶどう ( シャインマスカット ) 着粒増加新梢伸長抑制 着粒増加 500~ 800 倍 1000~ 000 倍 500~ 800 倍 100~150 L/10 a 新梢伸長抑制 500 倍 150 L/10 a 着粒増加 新梢伸長抑制 1000~ 000 倍 100~150 L/10 a 500 倍 150 L/10 a 新梢展開葉 7~11 枚時 ( 開花始期まで ) 満開 10~ 40 日後新梢展開葉 7~11 枚時 ( 開花始期まで ) 満開 10~ 40 日後 回以内 散布 回以内 ぶどう ( テ ラウエア ) 施設栽培 露地栽培 新梢伸長抑制 800~ 1000 倍 1500~ 000 倍 100~150 L/10 a 00~50 L/10 a 新梢展開葉 7~11 枚時 ( 開花始期まで ) 1 回 1 回

264 () 海外での使用方法 1 8.0% メピコートクロリド液剤 (EU) 本剤の作物名使用目的使用量使用回数 使用時期 使用方法 冬小麦冬大麦 457.5~610 g ai/ha 1 回 止葉節が可視化できる段階まで または出穂まで 散布 冬小麦冬大麦 節間伸長抑制 305~457.5 g ai/ha ~305 g ai/ha 合計最大使用量 610 g ai/ha 1 回 + 1 回 止葉節が可視化できる段階まで + 止葉鞘が開く段階まで 止葉節が可視化できる段階まで + 出穂まで 分割散布 ライ小麦春大麦 457.5~610 g ai/ha 305~457.5 g ai/ha 1 回 止葉節が可視化できる段階まで または出穂まで 散布 冬ライ麦 610 g ai/ha 止葉節が可視化できる段階まで ai:active ingredient( 有効成分 ) 1.0% メピコートクロリド液剤 (EU) 本剤の作物名使用目的最大使用量使用回数 冬なたね伸長抑制 94 g ai/ha 1 回 使用時期 黄色蕾が確認できる段階まで 使用方法 散布 3 9.6% メピコート液剤 ( 米国 ) 1 回あたりの作物名使用目的最大使用量 綿実伸長抑制 lb ai/a lb ai/a 年間最大使用量使用時期使用方法 収穫 30 日前まで 散布 3. 作物残留試験 (1) 分析の概要 1 分析対象の化合物 メピコートクロリド

265 分析法の概要 国内 試料から0.5 mol/l 塩酸 メタノール (1:3) 混液で抽出し SCXカラムを用いて精製した後 イオンペア試薬 ( ジピクリルアミン ) を添加してジクロロメタンに転溶する 塩酸 ( 濃度不明 ) で抽出した後 ジエタノールアミン ヘキサメチルホスホリックトリアミド混合液中で加熱することによりメピコートクロリドを 1-メチルピペリジンに変換する 蒸留して n-ヘキサンに捕集し 高感度窒素 リン検出器付きガスクロマトグラフ (GC-NPD) 又はアルカリ熱イオン化検出器付きガスクロマトグラフ (GC-FTD) で定量する または 試料から 0.5 mol/l 塩酸 メタノール (1:3) 混液で抽出し カルボキシエチルシリル化シリカゲル (CBA) カラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ 質量分析計 (LC-MS) で定量する 定量限界 :0.01 ppm 1- メチルピペリジン 海外 試料から mol/l 塩酸 メタノール 水 (1:6:13) 混液で抽出し アルミナカラムを用いて精製した後 液体クロマトグラフ タンデム型質量分析計 (LC-MS/MS) で定量する または 0.5 mol/l 塩酸 メタノール (1:3) 混液で抽出し 塩基性としてn-ヘキサン及びジクロロメタンで洗浄する ジピクリルアミン複合体としてジクロロメタンに転溶した後 mol/l 塩酸で抽出する ジクロロメタンで洗浄した後 アルミナカラムを用いて精製し 電気伝導度検出器付きイオンクロマトグラフで定量する 定量限界 : 0.05~0.1 ppm () 作物残留試験結果 国内で実施された作物残留試験の結果の概要については別紙 1-1 海外で実施され た作物残留試験の結果の概要については別紙 1- 及び 1-3 を参照

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